JPH0720206Y2 - 昇降ラダー付き旋回式作業機 - Google Patents

昇降ラダー付き旋回式作業機

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JPH0720206Y2
JPH0720206Y2 JP85290U JP85290U JPH0720206Y2 JP H0720206 Y2 JPH0720206 Y2 JP H0720206Y2 JP 85290 U JP85290 U JP 85290U JP 85290 U JP85290 U JP 85290U JP H0720206 Y2 JPH0720206 Y2 JP H0720206Y2
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JP
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valve
lifting ladder
ladder
revolving
lowered
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JP85290U
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正幸 加藤
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば上部旋回体の後部側に昇降ラダーが設
けられた大型の油圧ショベル等の昇降ラダー付き旋回式
作業機に関する。
〔従来の技術〕
第3図および第4図に従来技術の昇降ラダー付き旋回式
作業機として大型の油圧ショベルを例に挙げて示す。
図において、1は下部走行体、2は該下部走行体1上に
旋回可能に搭載された上部旋回体を示し、該上部旋回体
2は旋回フレーム3上に機械室4,運転室5およびカウン
タウエイト6等が設けられ、機械室4内には原動機とし
てのエンジンおよび該エンジンによって回転駆動される
油圧ポンプ(いずれも図示せず)が設けられている。ま
た、旋回フレーム3の中央部には下部走行体1との間に
位置して旋回モータ等からなる旋回装置(図示せず)が
設けられ、該旋回装置は上部旋回体2を下部走行体1に
対して旋回させるようになっている。
7は旋回フレーム3の前部に俯仰動可能に設けられた作
業装置を示し、該作業装置7はブーム8,アーム9および
ローダバケット10等によって構成され、該ローダバケッ
ト10により土砂等の掘削作業を行うようになっている。
11は上部旋回体2の後部側に設けられた昇降ラダーを示
し、該昇降ラダー11は機械室4の左側に配設され、作業
者が機械室4および運転室5に乗り降りするときに、第
3図,第4図に二点鎖線で示す降下位置へと降下される
ようになっている。そして、該昇降ラダー11は走行時や
土砂等の掘削作業時に実線で示す上昇位置まで上昇さ
れ、上部旋回体2側に格納されるようになっている。
このように構成される従来技術の油圧ショベルでは、上
部旋回体2の機械室4および運転室5が地面(路面)か
ら数メートルの高さ位置に配設されているから、上部旋
回体2の後部側等に梯子としての昇降ラダー11を設け、
該昇降ラダー11を介して作業者が機械室4,運転室5に乗
り降りできるようにしている。そして、この昇降ラダー
11は実線で示す上昇位置と二点鎖線で示す降下位置との
間で適宜に昇降できるように構成され、走行時,旋回時
および土砂等の掘削作業時には作業者によって降下位置
から上昇位置へと上昇され、上部旋回体2側に格納され
るようになっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、上述した従来技術では、昇降ラダー11が上昇
位置にあるときでも、降下位置にあるときでも、下部走
行体1を走行させたり、上部旋回体2を旋回させたりす
ることができるようになっている。
このため、従来技術では、昇降ラダー11を降下位置へと
降ろした状態で上部旋回体2を旋回させた場合に、昇降
ラダー11の下端側が地面上の突起物や周囲の作業者等に
衝突することがあり、これらを損傷させるばかりでな
く、昇降ラダー11は破損されるという問題がある。
本考案は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもの
で、本考案は昇降ラダーを降下させたときに上部旋回体
が旋回するのを防止でき、安全性を向上できるようにし
た昇降ラダー付き旋回式作業機を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
上述した課題を解決するために本考案が採用する構成の
特徴は、昇降ラダーが上昇されているか、降下されてい
るかを検出する検出手段と、該検出手段からの信号に基
づき、前記昇降ラダーが降下されているときに、旋回装
置の作動を停止させる作動停止手段とを設けたことにあ
る。
〔作用〕
上記構成により、昇降ラダーが降下位置へと降ろされて
いるときには、旋回装置の作動を自動的に停止させるこ
とができ、上部旋回体が旋回するのを防止することがで
きる。
〔実施例〕 以下、本考案の実施例を第1図および第2図に基づいて
説明する。なお、実施例では前述した第3図に示す従来
技術と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を
省略するものとする。
図中、21は旋回装置を構成する旋回モータを示し、該旋
回モータ21は油圧ポンプ22からの圧油が主管路23A,23B
を介して給排されることにより回転駆動され、上部旋回
体2を下部走行体1に対して旋回させるようになってい
る。24は旋回モータ21と油圧ポンプ22,タンク25との間
に位置して主管路23A,23Bの途中に設けられた旋回用の
方向切換弁を示し、該方向切換弁24は4ポート3位置の
方向切換弁によって構成され、操作レバー24Aにより中
立位置(イ)から左,右の切換位置(ロ),(ハ)に切
換えられる。そして、該方向切換弁24は切換位置
(ロ),(ハ)で旋回モータ21の回転方向を逆転させる
ようになっている。
26は旋回モータ21と方向切換弁24との間に位置して主管
路23A,23Bの途中に設けられた作動停止手段としての開
閉弁を示し、該開閉弁26は4ポート2位置の油圧パイロ
ット式切換弁によって構成され、常時はばね26Aによっ
て開弁位置aにおかれるようになっている。また、該開
閉弁26は油圧パイロット部26Bが副油圧源27にパイロッ
ト管路28を介して接続され、副油圧源27からのパイロッ
ト圧により開弁位置aから閉弁位置bへと切換えられる
ようになっている。そして、該開閉弁26は閉弁位置bで
主管路23A,23Bの途中を遮断し、旋回モータ21を停止さ
せるようになっている。
29はパイロット管路28の途中に設けられた電磁弁を示
し、該電磁弁29は切換位置cに常時は切換えられ、パイ
ロット管路28内のパイロット圧をタンク圧まで低下させ
るようになっている。そして、該電磁弁29はソレノイド
部29Aが励磁されたときに、切換位置cから切換位置d
に切換えられ、この切換位置dで副油圧源27からの圧油
を油圧パイロット部26Bに作用させることにより、開閉
弁26を閉弁位置bに切換えさせるようになっている。
さらに、30は昇降ラダー11が上昇されているか、降下さ
れているかを検出する検出手段としての検出スイッチを
示し、該検出スイッチ30は昇降ラダー11に取付けられ、
該昇降ラダー11が第3図,第4図に実線で示す上昇位置
まで上げられたときに図示の如く開成され、これ以外の
ときには閉成されるようになっている。そして、該検出
スイッチ30は閉成されたときに電源としてのバッテリ31
からの電流でソレノイド部29Aを励磁させ、電磁弁29を
切換位置dへと切換えさせるようになっている。
本実施例による油圧ショベルは上述の如き油圧回路をも
って構成され、常時は方向切換弁24を中立位置(イ)か
ら切換位置(ロ),(ハ)に切換えることにより、旋回
モータ21が油圧ポンプ22からの圧油で正,逆転され、上
部旋回体2を下部走行体1上で旋回させることができ
る。そして、昇降ラダー11を上昇位置から降下位置に降
ろすと、検出スイッチ30が閉成されてソレノイド部29A
が励磁されるから、電磁弁29が切換位置cから切換位置
dに切換わり開閉弁26が副油圧源27からの圧油によって
開弁位置aから閉弁位置bへと切換わり主管路23A,23B
が途中で遮断され、旋回モータ21を操作レバー24Aの操
作に係りなく停止させることができる。
また、昇降ラダー11を降下位置から上昇させた場合で
も、該昇降ラダー11が上昇位置まで上げられて上部旋回
体2側に格納されるまでは検出スイッチ30が開成されな
いから、開閉弁26を閉弁位置bに保持して旋回モータ21
を停止状態に保持でき、これによって、昇降ラダー11が
完全に上昇位置へと格納されていないことを作業者に知
らせることができる。そして、昇降ラダー11を上昇位置
へと完全に上げた状態では、検出スイッチ30が図示の如
く開成されてソレノイド部29Aが消磁されるから、電磁
弁29が切換位置dから切換位置cに再び切換えられて、
開閉弁26が開弁位置aに戻されるようになり、操作レバ
ー24Aの操作で方向切換弁24を中立位置(イ)から切換
位置(ロ),(ハ)に切換えられることにより、旋回モ
ータ21を回転させて上部旋回体2を任意の方向に旋回さ
せることができる。
従って、本実施例によれば、昇降ラダー11を上昇位置ま
で上げて上部旋回体2側に格納させているとき以外は、
検出スイッチ30を閉成させて、開閉弁26を閉弁位置bに
保持でき、旋回モータ21を停止させ続けることができる
から、昇降ラダー11が上昇位置から降下されているとき
に、上部旋回体2が旋回するのを確実に防止でき、昇降
ラダー11の下端側が周囲の突起物等に衝突する等の問題
がなくなり、安全性を向上させることができる等、種々
の効果を奏する。
次に、第2図は本考案の第2の実施例を示し、本実施例
では前記第1の実施例と同一の構成要素に同一の符号を
付し、その説明を省略するものとするに、本実施例の特
徴は、主管路23A,23Bの途中に設ける方向切換弁41を6
ポート3位置の油圧パイロット式方向切換弁によって構
成し、該方向切換弁41の油圧パイロット部41A,41Bに接
続されるパイロット管路42A,42Bの途中に作動停止手段
としての電磁弁43A,43Bを設けたことにある。
ここで、パイロット管路42A,42Bは減圧弁型パイロット
弁44を介して副油圧源45に接続され、電磁弁43A,43Bが
切換位置eにあるときには、パイロット弁44の操作レバ
ー44Aを操作することによって、方向切換弁41を中立位
置(イ)から切換位置(ロ),(ハ)に切換えるように
なっている。また、検出スイッチ30を閉成して電磁弁43
A,43Bのソレノイド部46A,46Bを励磁したときには、該電
磁弁43A,43Bが切換位置eから切換位置fに自動切換さ
れ、操作レバー44Aの操作に係りなく方向切換弁41を中
立位置(イ)に保持でき、旋回モータ21を停止させるよ
うになっている。
かくして、このように構成される本実施例でも、昇降ラ
ダー11が上昇位置にあるとき以外は電磁弁43A,43Bを切
換位置fに切換えて、方向切換弁41を中立位置(イ)に
保持することにより、上部旋回体2を停止させることが
でき、前記第1の実施例とほぼ同様の作用効果を得るこ
とができる。
なお、前記各実施例では、昇降ラダー11が上昇位置にあ
るときに検出スイッチ30を開成させ、これ以外のときに
は閉成させるものとして述べたが、これに替えて、昇降
ラダー11が降下位置まで降ろされたときに検出スイッチ
30を閉成させ、これ以外のときに開成させるようにして
もよい。
また、前記各実施例では、昇降ラダー11が降下されたと
きに旋回モータ21を停止させるものとして述べたが、旋
回モータ21以外に、例えば走行モータ等の油圧アクチュ
エータを停止させるようにしてもよく、走行時の安全性
も確保するのが可能となる。
〔考案の効果〕
以上詳述した通り、本考案によれば、昇降ラダーが降下
されているときに旋回装置の作動を停止させるようにし
たから、昇降ラダーを降下させた状態で上部旋回体を旋
回させるようにしても、上部旋回体の旋回動作を確実に
停止させることができ、昇降ラダーの下端側が周囲の突
起物や作業者等に衝突するのを防止でき、作業時の安全
性を向上できると共に、昇降ラダーや上部旋回体等の破
損を効果的に防止できる等、種々の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例を示す油圧回路図、第2
図は第2の実施例を示す油圧回路図、第3図および第4
図は従来技術を示し、第3図は油圧ショベルの全体図、
第4図は昇降ラダー等を示す第3図中の要部拡大図であ
る。 1……下部走行体、2……上部旋回体、7……作業装
置、11……昇降ラダー、21……旋回モータ(旋回装
置),22……油圧ポンプ、23A,23B……主管路、24,41…
…方向切換弁、26……開閉弁(作動停止手段)、27,45
……副油圧源、29……電磁弁、30……検出スイッチ(検
出手段)、43A,43B……電磁弁(作動停止手段),44……
減圧弁型パイロット弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能
    に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体の前部に俯仰
    動可能に設けられた作業装置と、前記下部走行体と上部
    旋回体との間に設けられ、該上部旋回体を下部走行体に
    対して旋回させる旋回装置と、前記上部旋回体に作業者
    が乗り降りすべく、前記上部旋回体に昇降可能に設けら
    れた昇降ラダーとからなる昇降ラダー付き旋回式作業機
    において、前記昇降ラダーが上昇されているか、降下さ
    れているかを検出する検出手段と、該検出手段からの信
    号に基づき、前記昇降ラダーが降下されているときに、
    前記旋回装置の作動を停止させる作動停止手段とを設け
    たことを特徴とする昇降ラダー付き旋回式作業機。
JP85290U 1990-01-09 1990-01-09 昇降ラダー付き旋回式作業機 Expired - Lifetime JPH0720206Y2 (ja)

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