JP3692228B2 - 干渉防止機能付き建設作業機械 - Google Patents
干渉防止機能付き建設作業機械 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3692228B2 JP3692228B2 JP35128697A JP35128697A JP3692228B2 JP 3692228 B2 JP3692228 B2 JP 3692228B2 JP 35128697 A JP35128697 A JP 35128697A JP 35128697 A JP35128697 A JP 35128697A JP 3692228 B2 JP3692228 B2 JP 3692228B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- boom
- bucket
- area
- cab
- entry prohibition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02F—DREDGING; SOIL-SHIFTING
- E02F9/00—Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
- E02F9/20—Drives; Control devices
- E02F9/2025—Particular purposes of control systems not otherwise provided for
- E02F9/2033—Limiting the movement of frames or implements, e.g. to avoid collision between implements and the cabin
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は作業機を搭載し、運転室の少なくとも前方および上方に設定された進入禁止領域に作業機の一部が進入したことを検知した時に、その進入動作を停止させる干渉防止機能を具えた干渉防止機能付き建設作業機械の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
油圧ショベルに代表される作業機を搭載した建設機械は旋回体に回動自在に支持されたブームの先端に回動自在にアームが支持され、さらにアームの先端に回動自在にバケットが支持され、これらの機構部材間に取り付けられたシリンダーを伸縮させて主にバケットを所望の空間位置に移動させることにより、所望の作業を行わせることができるようになっている。上述の作業機にはできるだけ広い作業空間を許容するように上記シリンダーの伸縮長が設定されているので、作業の過程で作業機の一部が思いがけずに運転室に衝突する虞がある。
【0003】
そこで、従来より作業機と運転室との衝突を防止するための様々な提案が為されている。例えば、特開平4−11128号公報には運転室の前方側および側方側にそれぞれ第1干渉危険領域と第2干渉危険領域を設定し、さらに、これらの干渉危険領域の外に減速領域を設定して、この減速領域にバケットが進入した時に上記干渉危険領域に従って第1ブーム、第2ブームおよびアームの速度を徐々に低下させ、最も運転室に近い第2干渉危険領域では作業機の機構部材の運転室に近付く動作を全て禁止すると共に、その外側に位置する第1干渉危険領域では第1ブーム、第2ブームおよびアームの運転室に近付く動作のみを規制するようにした作業機の干渉防止装置の発明が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、都市部の狭い道路や限られた空間で行われる土木作業に適したように小回りの効く小型の油圧ショベルが使われるようになっている。かかる小型ショベルでは狭い道路でも容易に後方に旋回できるように、作業機を旋回体側に引込み収納できるようにする等の設計的配慮が為されたものもある。このような小型油圧ショベルを用いて前方の掘削土砂をバケットに載せて後方に駐車する土砂積載トラックに積荷する場合には、バケットが道路脇の建物等に当たらないように、掘削土砂を載せたバケットを上方に持ち上げて旋回中心側に引き寄せた後、後方に旋回し、バケットを下方に降ろして土砂積載トラックの荷台上に放土する作業が繰り返される。
【0005】
図4は小型油圧ショベルによる上述の掘削土砂の荷積み作業の様子を示す側面図である。同図はバケットに前方の掘削土砂を載せて持ち上げた状態を示している。バケット1の爪先11の仮想回動軌跡ci が減速境界B1 の内部に進入した時はバケット1が進入禁止境界B0 に近付くようなアーム2、第2ブーム3および第1ブーム4の動作は減速され、仮想回動軌跡ci が進入禁止境界B0 に達すると進入禁止境界B0 の内部に進入するようなアーム2、第2ブーム3および第1ブーム4の動作は禁止される、つまり、バケット1の爪先11の仮想回動軌跡ci が進入禁止境界B0 に到達した時点でバケット1の進入禁止境界B0 に向かう動作を停止させるべく、当該シリンダーの方向切替弁を速やかに中立位置に切り替える。
【0006】
ところで、作業機が図4に示す状態にあった時に、第1ブーム4だけを上げ操作した場合について考えると、爪先11の仮想回動軌跡ci は間もなく減速境界B1 の内部に進入し、やがて進入禁止境界B0 に到達する。これに伴い、油圧ショベル10の干渉防止装置が働き、第1ブーム4の上げ動作は減速され、進入禁止境界B0 内に進入すると強制的に停止させられてしまう。ところが、この位置にある場合には、仮に、第1ブーム4を停止させることなく上げ動作を継続させたとしても、バケット1は運転室5に衝突することなく、その上部を通過するだけなので、この場合は上記動作を禁止しなければならない理由はない。にも拘らず、干渉防止装置は作業機の考えられるあらゆる動作に対して運転室5との衝突回避機能を発揮できるように設計されているため、第1ブーム4の上げ動作は途中で禁止され、強制的に停止させられる。
【0007】
そこで、操作者は止むなく、その時点で一旦、第1ブーム4の上げ動作を中止して、バケット1を進入禁止境界B0 から離間する方向に戻し操作した後、改めて第1ブーム4の上げ操作をし直さなければならない。もしも、上述の困難を避けようとすると、バケット1を進入禁止境界B0 から遠く離して第1ブーム4の上げ操作をしなければならない。従って、例えば、狭い道路や限られた空間で後方に駐車する土砂積載トラックの荷台上に放土する作業を行う場合には、土砂を積み込んだバケット1を持ち上げた後、旋回体を旋回させ、バケット1を降下させて放土する作業を頻繁に行わなければならないので、上述のようなブーム上げ作業の中断や進入禁止境界B0 の回避操作は操作者にとって煩わしいばかりでなく、荷積作業の作業効率が低下してしまう。
【0008】
本発明は従来技術におけるかかる不具合を解消して、バケットと運転室との干渉防止機能を維持しながら、狭い道路や限られた作業空間で旋回操作を行う場合等に、ブーム上げ操作の中断等の作業性の低下を来す虞の少ない干渉防止機能付き建設作業機械を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために、前記バケットの垂直位置を移動させる前記ブームのみを上げ動作させた時、前記バケットが前記運転室に接触することのないブーム上許可領域を設定し、このブーム上許可領域を、前記ブームの回動支点を中心として前記運転室の上部前方から前記運転室の上部中央よりも後方にかけて描かれる円弧の外側における前記進入禁止領域内の領域とし、前記バケットが前記進入禁止領域に進入し、かつ、前記ブーム上許可領域を逸脱しないことを前記検知手段が検知した時は、前記ブームの上げ動作のみを許容したものであり、好ましくは、バケットが回動支点を中心に回動した時にバケットの爪先の軌跡が進入禁止領域に進入し、かつ、ブーム上許可領域を逸脱しないことを検知手段が検知した時に、ブームのみの上げ動作を許容したものである。また、前記円弧は、ブームを上げ動作させた時にバケットが運転室に接触することのない最小の半径の円弧とするのが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明を具体化した一具体例を詳細に説明する。図1は油圧ショベルの油圧回路の要部回路図、図2は油圧ショベルの側面図である。従来例と同一または同一と見做せる個所には同一の符号を付し、その重複する説明を省略する。これらの図において、6,7,8は作業機をそれぞれ駆動するアームシリンダー、第2ブームシリンダーおよび第1ブームシリンダー、12,13,14はそれぞれアーム2、第2ブーム3および第1ブーム4の相対回動角を検出するアーム角センサー、第2ブーム角センサーおよび第1ブーム角センサー、15はアーム角センサー12、第2ブーム角センサー13および第1ブーム角センサー14が検出した各角度検出信号α,β,γに基づいてアーム2掻込み、第2ブーム3左および第1ブーム4上げ動作を許容、減速または停止させる弁駆動信号t1 ,t3 ,t2 を生成する演算装置、16,17,18はそれぞれアーム用操作桿、第2ブーム用操作桿および第1ブーム用操作桿である。
【0011】
23,24はそれぞれアクチュエーター駆動用の主油圧ポンプおよびパイロット油圧ポンプ、25,26,27はそれぞれアーム用方向切替弁、第2ブーム用方向切替弁および第1ブーム用方向切替弁、28,29,30はそれぞれアーム用パイロット弁、第2ブーム用パイロット弁および第1ブーム用パイロット弁、31,32,33はそれぞれ掻込み動作のアーム用パイロット弁28からアーム用方向切替弁25の一方のパイロット受圧室に接続されたパイロット管路T1 のパイロット圧を弁駆動信号t1 に応じて減圧するアーム用電磁比例減圧弁、左方動作の第2ブーム用パイロット弁29から第2ブーム用方向切替弁26の一方のパイロット受圧室に接続されたパイロット管路T2 のパイロット圧を弁駆動信号t2 に従って切り替える第2ブーム用電磁切替弁および上方動作の第1ブーム用パイロット弁30から第1ブーム用方向切替弁27の一方のパイロット受圧室に接続されたパイロット管路T3 のパイロット圧を弁駆動信号t3 に応じて減圧する第1ブーム用電磁比例減圧弁である。なお、第2ブーム3および第1ブーム4はバケット1のそれぞれ油圧ショベル10に対する垂直方向および水平方向の回動位置を規定する作業機構部材である。
【0012】
図3はバケット干渉防止処理の流れ図である。同図を参照してバケット1の運転室5に対する干渉防止処理の動作を説明する。演算装置15にはアーム角センサー12、第2ブーム角センサー13および第1ブーム角センサー14がそれぞれアーム2、第2ブーム3および第1ブーム4の相対回動角を検出した各角度検出信号α,β,γが常に入力されており(S1)、演算装置15はこの角度検出信号α,β,γに基づいてアーム2の先端、即ち、バケット1の回動支点の座標を演算する(S2)。そして、バケット1の爪先11の仮想回動軌跡ci 、即ち、バケット1の回動支点から半径r1 の円弧の座標を演算する(S3)。
【0013】
次に、このバケット1の爪先11の仮想回動軌跡ci が減速領域、即ち、減速境界B1 の内部に入っているか否かを判断する(S4)。その判断結果が然りならば、さらに、バケット1の爪先11の仮想回動軌跡ci が進入禁止領域、即ち、進入禁止境界B0 の内部に入っているか否かを判断する(S5)。そして、その判断結果が然りならば、さらに、バケット1の爪先11の仮想回動軌跡ci がブーム上許可領域(図2で破線で示す領域)、即ち、第1ブーム4の回動支点から半径r0 のブーム上許可境界c0 の上部領域のみにあるか否かを判断する(S6)。なお、この半径r0 は第1ブーム4を上方に回動操作した時、バケット1の爪先11の仮想回動軌跡ci が運転室5に接触ないしは交差することのない最小の半径として予め設定されている。
【0014】
手順S4の判断結果が否、即ち、バケット1の爪先11の仮想回動軌跡ci が図2に示すように、減速境界B1 の内部に入っていない場合はバケット1が何のように回動しても運転室5に接触する虞はないから、通常処理(S7)、即ち、アーム用電磁比例減圧弁31および第1ブーム用電磁比例減圧弁33にそれぞれ大きな電流値の弁駆動信号t1 ,t3 を供給して全開状態にすると共に、第2ブーム用電磁切替弁32にハイの弁駆動信号t2 を供給して開状態にする。これにより、図1に示す油圧回路は実質的にアーム用電磁比例減圧弁31、第2ブーム用電磁切替弁32および第1ブーム用電磁比例減圧弁33が存在しない油圧回路、即ち、従来の油圧回路と同等の動作を行う。
【0015】
次に、手順S5の判断結果が否、即ち、バケット1の爪先11の仮想回動軌跡ci が進入禁止境界B0 に向かって、減速境界B1 の内部に入っていて進入禁止境界B0 の内部に入っていない、即ち、減速領域のみに入り込んでいた場合は、バケット1が何のように回動しても運転室5に接触する虞はないが、進入禁止境界B0 に急速に近付くと運転室5に接触する可能性があるので、減速処理(S8)、即ち、アーム用電磁比例減圧弁31および第1ブーム用電磁比例減圧弁33にそれぞれ進入禁止境界B0 からの距離に応じた所定電流の弁駆動信号t1 ,t3 を供給して、それぞれ掻込み動作のアーム用パイロット弁28からアーム用方向切替弁25の一方のパイロット受圧室に導かれるパイロット圧、および上方動作の第1ブーム用パイロット弁30から第1ブーム用方向切替弁27の一方のパイロット受圧室に導かれるパイロット圧を進入禁止境界B0 からの距離に応じた値に減圧する。
【0016】
また、手順S6の判断結果が否、即ち、バケット1の爪先11の仮想回動軌跡ci が進入禁止境界B0 の内部に入っていて、ブーム上許可領域、即ち、ブーム上許可境界c0 の上部から下方にはみ出していた場合は、第1ブーム4のみを上方に回動操作した時でもバケット1の爪先11が運転室5に接触する虞があるので、従来と同様の停止処理(S9)、即ち、バケット1の爪先11の仮想回動軌跡ci が進入禁止境界B0 に向かうような全ての動作を停止させる。つまり、アーム用電磁比例減圧弁31および第1ブーム用電磁比例減圧弁33にそれぞれ導かれていた弁駆動信号t1 ,t3 を0にして、これらの電磁比例減圧弁31,33の開口面積を0にし、パイロット管路T1 ,T3 を閉路すると共に、第2ブーム用電磁切替弁32に導かれていた弁駆動信号t2 を0にして、第2ブーム用電磁切替弁32を閉じてパイロット管路T2 を閉路し、アーム用方向切替弁25、第2ブーム用方向切替弁26および第1ブーム用方向切替弁27を全て強制的に中立位置に戻させ、アーム用操作桿16、第2ブーム用操作桿17および第1ブーム用操作桿18の操作の如何に拘らずアーム2の掻込み動作、第2ブーム3の左方動作および第1ブーム4の上げ動作を停止させる。
【0017】
手順S6の判断結果が然り、即ち、バケット1の爪先11の仮想回動軌跡ci が進入禁止境界B0 の内部に入っていて、ブーム上許可領域のみにあったならば、第1ブーム4を上方に回動させてもバケット1の爪先11が運転室5に接触する虞はないので、第1ブーム4の緩やかな上げ動作のみを許容して他の進入禁止境界B0 に向かうような全ての動作を停止させるブーム上許可処理(S10)を行う。つまり、第1ブーム用電磁比例減圧弁33にあまり大きくない電流値の弁駆動信号t3 を供給して半開状態にし、操作者の第1ブーム用操作桿18の操作による上方動作の第1ブーム用パイロット弁30からのパイロット圧がパイロット管路T3 を通じて第1ブーム用方向切替弁27の一方のパイロット受圧室に僅かに伝達されるようにすると共に、アーム用電磁比例減圧弁31および第2ブーム用電磁切替弁32に伝達されていた弁駆動信号t1 ,t2 を0にして、それらを閉じてパイロット管路T1 ,T2 を閉路し、アーム用方向切替弁25および第2ブーム用方向切替弁26を強制的に中立位置に戻させ、アーム2の掻込み動作および第2ブーム3の左動作を停止させる。
【0018】
このように、この具体例ではバケット1の爪先11の仮想回動軌跡ci が進入禁止境界B0 の内部に進入した場合であっても、それが第1ブーム4の回動支点から半径r0 のブーム上許可境界c0 の上部のみにある場合には、第1ブーム4を上方に回動させる操作が許可され、第1ブーム4の緩やかな上げ動作が可能になるから、運転室5との干渉を防止しながら、例えば、油圧ショベル10の旋回体を狭い空間で旋回させるために第1ブーム4のみを上方に回動させる動作を継続して実施することができるから、荷積作業の作業効率を著しく向上できる。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1記載の発明によれば、バケットが進入禁止領域に進入し、かつ、ブーム上許可領域を逸脱しないことを検知手段が検知した時に、ブームの上げ動作のみを許容したので、バケットと運転室との干渉防止機能を維持しながら、狭い道路や限られた作業空間で旋回操作を行う場合等に、ブーム上げ操作の中断等の荷積作業の作業性が低下するのを防止することができる。
請求項2記載の発明によれば、バケットが回動支点を中心に回動した時にバケットの爪先の軌跡が進入禁止領域に進入し、かつ、ブーム上許可領域を逸脱しないことを検知手段が検知した時に、ブームのみの上げ動作を許容したので、バケットが進入禁止領域に進入したか否か、あるいは、ブーム上許可領域を逸脱しないか否かを容易かつ確実に検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体例に係る油圧ショベルの油圧回路の要部回路図
【図2】同じく、油圧ショベルの側面図
【図3】バケット干渉防止処理の流れ図
【図4】油圧ショベルによる掘削土砂の荷積み作業の様子を示す側面図
【符号の説明】
1 バケット
2 アーム
3 第2ブーム
4 第1ブーム
5 運転室
6 アームシリンダー
7 第2ブームシリンダー
8 第1ブームシリンダー
10 油圧ショベル
12 アーム角センサー
13 第2ブーム角センサー
14 第1ブーム角センサー
25 アーム用方向切替弁
26 第2ブーム用方向切替弁
27 第1ブーム用方向切替弁
28 アーム用パイロット弁
29 第2ブーム用パイロット弁
30 第1ブーム用パイロット弁
31 アーム用電磁比例減圧弁
32 第2ブーム用電磁切替弁
33 第1ブーム用電磁比例減圧弁
Claims (3)
- シリンダーの伸縮動作によりブームおよびアームが屈伸して先端部に設けられたバケットにより建設作業を行う作業機を搭載し、操作者が操作を行う運転室の少なくとも前方および上方に、作業機の一部が進入することを禁止する進入禁止領域が設定され、作業機の位置を検知する検知手段が、作業機の一部が前記進入禁止領域に進入したことを検知した時は、作業機の一部が前記進入禁止領域に進入する動作を停止させる干渉防止機能を具えた干渉防止機能付き建設作業機械において、
前記バケットの垂直位置を移動させる前記ブームのみを上げ動作させた時、前記バケットが前記運転室に接触することのないブーム上許可領域を設定し、
このブーム上許可領域を、前記ブームの回動支点を中心として前記運転室の上部前方から前記運転室の上部中央よりも後方にかけて描かれる円弧の外側における前記進入禁止領域内の領域とし、
前記バケットが前記進入禁止領域に進入し、かつ、前記ブーム上許可領域を逸脱しないことを前記検知手段が検知した時は、前記ブームの上げ動作のみを許容したことを特徴とする干渉防止機能付き建設作業機械。 - バケットが回動支点を中心に回動した時に前記バケットの爪先の軌跡が進入禁止領域に進入し、かつ、ブーム上許可領域を逸脱しないことを検知手段が検知した時に、ブームのみの上げ動作を許容したことを特徴とする請求項1記載の干渉防止機能付き建設作業機械。
- 前記円弧を、前記ブームを上げ動作させた時に前記バケットが前記運転室に接触することのない最小の半径の円弧としたことを特徴とする請求項1記載の干渉防止機能付き建設作業機械。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35128697A JP3692228B2 (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | 干渉防止機能付き建設作業機械 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35128697A JP3692228B2 (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | 干渉防止機能付き建設作業機械 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11181821A JPH11181821A (ja) | 1999-07-06 |
JP3692228B2 true JP3692228B2 (ja) | 2005-09-07 |
Family
ID=18416287
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35128697A Expired - Fee Related JP3692228B2 (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | 干渉防止機能付き建設作業機械 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3692228B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4473057B2 (ja) * | 2004-07-06 | 2010-06-02 | 日立建機株式会社 | 建設機械の干渉防止装置 |
JP5072905B2 (ja) * | 2009-05-13 | 2012-11-14 | 日立建機株式会社 | 建設機械の干渉防止装置 |
JP6067412B2 (ja) * | 2013-02-26 | 2017-01-25 | 住友建機株式会社 | 建設機械の干渉防止装置 |
JP6539630B2 (ja) * | 2016-09-30 | 2019-07-03 | 株式会社日立建機ティエラ | 超小旋回型油圧ショベル |
WO2018155567A1 (ja) | 2017-02-22 | 2018-08-30 | 住友建機株式会社 | ショベル |
JP7281975B2 (ja) * | 2019-06-18 | 2023-05-26 | 株式会社小松製作所 | 作業機械、システムおよび作業機械の制御方法 |
US11739499B2 (en) | 2020-10-23 | 2023-08-29 | Caterpillar Inc. | Different boundaries for implement functions with virtual fence to avoid tire or structural damage |
-
1997
- 1997-12-19 JP JP35128697A patent/JP3692228B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11181821A (ja) | 1999-07-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6625575B2 (ja) | 建設機械 | |
JP3692228B2 (ja) | 干渉防止機能付き建設作業機械 | |
JP6067412B2 (ja) | 建設機械の干渉防止装置 | |
JPH06146329A (ja) | バックホウ | |
JP2793950B2 (ja) | 作業機の運転室干渉防止装置 | |
JP3461407B2 (ja) | 油圧ショベルの運転室干渉防止装置 | |
JP3652100B2 (ja) | 建設機械のフロント制御装置 | |
JP3310776B2 (ja) | 作業機の干渉防止装置 | |
JPH08302754A (ja) | 作業機のブーム速度制御装置 | |
JP2571299B2 (ja) | バックホウの制御装置 | |
JP3133520B2 (ja) | バックホウ | |
JP2539471Y2 (ja) | 油圧ショベルのフロント駆動回路 | |
JPS63219731A (ja) | 建設機械 | |
JP2574050B2 (ja) | バックホウの作業用操作構造 | |
JPH0617452A (ja) | バックホウ | |
JP2624391B2 (ja) | バックホウ | |
JPH04333730A (ja) | バックホウ | |
JPH01192920A (ja) | 建設機械 | |
JP2500452Y2 (ja) | 油圧ショベルのフロント駆動回路 | |
JPH06136783A (ja) | 建設機械の作業範囲制御方法 | |
JP2744569B2 (ja) | バックホウ | |
JP2688131B2 (ja) | バックホウ | |
JPH03110223A (ja) | 建設機械の旋回制御装置 | |
JPH06146326A (ja) | バックホウ | |
JP2525993Y2 (ja) | 作業機のエンジン回転数制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040826 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040831 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041029 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050614 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050620 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090624 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100624 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110624 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110624 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120624 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120624 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130624 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |