JPH11181821A - 干渉防止機能付き建設作業機械 - Google Patents

干渉防止機能付き建設作業機械

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JPH11181821A
JPH11181821A JP35128697A JP35128697A JPH11181821A JP H11181821 A JPH11181821 A JP H11181821A JP 35128697 A JP35128697 A JP 35128697A JP 35128697 A JP35128697 A JP 35128697A JP H11181821 A JPH11181821 A JP H11181821A
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利明 西田
Hiroyuki Adachi
宏之 足立
Kazuhiro Shibamori
一浩 柴森
Junichi Hosono
純一 細野
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    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/20Drives; Control devices
    • E02F9/2025Particular purposes of control systems not otherwise provided for
    • E02F9/2033Limiting the movement of frames or implements, e.g. to avoid collision between implements and the cabin

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バケットと運転室との干渉防止機能を維持し
ながら、狭い道路や限られた作業空間で旋回操作を行う
場合等に、ブーム上げ操作の中断等の作業性の低下を来
す虞の少ない干渉防止機能付き建設作業機械を提供す
る。 【解決手段】 演算装置15はアーム角センサー12、
第2ブーム角センサー13および第1ブーム角センサー
14が検出したアーム、第2ブームおよび第1ブームの
各相対角度検出信号α,β,γに基づいてアームの先端
の座標を演算すると共にバケット1の爪先11の仮想回
動軌跡の座標を演算し、これが進入禁止領域の内部に入
っており、さらに、ブーム上許可領域のみにあるか否か
を判断し、その判断結果が然りならば、第1ブーム用電
磁比例減圧弁33に弁駆動信号t3を供給して半開状態
にし、操作者の第1ブーム用操作桿18の操作による上
方動作の第1ブーム用パイロット弁30からのパイロッ
ト圧が第1ブーム用方向切替弁27の一方のパイロット
受圧室に僅かに伝達されるようにすることにより、第1
ブームをゆっくり上昇させることができるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は作業機を搭載し、運
転室の少なくとも前方および上方に設定された進入禁止
領域に作業機の一部が進入したことを検知した時に、そ
の進入動作を停止させる干渉防止機能を具えた干渉防止
機能付き建設作業機械の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベルに代表される作業機を搭載
した建設機械は旋回体に回動自在に支持されたブームの
先端に回動自在にアームが支持され、さらにアームの先
端に回動自在にバケットが支持され、これらの機構部材
間に取り付けられたシリンダーを伸縮させて主にバケッ
トを所望の空間位置に移動させることにより、所望の作
業を行わせることができるようになっている。上述の作
業機にはできるだけ広い作業空間を許容するように上記
シリンダーの伸縮長が設定されているので、作業の過程
で作業機の一部が思いがけずに運転室に衝突する虞があ
る。
【0003】そこで、従来より作業機と運転室との衝突
を防止するための様々な提案が為されている。例えば、
特開平4−11128号公報には運転室の前方側および
側方側にそれぞれ第1干渉危険領域と第2干渉危険領域
を設定し、さらに、これらの干渉危険領域の外に減速領
域を設定して、この減速領域にバケットが進入した時に
上記干渉危険領域に従って第1ブーム、第2ブームおよ
びアームの速度を徐々に低下させ、最も運転室に近い第
2干渉危険領域では作業機の機構部材の運転室に近付く
動作を全て禁止すると共に、その外側に位置する第1干
渉危険領域では第1ブーム、第2ブームおよびアームの
運転室に近付く動作のみを規制するようにした作業機の
干渉防止装置の発明が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、都市部の狭
い道路や限られた空間で行われる土木作業に適したよう
に小回りの効く小型の油圧ショベルが使われるようにな
っている。かかる小型ショベルでは狭い道路でも容易に
後方に旋回できるように、作業機を旋回体側に引込み収
納できるようにする等の設計的配慮が為されたものもあ
る。このような小型油圧ショベルを用いて前方の掘削土
砂をバケットに載せて後方に駐車する土砂積載トラック
に積荷する場合には、バケットが道路脇の建物等に当た
らないように、掘削土砂を載せたバケットを上方に持ち
上げて旋回中心側に引き寄せた後、後方に旋回し、バケ
ットを下方に降ろして土砂積載トラックの荷台上に放土
する作業が繰り返される。
【0005】図4は小型油圧ショベルによる上述の掘削
土砂の荷積み作業の様子を示す側面図である。同図はバ
ケットに前方の掘削土砂を載せて持ち上げた状態を示し
ている。バケット1の爪先11の仮想回動軌跡ci が減
速境界B1 の内部に進入した時はバケット1が進入禁止
境界B0 に近付くようなアーム2、第2ブーム3および
第1ブーム4の動作は減速され、仮想回動軌跡ci が進
入禁止境界B0 に達すると進入禁止境界B0 の内部に進
入するようなアーム2、第2ブーム3および第1ブーム
4の動作は禁止される、つまり、バケット1の爪先11
の仮想回動軌跡ci が進入禁止境界B0 に到達した時点
でバケット1の進入禁止境界B0 に向かう動作を停止さ
せるべく、当該シリンダーの方向切替弁を速やかに中立
位置に切り替える。
【0006】ところで、作業機が図4に示す状態にあっ
た時に、第1ブーム4だけを上げ操作した場合について
考えると、爪先11の仮想回動軌跡ci は間もなく減速
境界B1 の内部に進入し、やがて進入禁止境界B0 に到
達する。これに伴い、油圧ショベル10の干渉防止装置
が働き、第1ブーム4の上げ動作は減速され、進入禁止
境界B0 内に進入すると強制的に停止させられてしま
う。ところが、この位置にある場合には、仮に、第1ブ
ーム4を停止させることなく上げ動作を継続させたとし
ても、バケット1は運転室5に衝突することなく、その
上部を通過するだけなので、この場合は上記動作を禁止
しなければならない理由はない。にも拘らず、干渉防止
装置は作業機の考えられるあらゆる動作に対して運転室
5との衝突回避機能を発揮できるように設計されている
ため、第1ブーム4の上げ動作は途中で禁止され、強制
的に停止させられる。
【0007】そこで、操作者は止むなく、その時点で一
旦、第1ブーム4の上げ動作を中止して、バケット1を
進入禁止境界B0 から離間する方向に戻し操作した後、
改めて第1ブーム4の上げ操作をし直さなければならな
い。もしも、上述の困難を避けようとすると、バケット
1を進入禁止境界B0 から遠く離して第1ブーム4の上
げ操作をしなければならない。従って、例えば、狭い道
路や限られた空間で後方に駐車する土砂積載トラックの
荷台上に放土する作業を行う場合には、土砂を積み込ん
だバケット1を持ち上げた後、旋回体を旋回させ、バケ
ット1を降下させて放土する作業を頻繁に行わなければ
ならないので、上述のようなブーム上げ作業の中断や進
入禁止境界B0 の回避操作は操作者にとって煩わしいば
かりでなく、荷積作業の作業効率が低下してしまう。
【0008】本発明は従来技術におけるかかる不具合を
解消して、バケットと運転室との干渉防止機能を維持し
ながら、狭い道路や限られた作業空間で旋回操作を行う
場合等に、ブーム上げ操作の中断等の作業性の低下を来
す虞の少ない干渉防止機能付き建設作業機械を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、バケットの垂直位置を移動させるブームの
みを上げ動作させた時、バケットが運転室に接触するこ
とのないブーム上許可領域を設定し、バケットが進入禁
止領域に進入し、かつ、ブーム上許可領域を逸脱しない
ことを検知手段が検知した時は、ブームの上げ動作のみ
を許容したものであり、好ましくは、バケットが回動支
点を中心に回動した時にバケットの爪先の軌跡が進入禁
止領域に進入し、かつ、ブーム上許可領域を逸脱しない
ことを検知手段が検知した時に、ブームのみの上げ動作
を許容したものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を具
体化した一具体例を詳細に説明する。図1は油圧ショベ
ルの油圧回路の要部回路図、図2は油圧ショベルの側面
図である。従来例と同一または同一と見做せる個所には
同一の符号を付し、その重複する説明を省略する。これ
らの図において、6,7,8は作業機をそれぞれ駆動す
るアームシリンダー、第2ブームシリンダーおよび第1
ブームシリンダー、12,13,14はそれぞれアーム
2、第2ブーム3および第1ブーム4の相対回動角を検
出するアーム角センサー、第2ブーム角センサーおよび
第1ブーム角センサー、15はアーム角センサー12、
第2ブーム角センサー13および第1ブーム角センサー
14が検出した各角度検出信号α,β,γに基づいてア
ーム2掻込み、第2ブーム3左および第1ブーム4上げ
動作を許容、減速または停止させる弁駆動信号t1 ,t
3 ,t2 を生成する演算装置、16,17,18はそれ
ぞれアーム用操作桿、第2ブーム用操作桿および第1ブ
ーム用操作桿である。
【0011】23,24はそれぞれアクチュエーター駆
動用の主油圧ポンプおよびパイロット油圧ポンプ、2
5,26,27はそれぞれアーム用方向切替弁、第2ブ
ーム用方向切替弁および第1ブーム用方向切替弁、2
8,29,30はそれぞれアーム用パイロット弁、第2
ブーム用パイロット弁および第1ブーム用パイロット
弁、31,32,33はそれぞれ掻込み動作のアーム用
パイロット弁28からアーム用方向切替弁25の一方の
パイロット受圧室に接続されたパイロット管路T1 のパ
イロット圧を弁駆動信号t1 に応じて減圧するアーム用
電磁比例減圧弁、左方動作の第2ブーム用パイロット弁
29から第2ブーム用方向切替弁26の一方のパイロッ
ト受圧室に接続されたパイロット管路T2 のパイロット
圧を弁駆動信号t2 に従って切り替える第2ブーム用電
磁切替弁および上方動作の第1ブーム用パイロット弁3
0から第1ブーム用方向切替弁27の一方のパイロット
受圧室に接続されたパイロット管路T3 のパイロット圧
を弁駆動信号t3 に応じて減圧する第1ブーム用電磁比
例減圧弁である。なお、第2ブーム3および第1ブーム
4はバケット1のそれぞれ油圧ショベル10に対する垂
直方向および水平方向の回動位置を規定する作業機構部
材である。
【0012】図3はバケット干渉防止処理の流れ図であ
る。同図を参照してバケット1の運転室5に対する干渉
防止処理の動作を説明する。演算装置15にはアーム角
センサー12、第2ブーム角センサー13および第1ブ
ーム角センサー14がそれぞれアーム2、第2ブーム3
および第1ブーム4の相対回動角を検出した各角度検出
信号α,β,γが常に入力されており(S1)、演算装
置15はこの角度検出信号α,β,γに基づいてアーム
2の先端、即ち、バケット1の回動支点の座標を演算す
る(S2)。そして、バケット1の爪先11の仮想回動
軌跡ci 、即ち、バケット1の回動支点から半径r1
円弧の座標を演算する(S3)。
【0013】次に、このバケット1の爪先11の仮想回
動軌跡ci が減速領域、即ち、減速境界B1 の内部に入
っているか否かを判断する(S4)。その判断結果が然
りならば、さらに、バケット1の爪先11の仮想回動軌
跡ci が進入禁止領域、即ち、進入禁止境界B0 の内部
に入っているか否かを判断する(S5)。そして、その
判断結果が然りならば、さらに、バケット1の爪先11
の仮想回動軌跡ci がブーム上許可領域(図2で破線で
示す領域)、即ち、第1ブーム4の回動支点から半径r
0 のブーム上許可境界c0 の上部領域のみにあるか否か
を判断する(S6)。なお、この半径r0 は第1ブーム
4を上方に回動操作した時、バケット1の爪先11の仮
想回動軌跡ci が運転室5に接触ないしは交差すること
のない最小の半径として予め設定されている。
【0014】手順S4の判断結果が否、即ち、バケット
1の爪先11の仮想回動軌跡ci が図2に示すように、
減速境界B1 の内部に入っていない場合はバケット1が
何のように回動しても運転室5に接触する虞はないか
ら、通常処理(S7)、即ち、アーム用電磁比例減圧弁
31および第1ブーム用電磁比例減圧弁33にそれぞれ
大きな電流値の弁駆動信号t1 ,t3 を供給して全開状
態にすると共に、第2ブーム用電磁切替弁32にハイの
弁駆動信号t2 を供給して開状態にする。これにより、
図1に示す油圧回路は実質的にアーム用電磁比例減圧弁
31、第2ブーム用電磁切替弁32および第1ブーム用
電磁比例減圧弁33が存在しない油圧回路、即ち、従来
の油圧回路と同等の動作を行う。
【0015】次に、手順S5の判断結果が否、即ち、バ
ケット1の爪先11の仮想回動軌跡ci が進入禁止境界
0 に向かって、減速境界B1 の内部に入っていて進入
禁止境界B0 の内部に入っていない、即ち、減速領域の
みに入り込んでいた場合は、バケット1が何のように回
動しても運転室5に接触する虞はないが、進入禁止境界
0 に急速に近付くと運転室5に接触する可能性がある
ので、減速処理(S8)、即ち、アーム用電磁比例減圧
弁31および第1ブーム用電磁比例減圧弁33にそれぞ
れ進入禁止境界B0 からの距離に応じた所定電流の弁駆
動信号t1 ,t3 を供給して、それぞれ掻込み動作のア
ーム用パイロット弁28からアーム用方向切替弁25の
一方のパイロット受圧室に導かれるパイロット圧、およ
び上方動作の第1ブーム用パイロット弁30から第1ブ
ーム用方向切替弁27の一方のパイロット受圧室に導か
れるパイロット圧を進入禁止境界B0 からの距離に応じ
た値に減圧する。
【0016】また、手順S6の判断結果が否、即ち、バ
ケット1の爪先11の仮想回動軌跡ci が進入禁止境界
0 の内部に入っていて、ブーム上許可領域、即ち、ブ
ーム上許可境界c0 の上部から下方にはみ出していた場
合は、第1ブーム4のみを上方に回動操作した時でもバ
ケット1の爪先11が運転室5に接触する虞があるの
で、従来と同様の停止処理(S9)、即ち、バケット1
の爪先11の仮想回動軌跡ci が進入禁止境界B0 に向
かうような全ての動作を停止させる。つまり、アーム用
電磁比例減圧弁31および第1ブーム用電磁比例減圧弁
33にそれぞれ導かれていた弁駆動信号t1 ,t3 を0
にして、これらの電磁比例減圧弁31,33の開口面積
を0にし、パイロット管路T1 ,T3 を閉路すると共
に、第2ブーム用電磁切替弁32に導かれていた弁駆動
信号t2 を0にして、第2ブーム用電磁切替弁32を閉
じてパイロット管路T2 を閉路し、アーム用方向切替弁
25、第2ブーム用方向切替弁26および第1ブーム用
方向切替弁27を全て強制的に中立位置に戻させ、アー
ム用操作桿16、第2ブーム用操作桿17および第1ブ
ーム用操作桿18の操作の如何に拘らずアーム2の掻込
み動作、第2ブーム3の左方動作および第1ブーム4の
上げ動作を停止させる。
【0017】手順S6の判断結果が然り、即ち、バケッ
ト1の爪先11の仮想回動軌跡ciが進入禁止境界B0
の内部に入っていて、ブーム上許可領域のみにあったな
らば、第1ブーム4を上方に回動させてもバケット1の
爪先11が運転室5に接触する虞はないので、第1ブー
ム4の緩やかな上げ動作のみを許容して他の進入禁止境
界B0 に向かうような全ての動作を停止させるブーム上
許可処理(S10)を行う。つまり、第1ブーム用電磁
比例減圧弁33にあまり大きくない電流値の弁駆動信号
3 を供給して半開状態にし、操作者の第1ブーム用操
作桿18の操作による上方動作の第1ブーム用パイロッ
ト弁30からのパイロット圧がパイロット管路T3 を通
じて第1ブーム用方向切替弁27の一方のパイロット受
圧室に僅かに伝達されるようにすると共に、アーム用電
磁比例減圧弁31および第2ブーム用電磁切替弁32に
伝達されていた弁駆動信号t1 ,t2 を0にして、それ
らを閉じてパイロット管路T1 ,T2 を閉路し、アーム
用方向切替弁25および第2ブーム用方向切替弁26を
強制的に中立位置に戻させ、アーム2の掻込み動作およ
び第2ブーム3の左動作を停止させる。
【0018】このように、この具体例ではバケット1の
爪先11の仮想回動軌跡ci が進入禁止境界B0 の内部
に進入した場合であっても、それが第1ブーム4の回動
支点から半径r0 のブーム上許可境界c0 の上部のみに
ある場合には、第1ブーム4を上方に回動させる操作が
許可され、第1ブーム4の緩やかな上げ動作が可能にな
るから、運転室5との干渉を防止しながら、例えば、油
圧ショベル10の旋回体を狭い空間で旋回させるために
第1ブーム4のみを上方に回動させる動作を継続して実
施することができるから、荷積作業の作業効率を著しく
向上できる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、バケットが進入禁止領域に進入し、かつ、ブ
ーム上許可領域を逸脱しないことを検知手段が検知した
時に、ブームの上げ動作のみを許容したので、バケット
と運転室との干渉防止機能を維持しながら、狭い道路や
限られた作業空間で旋回操作を行う場合等に、ブーム上
げ操作の中断等の荷積作業の作業性が低下するのを防止
することができる。請求項2記載の発明によれば、バケ
ットが回動支点を中心に回動した時にバケットの爪先の
軌跡が進入禁止領域に進入し、かつ、ブーム上許可領域
を逸脱しないことを検知手段が検知した時に、ブームの
みの上げ動作を許容したので、バケットが進入禁止領域
に進入したか否か、あるいは、ブーム上許可領域を逸脱
しないか否かを容易かつ確実に検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体例に係る油圧ショベルの油圧回路
の要部回路図
【図2】同じく、油圧ショベルの側面図
【図3】バケット干渉防止処理の流れ図
【図4】油圧ショベルによる掘削土砂の荷積み作業の様
子を示す側面図
【符号の説明】
1 バケット 2 アーム 3 第2ブーム 4 第1ブーム 5 運転室 6 アームシリンダー 7 第2ブームシリンダー 8 第1ブームシリンダー 10 油圧ショベル 12 アーム角センサー 13 第2ブーム角センサー 14 第1ブーム角センサー 25 アーム用方向切替弁 26 第2ブーム用方向切替弁 27 第1ブーム用方向切替弁 28 アーム用パイロット弁 29 第2ブーム用パイロット弁 30 第1ブーム用パイロット弁 31 アーム用電磁比例減圧弁 32 第2ブーム用電磁切替弁 33 第1ブーム用電磁比例減圧弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 細野 純一 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダーの伸縮動作によりブームおよ
    びアームが屈伸して先端部に設けられたバケットにより
    建設作業を行う作業機を搭載し、操作者が操作を行う運
    転室の少なくとも前方および上方に、作業機の一部が進
    入することを禁止する進入禁止領域が設定され、作業機
    の位置を検知する検知手段が、作業機の一部が前記進入
    禁止領域に進入したことを検知した時は、作業機の一部
    が前記進入禁止領域に進入する動作を停止させる干渉防
    止機能を具えた干渉防止機能付き建設作業機械におい
    て、前記バケットの垂直位置を移動させる前記ブームの
    みを上げ動作させた時、前記バケットが前記運転室に接
    触することのないブーム上許可領域を設定し、前記バケ
    ットが前記進入禁止領域に進入し、かつ、前記ブーム上
    許可領域を逸脱しないことを前記検知手段が検知した時
    は、前記ブームの上げ動作のみを許容したことを特徴と
    する干渉防止機能付き建設作業機械。
  2. 【請求項2】 バケットが回動支点を中心に回動した時
    に前記バケットの爪先の軌跡が進入禁止領域に進入し、
    かつ、ブーム上許可領域を逸脱しないことを検知手段が
    検知した時に、ブームのみの上げ動作を許容したことを
    特徴とする請求項1記載の干渉防止機能付き建設作業機
    械。
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