JP3310776B2 - 作業機の干渉防止装置 - Google Patents

作業機の干渉防止装置

Info

Publication number
JP3310776B2
JP3310776B2 JP13445594A JP13445594A JP3310776B2 JP 3310776 B2 JP3310776 B2 JP 3310776B2 JP 13445594 A JP13445594 A JP 13445594A JP 13445594 A JP13445594 A JP 13445594A JP 3310776 B2 JP3310776 B2 JP 3310776B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boom
interference prevention
work
area
arm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP13445594A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH084047A (ja
Inventor
且良 那須
誠之 湯上
孝治 西村
修道 山田
隆 松田
俊之 石坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nachi Fujikoshi Corp
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Nachi Fujikoshi Corp
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nachi Fujikoshi Corp, Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Nachi Fujikoshi Corp
Priority to JP13445594A priority Critical patent/JP3310776B2/ja
Publication of JPH084047A publication Critical patent/JPH084047A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3310776B2 publication Critical patent/JP3310776B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/20Drives; Control devices
    • E02F9/2025Particular purposes of control systems not otherwise provided for
    • E02F9/2033Limiting the movement of frames or implements, e.g. to avoid collision between implements and the cabin

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、作業機が運転室に近づ
いたときに、作業機の動作を自動停止させて両者の衝突
を回避する作業機の干渉防止装置に係り、特に、オフセ
ットシリンダを具備する小旋回油圧ショベル等の建設機
械に用いて好適な作業機の干渉防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図11〜図13はこの種の作業機の干渉
防止装置の従来技術として特開平5−272155号公
報に開示されたものであり、図11は油圧ショベルの側
面図、図12はその平面図、図13は干渉防止領域と緊
急停止領域を示す説明図である。
【0003】図11と図12において、1は走行体、2
は運転室2aを有し走行体1の上部に配置された旋回体
であり、これら走行体1と旋回体2とで油圧ショベルの
本体を構成している。3は運転室2aの右側方に回動可
能に連結された第1ブーム、4は第1ブーム3の先端に
回動可能に連結された第2ブーム、5は第2ブームの先
端に回動可能に連結されたアーム、6はアーム5の先端
に回動可能に連結されたバケットであり、これら両ブー
ム3,4とアーム5およびバケット6で作業機7を構成
している。8は第1ブーム3を駆動するブームシリン
ダ、9は第2ブーム4を駆動するオフセットシリンダ、
10はアーム5を駆動するアームシリンダ、11はバケ
ット6を駆動するバケットシリンダであり、図12に示
すように、第2ブーム4はオフセットシリンダ9によっ
てアーム5とバケット6を第1ブーム3に対して横方向
に平行移動する。これら各シリンダ8,9,10,11
は運転室2a内に配置した操作レバーや操作ペダル(い
ずれも図示せず)によって動作され、オペレータがこれ
ら操作レバーや操作ペダルを適宜操作すると、その操作
量に応じた指示信号に基づいて、各シリンダ8,9,1
0,11に供給される圧油の供給量が制御される。12
は第1ブーム3の支点部Pに設けられたブーム角センサ
であり、旋回体2と第1ブーム3との相対角度を検出す
る。また、13は第2ブーム4の支点部に設けられたオ
フセット角センサであり、第1ブーム3と第2ブーム4
間の相対角度、すなわちオフセット角を検出する。さら
に、14はアーム5の支点部に設けられたアーム角セン
サであり、第2ブーム4とアーム5間の相対角度を検出
する。
【0004】図13において、15は前記運転室2aの
周囲に設定された干渉防止領域、16は干渉防止領域1
5の内側で運転室2aの前方に設定された緊急停止領域
であり、これら干渉防止領域15と緊急停止領域16は
図示せぬコントローラに記憶されている。このコントロ
ーラは、前記各センサ12,13,14によって検出さ
れる各角度信号を入力し、各角度信号から作業機7の姿
勢を求め、バケット6が干渉防止領域15または緊急停
止領域16に侵入したと判断した場合は、前記操作レバ
ーや操作ペダルからの指示信号にかかわらず、バケット
6が運転室2aにそれ以上近づかないように作業機7各
部の動作を停止する。
【0005】すなわち、オフセットシリンダ9が左オフ
セット動作されてバケット6が運転室2aの前方にある
とき、アーム5の引き(クラウド)動作と第1ブーム3
の上げ動作が単独あるいは複合操作されると、バケット
6は運転室2aに近づく方向に移動するが、油圧回路の
左オフセットパイロット管路とブーム上げパイロット管
路およびアーム引きパイロット管路にはソレノイドバル
ブがそれぞれ設けられており、バケット6が干渉防止領
域15に侵入した場合に、コントローラは各ソレノイド
バルブを動作する制御信号を出力し、それによって前述
した各パイロット管路の圧油が遮断されるため、左オフ
セット動作とアーム引き動作および第1ブームの上げ動
作はそれぞれ禁止される。また、ソレノイドバルブのス
ティック等の不良によって、バケット6が干渉防止領域
15で自動停止せずに緊急停止領域16まで侵入した場
合は、パイロットポンプと各方向切換弁との管路に設け
られた他のソレノイドバルブがコントローラからの制御
信号によって動作されるため、操作レバーと操作ペダル
の操作にかかわらず、作業機7はパイロットポンプから
各方向切換弁への圧油の供給が遮断され緊急停止する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の作業機の干渉防止装置では、バケット6の先端が干
渉防止領域15内に侵入して自動停止した場合、前述し
た左オフセット動作とアーム引き動作および第1ブーム
の上げ動作はそれぞれ禁止されるが、それ以外の動作は
許可されるため、例えばアーム押し(ダンプ)動作して
バケット6の先端を干渉防止領域15から退避させるこ
とができ、バケット6の先端が干渉防止領域15の外側
まで退避した時点で、作業機7の全動作が許可されて通
常操作に復帰するようになっている。
【0007】しかしながら、何らかの不良によって、バ
ケット6の先端が干渉防止領域15を越えて緊急停止領
域16まで侵入した場合、パイロットポンプと各方向切
換弁との管路に設けられたソレノイドバルブが動作さ
れ、作業機7の全動作が禁止されるようになっているた
め、バケット6の先端が緊急停止領域16内で自動停止
した時点で、以後の作業機7の全動作が停止され、その
ままバケット6の先端を緊急停止領域16から退避させ
ることはできなくなる。そこで、バケット6の先端が緊
急停止領域16内で停止した後に該緊急停止領域16か
ら退避させ、不良原因の修復作業を行う場合には、前記
ソレノイドバルブを元の状態に戻す解除操作、例えば運
転室2a内に設置した解除スイッチを動作させるという
操作が必要となり、かかる解除スイッチの動作は作業機
7の操作とは別の操作となるため、作業の一連の流れが
中断されて作業効率が低下するという問題があった。ま
た、解除スイッチ等の操作によりソレノイドバルブが元
の状態に戻ると、その時点で作業機7の全動作が許可さ
れて通常操作に復帰するため、バケット6の先端を緊急
停止領域16から退避させる際に、誤って作業機7が運
転室2aと近づく方向に操作されると、バケット6の先
端が運転室2aに衝突するという問題もあった。さら
に、バケット6の先端を緊急停止領域16から退避させ
た後、不良原因を修復し忘れて不良が取り除かれない場
合は、作業中に再びバケット6が緊急停止領域16まで
侵入するという動作を繰り返すため、この点からも作業
効率が低下するという問題があった。
【0008】本発明は、このような従来技術の実情に鑑
みてなされたもので、その目的は、作業機と運転室との
干渉を適正に防止でき、操作性にも優れた作業機の干渉
防止装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、運転室を有する本体と、この本体の前記
運転室の側方に回動可能に設けられた第1ブームと、こ
の第1ブームに対してオフセットシリンダによって横方
向に移動可能に連結された第2ブームと、この第2ブー
ムに対して回動可能に連結されたアームと、このアーム
に対して回動可能に連結されたバケットと、これら第
1,第2ブームとアームおよびバケットとで構成される
作業機を駆動するアクチュエータと、前記運転室の周囲
に設定された干渉防止領域を記憶し、この干渉防止領域
に前記作業機が侵入したか否かを判断するコントローラ
とを備え、前記作業機が前記干渉防止領域に侵入したと
きに、前記作業機が前記運転室と干渉する方向への動作
を禁止し、前記作業機が前記干渉防止領域から退避した
ときに、前記作業機が前記運転室と干渉する方向への動
作を許可するようにした作業機の干渉防止装置におい
て、前記干渉防止領域の前記運転室寄りの内側に異常侵
入判定領域を設定し、前記作業機が前記干渉防止領域を
越えてこの異常侵入判定領域に侵入したときに、前記作
業機の干渉方向への動作を禁止し、前記作業機が前記異
常侵入判定領域から退避したときも、前記作業機の干渉
方向への動作を禁止し続けるようにしたことを、最も主
要な特徴としている。
【0010】
【作用】オフセットシリンダが運転室側にオフセット動
作された状態で、アームの引き動作と第1ブームの上げ
動作が単独あるいは複合操作されると、作業機は運転室
に近づく方向に移動し、センサやバルブ類が正常に機能
している場合は、作業機が運転室の周囲に設定された干
渉防止領域内に侵入した時点で、作業機の干渉方向への
動作が禁止され、作業機は自動停止する。この場合、作
業機の干渉方向への動作は禁止されるが、それ以外の動
作は許可されるため、例えばアームを押し動作すること
により作業機を干渉防止領域から退避させることがで
き、作業機が干渉防止領域の外側まで退避した時点で、
作業機の全動作が許可されて通常操作に復帰する。
【0011】一方、センサやバルブ類に何らかの不良が
ある場合は、作業機は干渉防止領域を越えてその内側に
設定された異常侵入判定領域に侵入し、この異常侵入判
定領域に侵入した時点で、作業機の干渉方向への動作が
禁止され、作業機は自動停止する。この場合、作業機の
干渉方向への動作は禁止されるが、それ以外の動作は許
可されるため、例えばアームを押し動作することによ
り、そのまま作業機を異常侵入判定領域から退避させる
ことができるものの、作業機が異常侵入判定領域の外側
まで退避した後も、作業機の干渉方向への動作は禁止し
続けられる。したがって、作業機が異常侵入判定領域内
に一度侵入すると、不良原因を修復する等の所定の復帰
処理が行われるまで通常操作に復帰せず、作業機が再び
異常侵入判定領域に侵入することはない。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1は本発明の一実施例に係る作業機の干渉防止装
置を備えた油圧ショベルの側面図、図2は該干渉防止装
置の全体構成を示すブロック図、図3は油圧駆動回路を
示す回路図、図4〜図10は演算装置の処理内容を示す
フローチャートであり、前述した図11〜図13に対応
する部分には同一符号を付してある。
【0013】図1に示すように、本実施例に係る油圧シ
ョベルにおいては、運転室2aの周囲に干渉防止領域2
0が、該干渉防止領域20の外側に減速領域21が、該
干渉防止領域20の内側に異常侵入判定領域22がそれ
ぞれ設定されており、これら各領域20,21,22は
後述するコントローラの演算装置に記憶されている。前
記干渉防止領域20は、運転室2aの右側方に位置する
図示せぬ側部干渉防止領域と、運転室2aの上部前方に
直線状に延びる上部干渉防止領域20aと、運転室2a
の下部前方から下方にかけて円弧状に延びる下部干渉防
止領域20bとからなり、この下部干渉防止領域20b
とその外側に位置する減速領域21とは、それぞれ第1
ブーム3の回動支点Pまたはその近傍を中心軸とする曲
面形状に形成されている。すなわち、通常の領域と減速
領域21の境界線をZ1、減速領域21と干渉防止領域
20の境界線をZ2、干渉防止領域20と異常侵入判定
領域22の境界線をZ3とすると、下部干渉防止領域2
0b側においてこれらZ1〜Z3は、略回動支点Pを中
心として外側から内側に同心円状に形成されている。
【0014】図2において、12,13,14は前述し
たブーム角センサ,オフセット角センサ,アーム角セン
サであり、これら各センサ12,13,14によって検
出された各作業機部材間の相対角度信号θ1,θ2,θ
3はコントローラに内蔵された演算装置23に入力され
る。この演算装置23は、角度信号θ1,θ2,θ3に
基づいて作業機7上の所定箇所、例えばアーム5先端の
座標からバケット6の先端座標を算出する座標演算部2
4と、前述した各領域を記憶する減速領域記憶部25と
干渉防止領域記憶部26および異常侵入判定領域記憶部
27と、座標演算部24で算出されたバケット先端座標
が各記憶部25〜27内にあるか否かを判断し、その結
果に応じて所定の制御信号を出力する比較演算部29
と、比較演算部29からの制御信号に基づいて油圧駆動
回路31へ所定の制御信号を出力する駆動制御部30と
を備えている。また、前記比較演算部29には、リセッ
トスイッチ18からの異常復帰信号と、干渉防止解除ス
イッチ19からの解除信号とがそれぞれ入力され、これ
らリセットスイッチ18と干渉防止解除スイッチ19は
運転室2a内の所定位置に配置されている。さらに、前
記油圧駆動回路31は、前記駆動制御部30からの制御
信号の他に、運転室2a内に配置した作業機7を操作す
るための操作手段、例えば操作レバー32からの指示信
号を入力し、これらの信号に基づいて各シリンダ8〜1
1への作動油の供給量が制御される。なお、バケット先
端座標の算出に際しては、例えば旋回体2と第1ブーム
3との回動中心Pを原点とする座標系を予め設定してお
き、各角度信号θ1,θ2,θ3からこの座標系におけ
るアーム5の先端の座標値を算出し、このアーム先端の
座標値からバケット6の先端の座標値を算出すれば良
い。
【0015】図3に示すように、前記油圧駆動回路31
は、エンジンによって駆動される油圧ポンプ33とパイ
ロットポンプ34、油圧ポンプ33から前記各シリンダ
8,9,10に供給される作動油の流れを制御するブー
ム用方向切換弁35,オフセット用方向切換弁36,ア
ーム用方向切換弁37、前記各シリンダ8,9,10を
操作するブーム用パイロット弁38,オフセット用パイ
ロット弁39,アーム用パイロット弁40等を備えてお
り、バケットシリンダ11や走行モータ等の他のアクチ
ュエータについては図示省略してある。各パイロット弁
38,39,40は前記パイロットポンプ34に連通す
る左側の室と右側の室とを有しており、パイロットポン
プ34から吐出される圧油は、前記操作レバー32から
の指示信号に応じてこれら左または右側の室に供給され
る。
【0016】前記ブーム用方向切換弁35は左右両側に
パイロット室を有しており、このブーム用方向切換弁3
5の左側のパイロット室と前記ブーム用パイロット弁3
8の左側の室とはブーム上げパイロット管路41によっ
て接続され、ブーム用方向切換弁35の右側のパイロッ
ト室とブーム用パイロット弁38の右側の室とはブーム
下げパイロット管路42によって接続されている。ま
た、前記オフセット用方向切換弁36も左右両側にパイ
ロット室を有しており、このオフセット用方向切換弁3
6の左側のパイロット室と前記オフセット用パイロット
弁39の左側の室とは右オフセットパイロット管路43
によって接続され、オフセット用方向切換弁36の右側
のパイロット室とオフセット用パイロット弁39右側の
室とは左オフセットパイロット管路44によって接続さ
れている。さらに、前記アーム用方向切換弁37も左右
両側にパイロット室を有しており、このアーム用方向切
換弁37の左側のパイロット室と前記アーム用パイロッ
ト弁40の左側の室とはアーム引きパイロット管路45
によって接続され、アーム用方向切換弁37の右側のパ
イロット室とアーム用パイロット弁40右側の室とはア
ーム押しパイロット管路46によって接続されている。
【0017】前記ブーム上げパイロット管路41にはブ
ーム用電磁比例減圧弁47が、前記アーム引きパイロッ
ト管路45にはアーム用電磁比例減圧弁48がそれぞれ
介設されており、これら電磁比例減圧弁47,48はタ
ンクに接続されるポートを有している。これら電磁比例
減圧弁47,48は前記演算装置23の駆動制御部30
から出力される制御信号の電流値に比例して動作され、
通常は最大レベルの電流Iaを入力してブーム上げパイ
ロット管路41とアーム引きパイロット管路45を全開
し、制御信号として電流値が最小レベルの電流Ibを入
力した場合、ブーム上げパイロット管路41とアーム引
きパイロット管路45の圧油を遮断してタンクに戻し、
制御信号として電流値が最大レベルと最小レベルの間の
電流Icを入力した場合、ブーム上げパイロット管路4
1とアーム引きパイロット管路45の圧油を絞ってパイ
ロット圧を減圧する。一方、前記左オフセットパイロッ
ト管路44にはオフセット用電磁切換弁49が介設され
ており、この電磁切換弁49はタンクに接続されるポー
トを有している。この電磁切換弁49も前記演算装置2
3の駆動制御部30から出力される制御信号によって切
り換え動作され、制御信号を入力した場合にのみ、左オ
フセットパイロット管路44の圧油を遮断してタンクに
戻す。
【0018】次に、本実施例の動作を主に図4〜図10
に示すフローチャートを用いて説明する。エンジンを始
動させると、演算装置23は、最初に図4の手順S−1
に示すように、干渉防止解除スイッチ19からの解除信
号を読み込み、手順S−2で解除信号がオンであるか否
かを判断する。通常、この干渉防止解除スイッチ19は
図2の実線位置にあり、干渉防止解除スイッチ19から
解除信号は出力されないため、この場合は手順S−2か
ら手順S−3へ移行し、異常処理のフラグがセットされ
ているか否かを判断する。手順S−3でフラグがセット
されていないと判断された場合は、手順S−4において
ブーム角センサ12とオフセット角センサ13およびア
ーム角センサ14からの相対角度信号θ1,θ2,θ3
を座標演算部24に入力し、次いで手順S−5において
相対角度信号θ1,θ2,θ3からアーム5先端の座標
を演算した後、手順S−6においてアーム先端座標から
バケット先端座標を演算する。次に、手順S−7に移行
し、比較演算部29は座標演算部24で算出されたバケ
ット先端座標と減速領域記憶部25とを比較し、バケッ
ト6の先端が減速領域21の内側にあるか否か、換言す
ると、バケット6の先端が境界線Z1内に侵入したか否
かを判断する。
【0019】手順S−7での判断結果がNOのとき、す
なわち、バケット6の先端が減速領域21内に侵入せ
ず、その外側にある場合は、手順S−8に移行して通常
処理が行われる。この通常処理では、図5に示すよう
に、駆動制御部30はブーム用電磁比例減圧弁47とア
ーム用電磁比例減圧弁48に最大レベルの電流Iaを出
力すると共に、オフセット用電磁切換弁49に切換信号
を出力せず、ブーム上げパイロット管路41とアーム引
きパイロット管路45および左オフセットパイロット管
路44を全開し、各シリンダ8,9,10は対応する操
作レバー32の操作量に応じた通常の動作が行われる。
したがって、バケット6の先端と運転室2aとの接触の
おそれがない通常処理においては、ブーム用およびアー
ム用電磁比例減圧弁47,48とオフセット用電磁切換
弁49は全て図3に示す位置にあり、この状態で、例え
ばブーム用の操作レバー32が図3の左側に倒される
と、パイロットポンプ34から吐出される圧油は、ブー
ム用パイロット弁38の左側の室からブーム上げパイロ
ット管路41、ブーム用電磁比例減圧弁47を経てブー
ム用方向切換弁35の左側のパイロット室に供給され、
ブーム用方向切換弁35は作動を開始する。そして、ブ
ーム用方向切換弁35が中立位置から左側の位置に切り
換えられると、油圧ポンプ33の圧油はブーム用方向切
換弁35を経てブームシリンダ8のボトム側に供給さ
れ、ブームシリンダ8が伸長して第1ブーム3が上昇す
る。これとは反対に、ブーム用の操作レバー32が図3
の右側に倒されると、パイロットポンプ34から吐出さ
れる圧油はブーム用パイロット弁38の右側の室からブ
ーム下げパイロット管路42を経てブーム用方向切換弁
35の右側のパイロット室に供給され、ブーム用方向切
換弁35は作動を開始する。また、ブーム用方向切換弁
35が中立位置から右側の位置に切り換えられると、油
圧ポンプ33の圧油はブーム方向切換弁35を経てブー
ムシリンダ8のロッド側に供給され、ブームシリンダ8
が伸縮して第1ブーム3が下降する。同様に、オフセッ
ト用操作レバー32の操作量に応じてオフセットシリン
ダ9が伸縮し、アーム5とバケット6が第1ブーム3に
対して横方向に右オフセットあるいは左オフセット操作
され、また、操作レバー32の操作量に応じてアームシ
リンダ10が伸縮し、アーム5が引きあるいは押し操作
される。
【0020】また、手順S−7での判断結果がYESの
ときには手順S−9に移行し、比較演算部29はバケッ
ト先端座標と干渉防止領域記憶部26とを比較し、バケ
ット6の先端が上部または下部干渉防止領域20a,2
0bの内側にあるか否か、換言すると、バケット6の先
端が境界線Z2内に侵入したか否かを判断する。手順S
−9での判断結果がNOのとき、すなわち、バケット6
の先端が減速領域21内にある場合は、手順S−10に
移行して減速処理が行われる。この場合、図6に示すよ
うに、駆動制御部30はブーム用電磁比例減圧弁47と
アーム用電磁比例減圧弁48に電流値が最大レベルと最
小レベルの間の電流Icを出力し、ブーム上げパイロッ
ト管路41とアーム引きパイロット管路45の圧油を絞
ってパイロット圧を減圧すると共に、オフセット用電磁
切換弁49に切換信号を出力せず、左オフセットパイロ
ット管路44を全開する。したがって、ブームシリンダ
8とアームシリンダ10は対応する操作レバー32の操
作量に比べて減速され、第1ブーム3とアーム5の動作
速度は遅くなる。また、手順S−9での判断結果がYE
Sのときには手順S−11に移行し、比較演算部29は
バケット先端座標と異常侵入判定領域記憶部27とを比
較し、バケット6の先端が異常侵入判定領域22の内側
にあるか否か、換言すると、バケット6の先端が境界線
Z3内に侵入したか否かを判断する。
【0021】手順S−11での判断結果がNOのときに
は手順S−12に移行し、比較演算部29はバケット6
の先端が下部干渉防止領域20b内にあるか否かを判断
する。手順S−12での判断結果がNOのとき、すなわ
ち、バケット6の先端が上部干渉防止領域20a内にあ
る場合は、手順S−13に移行して停止処理Aが行われ
る。この場合、図7に示すように、駆動制御部30はブ
ーム用電磁比例減圧弁47とアーム用電磁比例減圧弁4
8に最小レベルの電流Ibを出力すると共に、オフセッ
ト用電磁切換弁49に切換信号を出力し、ブーム上げパ
イロット管路41とアーム引きパイロット管路45およ
び左オフセットパイロット管路44の圧油を遮断してタ
ンクに戻す。したがって、バケット6の先端が運転室2
aに近づく方向に各操作レバー32を操作し、パイロッ
トポンプ34からブーム上げパイロット管路41とアー
ム引きパイロット管路45および左オフセットパイロッ
ト管路44に圧油が供給されたとしても、これら管路4
1,44,45にパイロット圧が立たないため、作業機
7は自動停止し、第1ブーム3の上げ動作とアーム5の
引き動作および左オフセット動作は禁止される。
【0022】一方、手順S−12での判断結果がYES
のとき、すなわち、バケット6の先端が下部干渉防止領
域20b内にある場合は、手順S−14に移行して停止
処理Bが行われる。この場合、図8に示すように、駆動
制御部30はブーム用電磁比例減圧弁47に最大レベル
の電流Iaを出力してブーム上げパイロット管路41を
全開するが、アーム用電磁比例減圧弁48に最小レベル
の電流Ibを出力すると共に、オフセット用電磁切換弁
49に切換信号を出力し、アーム引きパイロット管路4
5と左オフセットパイロット管路44の圧油を遮断して
タンクに戻す。したがって、バケット6の先端が運転室
2aに近づく方向へ各操作レバー32を操作しても、ア
ーム5の引き動作と左オフセット動作とが禁止され、作
業機7は自動停止するが、第1ブーム3の上げ動作と下
げ動作を含みそれ以外の動作は許可される。その際、第
1ブーム3を上げまたは下げ動作すると、バケット6の
先端は第1ブーム3の回動支点Pを中心に下部干渉防止
領域20b内を回動するため、自動停止した後に第1ブ
ーム3の動作を続行したとしても、バケット6の先端が
運転室2aに干渉することはない。なお、これら減速処
理と停止処理Aおよび停止処理Bは、バケット6の先端
を運転室2aから遠ざかる方向へ移動し、バケット6の
先端が減速領域21の外側まで退避した位置で自動的に
解除され、再び前述した通常処理が行われる。
【0023】手順S−11での判断結果がYESのと
き、すなわち、各センサ12〜14や電磁比例減圧弁4
7,48あるいは電磁切換弁49等の不良が原因で、バ
ケット6の先端が境界線Z3を越えて異常侵入判定領域
22に侵入すると、手順S−15に移行して異常処理が
行われる。この場合、図9に示すように、駆動制御部3
0はブーム用電磁比例減圧弁47とアーム用電磁比例減
圧弁48に最小レベルの電流Ibを出力すると共に、オ
フセット用電磁切換弁49に切換信号を出力し、前述し
た停止処理Aと同様に、干渉方向の動作を全て禁止して
作業機7を緊急停止させる。また、異常処理のフラグを
セットすると共に、ブザーを鳴らしたりランプを点灯す
る等の警報を発して、オペレータに何らかの異常があっ
たことを知らせる。
【0024】手順S−15において異常処理のフラグが
セットされると、バケット6の先端を異常侵入判定領域
22から減速領域21の外側まで退避させたとしても、
第1ブーム3の上げ動作とアーム5の引き動作および左
オフセット動作は禁止されたままであり、通常の作業を
行うことができなくなる。そこで、バケット6の先端が
異常侵入判定領域22内に侵入して警報が発せられた場
合は、まず、バケット6の先端を異常侵入判定領域22
から減速領域21の外側まで退避させたさせた状態でエ
ンジンを停止させ、不良の原因となったセンサやバルブ
を正常なものに交換した後、干渉防止解除スイッチ19
を図2の実線位置から破線位置へ切換え、しかる後、再
度エンジンを始動させて手順S−1に戻る。前述したよ
うに、この手順S−1において、干渉防止解除スイッチ
19からの解除信号が読み込まれ、この場合は干渉防止
解除スイッチ19から比較演算部29に解除信号が出力
されているため、手順S−2から手順S−8へ移行して
前述した通常処理と同様の処理が行われる。その際、作
業機7を基準位置へと移動した後、再び干渉防止解除ス
イッチ19を図2の破線位置から実線位置へ切換える。
この基準位置としては、例えば第1ブーム3を最大上
げ、アーム5を最大引き、第2ブーム4を最右オフセッ
トした位置が挙げられるが、第2ブーム4についてはオ
フセットの停止精度を高める目的で、運転室2aから所
定距離だけ右側に離れたオフセット位置でも良い。
【0025】このように、作業機7を基準位置へ移動し
た状態で干渉防止解除スイッチ19が図2の実線位置に
切換えられると、手順S−2での判断結果がNOとなる
ため、手順S−2から手順S−3へ移行して異常処理の
フラグがセットされているか否かが判断され、この場合
はフラグがセットされたままであるため、手順S−3か
ら手順S−16に移行して復帰処理が行われる。図10
に示すように、この復帰処理において、駆動制御部30
はブーム用電磁比例減圧弁47とアーム用電磁比例減圧
弁48に最小レベルの電流Ibを出力すると共に、オフ
セット用電磁切換弁49に切換信号を出力することによ
り、干渉方向の動作を全て禁止する状態を維持し、リセ
ットスイッチ18からの異常復帰信号を読み込む。そし
て、リセットスイッチ18が操作されてパルス状の異常
復帰信号が出力されると、ブーム角センサ12とオフセ
ット角センサ13およびアーム角センサ14からの相対
角度信号θ1,θ2,θ3が所定の範囲内にあるか否か
が判断され、前述したように作業機7が基準位置にあっ
て各センサからの相対角度信号が所定の範囲内にある場
合は、異常処理のフラグをリセットして復帰処理が終了
し、手順S−4に戻る。一方、この復帰処理において、
作業機7を基準位置に移動する操作を怠り、各センサか
らの相対角度信号が所定の範囲内にない場合は、前述し
た異常処理に戻り復帰処理は終了しない。
【0026】このように、上記実施例にあっては、セン
サやバルブ類に何らかの不良がある場合、作業機7は干
渉防止領域20を越えてその内側に設定された異常侵入
判定領域22に侵入し、この異常侵入判定領域22に侵
入した時点で、作業機7の干渉方向への動作が禁止され
るため、バケット6の先端が運転室2aに衝突すること
を確実に防止できる。また、作業機7が異常侵入判定領
域22に侵入した時点で、作業機7の干渉方向への動作
は禁止されるものの、それ以外の動作は許可されるた
め、例えばアーム5を押し動作することにより、そのま
ま作業機7を異常侵入判定領域22から退避させること
ができ、作業の一連の流れが中断されることはなくな
る。しかも、この時、作業機7の干渉方向への動作は禁
止されているため、操作レバー32の操作ミスでバケッ
ト6が運転室2aに衝突する事故を防止できる。さら
に、作業機7が異常侵入判定領域22の外側まで退避し
た後は、作業機7の干渉方向への動作は禁止し続けら
れ、この禁止動作を解除するには不良原因を修復する等
の所定の復帰処理を必要とするため、不良原因を修復し
忘れて作業機7が再び異常侵入判定領域22に侵入する
ことを防止できる。さらに、上記復帰処理を行うのに際
し、比較的簡単に操作可能なリセットスイッチ18と干
渉防止解除スイッチ19の操作に加えて、作業機7を基
準位置に移動するという煩雑な操作を必要とし、これら
操作の全てが満たされたときだけ通常処理に復帰するた
め、この点からも不良原因の修復作業が確実になり、不
良原因を修復し忘れて作業機7が再び異常侵入判定領域
22に侵入することを防止できる。
【0027】また、上記実施例にあっては、バケット6
の先端が運転室2aの周囲の干渉防止領域20に侵入し
て自動停止した状態でも、バケット6の先端が運転室2
aの下部前方から下方にかけて設定された下部干渉防止
領域20b内に位置している場合は、第1ブーム3を上
げまたは下げ操作したとしても、バケット6の先端は曲
面形状の下部干渉防止領域20b内を回動して運転室2
aに干渉しないため、作業を中断することなく第1ブー
ムの上げ動作と下げ動作を引き続き行うことができ、こ
の点からも作業効率を高めることができる。また、下部
干渉防止領域20bの曲面形状によって自動停止後の第
1ブーム3の下げ動作を可能にしているため、ブーム下
げパイロット管路42にブーム下げ動作を禁止するソレ
ノイドバルブを設ける必要はなくなり、コストの上昇を
抑えることができる。さらに、下部干渉防止領域20b
の外側に減速領域21を設け、これら各領域20b,2
1を第1ブーム3の略回動支点Pを中心に同心円に設定
したため、通常の操作の妨げになる減速の領域や自動停
止の領域を極力少なくすることができ、この点からも作
業効率を高めることができる。
【0028】なお、上記実施例では、リセットスイッチ
18からの異常復帰信号によって異常処理のフラグをリ
セットする場合について説明したが、このリセットスイ
ッチ18の操作に代えて、コネクタの着脱等の他の手段
を用いても良く、また、作業機7の基準位置も上記実施
例に限定されず、要は、復帰処理の中で作業機7を通常
とは違う姿勢に移動するという煩雑な操作が行われれば
良い。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
作業機の先端が干渉防止領域を越えて異常侵入判定領域
内に侵入した際に、作業機の干渉方向への動作は禁止さ
れるが、それ以外の動作は許可されるため、センサやバ
ルブ類に何らかの不良があって作業機が異常侵入判定領
域で停止したとしても、作業を中断することなく作業機
の先端を異常侵入判定領域から退避させることができ、
また、作業機が異常侵入判定領域から退避した後も、不
良原因を修復する等の所定の復帰処理が行われるまで、
作業機の干渉方向への動作を禁止し続けるため、不良原
因を修復し忘れて作業機が再び異常侵入判定領域内に侵
入することはなく、したがって、作業機と運転室との干
渉を適正に防止でき、操作性にも優れた作業機の干渉防
止装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る作業機の干渉防止装置を
備えた油圧ショベルの側面図である。
【図2】図1の干渉防止装置の全体構成を示すブロック
図である。
【図3】図2の干渉防止装置に備えられる油圧駆動回路
を示す回路図である。
【図4】図2の干渉防止装置に備えられる演算装置の処
理内容を示すフローチャートである。
【図5】図4の演算装置の通常処理を示すフローチャー
トである。
【図6】図4の演算装置の減速処理を示すフローチャー
トである。
【図7】図4の演算装置の停止処理Aを示すフローチャ
ートである。
【図8】図4の演算装置の停止処理Bを示すフローチャ
ートである。
【図9】図4の演算装置の異常処理を示すフローチャー
トである。
【図10】図4の演算装置の復帰処理を示すフローチャ
ートである。
【図11】従来例に係る作業機の干渉防止装置を備えた
油圧ショベルの側面図である。
【図12】該油圧ショベルの平面図である。
【図13】該油圧ショベルに設定された干渉防止領域と
緊急停止領域を示す説明図である。
【符号の説明】
2 旋回体 2a 運転室 3 第1ブーム 4 第2ブーム 5 アーム 6 バケット 7 作業機 8 ブームシリンダ 9 オフセットシリンダ 10 アームシリンダ 12 ブーム角センサ 13 オフセット角センサ 14 アーム角センサ 18 リセットスイッチ 19 干渉防止解除スイッチ 20 干渉防止領域 20a 上部干渉防止領域 20b 下部干渉防止領域 21 減速領域 22 異常侵入判定領域 23 演算装置 24 座標演算部 29 比較演算部 30 駆動制御部 31 油圧駆動回路 32 操作レバー 47 ブーム用電磁比例減圧弁 48 アーム用電磁比例減圧弁 49 オフセット用電磁切換弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西村 孝治 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機 株式会社 土浦工場内 (72)発明者 山田 修道 富山県富山市石金20番地 株式会社不二 越内 (72)発明者 松田 隆 富山県富山市石金20番地 株式会社不二 越内 (72)発明者 石坂 俊之 富山県富山市石金20番地 株式会社不二 越内 (56)参考文献 特開 平3−221628(JP,A) 特開 平2−252826(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02F 3/43 E02F 9/24

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転室を有する本体と、この本体の前記
    運転室の側方に回動可能に設けられた第1ブームと、こ
    の第1ブームに対してオフセットシリンダによって横方
    向に移動可能に連結された第2ブームと、この第2ブー
    ムに対して回動可能に連結されたアームと、このアーム
    に対して回動可能に連結されたバケットと、これら第
    1,第2ブームとアームおよびバケットとで構成される
    作業機を駆動するアクチュエータと、前記運転室の周囲
    に設定された干渉防止領域を記憶し、この干渉防止領域
    に前記作業機が侵入したか否かを判断するコントローラ
    とを備え、前記作業機が前記干渉防止領域に侵入したと
    きに、前記作業機が前記運転室と干渉する方向への動作
    を禁止し、前記作業機が前記干渉防止領域から退避した
    ときに、前記作業機が前記運転室と干渉する方向への動
    作を許可するようにした作業機の干渉防止装置におい
    て、 前記干渉防止領域の前記運転室寄りの内側に異常侵入判
    定領域を設定し、前記作業機が前記干渉防止領域を越え
    てこの異常侵入判定領域に侵入したときに、前記作業機
    の干渉方向への動作を禁止し、前記作業機が前記異常侵
    入判定領域から退避したときも、前記作業機の干渉方向
    への動作を禁止し続けるようにしたことを特徴とする作
    業機の干渉防止装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、前記作業機が
    前記異常侵入判定領域に侵入したと判断されたときに、
    前記作業機の干渉方向への動作を解除する解除操作が行
    われた後に、少なくとも前記作業機が基準位置に操作さ
    れた場合に、前記作業機が通常の動作に復帰されること
    を特徴とする作業機の干渉防止装置。
JP13445594A 1994-06-16 1994-06-16 作業機の干渉防止装置 Expired - Fee Related JP3310776B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13445594A JP3310776B2 (ja) 1994-06-16 1994-06-16 作業機の干渉防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13445594A JP3310776B2 (ja) 1994-06-16 1994-06-16 作業機の干渉防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH084047A JPH084047A (ja) 1996-01-09
JP3310776B2 true JP3310776B2 (ja) 2002-08-05

Family

ID=15128745

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13445594A Expired - Fee Related JP3310776B2 (ja) 1994-06-16 1994-06-16 作業機の干渉防止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3310776B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6032093A (en) * 1996-07-17 2000-02-29 Caterpillar Inc. Apparatus and method for restricting implement movement of a work machine
ITTO20021105A1 (it) * 2002-12-20 2004-06-21 Fiat Kobelco Construction Machinery Spa Veicolo movimento terra provvisto di un dispositivo di configurazione della sagoma per la circolazione su strada
JP5015068B2 (ja) * 2008-06-05 2012-08-29 日立建機株式会社 オフセット式作業機
JP2017057607A (ja) * 2015-09-15 2017-03-23 日立建機株式会社 建設機械
JP6572156B2 (ja) 2016-03-02 2019-09-04 株式会社神戸製鋼所 建設機械の干渉防止装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH084047A (ja) 1996-01-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3310776B2 (ja) 作業機の干渉防止装置
JPH084046A (ja) 作業機の干渉防止装置
JP3461407B2 (ja) 油圧ショベルの運転室干渉防止装置
JPH07109746A (ja) 作業機の運転室干渉防止装置
JP6029992B2 (ja) 建設機械の干渉防止装置
JP3692228B2 (ja) 干渉防止機能付き建設作業機械
JP5220568B2 (ja) 油圧ショベルの干渉防止装置
JP2004027835A (ja) 作業機の干渉防止装置
JPH08218415A (ja) 油圧ショベル用の運転室干渉防止装置及び油圧ショベル
JP6149350B2 (ja) 建設機械の作業アタッチメント制御装置及び建設機械
JP4473057B2 (ja) 建設機械の干渉防止装置
JP4859431B2 (ja) 油圧制御装置
JPH084044A (ja) 作業機の干渉防止装置
JP4446042B2 (ja) 油圧ショベルの干渉防止制御装置
JP2592903B2 (ja) 作業機の危険領域回避装置
JP2629086B2 (ja) バックホウ
JP3849974B2 (ja) 建設機械における干渉防止制御装置
JP2000352078A (ja) 干渉防止機能付き建設機械
JP2977725B2 (ja) 作業車の異常検出装置
JP2000352076A (ja) 建設機械の作業機制御装置
JP3739441B2 (ja) 作業機の干渉防止装置
JPH09151478A (ja) 建設機械の干渉防止装置
JP6978402B2 (ja) キャブ可動式作業機械
JPH02253002A (ja) 作業機械の油圧回路
JP2793949B2 (ja) 作業機の運転室干渉防止装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020507

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees