JP2020192054A - 炊飯器 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の実施の形態に係る炊飯器100は、誘導加熱式の圧力炊飯器であって、図1〜図4に示されるように、主に、本体110、内鍋130、蓋体140およびヒンジ機構150から構成される。以下、これらの構成要素について詳述する。
本体110は、図1〜図4に示されるように、主に、筐体111、取手112、断熱材(図示せず)、誘導加熱コイル113、フェライトコア組立体121、サーミスタ114、送風ファン115、ヒートシンク116、操作パネル117、電源回路基板118、制御回路基板119および自動巻取式電源コードユニット120から構成される。以下、これらの構成要素について詳述する。
筐体111は、主に、側壁111a、底壁111b、肩部材111c、保護枠111dおよび基板支持部材111eから構成されており、断熱材(図示せず)、誘導加熱コイル113、フェライトコア組立体121、サーミスタ114、送風ファン115、ヒートシンク116、電源回路基板118、制御回路基板119および自動巻取式電源コードユニット120等を収容している。また、肩部材111cの前側の上側には操作パネル117が配設されている。以下、筐体111の各構成要素について詳述した後に、肩部材111c、保護枠111dおよび基板支持部材111eの締結構造について詳述する。
取手112は、使用者が炊飯器100を手で持ち運ぶために設けられている部材であって、図4〜図7に示されるように、本体部分112aおよび左右の軸部112L,112Rから構成されている。本体部分112aは、略コの字状を呈している。左右の軸部112L,112Rは、本体部分112aの両端から内側に向かって延びている。左の軸部112Lには、本体部分112a側に、凹部112cが形成されている。右の軸部112Rにも、本体部分112a側に、凹部112cが形成されている。そして、左右の軸部112L,112Rが、側壁111aの左右側面において、長手方向中央の上部に形成される孔Px,Pxを通って、保護枠111dの左右の側面に形成される嵌合凹部Cp,Cpに嵌合されている。
図3および図4に戻って、断熱材は、保護枠111dの内鍋収容部PAの側壁および誘導加熱コイル113の外周に巻き付けられており、炊飯時において内鍋130から生じる熱が内鍋収容部PAの外側に流出するのを抑制する役割を担っている。
誘導加熱コイル113は、内鍋130を誘導加熱する誘導加熱源であって、図3および図4に示されるように保護枠111dの内鍋収容部PAの底壁部および側壁下端部の外側に配設されている。
フェライトコア組立体121は、図4に示されるように誘導加熱コイル113の周囲に配設されている。フェライトコアは、通電時に誘導加熱コイル113から発生する電磁波が外部に漏れ出るのを抑制する役目を担っている。
サーミスタ114は、温度センサであって、図3に示されるように、保護枠111dの内鍋収容部PAの底壁部の中央部に形成された開口を通って、上方に向かって突出している。なお、このサーミスタ114は、コイルバネ等の付勢部材によって上方に付勢されている。すなわち、このサーミスタ114は、上下方向に沿って出没自在な状態とされている。また、このサーミスタ114は、内鍋検知センサ(図示せず)に組み込まれている。内鍋検知センサは、炊飯器内に内鍋130が存在するか否かを判断するためのものであって、サーミスタ114が下端位置まで下がると、検知信号を制御回路基板119のマイクロコンピュータに送信する。マイクロコンピュータは、検知信号を受信すると、炊飯器内に内鍋130が存在すると判断する。なお、マイクロコンピュータが、炊飯器内に内鍋130が存在しないと判断した場合、炊飯運転が開始されない。ところで、このサーミスタ114は、図3に示されるように略円盤状のカバー部材127によって支持されている。このカバー部材127は、保護枠111dの内鍋収容部PAの底壁にネジ止めされている。
送風ファン115は、上述の通り、筐体111の底壁111bに形成される吸気口Osの直上に、回転軸が略上下方向に沿うようにして配設されている(図3参照)。すなわち、この送風ファン115が駆動されると、外部の空気が吸気口Osから吸い込まれて筐体内に流入し、そのまま上方に向かって送られる。上方に向かって送られた外部の空気は、ヒートシンク116を通って電源回路基板118および制御回路基板119などに供給されて、それらの部材等を冷却する。
ヒートシンク116は、外部の空気と効率よく熱交換を行わせる部品である。
操作パネル117は、炊飯器100の運転方法を決定して実行するためのものであって、図1〜図4に示されるように、主に、パネル本体117aおよび押圧ボタンBT等から構成されており、上述の通り、肩部材111cの前側の上側に配設されている。
電源回路基板118は、電源回路を構成する基板であって、いくつかの発熱部品を実装している。なお、この電源回路基板118は、図3に示されるように、後述する制御回路基板119と同様に筐体111の前側空間SPfに収容されている。
制御回路基板119は、制御回路を構成する基板であって、マイクロコンピュータ等の電子部品を実装している。そして、この制御回路基板119は、図3に示されるように、筐体111の前側空間SPfにおいて、ヒートシンク116の上方、操作パネル117の下側に配設される基板支持部材111eに支持されている。
自動巻取式電源コードユニット120は、電源コードおよび自動巻取機構(図示せず)等から構成されており、図3に示されるように筐体111の後側の空間に収容されている。電源コードは、差込プラグ(図示せず)および電気線(図示せず)から構成されている。差込プラグは、電気線の先端に配設されている。電気線は、伸展自在に自動巻取機構に巻回されている。
内鍋130は、上方に開口する椀状の鍋であって、肩部材111cの開口に挿通されると共に、保護枠111dの内鍋収容部PAに所定の隙間をもって収容される。なお、ここで、内鍋130は、種々のアルミニウム合金およびステンレス合金の多層体(クラッド材)であって、誘導加熱コイル113によって誘導加熱され得る。
蓋体140は、図1〜図4に示されるように、主に、外装体141、開閉ボタン142、圧力調整機構143、補強部材144、内蓋145およびレバー部材146から構成されている。ヒンジ機構150を介して本体110に回動自在に取り付けられている。
ヒンジ機構150は、上述の通り、蓋体140が本体110に対して回動自在となるように蓋体140を本体110に取り付けている。なお、上述の通り、このヒンジ機構150は、蓋体140を開方向に向かって付勢している。
110 :本体
111 :筐体
111a :側壁
111b :底壁
111c :肩部材
111d :保護枠
111e :基板支持部材
111x :凸部
112 :取手
112L :軸部
112R :軸部
112a :本体部分
112c :凹部
112y :段差
112z :凸部
113 :誘導加熱コイル
114 :サーミスタ
115 :送風ファン
116 :ヒートシンク
117 :操作パネル
117a :パネル本体
118 :電源回路基板
119 :制御回路基板
120 :自動巻取式電源コードユニット
121 :フェライトコア組立体
127 :カバー部材
130 :内鍋
140 :蓋体
141 :外装体
142 :開閉ボタン
143 :圧力調整機構
144 :補強部材
145 :内蓋
146 :レバー部材
150 :ヒンジ機構
BT :押圧ボタン
Cp :嵌合凹部
FP :フランジ部
Os :吸気口
PA :内鍋収容部
Px :孔
SPf :前側空間
SU :支持部
Claims (6)
- 本体筐体と、
前記本体筐体の左右両側面に回動可能に取り付けられる取手とを備え、
前記本体筐体の左右両側面の各々に穴部が形成され、
前記穴部の内周面に凸部が形成され、
前記取手の左右の基部の各々は前記穴部に挿入され、
前記取手の左右の基部の各々の外周面に前記凸部を挟む凹部が形成される、炊飯器。 - 前記凹部は、前記取手の左右の基部の各々の外周面の一部にだけ形成され、
前記凹部の面が前記凸部に当接することによって前記取手の回動が規制される、請求項1に記載の炊飯器。 - 前記取手の左右の一方の基部の径が、前記取手の左右の他方の基部の径よりも大きく、
前記本体筐体の左右の一方の穴の径が、前記本体筐体の左右の他方の穴の径よりも大きく、
前記取手の左右の一方の基部の径が、前記本体筐体の左右の他方の穴の径よりも大きい、請求項1または2に記載の炊飯器。 - 前記取手の左右の一方の基部の前記凹部よりも先の長さが、前記取手の左右の他方の基部の前記凹部よりも先の長さよりも大きく、
前記本体筐体の左右の一方の穴の前記凸部よりも奥の深さが、前記本体筐体の左右の他方の穴の前記凸部よりも奥の深さよりも大きく、
前記取手の左右の一方の基部の前記凹部よりも先の長さが、前記本体筐体の左右の他方の穴の前記凸部よりも奥の深さよりも大きい、請求項1から3のいずれか1項に記載の炊飯器。 - 前記穴部の少なくとも一部および前記凸部が、前記炊飯器の本体筐体を構成する保護枠または板金に設けられる、請求項1から4のいずれか1項に記載の炊飯器。
- 前記凹部の側面と前記凸部の側面とが常に当接するように構成され、両者の摩擦力が前記取手の回動の制動力となる、請求項1から5のいずれか1項に記載の炊飯器。
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