JP2020187046A - 圧力センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】導圧路の確保と高強度接着構造とを両立させることが可能な圧力センサを提供する。【解決手段】センサダイアフラム13と、センサダイアフラム13に接合される圧力室形成部材12に設けられ、センサダイアフラム13によって開口部が閉塞される凹部15および凹部15に開口する貫通孔16(孔)とを備える。一端部が凹部15に露出するように貫通孔16に挿入されて接着剤22によって接着された導圧パイプ21と、凹部15内と導圧パイプ21内とに充填された圧力伝達媒体とを備える。導圧パイプ21の一端部の周囲に空間Sが設けられ、導圧パイプ21の一端部には接着剤22が存在しない。【選択図】 図2

Description

本発明は、圧力センサに関する。
導圧孔に細管が挿入固定される圧力センサに関する技術が開発されている。上記技術としては、例えば特許文献1に記載の技術が挙げられる。
特開2017−116456号公報
例えば特許文献1に記載の技術を用いることによって、耐圧性能の向上と熱応力緩和とを同時に実現可能とすることができる。ここで、特許文献1に記載の技術を用いる場合、細管が接着剤によって導圧孔の内壁面に接合される。また、例えば細管が特許文献1において例示されているような超小径パイプである場合には、毛細管現象が生じることによって、接着剤が導圧孔を這い上がる可能性がある。そして、毛細管現象が生じた結果、接着剤により細管が塞がれることが生じると、導圧路が塞がれてしまい、圧力センサは正確に圧力を測定できなくなる。
上記のように接着剤により導圧路が塞がれることを防止するためには、毛細管現象が生じることがないように孔壁面(特許文献1に記載の導圧孔の内壁面に該当する。)と、導圧パイプ(特許文献1に記載の細管に該当する。)との隙間を拡げることが考えられる。しかし、この構成を採る場合は、接着層が厚くなり、剪断強度、引っ張り強度などが低くなる可能性がある。
本発明の目的は、導圧路の確保と高強度接着構造とを両立させることが可能な、圧力センサを提供することである。
この目的を達成するために本発明に係る圧力センサは、板状に形成され、圧力を受けることにより変位するセンサダイアフラムと、前記センサダイアフラムに接合される圧力室形成部材に設けられ、前記センサダイアフラムによって開口部が閉塞される凹部および前記凹部に開口する孔と、一端部が前記凹部に露出するように前記孔に挿入されて接着剤によって接着され、前記センサダイアフラムへ圧力を伝達する導圧路として機能する導圧パイプと、前記凹部内と前記導圧パイプ内とに充填され、圧力を伝達する圧力伝達媒体とを備え、前記導圧パイプの前記一端部の周囲に空間が設けられ、前記導圧パイプの前記一端部には、前記接着剤が存在しないものである。
本発明は、前記圧力センサにおいて、前記空間は、前記孔の開口部に形成された座繰り部によって構成されていてもよい。
本発明は、前記圧力センサにおいて、前記座繰り部は、前記導圧パイプの長手方向と平行に延びるように形成されていてもよい。
本発明は、前記圧力センサにおいて、前記圧力室形成部材は、前記凹部と前記座繰り部とが形成された第1の部材と、前記孔の前記座繰り部より孔径が小さい孔部が形成されて前記第1の部材に接合された第2の部材とを備えていてもよい。
本発明は、前記の圧力センサにおいて、前記第1の部材と前記第2の部材とが互いに異なる材料によって形成されていてもよい。
本発明は、前記圧力センサにおいて、前記孔の開口部は、前記凹部に向かうにしたがって内径が次第に大きくなるテーパー状に形成され、前記空間は、前記孔の開口部と前記導圧パイプとの間に形成されていてもよい。
本発明は、前記圧力センサにおいて、前記導圧パイプの前記一端部は、他端側の部分より相対的に細く形成されていてもよい。
本発明によれば、導圧路の確保と高強度接着構造とを両立させることができる。
本発明に係る圧力センサの断面図である。 要部を拡大して示す断面図である。 差圧発信器の断面図である。 他の実施の形態を示す断面図である。 他の実施の形態を示す断面図である。 他の実施の形態を示す断面図である。 他の実施の形態を示す断面図である。 他の実施の形態を示す断面図である。 他の実施の形態を示す断面図である。
(第1の実施の形態)
以下、本発明に係る圧力センサの一実施の形態を図1および図2を参照して詳細に説明する。図1の中央部に図示されている圧力センサ1は、絶対圧発信器2のボディ3の中に設けられている。ボディ3は、図1において最も下に位置するベースボディ4と、ベースボディ4に接合されたカバーボディ5とから構成されている。ベースボディ4とカバーボディ5は、それぞれステンレス鋼によって形成されている。
ベースボディ4のカバーボディ5とは反対側の主面4aは、受圧室6の壁の一部になる。受圧室6は、図示していない圧力伝達媒体で満たされている。圧力伝達媒体は、圧力を伝達する液体である。圧力伝達媒体としてはシリコンオイルがある。受圧室6には、バリアダイアフラム7を介して被計測流体の圧力が加えられる。カバーボディ5は、ベースボディ4に向けて開口する箱状に形成されており、ベースボディ4と協働して内部にセンサ室8を形成している。センサ室8は、カバーボディ5に形成された通気孔9を介して大気中に開放されている。センサ室8内には圧力センサ1と、中継基板10とが設けられている。
圧力センサ1は、ベースボディ4に接着剤11によって接着された圧力室形成部材12と、圧力室形成部材12に接合されたセンサダイアフラム13と、センサダイアフラム13に接合された通路形成部材14とによって構成されている。これらの圧力室形成部材12と、センサダイアフラム13と、通路形成部材14は、それぞれシリコンによって形成されている。センサダイアフラム13は、通路形成部材14より厚みが薄い板状に形成され、圧力を受けることにより厚み方向に変位するものである。
圧力室形成部材12は、センサダイアフラム13が接合された一端の主面12aに開口する凹部15と、凹部15の底に開口する貫通孔16とを有している。凹部15の開口部はセンサダイアフラム13によって閉塞されている。凹部15は、センサダイアフラム13と協働して圧力室17(図2参照)を形成している。また、凹部15の形状は、センサダイアフラム13の変位に沿った曲面(非球面)となるように形成されている。
貫通孔16には、図1に示すように、導圧パイプ21が通されている。導圧パイプ21は、センサダイアフラム13に圧力を伝達する導圧路として機能する金属製のパイプである。この実施の形態においては、貫通孔16が本発明でいう「孔」に相当する。貫通孔16の構成は後述する。導圧パイプ21は、ベースボディ4を貫通し、図2に示すように、一端部21aが圧力室形成部材12の中に挿入される状態で圧力室形成部材12の貫通孔16に接着剤22によって接着されている。
導圧パイプ21の長手方向から見た断面形状は円形である。接着剤22は、例えばエポキシ接着剤や、半田などを用いることができる。導圧パイプ21の一端部21aは、凹部15に露出するように貫通孔16に挿入されている。導圧パイプ21の一端部21aの周囲に空間Sが設けられ、導圧パイプ21の一端部21aには、接着剤33が存在しない。受圧室6内と、導圧パイプ21内と、貫通孔16を含めて圧力室17(凹部15)内は、図示していない圧力伝達媒体で満たされている。受圧室6の圧力は、導圧パイプ21の中に形成された導圧路23(図2参照)を経て圧力室17に伝達される。
センサダイアフラム13における、凹部15と対向する部分には、センサダイアフラム13の変位を電気信号に変換するブリッジ回路(図示せず)が設けられている。ブリッジ回路は、ボンディングワイヤ24を介して中継基板10の外部出力ピン25に接続されている。
通路形成部材14の、センサダイアフラム13を挟んで圧力室形成部材12の凹部15と対向する部分には、円形凹部26が形成されている。円形凹部26の中央部には通路形成部材14を貫通する通気孔27が開口している。このため、円形凹部26内は大気圧である。
圧力室形成部材12の貫通孔16は、図2に示すように、凹部15に開口する座繰り部31と、導圧パイプ21が接着される孔部32とによって構成されている。座繰り部31の開口形状は円形である。座繰り部31の内径は孔部32の内径より大きい。このような座繰り部31は、エッチングやブラスト処理などによって形成することができる。また、座繰り部31は、導圧パイプ21の長手方向と平行に延びるように形成されている。孔部32の内径は、孔壁面と導圧パイプ21との間に接着剤層が形成される径である。
導圧パイプ21の一端部21aは、座繰り部31の中に突出されている。この実施の形態による座繰り部31の内径は、導圧パイプ21の一端部21aの周囲に、接着剤22が毛細管現象で導圧パイプ21の一端部21aを這い上がる隙間より広い空間Sが形成されるような径である。導圧パイプ21を圧力室形成部材12に接着するためには、先ず、貫通孔16の孔部32に導圧パイプ21を挿入し、その後、座繰り部31とは反対側に位置する孔部32の開口から孔部32内に接着剤22を注入して行う。この接着剤22は、毛細管現象によって孔部32の孔壁面と導圧パイプ21との間の微小な隙間を座繰り部31の底まで這い上がる。
座繰り部31は、導圧パイプ21の一端部21aとの間に毛細管現象が生じることがない空間Sを有しているから、毛細管現象で座繰り部31まで這い上がった接着剤22が座繰り部31内で導圧パイプ21に沿って這い上がるようなことはない。
このため、接着剤22が導圧パイプ21の先端に達することはないから、導圧パイプ21が接着剤22で塞がれることはない。
したがって、この実施の形態によれば、導圧路の確保と高強度接着構造とを両立させることが可能な圧力センサを提供することができる。
この実施の形態において、導圧パイプ21の一端部21aの周囲の空間、すなわち毛細管現象が生じることがない広さとなるように形成された空間Sは、貫通孔16の開口部に形成された座繰り部31によって構成されている。このため、導圧パイプ21を貫通孔16の中に収容した状態で毛細管現象による接着剤22の這い上がりを防ぐことができる。このことは、センサダイアフラム13が凹部15に沿うように変位したときに導圧パイプ21と当たることがないことを意味する。
この実施の形態による座繰り部31は、導圧パイプ21の長手方向と平行に延びるように形成されている。このため、圧力室形成部材12に貫通孔16を形成する工程で座繰り部31を形成することができるから、座繰り部31を容易に形成することができる。
(第2の実施の形態)
本発明に係る圧力センサは図3に示すように差圧発信器に搭載することができる。図3おいて最も上に位置する圧力センサ41は、差圧センサで、接着剤42を介して差圧発信器43のダイアフラムベース44に搭載されている。この実施の形態による圧力センサ41の通路形成部材45は、センサダイアフラム46によって閉塞される第1の凹部47および第2の凹部48と、これらの第1の凹部47と第2の凹部48とを連通する連通孔49とを有している。これらの第1の凹部47および第2の凹部48と、連通孔49の中は、圧力伝達媒体50で満たされている。圧力伝達媒体50は、連通孔49に接続された封入孔51から注入される。封入孔51は、通路形成部材45の一端面45aに開口し、封止材52によって閉塞されている。
センサダイアフラム46は、通路形成部材45と支持部材53とに挟まれて保持されている。通路形成部材45と、センサダイアフラム46と、支持部材53は、それぞれシリコンによって形成されている。支持部材53は、通路形成部材45の第1および第2の凹部47,48にセンサダイアフラム46を挟んで対向する位置に第1の貫通孔54と第2の貫通孔55とを有している。これらの第1の貫通孔54の内部と第2の貫通孔55の内部は、支持部材53にセンサダイアフラム46と絶縁部材56とが接合された状態で第1の圧力室57と第2の圧力室58になる。
センサダイアフラム46における、第1の凹部47と対向する部分と、第2の凹部48と対向する部分には、それぞれセンサダイアフラム46の変位を電気信号に変換するブリッジ回路(図示せず)が設けられている。これらのブリッジ回路は、センサダイアフラム46の側部に設けられた電極パッド59に接続されている。
絶縁部材56は、ガラスによって形成されており、支持部材53とダイアフラムベース44とを電気的に絶縁している。この実施の形態においては、支持部材53と絶縁部材56とによって本発明でいう「圧力室形成部材」が構成されている。また、この実施の形態において、本発明でいう「凹部」は、第1および第2の貫通孔54,55と絶縁部材56の一部とによって構成されている。さらに、支持部材53のセンサダイアフラム46が接合される主面53aが本発明でいう「一端の主面」に相当する
絶縁部材56における第1の圧力室57の壁になる部分には第3の貫通孔61が形成されている。また、絶縁部材56における第2の圧力室58の壁になる部分には、第4の貫通孔62が形成されている。この実施の形態においては、これらの第3の貫通孔61と第4の貫通孔62とが本発明でいう「凹部に開口する孔」に相当する。第3の貫通孔61には第1の導圧パイプ63が挿入されて接着剤64によって接着されている。第4の貫通孔62には、第2の導圧パイプ65が挿入されて接着剤64によって接着されている。接着剤64は、エポキシ接着剤や半田などを使用することができる。
第3の貫通孔61は、第1の圧力室57に開口する第1の座繰り部66と、第1の導圧パイプ63が接着された第1の孔部67とによって構成されている。第4の貫通孔62は、第2の圧力室58に開口する第2の座繰り部68と、第2の導圧パイプ65が接着される第2の孔部69とによって構成されている。第1の座繰り部66と第2の座繰り部68の内径は、第1および第2の導圧パイプ63,65の一端部63a,65aの周囲に毛細管現象で接着剤64が這い上がることがない広さの空間が形成される内径である。
第1の導圧パイプ63と第2の導圧パイプ65の一端部63a,65aは、第1および第2の座繰り部66,68の中に収容されている。なお、図3に示すように第1および第2の圧力室57,58がセンサダイアフラム46の変位可能な深さより深く形成されている場合は、第1および第2の導圧パイプ63,65の一端部63a,65aを第1および第2の圧力室57,58に挿入することができる。この場合は、第3および第4の貫通孔61,62に第1の座繰り部66と第2の座繰り部68は不要である。
第1および第2の導圧パイプ63,65は、ダイアフラムベース44の第5および第6の貫通孔71,72に挿入されてダイアフラムベース44を貫通している。第1および第2の導圧パイプ63,65の他端部は、ダイアフラムベース44が壁の一部となる第1および第2の受圧室73,74に開口している。
ダイアフラムベース44は、例えばステンレス鋼などの金属材料によって所定の形状に形成されている。ダイアフラムベース44の絶縁部材56側の一方の(図3において上側の)主面44aには、圧力センサ41と隣接するように中継基板75が設けられている。中継基板75には、電極パッド76と、図示していない複数の外部出力ピンなどが設けられている。電極パッド76は、図示してない配線によって外部出力ピンに接続されている。また、電極パッド76は、ボンディングワイヤ77を介してセンサダイアフラム46の電極パッド59に接続されている。これにより、センサダイアフラム46のブリッジ回路は、センサダイアフラム46側の電極パッド59と、ボンディングワイヤ77と、中継基板75側の電極パッド76と、外部出力ピンなどを介して図示していない信号処理回路や電源回路等のその他の回路に電気的に接続される。
ダイアフラムベース44の他方の主面44bには、絶縁部材56とは反対方向に向けて開口する凹部からなる第1の受圧室73と第2の受圧室74とが形成されている。第1の受圧室73の開口部は第1のバリアダイアフラム81によって閉塞されている。第2の受圧室74の開口部は、第2のバリアダイアフラム82によって閉塞されている。第1のバリアダイアフラム81は、図示していないが、被計測流体が流れる低圧側流体通路の壁の一部となるように構成されており、ダイアフラムベース44に接合されている。第2のバリアダイアフラム82は、被計測流体が流れる高圧側流体通路の壁の一部となるように構成され、ダイアフラムベース44に接合されている。
第1の受圧室73と、第1の導圧パイプ63の内部と、第3の貫通孔61の座繰り部66と、第1の圧力室57とは、第1のバリアダイアフラム81に加えられた圧力をセンサダイアフラム46に伝達する第1の導圧路83を構成し、圧力伝達媒体としてのオイル84が充填されている。このオイル84は、ダイアフラムベース44の一側部に設けられた第1のオイル導入孔85から第1の受圧室73内に注入される。第1のオイル導入孔85は、オイル注入後に第1の栓部材86によって閉塞されている。
また、第2の受圧室74と、第2の導圧パイプ65の内部と、第4の貫通孔62の座繰り部68と、第2の圧力室58とは、第2のバリアダイアフラム82に加えられた圧力をセンサダイアフラム46に伝達する第2の導圧路87を構成し、第1の導圧路83内と同様に圧力伝達媒体としてのオイル84が充填されている。第2の導圧路87内のオイル84は、ダイアフラムベース44の他側部に設けられた第2のオイル導入孔88から第2の受圧室74内に注入される。第2のオイル導入孔88は、オイル注入後に第2の栓部材89によって閉塞されている。
このように構成された差圧発信器43においては、第1のバリアダイアフラム81に加えられた被計測流体の圧力がオイル84を介して第1の圧力室57に伝達される。また、第2のバリアダイアフラム82に加えられた被計測流体の圧力がオイル84を介して第2の圧力室58に伝達される。このように第1の圧力室57と第2の圧力室58とに圧力が伝達されることによりセンサダイアフラム46が変位し、圧力センサ41によって差圧が検出される。
図3に示す第1の導圧パイプ63の一端部63aの周囲と、第2の導圧パイプ65の一端部65aの周囲には、それぞれ接着剤64が毛細管現象で這い上がることがない広さの空間Sが形成されている。このため、接着剤64が第1および第2の導圧パイプ63,65の一端部63a,65aに沿って這い上がることがないから、第1および第2の導圧パイプ63,65が接着剤64で塞がれることはない。
したがって、この実施の形態によれば、導圧路の確保と高強度接着構造とを両立させることが可能な圧力センサ(差圧センサ)を提供することができる。
(圧力室形成部材と導圧パイプの変形例)
導圧パイプの周囲に毛細管現象が生じることがない広さの空間を形成するためには、図4〜図9に示すように構成することができる。図4〜図9において、図1および図2によって説明したものと同等の部材については、同一符号を付し、詳細は説明は省略する。
図4に示す圧力室形成部材12は、ガラスによって形成されており、シリコン製のセンサダイアフラム13と接合されている。圧力室形成部材12を形成する材料は、シリコンに限定されることはなく、図4に示すようにガラスであったり、ステンレス鋼やコバールなどのセンサチップの台座として使用できる材料であれば、どのようなものでも用いることができる。
図5に示す圧力室形成部材12は、凹部15と座繰り部31とが形成された第1の部材101と、貫通孔16の座繰り部31より孔径が小さい孔部32が形成された第2の部材102とを備えている。第2の部材102は、第1の部材101に接合されている。この構成を採ることにより、一つの部材に段付きの貫通孔を形成する必要がなくなるから、貫通孔16を簡単に形成することができる。
図5に示す構成を採る場合は、第1の部材101と第2の部材102とを互いに異なる材料によって形成することができる。例えば、第1の部材101をシリコンによって形成し、第2の部材102をガラスによって形成することができる。
図6と図7に示す貫通孔16の凹部15に開口する一端部は、凹部15に向かうにしたがって内径が次第に大きくなるテーパー状に形成されている。図6に示す貫通孔16は、凹部15とは反対側の開口から凹部15側の開口まで内径が次第に大きくなるテーパー面103を有している。
図7に示す貫通孔16は、凹部15に開口する一端に向かうにしたがって内径が次第に大きくなる第1のテーパー部104と、凹部15とは反対側の他端に向かうにしたがって内径が次第に大きくなる第2のテーパー部105とによって形成されている。図7に示す構成を採ることによって、貫通孔16内に接着剤22を注入する作業を第2のテーパー部105から簡単に行うことができる。
図8と図9に示す貫通孔16は、一端から他端まで内径が一定となるように形成されている。図8と図9に示す導圧パイプ21の一端部21aは、他端側の部分より相対的に細く形成されている。詳述すると、図8に示す導圧パイプ21の一端部21aは、他の部分より相対的に細い円筒106によって形成されている。図9に示す導圧パイプ21の一端部21aには、先端に向かうにしたがって外径が次第に小さくなるテーパー面107が形成されている。図8と図9に示す構成を採ることにより、接着剤22が毛細管現象で這い上がることがない広さの空間Sを形成するにあたって、シリコンに較べて加工が容易な導圧パイプ21を加工して行うことができるから、本発明を容易に実現することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明した。しかしながら、本発明の技術的範囲はかかる例に限定されない。本発明の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、様々な変形例に想到しうることは明らかであり、これらの変形例についても、当然に本発明の技術的範囲に属する。
1,41…圧力センサ、12…圧力室形成部材、12a,53a…一端の主面、15…凹部、16…貫通孔(孔)、13,46…センサダイアフラム、21…導圧パイプ、22,64…接着剤、63…第1の導圧パイプ(導圧パイプ)、65…第2の導圧パイプ(導圧パイプ)、31…座繰り部、32…孔部、53…支持部材(圧力室形成部材)、54…第1の貫通孔(凹部)、55…第2の貫通孔(凹部)、56…絶縁部材(圧力室形成部材)、66…第1の座繰り部(座繰り部)、67…第1の孔部(孔部)、68…第2の座繰り部(座繰り部)、69…第2の孔部(孔部)、84…オイル(圧力伝達媒体)、101…第1の部材、102…第2の部材、103,107…テーパー面、104…第1のテーパー部、105…第2のテーパー部、106…円筒、107…テーパー面、S…空間。

Claims (7)

  1. 板状に形成され、圧力を受けることにより変位するセンサダイアフラムと、
    前記センサダイアフラムに接合される圧力室形成部材に設けられ、前記センサダイアフラムによって開口部が閉塞される凹部および前記凹部に開口する孔と、
    一端部が前記凹部に露出するように前記孔に挿入されて接着剤によって接着され、前記センサダイアフラムへ圧力を伝達する導圧路として機能する導圧パイプと、
    前記凹部内と前記導圧パイプ内とに充填され、圧力を伝達する圧力伝達媒体とを備え、
    前記導圧パイプの前記一端部の周囲に空間が設けられ、前記導圧パイプの前記一端部には、前記接着剤が存在しないことを特徴とする圧力センサ。
  2. 前記空間は、前記孔の開口部に形成された座繰り部によって構成されていることを特徴とする、請求項1記載の圧力センサ。
  3. 前記座繰り部は、前記導圧パイプの長手方向と平行に延びるように形成されていることを特徴とする、請求項2記載の圧力センサ。
  4. 前記圧力室形成部材は、
    前記凹部と前記座繰り部とが形成された第1の部材と、
    前記孔の前記座繰り部より孔径が小さい孔部が形成されて前記第1の部材に接合された第2の部材とを備えていることを特徴とする、請求項3記載の圧力センサ。
  5. 前記第1の部材と前記第2の部材とが異なる材料によって形成されていることを特徴とする、請求項4記載の圧力センサ。
  6. 前記孔の開口部は、前記凹部に向かうにしたがって内径が次第に大きくなるテーパー状に形成され、
    前記空間は、前記孔の開口部と前記導圧パイプとの間に形成されていることを特徴とする、請求項1記載の圧力センサ。
  7. 前記導圧パイプの前記一端部は、他端側の部分より相対的に細く形成されていることを特徴とする、請求項1記載の圧力センサ。
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