JP2020175518A - 保持具、位置決め装置、及びスクライブ装置 - Google Patents

保持具、位置決め装置、及びスクライブ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】基板が搬送中に損傷することを抑制する。【解決手段】保持具100は、保持部材101と、凹部102と、クランプ部材103と、を備える。保持部材101は基板Sを保持する。凹部102は、保持部材101における基板Sの位置決めをする。クランプ部材103は、凹部102に位置決めされた基板Sを保持部材101にクランプする。【選択図】図2

Description

本発明は、加工対象の基板を保持する保持具、その保持具を備える位置決め装置、及び、当該位置決め装置を備えるスクライブ装置に関する。
従来、ガラス基板、セラミックス基板などの基板を切り出しする装置が知られている。例えば、貼り合わせたガラス基板にスクライブラインを形成し、当該ガラス基板の小片を切り出す装置がある(例えば、特許文献1を参照)。
特許第5280442号
従来の基板を加工する装置では、加工対象の基板は、搬送機によりそのまま当該装置に搬送されていた。加工対象の基板が非常に脆い基板(薄いガラス基板など)である場合、搬送機による搬送中に当該基板が損傷を受ける場合がある。また、従来の装置では、搬送されてきた基板をそのまま吸引吸着などによりステージに保持していた。そのため、基板を保持後に予備的な位置決めが必要となっていた。
本発明の目的は、加工対象の基板が搬送中に損傷することを抑制することにある。
以下に、課題を解決するための手段として複数の態様を説明する。これら態様は、必要に応じて任意に組み合せることができる。
本発明の一見地に係る保持具は、加工対象の基板を保持するための保持具である。保持具は、保持部材と、位置決め部と、クランプ部材と、を備える。保持部材は基板を保持する。位置決め部は、保持部材における基板の位置決めをする。クランプ部材は、位置決め部に位置決めされた基板を保持部材にクランプする。
上記の保持具に基板を保持することにより、非常に脆い基板であっても搬送中に損傷することを防止できる。また、位置決め部に位置決めした状態で基板をクランプ部材によりクランプすることで、基板を加工する前の予備的な位置決めが不要となる。
上記の保持具において、保持部材には開口が形成されていてもよい。これにより、保持具に保持された基板の両面を同時に加工できる。
本発明の他の見地に係る位置決め装置は、固定部材と、保持具と、を備える。固定部材は、所定の平面内で移動及び回転可能である。保持具は、固定部材に固定され基板を保持する保持部材と、保持部材における基板の位置決めをする位置決め部と、位置決め部に位置決めした基板を保持部材にクランプするクランプ部材と、を有する。
これにより、非常に脆い基板であっても搬送中に損傷することなく、当該基板を位置決め装置まで搬送できる。また、位置決め装置において予備的な位置決めが不要となる。すなわち、位置決め装置は、保持具全体の位置決めのみを実行すればよくなる。
本発明のさらに他の見地に係るスクライブ装置は、位置決め装置と、スクライブ機構と、を備える。位置決め装置は、固定部材と、保持具と、を有する。固定部材は、所定の平面内で移動及び回転可能である。保持具は、固定部材に固定され基板を保持する保持部材と、保持部材における基板の位置決めをする位置決め部と、位置決め部に位置決めした基板を保持部材にクランプするクランプ部材と、を有する。スクライブ機構は、保持具に保持された基板の上面側及び/又は下面側に設けられる。
これにより、非常に脆い基板であってもスクライブ装置まで搬送中に損傷することを防止できる。また、スクライブ装置において予備的な位置決めが不要となる。
上記の保持具に加工対象の基板を保持することにより、基板が搬送中に損傷することを抑制できるとともに、加工装置における基板の予備的な位置決めが不要となる。
第1実施形態に係る保持具の上面図。 第1実施形態に係る保持具のA−A’線における断面図。 第1実施形態に係るスクライブ装置の概略断面図。 位置決め装置の上面図。 位置決め装置における基板の角度補正動作を示す上面図。 位置決め装置における基板の位置の調整動作を示す上面図。
1.第1実施形態
(1)保持具
以下、図1及び図2を用いて、第1実施形態に係る保持具100を説明する。図1は、第1実施形態に係る保持具の上面図である。図2は、第1実施形態に係る保持具のA−A’線における断面図である。
第1実施形態に係る保持具100は、スクライブ装置200(後述)のような加工装置に、加工対象となる基板Sを損傷することなく供給するとともに、加工装置における基板Sの予備的な位置決めを不要とする器具である。
保持具100は、保持部材101を備える。保持部材101は、例えば、金属製の板状部材である。なお、本実施形態の保持部材101は正方形を有しているが、その形状は任意とできる。
保持部材101には、加工対象の基板Sと平面視で同一形状の凹部102(位置決め部の一例)が形成されている。凹部102は、保持部材101における基板Sの位置決めをする。具体的には、凹部102の底面に基板Sが載置され、凹部102に基板Sが挿入されることで、基板Sが凹部102に拘束される。
保持具100は、クランプ部材103を備える。クランプ部材103は、凹部102に挿入され位置決めされた基板Sをクランプして、基板Sを凹部102の形成位置に固定する部材である。本実施形態において、クランプ部材103は4つ設けられ、基板Sの各辺をクランプしている。なお、基板Sの形状等によっては、クランプ部材103の数を4以外とすることもできる。
クランプ部材103は、例えば、ゴム、シリコン樹脂などの樹脂、又はプラスチック材料により構成されたパネルクランプである。クランプ部材103をゴム、樹脂、プラスチック材料とすることで、基板Sが損傷することを防止できる。その他、金属製のクランプをクランプ部材103として用いることもできる。
本実施形態の保持具100は、開口O1をさらに備える。開口O1は、保持部材101に形成された凹部102よりも内側に設けられ、基板Sの下面を露出させる。これにより、上記の保持具100を備えたスクライブ装置200は、基板Sの上面と下面を同時に加工(スクライブラインを形成)できる。
以下、上記の構成を有する保持具100の使用形態を簡単に説明する。
基板Sをスクライブ装置200に供給する際に、当該基板Sは、保持具100にて保持される。具体的には、保持部材101の凹部102に基板Sを挿入し、当該基板Sをクランプ部材103にて固定する。これにより、保持具100における基板Sの位置決めができるので、スクライブ装置200(位置決め装置1)において予備的な位置決めが不要となる。
その後、基板Sを保持した保持具100が、搬送装置(図示せず)により、スクライブ装置200(位置決め装置1)まで搬送される。基板Sを保持具100に保持した状態で搬送することにより、搬送時の基板Sの損傷を低減できる。上記の保持具100をスクライブ装置200まで搬送後、基板Sを保持した保持具100を、位置決め装置1の固定部材11(後述)の上面に固定する。
(2)スクライブ装置
以下、図3を用いて、第1実施形態に係るスクライブ装置200を説明する。図3は、第1実施形態に係るスクライブ装置の概略断面図である。
以下の説明においては、所定の水平面内の二次元の軸としてX軸とY軸を定義する。また、その水平面に垂直な方向を表すZ軸を定義する。図3では、紙面内の左から右方向を正のX方向とし、紙面から上向きを正のY方向とする。また、紙面内の下から上方向を正のZ方向とする。
スクライブ装置200は、保持具100に保持された基板Sにスクライブラインを形成する装置である。基板Sは、ガラス基板又はセラミックス基板などの脆性基板、又は、樹脂基板などである。スクライブ装置200により基板にスクライブラインを形成することで、スクライブラインに沿って基板を分離できる。
スクライブ装置200は、位置決め装置1と、スクライブ機構3と、を備える。位置決め装置1は、保持具100(に保持された基板S)の位置決めをする装置である。位置決め装置1では、保持具100を固定する固定部材11に設けられた第1軸受部材11a及び第2軸受部材11bのそれぞれが、第1棒状部材12及び第2棒状部材13の表面上を摺動することで、保持具100を水平面内(X−Y平面内)で位置決めできる。また、第1棒状部材12及び第2棒状部材13が水平面内で「傾動」することで、保持具100の水平面内での角度を変更できる。
スクライブ機構3は、スクライブホイールSWを転動させて基板を切断する装置である。スクライブホイールSWは、外周部分がV字形に形成された円板状の部材である。スクライブホイールSWの上記外周部分が、基板Sにスクライブラインを形成する刃となる。
図3に示すように、本実施形態のスクライブ装置200では、基板Sの上面側と下面側にスクライブ機構3が設けられている。これにより、基板Sの上面と下面に同時にスクライブラインを形成できる。
(3)位置決め装置
以下、図3及び図4を用いて、スクライブ装置200に備わる第1実施形態に係る位置決め装置1の具体的構成を説明する。図4は、位置決め装置の上面図である。
第1実施形態に係る位置決め装置1は、「井桁」状に配置した棒状部材により保持具100を固定した固定部材11を支持しつつ、当該固定部材11を棒状部材に摺動させることで、保持具100をX−Y平面内で移動し、Z方向の軸周りに回転できる。
位置決め装置1は、固定部材11と、第1軸受部材11aと、第2軸受部材11bと、一対の第1棒状部材12と、一対の第2棒状部材13と、一対の第1駆動機構14と、一対の第2駆動機構15と、を有する。
固定部材11は、その上面に保持具100を固定する。具体的には、固定部材11の上面に、保持具100の保持部材101が固定される。また、固定部材11には、その上部に保持具100の四角形の一辺に平行な方向に延びる開口が設けられる。第1軸受部材11aは、この開口に嵌合された状態で固定部材11の上部に固定されている。第1軸受部材11aは、例えば、エアベアリングなどの棒状部材を滑らかに摺動できる軸受である。
一方、固定部材11の下部には、第1軸受部材11aが嵌合された開口が延びる方向とは垂直な方向に延びる他の開口が設けられる。第2軸受部材11bは、この開口に嵌合された状態で、固定部材11の下部に固定されている。第1軸受部材11aは、例えば、エアベアリングなどの棒状部材を滑らかに摺動できる軸受である。
一対の第1棒状部材12は、長い柱状の部材である。図3及び図4に示すように、本実施形態の第1棒状部材12は、円柱状の部材であるが、角柱などの多角形の断面を有する柱状部材であってもよい。なお、第1棒状部材12の長さは、定盤(後述)の一辺の長さよりも長く、定盤の対角線の長さよりも若干長くしておくことがより好ましい。
一対の第1棒状部材12のそれぞれは、固定部材11の上部に固定された第1軸受部材11aを貫通する。これにより、一対の第1棒状部材12は、上記四角形の一辺(第1棒状部材12の長さ方向に平行な辺)とは垂直な方向に、四角形の他の一辺(第1棒状部材12の長さ方向とは垂直な辺)の長さだけ間隔を空けて配置される。
また、一対の第1棒状部材12が第1軸受部材11aを貫通することで、固定部材11に固定された第1軸受部材11aは、第1棒状部材12の表面上を摺動可能となる。すなわち、固定部材11が一対の第1棒状部材12の表面上を摺動することで、保持具100は第1棒状部材12の長さ方向に移動できる。さらに、一対の第1棒状部材12の一端には、一対の第1棒状部材12を連結するように、第1落下防止部材12aが設けられている。
一対の第2棒状部材13は、長い柱状の部材である。本実施形態の第2棒状部材13は、円柱状の部材であるが、角柱などの多角形の断面を有する柱状部材であってもよい。なお、第2棒状部材13の長さは、定盤(後述)の一辺の長さよりも長く、定盤の対角線の長さよりも若干長くしておくことがより好ましい。
一対の第2棒状部材13のそれぞれは、固定部材11の下部に固定された第2軸受部材11bを貫通する。これにより、一対の第2棒状部材13は、上記四角形の一辺(第2棒状部材13の長さ方向に平行な辺)とは垂直な方向に、四角形の他の一辺(第2棒状部材13の長さ方向とは垂直な辺)の長さだけ間隔を空けて配置される。
また、一対の第2棒状部材13が第2軸受部材11bを貫通することで、固定部材11に固定された第2軸受部材11bは、第2棒状部材13の表面上を摺動可能となる。すなわち、固定部材11が一対の第2棒状部材13の表面上を摺動することで、保持具100は第2棒状部材13の長さ方向に移動できる。さらに、一対の第2棒状部材13の一端には、一対の第2棒状部材13を連結するように、第2落下防止部材13aが設けられている。
上記のように、第1軸受部材11aは固定部材11の上部において固定され、第2軸受部材11bは固定部材11の下部において固定されている。また、第2軸受部材11bは、第1軸受部材11aが延びる方向とは垂直方向に延びている。
軸受部材の上記配置により、第1軸受部材11aを貫通する一対の第1棒状部材12と、第2軸受部材11bを貫通する一対の第2棒状部材13は、固定部材11の配置位置、すなわち、保持具100の四隅において、互いに垂直に交差する。つまり、一対の第1棒状部材12と一対の第2棒状部材13は「井桁」状に配置される。一対の第1棒状部材12及び一対の第2棒状部材13は、この「井桁」構造により、保持具100を安定した状態で支持できる。
また、固定部材11が互いに垂直に交差する第1棒状部材12及び第2棒状部材13を摺動可能であるので、固定部材11に固定された保持具100は、これら2つの棒状部材が形成する平面(すなわち、X−Y平面)において任意の位置に移動できる。
一対の第1駆動機構14は、それぞれ、位置決め装置1のX方向の端部に設けられ、一対の第1棒状部材12の対応する端部を接続している。より具体的には、一対の第1棒状部材12の一端部に1つの第1駆動機構14が接続され、一対の第1棒状部材12の他端部に1つの第1駆動機構14が接続されている。各第1駆動機構14は、第1駆動モータ14aの駆動によりY方向に移動することで、自身が接続した一対の第1棒状部材12の端部を、Y方向(第1方向の一例)に移動させる。
上記の構成により、一対の第1駆動機構14は、一対の第1棒状部材12の2つの端部を独立してY方向に移動できる。また、一対の第1駆動機構14は、一対の第1棒状部材12の端部をY方向に移動させることにより、固定部材11を一対の第2棒状部材13の表面上において摺動できる。すなわち、一対の第1駆動機構14は、保持具100を第2棒状部材13の長さ方向に移動できる。
また、一対の第1駆動機構14は、それぞれ、回動機構14bを有する。回動機構14bは、一対の第1棒状部材12の端部をZ軸回りに回動させる。
一対の第2駆動機構15は、それぞれ、位置決め装置1のY方向の端部に設けられ、一対の第2棒状部材13の対応する端部を接続している。より具体的には、一対の第2棒状部材13の一端部に1つの第2駆動機構15が接続され、一対の第2棒状部材13の他端部に1つの第2駆動機構15が接続されている。各第2駆動機構15は、第2駆動モータ15aの駆動によりX方向に移動することで、自身が接続した一対の第2棒状部材13の端部を、X方向(第2方向の一例)に移動させる。
上記の構成により、一対の第2駆動機構15は、一対の第2棒状部材13の2つの端部を独立してX方向に移動できる。また、一対の第2駆動機構15は、一対の第2棒状部材13の端部をX方向に移動させることにより、固定部材11を一対の第1棒状部材12の表面上において摺動できる。すなわち、一対の第2駆動機構15は、保持具100を第1棒状部材12の長さ方向に移動できる。
また、一対の第2駆動機構15は、それぞれ、回動機構15bを有する。回動機構15bは、一対の第2棒状部材13の端部をZ軸回りに回動させる。
位置決め装置1は、定盤16を有する。定盤16は、1つの水平面(X−Y平面)が定義された重量のある部材である。一対の第1駆動機構14及び一対の第2駆動機構15は、定盤16が定義する共通の水平面上に配置される。具体的には、一対の第1駆動機構14は、それぞれ、共通の水平面上のX方向の端部に配置される。一方、一対の第2駆動機構15は、それぞれ、共通の水平面上のY方向の端部に配置される。
定盤16に駆動機構を配置することにより、第1棒状部材12及び第2棒状部材13を、共通の水平面内で移動できる。その結果、保持具100のX方向及びY方向における位置決め精度を高くできる。
定盤16は、例えば、御影石(グラナイト)製の石定盤である。その他、金属製の定盤を用いることもできる。
位置決め装置1は、支持部材17を有する。支持部材17は、固定部材11の下端部に設けられ、定盤16の共通の水平面に当接して固定部材11を支持する。支持部材17は、定盤16の水平面に当接した状態で、固定部材11の移動に従って、定盤16の水平面上を移動する。これにより、支持部材17は、固定部材11(保持具100)を、定盤16の水平面内で安定して移動できる。支持部材17は、例えば、エアパッドなどの緩衝部材である。
上記の構成を有する位置決め装置1に保持具100を固定する形態とすることで、非常に脆い基板Sであっても搬送中に損傷することなく、当該基板Sを位置決め装置1まで搬送できる。また、位置決め装置1において予備的な位置決めが不要となるので、位置決め装置1は、以下に示すようにして保持具100全体の位置決めのみを実行すればよくなる。
(4)位置決め装置による基板の位置決め動作
次に、図5〜図6を用いて、上記の構成を有する位置決め装置1を用いた基板Sの位置決め動作を簡単に説明する。図5は、位置決め装置における基板の角度補正動作を示す上面図である。図6は、位置決め装置における基板の位置の調整動作を示す上面図である。
まず、基板S(保持具100)を現在位置でZ軸回りに回転させる場合の動作について説明する。基板Sを現在位置で回転させる場合、図5に示すように、一対の第1駆動機構14のそれぞれを、X方向に互いに逆方向に移動させる。それと同時に、一対の第2駆動機構15を、それぞれ、Y方向に互いに逆方向に移動させる。
例えば、図5に示すように、正のX方向に存在する第1駆動機構14を負のY方向に、負のY方向に存在する第1駆動機構14を正のY方向に、互いに逆方向に移動させ、正のY方向に存在する第2駆動機構15を正のX方向に、負のY方向に存在する第2駆動機構15を負のX方向に、互いに逆方向に移動させる。
これにより、一対の第1棒状部材12がX軸に対して傾動(負のY方向に傾動)し、一対の第2棒状部材13がY軸に対して傾動(正のX方向に傾動)する結果、基板S(保持具100)が、現在位置において、Z軸回りに時計回り(図5の場合)に回転する。
図5に示すように、保持具100がZ軸回りに回転するときに、第1駆動機構14及び第2駆動機構15の回動機構14b、15bが、棒状部材をZ軸回りに回動している。このように、本実施形態に位置決め装置1では、保持具100の回転軸と、棒状部材の回転軸とが離間している。このような構成により、本実施形態の位置決め装置1は、保持具100(基板S)を高精度に回転できる。つまり、位置決め装置1は、基板Sの高精度な角度補正を実行できる。
次に、基板S(保持具100)をX方向及び/又はY方向に移動させる場合の動作について説明する。基板SをX方向の成分を少なくとも含む方向に移動させる場合、一対の第2駆動機構15を、X方向における同一方向に移動させる。これにより、保持具100が、少なくともX方向の成分を含む方向に延びる一対の第1棒状部材12に沿って移動する。
その一方、基板SをY方向の成分を少なくとも含む方向に移動させる場合、一対の第1駆動機構14を、Y方向における同一方向に移動させる。これにより、保持具100が、少なくともY方向の成分を含む方向に延びる一対の第2棒状部材13に沿って移動する。
例えば、図6に示すように、図5のように保持具100を回転後に、さらに、一対の第1駆動機構14を正のY方向に移動させると同時に、一対の第2駆動機構15を負のX方向に移動させる。これにより、一対の第1棒状部材12及び一対の第2棒状部材13が現在の傾動角度を維持しつつ移動し、基板S(保持具100)をX−Y平面内の二方向に同時に移動できる。
(5)実施形態の共通事項
上記第1実施形態は、下記の構成及び機能を有している。
保持具(例えば、保持具100)は、加工対象の基板(例えば、基板S)を保持するための保持具である。保持具は、保持部材(例えば、保持部材101)と、位置決め部(例えば、凹部102)と、クランプ部材(例えば、クランプ部材103)と、を備える。保持部材は基板を保持する。位置決め部は、保持部材における基板の位置決めをする。クランプ部材は、位置決め部に位置決めされた基板を保持部材にクランプする。
上記の保持具に基板を保持することにより、非常に脆い基板であっても搬送中に損傷することを防止できる。また、位置決め部に位置決めした状態で基板をクランプ部材によりクランプすることで、基板を加工する前の予備的な位置決めが不要となる。
2.他の実施形態
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組み合せ可能である。
第1実施形態で説明した保持具100は、種々の基板を保持する目的で使用できる。
本発明は、基板を保持する保持具に広く適用できる。
100 保持具
101 保持部材
102 凹部
103 クランプ部材
O1 開口
S 基板
200 スクライブ装置
1 位置決め装置
11 固定部材
11a 第1軸受部材
11b 第2軸受部材
12 第1棒状部材
12a 第1落下防止部材
13 第2棒状部材
13a 第2落下防止部材
14 第1駆動機構
14a 第1駆動モータ
14b 回動機構
15 第2駆動機構
15a 第2駆動モータ
15b 回動機構
16 定盤
17 支持部材
3 スクライブ機構
SW スクライブホイール

Claims (4)

  1. 加工対象の基板を保持するための保持具であって、
    前記基板を保持する保持部材と、
    前記保持部材における前記基板の位置決めをする位置決め部と、
    前記位置決め部に位置決めした前記基板を前記保持部材にクランプするクランプ部材と、
    を備える保持具。
  2. 前記保持部材には開口が形成される、請求項1に記載の保持具。
  3. 所定の平面内で移動及び回転可能な固定部材と、
    前記固定部材に固定され基板を保持する保持部材と、前記保持部材における前記基板の位置決めをする位置決め部と、前記位置決め部に位置決めした前記基板を前記保持部材にクランプするクランプ部材とを有する保持具と、
    を備える位置決め装置。
  4. 所定の平面内で移動及び回転可能な固定部材と、前記固定部材に固定され基板を保持する保持部材と、前記保持部材における前記基板の位置決めをする位置決め部と、前記位置決め部に位置決めした前記基板を前記保持部材にクランプするクランプ部材とを有する保持具と、を有する位置決め装置と、
    前記保持具に保持された基板の上面側及び/又は下面側に設けられたスクライブ機構と、
    を備えるスクライブ装置。
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