JP2017228801A - ウェーハ受け渡し装置 - Google Patents

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【課題】ウェーハのレベルを正確に合わせて、エッジクランプ型のハンド同士でのウェーハの受け渡しをスムーズに行うことができるようにしたウェーハ受け渡し装置を提供する。【解決手段】ウェーハWを受け渡すときには、対応している受取駒17の基準面17aに高さ調整ピン22を当接させると、その基準面17aと対応しているクランプ爪部21が基準面17aに対応した高さ位置に配置され、同時にウェーハWも受取駒17の基準面17aに対応した高さ位置に配置される。一方、ウェーハ受取部上に配置されたウェーハWを受け取り側で受け取るときには、複数の受取駒17の基準面17aに高さ調整ピン22を当接させると、それぞれ基準面17aと対応しているクランプ爪部21が該基準面17aに対応した高さ位置に各々配置され、受取駒17上に配置されたウェーハWの高さ位置、傾き姿勢等に合わせられる。【選択図】図2

Description

本発明はウェーハ受け渡し装置に関するものであり、特に、各処理装置間においてウェーハを自動搬送する際等に使用するウェーハ受け渡し装置に関するものである。
従来、例えばシリコンインゴット等からスライスされて切り出された薄層状のシリコンウェーハ等のウェーハは、各種の加工処理を経て最後に製品化される。そのウェーハの処理では、ウェーハを各種の処理工程へ順に搬送して処理するのが通常である。なお、その搬送は、幾枚にも重ねて搬送する場合と、一枚ずつ搬送する場合とがあるが、本発明ではウェーハを一枚ずつ搬送する場合である。
さらに、シリコンチップを貫通するビア、すなわちTSV(through silicon via)のようなクリーン度の高いウェーハの加工処理では、ウェーハの洗浄精度が重要視される。また、パーティクル等の問題から各ユニットが洗浄度に応じて部屋(チャンバー)で分かれており、気流の管理が行われている。この場合、各ユニット間でのウェーハの受け渡しは、それぞれ専用の搬送ロボットが配置されている。
また、従来、ウェーハの搬送においては、一般に吸着ハンドによる搬送手段がとられている(例えば、特許文献1参照)。しかし、TSV加工処理において、研削、洗浄後のウェーハの表面は接触することができず、ウェーハの外周縁部(エッジ部)のみを保持しなければならない。このような場合、搬送ハンドの形状はトレイ型のハンドを使用し、ウェーハの外周縁部のみをハンドで保持して搬送する手段がある(例えば、特許文献2参照)。
特開平9−64152号公報 特開平7−335714号公報
しかしながら、特許文献2記載の発明のように、トレイ型のハンドを使用し、ウェーハの外周縁部のみをハンドで保持して搬送する方法では、ウェーハの受け渡し構造が複雑になるという問題点があった。
そこで、専用の爪でウェーハの外周縁部を保持するエッジクランプ型のハンドを使用し、エッジクランプ型のハンド同士の間でウェーハを受け渡しする搬送手段もあり、既に実用化に供されている。そのエッジクランプ型のハンド同士の間でウェーハを受け渡しするためには、それぞれのユニットにおいて、ウェーハの高さ位置及び/又は姿勢等を予め合わせておかないと、ウェーハを受け渡しするときに、ウェーハの高さ位置及び/又は傾き姿勢の相違によるウェーハに歪みや負荷が掛かり、問題となる。
そこで、エッジクランプ型のハンド同士によりウェーハの受け渡しを行う場合に、そのウェーハの高さ位置及び/又は姿勢等を正確に合わせて、ウェーハに負荷等をかけずに受け渡しをスムーズに行うことができるようにしたウェーハ受け渡し装置を提供するために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1記載の発明は、処理装置間で概略板状のウェーハを受け渡しするウェーハ受け渡し装置であって、基準面と前記ウェーハの外周縁部を受けて前記ウェーハを保持可能な保持部とを備えた保持手段と、前記ウェーハの外周縁部を複数のクランプ爪部で把持可能な搬送手段と、前記基準面に当接されると前記クランプ爪部を前記基準面に対して所定高さに位置決めする位置決め手段と、を備えているウェーハ受け渡し装置を提供する。
この構成によれば、搬送手段により運ばれて来たウェーハを保持手段に受け渡すとき、位置決め手段が、その位置決め手段と対応する保持手段の基準面に当接すると、その基準面と対応している搬送手段のクランプ爪部がその基準面に対応した高さ位置に配置され、同時にウェーハも基準面に対応した位置に配置される。その後、クランプ爪部によるウェーハのクランプを解くと、ウェーハは搬送手段から保持部に受け渡される。また、ウェーハは、外周縁部が保持部に支えられる。このように保持部で支えられたウェーハは、その各保持部の位置に応じて、そのウェーハが配置されている高さ位置及び/又は傾き姿勢を異ならせることができる。
一方、保持手段において保持部で支えられているウェーハを搬送手段で受け取るときには、位置決め手段が、基準面と対応しているクランプ爪部をその基準面に対応した高さ位置、すなわちウェーハの外周縁部をクランプ可能な位置に各々配置する。したがって、その位置において各クランプ爪部によるウェーハのクランプ動作を行わせると、そのクランプ爪部がウェーハの外周縁部をクランプして保持手段上から確実に受け取ることができる。
本発明によれば、ウェーハの高さ位置及び/又は傾き姿勢を正確に合わせて、ウェーハの受け渡しをスムーズに行うことができるので、従来の装置において問題となっていた、ウェーハの受け渡し時に発生するレベルの相違によるウェーハの歪みや負荷を無くすことができるとともに、傾きによる落下等も解消することができ、ウェーハに対する不具合を無くすことができる。
本発明を適用したウェーハ受け渡し装置の概略構成を示す斜視図。 同上受け渡し装置におけるレベル調整動作を説明する図。 同上受け渡し装置におけるウェーハクランプ手段を説明する図。
本発明はウェーハの高さ位置及び/又は姿勢等を正確に合わせて、ウェーハに負荷等をかけずに受け渡しをスムーズに行うことができるようにしたウェーハ受け渡し装置を提供するという目的を達成するために、処理装置間で概略板状のウェーハを受け渡しするウェーハ受け渡し装置であって、基準面と前記ウェーハの外周縁部を受けて前記ウェーハを保持可能な保持部とを備えた保持手段と、前記ウェーハの外周縁部を複数のクランプ爪部で把持可能な搬送手段と、前記基準面に当接されると前記クランプ爪部を前記基準面に対して所定高さに位置決めする位置決め手段と、を備えることにより実現した。
以下、本発明の実施形態によるウェーハ受け渡し装置の具体的な実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明を適用したウェーハ受け渡し装置の概略構成を示す斜視図である。同図において、ウェーハ受け渡し装置10は、ロボットアーム11と、ウェーハ受け取り機構12とウェーハ受け渡し機構13等により構成されており、全体の動作は図示しないコンピュータ等の制御部に格納されたプログラムの手順に従って操作される。
前記ロボットアーム11は、少なくとも二つの異なる処理装置(ユニット)、例えば切削処理装置(切削処理ユニット)から洗浄処理装置(洗浄処理ユニット)へ、又は、反対に洗浄処理装置から切削処理装置へ前記ウェーハ受け渡し機構13を移動させるものである。そのロボットアーム11及びウェーハ受け渡し機構13は、各処理装置毎に用意されるもの、あるいは1つのロボットアーム11及びウェーハ受け渡し機構13が各処理装置共通に使用される場合もあり、その設置は各処理装置の配置構成やタクトタイム等によって変更される。
前記ロボットアーム11は、一端側(基端側)11aが図示しないロボット本体に取り付けられ、他端側11bが自由端となった片持ち状の部材として構成されている。また、その他端側11bの下面側には、平衡子機構14を介して前記受け渡し機構13が上下方向へ揺動可能に取り付けられている。
前記受け取り機構12は、各処理装置の内部、又は、処理装置と処理装置との間に設けられる。その受け取り機構12は、基板15と、その基板15上から上方に突出した状態で立設されている4本の支柱体16と、その各支柱体16の上端にそれぞれ取り付けられた受け具としての4個の受取駒17とで構成されている。なお、これら4個の受取駒17は、概略円板状をしたウェーハWが配置される概略円状の領域(以下、「ウェーハ配置領域SW」という)の外周に対応して、その外周方向にそれぞれ所要量ずつずらされた状態で設けられている。
前記各受取駒17は、概略円柱状の駒であり、上側端面を基準面17aとし、周面には小径部17bと、その小径部17bの外径よりも径が大きい大径部17cと、前記小径部17bの下縁から下方に傾斜しながら前記大径部17cの上縁へつながる保持部としてのテーパー部17dとで構成されている。
そして、各受取駒17は、前記小径部17bが前記ウェーハ配置領域SWの直ぐ外側に位置すると共に、前記大径部17c及び前記テーパー部17dが前記ウェーハ配置領域SWの内側に位置するようにして配置されており、ウェーハ配置領域SW内に運ばれて来たウェーハWの外周縁下面を各受取駒17のテーパー部17dの外面で受けて支えることができるようになっている。また、各受取駒17の基準面17aは水平で、それぞれの基準面17aが図2に示す水平線Hと同じ高さ位置に配置されている場合には、ウェーハWは同図に示すように水平線Hと平行、すなわち水平に配置される。また、4個の受取駒17のうちの任意の駒が上または下側に高さ調整されると、その高さ調整された駒の位置に応じた量及び方向へウェーハWが傾く。
受け渡し機構13は、図1に示すように、本体部13aと、その本体部13aに取り付けられた位置決め手段13b及びウェーハクランプ保持手段13cとを具備している。
前記本体部13aは、前記ロボットアーム11の他端側(自由端側)11bの下面に前記平衡子機構14を介して上下方向へ揺動可能に取り付けられている。したがって、本体部13aに取り付けられたウェーハクランプ保持手段13c及び位置決め手段13bは、平衡子機構14を中心として本体部13aと共に上下方向へ一体に揺動する。
前記位置決め手段13bは、前記本体部13aから2方向に延ばされた状態にして、その本体部13aに取り付けられている高さ調整用の第1アーム部20aと、その高さ調整用の第1アーム部20aと各々概略直角に交差して該第1アーム部20aの先端に水平に取り付けられている1対の高さ調整用の第2アーム部20bと、を有している。また、前記1対の高さ調整用の第2アーム部20bの各両端部にはそれぞれ下側に向かって、前記ウェーハ受け取り機構12における受取駒17の基準面17aと対応するようにして高さ調整ピン22が取り付けられている。
前記ウェーハクランプ保持手段13cは、前記本体部13aから2方向に延ばされた状態にして、その本体部13aに取り付けられている爪用の第1アーム部19aと、その第1アーム部19aと各々概略直角に交差して水平に取り付けられている1対の爪用の第2アーム部19bと、その1対の爪用の第2アーム部19bの各両端部にそれぞれ下側に向かって突出した状態にして取り付けられている4個のクランプ爪部21等で構成されている。
前記1対の爪用の第2アーム部19bの各両端部にそれぞれ取り付けられた4個の前記クランプ爪部21は、前記高さ調整ピン22と外周方向にそれぞれ所要量ずつずらされ、かつ、前記ウェーハ配置領域SWの直ぐ外側に対応して設けられている。
また、前記各クランプ爪部21は、図3に示すように、ウェーハWの周面と対向する面側に、下側爪23aと、上側爪23bと、これら下側爪23aと上側爪23bとの間を接続している垂直面部23cとが設けられている。また、下側爪23aの上面側は上縁から上方に傾斜しながら垂直面部23cの下縁へつながるテーパー状に形成され、上側爪23bの下面側は下縁から下方に傾斜しながら垂直面部23cの上縁へつながるテーパー状に形成されている。
そして、それらクランプ爪部21は、爪用の第1アーム部19aを回動制御させることにより、前記ウェーハ配置領域SWの外側から内側の領域内に移動したクランプ位置(図3中に実線で示す位置)と、下側爪23aが前記ウェーハ配置領域SWの内側から外側の領域内に移動した非クランプ位置(図3中に二点鎖線で示す位置)とに、択一的に切り替え移動可能になっている。
次に、本発明に係るウェーハ受け渡し装置10の作用を説明する。先ず、ウェーハWは、外周縁部の下面側がクランプ爪部21の下側爪23aで支えられたクランプ状態で、前処理工程から図1及び図2に示すウェーハ受け渡し位置の上方に配置されると、各位置決め手段13bにおける高さ調整ピン22の下端部がそれぞれ対応している受取駒17の基準面17aの上方で該基準面17aと対向する。また、ロボットアーム11が下降すると、各位置決め手段13bにおける高さ調整ピン22の下端部が、それぞれ対応している受取駒17の基準面17a上に当接する。
そして、このようにして各位置決め手段13bにおける高さ調整ピン22の下端部が、それぞれ対応している受取駒17の基準面17aと当接すると、ロボットアーム11にウェーハ受け渡し機構13の本体部13aが平衡子機構14を介して接続されているので、その平衡子機構14の姿勢調整により、本体部13aの姿勢が基準面17aを基準として制御される。本実施例では、受取駒17の基準面17aは、図2に示すように全ての基準面17aが同一水平線Hとなるように設定された状態で示しているので、本体部13aと位置決め手段13bとウェーハクランプ保持手段13cはそれぞれ水平に調整される。そして、ウェーハWも水平な状態に調整され、該ウェーハWの外周縁が、それぞれ対応する各受取駒17のテーパー部17d上の同じ位置に当接する。
続いて、制御部により爪用の第1アーム部19aが制御され、クランプ爪部21が図3中に実線で示す前記クランプ位置から二点鎖線で示す非クランプ位置に移動される。これにより、ウェーハWはクランプ爪部21のクランプから解除されて、各受取駒17のテーパー部17dに載置され、ウェーハ受け渡し機構13側からウェーハ受け取り機構12側に受け渡される。
次いで、ロボットアーム11が上昇し、そのロボットアーム11と共にウェーハ受け渡し機構13が上昇すると、ウェーハWが各受取駒17のテーパー部17d上に取り残され、ロボットアーム11とウェーハ受け渡し機構13だけが前処理工程に戻る。そして、次のウェーハWを前処理工程から運んで来る準備をする。
次に、後処理工程からウェーハWを保持していない空のウェーハ受け渡し機構13が、先に取り残されたウェーハWが置かれているウェーハ受け渡し位置の上方にロボットアーム11と共に移動されて来る。次いで、ロボットアーム11が下降すると、各位置決め手段13bにおける高さ調整ピン22の下端部が、それぞれ対応している受取駒17の基準面17a上に当接する。
このようにして各高さ調整ピン22の下端部が、それぞれ受取駒17の基準面17aと当接すると、ウェーハ受け渡し機構13の本体部13aは平衡子機構14を介してロボットアーム11に接続されているので、その平衡子機構14の姿勢調整により、本体部13aの姿勢が基準面17aを基準として制御される。また、同時に、クランプ爪部21の下側爪23aが、ウェーハWの下面よりも僅かに下側の位置に配置される。続いて、制御部により爪用の第1アーム部19aが制御され、クランプ爪部21が図3中に二点鎖線で示す前記非クランプ位置から実線で示すクランプ位置に移動される。これにより、ウェーハWはクランプ爪部21でクランプされる。
次いで、ロボットアーム11が上昇し、そのロボットアーム11と共にウェーハ受け渡し機構13が上昇すると、ウェーハWは、クランプ爪部21の下側爪23aで下面側が支えられ、ロボットアーム11とウェーハ受け渡し機構13と共に後処理工程に送られる。また、その後処理工程では、前のウェーハ受け渡し位置での動作と同様にして、ウェーハWを後処理工程側のウェーハ受け渡し位置に配置すると、ウェーハWが後工程処理側のウェーハ受け渡し位置に受け渡される。
以上説明したように、上記実施例のウェーハ受け渡し装置10の構成によれば、ウェーハ受け渡し機構13により運ばれて来たウェーハWをウェーハ受け取り機構12に受け渡すときには、ウェーハ受け渡し機構13側における位置決め手段13bの高さ調整ピン22を、その高さ調整ピン22と対応しているウェーハ受け取り機構13側の基準面17aに当接させる。すると、その基準面17aと対応しているウェーハ受け渡し機構13側におけるクランプ爪部21が、その基準面17aに対応した高さ位置に配置され、同時にウェーハWもウェーハ受け取り機構12側の基準面17aに対応した前記ウェーハ受取部であるテーパー部17d上の位置に配置される。その後、クランプ爪部21によるクランプを解くと、ウェーハWはウェーハ受け渡し機構13側からウェーハ受け取り機構12側のテーパー部17d上に受け渡される。そして、ウェーハ受け取り機構12側のテーパー部17d上に受け渡されたウェーハWは、複数個の受取駒17のテーパー部17dでそれぞれ下面側が支えられる。この複数個の受取駒17のテーパー部17dで支えられたウェーハWは、その各テーパー部17d上の位置に応じて、そのウェーハが配置されている高さ位置及び/又は傾き姿勢が設定されることになる。
一方、ウェーハ受け取り機構12側において複数個の受取駒17のテーパー部17dで支えられているウェーハWを、ウェーハ受け渡し機構13で受け取るときには、ウェーハ受け渡し機構13側における位置決め手段13bの高さ調整ピン22を、その高さ調節ピン22と対応するウェーハ受け取り機構12側の基準面17aに当接させる。すると、その基準面17aと対応しているウェーハ受け渡し機構13側における各クランプ爪部21がそれぞれ、その基準面17aに対応した高さ位置、すなわち、複数個のクランプ爪部21は、前のウェーハ受け渡し機構13からウェーハ受け取り機構12にウェーハWを受け渡したときと同じ位置に各々配置され、テーパー部17d上に配置されているウェーハWの高さ位置、傾き姿勢等に合わせられる。すなわち、ウェーハWの外周縁部をクランプ可能な位置に各々配置される。したがって、その位置で各クランプ爪部21にウェーハWのクランプ動作を行わせると、クランプ爪部21がウェーハWの外周縁部をクランプしてテーパー部17d上からウェーハWを確実に受け取ることができる。
したがって、従来の装置において問題となっていた、ウェーハの受け渡し時に発生するレベルの相違によるウェーハWの歪みや負荷を無くし、ウェーハWに対する不具合を解消することができる。また、ウェーハWを水平以外に傾いた状態にしてウェーハ受取部上に配置し、その傾いたウェーハWでもスムーズに受け取ることができるので、傾きによる落下等も解消することができる。なお、上記実施例では、受け具を構成している受取駒17を4個設けた構成を開示したが、3個以上所要の間隔で設けたものであればよいものである。
また、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
本発明はウェーハWを搬送する以外に、回路基板を搬送する場合にも応用することができる。
10 ウェーハ受け渡し装置
11 ロボットアーム
11a 一端側
11b 他端側
12 ウェーハ受け取り機構(保持手段)
13 ウェーハ受け渡し機構
13a 本体部
13b 位置決め手段
13c ウェーハクランプ保持手段
14 平衡子機構
15 基板
16 支柱体
17 受取駒
17a 基準面
17b 小径部
17c 大径部
17d テーパー部(保持部)
19a 爪用の第1アーム部
19b 爪用の第2アーム部
20a 高さ調整用の第1アーム部
20b 高さ調整用の第2アーム部
21 クランプ爪部
22 高さ調整ピン
23a 下側爪
23b 上側爪
23c 垂直面部
SW ウェーハ配置領域
H 水平線

Claims (1)

  1. 処理装置間で概略板状のウェーハを受け渡しするウェーハ受け渡し装置であって、
    基準面と前記ウェーハの外周縁部を受けて前記ウェーハを保持可能な保持部とを備えた保持手段と、
    前記ウェーハの外周縁部を複数のクランプ爪部で把持可能な搬送手段と、
    前記基準面に当接されると前記クランプ爪部を前記基準面に対して所定高さに位置決めする位置決め手段と、 を備えることを特徴とするウェーハ受け渡し装置。
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