JP2019087546A - コレット調整装置、コレット調整方法、およびダイボンダ - Google Patents

コレット調整装置、コレット調整方法、およびダイボンダ Download PDF

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Abstract

【課題】作業者の調整スキルに依存すことなく、交換後のコレットを基準の位置及び基準の回転角度に設定でき、交換後のコレットにて安定した作業を行うことが可能なコレット調整装置、コレット調整方法、及びダイボンダ提供する。【解決手段】検出工程にて、コレット交換後におけるコレットのX−Y座標に対する位置及びコレット軸心廻りの回転角度を検出することができる。検出工程にて検出したコレットのX−Y座標に対する位置及びコレット軸心廻りの回転角度を、あらかじめ設定された基準のコレットのX−Y座標に対する位置及びコレット軸心廻りの回転角度と比較してその差である補正値を、算出工程で算出することができる。算出工程にて算出された補正値に基づいて交換後のコレットのX−Y座標に対する位置及びコレット軸心廻りの回転角度を調節工程で調節することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、コレット調整装置、コレット調整方法、およびダイボンダに関するものである。
半導体装置の製造においては、多数個の素子を一括して造り込まれたウエハをダイシングして個々の半導体チップに分離し、これを一個ずつリードフレーム等の所定位置にボンディングするというチップボンディングの手法が採用されている。
従来においては、特許文献1等に記載のように、チップをピックアップ位置においてピップアップ用コレットにてピックアップして、ピップアップ用コレットにて吸着されているチップを中間ステージに供給し、この中間ステージ上に供給されているチップをボンディング用コレットにてピックアップして、ボンディング用コレットにて吸着されているチップをボンディング位置に供給するものがある。
この特許文献1に記載のボンディング装置は、図13に示すように、半導体ウエハを保持する第1保持手段としてのウエハ保持台1と、シートを保持する第2保持手段としてのシート保持台2と、ウエハ保持台1とシート保持台2との間に配置される中間ステージ3とを備える。
そして、ウエハ保持台1のチップを吸着して中間ステージ3としてのガラス載置台に供給するための吸着器(吸着コレット)5と、中間ステージ3のチップを吸着してシート保持台2に供給するために吸着器(吸着コレット)6とを備える。
各コレット5,6は、Y軸方向に沿って往復動するアーム7,8に付設され、各アーム7,8の本体部7a,8aが、X軸方向に沿って基台11上を往復動するブロック体9,10にZ軸方向に沿って往復動可能として付設されている。
すなわち、吸着コレット5がピップアップ用コレットとなり、吸着コレット6がボンディング用コレットとなる。このため、吸着コレット5は、各X・Y・Z軸に沿って移動することができて、ウエハ保持台1のチップを中間ステージ3に供給でき、ボンディング用コレット6は、各X・Y・Z軸に沿って移動することができて、中間ステージ3上のチップをシート保持台2のボンディング位置のボンディングすることができる。
特開2006−13073号公報
このようなボンディング装置等では、チップのサイズの相違やコレットの劣化等によりを交換する必要がある。コレットを交換すれば、位置ずれが生じるおそれがあり、この位置ずれが生じれば修正する必要があった。
次に、従来の一般的な位置修正方法を説明する。まず、ピックアップ用コレットにて、チップを中間ステージに供給する。そして、観察用カメラ等にて、中間ステージ上のチップの位置認識を行う。この位置認識を第1データとして、記憶手段等にて記憶させる。次に、ボンディング用コレット(交換済みコレット)にて、この中間ステージ上のチップを吸着して、Z軸に沿って上昇させる。この場合、このコレットの動作をマニュアル操作にて行う。
次に、軸方向に沿って、マニュアル操作にて、ボンディングコレットを下降させて、中間ステージの直前において停止する。その後、コレット側の吸着力をオフ状態とするとともに、中間ステージの吸着力をON状態とする。これによって、中間ステージにチップを吸着させる。この際、交換したコレットに位置ずれが生じていれば、このチップは中間ステージ上で位置ずれしている。また、チップを中間ステージ上で戻した後は、ボンディングコレットを待機位置に戻す。
この状態で、再度、中間ステージ上でチップの位置認識を行う。この位置認識を第2データとする。そして、この第2データと前回の第1データとを比較する。すなわち、第2データと第1データとの差を演算(計算)し、この演算結果をXYθのそれぞれのパラメータに反映させて、ボンディングコレットの位置補正を行うことになる。
前記のような位置合わせ方法(ティーチング作業)では、マニュアル操作を必要とするため、コレット交換後に、オート動作をマニュアル操作に切り換える必要があり、しかも、第2データと第1データとの認識結果の差を演算する必要があった。すなわち、コレット交換後のティーチングの作業時間が大となって、生産性に劣るものとなっていた。しかも、マニュアル操作を行う必要があるので、作業者の調整スキルに依存することになっていた。
本発明は、上記課題に鑑みて、作業者の調整スキルに依存すことなく、交換後のコレットを基準の位置及び基準の回転角度に設定でき、交換後のコレットにて安定した作業(チップピックアップ作業やチップ供給作業)を行うことが可能なコレット調整装置、コレット調整方法、及びダイボンダを提供する。
本発明のコレット調整装置は、チップを吸着してピックアップするコレットにおけるX−Y座標に対する位置及びコレット軸心廻りの回転角度を調整するコレット調整装置であって、コレットのX−Y座標に対する位置及びコレット軸心廻りの回転角度を検出するコレット検出手段と、コレットのX−Y座標に対する位置及びコレット軸心廻りの回転角度の基準値を設定する設定手段と、この設定手段にて設定された基準値とコレット検出手段によるコレット交換後の検出値との差である補正値を算出する演算手段と、この演算手段にて算出した補正値に基づいて交換後のコレットのX−Y座標に対する位置及びコレット軸心廻りの回転角度を前記基準値に合わせる調節手段とを備えたものである。
本発明のコレット調整装置によれば、コレット検出手段にて、コレットのX−Y座標に対する位置及びコレット軸心廻りの回転角度を検出することができ、演算手段にて、コレット検出手段にて検出値と、設定手段にて設定された基準値とから補正値を算出することができる。そして、この補正値に基づいて、調節手段にてコレットのX−Y座標に対する位置及びコレット軸心廻りの回転角度を調節することができる。
基準値を、X方向に延びるX方向基準線とY方向に延びるY方向基準線との少なくともいずれかの基準線で構成することができる。また、基準線は、光透過型センサの光軸を利用することができる。
本発明のダイボンダは、ピックアップポジションにてコレットでチップをピックアップし、このピックアップしたチップをボンディングポジションに搬送して、そのボンディングポジションにてチップをボンディングするダイボンダであって、ピックアップポジションからボンディングポジションのいずれかの位置で、前記コレット調整装置にてコレットの調整を行うものである。
ダイボンダとして、ピックアップポジションとボンディングポジションとの間にチップが搬送される中間ステージを有し、この中間ステージにおいて前記コレット調整装置にてコレットの調整を行うものであってもよい。
ダイボンダとして、ピックアップポジション、ボンディングポジション、ピックアップポジションとボンディングポジションとの間の中間ステージの内少なくとも一つでのコレットの調整が可能であってもよい。
前記コレットはボンディングアームのヘッド部に着脱自在に取付けられ、前記調節手段は、少なくともこのボンディングアームの駆動機構を含むことが好ましい。
本発明のコレット調整方法は、チップを吸着してピックアップするコレットにおけるX−Y座標に対する位置及びコレット軸心廻りの回転角度を調整するコレット調整方法であって、コレット交換後におけるコレットのX−Y座標に対する位置及びコレット軸心廻りの回転角度を検出する検出工程と、この検出工程にて検出したコレットのX−Y座標に対する位置及びコレット軸心廻りの回転角度を、あらかじめ設定された基準のコレットのX−Y座標に対する位置及びコレット軸心廻りの回転角度と比較してその差である補正値を算出する算出工程と、算出工程にて算出された補正値に基づいて交換後のコレットのX−Y座標に対する位置及びコレット軸心廻りの回転角度を調節する調節工程とを備え、前記全工程が自動化されているものである。
本発明のコレット調整方法によれば、検出工程にて、コレット交換後におけるコレットのX−Y座標に対する位置及びコレット軸心廻りの回転角度を検出することができる。検出工程にて検出したコレットのX−Y座標に対する位置及びコレット軸心廻りの回転角度を、あらかじめ設定された基準のコレットのX−Y座標に対する位置及びコレット軸心廻りの回転角度と比較してその差である補正値を、算出工程で算出することができる。算出工程にて算出された補正値に基づいて交換後のコレットのX−Y座標に対する位置及びコレット軸心廻りの回転角度を調節工程で調節することができる。
コレットをその軸心廻りに回転させて、基準値を決定するためのX方向基準線又はY方向基準線からなる基準線に近接する一つのコーナ部がこの基準線に接触するまでの回転角度と、コレットをその軸心廻りに回転させて、基準線に近接する他のコーナ部が基準線に接触するまでの回転角度とを検出し、前記2つの回転角度に基づいて、基準線に対して、一対の前記コーナ部を結ぶコレットの一つの辺が平行となる回転角度を演算し、この回転角度の演算値に基づいてコレットを回転させるものであってもよい。
このように設定することによって、コレットの一つの辺を基準線と平行な状態となるように回転させることができる。これによって、コレット軸心廻りの回転角度を基準の角度に合わせることができる。
コレット軸心廻りの回転角度を調整した後、コレットのX−Y座標に対する位置を調整するのが好ましい。このように設定することによって、コレットのX−Y座標に対する位置の調整を開始する際には、コレットは、コレット軸心廻りの回転角度が基準の角度に調整されている。すなわち、コレットの一つの辺が、基準線に対して平行となっているので、安定してX−Y座標に対する位置を調整することができる。
コレットの一つの辺が基準線に対して平行になっている状態において、この一つの辺の基準線に対するずれ量を演算し、このずれ量に基づいてコレットを平行移動させることができる。
X方向に延びるX方向基準線又はY方向に延びるY方向基準線であり、いずれか一方の基準線を用いて、この基準線に対する位置調整を行った後、コレットをその軸心廻りに時計廻り又は反時計廻りに90°回転させて、前記いずれか一方の基準線を用いてこの基準線に対する位置調整を行うことができる。このように設定することによって、X−Y座標に対する位置ずれ調整を、X方向基準線とY方向基準線とのいずれか一方の基準線を用いて行うことができ、装置の簡略化を図ることができる。
本発明のコレット調整装置及びコレット調整方法では、交換後のコレットを、基準の位置及び基準の回転角度に合わせることができ、交換後のコレットにて安定した作業(チップピックアップ作業やチップ供給作業)を行うことが可能となる。しかも、作業者の調整スキルに依存することなく安定してコレットを、短時間で調整することができる。
本発明のコレット調整装置の全体簡略ブロック図である。 前記コレット調整装置の検出手段としてのセンサを保持する治具の簡略平面図である。 本発明のダイボンダを示し、(a)はピックアップ工程を示す簡略図であり、(b)はボンディング工程を示す簡略図である。 本発明のコレット調整方法の作業工程図である。 本発明のコレット調整方法の作業工程における回転角度調整のフローチャート図である。 本発明のコレット調整方法の作業工程における位置調整のフローチャート図である。 回転角度調整の方法を示し、(a)は基準線に対して非接触状態の調整開始前のコレットの簡略図であり、(b)はコレットを反時計廻りに回転させた簡略図であり、(c)はコレットを時計廻りに回転させた簡略図である。 基準線に対して接触状態の調整開始前のコレットの簡略図である。 位置調整の方法を示し、(a)は基準線に対して非接触状態の調整開始前のコレットの簡略図であり、(b)はコレットを平行移動させて一の長辺を基準線に合わせた状態の簡略図であり、(c)はコレットを平行移動させて他の長辺を基準線に合わせた状態の簡略図であり、(d)はコレットを平行移動させてコレットの短手方向の中間部位を基準線L1上に配置した状態の簡略図である。 位置調整の方法を示し、(a)はコレットを90°回転させた状態であって、基準線に対して非接触状態の調整開始前のコレットの簡略図であり、(b)はコレットを90°回転させた後、コレットを平行移動させて一の短辺を基準線に合わせた状態の簡略図であり、(c)はコレットを平行移動させて他の短辺を基準線に合わせた状態の簡略図であり、(d)はコレットを平行移動させてコレットの長手方向の中間部位を基準線L1上に配置した状態の簡略図である。 位置調整の方法を示し、(a)は基準線に対して接触状態の調整開始前のコレットの簡略図であり、(b)はコレットを基準線側へ平行移動させた簡略図である。 位置調整の方法を示し、(a)はコレットを90°回転させた状態であって、基準線に対して接触状態の調整開始前のコレットの簡略図であり、(b)はコレットを90°回転させた後、コレットを基準線側へ平行移動させた簡略図である。 中間ステージを有する従来のダンボンダの簡略斜視図である。
以下本発明の実施の形態を図1〜図12に基づいて説明する。
図3は本発明に係るダイボンダ(ボンディング装置)を示し、このボンディング装置は、チップ21をピックアップ位置Aにおいてピップアップ用コレット22にてピックアップして、ピップアップ用コレット22にて吸着されているチップ21を中間ステージ23に供給し、この中間ステージ23上に供給されているチップ21をボンディング用コレット24にてピックアップして、ボンディング用コレット24にて吸着されているチップを基板25等のボンディング位置Bに供給するものである。なお、ピックアップ位置Aのチップ21は、ウエハ26から多数に分割されてなる。
ピップアップ用コレット22は、コレットホルダを介してアーム(図示省略)が接続され、このアームがピックアップ側搬送手段(図示省略)にて、X、Y、Z及びθ方向に駆動することができる。この場合、ピックアップ側搬送手段としては、ロボットアーム機構やXYZθ軸ステージ等で構成できる。また、コレット22は、その下端面に開口した吸着孔を介してチップ21が真空吸引され、このコレット22の下端面にチップ21が吸着する。この真空吸引(真空引き)が解除されれば、コレット22からチップ21が外れる。ピップアップ用コレット22としては、吸着面がフラットなフラットコレットであっても、吸着時にチップのエッジを案内するテーパ部を有する角錐コレットであってもよい、チップの2辺で吸着するタイプであっても、チップの4辺で吸着するタイプであってもよい。なお、このピップアップ用コレット22の真空引きには、真空ポンプやエジェクタ等の真空発生器を使用する。
ピップアップ用コレット22は、図3(a)の示す移動が可能となっている。すなわち、待機位置、つまり、ピックアップ位置Aと中間ステージ23との中間位置の上部位置から、矢印C1方向に沿ってピックアップ位置Aの上方位置までの移動、この位置から矢印D1方向に沿って下降して、ピックアップ位置Aにおけるチップ21を吸着するための移動、この位置から矢印D2方向に沿って上昇してピックアップ位置Aの上方位置までの移動、この位置から矢印C2方向に沿って待機位置まで戻す移動が可能である。また、待機位置から矢印C3方向に沿って中間ステージ23の上方位置までの移動、この位置から矢印D3方向に沿って下降して、中間ステージ23上のチップ供給位置へチップを供給するための移動、この位置から矢印D4方向に沿って上昇して中間ステージ23の上方位置までの移動、この位置から矢印C4方向に沿って待機位置まで戻す移動が可能である。なお、ピックアップ位置Aの上方位置には、CCDカメラ等の観察用カメラ(図示省略)が配置され、ピックアップ時の位置認識を用いることができる。
ボンディング用コレット24は、コレットホルダを介してアーム(図示省略)が接続され、このアームがボンディング側コレット搬送手段にて、X、Y、Z及びθ方向に駆動することができる。このボンディング側コレット搬送手段も、ロボットアーム機構やXYZθ軸ステージ等で構成できる。また、コレット24としても、吸着面がフラットなフラットコレットであっても、吸着時にチップのエッジを案内するテーパ部を有する角錐コレットであってもよい、チップの2辺で吸着するタイプであっても、チップの4辺で吸着するタイプであってもよい。なお、コレット24の真空引きには、真空ポンプやエジェクタ等の真空発生器を使用する。
これによって、ボンディング用コレット24は、図3(b)に示す移動が可能となっている。ボンディング位置Bと中間ステージ23との中間位置の上部位置から、矢印E1方向に沿って中間ステージ23の上方位置までの移動、この位置から矢印F1方向に沿って下降して、中間ステージ23上のチップ21を吸着するための移動、この位置から矢印F2方向に沿って上昇して中間ステージ23の上方位置までの移動、この位置から矢印E2方向に沿って待機位置まで戻す移動が可能である。また、待機位置から矢印E3方向に沿ってボンディング位置Bの上方位置までの移動、この位置から矢印F3方向に沿って下降して、ボンディング位置Bへチップ21を供給するための移動、この位置から矢印F4方向に沿って上昇してボンディング位置Bの上方位置までの移動、この位置から矢印E4方向に沿って待機位置まで戻す移動が可能である。
ところで、このようなダイボンダにおいては、チップ21のサイズの相違やコレット22(24)劣化等によりコレット22(24)を交換する必要がある。このため、このボンディング装置には、交換後のコレット22(24)におけるX−Y座標に対する位置及びコレット軸心廻りの回転角度を調整するコレット調整装置を備えている。
各コレット調整装置は、図1に示すように、コレット22(24)のX−Y座標に対する位置及びコレット軸心廻りの回転角度を検出するコレット検出手段30と、コレット22(24)のX−Y座標に対する位置及びコレット中心(軸心)O廻りの回転角度θの基準値を設定する設定手段31と、この設定手段31にて設定された基準値とコレット検出手段30によるコレット交換後の検出値との差である補正値を算出する演算手段32と、この演算手段32にて算出した補正値に基づいて交換後のコレット22(24)のX−Y座標に対する位置及びコレット軸心O廻りの回転角度θを基準値に合わせる調節手段33とを備える。
コレット検出手段30、30は、図2に示すように、ピックアップ用コレット22の位置及び回転角度を検出するためのピックアップ用検出センサ35A,35Bと、ボンディング用コレット24の位置及び回転角度を検出するためのボンディング用検出センサ36A,36Bとを備える。
検出センサ35A、36Aは、設定手段31の基準値を構成するための基準線L、この場合、X方向基準線L1を設定するものであり、検出センサ35B、36Bは、設定手段31の基準値を構成するための基準線L、この場合、Y方向基準線L2を設定するものである。このため、検出センサ35A、36Aが設定手段31を構成することができる。そして、各センサ35A、35B、36A,36Bは、光透過型のセンサを用いている。すなわち、各センサ35A、35B、36A,36Bは、投光器35A1,35B1,36A1、36B1と、受光器35A2,35B2,36A2、36B2とを備え、投光・受光器間の光軸を検出物体(この場合、コレット22,24)が遮ることで、投光器35A1,35B1,36A1、36B1からの光が受光器35A2,35B2,36A2、36B2に入光しないことになる。このため、基準線L(L1,L2)としては、検出センサ35A、36Aの光軸を利用している。
この場合、検出センサ35A、35B、36A、36Bは、中間ステージ23に着脱自在に取付られる治具37に装着されている。治具37は、ピックアップ用の検出センサ35A,35Bが装着されるピックアップ側の第1部38と、ボンディング用検出センサ36A,36Bが装着されるボンディング側の第2部39とを備える。
治具37として、第1部38と第2部39とが同一高さであっても、相違する高さであってもよい。高さが相違する場合、ピックアップ側がボンディング側よりも低くても、逆にボンディング側がピックアップ側よりも低くてもよい。ダイボンダには、ウエハ26からピックアップする位置を固定し、ウエハのダイ(チップ21)を全てピックアップするためにウエハを移動させるタイプがある。そのようなタイプでは、ウエハ26の移動範囲がボンディング位置の下部まで広がることになる。このため、ピックアップ位置よりも高い位置にボンディング位置が配置される。そこで、治具37として、第1部38と第2部39とに高低差(この場合、ピックアップ側の第1部38をボンディング側の第2部よりも低位置とした。)を設けた。
演算手段32としては。例えば、CPU(Central Processing Unit)を中心としてROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等がバスを介して相互に接続されたマイクロコンピューターである。記憶手段としての記憶装置がこの演算手段32に接続される。記憶装置は、HDD(Hard Disc Drive)やDVD(Digital Versatile Disk)ドライブ、CD−R(Compact Disc-Recordable)ドライブ、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)等からなる。なお、ROMには、CPUが実行するプログラムやデータが格納されている。
ピックアップ用コレット22側の調整手段33は、ピックアップ側コレット搬送手段にて構成でき、ボンディング用コレット24側の調整手段33は、ボンディング側コレット搬送手段にて構成できる。
次に、図4は、前記のように構成したコレット調整装置にて行う作業工程を示す。すなわち、本発明に係るコレット調整方法は、コレット交換後におけるコレット22(24)のX−Y座標に対する位置及びコレット軸心廻りの回転角度を検出する検出工程41と、この検出工程41にて検出したコレットのX−Y座標に対する位置及びコレット軸心廻りの回転角度を、あらかじめ設定された基準のコレットのX−Y座標に対する位置及びコレット軸心廻りの回転角度と比較してその差である補正値を算出する算出工程42と、算出工程42にて算出された補正値に基づいて交換後のコレットのX−Y座標に対する位置及びコレット軸心廻りの回転角度を調節する調節工程43とを備える。この場合、これらの全工程は自動化されている。
図5と図6とは、本発明に係るコレット調整方法のフローチャート図を示す。この場合、コレット22が図7(a)に示すように、基準線(X方向基準線L1であって、検出センサ35Aの投光器35A1から投光された光)に対して、非接触で、基準線L1に対してある角度(不明な角度であって、後述する回転角度θ)で傾斜している状態とする。
この状態で、コレット22をその軸心Oを中心にコレット搬送手段にて矢印CCW方向に回転させて、図7(b)に示すように、基準線L1に近接するコレット22の一つのコーナ部22aが接触する状態とする。この場合、投光器35A1から投光された光がコーナ部22aにて遮られ、受光器35A2に入光しない。そして、この回転角度θ1が検知される構成となっている。次に、コレット22をその軸心Oを中心にコレット搬送手段にて矢印CW方向に回転させて、図7(c)に示すように、基準線L1に近接するコレット22の他のコーナ部22bが接触する状態とする。この投光器35A1から投光された光がコーナ部22bにて遮られ、受光器35A2に入光しない。そして、この回転角度θ2が検知される構成となっている。これによって、図5のステップS1(回転角度を検出する)が完了する。
図7(a)に示す状態から図7(b)に示す状態までの回転角度をθ1とし、図7(a)に示す状態から図7(c)に示す状態までの回転角度をθ2としたとき、コレット22の一つの辺22c1(コーナ部22aとコーナ部22bとを結ぶ辺)が基準線L1と平行になる角度は、(θ1+θ2)/2で求めることができる。具体的には、θ1が−30°とし、θ2が+60°であれば、(−30°+60°)/2=+15°となる。これによって、補正値(つまり、コレットをCW方向に15°回転)を求めることができる。すなわち、ステップS2(補正値を算出する)が完了する。
その後は、この補正値を有するか否かを判断する。前記具体例では、補正値として+15°を得たが、コレット交換後において、コレット22の一つの辺22c1が基準線L1と平行状態であれば、補正値は0となる。具体的には、コレット22をその軸心O廻りにCCW方向に回転させる角度θ1が−30°であれば、コレット22をその軸心O廻りにCW方向に回転させる角度θ2は+30°である。このため、(θ1+θ2)/2が0°となって、補正値を有しないことになる。
このため、ステップS3で補正値を有するか否かを判断する。そして、補正値があれば、ステップS4へ移行し、基準値に合わせる。すなわち、補正値に従って、コレット22をその軸心Oを中心に回転させることになる。この場合、図7(a)に示す状態からコレット22をその軸心Oを中心にコレット搬送手段にて矢印CW方向に15°回転させればよい。その後は、Aへ移行する。また、ステップS3で補正値を有しない場合は、Aへ移行する。
なお、図8に示すように、コレット交換後に、この投光器35A1から投光された光がコレット22にて遮られ、受光器35A2に入光しない場合、コレットをY方向に平行移動させることによって、図7(a)に示すように、基準線L1に接触しない状態とすることができる。これによって、前記の工程によって、θ1及びθ2を検出して、基準線L1と平行になる回転角度θを算出することができる。
このように、コレット22の一つの辺22c1(コーナ部22aとコーナ部22bとを結ぶ辺)が基準線L1と平行となる状態とできる。その後は、交換後のコレットのX−Y座標に対する位置を調整することになる。
すなわち、図6に示すように、コレットのX−Y座標に対する位置を検出する(ステップS5)。この場合、図9(a)に示すように、コレット22の一つの辺22c1(コーナ部22aとコーナ部22bとを結ぶ長辺)が基準線L1と平行となる状態となっている。この状態では、基準線L1がコレット22に遮られていない状態となっているので、コレット22の一つの辺22c1を基準線L1に接近させる。そして、図9(b)に示すように、コレット22の一つの辺22c1を基準線L1を通過すれば、基準線L1がコレット22に遮られて、光が受光器35A2に入光しなくなる。このため、この移動距離がコレット22の一つの辺22c1が基準線L1からずれている寸法となる。この寸法をH1とすれば、一つの辺(長辺22c1)が基準線L1と直交するY方向に寸法H1だけ図面上の右方向にずれていることが分かる。
また、図9(a)に示す状態から、コレット22をCW方向又はCCW方向にその軸心O廻りに90°回転させる。この状態では、図10(a)に示すように、コレットの一方の短辺22d1が、基準線L1から寸法H2だけ離間した状態で基準線L1と平行状態となっていれば、基準線L1がコレット22に遮られていない状態となっている。その後は、コレット22の短辺22d1を基準線L1に接近させる。
図10(b)に示すように、コレット22の短辺22d1を基準線L1が通過すれば、基準線L1がコレット22に遮られて、光が受光器35A2に入光しなくなる。このため、この移動距離がコレット22の短辺22d1が基準線L1からずれている寸法となる。この寸法をH2とすれば、短辺22d1が基準線L1と直交するY方向に寸法H2だけ図面上の右方向にずれていることが分かる。
このため、コレット22の一つの辺(長辺)22c1がX方向に延びるものであれば、コレット22の一の短辺22d1がY方向に延びるものとなって、前記H1はY方向に対するずれを示し、前記H2がX方向に対するずれを示す。これに対して、長辺22c1がY方向に延びるものであれば、短辺22d1がX方向に延びるものとなって、前記H1はX方向に対するずれを示し、前記H2がY方向に対するずれを示す。これによって、図6のステップS6(補正値を算出する)が完了する。
その後は、ステップS7へ移行して、補正値を有するか否かを判断する。前記図9(a)では、H1だけ基準線L1より長辺22c1がずれており、前記図10(a)では、H2だけ基準線L1よりも短辺22d1がずれていたが、図9(a)において、長辺22c1が基準線L1にずれず、かつ、前記図10(a)において、短辺22d1が基準線L1にずれていなければ、コレット22は、X方向にもY方向にも位置ずれしていない状態であって、補正値が算出されない。
このため、ステップS7で補正値を有する場合、ステップS8へ移行して、補正値に従って、X方向及び/又はY方向にも位置ずれを修正(調整)して(基準値に合わせて)、調整作業を終了する。また、ステップS7で補正値を有さない場合、位置ずれを修正(調整)する必要がないので、調整作業を終了する。
ところで、コレット交換時に、図11(a)に示すように、投光器35A1からの光がコレットにて遮られている場合がある。このような場合、この状態から、矢印方向へ、図11(b)に示すように、投光器35A1からの光を受光器35A2にて受光できるようになるまで平行移動させて、この距離(寸法)H3で、辺22c1が基準線L1より位置ずれしていることが分かる。
また、コレットを90°回転させた状態で、図12(a)に示すように、投光器35A1からの光がコレット22にて遮られている場合がある。このような場合、この状態から、矢印方向へ、図12(b)に示すように、投光器35A1からの光を受光器35A2にて受光できるようになるまで平行移動させて、この距離(寸法)H4、辺22d1が基準線L1より位置ずれしている量である。
このため、コレット交換時に、投光器35A1からの光がコレット22にて遮られている場合であっても、X方向及び/又はY方向にも位置ずれを検出して、そのずれを調整することができる。
ところで、図9(a)に示す状態から、矢印α方向に寸法H1だけ、コレット22を移動させることによって、図9(b)及び図11(b)に示す状態とできる。そして、この状態からコレット22をさらに同一方向(矢印α方向)に移動させて、この辺22c1に対向する辺(長辺22c2)を基準線L1に合わせた状態とする。これによって、このコレット22の短辺22d1(22d2)の長さW1を検出することができる。そこで、この図9(c)の状態から矢印αと反対の矢印β方向へW1/2だけ移動させることによって、図9(d)に示すように、コレット22を短手方向の中間部位を基準線L1上に配置できる。
また、図10(a)に示す状態から、矢印α方向に寸法H2だけ、コレット22を基準線L1側へ移動させることによって、図10(b)及び図12(b)に示す状態とできる。そして、この状態からコレット22をさらに同一方向(矢印α方向)に移動させて、この辺22d1に対向する辺(短辺22d2)を基準線L1に合わせた状態とする。これによって、このコレット22の長辺22c1(22c2)の長さW2を検出することができる。そこで、この図10(c)の状態から矢印αと反対の矢印β方向へW2/2だけ移動させることによって、図10(d)に示すように、コレット22を長手方向の中間部位を基準線L1上に配置できる。
このため、コレット22の位置ずれ調整としては、基準線L1に、辺22c1,22c2,22d1,22d2に合わせようにしても、基準線L1に、コレット22を短手方向の中間部位及び/又はコレット22を長手方向の中間部位を合わせるようにしてもよい。
図5から図12では、ピックアップ側のコレット調整(X−Y座標に対する位置調整及びコレット軸心廻りの回転角度調整)について説明したが、ボンディング側も、ピックアップ側のコレット調整装置と同様のコレット調整装置を備えているので、詳細な説明は省略するが、ピックアップ側の作業工程と同様の作業工程を行うことができる。これによって、ボンディング側のコレット調整(X−Y座標に対する位置調整及びコレット軸心廻りの回転角度調整)も可能である。
このように、ピックアップ側及びボンディング側のコレット調整(X−Y座標に対する位置調整及びコレット軸心廻りの回転角度調整)を行うことができる。調整後が、センサ35,36が搭載された治具を中間ステージ23から取り外せば、このダイボンダ(ボンディング装置)による作業を行うことができる。
前記実施形態では、基準線Lとして、X方向基準線L1を用いたが、X方向基準線L1と直交するY方向基準線L2を用いても同様の位置調整を行うことができる。また、X方向基準線L1及びY方向基準線L2の両基準線L1,L2を用いるようにしてもよい。この場合、X方向基準線L1に対してもY方向基準線L2に対しても同じ作業を行うようにしても、まずX方向基準線L1又はY方向基準線L2を用いて、その基準線に対する位置ずれを検出した後、コレットを回転させることなく、前記位置ずれを検出した基準線とは相違する基準線を用いて、X方向のずれおよびY方向のずれを検出することができる。
本発明のコレット調整装置では、コレット検出手段30にて、コレット22(24)のX−Y座標に対する位置及びコレット軸心O廻りの回転角度を検出することができ、演算手段32にて、コレット検出手段30にて検出値と、設定手段31にて設定された基準値とから補正値を算出することができる。そして、この補正値に基づいて、調節手段33にてコレットのX−Y座標に対する位置及びコレット軸心O廻りの回転角度θを調節することができる。
このため、交換後のコレット22(24)を、基準の位置及び基準の回転角度に合わせることができ、交換後のコレット22(24)にて安定した作業(チップピックアップ作業やチップ供給作業)を行うことが可能となる。しかも、作業者の調整スキルに依存することなく安定してコレットを、短時間で調整することができる。図4に示す検出工程41と算出工程42と調節工程43との全工程を自動化することができ、このように自動化することによって、正確な調整を安定してより短時間で行うことができる。
X方向基準線L1又はY方向基準線L2のいずれか一方の基準線を用いて、Y方向又はX方向に対して位置合わせを行った後、コレット22(24)をその中心(軸心)O廻りに時計廻り又は反時計廻りに90°回転させて、前記基準線Lと同じ基準線Lを用いてコレット調整方法を行うことができる。このように設定することによって、X−Y座標に対する位置ずれ調整を、X方向基準線L1とY方向基準線L2とのいずれか一方の基準線L(L1,L2)を用いて行うことができ、装置の簡略化を図ることができる。
基準線L(L1,L2)は、光透過型センサ35A、35B、36A、36Bの光軸を利用することができるので、その設定が容易であり、しかも、正確に基準線を形成することができる。また、実施形態のように、検出センサ35A、35B、36A、36Bが、中間ステージ23に着脱自在に取付られる治具37に装着されるものでは、装置設置及び取り外しの容易化を図ることができ、しかも、基準値(基準線)の設定を正確に行うことができる。
また、段差のある治具37を用いることによって、ピックアップ位置とボンディング位置との高低差があるボンディング装置に対応して、各コレット22,24の位置及び回転角度を調整することができる。
ところで、前記実施形態では、中間ステージ23を有するダイボンダ(ボンディング装置)に対して、その中間ステージ23上で、コレット22(24)を調整するものであった。しかしながら、このようなダイボンダ(ボンディング装置)において、ピックアップ位置上で、ピックアップ側のコレットの調整を行うようにしても、ボンディング位置上で、ボンディング側のコレットの調整を行うようにしてもよい。この場合、中間ステージ上と、ピックアップ位置上と、ボンディング位置上とで、コレットの調整を行っても、ピックアップ位置上およびボンディング位置上のみでコレットの調整を行ってもよい。
本発明は前記実施形態に限定されることなく種々の変形が可能であって、例えば、ダイボンダ(ボンディング装置)として、中間ステージを有さないものもある。このような場合、1個のコレットを用いて、ピックアップ位置でチップを吸着し、ボンディング位置で、ピックアップ位置で吸着したチップをボンディングすることになる。このため、このような場合、ピックアップ位置上とボンディング位置上との少なくともいずれか一方でコレットの調整を行うようにできる。
コレット22,24の外形形状として、前記実施形態では矩形(長方形)であったが、正方形であっても、三角形であっても、5角形以上の多角形であってもよい。
21 チップ
22 ピップアップ用コレット
22a コーナ部
22b コーナ部
22c1 一つの辺
23 中間ステージ
24 ボンディング用コレット
30 コレット検出手段
31 設定手段
32 演算手段
33 調節手段
35A,35B ピックアップ用検出センサ
36A,36B ボンディング用検出センサ
41 検出工程
42 算出工程
43 調節工程
L 基準線
L1 X方向基準線
L2 Y方向基準線
O コレット中心(軸心)
θ、θ1、θ2 回転角度

Claims (12)

  1. チップを吸着してピックアップするコレットにおけるX−Y座標に対する位置及びコレット軸心廻りの回転角度を調整するコレット調整装置であって、
    コレットのX−Y座標に対する位置及びコレット軸心廻りの回転角度を検出するコレット検出手段と、コレットのX−Y座標に対する位置及びコレット軸心廻りの回転角度の基準値を設定する設定手段と、この設定手段にて設定された基準値とコレット検出手段によるコレット交換後の検出値との差である補正値を算出する演算手段と、この演算手段にて算出した補正値に基づいて交換後のコレットのX−Y座標に対する位置及びコレット軸心廻りの回転角度を前記基準値に合わせる調節手段とを備えたことを特徴とするコレット調整装置。
  2. 前記基準値は、X方向に延びるX方向基準線とY方向に延びるY方向基準線との少なくともいずれかの基準線で構成されることを特徴とする請求項1に記載のコレット調整装置。
  3. 前記基準線は、光透過型センサの光軸を利用することを特徴とする請求項2に記載のコレット調整装置。
  4. ピックアップポジションにてコレットでチップをピックアップし、このピックアップしたチップをボンディングポジションに搬送して、そのボンディングポジションにてチップをボンディングするダイボンダであって、ピックアップポジションからボンディングポジションのいずれかの位置で、前記請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のコレット調整装置にてコレットの調整を行うことを特徴とするダイボンダ。
  5. ピックアップポジションとボンディングポジションとの間にチップが搬送される中間ステージを有し、この中間ステージにおいて前記請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のコレット調整装置にてコレットの調整を行うことを特徴とするダイボンダ。
  6. ピックアップポジション、ボンディングポジション、ピックアップポジションとボンディングポジションとの間の中間ステージの内少なくとも一つでのコレットの調整が可能であることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のダイボンダ。
  7. 前記コレットはボンディングアームのヘッド部に着脱自在に取付けられ、前記調節手段は、少なくともこのボンディングアームの駆動機構を含むことを特徴とする請求項4〜請求項6のいずれか1項に記載のダイボンダ。
  8. チップを吸着してピックアップするコレットにおけるX−Y座標に対する位置及びコレット軸心廻りの回転角度を調整するコレット調整方法であって、
    コレット交換後におけるコレットのX−Y座標に対する位置及びコレット軸心廻りの回転角度を検出する検出工程と、この検出工程にて検出したコレットのX−Y座標に対する位置及びコレット軸心廻りの回転角度を、あらかじめ設定された基準のコレットのX−Y座標に対する位置及びコレット軸心廻りの回転角度と比較してその差である補正値を算出する算出工程と、算出工程にて算出された補正値に基づいて交換後のコレットのX−Y座標に対する位置及びコレット軸心廻りの回転角度を調節する調節工程とを備え、前記全工程が自動化されていることを特徴とするコレット調整方法。
  9. コレットをその軸心廻りに回転させて、基準値を決定するための基準線に近接する一つのコーナ部がこの基準線に接触するまでの回転角度と、コレットをその軸心廻りに回転させて、基準線に近接する他のコーナ部が基準線に接触するまでの回転角度とを検出し、前記2つの回転角度に基づいて、基準線に対して、一対の前記コーナ部を結ぶコレットの一つの辺が平行となる回転角度を演算し、この回転角度の演算値に基づいてコレットを回転させることを特徴とする請求項8に記載のコレット調整方法。
  10. コレット軸心廻りの回転角度を調整した後、コレットのX−Y座標に対する位置を調整することを特徴とする請求項8に記載のコレット調整方法。
  11. コレットの一つの辺が基準線に対して平行になっている状態において、この一つの辺の基準線に対するずれ量を演算し、このずれ量に基づいてコレットを平行移動させることを特徴とする請求項8に記載のコレット調整方法。
  12. 前記基準線は、X方向に延びるX方向基準線又はY方向に延びるY方向基準線であり、いずれか一方の基準線を用いて、前記請求項11に記載のコレット調整方法を行った後、コレットをその軸心廻りに時計廻り又は反時計廻りに90°回転させて、前記いずれか一方の基準線を用いて前記請求項11に記載のコレット調整方法を行うことを特徴とするコレット調整方法。
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