JP2003142554A - 基板保持装置および基板搬送装置 - Google Patents

基板保持装置および基板搬送装置

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JP2003142554A
JP2003142554A JP2002301681A JP2002301681A JP2003142554A JP 2003142554 A JP2003142554 A JP 2003142554A JP 2002301681 A JP2002301681 A JP 2002301681A JP 2002301681 A JP2002301681 A JP 2002301681A JP 2003142554 A JP2003142554 A JP 2003142554A
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rotary
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JP2002301681A
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English (en)
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Masahide Ikeda
昌秀 池田
Masami Otani
正美 大谷
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板を傾斜させた状態であっても、簡単な構
造で基板を保持、解放することが可能な基板保持装置を
提供する。 【解決手段】 搬送アーム510は、2つの固定式保持
部材520と1つの回動式保持部材530を備えてい
る。搬送アーム510の下方にはアクチュエータ570
によって移動可能な永久磁石560が配置されている。
回動式保持部材530の支持部531はその中心軸を回
転軸として回動可能に搬送アーム510に取り付けら
れ、保持部532は支持部531の上面部に支持部53
1の回転軸に対して偏心して固設されている。また、回
動式保持部材530には永久磁石550が連結されてい
る。アクチュエータ570によって、永久磁石560を
搬送アーム510に接近あるいは離間させることによっ
て、回動式保持部材530が回動し、保持部532が基
板Wを位置決めして保持、解放する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造装置な
どの基板処理装置(例えば、回転式基板処理装置や基板
搬送装置など)に適用される基板保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウェハや液晶ガラス基板など(以
下、これらを「基板」と称する)を処理する回転式基板
処理装置(例えば、回転式塗布装置や回転式現像装置)
においては、基板の回転時に当該基板を保持する部材と
基板との間のすべりを極力抑えることが要求される。す
べりが生じると、基板の表面が削られることにより、基
板が損傷するのみでなく、発塵の原因ともなり、清浄度
が損なわれる。また、処理液の流動が不均一となるた
め、基板処理の品質にも問題が生じる。このため、従来
より、基板のすべりを抑える以下に示すような技術が提
供されている。
【0003】図18は、従来の基板保持装置900の部
分正面断面図である。回転台901の上面に配設された
複数の基板保持部材902は、基板支持部903と水平
位置規制部904とを一体に形成してなる。基板支持部
903の上面が基板Wの下面の外縁部分に当接すること
により、基板Wを回転台901から離間して水平に支持
する。水平位置規制部904の側面は、基板Wの外縁W
aに当接して基板Wの水平面上の位置を規制する。回転
台901の上面の周縁部には更に、固定的に設置された
回動軸受部材912により、回転台901の半径方向に
沿った鉛直面内で回動自在に支持された基板押圧部材9
11が設けられている。
【0004】また、処理液回収カップ908の内底面に
はリング状磁石920が配置されている。リング状磁石
920は永久磁石であって、回転台901より下方に位
置し、回転台901の回転軸Aの周りの回転軌跡に沿っ
た円周状に配置されている。リング状磁石920の上面
には例えばN極が形成され、下面には反対のS極が形成
されている。
【0005】基板押圧部材911は、内部に永久磁石9
13を有しており、当該永久磁石913の極性は、押圧
面911aの側にS極が、他の一端911bの側にN極
が形成されている。基板押圧部材911の重心Gは、回
動軸受部材912が有する支点912aよりも外側(支
点912aと一端911bの間)に偏位した位置にあ
る。リング状磁石920は、処理液回収カップ908と
ともに昇降し、それにともなって基板押圧部材911の
一端911bに接近し、あるいは離間する。
【0006】基板Wに対する処理を行う前後において
は、処理液回収カップ908は下方(図18中の点線で
示す)に位置し、リング状磁石920は一端911bか
ら離間している。したがって、基板押圧部材911が有
する永久磁石913は、リング状磁石920からの磁力
の作用をほとんど受けない。このとき、重心Gが支点9
12aよりも外側に偏位しているため、基板押圧部材9
11が基板Wを解放する姿勢(図18中の点線で示す姿
勢)になる。
【0007】一方、基板Wに対して処理を行う際には、
処理液回収カップ908は上昇し、図18中の実線で示
す位置を維持する。このとき、リング状磁石920が基
板押圧部材911に接近し、当該リング状磁石920の
N極と永久磁石913のN極が互いに磁気的な反発力を
及ぼし合うようになり、その結果、基板押圧部材911
が支点912aを軸にして回動し、図18の実線で描か
れる姿勢を成し、押圧面911aが基板外縁Waに当接
し押圧付勢する。したがって、基板Wは押圧面911a
と複数の水平位置規制部904の側面との間で付勢力に
よって挟持される。
【0008】以上のような構成によれば、リング状磁石
920は回転軸Aを中心とした回転軌跡に沿って配置さ
れているので、処理中の基板Wには常に付勢力が印加さ
れることになり、処理する全ての期間において当該基板
Wを空転することなく回転保持することができる。ま
た、処理液回収カップ908を降下させるだけで基板W
を解放することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術に示した、回転式基板処理装置に適用される基板
保持装置900においては、重心Gが支点912aより
も外側に存在するように構成しなければならないため、
基板押圧部材911における支点912aよりも外側の
部分が大きくなり、回転時のバランスが悪くなる。そし
て、その結果、基板処理の処理品質にも悪影響を及ぼす
ことになる。
【0010】また、上記の基板保持装置900は、回転
式基板処理装置に適用されるものであったが、このよう
な基板保持装置は、基板を取り扱う種々の装置(例え
ば、基板搬送装置など)に適用され得るべきものであ
る。
【0011】基板搬送装置において、特に大径の基板を
取り扱うときには、搬送スペースの省スペース化を図る
ために、基板を傾斜させて搬送する必要がある。しかし
ながら、上記のような基板保持装置900においては、
基板押圧部材911の重心Gを支点912aの外側に設
けることによって、すなわち、基板押圧部材911に作
用する重力を利用して基板Wを解放するようにしてお
り、基板Wを傾斜させた場合には、重心Gと支点912
aとの位置関係によって、基板Wを解放できなくなるこ
ともある。傾斜させた状態で基板Wを解放するため、重
力の代わりにバネなどの外力を利用することも考えられ
るが、基板押圧部の構成が複雑になる。
【0012】本発明は、上記課題に鑑み、基板を傾斜さ
せた状態であっても、簡単な構造で基板を保持、解放す
ることが可能な基板保持装置を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、所定の処理装置間で基板の移載
を行う基板搬送装置に用いられる基板保持装置におい
て、(a) 前記基板の移載を行う搬送アームと、(b) 前記
搬送アームに固定配置され、前記基板の外縁部に当接し
て前記基板の位置を規制する固定式保持部材と、(c) 第
1の磁性部材を有し、前記搬送アームに可動に支持され
た可動式保持部材と、(d) 前記搬送アームのうち前記第
1の磁性部材に相対的に磁力を及ぼすことが可能な位置
に配置された第2の磁性部材と、(e) 前記第2の磁性部
材から前記第1の磁性部材に到達する磁力線の向きを反
転させる磁力線反転手段と、を備え、前記磁力線の向き
の反転によって、前記可動式保持部材が前記基板の外縁
部に当接して押圧付勢することと、当接状態を脱して前
記基板を解放することとの切換えを可能としている。
【0014】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
にかかる基板保持装置において、前記第1の磁性部材お
よび前記第2の磁性部材をあらかじめ磁化された磁石と
し、前記磁力線反転手段を、前記第2の磁性部材を、前
記第1の磁性部材との相対的な位置関係において前記第
2の磁性部材が所定のラインを越えることによって前記
磁力線の向きを反転させることが可能となるように移動
させる移動手段としている。
【0015】また、請求項3の発明は、請求項2の発明
にかかる基板保持装置において、前記可動式保持部材を
回動式保持部材とし、前記回動式保持部材に、(c-1) 所
定の回転軸を中心として回動可能に前記搬送アームに設
置された回動式支持部と、(c-2) 凸状の曲面を有し、前
記回動式支持部の回動にともなって、前記凸状の曲面
が、前記基板の外縁部に当接して押圧付勢することと、
当接状態を脱して前記基板を解放することとが可能なよ
うに前記回転軸に対して偏心して前記回動式支持部に設
けられた保持部と、を含ませ、前記磁力線の向きが反転
することによって前記第1の磁性部材を回動させるとと
もに、前記第1の磁性部材の回動に連動して前記回動式
保持部材を回動させている。
【0016】また、請求項4の発明は、請求項1の発明
にかかる基板保持装置において、前記第1の磁性部材と
前記第2の磁性部材のうち一方を電磁石とするととも
に、他方をあらかじめ磁化された磁石とし、前記磁力線
反転手段を、前記電磁石に流れる電流の向きを逆転させ
ることによって、前記磁力線の向きを反転する電流反転
手段としている。
【0017】また、請求項5の発明は、所定の処理装置
間で基板の移載を行う基板搬送装置において、請求項1
から請求項4のいずれかの発明にかかる基板保持装置
と、前記基板保持装置を前記所定の処理装置間にて移動
させる移動機構と、を備える。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態について詳細に説明する。
【0019】図1は、本発明にかかる基板保持装置を適
用した基板処理装置を組み込んだ基板処理ユニット30
0の全体の外観斜視図である。
【0020】図1の基板処理ユニット300は、基板W
に洗浄処理、塗布処理、現像処理、密着強化処理、加熱
処理、冷却処理等の一連の処理を行うための装置であ
り、正面側に第1の基板処理領域301を有し、後方側
に第2の基板処理領域302を有し、第1の基板処理領
域301と第2の基板処理領域302との間に搬送領域
303を有する。
【0021】第1の基板処理領域301には、基板の洗
浄処理を行う回転式洗浄装置(スピンスクラバー)S
S、処理液の塗布処理を行う回転式塗布装置(スピンコ
ータ)SCおよび現像処理を行う回転式現像装置(スピ
ンデベロッパー)SDが配列されている。また、第2の
基板処理領域302には、密着強化処理を行う密着強化
部AH、加熱処理を行う基板加熱部(ホットプレート)
HPおよび冷却処理を行う基板冷却部(クーリングプレ
ート)CPが配置されている。搬送領域303には、基
板搬送装置500が移動自在に設けられている。
【0022】さらに、この基板処理ユニット300の側
部側には、基板Wの搬入および搬出を行うインデクサI
NDが設けられている。インデクサINDの移動ロボッ
ト61は、カセット62から基板Wを取り出して基板搬
送装置500に送り出し、逆に、一連の処理が施された
基板Wを基板搬送装置500からカセット62に戻す。
【0023】基板搬送装置500は、搬送領域303に
おいて、第1の基板処理領域301および第2の基板処
理領域302の側に進退移動可能となっており、各処理
装置あるいは各処理部との間で処理済みの基板Wと未処
理の基板Wとを交換する。
【0024】図2は、基板処理ユニット300に組み込
まれた回転式洗浄装置SSの部分断面図である。回転式
洗浄装置SSは、基板保持装置100と、当該基板保持
装置100を構成する回転台1を回転させるモータ11
0と、処理液回収カップ150と、当該処理液回収カッ
プ150を上下駆動させるエアシリンダ120とを備え
ている。
【0025】図3は、図2の基板保持装置100の斜視
図、図4は基板保持装置100の平面図である。
【0026】円形の回転台1は、モータ110のモータ
軸115によって軸支されており、回転軸1aの周りで
回転駆動される。回転台1の上面には、回転軸1aと同
軸の円周に沿って複数の固定式保持部材2および2つの
回動式保持部材5が取り付けられている。各固定式保持
部材2は、円柱状の基板支持部3およびその基板支持部
3よりも小さい直径を有する円柱状の水平位置規制部4
からなる。固定式保持部材2の基板支持部3の上面部が
基板Wの裏面の周縁部に当接し、水平位置規制部4の外
周面が基板Wの外周端縁に当接することにより、基板W
が水平姿勢に支持されるとともに基板Wの水平方向の位
置が規制される。
【0027】図5(a)、(b)は回動式保持部材5の
平面図および側面図である。図5に示すように、回動式
保持部材5は、円柱状の支持部6およびその支持部6よ
りも小さい直径を有する円柱状の保持部7からなる。支
持部6は、その中心軸と同軸の回動軸6aの周りで回動
可能に回転台1に取り付けられる。保持部7は、支持部
6の上面部にその回動軸6aに対して偏心して設けられ
ている。すなわち、支持部6の回動軸6aと保持部7の
中心軸7aとは所定の距離だけずれている。
【0028】図6は、回動式保持部材5およびその下部
に取り付けられた磁石保持部を示す斜視図である。図6
に示すように、回動式保持部材5の支持部6の下部に
は、回動軸6aと同軸の回動軸体8を介して円形の磁石
保持部9が取り付けられている。磁石保持部9の中央に
は棒状の永久磁石10が内蔵されている。この永久磁石
10の長手方向の一端にはN極が形成され、反対側の他
端にはS極が形成されている。また、磁石保持部9の上
面にはピン9aが設けられている。
【0029】図2に戻って、処理液回収カップ150の
底面内側には、リング状磁石11を内蔵した円板11a
が設けられている。ここで、円板11aは、リング状磁
石11の中心軸が回転軸1aと一致するように配置され
ている。リング状磁石11は永久磁石であり、その外周
側には例えばN極が形成され、内周側には反対のS極が
形成されている。
【0030】また、処理液回収カップ150の底面外側
にはカップベース151が設けられており、当該カップ
ベース151とエアシリンダ120とは、昇降棒125
によって接続されている。したがって、処理液回収カッ
プ150は、エアシリンダ120によって、回転軸1a
の方向に沿って昇降自在とされている。
【0031】なお、この実施の形態においては、処理液
回収カップ150の側を回転軸1aの方向に沿って昇降
自在とされているが、処理液回収カップ150は固定
で、回転台1の側を回転軸1aに沿って昇降自在に構成
してもよい。
【0032】以上のような構成の回転式洗浄装置SSに
おいては、処理液回収カップ150の昇降にともなっ
て、リング状磁石11が磁石保持部9に内蔵された永久
磁石10に接近あるいは離間することにより、回動式保
持部材5が回動し、基板Wを保持する。このときに、2
つの磁石の相対的な位置関係によって磁石保持部9に作
用する磁力の向きが異なることを利用しているが、以下
に、その原理について説明する。
【0033】図7は、2つの磁石の相対的な位置関係に
よって、永久磁石10に作用する磁力の向きを説明する
ための図である。
【0034】まず、リング状磁石11と棒状の永久磁石
10の相対的な位置関係が図7(a)に示すような状態
のとき、すなわち、両方の磁石がともにラインL1とラ
インL2の間にあるときは、永久磁石10のS極側がリ
ング状磁石11のN極側に向くような力が当該永久磁石
10に作用する。これは、ラインL1とラインL2の間
では、リング状磁石11の磁力線の向きが図中の左から
右に向かっているためである。
【0035】一方、リング状磁石11から見てラインL
1およびラインL2の外側においては、リング状磁石1
1の磁力線の向きが図中の右から左に向かっている。し
たがって、図7(b)、(c)に示す如く、永久磁石1
0がラインL1より上方あるいはラインL2より下方に
あるときは、当該永久磁石10のN極側がリング状磁石
のN極側に向くような力が作用する。
【0036】したがって、リング状磁石11が上下に移
動し、永久磁石10との相対的な位置関係において、ラ
インL1あるいはラインL2を越えたときに、当該永久
磁石10を回動させる力が発生することになる。
【0037】図8および図9は、回動式保持部材の動作
を説明するための図であり、(a)は回動式保持部材お
よびその周辺部の部分断面図、(b)は回動式保持部材
の上面から見た平面図、(c)は回動式保持部材の下面
から見た平面図である。
【0038】図8(a)および図9(a)に示すよう
に、回動式保持部材5の回動軸体8は回動軸受12を介
して回転台1に回動自在に支持されている。回動軸受1
2には、回動摩擦を抑えるために例えばベアリング機構
が設けられている。
【0039】基板Wの処理前は、図8(a)に示すよう
に、リング状磁石11が回転台1の下方に離れて位置す
る。このとき、リング状磁石11が形成する磁力線B
は、永久磁石10が設置される高さにおいて、回転台1
の外側から中心部に向かう向き(図中の右から左に向か
う向き)に向いている。すなわち、図7(b)に示した
状態と同じであり、永久磁石10のN極が回転台1の中
心部に向かう向きに吸引され、磁石保持部9は、図8
(c)に示す状態になる。そして、この状態では、図8
(b)に示すように、回動式保持部材5の保持部7の外
周面が基板Wの外周端縁から離れている。
【0040】基板Wを処理する際には、処理液回収カッ
プ150の上昇にともなって、リング状磁石11も上昇
し、回転台1に接近する(図9(a)に示す状態)。そ
して、この状態は、図7(a)に示した状態と同じであ
り、永久磁石10のS極がリング状磁石11のN極に吸
引される。すなわち、リング状磁石11が上昇する過程
において、所定のラインを越えたときに、永久磁石10
のS極が吸引され、図9(b)(c)に示す矢印Yの方
向に回動式保持部材5が回動する。そして、回動式保持
部材5は、ピン9aが回転台1の下面に設けられた円弧
状の小孔9bの端部に接する位置(図9(c)に示す如
く、永久磁石10が回転台1の径方向と直交する位置)
まで回動する。そして、このときに、回動式保持部材5
の保持部7が支持部6の回動軸6aに対して偏心して設
けられているため、図9(b)に示すように、保持部7
の外周面が基板Wの外周端縁に当接し、基板Wが水平方
向に保持される。
【0041】次に、基板Wの処理後は、リング状磁石1
1が下降し、再び回転台1の下方に離間する。このと
き、リング状磁石11が下降する過程において、所定の
ラインを越えたときに、永久磁石10のN極が吸引さ
れ、図8(b)(c)に示す矢印Xの方向に回動式保持
部材5が回動する。そして、図8(b)(c)に示す状
態に戻り、回動式保持部材5の保持部7の外周面が基板
Wの外周端縁から離れ、当該基板Wを解放する。
【0042】以上の過程において、リング状磁石11を
上昇させた状態では、回動式保持部材5を、永久磁石1
0が回転台1の径方向と直交する位置までしか回動させ
ていなかったが、これを永久磁石10のS極が回転台1
の中心部に向かう向きまで回動させてもよいし、両者の
中間の位置まで回動させてもよい。この調整は、小孔9
bの大きさを変化させることによってできる。もっと
も、上記の如く、永久磁石10が回転台1の径方向と直
交する位置が、最大の回動力が作用するため、リング状
磁石11を下降させて、回転台1から遠ざける際にも大
きな回動力を得ることができ、しかも、基板処理時に、
回動式保持部材5の保持部7が基板Wを保持する保持力
も大きくなる。
【0043】図10は、2つの回動式保持部材5による
保持の効果を説明するための図である。上記基板保持装
置100においては、図10に示すように、2つの回動
式保持部材5が隣接する位置、すなわち2つの回動式保
持部材5は回転軸1aに関して非対称な位置に配置され
ている。基板Wが回転台1とともに矢印Cの方向に回転
される場合、回動式保持部材5は矢印Dの方向に回動さ
れ、保持部7により基板Wの外周端縁が保持される。こ
のとき、2つの回動式保持部材5が回転軸1aに関して
非対称な位置に配置されているので、回動式保持部材5
による保持力が基板Wに有効に与えられる。さらに、回
動式保持部材5に対向する位置に固定式保持部材2が配
置されているので、保持力が弱い場合でも保持部7と基
板Wとの間に滑りが発生しない。また、基板Wが回転台
1とともに矢印Cの方向に回転される場合に、回動式保
持部材5は、矢印Dの方向に回動されるので、回転台1
の回転開始にともなう基板Wの回転初期において、速や
かに保持部7が基板Wの外周端縁を保持することがで
き、慣性力による基板Wのスリップを抑制することがで
きる。なお、同様の理由から回転台1の回転方向を図示
した矢印Cと逆に回転させる場合は、回動式保持部材5
は図示した矢印Dの方向と逆に回動させることが望まし
い。
【0044】なお、回動式保持部材5の個数は2個に限
定されるものではなく、1個以上配置されていればかま
わないし、その配置位置も回転軸1aに関して対称であ
ってもかまわない。ただし、上述したように、複数の回
動式保持部材5を回転軸1aに関して非対称な位置に配
置した方が基板Wに対してより効果的に保持力を与えら
れる。
【0045】また、本実施形態では、回動式保持部材5
の保持部7は円柱状であったが、それに限られず保持部
7は基板Wに当接すべき部分が凸状の曲面を有するもの
であれば基板Wとの接触部分を少なくすることができ、
また必ずしも凸状の曲面でなく平面でもよい。
【0046】以上のようにすれば、回動式保持部材の重
心位置を考慮する必要がなく、固定式保持部材と類似の
形状とすることができるため、回転処理時のバランスは
良好である。また、処理中は、常に、リング状磁石から
の磁力が回動式保持部材に接続された永久磁石に作用し
続けるため、基板を空転させることなく回転保持するこ
とができる。
【0047】上記の基板保持装置100においては、回
動式保持部材5と永久磁石10を内蔵した磁石保持部9
とを回動軸体8によって直接接続していたが、これを以
下に示す如く、動力伝達機構を媒介させても良い。
【0048】図11および図12は、動力伝達機構を媒
介させたときの基板保持装置の部分断面図であり、図1
3(a)、(b)は動力伝達機構を媒介させたときの基
板保持装置の部分断面図および動力伝達機構の平面図で
ある。
【0049】図11に示す例は、2つの歯車13a、1
3bを使用した場合である。2つの歯車13a、13b
は、ともに回転台1の内部に設けられており、回動式保
持部材5の回動軸体8は、回動軸受12aを介して歯車
13aに接続されている。一方、永久磁石10を内蔵し
た磁石保持部9の回動軸体8aは、回動軸受12bを介
して歯車13bに接続されている。そして、2つの歯車
13a、13bは、回転台1の内部において歯合されて
いるため、磁石保持部9に作用する回動力が回動式保持
部材5に伝達されることになる。
【0050】また、図12に示す例では、プーリとベル
トを使用している。回動式保持部材5の回動軸体8は、
回動軸受12を介して回転台1の下方に設けられたプー
リ14aに接続されている。また、磁石保持部9の回動
軸体8aには、プーリ14bが固着されるとともに、そ
の上端が回動軸受12dによって回動自在に支持されて
いる。そして、磁石保持部9に作用する回動力は、プー
リ14b、ベルト15、プーリ14aを介して回動式保
持部材5に伝達されるように構成されている。
【0051】また、図13に示す例では、リンクを使用
している。回動式保持部材5の回動軸体8は、回動軸受
12を介して回転台1の下方に設けられた回転体16a
に接続されている。一方、磁石保持部9の回動軸体8a
には、回転体16bが固着されるとともに、その上端が
回動軸受12dによって回動自在に支持されている。ま
た、2つの回転体16a、16bの上面にはそれぞれフ
ック17a、17bが設けられており、当該フック17
a、17bはリンク17によって連結されている。そし
て、磁石保持部9に作用する回動力は、回転体16b、
リンク17、回転体16aを介して回動式保持部材5に
伝達される。
【0052】以上の3つの例において、磁石保持部9に
作用する回動力は、いずれもリング状磁石11を昇降さ
せることにより生ずるものであり、その作用は上記実施
形態と同じである。そして、当該3つの例の構成によっ
ても、上記実施形態と同様の効果が得られるのに加え
て、異なる径の基板Wに対しても回転台1を交換するだ
けで、リング状磁石11を交換することなく対応するこ
とができる。さらに、当該3つの例の構成によれば、歯
車比やプーリ若しくは回転体の径の比を変化させれば基
板Wに対する保持力を変化させることも可能である。
【0053】また、上記の基板処理ユニット300にお
ける回転式基板処理装置の回転式洗浄装置SSを以下に
示すような回転式洗浄装置SS2にしてもよい。図14
は、上記の基板処理ユニットに組み込まれる他の回転式
洗浄装置SS2の部分断面図である。
【0054】この回転式洗浄装置SS2が上記回転式洗
浄装置SSと異なるのは、回転式洗浄装置SSでは、処
理液回収カップ150にリング状磁石11を内蔵した円
板11aを設けているのに対して、回転式洗浄装置SS
2では、2つのエアシリンダを使用してカップ250と
円板11aとを互いに独立に昇降させるようにしている
点である。すなわち、処理液回収用のステンレス槽26
0の下方に2つのエアシリンダ220、230を設け、
リング状磁石11を内蔵した円板11aが接続棒225
を介してエアシリンダ220に接続され、カップ250
のカップベース251が接続棒235を介してエアシリ
ンダ230に接続されている。
【0055】以上のように構成しても、上記と同様の効
果が得られる。さらに、回転式洗浄装置SS2では、ま
ず、エアシリンダ220によってリング状磁石11を上
昇させて基板Wを保持し、当該基板Wに対する保持状態
を確認した後、エアシリンダ230によってカップ25
0を上昇させ、処理を開始することができるので、確実
に基板Wを保持することができる。
【0056】また、上記実施形態においては、回動式保
持部材5を使用して基板Wを保持していたが、この保持
部材は回動式に限定されるものではなく、基板Wを保持
できるように可動なものであればよい。
【0057】図15(a)、(b)は、スライド式保持
部材を使用した基板保持装置の斜視図および部分断面図
である。この基板保持装置400が図3の基板保持装置
100と相違する点は、基板保持装置100が回動式保
持部材5を有しているのに対して、基板保持装置400
には2つのスライド式保持部材50が隣接して設置され
ていることである。
【0058】スライド式保持部材50は、円柱状の支持
部52およびその支持部52よりも小さい直径を有する
円柱状の保持部53からなる。そして、スライド式保持
部材50は、断面コの字形の連結部材51に固着され、
当該連結部材51は回転台1の径方向に移動自在に支持
されている。また、連結部材51の底面には、防水性樹
脂でモールドされた永久磁石55が固着されている。な
お、上記以外の構成は、上記実施形態における基板保持
装置100と同じであるので説明を省略する。
【0059】この基板保持装置400において基板処理
を行う際には、リング状磁石11が上昇した状態となっ
ており、図7(a)に示した状態と同じであるため、永
久磁石55のS極側がリング状磁石11に吸引される。
そして、それに連動して、スライド式保持部材50も回
転台1の中心に向かう向きに吸引され、保持部53の外
周面が基板Wの外周端縁に当接し、基板Wが水平方向に
保持される。
【0060】また、基板処理の前後においては、リング
状磁石11が下降した状態となっている。既に説明した
ように、リング状磁石11が下降するときに、永久磁石
55との相対的な位置関係において所定のラインを越え
ると、永久磁石55が設置される高さにおいて磁力線の
向きが反転するため、当該永久磁石55に作用する力の
向きも反転し、スライド式保持部材50が回転台1の中
心から遠ざかる向きに吸引され、保持部7の外周面が基
板Wの外周端縁から離れ、当該基板Wを解放する。
【0061】したがって、スライド式保持部材50を適
用した場合にも、回動式保持部材5を用いた上記実施形
態と同じ効果が得られる。
【0062】なお、基板保持装置400においても、ス
ライド式保持部材50の個数は2個に限定されるもので
はなく、1個以上配置されていればかまわないし、その
配置位置も回転軸1aに関して対称であってもかまわな
い。
【0063】また、上記実施形態においては、本発明に
係る基板保持装置を回転式洗浄装置SSに適用していた
が、これを他の回転式基板処理装置(例えば、回転式塗
布装置や回転式現像装置など)に適用してもよい。
【0064】さらに、上記実施形態では、リング状磁石
11を昇降させるのに、エアシリンダ120を使用して
いたが、昇降手段はこれに限定されるものではなく、例
えば、アクチュエータやモータで駆動するネジ送り機構
を使用してもよい。
【0065】また、本発明に係る基板保持装置は、回転
式基板処理装置のみならず、基板を保持する機能を有す
る種々の装置(例えば、図1の基板搬送装置500な
ど)に適用可能である。図16(a)、(b)は、本発
明に係る基板保持装置を適用した基板搬送装置500の
搬送アームの平面図および部分断面図である。
【0066】基板搬送装置500の搬送アーム510
は、2つの固定式保持部材520と1つの回動式保持部
材530を備えている。また、搬送アーム510の下方
には、永久磁石560が配置されており、当該永久磁石
560は、アクチュエータ570によって基板Wの中心
軸の方向に沿って(図16(b)の矢印560Lの方向
に沿って)移動自在とされている。
【0067】回動式保持部材530は、上述した回動式
保持部材5と同様の構成であり、円柱状の支持部531
およびその支持部531よりも小さい直径を有する円柱
状の保持部532からなる。支持部531は、その中心
軸を回転軸として回動可能に搬送アーム510に取り付
けられている。保持部532は、支持部531の上面部
に当該支持部531の回転軸に対して偏心して設けられ
ている。また、回動式保持部材530には回動軸体53
5を介して永久磁石550が取り付けられている。回動
式保持部材530の回動軸体535は回動軸受540を
介して搬送アーム510に回動自在に支持されている。
回動軸受540には、回動摩擦を抑えるために例えばベ
アリング機構が設けられている。
【0068】回動式保持部材530の動作は、上述した
回動式保持部材5の動作と同じであり、すなわち、アク
チュエータ570によって、永久磁石560を搬送アー
ム510に接近(図16(b)中の点線の位置)あるい
は離間(図16(b)中の実線の位置)させることによ
って、当該回動式保持部材530が回動し、保持部53
2が基板Wを位置決めして保持、解放する。
【0069】この基板保持装置によれば、基板の解放時
にも重力ではなく磁力を利用して解放しているため、基
板を傾斜させた状態であっても、簡単な構造で基板を保
持、解放することができる。
【0070】なお、永久磁石560の磁力線は、当該永
久磁石560の周囲の空間に存在するものである。した
がって、永久磁石560の移動方向は、基板Wの中心軸
の方向に限定されず、永久磁石550との相対的な位置
関係において接近、離間するような移動方向(例えば、
図16(b)の紙面と垂直方向)であってもよい。
【0071】図17(a)、(b)は、本発明に係る基
板保持装置を適用した他の基板搬送装置500Aの搬送
アームの平面図および部分断面図である。
【0072】基板搬送装置500Aの搬送アーム510
は、2つの固定式保持部材520と1つのスライド式保
持部材580とを備えている。スライド式保持部材58
0は、円柱状の支持部582およびその支持部582よ
りも小さい直径を有する円柱状の保持部581からな
る。スライド式保持部材580には支持軸585を介し
て永久磁石550が取り付けられており、支持軸585
は基板Wの径方向に移動自在に搬送アーム510に支持
されている。
【0073】また、基板搬送装置500Aの搬送アーム
510の下方にはコイル(電磁石)595が固定設置さ
れている。コイル595は装置外部に設けられた電源ユ
ニット590に電気的に接続されている。この電源ユニ
ット590は、コイル595に直流電流を流すことが可
能であり、また、電源ユニット590に備えられた切換
えスイッチ591によって電流の向きを反転させること
が可能である。
【0074】以上のような構成の基板搬送装置500A
においては、切換えスイッチ591によって、コイル5
95に流れる電流の向きを変化させることにより永久磁
石550に作用する磁力線の向きを変化させることがで
きる。したがって、永久磁石550に引力あるいは斥力
を作用させることができ、その結果、上記の基板搬送装
置500と同様に、スライド式保持部材580が基板W
を保持、解放することが可能となる。
【0075】したがって、上記基板搬送装置500Aに
よれば、基板の解放時にも重力ではなく磁力を利用して
解放しているため、基板を傾斜させた状態であっても、
簡単な構造で基板を保持、解放することができる。
【0076】なお、上記基板搬送装置500Aにおい
て、スライド式保持部材580に電磁石を取り付け、永
久磁石を搬送アーム510に固定設置してもよい。
【0077】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1ないし
請求項5の発明によれば、可動式保持部材に取り付けら
れた磁性部材に作用する磁力線の向き反転させる磁力線
反転手段を備えており、基板を保持、解放するときは、
重力を利用することなく磁力線を反転させることにより
行っているため、基板を傾斜させた状態であっても、簡
単な構造で基板を保持、解放することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる基板保持装置を適用した基板処
理装置を組み込んだ基板処理ユニット全体の外観斜視図
である。
【図2】図1の基板処理ユニットに組み込まれた回転式
洗浄装置の部分断面図である。
【図3】図2の基板保持装置の斜視図である。
【図4】図2の基板保持装置の平面図である。
【図5】基板保持装置に用いられる回動式保持部材の平
面図および側面図である。
【図6】回動式保持部材およびその下部に取り付けられ
た磁石保持部を示す斜視図である。
【図7】2つの磁石の相対的な位置関係によって、各磁
石に作用する磁力の向きを説明するための図である。
【図8】回動式保持部材の動作を説明するための図であ
る。
【図9】回動式保持部材の動作を説明するための図であ
る。
【図10】回動式保持部材による保持の効果を説明する
ための図である。
【図11】動力伝達機構を媒介させたときの基板保持装
置の部分断面図である。
【図12】動力伝達機構を媒介させたときの基板保持装
置の部分断面図である。
【図13】動力伝達機構を媒介させたときの基板保持装
置の部分断面図および動力伝達機構の平面図である。
【図14】図1の基板処理ユニットに組み込まれる他の
回転式洗浄装置の部分断面図である。
【図15】スライド式保持部材を使用した基板保持装置
の斜視図および部分断面図である。
【図16】本発明に係る基板保持装置を適用した基板搬
送装置の搬送アームの平面図および部分断面図である。
【図17】本発明に係る基板保持装置を適用した他の基
板搬送装置の搬送アームの平面図および部分断面図であ
る。
【図18】従来の基板保持装置の部分正面断面図であ
る。
【符号の説明】
1 回転台 2 固定式保持部材 5、530 回動式保持部材 6 支持部 7 保持部 10 永久磁石 11 リング状磁石 50、580 スライド式保持部材 100、400 基板保持装置 120 エアシリンダ 500、500A 基板搬送装置 595 コイル W 基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3C007 AS24 DS01 ES02 ET02 EU18 HS00 NS12 5F031 CA02 CA05 FA01 FA02 FA07 GA06 GA10 GA14 GA15 HA09 HA24 HA27 HA29 HA48 HA59 LA12 LA13 LA14 LA15 LA16 MA03 MA06 MA23 MA24 MA26 MA30

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の処理装置間で基板の移載を行う基
    板搬送装置に用いられる基板保持装置であって、 (a) 前記基板の移載を行う搬送アームと、 (b) 前記搬送アームに固定配置され、前記基板の外縁部
    に当接して前記基板の位置を規制する固定式保持部材
    と、 (c) 第1の磁性部材を有し、前記搬送アームに可動に支
    持された可動式保持部材と、 (d) 前記搬送アームのうち前記第1の磁性部材に相対的
    に磁力を及ぼすことが可能な位置に配置された第2の磁
    性部材と、 (e) 前記第2の磁性部材から前記第1の磁性部材に到達
    する磁力線の向きを反転させる磁力線反転手段と、を備
    え、 前記磁力線の向きの反転によって、前記可動式保持部材
    が前記基板の外縁部に当接して押圧付勢することと、当
    接状態を脱して前記基板を解放することとの切換えが可
    能であることを特徴とする基板保持装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の基板保持装置において、 前記第1の磁性部材および前記第2の磁性部材はあらか
    じめ磁化された磁石であり、 前記磁力線反転手段は、 前記第2の磁性部材を、前記第1の磁性部材との相対的
    な位置関係において前記第2の磁性部材が所定のライン
    を越えることによって前記磁力線の向きを反転させるこ
    とが可能となるように移動させる移動手段であることを
    特徴とする基板保持装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の基板保持装置において、 前記可動式保持部材は、回動式保持部材であり、 前記回動式保持部材は、 (c-1) 所定の回転軸を中心として回動可能に前記搬送ア
    ームに設置された回動式支持部と、 (c-2) 凸状の曲面を有し、前記回動式支持部の回動にと
    もなって、前記凸状の曲面が、前記基板の外縁部に当接
    して押圧付勢することと、当接状態を脱して前記基板を
    解放することとが可能なように前記回転軸に対して偏心
    して前記回動式支持部に設けられた保持部と、を含み、 前記磁力線の向きが反転することによって前記第1の磁
    性部材が回動するとともに、前記第1の磁性部材の回動
    に連動して前記回動式保持部材が回動することを特徴と
    する基板保持装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の基板保持装置において、 前記第1の磁性部材と前記第2の磁性部材のうち一方は
    電磁石であるとともに、他方はあらかじめ磁化された磁
    石であり、 前記磁力線反転手段は、 前記電磁石に流れる電流の向きを逆転させることによっ
    て、前記磁力線の向きを反転する電流反転手段であるこ
    とを特徴とする基板保持装置。
  5. 【請求項5】 所定の処理装置間で基板の移載を行う基
    板搬送装置であって、 請求項1から請求項4のいずれかに記載の基板保持装置
    と、 前記基板保持装置を前記所定の処理装置間にて移動させ
    る移動機構と、を備えることを特徴とする基板搬送装
    置。
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