JP2020172569A - エマルション撥水剤組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
また、アミノ変性ポリシロキサンとジメチルポリシロキサンとをそれぞれ特定のHLBを持つノニオン界面活性剤で乳化し、これらを混合してなる光沢撥水付与組成物が特許文献2に開示されている。
この場合、車両の塗装面だけではなく、フロントガラス等のガラス面への撥水性付与及び油膜によるギラツキが無いこと等、運転者から視認し易いガラス面への性能付与が重要な要素となる。
しかし従来の技術では車両の塗装面への撥水性の付与は達成できるが、ガラス面に十分な性能を付与することはできず、更なる特性の改良が求められている。
下記(A)〜(E)成分を含有するエマルション撥水剤組成物を提供する。
(A)下記一般式(1)で表され、25℃で粘度30〜2,000mPa・sを有し、アミノ基当量300〜3,000g/molを有する、水酸基又はアルコキシ基で末端封鎖されたアミノ変性シリコーン:20〜100質量部、
(B)下記一般式(3)で表され、25℃で粘度50〜5,000mPa・sを有し、アミノ基当量300〜4,000g/molを有するアミノ変性シリコーン:0〜80質量部(但し、(A)成分と(B)成分の合計量を100質量部とする)、
(C)ノニオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、及び両イオン系界面活性剤から選ばれる少なくとも1の界面活性剤:2〜100質量部、
(D)下記平均組成式(4)で表され、25℃で粘度10〜10,000mPa・sを有し、HLB5〜13を有するポリエーテル変性シリコーン:1〜25質量部、
(E)水:10〜2,000質量部。
このエマルション撥水剤組成物がノニオン系界面活性剤を含むものであると、より安定性に優れるものとなる。
前記ノニオン系界面活性剤が前記特定のものであると、このエマルション撥水剤組成物は更に安定性に優れるものとなる。
このエマルション撥水剤組成物における乳化粒子の平均粒子径が300nm以下であると、このエマルション撥水剤組成物が、外観が青白色又は透明なマイクロエマルションとなることがある。
このエマルション撥水剤組成物が自動車の塗装面及びガラス面用のものであると、自動車の塗装面とガラス面の両方に良好な初期撥水性及び撥水耐久性を与え、且つガラス面に油膜によるギラツキを無くす性能を与えることができるものとなる。
(A)下記一般式(1)で表され、25℃で粘度30〜2,000mPa・sを有し、アミノ基当量300〜3,000g/molを有する、水酸基又はアルコキシ基で末端封鎖されたアミノ変性シリコーン:20〜100質量部、
(B)下記一般式(3)で表され、25℃で粘度50〜5,000mPa・sを有し、アミノ基当量300〜4,000g/molを有するアミノ変性シリコーン:0〜80質量部(但し、(A)成分と(B)成分の合計量を100質量部とする)、
(C)ノニオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、及び両イオン系界面活性剤から選ばれる少なくとも1の界面活性剤:2〜100質量部、
(D)下記平均組成式(4)で表され、25℃で粘度10〜10,000mPa・sを有し、HLB5〜13を有するポリエーテル変性シリコーン:1〜25質量部、
(E)水:10〜2,000質量部。
(A)水酸基又はアルコキシ基で末端封鎖されたアミノ変性シリコーン
本発明における(A)水酸基又はアルコキシ基で末端封鎖されたアミノ変性シリコーンは下記平均組成式(1)で表されるものである。
本発明のエマルション撥水剤組成物に含まれる(C)界面活性剤は、(A)成分及び(B)成分を水中に乳化分散できるものであれば特に制限はなく、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンオキシプロピレンアルキルエーテル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル等を挙げることができるが、エマルション撥水剤組成物の安定性の観点から、特にポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルが好ましい。
上記界面活性剤はHLB値3.0〜19.0を有することが好ましい。2種以上を併用する場合は、HLB値の合計が7.0〜16.0となるのがよい。
本発明のエマルション撥水剤組成物は、(E)水を上記した(A)成分、(B)成分、(C)成分及び(D)成分と混合し、常法に準じて乳化分散させることにより調製することができる。(E)水は好ましくはイオン交換水であるのがよい。(E)水の含有量は(A)成分と(B)成分の合計量100質量部に対して10〜2,000質量部であり、50〜1,000質量部であることが好ましい。上記(A)〜(E)成分を混合し、乳化分散させることによりエマルション撥水剤組成物が得られる。特には水中油滴(O/W型)エマルション撥水剤組成物であり、通常は白色乳濁液となるが、乳化粒子の平均粒子径が300nm以下の場合は、外観が青白色または透明なマイクロエマルションとなることもある。また、得られたエマルション撥水剤組成物にさらに水を加えて希釈して、後述する用途に用いることができる。希釈するための水の量は特に制限されるものでなく、用途に応じて適宜調整されればよい。本発明のエマルション撥水剤組成物は希釈後においても優れた安定性を有する。
本発明のエマルション撥水剤組成物には、上記(A)〜(E)成分以外に、必要に応じて、種々の添加剤を配合することができる。例えば、エマルションの安定性を向上させるために塩酸、硫酸、リン酸、ギ酸、酢酸、ステアリン酸、乳酸、クエン酸等の酸を配合することができる。添加剤の添加量は任意に設定できるが、本発明のエマルション撥水剤組成物のpHを3〜7に調整する量であるのが好ましい。
またその他の添加剤として、増粘剤、凍結防止剤、防腐剤、防錆剤、酸化防止剤、及び紫外線吸収剤等を含んでいてもよい。
本発明のエマルション撥水剤組成物における乳化粒子の平均粒子径は300nm以下であることが好ましく、200nm以下であることがより好ましい。なお、本発明において、平均粒子径は体積基準の平均粒子径であって、ベックマン・コールター株式会社製サブミクロン粒度分布測定装置(コールターN4Plus)により測定することができる。
また、本発明のエマルション撥水剤組成物は、撥水性が要求される他の用途にも適用できることは言うまでもない。
(A)水酸基又はアルコキシ基で末端封鎖されたアミノ変性シリコーン
水酸基又はアルコキシ基で末端封鎖されたアミノ変性シリコーン1:下記平均組成式(1)で示され、R1:−CH3、R2:−C3H6NHC2H4NH2、R3:−OCH3、a=2、b=38、c=2、d=0、e=0であり、粘度:65mPa・s、アミノ基当量:780g/molを有する化合物
アミノ変性シリコーン5:下記平均組成式(3)で示され、R1:−CH3、R2:−C3H6NHC2H4NH2、R6:−CH3、f=2、g=28、h=4、i=0、j=0であり、粘度:70mPa・s、アミノ基当量:350g/molを有する化合物
ノイゲンXL−40(商品名):第一工業製薬社製ポリオキシアルキレンデシルエーテル、HLB=10.5
ノイゲンXL−400D(商品名):第一工業製薬社製ポリオキシアルキレンデシルエーテルの65質量%水溶液、HLB=18.4
ニューコール1004(商品名):日本乳化剤社製ポリオキシエチレンオクチルエーテル、HLB=11.5
ニューコール1008(商品名):日本乳化剤社製ポリオキシエチレンオクチルエーテル、HLB=14.6
レオドールTW−L106(商品名):花王社製ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、HLB=13.3
レオドールTW−O320V(商品名):花王社製ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート、HLB=11.0
ポリエーテル変性シリコーン1:下記平均組成式(4)で表され、R1:−CH3、R7:−C3H6O−(C2H4O)23(C3H6O)23C4H9、R8:−CH3、q=27、r=3であり、粘度:1,600mPa・s、HLB:7を有する化合物
(A)メトキシ基末端封鎖アミノ変性シリコーン1(粘度:65mPa・s、アミノ基当量:780g/mol)20質量部、(A)メトキシ基末端封鎖アミノ変性シリコーン2(粘度:700mPa・s、アミノ基当量:1,860g/mol)80質量部、(C)ノイゲンXL−40(HLB=10.5):20質量部と、(C)ノイゲンXL−400D(HLB=18.4、65質量%水溶液)30質量部、(D)ポリエーテル変性シリコーン1(粘度:1,600mPa・s、HLB:7)10質量部、(E)イオン交換水462.5質量部、酢酸3.0質量部、及び防腐剤0.2質量部を、ホモミキサーを用いて混合して乳化分散し、105℃/3時間での不揮発分が23.8%で、エマルション撥水剤組成物における乳化粒子の平均粒子径が30nmである、無色透明のアミノ変性シリコーンエマルション撥水剤組成物(I−1)を得た。
(A)メトキシ基末端封鎖アミノ変性シリコーン1(粘度:65mPa・s、アミノ基当量:780g/mol)30質量部、(B)アミノ変性シリコーン6(粘度:1,200mPa・s、アミノ基当量:1,800g/mol)70質量部、(C)ノイゲンXL−40(HLB=10.5):20質量部と、(C)ノイゲンXL−400D(HLB=18.4、65質量%水溶液)30質量部、(D)ポリエーテル変性シリコーン1(粘度:1,600mPa・s、HLB:7)10質量部、(E)イオン交換水462.5質量部、酢酸3.2質量部、及び防腐剤0.2質量部を、ホモミキサーを用いて混合して乳化分散し、105℃/3時間での不揮発分が24.4%で、エマルション撥水剤組成物における乳化粒子の平均粒子径が45nmである、無色透明のアミノ変性シリコーンエマルション撥水剤組成物(I−2)を得た。
(A)メトキシ基末端封鎖アミノ変性シリコーン2(粘度:700mPa・s、アミノ基当量:1,860g/mol)80質量部、(B)アミノ変性シリコーン5(粘度:70mPa・s、アミノ基当量:350g/mol)20質量部、(C)ノイゲンXL−40(HLB=10.5):20質量部と、(C)ノイゲンXL−400D(HLB=18.4、65質量%水溶液)30質量部、(D)ポリエーテル変性シリコーン2(粘度:430mPa・s、HLB:10)10質量部、(E)イオン交換水462.5質量部、酢酸4.0質量部、及び防腐剤0.2質量部を、ホモミキサーを用いて混合して乳化分散し、105℃/3時間での不揮発分が24.6%で、エマルション撥水剤組成物における乳化粒子の平均粒子径が120nmである、青白色微濁のアミノ変性シリコーンエマルション撥水剤組成物(I−3)を得た。
(A)メトキシ基末端封鎖アミノ変性シリコーン1(粘度:65mPa・s、アミノ基当量:780g/mol)20質量部、(B)アミノ変性シリコーン7(粘度:3,600mPa・s、アミノ基当量:1,800g/mol)80質量部、(C)ニューコール1004(HLB=11.5):20質量部と、ニューコール1008(HLB=14.6)20質量部、(D)ポリエーテル変性シリコーン3(粘度:70mPa・s、HLB:12)10質量部、(E)イオン交換水462.5質量部、酢酸3.1質量部、及び防腐剤0.2質量部を、ホモミキサーを用いて混合して乳化分散し、105℃/3時間での不揮発分が24.6%で、エマルション撥水剤組成物における乳化粒子の平均粒子径が30nmである、無色透明のアミノ変性シリコーンエマルション撥水剤組成物(I−4)を得た。
(A)メトキシ基末端封鎖アミノ変性シリコーン1(粘度:65mPa・s、アミノ基当量:780g/mol)30質量部、(B)アミノ変性シリコーン8(粘度:1,500mPa・s、アミノ基当量:3,500g/mol)70質量部、(C)ニューコール1004(HLB=11.5):20質量部と、(C)ニューコール1008(HLB=14.6)20質量部、(D)ポリエーテル変性シリコーン1(粘度:1,600mPa・s、HLB:7)10質量部、(E)イオン交換水462.5質量部、酢酸2.4質量部、及び防腐剤0.2質量部を、ホモミキサーを用いて混合して乳化分散し、105℃/3時間での不揮発分が24.9%で、エマルション撥水剤組成物における乳化粒子の平均粒子径が60nmである、無色透明のアミノ変性シリコーンエマルション撥水剤組成物(I−5)を得た。
(A)エトキシ基末端封鎖アミノ変性シリコーン3(粘度:350mPa・s、アミノ基当量:1,900g/mol)100質量部、(C)ニューコール1004(HLB=11.5):20質量部と、ニューコール1008(HLB=14.6)20質量部、(D)ポリエーテル変性シリコーン2(粘度:430mPa・s、HLB:10)10質量部、(E)イオン交換水462.5質量部、酢酸2.2質量部、及び防腐剤0.2質量部を、ホモミキサーを用いて混合して乳化分散し、105℃/3時間での不揮発分が23.4%で、エマルション撥水剤組成物における乳化粒子の平均粒子径が40nmである、無色透明のアミノ変性シリコーンエマルション撥水剤組成物(I−6)を得た。
(A)メトキシ基末端封鎖アミノ変性シリコーン1(粘度:65mPa・s、アミノ基当量:780g/mol)20質量部、(A)メトキシ基末端封鎖アミノ変性シリコーン2(粘度:700mPa・s、アミノ基当量:1,860g/mol)80質量部、(C)レオドールTW−L106(HLB=13.3):20質量部と、(C)レオドールTW−O320V(HLB=11.0)20質量部、(D)ポリエーテル変性シリコーン1(粘度:1,600mPa・s、HLB:7)10質量部、(E)イオン交換水462.5質量部、酢酸3.0質量部、及び防腐剤0.2質量部を、ホモミキサーを用いて混合して乳化分散し、105℃/3時間での不揮発分が23.7%で、エマルション撥水剤組成物における乳化粒子の平均粒子径が50nmである、無色透明のアミノ変性シリコーンエマルション撥水剤組成物(I−7)を得た。
(A)メトキシ基末端封鎖アミノ変性シリコーン1(粘度:65mPa・s、アミノ基当量:780g/mol)70質量部、(A)水酸基末端封鎖アミノ変性シリコーン4(粘度:30,000mPa・s、アミノ基当量:20,000g/mol)30質量部、(C)ノイゲンXL−40(HLB=10.5):20質量部と、ノイゲンXL−400D(HLB=18.4、65質量%水溶液)30質量部、(D)ポリエーテル変性シリコーン1(粘度:1,600mPa・s、HLB:7)10質量部、(E)イオン交換水462.5質量部、酢酸3.8質量部、及び防腐剤0.2質量部を、ホモミキサーを用いて混合して乳化分散し、105℃/3時間での不揮発分が24.9%で、エマルション撥水剤組成物における乳化粒子の平均粒子径が250nmである、白色乳濁のアミノ変性シリコーンエマルション撥水剤組成物(II−1)を得た。
(A)メトキシ基末端封鎖アミノ変性シリコーン1(粘度:65mPa・s、アミノ基当量:780g/mol)70質量部、(B)アミノ変性シリコーン9(粘度:1,200mPa・s、アミノ基当量:11,000g/mol)30質量部、(C)ノイゲンXL−40(HLB=10.5):20質量部と、(C)ノイゲンXL−400D(HLB=18.4、65質量%水溶液)30質量部、(D)ポリエーテル変性シリコーン1(粘度:1,600mPa・s、HLB:7)10質量部、(E)イオン交換水462.5質量部、酢酸3.8質量部、及び防腐剤0.2質量部を、ホモミキサーを用いて混合して乳化分散し、105℃/3時間での不揮発分が24.2%で、エマルション撥水剤組成物における乳化粒子の平均粒子径が120nmである、青白色微濁のアミノ変性シリコーンエマルション撥水剤組成物(II−2)を得た。
(B)アミノ変性シリコーン7(粘度:3,600mPa・s、アミノ基当量:1,800g/mol)100質量部、(C)ニューコール1004(HLB=11.5):20質量部と、ニューコール1008(HLB=14.6)20質量部、(D)ポリエーテル変性シリコーン2(粘度:430mPa・s、HLB:10)10質量部、(E)イオン交換水462.5質量部、酢酸2.5質量部、及び防腐剤0.2質量部を、ホモミキサーを用いて混合して乳化分散し、105℃/3時間での不揮発分が23.8%で、エマルション撥水剤組成物における乳化粒子の平均粒子径が40nmである、無色透明のアミノ変性シリコーンエマルション撥水剤組成物(II−3)を得た。
(A)メトキシ基末端封鎖アミノ変性シリコーン1(粘度:65mPa・s、アミノ基当量:780g/mol)20質量部、(A)メトキシ基末端封鎖アミノ変性シリコーン2(粘度:700mPa・s、アミノ基当量:1,860g/mol)80質量部、(C)ノイゲンXL−40(HLB=10.5):20質量部と、(C)ノイゲンXL−400D(HLB=18.4、65質量%水溶液)30質量部、(D)ポリエーテル変性シリコーン4(粘度:20mPa・s、HLB:14)10質量部、(E)イオン交換水462.5質量部、酢酸3.0質量部、及び防腐剤0.2質量部を、ホモミキサーを用いて混合して乳化分散し、105℃/3時間での不揮発分が24.8%で、エマルション撥水剤組成物における乳化粒子の平均粒子径が70nmである、無色透明のアミノ変性シリコーンエマルション撥水剤組成物(II−4)を得た。
(A)メトキシ基末端封鎖アミノ変性シリコーン1(粘度:65mPa・s、アミノ基当量:780g/mol)20質量部、(A)メトキシ基末端封鎖アミノ変性シリコーン2(粘度:700mPa・s、アミノ基当量:1,860g/mol)80質量部、(C)ノイゲンXL−40(HLB=10.5):20質量部と、(C)ノイゲンXL−400D(HLB=18.4、65質量%水溶液)30質量部、(E)イオン交換水462.5質量部、酢酸3.0質量部、及び防腐剤0.2質量部を、ホモミキサーを用いて混合して乳化分散し、105℃/3時間での不揮発分が22.3%で、エマルション撥水剤組成物における乳化粒子の平均粒子径が80nmである、無色透明のアミノ変性シリコーンエマルション撥水剤組成物(II−5)を得た。
上記実施例1〜7及び比較例1〜5で得たアミノ変性シリコーンエマルション撥水剤組成物を、水道水で150倍に希釈した後、スプレーガンを用いて自動車の塗装面及びガラス面に噴霧した。噴霧終了後に水道水で1往復洗浄し、洗浄停止後の水膜が切れるまでの時間を測定した。結果を初期値として下記表3及び4に示す。その後、さらに水道水で15往復洗浄し、洗浄停止後の水膜が切れるまでの時間を測定した。結果を下記表3及び4に示す。
上記撥水耐久性の試験が終了した後、ゴムワイパーでガラス面を3回拭いた。その際のガラス表面の油膜残り・ギラツキの有無を目視で観察した。結果を下記表3及び4に示す。
<評価基準>
○:油膜なし、△:僅かに油膜あり、×:油膜・ギラツキあり
上記実施例1〜7及び比較例1〜5で調製したアミノ変性シリコーンエマルション撥水剤組成物(原液)をガラス瓶に入れ、40℃で2週間保管した際の分離の有無を目視で観察した。下記基準に基づき「原液安定性」として評価した。結果を表3及び4に示す。
<評価基準>
○:分離なし、△:濃淡分離あり、×:二層分離
また上記実施例1〜7及び比較例1〜5で調製したアミノ変性シリコーンエマルション撥水剤組成物(原液)を水道水で150倍に希釈した希釈液をガラス瓶に入れ、40℃で2週間保管した際の分離の有無を目視で観察した。下記指標に基づき「希釈安定性」として評価した。結果を表3及び4に示す。
<評価基準>
○:析出物なし、△:僅かに析出物あり、×:析出物あり
Claims (5)
- 下記(A)〜(E)成分を含有するものであることを特徴とするエマルション撥水剤組成物。
(A)下記一般式(1)で表され、25℃で粘度30〜2,000mPa・sを有し、アミノ基当量300〜3,000g/molを有する、水酸基又はアルコキシ基で末端封鎖されたアミノ変性シリコーン:20〜100質量部、
(B)下記一般式(3)で表され、25℃で粘度50〜5,000mPa・sを有し、アミノ基当量300〜4,000g/molを有するアミノ変性シリコーン:0〜80質量部(但し、(A)成分と(B)成分の合計量を100質量部とする)、
(C)ノニオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、及び両イオン系界面活性剤から選ばれる少なくとも1の界面活性剤:2〜100質量部、
(D)下記平均組成式(4)で表され、25℃で粘度10〜10,000mPa・sを有し、HLB5〜13を有するポリエーテル変性シリコーン:1〜25質量部、
(E)水:10〜2,000質量部。 - ノニオン系界面活性剤を含むものであることを特徴とする請求項1に記載のエマルション撥水剤組成物。
- 前記ノニオン系界面活性剤がポリオキシアルキレンアルキルエーテル及びポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルから選ばれる1以上であることを特徴とする請求項2に記載のエマルション撥水剤組成物。
- 前記エマルション撥水剤組成物における乳化粒子の平均粒子径が300nm以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のエマルション撥水剤組成物。
- 前記エマルション撥水剤組成物は自動車の塗装面及びガラス面用のものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のエマルション撥水剤組成物。
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