JP2020170667A - 積層型電池の製造方法および積層型電池 - Google Patents

積層型電池の製造方法および積層型電池 Download PDF

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純平 森田
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Abstract

【課題】第1電極板と第2電極板とが位置ずれすることを抑制して、第1電極板と第2電極板とが短絡することを抑制することができる。【解決手段】積層型電池の製造方法は、第1電極活物質層の第1電極集電体の側とは反対側の面に設けられた第1溶着材料層を有する第1電極板を準備する第1準備工程と、第2電極板を準備する第2準備工程と、第1電極板と第2電極板との間に絶縁体を介在させながら第1電極板および第2電極板を積層して電極積層体を形成する積層工程と、電極積層体をヒートプレスし、第1溶着材料層を絶縁体に溶着させるヒートプレス工程と、を備えている。【選択図】図4

Description

本発明は、積層型電池の製造方法および積層型電池に関する。
例えば特許文献1で提案されているように、正極板と負極板とを交互に積層してなる積層型電池が広く普及している。積層型電池の一例として、リチウムイオン二次電池が例示され得る。リチウムイオン二次電池は、他の形式の積層型電池と比較して大容量であることを特徴の一つとしている。このような特徴を有するリチウムイオン二次電池は、今般、車載用途や定置住宅用途等の種々の用途での更なる普及を期待されている。
積層型電池は、通常、交互に積層される複数の正極板(第1電極板)および複数の負極板(第2電極板)と、それぞれの正極板と負極板との間に設けられた絶縁体(セパレータ)と、を有する膜電極接合体を備えている。第1電極板と第2電極板と絶縁体とは、位置合わせされながら積層される。膜電極接合体は、電解液とともに外装体内に封止されている。
特開2014−116209号公報
しかしながら、作製後の積層型電池の搬送時や使用時に、第1電極板と第2電極板とが位置ずれする場合が考えられる。積層型電池が大型化して積層方向で見たときの大きさが大きくなると、小さな衝撃でも位置ずれが生じやすくなる傾向にある。このような位置ずれが生じると、第1電極板と第2電極板とが直接接触して、短絡するおそれがある。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、第1電極板と第2電極板とが位置ずれすることを抑制して、第1電極板と第2電極板とが短絡することを抑制することができる積層型電池の製造方法および積層型電池を提供することを目的とする。
本発明は、第1の解決手段として、
第1電極集電体と、前記第1電極集電体に設けられた第1電極活物質層と、前記第1電極活物質層の前記第1電極集電体の側とは反対側の面に設けられた第1溶着材料層と、を有する第1電極板を準備する第1準備工程と、
第2電極集電体と、前記第2電極集電体に設けられた第2電極活物質層と、を有する第2電極板を準備する第2準備工程と、
前記第1電極板と前記第2電極板との間に絶縁体を介在させながら、前記第1電極活物質層と前記第2電極活物質層とが対向するように前記第1電極板および前記第2電極板を積層方向に積層して、電極積層体を形成する積層工程と、
前記電極積層体をヒートプレスし、前記第1溶着材料層を前記絶縁体に溶着させるヒートプレス工程と、を備えた、積層型電池の製造方法、
を提供する。
本発明の第1の解決手段による積層型電池の製造方法において、
前記第1溶着材料層は、アルミナを含む、
ようにしてもよい。
本発明の第1の解決手段による積層型電池の製造方法において、
前記積層工程において形成される前記電極積層体は、交互に積層された複数の前記第1電極板および複数の前記第2電極板を有し、
前記積層工程の後に、複数の前記第1電極板の前記第1電極集電体が接合された第1接合部が形成されるとともに、複数の前記第2電極板の前記第2電極集電体が接合された第2接合部が形成される接合工程が行われ、
前記ヒートプレス工程は、前記接合工程の後に行われる、
ようにしてもよい。
本発明の第1の解決手段による積層型電池の製造方法において、
前記第1接合部に第1タブを電気的に接続するとともに、前記第2接合部に第2タブを電気的に接続するタブ接続工程を更に備え、
前記ヒートプレス工程は、前記タブ接続工程の前に行われる、
ようにしてもよい。
本発明の第1の解決手段による積層型電池の製造方法において、
前記電極積層体を外装体で封止する封止工程を更に備え、
前記ヒートプレス工程は、前記封止工程の前に行われる、
ようにしてもよい。
本発明の第1の解決手段による積層型電池の製造方法において、
前記ヒートプレス工程において、前記積層方向の少なくとも一側で前記電極積層体にヒートプレス部材を当接させて前記電極積層体を加熱かつ押圧することで前記電極積層体がヒートプレスされ、
前記ヒートプレス部材を前記電極積層体に当接させる前に、前記ヒートプレス部材のうち前記電極積層体に当接する面が離型処理される、
ようにしてもよい。
本発明の第1の解決手段による積層型電池の製造方法において、
前記第2準備工程において準備される前記第2電極板は、前記第2電極活物質層の前記第2電極集電体の側とは反対側の面に設けられた第2溶着材料層を更に有し、
前記ヒートプレス工程において、前記第2溶着材料層は前記絶縁体に溶着される、
ようにしてもよい。
本発明の第1の解決手段による積層型電池の製造方法において、
前記第2溶着材料層は、アルミナを含む、
ようにしてもよい。
本発明は、第2の解決手段として、
第1電極集電体と、前記第1電極集電体に設けられた第1電極活物質層と、前記第1電極活物質層の前記第1電極集電体の側とは反対側の面に設けられた第1溶着材料層と、を有する第1電極板を準備する第1準備工程と、
第2電極集電体と、前記第2電極集電体に設けられた第2電極活物質層と、を有する第2電極板を準備する第2準備工程と、
前記第1電極活物質層と前記第2電極活物質層とが対向するように前記第1電極板および前記第2電極板を積層方向に積層して、電極積層体を形成する積層工程と、
前記電極積層体をヒートプレスし、前記第1溶着材料層を前記第2電極活物質層に溶着させるヒートプレス工程と、を備えた、積層型電池の製造方法、
を提供する。
本発明は、第3の解決手段として、
第1電極板と、
前記第1電極板に積層された第2電極板と、
前記第1電極板と前記第2電極板との間に介在された絶縁体と、を備え、
前記第1電極板は、第1電極集電体と、前記第1電極集電体に設けられた第1電極活物質層と、前記第1電極活物質層の前記第1電極集電体の側とは反対側の面に設けられた第1溶着材料層と、を有し、
前記第2電極板は、第2電極集電体と、前記第2電極集電体に設けられた第2電極活物質層であって、前記第1電極活物質層と対向する第2電極活物質層と、を有し、
前記第1溶着材料層は、前記絶縁体に溶着されている、積層型電池、
を提供する。
本発明の第3の解決手段による積層型電池において、
前記第2電極板は、前記第2電極活物質層の前記第2電極集電体の側とは反対側の面に設けられた第2溶着材料層を更に有し、
前記第2溶着材料層は、前記絶縁体に溶着されている、
ようにしてもよい。
本発明は、第4の解決手段として、
第1電極板と、
前記第1電極板に積層された第2電極板と、を備え、
前記第1電極板は、第1電極集電体と、前記第1電極集電体に設けられた第1電極活物質層と、前記第1電極活物質層の前記第1電極集電体の側とは反対側の面に設けられた第1溶着材料層と、を有し、
前記第2電極板は、第2電極集電体と、前記第2電極集電体に設けられた第2電極活物質層であって、前記第1電極活物質層と対向する第2電極活物質層と、を有し、
前記第1溶着材料層は、前記第2電極活物質層に溶着されている、積層型電池、
を提供する。
本発明によれば、第1電極板と第2電極板とが位置ずれすることを抑制して、第1電極板と第2電極板とが短絡することを抑制することができる。
図1は、本発明の一実施の形態を説明するための図であって、積層型電池を示す斜視図である。 図2は、図1に示す積層型電池の膜電極接合体を示す斜視図である。 図3は、図2の膜電極接合体を示す平面図である。 図4は、図2の膜電極接合体の電極積層体を示す部分断面図である。 図5は、図1のA−A線断面図である。 図6は、本発明の一実施の形態による積層型電池の製造方法において、積層工程を説明するための平面図である。 図7は、本発明の一実施の形態による積層型電池の製造方法において、ヒートプレス工程を説明するための平面図である。 図8は、図4の変形例(第1の変形例)を示す断面図である。 図9は、図4の変形例(第2の変形例)を示す断面図である。 図10は、図4の変形例(第3の変形例)を示す断面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
図1〜図7は、本発明の一実施の形態による積層型電池および積層型電池の製造方法を説明するための図である。
図1および図2に示すように、本実施の形態による積層型電池1は、外装体40と、外装体40内に封止された膜電極接合体5と、膜電極接合体5に接続された一対のタブ16,26と、を備えている。外装体40は、その内部に膜電極接合体5を収容している。タブ16,26は、外装体40の内部から外部へと延び出している。電気自動車等の自動車の分野においては、複数の積層型電池1を組み合わせることにより構成されるモジュールが自動車に搭載される。複数の積層型電池1の間の電気的な接続は、タブ16,26を介して実現される。
以下、積層型電池1の各構成要素について説明する。
(外装体)
外装体40は、膜電極接合体5を封止するための包装材である。外装体40は、第1基材41と、第1基材41に対向する第2基材42と、を有している(図5参照)。第2基材42は、シート状に形成されている。一方、第1基材41は、凸状に形成されている。すなわち、第1基材41は、周辺部43と、周辺部43に対して外側(第2基材42の側とは反対側)に膨出した膨出部44と、を有している。この膨出部44により、第1基材41と第2基材42との間に、封止空間45が画定されている。この封止空間45に、膜電極接合体5が収容される。このような膨出部44は、例えば、シート状の第1基材41のうち所望の領域を押圧すること(絞り加工)により形成される。この場合、周辺部43と膨出部44は一体的に形成される。
外装体40は、フレキシブル性を有していてもよい。外装体40の第1基材41および第2基材42はそれぞれ、金属層40aと、金属層40aの内側に設けられた樹脂接着層40bと、を有するラミネートフィルムで構成されている。金属層40aは、高ガスバリア性と成形加工性を有することが好ましい。このような金属層40aは、アルミニウム箔やステンレス箔等の金属材料により形成されていてもよい。樹脂接着層40bは、金属層40aの内面に位置し、金属層40aを接合するためのシール層として機能する。樹脂接着層40bは、接着性に加え、絶縁性、耐薬品性、熱可塑性等を有していることが好ましい。このような樹脂接着層40bは、ポリプロピレン、変性ポリプロピレン、低密度ポリプロピレン、アイオノマー、エチレン・酢酸ビニル等の樹脂材料により形成されていてもよい。
本実施の形態による積層型電池1は、第1基材41と第2基材42との間に膜電極接合体5を配置した後、ラミネート加工される。すなわち、外装体40の周縁部において、第1基材41および第2基材42の各々の内面に形成された樹脂接着層40bがヒートシールされて、シール部46が形成される。このようにして、第1基材41と第2基材42とがヒートシールされて接合されて外装体40の内部を封止した封止空間45に、膜電極接合体5が収容される。
(膜電極接合体)
図1〜図5に示すように、膜電極接合体5は、積層方向dLに交互に積層された正極板10X(第1電極板)および負極板20Y(第2電極板)を含む複数の電極板10X,20Yと、を有している。
本実施の形態においては、膜電極接合体5がリチウムイオン二次電池を構成する例について説明する。この例において、第1電極板は正極板10Xを構成し、第2電極板は負極板20Yを構成するものとする。ただし、以下に説明する作用効果の記載からも理解され得るように、第1電極板が負極板20Yを構成し、第2電極板が正極板10Xを構成してもよい。更には、リチウムイオン二次電池に限定されることなく、第1電極板および第2電極板を交互に積層してなる膜電極接合体5に広く適用され得る。
図1〜図5に示すように、膜電極接合体5は、複数の正極板10Xおよび複数の負極板20Yを有している。正極板10Xおよび負極板20Yは、積層方向dLに沿って交互に配列されて積層されている。膜電極接合体5は、積層方向dLにおける一方の側(図5における上側)に設けられた第1最外主面5aと、他方の側(図5における下側)に設けられた第2最外主面5bと、を有している。本実施の形態における積層方向dLは、第1最外主面5aおよび第2最外主面5bの法線方向に相当する。膜電極接合体5および積層型電池1は、全体的に偏平形状を有し、積層方向dLへの厚さが薄く、積層方向dLに直交する方向d1,d2に広がっている。ここで、主面とは、大局的に見て、偏平形状を画定する比較的広い面積を有する平坦状の面を意味する。
図示された非限定的な例において、正極板10Xおよび負極板20Yは、積層方向dLで見たときに、全体的に長方形形状の外輪郭を有している。積層型電池1は、一対のタブ16,26が配列される方向である第1方向d1と、第1方向d1に直交する第2方向d2と、を有している。タブ16、26は、第1方向d1において膜電極接合体5の両側に配置されている。第1方向d1が積層型電池1の長手方向(長さ方向)に相当し、第2方向d2が積層型電池1の短手方向(幅方向)に相当する。積層方向dLは、第1方向d1および第2方向d2の両方に直交している。正極板10Xおよび負極板20Yは、第1方向d1にずらして配置されている。より具体的には、複数の正極板10Xは、第1方向d1における一側(図3の右側)に寄って配置され、複数の負極板20Yは、第1方向d1における他側(図3の左側)に寄って配置されている。正極板10Xおよび負極板20Yは、第1方向d1における中央部(後述する正極有効領域b1および負極有効領域b2)において、積層方向dLに重なり合っている。
正極板10Xは、図示するように、シート状の外形状を有している。正極板10Xは、正極集電体11X(第1電極集電体)と、正極集電体11X上に設けられた正極活物質層12X(第1電極活物質層)と、を有している。正極活物質層12Xは、長方形形状の外輪郭を有している。リチウムイオン二次電池において、正極板10Xは、放電時にリチウムイオンを放出し、充電時にリチウムイオンを吸蔵する。
図4に示すように、正極集電体11Xは、互い反対側に位置する第1面11aおよび第2面11bを主面として有している。正極活物質層12Xは、正極集電体11Xの第1面11aおよび第2面11bの少なくとも一方の面上に形成される。本実施の形態においては、各正極板10Xの正極集電体11Xの両側に、正極活物質層12Xがそれぞれ設けられており、各正極板10Xは、互いに同一に構成され得る。
正極集電体11Xおよび正極活物質層12Xは、積層型電池1(リチウムイオン二次電池)に適用され得る種々の材料を用いて種々の製法により、作製され得る。一例として、正極集電体11Xは、アルミニウム箔によって形成され得る。正極活物質層12Xは、例えば、正極活物質、導電助剤およびバインダーとなる結着剤を含んでいてもよい。正極活物質層12Xは、正極活物質、導電助剤および結着剤を溶媒に分散させてなる正極用スラリーを、正極集電体11Xをなす材料上に塗工して固化させることで、作製され得る。正極活物質として、例えば、一般式LiM(ただし、Mは金属であり、xおよびyは金属Mと酸素Oの組成比である)で表される金属酸リチウム化合物が用いられる。金属酸リチウム化合物の具体例として、コバルト酸リチウム、ニッケル酸リチウム、マンガン酸リチウム等が例示され得る。導電助剤としては、黒鉛粉末やアセチレンブラック等が用いられ得る。結着剤としては、ポリフッ化ビニリデン等が用いられ得る。
図3に示すように、正極集電体11Xは、互いに隣接する正極接続領域a1(第1接続領域)および正極有効領域b1(第1有効領域)を有している。正極活物質層12Xは、正極集電体11Xの正極有効領域b1のみに配置されている。正極有効領域b1は、長方形形状の外輪郭を有しており、全体的に正極活物質層12Xが設けられた領域になっている。正極接続領域a1および正極有効領域b1は、正極板10Xの第1方向d1に配列されている。正極接続領域a1は、正極有効領域b1よりも正極板10Xの第1方向d1における外側(図3における右側)に位置している。
複数の正極集電体11Xは、正極接続領域a1において、抵抗溶接や超音波溶接、テープによる貼着、融着等によって接合され、電気的に接続されている。このように、各々の正極集電体11Xの正極接続領域a1によって、正極接合部13(第1接合部、図1〜図3参照)が構成されている。すなわち、正極接合部13は、複数の正極集電体11Xが互いに接合されて構成されている。このような正極接合部13は、第1基材41の側の面(図6における上側の面)である第1面13aと、第2基材42の側の面(図7における下側の面)である第2面13bと、を有している。第1面13aは、複数の正極集電体11Xのうち最も第1基材41の側に配置された正極集電体11Xの正極接続領域a1における第1面11aに相当する。また、第2面13bは、複数の正極集電体11Xのうち最も第2基材42の側に配置された正極集電体11Xの正極接続領域a1における第2面11bに相当する。本実施の形態では、正極接合部13の第2面13bに、正極タブ16(第1タブ)が接合されて、電気的に接続されている。
一方、図3に示すように、正極有効領域b1は、積層方向dLで見たときに、負極板20Yの後述する負極活物質層22Yに対向する領域内に設けられている。このため、正極板10Xの正極有効領域b1の第1方向d1における寸法は、負極板20Yの後述する負極有効領域b2の第1方向d1における寸法よりも小さくなっている。また、正極板10Xの第2方向d2における寸法は、負極板20Yの第2方向d2における寸法よりも小さくなっている。このような正極有効領域b1の配置により、正極活物質層12Xからのリチウムの析出を防止することができる。
次に、負極板20Yについて説明する。負極板20Yも、正極板10Xと同様に、シート状の外形状を有している。負極板20Yは、負極集電体21Y(第2電極集電体)と、負極集電体21Y上に設けられた負極活物質層22Y(第2電極活物質層)と、を有している。負極活物質層22Yは、長方形形状の外輪郭を有している。リチウムイオン二次電池において、負極板20Yは、放電時にリチウムイオンを吸蔵し、充電時にリチウムイオンを放出する。
図4に示すように、負極集電体21Yは、互いに反対側に位置する第1面21aおよび第2面21bを主面として有している。負極活物質層22Yは、負極集電体21Yの第1面21aおよび第2面21bの少なくとも一方の面上に形成される。最も第1基材41の側に配置された負極板20Yの負極集電体21Yの第1面21aには負極活物質層22Yは設けられなくてもよい。また、最も第2基材42の側に配置された負極板20Yの負極集電体21Yの第2面21bには、負極活物質層22Yは設けられていなくてもよい。本実施の形態においては、これらの負極集電体21Yを除き、各負極板20Yの負極集電体21Yの両側に、負極活物質層22Yがそれぞれ設けられている。
負極集電体21Yおよび負極活物質層22Yは、積層型電池1(リチウムイオン二次電池)に適用され得る種々の材料を用いて種々の製法により、作製され得る。一例として、負極集電体21Yは、例えば銅箔によって形成される。負極活物質層22Yは、例えば、炭素材料からなる負極活物質、および、バインダーとして機能する結着剤を含んでいてもよい。負極活物質層22Yは、例えば、炭素粉末や黒鉛粉末等からなる負極活物質とポリフッ化ビニリデンのような結着剤とを溶媒に分散させてなる負極用スラリーを、負極集電体21Yをなす材料上に塗工して固化することで、作製され得る。
図3に示すように、負極集電体21Yは、互いに隣接する負極接続領域a2(第2接続領域)および負極有効領域b2(第2有効領域)を有している。負極活物質層22Yは、負極集電体21Yの負極有効領域b2のみに配置されている。負極有効領域b2は、長方形形状の外輪郭を有しており、全体的に負極活物質層22Yが設けられた領域になっている。負極接続領域a2および負極有効領域b2は、負極板20Yの第1方向d1に配列されている。負極接続領域a2は、負極有効領域b2よりも負極板20Yの第1方向d1における外側(図2における左側)に位置している。
複数の負極集電体21Yは、負極接続領域a2において、抵抗溶接や超音波溶接、テープによる貼着、融着等によって接合され、電気的に接続されている。このように、各々の負極集電体21Yの負極接続領域a2によって、負極接合部23(第2接合部、図1〜図3参照)が構成されている。すなわち、負極接合部23は、複数の負極集電体21Yが互いに接合されて構成されている。このような負極接合部23は、第1基材41の側の面である第1面23aと、第2基材42の側の面である第2面23bと、を有している。第1面23aは、複数の負極集電体21Yのうち最も第1基材41の側に配置された負極集電体21Yの負極接続領域a2における第1面21aに相当する。また、第2面13bは、複数の負極集電体21Yのうち最も第2基材42の側に配置された負極集電体21Yの負極接続領域a2における第2面21bに相当する。本実施の形態では、負極接合部23の第2面23bに、負極タブ26(第2タブ)が接合されて、電気的に接続されている。
一方、図3に示すように、負極有効領域b2は、積層方向dLで見たときに、正極板10Xの正極活物質層12Xに対向する領域を内包するように広がっている。すなわち、負極有効領域b2(負極活物質層22Y)は、積層方向dLで見たときに、全周に亘って、正極有効領域b1(正極活物質層21X)の外側にはみ出すように広がっている。このため、上述したように、負極板20Yの負極有効領域b2の第1方向d1における寸法は、正極板10Xの正極有効領域b1の第1方向d1における寸法よりも大きくなっている。また、負極板20Yの第2方向d2における寸法は、正極板10Xの第2方向d2における寸法よりも大きくなっている。
図4に示すように、正極板10Xおよび負極板20Yの少なくとも一方が、他方に対向する面にコーティング層14X、24Y(機能層とも称する)を有していてもよい。コーティング層14X、24Yは、絶縁性を有し、正極板10Xおよび負極板20Yが短絡することを防止する。本実施の形態においては、正極板10Xが正極コーティング層14X(第1溶着材料層)を有し、負極板20Yが負極コーティング層24Y(第2溶着材料層)を有している。
正極コーティング層14Xは、正極活物質層12Xの正極集電体11Xの側とは反対側の面(負極板20Yに対向する面)に設けられている。すなわち、各正極活物質層12Xのうち対向する負極板20Yの側の面に正極コーティング層14Xが設けられている。各正極活物質層12Xは、正極コーティング層14Xにより覆われている。そして、正極板10Xのうち負極活物質層22Yと積層方向dLに対向する面が、正極コーティング層14Xによって形成されている。正極コーティング層14Xは、図4に示すように、正極活物質層12Xから正極集電体11Xの正極接続領域a1の一部にわたって形成されていてもよい。この場合、正極コーティング層14Xには、図4に示すような段差が形成されてもよい。
各正極コーティング層14Xは、対応する絶縁シート60(後述)に溶着されている。すなわち、各正極コーティング層14Xと絶縁シート60とが、ヒートプレスされて、正極コーティング層14Xの材料の一部と絶縁シート60の材料とが溶解して接合されて、溶着部31が形成されている。このことにより、正極コーティング層14Xと絶縁シート60とが積層方向dLに直交する平面(第1方向d1および第2方向d2を含む平面方向)において相対変位することを抑制している。正極コーティング層14Xは、正極活物質層12Xの全体にわたって形成されていてもよい。
負極コーティング層24Yは、負極活物質層22Yの負極集電体21Yの側とは反対側の面(正極板10Xに対向する面)に設けられている。すなわち、各負極活物質層22Yの対向する正極板10Xの側の面に負極コーティング層24Yが設けられている。各負極活物質層22Yは、負極コーティング層24Yにより覆われている。そして、負極板20Yのうち正極活物質層12Xと積層方向dLに対向する面が、負極コーティング層24Yによって形成されている。負極コーティング層24Yは、図4に示すように、負極活物質層22Yから負極集電体21Yの負極接続領域a2の一部にわたって形成されていてもよい。この場合、負極コーティング層24Yには、図4に示すような段差が形成されていてもよい。
各負極コーティング層24Yは、対応する絶縁シート60(後述)に溶着されている。すなわち、各負極コーティング層24Yと絶縁シート60とが、ヒートプレスされて、負極コーティング層24Yの材料の一部と絶縁シート60の材料とが溶解して接合されて、溶着部32が形成されている。このことにより、負極コーティング層24Yと絶縁シート60とが積層方向dLに直交する平面(第1方向d1および第2方向d2を含む平面方向)において相対変位することを抑制している。負極コーティング層24Yは、負極活物質層22Yの全体にわたって形成されていてもよい。
正極コーティング層14Xおよび負極コーティング層24Yは、正極活物質層12Xおよび負極活物質層22Yよりも高い空孔率を有していてもよい。また、コーティング層14X、24Yは、優れた耐熱性を有していてもよい。このようなコーティング層14X、24Yの材料は、例えば、無機材料、および、バインダーとして機能する結着剤を含んでいてもよい。無機材料は、高い空孔率とともに優れた耐熱性をコーティング層14X、24Yに付与することができる。無機材料としては、アルミナ、セルロースおよびその変成体、ポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアクリロニトリル、アラミド、ポリアミドイミド、ポリイミド等の繊維状物や粒子状物が挙げられる。結着剤の材料としては、80℃〜140℃の融点を有している材料を用いることが好ましく、例えば、ポリフッ化ビニリデンを用いることができる。このような無機材料と結着剤とを溶媒に分散させてなるコーティング用スラリーを、対応する活物質層12X、22Y上に塗工して固化させることで、コーティング層14X、24Yは作製され得る。このようにして、各コーティング層14X、24Yと絶縁シート60とがヒートプレスされる際には、コーティング層14X、24Yおよび絶縁シート60が加熱されて、コーティング層14X、24Yの材料の一部(結着剤)が、絶縁シート60の材料と溶解して、接合される。
次に、膜電極接合体5は、互いに隣り合う正極板10Aと負極板20Yとの間に設けられた絶縁シート60(絶縁体)を更に有していてもよい。絶縁シート60は、隣り合う正極板10Xおよび負極板20Yの短絡を防止するとともに、外装体40内に膜電極接合体5とともに封止される電解液を保持して、正極板10Xおよび負極板20Yに電解液を供給する。本実施の形態では、絶縁シート60は枚葉状に形成されており、膜電極接合体5は、絶縁シート60を複数有している。しかしながら、絶縁シート60は、つづら折り状に形成されて一体化されていてもよい。絶縁シート60は、セパレータとも称する。本実施の形態では、絶縁シート60は、対応する正極板10Xの正極コーティング層14Xと、これに対向して接触する負極板20Yの負極コーティング層24Yとの間に介在されている。
絶縁シート60は、積層方向dLで見たときに、電極板10X,20Yの活物質層12X,22Yの全領域を覆うように広がっていてもよい(図3参照)。すなわち、セパレータ部分61の第2方向d2における寸法は、電極板10X,20Yの第2方向d2における寸法よりも大きくなっていてもよい。また、セパレータ部分61の第1方向d1における寸法は、電極板10X,20Yの活物質層12X,22Yの第1方向d1における寸法よりも大きくなっていてもよい。
以上のような絶縁シート60として、絶縁性フィルムを用いることができる。絶縁性フィルムとして、樹脂製多孔フィルムを用いてもよい。より具体的には、融点が80℃〜140℃程度の熱可塑性樹脂からなる多孔フィルムを用いてもよい。熱可塑性樹脂として、ポリプロピレン、ポリエチレンなどのポリオレフィン系ポリマーを採用してもよい。
また、図示しないが、最も第1基材41の側に配置された負極板20Yの外側(図5の上側)に、最外絶縁シートが積層されていてもよい。この場合、当該負極板20Yが外側から当該最外絶縁シートで覆われるようになり、当該負極板20Yと外装体40の第1基材41との絶縁性を向上させることができる。同様に、最も第2基材42の側に配置された負極板20Yの外側(図5の下側)に、他の最外絶縁シートが積層されていてもよい。この場合、当該負極板20Yが外側から当該最外絶縁シートで覆われるようになり、当該負極板20Yと外装体40の第2基材42との絶縁性を向上させることができる。
(積層型電池の製造方法)
次に、リチウムイオン二次電池として構成された本実施の形態に係る積層型電池1の製造方法について説明する。以下に説明する積層型電池1の製造方法は、膜電極接合体5を準備する準備工程と、ヒートプレス工程と、膜電極接合体5にタブ16、26を接続するタブ接続工程と、膜電極接合体5を外装体40で封止する封止工程と、を含んでいる。
(準備工程)
準備工程は、複数の正極板10Xを準備する第1準備工程と、複数の負極板20Yを準備する第2準備工程と、複数の正極板10Xおよび複数の負極板20Yを交互に積層して電極積層体7を形成する積層工程と、正極接合部13および負極接合部23を形成する接合工程と、を有している。
第1準備工程では、まず、正極集電体11Xと正極活物質層12Xと正極コーティング層14Xとを有する正極板10Xを準備する。正極板10Xは、例えば、正極集電体11Xを構成するようになる長尺のアルミニウム箔上に、正極活物質層12Xを構成するようになる組成物(スラリー)を塗工して固化させる。このことにより、正極活物質層12Xは、正極集電体11Xに強固に接合される。そして、正極板10Xの両側に設けられた正極活物質層12Xに、正極コーティング層14Xを構成するようになる組成物(スラリー)を塗工して固化させる。このことにより、正極コーティング層14Xは、正極活物質層12Xに強固に接合される。より具体的には、正極コーティング層14Xをなす組成物は、各正極活物質層12Xの正極集電体11Xの側とは反対側の面に全体的に塗布される。この際、正極活物質層12Xから正極集電体11Xの正極接続領域a1の一部にわたって、この塗料が塗布されてもよい。塗料が固化した後、アルミニウム箔を所望の大きさに断裁することで本実施の形態による正極板10Xが作製され得る。
第2準備工程では、第1準備工程と同様に、負極集電体21Yと負極活物質層22Yと負極コーティング層24Yとを有する負極板20Yを準備する。負極板20Yは、例えば、負極集電体21Yを構成するようになる長尺の銅箔上に、負極活物質層22Yを構成するようになる組成物(スラリー)を塗工して固化させる。このことにより、負極活物質層22Yは、負極集電体21Yに強固に接合される。そして、負極板20Yの両側に設けられた負極活物質層22Yに、負極コーティング層24Yを構成するようになる組成物(スラリー)を塗工して固化させる。このことにより、負極コーティング層24Yは、負極活物質層22Yに強固に接合される。より具体的には、負極コーティング層24Yをなす組成物は、各負極活物質層22Yの負極集電体21Yの側とは反対側の面に全体的に塗布される。この際、負極活物質層22Yから負極集電体21Yの負極接続領域a2の一部にわたって、この塗料が塗布されてもよい。塗料が固化した後、銅箔を所望の大きさに断裁することで本実施の形態による負極板20Yが作製され得る。
続いて、図6に示すように、正極板10X、負極板20Yおよび絶縁シート60を積層する積層工程を実施する。積層工程では、正極板10Xの正極活物質層12Xと負極板20Yの負極活物質層22Yとが対向するようにして、複数の正極板10Xおよび複数の負極板20Yが交互に積層されていく。このようにして、交互に積層された複数の正極板10Xおよび複数の負極板20Yを有する電極積層体7(図4、図7参照)が形成される。絶縁シート60は、互いに隣り合う正極板10Xと負極板20Yとの間に介在される。なお、図6および後述する図7においては、便宜上、2つの負極板20Yと1つの正極板10Xが積層されている例を説明しているが、負極板20Yの枚数と正極板10Xの枚数は、これに限られることはない。
次に、正極接合部13および負極接合部23を形成する接合工程を実施する。接合工程では、複数の正極板10Xが、正極接続領域a1において超音波溶接によって互いに接合されて電気的に接続される。このようにして、正極接合部13(図2、図3、図5参照)が形成される。同様に、複数の負極板20Yが、負極接続領域a2において超音波溶接によって互いに接合されて電気的に接続される。このようにして、負極接合部23(図2、図3、図5参照)が形成される。
このようにして、複数の正極板10X、複数の負極板20Yおよび複数の絶縁シート60が積層された電極積層体7を有する膜電極接合体5を得ることができる。膜電極接合体5は、正極接合部13および負極接合部23が形成された電極積層体7と言うこともできる。
(ヒートプレス工程)
次に、図7に示すように、膜電極接合体5の電極積層体7をヒートプレスするヒートプレス工程を実施する。ヒートプレス工程では、積層方向dLの少なくとも一側でヒートプレス板70(ヒートプレス部材)のプレス面70aを電極積層体7に当接させて、電極積層体7が加熱かつ押圧される。このことにより、正極板10Xの正極コーティング層14Xを形成する材料の一部(例えば、結着剤)とこれに対向して接触する絶縁シート60を形成する材料とが溶解して接合される。このようにして、正極コーティング層14Xと絶縁シート60とが溶着されて、溶着部31が形成される。同様に、負極板20Yの負極コーティング層24Yを形成する材料の一部(例えば、結着剤)とこれに対向して接触する絶縁シート60を形成する材料とが溶解して接合される。このようにして、負極コーティング層24Yと絶縁シート60とが溶着されて、溶着部32が形成される。
ヒートプレス工程におけるヒートプレス板70の温度は、例えば、80℃〜200℃であり、電極積層体7に与える押圧力は、0.1MPa〜100MPaである。ヒートプレス板70は、正極活物質層12Xおよび負極活物質層22Yの全領域に当接することができる平面形状を有していることが好ましい。このことにより、正極コーティング層14Xおよび負極コーティング層24Yの押圧を均等化させ、コーティング層14X、24Yと絶縁シート60の溶着を均質化させることができる。
図7に示すように、電極積層体7は、一対のヒートプレス板70で押圧されるようにしてもよい。この場合、積層方向dLの両側でヒートプレス板70が電極積層体7に当接して、電極積層体7が加熱かつ押圧される。このことにより、各コーティング層14X、24Yと対応する絶縁シート60とを効率良く溶着させることができる。しかしながら、このことに限られることはなく、各コーティング層14X、24Yと対応する絶縁シート60とを溶着させることができれば、積層方向dLの一側のみでヒートプレス板70が電極積層体7に当接させるようにしてもよい。例えば、電極積層体7が、加熱されていない作業台等に載置されて、電極積層体7の上側からヒートプレス板70で押圧されるようにしてもよい。
なお、ヒートプレス板70を電極積層体7に当接する前に、ヒートプレス板70のうち電極積層体7に当接する面(プレス面70a)が、離型処理されていてもよい。このことにより、ヒートプレス後にヒートプレス板70を電極積層体7から容易に離すことができる。離型処理としては、電極積層体7から容易に離すことができれば特に限られることはなく、例えば、プレス面70aに、離型剤を塗布してもよい。離型剤としては、例えば、テフロン(登録商標)等のコーティングが挙げられる。
(タブ接続工程)
次に、膜電極接合体5にタブ16、26を接続するタブ接続工程を実施する。タブ接続工程では、正極接合部13の第2面13bに正極タブ16が接合されて(図5参照)、電気的に接続される。また、負極接合部23の第2面23bに負極タブ26が接合されて、電気的に接続される。このタブ接続工程において、上述したように電極積層体7が既にヒートプレスされていることにより、正極コーティング層14Xが絶縁シート60に溶着されるとともに負極コーティング層24Yが絶縁シート60に溶着されている。このことにより、正極板10Xおよび負極板20Yが位置ずれすることが抑制され、作業性を向上させることができる。
(封止工程)
その後、膜電極接合体5を外装体40で封止する封止工程を実施する。封止工程は、外装体40の第1基材41と第2基材42との間に、膜電極接合体5を配置する配置工程と、膜電極接合体5の周囲に、図示しない注入開口部を含むシール部46を形成する第1シール工程と、注入開口部を介して封止空間45内に電解液を注入する注入工程と、注入開口部を封止する第2シール工程と、を有している。
まず、配置工程においては、第1基材41と第2基材42との間に、タブ16,26が外部に延び出た状態で、膜電極接合体5が配置される。この配置工程においても、正極コーティング層14Xが絶縁シート60に溶着されるとともに負極コーティング層24Yが絶縁シート60に溶着されていることにより、正極板10Xおよび負極板20Yが位置ずれすることが抑制され、作業性を向上させることができる。
続いて、膜電極接合体5の周囲に注入開口部を含むシール部46を形成する第1シール工程を実施する。この第1シール工程においては、外装体40の周縁部に沿って、第1基材41と第2基材42とがそれぞれ、例えば100℃〜200℃の温度を有する金属製のヒートバー(図示せず)により押圧される。これにより、ヒートバーにより押圧された領域の近傍において、第1基材41と第2基材42の各々の内面に形成された樹脂接着層40bが溶解し、それらが互いにヒートシールして、シール部46が形成される。なお、シール部46において、第1基材41とタブ16,26との間および第2基材42とタブ16,26との間に、樹脂接着層40bとタブ16,26とに溶着可能な材料から構成されたシーラント18,28(図1〜図3参照)が介在されるようにしてもよい。
シール部46は、積層方向dL(上下方向)で見たときに、膜電極接合体5の形状に沿うように、矩形枠状に形成される。これにより、シール部46によって、膜電極接合体5が収容される封止空間45が画定される。この際、シール部46の一部には、ヒートシールされていない注入開口部が形成される。
次に、注入工程として、シール部46によって画定された封止空間45内に、注入開口部を介して電解液が注入される。
次に、第2シール工程として、注入開口部が封止される。このことにより、膜電極接合体5の周囲で全周にわたってシール部46が連続状に形成される。このため、枠状のシール部46によって封止空間45内の膜電極接合体5が電解液とともに外装体40で封止される。
第2シール工程は、図示しない減圧チャンバ内で行われ、封止空間45が大気圧よりも減圧されながら注入開口部が封止される。このため、封止空間45内のガスが注入開口部から排出される。
以上のようにして、本実施の形態による積層型電池1が得られる。
このように本実施の形態によれば、正極板10Xが、正極活物質層12Xの正極集電体11Xの側とは反対側の面に設けられた正極コーティング層14Xを有しており、正極コーティング層14Xが、これに対向する絶縁シート60に溶着されている。このことにより、正極コーティング層14Xと絶縁シート60とが、積層方向dLに直交する平面において相対変位することを抑制でき、正極板10Xと絶縁シート60とが位置ずれすることを抑制できる。このため、正極板10Xと負極板20Yとが位置ずれすることを抑制でき、正極板10Xと負極板20Yとが直接接触して短絡することを抑制できる。例えば、作製後の積層型電池1の搬送時や使用時においても、正極板10Xと負極板20Yとが位置ずれすることを抑制でき、短絡することを抑制できる。また、例えば、このような位置ずれおよび短絡を抑制できる点で、本実施の形態による積層型電池1は、大型の積層型電池に好適である。
また、本実施の形態によれば、正極コーティング層14Xを絶縁シート60に溶着させるヒートプレス工程は、正極接合部13に正極タブ16を電気的に接続するとともに負極接合部23に負極タブ26を電気的に接続するタブ接続工程の前に行われる。このことにより、タブ接続工程中、正極板10Xおよび負極板20Yが位置ずれすることを抑制でき、タブ接続工程の作業性を向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、正極コーティング層14Xを絶縁シート60に溶着させるヒートプレス工程は、膜電極接合体5を外装体40で封止する封止工程の前に行われる。このことにより、封止工程中、正極板10Xおよび負極板20Yが位置ずれすることを抑制でき、封止工程の作業性を向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、ヒートプレス板70を電極積層体7に当接する前に、ヒートプレス板70のうち電極積層体7に当接するプレス面70aが、離型処理されている。このことにより、ヒートプレス板70で電極積層体7をヒートプレスした後に、電極積層体7からヒートプレス板70を容易に離すことができる。このため、電極積層体7の変形を抑制するとことができる。
また、本実施の形態によれば、負極板20Yが、負極活物質層22Yの負極集電体21Yの側とは反対側の面に設けられた負極コーティング層24Yを有しており、負極コーティング層24Yが、これに対向して接触する絶縁シート60に溶着されている。このことにより、負極コーティング層24Yと絶縁シート60とが、積層方向dLに直交する平面において相対変位することを抑制でき、負極板20YXと絶縁シート60とが位置ずれすることを抑制できる。このため、正極板10Xと負極板20Yとが位置ずれすることをより一層抑制でき、正極板10Xと負極板20Yとが直接接触して短絡することをより一層抑制できる。
以上において、具体例を参照しながら一実施の形態を説明してきたが、上述した具体例が一実施の形態を限定することを意図していない。上述した一実施の形態は、その他の様々な具体例で実施されることが可能であり、その要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
以下、図面を参照しながら、変形の一例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した具体例と同様に構成され得る部分について、上述の具体例における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いるとともに、重複する説明を省略する。
(第1の変形例)
上述した本実施の形態においては、負極板20Yが負極コーティング層24Yを有している例について説明した。しかしながら、このことに限られることはなく、例えば、図8に示すように、負極板20Yは、負極コーティング層24Yを有していなくてもよい。この場合、負極活物質層22Yのうち正極板10Xの側の面は露出されて、絶縁シート60に接触するようになる。この場合であっても、ヒートプレスによって正極コーティング層14Xを絶縁シート60に溶着させることができるため、正極板10Xと負極板20Yの位置ずれを抑制することができる。また、図8に示す変形例によれば、負極コーティング層24Yが設けられていないため、正極集電体11Xと負極集電体21Yとの間の抵抗(セル抵抗)を低減することができる。
(第2の変形例)
また、上述した本実施の形態においては、正極板10Xが正極コーティング層14Xを有している例について説明した。しかしながら、このことに限られることはなく、例えば、図9に示すように、正極板10Xは、正極コーティング層14Xを有していなくてもよい。この場合、正極活物質層12Xのうち負極板20Yの側の面は露出されて、絶縁シート60に接触するようになる。この場合であっても、ヒートプレスによって負極コーティング層24Yが絶縁シート60に溶着されているため、正極板10Xと負極板20Yの位置ずれを抑制することができる。図9に示す変形例によれば、正極コーティング層14Xが設けられていないため、正極集電体11Xと負極集電体21Yとの間の抵抗(セル抵抗)を低減することができる。なお、図9に示す変形例では、正極板10Xが第2電極板に対応し、負極板20Yが第1電極板に対応するようになる。
(第3の変形例)
また、上述した本実施の形態においては、正極板10Xと負極板20Yとの間に絶縁シート60が介在されている例について説明した。しかしながら、このことに限られることはなく、例えば、図10に示すように、正極板10Xと負極板20Yとの間に絶縁シート60が介在されていなくてもよい。図10に示す例では、負極板20Yは、負極コーティング層24Yを有していない。この場合、負極活物質層22Yのうち正極板10Xの側の面は露出されて、正極コーティング層14Xに接触するようになる。この場合であっても、ヒートプレスによって正極コーティング層14Xを負極活物質層22Yに溶着させることができるため、正極板10Xと負極板20Yの位置ずれを抑制することができる。すなわち、正極コーティング層14Xの材料の一部(例えば、結着剤)が溶解して、負極活物質層22Yに付着した溶着部33が形成される。また、図10に示す変形例によれば、負極コーティング層24Yが設けられていないとともに、絶縁シート60が用いられていないため、正極集電体11Xと負極集電体21Yとの間の抵抗(セル抵抗)を低減することができる。なお、図10に示す変形例に対しては、正極板10Xが正極コーティング層14Xを有さずに、負極板20Yが負極コーティング層24Yを有するようにしてもよい。この場合、正極板10Xが第2電極板に対応し、負極板20Yが第1電極板に対応するようになる。この場合においても、ヒートプレスによって、負極コーティング層24Yの材料の一部(例えば、結着剤)が溶解して、正極活物質層12Xに付着した溶着部(図示せず)が形成される。また、正極板10Xが正極コーティング層14Xを有するとともに、負極板20Yが負極コーティング層24Yを有するようにしてもよい。この場合、正極コーティング層14Xの材料の一部(例えば、結着剤)と、負極コーティング層24Yの材料の一部(例えば、結着剤)とが溶解して、溶着部(図示せず)が形成される。
(第4の変形例)
また、上述した本実施の形態においては、ヒートプレス工程は、正極接合部13および負極接合部23を形成する接合工程の後であって、膜電極接合体5にタブ16、26を接続するタブ接続工程の前に行われる例について説明した。しかしながら、このことに限られることはない。例えば、ヒートプレス工程は、正極板10Xおよび負極板20Yを積層する積層工程の後であって、接合工程の前に行われるようにしてもよい。あるいは、ヒートプレス工程は、タブ接続工程の後であって、膜電極接合体を外装体40で封止する封止工程の前に行われるようにしてもよい。更には、ヒートプレス工程は、封止工程中の任意のタイミングで行われてもよく(すなわち、電解液の注入の前でもよく電解液の注入後でもよい。また、ヒートプレス工程は、封止工程の後に行われてもよい。
以上において上述した実施の形態に対するいくつかの変形例を説明してきたが、当然に、複数の変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。
1 積層型電池
5 膜電極接合体
7 電極積層体
10X 正極板
11X 正極集電体
12X 正極活物質層
13 正極接合部
14X 正極コーティング層
16 正極タブ
20Y 負極板
21Y 負極集電体
22Y 負極活物質層
23 負極接合部
24Y 負極コーティング層
26 負極タブ
31 溶着部
32 溶着部
40 外装体
41 第1基材
42 第2基材
45 封止空間
60 絶縁シート
70 ヒートプレス板
70a プレス面
d1 第1方向
d2 第2方向
dL 積層方向

Claims (12)

  1. 第1電極集電体と、前記第1電極集電体に設けられた第1電極活物質層と、前記第1電極活物質層の前記第1電極集電体の側とは反対側の面に設けられた第1溶着材料層と、を有する第1電極板を準備する第1準備工程と、
    第2電極集電体と、前記第2電極集電体に設けられた第2電極活物質層と、を有する第2電極板を準備する第2準備工程と、
    前記第1電極板と前記第2電極板との間に絶縁体を介在させながら、前記第1電極活物質層と前記第2電極活物質層とが対向するように前記第1電極板および前記第2電極板を積層方向に積層して、電極積層体を形成する積層工程と、
    前記電極積層体をヒートプレスし、前記第1溶着材料層を前記絶縁体に溶着させるヒートプレス工程と、を備えた、積層型電池の製造方法。
  2. 前記第1溶着材料層は、アルミナを含む、請求項1に記載の積層型電池の製造方法。
  3. 前記積層工程において形成される前記電極積層体は、交互に積層された複数の前記第1電極板および複数の前記第2電極板を有し、
    前記積層工程の後に、複数の前記第1電極板の前記第1電極集電体が接合された第1接合部が形成されるとともに、複数の前記第2電極板の前記第2電極集電体が接合された第2接合部が形成される接合工程が行われ、
    前記ヒートプレス工程は、前記接合工程の後に行われる、請求項1または2に記載の積層型電池の製造方法。
  4. 前記第1接合部に第1タブを電気的に接続するとともに、前記第2接合部に第2タブを電気的に接続するタブ接続工程を更に備え、
    前記ヒートプレス工程は、前記タブ接続工程の前に行われる、請求項3に記載の積層型電池の製造方法。
  5. 前記電極積層体を外装体で封止する封止工程を更に備え、
    前記ヒートプレス工程は、前記封止工程の前に行われる、請求項1〜3のいずれか一項に記載の積層型電池の製造方法。
  6. 前記ヒートプレス工程において、前記積層方向の少なくとも一側で前記電極積層体にヒートプレス部材を当接させて前記電極積層体を加熱かつ押圧することで前記電極積層体がヒートプレスされ、
    前記ヒートプレス部材を前記電極積層体に当接させる前に、前記ヒートプレス部材のうち前記電極積層体に当接する面が離型処理される、請求項1〜5のいずれか一項に記載の積層型電池の製造方法。
  7. 前記第2準備工程において準備される前記第2電極板は、前記第2電極活物質層の前記第2電極集電体の側とは反対側の面に設けられた第2溶着材料層を更に有し、
    前記ヒートプレス工程において、前記第2溶着材料層は前記絶縁体に溶着される、請求項1〜6のいずれか一項に記載の積層型電池の製造方法。
  8. 前記第2溶着材料層は、アルミナを含む、請求項7に記載の積層型電池の製造方法。
  9. 第1電極集電体と、前記第1電極集電体に設けられた第1電極活物質層と、前記第1電極活物質層の前記第1電極集電体の側とは反対側の面に設けられた第1溶着材料層と、を有する第1電極板を準備する第1準備工程と、
    第2電極集電体と、前記第2電極集電体に設けられた第2電極活物質層と、を有する第2電極板を準備する第2準備工程と、
    前記第1電極活物質層と前記第2電極活物質層とが対向するように前記第1電極板および前記第2電極板を積層方向に積層して、電極積層体を形成する積層工程と、
    前記電極積層体をヒートプレスし、前記第1溶着材料層を前記第2電極活物質層に溶着させるヒートプレス工程と、を備えた、積層型電池の製造方法。
  10. 第1電極板と、
    前記第1電極板に積層された第2電極板と、
    前記第1電極板と前記第2電極板との間に介在された絶縁体と、を備え、
    前記第1電極板は、第1電極集電体と、前記第1電極集電体に設けられた第1電極活物質層と、前記第1電極活物質層の前記第1電極集電体の側とは反対側の面に設けられた第1溶着材料層と、を有し、
    前記第2電極板は、第2電極集電体と、前記第2電極集電体に設けられた第2電極活物質層であって、前記第1電極活物質層と対向する第2電極活物質層と、を有し、
    前記第1溶着材料層は、前記絶縁体に溶着されている、積層型電池。
  11. 前記第2電極板は、前記第2電極活物質層の前記第2電極集電体の側とは反対側の面に設けられた第2溶着材料層を更に有し、
    前記第2溶着材料層は、前記絶縁体に溶着されている、請求項10に記載の積層型電池。
  12. 第1電極板と、
    前記第1電極板に積層された第2電極板と、を備え、
    前記第1電極板は、第1電極集電体と、前記第1電極集電体に設けられた第1電極活物質層と、前記第1電極活物質層の前記第1電極集電体の側とは反対側の面に設けられた第1溶着材料層と、を有し、
    前記第2電極板は、第2電極集電体と、前記第2電極集電体に設けられた第2電極活物質層であって、前記第1電極活物質層と対向する第2電極活物質層と、を有し、
    前記第1溶着材料層は、前記第2電極活物質層に溶着されている、積層型電池。
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