JP2019194946A - 積層型電池および積層型電池の製造方法 - Google Patents

積層型電池および積層型電池の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電極板に対するタブの位置精度を向上させる。【解決手段】積層型電池は、接続領域及び接続領域に隣接する有効領域を含む第1電極集電体と、有効領域において第1電極集電体上に位置する第1電極活物質層と、を有し、積層方向に積層された複数の第1電極板と、第1電極板と交互に積層された複数の第2電極板と、複数の第1電極板の第1電極集電体の接続領域の端部を積層方向において挟持する第1クリップと、第1電極集電体の接続領域と電気的に接続した第1タブと、第1タブの一部を覆うとともに第1タブが延びる第1方向において第1クリップと対向する第1シーラントと、を備える。第1クリップは、第1電極集電体の第1面側に位置し、第1面の面内方向に広がる第1部分と、第1電極集電体の第1面の反対側の第2面側に位置し、第2面の面内方向に広がる第2部分と、第1部分と第2部分との間に位置する中間部分と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、積層型電池及び積層型電池の製造方法に関する。
例えば特許文献1で提案されているように、正極板と負極板とを交互に積層してなる積層型電池が広く普及している。積層型電池の一例として、リチウムイオン二次電池が例示され得る。リチウムイオン二次電池は、他の形式の積層型電池と比較して大容量であることを特徴の一つとしている。このような特徴を有するリチウムイオン二次電池は、今般、車載用途や定置住宅用途等の種々の用途での更なる普及を期待されている。
リチウムイオン二次電池に代表される積層型電池では、正極板及び負極板などの電極板から電気を取り出すため、電極板のうち活物質が設けられていない領域にそれぞれタブが取り付けられている。タブが取り付けられた電極板は、タブを外部に突出させた状態で外装体によって封止される。
特開2017−59422号公報
本発明は、電極板の所定の位置にタブが精度良く取り付けられた積層型電池の提供を目的とする。また、本発明は、電極板の所定の位置にタブを精度良く取り付けることができる積層型電池の製造方法の提供を目的とする。
本発明による積層型電池は、
接続領域及び前記接続領域に隣接する有効領域を含む第1電極集電体と、前記有効領域において前記第1電極集電体上に位置する第1電極活物質層と、を有し、積層方向に積層された複数の第1電極板と、
前記積層方向において前記第1電極集電体の前記有効領域に重なるよう前記第1電極板と交互に積層された複数の第2電極板と、
複数の前記第1電極板の前記第1電極集電体の前記接続領域の端部を前記積層方向において挟持する第1クリップと、
前記第1電極集電体の前記接続領域と電気的に接続した第1タブと、
前記第1タブの一部を覆うとともに前記第1タブが延びる第1方向において前記第1クリップと対向する第1シーラントと、を備え、
前記第1クリップは、前記第1電極集電体の第1面側に位置し、前記第1面の面内方向に広がる第1部分と、前記第1電極集電体の前記第1面の反対側の第2面側に位置し、前記第2面の面内方向に広がる第2部分と、前記第1部分と前記第2部分との間に位置する中間部分と、を有する。
本発明による積層型電池において、前記第1方向及び前記積層方向に直交する第2方向における前記第1部分の寸法が、前記第2方向における前記第1シーラントの寸法と同一であってもよい。
本発明による積層型電池において、前記第1方向及び前記積層方向に直交する第2方向における前記第2部分の寸法が、前記第2方向における前記第1シーラントの寸法と同一であってもよい。
本発明による積層型電池において、前記第1方向及び前記積層方向に直交する第2方向における前記中間部分の寸法が、前記第2方向における前記第1シーラントの寸法と同一であってもよい。
本発明による積層型電池において、前記第1クリップによって挟持されている前記第1電極集電体の前記接続領域の端部の、前記第1方向及び前記積層方向に直交する第2方向における寸法が、前記第2方向における前記第1シーラントの寸法の1.5倍以上であってもよい。
本発明による積層型電池において、前記第2部分は、前記第2部分を貫通する貫通部を挟んで対向する一対の側部を含み、
前記第1タブの端部は、前記一対の側部の間に位置していてもよい。
本発明による積層型電池は、前記第1クリップの前記第2部分の前記一対の側部及び前記第1タブを少なくとも部分的に覆う被覆部材を更に備えていてもよい。
本発明による積層型電池において、前記第2部分は、前記貫通部よりも前記中間部分から遠い側に位置する係止部を含み、
前記第1タブの端部は、前記係止部に接していてもよい。
本発明による積層型電池は、前記第1クリップ及び前記第1タブを少なくとも部分的に覆う被覆部材を更に備えていてもよい。
本発明による積層型電池は、前記第1電極板及び前記第2電極板を内部に収容する外装体を更に備え、
前記第1タブは、前記外装体の内部から外部へと延び出していてもよい。
本発明による積層型電池の製造方法は、
有効領域及び前記有効領域に隣接する接続領域を含む第1電極集電体と、前記有効領域において前記第1電極集電体上に位置する第1電極活物質層と、を有し、積層方向に積層された複数の第1電極板と、前記積層方向において前記第1電極集電体の前記有効領域に重なるよう前記第1電極板と交互に積層された複数の第2電極板と、を備える膜電極接合体を準備する工程と、
前記膜電極接合体の複数の前記第1電極板の前記第1電極集電体の前記接続領域の端部を前記積層方向において挟持する第1クリップを前記膜電極接合体の前記第1電極集電体の端部に取り付けるクリップ取付工程と、
第1方向に延びるとともに第1シーラントが設けられた第1タブを準備する工程と、
前記第1タブが前記第1電極集電体の前記接続領域に電気的に接続し、且つ、前記第1シーラントが前記第1方向において前記第1クリップと対向するよう、前記第1タブを前記膜電極接合体又は前記第1クリップに取り付けるタブ取付工程と、を備える。
本発明による積層型電池の製造方法において、前記第1クリップは、第1部分及び第2部分と、前記第1部分と前記第2部分との間に位置する中間部分と、を有し、
前記クリップ取付工程は、前記第1部分が前記第1電極集電体の第1面側に位置し、前記第2部分が前記第1電極集電体の第2面側に位置するよう、前記中間部分において前記第1クリップを折り曲げる工程を含んでいてもよい。
本発明の積層型電池によれば、電極板に対するタブの位置精度を向上させることができる。また、本発明の積層型電池の製造方法によれば、電極板の所定の位置にタブを精度良く取り付けることができる。
図1は、本発明の一実施の形態を説明するための図であって、積層型電池を示す斜視図である。 図2は、図1の積層型電池に含まれる膜電極接合体を示す平面図である。 図3は、図1の積層型電池に含まれる膜電極接合体を示す断面図である。 図4は、図2のIV−IV線に沿った断面を示す断面図である。 図5は、第1電極集電体の第1接続領域を第2面側から見た場合を示す底面図である。 図6は、第1電極集電体の第1接続領域に取り付けられる第1クリップの一例を示す斜視図である。 図7は、第1電極集電体の第1接続領域に第1クリップを取り付ける工程を示す図である。 図8は、第1電極集電体の第1接続領域に第1タブを取り付ける工程を示す図である。 図9は、膜電極接合体が外装体によって封止された状態の積層型電池を示す斜視図である。 図10は、第1クリップの一変形例を示す斜視図である。 図11は、図10の第1クリップ及び第1タブが取り付けられた状態の第1電極集電体の第1接続領域を示す断面図である。 図12は、第1クリップの一変形例を示す斜視図である。 図13は、図12の第1クリップ及び第1タブが取り付けられた状態の第1電極集電体の第1接続領域を示す断面図である。 図14は、図12の第1クリップが取り付けられた第1電極集電体の第1接続領域に第1タブを取り付ける工程を示す図である。 図15は、一変形例に係る積層型電池の第1電極集電体の第1接続領域を第2面側から見た場合を示す底面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
図1〜図9は、本発明による積層型電極およびその製造方法の一実施の形態を説明するための図である。このうち図1及び図2は、それぞれ、積層型電池の一具体例を示す斜視図及び平面図である。積層型電池1は、膜電極接合体5と、膜電極接合体5に取り付けられたクリップ14,24と、膜電極接合体5又はクリップ14,24に取り付けられたタブ16,26と、タブ16,26に取り付けられたシーラント18,28と、を備える。図1及び図2に示す例においては、タブ16,26がクリップ14,24に取り付けられている。
図1及び図2において二点鎖線で示すように、積層型電池1は、外装体3を更に備えていてもよい。外装体3は、その内部に膜電極接合体5を収容している。タブ16,26は、外装体3の内部から外部へと延び出している。
電気自動車などの自動車の分野においては、複数の積層型電池1を組み合わせることにより構成されるモジュールが自動車に搭載される。複数の積層型電池1の間の電気的な接続は、タブ16,26を介して実現される。本実施の形態においては、タブ16,26の位置精度を安定して向上させるための工夫がなされている。これにより、複数の積層型電池1を効率的に組み合わせることができる。
以下、積層型電池1の各構成要素について説明する。
(外装体)
外装体3は、膜電極接合体5を封止するための包装材である。外装体3は、一例として、支持基材と、この支持基材に積層された接着層と、を有する。支持基材は、高ガスバリア性と成形加工性を有することが好ましい。このような支持基材として、アルミニウム箔やステンレス箔を用いることができる。接着層は、外装体3の内面に位置し、支持基材を接合するためのシール層として機能する。接着層は、接着性に加え、絶縁性、耐薬品性、熱可塑性等を有していることが好ましい。このような接着層として、ポリプロピレン、変性ポリプロピレン、低密度ポリプロピレン、アイオノマー、エチレン・酢酸ビニルを用いることができる。
(膜電極接合体)
膜電極接合体5は、交互に積層された第1電極板10及び第2電極板20を有している。本実施の形態においては、膜電極接合体5がリチウムイオン二次電池を構成する例について説明する。この例において、第1電極板10は正極板10Xを構成し、第2電極板20は負極板20Yを構成するものとする。ただし、以下に説明する作用効果の記載からも理解され得るように、ここで説明する一実施の形態は、リチウムイオン二次電池に限定されることなく、第1電極板10及び第2電極板20を交互に積層してなる膜電極接合体5に広く適用され得る。
図3は、膜電極接合体5を示す断面図である。図1〜図3に示すように、膜電極接合体5は、複数の正極板10X(第1電極板10)及び負極板20Y(第2電極板20)を有している。正極板10X及び負極板20Yは、積層方向dL(図3参照)に沿って交互に配列されている。膜電極接合体5及び積層型電池1は、全体的に偏平形状を有し、積層方向dLへの厚さが薄く、積層方向dLに直交する方向d1,d2に広がっている。
図示された非限定的な例において、正極板10X及び負極板20Yは、長方形形状の外輪郭を有している。正極板10X及び負極板20Yは、積層方向dLに直交するとともにタブ16,26が延びる方向である第1方向d1に長手方向を有し、積層方向dL及び第1方向d1の両方に直交する第2方向d2に短手方向を有する。正極板10X及び負極板20Yは、第1方向d1にずらして配置されている。より具体的には、複数の正極板10Xは、第1方向d1における一側(図2の右側)に寄って配置され、複数の負極板20Yは、第1方向d1における他側(図2の左側)に寄って配置されている。正極板10X及び負極板20Yは、第1方向d1における中央において、積層方向dLに重なり合っている。
正極板10X(第1電極板10)は、図示するように、シート状の外形状を有している。正極板10X(第1電極板10)は、正極集電体11X(第1電極集電体11)と、正極集電体11X上に設けられた正極活物質層12X(第1電極活物質層12)と、を有している。リチウムイオン二次電池において、正極板10Xは、放電時にリチウムイオンを放出し、充電時にリチウムイオンを吸蔵する。
正極集電体11Xは、互い対向する第1面11a及び第2面11bを主面として有している。正極活物質層12Xは、正極集電体11Xの第1面11a及び第2面11bの少なくとも一方の面上に形成される。具体的には、正極集電体11Xの第1面11a又は第2面11bが、膜電極接合体5のうちの積層方向dLにおける最外面を形成する場合、正極集電体11Xの当該面には正極活物質層12Xが設けられない。この正極集電体11Xの配置に関連した構成を除き、積層型電池1に含まれる複数の正極板10Xは、正極集電体11Xの両側に正極活物質層12Xを有し、互いに同一に構成され得る。
正極集電体11X及び正極活物質層12Xは、積層型電池1(リチウムイオン二次電池)に適用され得る種々の材料を用いて種々の製法により、作製され得る。一例として、正極集電体11Xは、アルミニウム箔によって形成され得る。正極活物質層12Xは、例えば、正極活物質、導電助剤、バインダーとなる結着剤を含んでいる。正極活物質層12Xは、正極活物質、導電助剤及び結着剤を溶媒に分散させてなる正極用スラリーを、正極集電体11Xをなす材料上に塗工して固化させることで、作製され得る。正極活物質として、例えば、一般式LiM(ただし、Mは金属であり、x及びyは金属Mと酸素Oの組成比である)で表される金属酸リチウム化合物が用いられる。金属酸リチウム化合物の具体例として、コバルト酸リチウム、ニッケル酸リチウム、マンガン酸リチウム等が例示され得る。導電助剤としては、アセチレンブラック等が用いられ得る。結着剤としては、ポリフッ化ビニリデン等が用いられ得る。
図2に示すように、正極集電体11X(第1電極集電体11)は、第1接続領域a1及び第1接続領域a1に隣接する第1有効領域b1を有している。正極活物質層12X(第1電極活物質層12)は、正極集電体11Xの第1有効領域b1のみに配置されている。第1接続領域a1及び第1有効領域b1は、正極板10Xの長手方向に配列されている。第1接続領域a1は、第1有効領域b1よりも正極板10Xの長手方向における外側(図2における右側)に位置している。複数の正極集電体11Xは、第1接続領域a1において、抵抗溶接や超音波溶接、テープによる貼着、融着等によって接合され、電気的に接続している。一方、第1有効領域b1は、負極板20Yの後述する負極活物質層22Yに対面する領域内に位置している。このような第1有効領域b1の配置により、正極活物質層12Xからのリチウムの析出を防止することができる。
次に、負極板20Y(第2電極板20)について説明する。負極板20Yも、正極板10Xと同様に、シート状の外形状を有している。負極板20Y(第2電極板20)は、負極集電体21Y(第2電極集電体21)と、負極集電体21Y上に設けられた負極活物質層22Y(第2電極活物質層22)と、を有している。リチウムイオン二次電池において、負極板20Yは、放電時にリチウムイオンを吸蔵し、充電時にリチウムイオンを放出する。
負極集電体21Yは、互い対向する第1面21a及び第2面21bを主面として有している。負極活物質層22Yは、負極集電体21Yの第1面21a及び第2面21bの少なくとも一方の面上に形成される。積層型電池1に含まれる複数の負極板20Yは、負極集電体21Yの両側に設けられた一対の負極活物質層22Yを有するものとして、互いに同一に構成され得る。
負極集電体21Y及び負極活物質層22Yは、積層型電池1(リチウムイオン二次電池)に適用され得る種々の材料を用いて種々の製法により、作製され得る。一例として、負極集電体21Yは、例えば銅箔によって形成される。負極活物質層22Yは、例えば、炭素材料からなる負極活物質、及び、バインダーとして機能する結着剤を含んでいる。負極活物質層22Yは、例えば、炭素粉末や黒鉛粉末等からなる負極活物質とポリフッ化ビニリデンのような結着剤とを溶媒に分散させてなる負極用スラリーを、負極集電体21Yをなす材料上に塗工して固化することで、作製され得る。
図2に示すように、負極集電体21Y(第2電極集電体21)は、第2接続領域a2及び第2接続領域a2に隣接する第2有効領域b2を有している。負極活物質層22Y(第2電極活物質層22)は、負極集電体21Yの第2有効領域b2に配置されている。第2接続領域a2及び第2有効領域b2は、負極板20Yの長手方向に配列されている。第2接続領域a2は、第2有効領域b2よりも負極板20Yの長手方における外側(図2における左側)に位置している。複数の負極集電体21Yは、第2接続領域a2において、抵抗溶接や超音波溶接、テープによる貼着、融着等によって接合され、電気的に接続している。一方、第2有効領域b2は、正極板10Xの正極活物質層12Xに対面する領域に広がっている。
図3に示すように、正極板10X(第1電極板10)及び負極板20Y(第2電極板20)の少なくとも一方が、絶縁体(絶縁層)30を有していてもよい。絶縁体30は、正極板10X(第1電極板10)及び負極板20Y(第2電極板20)の短絡を防止する。図示された例においては、負極板20Yが絶縁体30を有している。絶縁体30は、各負極板20Yに含まれる一対の負極活物質層22Yを覆うようにして、設けられている。そして、負極板20Yは、正極板10Xの正極活物質層12Xと積層方向dLに対面する面を、絶縁体30によって形成されている。ただし、図示された絶縁体30に代えて或いは図示された絶縁体30に加えて、各正極板10Xに含まれる一対の正極活物質層12Xを覆う絶縁体30を設置することも可能である。
図示された例において、絶縁体30は、電解質層30Aとしても機能する。電解質層30Aは、活物質層22Y,12X上に塗工した電解液を活物質層22Y,12X上で固化又はゲル化させてなる層である。電解液として、例えば、高分子マトリックス及び非水電解質液(すなわち、非水溶媒及び電解質塩)からなり、ゲル化されて表面に粘着性を生じるもの、或いは、高分子マトリックス及び非水溶媒からなり、固体電解質となるものを用いることができる。絶縁体30及び電解質層30Aを作製するための具体的な材料は、特に制限はなく、これらを構成するために用いられている種々の材料(例えば、特開2012−190567号公報に開示された材料)を用いることができる。
(クリップ)
クリップ14,24は、膜電極接合体5の正極板10Xに取り付けられた第1クリップ14と、膜電極接合体5の負極板20Yに取り付けられた第2クリップ24と、を有する。
図4は、図2のIV−IV線に沿った断面を示す断面図である。第1クリップ14は、複数の正極板10Xの正極集電体11Xの第1接続領域a1の端部a1eを積層方向dLにおいて挟持している。第1クリップ14を設けることにより、複数の正極集電体11Xが積層された状態を安定に維持することができる。第2クリップ24も同様に、複数の負極板20Yの負極集電体21Yの第2接続領域a2の端部a2eを積層方向dLにおいて挟持している。
図4に示すように、第1クリップ14は、第1部分14a、第2部分14b及び中間部分14cを少なくとも有する。第1部分14aは、正極集電体11Xの第1面11aに位置し、且つ、第1面11aの面内方向に広がっている。第2部分14bは、正極集電体11Xの第1面11aの反対側の第2面11b側に位置し、且つ、第2面11bの面内方向に広がっている。なお、第1面11a及び第2面11bの面内方向とは、正極集電体11Xの第1接続領域a1のうち平坦な部分が広がる方向であり、図4に示す例においては第1方向d1に平行である。中間部分14cは、第1部分14aと第2部分14bとの間に位置し、複数の正極集電体11Xの第1接続領域a1の端部a1eを覆っている。
図4に示す例において、第1部分14a、第2部分14b及び中間部分14cは、一体的に構成されている。例えば、第1部分14a、第2部分14b及び中間部分14cは、単一の部材を折り曲げることによって構成されている。この場合、第1部分14a、第2部分14b及び中間部分14cの材料及び厚さは、折り曲げが可能であるよう選択されている。第1部分14a、第2部分14b及び中間部分14cを構成する材料としては、例えば、後述する第1タブ16を構成する材料と同じもの、例えばアルミニウムを用いることができる。第1部分14a、第2部分14b及び中間部分14cを構成する材料が、第1タブ16を構成する材料と異なっていてもよい。なお、図示はしないが、第1部分14a、第2部分14b及び中間部分14cは、複数の部材を連結することによって構成されていてもよい。
好ましくは、第1クリップ14の第1部分14a、第2部分14b及び中間部分14cの厚さは、1つの正極集電体11Xの厚さよりも大きく、且つ、第1タブ16の厚さよりも小さい。このような厚さを有する第1クリップ14を正極集電体11Xと第1タブ16との間に介在させることにより、第1タブ16を正極集電体11Xに直接的に接合する場合に比べて、接合される2つの部材の間の厚さの差を低減することができる。これにより、2つの部材を例えば超音波接合によって接合する作業が容易になる。第1部分14a、第2部分14b及び中間部分14cの厚さは、例えば0.8mm以下である。第1部分14a、第2部分14b及び中間部分14cの厚さは、0.05mm以上であってもよい。
図4に示すように、正極集電体11Xの第1接続領域a1の端部a1eにおいては、積層方向dLにおいて隣り合う正極集電体11Xが積層方向dLにおいて互いに接している。一方、第1有効領域b1においては、積層方向dLにおいて隣り合う正極集電体11Xの間に負極集電体21Yが存在している。このため、図4に示すように、第1接続領域a1の端部a1eと第1有効領域b1との間に位置する正極集電体11Xの一部は、第1方向d1に対して傾斜した方向に広がる。この場合、第1クリップ14は、第1部分14aよりも第1有効領域b1に位置する第3部分14dを更に有していてもよい。第3部分14dは、複数の正極集電体11Xのうち第1面11a側の最外面に位置する正極集電体11Xに沿って第1方向d1に対して傾斜した方向に広がっている。このような第3部分14dを設けることにより、複数の正極集電体11Xが積層された状態をより安定に維持することができる。
好ましくは、第1クリップ14は、第2方向d2において正極集電体11Xの端部a1eに対して所定の位置に設けられている。例えば、第2方向d2における正極集電体11Xの端部a1eの中心と第2方向d2における第1クリップ14の中心とが一致するよう、第1クリップ14が設けられている。この場合、第1クリップ14は、第2方向d2における正極集電体11Xの端部a1eの中心を示す指標として機能することができる。なお、第2方向d2における第1クリップ14の中心は、第2方向d2における第1部分14aの中心、第2部分14bの中心又は中間部分14cの中心のいずれかによって定義される。
第2クリップ24は、第1クリップ14と同様に、第1部分、第2部分及び中間部分を少なくとも有する。第2クリップ24は、第1部分よりも第2有効領域b2に位置する第3部分を更に有していてもよい。第2クリップ24の第1部分、第2部分及び中間部分を構成する材料としては、例えば、後述する第2タブ26を構成する材料と同じもの、例えば銅を用いることができる。2クリップ24の第1部分、第2部分及び中間部分を構成する材料が、第2タブ26を構成する材料と異なっていてもよい。第2クリップ24の第1部分、第2部分、中間部分及び第3部分の構造は、第1クリップ14の上述の第1部分14a、第2部分14b、中間部分14c及び第3部分14dの構造と同一であるので、詳細な説明を省略する。
(タブ)
タブ16,26は、正極集電体11Xの第1接続領域a1と電気的に接続した第1タブ16と、負極集電体21Yの第2接続領域a2と電気的に接続した第2タブ26と、を有する。図4に示す例において、第1タブ16は、融着などによって第1クリップ14の第2部分14bに取り付けられている。この場合、第1タブ16は、第1クリップ14を介して正極集電体11Xと電気的に接続する。図示はしないが、第2クリップ24も、融着などによって第2クリップ24の第2部分に取り付けられていてもよい。
なお、正極集電体11Xと第1タブ16とが電気的に接続され得る限りにおいて、第1タブ16の取り付け方は任意である。例えば、後述する変形例に示すように、第1タブ16が正極集電体11Xに取り付けられていてもよい。同様に、負極集電体21Yと第2タブ26とが電気的に接続され得る限りにおいて、第2タブ26の取り付け方は任意である。
図1に示すように、タブ16,26はそれぞれ、外装体3の内部から外部へと第1方向d1に延び出しており、積層型電池1における端子として機能する。外装体3とタブ16,26との間は、シーラント18,28を介して封止されている。
タブ16,26は、アルミニウム、銅、ニッケル、ニッケルメッキ銅等を用いて形成され得る。タブ16,26の厚みは、例えば0.1mm以上であり、1mm以下であってもよい。
(シーラント)
シーラント18,28は、外装体3の接着層と溶着可能な材料から構成された部材である。シーラント18,28の材料としては、外装体3の接着層と同様に、ポリプロピレン、変性ポリプロピレン、低密度ポリプロピレン、アイオノマー、エチレン・酢酸ビニル等を挙げることができる。シーラント18,28の厚みは、例えば0.05mm以上であり、0.4mm以下であってもよい。
シーラント18,28は、第1タブ16と外装体3との間に位置する第1シーラント18と、第2タブ26と外装体3との間に位置する第2シーラント28と、を有する。以下、第1シーラント18の構造、並びに、第1クリップ14及び第1タブ16に対する第1シーラント18の位置関係などについて説明する。なお、第2シーラント28の構造、並びに、第2クリップ24及び第2タブ26に対する第2シーラント28の位置関係などは、第1シーラント18の場合と同様であるので、第2シーラント28についての説明は省略する。
図4に示すように、第1シーラント18は、第1タブ16のうち第1クリップ14の第2部分14bに取り付けられる面である第1面16a、及び、第1面16aの反対側に位置する第2面16bの両方において、第1タブ16の一部を覆っている。
図5は、正極集電体11Xの第1接続領域a1を第2面11b側から見た場合を示す底面図である。図1、2及び5に示す例において、第1シーラント18は、第1タブ16が延びる第1方向d1に交差するよう、例えば第2方向d2に延びている。第1シーラント18は、第1方向d1において第1クリップ14と対向している。
図5において、符号W0、W1、W2及びW3はそれぞれ、第2方向d2における、正極集電体11Xの第1接続領域a1の端部a1eの寸法、第1クリップ14の寸法、第1タブ16の寸法及び第1シーラント18の寸法を表している。図5に示す例において、第1クリップ14の寸法W1は、第2方向d2における第1クリップ14の中間部分14cの寸法である。しかしながら、これに限られることはなく、第1クリップ14の寸法W1は、第2方向d2における第1クリップ14の第1部分14aの寸法であってもよく、若しくは、第2方向d2における第1クリップ14の第2部分14bの寸法であってもよい。
第1クリップ14によって挟持されている第1接続領域a1の端部a1eの寸法W0は、第1シーラント18の寸法W3よりも大きい。例えば、端部a1eの寸法W0は、第1シーラント18の寸法W3の1.5倍以上である。
図5に示すように、第1クリップ14の寸法W1は、第1シーラント18の寸法W3と同一であってもよい。この場合、第1タブ16を正極集電体11Xに取り付ける際、第2方向d2における第1クリップ14の位置と第1シーラント18の位置とを容易に一致させることができる。なお、2つの部材の寸法が同一とは、例えば、一方の部材の寸法と他方の部材の寸法との差が−0.5mm以上0.5mm以下であることを意味する。また、2つの部材の寸法が同一とは、一方の部材の寸法に対する他方の部材の寸法の比が0.95以上1.05以下であることを意味していてもよい。
若しくは、図示はしないが、第1クリップ14の寸法W1は、第1タブ16の寸法W2と同一であってもよい。この場合、第1タブ16を正極集電体11Xに取り付ける際、第2方向d2における第1クリップ14の位置と第1タブ16の位置とを容易に一致させることができる。
次に、リチウムイオン二次電池として構成された本実施の形態に係る積層型電池1の製造方法について説明する。以下に説明する積層型電池の製造方法は、膜電極接合体5を準備する膜電極接合体準備工程と、クリップ14,24を膜電極接合体5に取り付けるクリップ取付工程と、シーラント18,28が設けられたタブ16,26を準備するタブ準備工程と、タブ16,26をクリップ14,24に取り付けるタブ取付工程と、外装体3を用いて膜電極接合体5を封止する封止工程と、を備える。以下、各工程について説明する。
(膜電極接合体準備工程)
膜電極接合体準備工程は、正極板10X(第1電極板10)および負極板20Y(第2電極板20)をそれぞれ作製する工程と、正極板10X(第1電極板10)および負極板20Y(第2電極板20)を交互に積層する工程と、を含んでいる。
まず、正極板10X(第1電極板10)および負極板20Y(第2電極板20)をそれぞれ作製する工程について説明する。正極板10Xおよび負極板20Yは、別々の工程により別々のタイミングで作製されてもよい。また、正極板10Xおよび負極板20Yは、並行して同時に作製され、作製された正極板10Xおよび負極板20Yが、順次、正極板10X及び負極板20Yを交互に積層する工程に供給されるようにしてもよい。
正極板10Xは、例えば、正極集電体11Xを構成するようになる長尺のアルミニウム箔上に、正極活物質層12Xを構成するようになる組成物(スラリー)を塗工して固化し、次に、所望の大きさに断裁していくことで作製され得る。同様に、負極板20Yは、例えば、負極集電体21Yを構成するようになる長尺の銅箔上に、負極活物質層22Yを構成するようになる組成物(スラリー)を塗工して固化し、次に、所望の大きさに断裁していくことで作製され得る。なお、正極板10X及び負極板20Yの少なくとも一方に電解質層30Aとして機能する絶縁体30を付与する場合には、電極板10,20をなすようになる断裁前の長尺材上又は断裁後の枚葉材上に電解液を塗布して固化又はゲル化させることで絶縁体30を作製することができる。
次に、正極板10X及び負極板20Yを交互に積層する工程を実施する。この工程では、正極板10Xの正極活物質層12Xと負極板20Yの負極活物質層22Yとが正対するようにして、正極板10X及び負極板20Yを積層していく。このようにして、複数の正極板10X及び複数の負極板20Yが交互に積層された膜電極接合体5を得ることができる。
(クリップ取付工程)
まず、クリップ14,24を準備する。図6は、膜電極接合体5に取り付けられる前のクリップ14,24の一例を示す斜視図である。図6において、符号14x,24xは、膜電極接合体5に取り付けられた状態において第1面11a,21a側に位置するクリップ14,24の一端を表す。また、符号14y,24yは、膜電極接合体5に取り付けられた状態において第2面11b,21b側に位置するクリップ14,24の他端を表す。
クリップ取付工程においては、例えば、まず、第1クリップ14の第1部分14aを、積層された複数の正極集電体11Xのうち第1面11a側の最外面に位置する正極集電体11Xに接触させる。続いて、図7に示すように、中間部分14cが複数の正極集電体11Xの端部a1eを覆うよう、中間部分14cにおいて第1クリップ14を折り曲げる。また、第1部分14aと第2部分14bとの間で複数の正極集電体11Xを挟持するよう、第2部分14bを、積層された複数の正極集電体11Xのうち第2面11b側の最外面に位置する正極集電体11Xに接触させる。第2クリップ24についても同様である。
好ましくは、第1クリップ14は、第2方向d2における第1クリップ14の中心位置と正極集電体11Xの端部a1eの中心位置とが一致するよう、正極集電体11Xの端部a1eに取り付けられる。第2クリップ24についても同様である。
なお、2つの部材の中心位置が一致とは、一方の部材の中心位置と他方の部材の中心位置との差が−0.5mm以上0.5mm以下であることを意味する。第2方向d2における第1クリップ14の中心位置は、第2方向d2における第1クリップ14の中間部分14cの中心位置であってもよく、第2方向d2における第1クリップ14の第1部分14aの中心位置であってもよく、第2方向d2における第1クリップ14の第2部分14bの中心位置であってもよい。
なお、複数の正極集電体11Xの第1接続領域a1は、抵抗溶接や超音波溶接などによって互いに接合されていてもよい。複数の正極集電体11Xの第1接続領域a1を接合する工程は、クリップ取付工程の前に実施されてもよく、クリップ取付工程において実施されてもよく、クリップ取付工程の後に実施されてもよい。複数の負極集電体21Yについても同様である。
(タブ準備工程)
タブ準備工程においては、まず、第1方向d1に延びるタブ16,26を準備し、続いて、第1方向d1に交差する方向に延びるシーラント18,28をタブ16,26に設ける。シーラント18,28は、タブ16,26の第1面16a,26a及び第2面16b,26bにそれぞれ設けられる。好ましくは、シーラント18,28は、第2方向d2におけるシーラント18,28の中心位置とタブ16,26の中心位置とが一致するよう、タブ16,26に取り付けられる。
(タブ取付工程)
タブ取付工程においては、まず、シーラント18,28が設けられたタブ16,26を、取付装置に載置する。例えば、図8に示すように、第1シーラント18が設けられた第1タブ16を、取付装置40の内部に載置する。続いて、第1クリップ14が取り付けられた膜電極接合体5を取付装置40の内部に投入し、第1シーラント18が第1方向d1において第1クリップ14と対向するよう、第1タブ16に対する膜電極接合体5の位置合わせを行う。位置合わせの後、抵抗溶接や超音波溶接などによって第1タブ16を第1クリップ14に取り付ける。これによって、第1タブ16を膜電極接合体5の正極集電体11Xの第1接続領域a1に電気的に接続させることができる。同様にして、第2タブ26を第2クリップ24に取り付けて、第2タブ26を膜電極接合体5の負極集電体21Yの第2接続領域a2に電気的に接続させる。
本実施の形態においては、上述のように、第1クリップ14が取り付けられた状態の正極集電体11Xに対して、第1シーラント18が取り付けられた状態の第1タブ16を取り付ける。このため、第1クリップ14を目安として正極集電体11Xに対する第1タブ16又は第1シーラント18の位置合わせを行うことができる。これにより、取付装置40の内部のような、部材の位置を確認し難い状況で位置合わせを行う場合であっても、正極集電体11Xに対する第1タブ16の、第2方向d2における位置を高い精度で調整することができる。位置合わせの容易さは、上述のように第1クリップ14の寸法W1と第1タブ16の寸法W2又は第1シーラント18の寸法W3とが同一である場合に更に向上する。
(封止工程)
封止工程においては、まず、タブ16,26が取り付けられた膜電極接合体5を外装体3の内部に収容する。続いて、図9に示すように、タブ16,26を外部に延び出させた状態で、外装体3の外縁に沿って外装体3の内面同士を熱溶着などによって接合する。これによって、外装体3の内部を外部から封止するシール部3aを、外装体3の外縁に沿って形成することができる。このようにして、外装体3によって封止された膜電極接合体5を備える積層型電池1を作製することができる。
図9に示すように、シール部3aにおいて、外装体3とタブ16,26との間にはシーラント18,28が介在されている。これにより、タブ16,26の周囲において外装体3をより強固に封止することができる。また、外装体に含まれているアルミニウム箔やステンレス箔などの金属箔とタブ16,26とが短絡してしまうことを抑制することができる。図9に示すように、シーラント18,28の一部が外装体3の外部に露出していてもよい。
以上に説明してきた一実施の形態に係る積層型電池1において、正極集電体11Xには、正極集電体11Xの第1接続領域a1の端部a1eを積層方向dLにおいて挟持する第1クリップ14が取り付けられている。第1クリップ14は、正極集電体11Xの第1面11a側に位置し、第1面11aの面内方向に広がる第1部分14aと、正極集電体11Xの第2面11b側に位置し、第2面11bの面内方向に広がる第2部分14bと、第1部分14aと第2部分14bとの間に位置する中間部分14cと、を有している。このような第1クリップ14は、第1シーラント18が設けられた第1タブ16を正極集電体11Xに取り付ける際の位置の目安になることができる。このため、正極集電体11X又は第1タブ16の位置を確認し難い状況で第1タブ16を正極集電体11Xに取り付ける場合であっても、正極集電体11Xに対する第1タブ16の、第2方向d2における位置を高い精度で調整することができる。従って、例えば、複数の積層型電池1を組み合わせる際、各積層型電池1の第1タブ16の位置がずれてしまうことを抑制することができる。
また、上述した一具体例において、第2方向d2における第1クリップ14の寸法W1は、第2方向d2における第1シーラント18の寸法W3と同一である。この場合、第2方向d2における第1クリップ14の端部の位置と第2方向d2における第1シーラント18の端部の位置とが一致するように正極集電体11X又は第1タブ16の位置を調整することにより、正極集電体11Xに対する第1タブ16の位置合わせを容易に行うことができる。このため、位置合わせの作業性を高めることができる。また、正極集電体11Xに対する第1タブ16の位置合わせの精度を高めることができる。
以上において、具体例を参照しながら一実施の形態を説明してきたが、上述した具体例が一実施の形態を限定することを意図していない。上述した一実施の形態は、その他の様々な具体例で実施されることが可能であり、その要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
以下、図面を参照しながら、変形の一例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した具体例と同様に構成され得る部分について、上述の具体例における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いるとともに、重複する説明を省略する。
(第1の変形例)
上述した説明において、第1クリップ14及び第2クリップ24を図示された一具体例に基づいて説明したが、第1クリップ14及び第2クリップ24は、図1〜9に示された具体例に限られない。例えば、クリップ14,24には、図10に示すように、第2部分14b,24bを貫通する貫通部14e,24eが形成されていてもよい。この場合、第2部分14b,24bは、貫通部14e,24eを挟んで対向する一対の側部14g,24gを含む。図10に示す例において、貫通部14e,24eは、中間部分14c,24cに位置する端部から、クリップ14,24の他端14y,24yまで広がっている。
図11は、図10の第1クリップ14及び第1タブ16が取り付けられた状態の正極集電体11Xの第1接続領域a1を示す断面図である。第1タブ16は、第1タブ16の端部16eが第1クリップ14の一対の側部14gの間の貫通部14eに位置するよう、正極集電体11Xの第2面11bに取り付けられる。
好ましくは、図11に示すように、貫通部14eの端部14fは、積層された複数の正極集電体11Xのうち第2面11b側の最外面の正極集電体11Xよりも第1面11a側に位置している。この場合、第1タブ16を正極集電体11Xに対して第1方向d1において相対的に平行移動させることにより、第1クリップ14の一対の側部14gの間の貫通部14eに第1タブ16を挿入することができる。
本変形例によれば、第1クリップ14の一対の側部14gの間の貫通部14eを目安にして正極集電体11Xに対する第1タブ16の位置合わせを行うことができるので、位置合わせの作業の容易性を高めることができる。また、正極集電体11Xに対する第1タブ16の位置合わせの精度を高めることができる。
好ましくは、第2方向d2における貫通部14eの寸法W4は、第2方向d2における第1タブ16の寸法W2よりもわずかに大きくなっている。例えば、貫通部14eの寸法W4と第1タブ16の寸法W2との差は、1.0mm以下である。これにより、正極集電体11Xに対する第1タブ16の位置合わせの作業の容易性を更に高めることができる。
(第2の変形例)
図12は、第2の変形例に係るクリップ14,24を示す斜視図である。クリップ14,24の第2部分14b,24bは、第1の変形例において説明した貫通部14e,24e及び側部14g,24gに加えて、貫通部14e,24eよりも中間部分14c,24cから遠い側に位置する係止部14h,24hを更に含んでいてもよい。係止部14h,24hは、クリップ14,24の他端14y,24yにおいて、一方の側部14g,24gから他方の側部14g,24gまで延びている。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した第1の変形例と同様に構成され得る部分について、上述の第1の変形例における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いるとともに、重複する説明を省略する。
図13は、図12の第1クリップ14及び第1タブ16が取り付けられた状態の正極集電体11Xの第1接続領域a1を示す断面図である。本変形例においても、第1の変形例の場合と同様に、第1タブ16は、第1タブ16の端部16eが第1クリップ14の一対の側部14gの間の貫通部14eに位置するよう、正極集電体11Xの第2面11bに取り付けられる。
図14は、第1タブ16を正極集電体11Xに取り付けるタブ取付工程の様子を、正極集電体11Xの第2面11b側から見た場合を示す底面図である。図14に示すように、正極集電体11Xに取り付けられた第1クリップ14の係止部14hは、正極集電体11Xの第2面11bにおいて貫通部14eよりも内側(第1有効領域b1側)に位置している。タブ取付工程においては、図14に示すように、第1シーラント18が設けられた第1タブ16を、第1方向d1において正極集電体11Xに対して相対的に平行移動させて、貫通部14eに第1タブ16を挿入する。この際、正極集電体11Xに対する第1タブ16の相対的な平行移動は、第1タブ16の端部16eが第1クリップ14の係止部14hに当接することによって停止される。このように本変形例によれば、第1タブ16の端部16eの位置を、第1クリップ14の係止部14hに基づいて定めることができる。このため、第2方向d2における、正極集電体11Xに対する第1タブ16の位置だけでなく、第1方向d1における、正極集電体11Xに対する第1タブ16の位置をも、容易かつ正確に定めることができる。
(第3の変形例)
図15は、第3の変形例に係る正極集電体11Xの第1接続領域a1を第2面11b側から見た場合を示す底面図である。図15に示すように、積層型電池1は、第1クリップ14及び第1タブ16を少なくとも部分的に覆う被覆部材35を更に備えていてもよい。被覆部材35は、絶縁性を有する材料を含む。例えば、被覆部材35は、絶縁性及び粘着性を有する粘着層を含む。この場合、被覆部材35は、粘着層が第1クリップ14及び第1タブ16に接するよう設けられる。積層型電池1は、図示はしないが、第2クリップ24及び第2タブ26を少なくとも部分的に覆う被覆部材35を更に備えていてもよい。
図15に示す例において、被覆部材35は、第1方向d1における第1タブ16の端部を覆い、且つ、第2方向d2における第1クリップ14の端部を覆っている。これにより、第1クリップ14や正極集電体11Xに対して第1タブ16をより強固に固定することができ、また、正極集電体11Xに対して第1クリップ14をより強固に固定することができる。図示はしないが、被覆部材35は、第2方向d2における正極集電体11Xの端部を更に覆うよう延びていてもよい。
なお、以上において上述した実施の形態に対するいくつかの変形例を説明してきたが、当然に、複数の変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。
1 積層型電池
3 外装体
10 第1電極板
10X 正極板
11 第1電極集電体
11X 正極集電体
11a 第1面
11b 第2面
12 第1電極活物質層
12X 正極活物質層
14 第1クリップ
14a 第1部分
14b 第2部分
14c 中間部分
14d 第3部分
14e 貫通部
14f 端部
14g 側部
14h 係止部
16 第1タブ
18 第1シーラント
20 第2電極板
20Y 負極板
21 第2電極集電体
21Y 負極集電体
21a 第1面
21b 第2面
22 第2電極活物質層
22Y 負極活物質層
24 第2クリップ
24a 第1部分
24b 第2部分
24c 中間部分
24d 第3部分
24e 貫通部
24f 端部
24g 側部
24h 係止部
26 第2タブ
28 第2シーラント
30 絶縁体
35 被覆部材
a1 第1接続領域
a2 第2接続領域
b1 第1有効領域
b2 第2有効領域

Claims (12)

  1. 接続領域及び前記接続領域に隣接する有効領域を含む第1電極集電体と、前記有効領域において前記第1電極集電体上に位置する第1電極活物質層と、を有し、積層方向に積層された複数の第1電極板と、
    前記積層方向において前記第1電極集電体の前記有効領域に重なるよう前記第1電極板と交互に積層された複数の第2電極板と、
    複数の前記第1電極板の前記第1電極集電体の前記接続領域の端部を前記積層方向において挟持する第1クリップと、
    前記第1電極集電体の前記接続領域と電気的に接続した第1タブと、
    前記第1タブの一部を覆うとともに前記第1タブが延びる第1方向において前記第1クリップと対向する第1シーラントと、を備え、
    前記第1クリップは、前記第1電極集電体の第1面側に位置し、前記第1面の面内方向に広がる第1部分と、前記第1電極集電体の前記第1面の反対側の第2面側に位置し、前記第2面の面内方向に広がる第2部分と、前記第1部分と前記第2部分との間に位置する中間部分と、を有する、積層型電池。
  2. 前記第1方向及び前記積層方向に直交する第2方向における前記第1部分の寸法が、前記第2方向における前記第1シーラントの寸法と同一である、請求項1に記載の積層型電池。
  3. 前記第1方向及び前記積層方向に直交する第2方向における前記第2部分の寸法が、前記第2方向における前記第1シーラントの寸法と同一である、請求項1又は2に記載の積層型電池。
  4. 前記第1方向及び前記積層方向に直交する第2方向における前記中間部分の寸法が、前記第2方向における前記第1シーラントの寸法と同一である、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の積層型電池。
  5. 前記第1クリップによって挟持されている前記第1電極集電体の前記接続領域の端部の、前記第1方向及び前記積層方向に直交する第2方向における寸法が、前記第2方向における前記第1シーラントの寸法の1.5倍以上である、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の積層型電池。
  6. 前記第2部分は、前記第2部分を貫通する貫通部を挟んで対向する一対の側部を含み、
    前記第1タブの端部は、前記一対の側部の間に位置している、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の積層型電池。
  7. 前記第1クリップの前記第2部分の前記一対の側部及び前記第1タブを少なくとも部分的に覆う被覆部材を更に備える、請求項6に記載の積層型電池。
  8. 前記第2部分は、前記貫通部よりも前記中間部分から遠い側に位置する係止部を含み、
    前記第1タブの端部は、前記係止部に接している、請求項6又は7に記載の積層型電池。
  9. 前記第1クリップ及び前記第1タブを少なくとも部分的に覆う被覆部材を更に備える、請求項8に記載の積層型電池。
  10. 前記第1電極板及び前記第2電極板を内部に収容する外装体を更に備え、
    前記第1タブは、前記外装体の内部から外部へと延び出している、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の積層型電池。
  11. 有効領域及び前記有効領域に隣接する接続領域を含む第1電極集電体と、前記有効領域において前記第1電極集電体上に位置する第1電極活物質層と、を有し、積層方向に積層された複数の第1電極板と、前記積層方向において前記第1電極集電体の前記有効領域に重なるよう前記第1電極板と交互に積層された複数の第2電極板と、を備える膜電極接合体を準備する工程と、
    前記膜電極接合体の複数の前記第1電極板の前記第1電極集電体の前記接続領域の端部を前記積層方向において挟持する第1クリップを前記膜電極接合体の前記第1電極集電体の端部に取り付けるクリップ取付工程と、
    第1方向に延びるとともに第1シーラントが設けられた第1タブを準備する工程と、
    前記第1タブが前記第1電極集電体の前記接続領域に電気的に接続し、且つ、前記第1シーラントが前記第1方向において前記第1クリップと対向するよう、前記第1タブを前記膜電極接合体又は前記第1クリップに取り付けるタブ取付工程と、を備える、積層型電池の製造方法。
  12. 前記第1クリップは、第1部分及び第2部分と、前記第1部分と前記第2部分との間に位置する中間部分と、を有し、
    前記クリップ取付工程は、前記第1部分が前記第1電極集電体の第1面側に位置し、前記第2部分が前記第1電極集電体の第2面側に位置するよう、前記中間部分において前記第1クリップを折り曲げる工程を含む、請求項11に記載の積層型電池の製造方法。
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