JP2020168669A - ロボットを制御するための機構誤差パラメータを較正する較正装置 - Google Patents

ロボットを制御するための機構誤差パラメータを較正する較正装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020168669A
JP2020168669A JP2019069987A JP2019069987A JP2020168669A JP 2020168669 A JP2020168669 A JP 2020168669A JP 2019069987 A JP2019069987 A JP 2019069987A JP 2019069987 A JP2019069987 A JP 2019069987A JP 2020168669 A JP2020168669 A JP 2020168669A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
robot
parameter
error parameter
mechanism error
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019069987A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7048535B2 (ja
Inventor
悦来 王
Yuelai Wang
悦来 王
有田 創一
Souichi Arita
創一 有田
康広 内藤
Yasuhiro Naito
康広 内藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fanuc Corp filed Critical Fanuc Corp
Priority to JP2019069987A priority Critical patent/JP7048535B2/ja
Priority to DE102020108159.6A priority patent/DE102020108159A1/de
Priority to US16/832,564 priority patent/US11712806B2/en
Priority to CN202010249652.4A priority patent/CN111791223A/zh
Publication of JP2020168669A publication Critical patent/JP2020168669A/ja
Priority to JP2022044625A priority patent/JP7295302B2/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7048535B2 publication Critical patent/JP7048535B2/ja
Priority to US18/199,089 priority patent/US20230286160A1/en
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
    • B25J9/10Programme-controlled manipulators characterised by positioning means for manipulator elements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J13/00Controls for manipulators
    • B25J13/08Controls for manipulators by means of sensing devices, e.g. viewing or touching devices
    • B25J13/088Controls for manipulators by means of sensing devices, e.g. viewing or touching devices with position, velocity or acceleration sensors
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J19/00Accessories fitted to manipulators, e.g. for monitoring, for viewing; Safety devices combined with or specially adapted for use in connection with manipulators
    • B25J19/02Sensing devices
    • B25J19/021Optical sensing devices
    • B25J19/022Optical sensing devices using lasers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
    • B25J9/16Programme controls
    • B25J9/1602Programme controls characterised by the control system, structure, architecture
    • B25J9/161Hardware, e.g. neural networks, fuzzy logic, interfaces, processor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
    • B25J9/16Programme controls
    • B25J9/1628Programme controls characterised by the control loop
    • B25J9/1653Programme controls characterised by the control loop parameters identification, estimation, stiffness, accuracy, error analysis
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
    • B25J9/16Programme controls
    • B25J9/1679Programme controls characterised by the tasks executed
    • B25J9/1692Calibration of manipulator
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/39Robotics, robotics to robotics hand
    • G05B2219/39033Laser tracking of end effector, measure orientation of rotatable mirror

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Robotics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Artificial Intelligence (AREA)
  • Evolutionary Computation (AREA)
  • Fuzzy Systems (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Abstract

【課題】短時間で機構誤差パラメータの較正を行うことができる較正装置を提供する。【解決手段】制御装置4は、一部の第1の機構誤差パラメータを無効に設定するパラメータ設定部54を含む。制御装置4は、第1の機構誤差パラメータ以外の第2の機構誤差パラメータを用いてロボット1を複数の位置および姿勢に駆動して、3次元測定器8にてロボット1の実測位置を測定する測定制御部57を含む。制御装置4は、ロボット1の実測位置と、ロボット駆動モータ22の回転位置とに基づいて、第1の機構誤差パラメータを算出するパラメータ算出部55を含む。制御装置4は、パラメータ設定部54にて無効にした第1の機構誤差パラメータをパラメータ算出部55にて算出した第1の機構誤差パラメータに変更する修正部56を含む。【選択図】図2

Description

本発明は、ロボットを制御するための機構誤差パラメータを較正する較正装置に関する。
従来の技術においては、作業ツールを取り付けたロボットを駆動することにより、様々な作業を行うことが知られている。ロボットは、動作プログラムに基づいて作業ツールを所定の位置および姿勢に移動する。ロボットの位置および姿勢は、動作プログラムにおいて指定された位置および姿勢と一致することが好ましい。しかしながら、ロボットを製造する時の構成部品の製造誤差、およびロボットを駆動する時の重力の影響などにより、ロボットの位置および姿勢は、動作プログラムにおいて指定された位置および姿勢から僅かにずれる場合がある。
従来の技術においては、ロボットから離れた場所に3次元位置検出装置を配置して、ロボットの動作を修正する制御が知られている(例えば、特開平11−90868号公報を参照)。3次元位置検出装置は、ロボットの実際の位置および姿勢を検出することができる。ロボットの実際の位置および姿勢は、動作プログラムにて指定された位置および姿勢とは異なる。制御装置は、3次元位置検出装置にて検出されたロボットの位置および姿勢と、動作プログラムにて指定されたロボットの位置および姿勢とに基づいて補正行列を算出する。制御装置は、この補正行列を用いて、ロボットの動作を修正することができる。
ロボットの実際の位置が動作プログラムにて指定された位置からずれる原因としては、複数の項目の誤差が考えられる。例えば、駆動軸同士の間のアームの長さの誤差または減速機のギヤ比の誤差等により、ロボットの実際の位置が動作プログラムにて指定された位置からずれる。従来の技術においては、このような複数の項目を機構誤差パラメータとして設定し、それぞれの機構誤差パラメータごとに値を設定する方法が知られている(例えば、特開2008−12604号公報、および特開2012−196716号公報を参照)。
特開平11−90868号公報 特開2008−12604号公報 特開2012−196716号公報
ロボットの制御装置は、機構誤差パラメータに基づいて、それぞれの構成部材を駆動する駆動モータの回転角度を調整することができる。機構パラメータをロボットに対応して正確に設定することにより、ロボットの実際の位置および姿勢を動作プログラムにより指定された位置および姿勢に近づけることができる。
例えば、ロボットを構成する部品を交換した場合に、機構誤差パラメータを較正する必要がある。すなわち、機構誤差パラメータを設定し直す必要がある。従来の技術においては、機構誤差パラメータを較正する場合には、全ての機構誤差パラメータを算出する制御を行っていた。機構誤差パラメータを算出する時には、ロボットのリストにカメラを取り付けたり、ロボットから離れた位置に3次元測定器を配置したりすることにより、ロボットの実際の位置を検出する。ロボットの位置を変更するようにロボットを駆動して、ロボットの実際の位置を数多く測定する。そして、ロボットの実際の位置に基づいて、機構誤差パラメータを算出する。
ところが、ロボットの制御装置には、数多くの機構誤差パラメータが設定されている。このために、全ての機構誤差パラメータを算出するためには、非常に多くの位置にロボットを駆動する必要が有る。または、全ての機構誤差パラメータを較正する場合には、ロボットの動作が可能な全体の範囲に亘ってロボットを駆動する必要が有る。ところが、工場等に設置されたロボットにおいては、ロボットが駆動できる範囲が限られる場合がある。例えば、ロボットの周りに柵またはロボット以外の装置が配置されて、ロボットが駆動できる範囲が小さい場合がある。このような小さな範囲内で、ロボットを駆動してロボットの実際の位置を測定しても、正確な機構誤差パラメータを算出できない場合がある。この結果、ロボットの制御の精度が十分に改善されない場合がある。
また、ロボットの制御装置には、数多くの機構誤差パラメータが設定されるために、多くの位置にロボットを駆動して、ロボットの実際の位置を測定する必要がある。このために、1部の部品を交換した場合であっても、機構誤差パラメータの較正のために長い作業時間が必要になる。この結果、ロボット装置を使用できない時間が長くなり、工場の生産性が悪化するという問題があった。
本開示の一態様は、動作プログラムに基づくロボットの制御を調整するための機構誤差パラメータを較正する較正装置である。較正装置は、複数の機構誤差パラメータのうち、一部の第1の機構誤差パラメータを無効に設定するパラメータ設定部を備える。較正装置は、第1の機構誤差パラメータ以外の第2の機構誤差パラメータを用いて、ロボットを複数の位置および姿勢に駆動して、3次元測定器にて測定したロボットの実測位置と、実測位置を測定した時のロボットの状態に関する情報とを取得する測定制御部を備える。較正装置は、3次元測定器にて測定したロボットの実測位置と、ロボットの状態に関する情報とを組み合わせた情報を記憶する記憶部を備える。較正装置は、ロボットの実測位置と、ロボットの状態に関する情報とに基づいて、第1の機構誤差パラメータを算出するパラメータ算出部を備える。較正装置は、複数の機構誤差パラメータのうち、第2の機構誤差パラメータは変更せずに、パラメータ設定部にて無効にした第1の機構誤差パラメータをパラメータ算出部にて算出した第1の機構誤差パラメータに変更する修正部を備える。
本開示の一態様の較正装置は、短時間で機構誤差パラメータの較正を行うことができる。
実施の形態におけるロボット装置の概略図である。 ロボット装置のブロック図である。 実施の形態における3次元測定器の側面図である。 実施の形態におけるリストのフランジの拡大斜視図である。 ロボット装置の制御のフローチャートである。
図1から図5を参照して、実施の形態における較正装置について説明する。本実施の形態の較正装置は、ロボットを備えるロボット装置に配置されている。較正装置は、ロボットの制御を調整するための機構誤差パラメータを較正する。
図1は、本実施の形態におけるロボット装置の概略図である。ロボット装置5は、作業ツールとしてのハンド2と、ハンド2を移動するロボット1とを備える。本実施の形態のロボット1は、複数の関節部18a,18b,18cを含む多関節ロボットである。ロボット1は、移動可能な複数の構成部材を含む。ロボット1のそれぞれの構成部材は、駆動軸J1〜J6の周りに回転するように形成される。
ロボット1は、設置面79に固定されたベース部14と、ベース部14に支持された旋回ベース13とを含む。旋回ベース13は、ベース部14に対して駆動軸J1の周りに回転する。ロボット1は、上部アーム11および下部アーム12を含む。下部アーム12は、旋回ベース13に対して駆動軸J2の周りに回転するように支持されている。上部アーム11は、下部アーム12に対して駆動軸J3の周りに回転するように支持されている。更に、上部アーム11は、駆動軸J4の周りに回転する。ロボット1は、上部アーム11に支持されているリスト15を含む。リスト15は駆動軸J5の周りに回転する。また、リスト15は、駆動軸J6の周りに回転するフランジ16を含む。フランジ16には、ハンド2が固定されている。
本実施の形態のロボットは、6個の駆動軸を有するが、この形態に限られない。任意の機構にて位置および姿勢を変更するロボットを採用することができる。また、本実施の形態の作業ツールは、ワークを把持するハンドであるが、この形態に限られない。作業者は、ロボット装置が行う作業に応じた作業ツールを選定することができる。例えば、溶接を行う作業ツールまたは接着剤を塗布する作業ツールなどを採用することができる。
本実施の形態のロボット装置5には、基準座標系71が設定されている。図1に示す例では、ロボット1のベース部14に、基準座標系71の原点が配置されている。基準座標系71はワールド座標系とも称される。基準座標系71は、原点の位置が固定され、更に、座標軸の向きが固定されている座標系である。ロボット1の位置および姿勢が変化しても基準座標系71の位置および向きは変化しない。基準座標系71は、座標軸として、互いに直交するX軸、Y軸、およびZ軸を有する。また、X軸の周りの座標軸としてW軸が設定される。Y軸の周りの座標軸としてP軸が設定される。Z軸の周りの座標軸としてR軸が設定される。
本実施の形態では、リスト15のフランジ16の表面に配置された原点を有するフランジ座標系72が設定されている。フランジ座標系72はメカニカルインタフェース座標系とも称される。フランジ座標系72は、フランジ16と共に回転したり移動したりする。フランジ座標系72の原点は、ロボット1の駆動軸J6上に設定されている。フランジ座標系72は、座標軸として、互いに直交するX軸、Y軸、およびZ軸を有する。図1に示す例では、フランジ座標系72は、Z軸の延びる方向が駆動軸J6の延びる方向と平行になるように設定されている。また、フランジ座標系72は、X軸の周りのW軸、Y軸の周りのP軸、およびZ軸の周りのR軸を有する。ロボット1の位置は、基準座標系71におけるフランジ座標系72の原点の位置に対応する。また、ロボット1の姿勢は、基準座標系71に対するフランジ座標系72の向きに対応する。
図2に、本実施の形態におけるロボット装置のブロック図を示す。図1および図2を参照して、ロボット1は、ロボット1の位置および姿勢を変化させるロボット駆動装置を含む。ロボット駆動装置は、上部アーム11、下部アーム12およびリスト15等の構成部材を駆動するロボット駆動モータ22を含む。本実施の形態では、それぞれの駆動軸J1〜J6に対応して、複数のロボット駆動モータ22が配置されている。ロボット駆動モータ22が駆動することにより、それぞれの構成部材の向きが変化する。
ハンド2は、ハンド2を駆動するハンド駆動装置を備える。ハンド駆動装置は、ハンド2の爪部を駆動するハンド駆動モータ21を含む。ハンド駆動モータ21が駆動することによりハンド2の爪部が開いたり閉じたりする。なお、ハンドは、空気圧などにより駆動するように形成されていても構わない。
ロボット装置5は、ロボット1およびハンド2を制御する制御装置4と、作業者が制御装置4を操作するための教示操作盤37とを含む。制御装置4は、プロセッサとしてのCPU(Central Processing Unit)を有する演算処理装置(コンピュータ)を含む。制御装置4は、CPUに、バスを介して接続されたRAM(Random Access Memory)およびROM(Read Only Memory)等を有する。
教示操作盤37は、ロボット1およびハンド2に関する情報を入力する入力部38を含む。入力部38は、キーボードおよびダイヤルなどにより構成されている。作業者は、動作プログラム、変数の設定値、および変数の判定値などを入力部38から制御装置4に入力することができる。教示操作盤37は、ロボット1およびハンド2に関する情報を表示する表示部39を含む。
制御装置4には、ロボット1およびハンド2の制御を行うために、予め作成された動作プログラム46が入力される。または、作業者が教示操作盤37を操作してロボット1を駆動することにより、ロボット1の教示点を設定することができる。制御装置4は、教示点に基づいて、ロボット1およびハンド2を駆動する動作プログラム46を生成することができる。制御装置4は、ロボット1およびハンド2の制御に関する情報を記憶する記憶部42を含む。動作プログラム46は、記憶部42に記憶される。ロボット装置5は、動作プログラム46に基づいて自動的に作業を行う。
制御装置4は、ロボット1およびハンド2に動作指令を送出する動作制御部43を含む。動作制御部43は、動作プログラム46に基づいて、ロボット1を駆動するための動作指令をロボット駆動部45に送出する。ロボット駆動部45は、ロボット駆動モータ22を駆動する電気回路を含む。ロボット駆動部45は、動作指令に基づいてロボット駆動モータ22に電気を供給する。また、動作制御部43は、動作プログラム46に基づいて、ハンド2を駆動する動作指令をハンド駆動部44に送出する。ハンド駆動部44は、ハンド駆動モータ21を駆動する電気回路を含む。ハンド駆動部44は、動作指令に基づいてハンド駆動モータ21に電気を供給する。
ロボット1は、ロボット1の位置および姿勢を含むロボット1の状態を検出するための状態検出器を含む。本実施の形態における状態検出器は、アーム等の駆動軸に対応するロボット駆動モータ22に取り付けられた回転位置検出器19を含む。回転位置検出器19は、ロボット駆動モータ22の回転角を検出するエンコーダ等により構成されている。本実施の形態では、複数の回転位置検出器19の出力に基づいて、ロボット1の位置および姿勢が検出される。
動作制御部43は、動作プログラム46において指定されたロボットの位置および姿勢になるように、ロボット1を制御する。動作制御部43は、例えば、逆運動学に基づいてロボット駆動モータ22の回転角を制御する。作業ツールの先端には、フランジ座標系72に対応するようにツール座標系を設定することができる。フランジ座標系72の位置および姿勢はツール座標系の位置および姿勢に対応する。フランジ座標系72が所望の位置および姿勢になるようにロボット1を制御することにより、作業ツールを所望の位置および姿勢に制御することができる。
ところで、ロボットの実際の位置および姿勢は、ロボットの構成部品の製造誤差、ロボットを組み立てるときの組み立て誤差、および重力の影響などにより、動作プログラム46にて指定された位置および姿勢からずれる場合がある。本実施の形態では、動作プログラム46とは別に、ロボット1の制御を調整するための複数の機構誤差パラメータ49が設定されている。複数の機構誤差パラメータ49は、記憶部42に記憶されている。
機構誤差パラメータ49には、ロボット1を駆動する際に生じる位置および姿勢の誤差の原因となる任意のパラメータが含まれる。例えば、機構誤差パラメータ49には、各駆動軸同士の間のリンクの長さ、それぞれの駆動軸の位置、それぞれの駆動軸の減速機にて生じるバックラッシュに起因するギヤ比の誤差、および重力の影響により変形するリンクの弾性変形に関する変数などのパラメータが含まれる。表1に、機構誤差パラメータの例を示す。
Figure 2020168669
本実施の形態の機構誤差パラメータには、記号P1〜P4で示されるDHパラメータが含まれる。DH(Denavit Hartenberg)法では、それぞれの駆動軸に座標系を設定し、駆動軸の座標系同士の間の関係に基づいてロボットの位置および姿勢を表現することができる。DHパラメータは、DH法におけるパラメータであり、例えば、パラメータDH−θ,DH−D,DH−A,DH−αが含まれる。
また、本実施の形態の機構誤差パラメータには、ニュートンオイラー法によって求められた駆動軸周りのトルクに関するばね定数が含まれる。これらのばね定数は、トルクに対するたわみ量に関するパラメータであり、記号P5〜P7にて示されている。機構誤差パラメータには、それぞれの駆動軸における第1方向のばね定数θ、第2方向のばね定数α、および第3方向のばね定数βが含まれる。
また、それぞれの駆動軸に配置されるロボット駆動モータ22に取り付けられた回転位置検出器19の出力と、実際にアーム等に伝達される回転角との間に誤差が生じる場合がある。この角度の誤差は、例えば減速機におけるギヤ比の誤差にて生じる。本実施の形態の機構誤差パラメータには、記号P8にて示される減速機のギヤ比の誤差が含まれる。
機構誤差パラメータとしては、これらのパラメータに限られず、ロボットの制御を調整するための任意のパラメータを設定することができる。機構誤差パラメータは、ロボット1を設置する場所に応じて、ロボット1を出荷する時に設定されている。機構誤差パラメータは、それぞれの駆動軸J1〜J6ごとに設定することができる。機構誤差パラメータ49の値は、ファイルの形式にて記憶部42に記憶されている。
図2を参照して、動作制御部43は、逆運動学に基づいて動作プログラム46に設定されたロボット1の位置および姿勢になるように、ロボット駆動モータ22の回転角度を算出する。このときに、動作制御部43は、記憶部42に記憶された機構誤差パラメータ49を取得する。動作制御部43は、それぞれの機構誤差パラメータに基づいてロボット駆動モータ22の動作指令を修正する。この制御を実施することにより、ロボットの位置および姿勢を動作プログラム46に指定された位置および姿勢に近づけることができる。
本実施の形態における較正装置は、ロボット1の制御を調整する機構誤差パラメータを較正する。本実施の形態では、制御装置4が較正装置として機能する。ロボット装置5は、ロボット1の位置および姿勢を正確に測定するための3次元測定器8を備える。本実施の形態の3次元測定器8は、ロボット1から離れた位置に配置されている。
図3に、本実施の形態における3次元測定器の拡大図を示す。図1から図3を参照して、本実施の形態における3次元測定器8は、レーザ光を発振し、ロボット1に取り付けた反射器67または反射器68にて反射したレーザ光を受信する。3次元測定器8は、矢印91に示すようにレーザ光を発振するレーザヘッド63を含む。レーザヘッド63は、支持部材62に支持されている。レーザヘッド63は、レーザ光を発振する発振部81を含む。レーザヘッド63は、反射器67または反射器68にて反射したレーザ光を受信する受光部82を有する。受光部82は、レーザヘッド63の内部に配置されている。
本実施の形態における3次元測定器8は、レーザヘッド63の向きを変更する回転装置64を含む。回転装置64は、レーザヘッド63の向きを変更する測定器駆動モータ84を含む。測定器駆動モータ84には、測定器駆動モータ84の回転角を検出するために、エンコーダ等の回転位置検出器85が取り付けられている。回転装置64は、矢印92に示すように、水平方向に延びる回転軸の周りにレーザヘッド63を回転する。また、回転装置64は、矢印93に示すように、鉛直方向に延びる回転軸の周りに支持部材62を回転する。回転装置64は、三脚65に支持されている。このように、3次元測定器8は、回転装置64が駆動することにより、任意の向きにレーザ光を発振することができる。
3次元測定器8は、CPUおよびRAM等を含む演算処理装置を含む。3次元測定器8の演算処理装置は、反射器67,68の位置を算出する位置算出部83を含む。位置算出部83は、発振したレーザ光と受信したレーザ光との位相差により、3次元測定器8から反射器67,68までの距離を算出する。位置算出部83は、3次元測定器8から反射器67,68までの距離と、レーザヘッド63の向きとに基づいて、反射器67,68の位置を算出することができる。
本実施の形態の3次元測定器8には、測定器座標系73が設定されている。測定器座標系73は、作業者が任意の位置に設定することができるユーザー座標系として、制御装置4に設定されている。測定器座標系73の原点は、3次元測定器8の内部の任意の位置に設定することができる。例えば、測定器座標系73の原点は、レーザヘッド63の内部に配置されているレーザ光源の先端に配置することができる。
測定器座標系73は、座標軸として、互いに直交するX軸、Y軸、およびZ軸を有する。測定器座標系73の向きは、任意の向きに設定することができる。また、それぞれのX軸、Y軸、およびZ軸の周りには、座標軸としてW軸、P軸、およびR軸が設定される。本実施の形態においては、Z軸が鉛直方向と平行になるように設定されている。測定器座標系73は、原点の位置が固定され、更に、座標軸の向きが固定されている座標系である。レーザヘッド63の向きが変化しても測定器座標系73の位置および向きは変化しない。
本実施の形態における機構誤差パラメータを更新する第1の制御では、ロボット1に対する3次元測定器8の相対的な位置および姿勢が予め定められている。すなわち、基準座標系71に対する測定器座標系73の相対的な位置および姿勢は予め定められている。ここで、基準座標系71に対する測定器座標系73の相対的な位置および姿勢の検出方法について説明する。
図1を参照して、本実施の形態のロボット1には、基準座標系71に対する測定器座標系73の相対的な位置および姿勢を検出するための反射器68が配置されている。本実施の形態の反射器68は、ベース部14の表面に固定されている。
反射器68は、球状に形成されている。反射器68は、入射したレーザ光の方向と同一の方向にレーザ光を反射するように形成されている。反射器68は、基準座標系71に対する相対的な位置が予め定められている。すなわち、基準座標系71における反射器68の座標値は、予め定められている。
3次元測定器8の回転装置64は、レーザ光が反射器68にて反射した後にレーザヘッド63に戻るように、レーザヘッド63の向きを調整する。作業者は、手動で回転装置64を駆動してレーザヘッド63の向きを調整することができる。または、3次元測定器8は、レーザ光の出射方向が円を描くように走査する自動探索機能を備える場合がある。この場合に、作業者は、3次元測定器8から出射されるレーザ光が反射器68に向かうように凡そのレーザヘッド63の向きを調整する。この後に、3次元測定器8は、自動探索機能により、反射器68にて反射されたレーザ光がレーザヘッド63に戻るようにレーザヘッド63の向きを調整することができる。
回転装置64は、回転位置検出器85の出力に基づいて、測定器座標系73におけるレーザヘッド63の向きを検出することができる。位置算出部83は、反射器68にて反射した光を受光することにより、3次元測定器8から反射器68までの距離を算出する。そして、位置算出部83は、算出した距離およびレーザヘッド63の向きに基づいて、測定器座標系73における反射器68の位置を算出することができる。基準座標系71における反射器68の位置は予め定められているために、位置算出部83は、基準座標系71に対する測定器座標系73の相対的な位置および姿勢を算出することができる。このように、測定器座標系73の位置および姿勢を予め設定することができる。なお、本実施の形態では、1個の反射器68からの反射光に基づいて測定器座標系73の位置および姿勢を算出しているが、この形態に限られない。複数の反射器をロボットのベース部等に配置して、複数の反射器からの反射光に基づいて、測定器座標系の位置および姿勢を算出しても構わない。
図4に、ロボットの先端のフランジに取り付けられた反射器の斜視図を示す。図4は、ハンド2が取り外された状態が示されている。ロボット1のフランジ16には、フランジ座標系72に対する測定器座標系73の相対的な位置を測定するための反射器67が固定されている。反射器67は、反射器68と同様の構成を有する。反射器67は、球状に形成されている。反射器67は、レーザ光を入射した方向に反射するように形成されている。反射器67は、支持部材66を介してフランジ16に固定されている。
機構誤差パラメータを更新する第1の制御において、支持部材66は、フランジ座標系72における反射器67の位置が定まるように形成されている。すなわち、フランジ座標系72の原点に対する反射器67の位置は予め定められている。
図2を参照して、制御装置4は、機構誤差パラメータを較正する較正部53を有する。較正部53は、複数の機構誤差パラメータのうち、一部の機構誤差パラメータを第1の機構誤差パラメータとして無効に設定する。較正部53は、第1の機構誤差パラメータ以外の第2の機構誤差パラメータを用いて、ロボット1を複数の位置および姿勢に駆動する。較正部53は、3次元測定器8にてロボット1の実測位置を測定する。また、このときに、較正部53は、ロボット駆動モータ22の回転角を含むロボット1の状態に関する情報を取得する。
次に、較正部53は、ロボット1の実測位置と、ロボット1の状態に関する情報とを組み合わせた情報を記憶する。較正部53は、複数の組み合わせた情報に基づいて、無効にした第1の機構誤差パラメータを算出する。そして、第2の機構誤差パラメータを変更せずに、無効にした第1の機構誤差パラメータを、算出した第1の機構誤差パラメータに変更して、新たな機構誤差パラメータのファイルを作成する。
図5に、本実施の形態における較正装置の制御のフローチャートを示す。本実施の形態の較正の制御は、ロボット1の構成部品を取り換えたときに実施することができる。例えば、較正の制御は、ロボット駆動モータ22、下部アーム12、または上部アーム11を取り替えた場合に実施することができる。また、較正の制御は、ロボット駆動モータ22の回転速度を減速する減速機を取り替えた場合に実施することができる。または、上部アーム11などの構成部品に他の装置または物が衝突した場合に、本実施の形態の較正の制御を実施することができる。
表1を参照して、本実施の形態では、減速機などの駆動軸J2に関連する構成部品を取り替える例について説明する。図2および図5を参照して、ステップ101において、複数の機構誤差パラメータのうち、無効にする第1の機構誤差パラメータを設定する。較正部53は、複数の機構誤差パラメータのうち、一部の機構誤差パラメータを第1の機構誤差パラメータに設定し、第1の機構誤差パラメータを無効に設定するパラメータ設定部54を含む。
制御の調整を無効にする第1の機構誤差パラメータは、予め作業者が定めることができる。第1の機構誤差パラメータは、参照ファイルに定めて記憶部42に記憶させておくことができる。パラメータ設定部54は、参照ファイルを記憶部42から取得して、第1の機構誤差パラメータを設定する。表1に示す例においては、駆動軸J2において、ロボット1を出荷するときに設定されていた全ての機構誤差パラメータを第1の機構誤差パラメータに選定している。
パラメータ設定部54は、第1の機構誤差パラメータ以外の機構誤差パラメータを第2の機構誤差パラメータに設定する。表1に示す例では、駆動軸J1,J3,J4,J5,J6に対して設定されている機構誤差パラメータを、第2の機構誤差パラメータに設定する。
パラメータ設定部54は、この形態に限られず、任意の制御にて第1の機構誤差パラメータを設定することができる。例えば、教示操作盤37は、表示部39に機構誤差パラメータの一覧を表示する。そして、作業者は、入力部38を操作することにより、無効にする第1の機構誤差パラメータを選定する。パラメータ設定部54は、作業者の入力を取得して、第1の機構誤差パラメータを設定することができる。
次に、ステップ102において、パラメータ設定部54は、第1の機構誤差パラメータを無効に設定する。また、パラメータ設定部54は、第2の機構誤差パラメータを有効に設定する。
次に、ステップ103において、第2の機構誤差パラメータを用いてロボット1を複数の位置に駆動する。較正部53は、第2の機構誤差パラメータを用いて、ロボット1を複数の位置および姿勢に駆動する測定制御部57を有する。測定制御部57は、ロボット1および3次元測定器8の動作指令を動作制御部43に送出する。ロボット1の実測位置を測定するための測定プログラム48は、作業者により予め生成されている。測定プログラム48は、記憶部42に記憶されている。
測定制御部57は、測定プログラム48に基づいて、ロボット1の位置および姿勢を変更する。この時に、測定制御部57は、第1の機構誤差パラメータは用いずにロボット1を駆動する。測定制御部57は、それぞれのロボット1の位置および姿勢において、3次元測定器8にてロボット1の実測位置を測定する。また、測定制御部57は、実測位置を測定した時のロボット1の状態に関する情報を取得する。ロボット1の状態には、ロボット駆動モータ22の回転位置が含まれる。
ロボット1の実測位置を測定する測定点の個数は、数十点から数百点の範囲内であることが好ましい。ロボット1の実測位置を測定するための測定点(ロボット1の位置および姿勢)は、任意の方法により定めることができる。例えば、ロボット1が動作可能な範囲内において、均等に分散されるように測定点を設定することができる。または、動作プログラム46にて設定される経路上に測定点を設定することができる。すなわち、動作プログラム46にて駆動されるロボット1の位置および姿勢になるように、測定点を設定することができる。動作プログラム46に設定されている経路上に測定点を設定することにより、動作プログラム46を実行した時に、ロボット1の位置および姿勢のずれ量を低減することができる。
図1を参照して、ロボット1の位置はフランジ座標系72の位置(原点の位置)に対応する。フランジ座標系72の位置に対して反射器67の位置は定められている。3次元測定器8は、反射器68の位置を測定した方法と同様の方法により、反射器67の位置を測定する。
例えば、基準座標系71に対する3次元測定器8の位置および姿勢は、予め定められているために、測定制御部57は、ロボット駆動モータ22の回転角の情報に基づいて、反射器67の凡その位置を算出する。測定制御部57は、基準座標系71における反射器67の座標値を算出する。次に、3次元測定器8の回転装置64は、基準座標系71における反射器67の座標値に基づいて、反射器67に向けてレーザ光を発振するように、レーザヘッド63の向きを調整する。そして、3次元測定器8は、自動探索機能により、反射器67の表面にて反射したレーザ光を受信するように、レーザヘッド63の向きを調整する。位置算出部83は、3次元測定器8から反射器67までの距離およびレーザヘッド63の向きに基づいて、測定器座標系73における反射器67の位置を算出することができる。
基準座標系71に対する測定器座標系73の相対的な位置および姿勢は予め定められている。このために、位置算出部83は、測定器座標系73における反射器67の位置に基づいて、基準座標系71における反射器67の位置を算出することができる。更に、位置算出部83は、反射器67の位置に基づいて、フランジ座標系72の原点の位置を算出することができる、すなわち、位置算出部83は、ロボット1の実際に測定された位置である実測位置を算出することができる。なお、本実施の形態では、1個の反射器67からの反射光に基づいてロボット1の実測位置を算出しているが、この形態に限られない。複数の反射器をフランジ等に配置して、複数の反射器からの反射光に基づいて、ロボットの実測位置を算出しても構わない。
測定制御部57は、3次元測定器8からロボット1の実測位置を取得する。記憶部42は、1つの測定点に対してロボット1の実測位置と、ロボット1の状態に関する情報とを組み合わせた情報を記憶する。測定制御部57は、複数の測定点について、ロボット1の実測位置を測定し、ロボット1の実測位置とロボット1の状態に関する情報とを組み合わせて記憶部42に記憶する。
図2および図5を参照して、次に、ステップ104においては、ステップ102において無効にした第1の機構パラメータを算出する。較正部53は、ロボットの実測位置と、ロボットの状態に関する情報とに基づいて第1の機構誤差パラメータを算出するパラメータ算出部55を含む。パラメータ算出部55は、多くの測定点に関する情報に基づいて、任意の方法により、第1の機構誤差パラメータを算出することができる。
表1を参照して、ここでの例では、駆動軸J2に関する7個の機構誤差パラメータを算出する。パラメータ算出部55は、それぞれの測定点における回転位置検出器19の出力および全ての機構誤差パラメータに基づいて、ロボット1の位置を算出することができる。本実施の形態では、このようなロボット1の位置を計算位置と称する。そして、パラメータ算出部55は、複数の測定点に対して、実測位置に対する計算位置の誤差が小さくなるように、最小二乗法を用いて第1の機構誤差パラメータを算出することができる。
次に、ステップ105においては、機構誤差パラメータを修正する。較正部53は、複数の機構誤差パラメータを修正する修正部56を有する。修正部56は、第2の機構誤差パラメータを変更せずに、パラメータ設定部54にて無効にした第1の機構誤差パラメータを、パラメータ算出部55にて算出した第1の機構誤差パラメータに変更する。表1を参照して、例えば、修正部56は、較正のために無効に設定した駆動軸J2に関する機構誤差パラメータを、パラメータ算出部55にて算出した機構誤差パラメータに変更する。駆動軸J2以外の駆動軸J1,J3,J4,J5,J6に関する機構誤差パラメータは、修正前に使用されていた値と同一の値を採用する。
このように、本実施の形態の較正装置は、一部の機構誤差パラメータを無効にしてロボット1を駆動し、ロボット1の実測位置に基づいて、無効にした機構誤差パラメータを算出することにより、機構誤差パラメータを較正する。本実施の形態の較正装置は、複数の機構誤差パラメータのうち、一部の機構誤差パラメータを更新するために、全ての機構誤差パラメータを更新する場合に比べて、実測位置を測定するための測定点の数を少なくすることができる。例えば、工場などに設置されたロボット装置においては、ロボット装置の周りに配置される装置または柵により、ロボットの動作範囲が限られている場合がある。このために、測定点の個数が限られる場合がある。この場合にも、本実施の形態における較正装置は、機構誤差パラメータの較正を行うことができる。
または、本実施の形態の較正装置では、測定点の数を少なくすることができるために、ロボット1を駆動して3次元測定器8にて実測位置を測定する時間が短くなる。このために、機構誤差パラメータの較正のための作業時間を短くすることができる。ロボット装置5を停止している時間を短くすることができる。この結果、工場の生産性が悪化することを抑制することができる。
複数の機構誤差パラメータのうち、制御の調整を無効にする一部の第1の機構誤差パラメータは、様々な方法により設定することができる。例えば、記憶部42は、較正を行う理由に対応して無効にする第1の機構誤差パラメータをパラメータ情報として記憶することができる。パラメータ情報は、参照ファイルに記憶することができる。パラメータ設定部54は、パラメータ情報に定められている機構誤差パラメータを第1の機構誤差パラメータに設定することができる。例えば、所定の駆動軸のロボット駆動モータを交換した場合のパラメータ情報、所定のアームを交換した場合のパラメータ情報、および所定の構成部品が他の物の衝突したときのパラメータ情報などを予め作成して記憶部42に記憶させておくことができる。パラメータ設定部54は、較正を行う理由に基づいて第1の機構誤差パラメータを設定することができる。例えば、作業者が較正を行う理由を教示操作盤37に入力することにより、パラメータ設定部54は、自動的に第1の機構誤差パラメータを設定することができる。
特に、パラメータ情報は、ロボット1の構成部品を交換する場合に、ロボット1の構成部品の交換に対応して無効にする第1の機構誤差パラメータを含むことができる。そして、パラメータ設定部54は、ロボット1の交換した構成部品の情報を取得する。パラメータ設定部54は、ロボット1の交換した構成部品に基づいて第1の機構誤差パラメータを設定することができる。この構成により、作業者がロボット1の交換した構成部品の情報を入力することにより、第1の機構誤差パラメータを自動的に選定することができる。
上記の表1の例においては、駆動軸J2における部品を交換したために、駆動軸J2に関連する全ての機構誤差パラメータを無効にしている。すなわち、パラメータ設定部54は、駆動軸ごとに無効にする機構誤差パラメータおよび有効にする機構誤差パラメータを設定しているが、この形態に限られない。パラメータ設定部54は、複数の機構誤差パラメータのうち、任意の組み合わせの機構誤差パラメータを無効にすることができる。
例えば、1個の駆動軸に関連する機構誤差パラメータのうち、一部の機構誤差パラメータを無効にしても構わない。1個の駆動軸に対応する機構誤差パラメータにおいて、無効に設定する優先順位を予め定めておくことができる。例えば、ロボット1の動作範囲が小さいために、実測位置を測定するための測定点の個数を十分に多くできない場合がある。この場合に、優先順位の高い機構誤差パラメータを無効にしても構わない。例えば、表1を参照して、駆動軸J2の変速機を交換した場合に、駆動軸J2のパラメータDH−Aは優先順位が低いために、パラメータDH−Aは第2機構誤差パラメータに設定しても構わない。
また、表1においては、1つの駆動軸に関連する機構誤差パラメータを無効にしているが、この形態に限られない。複数の駆動軸に関連する機構誤差パラメータを無効にしても構わない。例えば、下部アーム12を交換した場合には、駆動軸J2に関連する機構誤差パラメータおよび駆動軸J3に関連する機構誤差パラメータを、第1の機構誤差パラメータに設定することができる。更に、表1においては、それぞれの駆動軸ごとに無効にする機構誤差パラメータを設定しているが、この形態に限られず、駆動軸とは無関係に第1の機構誤差パラメータに設定する機構誤差パラメータを選定しても構わない。
また、機構誤差パラメータの較正を行った結果に基づいて、作業者が第1の機構誤差パラメータを増やしたり減らしたりしても構わない。例えば、パラメータ算出部55は、算出された第1の機構誤差パラメータおよびロボットの状態に関する情報に基づいて、算出位置を算出することができる。パラメータ算出部55は、全ての測定点について、実測位置に対する算出位置の誤差を算出することができる。作業者は、この誤差の平均値が大きい場合には、第1の機構誤差パラメータの数を減らしても構わない。
更には、パラメータ設定部54は、第1の機構誤差パラメータを自動的に選定しても構わない。例えば、始めに、多くの機構誤差パラメータを第1の機構誤差パラメータとして設定することができる。パラメータ算出部55は、第1の機構誤差パラメータを算出する。次に、パラメータ設定部54は、機構誤差パラメータの優先順位に基づいて、1個ずつ機構誤差パラメータを削除する。パラメータ算出部55は、第1の機構誤差パラメータを算出する。この制御を繰り返すことにより、複数の種類の第1の機械誤差パラメータを算出することができる。パラメータ算出部55は、それぞれの第1の機構誤差パラメータについて、全ての測定点に関する実測位置に対する算出位置の誤差の平均値を算出することができる。修正部56は、実測位置に対する算出位置の誤差の平均値が最も小さな第1の機械誤差パラメータを採用することができる。このように、第1の機構誤差パラメータは、作業者が手動で選定したり、自動的に選定したりすることができる。
また、ロボット1の実測位置を測定するために第2の機構誤差パラメータを用いてロボット1を駆動する場合に、ロボット1を駆動する駆動軸は任意の方法にて選定することができる。例えば、測定プログラム48において、全ての駆動軸においてロボット1が駆動するように測定点を設定することができる。この構成を採用することにより、高い精度で第1の機構誤差パラメータを較正することができる。ロボット1の様々な位置および姿勢に対して、高い精度にてロボット1を駆動することができる。
または、それぞれの機構誤差パラメータに関連するロボット1の駆動軸の情報を予め定めておくことができる。記憶部42は、この情報を駆動軸情報として記憶することができる。測定制御部57は、ロボット1の複数の駆動軸のうち、第1の機構誤差パラメータに関連する駆動軸を駆動し、第1の機構誤差パラメータに関連する駆動軸以外の駆動軸は停止するようにロボット1を駆動することができる。例えば、駆動軸J2に関連する機構誤差パラメータの値を変更する場合には、駆動軸J2のロボット駆動モータ22のみを駆動して実測位置を測定することができる。この制御を実施することにより、実測位置を測定する測定点の数を減らすことができる。この結果、較正の作業時間を短くすることができる。
次に、機構誤差パラメータを更新する第2の制御について説明する。上記の実施の形態においては、基準座標系71に対する測定器座標系73の位置および姿勢が予め測定されている。すなわち、ロボット1が設置されている位置に対する3次元測定器8の相対的な位置は予め定められている。しかしながら、本実施の形態の較正装置においては、数多くの実測位置を測定する。そこで、基準座標系71に対する測定器座標系73の相対的な位置および姿勢を変数にすることができる。例えば、測定器座標系73の位置および姿勢を、基準座標系71における座標値にて表現することができる。これらの座標値を変数に設定することができる。
パラメータ算出部55は、最小二乗法にて第1の機構誤差パラメータを算出するときに、基準座標系71における測定器座標系73の座標値を同時に算出することができる。すなわち、パラメータ算出部55は、ロボット1の実測位置およびロボット1の状態に関する情報に基づいて、基準座標系71に対する測定器座標系73の相対的な位置および姿勢を算出することができる。このように、パラメータ算出部55は、ロボット1が設置されている位置に対する3次元測定器8の相対的な位置を算出することができる。この制御により、ロボット1が設置されている位置に対する3次元測定器8の相対的な位置を予め定めなくても、機構誤差パラメータの較正を行うことができる。
次に、機構誤差パラメータを更新する第3の制御について説明する。第3の制御では、パラメータ算出部55は、ロボットの実測位置およびロボットの状態に関する情報に基づいて、フランジ16の位置に対する反射器67の相対的な位置を算出する。第3の制御では、第2の制御における3次元測定器8の位置の算出と同様の方法により、フランジ16の位置に対する反射器67の相対的な位置を算出する。例えば、フランジ16の位置は、フランジ座標系72の原点の位置に相当する。反射器67の位置は、フランジ座標系72の座標値によって表現することができる。パラメータ算出部55は、フランジ座標系72における座標値を変数に設定することができる。
パラメータ算出部55は、最小二乗法により、第1の機構誤差パラメータと共に、フランジ座標系72における反射器67の座標値を算出することができる。この制御により、フランジ16の位置に対する反射器67の相対的な位置を予め定めなくても、機構誤差パラメータの較正を行うことができる。例えば、フランジ16に対して反射器67の位置が定まる専用の治具を用いずに、反射器67が取り付けられている場合がある。反射器67が専用の冶具を用いて取り付けられていなくても、機構誤差パラメータの較正を行うことができる。
本実施の形態の3次元測定器8は、レーザ光を発振および受信することにより、反射器67,68の位置を測定できるように形成されているが、この形態に限られない。3次元測定器は、ロボットの実際の位置および姿勢を正確に測定することができる任意の装置を採用することができる。また、本実施の形態においては、ハンド2が取り付けられた状態にて、3次元測定器8によりロボット1の位置の測定を行っているが、この形態に限られない。ハンド2が取り外された状態にてロボット1の位置の測定を行っても構わない。
上述のそれぞれの制御においては、機能および作用が変更されない範囲において適宜ステップの順序を変更することができる。
上記の実施の形態は、適宜組み合わせることができる。上述のそれぞれの図において、同一または相等する部分には同一の符号を付している。なお、上記の実施の形態は例示であり発明を限定するものではない。また、実施の形態においては、特許請求の範囲に示される実施の形態の変更が含まれている。
1 ロボット
4 制御装置
5 ロボット装置
8 3次元測定器
16 フランジ
19 回転位置検出器
42 記憶部
43 動作制御部
46 動作プログラム
49 機構誤差パラメータ
54 パラメータ設定部
55 パラメータ算出部
56 修正部
57 測定制御部
67,68 反射器
71 基準座標系
72 フランジ座標系
73 測定器座標系
81 発振部
82 受光部
例えば、1個の駆動軸に関連する機構誤差パラメータのうち、一部の機構誤差パラメータを無効にしても構わない。1個の駆動軸に対応する機構誤差パラメータにおいて、無効に設定する優先順位を予め定めておくことができる。例えば、ロボット1の動作範囲が小さいために、実測位置を測定するための測定点の個数を十分に多くできない場合がある。この場合に、優先順位の高い機構誤差パラメータを無効にしても構わない。例えば、表1を参照して、駆動軸J2の変速機を交換した場合に、駆動軸J2のパラメータDH−Aは優先順位が低いために、パラメータDH−Aは第2機構誤差パラメータに設定しても構わない。
また、機構誤差パラメータの較正を行った結果に基づいて、作業者が第1の機構誤差パラメータを増やしたり減らしたりしても構わない。例えば、パラメータ算出部55は、算出された第1の機構誤差パラメータおよびロボットの状態に関する情報に基づいて、計算位置を算出することができる。パラメータ算出部55は、全ての測定点について、実測位置に対する計算位置の誤差を算出することができる。作業者は、この誤差の平均値が大きい場合には、第1の機構誤差パラメータの数を減らしても構わない。
更には、パラメータ設定部54は、第1の機構誤差パラメータを自動的に選定しても構わない。例えば、始めに、多くの機構誤差パラメータを第1の機構誤差パラメータとして設定することができる。パラメータ算出部55は、第1の機構誤差パラメータを算出する。次に、パラメータ設定部54は、機構誤差パラメータの優先順位に基づいて、1個ずつ機構誤差パラメータを削除する。パラメータ算出部55は、第1の機構誤差パラメータを算出する。この制御を繰り返すことにより、複数の種類の第1の機械誤差パラメータを算出することができる。パラメータ算出部55は、それぞれの第1の機構誤差パラメータについて、全ての測定点に関する実測位置に対する計算位置の誤差の平均値を算出することができる。修正部56は、実測位置に対する計算位置の誤差の平均値が最も小さな第1の機械誤差パラメータを採用することができる。このように、第1の機構誤差パラメータは、作業者が手動で選定したり、自動的に選定したりすることができる。

Claims (6)

  1. 動作プログラムに基づくロボットの制御を調整するための機構誤差パラメータを較正する較正装置であって、
    複数の機構誤差パラメータのうち、一部の第1の機構誤差パラメータを無効に設定するパラメータ設定部と、
    第1の機構誤差パラメータ以外の第2の機構誤差パラメータを用いて、ロボットを複数の位置および姿勢に駆動して、3次元測定器にて測定したロボットの実測位置と、実測位置を測定した時のロボットの状態に関する情報とを取得する測定制御部と、
    3次元測定器にて測定したロボットの実測位置と、ロボットの状態に関する情報とを組み合わせた情報を記憶する記憶部と、
    ロボットの実測位置と、ロボットの状態に関する情報とに基づいて、第1の機構誤差パラメータを算出するパラメータ算出部と、
    複数の機構誤差パラメータのうち、第2の機構誤差パラメータは変更せずに、前記パラメータ設定部にて無効にした第1の機構誤差パラメータを前記パラメータ算出部にて算出した第1の機構誤差パラメータに変更する修正部とを備える、較正装置。
  2. 前記記憶部は、較正を行う理由に対応して無効にする第1の機構誤差パラメータをパラメータ情報として記憶しており、
    前記パラメータ設定部は、前記パラメータ情報に基づいて一部の機構誤差パラメータを第1の機構誤差パラメータに設定し、第1の機構誤差パラメータ以外の機構誤差パラメータを第2の機構誤差パラメータに設定する、請求項1に記載の較正装置。
  3. 前記パラメータ情報は、ロボットの構成部品を交換する場合に、ロボットの構成部品の交換に対応して無効にする第1の機構誤差パラメータを含んでおり、
    前記パラメータ設定部は、ロボットの交換した構成部品の情報を取得し、ロボットの交換した構成部品に基づいて第1の機構誤差パラメータを設定する、請求項2に記載の較正装置。
  4. ロボットは、複数の駆動軸を含んでおり、
    前記記憶部は、それぞれの機構誤差パラメータに関連するロボットの駆動軸を駆動軸情報として記憶しており、
    前記測定制御部は、ロボットの複数の駆動軸のうち、第1の機構誤差パラメータに関連する駆動軸を駆動し、第1の機構誤差パラメータに関連する駆動軸以外の駆動軸は停止するようにロボットを駆動する、請求項1から3のいずれか一項に記載の較正装置。
  5. 前記パラメータ算出部は、ロボットの実測位置と、ロボットの状態に関する情報とに基づいて、ロボットが設置されている位置に対する3次元測定器の相対的な位置を算出する、請求項1から4のいずれか一項に記載の較正装置。
  6. 3次元測定器は、レーザ光を発振する発振部と、ロボットのリストのフランジの表面に固定された反射器にて反射されるレーザ光を受光する受光部と、発振したレーザ光と受光したレーザ光とに基づいて反射器の位置を算出する位置算出部とを含み、
    前記パラメータ算出部は、ロボットの実測位置と、ロボットの状態に関する情報とに基づいて、フランジの位置に対する反射器の相対的な位置を算出する、請求項1から5のいずれか一項に記載の較正装置。
JP2019069987A 2019-04-01 2019-04-01 ロボットを制御するための機構誤差パラメータを較正するロボットの制御装置 Active JP7048535B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019069987A JP7048535B2 (ja) 2019-04-01 2019-04-01 ロボットを制御するための機構誤差パラメータを較正するロボットの制御装置
DE102020108159.6A DE102020108159A1 (de) 2019-04-01 2020-03-25 Kalibriervorrichtung zum kalibrieren von mechanismusfehlerparametern zur steuerung eines roboters
US16/832,564 US11712806B2 (en) 2019-04-01 2020-03-27 Calibration apparatus for calibrating mechanism error parameter for controlling robot
CN202010249652.4A CN111791223A (zh) 2019-04-01 2020-04-01 校准装置
JP2022044625A JP7295302B2 (ja) 2019-04-01 2022-03-18 ロボットを制御するための機構誤差パラメータを較正するロボットの制御装置および教示操作盤
US18/199,089 US20230286160A1 (en) 2019-04-01 2023-05-18 Calibration apparatus for calibrating mechanism error parameter for controlling robot

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019069987A JP7048535B2 (ja) 2019-04-01 2019-04-01 ロボットを制御するための機構誤差パラメータを較正するロボットの制御装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022044625A Division JP7295302B2 (ja) 2019-04-01 2022-03-18 ロボットを制御するための機構誤差パラメータを較正するロボットの制御装置および教示操作盤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020168669A true JP2020168669A (ja) 2020-10-15
JP7048535B2 JP7048535B2 (ja) 2022-04-05

Family

ID=72603976

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019069987A Active JP7048535B2 (ja) 2019-04-01 2019-04-01 ロボットを制御するための機構誤差パラメータを較正するロボットの制御装置

Country Status (4)

Country Link
US (2) US11712806B2 (ja)
JP (1) JP7048535B2 (ja)
CN (1) CN111791223A (ja)
DE (1) DE102020108159A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022131172A1 (ja) * 2020-12-16 2022-06-23 ファナック株式会社 指令値補正装置及びロボットシステム
JP7228303B1 (ja) 2022-08-12 2023-02-24 Totalmasters株式会社 操作支援装置、遠隔操作システムおよび自動運転システム
WO2023047591A1 (ja) * 2021-09-27 2023-03-30 ファナック株式会社 機構誤差パラメータを較正する較正装置および機構誤差パラメータの較正の必要性を判定する判定装置

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102019108390B3 (de) * 2019-04-01 2020-08-06 Franka Emika Gmbh Vorgeben von sicheren Geschwindigkeiten für einen Robotermanipulator
US20220371196A1 (en) * 2019-09-30 2022-11-24 Siemens Ltd., China Method, Device and System for Controlling Robot, Storage Medium and Terminal
CN113799114B (zh) * 2020-06-11 2023-03-14 台达电子工业股份有限公司 机器手臂的原点校正方法
JP2022084259A (ja) * 2020-11-26 2022-06-07 キヤノン株式会社 情報処理装置、情報処理方法、ロボットシステム、測定システム、ロボットシステムを用いた物品の製造方法、制御プログラム及び記録媒体
CN114516055B (zh) * 2022-04-07 2023-06-06 北京信息科技大学 基于双目视觉和深度学习的机械臂不停工实时标定方法及装置
CN115890654B (zh) * 2022-10-09 2023-08-11 北京微链道爱科技有限公司 基于三维特征点的深度相机自动标定算法

Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62126404A (ja) * 1985-11-27 1987-06-08 Agency Of Ind Science & Technol マニピユレ−タのキヤリブレ−シヨン装置
JPH0728514A (ja) * 1993-06-23 1995-01-31 Kobe Steel Ltd 機差導出方法
JPH08141950A (ja) * 1994-11-15 1996-06-04 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 多関節構造ロボットのキャリブレーション方法
JPH1190868A (ja) * 1997-09-24 1999-04-06 Toyoda Mach Works Ltd ロボット制御装置
JP2002189509A (ja) * 2000-12-21 2002-07-05 Nachi Fujikoshi Corp ロボットの機差導出方法
JP2012196716A (ja) * 2011-03-18 2012-10-18 Denso Wave Inc 6軸ロボットの軸間オフセット検出方法
JP2013010149A (ja) * 2011-06-28 2013-01-17 Denso Wave Inc 6軸ロボットの軸間オフセット検出方法
US20170080575A1 (en) * 2015-09-22 2017-03-23 Airbus Defence and Space GmbH Automating robot operations
CN106903687A (zh) * 2017-01-18 2017-06-30 上海交通大学 基于激光测距的工业机器人校准系统与方法
CN107263463A (zh) * 2016-04-08 2017-10-20 台达电子工业股份有限公司 用于机器手臂系统的机构参数校正方法
JP2018012152A (ja) * 2016-07-20 2018-01-25 ファナック株式会社 ロボットの原点位置較正装置および方法
JP6301045B1 (ja) * 2017-03-09 2018-03-28 三菱電機株式会社 ロボット制御装置およびキャリブレーション方法
US20180126547A1 (en) * 2016-09-16 2018-05-10 Carbon Robotics, Inc. System and calibration, registration, and training methods

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS531196A (en) 1976-06-25 1978-01-07 Hitachi Metals Ltd Static regenerating furnace for active carbon
JPS639016A (ja) 1986-06-30 1988-01-14 Tomoegawa Paper Co Ltd 磁気記録媒体及びその製造法
JPH04310385A (ja) 1991-04-09 1992-11-02 Brother Ind Ltd ロボットの位置補正装置
JPH05301196A (ja) 1992-04-28 1993-11-16 Canon Inc ロボット制御系パラメータ調整装置
JPH06309016A (ja) 1993-04-26 1994-11-04 Fanuc Ltd リンク長データ取得/補正方法並びにロボット制御方法
JP2002292584A (ja) 2001-03-29 2002-10-08 Nachi Fujikoshi Corp 調整用パラメータの設定方法
JP2006110705A (ja) 2004-09-15 2006-04-27 Yaskawa Electric Corp ロボットのキャリブレーション方法
CN100338433C (zh) * 2005-03-10 2007-09-19 新奥博为技术有限公司 激光扫描器与机器人的相对位置的标定方法
JP4267005B2 (ja) 2006-07-03 2009-05-27 ファナック株式会社 計測装置及びキャリブレーション方法
JP5071238B2 (ja) 2008-05-16 2012-11-14 株式会社デンソーウェーブ 6軸ロボットの2軸原点位置較正方法、6軸ロボットの制御装置、多関節型ロボットの軸原点位置較正方法及び多関節型ロボットの制御装置
KR100986669B1 (ko) * 2009-06-08 2010-10-08 (주)이지로보틱스 로봇 캘리브레이션 장치 및 그 방법
JP5321532B2 (ja) 2010-04-28 2013-10-23 株式会社安川電機 ロボットキャリブレーション装置及びキャリブレーション方法
EP2722136A1 (en) * 2012-10-19 2014-04-23 inos Automationssoftware GmbH Method for in-line calibration of an industrial robot, calibration system for performing such a method and industrial robot comprising such a calibration system
WO2016130946A1 (en) * 2015-02-13 2016-08-18 Think Surgical, Inc. Laser gauge for robotic calibration and monitoring
JP2016187844A (ja) 2015-03-30 2016-11-04 セイコーエプソン株式会社 ロボット、ロボット制御装置およびロボットシステム
JP2017019072A (ja) * 2015-07-14 2017-01-26 トヨタ自動車株式会社 位置計測システム
WO2017167687A2 (en) 2016-03-29 2017-10-05 Cognibotics Ab Method, constraining device and system for determining geometric properties of a manipulator
JP6568172B2 (ja) * 2017-09-22 2019-08-28 ファナック株式会社 キャリブレーションを行うロボット制御装置、計測システム及びキャリブレーション方法
JP6955990B2 (ja) * 2017-12-14 2021-10-27 株式会社ミツトヨ 空間精度補正方法、及び空間精度補正装置
EP3531062A1 (en) * 2018-02-26 2019-08-28 Renishaw PLC Coordinate positioning machine
KR102561103B1 (ko) * 2018-11-16 2023-07-31 삼성전자주식회사 로봇 보정 시스템 및 그것의 보정 방법
JP7305951B2 (ja) * 2018-12-14 2023-07-11 ニデック株式会社 キャリブレーション装置及びキャリブレーション方法

Patent Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62126404A (ja) * 1985-11-27 1987-06-08 Agency Of Ind Science & Technol マニピユレ−タのキヤリブレ−シヨン装置
JPH0728514A (ja) * 1993-06-23 1995-01-31 Kobe Steel Ltd 機差導出方法
JPH08141950A (ja) * 1994-11-15 1996-06-04 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 多関節構造ロボットのキャリブレーション方法
JPH1190868A (ja) * 1997-09-24 1999-04-06 Toyoda Mach Works Ltd ロボット制御装置
JP2002189509A (ja) * 2000-12-21 2002-07-05 Nachi Fujikoshi Corp ロボットの機差導出方法
JP2012196716A (ja) * 2011-03-18 2012-10-18 Denso Wave Inc 6軸ロボットの軸間オフセット検出方法
JP2013010149A (ja) * 2011-06-28 2013-01-17 Denso Wave Inc 6軸ロボットの軸間オフセット検出方法
US20170080575A1 (en) * 2015-09-22 2017-03-23 Airbus Defence and Space GmbH Automating robot operations
CN107263463A (zh) * 2016-04-08 2017-10-20 台达电子工业股份有限公司 用于机器手臂系统的机构参数校正方法
JP2018012152A (ja) * 2016-07-20 2018-01-25 ファナック株式会社 ロボットの原点位置較正装置および方法
US20180126547A1 (en) * 2016-09-16 2018-05-10 Carbon Robotics, Inc. System and calibration, registration, and training methods
CN106903687A (zh) * 2017-01-18 2017-06-30 上海交通大学 基于激光测距的工业机器人校准系统与方法
JP6301045B1 (ja) * 2017-03-09 2018-03-28 三菱電機株式会社 ロボット制御装置およびキャリブレーション方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022131172A1 (ja) * 2020-12-16 2022-06-23 ファナック株式会社 指令値補正装置及びロボットシステム
WO2023047591A1 (ja) * 2021-09-27 2023-03-30 ファナック株式会社 機構誤差パラメータを較正する較正装置および機構誤差パラメータの較正の必要性を判定する判定装置
JP7228303B1 (ja) 2022-08-12 2023-02-24 Totalmasters株式会社 操作支援装置、遠隔操作システムおよび自動運転システム
JP2024025480A (ja) * 2022-08-12 2024-02-26 Totalmasters株式会社 操作支援装置、遠隔操作システムおよび自動運転システム

Also Published As

Publication number Publication date
US20230286160A1 (en) 2023-09-14
CN111791223A (zh) 2020-10-20
JP7048535B2 (ja) 2022-04-05
DE102020108159A1 (de) 2020-10-29
US20200306976A1 (en) 2020-10-01
US11712806B2 (en) 2023-08-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7048535B2 (ja) ロボットを制御するための機構誤差パラメータを較正するロボットの制御装置
US8918210B2 (en) Method of detecting an inter-axis offset of 6-axis robot
JP6622775B2 (ja) 計測システム
US20150266183A1 (en) Method for In-Line Calibration of an Industrial Robot, Calibration System for Performing Such a Method and Industrial Robot Comprising Such a Calibration System
JP2008012604A (ja) 計測装置及びキャリブレーション方法
CN111319034B (zh) 校准装置以及校准方法
CN109551518B (zh) 计测系统
JP3644991B2 (ja) ロボット−センサシステムにおける座標系結合方法
CN113211493B (zh) 校准方法及校准系统
JP6603289B2 (ja) ロボット、ロボットシステム、およびロボットの座標系設定方法
JP6568172B2 (ja) キャリブレーションを行うロボット制御装置、計測システム及びキャリブレーション方法
JP7295302B2 (ja) ロボットを制御するための機構誤差パラメータを較正するロボットの制御装置および教示操作盤
WO2022181688A1 (ja) ロボットの設置位置測定装置、設置位置測定方法、ロボット制御装置、教示システムおよびシミュレーション装置
CN113799114A (zh) 机器手臂的原点校正方法
WO2023170166A1 (en) System and method for calibration of an articulated robot arm
JP7401682B2 (ja) ロボットシステム
WO2023047591A1 (ja) 機構誤差パラメータを較正する較正装置および機構誤差パラメータの較正の必要性を判定する判定装置
JP7351935B2 (ja) 制御装置、制御方法、情報処理装置及び情報処理方法
US20230364793A1 (en) Command value correction device and robot system
JP7182407B2 (ja) ロボットシステム及びロボット制御方法
US20230031819A1 (en) Positioning method and positioning device
JP2021013985A (ja) ロボットシステム、ロボットシステムを用いた物品の製造方法、ロボットシステムの制御方法、ロボット装置の校正方法、入力装置、制御プログラムおよび記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200304

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200909

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210623

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210831

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211018

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220222

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220324

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7048535

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150