JP2022084259A - 情報処理装置、情報処理方法、ロボットシステム、測定システム、ロボットシステムを用いた物品の製造方法、制御プログラム及び記録媒体 - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、ロボットシステム、測定システム、ロボットシステムを用いた物品の製造方法、制御プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】ロボット装置の校正を作業者に容易に実行させることができる情報処理装置を提供する。【解決手段】伝達機構を有する関節を備えたロボット装置の所定部位の位置の測定を行い、校正を行う情報処理装置であって、所定の操作によって、前記測定と前記校正とを実行する、ことを特徴とする情報処理装置を採用した。【選択図】図7

Description

本発明は、情報処理に関する。
昨今、ロボットアームおよびエンドエフェクタを含むロボット装置は、工場等において、生産現場の省人化、及び生産設備の自動化のため、広く利用されている。ロボットアームは、実行する作業に応じてエンドエフェクタが目標軌道を辿るように移動させるが、エンドエフェクタが辿る実際の軌道は目標軌道に対してどうしてもずれが生じてしまう。この要因に、ロボットアーム製造時の組立誤差や、ロボットアームの関節に用いられる伝達機構部に起因する周期誤差がある。組立誤差は、ロボットアーム製造時に各機構部を組付ける際に設計値とわずかにずれた状態で組付けられることによって生じる誤差で、それらの累積誤差がエンドエフェクタの位置誤差となって現れる。周期誤差は、伝達機構部の入力軸の回転角度に同期して出力軸の回転角度に周期的に重畳される誤差であり、角度伝達誤差とも言われている。これら、ロボットアームの組立誤差と伝達機構部の角度伝達誤差がエンドエフェクタの目標位置に対する主な誤差要因となる。
特許文献1には、伝達機構部の角度伝達誤差に起因する関節角度のずれを小さくした後、ロボットアームの組立誤差に起因するエンドエフェクタの位置ずれを小さくするようにロボット装置の校正をおこなう方法が開示されている。つまり、伝達機構部の角度伝達誤差に起因する誤差をあらかじめ最小にした状態でロボット校正を行い、組立誤差の影響を低減させるためのより正確な校正を図るものである。
特開2020-93363号公報
しかしながら、特許文献1に記載の方法は、伝達機構部の角度伝達誤差の特性が既知であることが前提となっている。伝達機構部の角度伝達誤差の特性は一般に伝達機構部の個体それぞれで特性が異なり、特性を調べるには実機の動作結果に基づく同定が必要である。例えばロボット装置に所定の動作を行わせ、その際の各関節の伝達機構部の入出力軸角度をそれぞれロータリエンコーダや慣性センサ等で測定し、この測定結果から角度伝達誤差の特性の推定を行う。そのため特許文献1の技術を実行する場合は、伝達機構部の角度伝達誤差の特性の測定と、ロボットアームの組立誤差の測定と、を別々に行わなければならないため、ロボット装置の校正において非常に時間がかかり、作業者にとって煩雑であった。
上記の課題を鑑み本発明では、ロボット装置の校正を作業者に容易に実行させることができる情報処理装置を提供する。
上述の課題を解決するために本発明によれば、伝達機構を有する関節を備えたロボット装置の所定部位の位置の測定を行い、校正を行う情報処理装置であって、所定の操作によって、前記測定と前記校正とを実行する、ことを特徴とする情報処理装置を採用した。
本発明によれば、ロボット装置の校正を作業者に容易に実行させることができる。
実施形態におけるロボットシステム100の模式図である。 実施形態におけるロボットアーム本体200の関節Jを示した図である。 実施形態におけるロボットシステム100の制御系を示すブロック図である。 実施形態におけるロボットアーム本体200の座標系を示した模式図である。 実施形態における校正対象となるパラメータの表である。 実施形態におけるロボットアーム本体200の校正を行う際の測定系の模式図である。 実施形態におけるロボットアーム本体200の校正におけるインタフェースを表す図である。 実施形態における校正のフローチャートである。 実施形態における校正用測定点の設定範囲を表す測定範囲立方体の模式図である。 実施形態における測定点の設定フローチャートである。 実施形態における追加測定点の設定フローチャートである。 実施形態における測定点と追加測定点の3次元散布図である。 実施形態における校正前後の誤差評価結果の比較グラフである。
以下、添付図面に示す実施例を参照して本発明を実施するための形態について説明する。なお、以下に示す実施例はあくまでも一例であり、例えば細部の構成については本発明の趣旨を逸脱しない範囲において当業者が適宜変更することができる。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態におけるロボットシステム100の模式図である。図1に示すように、ロボットシステム100は、ロボットアーム本体200と、エンドエフェクタ本体300と、ロボットアーム本体200及びエンドエフェクタ本体300を制御する制御装置400と、外部入力装置500と、を備える。
ロボットシステム100は、製造ラインに設けられ、物品を製造するのに用いられる。物品の製造とは例えば、エンドエフェクタ本体300により所定のワークを把持し、ロボットアーム本体200により他方のワークと接触させワーク同士を組み付ける処理を行うことで物品の製造を行う。物品の材料としては所定のワークと他のワークである。実行させる作業としては他にも搬送作業、組み立て作業、加工作業、又は塗布作業である。加工作業は、例えば切削作業、研削作業、研磨作業、又はシーリング作業などが考えられる。ロボットアーム本体200には、作業に応じたエンドエフェクタが取り付けられる。
本実施形態におけるロボットアーム本体200は、台座B1に設置された垂直多関節のロボットアームである。ロボットアーム本体200は、複数の関節J~Jと、基台209と、複数のリンク210~216と、を有する。複数のリンク210~216は、この順に、複数の関節J~Jを介して直列に連結されている。つまり、ロボットアーム本体200の基端側(リンク210側)から先端側(リンク216側)に向かって、第1関節J、第2関節J、第3関節J、第4関節J、第5関節J、第6関節Jである。ロボットアーム本体200の基端部であるリンク210は、基台209に固定されている。基台209は、台座B1の上面に固定されている。各リンク211~216は、各関節J~Jで回転駆動される。これにより、ロボットアーム本体200は、エンドエフェクタ本体300を、3軸方向の任意の位置及び3軸方向の任意の姿勢に調整することができる。
ロボットアーム本体200によって動作される所定部位の一例であるエンドエフェクタ本体300は、ロボットアーム本体200の先端部であるリンク216に設けられる。つまり、リンク216は、エンドエフェクタ本体300を支持する支持部である。本実施形態では、エンドエフェクタ本体300は先端部に、レーザ光を再帰反射するレトロリフレクタ301を有する3次元測定治具を例にとり説明する。
ロボットアーム本体200の姿勢は、座標系で表現することができる。図1中の座標系Tは、ロボットアーム本体200が固定される台座B1に設定した座標系である。座標系Tは、エンドエフェクタ本体300に設定した座標系である。座標系Tは、TCP(Tool Center Position)を表す。
本実施形態では、座標系Tは、エンドエフェクタ本体300のレトロリフレクタ301に設定される。座標系T及び座標系Tは、XYZ軸の3軸で表される。また、座標系Tは、第6関節Jの角度伝達誤差によるTの位置誤差をより感度良く検出するため第6関節Jの回転軸線から所定の距離離間した位置に配置している。
制御装置400は、ロボットアーム本体200の姿勢を制御することが可能である。制御装置400には、外部入力装置500が接続される。外部入力装置500は、例えばティーチングペンダントであり、操作者がロボットアーム本体200の動作を教示するのに用いられる。
図2は、本実施形態におけるロボットシステム100のロボットアーム本体200の関節Jを示す部分断面図である。以下、関節J2を例に代表して説明し、他の関節J,J~Jについては、関節Jと同様の構成であるため、説明を省略する。
リンク211とリンク212とは、クロスローラベアリング237を介して回転自在に連結されている。関節Jは、駆動機構部240を有している。駆動機構部240は、リンク211に対してリンク212を相対的に回転駆動する。
駆動機構部240は、駆動源の一例であるモータ231と、モータ231の駆動力を出力側に伝達する伝達機構部235と、を有する。本実施形態では、伝達機構部235は減速機234である。
モータ231は、サーボモータであり、例えばブラシレスDCモータ又はACモータである。モータ231は、リンク212に固定されたハウジング232と、ハウジング232内に収容された不図示の固定子及び回転子と、を有する。不図示の固定子は、ハウジング232の内側に固定されている。不図示の回転子には、回転軸233が固定されている。また、モータ231には、回転軸233の回転角度を検出する入力軸エンコーダ250が設けられている。
減速機234は、回転軸233の回転を減速して出力する。減速機234は、歯車を有する減速機であり、本実施形態では波動歯車減速機である。波動歯車減速機である減速機234は、モータ231の回転軸233に結合された、入力軸の一例であるウェブジェネレータ241と、リンク212に固定された、出力軸の一例であるサーキュラスプライン242と、を備えている。
また、減速機234は、ウェブジェネレータ241とサーキュラスプライン242との間に配置され、リンク211に固定されたフレクスプライン243を備えている。サーキュラスプライン242は、ウェブジェネレータ241の回転速度に対して所定の減速比で減速された回転速度で、ウェブジェネレータ241およびフレクスプライン243に対して相対的に回転する。つまり、減速機234は、モータ231の回転軸233の回転速度に対して所定の減速比で減速された回転速度でサーキュラスプライン242を回転させることでリンク211に対してリンク212を、回転軸線Aを中心に相対的に回転させる。
なお、伝達機構部235が減速機234である場合について説明したが、これに限定するものではない。例えば、伝達機構部235が、減速機234の入力側又は出力側に設けられる歯車機構又はベルト機構などの伝達機構を含んでいてもよい。
また第2関節Jは、リンク211に対するリンク212の相対的な回転角度、即ち関節角度を検出するための出力軸エンコーダ260を有する。出力軸エンコーダ260は、伝達機構部235の出力側、即ち減速機234の出力側に配置されている。ここで、減速機234の出力軸であるサーキュラスプライン242は、リンク212と一体に回転する。よって、出力軸エンコーダ260は、伝達機構部235の出力軸、即ち減速機234の出力軸の回転角度を検出することになる。
ここで、図1の基台209の内部には、各関節J~Jの各モータ231を駆動制御するサーボ制御部230が配置されている。なお、サーボ制御部230は、基台209の内部に配置されているが、どこに配置されていてもよく、例えば制御装置400の筐体の内部に配置されていてもよい。サーボ制御部230は、制御装置400より取得した、各関節J~Jに対応する各指令値に基づき、各関節J~Jの伝達機構部235の入力軸又は出力軸の角度が、指令値に追従するよう、各関節J~Jのモータ231を駆動制御する。
次に制御装置400について説明する。図3は、本実施形態におけるロボットシステム100の制御系を示すブロック図である。制御装置400は、コンピュータで構成されており、制御部(処理部)の一例であるCPU(Central Processing Unit)401を有する。
また制御装置400は、記憶部として、ROM(Read Only Memory)402、RAM(Random Access Memory)403、及びHDD(Hard Disk Drive)404を有する。また、制御装置400は、記録ディスクドライブ405、複数のインタフェース(I/F)406~409を有する。
CPU401には、ROM402、RAM403、HDD404、記録ディスクドライブ405、及びインタフェース406~409が、バス420を介して接続されている。ROM402には、BIOS等の基本プログラムが格納されている。RAM403は、CPU401の演算処理結果等、各種データを一時的に記憶する記憶装置である。
HDD404は、CPU401の演算処理結果や外部から取得した各種データ等を記憶する記憶装置である。このHDD404には、CPU401に演算処理を実行させるためのプログラム430が記録される。CPU401は、HDD404に記録(格納)されたプログラム430に基づいて、後述する制御方法、即ち物品の製造方法の各処理を実行する。記録ディスクドライブ405は、記録ディスク431に記録された各種データやプログラム等を読み出すことができる。
インタフェース406には、外部入力装置500が接続されている。CPU401は、インタフェース406及びバス420を介して外部入力装置500から教示データを取得する。インタフェース407には、モニタ600が接続されている。モニタ600には、CPU401の制御の下、各種画像が表示される。インタフェース408は、書き換え可能な不揮発性メモリや外付けHDD等の記憶部である外部記憶装置700が接続可能に構成されている。
サーボ制御部230は、インタフェース409に接続されている。サーボ制御部230には、ロボットアーム本体200各関節J~Jのモータ231及び入力軸エンコーダ250、出力軸エンコーダ260が通信可能なように接続されている。なお、図3においては、複数の関節J~Jのうちの1つの関節のモータ231及び入力軸エンコーダ250、出力軸エンコーダ260を図示している。
サーボ制御部230は、入力軸エンコーダ250を用いたセミクローズドループ制御、又は出力軸エンコーダ260を用いたフルクローズドループ制御により、モータ231をフィードバック制御することが可能である。CPU401は、サーボ制御部230、インタフェース409及びバス420を介して、入力軸エンコーダ250及び出力軸エンコーダ260から検出結果を示す角度情報を取得することができる。また、CPU401は、各関節J~Jに対応する指令値のデータを、所定時間間隔でバス420及びインタフェース409を介してサーボ制御部230に出力する。
HDD404は、コンピュータにより読み取り可能な非一時的な記録媒体でもある。本実施形態では、HDD404にプログラム430が格納されるが、これに限定するものではない。プログラム430は、コンピュータにより読み取り可能な非一時的な記録媒体であれば、いかなる記録媒体に記録されていてもよい。例えば、プログラム430を供給するための記録媒体としては、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープ、不揮発性メモリ等を用いることができる。光ディスクは、例えばDVD-ROM、CD-ROM、CD-R等である。不揮発性メモリは、例えばUSBメモリ、メモリカード、ROM等である。
制御装置400のCPU401は、プログラム430を実行することにより、軌道データに従ってロボットアーム本体200の先端部、即ちエンドエフェクタ本体300の位置及び姿勢を制御する位置制御を実行可能である。軌道データは、例えばHDD404に予め記憶させておく。
本実施形態では、位置制御には、2つのモードがある。2つのモードのうちの一方は、CPU401がサーボ制御部230に対し伝達機構部235の入力軸の角度指令値を出力して、サーボ制御部230と入力軸エンコーダ250によりセミクローズドループ制御を行わせる第1モードである。2つのモードのうちの他方は、CPU401がサーボ制御部230に対し伝達機構部235の出力軸の角度指令値を出力して、サーボ制御部230と出力軸エンコーダ260によりフルクローズドループ制御を行わせる第2モードである。セミクローズドループ制御では、フルクローズドループ制御よりも応答性がよいため、ロボットアーム200本体を高速動作させることができる。フルクローズドループ制御は駆動対象そのものであるリンクの位置をフィードバックするので高精度に制御を行うことができる。
以下、CPU401が第1モードでロボットアーム本体200の位置制御を行う場合について説明する。即ち、CPU401は、ロボットアーム本体200を複数の関節J~Jの各々の入力軸エンコーダ250から取得される伝達機構部235の入力軸の回転角度の情報に基づき、ロボットアーム本体200の位置制御を実行する第1モードを実行する。なお、本実施形態では、CPU401が第1モードと第2モードを選択的に実行可能である場合について説明するが、これに限定するものではない。CPU401が第1モードのみ実行可能であり、第2モードを有していなくてもよいし、第2モードのみ実行可能であり、第1モードを有していなくても良い。
次に、本実施形態における角度伝達誤差、組立誤差、リンクパラメータについて説明する。
図4は、本実施形態におけるロボットアーム本体200に設定された座標系の模式図である。図4に示す座標系T~Tは、各関節J~Jに設定された座標系を表している。座標系T~Tも座標系T及びTと同様、XYZ軸の3軸で表される。座標系T、T、Tは、紙面奥または手前にあるものであるが、図面の都合上、破線により示している。
本実施形態では、各関節J~Jの減速機234の角度伝達誤差は、以下の式(1)に従って計算される。
Figure 2022084259000002
式(1)中のaは、角度伝達誤差の振幅[rad]である。式(1)中のbは、角度伝達誤差の空間周波数[1/rad]である。式(1)中のcは、角度伝達誤差の初期位相[rad]である。式(1)中のθは、減速機234の入力軸(回転軸233)の回転角度[rad]である。角度伝達誤差の振幅aと角度伝達誤差の初期位相cは、未知のパラメータである。角度伝達誤差の周波数bは、減速機234の機構から容易に定まる値であり既知のパラメータである。
図5は、本実施形態におけるロボットアーム本体200におけるリンクパラメータ、減速パラメータの表である。図5(a)には、本実施形態における校正前のリンクパラメータ(設計値)を示す。図5(a)中、x[mm]、y[mm]、z[mm]は、それぞれの座標系T~T、Tにおける座標系Tの各軸(親軸)に対する、X軸、Y軸、Z軸の並進方向のオフセット量である。α[deg]、β[deg]、γ[deg]は、基準位置である座標系Tの各軸(親軸)に対するZ軸、Y軸、X軸まわりの回転方向のオフセット量である。α[deg]、β[deg]、γ[deg]は、弧度法で表している。
図5(b)は、ロボットアーム本体200の各関節J~Jの減速機234の減速機パラメータを示す図である。図5(b)には、各関節J~Jの減速機234の減速比G、角度伝達誤差の振幅a[rad]、角度伝達誤差の周波数b[1/rad]、角度伝達誤差の初期位相c[rad]のモデルパラメータの一例を示している。角度伝達誤差の振幅aと角度伝達誤差の初期位相cは、減速機個体毎に異なる未知のパラメータであり、各関節J~Jにおいて、角度伝達誤差の振幅a~a、角度伝達誤差の初期位相c~cを割り当てている。
本実施形態では、ロボットアーム本体200の運動学上の座標系Tの計算値としての位置xFKは以下の式(2)に従って計算される。
Figure 2022084259000003
式(2)中のpは、ロボットアーム本体200の各座標系T~T、Tにおけるリンクパラメータであり、図5(a)に示す42個のパラメータである。式(2)中のpは、減速機234の角度伝達誤差に関する減速機パラメータであり、図5(b)に示す18個のパラメータである。
式(2)中のqは、減速機234の入力軸(回転軸233)の回転角度θに減速機234の減速比Gを乗算したものであり、減速機234の出力軸(サーキュラスプライン242および駆動リンク)の回転角度[rad]の理論値を表す6次元ベクトルである。
式(2)中のeは、第一引数となる減速機234の角度伝達誤差に関する減速機パラメータpと、第二引数となる減速機234の入力軸の回転角度θに基づいて、式(1)で計算される角度伝達誤差[rad]を6次元ベクトルで返す関数である。
式(2)中のfFKは、ロボットアーム本体200の座標系Tの運動学上の3次元位置[m]を3次元ベクトルで返す関数である。ロボットアーム本体200の座標系Tの運動学上の3次元位置は、第一引数のロボットアーム本体200のリンクパラメータpおよび第二引数の減速機234の入力軸の回転角度θに基づいて順運動学で計算される。
以上述べたように、本実施形態では、ロボットアーム本体200の座標系Tの運動学上の3次元位置を計算により求める際、リンクパラメータpと、角度伝達誤差に関する減速機パラメータpとを加味して計算を行う。
図6は、本実施形態におけるロボットアーム本体200の校正を行う際にエンドエフェクタ本体300の位置を測定可能な測定系(測定システム)の模式図である。本実施形態では、3次元測定機800でロボットアーム本体200の先端に設けられたレトロリフレクタ301の3次元位置、すなわちロボットアーム200の座標系Teの位置を測定する。3次元測定機800は、レーザトラッカであり、レトロリフレクタ301から反射されたレーザ光を捉えることでレトロリフレクタ301の3次元位置を測定する。3次元測定機800は校正済みであり、座標系Tの位置を、座標系Tから見た3次元位置xとして取得できるものとする。
3次元測定機800で測定された座標系Tの3次元位置データ(x)は、制御装置400のインタフェース410及びバス420を介してRAM403に記憶される。なお、本実施形態では座標系Tの3次元位置測定装置にレーザトラッカを用いているが、これに限定するものではない。例えば接触式のアーム型3次元測定機や複数カメラによるマーカトラッキング式の3次元測定装置などでもよい。また、本実施形態では、制御装置400のRAM403に記憶するが、別途外部記憶装置に記憶さても構わない。
図7は、本実施形態における校正ユーザーインタフェースを表す図である。校正ユーザーインタフェースの画面は、制御装置400のモニタ600に出力され、ボタンの押下や数値の入力等は外部入力装置500を介してユーザが行う。また、ロボット校正ツール900の出力に伴う計算処理はCPU401によって実行される。
図7(a)は、本実施形態における校正ユーザーインタフェースのロボット校正ツール900におけるメイン操作画面を表す図である。図7(b)は、本実施形態における校正ユーザーインタフェースの校正処理実行ダイアログ920を表す図である。図7(c)は本実施形態における校正後パラメータ表示部916を表示した際の図である。
図7(a)より、測定点数入力部901は、ロボットアーム本体200の校正に必要な所定の測定点数Ntをユーザが正の整数で入力する数値入力部である。例えば所定条件として正の整数以外が入力された場合には、是正をユーザに促す表示を画面に出力する。なお、測定点数入力部901には、既定値として予め設定した数値が入力されていてもよい。
測定点生成ボタン902は、押下すると、ロボットアーム本体200の校正に必要な測定点Ptの生成処理を開始するボタン式入力インタフェースである。また、測定点生成処理中は非アクティブ状態となり、押下不能となる。測定点生成ボタン902を別途設けることで、後述する、生成された測定点の妥当性を一度ユーザに検討させてから、測定および校正を行わせることが可能となる。
測定実行ボタン903は、押下すると、ロボットアーム本体200の各測定点Ptでの位置姿勢における各関節J~Jの回転角度qと座標系Tの3次元位置xの測定を開始するボタン式入力インタフェースである。また、測定点未生成、測定実行中あるいはロボット校正中は非アクティブ状態となり、押下不能となる。
ロボットアーム表示部910は、測定点毎のロボットアーム本体200の3次元モデル911を描画し出力する表示部である。3次元モデル911の描画は実機のロボットアーム本体200に実行される測定点毎に更新される。また、測定点Ptにおけるロボットアーム本体200の座標系Tの、運動学上の位置xFKがロボットアーム表示部910上の“〇”で、3次元測定機800で測定した位置xがロボットアーム表示部910上の“×”でそれぞれオーバレイ表示される。
測定結果表示部915は、測定点毎のロボットアーム本体200の各関節J~Jの関節角度qと、ロボットアーム本体200の座標系Tの3次元位置xをそれぞれ数値で出力する表示部である。ユーザはこれらの情報を確認し、測定結果の妥当性を評価することができる。
図7(b)より、校正処理実行ダイアログ920は、図7(a)の校正処理設定ボタン904を押下することでモニタ600の所定の位置に、校正ツール900と共にモニタ600に表示される。校正処理実行ダイアログ920表示中は、校正ツール900のメイン操作画面への入力は不能となる。
角度伝達誤差推定チェックボックス921は、ロボットアーム本体200の校正処理において角度伝達誤差に関するモデルパラメータ(減速機パラメータ)の推定を含む処理を実行するか否かの2択を選択できる選択式インタフェースである。
誤差評価関数選択プルダウンメニュー922は、ロボットアーム本体200の校正処理においてロボットアーム本体200の座標系Tの位置誤差を評価する際に用いる関数を、所定の関数群から選択できる選択式インタフェース(選択部)である。
校正処理実行ボタン923は、押下すると、ロボットアーム本体200の校正処理を開始するボタン式入力インタフェースである。校正処理中は非アクティブ状態となり、押下不能となる。
校正処理が完了すると、校正処理実行ダイアログ920が閉じられ、図7(a)の校正結果表示部905に、校正前後の座標系Tの位置誤差評価値をそれぞれ出力する。このとき、出力する評価値は、誤差評価関数選択プルダウンメニュー922で選択した誤差評価関数で算出された数値である。なお、本実施形態では校正結果として位置誤差評価値を表示するがこれに限られない。
例えば図7(c)のように、校正結果表示部905をクリックすると、校正後のリンクパラメータと、校正後の減速機パラメータを校正後パラメータ表示部916として測定結果表示部915の代わりに表示されるようにしても構わない。本実施形態の図7(c)では説明の簡略化のため、校正後パラメータ表示部916として図5の表を流用しているが、実際には、構成されたリンクパラメータ、減速機パラメータが適宜表示されるものとする。
図7(b)の校正処理キャンセルボタン924は、押下すると、校正処理実行ダイアログ920が閉じられ、校正ツール900がアクティブ状態になる。なお本実施形態では、校正処理に使用する関数等をユーザに設定させるため、校正処理設定ボタン904と測定実行ボタン903とを別々のボタンで実行させたが、これに限られない。例えば校正処理の関数は決まっており、常に角度伝達誤差を推定させる校正を行う場合は、測定実行ボタン903を一度押下するだけで、測定と校正を実行させるようにしても良い。
図8は、本実施形態における校正方法のフローチャートである。以下、図7、図8を用いて、本実施形態における校正方法について詳述する。
図8のステップS1より、ユーザがモニタ600に表示された図7(a)の校正ツール900の測定点数入力部901に校正に必要な測定点数Ntを入力し、測定点生成ボタン902を押下して、ロボットアーム本体200のを校正するための測定点を設定する。本実施形態では、測定点数Ntを、60とした。なお、測定点数Ntは、ロボットアーム本体200のリンクパラメータと減速機234の角度伝達誤差に関する減速機パラメータの内、同定するパラメータの合計数より多きことが望ましい。
ここで図9は、本実施形態におけるロボットアーム本体200を校正するための測定点の設定範囲を表す測定範囲立方体Sの模式図である。本実施形態では、測定範囲立方体Sの一片の長さLは367[mm]とし、中心位置Pの位置は座標系Tを基準としてX、Y、Z方向にそれぞれ584[mm]、0[mm]、394[mm]とした。これらの設定情報は事前にHDD404等へ記憶しておき、ステップS1の測定点設定時に読み出す。
図10は、本実施形態におけるロボットアーム本体200を校正するための測定点Ptの設定フローチャートである。CPU401は、ステップS1で設定された測定点数分、設定された測定範囲立方体内に測定点Ptを生成する。以下、図10のフローチャートに沿ってステップS1内で実行される測定点Ptの設定方法を説明する。
図10より、まずステップS1-1にて、測定点カウント用変数nを1に初期化する。
次にステップS1-2にて、ロボットアーム本体200の各関節J~Jの回転角度をそれぞれ所定の制約値内(可動範囲内)でランダムに生成し、これをqrandとする。本実施形態では、各関節J~Jの制約値を、関節Jは±90[deg]、関節Jは±45[deg]、関節Jは±45[deg]、関節Jは±90[deg]、関節Jは±90[deg]、関節Jは±90[deg]とした。
次にS1-3にて、ロボットアーム本体200の各関節J~Jの回転角度がqrandであるときの座標系Tの位置姿勢Trandを順運動学で計算する。座標系Tの位置姿勢Trandは、4×4の同次変換行列であり、以下の式(3)で定義される。
Figure 2022084259000004
式(3)中のxrandは座標系Tの位置を表す3次元ベクトル、Rrandは座標系Tの姿勢を表す3×3の回転行列である。
次にステップS1-4にて、ロボットアーム本体200の座標系Tの位置xrandが測定範囲立方体S内であるか否かを判定する。YesであればステップS1-5へ進み、そうでなければステップS1-2へ戻り、関節角度の再作成を行う。
次にステップS1-5にて座標系TのZ方向ベクトルZrandを計算する。座標系Tの回転行列Rrandは以下の式(4)で定義される。
Figure 2022084259000005
式(4)中のXrand、Yrand、Zrandはそれぞれロボットアーム本体200の座標系Tにおける、座標系Tから見たX軸、Y軸、Z軸方向を表す3次元の単位ベクトルである。単位ベクトルZrandは、ロボットアーム本体200の座標系TのZ軸、すなわちレトロリフレクタ301の受光方向であり、これを回転行列Rrandから抽出することで座標系TのZ方向ベクトルZrandを計算する。
次にS1-6にて、単位ベクトルZrandのX軸方向の長さが0.95、すなわちロボットアーム本体200の座標系TのZ軸が、座標系Tから見て概ねX軸方向に向いている場合はステップS1-7へ進み、そうでなければステップS1-2へ戻る。
ステップS1-7にて、ランダムに生成したロボットアーム本体200の各関節J~Jの回転角度qrandをn番目の測定点Pt(n)としてRAM403に記憶する。
次にステップS1-8にて、測定点カウント用変数nをインクリメントする。
次にステップS1-9にて、測定点カウント用変数nが、ユーザにより設定された測定点数Ntすなわち60以下であれば、ステップS1の測定点生成フローを終了し、そうでなければステップS1-2へ戻る。
続いて追加測定点Ptaの設定方法を図11のフローチャートに沿って説明する。追加測定点は、ロボットアーム本体200の各関節J~Jの角度伝達誤差に関する減速機パラメータpをより精度よく同定するために追加する測定点である。
ステップS1-1からステップS1-9までが実行されると、図11のステップS1-20に進む。そしてステップS1-20にて、ロボットアーム本体200の座標系Tが測定範囲立方体Sの中心Pに一致する際の各関節J~Jの回転角度を逆運動学によって算出し、これを基準角度qとする。本実施形態では第1関節Jの回転角度から順に0[rad]、0.793[rad]、-0.0382[rad]、0[rad]、-0.754[rad]、0[rad]である。
次にステップS1-21にて、関節カウント用変数jを1に初期化する。
次にステップS1-22にて、第j関節の追加測定点Ptaの刻み幅h(j)[rad]を以下の式(5)に従って算出する。
Figure 2022084259000006
式(5)中のbは第j関節の減速機234の角度伝達誤差周波数、Gは第j関節の減速機234の減速比、δは角度伝達誤差周期分割数である。本実施形態では角度伝達誤差周期分割数は2とした。角度伝達誤差周期分割数δは校正用追加測定点Ptaを減速機234の角度伝達誤差周期に対してどの程度細かく設定するかを決める設定値であり、サンプリング定理より、2以上の実数が望ましい。
次にステップS1-23にて、追加測定点カウント変数nを1に初期化する。
次にステップS-24にて、以下の式(6)に従って第j関節のn番目の追加測定点Pta(n,j)を算出する。
Figure 2022084259000007
式(6)中のqtmpはロボットアーム200の各関節J~Jの関節角度の一時変数qtmpであり、これに基準角度qを代入する。式(6)中のq0,jは基準角度qの第j関節成分、qtmp,jは関節角度の一時変数qtmpの第j関節成分である。
次にステップS1-25にて、ステップS1-24で算出したPta(n,j)を第j関節のn番目の追加測定点としてRAM403に記憶する。
次にステップS1-26にて、追加測定点カウント変数nをインクリメントする。
次にステップS1-27にて、追加測定点カウント変数nが、追加測定点Nta以下であればステップS1-24へ戻り、そうでなければステップS1-28へ進む。本実施形態ではNtaを6とした。Ntaは1以上の整数であり、少なくとも角度伝達誤差周期分割数δ以上であることが望ましい。
次にステップS1-28にて、関節カウント用変数jをインクリメントする。
次にステップS1-29にて、関節カウント用変数jが、ロボットアーム本体200の関節数6以下であればステップS1-22へ戻り、そうでなければフローを終了する。なお、図11で説明した追加測定点の設定は、校正結果に応じて実施有無を変更してもよい。
図12は、図10と図11で説明した測定点設定と、追加測定点設定で生成された測定点の3次元散布図である。図12(a)は、生成された測定点の3次元散布図であり、各測定点を〇で示している。図12(b)は、生成された追加測定点の3次元散布図であり、各追加測定点を〇で示している。
図12(a)より、各測定点の〇から伸びる矢印は、各測定点での座標系TのZ軸方向を示しており、概ね座標系TのX軸方向、すなわち3次元測定機800が設置されている方向へ向いていることが分かる。これにより、各測定点において、レトロリフレクタ301を、3次元測定機800により測定しやすくすることができる。
図12(b)より、測定点Ptと追加測定点Ptaのデータを結合し、校正用測定点Pとする。校正用測定点Pの校正用測定点数Nは、以下の式(7)で算出される。
Figure 2022084259000008
以上により、ユーザが測定点数を設定するだけで、ロボットアーム本体200の校正に適した測定点を必要な数だけ自動生成することが可能となる。
説明を図8のフローチャートに戻し、ステップS2以降を詳述する。
ステップS2では、ユーザが校正ツール900の測定実行ボタン903を押下し、ロボットアーム本体200を校正するための測定を開始する。このとき、測定カウント用変数iを1に初期化する。
次にステップS3にて、CPU401は、第1モードでロボットアーム本体200を位置制御し、各関節J~Jの回転角度が、i番目の校正用測定点P(i)に設定された回転角度に一致するように駆動させる。
次にステップS4にて、ロボットアーム本体200の各関節J~Jの減速機234の入力軸の回転角度θ(i)を入力軸エンコーダ250で測定し、RAM403に記憶する。
次にステップS5にて、ロボットアーム本体200の座標系Tの3次元位置x(i)をレトロリフレクタ301と3次元測定機800とを用いて測定し、RAM403に記憶する。
次にステップS6にて、測定カウント用変数iをインクリメントする。このとき、CPU401は、ロボットアーム表示部910にi番目の測定時のロボットアーム本体200の3次元モデル911の描画を更新する。また、測定結果表示部915には、校正用測定点毎のロボットアーム本体200の各関節J~Jの関節角度q(i)と、ロボットアーム本体200の座標系Tの3次元位置x(i)をそれぞれ数値で出力する。なお、q(i)=G(i)×θ(i)である。
次にステップS7にて、測定カウント用変数iが校正用測定点数N以下であれば、ステップS3へ戻り、そうでなければステップS8へ進む。
次にステップS8にて、ユーザが校正処理設定ボタン904を押下すると、CPU401は校正処理実行ダイアログ920を、モニタ600に表示する。ここで、ユーザは角度伝達誤差推定を行うか否かと、校正時の誤差評価関数を選択する。本実施形態では、角度伝達誤差推定を有効にし、誤差評価関数をRMS&2ノルムとした。
ユーザが校正処理実行ダイアログ920の校正処理実行ボタン923を押下すると、CPU401は、以下の式(8)に示す最小化問題を解く。すなわち、式(8)中の誤差評価関数Vが最小となるロボットアーム200のリンクパラメータ推定値pr,estおよび減速機234の角度伝達誤差モデルパラメータ推定値pa,estをそれぞれ算出する。最小化問題の解法には、非線形最適化アルゴリズムとしてよく知られている内点法を用いた。
Figure 2022084259000009
式(8)中のPr,min、Pr,maxはそれぞれロボットアーム本体200のリンクパラメータ推定値pr,estの制約値の最小値、最大値であり、ユーザが指定する。本実施形態では、Pr,min、Pr,maxをそれぞれ、xyzの並進成分は設計値pに対して-2[mm]、+2[mm]、αβγの回転成分は設計値pに対して-2[deg]、+2[deg]オフセットした値とした。
式(8)中のPa,min、Pa,maxはそれぞれロボットアーム本体200の各関節J~Jの減速機234の角度伝達誤差に関する減速機パラメータ推定値pa,estの制約値の最小値、最大値であり、ユーザが指定する。本実施形態では、減速機パラメータPa,min、Pa,maxをそれぞれ、振幅を0[rad]、0.001[rad]、位相を-π/2[rad]、π/2[rad]とした。
誤差評価関数Vは、ユーザが校正処理実行ダイアログ920で選択した誤差評価関数である。これはロボットアーム200の座標系Tの3次元位置誤差Eの評価関数であり、本実施形態では以下の式(9)で表される。
Figure 2022084259000010
式(9)中のEikは、ロボットアーム200の座標系Tのi番目の3次元位置誤差の第k成分を表している。つまり、本実施形態における誤差評価関数Vは、座標系Tの3次元位置誤差の全測定点のRMS(Root Mean Square)値を算出し、さらにそのxyz全成分の2ノルムを算出した値である。
なお、誤差評価関数Vは、式(9)で表される関数に限定するものではなく、例えば、入力値の絶対値の最大値や、PP(Peak to Peak)値などを評価する関数などであってもよい。
次にステップS9にて、ロボットアーム本体200の校正処理が終了すると、CPU401は、校正結果表示部905に、校正前後の誤差評価値、すなわち、以下の式(10)、(11)でそれぞれ表される数値を出力する。なお、式(10)中のpa0は、減速機234の角度伝達誤差モデルパラメータの初期値であり、本実施形態では全て0とした。
Figure 2022084259000011
Figure 2022084259000012
次にステップS10にて、ユーザが校正結果表示部905に出力された校正前後の誤差評価値を確認し、再校正実施するか否かを決定する。再校正を実施する場合にはステップS-)へ戻り、そうでなければ校正を終了する。なお、校正結果表示部905に誤差評価値を表示する際、ユーザによりあらかじめ設定されている作業における教示点における校正前後の誤差評価値を表示するように構成しても構わない。これにより、ユーザが実行させたい作業そのものの校正について評価を行うことが可能となる。
図13は、本実施形態における、ロボットアーム本体200の校正前後の誤差評価結果を比較したグラフである。比較の為、校正前の評価値を1とすると、校正後1、校正後2の評価値はそれぞれ0.096、0.025であった。校正後1の評価値は角度伝達誤差に関する減速機パラメータを推定しない場合の校正、校正後2の評価値は角度伝達誤差に関する減速機パラメータを推定する場合の校正である。
図13より、本実施形態で述べた角度伝達誤差に関する減速機パラメータを推定する場合の校正により、ロボットアーム本体200の座標系Tの3次元位置誤差Eが、およそ97%改善されている。さらに減速機パラメータpを推定しない場合と比較すると74%改善された。
以上、本実施形態によれば、ロボットアーム本体200の校正において実測値の座標系Tの位置と比較を行う計算値の座標系Tの位置の計算において、リンクパラメータpと、角度伝達誤差に関する減速機パラメータpとを用いて計算している。また、座標系Tを測定する際に、各関節の角度も検出している。これにより校正に必要なデータ、すなわちロボットアーム本体200の関節角度およびエンドエフェクタの3次元位置の測定および校正処理を同一の測定系で行っている。
従来の方法では、伝達機構部の角度伝達誤差特性の同定と、ロボットアームの組立誤差に起因するエンドエフェクタの位置誤差を小さくするための校正とはそれぞれ別系統の測定系で行っていた。しかしながら本実施形態では、同一の測定系と校正処理で一元的にリンクパラメータと減速機パラメータの校正が可能となり、組立誤差と角度伝達誤差とに起因するエンドエフェクタの位置誤差を効果的に低減する精度の高い校正を効率よく行うことが可能となる。よって校正に係る時間を大幅に短縮することが可能となる。
さらに、図7で述べたように、ロボットアーム本体200の測定を行う測定実行ボタンと、校正実行ボタンとを表示している。これにより、作業者にロボットアーム本体200の校正を容易に実行させることができる。さらに、測定点を自動で設定する測定点設定ボタンを表示させることで、煩雑な測定点の設定を自動設定することができ、さらに作業者にロボットアーム本体200の校正を容易に実行させることができる。
(その他の実施形態)
以上述べた実施形態の処理手順は具体的には制御装置400により実行されるものである。従って上述した機能を実行可能なソフトウェアのプログラムを記録した記録媒体を制御装置400に供給し、CPU401が記録媒体に格納されたプログラムを読み出し実行することによって達成されるよう構成することができる。この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が上述した各実施形態の機能を実現することになり、プログラム自体およびそのプログラムを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。例えば上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
また、各実施形態では、コンピュータで読み取り可能な記録媒体がROM402或いはRAM403であり、ROM402或いはRAM403に制御プログラムが格納される場合について説明した。しかしながら本発明はこのような形態に限定されるものではない。本発明を実施するための制御プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であれば、いかなる記録媒体に記録されていてもよい。例えば、制御プログラムを供給するための記録媒体としては、HDD、外部記憶装置、記録ディスク等を用いてもよい。
また上述の実施形態では、制御装置400およびモニタ600を用いて校正インタフェース900を表示、ユーザの入力の受付を行ったがこれに限られない。例えば別途、CPUおよびモニタなどの表示装置を備えたPC(Personal Computer)または情報処理装置、スマホやタブレット等の電子装置を用いて構わない。また、外部入力装置500が表示装置を有するティーチングペンダントであれば、そこの表示装置に表示しても構わない。
また上述の実施形態では、ロボットアーム本体200が垂直多関節のロボットアームの場合について説明したが、これに限定するものではない。ロボットアームが、例えば、水平多関節のロボットアーム、パラレルリンクのロボットアーム、直交ロボット等、種々のロボットアームであってもよい。
また上述した種々の実施形態はロボットと装置を用いたがこれに限られない。例えば前記ロボット装置として、制御装置に設けられる記憶装置の情報に基づき、伸縮、屈伸、上下移動、左右移動もしくは旋回の動作またはこれらの複合動作を自動的に行うことができる機械に適用可能である。
なお、本発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内で多くの変形が可能である。また、実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載されたものに限定されない。
100 ロボットシステム
200 ロボットアーム本体
209 基台
210、211、212、213、214、215、216 リンク
230 サーボ制御部
231 モータ
234 減速機
235 伝達機構部
240 駆動機構部
250 入力軸エンコーダ
260 出力軸エンコーダ
300 エンドエフェクタ本体
301 レトロリフレクタ
400 制御装置
401 CPU(制御部)
600 モニタ
800 3次元測定機
900 ロボット校正ツール
901 測定点数入力部
902 測定点生成ボタン
903 測定実行ボタン
904 校正処理設定ボタン
905 校正結果表示部
910 ロボットアーム表示部
911 3次元モデル
915 測定結果表示部
916 校正後パラメータ表示部
920 校正処理実行ダイアログ
921 角度伝達誤差推定チェックボックス
922 誤差評価関数選択プルダウンメニュー
923 校正処理実行ボタン
924 校正処理キャンセルボタン

Claims (30)

  1. 伝達機構を有する関節を備えたロボット装置の所定部位の位置の測定を行い、校正を行う情報処理装置であって、
    所定の操作によって、前記測定と前記校正とを実行する、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置において、
    表示部を備え、
    前記表示部に、前記測定を実行する測定実行ボタンと、前記測定に基づき前記校正を実行する校正実行ボタンと、を表示する、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  3. 請求項2に記載の情報処理装置において、
    前記表示部に、
    前記測定を実行する際の前記所定部位の複数の位置を測定点として自動設定する測定点設定ボタンを表示する、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  4. 請求項3に記載の情報処理装置において、
    前記測定点は、前記ロボット装置の可動範囲内でランダムに設定する、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  5. 請求項3または4に記載の情報処理装置において、
    前記表示部に、
    前記測定点の数を設定する入力部を表示する、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  6. 請求項5に記載の情報処理装置において、
    前記数が所定条件を満たさない場合、前記数の是正を促す表示を前記表示部に表示する、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  7. 請求項2から5のいずれか1項に記載の情報処理装置において、
    前記表示部に、
    前記測定の結果として、前記所定部位の位置を3次元の値で表示し、当該位置に前記所定部位を位置させた際の前記関節の角度を表示する、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  8. 請求項2から7のいずれか1項に記載の情報処理装置において、
    前記表示部に、
    前記校正の結果として、前記校正の前において前記ロボット装置が前記所定部位を動作させる際に生じる第1誤差と、前記校正の後において記ロボット装置が前記所定部位を動作させる際に生じる第2誤差と、を表示する、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  9. 請求項8に記載の情報処理装置において、
    前記第1誤差と前記第2誤差は、前記ロボット装置に所定の作業を実行させる際の教示点における誤差である、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  10. 請求項8または9に記載の情報処理装置において、
    前記表示部に、
    前記第1誤差と前記第2誤差の評価を行う評価関数を選択する選択部を表示する、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  11. 請求項2から10のいずれか1項に記載の情報処理装置において、
    前記測定実行ボタンを押下することで、前記測定と前記校正とが実行される、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  12. 請求項2から11のいずれか1項に記載の情報処理装置において、
    前記校正実行ボタンが押下されることで、
    前記ロボット装置の設計に関する第1パラメータと前記伝達機構の特性に関する第2パラメータとを校正する、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  13. 請求項12に記載の情報処理装置において、
    前記第1パラメータと前記第2パラメータとを校正する際、
    前記第1パラメータと前記第2パラメータとに基づき前記所定部位の位置の理論値を取得し、
    前記理論値と前記所定部位の位置の実測値とに基づき、前記第1パラメータと前記第2パラメータとを校正する、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  14. 請求項13に記載の情報処理装置において、
    前記第1パラメータと前記第2パラメータとを校正する際、
    前記理論値と前記実測値との差を最小化する最小化問題を解くことで、前記第1パラメータと前記第2パラメータを校正する、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  15. 請求項12から14のいずれか1項に記載の情報処理装置において、
    前記表示部に、校正された前記第1パラメータと前記第2パラメータとを表示する、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  16. 請求項12から15のいずれか1項に記載の情報処理装置において、
    前記第1パラメータは前記ロボット装置に関するリンクパラメータであり、
    前記第2パラメータは前記伝達機構における角度伝達誤差の特性に関するパラメータである、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  17. 請求項16に記載の情報処理装置において、
    前記関節は複数、設けられており、
    前記リンクパラメータは、基準位置に対する前記関節それぞれの距離の値であり、
    前記角度伝達誤差の特性に関するパラメータは、前記伝達機構における前記角度伝達誤差の振幅と、前記角度伝達誤差の初期位相である、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  18. 請求項1から17のいずれか1項に記載の情報処理装置と、前記ロボット装置としてエンドエフェクタが設けられたロボットアームと、を備えたロボットシステム。
  19. 請求項17に記載のロボットシステムを用いて物品の製造を行うことを特徴とする物品の製造方法。
  20. 請求項18に記載のロボットシステムに、前記エンドエフェクタの位置を測定可能な測定装置を備えた測定システム。
  21. 伝達機構を有する関節を備えたロボット装置の所定部位の位置の測定を行い、校正を行う情報処理方法であって、
    所定の操作によって、前記測定と前記校正とを実行する、
    ことを特徴とする情報処理方法。
  22. 請求項21に記載の情報処理装置において、
    表示部を備え、
    前記表示部に、前記測定を実行する測定実行ボタンと、前記測定に基づき前記ロボット装置の校正を実行する校正実行ボタンと、を表示する、
    ことを特徴とする情報処理方法。
  23. 請求項22に記載の情報処理方法において、
    前記校正実行ボタンが押下されることで、
    前記ロボット装置の設計に関する第1パラメータと前記伝達機構の特性に関する第2パラメータとを校正する、
    ことを特徴とする情報処理方法。
  24. 請求項23に記載の情報処理方法において、
    前記第1パラメータと前記第2パラメータとを校正する際、
    前記第1パラメータと前記第2パラメータとに基づき前記所定部位の位置の理論値を取得し、
    前記理論値と前記所定部位の位置の実測値とに基づき、前記第1パラメータと前記第2パラメータを校正する、
    ことを特徴とする情報処理方法。
  25. 請求項24に記載の情報処理方法において、
    前記第1パラメータと前記第2パラメータとを校正する際、
    前記理論値と前記実測値との差を最小化する最小化問題を解くことで、前記第1パラメータと前記第2パラメータを校正する、
    ことを特徴とする情報処理方法。
  26. 請求項23から25のいずれか1項に記載の情報処理装置において、
    前記表示部に、校正された前記第1パラメータと前記第2パラメータとを表示する、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  27. 請求項23から26のいずれか1項に記載の情報処理方法において、
    前記第1パラメータは前記ロボット装置に関するリンクパラメータであり、
    前記第2パラメータは前記伝達機構における角度伝達誤差の特性に関するパラメータである、
    ことを特徴とする情報処理方法。
  28. 請求項27に記載の情報処理方法において、
    前記関節は複数、設けられており、
    前記リンクパラメータは、基準位置に対する前記関節それぞれの距離の値であり、
    前記角度伝達誤差の特性に関するパラメータは、前記伝達機構における前記角度伝達誤差の振幅と、前記角度伝達誤差の初期位相である、
    ことを特徴とする情報処理方法。
  29. 請求項21から28のいずれか1項に記載の情報処理方法をコンピュータにより実行可能にさせる制御プログラム。
  30. 請求項29に記載の制御プログラムを格納したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
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