JPH04310385A - ロボットの位置補正装置 - Google Patents

ロボットの位置補正装置

Info

Publication number
JPH04310385A
JPH04310385A JP7635591A JP7635591A JPH04310385A JP H04310385 A JPH04310385 A JP H04310385A JP 7635591 A JP7635591 A JP 7635591A JP 7635591 A JP7635591 A JP 7635591A JP H04310385 A JPH04310385 A JP H04310385A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tip
arm
robot
distance
error
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7635591A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Goto
晃 後藤
Chikamasa Hatsutori
服部 親将
Yukihiro Wakasugi
幸弘 若杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP7635591A priority Critical patent/JPH04310385A/ja
Publication of JPH04310385A publication Critical patent/JPH04310385A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Numerical Control (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、少なくとも基端アーム
と先端アームとを含む複数のアームを相対移動可能に直
列に連結し、各アームに対しアクチュエータをそれぞれ
設けて数値制御して前記先端アームの先端に所望の軌跡
を移動させるようにしたロボットに関し、特にロボット
の先端アームの先端位置の補正装置に関するものである
【0002】
【従来の技術】従来、この種のロボットとして、各アー
ムを相対的に回動可能に直列連結した多関節型ロボット
がある。この多関節型ロボットの先端アームの先端の位
置決め制御は、ロボティクス・メカトロニクス講演会’
90  講演論文集Vol.A607号に記載されてい
るように、次のような方法がある。
【0003】多関節型ロボットは、各ア−ムの長さ,ア
−ムの角度等のロボットの構成要素に関する機構パラメ
ータ(内部パラメータと称す)と、ロボットの据え付け
位置に関する機構パラメータ(外部パラメータと称す)
とを一般的に有している。
【0004】ここで前記内部パラメータについては設計
上の機構パラメ−タと実際のロボットの機構パラメ−タ
との間には多少なりともズレがあり、また、前記外部パ
ラメータについてはロボットを設置する時の所定の設置
位置(絶対座標系における位置若しくはズレを測定する
ための測定器の座標系における位置)と実際に設置され
た位置との間にズレがある。
【0005】そのため、ロボットに目的となる位置(先
端アームの先端の位置)を前記アームの回動角度値等で
指令した時、数値制御の際に演算に使用される機構パラ
メータ(内部パラメータ)が設計上のものでない場合に
は先端アームの先端が目的の位置には行かないことが多
い。そこで、指令値が示す理論上の位置と実際の位置が
一致するように機構パラメ−タ(例えば演算の際に使用
する各アームの長さ,アームの原点位置や角度位置,ロ
ボットの中心を示す据え付け位置)を補正しなければな
らない。
【0006】そこで、機構パラメ−タを補正する方法を
、図4に示す2自由度の水平多関節型ロボットをモデル
として、図5を用いて説明する。
【0007】図4に示すように、絶対座標系の所定の位
置に固定された水平多関節型ロボットは、人間の腕をモ
デル化したものであり、肩を第1軸、肘を第2軸として
、肩から肘までを第1ア−ム1、肘から手までを第2ア
−ム2としている。第1アーム1はその一端にて回動可
能に機台Tに支持されており第1サーボモータ(図示せ
ず)により回動される。この回動軸線を第1軸K1とす
る。
【0008】また第2アーム2はその一端にて回動可能
に前記第1アームの他端に支持されており第2サーボモ
ータM2により回動される。この回動軸線を第2軸K2
とする。その第2アーム2の他端には加工ヘッドHが固
定されている。この加工ヘッドHの工具の先端の位置を
第2アーム2の先端21とする。
【0009】図5は、図4のロボット先端の位置を測定
して機構パラメ−タを補正するための説明図で、また測
定器を設置したときの測定機の直交座標系O−XwYw
を絶対座標系とし、その座標系における位置(Xo,Y
o)にロボットの原点が来るようにロボットが位置決め
固定されている。前記したロボットの場合、第1軸K1
を原点Orとして直交座標系Or−XrYrが設定され
ており、そのOr−Xr軸は前記絶対座標系のO−Xw
軸と平行に設定されており、前記直交座標系Or−Xr
YrのOr−Yr軸は前記絶対座標系のOr−Yr軸と
平行に設定されている。
【0010】そして、第1ア−ム1の長さをLa、第2
ア−ム2の長さをLb、ロボットの座標系のXr軸に対
する第1ア−ム1の角度をθa、第1ア−ム1に対する
第2ア−ム2の角度をθbとする。また、前記第2ア−
ム2の先端の位置をP(X,Y)とする。このLa,L
b,θa,θb,Xo,Yoの6個を機構パラメ−タと
し、特にLa,Lb,θbを内部パラメータとし、Xo
,Yo,θaを外部パラメータとする。
【0011】又、このとき、それぞれの機構パラメ−タ
誤差は、dLa,dLb,dθa,dθb,dXo,d
Yoである。ただし、それぞれのア−ムの角度の誤差は
、ロボットが原点復帰したときのア−ムの角度を初期設
定値としたときの、設計上の値と実際の値との差を表し
たものである。
【0012】この図5を用いて、先端位置決め誤差を補
正する動作について段階的に説明する。
【0013】第1に、ロボットに3点の任意の位置を指
令する。
【0014】第2に、第1の時の位置(3点の任意の位
置)の値を機構パラメ−タを用いて極座標に変換する。
【0015】この時のロボットの座標(Xr,Yr)を
求めると、 Xr=LaCOSθa+LbCOS(θa+θb)Yr
=LaSINθa+LbSIN(θa+θb)第3に、
第2の時のロボットの第2アーム2の先端位置の座標を
測定機によりそれぞれ測定する。
【0016】第4に、第2の時のデ−タを第1のデ−タ
を用いて測定機座標系に変換する。このときのロボット
の測定機系での座標(Xw,Yw)は、    Xw=
LaCOSθa+LbCOS(θa+θb)+XO  
    (1)    Yw=LaSINθa+LbS
IN(θa+θb)+YO      (2)第5に、
第3の時と、第4の時のロボットの先端位置のズレを、
先端位置誤差として測定機座標系の座標軸の成分として
求める。
【0017】このときの先端位置誤差(dXerr,d
Yerr)は、 dXerr=Xw−Xr dYerr=Yw−Yr 第6に、ロボットの機構パラメ−タからロボットの先端
位置を求める前記式(1),(2)を用いて、ロボット
の機構パラメ−タ誤差からロボットの先端位置誤差を求
める式を導き出す。
【0018】
【数1】
【0019】第7に、第6の時に求めた式を逆変換して
、第5の時のデ−タから機構パラメ−タ誤差を導き出す
【0020】第8に、第7の時に求めた機構パラメ−タ
誤差を使い、今まで使っていた機構パラメ−タを補正す
る。
【0021】第9に、Newton法による反復修正ア
ルゴリズムにより、第1から第8までを繰り返し行う事
により機構パラメ−タ誤差を収束させ、機構パラメ−タ
を実際の値に近づける。
【0022】以上のような方法により、多関節ロボット
の先端位置決め制御を行う。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法では、測定方法・計算方法ともかなり複雑であり、
又、それに伴う誤差も大きくなるため、先端位置決め精
度を上げる有効な手段とは言えない。
【0024】なぜなら、測定方法の問題点としては、測
定機の配置や、ロボットの座標系と測定機の座標系との
関係を決定する事は、かなり手間のかかる事であり、測
定値自体に対して多くの誤差を含み易い。また、そのよ
うに誤差をもつ測定値を用いて計算しても、正確な機構
パラメ−タを求める事は出来ない。
【0025】また、計算方法の問題点としては、計算時
にどちらかの座標系に合わせないと計算できないため、
どちらかのデ−タを座標変換する手間が生じる。さらに
、計算時に一度に多数のパラメ−タ(内部パラメータと
外部パラメータの双方)を求めるため、計算が繁雑にな
り、計算誤差を多量に含むようになる。
【0026】また、測定誤差や、計算誤差が大きいため
、誤差が収束するまでにNewton法による繰り返し
の計算を行なう回数が増える。また、誤差が累積してい
くこともあり、まったく異なる値に収束することもある
【0027】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、その目的は機構パラメ−タを求
めるために座標の概念を用いる事はせずに、多数の姿勢
を取らせたときのロボットの先端位置の中の2点の間の
距離から機構パラメ−タ誤差を求めることにより、測定
方法・計算方法を簡単にし得、先端位置決め精度がよい
ロボットの位置補正装置を提供するにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明においては、少なくとも基端アームと先端アー
ムとを含む複数のアームを相対移動可能に直列に連結し
、各アームに対しアクチュエータをそれぞれ設けて数値
制御して前記先端アームの先端に所望の軌跡を移動させ
るようにしたロボットにおいて、前記先端アームの先端
の任意の第1目標位置を示す数値制御データに基づいて
前記各アクチュエータを作動させた時の第1実際位置と
、前記先端アームの先端の前記第1目標位置とは異なる
第2目標位置を示す数値制御データに基づいて前記各ア
クチュエータを作動させた時の第2実際位置との距離を
測定する測定手段と、その測定手段により測定された測
定距離と、前記第1目標位置と第2目標位置との間の理
論距離とに基づいて前記測定距離と理論距離との誤差を
演算する誤差演算手段と、その誤差演算手段により演算
された誤差データに基づき数値制御の際に使用される機
構パラメータを補正演算する機構パラメータ演算手段と
を備えている。
【0029】
【作用】上記の構成を有する本発明においては、測定手
段が先端アームの先端の任意の第1目標位置を示す数値
制御データに基づいて前記各アクチュエータを作動させ
た時の第1実際位置と、前記先端アームの先端の前記第
1目標位置とは異なる第2目標位置を示す数値制御デー
タに基づいて前記各アクチュエータを作動させた時の第
2実際位置との距離を測定し、誤差演算手段が前記測定
手段により測定された測定距離と、前記第1目標位置と
第2目標位置との間の理論距離とに基づいて前記測定距
離と理論距離との誤差を演算し、機構パラメータ演算手
段が前記誤差演算手段により演算された誤差データに基
づき数値制御の際に使用される機構パラメータを補正演
算する。
【0030】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。ここでロボットの機械的構造は図4
に示すものと同じであるのでその説明を省略する。
【0031】まず、本発明における機構パラメ−タの補
正設定について、その原理を図2を参照して説明する。
【0032】図2は、ロボットの先端アームを移動させ
たときの、移動前と移動後の先端アームの先端間の距離
から機構パラメ−タ(内部パラメータ)を求める場合を
示しており、機構パラメ−タ自体は図4で説明したもの
と同じである。そして、距離を求めるためにロボットに
2つの姿勢A,Bをとらせている。この時の先端アーム
(第2アーム2)の先端21の位置座標をそれぞれA(
Xa,Ya),B(Xb,Yb)とする。ここで、ロボ
ットに対する指令値は、ロボットの座標上の位置ではな
く、前記第1,第2サーボモータのそれぞれの回動角度
θa,θbの2つの角度値で指令し、その時のθa,θ
bをそれぞれθaa,θba,θab,θbbとする。 つまり、姿勢Aのために前記第1,第2サーボモータに
たいしそれぞれ角度θaa,θbaが指令され、姿勢B
のために前記第1,第2サーボモータにたいしそれぞれ
角度θab,θbbが指令される。
【0033】姿勢Aと姿勢Bとの状態で第2アーム2の
位置を記録しておき、その2位置間の距離の2乗を求め
る。
【0034】このとき、第1アーム1の姿勢A,Bに対
応する角度θaa,θabは、共にロボットの座標軸と
のズレであるdθaを持っている。ここで、座標軸を回
転させても2点間の距離は変わらないのでθaa=0と
なる。つまり、姿勢Aの第1ア−ム1をX軸として座標
系を回転させると、 θaa+dθa−(θaa+dθa)=0θab+dθ
a−(θaa+dθa)=θab−θaaとなり、第1
軸K1は、機構パラメ−タ誤差を持たなくなる。
【0035】そこで、θab−θaa=θaとする。故
に指令した2姿勢A,Bの先端アームの先端間の距離D
は、 D2=(Xa−Xb)2+(Ya−Yb)2ここで、A
(Xa,Ya),B(Xb,Yb)は、第2アーム2の
先端21の位置であるので、Xa=La+LbCOSθ
ba Ya=LbSINθba Xb=LaCOSθa+LbCOS(θa+θbb)Y
b=LaSINθa+LbSIN(θa+θbb)ここ
で機構パラメ−タ誤差を持つものはLa,Lb,θbの
3種類だけとなる。そこで、この式から距離の誤差と機
構パラメ−タ誤差の関係式を導き出す。
【0036】dD=D’(測定値)−D(計算値)とす
ると、
【0037】
【数2】
【0038】この式をマトリックス化した後、逆変換す
ることにより、3つの機構パラメ−タ誤差が求められる
【0039】以上の補正方式を具体化した多関節ロボッ
トの先端アームの先端位置補正装置について、その電気
的構成を図1のブロック図を参照して説明する。ここで
ロボットとしては図4に示したものと同じものとする。
【0040】先端アームの先端位置補正装置は、CPU
30を主体とするものであって、デ−タバス40を介し
て数値制御処理を行うCPU30と、そのCPU30の
実行すべき各種プログラムを格納したプログラムメモリ
(以後PMと略記する)31と、CPU30のプログラ
ム実行に必要な各種デ−タ,機構パラメ−タ等を格納し
たデ−タメモリ(以後DMと略記する)32,33と、
CPU30の演算結果などを一時格納するワ−キングメ
モリ(以後WMと略記する)34,35,36と、ロボ
ットの先端アームの先端位置間の距離を測定しその距離
データを前記CPU30に出力する測定装置37とがそ
れぞれ接続されている。また、前記デ−タバス40には
多関節ロボット39の前記第1アーム1と第2アーム2
とをそれぞれ回動させるための第1,第2サーボモータ
を駆動する周知の駆動装置38が接続されている。前記
PM31には図3に示すフローチャートの制御プログラ
ムが記憶されている。
【0041】次に図3のCPU30の処理手順を示すフ
ローチャートを参照してその動作を説明する。
【0042】まず、DM32にロボットの設計上の機構
パラメ−タを記憶させておく。この状態で電源を投入し
、補正設定ボタン(図示せず)を押圧すると、CPU3
0は前記PM31に記憶された制御プログラムを読みだ
してそれに従って動作を開始する。
【0043】まず、CPU30は入力ルーチン(ステッ
プS1,以後S1と略記する)において第1アーム1と
第2アーム2のそれぞれの任意の回動角度を姿勢Aに対
応するものと姿勢Bに対応するものとを入力し、その角
度値(θaa,θba),(θab,θbb)を前記D
M33に格納する。
【0044】この後、CPU30は前記DM32から機
構パラメ−タを読み出すと共に、その機構パラメータと
姿勢Aに対応する角度値(θaa,θba)とに基づい
て第2アーム2の先端21の位置座標を演算して前記W
M35に記憶させる。また前記機構パラメータと姿勢B
に対応する角度値(θab,θbb)とに基づいて第2
アーム2の先端21の位置座標を演算して前記WM35
に記憶させる。このようにして求めた2つの位置座標に
基づきその2位置間の距離Dを演算して前記WM35に
記憶させる(S2)。
【0045】CPU30は前記入力された姿勢Aの指令
角度値(θaa,θba)に基づいて第1,第2サーボ
モータを駆動しワークテーブル(図示せず)に固定され
たワークに穴開け加工した後(S3)、姿勢Bの指令角
度値(θab,θbb)に基づいて第1,第2サーボモ
ータを駆動しワークに穴開け加工して(S4)、前記測
定装置37からの測定距離D’の入力を待つ(S5)。 この測定装置37は穴開け加工した後のワークをテレビ
カメラ等により撮像してその画像データから2個の穴間
の距離を演算するものである。演算された測定距離D’
のデータは前記WM34に格納される。尚、本実施例に
おいては2個の穴間の距離D’の測定のために前記測定
装置37を設けているが距離を高精度の測定器により測
定してテンキーにより入力するようにしてもよい。また
、穴開け加工を必ずしも行う必要はなく、ワークにマー
カー等により印を付すようにしてもよい。
【0046】この後、前記WM34に記憶された実測距
離D’から前記WM35に記憶された演算距離Dを減算
して誤差dDを演算して前記WM35に格納する。CP
U30はこの誤差dDと前記S1で入力された指令角度
値(θaa,θba),(θab,θbb)とを前記式
(3)の方程式に代入しそれを前記WM36に格納する
(S6)。この結果、3つの機構パラメータ誤差dLa
,dLb,dθbを変数とする3次元方程式が作成され
る。
【0047】次に、CPU30は3つの機構パラメータ
誤差に対して3つの3次元方程式が作成されたか否かを
判別し(S7)、NOならば前記S1に戻り、YESな
らば次のS8の処理に進行する。ここで、まだ1つの3
次元方程式しか作成されていないのでCPU30は前記
S1の入力ルーチンにおいて新たな姿勢A,Bのための
指令角度値(θaa,θba),(θab,θbb)を
入力し、前記S2からS7の処理を繰り返す。
【0048】このようにして、3つの3次元方程式が作
成されると、CPU30はこれをマトリックス(行列)
化して逆行列変換を行い機構パラメータ誤差(内部パラ
メータの誤差)dLa,dLb,dθbを演算する(S
8)。この後、演算された機構パラメータ誤差dLa,
dLb,dθbに基づいて前記DM32に記憶された設
計上の機構パラメータLa,Lb,θbをそれぞれ補正
設定してDM32に格納する(S9)。
【0049】次に、指令角度入力ルーチンにて任意の角
度(θaa,θba),(θab,θbb)の入力が行
われると(S10)、CPU30はステップS9におい
て補正設定された機構パラメータLa,Lb,θbをD
M32から読み出すとともに、前記S2と同様に角度(
θaa,θba)と補正設定された機構パラメータLa
,Lb,θbとまだ補正されていない機構パラメータX
o,Yo,θa(外部パラメータ)とに基づき第2アー
ム2の先端の位置座標Aを演算し、角度(θab,θb
b)と補正設定された機構パラメータLa,Lb,θb
とまだ補正されていない機構パラメータXo,Yo,θ
a(外部パラメータ)とに基づき第2アーム2の先端の
位置座標Bを演算し、位置座標Aと位置座標Bとの間の
理論距離Dを演算してWM35に格納する(S11)。
【0050】この後に、CPU30は、前記ステップS
3,S4と同様に、前記指令角度(θaa,θba)に
基づいて第1,第2サーボモータを駆動してワークに穴
開け加工し(S12)、前記測定装置37からの測定距
離D’の入力を待つ(S13)。
【0051】測定距離D’が入力されると、CPU30
は理論距離Dが測定距離D’と一致するか否かを判別し
(S14)、NOの場合は前記ステップS1の処理に戻
って内部パラメータ誤差の補正を繰り返す。
【0052】この判別ルーチンにおいてYESの場合は
、CPU30は前記補正設定された内部パラメータを真
の値と判別して外部パラメータ補正ルーチンS15の処
理に進む。
【0053】この外部パラメータ補正ルーチンにおいて
CPU30は絶対座標系におけるO−Xw軸に平行な線
分を画成する任意の2点を設定し、その2点にそれぞれ
ロボットの先端アームの先端を一致させて前記第1,第
2のサーボモータの回動量を読み込みロボットにティー
チングする。この回動量に基づいてCPU30は絶対座
標系における前記2点の座標をロボット座標系における
座標に変換し、ロボット座標系において前記2点を通る
直線と、ロボット座標系Or−XrYrのOr−Xr軸
に対する傾きを機構パラメータ誤差dθaとして演算す
る。この機構パラメータ誤差dθaに基づき前記DM3
2に記憶された機構パラメータθaを補正設定する。
【0054】次に、CPU30は、前記DM32に記憶
された補正設定済みの機構パラメータLa,Lb,θa
,θbと未補正の機構パラメータXo,Yoとを前記D
M32から読み出し、前記2点の内の一方(基準点)を
ティーチングした時の回動量を用いて絶対座標系(測定
機座標系)におけるロボットの先端アームの先端の位置
座標を演算する。
【0055】CPU30は前記演算したロボットの先端
アームの先端の位置座標と、前記基準点のロボット座標
系における位置座標との誤差を機構パラメータ誤差dX
o,dYoとして演算し、機構パラメータXo,Yoを
補正設定して前記DM32に格納して外部パラメータ補
正ルーチンS15の処理を終了し、補正設定動作を終了
する。
【0056】このように、各機構パラメータLa,Lb
,θa,θb,Xo,Yoが補正設定されたのでロボッ
トに任意の指令値を入力したときロボットの先端アーム
の先端の位置に誤差が発生しなくなる。
【0057】尚、本発明は前述の実施例にのみ限定され
るものではなく、その主旨を逸脱しない範囲内において
種々の変形が可能である。
【0058】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明のロボットの位置補正装置によれば、機構パラメ−
タを求めるために座標の概念を用いる事はせずに、多数
の姿勢を取らせたときのロボットの先端位置の中の2点
の間の距離から機構パラメ−タ誤差を求めることにより
、測定方法・計算方法を簡単にし得、先端位置決め精度
がよい効果を有する。
【0059】また、座標系を必要としないため、測定機
の設定や、測定機とロボットとの位置関係などを求める
必要がないので測定方法に自由度が増え、距離が測定で
きればどの様な方法でも適用できる。
【0060】また、機構パラメータの内、内部パラメー
タを先に求め、その後に外部パラメータを求めるように
しているので従来のように1度に全てのパラメータを求
めていないので演算負荷が低減可能である。
【0061】このように簡略化する事により、精度が上
がるため、Newton法により繰り返し計算する必要
がなくなり、更に簡略化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を2自由度の水平多関節形ロボットの位
置補正装置に具体化した1実施例のブロック図である。
【図2】本発明に於ける先端位置決め制御方法を表した
説明図である。
【図3】CPU30の動作を示すフローチャートである
【図4】2自由度の水平多関節形ロボットの斜視図であ
る。
【図5】従来技術の先端位置決め制御方法を表した説明
図である。
【符号の説明】
1  第1アーム 2  第2アーム 32  データメモリ 37  測定装置 K1  第1軸 K2  第2軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  少なくとも基端アームと先端アームと
    を含む複数のアームを相対移動可能に直列に連結し、各
    アームに対しアクチュエータをそれぞれ設けて数値制御
    して前記先端アームの先端に所望の軌跡を移動させるよ
    うにしたロボットにおいて、前記先端アームの先端の任
    意の第1目標位置を示す数値制御データに基づいて前記
    各アクチュエータを作動させた時の第1実際位置と、前
    記先端アームの先端の前記第1目標位置とは異なる第2
    目標位置を示す数値制御データに基づいて前記各アクチ
    ュエータを作動させた時の第2実際位置との距離を測定
    する測定手段と、その測定手段により測定された測定距
    離と、前記第1目標位置と第2目標位置との間の理論距
    離とに基づいて前記測定距離と理論距離との誤差を演算
    する誤差演算手段と、その誤差演算手段により演算され
    た誤差データに基づき数値制御の際に使用される機構パ
    ラメータを補正演算する機構パラメータ演算手段とを含
    むことを特徴とするロボットの位置補正装置。
JP7635591A 1991-04-09 1991-04-09 ロボットの位置補正装置 Pending JPH04310385A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7635591A JPH04310385A (ja) 1991-04-09 1991-04-09 ロボットの位置補正装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7635591A JPH04310385A (ja) 1991-04-09 1991-04-09 ロボットの位置補正装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04310385A true JPH04310385A (ja) 1992-11-02

Family

ID=13603057

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7635591A Pending JPH04310385A (ja) 1991-04-09 1991-04-09 ロボットの位置補正装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04310385A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022069698A (ja) * 2019-04-01 2022-05-11 ファナック株式会社 ロボットを制御するための機構誤差パラメータを較正するロボットの制御装置および教示操作盤
US11712806B2 (en) 2019-04-01 2023-08-01 Fanuc Corporation Calibration apparatus for calibrating mechanism error parameter for controlling robot

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022069698A (ja) * 2019-04-01 2022-05-11 ファナック株式会社 ロボットを制御するための機構誤差パラメータを較正するロボットの制御装置および教示操作盤
US11712806B2 (en) 2019-04-01 2023-08-01 Fanuc Corporation Calibration apparatus for calibrating mechanism error parameter for controlling robot

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2350750B1 (en) A method and an apparatus for calibration of an industrial robot system
US11433541B2 (en) Automated calibration system and method for a workpiece coordinate frame of a robot
US4698572A (en) Kinematic parameter identification for robotic manipulators
JPH0553587B2 (ja)
US6970802B2 (en) Three-dimensional measuring device
JP2512099B2 (ja) ロボットの動作教示方法および制御装置
JP3326175B2 (ja) 産業用ロボットの運動軸の較正方法及び装置
US4722063A (en) Method of calculating actual arm lengths and compensating for angular errors
JPH079606B2 (ja) ロボット制御装置
JP6922204B2 (ja) 制御装置、ロボットおよびロボットシステム
US7957834B2 (en) Method for calculating rotation center point and axis of rotation, method for generating program, method for moving manipulator and positioning device, and robotic system
JP2667153B2 (ja) 複腕装置の直接教示方法
CN116330267A (zh) 一种基于工业机器人腕部奇异点计算的控制方法
JPH058185A (ja) ロボツト機体の作動誤差の自動測定方法
Wagner et al. 3D scanning of workpieces with cooperative industrial robot arms
JPH04310385A (ja) ロボットの位置補正装置
US5276777A (en) Locus correcting method for industrial robots
JPS6243701A (ja) ロボツト制御方式
King et al. Vision guided robots for automated assembly
JPH0260475B2 (ja)
JP2000263477A (ja) ロボットのキャリブレーション方法
JP4230196B2 (ja) 位置決め演算方法および位置決め演算装置
JPH11191005A (ja) ロボット制御装置
JPH0561648B2 (ja)
JP2520324B2 (ja) ロボット定数の自動補正方法