JP2020162502A - 脱穀装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来、揺動選別棚の移送棚の右側に二番処理物が落下し、移送棚の右側に被処理物が偏り、穀粒の回収効率が低いという課題がある。【解決手段】扱胴11を軸装した扱室10と、シーブ18を有する揺動選別棚16と、揺動選別棚16の下方に設けた一番コンベア21および二番コンベア22と、二番物を処理する二番処理装置25と、二番処理胴26を設けた脱穀装置において、二番処理装置25は二番処理胴26の後部を始端部とし、この始端部に二番還元口27Aから二番物を還元して前方へ移送しながら処理する構成とし、二番処理胴26の下方の部位には、二番処理胴26の下側から脱穀装置3の右側板36を越えて揺動選別棚16上に向かって下がり傾斜して配置され、板状のガイド部材35を設け、二番還元口27Aの下側の二番処理胴26の外周に二番処理螺旋翼28を設け、二番処理螺旋翼28の下側に無孔の板体30Aを設けたことを特徴とする脱穀装置。【選択図】 図5
Description
本発明は、脱穀装置に係るものである。
従来、搬送穀稈を脱穀処理する扱胴を軸装した扱室と、該扱室の下方に設けた揺動選別棚と、該揺動選別棚の下方に設けた一番コンベアおよび二番コンベアと、前記扱室の側方に設け前記二番コンベアで回収した二番物を処理する外周に二番物処理螺旋を設けた二番処理胴を軸装した二番処理装置とを設けた脱穀装置は、公知である(特許文献1参照)
前記公知例は、扱室の右側に二番処理装置を設けた構成のため、揺動選別棚の移送棚の右側に二番処理物が落下し、移送棚の右側に被処理物が偏り、穀粒の回収効率が低いという課題がある。
また、単に、二番処理胴の外周に二番物処理螺旋を設け、二番処理胴の下方に二番処理網を設けた構成のため、二番処理効率が低いという課題がある。
本願は、二番処理装置の構成を工夫し、揺動選別棚の選別効率を向上させるものである。
また、単に、二番処理胴の外周に二番物処理螺旋を設け、二番処理胴の下方に二番処理網を設けた構成のため、二番処理効率が低いという課題がある。
本願は、二番処理装置の構成を工夫し、揺動選別棚の選別効率を向上させるものである。
請求項1記載の発明は、穀稈を後方へ搬送しながら脱穀処理する扱胴11を軸装した扱室10と、この扱室10の下方に設けたシーブ18を有する揺動選別棚16と、この揺動選別棚16の下方に設けた一番コンベア21および二番コンベア22と、前記扱室10の側方に設けられ前記二番コンベア22で回収した二番物を処理する二番処理装置25と、この二番処理装置25に軸装された二番処理胴26を設けた脱穀装置において、前記二番処理装置25は、前記二番処理胴26の後部を始端部とし、この始端部に二番還元口27Aから二番物を還元して前方へ移送しながら処理する構成とし、前記二番処理胴26の下方の部位には、該二番処理胴26の下側から脱穀装置3の右側板36を越えて前記揺動選別棚16上に向かって下がり傾斜して配置され、前記二番処理装置25から落下する二番処理物を受け止めて流下させる板状のガイド部材35を設け、前記二番還元口27Aの下側の二番処理胴26の外周に二番処理螺旋翼28を設け、該二番処理螺旋翼28の下側に無孔の板体30Aを設けたことを特徴とする脱穀装置としたものである。
請求項2記載の発明は、前記二番処理胴26の外周における二番処理螺旋翼28よりも終端側の部位にツース28Bを設け、このツース28Bを配置した部位の下側に臨む二番受網30は、前記二番処理胴26の軸心方向に沿うソリッド板30Cと、前記二番処理胴26の外周方向に沿う丸棒30Dから構成される格子網30Eとした請求項1記載の脱穀装置としたものである。
請求項3記載の発明は、前記二番処理胴26の外周における前記ツース28Bよりも終端側の部位に拡散羽根37を設け、この拡散羽根37を設けた部位の下側に前記ガイド部材35を設けた請求項2記載の脱穀装置としたものである。
請求項4記載の発明は、前記ガイド部材35を扱胴11の外周に設けた扱網15の外側近傍の部位に配置した請求項3記載の脱穀装置としたものである。
請求項5記載の発明は、前記ガイド部材35の自由端を、前記揺動選別棚16上の処理物をこの揺動選別棚16の幅方向の中央側へ向けて案内する寄せ板41の前端部よりも揺動選別棚16の幅方向内側に配置した請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の脱穀装置としたものである。
請求項6記載の発明は、前記ガイド部材35は、二番受網30の終端に設けた縦板部30Fに締結して取り付ける構成とした請求項1〜請求項5の何れか一項に記載の脱穀装置としたものである。
請求項2記載の発明は、前記二番処理胴26の外周における二番処理螺旋翼28よりも終端側の部位にツース28Bを設け、このツース28Bを配置した部位の下側に臨む二番受網30は、前記二番処理胴26の軸心方向に沿うソリッド板30Cと、前記二番処理胴26の外周方向に沿う丸棒30Dから構成される格子網30Eとした請求項1記載の脱穀装置としたものである。
請求項3記載の発明は、前記二番処理胴26の外周における前記ツース28Bよりも終端側の部位に拡散羽根37を設け、この拡散羽根37を設けた部位の下側に前記ガイド部材35を設けた請求項2記載の脱穀装置としたものである。
請求項4記載の発明は、前記ガイド部材35を扱胴11の外周に設けた扱網15の外側近傍の部位に配置した請求項3記載の脱穀装置としたものである。
請求項5記載の発明は、前記ガイド部材35の自由端を、前記揺動選別棚16上の処理物をこの揺動選別棚16の幅方向の中央側へ向けて案内する寄せ板41の前端部よりも揺動選別棚16の幅方向内側に配置した請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の脱穀装置としたものである。
請求項6記載の発明は、前記ガイド部材35は、二番受網30の終端に設けた縦板部30Fに締結して取り付ける構成とした請求項1〜請求項5の何れか一項に記載の脱穀装置としたものである。
請求項1記載の発明では、二番処理装置25は機体走行方向の後側となる始端部から二番物を前方へ移送しながら処理する構成とし、二番処理装置25の終端の部位には、揺動選別棚16上に向かって下がり傾斜して配置されたガイド部材35を設けているので、揺動選別棚16の移送棚17上に二番処理物を落下させる際に、移送棚17の中央に漏下する割合を増加させ、二番還元口27Aの下側の二番処理胴26の外周に設けた二番処理螺旋翼28の下方部分の二番受網30を無孔の板体30Aとしているので、二番処理螺旋翼28による搬送効率をアップさせることができ、二番排出口32での詰まりを少なくすることができる。
請求項2記載の発明では、請求項1記載の発明の効果に加え、二番処理螺旋翼28の終端側の二番処理胴26の外周に設けたツース28Bの下方の二番受網30は、軸方向にソリッド板30Cを、円周方向に丸棒30Dを配置した格子網30Eにしているので、ソリッド板30Cとツース28Bによるコナシ作用により枝梗粒を減少させることができる。
請求項3記載の発明では、請求項2記載の発明の効果に加え、ツース28Bより終端側の二番処理胴26の外周に設けた拡散羽根37の前方の二番受網30に、揺動選別棚16の中央部に処理物を拡散させるガイド部材35を設けているので、揺動選別棚16の中央よりに処理物を落下させることで二番処理物の均分化が促進される。
請求項4記載の発明では、請求項3記載の発明の効果に加え、ガイド部材35を扱室扱網15の外側近傍に位置させているので、扱室扱網15から落下した処理物もガイド部材35にて揺動選別棚16の中央よりに寄せることができ、揺動選別棚16上の被処理物の分散が促進され三番ロスの削減につながる。
請求項5記載の発明では、請求項1から請求項4の何れか一項記載の発明の効果に加え、ガイド部材35の端面は揺動選別棚16の中央へ向かう寄せ板41より内側に位置するので、落下する位置によって作用する寄せ板41が異なるため、より分散が促進される。
請求項6記載の発明では、請求項1から請求項5の何れか一項記載の発明の効果に加え、ガイド部材35は、二番受網30の終端に設けた縦板部30Fにボルト35Bにより締付けで組み付けるので、二番受網30を点検時に取り出す際に、脱穀装置3の側板36の点検穴36Aから容易に取り出すことが可能となる。
請求項2記載の発明では、請求項1記載の発明の効果に加え、二番処理螺旋翼28の終端側の二番処理胴26の外周に設けたツース28Bの下方の二番受網30は、軸方向にソリッド板30Cを、円周方向に丸棒30Dを配置した格子網30Eにしているので、ソリッド板30Cとツース28Bによるコナシ作用により枝梗粒を減少させることができる。
請求項3記載の発明では、請求項2記載の発明の効果に加え、ツース28Bより終端側の二番処理胴26の外周に設けた拡散羽根37の前方の二番受網30に、揺動選別棚16の中央部に処理物を拡散させるガイド部材35を設けているので、揺動選別棚16の中央よりに処理物を落下させることで二番処理物の均分化が促進される。
請求項4記載の発明では、請求項3記載の発明の効果に加え、ガイド部材35を扱室扱網15の外側近傍に位置させているので、扱室扱網15から落下した処理物もガイド部材35にて揺動選別棚16の中央よりに寄せることができ、揺動選別棚16上の被処理物の分散が促進され三番ロスの削減につながる。
請求項5記載の発明では、請求項1から請求項4の何れか一項記載の発明の効果に加え、ガイド部材35の端面は揺動選別棚16の中央へ向かう寄せ板41より内側に位置するので、落下する位置によって作用する寄せ板41が異なるため、より分散が促進される。
請求項6記載の発明では、請求項1から請求項5の何れか一項記載の発明の効果に加え、ガイド部材35は、二番受網30の終端に設けた縦板部30Fにボルト35Bにより締付けで組み付けるので、二番受網30を点検時に取り出す際に、脱穀装置3の側板36の点検穴36Aから容易に取り出すことが可能となる。
本発明の一実施形態を図により説明すると、1は機体フレーム、2は機体フレーム1の下部に設けた走行装置、3は機体フレーム1上に設けた脱穀装置、4は刈取装置、5はグレンタンク、6は脱穀装置3の前方の一側に設けた操縦部である。
脱穀装置3の一側上部には刈取装置4により刈り取られてフィードチェン9により搬送された穀稈を脱穀処理する扱室10を設け、該扱室10内には扱胴11を扱胴軸12により軸装する。扱胴軸12は、前板13と後板14に軸装する。扱胴11の主として下方側は扱室扱網15により包囲する。扱室扱網15の下方には揺動選別棚16の始端部の移送棚17を臨ませる。移送棚17の下手側の扱室扱網15には穀粒と異物とを選別するシーブ18を設け、シーブ18の下手側には藁屑を移送し得るストローラック19を設ける。
揺動選別棚16の移送棚17の下方には唐箕20を設け、唐箕20は揺動選別棚16の揺動方向に送風する。
21は一番コンベア、22は二番コンベアである。
脱穀装置3の一側上部には刈取装置4により刈り取られてフィードチェン9により搬送された穀稈を脱穀処理する扱室10を設け、該扱室10内には扱胴11を扱胴軸12により軸装する。扱胴軸12は、前板13と後板14に軸装する。扱胴11の主として下方側は扱室扱網15により包囲する。扱室扱網15の下方には揺動選別棚16の始端部の移送棚17を臨ませる。移送棚17の下手側の扱室扱網15には穀粒と異物とを選別するシーブ18を設け、シーブ18の下手側には藁屑を移送し得るストローラック19を設ける。
揺動選別棚16の移送棚17の下方には唐箕20を設け、唐箕20は揺動選別棚16の揺動方向に送風する。
21は一番コンベア、22は二番コンベアである。
しかして、前記扱室10の側方には二番コンベア22により回収した二番物を処理して揺動選別棚16上に還元する二番処理装置25の二番処理胴26を設ける。二番処理胴26の終端部は前板13に軸装し、二番処理胴26の始端部は後板14の前方に設けた中間板13Aに軸装する。二番処理胴26の外周面には二番物処理螺旋28を設け、二番物処理螺旋28は二番処理装置25の始端部から終端部に二番物を処理しつつ搬送する。
この場合、フィードチェン9による穀稈搬送方向と二番物処理螺旋28の搬送方向とを反対に構成し、穀稈搬送方向の後側から前側に二番被処理物を搬送する構成としている。
二番処理装置25は、前記二番コンベア22の終端に接続した二番還元装置27により回収供給された二番物を処理する。27Aは還元口、28Aは拡散羽根(撹拌体)である。
二番処理胴26の主として下方側の始端部側(略1/3部分)を円弧無孔状の底板30により包囲し、二番処理胴26の終端部側(略1/3部分)を円弧状の二番処理網31により包囲し、二番処理装置25の終端部には揺動選別棚16の移送棚17の始端部上方に臨む二番排出口32を設ける。
この場合、フィードチェン9による穀稈搬送方向と二番物処理螺旋28の搬送方向とを反対に構成し、穀稈搬送方向の後側から前側に二番被処理物を搬送する構成としている。
二番処理装置25は、前記二番コンベア22の終端に接続した二番還元装置27により回収供給された二番物を処理する。27Aは還元口、28Aは拡散羽根(撹拌体)である。
二番処理胴26の主として下方側の始端部側(略1/3部分)を円弧無孔状の底板30により包囲し、二番処理胴26の終端部側(略1/3部分)を円弧状の二番処理網31により包囲し、二番処理装置25の終端部には揺動選別棚16の移送棚17の始端部上方に臨む二番排出口32を設ける。
前記二番処理装置25は、前記二番物処理螺旋28の後部を始端部とし、この始端部から二番物を二番物処理螺旋28によって前方へ移送しながら処理する構成とし、前記二番物処理螺旋28の下方の部位には、該二番物処理螺旋28の下側から脱穀装置3の右側板36を越えて前記揺動選別棚16上に向かって下がり傾斜して配置され、前記二番処理装置25から落下する二番処理物を受け止めて流下させる板状のガイド部材35を設ける。
二番物処理螺旋28の下方にはガイド部材35を設け、ガイド部材35は二番物処理螺旋28の下面から脱穀装置3の右側板36に掛けて二番処理物を受け止めて流下させる板状に形成し、ガイド部材35の下端は自由端に形成する。
二番物処理螺旋28の下方にはガイド部材35を設け、ガイド部材35は二番物処理螺旋28の下面から脱穀装置3の右側板36に掛けて二番処理物を受け止めて流下させる板状に形成し、ガイド部材35の下端は自由端に形成する。
これにより、揺動選別棚16の移送棚17上に落下させ、移送棚17の前後中間以降に漏下する割合を増加させ、移送棚17での移送距離を短くしてシーブ18から効率よく穀粒を落下させ、穀粒の回収効率を向上させ、穀粒損失を低減させられる。
ガイド部材35は二番処理胴26の二番物処理螺旋28の搬送機能を有する範囲の下方に設け、二番物処理螺旋28の搬送機能部分は二番物処理螺旋28の前後長の70%程度とする。
さらに、二番物処理螺旋28の搬送機能を有しない範囲には跳出板37を設ける。
これにより、移送棚17上の中央寄りに二番処理物をガイド部材35により誘導し、移送棚17の機体走行方向の右側に二番処理物が偏るのを防止し、さらに、移送棚17の最前部(始端部)より手前に二番処理物を落下させて、シーブ18までの移送距離を短くして、穀粒の回収効率を向上させ、穀粒損失を低減させられる。
ガイド部材35は二番処理胴26の二番物処理螺旋28の搬送機能を有する範囲の下方に設け、二番物処理螺旋28の搬送機能部分は二番物処理螺旋28の前後長の70%程度とする。
さらに、二番物処理螺旋28の搬送機能を有しない範囲には跳出板37を設ける。
これにより、移送棚17上の中央寄りに二番処理物をガイド部材35により誘導し、移送棚17の機体走行方向の右側に二番処理物が偏るのを防止し、さらに、移送棚17の最前部(始端部)より手前に二番処理物を落下させて、シーブ18までの移送距離を短くして、穀粒の回収効率を向上させ、穀粒損失を低減させられる。
前記ガイド部材35の前後長を前記揺動選別棚16の前部に備えた移送棚17の前後長の2/3程度に設定し、前記移送棚17の前部上方に配置される前記二番物処理螺旋28の前端部に跳出板37を設ける。
これにより、移送棚17上の中央寄りに二番処理物をガイド部材35により誘導し、移送棚17の機体走行方向の右側に二番処理物が偏るのを防止し、さらに、移送棚17の最前部(始端部)より後側に二番処理物をガイド部材35により誘導し、シーブ18までの移送距離を短くして、穀粒の回収効率を向上させ、穀粒損失を低減させられる。
ガイド部材35の先端(下端)は、正面から見て機体左右方向において、扱室扱網15の最も二番処理胴26に近い部分よりも扱胴11の中心側に位置するように設ける。
これにより、移送棚17上の中央寄りに二番処理物をガイド部材35により誘導し、移送棚17の機体走行方向の右側に二番処理物が偏るのを防止し、さらに、移送棚17の最前部(始端部)より後側に二番処理物をガイド部材35により誘導し、シーブ18までの移送距離を短くして、穀粒の回収効率を向上させ、穀粒損失を低減させられる。
ガイド部材35の先端(下端)は、正面から見て機体左右方向において、扱室扱網15の最も二番処理胴26に近い部分よりも扱胴11の中心側に位置するように設ける。
これにより、扱室扱網15の最も二番処理胴26に近い部分から漏下する脱穀処理物と二番処理装置25から漏下する二番処理物を移送棚17上の中央寄りに誘導し、移送棚17の機体走行方向の右側に二番処理物が偏るのを防止し、穀粒の回収効率を向上させ、穀粒損失を低減させられる。
前記ガイド部材35の下端部を、機体左右方向において、扱室扱網15における二番処理胴26に最も近接する部位よりも扱胴11の中心側に偏倚する位置に配置する。
これにより、二番処理装置25から漏下する二番処理物を移送棚17上の中央寄りに誘導し、移送棚17の機体走行方向の右側に二番処理物が偏るのを防止し、穀粒の回収効率を向上させ、穀粒損失を低減させられる。
前記ガイド部材35と扱室扱網15との間隔を、前記二番物処理螺旋28の半径の1.5倍以上に設定する。
前記ガイド部材35の下端部を、機体左右方向において、扱室扱網15における二番処理胴26に最も近接する部位よりも扱胴11の中心側に偏倚する位置に配置する。
これにより、二番処理装置25から漏下する二番処理物を移送棚17上の中央寄りに誘導し、移送棚17の機体走行方向の右側に二番処理物が偏るのを防止し、穀粒の回収効率を向上させ、穀粒損失を低減させられる。
前記ガイド部材35と扱室扱網15との間隔を、前記二番物処理螺旋28の半径の1.5倍以上に設定する。
これにより、二番処理装置25から漏下する二番処理物の停滞を防止して移送棚17上の中央寄りに誘導し、扱胴11の脱穀作用に悪影響を与えることなく、選別効率を向上させられる。
ガイド部材35と扱室扱網15との間の間隔を、扱胴11の中心から扱室扱網15までの距離の30%以上のクリアランスを確保した位置に設ける。
これにより、二番処理装置25から漏下する二番処理物の停滞を防止して移送棚17上の中央寄りに誘導し、扱胴11の脱穀作用に悪影響を与えることなく、選別効率を向上させられる。
二番還元口27Aの下側の二番処理胴26の外周に二番処理螺旋翼28を設けた構成において、二番処理螺旋翼28の下方部分の二番受網30を無孔の板体30Aとして構成する(図7)。
二番処理胴26にツース28Bを配置した箇所の二番受網30は、軸方向にソリッド板30Cを、円周方向に丸棒30Dを配置した格子網30Eにした構成とする(図7)。
ガイド部材35と扱室扱網15との間の間隔を、扱胴11の中心から扱室扱網15までの距離の30%以上のクリアランスを確保した位置に設ける。
これにより、二番処理装置25から漏下する二番処理物の停滞を防止して移送棚17上の中央寄りに誘導し、扱胴11の脱穀作用に悪影響を与えることなく、選別効率を向上させられる。
二番還元口27Aの下側の二番処理胴26の外周に二番処理螺旋翼28を設けた構成において、二番処理螺旋翼28の下方部分の二番受網30を無孔の板体30Aとして構成する(図7)。
二番処理胴26にツース28Bを配置した箇所の二番受網30は、軸方向にソリッド板30Cを、円周方向に丸棒30Dを配置した格子網30Eにした構成とする(図7)。
さらに、二番処理胴26の先端外周に設けた拡散羽根37の前方の二番受網30には、揺動選別棚16の中央部に処理物を拡散させるガイド部材35を設ける。
これにより、二番還元口27Aの下方の二番受網30を無孔板体30Aにすることで二番処理螺旋翼28による搬送効率をアップさせることができ、二番排出口32での詰まりを少なくすることができる。
また、二番処理胴26の外周ツース28Bを配置した箇所の二番受網30は軸方向にソリッド板30Cを設けた格子網30Eにすることで、ソリッド板30Cとツース28Bによるコナシ作用により枝梗粒を減少させることができる。
さらに、格子網30Eでは処理物は揺動選別棚16の右側に落下し、前方のガイド部材35では揺動選別棚16の中央よりに処理物を落下させることで二番処理物の均分化が促進される。
これにより、二番還元口27Aの下方の二番受網30を無孔板体30Aにすることで二番処理螺旋翼28による搬送効率をアップさせることができ、二番排出口32での詰まりを少なくすることができる。
また、二番処理胴26の外周ツース28Bを配置した箇所の二番受網30は軸方向にソリッド板30Cを設けた格子網30Eにすることで、ソリッド板30Cとツース28Bによるコナシ作用により枝梗粒を減少させることができる。
さらに、格子網30Eでは処理物は揺動選別棚16の右側に落下し、前方のガイド部材35では揺動選別棚16の中央よりに処理物を落下させることで二番処理物の均分化が促進される。
ガイド部材35を扱室扱網15の外側近傍に位置する構成とする。
これにより、ガイド部材35を扱室扱網15の外側近傍に位置することで扱室扱網15から落下した処理物もガイド部材35にて揺動選別棚16の中央よりにすることで分散が促進され三番ロスの削減につながる。
ガイド部材35の端面は揺動選別棚16の中央へ向かう寄せ板41より内側に位置するように構成する(図8)。
これにより、落下する位置によって作用する寄せ板41が異なるため、より分散が促進される。
ガイド部材35は、二番受網30の終端に設けた縦板部30Fにボルト35Bにより締付けで組み付ける構成とする(図7)。
これにより、無孔の板体30Aと格子網30Eとを一体化した二番受網30にガイド部材35をボルト締付け組付け方式にすることで、二番受網30を点検時に取り出す際に、脱穀装置3の側板36の点検穴36Aから容易に取り出すことが可能となる(図5)。
これにより、ガイド部材35を扱室扱網15の外側近傍に位置することで扱室扱網15から落下した処理物もガイド部材35にて揺動選別棚16の中央よりにすることで分散が促進され三番ロスの削減につながる。
ガイド部材35の端面は揺動選別棚16の中央へ向かう寄せ板41より内側に位置するように構成する(図8)。
これにより、落下する位置によって作用する寄せ板41が異なるため、より分散が促進される。
ガイド部材35は、二番受網30の終端に設けた縦板部30Fにボルト35Bにより締付けで組み付ける構成とする(図7)。
これにより、無孔の板体30Aと格子網30Eとを一体化した二番受網30にガイド部材35をボルト締付け組付け方式にすることで、二番受網30を点検時に取り出す際に、脱穀装置3の側板36の点検穴36Aから容易に取り出すことが可能となる(図5)。
ガイド部材35と扱室前板42との間にコンケーブ42A(フロント)とほぼ同じ長さの隙間42Bを設ける(図6)。
これにより、ガイド部材35と扱室前板42との間にコンケーブ42A(フロント)とほぼ同じ長さの隙間42Bを設けることで、二番処理胴26でさらに送られた処理物は隙間42Bから下方に落下し、二番処理胴26の詰りを防止することができる。
また、コンケーブ42A(フロント)の下方に二番処理物を落下させることで扱室扱網15から落下した処理物と揺動選別棚16の移送棚17上で混じり合うことがなく、拡散がスムーズになる。
二番還元口27Aの下側の二番処理胴26の外周に二番処理螺旋翼28を設けた構成において、二番処理螺旋翼28の下方部分の二番受網30を無孔の板体30Aとして構成する。
二番処理胴26にツース28Bを配置した箇所の二番受網30は、軸方向にソリッド板30Cを、円周方向に丸棒30Dを配置した格子網30Eにした構成とし、格子網30Eの前方は丸棒30Dの間隔を広くして格子目合いを大きくする(図9)。
これにより、ガイド部材35と扱室前板42との間にコンケーブ42A(フロント)とほぼ同じ長さの隙間42Bを設けることで、二番処理胴26でさらに送られた処理物は隙間42Bから下方に落下し、二番処理胴26の詰りを防止することができる。
また、コンケーブ42A(フロント)の下方に二番処理物を落下させることで扱室扱網15から落下した処理物と揺動選別棚16の移送棚17上で混じり合うことがなく、拡散がスムーズになる。
二番還元口27Aの下側の二番処理胴26の外周に二番処理螺旋翼28を設けた構成において、二番処理螺旋翼28の下方部分の二番受網30を無孔の板体30Aとして構成する。
二番処理胴26にツース28Bを配置した箇所の二番受網30は、軸方向にソリッド板30Cを、円周方向に丸棒30Dを配置した格子網30Eにした構成とし、格子網30Eの前方は丸棒30Dの間隔を広くして格子目合いを大きくする(図9)。
さらに二番処理胴26における拡散羽根37を設けた前方の部位には揺動選別棚16の中央部に処理物を拡散できるガイド部材35を設けた構成とする。
これにより、二番還元口27Aの下方を無孔板体30Aにすることで螺旋による搬送効率がアップして二番排出口32での詰まりが少なくなる。二番処理胴26にツース28Bを配置した箇所には軸方向にソリッド板30Cを設けた格子網にすることで、ソリッド板30Cとツース28Bによるコナシ作用により枝梗粒を減少させることができる。さらに格子網30E前側では漏粒を多くして揺動選別棚16右側に落下するために揺動選別棚16での分散距離が取れる、前方のガイド部材35では揺動選別棚16の中央寄りに処理物を落下させることで二番処理物の均分化が促進される。
これにより、二番還元口27Aの下方を無孔板体30Aにすることで螺旋による搬送効率がアップして二番排出口32での詰まりが少なくなる。二番処理胴26にツース28Bを配置した箇所には軸方向にソリッド板30Cを設けた格子網にすることで、ソリッド板30Cとツース28Bによるコナシ作用により枝梗粒を減少させることができる。さらに格子網30E前側では漏粒を多くして揺動選別棚16右側に落下するために揺動選別棚16での分散距離が取れる、前方のガイド部材35では揺動選別棚16の中央寄りに処理物を落下させることで二番処理物の均分化が促進される。
二番還元口27Aの下側の二番処理胴26の外周に二番処理螺旋翼28を設けた構成において、二番処理螺旋翼28の下方部分の二番受網30を無孔の板体30Aとして構成し、二番処理胴26にツース28Bを配置した箇所の二番受網30は、軸方向に丸棒30Dを、円周方向にソリッド板30Cをそれぞれ配置した格子網30Eにした構成とし、格子網30Eの前方はソリッド板30Cの間隔を広くして格子目合いを大きくする。
さらに二番処理胴26における拡散羽根37を設けた前方には、揺動選別棚16の中央部に処理物を拡散できるガイド部材35を設けた構成とし、ガイド部材35の端面は揺動選別棚16の中央へ向かう寄せ板41よりも内側に位置するように構成する。
これにより、二番還元口27Aの下方を無孔板体30Aにすることで、二番処理螺旋翼28による搬送効率がアップして二番排出口32での詰まりが少なくなる。二番処理胴26にツース28Bを配置した箇所には軸方向にソリッド板30Cを設けた格子網30Eにすることで、ソリッド板30Cとツース28Bによるコナシ作用により枝梗粒を減少させることができる。
さらに二番処理胴26における拡散羽根37を設けた前方には、揺動選別棚16の中央部に処理物を拡散できるガイド部材35を設けた構成とし、ガイド部材35の端面は揺動選別棚16の中央へ向かう寄せ板41よりも内側に位置するように構成する。
これにより、二番還元口27Aの下方を無孔板体30Aにすることで、二番処理螺旋翼28による搬送効率がアップして二番排出口32での詰まりが少なくなる。二番処理胴26にツース28Bを配置した箇所には軸方向にソリッド板30Cを設けた格子網30Eにすることで、ソリッド板30Cとツース28Bによるコナシ作用により枝梗粒を減少させることができる。
さらに、格子網30Eでは処理物は揺動選別棚16の右側に落下し、前方のガイド部材35では揺動選別棚16の中央よりに処理物を落下させることで、二番処理物の均分化が促進される。
これにより、落下する位置によって作用する寄せ板41が異なるため、より分散が促進される。
前記扱室扱網15におけるシーブ18の上方部位であって、前記扱室扱網15の左右方向の中央位置よりも右側の部位に、前記揺動選別棚16上の被処理物の層厚を検出する層厚センサ38を設け、該層厚センサ38と二番処理胴26の軸心位置との間に前記ガイド部材35を配置し、該ガイド部材35の後部を前部よりも下方に長く延在させる(図7)。
これにより、層厚センサ38の近傍にガイド部材35の下端を位置させるので、二番処理装置25による二番処理物の漏下による揺動選別棚16上の被処理物の増加を迅速に検出することができ、シーブ18の開き具合と唐箕20の風量とを調節する選別自動制御を適確に実行でき、選別効率を向上させられる。
これにより、落下する位置によって作用する寄せ板41が異なるため、より分散が促進される。
前記扱室扱網15におけるシーブ18の上方部位であって、前記扱室扱網15の左右方向の中央位置よりも右側の部位に、前記揺動選別棚16上の被処理物の層厚を検出する層厚センサ38を設け、該層厚センサ38と二番処理胴26の軸心位置との間に前記ガイド部材35を配置し、該ガイド部材35の後部を前部よりも下方に長く延在させる(図7)。
これにより、層厚センサ38の近傍にガイド部材35の下端を位置させるので、二番処理装置25による二番処理物の漏下による揺動選別棚16上の被処理物の増加を迅速に検出することができ、シーブ18の開き具合と唐箕20の風量とを調節する選別自動制御を適確に実行でき、選別効率を向上させられる。
ガイド部材35は、正面視において、上下中間所定位置から下端にかけて扱胴11の下方側にせり出した形状に形成する。
これにより、ガイド部材35が扱胴11の下方側に伸ばすことにより、二番処理装置25から漏下する二番処理物を移送棚17上の中央寄りに誘導し、移送棚17の機体走行方向の右側に二番処理物が偏るのを防止し、穀粒の回収効率を向上させ、穀粒損失を低減させられる。
しかして、前記扱室10の終端には排塵処理装置45を設ける。排塵処理装置45は、前記扱胴11と平行な排塵処理胴46の外周面に排塵処理刃47を設け、排塵処理胴46の主として下方側を処理網48により包囲して形成する。排塵処理装置45は、その始端部を平面視前記扱室10の終端部と重合させ、連通口49により連通させる。排塵処理装置45の終端には排塵口50を設ける。
これにより、ガイド部材35が扱胴11の下方側に伸ばすことにより、二番処理装置25から漏下する二番処理物を移送棚17上の中央寄りに誘導し、移送棚17の機体走行方向の右側に二番処理物が偏るのを防止し、穀粒の回収効率を向上させ、穀粒損失を低減させられる。
しかして、前記扱室10の終端には排塵処理装置45を設ける。排塵処理装置45は、前記扱胴11と平行な排塵処理胴46の外周面に排塵処理刃47を設け、排塵処理胴46の主として下方側を処理網48により包囲して形成する。排塵処理装置45は、その始端部を平面視前記扱室10の終端部と重合させ、連通口49により連通させる。排塵処理装置45の終端には排塵口50を設ける。
前記排塵処理胴46は、前記二番処理装置25の二番処理胴26と同一軸芯状に設け、排塵処理装置45の排塵処理胴46は機体後方に処理物を移送させて処理する。
グレンタンク5の脱穀装置3に対向している側の側面51に、グレンタンク5の内側後方部内を開放する掃除口(図示省略)を開口させ、掃除口には縦板状の掃除口蓋52を前側縦軸53にて回動自在に設ける。
これにより、グレンタンク5を後部に設けた回動軸心(図示省略)を中心に外側オープンさせ、次に、前側縦軸53中心に掃除口蓋52を開けると、グレンタンク5内を開放することができ、グレンタンク5内の掃除が容易になる。
また、作業者はグレンタンク5のオープンにより露出した走行フレーム26上に乗って作業が出来るため、グレンタンク5の高所部分の清掃も容易になる。
この場合、掃除口蓋52は縦軸芯回動時に操縦部6と接触することなく、かつ、オープンしたグレンタンク5の最外側部より掃除口蓋52の開放端が内側に位置させる構成とする。
グレンタンク5の脱穀装置3に対向している側の側面51に、グレンタンク5の内側後方部内を開放する掃除口(図示省略)を開口させ、掃除口には縦板状の掃除口蓋52を前側縦軸53にて回動自在に設ける。
これにより、グレンタンク5を後部に設けた回動軸心(図示省略)を中心に外側オープンさせ、次に、前側縦軸53中心に掃除口蓋52を開けると、グレンタンク5内を開放することができ、グレンタンク5内の掃除が容易になる。
また、作業者はグレンタンク5のオープンにより露出した走行フレーム26上に乗って作業が出来るため、グレンタンク5の高所部分の清掃も容易になる。
この場合、掃除口蓋52は縦軸芯回動時に操縦部6と接触することなく、かつ、オープンしたグレンタンク5の最外側部より掃除口蓋52の開放端が内側に位置させる構成とする。
これにより、グレンタンク5をオープンした後、掃除口蓋52を開けることで、グレンタンク5内の掃除が容易になる。掃除口蓋52は操縦部6に接触せずに軸芯回動時させられるので、グレンタンク5をオープンしてから掃除口の開放が可能となる。
正面視において、開放時の掃除口蓋52がオープンしたグレンタンク5の最外側部より内側にある構成のため、掃除口を最大開放することが出来る。
掃除口蓋52は回動支点以外の上下部および後部の3方向をレバー54にてグレンタンク5の本体と密着固定する構成とする。
掃除口蓋52は回動支点以外の3方向をレバーにてグレンタンク5本体と密着固定する構成のため、隙間なくグレンタンク5本体と密着させることができ、籾漏れ等の心配がなくなる。
この場合、掃除口蓋52の開放時にレバー54を開放位置で係止装置55により開放位置を保持するように固定する。
レバー回動で固定、開放が可能になることで工具レスになりメンテナンス性が向上する。開放時にレバー54を開放位置で係止装置55に固定するために、開放時に各レバー54がブラブラしないため、レバー54が3カ所あっても容易に開け閉めできる。
正面視において、開放時の掃除口蓋52がオープンしたグレンタンク5の最外側部より内側にある構成のため、掃除口を最大開放することが出来る。
掃除口蓋52は回動支点以外の上下部および後部の3方向をレバー54にてグレンタンク5の本体と密着固定する構成とする。
掃除口蓋52は回動支点以外の3方向をレバーにてグレンタンク5本体と密着固定する構成のため、隙間なくグレンタンク5本体と密着させることができ、籾漏れ等の心配がなくなる。
この場合、掃除口蓋52の開放時にレバー54を開放位置で係止装置55により開放位置を保持するように固定する。
レバー回動で固定、開放が可能になることで工具レスになりメンテナンス性が向上する。開放時にレバー54を開放位置で係止装置55に固定するために、開放時に各レバー54がブラブラしないため、レバー54が3カ所あっても容易に開け閉めできる。
また、固定したレバー54を掃除口の開放時の取っ手として使用しうる構成とする。
開放時にレバー54を開放位置で係止装置55に固定してレバーを取っ手として使用することでメンテナンスが容易になる。
HST駆動でフィードチェンの移動速度を増減可能なコンバインにおいて、搬送穀稈量に応じて脱穀フィードチェンの移動速度を変化させる構成とする。
刈取装置4の搬送チェン(図示省略)の挟持稈(図示省略)の開き量をポジションセンサ(図示省略)にて検出し、コントロ−ラ(図示省略)を経由してHST駆動を変速してフィードチェンの移動速度(搬送速度)を変速させる。
穀稈量が多い場合は、フィードチェンを増速させて搬送穀稈の層厚を薄くし、脱穀装置3での脱粒性能を向上させ扱ぎ残し防止にもなる。
開放時にレバー54を開放位置で係止装置55に固定してレバーを取っ手として使用することでメンテナンスが容易になる。
HST駆動でフィードチェンの移動速度を増減可能なコンバインにおいて、搬送穀稈量に応じて脱穀フィードチェンの移動速度を変化させる構成とする。
刈取装置4の搬送チェン(図示省略)の挟持稈(図示省略)の開き量をポジションセンサ(図示省略)にて検出し、コントロ−ラ(図示省略)を経由してHST駆動を変速してフィードチェンの移動速度(搬送速度)を変速させる。
穀稈量が多い場合は、フィードチェンを増速させて搬送穀稈の層厚を薄くし、脱穀装置3での脱粒性能を向上させ扱ぎ残し防止にもなる。
図17は、コンバインの油圧回路を示し、60はタンク、61は油圧ポンプ、62は刈取装置上下シリンダ、63は排出オーガーの上下シリンダ、64は機体水平制御を実行する車体バルブ65の一つのローリングシリンダ、66は同ピッチングシリンダ、67は刈取用HST、68は走行用HST、69はミッションケース内のサイドクラッチ切替シリンダであり、比例流量制御弁70の出力油路71に車体バルブ65への供給または刈取・オーガシリンダ62・63への供給のどちらかを選択切り替え可能なソレノイドバルブ73を設け、ソレノイドバルブ73が中立の時は、刈取・オーガシリンダ62・63ともタンクポートに接続し、刈取・オーガシリンダ62・63はソレノイド出力ポートに並列に接続し、それぞれ双方向に逆止弁の機能を持ったノンリークソレノイド75を配置する構成としている。
上記油圧回路で、車体水平制御動作時の車体バルブ65への送油圧力の上昇に伴う刈取シリンダ62の内圧が増加するのを、ノンリークソレノイド75を設けることにより防止して、刈取シリンダ62やオーガー上下シリンダ63がリーク(油洩れ)するのを防止すると共に、排出オーガーを下げ(収納)ながら、同時に、刈取上下操作を可能にする構成とすることができる。
図18は、コンバインの油圧回路の別の実施形態を示し、コンバインの油圧回路において、比例流量制御弁70の出力油路71に車体バルブ65への供給または刈取・オーガシリンダ62・63への供給のどちらかを選択切り替え可能なソレノイドバルブ73を設け、ソレノイドバルブ73が中立の時は、刈取・オーガシリンダ62・63ともタンクポートに接続し、刈取・オーガシリンダ62・63はソレノイド出力ポートに並列に接続し、それぞれ双方向に逆止弁の機能を持ったノンリークソレノイド75を配置する構成としている。
図18は、コンバインの油圧回路の別の実施形態を示し、コンバインの油圧回路において、比例流量制御弁70の出力油路71に車体バルブ65への供給または刈取・オーガシリンダ62・63への供給のどちらかを選択切り替え可能なソレノイドバルブ73を設け、ソレノイドバルブ73が中立の時は、刈取・オーガシリンダ62・63ともタンクポートに接続し、刈取・オーガシリンダ62・63はソレノイド出力ポートに並列に接続し、それぞれ双方向に逆止弁の機能を持ったノンリークソレノイド75を配置する構成としている。
上記油圧回路で、車体水平制御動作時の車体バルブ65への送油圧力の上昇に伴う刈取シリンダ62の内圧が増加するのを、ノンリークソレノイド75を設けることにより防止して、刈取シリンダ62やオーガー上下シリンダ63がリーク(油洩れ)するのを防止すると共に、排出オーガーを下げ(収納)ながら、同時に、刈取上下操作を可能にする構成とすることができる。
コンバインの油圧回路において、比例流量制御弁70の出力油路71に車体バルブ65への供給または刈取・オーガシリンダ62・63への供給のどちらかを選択切り替え可能なソレノイドバルブ73を設け、該ソレノイドバルブ73が中立の時は、刈取・オーガシリンダ62・63ともタンクポートに接続し、刈取・オーガシリンダ62・63はソレノイド出力ポートに並列に接続し、それぞれ双方向に逆止弁の機能を持ったノンリークソレノイド75を配置する構成とし、刈取装置4の圧抜き制御を行うときに、比例流量制御弁70の出力油路71に、車体バルブ65、オーガ刈取シリンダ62への供給または刈取への供給のどちらかを選択切り替え可能なソレノイドバルブ73(刈取側出力)とノンリークソレノイド75を同時に出力する構成とする。
コンバインの油圧回路において、比例流量制御弁70の出力油路71に車体バルブ65への供給または刈取・オーガシリンダ62・63への供給のどちらかを選択切り替え可能なソレノイドバルブ73を設け、該ソレノイドバルブ73が中立の時は、刈取・オーガシリンダ62・63ともタンクポートに接続し、刈取・オーガシリンダ62・63はソレノイド出力ポートに並列に接続し、それぞれ双方向に逆止弁の機能を持ったノンリークソレノイド75を配置する構成とし、刈取装置4の圧抜き制御を行うときに、比例流量制御弁70の出力油路71に、車体バルブ65、オーガ刈取シリンダ62への供給または刈取への供給のどちらかを選択切り替え可能なソレノイドバルブ73(刈取側出力)とノンリークソレノイド75を同時に出力する構成とする。
そして、路上走行時に刈取上昇したままの場合、刈取シリンダ62に内圧がこもり、シリンダ刈取シリンダ62内の圧力が上昇する問題(油圧熱膨張による)への対応として、路上走行中定期的に比例流量制御弁70の出力油路71に、車体バルブ65、オーガ刈取シリンダ62への供給または刈取への供給のどちらかを選択切り替え可能なソレノイドバルブ73(刈取側出力)とノンリークを同時に出力する制御を行う。
図19は、コンバインの油圧回路の別の実施形態を示し、
ソレノイドバルブ73が中立の時は、刈取・オーガシリンダ62・63ともタンクポートに接続し、刈取・オーガシリンダ62・63はソレノイド出力ポートに並列に接続し、それぞれ双方向に逆止弁の機能を持ったノンリークソレノイド75を配置する構成とし、車体アンロードバルブ80の切替えにより、車体アンロードバルブ80の高圧ポートをローリング回路(L,R)64に接続可能とする。ローリング制御SOL回路(L,R)上流にはL,Rの流入量1:1に分流する分流弁81を設ける。車体アンロードバルブ80はダブルタイプのソレノイドとし、もう一方はオーガオーガー上下シリンダ63とピッチングピッチングシリンダ66へ接続可能とする。オーガシリンダ63の接続部には双方向逆止弁(ノンリークソレノイド75)を配置する。
図19は、コンバインの油圧回路の別の実施形態を示し、
ソレノイドバルブ73が中立の時は、刈取・オーガシリンダ62・63ともタンクポートに接続し、刈取・オーガシリンダ62・63はソレノイド出力ポートに並列に接続し、それぞれ双方向に逆止弁の機能を持ったノンリークソレノイド75を配置する構成とし、車体アンロードバルブ80の切替えにより、車体アンロードバルブ80の高圧ポートをローリング回路(L,R)64に接続可能とする。ローリング制御SOL回路(L,R)上流にはL,Rの流入量1:1に分流する分流弁81を設ける。車体アンロードバルブ80はダブルタイプのソレノイドとし、もう一方はオーガオーガー上下シリンダ63とピッチングピッチングシリンダ66へ接続可能とする。オーガシリンダ63の接続部には双方向逆止弁(ノンリークソレノイド75)を配置する。
コンバインの油圧回路において、車体水平上げ時に穀粒重量変化による左右差(上昇下降時間差)を解消し、ローリングシリンダ接続前にオリフィスを使用しないため、作動圧の低減化が図られ馬力損失、油温上昇を抑えることが出来る。
(4593)
図20は、コンバインの油圧回路の別の実施形態を示し、車体水平制御回路に対して車体アンロードバルブ80のタンクポートに固定オリフィス83を追加する。
車体アンロードバルブ80のアンロード圧が低い場合、分流弁81への油の供給が出できず、車体アンロードバルブ80がローリング側へ切り替わってから圧油供給されることが想定され、分流弁81に初めて圧油が供給されることによりサージ圧の発生および応答遅れをが生じる問題を解消する。
(4593)
図20は、コンバインの油圧回路の別の実施形態を示し、車体水平制御回路に対して車体アンロードバルブ80のタンクポートに固定オリフィス83を追加する。
車体アンロードバルブ80のアンロード圧が低い場合、分流弁81への油の供給が出できず、車体アンロードバルブ80がローリング側へ切り替わってから圧油供給されることが想定され、分流弁81に初めて圧油が供給されることによりサージ圧の発生および応答遅れをが生じる問題を解消する。
図21は、コンバインの油圧回路の別の実施形態を示し、車体水平制御回路に対してローリング回路(L,R)64の高圧供給部に双方向から作動可能なリリーフバルブ84を配置する。
機体の水平上下制御を実行した際に何らかの影響で、左右のローリングシリンダローリングシリンダ64のどちらかが先にストロークエンドに達した場合、メインリリーフバルブ84が作動し、もう反対側のローリングシリンダローリングシリンダ64の上昇下降動作が停止してしまう問題を解消する。
機体の水平上下制御を実行した際に何らかの影響で、左右のローリングシリンダローリングシリンダ64のどちらかが先にストロークエンドに達した場合、メインリリーフバルブ84が作動し、もう反対側のローリングシリンダローリングシリンダ64の上昇下降動作が停止してしまう問題を解消する。
図22は、コンバインの油圧回路の別の実施形態を示し、車体水平制御回路に対してローリング回路(L,R)64の高圧供給部に双方向から作動可能なシャトル弁85を配置し、シャトル弁85を抜けた油路にオリフィス86を配置し通常リリーフ作動時と、前記車高制御によるリリーフ作動時に圧力差をもたせる。
これにより、水平上下制御を実行した際に何らかの影響でどちらかが先にストロークエンドに達した場合、シャトル弁85が作動し、もう反対側のローリングシリンダ64の上昇下降動作が停止してしまう問題を解消する。
これにより、水平上下制御を実行した際に何らかの影響でどちらかが先にストロークエンドに達した場合、シャトル弁85が作動し、もう反対側のローリングシリンダ64の上昇下降動作が停止してしまう問題を解消する。
図23は、コンバインの油圧回路の別の実施形態を示し、車体水平制御回路に対してローリング回路(L,R)64の高圧供給部に双方向から作動可能なソレノイド切替え弁87を配置する。
これにより、水平上下制御を実行した際に何らかの影響でどちらかが先にストロークエンドに達した場合、ソレノイド切替え弁87が作動し、もう反対側のローリングシリンダ64の上昇下降動作が停止してしまう問題を解消する。
また、車体水平制御回路に対してローリング回路(L,R)64の高圧供給部に双方向から作動可能なソレノイド切替えをローリングシリンダ64のどちらかがストロークエンドに達した時の信号により出力する。
これにより、水平上下制御を実行した際に何らかの影響でどちらかが先にストロークエンドに達した場合、ソレノイド切替え弁87が作動し、もう反対側のローリングシリンダ64の上昇下降動作が停止してしまう問題を解消する。
これにより、水平上下制御を実行した際に何らかの影響でどちらかが先にストロークエンドに達した場合、ソレノイド切替え弁87が作動し、もう反対側のローリングシリンダ64の上昇下降動作が停止してしまう問題を解消する。
また、車体水平制御回路に対してローリング回路(L,R)64の高圧供給部に双方向から作動可能なソレノイド切替えをローリングシリンダ64のどちらかがストロークエンドに達した時の信号により出力する。
これにより、水平上下制御を実行した際に何らかの影響でどちらかが先にストロークエンドに達した場合、ソレノイド切替え弁87が作動し、もう反対側のローリングシリンダ64の上昇下降動作が停止してしまう問題を解消する。
図24は、コンバインの油圧回路の別の実施形態を示し、車体水平制御回路に対してローリング回路(L,R)64のどちらかがストロークエンドに達した場合、先行した、上昇ソレノイドを中立にして分流弁81の流れをブロックしない構成とする。
これにより、水平上下制御を実行した際に何らかの影響でどちらかが先にストロークエンドに達した場合、上昇ソレノイドを中立にして、もう反対側のローリングシリンダ64の上昇下降動作が停止してしまう問題を解消する。
これにより、水平上下制御を実行した際に何らかの影響でどちらかが先にストロークエンドに達した場合、上昇ソレノイドを中立にして、もう反対側のローリングシリンダ64の上昇下降動作が停止してしまう問題を解消する。
(実施形態の作用)
本発明は上記構成であり、圃場を走行し、刈取装置4により穀稈を刈り取り、刈り取った穀稈は脱穀装置3の扱室10に供給され、回転する扱胴11により脱穀処理され、脱穀処理された被処理物は扱室扱網15から揺動選別棚16に漏下し、揺動選別棚16上に落下した被処理物は、唐箕20の送風と揺動選別棚16の往復揺動により選別され、選別した穀粒は一番コンベア21により回収され、二番コンベア22に回収された二番物は二番還元装置27により二番処理装置25の始端部に還元され、二番処理装置25では回転する二番処理胴26と二番物処理螺旋28により再処理されて、二番処理装置25の終端の二番排出口32に送られて、二番排出口32から揺動選別棚16の移送棚17上に落下する。
本発明は上記構成であり、圃場を走行し、刈取装置4により穀稈を刈り取り、刈り取った穀稈は脱穀装置3の扱室10に供給され、回転する扱胴11により脱穀処理され、脱穀処理された被処理物は扱室扱網15から揺動選別棚16に漏下し、揺動選別棚16上に落下した被処理物は、唐箕20の送風と揺動選別棚16の往復揺動により選別され、選別した穀粒は一番コンベア21により回収され、二番コンベア22に回収された二番物は二番還元装置27により二番処理装置25の始端部に還元され、二番処理装置25では回転する二番処理胴26と二番物処理螺旋28により再処理されて、二番処理装置25の終端の二番排出口32に送られて、二番排出口32から揺動選別棚16の移送棚17上に落下する。
二番処理装置25の二番物処理螺旋28の下方には、二番物処理螺旋28の下面から脱穀装置3の右側板36に掛けて二番処理物を受け止めて流下させる板状であって下端は自由端に形成したガイド部材35を設けているので、揺動選別棚16の移送棚17上に落下させ、移送棚17の前後中間以降に漏下する割合を増加させ、移送棚17での移送距離を短くしてシーブ18から効率よく穀粒を落下させ、穀粒の回収効率を向上させ、穀粒損失を低減させられる。
ガイド部材35は二番処理胴26の二番物処理螺旋28の搬送機能を有する範囲の下方に設け、二番物処理螺旋28の搬送機能部分は二番物処理螺旋28の前後長の70%程度とし、二番物処理螺旋28の搬送機能を有しない範囲には跳出板37を設けているので、移送棚17上の中央寄りに二番処理物をガイド部材35により誘導し、移送棚17の機体走行方向の右側に二番処理物が偏るのを防止し、さらに、移送棚17の最前部(始端部)より手前に二番処理物を落下させて、シーブ18までの移送距離を短くして、穀粒の回収効率を向上させ、穀粒損失を低減させられる。
ガイド部材35は二番処理胴26の二番物処理螺旋28の搬送機能を有する範囲の下方に設け、二番物処理螺旋28の搬送機能部分は二番物処理螺旋28の前後長の70%程度とし、二番物処理螺旋28の搬送機能を有しない範囲には跳出板37を設けているので、移送棚17上の中央寄りに二番処理物をガイド部材35により誘導し、移送棚17の機体走行方向の右側に二番処理物が偏るのを防止し、さらに、移送棚17の最前部(始端部)より手前に二番処理物を落下させて、シーブ18までの移送距離を短くして、穀粒の回収効率を向上させ、穀粒損失を低減させられる。
ガイド部材35は2移送棚17の前後長の2/3程度とし、移送棚17の後方寄りに配置しているので、移送棚17上の中央寄りに二番処理物をガイド部材35により誘導し、移送棚17の機体走行方向の右側に二番処理物が偏るのを防止し、さらに、移送棚17の最前部(始端部)より後側に二番処理物をガイド部材35により誘導し、シーブ18までの移送距離を短くして、穀粒の回収効率を向上させ、穀粒損失を低減させられる。
ガイド部材35の先端(下端)は、正面から見て機体左右方向において、扱室扱網15の最も二番処理胴26に近い部分よりも扱胴11の中心側に位置するように設けているので、扱室扱網15の最も二番処理胴26に近い部分から漏下する脱穀処理物と二番処理装置25から漏下する二番処理物を移送棚17上の中央寄りに誘導し、移送棚17の機体走行方向の右側に二番処理物が偏るのを防止し、穀粒の回収効率を向上させ、穀粒損失を低減させられる。
ガイド部材35の先端(下端)は、正面から見て機体左右方向において、扱室扱網15の最も二番処理胴26に近い部分よりも扱胴11の中心側に位置するように設けているので、扱室扱網15の最も二番処理胴26に近い部分から漏下する脱穀処理物と二番処理装置25から漏下する二番処理物を移送棚17上の中央寄りに誘導し、移送棚17の機体走行方向の右側に二番処理物が偏るのを防止し、穀粒の回収効率を向上させ、穀粒損失を低減させられる。
ガイド部材35の先端(下端)は、正面から見た機体左右方向において、移送棚17の右端より20%程度中央よりに位置するように設けているので、二番処理装置25から漏下する二番処理物を移送棚17上の中央寄りに誘導し、移送棚17の機体走行方向の右側に二番処理物が偏るのを防止し、穀粒の回収効率を向上させ、穀粒損失を低減させられる。
ガイド部材35と扱室扱網15との間の間隔を、二番処理胴26の二番物処理螺旋28の半径の1.5倍以上になるように構成しているので、二番処理装置25から漏下する二番処理物の停滞を防止して移送棚17上の中央寄りに誘導し、扱胴11の脱穀作用に悪影響を与えることなく、選別効率を向上させられる。
ガイド部材35と扱室扱網15との間の間隔を、扱胴11の中心から扱室扱網15までの距離の30%以上のクリアランスを確保した位置に設けているので、二番処理装置25から漏下する二番処理物の停滞を防止して移送棚17上の中央寄りに誘導し、扱胴11の脱穀作用に悪影響を与えることなく、選別効率を向上させられる。
ガイド部材35と扱室扱網15との間の間隔を、二番処理胴26の二番物処理螺旋28の半径の1.5倍以上になるように構成しているので、二番処理装置25から漏下する二番処理物の停滞を防止して移送棚17上の中央寄りに誘導し、扱胴11の脱穀作用に悪影響を与えることなく、選別効率を向上させられる。
ガイド部材35と扱室扱網15との間の間隔を、扱胴11の中心から扱室扱網15までの距離の30%以上のクリアランスを確保した位置に設けているので、二番処理装置25から漏下する二番処理物の停滞を防止して移送棚17上の中央寄りに誘導し、扱胴11の脱穀作用に悪影響を与えることなく、選別効率を向上させられる。
扱室扱網15のシーブ18の上方位置であって機体左右方向の中央位置よりも機体走行方向の右側に揺動選別棚16上の被処理物の層厚を検出する層厚センサ38を設け、層厚センサ38と二番処理胴26の軸心位置との間に前記ガイド部材35を配置し、ガイド部材35は終端側よりも始端側を下方に長く形成しているので、層厚センサ38の近傍にガイド部材35の下端を位置させるので、二番処理装置25による二番処理物の漏下による揺動選別棚16上の被処理物の増加を迅速に検出することができ、シーブ18の開き具合と唐箕20の風量とを調節する選別自動制御を適確に実行でき、選別効率を向上させられる。
ガイド部材35は、正面視において、上下中間所定位置から下端にかけて扱胴11の下方側にせり出した形状に形成しているので、ガイド部材35が扱胴11の下方側に伸ばすことにより、二番処理装置25から漏下する二番処理物を移送棚17上の中央寄りに誘導し、移送棚17の機体走行方向の右側に二番処理物が偏るのを防止し、穀粒の回収効率を向上させ、穀粒損失を低減させられる。
二番還元口27Aの下側の二番処理胴26の外周に二番処理螺旋翼28を設けた構成において、二番処理螺旋翼28の下方部分の二番受網30を無孔の板体30Aとして構成し、二番処理胴26にツース28Bを配置した箇所の二番受網30は、軸方向にソリッド板30Cを、円周方向に丸棒30Dを配置した格子網30Eにした構成とし、さらに、二番処理胴26の先端外周に設けた拡散羽根37の前方の二番受網30には、揺動選別棚16の中央部に処理物を拡散させるガイド部材35を設けて構成しているので、二番還元口27Aの下方の二番受網30を無孔板体30Aにすることで二番処理螺旋翼28による搬送効率をアップさせることができ、二番排出口32での詰まりを少なくすることができる。
二番還元口27Aの下側の二番処理胴26の外周に二番処理螺旋翼28を設けた構成において、二番処理螺旋翼28の下方部分の二番受網30を無孔の板体30Aとして構成し、二番処理胴26にツース28Bを配置した箇所の二番受網30は、軸方向にソリッド板30Cを、円周方向に丸棒30Dを配置した格子網30Eにした構成とし、さらに、二番処理胴26の先端外周に設けた拡散羽根37の前方の二番受網30には、揺動選別棚16の中央部に処理物を拡散させるガイド部材35を設けて構成しているので、二番還元口27Aの下方の二番受網30を無孔板体30Aにすることで二番処理螺旋翼28による搬送効率をアップさせることができ、二番排出口32での詰まりを少なくすることができる。
また、二番処理胴26の外周ツース28Bを配置した箇所の二番受網30は軸方向にソリッド板30Cを設けた格子網30Eにしているので、ソリッド板30Cとツース28Bによるコナシ作用により枝梗粒を減少させることができる。
さらに、格子網30Eでは処理物は揺動選別棚16の右側に落下し、前方のガイド部材35では揺動選別棚16の中央よりに処理物を落下させるので、揺動選別棚16上の二番処理物の均分化が促進される。
ガイド部材35を扱室扱網15の外側近傍に位置する構成としているので、ガイド部材35を扱室扱網15の外側近傍に位置することで扱室扱網15から落下した処理物もガイド部材35にて揺動選別棚16の中央より寄せるので、分散が促進され三番ロスの削減につながる。
さらに、格子網30Eでは処理物は揺動選別棚16の右側に落下し、前方のガイド部材35では揺動選別棚16の中央よりに処理物を落下させるので、揺動選別棚16上の二番処理物の均分化が促進される。
ガイド部材35を扱室扱網15の外側近傍に位置する構成としているので、ガイド部材35を扱室扱網15の外側近傍に位置することで扱室扱網15から落下した処理物もガイド部材35にて揺動選別棚16の中央より寄せるので、分散が促進され三番ロスの削減につながる。
ガイド部材35の端面は揺動選別棚16の中央へ向かう寄せ板41より内側に位置するように構成しているので、落下する位置によって作用する寄せ板41が異なるため、より分散が促進される。
ガイド部材35は、二番受網30の終端に設けた縦板部30Fにボルト35Bにより締付けで組み付ける構成としているので、無孔の板体30Aと格子網0.と8を一体化した二番受網30にガイド部材35をボルト締付け組付け方式にすることで、二番受網30を点検時に取り出す際に、脱穀装置3の側板36の点検穴36Aから容易に取り出すことが可能となる。
ガイド部材35と扱室前板42との間にコンケーブ42A(フロント)とほぼ同じ長さの隙間42Bを設けているので、二番処理胴26でさらに送られた処理物は隙間42Bから下方に落下し、二番処理胴26の詰りを防止することができる。
ガイド部材35は、二番受網30の終端に設けた縦板部30Fにボルト35Bにより締付けで組み付ける構成としているので、無孔の板体30Aと格子網0.と8を一体化した二番受網30にガイド部材35をボルト締付け組付け方式にすることで、二番受網30を点検時に取り出す際に、脱穀装置3の側板36の点検穴36Aから容易に取り出すことが可能となる。
ガイド部材35と扱室前板42との間にコンケーブ42A(フロント)とほぼ同じ長さの隙間42Bを設けているので、二番処理胴26でさらに送られた処理物は隙間42Bから下方に落下し、二番処理胴26の詰りを防止することができる。
また、コンケーブ42A(フロント)の下方に二番処理物を落下させることで扱室扱網15から落下した処理物と揺動選別棚16の移送棚17上で混じり合うことがなく、拡散がスムーズになる。
二番還元口27Aの下側の二番処理胴26の外周に二番処理螺旋翼28を設けた構成において、二番処理螺旋翼28の下方部分の二番受網30を無孔の板体30Aとして構成し、二番処理胴26にツース28Bを配置した箇所の二番受網30は、軸方向にソリッド板30Cを、円周方向に丸棒30Dを配置した格子網30Eにした構成とし、格子網30Eの前方はソリッド板30Cの間隔を広くして格子目合いを大きくし、さらに二番処理胴26における拡散羽根37を設けた前方の部位には揺動選別棚16の中央部に処理物を拡散できるガイド部材35を設けた構成としているので、二番還元口27Aの下方を無孔板体30Aにすることで螺旋による搬送効率がアップして二番排出口32での詰まりが少なくなる。
二番還元口27Aの下側の二番処理胴26の外周に二番処理螺旋翼28を設けた構成において、二番処理螺旋翼28の下方部分の二番受網30を無孔の板体30Aとして構成し、二番処理胴26にツース28Bを配置した箇所の二番受網30は、軸方向にソリッド板30Cを、円周方向に丸棒30Dを配置した格子網30Eにした構成とし、格子網30Eの前方はソリッド板30Cの間隔を広くして格子目合いを大きくし、さらに二番処理胴26における拡散羽根37を設けた前方の部位には揺動選別棚16の中央部に処理物を拡散できるガイド部材35を設けた構成としているので、二番還元口27Aの下方を無孔板体30Aにすることで螺旋による搬送効率がアップして二番排出口32での詰まりが少なくなる。
また、二番処理胴26にツース28Bを配置した箇所には軸方向のにソリッド板30Cを設けた格子網にすることで、ソリッド板30Cとツース28Bによるコナシ作用により枝梗粒を減少させることができる。
さらに格子網30E前側では漏粒を多くして揺動選別棚16右側に落下するために揺動選別棚16での分散距離が取れる、前方のガイド部材35では揺動選別棚16の中央寄りに処理物を落下させることで二番処理物の均分化が促進される。
さらに格子網30E前側では漏粒を多くして揺動選別棚16右側に落下するために揺動選別棚16での分散距離が取れる、前方のガイド部材35では揺動選別棚16の中央寄りに処理物を落下させることで二番処理物の均分化が促進される。
二番還元口27Aの下側の二番処理胴26の外周に二番処理螺旋翼28を設けた構成において、二番処理螺旋翼28の下方部分の二番受網30を無孔の板体30Aとして構成し、二番処理胴26にツース28Bを配置した箇所の二番受網30は、軸方向にソリッド板30Cを、円周方向に丸棒30Dを配置した格子網30Eにした構成とし、格子網30Eの前方はソリッド板30Cの間隔を広くして格子目合いを大きくし、さらに二番処理胴26における拡散羽根37を設けた前方には、揺動選別棚16の中央部に処理物を拡散できるガイド部材35を設けた構成とし、ガイド部材35の端面は揺動選別棚16の中央へ向かう寄せ板41よりも内側に位置するように構成しているので、二番還元口27Aの下方を無孔板体30Aにすることで、二番処理螺旋翼28による搬送効率がアップして二番排出口32での詰まりが少なくなる。二番処理胴26にツース28Bを配置した箇所には軸方向のにソリッド板30Cを設けた格子網30Eにすることで、ソリッド板30Cとツース28Bによるコナシ作用により枝梗粒を減少させることができる。
さらに、格子網30Eでは処理物は揺動選別棚16の右側に落下し、前方のガイド部材35では揺動選別棚16の中央よりに処理物を落下させることで、二番処理物の均分化が促進される。
これにより、落下する位置によって作用する寄せ板41が異なるため、より分散が促進される。
これにより、落下する位置によって作用する寄せ板41が異なるため、より分散が促進される。
1…機体フレーム、2…走行装置、3…脱穀装置、4…刈取装置、5…グレンタンク、6…操縦部、9…フィードチェン、10…扱室、11…扱胴、12…扱胴軸、13…前板、14…後板、15…扱網、16…揺動選別棚、17…移送棚、18…シーブ、19…ストローラック、20…唐箕、21…一番コンベア、22…二番コンベア、25…二番処理装置、26…二番処理胴、27…二番還元装置、28…二番物処理螺旋、28B…ツース、30…底板、30A…ガイド、30C…ソリッド板、30D…丸棒、30E…格子網、31…二番処理網、32…二番排出口、35…ガイド部材、30F…縦板部、35B…ボルト、36…側板、36A…点検穴、37…拡散羽根、38…層厚センサ、41…寄せ板、42…扱室前板、42A…コンケーブ、42B…隙間、45…排塵処理装置、46…排塵処理胴、47…排塵処理刃、48…処理網、49…連通口、51…側面、52…掃除口蓋、53…前側縦軸、54…レバー、55…係止装置、56…縦揚穀装置、57…操作部、60…タンク、61…油圧ポンプ、62…刈取シリンダ、63…オーガー上下シリンダ、64…ローリングシリンダ、65…車体バルブ、66…ピッチングシリンダ、67…刈取用HST、68…走行用HST、69…サイドクラッチ切替シリンダ、70…比例流量制御弁、71…出力油路、73…ソレノイドバルブ、75…ノンリークソレノイド、80…車体アンロードバルブ、81…分流弁、83…固定オリフィス、84…リリーフバルブ、85…シャトル弁、86…オリフィス、87…ソレノイド切替え弁。
Claims (6)
- 穀稈を後方へ搬送しながら脱穀処理する扱胴(11)を軸装した扱室(10)と、この扱室(10)の下方に設けたシーブ(18)を有する揺動選別棚(16)と、この揺動選別棚(16)の下方に設けた一番コンベア(21)および二番コンベア(22)と、前記扱室(10)の側方に設けられ前記二番コンベア(22)で回収した二番物を処理する二番処理装置(25)と、この二番処理装置(25)に軸装された二番処理胴(26)を設けた脱穀装置において、前記二番処理装置(25)は、前記二番処理胴(26)の後部を始端部とし、この始端部に二番還元口(27A)から二番物を還元して前方へ移送しながら処理する構成とし、前記二番処理胴(26)の下方の部位には、該二番処理胴(26)の下側から脱穀装置(3)の右側板(36)を越えて前記揺動選別棚(16)上に向かって下がり傾斜して配置され、前記二番処理装置(25)から落下する二番処理物を受け止めて流下させる板状のガイド部材(35)を設け、前記二番還元口(27A)の下側の二番処理胴(26)の外周に二番処理螺旋翼(28)を設け、該二番処理螺旋翼(28)の下側に無孔の板体(30A)を設けたことを特徴とする脱穀装置。
- 前記二番処理胴(26)の外周における二番処理螺旋翼(28)よりも終端側の部位にツース(28B)を設け、このツース(28B)を配置した部位の下側に臨む二番受網(30)は、前記二番処理胴(26)の軸心方向に沿うソリッド板(30C)と、前記二番処理胴(26)の外周方向に沿う丸棒(30D)から構成される格子網(30E)とした請求項1記載の脱穀装置。
- 前記二番処理胴(26)の外周における前記ツース(28B)よりも終端側の部位に拡散羽根(37)を設け、この拡散羽根(37)を設けた部位の下側に前記ガイド部材(35)を設けた請求項2記載の脱穀装置。
- 前記ガイド部材(35)を扱胴(11)の外周に設けた扱網(15)の外側近傍の部位に配置した請求項3記載の脱穀装置。
- 前記ガイド部材(35)の自由端を、前記揺動選別棚(16)上の処理物をこの揺動選別棚(16)の幅方向の中央側へ向けて案内する寄せ板(41)の前端部よりも揺動選別棚(16)の幅方向内側に配置した請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の脱穀装置。
- 前記ガイド部材(35)は、二番受網(30)の終端に設けた縦板部(30F)に締結して取り付ける構成とした請求項1〜請求項5の何れか一項に記載の脱穀装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019067266A JP2020162502A (ja) | 2019-03-29 | 2019-03-29 | 脱穀装置 |
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JP2019067266A JP2020162502A (ja) | 2019-03-29 | 2019-03-29 | 脱穀装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2019067266A Pending JP2020162502A (ja) | 2019-03-29 | 2019-03-29 | 脱穀装置 |
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2019
- 2019-03-29 JP JP2019067266A patent/JP2020162502A/ja active Pending
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