JP2020161178A - 試験装置 - Google Patents
試験装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020161178A JP2020161178A JP2020105788A JP2020105788A JP2020161178A JP 2020161178 A JP2020161178 A JP 2020161178A JP 2020105788 A JP2020105788 A JP 2020105788A JP 2020105788 A JP2020105788 A JP 2020105788A JP 2020161178 A JP2020161178 A JP 2020161178A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- test
- sensor
- unit
- physical quantity
- test device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000012360 testing method Methods 0.000 title claims abstract description 483
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims abstract description 120
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims abstract description 60
- 230000002265 prevention Effects 0.000 abstract description 35
- 239000000779 smoke Substances 0.000 description 65
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 35
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 description 32
- 238000000034 method Methods 0.000 description 27
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 17
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 16
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 14
- 230000006870 function Effects 0.000 description 13
- 239000004509 smoke generator Substances 0.000 description 11
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 8
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 7
- 238000007639 printing Methods 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 5
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 5
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 4
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 2
- 230000010354 integration Effects 0.000 description 2
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 2
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 description 2
- UGFAIRIUMAVXCW-UHFFFAOYSA-N Carbon monoxide Chemical compound [O+]#[C-] UGFAIRIUMAVXCW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000004308 accommodation Effects 0.000 description 1
- 229910002091 carbon monoxide Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000006185 dispersion Substances 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 1
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 1
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 238000000638 solvent extraction Methods 0.000 description 1
- 239000002341 toxic gas Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Fire-Detection Mechanisms (AREA)
- Fire Alarms (AREA)
Abstract
Description
前記感知器側通信手段は、前記感知器側試験手段の試験結果と共に、前記感知器側物理量検出手段の検出結果を前記試験装置に送信する。
まずは、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、概略的に、受信機と感知器とを備える防災システムの感知器を試験する試験装置に関するものである。
まず、本実施の形態に係る防災システムの構成について説明する。図1は、本実施の形態に係る防災システム及び試験装置を示すブロック図であり、図2は、感知器の試験状況を示す側面図であり、図3は、図2の試験装置の一部と感知器を示す拡大図である。なお、図3について、実際には感知器2は収容部301に覆われているが、説明の便宜上、感知器2を覆っている試験装置3を2点鎖線で示し、感知器2を実線で示している。なお、以下の説明では、図2及び図3に示す「X―Z方向」が互いに直交する方向であり、「X―Z方向」に関する用語については、図示の各装置において、各構成品の相対的な位置関係(又は、方向)等を説明するための便宜的な表現であることとする。具体的には、Z方向が鉛直方向であって、X方向が鉛直方向に対して直交する水平方向であるものとして、例えば、Z方向を高さ方向と称し、+Z方向を上側と称し、−Z方向を下側と称して、以下説明する。また、図3の収容部301の中心位置を基準として、当該中心位置から離れる方向を「外側」と称し、中心位置に近づく方向を「内側」と称して、以下説明する。
図1に示す防災システム100は、概略的には、受信機1、及び感知器2を備えている。なお、感知器2については、実際には、監視対象となっている建物の構成(例えば、監視領域の広さ等)に応じて、1個以上設けられるが、ここでは、1個の感知器2を図示して、この感知器2に特に注目して説明する。
最初に、受信機1は、監視領域の異常を警報する警報手段であり、概略的には、通信部11、操作部12、表示部13、音響部14、記憶部15、及び制御部16を備えている。
図1の通信部11は、感知器2との間で通信線L1を介して通信を行う通信手段であり、特に、感知器2が送信した試験結果信号を受信する受信機側受信手段である。ここで、「試験結果信号」とは、試験結果を含む信号であり、具体的には、感知器2が行った「供給試験」の試験結果を含む信号である。この試験結果信号に含まれている情報については、試験結果を含む限りにおいて任意であるが、ここでは、例えば、少なくとも、試験結果と、感知器2を一意に識別するための情報である感知器識別情報(以下、感知器ID)と含まれている場合について説明する。この通信部11の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知の通信回路等を備えて構成することができる。
図1の操作部12は、ユーザの指等で操作されることにより、当該ユーザから各種操作入力を受け付ける操作手段である。この操作部12の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知の操作ボタン等を備えて構成することができる。
図1の表示部13は、制御部16の制御に基づいて各種情報を表示する表示手段であり、特に、感知器2が行った試験の試験結果を出力する受信機側出力手段である。この表示部13の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知の液晶ディスプレイや有機ELディスプレイの如きフラットパネルディスプレイ等を備えて構成することができる。
図1の音響部14は、制御部16の制御に基づいて音を出力する音出力手段であり、特に、感知器2が行った試験の試験結果を出力する受信機側出力手段である。この音響部14の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知のスピーカ等を備えて構成することができる。
図1の記憶部15は、受信機1の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段であり、例えば、外部記録装置としてのハードディスク(図示省略)を用いて構成されている。ただし、ハードディスクに代えてあるいはハードディスクと共に、磁気ディスクの如き磁気的記録媒体、DVDやブルーレイディスクの如き光学的記録媒体、又はFlash、ROM、USBメモリ、SDカードの如き電気的記録媒体を含む、その他の任意の記録媒体を用いることができる(後述する各装置の記憶部も同様である)。
図1の制御部16は、受信機1を制御する制御手段であり、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである。特に、実施の形態に係る制御プログラムは、任意の記録媒体又はネットワークを介して受信機1にインストールされることで、制御部16の各部を実質的に構成する(後述する各装置の記憶部も同様である)。なお、この制御部16の各部により行われる処理については、後述する。
次に、感知器2は、監視領域の異常を検出する検出手段であり、具体的には、図2に示すように、監視領域(具体的には、「1階の部屋A」)の設置面W1に設置されるものであり、概略的には、図1に示す、通信部21、物理量検出部22、表示部23、音響部24、記憶部25、及び制御部26を備えている。ここで、「設置面」W1とは、感知器2が設置される面であり、具体的には、天井面又は壁面等を含む任意の面であるが、以下では、「設置面」W1が天井面である場合について説明する。
図1の通信部21は、受信機1との間で通信線L1を介して通信を行ったり、試験装置3との間で無線にて通信を行ったりする通信手段であり、特に、試験開始信号を試験装置3から受信する感知器側受信手段であり、また、試験結果信号を受信機1に送信する感知器側送信手段である。この通信部21の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知の通信回路、及びアンテナ等を備えて構成することができる。
図1の物理量検出部22は、監視領域の検出対象の物理量を検出する感知器側物理量検出手段であり、特に、感知器2の周辺の煙の濃度を、監視領域の検出対象の物理量として検出するものである。この物理量検出部22の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知の光電式の煙センサ等を備えて構成することができる。
図1の表示部23は、制御部26の制御に基づいて各種情報を表示する表示手段である。この表示部23の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、図3の表示灯231を備えて構成することができる。この表示灯231は、感知器2の状態を点灯(つまり、発光)して表示する表示手段であり、具体的な点灯態様は任意であるが、ここでは、例えば、感知器2が火災を検出していない場合に消灯し、感知器2が火災を検出した場合に点灯するものとして、以下説明する。
図1の音響部24は、制御部26の制御に基づいて音を出力する音出力手段である。この音響部24の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知のスピーカ等を備えて構成することができる。
図1の記憶部25は、感知器2の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段である。この記憶部25には、前述の「感知器ID」(具体的には、感知器2の感知器IDである「ID2」)、及び火災判定閾値情報が格納されている。ここで、「火災判定閾値情報」とは、火災判定閾値を特定する情報である。「火災判定閾値」とは、監視領域における火災発生を検出(判定)するために用いられる閾値であって、物理量検出部22の検出結果と比較されるものである。そして、この火災判定閾値情報については、不図示の入力手段を用いて入力されて格納されているものとする。
図1の制御部26は、感知器2を制御する制御手段であり、機能概念的に、試験部261、及び異常検出部262を備えている。試験部261は、通信部21が試験開始信号を受信した場合に、自己である感知器2の動作についての試験を行う感知器側試験手段である。異常検出部262は、物理量検出部22の検出結果に基づいて、監視領域の異常を検出する感知器側異常検出手段であり、特に、監視領域の火災を検出するものである。なお、この制御部26の各部により行われる処理については、後述する。
次に、試験装置の構成について説明する。図1に示す試験装置3は、感知器2を試験する試験手段であり、概略的には、図2に示す、収容部301、及び支持部302、図1に示す、通信部31、操作部32、物理量検出部33、供給部34、出力部35、記憶部36、及び制御部37を備えている。
図2及び図3の収容部301は、試験を行う場合に感知器2を収容する収容手段であり、具体的には、感知器2を収容可能な内部空間を有する椀状の中空体であって、上側(+Z方向)に開口が設けられており、この開口を介して収容部301の内部に感知器2を出し入れすることができるように構成されているものである。この収容部301は任意の材料を用いて形成することができるが、ここでは、例えば、樹脂又は金属等を用いて形成することもできる。
図2の支持部302は、収容部301を支持するための支持手段であり、具体的には、棒状のものであって、当該支持部302における上側(+Z方向)の端部に、収容部301が不図示のビス等の固定手段により固定されており、当該支持部302における下側(−Z方向)の端部に、当該試験装置3を利用するユーザが支持部302を保持するための保持部303が不図示のビス等の固定手段により固定されているものである。この支持部302は任意の材料を用いて形成することができるが、ここでは、例えば、樹脂又は金属等を用いて形成することもできる。
図1の通信部31は、感知器2との間で無線にて通信を行う通信手段であり、特に、試験開始信号を受信機1を介さずに感知器2に送信する試験装置側送信手段である。この通信部31の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知の無線通信回路(不図示)、及び図3のアンテナ311等を備えて構成することができる。「アンテナ」311は、試験装置3と感知器2との間で無線通信を行うためのものであり、例えば、収容部301における内側面に設けられているものである。
図1の操作部32は、ユーザの指等で操作されることにより、当該ユーザから各種操作入力を受け付ける操作手段である。この操作部32の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、不図示の試験開始ボタン等を備えて構成することができる。ここで、「試験開始ボタン」とは、試験を開始する場合にユーザによって操作される操作ボタンであり、例えば、図2の支持部302における保持部303の周辺に設けられているものである。
図1の物理量検出部33は、監視領域の検出対象の物理量を検出する試験装置側物理量検出手段であり、特に、供給部34が供給した検出対象の物理量を、感知器2の周辺の検出対象の物理量として検出するものであり、詳細には、感知器2の周辺の煙の濃度を、監視領域の検出対象の物理量として検出するものである。この物理量検出部33の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知の光電式の煙センサ(つまり、感知器2の物理量検出部22と同様な構成の煙センサ)として機能する図3の発光部331及び受光部332を備えて構成することができる。ここで、「発光部」331は、光を発光する発光手段であり、具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知のLED(Light emitting diode)を用い、当該LEDである発光部331が収容部301における内側面に設けられる場合について説明する。また、「受光部」332は、発光部331によって発光された光が煙の粒子によって散乱されることによって生じる散乱光を受光する受光手段であり、具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知のPD(Photodiode)を用い、当該PDである受光部332が収容部301における内側面に設けられる場合について説明する。
図1の供給部34は、感知器2に対して感知器2の検出対象を供給する試験装置側供給手段であり、特に、感知器2に対して煙を供給するものである。この供給部34の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、不図示の発煙体等を備えて構成することができる。ここで、「発煙体」とは、煙を発生させるものであり、公知の発煙体を含めて任意の発煙体を用いることができるが、ここでは、例えば、公知の発煙体としての、煙が充填されているガス缶を発煙体として用いる場合について説明する。この発煙体であるガス缶は、例えば、図2の支持部302における保持部303の周辺に取り付けられるものとし、また、取り付けられた発煙体からの煙が、支持部302に設けられている図3の流路F1であって、取り付けられた発煙体から収容部301の内側に至る流路F1を介して、収容部301の内側に供給されるように構成されているものとする。
図1の出力部35は、情報を出力する試験装置側出力手段である。この出力部35の具体的な種類や構成は任意であり、例えば、何れも不図示の、表示手段、音声出力手段、及び印字手段を用いることができる。ここで、「表示手段」とは、情報を表示する手段であり、例えば、公知の小型液晶ディスプレイ等を備えて構成することができる。また、「音声出力手段」とは、情報を音声出力する手段であり、例えば、公知の小型スピーカ等を備えて構成することができる。また、「印字手段」とは、情報を紙面に印字して出力する手段であり、例えば、公知の小型プリンタ等を備えて構成することができる。そして、ここでは、例えば、これらの表示手段、音声出力手段、印字手段が、図2の支持部302における保持部303の周辺に設けられているものとして、以下説明する。
図1の記憶部36は、試験装置3の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段である。
図1の制部部37は、試験装置3を制御する制御手段であり、この制御部37の各部により行われる処理については、後述する。
次に、このように構成される図1の防災システム100及び試験装置3によって実行される、試験処理について説明する。図4は、試験処理のフローチャートである(以下の各処理の説明ではステップを「S」と略記する)。「試験処理」とは、試験に関する処理であり、具体的には、供給試験に関する処理である。この試験処理を実行するタイミングは任意のタイミングであるが、例えば、防災システム100及び試験装置3の電源をオンした状態において、受信機1の操作部12を介して行う所定操作により、受信機1を運転するモードである運転モードを、通常監視モードから試験モードに切り替えて当該試験モードに設定した後に起動されて実行するものとして、試験処理が起動されたところから説明する。ここで、「通常監視モード」とは、監視領域を監視するために通常時に設定されるモードであり、具体的には、監視領域の異常を検出した場合に外部への移報を行うモードである。また、「試験モード」とは、防災システム100の試験を行うために点検時に設定されるモードであり、具体的には、監視領域の異常を検出した場合に外部への移報を行わないモードである。また、試験処理の起動直後については、図3の感知器2の表示灯231が消灯しているものとして、以下説明する。また、試験処理において、作動試験(感度試験)を行う場合について説明する。ここで、「作動試験」とは、供給試験であって、感知器2の周辺に供給された検出対象に対する、少なくとも、感知器2の物理量検出部22又は異常検出部262の機能の正常性についての試験であり、具体的には、煙の供給を開始した時から所定の判定時間(例えば、1分等)以内に、感知器2が火災を検出したことを判定する試験である。
このように本実施の形態によれば、感知器2が自己の動作についての試験を行い、試験装置3が試験を開始するための信号である試験開始信号を受信機1を介さずに感知器2に送信することにより、前述の「感度試験機」に感知器2を収容せずに試験を行うことができるので、設置面W1に対する感知器2の着脱を省略することができ、感知器2の試験を行う作業効率を向上させることができる。
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、上述の内容に限定されるものではなく、発明の実施環境や構成の詳細に応じて異なる可能性があり、上述した課題の一部のみを解決したり、上述した効果の一部のみを奏したりすることがある。
また、上述した構成は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散や統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、任意の単位で機能的または物理的に分散又は統合して構成できる。本出願における「システム」とは、複数の装置によって構成されたものに限定されず、単一の装置によって構成されたものを含む。また、本出願における「装置」とは、単一の装置によって構成されたものに限定されず、複数の装置によって構成されたものを含む。
また、上記実施の形態の特徴を、図4の試験処理で説明した試験(具体的には、作動試験)以外の任意の試験に適用してもよい。具体的には、不作動試験(感度試験)又は自動試験に適用してもよい。
また、上述の変形例の「(試験について)」で説明したように、「自動試験」を試験部261に行わせるように構成した場合、以下に示す試験ニーズに沿って試験を行う場合の作業効率を向上させることができる。具体的には、例えば、所定の法令(例えば、消防法)にて定められている点検基準に関わらず、様々な事情により、感知器2の「自動試験」に加えて、感知器2の外観を目視にて確認する目視試験を行うニーズがあることも考えられる。このようなニーズに従って試験を行う場合、(例えば、特許文献1のように)受信機1の操作を行わずに感知器2側(例えば、監視領域における感知器2を視認できる位置)にて自動試験を開始することができるので、作業者は、感知器2側と受信機1側(例えば、受信機1が設置されている管理室等)とを行き来することなく、感知器2側にて自動試験の開始及び目視試験を行うことができ、作業効率を向上させることができる。
また、上記実施の形態の図1の試験装置3の供給部34が出力する煙の濃度を、ユーザが設定できるようにしてもよい。具体的には、試験装置3の操作部32に対して、濃度を調整するための濃度調整ダイヤルを設けた上で、当該濃度調整ダイヤルを操作して煙の濃度を調整できるようにしてもよいし、所望する濃度を入力するためのタッチパネルを設けた上で、当該タッチパネルに入力された濃度の煙を出力できるようにしてもよい。また、上記実施の形態の図1の試験装置3の供給部34が出力する煙の量を、試験装置3の物理量検出部33の検出結果に基づくフィードバック制御を行って調整してもよい。具体的には、物理量検出部33による検出を繰り返し行って、物理量検出部33の検出結果が所望する濃度(例えば、実施の形態の所定量等)になるまで煙を供給し続ける制御を行ってもよい。
また、上記実施の形態の図1の感知器2の通信部21及び試験装置3の通信部31の相互間において、ICタグ、ホール素子、又は発光部及び受光部等を含む公知の手段を用いて通信を行えるようにしてもよい。また、感知器2の通信部21及び受信機1の通信部11の相互間において、直接の無線通信を行えるようにしてもよいし、また、中継装置を介して行う間接の無線通信を行えるようにしてもよい。
また、上記実施の形態の図1の試験装置3の物理量検出部33については、図3の感知器2の表示灯231の点灯の影響を除去するための補正値を事前に求めておき、求めた補正値を用いて補正することにより、煙の濃度の検出確度を向上させてもよい。また、図3の感知器2の表示灯231の点灯の影響を除去するために、試験装置3に対して公知の感知器の検煙部の技術を適用してもよい。具体的には、公知の検煙空間を区画するラビリンスを収容部301の内側の空間に設けて、当該ラビリンスによって区画された検煙空間の内部に発光部331及び受光部332を設けてもよい。
また、上記実施の形態の図1の試験装置3の出力部35については、表示手段、音声出力手段、又は印字手段のうちの1つのみ、又は任意に選択した複数を設けてもよい。
また、上記実施の形態の図4のSA7又はSC4にて出力される試験結果については、ユーザが所望する所定の報告書形式(例えば、試験を行った複数の感知器の試験結果のリスト表示等)で出力してもよい。また、試験装置3にタッチパッドの如き情報入力手段を設けて、情報入力手段を介してユーザが入力した情報を格納して、出力する試験結果に反映してもよい。
また、上記実施の形態の図4のSA5で取得した煙の濃度を、図1の試験装置3が、感知器2及び通信線L1を介して受信機1に送信した上で、当該受信機1にて出力するように、以下のように構成してもよい。具体的には、試験装置3は、図4のSA5の後の所定のタイミング(例えば、SA7の前後等)に、SA4で受信した試験結果信号に含まれている感知器IDと、SA5で取得した煙の濃度を特定し、特定した感知器ID及び煙の濃度を含む中継信号を生成し、生成した中継信号を感知器2に無線にて送信する。一方、感知器2は、無線にて送信された中継信号を受信して、受信した中継信号を、通信線L1を介して受信機1に送信する。そして、受信機1は、図4の例えばSC1とSC2との間に、感知器2からの中継信号を受信した上で、SC2において、実施の形態で説明した情報に加えて、この受信した中継信号に含まれている情報も格納した上で、SC3及びSC4の処理を行う。なお、このように構成した場合におけるSC4の処理では、SA5で取得した煙の濃度についても、例えば、SA7の場合と同様にして出力してもよい。
また、上記実施の形態の図4のSA4の実行に関わらず、SA3の後に、SA5及びSA6を所定の試験装置側測定時間(例えば、前述の「所定の測定時間」よりも極めて短く、0.5ミリ秒等)毎に繰り返し行うように構成した上で、SA4において試験結果信号を受信した場合に、当該試験結果信号を受信した直前又は直後のSA5に取得した煙の濃度を、前述の「(中継処理について(その1))」にて説明した手法を用いて、感知器2及び通信線L1を介して受信機1に送信した上で、当該受信機1にて出力してもよい。また、試験結果信号を受信した直前又は直後にSA5で取得した煙の濃度を、SA7にて出力してもよい。また、SA6が繰り返し実行されて記憶容量が圧迫されるのを防止するために、公知のリングメモリの技術を適用して、直近に記憶した所定個数(例えば、20〜30個)のデータのみが記憶されるようにしてもよい。また、SA4において試験結果信号を受信したときから所定時間後(例えば、5秒後等)に、繰り返し行われているSA5及びSA6の処理を終了してもよい。
また、上記実施の形態の図4のSB2では、取得ステップ、比較ステップ、判定ステップを時刻T1から時刻T2までの経過時間が所定の判定時間を超えるまで、所定の測定時間毎に繰り返し行う場合について説明したが、これに限らない。例えば、時刻T1から時刻T2までの経過時間が所定の判定時間を超えていなくても、判定ステップにて、煙の濃度が火災判定閾値を超えているものと判定した場合、直ちにSB2を終了した上でSB3を実行してもよい。このように構成した場合、火災判定閾値を超えているものと判定したときの煙の濃度を、SA5にて正確に検出して取得できる。また、この変形例の構成と、前述の「(中継処理について(その2))」の特徴を組み合わせて、火災判定閾値を超えているものと判定したときの煙の濃度を、SA5にて一層正確に検出できるように構成してもよい。
また、上記実施の形態で説明した各装置の各部又は各処理を、適宜省略又は変更してもよい。具体的には、変形例の「(試験について)」の「自動試験」のみを行うように構成した場合、煙の供給が不要となるので、図1の試験装置3の供給部34を省略してもよい。また、試験装置3側で試験結果を確認しない場合、試験装置3の物理量検出部33を省略した上で、図4のSA5〜SA7を省略してもよい。このように構成した場合、試験が終了したことを試験装置3が報知してもよい。また、図4のSC2で格納した情報を、受信機1の通信部11を介して、不図示の外部装置(例えば、遠隔地に設置されている管理センタの装置等)に送信してもよい。また、図1の試験装置3の操作部32に、試験結果を出力するためのボタンである「試験結果出力ボタン」を設けた上で、この試験結果出力ボタンが操作された場合に、図4のSA6で格納した情報を出力するようにしてもよい。
また、上記実施の形態の図1の試験装置3に状態検出部を設けてもよい。ここで、「状態検出部」とは、感知器2の状態を検出する状態検出手段であり、特に、感知器2の図3の表示灯231が出力した感知器2の状態を検出するものである。この状態検出部の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、状態検出用受光部を備えて構成することができる。「状態検出用受光部」とは、感知器2の表示灯231が点灯して出力した光を受光する受光手段であり、具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知のPDを用い、当該PDが収容部301の内側面の所定位置であって、感知器2の表示灯231と対向する位置である所定位置に設けられることができるものである。そして、感知器2を、図4のSB2での試験結果に対応する態様(例えば、点灯パターン、又は点灯強度等)にて、表示灯231を点灯するように構成し、状態検出用受光部を介してこの点灯を検出することにより、感知器2の状態を検出してもよい。
また、上記実施の形態の図1の試験装置3に、変形例の「状態検出部」を設けた上で、P型受信機に接続されている感知器を試験してもよい。
また、上記実施の形態の構成、及び変形例の特徴を、任意に組み合わせてもよい。
付記1の試験装置は、受信機と、前記受信機との間で監視領域の防災に関する通信を行う感知器と、を備える防災システムの前記感知器を試験する試験装置であって、前記感知器は、試験を開始するための信号である試験開始信号を受信する感知器側受信手段と、前記感知器側受信手段が前記試験開始信号を受信した場合に、自己の動作についての試験を行う感知器側試験手段と、を備え、前記試験装置は、前記試験開始信号を前記受信機を介さずに前記感知器に送信する試験装置側送信手段、を備える。
付記1に記載の試験装置によれば、感知器が自己の動作についての試験を行い、試験装置が試験を開始するための信号である試験開始信号を受信機を介さずに感知器に送信することにより、例えば、前述の「感度試験機」に感知器を収容せずに試験を行うことができるので、設置面に対する感知器の着脱を省略することができ、感知器の試験を行う作業効率を向上させることができる。
2 感知器
3 試験装置
11 通信部
12 操作部
13 表示部
14 音響部
15 記憶部
16 制御部
21 通信部
22 物理量検出部
23 表示部
24 音響部
25 記憶部
26 制御部
31 通信部
32 操作部
33 物理量検出部
34 供給部
35 出力部
36 記憶部
37 制御部
100 防災システム
231 表示灯
261 試験部
262 異常検出部
301 収容部
302 支持部
303 保持部
311 アンテナ
331 発光部
332 受光部
F1 流路
L1 通信線
W1 設置面
Claims (3)
- 感知器を試験する試験装置であって、
前記感知器は、
検出対象の物理量を検出する感知器側物理量検出手段と、
前記感知器側物理量検出手段の検出結果を前記試験装置に送信する感知器側通信手段と、を備え、
前記試験装置は、
前記感知器の試験を行う場合に、前記感知器の周辺の前記検出対象の物理量を検出する試験装置側物理量検出手段と、
前記感知器の試験が行われた際に前記感知器側通信手段によって送信された前記感知器側物理量検出手段の検出結果と、前記試験装置側物理量検出手段の検出結果とを前記感知器の試験結果として出力する試験装置側制御手段と、
を備える試験装置。 - 前記試験装置は、前記感知器に対して前記検出対象を供給する試験装置側供給手段、を備え、
前記感知器側物理量検出手段及び前記試験装置側物理量検出手段は、前記試験装置側供給手段から供給された前記検出対象の物理量を検出する、
請求項1に記載の試験装置。 - 前記感知器は、自己の動作についての試験を行う感知器側試験手段を備え、
前記感知器側通信手段は、前記感知器側試験手段の試験結果と共に、前記感知器側物理量検出手段の検出結果を前記試験装置に送信する、
請求項1又は2に記載の試験装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020105788A JP6916935B2 (ja) | 2016-10-17 | 2020-06-19 | 試験装置 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016203379A JP6722088B2 (ja) | 2016-10-17 | 2016-10-17 | 試験装置 |
JP2020105788A JP6916935B2 (ja) | 2016-10-17 | 2020-06-19 | 試験装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016203379A Division JP6722088B2 (ja) | 2016-10-17 | 2016-10-17 | 試験装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020161178A true JP2020161178A (ja) | 2020-10-01 |
JP6916935B2 JP6916935B2 (ja) | 2021-08-11 |
Family
ID=72639604
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020105788A Active JP6916935B2 (ja) | 2016-10-17 | 2020-06-19 | 試験装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6916935B2 (ja) |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08124056A (ja) * | 1994-10-27 | 1996-05-17 | Matsushita Electric Works Ltd | 防災感知器試験器 |
JPH11175859A (ja) * | 1997-12-11 | 1999-07-02 | Nittan Co Ltd | 火災報知設備および感知器 |
JP2004362352A (ja) * | 2003-06-05 | 2004-12-24 | Matsushita Electric Works Ltd | 煙感知器感度試験装置 |
JP2009245259A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Nohmi Bosai Ltd | 火災報知設備 |
JP2012212384A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-01 | Nohmi Bosai Ltd | 火災感知器およびその試験器 |
JP2013037426A (ja) * | 2011-08-04 | 2013-02-21 | Hochiki Corp | 感知器 |
JP2014130646A (ja) * | 2014-04-04 | 2014-07-10 | Hochiki Corp | 無線式感知器の試験用治具 |
JP2015161961A (ja) * | 2014-02-26 | 2015-09-07 | ニッタン株式会社 | 煙感知器の感度試験方法および感度試験装置並びに煙感知器 |
WO2015145684A1 (ja) * | 2014-03-27 | 2015-10-01 | 株式会社日立産機システム | 通信装置および試験装置 |
-
2020
- 2020-06-19 JP JP2020105788A patent/JP6916935B2/ja active Active
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08124056A (ja) * | 1994-10-27 | 1996-05-17 | Matsushita Electric Works Ltd | 防災感知器試験器 |
JPH11175859A (ja) * | 1997-12-11 | 1999-07-02 | Nittan Co Ltd | 火災報知設備および感知器 |
JP2004362352A (ja) * | 2003-06-05 | 2004-12-24 | Matsushita Electric Works Ltd | 煙感知器感度試験装置 |
JP2009245259A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Nohmi Bosai Ltd | 火災報知設備 |
JP2012212384A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-01 | Nohmi Bosai Ltd | 火災感知器およびその試験器 |
JP2013037426A (ja) * | 2011-08-04 | 2013-02-21 | Hochiki Corp | 感知器 |
JP2015161961A (ja) * | 2014-02-26 | 2015-09-07 | ニッタン株式会社 | 煙感知器の感度試験方法および感度試験装置並びに煙感知器 |
WO2015145684A1 (ja) * | 2014-03-27 | 2015-10-01 | 株式会社日立産機システム | 通信装置および試験装置 |
JP2014130646A (ja) * | 2014-04-04 | 2014-07-10 | Hochiki Corp | 無線式感知器の試験用治具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6916935B2 (ja) | 2021-08-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
AU2015398910B2 (en) | Fire alarm system and testing method therefor | |
US11615699B2 (en) | Smoke detector availability test | |
JP6363356B2 (ja) | 煙感知器の感度試験方法および感度試験装置並びに煙感知器 | |
US20160225251A1 (en) | Device for configuring a fire-detection system | |
JP6718738B2 (ja) | 管理システム | |
JP6722088B2 (ja) | 試験装置 | |
JP6916935B2 (ja) | 試験装置 | |
JP2012212384A (ja) | 火災感知器およびその試験器 | |
JP2018067192A (ja) | 試験装置 | |
JP7029496B2 (ja) | 試験装置 | |
JP7026712B2 (ja) | 警報器 | |
JP6510294B2 (ja) | 試験システム | |
JP3019111B2 (ja) | 火災報知器検査装置 | |
JP6009744B2 (ja) | 警報システム | |
JP6068211B2 (ja) | 火災報知設備の感知器試験システム | |
JP6362184B2 (ja) | 火災報知設備の感知器試験システム | |
US20240087443A1 (en) | Fire detection system testing | |
KR20150080052A (ko) | 지그비 통신에서 모바일 기기를 이용한 선박의 장비 관리 시스템 및 방법 | |
JP7280406B2 (ja) | 管理システム | |
KR101223230B1 (ko) | 방사능 감지 디바이스의 작동 이상 체크 시스템 | |
JP2019117060A (ja) | 監視装置、監視方法、プログラム | |
JP7050547B2 (ja) | 管理システム | |
US20200326275A1 (en) | Non-destructive testing (ndt) based setups with integrated light sensors | |
JP6584835B2 (ja) | 受信機及び火災報知設備の試験方法 | |
JP5518543B2 (ja) | 確認装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200717 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210302 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210408 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210511 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210617 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210706 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210716 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6916935 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |