JP6584835B2 - 受信機及び火災報知設備の試験方法 - Google Patents

受信機及び火災報知設備の試験方法 Download PDF

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Description

本発明は、受信機及び火災報知設備の試験方法に関する。
従来、火災報知設備において、受信機から引き出された専用の回線に、固有の識別子が付与された複数の火災感知器が接続されている。火災感知器は、火災を検出した場合に識別子を含む火災検出信号を受信機に送信する。受信機は、火災感知器から供給される火災検出信号に基づいて音響装置を鳴動させることで火災警報の報知を実施する(特許文献1参照)。
また、火災報知設備の保守点検時に、作業者は火災感知器の動作を確認するために火災試験を実施する必要がある。この火災試験は、火災感知器に直接、熱、煙を加えて受信機に受信動作を行わせることで、火災報知設備の機能が異常か否かを点検している。
特開2001−118164号公報
しかしながら、従来の火災報知設備では、火災感知器に対する専用回線の配線が正常に行われているか否かを確認する場合にも火災試験を実施する。そのため、作業者は、火災報知設備の施工後に感知器に対する専用回線の配線の接続確認を実施する際、火災感知器に直接、熱、煙等を加えて受信機に受信動作を行わせる必要がある。したがって、火災感知器に対する専用回線の配線の接続確認に多大な時間を要していた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、感知器に対する配線の接続確認を、火災感知器に直接、熱、煙等を加えて受信機に受信動作を行わせずに実施することができる受信機及び火災報知設備の試験方法を提供することである。
本発明の一態様は、複数の感知器が接続され受信機であって、前記複数の感知器の中から試験対象の前記感知器を選択する操作部と、前記操作部により選択された前記試験対象の感知器に設けた表示灯を点灯させることを指示する試験信号を供給する制御部と、を備え、前記試験対象の感知器が前回試験対象となった感知器とは異なる場合、前記制御部は、当該前回試験対象となった感知器の前記表示灯を消灯させることを指示する試験終了信号を供給し、前記試験対象の感知器に前記試験信号を供給する受信機である。
また、本発明の一態様は、複数の光警報器が接続される受信機であって、前記複数の光警報器の中から試験対象の前記光警報器を選択する操作部と、前記操作部により選択された前記試験対象の光警報器に設けた表示灯を点灯させることを指示する試験信号を供給する制御部と、を備え、前記試験対象の光警報器が前回試験対象となった光警報器とは異なる場合、前記制御部は、当該前回試験対象となった光警報器の前記表示灯を消灯させることを指示する試験終了信号を供給し、前記試験対象の光警報器に前記試験信号を供給する受信機である
また、本発明の一態様は、複数の感知器と受信機とを接続して成る火災報知設備の、前記接続の試験方法であって、前記受信機で複数の前記感知器の中から試験対象の感知器を選択して、前記試験対象の感知器の表示灯を点灯させ、前記試験対象の感知器が前回試験対象となった感知器とは異なる場合に、当該前回試験対象となった感知器の表示灯を消灯させるとともに、前記試験対象の感知器の表示灯を点灯させる火災報知設備の試験方法である
また、本発明の一態様は、複数の光警報器と受信機とを接続して成る火災報知設備の、前記接続の試験方法であって、前記受信機で複数の前記光警報器の中から試験対象の光警報器を選択して、前記試験対象の光警報器の表示灯を点灯させ、前記試験対象の光警報器が、前回試験対象となった光警報器とは異なる場合に、当該前回試験対象となった光警報器の表示灯を消灯させるとともに、前記試験対象の光警報器の表示灯を点灯させる火災報知設備の試験方法である。
以上説明したように、本発明によれば、感知器に対する配線の接続確認を、火災感知器に直接、熱、煙等を加えて受信機に受信動作を行わせずに実施することができる。
本実施形態の受信機30を備える火災報知設備1の概略構成の一例を示す図である。 本実施形態における火災感知器5の概略構成を示す図である。 本実施形態における受信機30の概略構成の一例を示す図である。 本実施形態における選択スイッチ312の概略構成の例を示す図である。 本実施形態における管理テーブルの一例を示す図である。 本実施形態における制御部32の動作の作動確認モードの処理フローを説明する図である。
実施形態の受信機は、それぞれに固有のアドレスが割り当てられた複数の感知器に複数の感知器回線を介して接続される。受信機は、操作部及び制御部を備える。操作部は、複数の感知器の中から指定されたアドレスである指定アドレスに対応する感知器を選択する。制御部は、操作部により選択された指定アドレスに対応する感知器に備えられた表示灯を点灯させることを指示する試験信号を供給する。操作部により指定アドレスが選択された際に、複数の感知器の中から前回選択された感知器とは異なる他の感知器が選択された場合、制御部は、前回選択された感知器の表示灯を消灯させることを指示する試験終了信号を供給し、新たに選択された他の感知器に試験信号を供給してもよい。
以下に、実施形態の受信機を備える火災報知設備について、具体的に説明する。なお、受信機は大きく分類して、P(Proprietary Type)型受信機と、R(Record Type)型受信機に分けられるが、以下では、本実施形態の受信機がP型受信機である場合を例として説明する。
図1は、本実施形態の受信機30を備える火災報知設備1の概略構成の一例を示す図である。
図1に示すように、本実施形態の火災報知設備1は、n(nは整数)階の建物に設置され、火災やガス漏れ等の災害の発生を検知し、検知した災害の発生を建物内の人々に報知する。
火災報知設備1は、複数の火災感知器5(5−1〜5−9)及び受信機30を備える。
火災感知器5は、建物の各階の天井や壁に配置されている。具体的には、火災感知器5は、1台又は複数台の火災感知器5がそれぞれ法定の設置間隔で各階に配置されている。火災感知器5は、感知器回線D(感知器回線D1〜Dn)を介して受信機30に接続されている。各々の検知回線D1〜Dnには、任意数の火災感知器5が並列接続されている。本実施形態では、火災感知器5−1〜5−3は、感知器回線D1を介して受信機30に接続されている。火災感知器5−4〜5−6は、感知器回線D2を介して受信機30に接続されている。火災感知器5−7〜5−9は、感知器回線Dnを介して受信機30に接続されている。ただし、本実施形態における火災感知器の数は、設置される建物の大きさ等により変更されるものである。すなわち、本発明は、火災感知器5の数に限定されない。
図2は、本実施形態における火災感知器5の概略構成を示す図である。
図2に示すように、火災感知器5は、アドレス記憶部51、動作表示灯52及び制御部53を備えている。
アドレス記憶部51には、自装置に割り当てられているアドレスが予め格納されている。すなわち火災感知器5には、それぞれに固有のアドレスが割り当てられている。
動作表示灯52は、自装置が動作していることを示す表示灯である。動作表示灯52は、制御部53から電源が供給されると点灯する。例えば、動作表示灯52は、LED(Light Emitting Diode)である。作業者は、動作表示灯52が点灯しているか否かを確認することで、火災感知器5に対する配線が正常に行われた否かを確認することができる。
制御部53は、所定の区画の煙濃度又は温度を検出し、検出した煙濃度又は温度が所定の閾値を超えた場合に火災が発生したと判断する。そして、火災感知器5は、火災の発生を検知した場合に、火災の発生を示す火災検出信号とアドレス記憶部51に記憶されているアドレスとを感知器回線Dを介して受信機30に出力する。
制御部53は、受信機30から感知器回線Dを介して試験信号と指定アドレスとが供給されると、受信機30から供給される指定アドレスとアドレス記憶部51に記憶されているアドレスとを比較する。指定アドレスとは、受信機30で決定された所定の火災感知器5のアドレスである。
制御部53は、受信機30から供給される指定アドレスとアドレス記憶部51に記憶されているアドレスとが一致した場合、動作表示灯52に電源を供給する。制御部53は、受信機30から供給される指定アドレスとアドレス記憶部51に記憶されているアドレスとが一致しない場合、後段に接続された火災感知器5の制御部53に試験信号と指定アドレスとを供給する。すなわち、火災感知器5は、指定アドレスとアドレス記憶部51に記憶されているアドレスとが一致した場合のみ、動作表示灯52が点灯する。本実施形態では、火災感知器5−1〜5−9には、アドレス「31」〜「39」が各々割り当てられているとする。
制御部53は、動作表示灯52が点灯している場合に受信機30から感知器回線Dを介して試験終了信号が供給されると、動作表示灯52に対する電源の供給を停止する。これにより、制御部53は、動作表示灯52の点灯を停止する。例えば、火災感知器5は、周囲の温度を検知する熱感知器又は煙を感知する煙感知器である。
受信機30は、建物に対する施工時や定期点検時等に火災感知器5に対する配線が正常に接続されているか否かを確認する機能である作動確認モードを備える。
受信機30は、複数の火災感知器5のアドレスの中から配線の接続確認試験を実施する火災感知器5のアドレス(指定アドレス)が作業者により選択された場合、選択された指定アドレスに対応する火災感知器5に対して試験信号を供給する。これにより、指定アドレスが割り当てられている火災感知器5は、自身の配線が正常に接続されている場合には、動作表示灯52が点灯する。一方、指定アドレスが割り当てられている火災感知器5は、自身の配線が正常に接続されていない場合には、動作表示灯52が点灯しない。したがって、作業者は、選択した指定アドレスが割り当てられた火災感知器5の動作表示灯52を確認することで、受信機30との配線の接続が正常か否かを判定することができる。
図3は、本実施形態における受信機30の概略構成の一例を示す図である。
受信機30は、端子L(L1〜Ln)、操作部31、制御部32及び記憶部33を備える。端子L1〜Lnは、各感知器回線D1〜Dnを介して火災感知器5に接続されている。
操作部31は、作動確認スイッチ311、選択スイッチ312、決定スイッチ313及び復旧スイッチ314を備える。
作動確認スイッチ311は、建物に対する施工時や定期点検時等に火災感知器5の配線の接続を確認する際に作業者により操作されるスイッチである。操作部31は、作動確認スイッチ311が作業者により操作されると作動確認信号を制御部32に出力する。これにより、受信機30は作動確認モードに移行する。なお、作動確認スイッチ311は、受信機30の防災監視盤の表面又は裏面(盤内)に配置されている。
選択スイッチ312は、受信機30の作動確認モード時において操作されるスイッチである。具体的には、選択スイッチ312は、火災報知設備1の建物に対する施工時や定期点検時等に、作業者が感知器回線Dの中から試験回線を選択可能なスイッチである。試験回線とは、作業者が接続確認する火災感知器5が接続されている感知器回線である。また、選択スイッチ312は、選択した試験回線に接続された火災感知器5の中で、接続確認する火災感知器5のアドレスを指定アドレスとして選択可能なスイッチである。
決定スイッチ313は、選択スイッチ312により選択された感知器回線Dを試験回線とすることを確定するスイッチである。また、決定スイッチ313は、選択スイッチ312により選択されたアドレスを、接続確認試験を行う火災感知器5を指定する指定アドレスとすることを確定するスイッチである。
選択スイッチ312により試験回線が選択されている場合に決定スイッチ313が操作されると、操作部31は、試験回線として選択された感知器回線Dを示す回線情報を制御部32に出力する。選択スイッチ312によりアドレスが選択されている場合に決定スイッチ313が操作されると、操作部31は、指定アドレスとして選択された火災感知器5のアドレスを制御部32に出力する。これにより、指定アドレスとして選択されたアドレスの火災感知器5と受信機30との接続確認を行うことができる。なお、引き続き、選択した試験回線に接続された異なる火災感知器5の接続確認試験を実行する場合、作業者は選択スイッチ312により接続確認する火災感知器5のアドレスを選択し、決定スイッチ313を押下することで選択した試験回線に接続された異なる火災感知器5の接続確認試験を実行することができる。
復旧スイッチ314は、受信機30の作動確認モードを終了する場合において操作されるスイッチである。操作部31は、復旧スイッチ314が作業者により操作されると作動確認終了信号を制御部32に出力する。これにより、受信機30は作動確認モードを終了する。
以下に、本実施形態における選択スイッチ312の概略構成の例を説明する。図4は、本実施形態における選択スイッチ312の概略構成の例を示す図である。
選択スイッチ312は、表示部320及びスイッチ部321を備える。表示部320は、受信機30に接続される複数の火災感知器5のアドレスを作業者に選択可能に表示する。表示部320は、第1表示部320a及び第2表示部320bを備える。
第1表示部320aは、スイッチ部321により試験回線として選択された感知器回線Dの回線番号を表示する。
第2表示部320bは、スイッチ部321により指定アドレスとして選択された火災感知器5のアドレスを表示する。例えば、第2表示部320bは、第1表示部320aに表示された感知器回線Dの回線番号が決定スイッチ313により確定された場合に火災感知器5の指定アドレスを表示する。例えば、表示部320は、複数の7セグメントLEDを使用した表示器である。
スイッチ部321は、感知器回線D1〜Dnの中から試験回線を選択する場合に作業者により操作されるスイッチである。また、スイッチ部321は、第1表示部320aに表示された感知器回線Dが試験回線として確定された後に、火災感知器5のアドレスの中から指定アドレスを選択する場合に作業者により操作されるスイッチである。
まず、感知器回線D1〜Dnの中から試験回線を選択する場合に、スイッチ部321が操作されると、第1表示部320aに表示される回線番号が変更される。すなわち、選択された感知器回線Dが変更され、新たな感知器回線Dが選択される。したがって、作業者は、第1表示部320aに表示される回線番号を確認しながら、スイッチ部321を操作することで感知器回線D1〜Dnの中から試験回線を選択することができる。そして、決定スイッチ313が押下されると、第1表示部320aに表示される回線番号の感知器回線Dが試験回線として確定される。第1表示部320aに表示される回線番号の感知器回線Dが試験回線として確定されると、スイッチ部321により試験回線に接続された火災感知器5のアドレスの中で、指定アドレスを選択することができる。試験回線に接続された火災感知器5のアドレスの中から指定アドレスを選択する場合に、スイッチ部321が操作されると、第2表示部320bに表示されるアドレスが変更される。すなわち、選択された火災感知器5のアドレスが変更され、新たな火災感知器5のアドレスが選択される。したがって、作業者は、第2表示部320bに表示される火災感知器5のアドレスを確認しながら、スイッチ部321を操作することで火災感知器5のアドレスの中から指定アドレスを選択することができる。そして、決定スイッチ313が押下されると、第2表示部320bに表示される火災感知器5のアドレスが指定アドレスとして確定される。例えば、スイッチ部321は、アップキー及びダウンキーを備えてもよい。また、スイッチ部321は、十字キーでもよい。例えば、表示部320は、複数の7セグメントLEDを使用した表示器である。
制御部32は、選択スイッチ312から供給される回線情報に基づいて、端子L1〜Lnの中から特定の端子を選択する。すなわち、制御部32は、選択スイッチ312から供給される回線情報が示す回線に接続された端子を端子L1〜Lnの中から選択する。
制御部32は、選択スイッチ312から指定アドレスが供給されると、選択した端子から試験信号と指定アドレスとを出力する。
制御部32は、選択スイッチ312から作動確認終了信号が供給された場合、選択した端子から試験終了信号を出力する。
以下に、本実施形態における制御部32の端子L1〜Lnの中から特定の端子を選択する方法の一例を説明する。
制御部32は、選択スイッチ312から供給される回線番号を取得すると、取得した回線番号が試験回線の回線番号としてセットされる。これにより、スイッチ部321により試験回線に接続された火災感知器5のアドレスの中で、指定アドレスが選択可能となる。
制御部32は、選択スイッチ312から供給される指定アドレスを取得した場合、取得した指定アドレスに対応した端子番号を管理テーブルから読み込む。管理テーブルは、記憶部33に予め記憶されている。以下に、本実施形態における管理テーブルの一例を説明する。図5は、本実施形態における管理テーブルの一例を示す図である。図5に示すように、管理テーブルは、回線番号毎に端子番号とアドレスとが対応付けられている。本実施形態において、回線番号01〜0nは、感知器回線D1〜Dnの回線番号とする。端子番号とは、端子L1〜Lnの番号である。すなわち、管理テーブルには、回線番号と、各回線番号が示す感知器回線D1〜Dnに接続された端子番号とが対応付けられている。制御部32は、読み込んだ端子番号の端子Lから試験信号と指定アドレスとを供給する。例えば、制御部32は、選択スイッチ312から供給される指定アドレス「32」を取得したとする。制御部32は、指定アドレス「32」に対応した端子番号L1を管理テーブルから読み込む。そして、制御部32は、読み込んだ端子番号L1から試験信号と指定アドレス「32」とを供給することで、試験回線となる感知器回線D2に接続された火災感知器5−2の接続確認試験を実施することができる。
制御部32は、異なる指定アドレスを続けて取得した場合、読み込んだ端子番号の端子Lから試験終了信号を出力する。そして、制御部32は、試験終了信号の出力後に読み込んだ端子番号の端子Lから試験信号と次の指定アドレスとを供給する。例えば、制御部32は、選択スイッチ312から指定アドレス「32」が供給された後に指定アドレス「33」が供給されたとする。その場合、最初に制御部32は、読み込んだ端子番号の端子Lから試験信号と指定アドレス「32」とを供給することで、火災感知器5−1の接続確認試験を実行する。そして、制御部32は、指定アドレス「33」が供給されると、読み込んだ端子番号の端子Lから試験終了信号を出力することで、火災感知器5−1の接続確認試験を終了する。次に、制御部32は、読み込んだ端子番号の端子Lから試験信号と指定アドレス「33」とを供給することで、火災感知器5−2の接続確認試験を実行する。すなわち、制御部32は、操作部31により指定アドレスが選択された後に、複数の火災感知器5のアドレスの中から前回とは異なる指定アドレスが選択された場合に、前回の指定アドレスに試験終了信号を供給し、新たに選択された指定アドレスに試験信号を供給する。これにより、火災感知器5の配線の接続が正常である場合に、前回に選択された指定アドレスの火災感知器5の動作表示灯52を消灯させ、新たに選択された指定アドレスの火災感知器5の動作表示灯52を点灯させることができる。
以下、本実施形態の制御部32の作動確認モードの動作について、図6を用いて説明する。図6は、本実施形態における制御部32の動作の作動確認モードの処理フローを説明する図である。なお、火災感知器5の接続確認試験を実施するには、火災感知器5の動作表示灯52を確認する作業者と、受信機30で接続確認試験の操作を行う作業者の2人が必要である。また、作業者は、接続確認試験を実施する際に、火災感知器5の各アドレスと、各アドレスの火災感知器5の設置場所との対応関係を予め把握している。すなわち、作業者は、火災感知器5の場所をアドレス毎に予め把握している。
火災感知器5の配線の接続確認試験を実施する場合、作業者は作動確認スイッチ311を操作する。作動確認スイッチ311が作業者により操作されると、制御部32は、操作部31から作動確認信号が供給される(ステップS101)。これにより、受信機30は作動確認モードに移行する。
作業者はスイッチ部321を操作することで感知器回線Dの中から試験回線を選択する。この際、第1表示部320aには、試験回線として選択された感知器回線Dの回線番号が表示されている。そして、作業者により決定スイッチ313が操作されると、制御部32は、試験回線として選択された感知器回線Dの回線番号を操作部31から取得する(ステップS102)。
作業者はスイッチ部321を操作することで火災感知器5のアドレスの中から指定アドレスを選択する。この際、第2表示部320bには、指定アドレスとして選択された火災感知器5のアドレスが表示されている。そして、作業者により決定スイッチ313が操作されると、制御部32は、指定アドレスとして選択された火災感知器5のアドレスを操作部31から取得する(ステップS103)。
制御部32は、選択スイッチ312から供給される指定アドレスを取得した場合、指定アドレスに対応した端子番号を管理テーブルから読み込む(ステップS104)。
制御部32は、読み込んだ端子番号の端子Lから試験信号と指定アドレスとを供給する(ステップS105)。これにより、作業者は、指定アドレスが示す火災感知器5の接続確認を行うことができる。すなわち、作業者は、指定アドレスが示す火災感知器5の動作表示灯52が点灯していることを確認した場合、その火災感知器5に対する配線が正常に行われていると判定することができる。一方、作業者は、指定アドレスが示す火災感知器5の動作表示灯52が点灯していないことを確認した場合、その火災感知器5に対する配線が正常に行われていないと判定することができる。
制御部32は、操作部31から供給される試験終了信号を取得したか否かを判定する(ステップS106)。作業者は、火災感知器5の接続確認を終了する場合、復旧スイッチ314を操作する。
操作部31は、作業者により復旧スイッチ314が操作されると、制御部32に動確認終了信号を供給する(ステップS107)。制御部32は、操作部31から作動確認終了信号を取得した場合、ステップS104の処理において読み込んだ端子番号の端子Lから試験終了信号を出力する。これにより、点灯している火災感知器5の動作表示灯52を消灯させ、受信機30の作動確認モードを終了する。
制御部32は、操作部31から作動確認終了信号を取得しない場合、新たな指定アドレスを取得したか否かを判定する(ステップS108)。制御部32は、新たな指定アドレスを取得した場合、ステップS104の処理において読み込んだ端子番号の端子Lから試験終了信号を出力する(ステップS109)。そして、ステップS105の処理に移行する。これにより、引き続き、選択した試験回線に接続された異なる火災感知器5の接続確認を実行することができる。すなわち、作業者は、選択スイッチ312により新たに接続確認する火災感知器5のアドレスを選択し、決定スイッチ313を押下することで、現在の火災感知器5の接続確認を終了し、選択した試験回線に接続された異なる火災感知器5の接続確認を実行することができる。
制御部32は、新たな指定アドレスを取得しない場合、ステップS106の処理を再度実行する。
上述したように、本実施形態の受信機30は、複数の火災感知器5のアドレスの中から指定アドレスを選択可能な操作部31を備える。受信機30は、操作部31により選択された指定アドレスに対応する火災感知器5の動作表示灯52を点灯させることを指示する試験信号を供給する。したがって、火災感知器5に対する配線が正常に行われているかを確認する場合に、火災感知器5に直接、熱、煙等を加える火災試験を実施する必要がない。すなわち、作業者は、火災感知器5に直接、熱、煙等を加えて受信機30に受信動作を行わせずに火災感知器5に対する配線の接続確認を実施することができる。これにより、受信機30は、従来と比較して火災感知器5に対する配線の接続確認試験を短時間で実施することができる。
上述の実施形態において、制御部32は、復旧スイッチ314が押下された場合や異なる指定アドレスを続けて取得した場合に、試験終了信号を火災感知器5に出力したが、これに限定されない。例えば、受信機30にタイマー設け、制御部32は、試験信号を出力すると同時にタイマーの計時を開始する。そして、制御部32は、タイマーが予め設定された時間を計時した際に、試験終了信号を出力してもよい。これにより、復旧スイッチ314の操作し忘れによる火災感知器5の動作表示灯52の長時間点灯を防止することができる。
また、上述の実施形態において、受信機30は、火災感知器5の接続確認試験を実施する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、受信機30に光警報装置が接続されており、受信機30は、自身に接続された光警報装置の接続確認試験を、上述した火災感知器5の接続確認試験と同様な方法で実施することができる。光警報装置10は、自身に設けられた発光体を点滅させることで建物内の人々に災害の発生を報知する装置である。
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成は上述の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
上述した実施形態における制御部32をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
1 火災報知設備
5 火災感知器
30 受信機
31 操作部
32 制御部
33 記憶部
51 アドレス記憶部
52 動作表示灯
53 制御部
311 作動確認スイッチ
312 選択スイッチ
313 決定スイッチ
314 復旧スイッチ

Claims (4)

  1. 数の感知器が接続され受信機であって、
    前記複数の感知器の中から試験対象の前記感知器を選択する操作部と、
    前記操作部により選択された前記試験対象の感知器に設けた表示灯を点灯させることを指示する試験信号を供給する制御部と、
    を備え
    前記試験対象の感知器が前回試験対象となった感知器とは異なる場合、前記制御部は、当該前回試験対象となった感知器の前記表示灯を消灯させることを指示する試験終了信号を供給し、前記試験対象の感知器に前記試験信号を供給する受信機。
  2. 複数の光警報器が接続される受信機であって、
    前記複数の光警報器の中から試験対象の前記光警報器を選択する操作部と、
    前記操作部により選択された前記試験対象の光警報器に設けた表示灯を点灯させることを指示する試験信号を供給する制御部と、
    を備え、
    前記試験対象の光警報器が前回試験対象となった光警報器とは異なる場合、前記制御部は、当該前回試験対象となった光警報器の前記表示灯を消灯させることを指示する試験終了信号を供給し、前記試験対象の光警報器に前記試験信号を供給する受信機。
  3. 複数の感知器と受信機とを接続して成る火災報知設備の、前記接続の試験方法であって、
    前記受信機で複数の前記感知器の中から試験対象の感知器を選択して、前記試験対象の感知器の表示灯を点灯させ、
    前記試験対象の感知器が前回試験対象となった感知器とは異なる場合に、当該前回試験対象となった感知器の表示灯を消灯させるとともに、前記試験対象の感知器の表示灯を点灯させる
    火災報知設備の試験方法
  4. 複数の光警報器と受信機とを接続して成る火災報知設備の、前記接続の試験方法であって、
    前記受信機で複数の前記光警報器の中から試験対象の光警報器を選択して、前記試験対象の光警報器の表示灯を点灯させ、
    前記試験対象の光警報器が、前回試験対象となった光警報器とは異なる場合に、当該前回試験対象となった光警報器の表示灯を消灯させるとともに、前記試験対象の光警報器の表示灯を点灯させる
    火災報知設備の試験方法
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