JP2015161961A - 煙感知器の感度試験方法および感度試験装置並びに煙感知器 - Google Patents
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Abstract
Description
一方、特許文献1に記載されている感度試験装置は、煙発生器を備えているため筺体が大きくなり持ち運びに不便であるとともに、所定の濃度の煙を発生させて安定するまでの時間が長くなるので、複数の煙感知器を検査する場合にトータルの検査所要時間が非常に長くなってしまうとともに、一連の操作も煩雑であるという課題がある。
流入した煙の濃度を検出可能な煙濃度検出手段と、該煙濃度検出手段により検出した煙濃度が所定値以上である場合に火災を報知する信号を出力する機能と、火災を報知する信号を出力可能な端子と、外部より入力された値を前記煙濃度検出手段の出力値に加算した値に基づいて煙濃度が所定値以上であるか否か判定する機能とを備えた煙感知器の感度を判定する感度試験方法であって、
前記煙感知器に対して所定の値および煙濃度が所定値以上であるか否かの判定実行指令を与えた後、前記煙感知器の前記端子の状態を監視して火災を報知する信号が出力されたか否かの判定を複数回繰り返して前記煙感知器の感度を判定するものであり、
前記所定の値として、作動範囲の最小値よりも所定のステップ値だけ低い値から前記ステップ値分ずつ高い値を順次前記煙感知器へ送ることを特徴とする。
予め試験を行なって煙がない状態での前記煙濃度検出手段の出力値および火災と判定したときの煙濃度の値を、前記煙感知器の内部の記憶手段に、初期値および火災発報煙濃度値として記憶させておき、
所定期間経過後に前記煙感知器に対して前記記憶手段に記憶されている初期値および火災発報煙濃度値を出力することを要求し、該要求に応じて前記煙感知器より出力された情報を受信した後、
前記煙感知器より出力され受信した前記初期値および火災判定煙濃度値に基づいて、前記火災判定煙濃度値から前記初期値を減算した値を所定の整数値で割った値を前記ステップ値として決定し、
前記煙感知器に対する前記判定実行指令の付与および前記火災を報知する信号が出力されたか否かの判定を複数回繰り返すことを特徴とする。
前記煙感知器の前記端子の状態を監視して火災を報知する信号が出力されたか否かの判定の実行前に、前記煙感知器に対して現時点での前記煙濃度検出手段の出力値を出力することを要求し、該要求に応じて前記煙感知器より出力された現時点での前記煙濃度検出手段の出力値が所定の許容範囲内に入っているか否か判断し、所定の許容範囲内に入っていない場合には前記煙感知器の感度は異常であると判定することを特徴とする。
流入した煙の濃度を検出可能な煙濃度検出手段を備えた感知器に設けられている一対の端子を外部より監視して火災を報知する信号が出力されたことを検出可能な火災発報信号検出手段と、
前記煙感知器に対して、所定の値および煙濃度が所定値以上であるか否かの判定を指令する信号を送信する送信手段と、
前記火災発報信号検出手段による火災発報信号の検出結果に応じて前記煙感知器の感度を判定する感度判定手段と、
を備え、
前記感度判定手段は、前記送信手段により、前記所定の値として、作動範囲の最小値よりも所定のステップ値だけ低い値から前記ステップ値分ずつ高い値を順次前記煙感知器へ送り、前記火災発報信号検出手段による火災発報信号の検出結果に応じて前記煙感知器の感度を判定することを特徴とする。
前記送信手段により、感知器に対して当該感知器内部の記憶手段に記憶されている情報を出力することを要求する信号を送信したことに応じて前記煙感知器より出力された情報を受信する受信手段を備え、
前記煙感知器より出力された情報には、煙がない状態での前記煙濃度検出手段の出力値および火災と判定したときの煙濃度の値が含まれ、
前記感度判定手段は、前記受信手段によって受信した前記出力値および煙濃度の値に基づいて、前記煙濃度の値から前記出力値を減算した値を所定の整数値で割った値を前記ステップ値として決定することを特徴とする。
人間が認知可能な態様で報知を行う報知手段を備え、前記感度判定手段は、前記送信手段により、前記煙感知器の前記端子の状態を監視して火災を報知する信号が出力されたか否かの判定の実行前に、前記煙感知器に対して現時点での前記煙濃度検出手段の出力値を出力することを要求する信号を送信させ、該要求に応じて前記煙感知器より出力された現時点での前記煙濃度検出手段の出力値が所定の許容範囲内に入っているか否か判断し、所定の許容範囲内に入っていない場合には前記煙感知器の感度は異常である旨を前記報知手段により報知させることを特徴とする。
前記送信手段により信号を送信するための端子を前記受信手段によって信号を受信するための端子と共用するように構成されていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明によれば、感度試験装置に設ける端子の数を減らすことができ、それによって装置を小型化し、持ち運びを容易にすることができる。
流入した煙の濃度を検出可能な煙濃度検出手段と、
前記煙濃度検出手段により検出した煙濃度が所定値以上であるか否か判定する火災判断手段と、
前記火災判断手段が、検出煙濃度が所定値以上であると判定した場合に火災の発生を報知する火災発報信号を出力する火災発報信号出力手段と、
前記火災発報信号を出力可能な一対の端子と、
を備えた煙感知器であって、
前記火災判断手段は、外部より前記一対の端子に入力された指令を解読する機能と、煙濃度が所定値以上であるか否かの判定実行指令を受信すると外部より入力された試験値を前記煙濃度検出手段の出力値に加算した値に基づいて煙濃度が所定値以上であるか否か判定する機能と、を有することを特徴とする。
データを記憶可能な記憶手段を備え、
前記火災判断手段は、外部より前記一対の端子に入力された第1指令に従い該指令が入力されたときに前記煙濃度検出手段により検出された煙濃度値を前記記憶手段に記憶させる機能と、前記一対の端子に入力された第2指令に従い前記記憶手段に記憶されている煙濃度値を前記一対の端子より出力させる機能と、を有することを特徴とする。
図1には、本発明に係る感度試験装置による試験が可能な煙感知器の一実施形態を示す。この実施形態の煙感知器は、暗箱と呼ばれる煙検出室を備え、該煙検出室内に、それぞれの光軸が互いに交差するように発光素子と受光素子とが配置されており、発光素子から放射された光が煙検出室内に流入した煙の粒子によって散乱された光を受光素子に受光させ、その受光量が所定のレベル達したことを感知すると火災発生と判断して火災発報信号を出力するように構成されている。
火災判断回路15は、マイクロプロセッサ(CPU)およびROM(リードオンリメモリ)やRAM(ランダムアクセスメモリ)などの記憶手段により構成される。また、後述の初期値等を記憶しておくために、火災判断回路15は、ROMとしてもしくはROMとは別個に、電気的に書き込み可能なEEPROMもしくはフラッシュメモリのような不揮発性メモリを備える構成とすると良い。電池によりバックアップされたRAMに初期値を記憶しても良い。
図2に示すように、本実施形態の感度試験装置20は、ライン線Lとコモン線Cにそれぞれ接続される煙感知器10の端子16a,16bに対応する一対の端子21a,21bと、該端子21a,21bを介して煙感知器10へパルス信号(コマンドコード)を送出する送受信回路22と、感度試験に必要な演算や内部回路の制御等を行う感度判定手段としての演算制御部23を備える。演算制御部23は、マイクロプロセッサ(CPU)とROM(リードオンリメモリ)やRAM(ランダムアクセスメモリ)などの記憶手段により構成される。
一般に煙感知器には、ライン線Lとコモン線C接続するための端子金具(プラグに相当)が裏面より突出するように設けられ、建物の壁面に固定するための取付けベースには煙感知器の端子金具と結合離脱可能な取付け金具(ソケットに相当)が設けられており、煙感知器の本体を回すことで取付けベースに取り付けたり、外したりすることができるように構成されている。そこで、感度試験装置20の感知器装着部には、取付けベースと同様な、煙感知器の端子と結合離脱可能な金具を有するベース部材を設けておいて、試験の際に容易に感知器を装着部のベース部材に装着したり外したりできるように構成しておくと良い。
なお、試験対象の煙感知器10は、工場出荷時に性能試験が実施され、図3に実線Bで示すような目標特性に近い特性となるように調整されており、出荷時には所定の性能を満たしていたものとする。また、本発明が適用される試験対象の煙感知器10は、内部にメモリを備え、該メモリには工場出荷時の性能試験で測定された当該感知器の初期値(煙のない状態での受光素子12の出力に対応するAD変換回路の出力値)と、当該感知器が火災発生と判定したときの煙濃度値とが記憶される。
なお、感知器の初期値が零にならないのは、発光素子から出た光が煙検出室の壁面で反射して受光素子に入るのを完全には防止できないこと、煙検出室には煙流入口が設けられるため内部に外部からの光が全く入らないように構成するのは困難であることが理由として考えられる。そこで、意図的に初期値がある所定の値になるように、煙検出室のラビリンス構造の色や表面処理を工夫した設計を行うこともある。
なお、感知器の感度の変化には、発光素子や受光素子のレンズに埃や塵が付着して感度が下がる場合の他、煙検出室の壁面に埃や塵が付着して反射光が増加して感度が上がる場合がある。図4には、このうち感度が上昇した場合の感知器の濃度検出特性が示されている。
また、感度試験装置20は、例えば感度試験の際に煙感知器10から受信した火災発報煙濃度値TDに基づいて正常火災判定範囲の下限値TDminと上限値TDmaxを計算で決定してもよいし、予め決定されている規定値を使用しても良い。初期値の許容範囲の下限値Dminと上限値D0maxについても同様に、煙感知器10から受信した初期値D0に基づいて決定してもよいし、規定値を使用しても良い。
演算制御部23による感度試験では、図3に示すように、先ず送受信回路22により煙感知器10の火災判断回路(CPU)15に対して、内部のメモリに記憶されている初期値D0と火災発報煙濃度値TDおよび現在(煙のない状態)の受光素子12の出力に対応するAD変換回路の値(感知器の現在値)を返送することを要求するコマンドを送信する(ステップS1)。そして、送受信に要する時間を考慮した所定時間(例えば1秒)だけ感知器10からの返信を待ち、送られて来るデータを受信する(ステップS2)。なお、1回のコマンド送信で上記3つのデータを要求してもよいが、3回に分けてコマンドとデータの送受信を行なっても良い。
なお、試験値Eを算出する際に初期値D0を減算しているのは、火災判断回路15は経年変化した現在の試験時の受光素子の出力のAD変換値すなわちDrに試験値Eを加算した値に基づいて火災の判断を行うためである。従って、TDmin−△Sが実質的な不作動範囲の最大値となる。
従って、ステップS6における監視で、煙感知器10が火災発報したと判断した場合には、試験対象の煙感知器10は最小火災判定値TDminよりも低い煙濃度で火災発報すると判断することができる。そこで、図3の処理では、ステップS6における監視で、煙感知器10が火災発報した(ステップS7;Yes)と判断した場合には、ステップS14へ移行して表示部26へ感知器が異常であることを示すメッセージを表示するとともに、音響出力部28を鳴動させて異常音を発生させるようになっている(ステップS6→S14)。
続いて、演算制御部23は、煙感知器10の火災判断回路(CPU)15に対して、ステップS8で算出した試験値Eと試験実行コマンドとを送信し、上記コマンド送信後所定時間(例えば1秒)内に火災信号判定回路24が火災発報信号を検出したか監視する(ステップS9)。そして、煙感知器10が火災発報した(ステップS10;Yes)と判断した場合には、ステップS13へ移行して表示部26へ感知器が正常であることを示すメッセージを表示するとともに、音響出力部28を鳴動させて正常音を発生させるようになっている(ステップS10→S13)。
続いて、演算制御部23は、算出された試験値Eが最大火災判定値TDmaxよりも大きいか否か判定する(ステップS12)。そして、試験値Eが最大火災判定値TDmaxよりも大きくない(No)と判断した場合には、ステップS9へ戻って、煙感知器10の火災判断回路(CPU)15に対して、ステップS11で算出した試験値Eと試験実行コマンドとを送信し、上記コマンド送信後所定時間(例えば1秒)内に火災信号判定回路24が火災信号有りと判定したか監視する。
一方、演算制御部23は、ステップS12で、試験値Eが最大火災判定値TDmaxよりも大きい(Yes)と判断した場合には、感知器は正常火災判定範囲TDmin〜TDmaxよりも高い濃度の煙を検知しても火災発報信号を出力しないということであるので、ステップS14へ移行して表示部26へ感知器が異常であることを示すメッセージを表示するとともに、音響出力部28を鳴動させて異常音を発生させるようになっている(ステップS12→S14)。
また、以上の説明では、本発明を、煙感知器およびその感度試験装置に適用した場合を例にとって説明したが、感知器が煙感知機能の他、熱感知機能を有する複合型感知器である場合にも、本発明を適用することができる。
11 発光素子
12 受光素子
13 増幅器
14 AD変換回路
15 火災判断回路
18 短絡回路(スイッチ回路)
19 送受信回路
20 感度試験装置
22 送受信回路
23 演算制御部
24 火災信号判定回路(火災発報信号検出手段)
なお、感知器の感度の変化には、発光素子や受光素子のレンズに埃や塵が付着して感度が下がる場合の他、煙検出室の壁面に埃や塵が付着して反射光が増加して感度が上がる場合がある。図4には、このうち感度が上昇した場合の感知器の濃度検出特性が示されている。
また、感度試験装置20は、例えば感度試験の際に煙感知器10から受信した火災発報煙濃度値TDに基づいて正常火災判定範囲の下限値TDminと上限値TDmaxを計算で決定してもよいし、予め決定されている規定値を使用しても良い。初期値の許容範囲の下限値D0minと上限値D0maxについても同様に、煙感知器10から受信した初期値D0に基づいて決定してもよいし、規定値を使用しても良い。
ここで、煙感知器10の火災判定回路15が、上記正常火災判定範囲に従って火災判定すると感知器が作動(火災発報)することになるので、「正常火災判定範囲」は「作動範囲」と言い換えることができる。
Claims (9)
- 流入した煙の濃度を検出可能な煙濃度検出手段と、該煙濃度検出手段により検出した煙濃度が所定値以上である場合に火災を報知する信号を出力する機能と、火災を報知する信号を出力可能な端子と、外部より入力された値を前記煙濃度検出手段の出力値に加算した値に基づいて煙濃度が所定値以上であるか否か判定する機能とを備えた煙感知器の感度を判定する感度試験方法であって、
前記煙感知器に対して所定の値および煙濃度が所定値以上であるか否かの判定実行指令を与えた後、前記煙感知器の前記端子の状態を監視して火災を報知する信号が出力されたか否かの判定を複数回繰り返して前記煙感知器の感度を判定するものであり、
前記所定の値として、作動範囲の最小値よりも所定のステップ値だけ低い値から前記ステップ値分ずつ高い値を順次前記煙感知器へ送ることを特徴とする煙感知器の感度試験方法。 - 予め試験を行なって煙がない状態での前記煙濃度検出手段の出力値および火災と判定したときの煙濃度の値を、前記煙感知器の内部の記憶手段に、初期値および火災発報煙濃度値として記憶させておき、
所定期間経過後に前記煙感知器に対して前記記憶手段に記憶されている初期値および火災発報煙濃度値を出力することを要求し、該要求に応じて前記煙感知器より出力された情報を受信した後、
前記煙感知器より出力され受信した前記初期値および火災判定煙濃度値に基づいて、前記火災判定煙濃度値から前記初期値を減算した値を所定の整数値で割った値を前記ステップ値として決定し、
前記煙感知器に対する前記判定実行指令の付与および前記火災を報知する信号が出力されたか否かの判定を複数回繰り返すことを特徴とする請求項1に記載の煙感知器の感度試験方法。 - 前記煙感知器の前記端子の状態を監視して火災を報知する信号が出力されたか否かの判定の実行前に、前記煙感知器に対して現時点での前記煙濃度検出手段の出力値を出力することを要求し、該要求に応じて前記煙感知器より出力された現時点での前記煙濃度検出手段の出力値が所定の許容範囲内に入っているか否か判断し、所定の許容範囲内に入っていない場合には前記煙感知器の感度は異常であると判定することを特徴とする請求項1または2に記載の煙感知器の感度試験方法。
- 流入した煙の濃度を検出可能な煙濃度検出手段を備えた感知器に設けられている一対の端子を外部より監視して火災を報知する信号が出力されたことを検出可能な火災発報信号検出手段と、
前記煙感知器に対して、所定の値および煙濃度が所定値以上であるか否かの判定を指令する信号を送信する送信手段と、
前記火災発報信号検出手段による火災発報信号の検出結果に応じて前記煙感知器の感度を判定する感度判定手段と、
を備え、
前記感度判定手段は、前記送信手段により、前記所定の値として、作動範囲の最小値よりも所定のステップ値だけ低い値から前記ステップ値分ずつ高い値を順次前記煙感知器へ送り、前記火災発報信号検出手段による火災発報信号の検出結果に応じて前記煙感知器の感度を判定することを特徴とする煙感知器の感度試験装置。 - 前記送信手段により、感知器に対して当該感知器内部の記憶手段に記憶されている情報を出力することを要求する信号を送信したことに応じて前記煙感知器より出力された情報を受信する受信手段を備え、
前記煙感知器より出力された情報には、煙がない状態での前記煙濃度検出手段の出力値および火災と判定したときの煙濃度の値が含まれ、
前記感度判定手段は、前記受信手段によって受信した前記出力値および煙濃度の値に基づいて、前記煙濃度の値から前記出力値を減算した値を所定の整数値で割った値を前記ステップ値として決定することを特徴とする請求項4に記載の煙感知器の感度試験装置。 - 人間が認知可能な態様で報知を行う報知手段を備え、前記感度判定手段は、前記送信手段により、前記煙感知器の前記端子の状態を監視して火災を報知する信号が出力されたか否かの判定の実行前に、前記煙感知器に対して現時点での前記煙濃度検出手段の出力値を出力することを要求する信号を送信させ、該要求に応じて前記煙感知器より出力された現時点での前記煙濃度検出手段の出力値が所定の許容範囲内に入っているか否か判断し、所定の許容範囲内に入っていない場合には前記煙感知器の感度は異常である旨を前記報知手段により報知させることを特徴とする請求項4または5に記載の煙感知器の感度試験装置。
- 前記送信手段により信号を送信するための端子を前記受信手段によって信号を受信するための端子と共用するように構成されている請求項6に記載の煙感知器の感度試験装置。
- 流入した煙の濃度を検出可能な煙濃度検出手段と、
前記煙濃度検出手段により検出した煙濃度が所定値以上であるか否か判定する火災判断手段と、
前記火災判断手段が、検出煙濃度が所定値以上であると判定した場合に火災の発生を報知する火災発報信号を出力する火災発報信号出力手段と、
前記火災発報信号を出力可能な一対の端子と、
を備えた煙感知器であって、
前記火災判断手段は、外部より前記一対の端子に入力された指令を解読する機能と、煙濃度が所定値以上であるか否かの判定実行指令を受信すると外部より入力された試験値を前記煙濃度検出手段の出力値に加算した値に基づいて煙濃度が所定値以上であるか否か判定する機能と、を有することを特徴とする煙感知器。 - データを記憶可能な記憶手段を備え、
前記火災判断手段は、外部より前記一対の端子に入力された第1指令に従い該指令が入力されたときに前記煙濃度検出手段により検出された煙濃度値を前記記憶手段に記憶させる機能と、前記一対の端子に入力された第2指令に従い前記記憶手段に記憶されている煙濃度値を前記一対の端子より出力させる機能と、を有することを特徴とする請求項8に記載の煙感知器。
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