JP2020161083A - 数値制御装置と制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、被削材の加工を行う場合、信頼性の高い進捗情報を出力できる数値制御装置と制御方法を提供する。【解決手段】数値制御装置のCPUは、加工プログラムと設定した加工条件に基づき加工を実行する。CPUは加工時間を計測する。CPUは加工完了時、加工プログラムの加工プログラム番号、加工条件、加工時間を夫々対応づけた基準加工情報を記憶装置に記憶する。CPUは加工プログラムの受付時、加工プログラムの加工プログラム番号と同一、且つ設定した加工条件と同一の基準加工情報を記憶装置に記憶しているか判断する。CPUは同一の基準加工情報が記憶装置に記憶している場合、基準加工情報の加工時間を抽出する(S27)。CPUは加工を実行中、抽出した加工時間、計測中の加工時間に基づき加工完了までの残時間を算出する(S39)。CPUは残時間の情報を含む進捗情報を出力する(S41)。【選択図】図5

Description

本発明は、数値制御装置と制御方法に関する。
特許文献1は、生産現場で使用する稼働状況監視装置を開示する。稼働状況監視装置は、計測部が計測するタクトタイムが予め設定した複数の比較値に達した時、外部の複数のランプ、ブザー等により進捗情報を出力する。故に生産現場の作業者は出力した進捗情報に基づき、適正な作業ペースを認識できる。
特開2000−153432号公報
上記稼働状況監視装置では、設定した複数の比較値が、どのような作業条件に基づき設定したかが不明である。作業者が作業途中に作業条件を変更した場合、タクトタイムが、予め設定した複数の比較値とずれることから、出力する進捗情報が正確でないという可能性がある。
本発明の目的は、被削材の加工を行う場合、信頼性の高い進捗情報を出力できる数値制御装置と制御方法を提供することである。
請求項1の数値制御装置は、工作機械の動作を制御し、加工プログラムに基づき被削材の加工を実行する数値制御装置において、前記加工プログラムの実行を受け付ける受付部と、前記受付部が受け付けた前記加工プログラムの実行による前記被削材の加工条件を設定する条件設定部と、前記受付部が実行を受け付けた前記加工プログラムと、前記条件設定部が設定した前記加工条件とに基づき前記加工を実行する実行部と、前記実行部による前記加工にかかる加工時間を計測する計測部と、前記実行部による前記加工が完了した場合、前記加工プログラムの識別情報と、前記加工条件と、前記計測部が計測した前記加工時間と、を夫々対応づけた基準加工情報を記憶部に記憶する第一記憶制御部と、前記受付部が前記加工プログラムの実行を受け付けた場合、前記受付部が受け付けた前記加工プログラムの前記識別情報と同一で、且つ前記条件設定部が設定した前記加工条件と同一の前記基準加工情報を前記記憶部に記憶しているか判断する基準加工情報判断部と、前記基準加工情報判断部が、前記識別情報と前記加工条件が同一である前記基準加工情報を前記記憶部に記憶していると判断した場合、前記基準加工情報の前記加工時間を抽出する加工時間抽出部と、前記実行部が前記被削材の前記加工を実行中に、前記加工時間抽出部が抽出した前記加工時間と、前記計測部が計測中の前記加工時間とに基づき、前記被削材の前記加工が完了するまでの残時間を算出する残時間算出部と、前記残時間算出部が算出した前記残時間の情報を含む進捗情報を出力する進捗情報出力部とを備えたことを特徴とする。
上記数値制御装置は、加工プログラムの識別情報と、加工条件と、加工時間とを夫々対応づけた基準加工情報を記憶部に記憶する。数値制御装置は、加工プログラムの実行を受け付けた場合、受け付けた加工プログラムの識別情報と設定した加工条件と同一の基準加工情報を記憶部が記憶しているか判断する。数値制御装置は、基準加工情報の加工時間を抽出する。数値制御装置は、加工の実行中に、抽出した加工時間と、計測部が計測した加工時間とに基づき、被削材の加工が完了するまでの残時間を算出する。数値制御装置は、残時間の情報を含む進捗情報を出力する。故に、数値制御装置は、被削材の加工を行う場合、機械進捗情報を出力できる。
請求項2の数値制御装置は、前記実行部による前記被削材の前記加工の実行中に、前記加工条件の変更を受け付ける変更受付部と、前記変更受付部が前記加工条件の変更を受け付け、前記被削材の前記加工が完了した場合、前記加工プログラムの前記識別情報と、前記加工条件と、前記変更受付部が受け付けた前記加工条件の変更内容と、前記計測部が計測した前記加工時間を夫々対応づけた加工履歴情報を記憶部に記憶する第二記憶制御部とを備えるとよい。数値制御装置は、加工条件の変更を受け付け、被削材の加工が完了した場合、識別情報と、加工条件と、加工条件の変更内容と、を対応づけた加工履歴情報を記憶部に記憶する。故に、数値制御装置は、記憶部の加工履歴情報から識別情報、加工条件、変更内容を参照できる。
請求項3の数値制御装置は、前記実行部による前記被削材の前記加工の実行中に、前記加工条件の変更を受け付ける変更受付部と、前記変更受付部が前記加工条件の変更を受け付けた場合、前記進捗情報の出力を停止する出力停止部とを備え、前記被削材とは非接触の状態で、前記工作機械の主軸及び工具を加工経路から離間する位置で動作するドライランの実行条件の変更を受け付けるドライラン受付部と、前記加工プログラムの実行中に割り込んで実行する割り込みプログラムの実行を受け付ける割り込みプログラム受付部と、前記工作機械の動作速度を変更するオーバライドの設定値の変更を受け付けるオーバライド受付部と、前記加工プログラムのうち一行又は複数行の動作を省略又は実行するブロックスキップの動作の変更を受け付けるブロックスキップ受付部とを備え、前記変更受付部は、前記ドライラン受付部、前記割り込みプログラム受付部、前記オーバライド受付部、及びブロックスキップ受付部のうち何れかが動作の実行を受け付けた場合、前記加工プログラムの前記加工条件に変更があったと判断するとよい。数値制御装置は、ドライラン受付部、割り込みプログラム受付部、オーバライド受付部、又はブロックスキップ受付部による動作の実行を受け付けた場合、加工条件に変更があったと判断する。この場合、数値制御装置は、被削材の加工の進捗情報を出力しない。故に、数値制御装置は、誤った進捗情報を出力するのを防ぐことができる。
請求項4の数値制御装置は、前記工作機械の動作を停止するマシンロックのオン状態、オフ状態を検出するオンオフ検出部と、前記オンオフ検出部が前記オン状態を検出した場合、前記進捗情報出力部による前記進捗情報の出力を停止する出力停止部とを備えるとよい。数値制御装置は、マシンロックのオン状態を検出した場合、被削材の加工の進捗情報を出力しない。故に、数値制御装置は、誤った進捗情報を出力するのを防ぐことができる。
請求項5の数値制御装置は、前記加工プログラムの開始位置を特定する特定部と、前記特定部が特定した前記開始位置が、前記加工プログラムの途中の位置であると判断した場合、前記進捗情報出力部による前記進捗情報の出力を停止する出力停止部とを備えるとよい。数値制御装置は、加工プログラム開始位置を特定する。例えば、数値制御装置は、加工を中断し、加工プログラムの途中から加工を再開する場合がある。この場合、数値制御装置は、進捗情報を出力しない。故に、数値制御装置は、誤った進捗情報を出力するのを防ぐことができる。
請求項6の数値制御装置は、前記第一記憶制御部は、前記実行部による前記加工が完了した場合、前記基準加工情報判断部が前記記憶していると判断した先に記憶した前記基準加工情報の前記加工時間を、前記計測部が前記計測した前記加工時間に更新してもよい。数値制御装置は、前記加工が完了した場合、基準加工情報の加工時間を、計測した加工時間に更新する。故に、数値制御装置は、更新した最新の加工時間を参照して進捗情報を出力できる。
請求項7の制御方法は、工作機械の動作を制御し、加工プログラムに基づき被削材の加工を実行する数値制御装置の制御方法において、前記加工プログラムの実行を受け付ける受付ステップと、前記受付ステップで受け付けた前記加工プログラムの実行による前記被削材の加工条件を設定する条件設定ステップと、前記受付ステップで実行を受け付けた前記加工プログラムと、前記条件設定ステップで設定した前記加工条件とに基づき前記加工を実行する実行ステップと、前記実行ステップにおいて前記加工にかかる加工時間を計測する計測ステップと、前記実行ステップにおいて前記加工が完了した場合、前記加工プログラムの識別情報と、前記加工条件と、前記計測ステップで計測した前記加工時間と、を夫々対応づけた基準加工情報を記憶部に記憶する第一記憶制御ステップと、前記受付ステップで前記加工プログラムの実行を受け付けた場合、前記受付ステップで受け付けた前記加工プログラムの前記識別情報と同一で、且つ前記条件設定ステップで設定した前記加工条件と同一の前記基準加工情報を前記記憶部に記憶しているか判断する基準加工情報判断ステップと、前記基準加工情報判断ステップで、前記識別情報と前記加工条件が同一である前記基準加工情報を前記記憶部に記憶していると判断した場合、前記基準加工情報の前記加工時間を抽出する加工時間抽出ステップと、前記実行ステップで前記被削材の前記加工を実行中に、前記加工時間抽出ステップで抽出した前記加工時間と、前記計測ステップで計測中の前記加工時間とに基づき、前記被削材の前記加工が完了するまでの残時間を算出する残時間算出ステップと、前記残時間算出ステップで算出した前記残時間の情報を含む進捗情報を出力する進捗情報出力ステップとを備えたことを特徴とする。
上記制御方法では、数値制御装置は上記ステップを実行することにより、請求項1に記載の数値制御装置と同じ効果を得ることができる。
工作機械1の正面図。 工作機械1の電気的構成を示すブロック図。 基準加工情報を示す図。 メイン処理の流れ図。 図4の続きを示す流れ図。 表示部15における被削材の加工の進捗情報21を示す図。 変形例の進捗情報21を示す図。
図1、図2を参照し、本発明に係る工作機械1について説明する。図1の上側、下側、左側、右側、手前側、奥側を、夫々、工作機械1の上側、下側、左側、右側、正面側、背面側と定義する。図1に示す工作機械1は、工具を回転して被削材に切削加工を施す機械である。
図1、図2に示す如く、工作機械1は、主軸(図示略)がZ軸方向に延びる縦型工作機械である。工作機械1は、基台部2、機械本体3、カバー5を備える。基台部2は鉄製土台である。機械本体3は基台部2上部に設ける。機械本体3は、工作台(図示略)上面に固定する被削材(図示略)の切削加工等を行う。工作台は基台部2上面に設置する。カバー5は基台部2上部に固定し、機械本体3の周囲を取り囲む。工作機械1の動作は、数値制御装置30(図2参照)で制御する。
図1、図2に示す如く、工作機械1は操作盤13を更に備える。操作盤13はカバー5の前面5B右部に設ける。操作盤13は、表示部15と操作部24を備える。表示部15は、加工プログラムの選択、加工プログラムの加工条件の設定等を行うための各種設定画面を表示する。表示部15は、被削材の加工を開始した場合、例えば、運転開始画面(図6(a)参照)を表示する。表示部15は、工作機械1が被削材の加工中に、進捗情報21(図6(b)参照)等の画面を表示する。また、表示部15は、図6(b)に示す如く、加工が完了するまでの残時間と、残時間と対応する長さのリング状の図形を、進捗情報21として表示する。また、表示部15は、被削材の加工が完了した場合、運転完了表示(図6(c)参照)等を表示する。
操作部24は各種動作の設定等を工作機械1に入力するために、作業者が使用する。作業者は表示部15を確認しながら操作部24を操作することで、工作機械1の各種動作、被削材の加工条件等を設定する。作業者は、操作部24により、加工プログラムの選択、及び実行する。作業者は、操作部24により、加工プログラムの実行中に、割り込みで他の動作を実行する割り込みプログラムを選択、及び実行可能である。
操作部24は、回転操作可能なダイヤルスイッチ(図示略)を備える。操作部24はダイヤルスイッチを回転操作して、工作機械1の動作速度を変更する、所謂オーバライドを行う。操作ボタン11は、マシンロック用のスイッチである。工作機械1の動作は、操作ボタン11を押下すると機械の動作はせずに、加工プログラムに基づき座標値や各種指令値のみ変化する。
図2を参照し、工作機械1の電気的構成を説明する。図2に示す如く、工作機械1は数値制御装置30、操作盤13、駆動回路201〜204、X軸モータ51、Y軸モータ52、Z軸モータ53、主軸モータ54等を備える。数値制御装置30は、CPU31、ROM32、RAM33、タイマ23、記憶装置29、インタフェイス34、35を備える。CPU31は工作機械1の動作を統括制御する。ROM32は、主プログラム等の各種プログラムを記憶する。主プログラムは後述するメイン処理(図4、図5参照)を実行する。RAM33は、種々のデータ等を一時的に記憶する。タイマ23は、加工時間を計測する。
記憶装置29は不揮発性であり、種々の被削材を切削するための複数の加工プログラムを記憶する。加工プログラムは、被削材を切削するために実行するNCプログラムである。記憶装置29は更に基準加工情報等の各種情報を記憶する。基準加工情報は、識別情報としての加工プログラムの加工プログラム番号、被削材の加工条件、加工に要する加工時間等を関連付けて記憶する。加工プログラム番号は、加工プログラムを識別するために割り当てた識別情報である。加工条件は、作業者の操作盤13の操作により詳細に設定可能である。加工時間は、被削材の加工の開始から完了するまでの時間である。
図3(a)〜(c)は、夫々、記憶装置29が記憶した基準加工情報の一例である。図3(a)の基準加工情報の加工プログラム番号は、No.100である。加工条件は、オーバライド100である。変更内容はなしである。加工時間は60minである。図3(b)の基準加工情報の加工プログラム番号は、No.100である。加工条件は、オーバライド80である。変更内容はなしである。加工時間は75minである。図3(c)の基準加工情報の加工プログラム番号は、No.100である。加工条件は、オーバライド120、ブロックスキップ:3−10行目である。ドライランはONである。変更内容は、15行目で割り込みプログラム(No.50)を実行している。加工時間は40minである。
表示部15、操作部24は、インタフェイス34を介して、CPU31と接続する。CPU31は、インタフェイス35を介して駆動回路201〜204を制御する。各駆動回路201〜204は、夫々X軸モータ51、Y軸モータ52、Z軸モータ53、主軸モータ54等を制御する。各エンコーダ51a〜54aは、夫々X軸モータ51、Y軸モータ52、Z軸モータ53、主軸モータ54の回転位置の位置情報等を検出し、各駆動回路201〜204は該位置情報等の検出結果を、インタフェイス35を介してCPU31へ送信する。CPU31は、該位置情報等に基づき、各駆動回路201〜204を制御して被削材の加工を行う。
図4〜図6を参照して、メイン処理について説明する。工作機械1に電源を投入すると、CPU31は、ROM32に記憶した主プログラムを読み出して、メイン処理を実行する(図4、図5参照)。CPU31は、記憶装置29に記憶した加工プログラムのうち、作業者が選択した加工プログラムを受け付けたか否か判断する(S1)。作業者は、操作部24を操作して、例えば、加工プログラムのプログラム番号100を入力し、決定ボタン(図示略)を押す。該時、CPU31は、加工プログラムを受け付けたと判断する。加工プログラムを受け付けていないと判断した場合(S1:NO)、CPU31は処理をS1に戻す。作業者が操作部24を操作して加工プログラムを選択すると、CPU31は加工プログラムを受け付ける(S1:YES)。作業者は、操作部24を操作して、選択した加工プログラムの加工条件を設定する(S3)。加工条件の詳細について後述する。
CPU31は、記憶装置29に基準加工情報があるか否か判断する(S5)。該時、CPU31は、S1の処理で受け付けた加工プログラム番号に対して、同一の加工プログラム番号を備える基準加工情報が記憶装置29にあるか検索する。CPU31は、記憶装置29を参照して、同一の加工プログラム番号を備える加工プログラムについて、S3の処理で設定した加工条件と同一の加工条件を記憶しているかを検索する。
基準加工情報が無いと判断した場合(S5:NO)、CPU31は、S1の処理で受け付けた加工プログラムと、S3の処理で設定した加工条件に基づき、被削材の加工を開始する(S7)。該時、CPU31はタイマ23による加工時間の計測を開始する(S9)。
CPU31は、被削材の加工の実行中に、作業者が操作部24を操作して加工条件(オーバライド、ドライラン、ブロックスキップ、割り込みプログラムの実行、マシンロック等)を変更したか否かを判断する(S11)。加工条件の変更とは、S3の処理で設定した加工条件に対して変更があることをいう。
オーバライドは、指令速度に対して、速度を速める又は遅くする動作である。作業者は操作部24を操作してオーバライドを実行する。ドライランは、主軸及び工具の予め設定した加工経路から、所定の距離分だけ被削材から離間する位置で動作することをいう。ブロックスキップは、選択した加工プログラムのうち一行又は複数行の動作を省略又は実行することをいう。
割り込みプログラムは、実行中の加工プログラムを中断して、他の動作を実行するプログラムである。割り込みプログラムを実行時、CPU31は、実行中の加工プログラムを中断する。割り込みプログラムの実行が完了時、CPU31は、中断した位置から加工プログラムを再開する。マシンロックは、作業者が操作ボタン11を押下した場合、工作機械1が加工プログラムを実行すると、機械は動作しないが、座標値や各種指令値のみあたかもプログラムを実行したように更新する機能である。作業者が操作ボタン11を操作してCPU31はマシンロックのオン状態、オフ状態を検出する。
加工条件の変更をしたと判断した場合(S11:NO)、CPU31は、被削材の加工が完了したか否かを判断する(S13)。被削材の加工が完了していないと判断した場合(S13:NO)、CPU31は、処理をS11に戻す。加工条件の変更をした場合(S11:YES)、CPU31は、変更した加工条件を加工プログラムの実行中の行に関連付けて、RAM33に一時的に記憶する(S15)。CPU31は処理をS13に進める。
被削材の加工が完了したと判断した場合(S13:YES)、CPU31は、タイマ23による被削材の加工時間の計測を終了する(S17)。CPU31は、被削材の加工が完了したことを作業者に知らせるため、運転完了画面(例えば、「加工が完了しました」)を表示部15に表示する(S19)。
CPU31は加工プログラム番号、加工条件、加工時間を基準加工情報として記憶する(S21)。該時、記憶装置29に記憶した基準加工情報は、S7〜S17の処理で実行した加工プログラムの加工プログラム番号、S3の処理で設定した加工条件、及びS17の処理で取得した加工時間を含む。なお、S15の処理で、RAM33に変更した加工条件を記憶している場合は、CPU31は変更した加工条件を変更内容(図3(C)参照)として記憶装置29に記憶する。CPU31は処理をS1に戻す。
S5の処理において、基準加工情報があると判断した場合(S5:YES)、CPU31は、S3の処理で加工プログラムの途中から開始すると設定する場合があるため、S1の処理で受け付けた加工プログラムの開始位置を特定する(S23)。開始位置の特定は、例えば、加工プログラム中のプログラムの開始を示す1回目の記号「%」の位置を特定することで行う。CPU31は、特定した開始位置が加工プログラムの一行目か否か判断する(S25)。加工プログラムの開始位置が一行目からでない、即ち、加工プログラムの途中の位置であると判断した場合(S25:NO)、CPU31は、処理をS7に進める。なお、CPU31は、後述の進捗情報21については、残時間を算出するための比較のための加工時間がない場合には出力しない。
CPU31は、被削材の加工を開始し(S7)、上記したS7〜S21の処理を行う。該時、新たに記憶する加工条件は、S23の処理で特定したプログラムの開始位置を加工条件として含む。
S25の処理で、プログラムの開始位置が加工プログラムの1行目からであると判断した場合(S25:YES)、CPU31はS5の処理で特定した基準加工情報のうち、加工時間を抽出する(S27)。CPU31は、S1の処理で選択した加工プログラムと、S3の処理で設定した加工条件に基づき、被削材の加工を開始する(S29)。該時、CPU31は、タイマ23による被削材の加工時間の計測を開始する(S31)。
CPU31は進捗情報21として、S27の処理で抽出した加工時間(図6(a)参照)を表示部15に表示する(S33)。加工条件が図3(a)の場合、抽出した加工時間は60分である。該時、表示部15は、進捗情報21として『――:60:00』を表示する(図6(a)参照)。CPU31は被削材の切削を更に進める。
CPU31は、S11と同様に、加工条件の変更をした否か判断する(S35)。加工条件の変更をしていないと判断した場合(S35:NO)、CPU31は、タイマ23による被削材の加工の経過時間を取得する(S37)。CPU31は、S27の処理で抽出した加工時間と、S37の処理で取得した経過時間に基づき、加工の残時間を取得する(S39)。加工の残時間は、S27の処理で抽出した加工時間から、タイマ23により計測中の経過時間を差分することで取得する。具体的には、経過時間が27分2秒の場合、残時間は、60分から27分2秒を差分した32分58秒である。CPU31は、残時間の情報を含む進捗情報21を出力し、進捗情報21を最新の状態に更新する(S41)。この場合、進捗情報21のリング状の図形は、残時間と対応して左下部が円弧を描いて伸びた状態に更新する。該時、CPU31は最新の状態の進捗情報21として、『――:32:58』を表示部15に表示する。故に、CPU31は被削材の加工を行う場合、信頼性の高い進捗情報21を出力できる。
CPU31は、被削材の加工が完了したか否かを判断する(S43)。CPU31は、被削材の加工完了を、2回目の記号「%」を読み込んだ時又はM30等のプログラム終了コマンドを読み込んだ時、加工プログラムが完了したとみなす。被削材の加工が完了していないと判断した場合(S43:NO)、CPU31は処理をS35に戻す。被削材の加工が完了したと判断した場合(S43:YES)、CPU31は、タイマ23による被削材の加工時間の計測を終了する(S45)。CPU31は、表示部15に運転完了画面(図6(c)参照)を表示する(S47)。該時、表示部15は、運転完了画面として『00:00:00』、『END』を表示する(図6(c)参照)。また、リング状の図形は、加工完了を示す円形に更新する。CPU31は、記憶装置29が記憶する基準加工情報の加工時間を、被削材の加工条件と、実行した加工プログラムの加工プログラム番号と関連付けて更新する(S49)。故に、CPU31は、更新した最新の加工時間を参照して進捗情報21を出力できる。CPU31は処理をS1に戻す。
一方、加工条件の変更をしたと判断した場合(S35:YES)、CPU31は、加工条件の変更がマシンロックであったか否か判断する(S51)。CPU31は、操作ボタン11の押下を検出した場合にマシンロックであると判断する。マシンロックでないと判断した場合(S51:NO)、CPU31は、表示部15に表示した進捗情報21の出力を停止する(S53)。該時、S3の処理で設定した加工条件は、実行中の加工条件と一致しない。従って、S27の処理で抽出した加工時間と、S37の処理で取得した経過時間を比較しても、残時間は正確でない。故に、CPU31は、誤った進捗情報21を出力するのを防ぐことができる。
CPU31は、処理をS15(図4参照)に進める。CPU31は、上記した如く、S15〜S21の処理を行い、処理をS1に戻す。故に、CPU31は、S35の処理において変更があった加工条件の変更内容と、当該加工条件でのタイマ23が計測した加工時間と、加工プログラムの加工プログラム番号とを関連付けた基準加工情報を新たに記憶装置29に記憶できる(S21)。故に、CPU31は、記憶装置29の基準加工情報から加工プログラム番号、加工条件、加工時間、変更内容を参照できる。
一方、加工条件の変更がマシンロックであると判断した場合(S51:YES)、CPU31は、機械の動作のみ停止する(S55)。CPU31は、進捗情報21の出力を停止する(S57)。該時、S3の処理で設定した加工条件は、実行中の加工条件と一致しない。また、S27の処理で抽出した加工時間と、S37の処理で取得した経過時間を比較しても、残時間は正確でない。故に、CPU31は、誤った進捗情報21を出力するのを防ぐことができる。
CPU31は、被削材の加工の再開指示があるか否か判断する(S59)。作業者が操作部24を操作することにより、CPU31は再開指示を受け付けていないと判断した場合(S59:NO)、処理をS59に戻して作業者の操作部24の操作による被削材の加工の再開指示を待つ。作業者は操作部24を操作して被削材の加工の再開指示を行う。CPU31が加工の再開指示があったと判断した場合(S59:YES)、CPU31は、処理をS15(図4参照)に進め、上記した如くS15〜S21の処理を実行する。該時、CPU31は、マシンロックにより変更があった加工条件の変更内容、タイマ23による加工時間、加工条件、プログラムの加工プログラム番号を関連付けた基準加工情報を新たに記憶装置29に記憶する。故に、CPU31は、記憶装置29の基準加工情報から加工プログラム番号、加工条件、加工時間、変更内容を参照できる。
以上、説明したように、数値制御装置30は、加工プログラムの加工プログラム番号と、加工条件と、加工時間とを夫々対応づけた基準加工情報を記憶装置29に記憶する。数値制御装置30は、加工プログラムの実行を受け付けた場合、受け付けた加工プログラムの加工プログラム番号と、設定した加工条件と同一の基準加工情報を記憶装置29が記憶しているか判断する。数値制御装置30は、基準加工情報の加工時間を抽出する。数値制御装置30は、加工の実行中に、抽出した加工時間と、タイマ23が計測した加工時間とに基づき、被削材の加工が完了するまでの残時間を算出する。数値制御装置30は、残時間の情報を含む進捗情報21を出力する。故に、数値制御装置30は、被削材の加工を行う場合、信頼性の高い進捗情報21を出力できる。
数値制御装置30は、CPU31が加工条件の変更を受け付け、被削材の加工が完了した場合、加工プログラムの加工プログラム番号と、加工条件と、CPU31が受け付けた加工条件の変更内容と、タイマ23が計測した加工時間を夫々対応づけた基準加工情報を記憶装置29に記憶する。故に、数値制御装置30は、記憶装置29の基準加工情報から加工プログラム番号、加工条件、変更内容、加工時間を参照できる。
数値制御装置30は、操作部24を備える。操作部24は、被削材とは非接触の状態で、工作機械1の主軸及び工具を加工経路から離間する位置で動作するドライランの実行条件の変更を受け付ける。また、操作部24は、加工プログラムの実行中に割り込んで実行する割り込みプログラムの実行を受け付ける。操作部24は、工作機械1の動作速度を変更するオーバライドの設定値の変更を受け付ける。操作部24は、加工プログラムのうち一行又は複数行の動作を省略又は実行するブロックスキップの動作の変更を受け付ける。CPU31は、操作部24により何れかの動作の実行を受け付けた場合、加工プログラムの加工条件に変更があったと判断する。この場合、数値制御装置30は、被削材の加工の進捗情報21を出力しない。該時、S3の処理で設定した加工条件は、実行中の加工条件と一致しない。従って、S27の処理で抽出した加工時間と、S37の処理で取得した経過時間を比較しても、残時間は正確でない。故に、数値制御装置30は、誤った進捗情報21を出力するのを防ぐことができる。
数値制御装置30のCPU31は、工作機械1は実際の機械の動作はせずに、座標値や各種指令値のみ変化するマシンロックのオン状態、オフ状態を検出する。CPU31は、マシンロックのオン状態を検出した場合、被削材の加工の進捗情報21を出力しない。該時、S3の処理で設定した加工条件は、実行中の加工条件と一致しない。従って、S27の処理で抽出した加工時間と、S37の処理で取得した経過時間を比較しても、残時間は正確でない。故に、数値制御装置30は、誤った進捗情報21を出力するのを防ぐことができる。
数値制御装置30は、加工プログラムの開始位置を特定する。CPU31は、特定した開始位置が、加工プログラムの途中の位置であると判断した場合、表示部15による進捗情報21を停止する。該時、S3の処理で設定した加工条件は、実行中の加工条件と一致しない。従って、S27の処理で抽出した加工時間と、S37の処理で取得した経過時間を比較しても、残時間は正確でない。故に、数値制御装置30は、誤った進捗情報21を出力するのを防ぐことができる。
数値制御装置30は、加工が完了した場合、CPU31が記憶していると判断した、先に記憶した基準加工情報の加工時間を、タイマ23が計測した加工時間に更新する。故に、数値制御装置30は、更新した最新の加工時間を参照して進捗情報21を出力できる。
本発明は、上記実施形態に限らない。上記実施形態の工作機械1は、主軸がZ軸方向に延びる縦型工作機械であるが、本発明は主軸が水平方向に延びる横型工作機械にも適用できる。上記実施形態では、進捗情報21として、図6に示す進捗情報21の表示を表示部15に行ったが、これに限らない。図7(a)〜図7(c)に示す如く、進捗情報21として進捗率と経過時間を表示してもよい。表示部15は、一例として、被削材の加工が進むと、進捗率として『65%』を表示してもよい(図7(b)参照)。該時、表示部15は進捗情報21の下方に、経過時間として『01:25:02』を表示する。また、表示部15は加工完了時、進捗情報21の進捗率として、『100%』を表示してもよい(図7(c)参照)。該時、表示部15は加工時間として『02:00:00』を表示してもよい。
操作盤13は、タッチパネル式でもよい。作業者はタッチパネルを介して表示部15を視認し、操作可能である。タッチパネルは作業者の押圧操作を検出して各種入力を受け付ける。マシンロックの検出は、S35の処理の後に行ったが、マシンロックの検出は、S11の処理の後にも行ってもよい。S53、S57の処理では、進捗情報21の出力を停止したが、停止しなくてもよい。
記憶装置29は、本発明の記憶部の一例である。操作部24は、本発明のドライラン受付部の一例である。操作部24は、本発明の割り込みプログラム受付部の一例である。操作部24は、本発明のオーバライド受付部の一例である。操作部24は、本発明のブロックスキップ受付部の一例である。基準加工情報は、本発明の加工履歴情報の一例である。
図4のS1の処理を実行するCPU31は本発明の受付部の一例である。S3の処理を実行するCPU31は本発明の条件設定部の一例である。S7の処理を実行するCPU31は本発明の実行部の一例である。S9の処理を実行するCPU31は本発明の計測部の一例である。S21の処理を実行するCPU31は本発明の第一記憶制御部の一例である。S5の処理を実行するCPU31は本発明の基準加工情報判断部の一例である。S21の処理を実行するCPU31は本発明の第二記憶制御部の一例である。S23の処理を実行するCPU31は本発明の特定部の一例である。図5のS27の処理を実行するCPU31は本発明の加工時間抽出部の一例である。S41の処理を実行するCPU31は本発明の進捗情報出力部の一例である。S35の処理を実行するCPU31は本発明の変更受付部の一例である。S53、S57の処理を実行するCPU31は本発明の出力停止部の一例である。S51の処理を実行するCPU31は本発明のオンオフ検出部の一例である。
1 :工作機械
11 :操作ボタン
13 :操作盤
15 :表示部
21 :進捗情報
24 :操作部
29 :記憶装置
30 :数値制御装置
31 :CPU
32 :ROM
33 :RAM

Claims (7)

  1. 工作機械の動作を制御し、加工プログラムに基づき被削材の加工を実行する数値制御装置において、
    前記加工プログラムの実行を受け付ける受付部と、
    前記受付部が受け付けた前記加工プログラムの実行による前記被削材の加工条件を設定する条件設定部と、
    前記受付部が実行を受け付けた前記加工プログラムと、前記条件設定部が設定した前記加工条件とに基づき前記加工を実行する実行部と、
    前記実行部による前記加工にかかる加工時間を計測する計測部と、
    前記実行部による前記加工が完了した場合、前記加工プログラムの識別情報と、前記加工条件と、前記計測部が計測した前記加工時間と、を夫々対応づけた基準加工情報を記憶部に記憶する第一記憶制御部と、
    前記受付部が前記加工プログラムの実行を受け付けた場合、前記受付部が受け付けた前記加工プログラムの前記識別情報と同一で、且つ前記条件設定部が設定した前記加工条件と同一の前記基準加工情報を前記記憶部に記憶しているか判断する基準加工情報判断部と、
    前記基準加工情報判断部が、前記識別情報と前記加工条件が同一である前記基準加工情報を前記記憶部に記憶していると判断した場合、前記基準加工情報の前記加工時間を抽出する加工時間抽出部と、
    前記実行部が前記被削材の前記加工を実行中に、前記加工時間抽出部が抽出した前記加工時間と、前記計測部が計測中の前記加工時間とに基づき、前記被削材の前記加工が完了するまでの残時間を算出する残時間算出部と、
    前記残時間算出部が算出した前記残時間の情報を含む進捗情報を出力する進捗情報出力部と
    を備えたことを特徴とする数値制御装置。
  2. 前記実行部による前記被削材の前記加工の実行中に、前記加工条件の変更を受け付ける変更受付部と、
    前記変更受付部が前記加工条件の変更を受け付け、前記被削材の前記加工が完了した場合、前記加工プログラムの前記識別情報と、前記加工条件と、前記変更受付部が受け付けた前記加工条件の変更内容と、前記計測部が計測した前記加工時間を夫々対応づけた加工履歴情報を記憶部に記憶する第二記憶制御部と
    を備えたこと
    を特徴とする請求項1に記載の数値制御装置。
  3. 前記実行部による前記被削材の前記加工の実行中に、前記加工条件の変更を受け付ける変更受付部と、
    前記変更受付部が前記加工条件の変更を受け付けた場合、前記進捗情報の出力を停止する出力停止部と
    を備え、
    前記被削材とは非接触の状態で、前記工作機械の主軸及び工具を加工経路から離間する位置で動作するドライランの実行条件の変更を受け付けるドライラン受付部と、
    前記加工プログラムの実行中に割り込んで実行する割り込みプログラムの実行を受け付ける割り込みプログラム受付部と、
    前記工作機械の動作速度を変更するオーバライドの設定値の変更を受け付けるオーバライド受付部と、
    前記加工プログラムのうち一行又は複数行の動作を省略又は実行するブロックスキップの動作の変更を受け付けるブロックスキップ受付部と
    を備え、
    前記変更受付部は、前記ドライラン受付部、前記割り込みプログラム受付部、前記オーバライド受付部、及びブロックスキップ受付部のうち何れかが動作の実行を受け付けた場合、前記加工プログラムの前記加工条件に変更があったと判断すること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の数値制御装置。
  4. 前記工作機械の動作を停止するマシンロックのオン状態、オフ状態を検出するオンオフ検出部と、
    前記オンオフ検出部が前記オン状態を検出した場合、前記進捗情報出力部による前記進捗情報の出力を停止する出力停止部と
    を備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載の数値制御装置。
  5. 前記加工プログラムの開始位置を特定する特定部と、
    前記特定部が特定した前記開始位置が、前記加工プログラムの途中の位置であると判断した場合、前記進捗情報出力部による前記進捗情報の出力を停止する出力停止部と
    を備えたこと
    を特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載の数値制御装置。
  6. 前記第一記憶制御部は、前記実行部による前記加工が完了した場合、前記基準加工情報判断部が前記記憶していると判断した先に記憶した前記基準加工情報の前記加工時間を、前記計測部が前記計測した前記加工時間に更新すること
    を特徴とする請求項1〜5の何れか一つに記載の数値制御装置。
  7. 工作機械の動作を制御し、加工プログラムに基づき被削材の加工を実行する数値制御装置の制御方法において、
    前記加工プログラムの実行を受け付ける受付ステップと、
    前記受付ステップで受け付けた前記加工プログラムの実行による前記被削材の加工条件を設定する条件設定ステップと、
    前記受付ステップで実行を受け付けた前記加工プログラムと、前記条件設定ステップで設定した前記加工条件とに基づき前記加工を実行する実行ステップと、
    前記実行ステップにおいて前記加工にかかる加工時間を計測する計測ステップと、
    前記実行ステップにおいて前記加工が完了した場合、前記加工プログラムの識別情報と、前記加工条件と、前記計測ステップで計測した前記加工時間と、を夫々対応づけた基準加工情報を記憶部に記憶する第一記憶制御ステップと、
    前記受付ステップで前記加工プログラムの実行を受け付けた場合、前記受付ステップで受け付けた前記加工プログラムの前記識別情報と同一で、且つ前記条件設定ステップで設定した前記加工条件と同一の前記基準加工情報を前記記憶部に記憶しているか判断する基準加工情報判断ステップと、
    前記基準加工情報判断ステップで、前記識別情報と前記加工条件が同一である前記基準加工情報を前記記憶部に記憶していると判断した場合、前記基準加工情報の前記加工時間を抽出する加工時間抽出ステップと、
    前記実行ステップで前記被削材の前記加工を実行中に、前記加工時間抽出ステップで抽出した前記加工時間と、前記計測ステップで計測中の前記加工時間とに基づき、前記被削材の前記加工が完了するまでの残時間を算出する残時間算出ステップと、
    前記残時間算出ステップで算出した前記残時間の情報を含む進捗情報を出力する進捗情報出力ステップと
    を備えたことを特徴とする制御方法。
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