JP2020152219A - 車両用トリム - Google Patents

車両用トリム Download PDF

Info

Publication number
JP2020152219A
JP2020152219A JP2019052301A JP2019052301A JP2020152219A JP 2020152219 A JP2020152219 A JP 2020152219A JP 2019052301 A JP2019052301 A JP 2019052301A JP 2019052301 A JP2019052301 A JP 2019052301A JP 2020152219 A JP2020152219 A JP 2020152219A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
trim
vehicle
pocket
sound leakage
speaker
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019052301A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7362978B2 (ja
Inventor
千秋 中田
Chiaki Nakata
千秋 中田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
Priority to JP2019052301A priority Critical patent/JP7362978B2/ja
Publication of JP2020152219A publication Critical patent/JP2020152219A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7362978B2 publication Critical patent/JP7362978B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Abstract

【課題】収容物の落下を抑制できるポケットと、その下位に位置するオーディオ用スピーカの音漏れ対策が講じられ、構造が簡単でコスト上昇を抑制できる車両用トリムを提供する。【解決手段】アッパトリム100と、ロアトリム200とを備えた車両用トリムAにおいて、アッパトリム100の下方に形成した車室方向延出部120をロアトリム200の車外側側面201aに当接させることによりポケット300が形成され、ロアトリム200には、アッパトリム100の車室方向延出部120よりも下方にスピーカ用グリル220が設けられているとともに、当該スピーカ用グリル200よりも上位であってアッパトリム100の車室方向延出部120よりも下位に、車外方向に延出する音漏れ防止壁230が形成されている。【選択図】 図2

Description

本発明は、車両用トリムに関し、オーディオ用スピーカと、その上位に位置する物入れ(ポケット)とを備えた車両用トリムに関する。
例えば特許文献1に示されるように、車両用トリムには、オーディオ用スピーカと、ポケットとが設けられることがある。特許文献1に示されたものは、ワゴン車のクォータ・トリムにおいて、オーディオ用スピーカとポケットとが車両前後方向に並んで配置されているが、車両によっては、シートとの関係や、他の大型ポケットとの関係において、ポケットをスピーカの上位に配置したい場合がある。
車両用トリムにポケットを設ける場合、単一のトリム材にポケットを形成することは、樹脂成型を行う上で困難であるし、可能であるとしてもコストが嵩む。また、トリム材を上下に分割し、上下のトリム材の合わせ部にポケットを形成することが考えられるが、この場合、両トリム材の合わせ部に成形または組み付け誤差に起因する隙間が生じ、この隙間からシート状のポケット収容物が落下してしまうことが懸念される。
一方、スピーカを設ける場合には、トリム内部への音漏れ対策を講じることが望ましい。
実用新案登録第2559456号公報
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、収容物の落下を抑制できるポケットと、その下位に位置するオーディオ用スピーカの音漏れ対策が講じられ、構造が簡単でコスト上昇を抑制できる車両用トリムを提供することをその課題とする。
上記課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を採用した。
すなわち、本発明により提供される車両用トリムは、アッパトリムと、ロアトリムとを備えた車両用トリムにおいて、上記アッパトリムの下方に形成した車室方向延出部を上記ロアトリムの車外側側面に当接させることによりポケットが形成され、上記ロアトリムには、上記アッパトリムの上記車室方向延出部よりも下方にスピーカ用グリルが設けられているとともに、当該スピーカ用グリルよりも上位であって上記アッパトリムの上記車室方向延出部よりも下位に、車外方向に延出する音漏れ防止壁が形成されていることを特徴とする。
上記構成の車両用トリムにおいては、ポケットは、上記アッパトリムの下方に形成した車内方向延出部を上記ロアトリムの車外側側面に当接または近接させることにより形成されているので、単一のトリム材を成形してポケットを形成することに比較し、コスト安く形成することができる。
また、ポケットの底部を形成するアッパトリムの車内方向延出部とロアトリムの車外側側面との間に仮に隙間が生じていたとしても、この隙間から落下しようとするシート状収容物をロアトリムから延出する音漏れ防止壁が受け止めることができ、シート状収容物のそれ以上の落下が阻止される。
これにより、収容物の落下を抑制できるポケットと、その下位に位置するオーディオ用スピーカの音漏れ対策が講じられ、構造が簡単でコスト上昇を抑制できる車両用トリムが実現される。
本発明のその他の特徴および利点は、図面を参照して以下に行う詳細な説明から、より明らかとなろう。
本発明を適用した第1実施形態に係る車両用トリムを車室側から視た斜視図である。 図1のII-II線に沿う断面図である。 本発明の第2実施形態に係る車両用トリムを示し、図2に相当する図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
本実施形態に係る車両用トリムA1は、ワゴンタイプの車両のクォータ・トリムAに本発明を適用したものである。図1は、右側のクォータ・トリムAの一部を車室側から視た斜視図であり、図2は図1のII-II線に沿う断面図である。
クォータ・トリムAは、アッパトリム100とロアトリム200とを有する。アッパトリム100とロアトリム200は、通常、樹脂成型品である。ロアトリム200には、大型のポケット210およびスピーカ用グリル220が設けられている。大型ポケット210は、ロアトリム200の上下方向中央付近に設けられ、スピーカ用グリル220は、ロアトリム200の比較的上位に配置されている。アッパトリム100には窓用開口110が形成されており、アッパトリム100とロアトリム200の境界付近には、小型のポケット300が形成されている。本発明は、スピーカ用グリル220およびポケット300付近のトリム構成に特徴を有する。
図2に示すように、アッパトリム100は、車両前後方向一定範囲において、窓用開口110から車室側に膨出しつつ下方に延びた後、車室方向に屈曲して延びる車室方向延出部120を有する。当該車室方向延出部120は、やや斜め下に傾斜して車室方向に延びており、その先端部121から車外方向斜め下に延びる折り返し部122が形成されている。先端部121には、車両前後方向に延びる凸条123が形成されている。
図2に示すように、スピーカ400は、スピーカ用グリル220の車外側に、車体インナパネル500などの車体構成部材に支持されて設けられている。スピーカ用グリル220は、ロアトリム200に複数の貫通穴を設けて構成されている。
図2に示すように、ロアトリム200のスピーカ用グリル220よりも上方の上端部に至る上方部位201は、屈曲部202を介して車室側に膨出させられており。後記するポケット300の容量を拡大している。上記アッパトリム100の車室方向延出部120の先端部121は、その凸条123において、ロアトリム200の上記上方部位201の車外側側面に当接させられている。このようにして、上記車室方向延出部120を底部301とし、当該底部301とアッパトリム100の車室側側面101と、ロアトリム200の上方部位201の車外側側面201aとで囲まれたポケット300が形成される。
図2に示すように、ロアトリム200にはまた、スピーカ400がスピーカ用グリル220に向けて発する音がトリム内に漏れて音質低下をもたらすことがないように、音漏れ防止壁230が設けられている。この音漏れ防止壁230は、ロアトリム200の車外側側面203におけるスピーカ用グリル220を囲む位置から車外側に立ち上がるようにして設けられている。この音漏れ防止壁230は、スピーカ用グリル220を取り囲んで筒状に立ち上がることになるが、その上部部位231は、ロアトリム200に対するアッパトリム100の車室方向延出部120の当接部、あるいはロアトリム200の上方部位201を車室側に膨出させる屈曲部202にできるだけ近づけて配置することが望ましい。
次に、上記構成の車両用トリムA1の作用について説明する。
ポケット300は、アッパトリム100の下方に形成した車室方向延出部120をロアトリム200の車外側側面201aに当接または近接させることにより形成されているので、単一のトリム材を成形してポケットを形成することに比較し、コスト安く形成することができる。
また、ポケット300の底部301を形成するアッパトリム100の車室方向延出部120とロアトリム200の車外側側面201aとの間に仮に隙間が生じていたとしても、この隙間から落下しようとするシート状収容物をロアトリム200から延出する音漏れ防止壁230の上部部位231が受け止めることができ、シート状収容物のそれ以上の落下が阻止される。本実施形態では、ロアトリム200の上部部位201を膨出させるために屈曲部202が形成されているので、この屈曲部202によって生じる段部と音漏れ防止壁230とが二重に、かつ確実にシート状収容物の落下を防止することができる。
これにより、収容物の落下を抑制できるポケット300と、その下位に位置するオーディオ用スピーカ400の音漏れによる音質低下防止対策が講じられ、構造が簡単でコスト上昇を抑制できる車両用トリムが実現される。
図3は、本発明の第2実施形態に係る車両用トリムA2を、図2に相当する断面において示す。この車両用トリムA2は、ロアトリム200の上部部位201を車室側に膨出させていない点が上記車両用トリムA1と異なる。この車両用トリムA2は、ポケット300の容量が削減されているが、音漏れ防止壁230がポケット300内のシート状収容物の落下を防止できる点は同じであり、音漏れ防止壁230について上述したのと同様の利点を有する。
もちろん、この発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した事項の範囲内でのあらゆる設計変更は、すべて本発明の範囲に包摂される。
音漏れ防止壁230は、実施形態ではスピーカ用グリル220を取り囲む部位から筒状に立ち上がるように形成されているが、少なくとも、実施形態における音漏れ防止壁230の上部部位231に相当する構成が設けられていればよい。そして、この上部部位231は、車両前後方向において、アッパトリム100の車室方向延出部120が形成されている平面視領域において、平坦に形成されていることが望ましい。
また、実施形態では、クォータ・トリムA1に本発明を適用したが、ドアトリム等、その他の車両用トリムにも本発明を適用できることはもちろんである。
A 車両用トリム
A1 クォータ・トリム
100 アッパトリム
101 車室側側面
110 窓用開口
120 車室方向延出部
121 先端部
122 折り返し部
123 凸条
200 ロアトリム
201 上方部位
201a 車外側側面
202 屈曲部
203 車外側側面
210 大型ポケット
220 スピーカ用グリル
221 貫通穴
230 音漏れ防止壁
231 上部部位
300 ポケット
301 底部
400 スピーカ
500 インナパネル

Claims (1)

  1. アッパトリムと、ロアトリムとを備えた車両用トリムにおいて、
    上記アッパトリムの下方に形成した車内方向延出部を上記ロアトリムの車外側側面に当接させることによりポケットが形成され、
    上記ロアトリムには、上記アッパトリムの上記車内方向延出部よりも下方にスピーカ用グリルが設けられているとともに、当該スピーカ用グリルよりも上位であって上記アッパトリムの上記車内方向延出部よりも下位に、車外方向に延出する音漏れ防止壁が形成されていることを特徴とする、車両用トリム。
JP2019052301A 2019-03-20 2019-03-20 車両用トリム Active JP7362978B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019052301A JP7362978B2 (ja) 2019-03-20 2019-03-20 車両用トリム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019052301A JP7362978B2 (ja) 2019-03-20 2019-03-20 車両用トリム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020152219A true JP2020152219A (ja) 2020-09-24
JP7362978B2 JP7362978B2 (ja) 2023-10-18

Family

ID=72557419

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019052301A Active JP7362978B2 (ja) 2019-03-20 2019-03-20 車両用トリム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7362978B2 (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62128849A (ja) * 1985-11-29 1987-06-11 Kasai Kogyo Co Ltd スピ−カ取付部位の遮音構造
JPH11342800A (ja) * 1998-06-01 1999-12-14 Kasai Kogyo Co Ltd 車載用スピーカーのシール構造
JP2009190548A (ja) * 2008-02-14 2009-08-27 Mazda Motor Corp 自動車の側部構造
JP2017013536A (ja) * 2015-06-29 2017-01-19 トヨタ紡織株式会社 車両用ドアトリム
JP2017065376A (ja) * 2015-09-29 2017-04-06 ダイハツ工業株式会社 車載スピーカの取付構造
JP2018090149A (ja) * 2016-12-06 2018-06-14 本田技研工業株式会社 車両用ドア構造
JP2018199472A (ja) * 2017-05-30 2018-12-20 トヨタ紡織株式会社 乗物用内装材の組付構造
JP2019014420A (ja) * 2017-07-10 2019-01-31 トヨタ紡織株式会社 乗物用内装材

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62128849A (ja) * 1985-11-29 1987-06-11 Kasai Kogyo Co Ltd スピ−カ取付部位の遮音構造
JPH11342800A (ja) * 1998-06-01 1999-12-14 Kasai Kogyo Co Ltd 車載用スピーカーのシール構造
JP2009190548A (ja) * 2008-02-14 2009-08-27 Mazda Motor Corp 自動車の側部構造
JP2017013536A (ja) * 2015-06-29 2017-01-19 トヨタ紡織株式会社 車両用ドアトリム
JP2017065376A (ja) * 2015-09-29 2017-04-06 ダイハツ工業株式会社 車載スピーカの取付構造
JP2018090149A (ja) * 2016-12-06 2018-06-14 本田技研工業株式会社 車両用ドア構造
JP2018199472A (ja) * 2017-05-30 2018-12-20 トヨタ紡織株式会社 乗物用内装材の組付構造
JP2019014420A (ja) * 2017-07-10 2019-01-31 トヨタ紡織株式会社 乗物用内装材

Also Published As

Publication number Publication date
JP7362978B2 (ja) 2023-10-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6424662B2 (ja) ドアトリム
JP2020152219A (ja) 車両用トリム
JP2008273330A (ja) 車両の荷室構造
JP6477353B2 (ja) ドアトリム
JP6195931B2 (ja) 車両用中空シール
JP6514160B2 (ja) 車両用のヘルムホルツ型吸音構造
US20220227434A1 (en) Vehicle load room structure
JP6513051B2 (ja) 車両用ドアトリム
JP4019355B2 (ja) 成形トリムのホルダ構造
JP5998771B2 (ja) 車両後部構造およびトランクリッド用ヒンジ固定ブラケット
JP6819345B2 (ja) 乗物用内装材
JP2014008949A (ja) 車両用フロントピラー
JP4115957B2 (ja) グローブボックス構造
WO2016030979A1 (ja) 車両用収納構造
JP5987788B2 (ja) パッケージトレイ
JP5515605B2 (ja) アームレスト
JP6747992B2 (ja) 車両用内装材
JP2006137363A (ja) 車両のバンパー装置
JP2021187378A (ja) ドアトリム構造
JP2016113121A (ja) 車両用ドアのプルハンドル
JP5647422B2 (ja) トリム
JP2021041822A (ja) 車体後部構造
JP2023165337A (ja) 車室側部構造
JP2021037827A (ja) 車両用ガラスモール構造および車両製造方法
JP2023165340A (ja) 車体側部構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221227

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221227

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230606

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230804

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230905

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230906

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7362978

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150