JP2020151959A - 延伸フィルムの製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
1つの実施形態において、上記フィルムの搬送方向と直交する方向と、上記第1の搬送ロールの回転軸方向とのなす角度が、0.25°以上である。
1つの実施形態において、上記クリップから解放された上記フィルムに200N/m以上の張力を付与しながらロール搬送を行う。
1つの実施形態において、上記フィルムと上記第1の搬送ロールとの抱き角度が、45°〜135°である。
1つの実施形態において、上記クリップからの開放後、上記フィルムを上記加熱環境下で1秒以上保持してから上記第1の搬送ロールを通過させる。
1つの実施形態において、上記フィルムが上記クリップからの開放後に1秒以上保持される際の雰囲気温度が、上記フィルムのTg−15℃〜Tg℃である。
1つの実施形態において、上記第1の搬送ロールが非加熱環境下に配置され、上記フィルムが該非加熱環境に移行してから上記第1の搬送ロールを通過するまでの時間が、10秒以内である。
1つの実施形態において、上記クリップが、縦方向のクリップピッチが変化する可変ピッチ型のクリップであり、上記フィルムの左端部を把持する該クリップおよび右端部を把持する該クリップの少なくとも一方の該クリップピッチを変化させながら走行移動させて、上記フィルムを斜め方向に延伸する。
1つの実施形態において、上記フィルムの左端部を把持するクリップと右端部を把持するクリップとを等速で走行移動させながら、上記フィルムの搬送方向を途中で変えることによって、上記フィルムを斜め方向に延伸する。
本発明の別の局面によれば、上記製造方法によって長尺状の延伸フィルムを得ること、および、長尺状の光学フィルムと該長尺状の延伸フィルムとを搬送しながら、その長尺方向を揃えて連続的に貼り合わせることを含む、光学積層体の製造方法が提供される。
1つの実施形態において、上記光学フィルムが、偏光板であり、上記延伸フィルムが、λ/4板またはλ/2板である。
本発明の延伸フィルムの製造方法は、長尺状のフィルムの幅方向の左右端部をクリップによって把持すること、該クリップを走行移動させることによって該フィルムを斜め方向に延伸し、次いで、加熱環境下で該クリップから開放すること、および、該フィルムをロール搬送すること、を含み、該ロール搬送が、該フィルムに、回転軸方向が該フィルムの搬送方向と直交しないように配置された第1の搬送ロールを通過させることを含む。代表的には、クリップによって把持されたフィルムは、予熱され、その後、斜め延伸に供される。また、好ましくは、第1の搬送ロールは、非加熱環境下に設けられる。
把持ゾーンA(延伸装置100aまたは100bのフィルム取り込みの入り口)においては、左右の無端ループ10L、10Rのクリップ20によって、延伸対象となるフィルムの両側縁が互いに等しい一定のクリップピッチ、あるいは、互いに異なるクリップピッチで把持される。左右の無端ループ10L、10Rのクリップ20の移動(実質的には、基準レールに案内された各クリップ担持部材の移動)により、当該フィルムが予熱ゾーンBに送られる。
予熱ゾーンBにおいては、左右の無端ループ10L、10Rは、上記のとおり延伸対象となるフィルムの初期幅に対応する離間距離で互いに略平行となるよう構成されているので、基本的には横延伸も縦延伸も行わず、フィルムが加熱される。ただし、予熱によりフィルムのたわみが起こり、オーブン内のノズルに接触するなどの不具合を回避するために、わずかに左右クリップ間の距離(幅方向の距離)を広げてもよい。
A−3−1.可変ピッチ型のクリップを用いた斜め延伸
延伸装置100aの延伸ゾーンCにおいては、左右のクリップ20を、その少なくとも一方の縦方向のクリップピッチを変化させながら走行移動させて、フィルムを斜め延伸する。より具体的には、左右のクリップの当該クリップピッチをそれぞれ異なる位置で増大または縮小させること、それぞれ異なる変化速度で左右のクリップの当該クリップピッチを変化(増大および/または縮小)させること等によって、フィルムを斜め延伸する。
延伸装置100bの延伸ゾーンCにおいては、左の無端ループ10Lと右の無端ループ10Rとが異なる方向に伸びている結果、フィルムの搬送方向が変化するように(具体的には、予熱ゾーンBにおけるフィルムの搬送方向(矢印Bの延びる方向)と解放ゾーンDにおけるフィルムの搬送方向(矢印Dの延びる方向)とが非平行となるように)構成されている。このような構成に起因して、斜め延伸ゾーンCにおける左右の無端ループ10L、Rの長さ(換言すると、斜め延伸ゾーンCにおける左右のクリップの走行距離)が異なる。その結果、等速で走行移動する一対の左右のクリップは、上記走行距離が短い方のクリップが先行走行することになり(図1Bでは、左のクリップが先行走行する)、フィルムが斜め方向に延伸される。当該実施形態の斜め延伸については、例えば、特開2004−226686号公報、WO2007/111313等の記載を参照することができる。
開放ゾーンDは、加熱環境とされている。上記フィルムは、当該加熱環境下でクリップから開放され、開放ゾーンの終点を通過するまで当該加熱環境下で保持される。必要に応じ、フィルムを熱処理して延伸状態を固定(熱固定)した後にクリップを開放してもよい。
ロール搬送は、クリップから開放された延伸フィルムに、回転軸方向が該フィルムの搬送方向と直交しないように配置された第1の搬送ロールを通過させることを含む。延伸フィルムに斜めに配置した搬送ロール上を通過させることにより、クリップから解放後のフィルムの弛みが生じていない端部側に集中的に張力が付与されて当該端部側が若干延伸される。その結果、左右の端部の長さの差が減少して弛みが低減され得る。
本発明の製造方法においては、任意の適切なフィルムを用いることができる。例えば、位相差フィルムとして適用可能な樹脂フィルムが挙げられる。このようなフィルムを構成する材料としては、例えば、ポリカーボネート系樹脂、ポリビニルアセタール系樹脂、シクロオレフィン系樹脂、アクリル系樹脂、セルロースエステル系樹脂、セルロース系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリエステルカーボネート系樹脂、オレフィン系樹脂、ポリウレタン系樹脂等が挙げられる。好ましくは、ポリカーボネート樹脂、セルロースエステル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリエステルカーボネート系樹脂、シクロオレフィン樹脂である。これらの樹脂であれば、いわゆる逆分散の波長依存性を示す位相差フィルムが得られ得るからである。これらの樹脂は、単独で用いてもよく、所望の特性に応じて組み合わせて用いてもよい。
本発明の製造方法により得られた延伸フィルムは、別の光学フィルムと貼り合わせられて光学積層体として用いられ得る。例えば、本発明の製造方法によって得られた位相差フィルムは、偏光板と貼り合わせられて、円偏光板として好適に用いられ得る。
ダイヤルゲージ(PEACOCK社製、製品名「DG−205 type pds−2」)を用いて測定した。
(2)位相差値
Axometrics社製のAxoscanを用いて面内位相差Re(550)を測定した。
(3)配向角(遅相軸の発現方向)
測定対象のフィルムの中央部を、一辺が当該フィルムの幅方向と平行となるようにして幅50mm、長さ50mmの正方形状に切り出して試料を作成した。この試料を、Axometrics社製のAxoscanを用いて測定し、波長590nmにおける配向角θを測定した。
(4)ガラス転移温度(Tg)
JIS K 7121に準じて測定した。
(5)弛み量
図5に示すように、搬送ロール50間の中間点(ロール間距離:912mm)における延伸フィルム1の搬送経路の下方に超音波変位センサー300を配置し、搬送張力150N/mで搬送した際の幅方向の中央部と端部において超音波変位センサーから延伸フィルムまでの距離を測定し、最大距離(LMAX)と最小距離(LMIN)との差(LMAX−LMIN)を弛み量(mm)とした。なお、上記弛み量の測定は、サクションロール等を用いて弛みを矯正するために付与された張力をカットした後、搬送張力150N/mでロール搬送しながら行った。
(6)張力
フィルム搬送ライン中に設置したフィルム張力検出器によって、フィルムにかかる張力を測定した。
(ポリエステルカーボネート樹脂フィルムの作製)
撹拌翼および100℃に制御された還流冷却器を具備した縦型反応器2器からなるバッチ重合装置を用いて重合を行った。ビス[9−(2−フェノキシカルボニルエチル)フルオレン−9−イル]メタン 29.60質量部(0.046mol)、ISB 29.21質量部(0.200mol)、SPG 42.28質量部(0.139mol)、DPC 63.77質量部(0.298mol)及び触媒として酢酸カルシウム1水和物1.19×10−2質量部(6.78×10−5mol)を仕込んだ。反応器内を減圧窒素置換した後、熱媒で加温を行い、内温が100℃になった時点で撹拌を開始した。昇温開始40分後に内温を220℃に到達させ、この温度を保持するように制御すると同時に減圧を開始し、220℃に到達してから90分で13.3kPaにした。重合反応とともに副生するフェノール蒸気を100℃の還流冷却器に導き、フェノール蒸気中に若干量含まれるモノマー成分を反応器に戻し、凝縮しないフェノール蒸気は45℃の凝縮器に導いて回収した。第1反応器に窒素を導入して一旦大気圧まで復圧させた後、第1反応器内のオリゴマー化された反応液を第2反応器に移した。次いで、第2反応器内の昇温および減圧を開始して、50分で内温240℃、圧力0.2kPaにした。その後、所定の攪拌動力となるまで重合を進行させた。所定動力に到達した時点で反応器に窒素を導入して復圧し、生成したポリエステルカーボネートを水中に押し出し、ストランドをカッティングしてペレットを得た。得られたポリエステルカーボネート樹脂のTgは、140℃であった。
上記のようにして得られたポリエステルカーボネート樹脂フィルムを、図1Aに示すような延伸装置であって、予熱ゾーン、斜め延伸ゾーンおよび開放ゾーンのそれぞれを独立して所定の温度に制御可能なオーブンを備える延伸装置を用いて斜め延伸して、位相差フィルムを得た。具体的には、把持ゾーンでポリエステルカーボネート樹脂フィルムの幅方向の左右端部を左右のクリップで把持し、予熱ゾーンで145℃に予熱した。予熱ゾーンにおいては、左右のクリップのクリップピッチ(P1)は125mmであった。次に、フィルムが斜め延伸ゾーンCに入ると同時に、右側クリップのクリップピッチの増大および左側クリップのクリップピッチの減少を開始し、右側クリップのクリップピッチをP2まで増大させるとともに左側クリップのクリップピッチをP3まで減少させた。このとき、右側クリップのクリップピッチ変化率(P2/P1)は、1.42であり、左側クリップのクリップピッチ変化率(P3/P1)は0.78であり、フィルムの原幅に対する横延伸倍率は1.45倍であった。次いで、右側クリップのクリップピッチをP2に維持したままで、左側クリップのクリップピッチの増大を開始し、P3からP2まで増大させた。この間の左側クリップのクリップピッチの変化率(P2/P3)は1.82であり、フィルムの原幅に対する横延伸倍率は1.9倍であった。なお、斜め延伸は138℃で行った。
以上のようにして、オーブン出口から送り出された延伸フィルムを、室温環境下で、図3に示すような4つの搬送ロールを用いた搬送ラインで搬送し、巻取り部で巻き取った。このとき、第1の搬送ロールを、平面視で左側が延伸装置により近くなるように搬送方向と直交する方向に対して回転軸を0.25°傾けて配置した。また、第2〜第4の搬送ロールは、搬送方向と回転軸方向とが直交するように配置し、第4の搬送ロールのトルクを調整することにより、クリップ開放地点から第4の搬送ロールまでのフィルムに300N/mの張力を5.85秒間付与した。なお、延伸フィルムと第1の搬送ロールとの抱き角度は、90°であった。また、第1の搬送ロールは、オーブン出口直後に配置され、延伸フィルムがオーブン出口から送り出されてから第1の搬送ロールを通過するまでの時間は約0秒であった。
ロール搬送時に、第1の搬送ロールを、平面視で幅方向左側が延伸装置により近くなるように搬送方向と直交する方向に対して回転軸を0.38°傾けて配置したこと以外は実施例1と同様にして、長尺状の延伸フィルムを巻取り部で巻き取った。
ロール搬送時に、第1の搬送ロールを、平面視で幅方向左側が延伸装置により近くなるように搬送方向と直交する方向に対して回転軸を0.50°傾けて配置したこと以外は実施例1と同様にして、長尺状の延伸フィルムを巻取り部で巻き取った。
ロール搬送時に、第1の搬送ロールを、平面視で幅方向左側が延伸装置により近くなるように搬送方向と直交する方向に対して回転軸を0.75°傾けて配置したこと以外は実施例1と同様にして、長尺状の延伸フィルムを巻取り部で巻き取った。
ロール搬送時に、第1の搬送ロールを、平面視で幅方向左側が延伸装置により近くなるように搬送方向と直交する方向に対して回転軸を0.75°傾けて配置したこと、および、クリップ開放地点から第4の搬送ロールまでの間において延伸フィルムに付与する張力を100N/mにしたこと以外は実施例1と同様にして、長尺状の延伸フィルムを巻取り部で巻き取った。
ロール搬送時に、第1の搬送ロールを、平面視で幅方向左側が延伸装置により近くなるように搬送方向と直交する方向に対して回転軸を0.75°傾けて配置したこと、および、クリップ開放地点から第4の搬送ロールまでの間において延伸フィルムに付与する張力を200N/mにしたこと以外は実施例1と同様にして、長尺状の延伸フィルムを巻取り部で巻き取った。
ロール搬送時に、第1の搬送ロールを、平面視で幅方向左側が延伸装置により近くなるように搬送方向と直交する方向に対して回転軸を0.75°傾けて配置したこと、および、クリップ開放地点から第4の搬送ロールまでの間において延伸フィルムに付与する張力を400N/mにしたこと以外は実施例1と同様にして、長尺状の延伸フィルムを巻取り部で巻き取った。
ロール搬送時に、第1の搬送ロールを、平面視で幅方向左側が延伸装置により近くなるように搬送方向と直交する方向に対して回転軸を0.75°傾けて配置したこと、および、Tg−18.3℃に制御されたオーブン内おいて、延伸フィルムを左右のクリップから開放したこと以外は実施例1と同様にして、長尺状の延伸フィルムを巻取り部で巻き取った。
ロール搬送時に、第1の搬送ロールを、平面視で幅方向左側が延伸装置により近くなるように搬送方向と直交する方向に対して回転軸を0.75°傾けて配置したこと、および、Tg−13.3℃に制御されたオーブン内おいて、延伸フィルムを左右のクリップから開放したこと以外は実施例1と同様にして、長尺状の延伸フィルムを巻取り部で巻き取った。
オーブン出口までの距離が950mmの位置でクリップを開放したこと(クリップの開放後、オーブン出口から送り出されるまでの時間:2.85秒)、および、ロール搬送時に、第1の搬送ロールを、平面視で幅方向左側が延伸装置により近くなるように搬送方向と直交する方向に対して回転軸を0.50°傾けて配置したこと以外は実施例1と同様にして、長尺状の延伸フィルムを巻取り部で巻き取った。
オーブン出口までの距離が950mmの位置でクリップを開放したこと(クリップの開放後、オーブン出口から送り出されるまでの時間:2.85秒)、および、ロール搬送時に、第1の搬送ロールを、平面視で幅方向左側が延伸装置により近くなるように搬送方向と直交する方向に対して回転軸を0.75°傾けて配置したこと以外は実施例1と同様にして、長尺状の延伸フィルムを巻取り部で巻き取った。
第1の搬送ロールを、搬送方向と回転軸方向とが直交するように配置したこと以外は実施例1と同様にして、長尺状の延伸フィルムを巻取り部で巻き取った。得られた延伸フィルムにおいては、幅方向の左端部に弛みが生じており、弛み量は、18.0mmであった。
オーブン出口でクリップを開放したこと(クリップの開放後、オーブン出口から送り出されるまでの時間:0秒)、および、ロール搬送時に、第1の搬送ロールを、平面視で幅方向左側が延伸装置により近くなるように搬送方向と直交する方向に対して回転軸を0.50°傾けて配置したこと以外は実施例1と同様にして、長尺状の延伸フィルムを巻取り部で巻き取った。
オーブン出口でクリップを開放したこと(クリップの開放後、オーブン出口から送り出されるまでの時間:0秒)、および、ロール搬送時に、第1の搬送ロールを、平面視で幅方向左側が延伸装置により近くなるように搬送方向と直交する方向に対して回転軸を0.75°傾けて配置したこと以外は実施例1と同様にして、長尺状の延伸フィルムを巻取り部で巻き取った。
〇:マスキングフィルム貼り合せ(貼り合せ張力150N/m)後に、シワがみとめられず、接着剤をフィルム全面に塗工ができる。
△:マスキングフィルム貼り合せの際、貼り合せ張力を300N/mに上げることでシワなく貼り合せができたが、接着剤塗工の際は、弛んだ箇所に接着剤が塗工できなかった。
×:マスキングフィルム貼り合せ後に、シワがあり、外観が劣化している。
表1に示されるとおり、加熱環境下で延伸フィルムをクリップから開放した後に、延伸方向と直交する方向に対して斜めに配置した搬送ロールを用いてロール搬送を行うことにより、弛みが低減されることがわかる。
10L 無端ループ
10R 無端ループ
20 クリップ
50 搬送ロール
52 搬送ロール
54 搬送ロール
56 搬送ロール
58 搬送ロール
60 巻取り部
100 延伸装置
200 円偏光板
210 偏光子
220 第1の保護フィルム
230 第2の保護フィルム
240 位相差フィルム
Claims (11)
- 長尺状のフィルムの幅方向の左右端部をクリップによって把持すること、
該クリップを走行移動させることによって該フィルムを斜め方向に延伸し、次いで、加熱環境下で該クリップから開放すること、および、
該フィルムをロール搬送すること、を含む、延伸フィルムの製造方法であって、
該ロール搬送が、該フィルムに、回転軸方向が該フィルムの搬送方向と直交しないように配置された第1の搬送ロールを通過させることを含む、延伸フィルムの製造方法。 - 前記フィルムの搬送方向と直交する方向と、前記第1の搬送ロールの回転軸方向とのなす角度が、0.25°以上である、請求項1に記載の延伸フィルムの製造方法。
- 前記クリップから解放された前記フィルムに200N/m以上の張力を付与しながらロール搬送を行う、請求項1または2に記載の延伸フィルムの製造方法。
- 前記フィルムと前記第1の搬送ロールとの抱き角度が、45°〜135°である、請求項1から3のいずれかに記載の延伸フィルムの製造方法。
- 前記クリップからの開放後、前記フィルムを前記加熱環境下で1秒以上保持してから前記第1の搬送ロールを通過させる、請求項1から4のいずれかに記載の延伸フィルムの製造方法。
- 前記フィルムが前記クリップから開放された後1秒以上保持される際の雰囲気温度が、前記フィルムのTg−15℃〜Tg℃である、請求項5に記載の延伸フィルムの製造方法。
- 前記第1の搬送ロールが非加熱環境下に配置され、
前記フィルムが該非加熱環境に移行してから前記第1の搬送ロールを通過するまでの時間が、10秒以内である、請求項1から6のいずれかに記載の延伸フィルムの製造方法。 - 前記クリップが、縦方向のクリップピッチが変化する可変ピッチ型のクリップであり、
前記フィルムの左端部を把持する該クリップおよび右端部を把持する該クリップの少なくとも一方のクリップピッチを変化させながら走行移動させて、前記フィルムを斜め方向に延伸する、請求項1から7のいずれかに記載の延伸フィルムの製造方法。 - 前記フィルムの左端部を把持するクリップと右端部を把持するクリップとを等速で走行移動させながら、前記フィルムの搬送方向を途中で変えることによって、前記フィルムを斜め方向に延伸する、請求項1から7のいずれかに記載の延伸フィルムの製造方法。
- 請求項1から9のいずれかに記載の製造方法によって長尺状の延伸フィルムを得ること、および
長尺状の光学フィルムと該長尺状の延伸フィルムとを搬送しながら、その長尺方向を揃えて連続的に貼り合わせることを含む、光学積層体の製造方法。 - 前記光学フィルムが、偏光板であり、
前記延伸フィルムが、λ/4板またはλ/2板である、請求項10に記載の光学積層体の製造方法。
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