JP2004284319A - シート状物搬送方向修正装置及びこれを有する延伸設備 - Google Patents

シート状物搬送方向修正装置及びこれを有する延伸設備 Download PDF

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Kazuaki Noda
和秋 野田
Tatsuo Shiino
龍雄 椎野
Kiyoshi Fukuzawa
潔 福沢
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Abstract

【課題】把持具による把持が開放されたフィルムの傾斜を修正する。
【解決手段】テンター装置には、クリップが所定ピッチで多数取り付けられる。クリップは、フィルム把持解除位置で出口部開放部材により開放位置にされ、PVAフィルム6の把持が開放される。テンター出口26の下流側には、第1パスローラ41、第2パスローラ42、バランスローラ43が設けられる。バランスローラ43は、回転フレーム45に回転自在に取り付けられる。回転フレーム45は、回転軸46を中心に揺動自在に取り付けられる。回転フレーム45は、バランスローラ43の左側部と右側部とに加わる荷重が均一になるように傾斜される。これにより、バランスローラ43よりも下流側では、PVAフィルム6は所定のフィルム搬送方向D1で搬送され、第2パスローラ42に送られる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はシート状物搬送方向修正装置及びこれを有する延伸設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特開2002−86554号公報(図2)
【0003】
偏光板は液晶表示装置(以下、LCD)の普及に伴い、需要が急増している。偏光板は、一般に偏光能を有する偏光層の両面あるいは片面に、接着剤層を介して保護フィルムを貼り合わせられている。偏光層の素材としては、一般にポリビニルアルコール(以下、PVA)が主に用いられており、PVAフィルムを一軸延伸してから、ヨウ素または二色性染料で染色するか、あるいは染色してから延伸し、さらにホウ素化合物で架橋することにより偏光層用の偏光膜が形成される。通常、長手方向に一軸延伸するため、偏光膜の吸収軸は長手方向にほぼ平行となる。幅方向に一軸延伸する場合もあるが、このときに用いられるテンター装置では、左右が対称な軌跡を描いて走行する把持具でフィルムを把持して搬送する。
【0004】
LCDにおいては、画面の縦あるいは横方向に対して偏光板の配向軸を45°傾けて配置しているため、ロール形態で製造される偏光板の打ち抜き工程において、ロール長手方向に対して45°方向に打ち抜いていた。しかしながら、45°方向に打ち抜いたときには、ロールの端付近で使用できない部分が発生し、特に大サイズの偏光板では得率が小さくなるという問題があった。貼り合わせ後の偏光板は、材料の再利用も難しく、結果として廃棄物が増えるという問題があった。
【0005】
このため、搬送方向に対して配光軸を傾斜させた偏光膜を製造するテンター装置が、例えば特許文献1などで提案されている。これらのテンター装置では、左右が非対称な軌跡を描いて走行する把持具によってフィルムを把持し、搬送することによって、搬送方向に対して傾斜角度をつけた方向にフィルムを延伸している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1のような斜め延伸するテンター装置では、延伸後のフィルムは、熱処理部において延伸方向に大きく、延伸方向に対して直交する方向に小さく収縮しようとする。そのため、熱処理後のフィルムには、延伸方向に大きく、延伸方向に対して直交する方向に小さい残留内部応力が発生し、テンター出口で把持具による把持が開放されたフィルムの長軸方向が所定のフィルム搬送方向と一致せず、ゼロでない角度を持つ。この角度は、延伸・熱処理条件により変化する。この所定の搬送方向に対するフィルムの傾きのため、ラミネート、巻き取りなどの後工程でシワやたるみが発生し、不良部分を作って、得率が小さくなってしまうという問題があった。さらに、テンターとして一般的な一軸延伸、二軸延伸、多段延伸でも、延伸・熱処理条件の幅方向の非一様性により、フィルム幅方向で左右の収縮のバランスが崩れてしまい、同じ様にフィルムが搬送方向に対して傾いて搬送されてしまうことがあった。
【0007】
本発明は上記課題を解決するためのものであり、把持具による把持が開放されたシート状物形状の長軸の搬送方向に対する傾きを修正することができるようにしたシート状物搬送方向修正装置及びこれを有する延伸設備を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のシート状物搬送方向修正装置は、把持具により両側縁部が把持されたシート状物を搬送して延伸するテンター装置から送り出されたシート状物の搬送方向を修正するシート状物搬送方向修正装置において、前記把持具による把持が開放されたシート状物に接触し、シート状物形状の長軸が所定の搬送方向に向くように修正する傾き修正部材を有するものである。なお、前記傾き修正部材を、前記シート状物の表面または裏面のいずれかに接触して回転するバランスローラから構成し、前記シート状物を横切って交差する面内でバランスローラの回転軸を回転変位させ傾斜させるローラ傾斜手段を設けることが好ましい。
【0009】
また、前記バランスローラを回転自在に保持し、前記シート状物を横切って交差する面内で回転変位する回転フレームから、前記ローラ傾斜手段を構成することが好ましい。さらに、前記シート状物の幅方向の両端部の張力を検出する張力検出手段を設け、前記ローラ傾斜手段は、前記張力検出手段の検出張力に基づきバランスローラの傾斜を調整することが好ましい。また、前記バランスローラの上流側または下流側の少なくとも一方にシート状物を搬送する搬送パスローラを設け、この搬送パスローラに前記張力検出手段を取り付けることが好ましい。
【0010】
また、本発明の延伸設備は、前記シート状物搬送方向修正装置をテンター装置の出口に有するものである。なお、前記テンター装置は、前記シート状物の搬送方向と交差する方向(シート状物の平面内)に張力を付与してシート状物の配向軸を傾斜させて延伸することが好ましい。また、前記シート状物は、液処理されたフィルムであることが好ましく、PVAフィルムであることがさらに好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】
偏光板作製に際し、特に、得率の良いとされる斜め延伸、より好ましくは45°延伸の態様について説明する。図1は、本発明を実施したPVAフィルム延伸設備2を示す概略の平面図である。PVAフィルム延伸設備2は、処理装置3とテンター装置4とから構成される。処理装置3には、PVA(ポリビニルアルコール)フィルム6の搬送方向上流側(図中左側)から順に、洗浄槽7、染色槽8、硬膜槽9が設けられている。洗浄槽7には洗浄液が、染色槽8には沃素等の染色剤の水溶液が、硬膜槽9には硼酸等の硬膜剤の水溶液が所定量貯留されており、入口10から挿入され、図示しない搬送機構により各槽7〜9を搬送されるPVAフィルム6を洗浄、染色、硬膜処理する。各槽7〜9で処理されたPVAフィルム6は、湿潤な状態でテンター装置4に搬送される。なお、処理装置3を洗浄槽7、染色槽8、硬膜処理槽9の3槽によって構成したが、必要に応じて着色槽等の新たな槽を追加してもよい。また、染色槽、硬膜槽を1槽に統合すること等により槽数を減らすことも可能である。
【0012】
図1に示すように、テンター装置4は、左レール11と、右レール12と、これらレール11,12に案内される無端チェーン(エンドレスチェーン)13,14とから構成されている。このテンター装置4はテンター入口17側から順に、予熱部4a、延伸部4b、熱処理部4cの各エリアに分けられている。予熱部4a、延伸部4bはPVAフィルム6を延伸しやすくするために高温、高湿に保たれている。
【0013】
無端チェーン13,14には、把持具としてのクリップ15が所定ピッチで多数取り付けられている。このクリップ15はPVAフィルム6の側縁部を把持しながら、各レール11,12に沿って移動することで、PVAフィルム6を延伸する。
【0014】
無端チェーン13,14は原動スプロケット21,22及び従動スプロケット23,24との間に掛け渡されており、これらスプロケット21〜24の間では、無端チェーン13は左レール11によって、無端チェーン14は右レール12によって案内される。原動スプロケット21,22はテンター入口17側に設けられており、これらは図示しない駆動機構により回転駆動される。また、従動スプロケット23,24はテンター出口26側に設けられている。
【0015】
テンター入口17には、クリップ15を開放位置に変位させる入口部開放部材31が左レール11に、入口部開放部材32が右レール12にそれぞれ取り付けられている。テンター出口26には、クリップ15を開放位置に変位させる出口部開放部材33が左レール11に、出口部開放部材34が右レール12にそれぞれ取り付けられている。テンター入口17には、搬送ローラ36が設けられており、この搬送ローラ36は、図示しないモータにより回転駆動され、PVAフィルム6をフィルム把持位置PAに搬送する。
【0016】
入口部開放部材31,32は、フィルム把持位置PAの前で、クリップ15を開放状態にし、PVAフィルム6の側縁部の受け入れを可能にする。そして、フィルム把持位置PAを通過するときにクリップ15が開放位置から把持位置にセットされて、PVAフィルム6の側縁部が把持される。
【0017】
出口部開放部材33,34は、フィルム把持解除位置PBでクリップ15を開放位置にし、PVAフィルム6の側縁部の把持を開放する。フィルム把持解除位置PBの下流側には、第1パスローラ41、第2パスローラ42が設けられており、第1パスローラ41と第2パスローラ42との間には、バランスローラ43が設けられている。フィルム把持解除位置PBでクリップ15による把持が開放されたPVAフィルム6は、第1パスローラ41、バランスローラ43、第2パスローラ42により搬送され、排出される。排出されたPVAフィルム6は、次の装置(ラミネート装置など)に送られる。なお、各開放部材31〜34は、クリップ15との接触抵抗を小さく抑えるために、樹脂製のものが好ましく用いられる。樹脂としては、ナイロン、デルリン等が用いられる。
【0018】
図2に示すように、第1パスローラ41、第2パスローラ42は、回転自在に取り付けられており、図示しないモータにより回転駆動され、PVAフィルム6を搬送する。バランスローラ43は、ローラ傾斜手段としての略コ字形状の回転フレーム45に、フリーローラとして回転自在に取り付けられている。回転フレーム45には、長手方向の中心に回転軸46が設けられており、回転フレーム45は回転軸46を中心に揺動自在に取り付けられている。第1パスローラ41、第2パスローラ42、バランスローラ43は、バランスローラ43でのPVAフィルム6の巻き付け角度が180°になるような位置にそれぞれ配置されている。なお、バランスローラ43を、モータで回転駆動するようにしてもよい。
【0019】
次に、本実施形態の作用を説明する。入口10から挿入されたPVAフィルム6は、処理装置3の洗浄槽7に搬送される。図示しない搬送機構により洗浄槽7、染色槽8、硬膜槽9を搬送されるPVAフィルム6は洗浄、染色、硬膜処理される。各槽7〜9で処理されたPVAフィルム6は、テンター装置4に搬送される。
【0020】
テンター装置4に搬送されたPVAフィルム6は、搬送ローラ36によりフィルム把持位置PAに搬送される。なお、テンター入口17にPVAフィルム6に幅方向への張力を与えるニップローラ対を、フィルム把持位置PA直前にPVAフィルム6の上方向への変形を抑える上ガイドローラをそれぞれ設けてもよい。また、テンター入口17からフィルム把持位置PAの範囲に、PVAフィルム6の両側縁部を案内する左右のフィルムガイドを設けてもよい。
【0021】
クリップ15は、テンター入口17では入口部開放部材31,32により開放状態になっており、PVAフィルム6がフィルム把持位置PAでクリップ15内に入ると、クリップ15が閉じられて、PVAフィルム6が把持される。クリップ15は各チェーン13,14の回動により、レール11,12に沿って移動し、PVAフィルム6を延伸する。予熱部4a、延伸部4bはPVAフィルム6を延伸しやすくするために高温、高湿に保たれている。このテンター装置4では、左レール11と、右レール12とが別個の屈曲した軌跡を描くことで、延伸されるPVAフィルム6は長手方向に対して垂直でない方向に延伸され、斜めの配向軸をもつ光学用ポリマーフィルムとなる。
【0022】
延伸されたPVAフィルム6は、フィルム把持解除位置PBで出口部開放部材33,34によりクリップ15の把持が開放され、第1パスローラ41に搬送される。
【0023】
テンター装置4で斜め延伸されたPVAフィルム6は、熱処理部4cにおいて、延伸方向A1に大きく、延伸方向に対して直交する方向A2に小さく収縮しようとする(図1参照)。そのため、熱処理後のPVAフィルム6には、延伸方向A1に大きく、延伸方向に対して直交する方向A2に小さい残留内部応力が発生し、フィルム把持解除位置PBでクリップ15による把持が開放されたPVAフィルム6の長軸方向は、所定のフィルム搬送方向D1に対して傾いてしまう。
【0024】
図3に示すように、PVAフィルム6が所定のフィルム搬送方向D1に対して平行な方向で搬送される場合には、回転フレーム45は、バランスローラ43の軸が第1パスローラ41の軸に平行な方向D2になる位置に位置される。
【0025】
図2中破線及び図4に示すように、PVAフィルム6が所定のフィルム搬送方向D1に対して反時計方向にθ(例えば、3°)傾斜した方向D3で搬送される場合には、バランスローラ43には、PVAフィルム6により図中左端部に比べて右端部に大きな荷重が加わる。そのため、回転フレーム45は回転軸46を中心にして反時計方向にθ/2(1.5°)回転される。そして、回転フレーム45は、バランスローラ43の左端部と右端部とに加わる荷重が均一になる位置、すなわち、バランスローラ43の軸が第1パスローラ41の軸に平行な方向D2に対してθ/2(1.5°)傾斜した方向D4になる位置まで傾斜される。これにより、バランスローラ43よりも下流側では、PVAフィルム6は所定のフィルム搬送方向D1で搬送され、第2パスローラ42に送られる。
【0026】
第2パスローラ42により排出されたPVAフィルム6は、斜め延伸によって延伸軸が傾いており、偏光膜として最適なものとなる。この偏光膜の片面または両面に保護膜としてのTAC(トリアセチルセルロース)フィルムを貼り合わせることにより、偏光板が製造される。斜め延伸としては、45°延伸が好ましい。
【0027】
このように、PVAフィルム6が所定のフィルム搬送方向D1に対して傾斜した方向で搬送された場合には、回転フレーム45が回転軸46を中心にして回転され、バランスローラ43が傾斜されるから、バランスローラ43よりも下流側では、PVAフィルム6を所定のフィルム搬送方向D1で搬送することができる。また、テンターとして一般的な一軸延伸、二軸延伸、多段延伸でも、延伸・熱処理条件の幅方向の非一様性により、フィルム幅方向で左右の収縮のバランスが崩れてしまい、同じ様にフィルムが搬送方向に対して傾いて搬送されてしまう場合には本発明は効果的であるが、本実施例のように斜め延伸するテンター装置4の場合は、乾燥後の内部応力によりPVAフィルム6が大きく斜行されるため、特に効果的である。
【0028】
なお、上記実施形態では、回転フレーム45を回転させることによりバランスローラ43を傾斜させたが、これに限定されることなく、バランスローラ43を傾斜させることができればよく、例えば、バランスローラ43の両端部を鉛直方向にシフトさせてバランスローラ43を傾斜させてもよい。また、バランスローラ43の両端部を支持するのではなく、片方のみ支持する形態でもよい。
【0029】
また、上記実施形態では、バランスローラ43及び回転フレーム45を、第1,第2パスローラ41,42の下側に設けたが、上側に設けてもよい。
【0030】
上記実施形態では、バランスローラ43でのPVAフィルム6の巻き付け角度を180°にしたが、PVAフィルム6の搬送方向を所定のフィルム搬送方向に調整できる範囲内であれば、適宜変更してもよい。
【0031】
傾き修正部材としてのバランスローラ43の下流側に、幅方向制御部材であるEPC(エッジポジションコントローラ)を設け、このEPCによりPVAフィルム6のエッジ位置を修正してもよい。
【0032】
図5に他の実施形態を示す。上記実施形態のものと同様の構成部材には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。この実施形態では、第1パスローラ41の左右の端部には第1張力検出部51と第2張力検出部52とが取り付けられている。第1張力検出部51は、第1パスローラ41を回動自在に支持する軸受53と、軸受53の下方に設けられる左TS(テンションセンサ)54と、左TS54の下方に設けられる機枠55とから構成され、第1パスローラ41の図中左端部に取り付けられている。第2張力検出部52も、第1張力検出部51と同様に、軸受53と、右TS56と、機枠55とから構成され、第1パスローラ41の図中右端部に取り付けられている。左TS54及び右TS56は、例えばテンションピックアップセンサで構成され、PVAフィルム6の搬送時に第1パスローラ41から加えられる荷重に基づきPVAフィルム6の張力を検出する。左TS54及び右TS56は、コントローラ57に接続されており、左TS54及び右TS56により検出されるPVAフィルム6の検出張力は、コントローラ57に送られる。
【0033】
回転フレーム45は、揺動機構58により揺動され、この揺動機構58は、コントローラ57により制御される。コントローラ57は、左TS54の検出張力DT1と、右TS56の検出張力DT2との差をゼロにするように、揺動機構58を介して回転フレーム45を回転させ、バランスローラ43を傾斜させる。
【0034】
図5中破線で示すように、第1パスローラ41に搬送される際に、PVAフィルム6が所定の搬送方向に対して反時計方向に例えば3°傾いた方向に搬送されている場合には、左右のTS54,55の検出張力DT1,DT2が異なる。そのため、コントローラ57は、左右のTS54,55の検出張力DT1,DT2の差(DT2−DT1)をゼロにするように、揺動機構58を介して回転フレーム45を回転軸46を中心にして回転させる。これにより、例えば回転フレーム45が反時計方向に1.5°回転され、バランスローラ43よりも下流側では、PVAフィルム6は所定のフィルム搬送方向D1で搬送される。
【0035】
このように、左右の検出張力差(DT2−DT1)に基づき、揺動機構58を介して回転フレーム45を回転させ、バランスローラ43を傾斜させるから、バランスローラ43の下流側では、PVAフィルム6をより安定して所定のフィルム搬送方向D1で搬送することができる。
【0036】
なお、上記実施形態では、左右の検出張力差(DT2−DT1)に基づき、回転フレーム45を回転させたが、左右の検出張力比率やその他の因子に基づき、回転フレーム45を回転させてもよい。
【0037】
また、上記実施形態では、左TS54及び右TS56をバランスローラ43の上流側の第1パスローラ41に取り付けたが、バランスローラ43の下流側の第2パスローラ42に取り付けてもよく、さらには、バランスローラ43に取り付けてもよい。また、左TS54及び右TS56を、第1パスローラ41、第2パスローラ42、バランスローラ43に取り付けずに、別の場所に独立して設けてもよい。
【0038】
図6は、バランスローラ43の両端にTS61,62を取り付けた他の実施形態を示している。なお、上記実施形態のものと同一の構成部材には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。この実施形態でも、左右のTS61,62の検出張力差に基づき、フィルムの傾斜搬送を抑えるように、コントローラ57、揺動機構58を介して回転フレーム65が回転される。これにより、バランスローラ43よりも下流側では、PVAフィルム6は所定のフィルム搬送方向D1で搬送される。
【0039】
上記実施形態では、コントローラ57は、入力される左右のTS54,56の検出張力DT1,DT2に基づき、PVAフィルム6が所定のフィルム搬送方向D1で搬送されるように、揺動機構58を介して回転フレーム45を回転させ、バランスローラ43を傾斜させたが、左右のTS54,56の検出張力DT1,DT2をディスプレイに表示し、表示された検出張力に基づき作業者が手動で回転フレーム45を回転させ、バランスローラ43を傾斜させてもよい。
【0040】
なお、テンター装置4のテンター出口26でPVAフィルム6の左右に進行速度差があると、テンター出口26におけるシワ、寄りが発生するため、左右のクリップ15の速度差は、実質的に同速度であることが求められる。速度差は好ましくは1%以下であり、さらに好ましくは0.5%未満であり、最も好ましくは0.05%未満である。ここで述べる速度とは、毎分当たりに左右各々のクリップ15が進む軌跡の長さのことである。一般的なテンター装置等では、チェーンを駆動するスプロケットの歯の周期、駆動モータの周波数等に応じ、秒以下のオーダーで発生する速度ムラがあり、しばしば数%のムラを生ずるが、これらは本発明で述べる速度差には該当しない。
【0041】
本発明を実施したPVAフィルム延伸設備2により延伸することによって、PVAフィルム6は優れた偏光能を有する偏光膜として利用することができる。得られた偏光膜としてのPVAフィルム6の両面又は片面に保護膜(保護フィルム)を接着剤層を介して設けることにより、偏光板が得られる。得られた偏光板は、優れた単板透過率及び偏光度を有する。したがって、液晶表示装置として用いる場合に、画像のコントラストを高めることができ、有利である。
【0042】
なお、ポリビニルアルコールのケン化度は特に限定されないが、溶解性等の観点から80〜100mol%が好ましく、90〜100mol%が特に好ましい。またポリビニルアルコールの重合度は特に限定されないが、1000〜10000が好ましく、1500〜5000が特に好ましい。
【0043】
延伸前のPVAフィルム6の好ましい弾性率は、ヤング率で表して、0.01MPa以上5000MPa以下、更に好ましくは0.1MPa以上500MPa以下である。弾性率が低すぎると延伸時・延伸後の収縮率が低くなり、シワが消えにくくなり、また高すぎると延伸時にかかる張力が大きくなり、PVAフィルム6の両側縁部を保持する部分の強度を高くする必要が生じ、テンター装置4に対する負荷が大きくなる。
【0044】
延伸前のPVAフィルム6の厚味は特に限定されないが、フィルム把持の安定性、延伸の均質性の観点から、1μm〜1mmが好ましく、20〜200μmが特に好ましい。
【0045】
本発明に用いられる染色剤としては、ヨウ素−ヨウ化カリウムで生成したI3−、I5−等の多ヨウ素イオンおよび/または有機二色性色素である。二色性色素の具体例としては、例えばアゾ系色素、スチルベン系色素、ピラゾロン系色素、トリフェニルメタン系色素、キノリン系色素、オキサジン系色素、チアジン系色素、アントラキノン系色素等の色素系化合物を挙げることができる。水溶性のものが好ましいが、この限りではない。また、これらの二色性分子にスルホン酸基、アミノ基、水酸基などの親水性置換基が導入されていることが好ましい。二色性分子の具体例としては、例えばシー.アイ.ダイレクト.イエロー12、シー.アイ.ダイレクト.オレンジ39、シー.アイ.ダイレクト.オレンジ72、シー.アイ.ダイレクト.レッド39、シー.アイ.ダイレクト.レッド79、シー.アイ.ダイレクト.レッド81、シー.アイ.ダイレクト.レッド83、シー.アイ.ダイレクト.レッド89、シー.アイ.ダイレクト.バイオレット48、シー.アイ.ダイレクト.ブルー 67、シー.アイ.ダイレクト.ブルー90、シー.アイ.ダイレクト.グリーン59、シー.アイ.アシッド.レッド37等が挙げられ、さらに特開昭62−70802号、特開平1−161202号、特開平1−172906号、特開平1−172907号、特開平1−183602号、特開平1−248105号、特開平1−265205号、特開平7−261024号の各公報記載の色素等が挙げられる。これらの二色性分子は遊離酸、あるいはアルカリ金属塩、アンモニウム塩、アミン類の塩として用いられる。これらの二色性分子は2種以上を配合することにより、各種の色相を有する偏光子を製造することができる。偏光板として配向軸を直交させた時に黒色を呈する化合物(色素)や黒色を呈するように各種の二色性分子を配合したものが単板透過率、偏光度とも優れており好ましい。本発明のPVAフィルム延伸設備2により延伸されたフィルムに対しては、特にヨウ素−ヨウ化カリウムで生成したI3−、I5−等の多ヨウ素イオンが好ましく使用される。
【0046】
ヨウ素−ヨウ化カリウムで生成したI3−、I5−等の多ヨウ素イオンを偏光子として使用する場合、ヨウ素は0.1〜20g/L、ヨウ化カリウムは1〜200g/L、ヨウ素とヨウ化カリウムの質量比は1〜200が好ましい。染色時間は10〜5000秒が好ましく、液温度は5〜60℃が好ましい。
【0047】
硬膜剤(架橋剤)としては、米国再発行特許第232897号に記載のものが使用できるが、ホウ酸、ホウ砂が実用的に好ましく用いられる。また、亜鉛、コバルト、ジルコニウム、鉄、ニッケル、マンガン等の金属塩も併せて用いることができる。
【0048】
また、PVAフィルム6を延伸する速度は、単位時間当りの延伸倍率で表すと、1.1倍/分以上、好ましくは2倍/分以上で、早いほうが好ましい。また、長手方向の進行速度は、0.1m/分以上、好ましくは1m/分以上で、早いほうが生産性の観点から見て好ましい。いずれの場合も、上限は、延伸するPVAフィルム6及びテンター装置4により異なる。
【0049】
本発明のPVAフィルム延伸設備2において、PVAフィルム6の両側縁をクリップ15により把持する際、把持しやすいようにPVAフィルム6を張った状態にしておくことが好ましい。具体的には、PVAフィルム6の長手方向に張力をかけてフィルムを張るなどの方法が挙げられる。
【0050】
延伸時の環境温度は、25℃以上90℃以下が好ましく、さらに好ましい温度範囲は40℃以上90℃以下である。
【0051】
延伸時の湿度に関しては、調湿雰囲気下で延伸することが好ましく、より好ましくは50%以上100%以下、さらに好ましくは80%以上100%以下である。
【0052】
本発明のPVAフィルム延伸設備2で得られた偏光膜には、各種機能膜を保護膜として直接片面または両面に貼合することができる。機能膜の例としては、λ/4板、λ/2板などの位相差膜、光拡散膜、偏光板と反対面に導電層を設けたプラスチックセル、異方性散乱や異方性光学干渉機能等をもつ輝度向上膜、反射板、半透過機能を持つ反射板等があげられる。
【0053】
保護膜としては、上に述べた好ましい保護膜を一枚、または複数枚積層して用いることができる。偏光膜の両面に同じ保護膜を貼合しても良いし、両面に異なる機能、物性をもつ保護膜をそれぞれ貼合しても良い。また、片面のみに上記保護膜を貼合し、反対面には直接液晶セルを貼合するために、粘着剤層を直接設けて保護膜を貼合しないことも可能である。この場合粘着剤の外側には、剥離可能なセパレータフィルムを設けることが好ましい。
【0054】
本発明を実施したPVAフィルム延伸設備2で延伸を行うPVAフィルム6としては、その膜厚が薄いものが多いが、取り扱い時の、PVAフィルム6の傷つき、裂け等のトラブルを回避するため、PVAフィルム6を延伸後、少なくとも片面に接着剤を用いて保護膜を貼り合わせ、直後に接着剤を乾燥させるため、加熱することが好ましい。加熱の条件としては、接着剤により異なるが、水系接着剤の場合は、30℃以上が好ましく、さらに好ましくは40℃以上100℃以下、さらに好ましくは50℃以上80℃以下である。その後、両端を耳きりする。耳きりの方法としては、刃物などのカッターで切る方法、レーザーを用いる方法など、一般的な技術を用いることができる。これらの工程は一貫した製造ラインで行われることが、性能上及び生産性を高くする上で好ましい。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、把持具による把持が開放されたシート状物に接触し、シート状物形状の長軸が所定の搬送方向に向くように修正する傾き修正部材を有するから、シート状物を所定の搬送方向で搬送することができる。
【0056】
また、傾き修正部材を、シート状物の表面または裏面のいずれかに接触して回転するバランスローラから構成し、シート状物を横切って交差する面内でバランスローラの回転軸を回転変位させ傾斜させるローラ傾斜手段を設けるとともに、バランスローラを回転自在に保持し、シート状物を横切って交差する面内で回転変位する回転フレームから、ローラ傾斜手段を構成したから、ローコストであり簡単な構造で、シート状物を所定の搬送方向で搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシート状物搬送方向修正装置を有するPVAフィルム延伸設備の概略を示す平面図である。
【図2】第1パスローラ、バランスローラ、回転フレーム、第2パスローラを示す斜視図である。
【図3】PVAフィルムが所定の搬送方向で搬送されたときの第1パスローラ、バランスローラ、回転フレームを示す側面図である。
【図4】PVAフィルムが所定の搬送方向に対して傾斜した方向で搬送されたときの第1パスローラ、バランスローラ、回転フレームを示す側面図である。
【図5】本発明の別の実施形態を示す第1パスローラ、バランスローラ、回転フレーム、第2パスローラを示す斜視図である。
【図6】図5とは別の実施形態を示す第1パスローラ、バランスローラ、回転フレーム、第2パスローラを示す斜視図である。
【符号の説明】
2 PVAフィルム延伸設備
3 処理装置
4 テンター装置
6 PVAフィルム
11,12 レール
15 クリップ
41 第1パスローラ
42 第2パスローラ
43 バランスローラ
45、65 回転フレーム
46 回転軸
51 第1張力検出部
52 第2張力検出部
53 軸受
54、61 左TS(テンションセンサ)
55 機枠
56、62 右TS
57 コントローラ
58 揺動機構

Claims (9)

  1. 把持具により両側縁部が把持されたシート状物を搬送して延伸するテンター装置から送り出されたシート状物の搬送方向を修正するシート状物搬送方向修正装置において、
    前記把持具による把持が開放されたシート状物に接触し、シート状物形状の長軸が所定の搬送方向に向くように修正する傾き修正部材を有することを特徴とするシート状物搬送方向修正装置。
  2. 前記傾き修正部材を、前記シート状物の表面または裏面のいずれかに接触して回転するバランスローラから構成し、前記シート状物を横切って交差する面内でバランスローラの回転軸を回転変位させ傾斜させるローラ傾斜手段を設けたことを特徴とする請求項1記載のシート状物搬送方向修正装置。
  3. 前記バランスローラを回転自在に保持し、前記シート状物を横切って交差する面内で回転変位する回転フレームから、前記ローラ傾斜手段を構成したことを特徴とする請求項2記載のシート状物搬送方向修正装置。
  4. 前記シート状物の幅方向の両端部の張力を検出する張力検出手段を設け、前記ローラ傾斜手段は、前記張力検出手段の検出張力に基づきバランスローラの傾斜を調整することを特徴とする請求項2または3記載のシート状物搬送方向修正装置。
  5. 前記バランスローラの上流側または下流側の少なくとも一方にシート状物を搬送する搬送パスローラを設け、この搬送パスローラに前記張力検出手段を取り付けたことを特徴とする請求項4記載のシート状物搬送方向修正装置。
  6. 請求項1ないし5いずれか1つ記載のシート状物搬送方向修正装置をテンター装置の出口に有することを特徴とする延伸設備。
  7. 前記テンター装置は、前記シート状物の搬送方向と交差する方向に張力を付与してシート状物の配向軸を傾斜させて延伸することを特徴とする請求項6記載の延伸設備。
  8. 前記シート状物は、液処理されたフィルムであることを特徴とする請求項6または7記載の延伸設備。
  9. 前記シート状物は、PVAフィルムであることを特徴とする請求項6ないし8いずれか1つ記載の延伸設備。
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