JP2020149572A - 媒体処理装置、媒体処理方法、および媒体処理プログラム - Google Patents

媒体処理装置、媒体処理方法、および媒体処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】非接触媒体に対する処理の実行途中に、当該非接触媒体が取り去られるのを抑制する。【解決手段】更新処理部が、無線通信部における無線通信で、媒体配置位置に配置されている非接触媒体が記憶する媒体情報を更新する更新処理を行う。動き検出部が、媒体配置位置に配置されている非接触媒体を取り去る動きを検出する。案内部が、動き検出部が更新処理部による更新処理の実行中に、媒体配置位置に配置されている非接触媒体を取り去る動きを検出すると、第1の案内を行う。【選択図】図1

Description

この発明は、非接触媒体との無線通信で、この非接触媒体が記憶する媒体情報を更新する技術に関する。
従来、無線通信機能を有する非接触型のICカード(以下、非接触ICカードと言う。)が様々な用途で利用されている。例えば、駅の改札システムでは、非接触ICカードをプリペイド方式の乗車券(SF(Stored Fare)カード)として利用することが行われている。周知のように、この改札システムでは、乗車券として利用される非接触ICカードが保有する価値残高(金額)は、出札時に、自動改札機によって、今回の乗車区間の運賃に応じて減額される。非接触ICカードは、価値残高をメモリに記憶している。
また、非接触ICカードは、駅に設置されている、券売機、精算機、チャージ専用機等の機器で、価値をチャージすることにより、乗車券として継続的に利用できる。周知のように、チャージ処理は、非接触ICカードが保有する価値を、入金金額に応じて増額する処理である。乗車券である非接触ICカードに対してチャージ処理を行うとき、その非接触のICカードを本体内部に取り込まず、筐体の外側に形成した載置台に載置させる構成の機器もある(特許文献1参照)。
意匠登録第1580278号公報
しかしながら、特許文献1のように、筐体の外側に形成した載置台に非接触ICカードを載置させる構成の機器では、利用者がチャージ処理の実行途中に、非接触ICカードを取り去る(非接触ICカードを無線通信エリア外に移動させる。)ことがあった。この場合、非接触ICカードは、今回のチャージ処理が完了していない処理未了の状態である。すなわち、非接触ICカードは、保有する価値が利用者の入金金額に応じて増額されていない状態である。
この発明の目的は、非接触媒体に対する処理の実行途中に、当該非接触媒体が無線通信エリア外に移動させられるのを抑制する技術を提供することにある。
この発明の媒体処理装置は、上記目的を達成するため以下に示すように構成している。
無線通信部は、筐体の外側に形成された媒体配置位置に配置された非接触媒体との間で無線通信を行う。更新処理部は、無線通信部における無線通信で、媒体配置位置に配置されている非接触媒体が記憶する媒体情報を更新する更新処理を行う。動き検出部は、媒体配置位置に配置されている非接触媒体を取り去る動きを検出する。そして、案内部が、動き検出部が更新処理部による更新処理の実行中に、媒体配置位置に配置されている非接触媒体を取り去る動きを検出すると、第1の案内を行う。
この構成によれば、動き検出部によって、媒体配置位置に配置されている非接触媒体を取り去る動きが検出されると、第1の案内が行われる。このため、この第1の案内を、非接触媒体に対して実行している処理が完了していないことを通知する案内(処理途中であることを通知する案内)、媒体配置位置に配置されている非接触媒体を取らないように求める案内等にすることで、非接触媒体が当該非接触媒体に対する処理の実行途中に、媒体配置位置から取り去られ、無線通信エリア外に移動させられるのを抑制できる。すなわち、非接触媒体が処理未了の状態になるのを抑制できる。
また、動き検出部は、例えば、媒体配置位置に配置されている非接触媒体を取り去る動きとして、媒体配置位置に近づく手を検出すればよい。
また、案内部は、更新処理部による更新処理の開始に先立って、媒体配置位置周辺から手を離すことを促す第2の案内を行う構成にしてもよい。このように構成すれば、動き検出部において、更新処理部による更新処理の実行中に、媒体配置位置に配置されている非接触媒体を取り去る動きを適正に検出することができる。
また、案内部は、第2の案内を行う前に、動き検出部によって、媒体配置位置周辺から手が離れていることが検出されていれば、この第2の案内を行わない構成にしてもよい。このように構成すれば、第2の案内を無駄に行うことがない。
また、更新処理部は、動き検出部によって、媒体配置位置周辺から手が離れていることが検出されるのを待って、更新処理を開始する構成にしてもよい。このように構成すれば、非接触媒体が当該非接触媒体に対する処理の実行途中に、媒体配置位置から取り去られ、無線通信エリア外に移動させられるのをより確実に抑制できる。
また、非接触媒体は、例えば、プリペイド方式の乗車券であってもよいし、店舗で取引金額の決済に使用できる電子マネー媒体であってもよい。
なお、非接触媒体は、カード媒体に限らず、スマートフォン等の携帯端末であってもよい。
この発明によれば、非接触媒体に対する処理の実行途中に、当該非接触媒体が無線通信エリア外に移動させられるのを抑制できる。
この例にかかる券売機の主要部の構成を示すブロック図である。 この例にかかる券売機の正面概略図である。 SFカードを取り去る動きの検出方法を説明する図である。 この例にかかる券売機のチャージ処理を示すフローチャートである。 別の例にかかる券売機のチャージ処理を示すフローチャートである。
以下、この発明の実施形態について、券売機を例にして説明する。
<1.適用例>
図1は、この例にかかる券売機の主要部の構成を示すブロック図である。また、図2は、この例の券売機の正面概略図である。この例の券売機1は、利用者が所持している、プリペイド方式の乗車券として利用できるSF(Stored Fare)カード100に対して、チャージ処理が行える。このチャージ処理は、SFカード100が保有する価値を、入金金額に応じて増額する処理である。SFカード100は、無線通信機能を備えた、非接触ICカードである。SFカード100が、この発明で言う、非接触媒体に相当する。
また、券売機1は、利用者に対してキップを発券する発券処理も行う。券売機1は、キップの発券金額の精算を、貨幣、またはSFカード100が保有する価値で行える。また、券売機1は、クレジットカードでキップの発券金額を精算できる構成であってもよい。
券売機1は、図2に示すように、筐体の外側に、SFカード100を載置(配置)するトレー8aが形成されている。券売機1は、トレー8aに載置されたSFカード100と無線通信が行える。言い換えれば、SFカード100は、トレー8aに載置されることにより、券売機1側の無線通信エリア内に位置する。
この券売機1は、トレー8aに載置されたSFカード100に対して処理を実行しているとき、利用者がSFカード100をトレー8aから取り去る動きを監視する。券売機1は、利用者がSFカード100をトレー8aから取り去る動きを検出すると、処理中であることを利用者に案内する。
これにより、券売機1は、SFカード100に対する処理の実行途中に、当該SFカード100が無線通信エリア外に移動させられ、その結果、SFカード100が処理未了の状態になるのを抑制できる。
<2.構成例>
券売機1は、図1に示すように、制御ユニット2と、表示部3と、操作部4と、発券部5と、硬貨処理部6と、紙幣処理部7と、無線通信部8と、画像センサ9と、通信部10とを備えている。
制御ユニット2は、本体各部の動作を制御する。また、制御ユニット2は、動き検出部21、更新処理部22、および案内部23を有している。制御ユニット2が有する、動き検出部21、更新処理部22、および案内部23については後述する。
表示部3は、券売機1本体に正面に設けた表示器3aを有し、この表示器3aにおける画面表示を制御する。
操作部4は、表示器3aの画面上に貼付したタッチパネル4a等の入力デバイスを有し、利用者の入力操作を受け付ける。
発券部5は、乗車券であるキップを発券口5aに放出する。
硬貨処理部6は、硬貨投入口6aにおいて投入された硬貨の真偽、および金種を識別する。
紙幣処理部7は、紙幣挿入口7aにおいて挿入された紙幣の真偽、および金種を識別する。
無線通信部8は、トレー8aに載置されているSFカード100との間で無線通信を行う。無線通信部8は、SFカード100に対して、メモリに記憶しているカードデータの読取要求、およびメモリに記憶しているカードデータの書き込み要求(更新要求)を送信する。また、無線通信部8は、読取要求、および書き込み要求に対する応答を、SFカード100から受信する。トレー8aが、この発明で言う媒体配置位置に相当する。
画像センサ9は、トレー8aにおけるSFカード100の載置面(以下、単に載置面と言う。)に対向する側を撮像する。画像センサ9のフレームレートは、例えば、数フレーム/sec〜10数フレーム/sec程度であればよい。
通信部10は、図示していない駅サーバ等の上位装置との間で通信を行う。
次に、制御ユニット2が有する動き検出部21、更新処理部22、および案内部23について説明する。
動き検出部21は、画像センサ9によって撮像されたフレーム画像を処理し、トレー8aに載置されているSFカード100を取り去る動きを検出する。具体的には、動き検出部21は、画像センサ9によって撮像されたフレーム画像において、撮像されている利用者の手が占める領域の割合が設定比率を超えていると、トレー8aに載置されているSFカード100を取り去る動きとして検出する。動き検出部21は、フレーム画像に撮像されている利用者の手を、公知のパターンマッチング等の手法で検出すればよい。
この例では、動き検出部21は、画像センサ9によって撮像されたフレーム画像が図3(A)に示す画像である場合、トレー8aの載置面に載置されているSFカード100を取り去る動きとして検出しない。一方、動き検出部21は、画像センサ9によって撮像されたフレーム画像が図3(B)に示す画像である場合、トレー8aに載置されているSFカード100を取り去る動きとして検出する。図3(A)は、フレーム画像において、撮像されている利用者の手が占める領域(図中に破線で示す矩形領域)の割合が設定比率を超えていない例である。図3(B)は、フレーム画像において、撮像されている利用者の手が占める領域(図中に破線で示す矩形領域)の割合が設定比率を超えている例である。
周知のように、利用者の手がトレー8aの載置面に近づくにつれて、画像センサ9によって撮像されたフレーム画像において、撮像されている利用者の手が占める領域の割合が大きくなる。すなわち、動き検出部21は、トレー8aの載置面に対して、手をある程度の距離まで近づけた利用者の動作を、トレー8aに載置されているSFカード100を取り去る動きとして検出する。
なお、動き検出部21は、画像センサ9によって撮像されたフレーム画像に、利用者の手が撮像されていない場合は、トレー8aの載置面に載置されているSFカード100を取り去る動きとして検出しない。
更新処理部22は、無線通信部8を制御して、SFカード100がメモリに記憶しているカードデータを取得する。また、更新処理部22は、操作部4における利用者の入力操作等に基づき、SFカード100のメモリに記憶させる更新データを生成する。また、更新処理部22は、無線通信部8を制御して、SFカード100のメモリに更新データをカードデータとして書き込ませる。
案内部23は、表示部3を制御して、表示器3aにおいて表示する画面を制御する。また、案内部23は、報知部(不図示)を制御して、利用者に対する案内メッセージを音声で出力するように構成してもよい。
券売機1の制御ユニット2は、ハードウェアCPU、メモリ、その他の電子回路によって構成されている。ハードウェアCPUが、この発明にかかる媒体処理プログラムを実行したときに、動き検出部21、更新処理部22、および案内部23として動作する。また、メモリは、この発明にかかる媒体処理プログラムを展開する領域や、この媒体処理プログラムの実行時に生じたデータ等を一時記憶する領域を有している。制御ユニット2は、ハードウェアCPU、メモリ等を一体化したLSIであってもよい。また、ハードウェアCPUが、この発明にかかる媒体処理方法を実行するコンピュータである。
<3.動作例>
以下、この例の券売機1の動作について説明する。ここでは、SFカード100に対してチャージ処理を実行する場合を例にして説明する。
図4は、この例にかかる券売機のチャージ処理を示すフローチャートである。券売機1は、SFカード100がトレー8aに載置されるのを待つ(s1)。s1では、無線通信部8が周期的に繰り返しているポーリングに対して、SFカード100からの応答の有無によって、SFカード100がトレー8aに載置されたかどうかを判定している。すなわち、券売機1は、SFカード100がトレー8aに載置されたかどうかを、無線通信部8とSFカード100との間における無線通信が確立したかどうかによって判定する。
券売機1は、SFカード100にチャージする価値(チャージ金額)に応じた貨幣の投入を受け付ける(s2)。s2では、操作部4において利用者が指定したチャージ金額以上の貨幣が投入されるのを待つ。言い換えれば、利用者が指定したチャージ金額以上の貨幣が投入されると、貨幣の投入が完了したと判定する。貨幣の投入は、公知の券売機1と同様に、硬貨投入口6aにおける硬貨の投入、および紙幣挿入口7aにおける紙幣の挿入によって行える。
なお、s1、およびs2の処理の順番は、逆であってもよい。
券売機1は、s2で貨幣の投入が完了したと判定すると、画像センサ9による撮像を開始する(s3)。s3にかかる処理は、s1でSFカード100がトレー8aに載置されたことを検出した時点で開始してもよいが、利用者が貨幣を投入している期間については、トレー8aに載置されているSFカード100を取り去る動きを検出する必要がないので、この例では、このタイミングにしている。
なお、利用者が貨幣を投入している期間に、トレー8aに載置されているSFカード100を取り去る動きの検出を行うと、貨幣を投入する利用者の動きを、トレー8aに載置されているSFカード100を取り去る動きとして誤検知することがある。
券売機1は、動き検出部21において、利用者の手がトレー8aの載置面に載置されているSFカード100に対して、ある程度近い位置にあるかどうかを判定する(s4)。s4では、画像センサ9で撮像したフレーム画像において、撮像されている利用者の手が占める領域の割合が設定比率を超えているかどうかを判定している。動き検出部21は、画像センサ9で撮像したフレーム画像において、撮像されている利用者の手が占める領域の割合が設定比率を超えていれば、利用者の手がトレー8aの載置面に載置されているSFカード100に対して、近い位置にあると判定する。言い換えれば、動き検出部21は、画像センサ9で撮像したフレーム画像において、撮像されている利用者の手が占める領域の割合が設定比率を超えていなければ、利用者の手がトレー8aの載置面に載置されているSFカード100に対して、近い位置にないと判定する。
券売機1は、動き検出部21がs4で利用者の手がトレー8aの載置面に載置されているSFカード100に対して近い位置にあると判定すると、案内部23が利用者に対して、手をトレー8aの載置面に載置されているSFカード100から離すことを促す案内を行う(s5)。s5では、例えば、表示部3を制御して、表示器3aの画面に、
「手をカードから離してください。」、
「手がカードの近くにあります。手を離すと、処理を開始します。」、
「手がカードの近くにあると処理が開始できません。手をカードから離してください。」、
等の案内メッセージを表示させる。また、これらの案内メッセージは、音声で出力されるものであってもよいし、表示、および音声の両方で行われるものであってもよい。このs5で利用者に対して行われる案内が、この発明で言う第2の案内に相当する。
券売機1は、s5にかかる案内を行うと、利用者の手がトレー8aの載置面に載置されているSFカード100に対して、近い位置から離れるのを待つ(s6)。s6では、s4と同様に、動き検出部21が、画像センサ9によって撮像されたフレーム画像を処理し、撮像されている利用者の手が占める領域の割合が設定比率を超えているかどうかを判定する。動き検出部21は、s3で画像センサ9による撮像を開始した後、画像センサ9によって撮像されたフレーム画像に撮像されている利用者の手が占める領域の割合が設定比率を超えているかどうかの判定を繰り返している。動き検出部21は、撮像されている利用者の手が占める領域の割合が設定比率を超えているかどうかを判定するフレーム画像を、所定フレーム数(例えば、1〜5フレーム)間隔で更新する。
券売機1は、動き検出部21によって利用者の手がトレー8aの載置面に載置されているSFカード100から離れたと判定されると、s5で開始した案内表示を終了する(s7)。
券売機1は、s4で利用者の手がトレー8aの載置面に載置されているSFカード100から離れていると判定したとき、またはs7で案内表示を終了すると、更新処理を開始する(s8)。s8で開始した更新処理では、トレー8aの載置面に載置されているSFカード100に記憶されているカードデータの読み取り、今回のチャージ処理によってSFカード100に記憶させる更新データの生成、SFカード100に対する更新データの書き込み等の処理を実行する。
券売機1は、s8で開始した更新処理が終了するまで、動き検出部21がトレー8aの載置面に載置されているSFカード100を取り去る利用者の動きを監視する(s9、s10)。s10でも、s4、およびs6と同様に、動き検出部21が、画像センサ9によって撮像されたフレーム画像を処理し、撮像されている利用者の手が占める領域の割合が設定比率を超えているかどうかの判定を繰り返している。動き検出部21は、画像センサ9によって撮像されたフレーム画像に撮像されている利用者の手が占める領域の割合が設定比率を超えていれば、トレー8aの載置面に載置されているSFカード100を取り去る利用者の動きとして検出する。
券売機1は、s10で動き検出部21がトレー8aの載置面に載置されているSFカード100を取り去る利用者の動きを検出すると、処理途中であることを利用者に通知する案内を行う(s11)。s11では、例えば、表示部3を制御して、表示器3aの画面に、
「まだ、処理中です、カードを取らないでください。」、
「まだ、処理中です、カードを取らずに、手を離してください。」
「まだ、処理中です、カードを取らずに、もう少しお待ちください。」、
等の案内メッセージを表示させる。また、これらの案内メッセージは、音声で出力されるものであってもよいし、表示、および音声の両方で行われるものであってもよい。このs11で利用者に対して行われる案内が、この発明で言う第1の案内に相当する。また、この第1の案内は、警告音の報知であってもよい。
なお、券売機1は、s10で動き検出部21がトレー8aの載置面に載置されているSFカード100を取り去る利用者の動きを検出しても、s8で開始した更新処理を中断することなく継続する。これは、処理時間が長くなるのを防止するためである。
券売機1は、更新処理が完了すると、終了処理を行う(s12)。s12では、画像センサ9による撮像を停止するとともに、必要に応じて、利用者に対するつり銭の放出を行う。また、表示部3を制御して、表示器3aの画面に、
「処理が終わりました。カードをお取りください。」、
「おまたせいたしました。カードをお取りください。」
「処理が終わりました。カードを忘れずにお持ちください。」、
等の案内メッセージを表示させる。また、これらの案内メッセージは、音声で出力されるものであってもよいし、表示、および音声の両方で行われるものであってもよい。券売機1は、利用者がトレー8aの載置面に載置されているカードを取り去ると、本処理を終了する。
このように、この例では、SFカード100に対する処理途中に、利用者がトレー8aの載置面に載置されているSFカード100を取り去る事態の発生頻度を抑えることができる。すなわち、SFカード100が処理未了の状態になるのを抑制できる。
また、上記の説明では、SFカード100に対するチャージ処理を例にして、券売機1の動作を説明したが、SFカード100が保有する価値で、乗車券であるキップを購入する場合も、同様に行える。s9で開始する処理の種別が異なるだけである。
なお、図4では特に示していないが、利用者がSFカード100に対する処理途中に、トレー8aの載置面に載置されているSFカード100を取り去ると、周知の装置と同様に、エラー処理を行う。
<4.変形例>
また、券売機1におけるチャージ処理は、図5に示すように、図4に示したs4〜s7の処理をなくしたものであってもよい。
また、上記の説明では、画像センサ9は、トレー8aの載置面に対向する側を撮像するとしたが、例えば上方からトレー8aの載置面を撮像するアングルで取り付けられていてもよいし、下方からトレー8aの載置面を撮像するアングルで取り付けられていてもよいし、その他のアングルで取り付けられていてもよい。すなわち、画像センサ9のアングルは、トレー8aの載置面に載置されているSFカード100に近づく利用者の手を撮像できるアングルであれば、どのようなアングルであってもよい。
また、上記の例では、トレー8aの載置面に載置されているSFカード100に近づく利用者の手を、画像センサ9を用いて検知する構成で説明したが、赤外線、超音波等の近接センサ(人感センサ)等の他の種類のセンサ(画像センサ9以外のセンサ)を用いて、トレー8aの載置面に載置されているSFカード100に近づく利用者の手を検知する構成にしてもよい。
また、上記の例は、SFカード100を載置(配置)するトレー8aを筐体の外側に形成した構成であったが、このトレー8aは、SFカード100を挿入するポケット、ドーム形状の窪み等の形状で構成してもよい。
また、上記の説明では、この発明を、券売機1を例にしたが、運賃を精算する精算機、チャージ専用機等の他の種類の駅務機器にもこの発明は適用できる。
また、上記の説明では、この発明で言う非接触媒体を乗車券として使用されるSFカード100を例にしたが、店舗等での取引において、取引金額の決済に使用する非接触の電子マネーカード等、乗車券以外の用途で使用される非接触媒体であってもよい。すなわち、この発明は、乗車券以外の用途で使用される非接触媒体に対してチャージ処理を行う機器にも適用できる。言い換えれば、この発明の適用範囲は、駅務機器に限らない。
また、上記の説明では、この発明で言う非接触媒体をSFカード100等のカード媒体としたが、非接触媒体はスマートフォン等の携帯端末であってもよい。
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
さらに、この発明に係る構成と上述した実施形態に係る構成との対応関係は、以下の付記のように記載できる。
<付記>
筐体の外側に形成された媒体配置位置(8a)に配置された非接触媒体(100)との間で無線通信を行う無線通信部(8)と、
前記無線通信部(8)における無線通信で、前記媒体配置位置(8a)に配置されている前記非接触媒体(100)が記憶する媒体情報を更新する更新処理を行う更新処理部(22)と、
前記媒体配置位置(8a)に配置されている前記非接触媒体(100)を取り去る動きを検出する動き検出部(21)と、
前記動き検出部(21)が、前記更新処理部(22)による前記更新処理の実行中に、前記媒体配置位置(8a)に配置されている前記非接触媒体(100)を取り去る動きを検出すると、第1の案内を行う案内部(23)と、を備えた媒体処理装置(1)。
1…券売機
2…制御ユニット
3…表示部
3a…表示器
4…操作部
4a…タッチパネル
5…発券部
5a…発券口
6…硬貨処理部
6a…硬貨投入口
7…紙幣処理部
7a…紙幣挿入口
8…無線通信部
8a…トレー
9…画像センサ
10…通信部
21…動き検出部
22…更新処理部
23…案内部
100…SFカード

Claims (8)

  1. 筐体の外側に形成された媒体配置位置に配置された非接触媒体との間で無線通信を行う無線通信部と、
    前記無線通信部における無線通信で、前記媒体配置位置に配置されている前記非接触媒体が記憶する媒体情報を更新する更新処理を行う更新処理部と、
    前記媒体配置位置に配置されている前記非接触媒体を取り去る動きを検出する動き検出部と、
    前記動き検出部が、前記更新処理部による前記更新処理の実行中に、前記媒体配置位置に配置されている前記非接触媒体を取り去る動きを検出すると、第1の案内を行う案内部と、を備えた媒体処理装置。
  2. 前記動き検出部は、前記媒体配置位置に配置されている前記非接触媒体を取り去る動きとして、前記媒体配置位置に近づく手の検出を行う、請求項1に記載の媒体処理装置。
  3. 前記案内部は、前記更新処理部による前記更新処理の開始に先立って、前記媒体配置位置周辺から手を離すことを促す第2の案内を行う、請求項1、または2に記載の媒体処理装置。
  4. 前記案内部は、前記第2の案内を行うときに、前記動き検出部によって、前記媒体配置位置周辺から手が離れていることが検出されていれば、この第2の案内を行わない、請求項3に記載の媒体処理装置。
  5. 前記更新処理部は、前記動き検出部によって、前記媒体配置位置周辺から手が離れていることが検出されるのを待って、前記更新処理を開始する、請求項1〜4のいずれかに記載の媒体処理装置。
  6. 前記非接触媒体は、プリペイド方式の乗車券である、請求項1〜5のいずれかに記載の媒体処理装置。
  7. 筐体の外側に形成された媒体配置位置に配置されている非接触媒体が記憶する媒体情報を、無線通信部における無線通信で更新する更新処理を行う更新処理ステップと、
    前記媒体配置位置に配置されている前記非接触媒体を取り去る動きを検出する動き検出ステップと、
    前記動き検出ステップでが、前記更新処理ステップによる前記更新処理の実行中に、前記媒体配置位置に配置されている前記非接触媒体を取り去る動きを検出すると、第1の案内を行う案内ステップと、を備えた媒体処理方法。
  8. 筐体の外側に形成された媒体配置位置に配置されている非接触媒体が記憶する媒体情報を、無線通信部における無線通信で更新する更新処理を行う更新処理ステップと、
    前記媒体配置位置に配置されている前記非接触媒体を取り去る動きを検出する動き検出ステップと、
    前記動き検出ステップでが、前記更新処理ステップによる前記更新処理の実行中に、前記媒体配置位置に配置されている前記非接触媒体を取り去る動きを検出すると、第1の案内を行う案内ステップと、をコンピュータに実行させる媒体処理プログラム。
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