図1は、実施例1の遊技台管理システム全体の概略構成を示すブロック図である。
図1に示す遊技台管理システム1は、複数の遊技台110と、遊技台110毎に併設し、入金操作、カードの挿入操作や携帯電話機2のかざし操作に応じて遊技玉を貸し出す玉貸機能や、貯玉残高から持玉を引き出す再プレイ機能を有する玉貸出機3と、遊技台110及び玉貸出機3を配置した遊技島毎の中継機能を司る島コントローラ120と、景品の交換処理や在庫管理を行う景品管理機130と、特殊景品を払い出す景品払出機140と、携帯電話機2等を使用しての会員登録やオペレータ操作で貯玉登録するカード処理機150と、会員カードや一般カード等の現在プリペイド残額を精算するカード精算機160と、この遊技台管理システム1全体を管理制御する管理装置4とを有している。
また、遊技台管理システム1は、島コントローラ120、景品管理機130、カード処理機150、カード精算機160及び管理装置4間をLAN接続し、これら島コントローラ120、景品管理機130、カード処理機150、カード精算機160及び管理装置4間のデータ通信を実現している。
景品管理機130は、遊技店内の景品交換カウンタに配置した景品交換用の端末装置である。具体的には、景品交換カウンタ内のオペレータが、図示せぬ玉計数機から印字出力された獲得玉数の計数レシートや計数カード(一般カードや会員カード)を遊技客から受け取ると、この計数レシートから獲得玉数をバーコードリーダで読み取ると共に、この獲得玉数分の一般景品をオペレータによる手作業で遊技客に受け渡すものである。また、遊技客が特殊景品への交換を希望する場合、オペレータは、景品管理機130に設けた特殊景品交換ボタンを押下し、景品払出機140に獲得玉数分の特殊景品の払い出しを指示するものである。
また、景品管理機130では、計数レシートや一般カードから読み取った獲得玉数の一部又は全部を会員又は携帯電話会員(仮会員)の貯玉残高に預け入れることもできる。例えば、オペレータが貯玉を希望する会員から計数レシート及び会員カードを受け取った場合、この会員カードを景品管理機130のカードリーダに挿入して会員IDを読み取った後、貯玉操作を行って管理装置4に貯玉指示を行うものである。また、オペレータが貯玉を希望する会員又は仮会員から計数レシートや一般カードを受け取った場合、該会員又は仮会員に対して携帯用リーダライタ部130Aに携帯電話機2をかざすよう指示して、該携帯電話機2から会員IDmを読み取った後、貯玉操作を行って管理装置4に貯玉更新指示を行うものである。
また、景品管理機130は、携帯用リーダライタ部130Aに対する携帯電話機2のかざし操作に応じて、仮会員の携帯電話機2に紐付けした貯玉残高からの景品交換も可能である。
カード処理機150は、仮会員の携帯電話機2や会員カードによる貯玉を行う際に利用される会員用端末装置に相当し、会員カードに記録した会員IDを読み取るカードリーダ部(図示せぬ)と、仮会員の携帯電話機2から会員ID(正確にはIDm)を読み取る携帯用リーダライタ部151とを有し、例えば、計数レシートや一般カードがなくても、携帯用リーダライタ部130Aに対する携帯電話機2のかざし操作に応じて、仮会員の携帯電話機2に紐付けした貯玉残高に対して現在持玉を貯玉することも可能である。
図2は、管理装置4内部の概略構成を示すブロック図である。
図2に示す管理装置4は、LANと通信接続する管理側通信インタフェース11と、例えば、キーボードやマウス等の入力デバイスに相当し、各種情報を入力する入力部12と、例えば、液晶パネルやディスプレイ等の表示デバイスに相当し、各種情報を出力する出力部13と、例えば、ハードディスクや不揮発性メモリ等の記憶デバイスに相当し、各種情報を記憶管理する記憶管理部14と、管理装置4全体を制御する管理側制御部15とを有している。
記憶管理部14は、会員申込用紙への記入を通じて一定の個人情報が登録された本会員、携帯電話機2を通じてIDm及び属性情報が登録された仮会員等の会員を記憶管理する会員管理データベース(以下、単にDBと称する)16と、会員カードや一般カード等のカードに関わる各種情報を記憶管理するカード管理DB17とを有している。
カード管理DB17は、カードを識別するカードID毎に、現在プリペイド残額を管理するプリペイド残額DB17Aと、カードID毎に、遊技客が獲得した持玉を景品交換することなく、遊技店に預ける玉を示す貯玉数(貯玉残高)を管理する貯玉DB17Bと、カードID毎に、遊技客が獲得した持玉数(持玉残高)を管理する持玉DB17Cとを有し、カードID毎に、現在プリペイド残額、現在貯玉残高及び現在持玉残高を集中管理している。
図3は、管理装置4内部の会員管理DB16のデータ内容を端的に示す説明図である。
図3に示す会員管理DB16は、会員ID16A毎に、本会員や仮会員等の会員種別16B、現在保有するプリペイド残額16C、現在保有する持玉残高16D、現在保有する貯玉残高16E、属性情報16F、会員保有の携帯電話機2のIDm16G及び会員識別の暗証番号16Hを記憶したデータベースに相当するものである。尚、属性情報16Fには、電話番号、生年月日やフリーキーワード等が含まれるものである。ここで、会員種別16Bを記憶した理由は、携帯電話機2を通じてIDm及び属性情報のみが登録された仮会員と、一定の個人情報が登録された本会員とを区別するものである。
図2に示す管理装置4では、会員管理DB16で会員ID16A毎に会員種別16B、プリペイド残額16C、持玉残高16D、貯玉残高16E、属性情報16F、IDm16G及び暗証番号16Hを集中管理している。
管理装置4内の管理側制御部15は、会員管理DB16を管理する会員管理部18と、携帯電話機2を使用した仮会員登録を要求する仮会員登録処理部19と、カード管理DB17を管理するカード管理部20とを有している。
会員管理部18は、会員管理DB16内の貯玉残高16Eを管理する貯玉管理部18Aと、会員管理DB16内の持玉残高16Dを管理する持玉管理部18Bと、会員管理DB16内のプリペイド残額16Cを管理するプリペイド管理部18Cとを有している。
貯玉管理部18Aは、カード処理機150又は景品管理機130の他に、後述する玉貸出機3から貯玉加算指示(貯玉更新指示)を受け付けた場合、現在持玉を該当する貯玉口座内の貯玉残高16Eに加算更新すると共に、玉貸出機3又は景品管理機130から貯玉減算指示(貯玉更新指示)を受け付けた場合、該当する貯玉口座内の貯玉残高16Eからを減算更新するものである。 尚、貯玉減算指示は、例えば、景品管理機130の場合、該当する貯玉口座内の貯玉残高16Eから景品相当分の玉数を減算、また、玉貸出機3の場合、再プレイ操作に応じて、該当する貯玉口座内の貯玉残高16Eから引出分の玉数を減算する指示である。
持玉管理部18Bは、後述する玉貸出機3から持玉加算指示(持玉更新指示)を受け付けた場合、該当する持玉口座内の持玉残高16Dに現在持玉を加算更新すると共に、後述する玉貸出機3から持玉減算指示(持玉更新指示)を受け付けた場合、玉返却操作に応じて、該当する持玉口座内の持玉残高16Dから返却分の玉数を減算更新するものである。
プリペイド管理部18Cは、例えば、玉貸出機3から入金に応じてプリペイド登録指示を受け付けた場合、該当するプリペイド口座内のプリペイド残額16Cに現在プリペイド残額を更新すると共に、玉貸出機3又はカード精算機160からのプリペイド減算指示を受け付けた場合、該当するプリペイド口座内のプリペイド残額16Cに現在プリペイド残額を更新するものである。尚、減算指示は、例えば、玉貸出機3の場合、玉貸出操作に応じて、該当するプリペイド口座内のプリペイド残額16Cから貸出分のプリペイド残額を減算、また、カード精算機160の場合、該当するプリペイド口座内のプリペイド残額16Cを精算消去する指示等である。
仮会員登録処理部19は、遊技客がカード処理機150の携帯用リーダライタ部151に対する携帯電話機2のかざし操作を検出すると、この携帯電話機2のICチップ2AからIDmを読み取り、別途入力された属性情報及び暗証番号と共に会員管理DB16に登録するものである。
カード管理部20は、カードIDに基づき、カード管理DB17内のプリペイド残額DB17A、貯玉DB17B及び持玉DB17Cを紐付け管理するものである。
また、玉貸出機3は、カードのプリペイド残額の問い合わせや玉貸要求を実行すると共に、プリペイド残額がある場合、遊技台110に対して遊技玉を貸し出すものである。
また、玉貸出機3は、会員の会員カード挿入操作や会員の携帯電話機2のかざし操作に応じて、会員管理DB16内に貯玉残高16Eがある場合、貯玉残高16Eから遊技玉を引き出す再プレイを実行するものである。
図4は、玉貸出機3の正面図、図5は、玉貸出機3内部の概略構成を示すブロック図である。
図4に示す玉貸出機3は、現金紙幣を投入する紙幣投入口31と、会員カードや一般カード等のプリペイドカードを挿入又は返却するカード挿入口32と、携帯電話機2内部のICチップ2Aとのデータ通信を実行する携帯用リーダライタ部33と、各種情報を入力する操作部34と、現在プリペイド残額を表示するプリペイド残額表示部35と、同遊技台110で獲得玉数を計数し、その計数結果を現在持玉数として表示する持玉計数表示部36と、玉貸出機3の動作状態を表示する状態表示ランプ37とを有している。
携帯用リーダライタ部33は、携帯電話機2内部のICチップ2Aに組み込まれたアンテナコイルに弱電波を送信し、この弱電波でICチップ2A側のアンテナコイルが発電してICチップ2Aとのデータ通信が可能となる。その結果、携帯用リーダライタ部33は、携帯電話機2からIDmを取得するものである。
図5に示す玉貸出機3は、携帯用リーダライタ部33、操作部34、プリペイド残額表示部35、持玉計数表示部36及び状態表示ランプ37の他に、併設する遊技台110とのインタフェースを司る遊技台インタフェース39と、LANとの通信を司るLANインタフェース40と、例えば、カード挿入口32から挿入したカードの情報を読み取るカードリーダ部41と、併設する遊技台110の現在獲得玉数を計数する玉計数部42と、例えば、遊技玉の貸出、引出や返却に関わる遊技玉メカ機構43と、玉貸出機3全体を制御する制御部44とを有している。
操作部34は、暗証番号等を入力するためのテンキー34Aと、プリペイド残額に基づく、遊技玉の貸出を要求する玉貸ボタン34Bと、貯玉残高に基づく、遊技玉の引出を要求する再プレイボタン34Cと、持玉残高に基づく、遊技玉の返却を要求する玉返却ボタン34Dと、現在持玉の貯玉を要求する貯玉ボタン34Eと、現在獲得玉を持玉として登録要求する持玉ボタン34Fとを有している。
玉計数部42は、併設する遊技台110の現在獲得玉数を計数し、その計数結果を島コントローラ120及びLAN経由で管理装置4に通知するものである。管理装置4のカード管理部20は、現在獲得玉数の計数結果を現在持玉数としてカードIDに対応付けて持玉DB17Cに登録管理するものである。
制御部44は、操作部34のボタン操作を監視する操作検出部51と、携帯用リーダライタ部33の操作受付を有効又は無効にする操作受付制御部52と、携帯用リーダライタ部33に対する携帯電話機2のかざし操作に応じて携帯電話機2のIDmを取得するIDm取得部53と、IDm取得部53にて取得したIDmが管理装置4内の会員管理DB16内の会員IDm16Gに登録済みであるか否かを判定する会員IDm判定部54とを有している。
操作受付制御部52は、操作検出部51を通じて玉貸ボタン34B、再プレイボタン34C、玉返却ボタン34D、貯玉ボタン34E及び持玉ボタン34Fの何れかのボタン操作を検出すると、携帯用リーダライタ部33の操作受付を有効状態にすると共に、操作受付有効中に携帯電話機2のかざし操作に応じて携帯電話機2のIDmを取得すると、携帯用リーダライタ部33の操作受付を無効状態にするものである。尚、携帯用リーダライタ部33の有効表示部33Aは、操作受付制御部52を通じて操作受付を有効状態にした場合、点灯表示すると共に、操作受付を無効状態にした場合、消灯するものである。
会員IDm判定部54は、IDm取得部53にて取得したIDmが管理装置4内の会員管理DB16内の会員IDm16Gに登録済みであるか否かを管理装置4に問い合わせ、その問い合わせ結果に基づき、IDmが会員IDm16Gに登録済みであるか否かを判定するものである。
また、制御部44は、玉計数部42を計数制御する玉計数制御部55と、プリペイド残額に基づき、遊技玉の貸出を制御する玉貸制御部56と、貯玉残高に基づき、遊技玉の引出を制御する再プレイ制御部57と、持玉残高に基づき、遊技玉の返却を制御する玉返却制御部58とを有している。
玉貸出制御部56は、操作検出部51を通じて玉貸ボタン34Bのボタン操作を検出すると、携帯用リーダライタ部33の操作受付を有効にし、携帯電話機2のかざし操作に応じて携帯電話機2のIDmを取得し、その取得したIDmが会員IDmの場合、同会員のプリペイド残額に基づき、遊技玉を貸し出すべく、遊技玉メカ機構43を駆動制御するものである。
再プレイ制御部57は、操作検出部51を通じて再プレイボタン34Cのボタン操作を検出すると、携帯用リーダライタ部33の操作受付を有効にし、携帯電話機2のかざし操作に応じて携帯電話機2のIDmを取得し、その取得したIDmが会員IDmの場合、貯玉残高に基づき、遊技玉を引き出すべく、遊技玉メカ機構43を駆動制御するものである。
玉返却制御部58は、操作検出部51を通じて玉返却ボタン34Dのボタン操作を検出すると、携帯用リーダライタ部33の操作受付を有効にし、携帯電話機2のかざし操作に応じて携帯電話機2のIDmを取得し、その取得したIDmが会員IDmの場合、持玉残高に基づき、遊技玉を返却すべく、遊技玉メカ機構43を駆動制御するものである。
また、制御部44は、該当する貯玉口座内の貯玉残高16Eに現在持玉を貯玉すべく、管理装置4に指示する貯玉更新指示部59と、該当する持玉口座内の持玉残高16Dに現在持玉を登録すべく、管理装置4に指示する持玉更新指示部60と、該当するプリペイド口座内のプリペイド残額16Cに現在プリペイド残額を更新すべく、管理装置4に指示するプリペイド残額指示部61とを有している。
貯玉更新指示部59は、操作検出部51を通じて貯玉ボタン34Eのボタン操作を検出すると、携帯用リーダライタ部33の操作受付を有効にし、携帯電話機2のかざし操作に応じて携帯電話機2のIDmを取得し、その取得したIDmが会員IDmの場合、貯玉残高に現在持玉の貯玉を指示する貯玉更新指示を管理装置4に通知するものである。
管理装置4側の貯玉管理部18Aは、LAN経由で玉貸出機3からの貯玉更新指示を検出すると、会員管理DB16内の該当する会員IDの貯玉口座内の貯玉残高16Eに現在持玉を貯玉更新するものである。尚、現在持玉とは、カード管理DB17内の持玉DB17C及び会員管理DB16の持玉口座内の持玉残高16Dに管理中の持玉に相当するものである。
また、貯玉管理部18Aは、貯玉残高16Eに現在持玉を貯玉更新した場合、持玉DB17C及び持玉残高16Dの持玉は零になるものである。
また、持玉更新指示部60は、操作検出部51を通じて持玉ボタン34Fのボタン操作を検出すると、携帯用リーダライタ部33の操作受付を有効にし、携帯電話機2のかざし操作に応じて携帯電話機2のIDmを取得し、その取得したIDmが会員IDmの場合、会員管理DB16内の持玉残高16Dに現在持玉の加算更新を指示する持玉更新指示を管理装置4に通知するものである。
管理装置4側の持玉管理部18Bは、LAN経由で玉貸出機3からの持玉更新指示を検出すると、会員管理DB16内の該当する会員ID16Aの持玉口座内の持玉残高16Dに現在持玉を持玉更新するものである。尚、ここでいう、現在持玉とは、カード管理DB17内の持玉DB17Cに管理中の持玉に相当するものである。
また、持玉管理部18Bは、持玉残高16Dに現在持玉を貯玉更新した場合、持玉DB17Cの持玉は零になるものである。
また、会員管理部18は、会員管理DB16内の持玉残高16Dの現在持玉を所定タイミングで貯玉残高16Eに加算更新するものである。尚、所定タイミングとは、例えば、遊技店の閉店処理時や翌日の開店処理時に実行するものとする。
また、プリペイド残額指示部61は、操作検出部51を通じて貯玉ボタン34E又は持玉ボタン34Fのボタン操作を検出すると、携帯用リーダライタ部33の操作受付を有効にし、携帯電話機2のかざし操作に応じて携帯電話機2のIDmを取得し、その取得したIDmが会員IDmの場合、現在プリペイド残額の残額更新指示を管理装置4に通知するものである。
管理装置4側のプリペイド管理部18Cは、LAN経由で玉貸出機3からの残額更新指示を検出すると、会員管理DB16内の該当する会員IDのプリペイド口座内のプリペイド残額16Cに現在プリペイド残額を更新するものである。尚、現在プリペイド残額とは、カード管理DB17内のプリペイド残額DB17A及び会員管理DB16内のプリペイド残額16Cに管理中のプリペイド残額に相当するものである。
プリペイド管理部18Cは、カード管理DB17内のプリペイド残額DB17Aに管理中のプリペイド残額を会員管理DB16内のプリペイド残額16Cに加算更新する場合、プリペイド残額DB17Aに管理中のプリペイド残額を零にするものである。
また、制御部44は、携帯用リーダライタ部33の有効設定開始直後、監視タイマ時間内に携帯電話機2のかざし操作を検出しなかった場合、玉貸出機3をエラー停止するエラー停止制御部62を有している。
エラー停止制御部62は、携帯用リーダライタ部33の有効設定を開始すると、監視タイマの計時動作を開始し、監視タイマ時間内に携帯電話機2のかざし操作を検出しなかった場合、同携帯用リーダライタ部33の操作受付を無効設定し、玉貸出機3の動作をエラー停止すると共に、エラー停止を報知すべく、状態表示ランプ37を点滅表示するものである。尚、遊技店内の係員は、状態表示ランプ37の点滅に基づき、その玉貸出機3のエラー停止を認識するものである。
次に、実施例1の遊技台管理システム1の動作について説明する。図6は、遊技台管理システム1全体の動作概要を端的に示す動作説明図である。
図6において玉貸出機3は、紙幣投入口31への1万円札投入を検知すると(ステップS11)、島コントローラ120及びLAN経由で1万円の入金登録を管理装置4に指示する(ステップS12)。尚、管理装置4では、入金登録を検出すると、記憶管理部14内のカード管理DB17内のプリペイド残額DB17Aに同玉貸出機3内の一般カードを識別するカードIDに紐付けてプリペイド残額を登録することになる。
その後、玉貸出機3は、玉計数部42を通じて現在獲得玉を計数し(ステップS13)、その計数した現在獲得玉を現在持玉の持玉登録を管理装置4に指示する(ステップS14)。尚、管理装置4では、持玉登録を検出すると、記憶管理部14内のカード管理DB17内の持玉DB17CにカードIDに紐付けて登録することになる。
その後、遊技客は、遊技台110のプレイ終了後、現在持玉を貯玉する際、玉貸出機3の貯玉ボタン34Eをボタン操作することになる。
玉貸出機3は、貯玉ボタン34Eのボタン操作を検出すると(ステップS15)、携帯用リーダライタ部33の操作受付を有効にし、携帯用リーダライタ部33の有効表示部33Aを点灯表示する(ステップS16)。尚、遊技客は、有効表示部33Aの点灯表示を見て、携帯用リーダライタ部33の操作受付が有効状態であることを認識することができる。
玉貸出機3は、携帯用リーダライタ部33を通じて携帯電話機2のかざし操作を検出すると(ステップS17)、持玉DB17C内のカードIDに対応した現在持玉数を会員管理DB16内の携帯電話機2のIDm16Gに対応した貯玉残高16Eに貯玉更新すべく、島コントローラ120及びLAN経由で貯玉更新指示を管理装置4に通知する(ステップS18)。尚、管理装置4は、持玉DB17C内のカードIDに対応した現在持玉数を会員管理DB16内の貯玉残高16Eへ貯玉更新すると共に、貯玉更新した持玉DB17C内のカードIDに対応した現在持玉数は零となる。
更に、玉貸出機3は、貯玉更新指示と同時に、残額更新指示を管理装置4に通知する。その結果、管理装置4は、プリペイド残額DB17A内のカードIDに対応した現在プリペイド残額を会員管理DB16内のプリペイド残額16Cへ更新すると共に、プリペイド残額DB17A内のカードIDに対応した現在プリペイド残額は零となる。
そして、遊技客は、会員管理DB16内の携帯電話機2に紐付けたプリペイド残額を精算する際、カード精算機160の携帯用リーダライタ部160Aに対して携帯電話機2のかざし操作を実行する。
次に、カード精算機160は、携帯用リーダライタ部160Aに対して携帯電話機2のかざし操作を検出すると(ステップS19)、携帯電話機2のIDm16Gに対応した会員管理DB16内のプリペイド残額16Cを消去する残額更新指示をLAN経由で管理装置4に通知すると共に(ステップS20)、プリペイド残額分の精算金を払出出力する(ステップS21)。
その後、遊技客は、会員管理DB16内の携帯電話機2に紐付けた貯玉残高16Eを景品交換する場合、カウンタに赴き、景品管理機130の携帯用リーダライタ部130Aに対して携帯電話機2のかざし操作を実行する。
景品管理機130は、携帯用リーダライタ部130Aに対する携帯電話機2のかざし操作を検出すると(ステップS22)、携帯電話機2のIDm16Gに対応した会員管理DB16内の貯玉残高16Eから景品相当分の玉数を引き落とす貯玉更新指示をLAN経由で管理装置4に指示する(ステップS23)。その後、景品管理機130のオペレータは、景品を遊技客に引き渡すことになる(ステップS24)。
その結果、携帯電話会員は、カウンタに赴くことなく、玉貸出機3に対して貯玉ボタン34E及び携帯電話機2のかざし操作の簡単な操作で、携帯電話機2の会員IDm16Gに対応した貯玉残高16Eに現在持玉数を貯玉すると共に、会員IDm16Gに対応したプリペイド残額16Cに現在プリペイド残額を更新することができる。
更に、携帯電話会員は、会員IDm16Gに対応したプリペイド残額16Cに現在プリペイド残額を更新するようにしたので、カード精算機160の携帯用リーダライタ部160Aに対して携帯電話機2をかざし操作するだけでカード精算も簡単にできる。
更に、携帯電話会員は、景品管理機130の携帯用リーダライタ部130Aに対する携帯電話機2のかざし操作するだけで景品交換も簡単にできる。
次に、遊技台管理システム1の各種動作について説明する。図7は、玉貸出機3の携帯貯玉処理に関わる制御部44の処理動作を示すフローチャートである。
図7に示す携帯貯玉処理とは、玉貸出機3を通じて持玉DB17Cに管理中の現在持玉を携帯電話機2の会員IDm16Gに対応する貯玉残高16Eに貯玉するための処理である。
図7において制御部44内の操作受付制御部52は、操作検出部51を通じて貯玉ボタン34Eのボタン操作を検出したか否かを判定する(ステップS31)。
操作受付制御部52は、貯玉ボタン34Eのボタン操作を検出した場合(ステップS31肯定)、携帯用リーダライタ部33の操作受付を有効設定する(ステップS32)。尚、操作受付制御部52は、携帯用リーダライタ部33の操作受付を有効設定した場合、有効表示部33Aを点灯表示するものである。その結果、遊技客は、有効表示部33Aの点灯表示に基づき、操作受付有効中を認識できる。
操作受付制御部52は、携帯用リーダライタ部33の操作受付を有効設定すると、監視タイマの計時動作を開始し(ステップS33)、携帯用リーダライタ部33に対する携帯電話機2のかざし操作を検出したか否かを判定する(ステップS34)。
制御部44内のIDm取得部53は、携帯電話機2のかざし操作を検出した場合(ステップS34肯定)、携帯電話機2のIDmを取得する(ステップS35)。
操作受付制御部52は、携帯電話機2のIDmを取得すると、有効設定中の操作受付を無効設定する(ステップS36)。尚、操作受付制御部52は、携帯用リーダライタ部33の操作受付を無効設定した場合、有効表示部33Aを消灯するものである。その結果、遊技客は、有効表示部33Aの消灯に基づき、操作受付無効中を認識できる。
制御部44内の会員IDm判定部54は、操作受付無効を設定すると、ステップS35にて取得したIDmが会員管理DB16内の会員IDm16Gに登録済みであるか否かを管理装置4に問い合わせる(ステップS37)。尚、管理装置4内の会員管理部18は、島コントローラ120及びLAN経由でIDmを含む問い合わせを検出すると、同IDmが会員管理DB16内の会員IDm16Gに登録済みであるか否かを判定するものである。
会員IDm判定部54は、管理装置4からの問い合わせ結果に基づき、IDmが会員管理DB16内の会員IDm16Gに登録済みであるか否かを判定する(ステップS38)。
制御部44内の貯玉更新指示部59は、IDmが会員IDm16Gに登録済みの場合(ステップS38肯定)、玉貸出機3内のカードIDに対応した現在持玉数が持玉DB17C内にあるか否かを島コントローラ120及びLAN経由で管理装置4に問い合わせる(ステップS39)。尚、管理装置4内のカード管理部20は、カードIDに対応した現在持玉数が持玉DB17C内にあるか否かを判定し、その判定結果を島コントローラ120及びLAN経由で玉貸出機3に通知するものである。
貯玉更新指示部59は、管理装置4からの問い合わせ結果に基づき、現在持玉数が持玉DB17C内にあるか否かを判定する(ステップS40)。貯玉更新指示部59は、現在持玉数が持玉DB17C内にある場合(ステップS40肯定)、現在持玉数の貯玉更新指示を管理装置4に指示する(ステップS41)。尚、この際、同様に、プリペイド残額指示部61は、現在プリペイド残額の残額更新指示を管理装置4に指示するものである。
管理装置4の会員管理部18内の貯玉管理部18Aは、貯玉更新指示を検出すると、持玉DB17C内の該当するカードIDに対応した現在持玉数を会員管理DB16内の会員IDm16Gに対応した貯玉残高16Eに移動して加算更新するものである。更に、会員管理部18内のプリペイド管理部18Cは、残額更新指示を検出すると、プリペイド残額DB17A内の該当するカードIDに対応したプリペイド残額を会員管理DB16内の会員IDm16Gに対応したプリペイド残額16Cに更新するものである。また、貯玉管理部18Aは、貯玉更新が完了した場合、貯玉更新完了を玉貸出機3に通知するものである。
貯玉更新指示部59は、管理装置4からの貯玉更新完了を受信したか否かを判定する(ステップS42)。貯玉更新指示部59は、貯玉更新完了を受信した場合(ステップS42肯定)、貯玉完了を表示し(ステップS43)、図7に示す処理動作を終了する。
また、プリペイド残額指示部61は、現在持玉数が持玉DB17C内にない場合(ステップS40否定)、現在プリペイド残額の残額更新指示を管理装置4に指示する(ステップS44)。尚、会員管理部18内のプリペイド管理部18Cは、残額更新指示を検出すると、プリペイド残額DB17A内の該当するカードIDに対応したプリペイド残額を会員管理DB16内の会員IDm16Gに対応したプリペイド残額16Cに更新するものである。
貯玉更新指示部59は、現在プリペイド残額の残額更新指示を管理装置4に指示した後、貯玉エラーを表示し(ステップS45)、図7に示す処理動作を終了する。尚、遊技客は、貯玉エラー表示に基づき、貯玉エラーを認識できる。
また、制御部44は、貯玉ボタン34Eのボタン操作を検出しなかった場合(ステップS31否定)、図7に示す処理動作を終了する。
また、操作受付制御部52は、携帯電話機2のかざし操作を検出しなかった場合(ステップS34否定)、ステップS33にて計時動作を開始した監視タイマがタイムアップしたか否かを判定する(ステップS46)。
エラー停止制御部62は、監視タイマがタイムアップした場合(ステップS46肯定)、携帯用リーダライタ部33の操作受付を無効設定(ステップS47)、玉貸出機3の動作をエラー停止し(ステップS48)、図7に示す処理動作を終了する。尚、エラー停止制御部62は、玉貸出機3の動作をエラー停止した場合、状態表示ランプ37を点滅表示するものである。その結果、遊技店内の係員は、状態表示ランプ37の点滅表示に基づき玉貸出機3のエラー停止を認識し、その玉貸出機3の場所に赴き、特定操作に応じてエラー停止を解除するものである。
また、会員IDm判定部54は、IDmが会員IDmに登録済みでない場合(ステップS38否定)、会員エラーを表示し(ステップS49)、図7に示す処理動作を終了する。尚、遊技客は、会員エラー表示に基づき、携帯電話機2のIDmが会員未登録と認識することができるものである。
図7に示す携帯貯玉処理では、携帯電話会員の場合、カウンタに赴かなくても、玉貸出機3に対する貯玉ボタン34Eのボタン操作及び携帯電話機2のかざし操作で、会員管理DB16内の該当する貯玉残高16Eに現在持玉数を貯玉すると共に、会員管理DB16内の該当するプリペイド残額16Cに現在プリペイド残額を更新することができる。
また、携帯貯玉処理では、貯玉ボタン34Eのボタン操作を検出すると、携帯用リーダライタ部33の操作受付を有効にし、監視タイマ時間内に携帯電話機2のかざし操作を検出しなかった場合、玉貸出機3をエラー停止するようにしたので、携帯電話会員は、操作受付有効中に席を外し、携帯電話会員である第三者の携帯電話機2のかざし操作による不正貯玉等を回避できる。
図8は、玉貸出機3の携帯持玉処理に関わる制御部44の処理動作を示すフローチャートである。
図8に示す携帯持玉処理とは、玉貸出機3を通じて持玉DB17Cに管理中の現在持玉を携帯電話機2の会員IDm16Gに対応する持玉残高16Dに加算更新するための処理である。
図8において制御部44内の操作受付制御部52は、操作検出部51を通じて持玉ボタン34Fのボタン操作を検出したか否かを判定する(ステップS61)。
操作受付制御部52は、持玉ボタン34Fのボタン操作を検出した場合(ステップS61肯定)、携帯用リーダライタ部33の操作受付を有効設定する(ステップS62)。尚、操作受付制御部52は、携帯用リーダライタ部33の操作受付を有効設定した場合、有効表示部33Aを点灯表示するものである。その結果、遊技客は、有効表示部33Aの点灯表示に基づき、操作受付有効中を認識できる。
操作受付制御部52は、携帯用リーダライタ部33の操作受付を有効設定すると、監視タイマの計時動作を開始し(ステップS63)、携帯用リーダライタ部33に対する携帯電話機2のかざし操作を検出したか否かを判定する(ステップS64)。
制御部44内のIDm取得部53は、携帯電話機2のかざし操作を検出した場合(ステップS64肯定)、携帯電話機2のIDmを取得する(ステップS65)。
操作受付制御部52は、携帯電話機2のIDmを取得すると、有効設定中の操作受付を無効設定する(ステップS66)。尚、操作受付制御部52は、携帯用リーダライタ部33の操作受付を無効設定した場合、有効表示部33Aを消灯するものである。その結果、遊技客は、有効表示部33Aの消灯に基づき、操作受付無効中を認識できる。
制御部44内の会員IDm判定部54は、操作受付無効を設定すると、ステップS65にて取得したIDmが会員管理DB16内の会員IDm16Gに登録済みであるか否かを管理装置4に問い合わせる(ステップS67)。尚、管理装置4内の会員管理部18は、島コントローラ120及びLAN経由でIDmを含む問い合わせを検出すると、同IDmが会員管理DB16内の会員IDm16Gに登録済みであるか否かを判定するものである。
会員IDm判定部54は、管理装置4からの問い合わせ結果に基づき、IDmが会員管理DB16内の会員IDm16Gに登録済みであるか否かを判定する(ステップS68)。
制御部44内の持玉更新指示部60は、IDmが会員IDmに登録済みの場合(ステップS68肯定)、玉貸出機3内のカードIDに対応した現在持玉数が持玉DB17C内にあるか否かを島コントローラ120及びLAN経由で管理装置4に問い合わせる(ステップS69)。尚、管理装置4内のカード管理部20は、カードIDに対応した現在持玉数が持玉DB17C内にあるか否かを判定し、その判定結果を問い合せ結果として島コントローラ120及びLAN経由で玉貸出機3に通知するものである。
持玉更新指示部60は、管理装置4からの問い合わせ結果に基づき、現在持玉数が持玉DB17C内にあるか否かを判定する(ステップS70)。持玉更新指示部60は、現在持玉数が持玉DB17C内にある場合(ステップS70肯定)、現在持玉数の持玉更新指示を管理装置4に指示する(ステップS71)。この際、同様に、プリペイド残額指示部61は、現在プリペイド残額の残額更新指示を管理装置4に指示するものである。
管理装置4の会員管理部18内の持玉管理部18Bは、持玉更新指示を検出すると、持玉DB17C内の該当するカードIDに対応した現在持玉数を会員管理DB16内の会員IDm16Gに対応した持玉残高16Dに移動して加算更新するものである。更に、会員管理部18内のプリペイド管理部18Cは、残額更新指示を検出すると、プリペイド残額DB17A内の該当するカードIDに対応したプリペイド残額を会員管理DB16内の会員IDm16Gに対応したプリペイド残額16Cに更新するものである。また、持玉管理部18Bは、持玉更新が完了した場合、持玉更新完了を玉貸出機3に通知するものである。
持玉更新指示部60は、管理装置4からの持玉更新完了を受信したか否かを判定する(ステップS72)。持玉更新指示部60は、持玉更新完了を受信した場合(ステップS72肯定)、持玉完了を表示し(ステップS73)、図8に示す処理動作を終了する。
また、プリペイド残額指示部61は、現在持玉数が持玉DB17C内にない場合(ステップS70否定)、現在プリペイド残額の残額更新指示を管理装置4に指示する(ステップS74)。尚、会員管理部18内のプリペイド管理部18Cは、残額更新指示を検出すると、プリペイド残額DB17A内の該当するカードIDに対応したプリペイド残額を会員管理DB16内の会員IDm16Gに対応したプリペイド残額16Cに更新するものである。
持玉更新指示部60は、現在プリペイド残額の残額更新指示を管理装置4に指示した後、持玉エラーを表示し(ステップS75)、図8に示す処理動作を終了する。尚、遊技客は、持玉エラー表示に基づき、持玉エラーを認識できる。
また、制御部44は、持玉ボタン34Fのボタン操作を検出しなかった場合(ステップS61否定)、図8に示す処理動作を終了する。
また、操作受付制御部52は、携帯電話機2のかざし操作を検出しなかった場合(ステップS64否定)、ステップS63にて計時動作を開始した監視タイマがタイムアップしたか否かを判定する(ステップS76)。
エラー停止制御部62は、監視タイマがタイムアップした場合(ステップS76肯定)、携帯用リーダライタ部33の操作受付を無効設定(ステップS77)、玉貸出機3の動作をエラー停止し(ステップS78)、図8に示す処理動作を終了する。尚、エラー停止制御部62は、玉貸出機3の動作をエラー停止した場合、状態表示ランプ37を点滅表示するものである。その結果、遊技店内の係員は、状態表示ランプ37の点滅表示に基づき玉貸出機3のエラー停止を認識し、その玉貸出機3の場所に赴き、特定操作に応じてエラー停止を解除するものである。
また、会員IDm判定部54は、IDmが会員IDm16Gに登録済みでない場合(ステップS68否定)、会員エラーを表示し(ステップS79)、図8に示す処理動作を終了する。尚、遊技客は、会員エラー表示に基づき、携帯電話機2のIDmが会員未登録と認識することができるものである。
図8に示す携帯持玉処理では、携帯電話会員の場合、カウンタに赴かなくても、玉貸出機3に対する持玉ボタン34Fのボタン操作及び携帯電話機2のかざし操作で、会員管理DB16内の該当する持玉残高16Dに現在持玉数を貯玉すると共に、会員管理DB16内の該当するプリペイド残額16Cに現在プリペイド残額を更新することができる。
また、携帯持玉処理では、持玉ボタン34Fのボタン操作を検出すると、携帯用リーダライタ部33の操作受付を有効にし、監視タイマ時間内に携帯電話機2のかざし操作を検出しなかった場合、玉貸出機3をエラー停止するようにしたので、携帯電話会員は、操作受付有効中に席を外し、携帯電話会員である第三者の携帯電話機2のかざし操作による不正持玉等を回避できる。
図9は、玉貸出機3の携帯玉貸処理に関わる制御部44の処理動作を示すフローチャートである。
図9に示す携帯玉貸処理とは、携帯電話機2の会員IDm16Gに対応したプリペイド残額16Cに基づき、携帯電話機2のかざし操作に応じて遊技玉を貸し出す処理である。
図9において制御部44内の操作受付制御部52は、操作検出部51を通じて玉貸ボタン34Bのボタン操作を検出したか否かを判定する(ステップS91)。
操作受付制御部52は、玉貸ボタン34Bのボタン操作を検出した場合(ステップS91肯定)、携帯用リーダライタ部33の操作受付を有効設定する(ステップS92)。尚、操作受付制御部52は、携帯用リーダライタ部33の操作受付を有効設定した場合、有効表示部33Aを点灯表示するものである。その結果、遊技客は、有効表示部33Aの点灯表示に基づき、操作受付有効中を認識できる。
操作受付制御部52は、携帯用リーダライタ部33の操作受付を有効設定すると、監視タイマの計時動作を開始し(ステップS93)、携帯用リーダライタ部33に対する携帯電話機2のかざし操作を検出したか否かを判定する(ステップS94)。
制御部44内のIDm取得部53は、携帯電話機2のかざし操作を検出した場合(ステップS94肯定)、携帯電話機2のIDmを取得する(ステップS95)。
操作受付制御部52は、携帯電話機2のIDmを取得すると、有効設定中の操作受付を無効設定する(ステップS96)。尚、操作受付制御部52は、携帯用リーダライタ部33の操作受付を無効設定した場合、有効表示部33Aを消灯するものである。その結果、遊技客は、有効表示部33Aの消灯に基づき、操作受付無効中を認識できる。
制御部44内の会員IDm判定部54は、操作受付無効を設定すると、ステップS95にて取得したIDmが会員管理DB16内の会員IDm16Gに登録済みであるか否かを管理装置4に問い合わせる(ステップS97)。尚、管理装置4内の会員管理部18は、島コントローラ120及びLAN経由でIDmを含む問い合わせを検出すると、同IDmが会員管理DB16内の会員IDm16Gに登録済みであるか否かを判定するものである。
会員IDm判定部54は、管理装置4からの問い合わせ結果に基づき、IDmが会員管理DB16内の会員IDm16Gに登録済みであるか否かを判定する(ステップS98)。
制御部44内の玉貸制御部56は、IDmが会員IDm16Gに登録済みの場合(ステップS98肯定)、会員管理DB16内の会員IDm16Gに対応したプリペイド残額16Cがあるか否かを島コントローラ120及びLAN経由で管理装置4に問い合わせる(ステップS99)。尚、管理装置4内のプリペイド管理部18Cは、会員IDm16Gに対応した現在プリペイド残額16Cがあるか否かを判定し、その判定結果を問い合せ結果として島コントローラ120及びLAN経由で玉貸出機3に通知するものである。
玉貸制御部56は、管理装置4からの問い合わせ結果に基づき、会員IDm16Gに対応したプリペイド残額16Cがあるか否かを判定する(ステップS100)。玉貸制御部56は、現在プリペイド残額16Cがある場合(ステップS100肯定)、現在プリペイド残額の残額更新指示を管理装置4に指示する(ステップS101)。尚、管理装置4の会員管理部18内のプリペイド管理部18Cは、残額更新指示を検出すると、現在プリペイド残額から玉貸分の料金を減算更新するのである。また、プリペイド管理部18Cは、残額更新が完了した場合、残額更新完了を玉貸出機3に通知するものである。
玉貸制御部56は、管理装置4からの残額更新完了を受信したか否かを判定する(ステップS102)。玉貸制御部56は、残額更新完了を受信した場合(ステップS102肯定)、遊技玉メカ機構43を通じて遊技玉を貸し出し(ステップS103)、図9に示す処理動作を終了する。
また、玉貸制御部56は、現在プリペイド残額16Cがない場合(ステップS100否定)、玉貸エラーを表示し(ステップS104)、図9に示す処理動作を終了する。尚、遊技客は、玉貸エラー表示に基づき、玉貸エラーを認識できる。
また、制御部44は、玉貸ボタン34Bのボタン操作を検出しなかった場合(ステップS91否定)、図9に示す処理動作を終了する。
また、操作受付制御部52は、携帯電話機2のかざし操作を検出しなかった場合(ステップS94否定)、ステップS93にて計時動作を開始した監視タイマがタイムアップしたか否かを判定する(ステップS105)。
エラー停止制御部62は、監視タイマがタイムアップした場合(ステップS105肯定)、携帯用リーダライタ部33の操作受付を無効設定(ステップS106)、玉貸出機3の動作をエラー停止し(ステップS107)、図9に示す処理動作を終了する。尚、エラー停止制御部62は、玉貸出機3の動作をエラー停止した場合、状態表示ランプ37を点滅表示するものである。その結果、遊技店内の係員は、状態表示ランプ37の点滅表示に基づき玉貸出機3のエラー停止を認識し、その玉貸出機3の場所に赴き、特定操作に応じてエラー停止を解除するものである。
また、会員IDm判定部54は、IDmが会員IDm16Gに登録済みでない場合(ステップS98否定)、会員エラーを表示し(ステップS108)、図9に示す処理動作を終了する。尚、遊技客は、会員エラー表示に基づき、携帯電話機2のIDmが会員未登録と認識することができるものである。
図9に示す携帯玉貸処理では、携帯電話会員の場合、玉貸出機3に対する玉貸ボタン34Bのボタン操作及び携帯電話機2のかざし操作で、会員管理DB16内の該当するプリペイド残額16Cに基づき、遊技玉を得ることができる。
また、携帯玉貸処理では、玉貸ボタン34Bのボタン操作を検出すると、携帯用リーダライタ部33の操作受付を有効にし、監視タイマ時間内に携帯電話機2のかざし操作を検出しなかった場合、玉貸出機3をエラー停止するようにしたので、携帯電話会員は、操作受付有効中に席を外し、携帯電話会員である第三者の携帯電話機2のかざし操作による遊技玉の不正取得等を回避できる。
図10は、玉貸出機3の携帯再プレイ処理に関わる制御部44の処理動作を示すフローチャートである。
図10に示す携帯再プレイ処理とは、携帯電話機2の会員IDm16Gに対応した貯玉残高16Eに基づき、携帯電話機2のかざし操作に応じて遊技玉を引き出す処理である。
図10において制御部44内の操作受付制御部52は、操作検出部51を通じて再プレイボタン34Cのボタン操作を検出したか否かを判定する(ステップS111)。
操作受付制御部52は、再プレイボタン34Cのボタン操作を検出した場合(ステップS111肯定)、携帯用リーダライタ部33の操作受付を有効設定する(ステップS112)。尚、操作受付制御部52は、携帯用リーダライタ部33の操作受付を有効設定した場合、有効表示部33Aを点灯表示するものである。その結果、遊技客は、有効表示部33Aの点灯表示に基づき、操作受付有効中を認識できる。
操作受付制御部52は、携帯用リーダライタ部33の操作受付を有効設定すると、監視タイマの計時動作を開始し(ステップS113)、携帯用リーダライタ部33に対する携帯電話機2のかざし操作を検出したか否かを判定する(ステップS114)。
制御部44内のIDm取得部53は、携帯電話機2のかざし操作を検出した場合(ステップS114肯定)、携帯電話機2のIDmを取得する(ステップS115)。
操作受付制御部52は、携帯電話機2のIDmを取得すると、有効設定中の操作受付を無効設定する(ステップS116)。尚、操作受付制御部52は、携帯用リーダライタ部33の操作受付を無効設定した場合、有効表示部33Aを消灯するものである。その結果、遊技客は、有効表示部33Aの消灯に基づき、操作受付無効中を認識できる。
制御部44内の会員IDm判定部54は、操作受付無効を設定すると、ステップS115にて取得したIDmが会員管理DB16内の会員IDm16Gに登録済みであるか否かを管理装置4に問い合わせる(ステップS117)。尚、管理装置4内の会員管理部18は、島コントローラ120及びLAN経由でIDmを含む問い合わせを検出すると、同IDmが会員管理DB16内の会員IDm16Gに登録済みであるか否かを判定するものである。
会員IDm判定部54は、管理装置4からの問い合わせ結果に基づき、IDmが会員管理DB16内の会員IDm16Gに登録済みであるか否かを判定する(ステップS118)。
制御部44内の再プレイ制御部57は、IDmが会員IDm16Gに登録済みの場合(ステップS118肯定)、会員管理DB16内の会員IDm16Gに対応した貯玉残高16Eがあるか否かを島コントローラ120及びLAN経由で管理装置4に問い合わせる(ステップS119)。尚、管理装置4内の貯玉管理部18Aは、会員IDm16Gに対応した貯玉残高16Eがあるか否かを判定し、その判定結果を問い合せ結果として島コントローラ120及びLAN経由で玉貸出機3に通知するものである。
再プレイ制御部57は、管理装置4からの問い合わせ結果に基づき、会員IDm16Gに対応した貯玉残高16Eがあるか否かを判定する(ステップS120)。再プレイ制御部57は、貯玉残高16Eがある場合(ステップS120肯定)、現在貯玉残高の貯玉更新指示を管理装置4に指示する(ステップS121)。尚、管理装置4の会員管理部18内の貯玉管理部18Aは、貯玉更新指示を検出すると、現在貯玉残高から引出玉数を減算更新するものである。また、貯玉管理部18Aは、貯玉更新が完了した場合、貯玉更新完了を玉貸出機3に通知するものである。
再プレイ制御部57は、管理装置4からの貯玉更新完了を受信したか否かを判定する(ステップS122)。再プレイ制御部57は、貯玉更新完了を受信した場合(ステップS122肯定)、遊技玉メカ機構43を通じて遊技玉を引き出し(ステップS123)、図10に示す処理動作を終了する。
また、再プレイ制御部57は、貯玉残高16Eがない場合(ステップS120否定)、再プレイエラーを表示し(ステップS124)、図10に示す処理動作を終了する。尚、遊技客は、再プレイエラー表示に基づき、再プレイエラーを認識できる。
また、制御部44は、再プレイボタン34Cのボタン操作を検出しなかった場合(ステップS111否定)、図10に示す処理動作を終了する。
また、操作受付制御部52は、携帯電話機2のかざし操作を検出しなかった場合(ステップS114否定)、ステップS113にて計時動作を開始した監視タイマがタイムアップしたか否かを判定する(ステップS125)。
エラー停止制御部62は、監視タイマがタイムアップした場合(ステップS125肯定)、携帯用リーダライタ部33の操作受付を無効設定(ステップS126)、玉貸出機3の動作をエラー停止し(ステップS127)、図10に示す処理動作を終了する。尚、エラー停止制御部62は、玉貸出機3の動作をエラー停止した場合、状態表示ランプ37を点滅表示するものである。その結果、遊技店内の係員は、状態表示ランプ37の点滅表示に基づき、玉貸出機3のエラー停止を認識し、その玉貸出機3の場所に赴き、特定操作に応じてエラー停止を解除するものである。
また、会員IDm判定部54は、IDmが会員IDm16Gに登録済みでない場合(ステップS118否定)、会員エラーを表示し(ステップS128)、図10に示す処理動作を終了する。尚、遊技客は、会員エラー表示に基づき、携帯電話機2のIDmが会員未登録と認識することができるものである。
図10に示す携帯再プレイ処理では、携帯電話会員の場合、玉貸出機3に対する再プレイボタン34Cのボタン操作及び携帯電話機2のかざし操作で、会員管理DB16内の該当する貯玉残高16Eから遊技玉を引き出すことができる。
また、携帯再プレイ処理では、再プレイボタン34Cのボタン操作を検出すると、携帯用リーダライタ部33の操作受付を有効にし、監視タイマ時間内に携帯電話機2のかざし操作を検出しなかった場合、玉貸出機3をエラー停止するようにしたので、携帯電話会員は、操作受付有効中に席を外し、携帯電話会員である第三者の携帯電話機2のかざし操作による遊技玉の不正引出等を防止できる。
図11は、玉貸出機3の携帯持玉返却処理に関わる制御部44の処理動作を示すフローチャートである。
図11に示す携帯持玉返却処理とは、携帯電話機2の会員IDm16Gに対応した持玉残高16Dに基づき、携帯電話機2のかざし操作に応じて遊技玉を手数料なしで引き出す処理である。
図11において制御部44内の操作受付制御部52は、操作検出部51を通じて玉返却ボタン34Dのボタン操作を検出したか否かを判定する(ステップS131)。
操作受付制御部52は、玉返却ボタン34Dのボタン操作を検出した場合(ステップS131肯定)、携帯用リーダライタ部33の操作受付を有効設定する(ステップS132)。尚、操作受付制御部52は、携帯用リーダライタ部33の操作受付を有効設定した場合、有効表示部33Aを点灯表示するものである。その結果、遊技客は、有効表示部33Aの点灯表示に基づき、操作受付有効中を認識できる。
操作受付制御部52は、携帯用リーダライタ部33の操作受付を有効設定すると、監視タイマの計時動作を開始し(ステップS133)、携帯用リーダライタ部33に対する携帯電話機2のかざし操作を検出したか否かを判定する(ステップS134)。
制御部44内のIDm取得部53は、携帯電話機2のかざし操作を検出した場合(ステップS134肯定)、携帯電話機2のIDmを取得する(ステップS135)。
操作受付制御部52は、携帯電話機2のIDmを取得すると、有効設定中の操作受付を無効設定する(ステップS136)。尚、操作受付制御部52は、携帯用リーダライタ部33の操作受付を無効設定した場合、有効表示部33Aを消灯するものである。その結果、遊技客は、有効表示部33Aの消灯に基づき、操作受付無効中を認識できる。
制御部44内の会員IDm判定部54は、操作受付無効を設定すると、ステップS135にて取得したIDmが会員管理DB16内の会員IDm16Gに登録済みであるか否かを管理装置4に問い合わせる(ステップS137)。尚、管理装置4内の会員管理部18は、島コントローラ120及びLAN経由でIDmを含む問い合わせを検出すると、同IDmが会員管理DB16内の会員IDm16Gに登録済みであるか否かを判定するものである。
会員IDm判定部54は、管理装置4からの問い合わせ結果に基づき、IDmが会員管理DB16内の会員IDm16Gに登録済みであるか否かを判定する(ステップS138)。
制御部44内の玉返却制御部58は、IDmが会員IDm16Gに登録済みの場合(ステップS138肯定)、会員管理DB16内の会員IDm16Gに対応した持玉残高16Dがあるか否かを島コントローラ120及びLAN経由で管理装置4に問い合わせる(ステップS139)。尚、管理装置4内の貯玉管理部18Aは、会員IDm16Gに対応した持玉残高16Dがあるか否かを判定し、その判定結果を問い合せ結果として島コントローラ120及びLAN経由で玉貸出機3に通知するものである。
玉返却制御部58は、管理装置4からの問い合わせ結果に基づき、会員IDm16Gに対応した持玉残高16Dがあるか否かを判定する(ステップS140)。玉返却制御部58は、持玉残高16Dがある場合(ステップS140肯定)、現在持玉残高16Dの持玉更新指示を管理装置4に指示する(ステップS141)。尚、管理装置4の会員管理部18内の持玉管理部18Bは、持玉更新指示を検出すると、現在持玉残高から返却玉数を減算更新するのである。また、持玉管理部18Bは、持玉更新が完了した場合、持玉更新完了を玉貸出機3に通知するものである。
玉返却制御部58は、管理装置4からの持玉更新完了を受信したか否かを判定する(ステップS142)。玉返却制御部58は、持玉更新完了を受信した場合(ステップS142肯定)、遊技玉メカ機構43を通じて遊技玉を返却し(ステップS143)、図11に示す処理動作を終了する。
また、玉返却制御部58は、貯玉残高16Eがない場合(ステップS140否定)、玉返却エラーを表示し(ステップS144)、図11に示す処理動作を終了する。尚、遊技客は、玉返却エラー表示に基づき、玉返却エラーを認識できる。
また、制御部44は、玉返却ボタン34Dのボタン操作を検出しなかった場合(ステップS131否定)、図11に示す処理動作を終了する。
また、操作受付制御部52は、携帯電話機2のかざし操作を検出しなかった場合(ステップS134否定)、ステップS133にて計時動作を開始した監視タイマがタイムアップしたか否かを判定する(ステップS145)。
エラー停止制御部62は、監視タイマがタイムアップした場合(ステップS145肯定)、携帯用リーダライタ部33の操作受付を無効設定(ステップS146)、玉貸出機3の動作をエラー停止し(ステップS147)、図11に示す処理動作を終了する。尚、エラー停止制御部62は、玉貸出機3の動作をエラー停止した場合、状態表示ランプ37を点滅表示するものである。その結果、遊技店内の係員は、状態表示ランプ37の点滅表示に基づき玉貸出機3のエラー停止を認識し、その玉貸出機3の場所に赴き、特定操作に応じてエラー停止を解除するものである。
また、会員IDm判定部54は、IDmが会員IDm16Gに登録済みでない場合(ステップS138否定)、会員エラーを表示し(ステップS148)、図11に示す処理動作を終了する。尚、遊技客は、会員エラー表示に基づき、携帯電話機2のIDmが会員未登録と認識することができるものである。
図11に示す携帯持玉返却処理では、携帯電話会員の場合、玉貸出機3に対する玉返却ボタン34Dのボタン操作及び携帯電話機2のかざし操作で、会員管理DB16内の該当する持玉残高16Dから遊技玉を手数料なしで引き出すことができる。
また、携帯持玉返却処理では、玉返却ボタン34Dのボタン操作を検出すると、携帯用リーダライタ部33の操作受付を有効にし、監視タイマ時間内に携帯電話機2のかざし操作を検出しなかった場合、玉貸出機3をエラー停止するようにしたので、携帯電話会員は、操作受付有効中に席を外し、携帯電話会員である第三者の携帯電話機2のかざし操作による遊技玉の不正返却等を回避できる。
実施例1では、玉貸出機3側の貯玉ボタン34Eのボタン操作を検出すると、携帯用リーダライタ部33の操作受付を有効にし、操作受付有効中に、携帯電話機2のかざし操作を検出すると、携帯電話機2のIDmを取得し、管理装置4に管理中の会員IDm16Gに対応する貯玉残高16Eに、現在持玉を加算更新すべく、貯玉更新指示を管理装置4に指示すると共に、管理装置4側では、玉貸出機3からの貯玉更新指示を検出すると、管理中の会員IDm16Gに対応する貯玉残高16Eに現在持玉を加算更新する。その結果、携帯電話会員は、カウンタに赴かなくても、玉貸出機3に対する貯玉ボタン34E及び携帯電話機2のかざし操作で、管理中の貯玉残高16Eに現在持玉を貯玉できる。
また、実施例1では、玉貸出機3側の持玉ボタン34Fのボタン操作を検出すると、携帯用リーダライタ部33の操作受付を有効にし、操作受付有効中に、携帯電話機2のかざし操作を検出すると、携帯電話機2のIDmを取得し、管理装置4に管理中の会員IDm16Gに対応する持玉残高16Dに、現在持玉を加算更新すべく、持玉更新指示を管理装置4に指示すると共に、管理装置4側では、玉貸出機3からの持玉更新指示に基づき、管理中の会員IDm16Gに対応する持玉残高16Dに、現在持玉を加算更新する。その結果、携帯電話会員は、カウンタに赴かなくても、玉貸出機3に対する持玉ボタン34F及び携帯電話機2のかざし操作で、管理中の持玉残高16Dに現在持玉を加算できる。
また、実施例1では、玉貸出機3側の携帯用リーダライタ部33の操作受付有効中に、携帯用リーダライタ部33に対する携帯電話機2のかざし操作を検出すると、携帯電話機2のIDmを取得し、管理装置4に管理中の会員IDm16Gに対応するプリペイド残額16Cに、現在プリペイド残額を更新すべく、残額更新指示を管理装置4に指示すると共に、管理装置4側では、玉貸出機3からの残額更新指示に基づき、管理中の会員IDm16Gに対応する現在プリペイド残額16Cに、現在プリペイド残額を更新する。その結果、携帯電話会員は、カウンタに赴かなくても、玉貸出機3に対する携帯電話機2のかざし操作及び、貯玉ボタン34E(又は持玉ボタン34F)のボタン操作で、管理中の現在プリペイド残額16Cに、現在プリペイド残額を更新できる。
また、実施例1では、携帯用リーダライタ部33の操作受付有効を開始すると、有効表示部33Aを点灯表示するようにしたので、携帯電話会員は、その有効表示部33Aの点灯表示に基づき、携帯用リーダライタ部33の操作受付有効中を認識できる。
また、実施例1では、携帯用リーダライタ部33の操作受付有効開始直後、所定時間内に携帯電話機2のかざし操作を検出しなかった場合、玉貸出機3の動作をエラー停止する。その結果、携帯電話会員は、携帯用リーダライタ部33の操作受付有効中に席を外し、携帯電話会員である第三者の携帯電話機2のかざし操作による不正利用を回避できる。
また、実施例1では、玉貸出機3側の再プレイボタン34Cのボタン操作を検出すると、携帯用リーダライタ部33の操作受付を有効にし、操作受付有効中に、携帯用リーダライタ部33に対する携帯電話機2のかざし操作を検出すると、携帯電話機2のIDmを取得し、管理装置4に管理中の会員IDm16Gに対応する貯玉残高16Eに基づき、遊技玉を引き出すと共に、管理装置4側にて再プレイ制御部57及び遊技玉メカ機構43の遊技玉引出動作に応じて、管理中の会員IDm16Gに対応する貯玉残高16Eから引出分の遊技玉数を減算更新する。その結果、携帯電話会員は、玉貸出機3に対する再プレイボタン34Cのボタン操作及び携帯電話機2のかざし操作で、管理中の貯玉残高16Eから遊技玉を引き出すことができると共に、その引出分の遊技玉を管理中の貯玉残高16Eに反映できる。
また、実施例1では、玉貸出機3側の玉貸ボタン34Bのボタン操作を検出すると、携帯用リーダライタ部33の操作受付を有効にし、操作受付有効中に、携帯用リーダライタ部33に対する携帯電話機2のかざし操作を検出すると、携帯電話機2のIDmを取得し、管理装置4に管理中の会員IDm16Gに対応するプリペイド残額16Cに基づき、遊技玉を貸し出すと共に、管理装置4側にて、玉貸制御部56及び遊技玉メカ機構43の遊技玉貸出動作に応じて、管理中の会員IDm16Gに対応するプリペイド残額16Cから貸出分のプリペイド残額を減算更新する。その結果、携帯電話会員は、玉貸出機3に対する玉貸ボタン34Bのボタン操作及び携帯電話機2のかざし操作で、プリペイド残額に基づき遊技玉を貸し出すことができると共に、その貸出分を管理中のプリペイド残額16Cに反映できる。
また、実施例1では、玉貸出機3側の玉返却ボタン34Dのボタン操作を検出すると、携帯用リーダライタ部33の操作受付を有効にし、操作受付有効中に、携帯用リーダライタ部33に対する携帯電話機2のかざし操作を検出すると、携帯電話機2のIDmを取得し、管理装置4に管理中の会員IDm16Gに対応する持玉残高16Dに基づき、手数料なしで、遊技玉を引き出すと共に、管理装置4側にて玉返却制御部58及び遊技玉メカ機構43の遊技玉返却動作に応じて、管理中の会員IDm16Gに対応する持玉残高16Dから返却分の遊技玉数を減算更新する。その結果、携帯電話会員は、玉貸出機3に対する玉返却ボタン34Dのボタン操作及び携帯電話機2のかざし操作で、例えば、手数料なしで管理中の持玉残高16Dから遊技玉を引き出すことができると共に、その引出分を管理中の持玉残高16Dに反映できる。
尚、実施例1では、一体型の玉貸出機3を例に挙げて説明したが、既存のCRユニットに、玉計数機能を内蔵した計数ユニットを増設したダブルサンド方式の玉貸出機3においても適用可能であって、この場合の実施例につき、実施例2として説明する。