JP2020142475A5 - - Google Patents

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本発明の実施形態に係る錠剤印刷装置の放熱方法は、排気により錠剤を吸引保持して搬送する搬送部と、前記搬送部により搬送される前記錠剤に印刷を行うインクジェットヘッドと、前記搬送部から排出された空気が通過する排気パイプと、熱を発生させる熱源と、前記搬送部、前記インクジェットヘッド、前記排気パイプ及び前記熱源を収容する筐体とを備える錠剤印刷装置の放熱方法であって、前記熱源及び前記排気パイプに接触させて設けた熱伝導部材を介して、前記熱源から発生した熱を前記排気パイプに伝えることを特徴とする
搬送ベルト21aの表面には、円形状の吸引孔(図示せず)が複数形成されている。これらの吸引孔は、それぞれ錠剤Tを吸着する貫通孔であり、一本の搬送路Pを形成するように搬送方向A1に沿って一列に並べられている。各吸引孔は、吸引チャンバ21fに形成された吸引路(図示せず)を介して吸引チャンバ21f内に接続されており、その吸引チャンバ21f内から空気が排出されることにより吸引力を得ることが可能になっている。吸引チャンバ21f内の空気は排気装置40により排出される(詳しくは後述する)。
前述の排気ブロア46の近傍には、熱伝導性を有し、L字型に形成された板状部材である熱伝導部材70が設けられている。この熱伝導部材70の一端面(一端部)が排気ブロア46に接続されており、その他端面(他端部)が排気パイプ45に接続されている。熱伝導部材70は、第2の部屋5b内に設けられており、排気ブロア46の側面及び排気パイプ45の上面だけに接触しており、熱源である排気ブロア46から排気パイプ45に熱を伝え、その熱を、排気パイプ45を流れる空気にのせて(渡して)排出する。この熱伝導部材70としては、例えば、導熱板やヒートパイプが用いられる。なお、熱伝導部材70は、アルミ、鉄など金属製のものなど、熱伝導率が高いものであることが好ましい。
この制御装置60の近傍には、図1に示すように、熱伝導性を有し、I字型に形成された板状部材である熱伝導部材71が設けられている。この熱伝導部材71の一端面(一端部)が制御装置60に接続されており、その他端面(他端部)が排気パイプ45に接続されている。熱伝導部材71は、第2の部屋5b内に設けられており、制御装置60の上面及び排気パイプ45の下面だけに接触しており、熱源である制御装置60から排気パイプ45に熱を伝え、その熱を、排気パイプ45を流れる空気にのせて(渡して)排出する。この熱伝導部材71としては、前述の熱伝導部材70と同様、例えば、導熱板やヒートパイプが用いられる。なお、熱伝導部材71は、アルミ、鉄など金属製のものなど、熱伝導率が高いものであることが好ましい。また、熱伝導部材71としては、I字型に形成された板状部材以外にも、熱伝導部材70と同様、図3から図5に示すような部材を用いることが可能である。
なお、筐体5内は、仕切板6により第1の部屋5a及び第2の部屋5bに仕切られているが、空気の流通があるため、どちらの部屋もほぼ同じ温度となる。また、は温度の高い方から低い方へ向かって流れるので、第2の部屋5bの温度上昇を抑えることで、間接的に第1の部屋5aの温度上昇も抑制することができる。筐体5内の温度としては、例えば、インクジェットヘッド24の周囲温度は30℃以下であり、制御装置60の周囲環境は40℃以下であり、筐体5内の平均温度が23〜25℃程度であることが望まれている。各熱伝導部材70、71が存在しない場合には、筐体5内の平均温度は26℃以上となり、前述の温度環境を実現することができないが、各熱伝導部材70、71を設けることで、筐体5内の平均温度を1〜3℃程度下げることが可能であり、前述の温度環境を実現することができる。

Claims (11)

  1. 排気により錠剤を吸引保持して搬送する搬送部と、
    前記搬送部により搬送される前記錠剤に印刷を行うインクジェットヘッドと、
    前記搬送部から排出された空気が通過する排気パイプと、
    熱を発生させる熱源と、
    前記熱源及び前記排気パイプに接触する熱伝導部材と、
    前記搬送部、前記インクジェットヘッド、前記排気パイプ、前記熱源及び前記熱伝導部材を収容する筐体と、
    を備える錠剤印刷装置。
  2. 前記排気パイプ内の、前記熱伝導部材に対向する位置に設けられ、前記排気パイプに接触する放熱部材を備える請求項1に記載の錠剤印刷装置。
  3. 前記熱伝導部材における前記排気パイプ側の一端部は、前記排気パイプの外周面を一周分包むような形状とされる請求項1又は請求項2に記載の錠剤印刷装置。
  4. 前記熱源は、前記搬送部から空気を排出する排気ブロアである請求項1から請求項のいずれか一項に記載の錠剤印刷装置。
  5. 前記熱源は、前記搬送部及び前記インクジェットヘッドのどちらか一方又は両方を制御する制御部である請求項1から請求項のいずれか一項に記載の錠剤印刷装置。
  6. 前記排気パイプは、前記筐体が設置される設置部屋の外まで延びている請求項1から請求項のいずれか一項に記載の錠剤印刷装置。
  7. 前記筐体は、仕切壁によって第1の部屋と第2の部屋に区分され、
    前記第1の部屋に、前記インクジェットヘッドが設けられ、
    前記第2の部屋に、前記熱源が設けられる請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の錠剤印刷装置。
  8. 前記排気パイプ複数有し、各排気パイプを流れる空気は、前記第2の部屋に設けられる排気ボックスで合流されて排気される請求項7に記載の錠剤印刷装置。
  9. 排気により錠剤を吸引保持して搬送する搬送部と、前記搬送部により搬送される前記錠剤に印刷を行うインクジェットヘッドと、前記搬送部から排出された空気が通過する排気パイプと、熱を発生させる熱源と、前記搬送部、前記インクジェットヘッド、前記排気パイプ及び前記熱源を収容する筐体とを備える錠剤印刷装置の放熱方法であって、
    前記熱源及び前記排気パイプに接触させて設けた熱伝導部材を介して、前記熱源から発生した熱を前記排気パイプに伝えることを特徴とする錠剤印刷装置の放熱方法。
  10. 前記排気パイプ内の、前記熱伝導部材に対向する位置に、前記排気パイプに接触させるように設けた放熱部材を介して放熱することを特徴とする請求項に記載の錠剤印刷装置の放熱方法。
  11. 前記筐体が設置される設置部屋の外まで延びている前記排気パイプによって前記前記熱源から発生した熱を前記設置部屋の外へ排出することを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の錠剤印刷装置の放熱方法。
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