JP2020135269A - 防災設備 - Google Patents

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Takashi Yamamoto
崇 山本
稜子 茂木
Ayako Motegi
稜子 茂木
石田 憲
Ken Ishida
憲 石田
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【課題】通常監視状態で発生したイベントにより表示するインジケータの示す情報を簡単に把握可能として必要とする対処操作や対処行動を迅速且つ確実に行うことが可能な防災設備を提供する。【解決手段】受信機10から引き出された信号回線12−1〜12−3にアナログ火災感知器14を接続して火災を監視している。受信機の盤面にはディスプレイ36が設けられ、ディスプレイには受信機の通常監視状態で発生したイベントとして、設備の障害、機器の状態、受信機設定データの変更、機器の寿命予測、停止設定されたスイッチ注意、火災感知器の感度変更の何れかを示すインジケータが表示され、インジケータを操作すると、インジケータが示す情報や操作画面が表示され、また、機器動作状態の設定や解除を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、火災感知器と受信機を備える防災設備に関する。
従来、火災感知器と受信機を備える防災設備としては、R型防災設備とP型防災設備が知られている。
R型防災設備にあっては、受信機から引き出された信号回線に、固有のアドレスが設定された伝送機能を有するアナログ火災感知器を接続し、火災発生時には、アナログ火災感知器からの火災割込みに基づき、受信機から検索コマンドを発行して発報したアナログ火災感知器のアドレスを特定し、受信機で火災代表灯を点灯して主音響警報を出力し、更に、アドレス表示器等に火災を検出した感知器アドレスを表示するようにしている。
このように、火災を検出した火災感知器のアドレスが分かると、適切な避難誘導や消火活動が可能となり、特に規模の大きな設備の火災監視には不可欠な機能となっている。
P型防災設備は、受信機から引き出された信号回線にオンオフ火災感知器を接続して回線単位に火災を監視しており、火災検出時にはオンオフ火災感知器の火災発報により信号回線に発報電流を流すことで火災検出信号を受信機に送信し、火災警報を出力すると共に火災検出信号を受信した信号回線に対応した地区表示灯を点灯して火災発生地区を表示するようにしている。
また、R型防災設備の受信機は、盤面に火災の監視操作に必要な主音響停止スイッチ、地区音響停止スイッチ、火災断定スイッチ等のハードスイッチが設けられ、これに加えてタッチパネル付きのディスプレイが設けられている。
受信機のディスプレイには、通常監視状態では正常動作中を示す画面表示が行われており、信号回線断線や機器故障等の障害が発生すると障害情報が画面表示され、また画面操作により火災感知器の感度を変更する操作画面に切替え、特定の火災感知器アドレスを設定して感度変更を変更する操作等を行うことを可能としている。
火災時にはディスプレイに火災発生地区を示す火災警報画面が表示され、併せて、主音響停止釦の操作や現場確認を促すガイダンス情報が表示され、担当者は訓練等で取得した手順に従って火災対処に必要な行動をとることになる。
特開2007−219870号公報 特開2017−191418号公報
ところで、受信機にタッチパネル付きのディスプレイが設けられた防災設備にあっては、ディスプレイに受信機の状態や状況を知らせるシンボルマーク等の簡素な表示要素であるインジケータを画面上枠等に表示している。
しかしながら、通常監視状態でインジケータが画面表示された場合、インジケータは種類が多く、また、インジケータが画面表示される頻度はそれほど多くないため、画面表示されているインジケータが何を示しているかが分からず、必要とする対処行動に手間取るといった問題がある。
また、インジケータが何を示すか分かった場合にも、特定の画面まで移動しないとインジケータが示す情報を見たり、インジケータに対応した画面操作を行うことができず、特定の画面にたどり着くまでに複数回の画面切替操作を必要とする場合もあり、手間と時間がかる問題がある。
本発明は、通常監視状態で発生したイベントにより表示するインジケータの示す情報を簡単に把握可能として必要とする対処操作や対処行動を迅速且つ確実に行うことを可能とする防災設備を提供することを目的とする。
(防災設備)
本発明は、受信機と火災感知器を備える防災設備に於いて、
受信機に、
受信機による火災監視に必要な所定の情報を情報画面として画面表示すると共に操作を受付け可能な表示手段と、
インジケータと情報画面のショートカットを対応付けて記憶し、所定のインジケータを表示手段により画面表示させ、インジケータが操作されるとショートカットに対応したインジケータが示す情報画面を表示するインジケータ制御手段と、
が設けられたことを特徴とする。
(情報画面によるインジケータとショートカットの対応付け)
受信機は情報画面にショートカットを設定するショートカット操作部を画面表示し、
インジケータ制御手段は、ショートカット操作部の操作を受け付けたとき、インジケータと情報画面のショートカットを対応付けて記憶するショートカット作成機能を有する。
(ショートカット作成画面によるインジケータとショートカットの対応付け)
受信機はショートカット作成画面を表示し、
ショートカット作成画面は、情報画面の遷移に関する階層化された画面遷移表示部を表示し、
インジケータ制御手段は、画面遷移表示部で選択された情報画面とインジケータのショートカットを対応付けて記憶するショートカット作成機能を有する。
(ショートカット作成機能におけるインジケータ選択)
受信機は前記ショートカット作成機能において
インジケータの候補であるシンボルを表示可能であり、
インジケータの候補であるシンボルから選択されたインジケータを情報画面と対応付けて記憶する。
(インジケータの種別と操作による表示)
インジケータ制御部は、設備の障害、機器の状態、受信機設定データの変更、機器の寿命予測、停止設定されたスイッチ注意、火災感知器の感度変更の少なくとも何れかのイベントを示すインジケータを表示し、
設備の障害を示すインジケータが操作されると、設備障害の内容を表示し、
機器の状態を示すインジケータが操作されると、機器の状態の内容を表示し、
受信機設定データの変更を示すインジケータが操作されると、受信機設定データの変更内容を表示し、
機器の寿命予測を示すインジケータが操作されると、機器の寿命予測結果と現状を表示し、
停止設定されたスイッチ注意を示すインジケータが操作されると、停止設定されたスイッチ一覧を表示し、
火災感知器の感度変更を示すインジケータが操作されると、感度変更の操作画面を表示する、
ことを特徴とする。
(プリンタ印字状態のインジケータ)
インジケータ制御部は、機器の状態を示すインジケータとしてプリンタ印字状態を示すプリンタ印字状態インジケータを表示し、
プリンタ印字状態インジケータは、印字中を示す印字中インジケータ、印字停止を示す印字停止インジケータ又はプリンタ障害を示すプリンタ障害インジケータであり、
印字中インジケータが操作されると、印字停止設定を行い、
印字停止インジケータが操作されると、印字停止設定の解除を行い、
プリンタ障害インジケータが操作されると、障害内容の表示を行う。
(分散システム)
受信機に対しネットワーク回線を介して1又は複数の中継盤が接続され、中継盤から引き出された信号回線に火災感知器が接続され、中継盤で火災を検出した場合に受信機に通知して火災警報を出力させる分散システムが構成されており、
受信機のインジケータ制御手段は、更に、中継盤の通常監視状態で発生したイベントを示す所定のインジケータを表示手段により画面表示させ、インジケータが操作されるとインジケータが示す中継盤の情報を表示させる。
本発明は、受信機と火災感知器を備える防災設備に於いて、受信機に、受信機による火災監視に必要な所定の情報を情報画面として画面表示すると共に操作を受付け可能な表示手段と、インジケータと情報画面のショートカットを対応付けて記憶し、所定のインジケータを表示手段により画面表示させ、インジケータが操作されるとショートカットに対応したインジケータが示す情報画面を表示するインジケータ制御手段とが設けられたため、インジケータが示す情報や操作画面に行き着くために複数回の画面切替操作を必要とする場合であっても、インジケータの操作で、インジケータが示す情報の表示画面や操作画面に行き着くことができ、インジケータが示す情報を簡単且つ容易に把握して、対処操作や対処行動を迅速且つ確実に行うことを可能とする。
(情報画面によるインジケータとショートカットの対応付けの効果)
また、受信機は情報画面にショートカットを設定するショートカット操作部を画面表示し、インジケータ制御手段は、ショートカット操作部の操作を受け付けたとき、インジケータと情報画面のショートカットを対応付けて記憶するショートカット作成機能を有するようにしたため、インジケータの操作によりショートカットを作動してインジケータが示す表示画面や操作画面を簡単にディスプレイ上に表示させることができる。また、情報画面からその情報画面のショートカットを作成しながらインジケータと対応付けることが可能となるから、インジケータとショートカットの対応付けを他の情報画面と誤ることなく確実に行うことができる。
(ショートカット作成画面によるインジケータとショートカットの対応付けの効果)
また、受信機はショートカット作成画面を表示し、ショートカット作成画面は、情報画面の遷移に関する階層化された画面遷移表示部を表示し、インジケータ制御手段は、画面遷移表示部で選択された情報画面とインジケータのショートカットを対応付けて記憶するショートカット作成機能を有するようにしたため、インジケータの操作によりショートカットを作動してインジケータが示す表示画面や操作画面を簡単にディスプレイ上に表示させることができる。また、複数の情報画面に対して都度移動することなく情報画面のショートカットを作成しながらインジケータと対応付けることが可能となるからインジケータとショートカットの対応付けを簡単に行うことができる。
(ショートカット作成機能におけるインジケータ選択の効果)
また、受信機はショートカット作成機能において、インジケータの候補であるシンボルを表示可能であり、インジケータの候補であるシンボルから選択されたインジケータを情報画面と対応付けて記憶するようにしたため、インジケータとして表示するシンボルを候補シンボルの中から任意に選択することができ、インジケータとして表示するシンボルの選択自由度を高めることができる。
(インジケータの種別と操作による表示の効果)
また、インジケータ制御部は、設備の障害、機器の状態、受信機設定データの変更、機器の寿命予測、停止設定されたスイッチ注意、火災感知器の感度変更の少なくとも何れかのイベントを示すインジケータを表示し、設備の障害を示すインジケータが操作されると、設備障害の内容を表示し、機器の状態を示すインジケータが操作されると、機器の状態の内容を表示し、受信機設定データの変更を示すインジケータが操作されると、受信機設定データの変更内容を表示し、機器の寿命予測を示すインジケータが操作されると、機器の寿命予測結果と現状を表示し、停止設定されたスイッチ注意を示すインジケータが操作されると、停止設定されたスイッチ一覧を表示し、火災感知器の感度変更を示すインジケータが操作されると、感度変更の操作画面を表示するようにしたため、設備の障害、機器の状態、受信機設定データの変更、機器の寿命予測、停止設定されたスイッチ注意、火災感知器の感度変更等のイベント発生で表示されたインジケータを操作することで、それぞれのインジケータが示す情報の詳細を知って迅速且つ適切な対処操作や対処行動を可能とする。
(プリンタ印字状態のインジケータによる効果)
また、インジケータ制御部は、機器の状態を示すインジケータとしてプリンタ印字状態を示すプリンタ印字状態インジケータを表示し、プリンタ印字状態インジケータは、印字中を示す印字中インジケータ、印字停止を示す印字停止インジケータ又はプリンタ障害を示すプリンタ障害インジケータであり、印字中インジケータが操作されると、印字停止設定を行い、印字停止インジケータが操作されると、印字停止設定の解除を行い、プリンタ障害インジケータが操作されると、障害内容の表示を行うようにしたため、プリンタ障害インジケータの操作は障害内容の表示となるが、印字中インジケータ又は印字停止インジケータを操作した場合には、プリンタの動作状態を直接変更することができ、高い操作性が得られる。
(分散システムの効果)
また、受信機に対しネットワーク回線を介して1又は複数の中継盤が接続され、中継盤から引き出された信号回線に火災感知器が接続され、中継盤で火災を検出した場合に受信機に通知して火災警報を出力させる分散システムが構成されており、受信機のインジケータ制御手段は、更に、中継盤の通常監視状態で発生したイベントを示す所定のインジケータを表示手段により画面表示させ、インジケータが操作されるとインジケータが示す中継盤の情報を表示させるようにしたため、中継盤のイベント発生で表示されたインジケータを操作することで、インジケータが示す中継盤の情報画面や操作画面に行き着くことができ、インジケータが示す中継盤の情報を簡単且つ容易に把握して、対処操作や対処行動を迅速且つ確実に行うことを可能とする。
本発明が適用されるR型の防災設備の概要を示した説明図 受信機の外観を正面から示した説明図 通常監視画面でのインジケータの表示を示した説明図 インジケータの名称、タイミング、シンボル、インジケータ発生イベントとタッチ操作表示内容の一例を一覧で示した説明図 メニュー釦「情報を見る」に対応した画面木構造を示した説明図 障害インジケータBのタッチ操作で移動した障害内容表示画面を示した説明図 感度設定インジケータGのタッチ操作で移動した感度設定操作画面を示した説明図 インジケータのタッチ操作を行ったときに表示される移動確認ダイアログを示した説明図 情報画面によるインジケータとショートカットの対応付けについて示した説明図 情報画面に表示するインジケータの選択方法について示した説明図 ショートカット作成画面によるインジケータとショートカットの対応付けについて示した説明図 受信機と中継盤で構成された分散システムを示した説明図
[防災設備]
(実施形態の基本敵概念)
図1は本発明が適用されるR型の防災設備の概要を示した説明図である。本実施形態による防災設備は、受信機10から引き出された信号回線12−1,12−2にアナログ火災感知器14を接続して火災を監視する防災設備であって、受信機10に、火災監視に必要な所定の情報を画面表示すると共にタッチ操作を受付け可能な表示手段として機能するタッチパネル付きのディスプレイ36が設けられ、インジケータ制御部46の機能より、受信機10の通常監視状態で発生した設備の障害、機器の状態、受信機設定データの変更、機器の寿命予測、停止設定されたスイッチ注意、火災感知器の感度変更等のイベントを示す所定のインジケータをディスプレイ36に画面表示させ、インジケータがタッチ操作されるとインジケータが示す情報を表示させるというものであり、インジケータが示す情報や操作画面に行き着くために複数回の画面切替操作を必要とする場合であっても、インジケータをワンタッチ操作で、インジケータが示す情報の表示画面や操作画面に行き着くことができ、インジケータが示す情報を簡単且つ容易に把握して、対処操作や対処行動を迅速且つ確実に行うことを可能とする。
また、インジケータ制御部46は、インジケータが示す情報のショートカットをインジケータに対応付けしており、インジケータがタッチ操作されるとショートカットに対応したインジケータが示す情報を表示するようにしたため、例えば、インジケータが示す情報の表示画面や操作画面のショートカットを生成し、このショートカットをインジケータにリンク張りしておくことで、インジケータのタッチ操作によりショートカットを作動してインジケータが示す情報表示画面や操作画面を簡単にディスプレイ上に表示させることができる。
また、インジケータ制御部46は、インジケータのタッチ操作により対応する情報表示画面や操作画面に移動するものであるが、プリンタの印字状態インジケータについては、印字中を示す印字中インジケータと印字停止を示す印字停止インジケータが設けられ、印字中インジケータがタッチ操作されると印字停止設定を行い、印字停止インジケータがタッチ操作されると印字停止設定の解除を行い、インジケータのワンタッチ操作によりプリンタの動作状態を直接変更することができるというものである。以下、具体的に説明する。
(防災設備の概要)
図1に示すように、防災設備が設置された建物の一階の管理人室などには例えばR型の受信機10が設置され、受信機10から警戒区域に対し系統毎に分けて信号回線12−1〜12−3が引き出されている。なお、以下の説明では、信号回線12−1〜12−3を区別する必要がない場合は、信号回線12という場合がある。
信号回線12−1には固有のアドレスが設定された伝送機能を有する複数のアナログ火災感知器14が接続され、また、固有のアドレスが設定された伝送機能を有する中継器16から引き出された感知器回線17にオンオフ火災感知器18及び発信機20が接続されている。
信号回線12−2には複数のアナログ火災感知器14の接続に加え、固有のアドレスが設定された伝送機能を有するアドレッサブル発信機22が接続されている。更に、信号回線12−3には固有のアドレスが設定された伝送機能を有する中継器16を介して防排煙機器24が接続されている。
ここで、信号回線12−1〜12−3に接続されるアナログ火災感知器14、中継器16等の端末機器に設定される最大アドレス数は例えば255としており、信号回線12には最大255台のアナログ火災感知器14を含む端末機器が接続できる。
(受信機の機能構成)
受信機10には、メインCPU26と複数のサブCPU基板28−1〜28−3が設けられ、サブCPU基板28−1〜28−3にはサブCPU30−1〜30−3と伝送部32−1〜32−3が設けられている。
メインCPU26とサブCPU30−1〜30−3は、シリアル転送バス34で接続されており、相互にデータを送受信する。なお、以下の説明では、サブCPU30−1〜30−3及び伝送部32−1〜32−3を区別する必要がない場合はサブCPU30及び伝送部32という場合がある。
メインCPU26には、表示手段として機能する液晶表示パネル等を用いたタッチパネル付きのディスプレイ36が接続され、ディスプレイ36には受信機10による火災監視に必要な情報がそのときの受信機10の状況に応じて表示される。ディスプレイ36による火災監視に必要な情報には、通常監視時及び火災時に発生したイベント、イベントに対応したインジケータ、運用管理に必要な情報、対処操作に必要な情報等の全ての情報、更に、受信機の保守点検モードでの運用管理や操作に必要な情報も含まれる。
メインCPU26に対して表示手段として機能するディスプレイ36に加え、LED等の表示灯を用いた表示部38が設けられる。表示部38には火災代表灯、ガス漏れ代表灯等が設けられる。
また、メインCPU26に対しては操作部40が接続され、操作部40には火災監視に必要な火災断定スイッチ、主音響停止スイッチ、地区音響一時停止スイッチ等の各種スイッチが設けられている。
更に、メインCPU26にはスピーカが設けられた音響警報部42、及び、移報部44が接続されている。音響警報部42は音声手段として機能し、火災イベントが発生した場合に主音響警報を出力する。
メインCPU26にはプログラムの実行により制御手段として機能する受信制御部45が設けられる。
(受信機の外観)
図2は受信機の外観を正面から示した説明図である。受信機10の盤面には、表示手段として機能する液晶表示パネル等を用いたタッチパネル付きのディスプレイ36が配置される。ディスプレイ36はカラー画像を画面表示し、また、タッチパネルが画面に配置されることで、画面タッチ操作による選択や入力を可能としている。なお、表示手段はディスプレイ36以外にELパネル等の適宜の画像表示パネルが使用できる。
ディスプレイ36の下側で盤面の左右中央にガイドスイッチ48が配置されている。ガイドスイッチ48は照光機能を備えた照光スイッチを使用している。火災イベントが発生してディスプレイ36にガイダンス対象となる情報が表示されると、ガイドスイッチ48の照光機能が有効となって点滅し、利用者にガイドスイッチ48の操作を促し、ガイドスイッチ48を操作するとガイダンス対象となる情報が表示される。
また、ディスプレイ36の下側の盤面には、火災断定スイッチ50、主音響停止スイッチ52及び地区音響一時停止スイッチ54が配置され、火災イベントが発生した場合の火災画面のガイダンス表示と連携した火災対処操作を可能としている。ガイドスイッチ48の下側の盤面には小扉55が下側を軸として前開き自在に設けられており、小扉55の内側には、復旧スイッチを含む各種の操作スイッチが設けられている。
また、火災断定スイッチ50の外側には電話マイク64が配置され、ディスプレイ36の横に設けられた音響孔62の内部のスピーカとの組み合わせにより、ハンドフリーによる非常電話機能を実現している。
また、ディスプレイ36の上側の盤面には火災代表灯58とガス漏れ代表灯60が設けられている。更に、受信機10の盤面の下側にはプリンタ56が配置され、受信機10で発生したイベントを印字出力するようにしている。
(受信機の火災監視制御)
図1に示すように、サブCPU基板28−1のサブCPU30−1を例にとると、伝送部32−1に指示してアナログ火災感知器14との間で所定の通信プロトコルに従って信号を送受信することで、火災監視制御を行っている。伝送部32−1からアナログ火災感知器14に対する下り信号は電圧モードで伝送している。この電圧モードの信号は、信号回線12−1の線路電圧を例えば18ボルトと30ボルトの間で変化させる電圧パルスとして伝送される。
これに対しアナログ火災感知器14から伝送部32−1に対する上り信号は電流モードで伝送される。この電流モードにあっては、信号回線12−1に伝送データのビット1のタイミングで信号電流を流し、いわゆる電流パルス列として上り信号が受信機10に伝送される。
サブCPU30−1による火災監視制御は、通常の監視中にあっては、一定周期毎に、伝送部32−1に指示して、一括AD変換コマンドを含むブロードキャストの一括AD変換信号を送信しており、この一括AD変換信号を受信したアナログ火災感知器14は、煙濃度又は温度をセンサデータとして検出して保持する。続いて、サブCPU30−1は、端末アドレスを順次指定したポーリングコマンドを含む呼出信号を送信している。
アナログ火災感知器14は自己アドレスに一致するアドレスを持つ呼出信号を受信すると、そのとき保持しているセンサデータを含む応答信号を伝送部32−1に送信する。また、アナログ火災感知器14は煙濃度又は温度が所定の火災注意レベルを超えると受信機10の伝送部32−1に対し火災割込み信号を送信する。
サブCPU30−1は伝送部32−1を介して火災割込み信号を受信すると、グループ検索コマンド信号を送信して火災を検出しているアナログ火災感知器14を含むグループを特定し、続いて、グループ内検索コマンド信号を送信して火災を検出しているアナログ火災感知器14のアドレスを特定してセンサのアナログデータを集中的に収集し、シリアル転送バス34を介してメインCPU26に送信する。
メインCPU26の受信制御部45はサブCPU30−1から受信したアナログデータを所定の火災判定レベルと比較しており、アナログデータが火災判定レベルに達した場合に火災と判定し、表示部38の火災代表灯を点灯し、音響警報部42のスピーカから火災発生を示す所定の主音響警報を出力させ、ディスプレイ36に火災が検出された感知器アドレスに基づき火災発生場所を含む火災警報情報を表示させ、更に、移報部44により火災移報信号を外部に出力して所定の移報制御等を行わせる。
サブCPU基板28−2に設けられたサブCPU30−2と伝送部32−2による火災監視制御も、前述したサブCPU基板28−1の場合と同じになる。また、サブCPU基板28−3に設けられたサブCPU30−3と伝送部32−3は、メインCPU26の受信制御部45で火災が検知された場合に予め記憶された連動情報に基づき防排煙機器24の連動制御が行う。
[インジケータ制御機能]
(インジケータ制御部の概要)
図1に示すように、受信機10のメインCPU26にはインジケータ制御手段として機能するインジケータ制御部46が設けられる。インジケータ制御部46は、受信機10の通常監視状態で発生したイベントを示す所定のインジケータをディスプレイ36に画面表示させ、インジケータがタッチ操作されるとインジケータが示す情報を表示させる制御を行う。
これにより、インジケータが示す情報の表示画面や操作画面に行き着くために複数回の画面切替操作を必要とする場合であっても、インジケータのワンタッチ操作で、インジケータが示す情報の表示画面や操作画面に行き着くことができ、インジケータが示す情報を簡単且つ容易に把握して、対処操作や対処行動を迅速且つ確実に行うことができる。
(通常監視画面のインジケータ)
図3は通常監視画面でのインジケータの表示を示した説明図、図4はインジケータの名称、タイミング、シンボル、インジケータ発生イベントとタッチ操作表示内容の一例を一覧で示した説明図、図5はメニュー釦「情報を見る」に対応した画面木構造を示した説明図である。
防災設備の通常監視状態では、受信機10のディスプレイ36に図3に示す通常監視画面70が表示される。通常監視画面70は、「正常動作中」を示す表示74に加え、メニュー釦76,78,80により「手順を学ぶ」、「操作をする」、「情報を見る」の各メニューを表示しており、画面上枠にはインジケータ表示部72が設けられ、英文字を丸で囲んだシンボルを用いたインジケータB,C1,F,Gが表示されている。
本実施形態で通常監視画面70に表示するインジケータは、例えば図4に示すインジケータ一覧のようになる。図4において、本実施形態で使用するインジケータは、インジケータ名に示すように、障害インジケータ、印字状態インジケータ、データ変更インジケータ、寿命予測インジケータ、スイッチ注意インジケータ、感度設定インジケータがある。
これらのインジケータの表示タイミングは、イベントが発生したときに表示する逐次表示と、常に表示している常時表示があり、感度設定インジケータ以外は全て逐次表示としている。
インジケータのシンボルは、説明を簡単にするため、丸で囲んだ英文字としている。実際の装置では、各インジケータが示す情報に対応した所定の図形シンボルが使用される。インジケータ発生イベントとタッチ操作表示内容は次のようになる。
障害インジケータAは、ループ断線ありで表示され、タッチ操作で断線箇所が表示される。
障害インジケータBは、未監視エリアありで表示され、タッチ操作すると未監視エリアが表示される。図3の通常監視画面70には、この障害インジケータBが表示されている。
印字状態インジケータは、印字中を示す印字中インジケータC1、印字停止を示す印字停止インジケータC2、及びプリンタ障害を示すプリンタ障害インジケータC3があり、印字中インジケータC1をタッチ操作すると印字停止設定が行え、印字停止インジケータC2をタッチ操作すると印字停止設定の解除が行え、プリンタ障害インジケータC3をタッチ操作すると障害内容の表示が行える。
ここで、プリンタ障害インジケータC3のタッチ操作は障害内容の表示となるが、印字中インジケータC1又は印字停止インジケータC2のワンタッチ操作は、プリンタの動作状態を直接変更することができる。図3の通常監視画面70には印字中インジケータC1が表示されている。
データ変更インジケータDは、ディスプレイ36でデータ変更があったときに表示され、タッチ操作で変更箇所を表示する。
寿命予測インジケータEは、本実施形態が受信機10の機器として、ディスプレイ36の液晶パネル寿命による交換予測、予備電源寿命に対する交換予測、電動ファン寿命に対する交換予測、プリンタ印字寿命に対する交換予測を行っていることから、各機器の寿命が閾値を超えたときに寿命予測インジケータEを表示し、タッチ操作で予測結果と現状を表示する。
スイッチ注意インジケータFは、起動遮断、移報停止、音響停止等の設定スイッチ操作があったときに表示され、タッチ操作で停止設定されたスイッチ一覧を表示する。図3の通常監視画面70にはスイッチ注意インジケータFが表示されている。
感度設定インジケータGは、図3に示すように常時表示であり、タッチ操作により、アナログ火災感知器の感度を設定する感度設定画面が表示される。
このように通常監視画面70に表示されるインジケータをタッチ操作すると、インジケータが示す情報画面や操作画面に移動することができるが、図3に示したメニュー釦76,78,80の操作では、目的とする情報に移動する場合には、複数回の画面操作を必要とする場合がある。
図5は図3の「情報を見る」のメニュー釦80を起点とした画面木構造であり、例えば、スイッチ注意一覧A6−1を見たい場合には、情報を見るA1、スイッチを見るA6及びスイッチ注意一覧A6−1となる3回の画面操作が必要となる。これに対し図3に示すように、スイッチ注意インジケータFが表示されている場合には、スイッチ注意インジケータFをタッチ操作することで、通常監視画面70からスイッチ注意一覧A6−1の画面に1回のタッチ操作で移動することができる。
ここで、図3のインジケータとインジケータが示す移動先の情報画面や操作画面と関係は、インジケータ制御部46によりインジケータに移動先の画面アドレス等を設定することで移動させることができる。
また、別の手法として、インジケータ制御部46により、移動先となる情報画面や操作画面のショートカットを生成し、生成したショートカットをインジケータにリンク張りして対応付けるようにしても良い。このため、インジケータをタッチ操作すると、インジケータにリンク張りしたショートカットが作動し、ショートカットが示す表示画面や操作画面をディスプレイ36上に表示させることができる。
(障害インジケータBのタッチ操作)
図6は障害インジケータBのタッチ操作で移動した障害内容表示画面を示した説明図である。
図3の通常監視画面70に表示している障害インジケータBをタッチ操作すると、図6に示す障害内容表示画面82が表示される。障害内容表示画面82には、障害インジケータBが表示されると共に、障害が発生しているアナログ火災感知器を示す受信機接続状況84がアドレスマップにより表示される。また、リターン釦86が表示される。
受信機接続状況84のアドレスマップは、行向に1位のアドレス0〜9が配置され、列方向に10位のアドレス00〜90が配置された2元アドレスであり、アドレス00のアナログ火災感知器は「○」印から正常であるが、アドレス01のアナログ火災感知器は「●」印から障害中であることが分かる。
また、障害内容表示画面82でもインジケータ表示部72が表示され、インジケータをタッチ操作すると、対応した各情報画面が表示される。
(感度設定データGのタッチ操作)
図7は感度設定インジケータGのタッチ操作で移動した感度設定操作画面を示した説明図である。
図3の通常監視画面70に表示している感度設定インジケータGをタッチ操作すると、図7に示す感度設定操作画面88が表示される。感度設定操作画面88には、感度設定インジケータGが表示され、多段構成の感度設定枠90に続いて、感度設定を行うアナログ火災感知器を特定するための盤指定部94、系統指定部95、アドレス指定部96、及び回線指定部98が設けられ、各指定部には、設定数値を増減するための三角印を備えた操作釦が配置されている。
盤指定部94、系統指定部95、アドレス指定部96、及び回線指定部98により例えば「00−01−0014−1」を指定すると、最上段の感度設定枠90に感度変更対象とするアナログ火災感知器として「001 00−01−0014−1 1棟 1階14地区 煙アナログ」が表示されることで選択され、この感度設定枠90をタッチ操作すると、煙感度の変更画面に切り替わり、火災と判断する煙濃度閾値を変更することができる。
また、盤指定部94、系統指定部95、アドレス指定部96、及び回線指定部98により例えば「00−01−0015−1」を指定すると、2段目の感度設定枠90に感度変更対象とするアナログ火災感知器として「002 00−01−0015−1 1棟 1階15地区 熱アナログ」が表示されることで選択され、この感度設定枠90をタッチ操作すると、熱感度の変更画面に切り替わり、火災と判断する温度閾値を変更することができる。
また、感度設定操作画面88でもインジケータ表示部72が表示され、インジケータをタッチ操作すると、対応した各情報画面が表示される。
これ以外のインジケータのタッチ操作についても、インジケータが示す情報画面や操作画面が同様にして表示され、当該画面でインジケータ表示部72が表示され、インジケータをタッチ操作すると、対応した各情報画面が表示される。
(インジケータのタッチ操作による画面の移動)
図8はインジケータのタッチ操作を行ったときに表示される移動確認ダイアログを示した説明図である。図3の通常監視画面70に表示しているいずれかインジケータ、例えば障害インジケータBを短くタッチ操作すると、図8に示すような移動確認ダイアログ73が表示される。
移動確認ダイアログ73には対応する移動先の情報画面の名称と移動するかどうかの選択肢が表示され、「移動する」を選択すると対応する移動先の情報画面が表示され、「移動しない」を選択すると移動確認ダイアログ73が閉じ、現在の画面に留まる。また、インジケータを長くタッチ操作すると、移動確認ダイアログ73を表示せずに直接対応する移動先の情報画面が表示する。
このような構成とすることで、意図しない操作による画面の移動を防止することができる。また、インジケータを長くタッチ操作する代わりに、連続したタッチ操作により直接対応する移動先の情報画面が表示するようにしても良い。
(情報画面によるインジケータとショートカットの対応付け)
図9は情報画面によるインジケータとショートカットの対応付けについて示した説明図である。図9に示す任意の情報画面120では、図6の障害内容表示画面82や図7の感度設定操作画面88と同様に、当該情報画面へのショートカットとして対応付けられたインジケータである設定インジケータが表示される設定インジケータ表示部92が表示される。なお、ショートカットのインジケータが対応付けられていない情報画面では設定インジケータ表示部92にインジケータ未設定であることを示す空白が表示される。
また、設定インジケータ表示部92がタッチ操作されたとき、ショートカットを設定するショートカット操作部として機能するインジケータ設定ダイアログ93が表示される。インジケータ設定ダイアログ93ではインジケータ未設定であることを示す空白を含むインジケータの候補であるシンボルが表示される。
インジケータ設定ダイアログ93で、いずれかのインジケータの候補であるシンボルが選択され、登録操作が行われたとき、図1のインジケータ制御部46は選択されたインジケータの候補であるシンボルを設定インジケータとして設定し、当該情報画面へのショートカットとして設定インジケータを対応付け、設定インジケータ表示部92に設定インジケータを表示する。
(情報画面に表示するインジケータの選択)
図10は情報画面に表示するインジケータの選択方法について示した説明図である。図3の通常監視画面70と図10の任意の情報画面120では、表示するインジケータを選択可能である。デフォルトでは任意の情報画面で表示するインジケータは、通常監視画面70表示するインジケータを継承するが、表示インジケータ設定釦112のタッチ操作により、ショートカットが対応付けられたインジケータの一覧を表示インジケータ設定ダイアログ114により表示する。
表示インジケータ設定ダイアログ114では、現在の情報画面で表示されているインジケータと表示されていないインジケータは識別可能に表示され、各インジケータを選択することで表示する設定と表示しない設定を切り替えることが可能である。これにより各情報画面に応じたインジケータの表示が可能となり、例えば当該画面に関係する画面や説明書へのショートカットを表示するなどして利便性を高めることができる。
また、通常監視画面70や任意の情報画面120で表示するインジケータの設定を他の情報画面で表示するインジケータの設定に反映する操作を行えるようにしても良く、通常監視画面70で表示するインジケータの設定を全ての情報画面で表示するインジケータの設定に反映する操作を行えるようにしても良い。
(ショートカット作成画面によるインジケータとショートカットの対応付け)
図11は、ショートカット作成画面によるインジケータとショートカットの対応付けについて示した説明図である。ショートカット作成画面108は例えば図3のメニュー釦や78の「操作をする」へのタッチ操作により移動可能な画面からさらに移動することが可能である。
ショートカット作成画面108は画面遷移表示部として機能する画面木構造表示部110と、画面木構造表示部110で選択された情報画面に設定されている設定インジケータを表示する設定インジケータ表示部92aが表示される。
なお、情報画面と図9の設定インジケータ表示部92と同様に、ショートカットのインジケータが対応付けられていない情報画面が画面木構造表示部110で選択されたとき、設定インジケータ表示部92aにインジケータ未設定であることを示す空白が表示される。設定インジケータ表示部92aがタッチ操作されたとき、ショートカットを設定するショートカット操作部として機能するインジケータ設定ダイアログ93が表示される。
インジケータ設定ダイアログ93ではインジケータ未設定であることを示す空白を含むインジケータの候補であるシンボルが表示される。インジケータ設定ダイアログ93で、いずれかのインジケータの候補であるシンボルが選択され、登録操作が行われたとき、図1のインジケータ制御部46は選択されたインジケータの候補であるシンボルを設定インジケータとして設定し、当該情報画面へのショートカットとして設定インジケータを対応付け、設定インジケータ表示部92aに設定インジケータを表示する。
また別の実施形態として、ショートカット作成画面108ではインジケータ設定ダイアログ93を常時表示するものとし、インジケータの候補であるシンボルを画面木構造表示部110内のいずれかの情報画面を示す場所にドラッグ・アンド・ドロップすることによりインジケータの候補であるシンボルを設定インジケータとして設定し、当該情報画面へのショートカットとして設定インジケータを対応付けるようにしても良い。
[分散システムのガイダンス]
図12は受信機と中継盤で構成された分散システムを示した説明図である。監視対象とする施設が複数の住棟に分かれる等して大規模になる場合には、図12に示すように、防災センター等に設置した受信機10に対し例えば住棟毎に分けて中継盤100が設置され、受信機10と中継盤100の間をイーサネット(登録商標)等のネットワーク回線106により通信接続している。
受信機10は図1に示したと同じであり、これに対し中継盤100は図1の受信機10からディスプレイ36、表示部38、操作部40及び音響警報部42を含む操作表示機能を除いた構成となり、それ以外は、受信機10と基本的に同じとなり、警戒区域に引き出された信号回線102にアナログ火災感知器14を含む端末機器が受信機10と同様に接続されている。また受信機10の受信制御部45に対応して中継盤100には中継盤制御部104の機能が設けられている。
受信機10の受信制御部45は、ディスプレイ36に通常監視画面を表示した状態で中継盤100でイベントが発生した場合にも、発生したイベントに対応したインジケータをディスプレイに表示しており、インジケータをタッチ操作すると、インジケータが示す中継盤100を対象として情報画面や操作場面が表示される。
このため中継盤100についても、インジケータのワンタッチ操作で、インジケータが示す中継盤100の情報画面や操作画面に行き着くことができ、インジケータが示す情報を簡単且つ容易に把握して、中継盤100に関する対処操作や対処行動を迅速且つ確実に行うことができる。
[本発明の変形例]
(インジケータ表示)
上記の実施形態では、情報画面では常にインジケータを表示するものとしているが、情報画面ではインジケータを表示させないようにしても良い。例えば、情報画面を表示したタイミングではインジケータを表示させず、情報画面内で所定の操作を行うことでインジケータを表示させるようにしても良い。また、情報画面毎にインジケータを表示するかどうかを記憶しておき、操作によって切り替えられるものとしても良い。
また、上記の実施形態では、通常監視状態においてインジケータを表示するとしているが、受信機や感知器の試験等を行うメンテナンスモードにおいてもインジケータを表示しても良い。また、通常監視状態とメンテナンスモードで表示するインジケータを変えても良いし、別々に設定できるものとしても良い。
また、上記の実施形態では、受信機の画面でインジケータとショートカットの対応付け及び情報画面に表示するインジケータの設定を行うとしているが、これに限らない。例えば、設定用PCとの接続やSDカード等の記憶媒体を介して外部から読み込みを行うようにしても良い。
(P型受信機)
上記の実施形態は、R型の受信機からの信号回線を介してR型の火災感知器を接続した防災設備を例にとっているが、P型の受信機から引き出した感知器回線にアドレスを設定すると共に伝送機能を備えたアドレッサブル火災感知器を接続した防災設備についても、同様に、通常監視状態で発生したイベントに対応してディスプレイにインジケータを表示し、インジケータのタッチ操作で、インジケータが示す情報画面や操作画面に行き着くことができ、インジケータが示す情報を簡単且つ容易に把握して対処操作や対処行動を迅速且つ確実に行うことができる。
(無線式防災システム)
上記の実施形態は、受信機からの信号回線を介して火災感知器を接続した防災設備を例にとっているが、信号回線の一部または全部を無線信号としても良い。
(タッチ操作以外の操作)
上記の実施形態は、タッチパネル付きのディスプレイのタッチ操作により操作を行っているが、操作はタッチ操作に限らない。マウスやキーボード等の入力装置を用いて操作しても良いし、音声入力等の入力装置により操作しても良い。
(その他)
また、本発明はその目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
10:受信機
12,12−1〜12−3:信号回線
14:アナログ火災感知器
16:中継器
17:感知器回線
18:オンオフ火災感知器
20:発信機
22:アドレッサブル発信機
24:防排煙機器
26:メインCPU
28−1〜28−3:サブCPU基板
30−1〜30−3:サブCPU
32−1〜32−3:伝送部
34:シリアル転送バス
36:ディスプレイ
38:表示部
40:操作部
42:音響警報部
44:移報部
45:受信制御部
46:インジケータ制御部
48:ガイドスイッチ
50:火災断定スイッチ
52:主音響停止スイッチ
54:地区音響一時停止スイッチ
56:プリンタ
58:火災代表灯
60:ガス漏れ代表灯
62:音響孔
64:電話マイク
70:通常監視画面
72:インジケータ表示部
73:移動確認ダイアログ
82:障害内容表示画面
84:受信機接続状況
88:感度設定操作画面
92:設定インジケータ表示部
92a:設定インジケータ表示部
93:インジケータ設定ダイアログ
93a:インジケータ設定ダイアログ
100:中継盤
104:中継盤制御部
108:ショートカット作成画面
110:画面木構造表示部
112:表示インジケータ追加釦
114:表示インジケータ追加ダイアログ
120:任意の情報画面

Claims (7)

  1. 火災感知器と受信機を備える防災設備に於いて、
    前記受信機に、
    前記受信機による火災監視に必要な所定の情報を情報画面として画面表示すると共に操作を受付け可能な表示手段と、
    インジケータと前記情報画面のショートカットを対応付けて記憶し、所定のインジケータを前記表示手段により画面表示させ、前記インジケータが操作されると前記ショートカットに対応した前記インジケータが示す前記情報画面を表示するインジケータ制御手段と、
    が設けられたことを特徴とする防災設備。
  2. 請求項1記載の防災設備に於いて、
    受信機は前記情報画面に前記ショートカットを設定するショートカット操作部を画面表示し、
    前記インジケータ制御手段は、前記ショートカット操作部の操作を受け付けたとき、インジケータと前記情報画面のショートカットを対応付けて記憶するショートカット作成機能を有することを特徴とする防災設備。
  3. 請求項1記載の防災設備に於いて、
    受信機はショートカット作成画面を表示し、
    前記ショートカット作成画面は、前記情報画面の遷移に関する階層化された画面遷移表示部を表示し、
    前記インジケータ制御手段は、前記画面遷移表示部で選択された前記情報画面とインジケータのショートカットを対応付けて記憶するショートカット作成機能を有することを特徴とする防災設備。
  4. 請求項2又は3記載の防災設備に於いて、
    前記受信機は前記ショートカット作成機能において
    インジケータの候補であるシンボルを表示可能であり、
    前記インジケータの候補であるシンボルから選択されたインジケータを前記情報画面と対応付けて記憶することを特徴とする防災設備。
  5. 請求項1記載の防災設備に於いて、前記インジケータ制御部は、設備の障害、機器の状態、受信機設定データの変更、機器の寿命予測、停止設定されたスイッチ注意、前記火災感知器の感度変更の少なくとも何れかのイベントを示すインジケータを表示し、
    前記設備の障害を示すインジケータが操作されると、前記設備障害の内容を表示し、
    前記機器の状態を示すインジケータが操作されると、前記機器の状態の内容を表示し、
    前記受信機設定データの変更を示すインジケータが操作されると、前記受信機設定データの変更内容を表示し、
    前記機器の寿命予測を示すインジケータが操作されると、前記機器の寿命予測結果と現状を表示し、
    前記停止設定されたスイッチ注意を示すインジケータが操作されると、前記停止設定されたスイッチ一覧を表示し、
    前記火災感知器の感度変更を示すインジケータが操作されると、前記感度変更の操作画面を表示する、
    ことを特徴とする防災設備。
  6. 請求項5記載の防災設備に於いて、
    前記インジケータ制御部は、前記機器の状態を示すインジケータとしてプリンタ印字状態を示すプリンタ印字状態インジケータを表示し、
    前記プリンタ印字状態インジケータは、印字中を示す印字中インジケータ、印字停止を示す印字停止インジケータ又はプリンタ障害を示すプリンタ障害インジケータであり、
    前記印字中インジケータが操作されると、印字停止設定を行い、
    前記印字停止インジケータが操作されると、印字停止設定の解除を行い、
    前記プリンタ障害インジケータが操作されると、障害内容の表示を行う、
    ことを特徴とする防災設備。
  7. 請求項1記載の防災設備に於いて、
    前記受信機に対しネットワーク回線を介して1又は複数の中継盤が接続され、前記中継盤から引き出された信号回線に火災感知器が接続され、前記中継盤で火災を検出した場合に前記受信機に通知して火災警報を出力させる分散システムが構成されており、
    前記受信機のインジケータ制御手段は、更に、前記中継盤の通常監視状態で発生したイベントを示す所定のインジケータを前記表示手段により画面表示させることを特徴とする防災設備。
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