JP2017191418A - 防災監視設備の受信機 - Google Patents

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浩二 安彦
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崇 山本
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武宏 小野
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佳大 松田
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正広 城井
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【課題】表示画面を利用した操作メニューの選択による操作を、音声入力を利用して、簡単且つ確実に行うことを可能とする。【解決手段】防災監視設備の受信機に設けたメニュー記憶部56は、開始メニューから最終メニューに向けて複数段階に枝分かれしたメニュー木構造により複数の操作メニューを記憶しており、メニュー表示制御部54は、メニュー記憶部56に記憶した操作メニューを液晶表示部40に画面表示し、操作メニューに表示した所定の操作部位の操作を検出して対応する制御を行わせる。音声認識制御部52は、メニュー木構造の中の所定の操作メニューを示すマイク44からの音声入力による音声信号を認識した場合に、メニュー表示制御部54に指示して音声認識した操作メニューを液晶表示部40に画面表示させる。【選択図】図1

Description

本発明は、液晶表示部に画面表示した操作メニューを使用して火災、ガス漏れ等の異常を検出して警報した場合の操作や日常管理における操作を行う防災監視設備の受信機に関する。
従来、火災やガス漏れを監視する防災監視設備の受信機は建物内の防災センターや管理室などに設置されており、例えば火災感知器や発信機からの火災信号を受信することで、火災代表表示を行うと共に主音響や地区音響装置を鳴動させ、防火戸や防火シャッター等の連動制御を行う。
このため受信機の盤面には、火災やガス漏れを断定して警報停止や連動停止を解除する断定スイッチ、主音響や地区音響を停止するスイッチ、火災でない場合に受信機を復旧させるスイッチ、更にはタッチパネルの液晶表示部を設けている。
ところで、最近の受信機はマイクロプロセッサ等のコンピュータ回路を制御回路として設けており、プログラムによって様々な機能を実現することができる。このような受信機の多機能化に伴い、受信機パネルにスイッチを設けるだけでは、多機能化に伴う各種の操作や制御が困難であることから、タッチパネル付きの液晶表示部に操作メニューを画面表示し、操作メニューの中のメニュー釦等の操作により、各種の制御操作を行ったり、火災感知器の状態や履歴といった情報を見ることができるようにしている。
特開2011−189055号公報 特開2009−087111号公報
ところで、タッチパネル付きの液晶表示部に表示する受信機の操作メニューは、開始メニューから最終メニューに向けて複数段階に枝分かれしたメニュー木構造を持ち、メニュー画面を切替えながら最終的に操作する操作メニューやアイコンに辿り着くようにしているが、受信機の多機能化により操作メニューが深くなり、目的とする操作メニューやアイコンに辿り着くまでに複数回のメニュー画面の選択操作を必要とし、液晶表示部を利用した操作に手間と時間がかかる場合がある。
また、メニュー選択の途中で画面選択を誤ると、初期画面又は前画面に戻ってやり直す必要があり、操作メニューの構造や深さは操作者には分かり難いためにスムースに操作できず、特別な訓練を必要とする問題もある。
更に、受信機から火災警報が出力された場合には、防災担当者は予め定められた取扱いの手順に従い、音響停止操作、現場確認、火災断定操作、消防機関への通報、初期消火、避難誘導という手順に従った一連のスイッチ操作や対処を行うことになるが、火災という緊急事態の発生により緊張を強いられる中で、液晶表示部の操作メニューにより必要な操作を行おうとしても、十分な操作訓練を積んでいないと、適切に操作することは困難な場合が想定される。
本発明は、表示画面を利用した操作メニューの選択による操作を、音声入力を利用して、簡単且つ確実に行うことを可能とする防災監視設備の受信機を提供することを目的とする。
(防災監視設備の受信機)
本発明は、警戒区域に引き出された信号線に接続した検出器からの異常検出信号を受信して警報を出力すると共に、信号線に接続した機器に制御信号を送信して制御する防災監視設備の受信機に於いて、
開始メニューから最終メニューに向けて複数段階に枝分かれしたメニュー木構造により複数の操作メニューを記憶したメニュー記憶部と、
メニュー記憶部に記憶した操作メニューを画面に表示し、操作メニューに表示した所定の操作部位の操作を検出して対応する制御を行わせるメニュー表示制御部と、
メニュー木構造の中の所定の操作メニューを示すマイクからの音声入力による音声信号を認識した場合に、メニュー表示制御部に音声認識した操作メニューを画面表示させる音声認識制御部と、
を設けたことを特徴とする。
(音声認識による制御)
音声認識制御部は、表示操作部により所定の操作メニューを画面表示した状態で、所定の操作メニューに表示している操作部位の操作内容を示す音声信号を認識した場合に、当該認識結果に対応した制御を行わせる。
(音声認識動作の開始と停止)
音声認識制御部は、音声入力スイッチの操作による音声入力開始信号を検出した場合に、音声認識動作を開始して音声入力の開始音を出力させる。
(音声認識の成功と失敗に対する対応)
音声認識制御部は、マイクからの音声入力による音声信号の認識に成功して対応する制御を行った場合に正常終了を報知させ、音声信号の認識に失敗した場合に、音声の再入力を報知させる。
(音声認識結果の確認応答による制御)
音声認識制御部は、マイクからの音声入力による所定の操作指示を示す音声信号の認識に成功した場合に認識の成功を報知させるか、及びまたは認識に成功した場合に認識結果を報知させ、マイクからの音声入力による所定の確認応答を示す音声信号を認識した場合に操作指示を示す音声信号の認識結果に対応した制御を行わせる。
(入力音量の表示)
音声認識制御部は、マイクから入力した音声の大きさを示す音量を表示させる。
(外部装置による音声認識)
音声認識制御部の音声認識を、ネットワークを介して接続した外部の音声認識装置により行うようにする。
(基本的な効果)
本発明は、警戒区域に引き出された信号線に接続した検出器からの異常検出信号を受信して警報を出力すると共に、信号線に接続した機器に制御信号を送信して制御する防災監視設備の受信機に於いて、開始メニューから最終メニューに向けて複数段階に枝分かれしたメニュー木構造により複数の操作メニューを記憶したメニュー記憶部と、メニュー記憶部に記憶した操作メニューを画面に表示し、操作メニューに表示した所定の操作部位の操作を検出して対応する制御を行わせるメニュー表示制御部と、メニュー木構造の中の所定の操作メニューを示すマイクからの音声入力による音声信号を認識した場合に、メニュー表示制御部に音声認識した操作メニューを画面表示させる音声認識制御部とを設けるようにしたため、開始メニューから最終メニューまでが3階層や4階層といった深さを持ったメニュー木構造であっても、最終階層の操作メニューを特定する所定の音声をマイクから入力することで、操作メニューの画面切替え操作を必要とすることなく、音声入力で指示した操作メニューを直接切替え表示することができ、画面に表示した操作メニューを利用した各種の操作や制御を迅速且つ容易に行うことを可能とする。
(音声認識による制御の効果)
また、音声認識制御部は、表示操作部により所定の操作メニューを画面表示した状態で、所定の操作メニューに表示している操作部位の操作内容を示す音声信号を認識した場合に、当該認識結果に対応した制御を行わせるようにしたため、音声入力による操作メニューの選択に加え、例えば、受信機から火災警報が出力され、現場確認により火災であった場合には、マイクに向かって「火災断定」とする言葉の音声入力を行うことで、音声認識により火災断定指示に対応した制御が行われて、停止中となっている警報停止や移報連動停止を自動的に解除し、火災警報により緊迫した状況であっても、防災担当者はあわてることなく、必要とする受信機の操作や対処が可能となる。
(音声認識動作の開始と停止による効果)
また、音声認識制御部は、音声入力スイッチの操作による音声入力開始信号を検出した場合に、音声認識動作を開始して音声入力の開始音を出力させるようにしたため、受信機はCPUによるプログラムの実行で各種の制御機能を実現しているが、音声入力スイッチの操作により音声認識動作を開始することで、音声認識が必要な時間にのみ音声認識動作を実行することができ、受信機の処理負担を低減し、音声認識機能を効率的に使用可能とする。
また、音声入力を行おうとする利用者は、音声入力開始音の出力により、受信機で音声認識動作が開始されて音声入力が可能になったことが分かり、これに応じて音声入力を適切なタイミングで行うことを可能とする。
(音声認識の成功と失敗に対する対応の効果)
また、音声認識制御部は、マイクからの音声入力による音声信号の認識に成功して対応する制御を行った場合に正常終了を報知させ、音声信号の認識に失敗した場合に、音声の再入力を報知させるようにしたため、音声入力を行った利用者は、受信機で音声入力により指示した制御が正常に行われたことが確認でき、また、受信機で音声認識に失敗した場合には、これを知って再入力等の対処を簡単且つ確実に行うことを可能とし、音声入力による受信機制御の信頼性を向上できる。
(音声認識結果の確認応答による制御の効果)
また、音声認識制御部は、マイクからの音声入力による所定の操作指示を示す音声信号の認識に成功した場合に認識の成功を報知させるか、及びまたは認識に成功した場合に認識結果を報知させ、マイクからの音声入力による所定の確認応答を示す音声信号を認識した場合に操作指示を示す音声信号の認識結果に対応した制御を行わせるようにしたため、音声入力の認識に成功した場合に、認識内容が音声操作端末から音声出力又は文字列表示により報知され、この報知内容から音声入力の認識結果が正しければ、確認応答を示す例えば「はい」といった音声入力を行うことで、認識結果に対応した制御が行われ、認識結果に誤りがある場合は、誤りを示す例えば「いいえ」といった音声入力を行うことで、誤った認識結果による制御を阻止可能とし、音声入力による制御の信頼性を向上可能とする。
(音声入力レベルの表示による効果)
また、音声認識制御部は、マイクから入力した音声の大きさを示す音量を表示させるようにしたため、音声を自動認識するには、適量の音声信号を入力する必要があり、入力された音声の大きさに応じて例えばバーグラフ等により音量の変化を表示し、声が小さ過ぎるとマイクに近づくか大きな声で話すように促すこととなり、音声マイクに入力する操作者は安心して適正な音量の言葉を入力できるため、音声認識の失敗に対し音声入力を何度も繰り返し入力する必要がなく、音声入力による受信機の制御を確実に行うことを可能とする。
(外部装置による音声認識の効果)
また、受信機に設けた音声認識制御部の音声認識を、ネットワークを介して接続した外部の音声認識装置により行うようにしたため、例えばインターネット上に存在するサーバの高度な音声認識機能を利用することで、精度の高い認識結果を得て受信機を制御することが可能となり、また、受信機による音声認識動作を不要とすることで、受信機の処理負担を低減可能とする。
音声入力により受信機を操作するR型防災監視設備の概要を示したブロック図 R型防災監視設備の受信機を示した説明図 図2の受信機に設けた操作部を取り出して示した説明図 通常監視中に液晶表示部に表示する防災監視画面を示した説明図 日常管理に使用する操作メニューの基本構成を示した説明図 図4の「手順を学ぶ」を先頭メニューとする操作メニューの構成を示した説明図 図4の「情報を見る」を先頭メニューとする操作メニューの構成を示した説明図 図4の「操作をする」を先頭メニューとする操作メニューの構成を示した説明図 火災警報を出力した場合の火災警報画面を示した説明図 図9のメニュー選択に対応した操作メニューの構成を示した説明図 受信機に設けた音声認識制御部の機能構成を示したブロック図 図11の認識音声記憶部に記憶している音声認識メニュー情報を一覧形式で示した説明図 受信機制御部に記憶しているスイッチ制御情報と図11の認識音声記憶部に記憶している基準音声認識情報を一覧形式で示した説明図 音声入力による受信機の制御動作を示したフローチャート
[防災監視設備の概要]
(防災監視設備)
図1はR型防災監視設備の概要を示したブロック図である。図1に示すように、R型の受信機10からは施設の警戒エリアに向けて伝送路12−1,12−2が引き出されている。伝送路12−1には、アナログ感知器14を接続し、また伝送路12−1には中継器16を接続し、中継器16から引き出された火報回線18にオンオフ感知器20及び発信機22を接続し、また別の中継器16にはガス漏れ検出器24を接続している。
また、伝送路12−2には、複数の中継器16を接続し、各中継器16を介して防火シャッター26、防火戸28、ダンパ30及びスプリンクラー消火設備のアラーム弁32等を接続している。この内、防火シャッター26、防火戸28、ダンパ30は制御対象とする機器に含まれ、アラーム弁32は流水検出信号を出力する検出器に含まれる。
アナログ感知器14及び中継器16は、受信機10との間で情報を双方向伝送する伝送機能を備えており、受信機10を含めて固有のアドレスが予め割り当てられている。伝送路12−1,12−2の各々に接続できるアナログ感知器14や中継器16等の端末数は、例えば最大アドレス数が256アドレスの場合、受信機アドレスを除くことから、255台以下の端末を接続することができる。
受信機10には、受信機制御部34,伝送部36−1,36−2、表示部38、液晶表示部40、操作部42、マイク44、音響警報部46、移報部48及びプリンタ50を設けている。以下の説明では、伝送路12−1,12−2及び伝送部36−1,36−2を区別する必要がない場合は、伝送路12及び伝送部36という場合がある。
受信機10の受信機制御部34は、CPU、メモリ、各種の入出力ポートを備えたコンピュータ回路で構成しており、プログラムの実行により所定の受信機制御を行う。
受信機10からアナログ感知器14及び中継器16に対する下り信号は電圧モードで伝送している。この電圧モードの信号は、伝送路12の電圧を例えば18ボルトと30ボルトの間で変化させる電圧パルスとして伝送される。
これに対しアナログ感知器14及び中継器16からの上り信号は電流モードで伝送される。この電流モードにあっては、伝送路12に伝送データのビット1のタイミングで信号電流を流し、いわゆる電流パルス列として上り信号が受信機に伝送される。
受信機10の受信機制御部34による受信制御は、アナログ感知器14の火災監視を例にとると、次のようになる。受信機10は、通常の監視中にあっては、端末アドレスを順次指定した正常監視用のポーリングコマンドを送信しており、アナログ感知器14は自己の設定アドレスに一致するポーリングコマンドを受信すると正常監視応答を行う。このため受信機10にあっては、ポーリングコマンドに対し応答がなかったアナログ感知器14を障害として故障を検出することができる。
また受信機10は、すべての端末アドレスに対するポーリングコマンドの送信周期ごとに一括AD変換コマンドを繰り返し送信している。アナログ感知器14は受信機10からの一括AD変換コマンドを受信すると、検出している煙濃度や温度などのアナログ検出データをサンプリングし、予め定めた火災レベルと比較している。
アナログ感知器14でサンプリングしたアナログ検出データが火災レベルを超えた場合には、受信機10に対しポーリングコマンドに対する応答タイミングで割込信号を送信する。この割込信号は、応答ビット列をオール1とするような通常は使用されない信号を送る。
受信機10は、アナログ感知器14からの割込信号を受信すると、グループ検索コマンドを発行し、火災を検出したアナログ感知器14を含むグループからの割込応答を受信してグループを判別する。
続いて、判別したグループに含まれる個々のアナログ感知器14に対し、順次アドレスを指定したポーリングを行い、アナログデータ等の火災応答を受けることで、火災を検出したアナログ感知器14の感知器アドレスを認識し、火災警報動作を行うことになる。
このような受信機制御部34による受信制御は、オンオフ感知器20やガス漏れ検出器24を接続した中継器についても同様である。
また、受信制御部34による防火シャッター26、防火戸28、ダンパ30等の制御対象機器を接続した中継器16に対する送信制御は、通常の監視中にあっては、端末アドレスを順次指定した正常監視用のポーリングコマンドを送信しており、制御対象機器を接続した中継器16は自己の設定アドレスに一致するポーリングコマンドを受信すると通常監視中の動作状態を示すステータス応答を行う。
受信制御部34で特定の制御対象機器、例えば防火シャッター26の閉鎖制御を行いたい場合には、防火シャッター26を接続している中継器16にシャッター閉鎖を指示する制御コマンドを送信し、中継器16が自己の設定アドレスに一致する制御コマンドを受信して防火シャッター26に閉鎖駆動信号を出力する。
(操作メニューの表示制御)
受信機10の受信機制御部34には、メニュー表示制御部54の機能と、受信機制御部16のメモリを使用した操作メニュー記憶部56が設けられている。操作メニュー記憶部56には、開始メニューから最終メニューに向けて複数段階に枝分かれしたメニュー木構造により複数の操作メニューを記憶している。
メニュー表示制御部54は、メニュー記憶部56に記憶した操作メニューを液晶表示部40に画面表示し、操作メニューに表示した例えば操作釦やアイコン等の所定の操作部位のタッチ操作を検出し、操作メニューの切替え表示、警戒区域に設けた制御対象機器の制御、感知器等の検出器の状態表示等の対応する処理を行わせる。なお、操作メニュー記憶部56に記憶しているメニュー木構造の詳細は、後の説明で明らかにする。
(音声認識制御)
受信機10の受信機制御部34には音声認識制御部52の機能が設けられている。音声認識制御部52は、受信機10に設けたマイク44からの音声入力による音声信号を取り込んで音声認識し、音声認識結果に対応した制御を行う。
また、音声認識制御部52は、操作メニュー記憶部56におけるメニュー木構造の中の所定の操作メニューを示す言葉を、受信機10に設けたマイク44から入力した場合に、音声入力によるマイク44からの音声信号を認識して、メニュー表示制御部54に指示して音声認識した操作メニューを液晶表示部40に画面表示させる。
また、音声認識制御部52は、液晶表示部40に表示している操作メニュー画面又は火災等の警報画面の中の操作釦やアイコン等の特定の操作部位を示す言葉を、受信機10に設けたマイク44から入力した場合に、音声入力によるマイク44からの音声信号を認識して、認識結果に対応した所定の制御を行わせる。
このような音声入力による操作メニューの切替えや制御指示の詳細は、後の説明で明らかにする。
(受信機パネル)
図2は図1の防災監視設備に設けた受信機の外観を示した説明図である。図2に示す受信機10は、建物の防災センターや管理人室等に設置されており、箱形の筐体前面に扉構造の受信機パネル11を配置している。受信機パネル11には、表示部38、液晶表示部40、操作部42、プリンタ50及び音響孔58を設けている。
表示部38には火災代表灯、ガス漏れ代表灯、障害代表灯等を設けている。液晶表示部40は、タッチパネル付きの液晶ディスプレイを設けている。操作部42には、火災警報が出力された場合に操作する各種の操作スイッチを設け、操作部42の下には、下向きに開閉自在な小扉45を設けており、小扉45の中には、各種の操作スイッチに加え、受信機の状態表示灯や電話ジャック等を設けている。音響孔58の背後には図1の音響警報部46として機能するスピーカを配置している。
(操作部)
図3は受信機の操作部を取り出して示した説明図である。図3に示すように、想像線で示す小扉45の上側の露出した操作部42の部分には、火災又はガス漏れの断定スイッチ60、音響停止スイッチ62、地区音響一時停止スイッチ64及び電話用のマイク44を設けている。
また、小扉45で覆われる操作部42の部分には、復旧スイッチ66、地区音響一斉鳴動スイッチ68、一括連動移報停止スイッチ70、電話ジャック72及び状態表示部74を設けている。
本実施形態では、操作部42に設けた電話用のマイク44を、音声認識制御を行うための音声入力に使用するマイクと兼用している。勿論、音声認識制御を行う音声入力専用のマイクを設けても良い。
また、操作部42の露出した部分の左端には、音声入力スイッチ76を設けており、マイク44からの音声入力により受信機10を制御する場合には、音声入力スイッチ76を操作し、スピーカから例えば「ピッ」といった音声入力の開始音が出たら、マイク44に向かって操作に必要な言葉を話すことで、音声入力に基づく受信機10の制御が行われる。
[防災設備監視中の操作メニュー]
図4は通常監視中に液晶表示部に表示する防災監視画面を示した説明図、図5は日常管理に使用する操作メニューの基本構成を示した説明図、図6は図4の「手順を学ぶ」を先頭メニューとする操作メニューの構成を示した説明図、図7は図4の「情報を見る」を先頭メニューとする操作メニューの構成を示した説明図、図8は図4の「操作をする」を先頭メニューとする操作メニューの構成を示した説明図である。
(防災設備監視中画面)
図4に示すように、防災監視設備の通常監視中にあっては、受信機10の液晶表示部40に、防災設備監視中画面92が表示される。防災設備監視中画面92には「防災設備監視中」の文字が表示され、その下に、日常管理に使用するメニュー釦として、手順学習メニュー釦94,情報閲覧メニュー釦96,操作メニュー釦98を表示している。
手順学習メニュー釦94を操作すると、防災管理者が受信機10の基本的な操作や緊急時の心得を学習することができる。このメニューはメニュー画面を見るだけであり、受信機10の設定変更等の操作はできない。
また、情報閲覧メニュー釦96を操作すると、防災管理者が防災監視設備及び関連設備に関する情報を見ることができる。このメニューも、情報を見るだけで、受信機10の設定変更等の操作はできない。更に、操作メニュー釦98を操作すると、防災管理者は、受信機10の設定変更等の操作を行うことができる。
(防災設備監視中画面の操作メニュー構成)
防災設備監視中画面92の操作メニューの構成は、図5に示すように、「防災設備監視中」を先頭メニューとし、その下に、メニューA,B,Cとして手順を学ぶ、情報を見る及び操作する、を並列的に配置した構成としている。
図5のメニューAの下には、図6に示すように、メニューA11,A12として、操作の練習、緊急時の心得、を並列的に配置している。ここで、メニューはAijとしており、iは階層を示し、jは同じ階層での連番を示す。
メニューA11の下には、メニューA21〜A24として、火災、火災のおそれ、ガス漏れ、障害、を配置している。また、メニューA12の下には、メニューA25,A26として火災、ガス漏れ、を配置し、メニューA25の火災の下にはメニューA31〜A34として、消防署へ通報、避難誘導、消火活動、防火管理者、を配置し、また、メニューA26の下にはメニューA35,A36として、ガス会社へ通報、防火管理者へ通報、を配置している。
また、図5のメニューBの下には、図7に示すように、メニューB11〜B13として、データを見る、スイッチを見る、全体図を見る、を配置し、例えばメニューB11の下にはメニューB21,B22,B23として、感知器のデータを見る、履歴を見る、感度を見る、を配置し、また、例えばメニューB21の下にはメニューB31,B32として、現在の値を見る、月間履歴を見る、を配置している。
また、図5のメニューCの下には、図8に示すように、メニューC11として日常管理を配置し、このメニューC11の下にはメニューC21〜C26として、時間設定、受信機動作設定、スイッチ注意、停止、表示盤、防排煙制御等、を配置している。続いて、例えばメニューC21の下にはメニューC31,C32として、時刻設定、定期自己診断時間設定、を配置している。
この図6乃至図8に示した操作メニューの構成にあっては、図4に示す防災設備監視中画面92から例えば図8のメニューC46の防排煙のブロック制御を、画面操作により画面表示するためには、メニューC,C11,C26及びC46を順次選択する操作を必要とする。
これに対し受信機10に設けた音声認識制御部52の機能により、例えば、図8のメニューC46の防排煙のブロック制御を示す所定の言葉をマイク44から入力すると、この音声信号を認識し、図5に示す防災設備監視中画面92から例えば図8のメニューC46の表示画面に1回で切り替わる。
[火災警報画面]
図9は火災警報を出力した場合の火災警報画面を示した説明図、図10は図9のメニュー選択に対応した操作メニューの構成を示した説明図である。
(火災警報に対する操作と対処)
まず、受信機10が火災警報を出力した場合の制御及び処置の概要は次にようになる。
(1)火災代表灯の点灯、火災発生場所の表示、主音響の出力、地区音響警報の出力。
(2)火災発生場所の確認。
(3)火災の場合の火災断定操作。
(4)119番通報。
(5)火災でない場合の地区音響停止操作と復旧操作。
(液晶表示部又は操作部による制御)
受信機10で例えば感知器からの火災信号を受信して火災警報を出力したとすると、受信機10の表示部38に設けた火災代表灯が点灯し、音響警報部46のスピーカから所定の主音響警報が出力され、更に、図9(A)に示すように、液晶表示部40に火災警報画面103が表示される。
火災警報画面103には、所定の火災マーク104に続いて火災文字105が表示され、その下に火災発生場所106が表示され、併せて、火災の現場確認を促すメッセージ108、音響警報を停止するための操作ボタン110、及び、次の画面に切り替えるための切替ボタン112が表示される。
更に、画面右側には、メニュー選択欄114として、メニュー選択釦116,118,120,122,124,126が設けられ、防排煙制御、停止、表示盤、遠隔操作、操作をする、監視画面へ、のメニュー選択を可能としている。
受信機10の火災警報を受けて図9(A)の火災警報画面103が表示された場合、防災担当者は、まず火災警報画面103の操作ボタン110にタッチするか、図3に示した操作部42の音響停止スイッチ62を操作すると主音響が停止し、液晶表示部40は図9(B)の火災警報画面128に切り替わる。火災警報画面128には、画面下側に、火災の現場確認に応じて操作する「はい」と「いいえ」の操作ボタン130,132と火災発生場所の全体図を示す操作ボタン134が表示される。
続いて、防災担当者は火災発生場所に出向いて現場確認する。現場確認により火災であった場合には、受信機10に戻るか、非常電話により受信機側に残っている防災担当者に連絡し、液晶表示部40の操作ボタン130をタッチするか、図3に示した操作部42の断定スイッチ60を操作すると、そのとき受信機10で設定している連動停止や移報停止が自動的に解除されることになる。
一方、現場確認により火災でなかった場合には、図9(B)の液晶表示部40の操作ボタン132をタッチするか、図3に示した操作部42の地区音響一時停止スイッチ64を操作すると、地区音響装置からの音響出力を一時停止する制御が行われると共に、受信機10の液晶表示部40は、復旧ボタンを設けた所定の復旧画面(図示せず)に切り替わる。
そこで、感知器が作動した原因を取り除いて復旧画面の復旧ボタンにタッチするか、図3に示した操作部42の小扉45を開いて復旧スイッチ66を操作すると、受信機10を通常監視状態に復旧させる制御が行われる。
このような液晶表示部40又は操作部42による操作は、従来の受信機10と同じ操作となるが、本実施形態にあっては、受信機10に設けた音声認識制御部52の機能により、例えば、図9(B)の火災警報画面128を画面表示した状態で、操作釦130の操作部位を示す所定の言葉、例えば「はい」をマイク44から入力すると、この音声信号を認識し、そのとき受信機10で設定している連動停止や移報停止が自動的に解除される火災断定の制御が行われる。
(火災警報画面に対応した操作メニュー構成)
図9(B)のメニュー選択欄114に示した操作メニューの構成は、図10に示すように、メニューDの下にメニューD11〜D15として、防排煙制御、停止、表示盤、遠隔操作、操作をする、を並列的に配置している。なお、メニューD15の操作をするは、図8に示した日常管理のメニューCにリンクする。
メニューD11の下にはメニューD21,D22として、ブロック制御、回線制御、を配置している。メニューD12の下には、メニューD23〜D25として、連動・移報停止、音響停止、プリンタ印字停止、を配置している。メニューD13の下にはメニューD26〜D28として、呼出し、音響停止、移報停止、を配置している。
メニューD14の下にはメニューD29,D210として、発報情報表示、受信機操作、を配置し、メニューD210の下にはメニューD31〜D36として、保守主音響停止、保守付属音響停止、障害音響停止、停電音響停止、地区音響一時停止、復旧、を配置している。
この図10に示した操作メニューの構成にあっては、メニューD36の遠隔操作による復旧を、画面操作により画面表示するためには、メニューD14,D210及びD36を順次選択する操作を必要とする。
これに対し受信機10に設けた音声認識制御部52の機能により、例えば、図10のメニューD36の遠隔操作による復旧を示す所定の言葉をマイク44から入力すると、この音声信号を認識し、例えば図9(B)に示す火災警報画面128から例えば図10のメニューD36の表示画面に1回で切り替わる。
[音声認識制御部]
図11は受信機に設けた音声認識制御部の機能構成を示したブロック図、図12は図11の認識音声記憶部に記憶している音声認識メニュー情報を一覧形式で示した説明図、図13は受信機制御部に記憶しているスイッチ制御情報と図11の認識音声記憶部に記憶している基準音声認識情報を一覧形式で示した説明図である。
図11に示すように、音声認識制御部52は、音声入力部78、音声認識部80、雛形記憶部82、単語変換部84、単語辞書部86、メニュー認識制御部88及び基準認識音声記憶部90を備える。
(音声入力によるメニュー選択制御)
音声入力部78は、マイク44から音声信号を入力してAD変換により音声データに変換し、音声認識部80に出力する。音声認識部80は、入力音声波形データを、雛形記憶部82に予め記憶しているひらがな56文字を含む各文字の雛形波形データと比較し、音声データをひらがな文字列に変換する。この音声認識による波形比較は、音声波形データにつき所定の多次元数学値への変換を行い、多次元ベクトルの比較照合などの所定の音声認識方法により、音声データをひらがな文字列に変換する。
単語変換部84は、音声認識部80から入力したひらがな文字列を、単語辞書部86に登録したひらがな単語と漢字単語との対応関係を参照して、漢字入り文字列に変換する。
メニュー認識制御部88は、単語変換部84から得られた音声認識結果を示す漢字入り文字列を、基準認識音声記憶部90に記憶した基準認識音声と比較し、照合一致が得られた認識音声に対応した選択メニュー情報を取得して、メニューの選択表示を指示する。
(音声認識メニュー選択情報)
図11の基準認識音声記憶部90には、図12に示す音声認識メニュー選択情報100が予め記憶されている。音声認識メニュー選択情報100は、図6乃至図8に示した操作メニューに対応しており、アドレスに続いて、各操作メニューの認識に必要な基準認識音声を格納し、続いて、基準認識音声に対応した選択メニューを示すコードを格納している。
例えば音声認識メニュー選択情報100のアドレス000〜0004には、図6のメニューA11,A21〜A24の各メニューを示す基準認識音声の漢字入り文字列として、操作の練習、
「練習 火災」、
「練習 火災の恐れ」、
「練習 ガス漏れ」、
「練習 障害」
を格納している。
このため防災管理者は、図4に示した防災設備監視中画面92の表示状態で、例えば「れんしゅう かさい」の言葉をマイク44から入力すると、この音声信号が図11の音声入力部78、音声認識部82及び単語変換部84の処理により漢字入り文字列「練習 火災」に変換され、メニュー認識選択部88で図12に示した基準認識音声記憶部90に記憶している音声認識メニュー選択情報100の基準認識音声と比較され、アドレス001の認識音声に照合一致することで、選択メニューとしてメニューA21が得られ、音声認識したメニューA21の画面に切替えることができる。
(音声入力によるスイッチ制御)
図11に示した音声認識制御部52は、操作メニューに表示しているスイッチ操作釦の内容を示す音声入力を音声認識してスイッチ操作に対応した制御を行う機能を備える。
このため図1の受信機制御部34のメモリには、例えば図13(A)に示すスイッチ制御情報101を予め記憶しており、また図11の基準認識音声記憶部90に図13(B)に示す音声認識基準情報102を予め記憶している。
図13(A)のスイッチ制御情報101は、アドレス、スイッチ名、制御ビット及び定位等から構成している。この例では、アドレス301〜306に、図3の操作部42に設けた断定スイッチ60、音響停止スイッチ62、地区音響一時停止スイッチ64、復旧スイッチ66、地区音響一斉鳴動スイッチ68、一括連動移報停止スイッチ70を登録しており、何れのスイッチも操作していない場合、制御ビットは全てビット0となっている。また、定位の情報は、断定スイッチ、音響停止スイッチ、地区音響一時停止スイッチ、復旧スイッチ及び一括連動移報停止スイッチは停止解除であり、地区音響一斉鳴動スイッチは停止となっている。
図13(B)の音声認識基準情報102は、アドレス、基準認識音声及び制御アドレスで構成している。基準認識音声には、図3の操作部42に設けた断定スイッチ60、音響停止スイッチ62、地区音響一時停止スイッチ64、復旧スイッチ66、地区音響一斉鳴動スイッチ68、一括連動移報停止スイッチ70に対応した漢字入り文字列を記憶している。
例えば、音響停止スイッチ64に対応した音声入力としては、「音響停止」や「警報 停止」が想定されることから、これを基準認識音声としてアドレス401,402に記憶しており、制御アドレスは両方とも図13(A)の音響停止スイッチのアドレス301を記憶している。
図11のメニュー認識制御部88は、例えば「おんきょう ていし」の言葉をマイク44から入力すると、この音声信号が図11の音声入力部78、音声認識部80及び単語変換部84の処理により漢字入り文字列「音響停止」に変換され、メニュー認識選択部88で図13(B)に示した基準認識音声記憶部90に記憶している音声認識基準情報102の基準認識音声と比較され、アドレス401の認識音声に照合一致することで、照合一致したアドレス401に格納している制御アドレス301を取得し、図13(A)のスイッチ制御情報101のアドレス301の制御ビットをそれまでのビット0からビット1に書き替える。
図1の受信機制御部34は周期的に図13(A)のスイッチ制御情報101を参照しており、音響停止スイッチの制御ビットがビット1に変化したことで、音響停止スイッチの操作が行われたと判断し、受信機10から出力している例えば火災音響警報(主音響警報)を停止する制御を行う。
この点は、図13(B)に示す他の基準認識音声についても同様であり、例えば、断定スイッチ60の音声入力については、[火災断定]、「ガス漏れ断定」及び「断定」の3パターンを基準認識音声として記憶しており、何れかの音声入力を認識すると、制御アドレス302を取得し、図13(A)のスイッチ制御情報101のアドレス302の制御ビットをそれまでのビット0からビット1に書き替えることになる。
なお、認識音声によりスイッチ制御テーブル101の制御ビットを書き替えることにより、音声入力に対応した制御を行う手法は、一例であり、単語の並び替えに対応するなど必要に応じて認識音声から対応する制御を行う適宜の手法をとることができる。
(音声入力による受信機制御)
図14は音声入力による受信機の制御動作を示したタイムチャートである。図14に示すように、受信機10を電源投入により立ち上げると、ステップS1で所定の初期化処理を行った後、ステップS2の火災監視処理に入る。火災監視中に図3に示した音声入力スイッチ76の操作をステップS3で検出すると、ステップS4に進んで音声認識動作を起動し、続いて、ステップS5で音声警報部46のスピーカから例えば「ピッ」といった音声入力開始音を出力する。
この音声入力開始音を聞いた防災担当者は、マイク44に向けて所定の操作を示す言葉を発して音声入力する。このとき液晶表示部40にはバーグラフ等により音量が表示され、バーグラフの目盛に示された適正音量の表示位置を見ることで、音声認識に必要な適正音量による音声入力が可能となる。
防災担当者が音声入力を行うと、ステップS6でマイク44から音声信号を入力して音声認識制御部52により音声認識を実行し、ステップS7で音声認識成功を判別するとステップS8で音声認識結果と確認応答のガイダンスを音声出力する。このガイダンスの音声出力は、例えば「○○制御ですね よろしければ はい まちがっている場合は いいえ と言ってください」とする。なお、音声ガイダンスではなく、液晶表示部40にガイダンス表示をしても良く、音声ガイダンス・ガイダンス表示をともに行っても良い。
音声ガイダンスを受けた防災担当者が確認応答を音声入力すると、ステップS9で音声入力による確認応答を認識し、ステップS10で操作メニューの選択であることを判別するとステップS11に進んで、認識結果に基づく操作メニューの選択表示を行う。
また、ステップS10でスイッチ操作指示であることを判別すると、ステップS12に進んで音声認識結果に基づく制御を行い、ステップS13で音声操作の正常終了を報知してステップS2の火災監視処理に戻る。
一方、ステップS7で音声認識の不成功を判別した場合は、ステップS14で音声再入力を促す音声ガイダンスを行ってステップS6に戻り、音声再入力を待つ。
(音声認識のチュートリアル機能)
また、受信機10の音声認識制御部52は、音声入力訓練モードを設定した場合に、受信機10に設けたマイク44からの音声信号を認識して認識結果を示す文字列を表示する所謂チュートリアル機能を備える。
このような音声認識のチュートリアル機能により、受信機10に話しかけて音声認識により制御を行う最適な方法を学ぶことができ、マイクからの最適な距離や発生音量を理解し経験できるため、音声回路の自動利得制御(AGC)でコントロールできる範囲の適正な音量での入力を可能とし、適正音量による入力でエコーやハウリング等による不都合も防止できる。
(外部装置による音声認識機能)
また、受信機10に設けた音声認識制御部52の音声認識を、インターネット等のネットワークを介して接続した外部のサーバ等に設けた音声認識エンジンにより行うようにしても良い。このようにインターネット上に存在するサーバの高度な音声認識エンジンを利用することで、精度の高い認識結果を得て受信機10を音声入力により制御することが可能となり、また、受信機10による音声認識動作を不要とすることで、受信機10の処理負担を低減できる。
[本発明の変形例]
上記の実施形態は、R型防災監視設備の受信機を例にとっているが、P型防災監視設備の受信機についても、同様に適用することができる。
また、上記の実施形態による音声入力による受信機制御では、音声認識結果を利用者に報知し、利用者による確認応答を受けて制御するようにしているが、利用者に確認応答を求めることなく、音声認識結果に基づき直接対応した制御を行うようにしても良い。
また、音声認識結果の候補を複数表示し、利用者に選択させるようにしても良い。
また、防災設備の動作情報に基づき、動作中の防災設備によって発生する音の成分について音声入力から除去・減衰する仕組みを設けても良い。
また本発明は、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
10:受信機
11:受信機パネル
12:伝送路
14:アナログ感知器
16:中継器
18:火報回線
20:オンオフ感知器
22:発信機
24:ガス漏れ検出器
26:防火シャッター
28:防火戸
30:ダンパ
32:アラーム弁
34:受信機制御部
36−1,36−2:伝送部
38:表示部
40:液晶表示部
42:操作部
44:マイク
45:小扉
46:音響警報部
48:移報部
50:プリンタ
52:音声認識制御部
54:メニュー表示制御部
56:操作メニュー記憶部
58:音響孔
60:断定スイッチ
62:音響停止スイッチ
64:地区音響一時停止スイッチ
66:復旧スイッチ
68:地区音響一斉鳴動スイッチ
70:一括連動移報停止スイッチ
72:電話ジャック
74:状態表示部
76:音声入力スイッチ
78:音声入力部
80:音声認識部
82:雛形記憶部
84:単語変換部
86:単語辞書部
88:メニュー認識制御部
90:基準認識音声記憶部
100:音声認識メニュー選択情報
102:スイッチ制御情報
104:音声認識基準情報

Claims (7)

  1. 警戒区域に引き出された信号線に接続した検出器からの異常検出信号を受信して警報を出力すると共に、前記信号線に接続した機器に制御信号を送信して制御する防災監視設備の受信機に於いて、
    開始メニューから最終メニューに向けて複数段階に枝分かれしたメニュー木構造により複数の操作メニューを記憶したメニュー記憶部と、
    前記メニュー記憶部に記憶した操作メニューを画面に表示し、前記操作メニューに表示した所定の操作部位の操作を検出して対応する制御を行わせるメニュー表示制御部と、
    前記メニュー木構造の中の所定の操作メニューを示すマイクからの音声入力による音声信号を認識した場合に、前記メニュー表示制御部に音声認識した操作メニューを画面表示させる音声認識制御部と、
    を設けたことを特徴とする防災監視設備の受信機。
  2. 請求項1記載の防災監視設備の受信機に於いて、前記音声認識制御部は、前記表示操作部により所定の操作メニューを画面表示した状態で、前記所定の操作メニューに表示している操作部位を示す音声信号を認識した場合に、当該認識結果に対応した制御を行わせることを特徴とする防災監視設備の受信機。
  3. 請求項1記載の防災監視設備の受信機に於いて、前記音声認識制御部は、音声入力スイッチの操作による音声入力開始信号を検出した場合に、音声認識動作を開始して音声入力の開始音を出力させることを特徴とする防災監視設備の受信機。
  4. 請求項1記載の防災監視設備の受信機に於いて、
    前記音声認識制御部は、マイクからの音声入力による音声信号の認識に成功して対応する制御を行った場合に正常終了を報知させ、前記音声信号の認識に失敗した場合に、音声の再入力を報知させることを特徴とする防災監視設備の受信機。
  5. 請求項1記載の防災監視設備の受信機に於いて、
    前記音声認識制御部は、マイクからの音声入力による所定の操作指示を示す音声信号の認識に成功した場合に認識の成功を報知させるか、及びまたは認識に成功した場合に前記認識結果を報知させ、マイクからの音声入力による所定の確認応答を示す音声信号を認識した場合に前記操作指示を示す音声信号の認識結果に対応した制御を行わせることを特徴とする防災監視設備の受信機。
  6. 請求項1記載の防災監視設備の受信機に於いて、前記音声認識制御部は、前記マイクから入力した音声の大きさを示す音量を表示させることを特徴とする防災監視設備の受信機。
  7. 請求項1記載の防災監視設備の受信機に於いて、前記音声認識制御部の音声認識を、ネットワークを介して接続した外部の音声認識装置により行うようにしたことを特徴する防災監視設備の受信機。
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