JP2020134343A - 自動車衝突模擬試験用台車、自動車衝突模擬試験装置、及び自動車衝突模擬試験方法 - Google Patents

自動車衝突模擬試験用台車、自動車衝突模擬試験装置、及び自動車衝突模擬試験方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2020134343A
JP2020134343A JP2019028892A JP2019028892A JP2020134343A JP 2020134343 A JP2020134343 A JP 2020134343A JP 2019028892 A JP2019028892 A JP 2019028892A JP 2019028892 A JP2019028892 A JP 2019028892A JP 2020134343 A JP2020134343 A JP 2020134343A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
simulation test
collision simulation
electromagnet
thread
predetermined direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019028892A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7249806B2 (ja
Inventor
隼人 西村
Hayato Nishimura
隼人 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Machinery Systems Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Machinery Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Machinery Systems Co Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Machinery Systems Co Ltd
Priority to JP2019028892A priority Critical patent/JP7249806B2/ja
Priority to KR1020217025443A priority patent/KR102568287B1/ko
Priority to PCT/JP2020/001363 priority patent/WO2020170665A1/ja
Priority to CN202080014316.XA priority patent/CN113424037A/zh
Publication of JP2020134343A publication Critical patent/JP2020134343A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7249806B2 publication Critical patent/JP7249806B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M17/00Testing of vehicles
    • G01M17/007Wheeled or endless-tracked vehicles
    • G01M17/0078Shock-testing of vehicles
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M7/00Vibration-testing of structures; Shock-testing of structures
    • G01M7/08Shock-testing

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)
  • Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)

Abstract

【課題】テーブルの着脱に要する手間及び時間を削減することで、自動車衝突模擬試験を効率よく行う。【解決手段】スレッド10は、磁性体を含み供試体が配置されたテーブル16を搭載可能であり、水平面に沿った所定方向に配置されたレール31上を移動可能なスレッド本体11と、スレッド本体11に設けられ、磁力によりテーブル16を固定させる電磁石部13とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、自動車衝突模擬試験用台車、自動車衝突模擬試験装置、及び自動車衝突模擬試験方法に関する。
自動車衝突模擬試験装置としては、例えば、下記特許文献1に記載されたものがある。特許文献1に記載の自動車衝突模擬試験装置は、供試体を搭載可能であり、水平な前後方向に沿ったレール上を移動するスレッドと、該スレッドに向けてピストンを打ち出し可能な発射装置と、を備えている。
特開2012−002699号公報
特許文献1に記載の自動車衝突模擬試験装置において、スレッドに供試体を搭載する際には多数のボルトを取り付けて供試体又はテーブルをスレッドに固定する必要があった。供試体を取り外す際も同様に、多数のボルトを取り外す必要があった。そのため、テーブルの着脱に手間及び時間が掛かっていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、テーブルの着脱に要する手間及び時間を削減することで、自動車衝突模擬試験を効率よく行うことが可能な自動車衝突模擬試験用台車、自動車衝突模擬試験装置、及び自動車衝突模擬試験方法を提供することを目的とする。
本発明の態様に係る自動車衝突模擬試験用台車は、磁性体を含み供試体が配置されたテーブルを搭載可能であり、水平面に沿った所定方向に配置されたレール上を移動可能な台車本体と、前記台車本体に設けられ、磁力により前記テーブルを固定させる電磁石部とを備える。
したがって、電磁石部を作動する場合には磁力によりテーブルを台車本体に固定することができ、電磁石部の作動を停止する場合にはテーブルの固定状態を解消することができる。このため、多数のボルトを締結又は締結解除する場合に比べて、手間及び消費時間を削減することができる。これにより、自動車衝突模擬試験を効率よく行うことができる。
また、前記台車本体は、前記所定方向に延びる直線部を、前記所定方向に直交し水平面に沿った方向に複数有し、前記電磁石部は、複数の前記直線部のそれぞれに、前記所定方向に並んだ状態で複数配置されてもよい。
したがって、複数の直線部のそれぞれに所定方向に並んだ状態で電磁石部を複数配置することで、テーブルを台車本体により確実に固定することができる。
また、前記台車本体は、前記テーブルに着脱可能であり、装着状態で前記テーブルを保持するクランプ部を有してもよい。
したがって、クランプ部によりテーブルを台車本体により確実に固定することができる。
また、前記クランプ部の着脱を切り替える油圧機構を備えてもよい。
したがって、クランプ部の着脱状態を油圧機構により自動的に切り替えることができるため、作業の効率化を図ることができる。また、油圧機構による大きな力でテーブルを保持することが可能となる。
また、前記台車本体は、前記テーブルを配置する領域とは異なる所定領域を覆う磁気シールド部を有してもよい。
したがって、磁気シールド部で覆われた箇所に、計測機器等、磁力の影響を受けやすい機器を配置することができる。
本発明の態様に係る自動車衝突模擬試験装置は、水平面に沿った所定方向に配置されたレールと、前記レール上を移動可能な、上記の自動車衝突模擬試験用台車と、前記自動車衝突模擬試験用台車を前記所定方向に打ち出す発射装置と、所定の入力に基づいて前記自動車衝突模擬試験用台車を前記所定方向に打ち出すように前記発射装置を制御し、前記発射装置による打ち出し開始のタイミングよりも所定期間前に前記電磁石部を作動させ、前記台車本体の打ち出しが完了した後に前記電磁石部の作動を停止させる制御装置とを備える。
したがって、電磁石部によりテーブルの固定状態を切り換え可能な自動車衝突模擬試験用台車が用いられるため、テーブルの設置又は撤去に要する手間及び消費時間を削減することができる。これにより、自動車衝突模擬試験を効率よく行うことができる。
また、前記テーブルの固定状態を検出する検出部を更に備え、前記制御装置は、前記電磁石部を作動させてから前記打ち出し開始のタイミングまでの間に、前記検出部の検出結果が所定の基準を満たすか否かを判定し、前記所定の基準を満たさないと判定した場合には、前記発射装置による打ち出しを行わないように制御してもよい。
したがって、検出部の検出結果が所定の基準を満たしていない場合に、発射装置による打ち出しを行わせないため、例えばテーブルの固定状態が不十分である場合に打ち出しを行わないようにすることができる。
本発明の態様に係る自動車衝突模擬試験方法は、水平面に沿った所定方向に配置されたレール上を移動可能であり、磁性体を含み供試体が配置されたテーブルを搭載し、磁力により前記テーブルを固定させる電磁石部を有する台車を、前記レール上に配置することと、前記レール上配置された前記自動車衝突模擬試験用台車を、発射装置により前記所定方向に打ち出すことと、前記自動車衝突模擬試験用台車を打ち出す際に、打ち出し開始のタイミングよりも所定期間前に前記電磁石部を作動させ、前記台車本体の打ち出しが完了した後に前記電磁石部の作動を停止させることとを含む。
したがって、電磁石部によりテーブルの固定状態を切り換え可能な自動車衝突模擬試験用台車が用いられるため、テーブルの設置又は撤去に要する手間及び消費時間を削減することができる。これにより、自動車衝突模擬試験を効率よく行うことができる。
本発明の態様によれば、テーブルの着脱に要する手間及び時間を削減することで、自動車衝突模擬試験を効率よく行うことが可能となる。
図1は、本実施形態に係る自動車衝突模擬試験装置の一例を示す概略構成図である。 図2は、スレッドの一例を示す平面図である。 図3は、スレッドの一例を示す側面図である。 図4は、自動車衝突模擬試験装置の動作の流れを示すフローチャートである。 図5は、変形例に係るスレッドを示す平面図である。 図6は、変形例に係るスレッドを示す側面図である。 図7は、変形例に係るスレッドの他の例を示す側面図である。
以下、本発明に係る自動車衝突模擬試験用台車、自動車衝突模擬試験装置、及び自動車衝突模擬試験方法の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。本実施形態では、発射装置20によるスレッド10の打ち出し方向を前後方向(所定方向)の後方とし、後方の反対方向を前方とする。また、後方から前方を見た場合の左右を左右方向とし、左手方向を左方、右手方向を右方とする。また、水平面に直交する方向を上下方向とし、上側を上方、下側を下方とする。
図1は、本実施形態に係る自動車衝突模擬試験装置100の一例を示す概略構成図である。図1に示すように、自動車衝突模擬試験装置100は、スレッド(自動車衝突模擬試験用台車)10と、発射装置20と、レール部30と、制御装置40とを備えている。
スレッド10は、スレッド本体(台車本体)11と、スライダ12と、電磁石部13と、磁気シールド部14とを備えている。図2は、スレッド10の一例を示す平面図である。図3は、スレッド10の一例を示す側面図である。図2及び図3に示すように、スレッド本体11は、所定厚さを有する板材を有する骨組材である。
スレッド本体11は、上面にテーブル16を介して供試体15を搭載可能となっている。テーブル16は、磁性体を含む材料を用いて形成される。テーブル16は、例えば平板状である。供試体15は、テーブル16上に配置される。供試体15は、例えば骨格のみを有する自動車、所謂、ホワイトボディであって、シート、ステアリング、エアバッグ、シートベルトなどの装備品が装着されると共に、ダミーが装着される。
スレッド本体11は、基部11aと、直線部11bと、連結部11cとを有する。基部11aは、スレッド本体11の前部に設けられる。基部11aは、左右方向に長手となっている。基部11aの上面には、計測機器配置領域11dが設定される。計測機器配置領域11dには、例えば模擬試験における供試体15の状態等を検出するための歪式センサ、アンプ等の計測機器が配置される。
直線部11bは、基部11aから後方に延びた状態で設けられる。直線部11bは、左右方向に2本並んだ状態で配置される。連結部11cは、2本の直線部11bの間を連結する。連結部11cは、例えば2本の直線部11bのうち、後端同士を連結する部分と、前後方向の中央部同士を連結する部分とを有する。
スライダ12は、スレッド本体11の底面に配置される。スライダ12は、レール部30の2本のレール31上を滑りながら移動する。スライダ12は、例えばスレッド本体11の底面において4つの角部に対応する位置に1つずつ配置されるが、これに限定されない。
電磁石部13は、磁力によりテーブル16を固定させる。電磁石部13は、スレッド本体11の直線部11bに配置される。電磁石部13は、2本の直線部11bのそれぞれについて、前後方向に所定間隔を空けて並んだ状態で複数配置される。各直線部11bに配置される複数の電磁石部13は、例えば均一な間隔に配置されてもよいし、互いに異なる間隔に配置されてもよい。電磁石部13は、例えば直線部11bの上面に配置されてもよい。また、直線部11bの上面に凹部が形成された構成とし、電磁石部13が当該凹部内に配置されてもよい。各電磁石部13には、それぞれコイルが配置される。コイルに電流を流すことにより、各電磁石部13において磁気が発生する。この磁気により、磁性体を含むテーブル16がスレッド本体11に吸着された状態で固定される。
磁気シールド部14は、例えば矩形の箱状であり、パーマロイ材等の磁性合金を用いて形成される。計測機器配置領域11dに配置される計測機器は、磁気シールド部14によって覆われる。磁気シールド部14は、例えば電磁石部13で発生する磁気の影響が計測機器に及ぶことを抑制する。
発射装置20は、装置本体21と、ピストンロッド22とを有する。装置本体21は、例えば油圧によりピストンロッド22を駆動する油圧機構を有する。ピストンロッド22は、装置本体21の駆動によって前後方向に移動し、スレッド本体11に対して後方に加速度を付与する。
レール部30は、上述の2本のレール31を有する。レール31は、スレッド本体11を案内する。レール31は、エアパレット33に接続される。エアパレット33は、レール31にそれぞれ接続される接続レール34を有する。エアパレット33は、接続レール34上にスレッド本体11を載置した状態で外部との間で搬送可能である。また、エアパレット33の後方には、ストッパ36が配置される。ストッパ36は、スレッド本体11の後方への移動を規制する。
また、2本のレール31の間には、スレッド移動装置32が配置される。スレッド移動装置32は、チェーン32aと、チェーン駆動部32bとを有する。チェーン32aは、レール31の前側端部と後側端部との間に亘って巻かれている。チェーン32aは、例えば連結部17を介してスレッド10と連結可能である。チェーン32aは、スレッド10に連結された状態で、チェーン駆動部32bにより回転されることにより、スレッド10を回転方向に移動可能である。
制御装置40は、上記のスレッド10及び発射装置20の動作を制御する。制御装置40は、発射装置制御部41と、スレッド制御部42と、移動制御部43とを有する。発射装置制御部41は、発射装置20の装置本体21の動作を制御する。スレッド制御部42は、電磁石部13の動作を制御する。移動制御部43は、スレッド移動装置32の動作を制御する。制御装置40には、例えば作業者が自動車衝突模擬試験装置100を操作したり、情報の入力を行ったりするための入力装置44が接続される。
次に、上記のように構成された自動車衝突模擬試験装置100の動作を説明する。図4は、自動車衝突模擬試験装置100の動作の流れを示すフローチャートである。まず、供試体15が配置されたテーブル16をスレッド10に搭載し、この状態でスレッド10をエアパレット33からレール31上に配置する(ステップS10)。そして、移動装置32によりスレッド10をレール31に沿って試験開始位置P1に移動させる(ステップS20)。試験開始位置P1では、テーブル16の位置決めを行い、計測機器配置領域11dに配置される各種計測機器の準備を行う。
その後、制御装置40は、作業者により入力装置44に試験開始の指示が入力されるまで待機する(ステップS30、S30のNo)。入力装置44に試験開始の指示が入力された場合(ステップS30のYes)、発射装置制御部41は、発射装置20にスレッド10の打ち出しを行うか否かの打ち出し判定処理を行わせる。打ち出し判定処理は、例えば自動車衝突模擬試験装置100の各部において正常な打ち出しを妨げる事象等が生じていないかを判定する。打ち出し判定処理は、例えば数秒程度行われる。この打ち出し判定処理の期間に、スレッド制御部42は、電磁石部13を作動させる(ステップS40)。ステップS40により、スレッド10の打ち出し開始までの間に、電磁石部13によって磁気が発生し、テーブル16が磁力によってスレッド本体11に固定される。したがって、作業者は、例えばボルト等の取り付けを行うことなく、スレッド10にテーブル16を固定させることができる。
打ち出し判定期間が完了し、打ち出し開始のタイミングが到達した場合、発射装置制御部41は、発射装置20の装置本体21を制御し、試験開始位置P1に配置されるスレッド10に対して後方に加速度を付与することで、スレッド10を打ち出す(ステップS50)。スレッド10は、ブレーキ装置のブレーキピストンによりスライダ12がレール31から浮上し、ブレーキパッドによりレール31が上下からクランプされた状態で後方に移動する。このスレッド本体11は、ブレーキパッドとレール31との間の摩擦により、徐々に速度が低下して停止する。
スレッド制御部42は、スレッド10が打ち出された後、スレッド10が停止したか否かを判定する(ステップS60、ステップS60のNo)。この判定は、例えばスレッド10に不図示の加速度センサ又は速度センサ等を配置しておき、当該センサの検出結果に基づいて行うことができる。スレッド制御部42は、スレッド10が停止したと判定した場合(ステップS60のYes)、電磁石部13の作動を停止させる(ステップS70)。この動作により、電磁石部13による磁気が低下し、テーブル16の固定が解除される。テーブル16の固定が解除された後、作業者は、例えばボルト等の取り外しを行うことなく、スレッド10からテーブル16を撤去させることができる。
以上のように、本実施形態に係るスレッド10は、磁性体を含み供試体が配置されたテーブル16を搭載可能であり、水平面に沿った所定方向に配置されたレール31上を移動可能なスレッド本体11と、スレッド本体11に設けられ、磁力によりテーブル16を固定させる電磁石部13とを備える。
したがって、電磁石部13を作動する場合には磁力によりテーブル16をスレッド本体11に固定することができ、電磁石部13の作動を停止する場合にはテーブル16の固定状態を解消することができる。このため、多数のボルトを締結又は締結解除する場合に比べて、手間及び消費時間を削減することができる。これにより、自動車衝突模擬試験を効率よく行うことができる。
上記本実施形態に係るスレッド10において、スレッド本体11は、所定方向に延びる直線部11bを、所定方向に直交し水平面に沿った方向に複数有し、電磁石部13は、複数の直線部11bのそれぞれに、所定方向に並んだ状態で複数配置される。したがって、複数の直線部11bのそれぞれに所定方向に並んだ状態で電磁石部13を複数配置することで、テーブル16をスレッド本体11により確実に固定することができる。
上記本実施形態に係るスレッド10において、スレッド本体11は、テーブル16を配置する領域とは異なる計測機器配置領域11dを覆う磁気シールド部を有する。したがって、磁気シールド部で覆われた箇所に、計測機器等、磁力の影響を受けやすい機器を配置することができる。
本実施形態に係る自動車衝突模擬試験装置100は、水平面に沿った所定方向に配置されたレール31と、レール31上を移動可能な、上記のスレッド10と、スレッド10を所定方向に打ち出す発射装置20と、所定の入力に基づいてスレッド10を所定方向に打ち出すように発射装置20を制御し、発射装置20による打ち出し開始のタイミングよりも所定期間前に電磁石部13を作動させ、スレッド本体11の打ち出しが完了した後に電磁石部13の作動を停止させる制御装置40とを備える。
本発明の態様に係る自動車衝突模擬試験方法は、水平面に沿った所定方向に配置されたレール31上を移動可能であり、磁性体を含み供試体が配置されたテーブル16を搭載し、磁力によりテーブル16を固定させる電磁石部13を有する台車を、レール31上に配置することと、レール31上配置されたスレッド10を、発射装置20により所定方向に打ち出すことと、スレッド10を打ち出す際に、打ち出し開始のタイミングよりも所定期間前に電磁石部13を作動させ、スレッド本体11の打ち出しが完了した後に電磁石部13の作動を停止させることとを含む。
したがって、電磁石部13によりテーブル16の固定状態を切り換え可能なスレッド10が用いられるため、テーブル16の設置又は撤去に要する手間及び消費時間を削減することができる。これにより、自動車衝突模擬試験を効率よく行うことができる。
本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。図5及び図6は、変形例に係るスレッド10Aの一例を示す図である。図5は平面図、図6は側面図である。図5及び図6に示すように、スレッド10Aは、クランプ部17を有してもよい。
クランプ部17は、スレッド本体11の上面に配置される。クランプ部17は、テーブル16に着脱可能であり、テーブル16に装着された状態で当該テーブル16を保持する。クランプ部17は、例えば作業者が手作業で装着状態と装着解除状態とを切り替え可能であってもよい。また、クランプ部17は、制御装置40の制御によって装着状態と装着解除状態とを切り替え可能であってもよい。クランプ部17をテーブル16に装着することにより、テーブル16は、電磁石部13の磁力と共に、クランプ部17の把持力によってスレッド本体11に固定される。また、クランプ部17により、テーブル16の水平方向へのズレを抑制することができる。このため、テーブル16をスレッド本体11により確実に固定することができる。更に、クランプ部17により、例えば電磁石部13への電源が遮断される場合でも、テーブル16を固定することができる。
図7は、変形例に係るスレッド10Bの一例を示す図である。図7に示すように、クランプ部17は、例えば油圧機構18により着脱を切り替え可能であってもよい。油圧機構18は、油圧駆動源18aと、油圧伝達部18bとを有する。油圧駆動源18aは、例えば制御装置40により制御可能である。この構成では、クランプ部17の着脱状態を油圧機構18により自動的に切り替えることができるため、作業の効率化を図ることができる。また、油圧機構18による大きな力でテーブル16を保持することが可能となる。
また、上記実施形態において、電磁石部13によるテーブル16の固定状態を検出する検出部が設けられてもよい。このような検出部としては、例えば磁気センサ等が挙げられる。この場合、磁気センサをスレッド本体11に配置することで、電磁石部13からの磁気を検出可能である。また、スレッド制御部42が、電磁石部13に供給される電流を検出し、検出した電流値に基づいて電磁石部13で生じる時期を推測してもよい。テーブル16の固定状態は、例えば電磁石部13から生じる磁気の強さに基づいて推定することが可能である。つまり、電磁石部13から生じる磁気が強いほど、テーブル16が強く固定されると考えることができる。また、電磁石部13から生じる磁気が弱いほど、テーブル16の固定が弱いと考えることができる。
そこで、制御装置40は、打ち出し判定が行われる期間に、検出部の検出結果が所定の基準を満たすか否かを判定する。この場合、制御装置40は、電磁石部13から生じる磁気の強さが所定の閾値以上であるか否かを判定する。磁気の強さが所定の閾値以上である場合、所定の基準を満たすと判定する。一方、制御装置40は、磁気の強さが所定の閾値未満である場合、所定の基準を満たさないと判定する。そして、制御装置40は、所定の基準を満たさないと判定した場合には、発射装置20による打ち出しを行わないように制御する。この動作により、例えばテーブル16の固定状態が不十分である場合に打ち出しを行わないようにすることができる。
また、上記実施形態では、電磁石部13を用いてテーブル16をスレッド本体11に固定する例を挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、一部の電磁石部13に代えて、又は電磁石部13に加えて、ボルトによりテーブル16をスレッド本体11に固定してもよい。この場合、テーブル16を全てボルトにより固定する場合に比べて、ボルトの本数を減らすことができるため、テーブルの着脱に要する手間及び時間を削減することができる。
また、上記実施形態では、スレッド10が打ち出された後、スレッド制御部42によって停止したと判定された場合に、電磁石部13の作動が停止する場合を例に挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、スレッド10が停止した場合、作業者が手動で電磁石部13の作動を停止させてもよい。
10,10A,10B スレッド
11 スレッド本体
11a 基部
11b 直線部
11c 連結部
11d 計測機器配置領域
12 スライダ
13 電磁石部
14 磁気シールド部
15 供試体
16 テーブル
17 クランプ部
18 油圧機構
18a 油圧駆動源
18b 油圧伝達部
20 発射装置
21 装置本体
22 ピストンロッド
30 レール部
31 レール
32 スレッド移動装置,移動装置
33 エアパレット
34 接続レール
36 ストッパ
40 制御装置
41 発射装置制御部
42 スレッド制御部
43 移動制御部
44 入力装置
100 自動車衝突模擬試験装置
P1 試験開始位置

Claims (8)

  1. 磁性体を含み供試体が配置されたテーブルを搭載可能であり、水平面に沿った所定方向に配置されたレール上を移動可能な台車本体と、
    前記台車本体に設けられ、磁力により前記テーブルを固定させる電磁石部と
    を備える自動車衝突模擬試験用台車。
  2. 前記台車本体は、前記所定方向に延びる直線部を、前記所定方向に直交し水平面に沿った方向に複数有し、
    前記電磁石部は、複数の前記直線部のそれぞれに、前記所定方向に並んだ状態で複数配置される
    請求項1に記載の自動車衝突模擬試験用台車。
  3. 前記台車本体は、前記テーブルに着脱可能であり、装着状態で前記テーブルを保持するクランプ部を有する
    請求項1又は請求項2に記載の自動車衝突試験装置用台車。
  4. 前記クランプ部の着脱を切り替える油圧機構を備える
    請求項3に記載の自動車衝突模擬試験用台車。
  5. 前記台車本体は、前記テーブルを配置する領域とは異なる所定領域を覆う磁気シールド部を有する
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の自動車衝突模擬試験用台車。
  6. 水平面に沿った所定方向に配置されたレールと、
    前記レール上を移動可能な、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の自動車衝突模擬試験用台車と、
    前記自動車衝突模擬試験用台車を前記所定方向に打ち出す発射装置と、
    所定の入力に基づいて前記自動車衝突模擬試験用台車を前記所定方向に打ち出すように前記発射装置を制御し、前記発射装置による打ち出し開始のタイミングよりも所定期間前に前記電磁石部を作動させ、前記台車本体の打ち出しが完了した後に前記電磁石部の作動を停止させる制御装置と
    を備える自動車衝突模擬試験装置。
  7. 前記テーブルの固定状態を検出する検出部を更に備え、
    前記制御装置は、前記電磁石部を作動させてから前記打ち出し開始のタイミングまでの間に、前記検出部の検出結果が所定の基準を満たすか否かを判定し、前記所定の基準を満たさないと判定した場合には、前記発射装置による打ち出しを行わないように制御する
    請求項6に記載の自動車衝突模擬試験用装置。
  8. 水平面に沿った所定方向に配置されたレール上を移動可能であり、磁性体を含み供試体が配置されたテーブルを搭載し、磁力により前記テーブルを固定させる電磁石部を有する台車を、前記レール上に配置することと、
    前記レール上配置された前記台車を、発射装置により前記所定方向に打ち出すことと、
    前記自動車衝突模擬試験用台車を打ち出す際、前記打ち出し開始の前に行う打ち出し判定期間に前記電磁石部を作動させ、前記台車本体の打ち出しが完了した後に前記電磁石部の作動を停止させることと
    を含む自動車衝突模擬試験方法。
JP2019028892A 2019-02-20 2019-02-20 自動車衝突模擬試験用台車、自動車衝突模擬試験装置、及び自動車衝突模擬試験方法 Active JP7249806B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019028892A JP7249806B2 (ja) 2019-02-20 2019-02-20 自動車衝突模擬試験用台車、自動車衝突模擬試験装置、及び自動車衝突模擬試験方法
KR1020217025443A KR102568287B1 (ko) 2019-02-20 2020-01-16 자동차 충돌 모의 시험용 대차, 자동차 충돌 모의 시험 장치 및 자동차 충돌 모의 시험 방법
PCT/JP2020/001363 WO2020170665A1 (ja) 2019-02-20 2020-01-16 自動車衝突模擬試験用台車、自動車衝突模擬試験装置、及び自動車衝突模擬試験方法
CN202080014316.XA CN113424037A (zh) 2019-02-20 2020-01-16 机动车碰撞模拟试验用台车、机动车碰撞模拟试验装置及机动车碰撞模拟试验方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019028892A JP7249806B2 (ja) 2019-02-20 2019-02-20 自動車衝突模擬試験用台車、自動車衝突模擬試験装置、及び自動車衝突模擬試験方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020134343A true JP2020134343A (ja) 2020-08-31
JP7249806B2 JP7249806B2 (ja) 2023-03-31

Family

ID=72145056

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019028892A Active JP7249806B2 (ja) 2019-02-20 2019-02-20 自動車衝突模擬試験用台車、自動車衝突模擬試験装置、及び自動車衝突模擬試験方法

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP7249806B2 (ja)
KR (1) KR102568287B1 (ja)
CN (1) CN113424037A (ja)
WO (1) WO2020170665A1 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06331534A (ja) * 1993-05-26 1994-12-02 Nec Corp 薄膜の機械的特性測定装置
JP2003215007A (ja) * 2002-01-28 2003-07-30 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 落下試験装置
JP2005352775A (ja) * 2004-06-10 2005-12-22 Hitachi Metals Ltd 被試験体の保持具およびそれを備えた試験装置
JP2012002699A (ja) * 2010-06-17 2012-01-05 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 自動車衝突模擬試験装置及びその方法と自動車衝突模擬試験装置用制御装置
JP2015010864A (ja) * 2013-06-27 2015-01-19 コイト電工株式会社 動荷重試験装置
WO2018007455A1 (de) * 2016-07-06 2018-01-11 4Activesystems Gmbh Verfahrbare plattform mit einem verformbaren grundkörper zum testen von kollisionen oder kollisionsnahen situationen

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH084881B2 (ja) * 1989-11-06 1996-01-24 鴻池運輸株式会社 鋳片連結用治具の鋳型内自動挿入装置
JP3276913B2 (ja) * 1997-12-25 2002-04-22 日本鋼管株式会社 ロッドミル内のロッド搬出入装置
CN101430251B (zh) * 2008-12-25 2014-03-12 中南大学 车辆部件实物碰撞试验方法及试验装置
JP5582980B2 (ja) * 2010-11-16 2014-09-03 三菱重工業株式会社 自動車衝突模擬試験装置
CN202008434U (zh) * 2011-01-04 2011-10-12 浙江吉利汽车研究院有限公司 一种正面台车碰撞试验装置
CN103940571B (zh) * 2014-05-09 2016-08-24 中南大学 气动发射式低噪轨道车辆实车撞击试验系统
CN104236841A (zh) * 2014-10-15 2014-12-24 清华大学苏州汽车研究院 汽车碰撞模拟台车装置
JP6518145B2 (ja) * 2015-06-24 2019-05-22 株式会社エヌエステイー 衝突防止装置評価システムのための歩行者ダミー駆動装置
WO2017128813A1 (zh) * 2016-01-29 2017-08-03 苏州宝时得电动工具有限公司 夹头
CN107860585B (zh) * 2017-09-15 2019-05-03 长沙立中汽车设计开发股份有限公司 一种对撞型台车动力装置
CN109296233B (zh) * 2018-11-07 2024-02-13 合肥工业大学 一种斜方位临时停车系统及其控制方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06331534A (ja) * 1993-05-26 1994-12-02 Nec Corp 薄膜の機械的特性測定装置
JP2003215007A (ja) * 2002-01-28 2003-07-30 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 落下試験装置
JP2005352775A (ja) * 2004-06-10 2005-12-22 Hitachi Metals Ltd 被試験体の保持具およびそれを備えた試験装置
JP2012002699A (ja) * 2010-06-17 2012-01-05 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 自動車衝突模擬試験装置及びその方法と自動車衝突模擬試験装置用制御装置
JP2015010864A (ja) * 2013-06-27 2015-01-19 コイト電工株式会社 動荷重試験装置
WO2018007455A1 (de) * 2016-07-06 2018-01-11 4Activesystems Gmbh Verfahrbare plattform mit einem verformbaren grundkörper zum testen von kollisionen oder kollisionsnahen situationen

Also Published As

Publication number Publication date
KR102568287B1 (ko) 2023-08-21
CN113424037A (zh) 2021-09-21
KR20210110715A (ko) 2021-09-08
JP7249806B2 (ja) 2023-03-31
WO2020170665A1 (ja) 2020-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9238493B2 (en) Method of installing instrument panel module to vehicle
KR101240990B1 (ko) 차량용 토잉 너트 검사장치
JP7085540B2 (ja) 工作機械のためのローディング方法及び工具搬送装置
CN112304631A (zh) 激振装置
WO2020170665A1 (ja) 自動車衝突模擬試験用台車、自動車衝突模擬試験装置、及び自動車衝突模擬試験方法
CN217050586U (zh) 一种变形抓手和变形docking设备的定位系统
KR102646164B1 (ko) 자동차 충돌 모의 시험 장치 및 자동차 충돌 모의 시험 방법
WO2010150544A1 (ja) 衝突試験装置
JP2010151791A (ja) 衝突試験装置
CN210347091U (zh) 一种汽车牵引钩强度试验检测装置
JPH10300816A (ja) テストボード着脱装置
KR20100099548A (ko) 다 차종 공용 프론트엔드모듈 조립장치
CN108861547A (zh) 通用机器人铸造制壳自动抓手总成
KR101468367B1 (ko) 트레일러용 마그네틱을 구비한 코일적재함장치
KR101951112B1 (ko) 자동차용 시트백 충돌시험장치
JP4262493B2 (ja) 射出成形機の金型固定装置
JP2009192484A (ja) 車両の耐久試験装置
CN212218279U (zh) 一种汽车大灯支架检测治具
CN110181454B (zh) 车钩缓冲装置检修台
KR20200046793A (ko) 차량용 브레이크 디스크 시편의 이탈력 평가 시험용 지그 모듈
CN216050591U (zh) 跌落试验装置
JPH1015692A (ja) ワークの位置決め治具装置
US20220111546A1 (en) Die press device including a die chase system
KR20120007386U (ko) 자동차 운반선의 래싱포트 취부용 지그
JP2007212149A (ja) シャシダイナモメータの車両固定装置

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20211220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220906

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221102

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230320

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7249806

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150