JP2020132328A - 倉庫システム - Google Patents

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JP2020132328A JP2019025651A JP2019025651A JP2020132328A JP 2020132328 A JP2020132328 A JP 2020132328A JP 2019025651 A JP2019025651 A JP 2019025651A JP 2019025651 A JP2019025651 A JP 2019025651A JP 2020132328 A JP2020132328 A JP 2020132328A
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秀生 柳澤
Hideo Yanagisawa
秀生 柳澤
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【課題】搬送機による物品の搬送効率を向上させつつ、移送路と搬送機との間で物品を安定的に移動可能な倉庫システムを提供する。【解決手段】本発明の倉庫システムでは、第2エレベータ装置5の各第2搬送台5cに第1昇降装置11が設けられている。各第1昇降装置11は、高さ方向における各第2搬送台5cの移動速度を一定に維持しつつ、第2移送棚23と各第2搬送台5cとの高さ方向の高低差を低減可能である。各第1昇降装置11は、第1昇降台11bと、第1リンク機構11cと、第1コンベア装置11dとを有している。第1昇降台11bでは、第1リンク機構11cが第1昇降台11bを上昇させて第1昇降台11bを第2移送棚23に接近させる。第1コンベア装置11dは、第2移送棚23から第1昇降台11bへ荷物9を移動させる。【選択図】図1

Description

本発明は倉庫システムに関する。
特許文献1に従来の倉庫システムが開示されている。この倉庫システムは、搬送機と移送路とを備えている。また、同文献では省略されているものの、この倉庫システムは、物品を保管する保管棚を備えていると考えられる。
搬送機は、複数の搬送台を有している他、停止装置及び減速装置を有している。搬送台は、保管棚の高さ方向に周回移動可能である。停止装置は搬送台を停止させる。減速装置は搬送台の移動速度を減速させる。移送路は、保管棚と搬送機との間に位置している。移送路によって、保管棚から搬送機へ物品が移動可能となっている。
この倉庫システムでは、物品を移送路から搬送台に移動させて、物品を搬送台に載置する。これにより、搬送機は、搬送台によって物品を高さ方向に搬送する。ここで、この倉庫システムでは、周回移動する搬送台が移送路に接近すれば、減速装置が搬送台の移動速度を減速させるとともに、停止装置が搬送台を移送路の位置で停止させる。こうして、移送路と搬送台とにおける高さ方向の高低差を小さくしている。これにより、この倉庫システムでは、移送路から搬送台に物品が移動する際、移送路と搬送台との高低差に起因する衝撃で搬送台から物品が落下することが抑制されており、移送路から搬送機へ物品を安定的に移動させることが可能となっている。
特開2010−42911号公報
しかし、近年では、搬送機による物品の搬送効率の更なる向上が求められる。この点、上記従来の倉庫システムでは、移送路から物品を搬送機に移動させる当たり、減速装置が搬送台の移動速度を減速させるとともに、停止装置が搬送台の移動を停止させる。つまり、移送路から搬送機に物品を移動させる際に搬送機による物品の搬送が停止する。この結果、この倉庫システムでは、搬送機による物品の搬送効率の向上が難しい。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、搬送機による物品の搬送効率を向上させつつ、移送路と搬送機との間で物品を安定的に移動可能な倉庫システムを提供することを解決すべき課題としている。
本発明の倉庫システムは、物品を保管可能な保管棚と、
前記保管棚の高さ方向に移動可能な搬送台を有し、前記搬送台によって前記物品を前記高さ方向に搬送する搬送機と、
前記保管棚に接続して搬送機に向かって延び、前記物品が移動可能な移送路と、
前記搬送機と前記移送路との間又は前記搬送台に設けられ、前記高さ方向における前記搬送台の移動速度を一定に維持しつつ、前記移送路と前記搬送台との前記高さ方向の高低差に起因する前記物品の移動時の衝撃を低減可能な衝撃低減手段とを備えていることを特徴とする。
本発明の倉庫システムでは、衝撃低減手段が高さ方向における搬送台の移動速度を一定に維持しつつ、移送路と搬送台との高低差に起因する物品の移動時の衝撃を低減する。これにより、この倉庫システムでは、移送路と搬送台との高低差に起因する衝撃によって、移送路と搬送機との間を移動する物品が搬送台や移送路から落下することを抑制できる。そして、この倉庫システムでは、移送路と搬送台との高低差を低減するに当たって、搬送台を移送路の近傍で減速させたり、搬送台を移送路の位置で停止させたりする必要がない。
したがって、本発明の倉庫システムによれば、搬送機による物品の搬送効率を向上させつつ、移送路と搬送機との間で物品を安定的に移動可能である。
本発明の倉庫システムにおいて、衝撃低減手段は、搬送台に設けられた第1昇降装置を有し得る。そして、第1昇降装置は、物品を載置可能な第1昇降台と、第1昇降台を昇降させつつ、第1昇降台を高さ方向で移送路に接近させる第1移動部材と、第1昇降台に設けられ、移送路と第1昇降台との間で物品を移動可能な第1移動部材とを有していることが好ましい。
この場合には、第1移動部材によって、第1昇降台を高さ方向で移送路に接近させることにより、第1昇降台を通じて移送路と搬送台との高低差を低減することができる。そして、第1移動部材により、移送路と第1昇降台との間、ひいては、移送路と搬送機との間で物品を好適に移動させることが可能となる。
また、本発明の倉庫システムにおいて、衝撃低減手段は、搬送機と移送路との間に設けられた第2昇降装置を有し得る。そして、第2昇降装置は、物品を載置可能な第2昇降台と、第2昇降台を昇降させつつ、第2昇降台を高さ方向で搬送台及び移送路に接近させる第2移動部材と、第2昇降台に設けられ、搬送台及び移送路と第2昇降台との間で物品を移動可能な第2移動部材とを有していることも好ましい。
この場合には、第2移動部材によって、第2昇降台を高さ方向で搬送台及び移送路に接近させることにより、第2昇降台を通じて移送路と搬送台との高低差、ひいては、移送路と搬送台との高低差に起因する物品の移動時の衝撃を低減することができる。そして、第2移動部材により、搬送台及び移送路と第2昇降台との間、つまり、第2昇降台を通じて、搬送台と移送路との間で物品を好適に移動させることが可能となる。
また、本発明の倉庫システムにおいて、搬送機は、物品を高さ方向の上方側に搬送し得る。さらに、衝撃低減手段は、搬送機と移送路との間に設けられ、基端側で移送路に連結されるとともに先端側が搬送機に向かって延び、搬送機から移送路に物品を移動させる第1連結コンベア装置を有し得る。第1連結コンベア装置は、先端側が基端側より下方に位置する第1状態と、先端側が基端側より上方に位置する第2状態とに変形し得る。そして、第1連結コンベア装置は、第1状態において、移送路よりも下側に位置する搬送台に対して先端側を連結することにより、第1状態から第2状態に変形することも好ましい。
この場合には、搬送機による物品の上方側への搬送効率を高くすることができる。また、第1連結コンベア装置の先端側が搬送台に連結し、第1連結コンベア装置が第1状態から第2状態に変形する過程で、移送路と搬送台との高低差に起因する物品の移動時の衝撃を低減することができる。そして、第1連結コンベア装置により、搬送機から移送路へ物品を好適に移動させることができる。
第1連結コンベア装置の先端側には、搬送台に連結可能な第1連結部材が設けられていることが好ましい。この場合には、第1連結コンベア装置の先端側を搬送台に好適に連結させることが可能となる。
また、本発明の倉庫システムにおいて、搬送機は、物品を高さ方向の下方側に搬送し得る。さらに、衝撃低減手段は、搬送機と移送路との間に設けられ、基端側で移送路に連結されるとともに先端側が搬送機に向かって延び、移送路から搬送機に物品を移動させる第2連結コンベア装置を有し得る。第2連結コンベア装置は、先端側が基端側より下方に位置する第1状態と、先端側が基端側より上方に位置する第2状態とに変形し得る。そして、第2連結コンベア装置は、第2状態において、移送路よりも上側に位置する搬送台に対して先端側を連結することにより、第2状態から第1状態に変形することも好ましい。
この場合には、搬送機による物品の下方側への搬送効率を高くすることができる。また、第2連結コンベア装置の先端側が搬送台に連結し、第2連結コンベア装置が第2状態から第1状態に変形する過程で、移送路と搬送台との高低差に起因する物品の移動時の衝撃を低減することができる。そして、第2連結コンベア装置により、移送路から搬送機へ物品を好適に移動させることができる。
また、この場合、衝撃低減手段は、第2連結コンベア装置の先端側が搬送台に連結されるまでの間、第2連結コンベア装置を第2状態で待機させる待機装置を有していることが好ましい。これにより、第2連結コンベア装置が能動的に第2状態に変形する場合に比べて、第2連結コンベア装置の構成を簡素化することができる。
第2連結コンベア装置の先端側には、搬送台に連結可能な第2連結部材が設けられていることが好ましい。この場合には、第2連結コンベア装置の先端側を搬送台に好適に連結させることが可能となる。
また、本発明の倉庫システムにおいて、搬送機は、物品を高さ方向の下方側に搬送し得る。移送路には第1係合部位が設けられ、搬送台には第2係合部位が設けられ得る。さらに、衝撃低減手段は、搬送機と移送路との間に設けられ、移送路から搬送機に物品を移動させる中継装置を有し得る。中継装置は、物品を載置可能であるとともに高さ方向に周回移動可能な中継台を有し得る。中継台には、第1係合部位及び第2係合部位と係合可能な第3係合部位が設けられ得る。そして、中継台は、移送路の下方から第3係合部位を第1係合部位に係合させつつ移送路から物品を受け取る一方、搬送台の上方から第3係合部位を第2係合部位に係合させつつ搬送台に物品を受け渡すことも好ましい。
例えば、倉庫システムにおいて、第1係合部位と第2係合部位とを直接係合させることにより、移送路と搬送台との高低差に起因する物品の移動時の衝撃を低減しつつ、搬送台が移送路から物品を直接受け取る構成も考えられる。この場合、移送路に対して上方から搬送台を接近させ、第1係合部位の上方から第2係合部位を係合させようとすると、移送路に存在する物品と搬送台とが干渉してしまう。このため、移送路に対して下方から搬送台を接近させて、第1係合部位の下方から第2係合部位を係合させる必要がある。つまり、このような構成の倉庫システムでは、搬送機によって物品を下方側に搬送するに当たり、一旦、物品を移送路に対して上方側に搬送する必要がある。この結果、搬送機による物品の搬送効率が低下する。
これに対し、この倉庫システムでは、中継装置の中継台は、移送路の下方から第3係合部位を第1係合部位に係合させて移送路から物品を受け取り、搬送台の上方から第3係合部位を第2係合部位に係合させて搬送台に物品を受け渡す。つまり、この倉庫システムでは、中継装置によって、移送路と搬送台との高低差に起因する物品の移動時の衝撃を低減することができる。そして、この倉庫システムでは、中継台が移送路から物品を受け取る際、中継台と物品と干渉することがなく、また、中継台から搬送台に物品を受け渡すに当たって、搬送機は、物品を上方側に搬送する必要もない。このように、この倉庫システムでは、搬送機が物品を下方側にのみ搬送することができるため、搬送機による物品の搬送効率を向上させることができる。
本発明の倉庫システムによれば、搬送機による物品の搬送効率を向上させつつ、移送路と搬送機との間で物品を安定的に移動可能である。
図1は、実施例1の倉庫システムを示す模式図である。 図2は、実施例1の倉庫システムに係り、保管棚等を示す上面図である。 図3は、実施例1の倉庫システムに係り、保管棚等を図2におけるD1方向から見た正面図である。 図4は、実施例1の倉庫システムに係り、搬送機等を示す要部拡大模式図である。 図5は、実施例1の倉庫システムに係り、搬送台、第1昇降装置及び移送路等を示す要部拡大模式図である。 図6は、実施例1の倉庫システムに係り、搬送台、第1昇降装置及び移送路等を示す要部拡大模式図である。 図7は、実施例1の倉庫システムに係り、搬送台、第1昇降装置及び移送路等を示す要部拡大模式図である。 図8は、実施例1の倉庫システムに係り、搬送台、第1昇降装置及び移送路等を示す要部拡大模式図である。 図9は、実施例2の倉庫システムに係り、搬送機等を示す要部拡大模式図である。 図10は、実施例2の倉庫システムに係り、搬送台、第2昇降装置及び移送路等を示す要部拡大模式図である。 図11は、実施例2の倉庫システムに係り、搬送台、第2昇降装置及び移送路等を示す要部拡大模式図である。 図12は、実施例2の倉庫システムに係り、搬送台、第2昇降装置及び移送路等を示す要部拡大模式図である。 図13は、実施例3の倉庫システムに係り、搬送機等を示す要部拡大模式図である。 図14は、実施例3の倉庫システムに係り、搬送台、第2昇降装置及び移送路等を示す要部拡大模式図である。 図15は、実施例3の倉庫システムに係り、搬送台、第2昇降装置及び移送路等を示す要部拡大模式図である。 図16は、実施例3の倉庫システムに係り、搬送台、第2昇降装置及び移送路等を示す要部拡大模式図である。 図17は、実施例3の倉庫システムに係り、搬送台、第2昇降装置及び移送路等を示す要部拡大模式図である。 図18は、実施例4の倉庫システムに係り、搬送機、第1連結コンベア装置及び移送路等を示す模式図である。 図19は、実施例4の倉庫システムに係り、搬送台、第1連結コンベア装置及び移送路等を示す要部拡大模式図である。 図20は、実施例4の倉庫システムに係り、搬送台、第1連結コンベア装置及び移送路等を示す要部拡大模式図である。 図21は、実施例4の倉庫システムに係り、搬送台、第1連結コンベア装置及び移送路等を示す要部拡大模式図である。 図22は、実施例4の倉庫システムに係り、搬送台、第1連結コンベア装置及び移送路等を示す要部拡大模式図である。 図23は、実施例5の倉庫システムに係り、搬送台、第2連結コンベア装置及び移送路等を示す要部拡大模式図である。 図24は、実施例5の倉庫システムに係り、搬送台、第2連結コンベア装置及び移送路等を示す要部拡大模式図である。 図25は、実施例5の倉庫システムに係り、搬送台、第2連結コンベア装置及び移送路等を示す要部拡大模式図である。 図26は、実施例6の倉庫システムに係り、搬送機、中継装置及び移送路等を示す模式図である。 図27は、実施例6の倉庫システムに係り、移送路及び中継台等を図26におけるD2方向から見た上面図である。 図28は、実施例6の倉庫システムに係り、搬送台及び中継台等を図26におけるD3方向から見た上面図である。
以下、本発明を具体化した実施例1〜6を図面を参照しつつ説明する。
(実施例1)
図1に示すように、実施例1の倉庫システムは、倉庫本体1と、第1エレベータ装置3と、第2エレベータ装置5と、作業用コンピュータ7と、複数の第1昇降装置11とを備えている。この倉庫システムでは、倉庫本体1に荷物9を入庫して保管するとともに、倉庫本体1内から荷物9を出庫させる。荷物9は本発明における「物品」の一例である。
本実施例では、図1に示す各矢印によって、倉庫本体1の左右方向及び上下方向を規定している。また、図2では、図1に対応して、倉庫本体1の左右方向を規定しているとともに、倉庫本体1の前後方向を規定している。そして、図3以降では、図1及び図2に対応して、倉庫本体1の左右方向、上下方向及び前後方向を規定している。これらの左右方向、上下方向及び前後方向は、互いに直交している。上下方向は、本発明における「高さ方向」に相当する。
図2に示すように、荷物9には、識別標識9aが貼付されている。識別標識9aは、数字、文字及び図形等によって作成されている。識別標識9aは、貼付される荷物9毎に内容が異なるように作成されている。なお、識別標識9aが貼付される位置は適宜変更することが可能である。
図1に示すように、倉庫本体1は矩形状に形成されたハウジング17を有している。ハウジング17の右側には、第1〜3入口17a〜17cが形成されている。また、ハウジング17の左側には、第1〜3出口17d〜17fが形成されている。各第1〜3入口17a〜17c及び各第1〜3出口17d〜17fは、それぞれハウジング17の高さ方向に配置されている。また、第1入口17aに対して第1出口17dが対応している。同様に、第2、3入口17b、17cに対して、第2、3出口17e、17fがそれぞれ対応している。
ハウジング17内には、第1〜3棚ユニット19a〜19cが設けられている。これらの各第1〜3棚ユニット19a〜19cは、ハウジング17の高さ方向に層状に配置されている。これにより、ハウジング17内において、第1棚ユニット19aが最も上側に配置されており、第2、3棚ユニット19b、19cが順に配置されている。また、ハウジング17内において、第1〜3棚ユニット19a〜19cは、左右方向に水平に配置されている。なお、ハウジング17内に設けられる棚ユニットの個数は、適宜設計可能である。また、棚ユニットの個数に応じて、入口及び出口の個数が設計される。
第1棚ユニット19aは、第1入口17aと第1出口17dとに接続している。第2棚ユニット19bは、第2入口17bと第2出口17eとに接続している。第3棚ユニット19cは、第3入口17cと第3出口17fとに接続している。
第1〜3棚ユニット19a〜19cは、いずれも同様の構成であり、図2に示す第1移送棚21と、保管棚22と、第2移送棚23とを有している。実施例1では、第2移送棚23が本発明における「移送路」に相当する。以下、第1棚ユニット19aを基に、第1移送棚21、保管棚22及び第2移送棚23の構成を説明する。
第1移送棚21は、第1入口17aから保管棚22に向かって左右方向に水平に延びており、保管棚22に接続している。これにより、第1移送棚21は、図1に示す第1エレベータ装置3と図2に示す保管棚22との間に位置している。第1移送棚21には、左右方向及び前後方向に水平をなす第1床面210と、第1立壁211とが設けられている。第1立壁211は第1床面210に対して上方に垂直に延びており、第1移送棚21を移動する荷物9が第1移送棚21から落下することを防止する。
保管棚22は、第1入口17a側から第1出口17d側に向かって左右方向に水平に延在している。保管棚22は、前後方向の幅が第1移送棚21と等しく形成されており、第1移送棚21と接続しつつ左側に延びている。保管棚22は、第1移送棚21を移動した荷物9を保管可能となっている。保管棚22には、左右方向及び前後方向に水平をなす第2床面220と、第2立壁221とが設けられている。第2立壁221は第2床面220に対して上方に垂直に延びており、保管棚22から荷物9が落下することを防止する。
図3に示すように、第2立壁221には、複数の検出センサ24が設けられている。第2立壁221において、各検出センサ24は、所定の間隔を設けつつ、左右方向に整列している。本実施例では、検出センサ24は、保管棚22に保管可能な荷物9の個数と同数とされている。各検出センサ24は、図1に示す作業用コンピュータ7と通信可能に接続されている。
図3に示すように、第1移送棚21及び保管棚22は、ローラコンベア装置27を有している。ローラコンベア装置27は、第1床面210上から第2床面220上に亘って設けられている。ローラコンベア装置27は、複数の搬送ローラ27aを有している。各搬送ローラ27aには、それぞれモータ(図示略)が設けられており、軸方向に延びる回転軸心O周りで、同図に示すR1方向に回転可能となっている。これにより、図2及び図3の白色矢印で示すように、ローラコンベア装置27は、第1移送棚21から保管棚22へ荷物9を移動させる。ローラコンベア装置27では、各搬送ローラ27aが図1に示す作業用コンピュータ7によって個別に制御可能となっている。
図2に示す第2移送棚23は、保管棚22の前方側で保管棚22と並設されている。第2移送棚23は、保管棚22と並走しつつ、第1入口17a側から第1出口17dに向かって左右方向に水平に延在している。第2移送棚23は、保管棚22と左右方向及び前後方向において平行となっている。第2移送棚23には、左右方向及び前後方向に水平をなす第3床面230と、第3立壁231とが設けられている。第3立壁231は第3床面230に対して上方に垂直に延びており、第2移送棚23から荷物9が落下することを防止する。そして、第3床面230は、第2床面220の前端と接続している。こうして、第2移送棚23は、保管棚22の前端と接続しており、保管棚22と図4に示す第2エレベータ装置5との間に位置している。そして、第2移送棚23は、第1出口17dから突出しつつ、第2エレベータ装置5に臨んでいる。
図2に示すように、第2移送棚23は、ベルトコンベア装置29を有している。ベルトコンベア装置29は、第3床面230上に設けられている。ベルトコンベア装置29は公用品である。ベルトコンベア装置29は、図1に示す作業用コンピュータ7によって制御可能となっている。図2の黒色矢印で示すように、ベルトコンベア装置29は、荷物9を載置しつつ、第2移送棚23上で荷物9を第1出口17dに向けて移動させる。なお、ベルトコンベア装置29に換えて、ローラコンベア装置を採用しても良い。
また、図1に示すように、ハウジング17には、入庫口17gと、出庫口17hと、第1連通口17iと、第2連通口17jとが形成されている。入庫口17g及び出庫口17hは、ハウジング17において、第1〜3入口17a〜17c及び第1〜3出口17d〜17fよりも下側に配置されている。第1連通口17iは、ハウジング17の右側であって、第3入口17cよりも下方側に配置されている。第2連通口17jは、ハウジング17の左側であって、第3出口17fよりも下方側に配置されている。
また、図1に示すように、倉庫本体1には、入庫スロープ16と、出庫スロープ18と、第1〜3ゲート装置31a〜31cと、プッシング機構33とが設けられている。
入庫スロープ16は、ハウジング17内において、入庫口17gと第1連通口17iとの間に位置しており、第1連通口17iから第1エレベータ装置3に臨んでいる。入庫スロープ16は、入庫口17gから第1エレベータ装置3へ荷物9を案内する。入庫スロープ16には、荷物9を入庫スロープ16上で移動させつつ、後述する第1エレベータ装置3の各第1搬送台3cに荷物9を移動させる第1移動装置(図示略)が設けられている。
出庫スロープ18は、ハウジング17内において、出庫口17hと第2連通口17jとの間に位置しており、第2連通口17jから第2エレベータ装置5に臨んでいる。出庫スロープ18は、第2エレベータ装置5から出庫口17hに荷物9を案内する。
第1〜3ゲート装置31a〜31cのうち、第1ゲート装置31aは、ハウジング17内において、第1棚ユニット19aに設置されており、第1出口17d側に位置している。第2ゲート装置31bは、ハウジング17内において、第2棚ユニット19bに設置されており、第2出口17e側に位置している。第3ゲート装置31cは、ハウジング17内において、第3棚ユニット19cに設置されており、第3出口17f側に位置している。
第1〜3ゲート装置31a〜31cは、いずれも同様の構成であり、装置本体311と遮蔽板312とを有している。以下、第1ゲート装置31aを基に構成を説明する。図2に示すように、第1ゲート装置31aの装置本体311は、第2移送棚23における第1出口17d側に取り付けられている。装置本体311内には、遮蔽板312を揺動させるための駆動装置(図示略)が設けられている。装置本体311は、図1に示す作業用コンピュータ7によって制御可能となっている。図2に示す遮蔽板312は、装置本体311に対して揺動可能に取り付けられている。第1ゲート装置31aは、装置本体311に対して遮蔽板312を揺動させることにより、第2移送棚23から第2エレベータ装置5への荷物9の移動を許容する移動許容状態と、第2移送棚23から第2エレベータ装置5への荷物9の移動を禁止する移動禁止状態とに切り替わる。図1では、移動許容状態にある第1ゲート装置31aを示している。図2では、移動禁止状態にある第1ゲート装置31aを示している。なお、図1に示す出庫スロープ18にもゲート装置を設けても良い。
プッシング機構33は、ハウジング17内に設けられており、第1〜3棚ユニット19a〜19cの後方に配置されている。なお、図3では、説明を容易にするため、プッシング機構33の図示を省略している。
図1に示すように、プッシング機構33は、第1支柱35aと、第2支柱35bと、第1〜3ガイドレール41a〜41cと、第1〜3押圧装置43a〜43cとを有している。なお、第1〜3ガイドレール41a〜41cや第1〜3押圧装置43a〜43cの個数は、棚ユニットの個数等に応じて適宜変更可能である。
第1、2支柱35a、35bは、ハウジング17の床部に固定されており、上方に向かって垂直に延びている。図2に示すように、第1支柱35aと、第2支柱35bとは、保管棚22の左右方向の長さとほぼ同じ間隔を有して配置されている。
図1に示すように、第1〜3ガイドレール41a〜41cは、第1、2支柱35a、35bに固定されることにより、第1支柱35aと第2支柱35bとの間に架橋されている。第1〜3ガイドレール41a〜41c同士は、第1〜3棚ユニット19a〜19cにそれぞれ1つ配置されるように、高さ方向に所定の間隔を設けつつ整列している。こうして、図2に示すように、第1ガイドレール41aは、第1棚ユニット19aの後方に位置している。同様に、図1に示す第2ガイドレール41bは第2棚ユニット19bの後方に位置しており、第3ガイドレール41cは第3棚ユニット19cの後方に位置している。第1〜3ガイドレール41a〜41cは、保管棚22に沿って、左右方向に水平に延びている。
第1〜3ガイドレール41a〜41cは、それぞれ金属製である。これにより、第1〜3ガイドレール41a〜41cは、第1〜3押圧装置43a〜43cの重量に対する剛性を有している他、後述する第1〜3押圧装置43a〜43cのロッド432が荷物9を押圧した際の反力に対する剛性を有している。
第1押圧装置43aは第1ガイドレール41aに取り付けられている。第2押圧装置43bは第2ガイドレール41bに取り付けられている。第3押圧装置43cは第3ガイドレール41cに取り付けられている。第1〜3押圧装置43a〜43cは、作業用コンピュータ7によって個別に制御可能となっている。
第1〜3押圧装置43a〜43cは、いずれも同一の構成であり、本体431と、ロッド432とを有している。以下、図2に示す第1押圧装置43aを基に構成を説明する。第1押圧装置43aの本体431には、左右方向に第1ガイドレール41aが挿通されている。本体431内には、第1ガイドレール41aに沿って本体431を左右方向に水平に移動させる複数のガイドローラが設けられている他、各ガイドローラ及びロッド432を作動させる作動モータが設けられている。なお、各ガイドローラ及び作動モータの図示は省略する。
ロッド432は金属製であり、荷物9を押圧した際の反力に対する剛性を有している。ロッド432は、本体431の前面に設けられている。ロッド432は、作動モータによって作動することにより、軸方向に伸縮可能となっている。図2では、ロッド432が最も伸張した状態を示している。なお、ロッド432の大きさや長さは、保管棚22に保管される荷物9の大きさや重量等に応じて適宜設計可能である。
図1に示す第1エレベータ装置3は、ハウジング17、すなわち倉庫本体1の右側に配置されている。第1エレベータ装置3は、第1基台3aと、第1ガイドチェーン3bと、複数の第1搬送台3cとを有している。第1エレベータ装置3は、作業用コンピュータ7によって制御可能となっている。第1基台3aは高さ方向に延びている。第1基台3aには、第1作動機構301と第2作動機構302とが設けられている。第1作動機構301は、第1基台3aの上端に配置されている。第2作動機構302は、第1基台3aの下端に配置されている。
第1ガイドチェーン3bは、環状をなしており、第1、2作動機構301、302によって、第1基台3aを高さ方向に一定の移動速度で周回可能となっている。より具体的には、第1ガイドチェーン3bは、図1の矢印で示すR2方向で第1基台3aを高さ方向に周回する。各第1搬送台3cは、第1ガイドチェーン3bに取り付けられており、左右方向に水平な状態となっている。各第1搬送台3cは、周回移動する第1ガイドチェーン3bによって、第1基台3aを高さ方向に周回可能となっている。つまり、各第1搬送台3cは、一定の移動速度で第1基台3aをR2方向に周回する。この際、各第1搬送台3cは、左右方向に水平な状態を維持しつつ、第1基台3aを周回する。こうして、第1エレベータ装置3では、入庫口17gから入庫スロープ16によって案内された荷物9を各第1搬送台3cに1つずつ載置し、第1〜3入口17a〜17cに向けて荷物9を上方に搬送することが可能となっている。
図4に示すように、第2エレベータ装置5は、ハウジング17、すなわち倉庫本体1の左側に配置されている。第2エレベータ装置5は、第2基台5aと、第2ガイドチェーン5bと、複数の第2搬送台5cとを有している。第2エレベータ装置5は、作業用コンピュータ7によって制御可能となっている。実施例1では、第2エレベータ装置5が本発明における「搬送機」に相当しており、各第2搬送台5cが本発明における「搬送台」に相当している。
第2基台5aは、高さ方向に延びている。第2基台5aには、第3作動機構501と第4作動機構502とが設けられている。第3作動機構501は、第2基台5aの上端に配置されている。第4作動機構502は、第2基台5aの下端に配置されている。
第2ガイドチェーン5bは、環状をなしており、第3、4作動機構501、502によって、第2基台5aを高さ方向に一定の移動速度で周回可能となっている。より具体的には、第2ガイドチェーン5bは、図4の矢印で示すR2方向で第2基台5aを高さ方向に周回する。つまり、第2ガイドチェーン5bは、第1エレベータ装置3の第1ガイドチェーン3bと同方向に周回する。各第2搬送台5cは、第2ガイドチェーン5bに取り付けられており、左右方向に水平な状態となっている。各第2搬送台5cは、周回移動する第2ガイドチェーン5bによって、第2基台5aを高さ方向に周回可能となっている。つまり、各第2搬送台5cは、一定の移動速度で第2基台5aをR2方向に周回する。この際、各第2搬送台5cは、左右方向に水平な状態を維持しつつ、第2基台5aを周回する。こうして、第2エレベータ装置5では、各第1昇降装置11を介して第2搬送台5cに1つずつ載置しつつ、出庫スロープ18に向けて荷物9を下方に搬送することが可能となっている。
図4に示すように、各第1昇降装置11は、第2エレベータ装置5に設けられている。より具体的には、各第1昇降装置11は、各第2搬送台5cに1つずつ設けられている。各第1昇降装置11は、第1支持台11aと、第1昇降台11bと、第1リンク機構11cと、第1コンベア装置11dとを有している。第1リンク機構11cは本発明における「第1移動部材」の一例であり、第1コンベア装置11dは本発明における「第1移動部材」の一例である。各第1昇降装置11は、図1に示す作業用コンピュータ7によって制御可能となっている。
図4〜図8に示すように、第1支持台11aは、第2搬送台5c上に固定されている。第1昇降台11bは、第1支持台11aの上方に配置されている。第1リンク機構11cは、第1支持台11aと第1昇降台11bとの間に設けられており、第1支持台11aと第1昇降台11bとに連結されている。第1リンク機構11cは、パンタグラフの如く変形することにより、第1昇降台11bを下方から支持しつつ、第1支持台11aに対して第1昇降台11bを昇降させる。第1コンベア装置11dは、第1昇降台11bに設けられている。第1コンベア装置11dは、第2移送棚23から第1昇降台11bへ荷物9を移動させるとともに、第1昇降台11bから出庫スロープ18へ荷物9を移動させる。なお、図5〜図8では、説明を容易にするため、ハウジング17の図示を省略している。
図1に示すように、作業用コンピュータ7は、コンピュータ本体7aと、ディスプレイ7bと、キーボード7cとを有している。作業用コンピュータ7は、倉庫本体1から離れた位置に配置されている。
コンピュータ本体7a内には、ROM70、RAM71及びCPU72等が設けられている。ROM70には、倉庫システムを運用するためのプログラム記憶されている。RAM71は、各荷物9に貼付された識別標識9aを記憶する。これにより、RAM71は、各識別標識9aに基づいて各荷物9の内容を記憶する。また、RAM71は、検出センサ24に基づき、保管棚22における各荷物の位置を記憶する。CPU72は、プログラムを実行し、ローラコンベア装置27、ベルトコンベア装置29、第1〜3ゲート装置31a〜31c、第1〜3押圧装置43a〜43c、第1、2エレベータ装置3、5及び各第1昇降装置11を制御する。
ディスプレイ7bには、各識別標識9aの情報と、各識別標識9aに基づく各荷物9の内容の情報と、保管棚22における各荷物9の位置の情報とが表示される。キーボード7cは、図示しない作業者が倉庫システムを運用するための各種の操作を行うことが可能となっている。
この倉庫システムでは、以下のようにして複数の荷物9を倉庫本体1内に入庫して保管棚22に保管するとともに、保管棚22に保管された荷物9から出庫すべき荷物9を選択して、倉庫本体1から出庫することが可能である。
まず、第1、2エレベータ装置3、5をそれぞれ作動させる。これにより、第1エレベータ装置3では、第1ガイドチェーン3b及び各第1搬送台3cが一定の移動速度によって、R2方向に周回移動する。同様に、第2エレベータ装置5では、第2ガイドチェーン5b及び各第2搬送台5cが一定の移動速度によって、R2方向に周回移動する。
そして、各荷物9を倉庫本体1内に入庫して保管棚22保管する場合には、作業者は、入庫スロープ16によって、入庫口17gから第1エレベータ装置3まで荷物9を案内する。これにより、荷物9は、第1搬送台3cに載置される。第1搬送台3cに載置された荷物9は、第1エレベータ装置3によって上方に搬送され、第1〜3入口17a〜17cのいずれかから倉庫本体1内に入庫される。この際、第1〜3棚ユニット19a〜19cの保管棚22における各荷物9の保管状況に応じて、入庫可能な第1〜3入口17a〜17cが選択される。
そして、例えば、第1入口17aから入庫された荷物9は、図2に示すように、ローラコンベア装置27によって、第1移送棚21上を第1出口17d側、すなわち、保管棚22側に向かって移動する。そして、保管棚22に至った荷物9は、ローラコンベア装置27によって、保管棚22を第1出口17d側に向かって更に移動する。
ここで、保管棚22に他の荷物9が保管されていない場合には、第1入口17aから入庫された荷物9は、ローラコンベア装置27によって、保管棚22を最も左側、つまり、最も第1出口17d側まで移動する。そして、第2立壁221において、最も左側に配置された検出センサ24が荷物9を検出する。これにより、作業用コンピュータ7は、ローラコンベア装置27において、荷物9が載置されている搬送ローラ27aの作動を停止する。具体的には、図3におけるグループG1に属する搬送ローラ27aの作動を停止する。こうして、荷物9を保管棚22に保管する。一方、作業用コンピュータ7は、グループG1以外に属する搬送ローラ27aについては、引き続き作動させる。これにより、ローラコンベア装置27は、第1入口17aから新たに入庫された荷物9について、第1移送棚21上や保管棚22上を第1出口17d側に向けて移動させる。
一方、保管棚22に他の荷物9が既に保管されている場合には、第1入口17aから入庫された荷物9は、ローラコンベア装置27によって、保管棚22上を移動し、既に保管されている荷物9に接近する。また、検出センサ24が荷物9を検出する。これにより、作業用コンピュータ7は、ローラコンベア装置27を制御し、既に保管されている荷物9との間に一定の間隔を設けつつ、第1入口17aから入庫された荷物9の移動を停止させる。つまり、作業用コンピュータ7は、既に停止しているグループG1に属する搬送ローラ27aに続いて、グループG2に属する搬送ローラ27aも停止させる。一方、作業用コンピュータ7は、グループG1、G2以外に属する搬送ローラ27aについては、引き続き作動させる。そして、第1入口17aから順次入庫された各荷物9についても、作業用コンピュータ7は、グループG3〜G5に属する搬送ローラ27aを順次停止することにより、保管棚22での移動を停止させる。こうして、保管棚22において、各荷物9が互いに左右方向に所定の間隔を設けた状態で順次保管される。
次に、荷物9を倉庫本体1から出庫する場合には、作業者は、図1に示すディスプレイ7bに表示された各識別標識9aの他、各荷物9の情報や保管棚22における各荷物9の位置の情報に基づき、倉庫本体1内に保管された各荷物9から、出庫の対象となる荷物9を選択する。
また、作業用コンピュータ7は、選択された荷物9に応じて、第1〜3押圧装置43a〜43cの中から、作業を行う第1〜3押圧装置43a〜43cを選択する。例えば、第1棚ユニット19aの保管棚22に保管された荷物9が出庫の対象に選択された場合には、作業用コンピュータ7は、第1押圧装置43aを選択する。そして、作業用コンピュータ7は、RAM71に記憶された各荷物9の位置の情報を基に、第1ガイドレール41aに沿って第1押圧装置43aを出庫の対象となる荷物9の後方まで移動させる。
そして、図2に示すように、第1押圧装置43aは、ロッド432を伸張させて、出庫の対象となる荷物9を第2移送棚23に向けて押圧し、荷物9を保管棚22から第2移送棚23に移動させる。この際、保管棚22において、各荷物9同士は、左右方向に所定の間隔を設けた状態で保管されているため、出庫の対象となる荷物9を保管棚22から第2移送棚23に移動させるに当たって、他の荷物9が第2移送棚23に移動することが防止されている。
保管棚22から第2移送棚23に移動した荷物9は、ベルトコンベア装置29によって、図1に示す第1出口17dに向けて移動する。そして、第1ゲート装置31aが移動禁止状態となることにより、第2移送棚23を移動する荷物9は、第1出口17dの近傍で停止する。
図4に示すように、この倉庫システムにおいて、第2エレベータ装置5では、第2ガイドチェーン5b及び各第2搬送台5cが第2基台5aをR2方向に周回する。このため、各第2搬送台5cは、第2移送棚23及び出庫スロープ18に対して、一定の移動速度を維持しつつ高さ方向で上方から下方に相対移動する。第1棚ユニット19aの第2移送棚23を基準により具体的に説明すると、各第2搬送台5cは、第2移送棚23に対して上方から一定の移動速度で接近する。そして、各第2搬送台5cは、第2移送棚23に対して一定の移動速度で下方に遠ざかる。このように、第2移送棚23と、移動する各第2搬送台5cとには、高低差が生じることになる。また、出庫スロープ18と、移動する各第2搬送台5cとについても同様に、高低差が生じることになる。
ここで、この倉庫システムでは、各第1昇降装置11は、第2移送棚23や出庫スロープ18と、各第2搬送台5cとの高低差を低減させる。具体的には、図5に示すように、各第2搬送台5cが第2移送棚23に対して上方から接近する際には、各第1昇降装置11では、第1リンク機構11cが第1昇降台11bを下降させて、第1昇降台11bと第1支持台11aとを接近させる。そして、図6に示すように、移動する各第2搬送台5cが第2移送棚23よりも下方に位置し始めれば、各第1昇降装置11では、図6の白色矢印で示すように、第1リンク機構11cが第1昇降台11bを上昇させて、高さ方向において、第1昇降台11bを第2移送棚23に接近させる。つまり、第1昇降台11bと第2移送棚23との高低差を小さくする。この際、第1ゲート装置31aを移動禁止状態から移動許容状態にするとともに、各第1昇降装置11において、第1コンベア装置11dを作動させる。これにより、第2移送棚23から第1昇降台11bへ荷物9が移動し始める。換言すれば、第2移送棚23から第2エレベータ装置5へ荷物9が移動し始める。
そして、図7に示すように、各第2搬送台5cが引き続き移動し、各第2搬送台5cが第2移送棚23よりも更に下方に位置するにつれて、各第1昇降装置11では、図7の白色矢印で示すように、第1リンク機構11cが第1昇降台11bを更に上昇させる。このため、各第2搬送台5cが第2移送棚23よりも下方に遠ざかっても、第1昇降台11bと第2移送棚23との高低差は小さいまま維持される。また、各第1昇降装置11では、第1コンベア装置11dを引き続き作動させ、第2移送棚23から第1昇降台11bへの荷物9の移動を完了させる。
図8に示すように、第2移送棚23から第1昇降台11bへの荷物9の移動が完了すれば、第1コンベア装置11dの作動を停止させる。これにより、荷物9は、各第1昇降装置11を介して各第2搬送台5cに載置される。また、各第1昇降装置11では、図8の白色矢印で示すように、第1リンク機構11cが第1昇降台11bを下降させる。こうして、荷物9は、各第2搬送台5cによって下方に搬送される。そして、荷物9が載置された各第2搬送台5cが出庫スロープ18に至れば、各第1昇降装置11では、第1コンベア装置11dを再び作動させて、各第2搬送台5cから出庫スロープ18へ荷物9を移動させる。詳細な図示を省略するものの、各第2搬送台5cから出庫スロープ18へ荷物9を移動させる際についても、各第1昇降装置11では、第1リンク機構11cが第1昇降台11bを上昇させて、第1昇降台11bと出庫スロープ18との高低差を小さくする。
出庫スロープ18に移動した荷物9は、出庫スロープ18によって出庫口17hまで案内され、倉庫本体1から出庫される。こうして、荷物9の出庫作業が完了し、作業者は、出庫された荷物9を仕向地に向けて更に搬送する等の作業を行うことが可能となる。
このように、この倉庫システムでは、各第1昇降装置11は、高さ方向における各第2搬送台5cの移動速度、つまり、各第2搬送台5cにおけるR2方向の移動速度を一定に維持しつつ、第2移送棚23や出庫スロープ18と、各第2搬送台5cとの高低差を低減させる。これにより、この倉庫システムでは、第2移送棚23や出庫スロープ18と、各第2搬送台5cとの高低差に起因する荷物9の移動時の衝撃を低減している。このため、この倉庫システムでは、第2移送棚23から第2エレベータ装置5へ荷物9が移動する際、第2移送棚23と各第2搬送台5cとの高低差に起因する衝撃によって、第1昇降台11b、ひいては各第2搬送台5cから荷物9が落下することを抑制できる。また、第2エレベータ装置5から出庫スロープ18へ荷物9が移動する際についても、各第2搬送台5cから荷物9が落下することを抑制できる。
そして、この倉庫システムでは、第2移送棚23や出庫スロープ18と、各第2搬送台5cとの高低差に起因する荷物9の移動時の衝撃を低減するに当たって、各第2搬送台5cを第2移送棚23や出庫スロープ18の近傍で減速させたり、各第2搬送台5cを第2移送棚23や出庫スロープ18の位置で停止させたりする必要がない。
したがって、実施例1の倉庫システムによれば、第2エレベータ装置5による荷物9の下方への搬送効率を向上させつつ、第2移送棚23や出庫スロープ18と、第2エレベータ装置5との間で荷物9を安定的に移動可能である。
特に、この倉庫システムでは、各第1昇降装置11が第1コンベア装置11dを有している。このため、第2移送棚23や出庫スロープ18と、第1昇降台11bとの間、ひいては、第2移送棚23や出庫スロープ18と、第2エレベータ装置5との間で荷物9を好適に移動させることが可能となっている。
また、この倉庫システムでは、第1〜3ゲート装置31a〜31cにより、第2移送棚23から第2エレベータ装置5へ荷物9が移動するタイミングを好適に調整することが可能となっている。
(実施例2)
図9に示すように、実施例2の倉庫システムは、各第1昇降装置11に換えて、3つの第2昇降装置13を備えている。また、この倉庫システムでは、倉庫本体1に第1〜3保持棚12a〜12cが設けられている。
第1保持棚12aは、ハウジング17内において、第1出口17dと第1棚ユニット19aの第2移送棚23との間に配置されている。第2保持棚12bは、ハウジング17内において、第2出口17eと第2棚ユニット19bの第2移送棚23との間に配置されている。第3保持棚12cは、ハウジング17内において、第3出口17fと第3棚ユニット19cの第2移送棚23との間に配置されている。
各第2昇降装置13は、それぞれ第1〜3保持棚12a〜12cに1つずつ設けられている。これにより、各第2昇降装置13は、第2エレベータ装置5と第2移送棚23との間に設けられている。各第2昇降装置13は、第2支持台13aと、第2昇降台13bと、第2リンク機構13cと、第2コンベア装置13dとを有している。第2リンク機構13cは本発明における「第2移動部材」の一例であり、第2コンベア装置13dは本発明における「第2移動部材」の一例である。各第2昇降装置13は、図1に示す作業用コンピュータ7によって制御可能となっている。以下、第1保持棚12aに設けられた第2昇降装置13を基に、第2昇降装置13の構成を説明する。
図10〜図12に示すように、第2支持台13aは、第1保持棚12a上に固定されている。第2昇降台13bは、第2支持台13a上方に配置されている。第2リンク機構13cは、第2支持台13aと第2昇降台13bとの間に設けられており、第2支持台13aと第2昇降台13bとに連結されている。上記の第1リンク機構11cと同様、第2リンク機構13cは、パンタグラフの如く変形することにより、第2昇降台13bを下方から支持しつつ、第2支持台13aに対して第2昇降台13bを昇降させる。第2コンベア装置13dは、第2昇降台13bに設けられている。第2コンベア装置13dは、第2移送棚23から第2昇降台13bへ荷物9を移動させるとともに、第2昇降台13bから第2エレベータ装置5の各第2搬送台5cへ荷物9を移動させる。なお、図10〜図12では、説明を容易にするため、ハウジング17の図示を省略している。
また、この倉庫システムでは、第2エレベータ装置5は、各第2搬送台5cに載置された荷物9を各第2搬送台5cから出庫スロープ18に向けて移動させる第2移動装置(図示略)を有している。この倉庫システムにおける他の構成は、実施例1の倉庫システムと同様であり、同一の構成については同一の符号を付して構成に関する詳細な説明を省略する。
この倉庫システムでは、各第2昇降装置13を介して、荷物9が第2移送棚23から第2エレベータ装置5へ移動する。そして、各第2昇降装置13は、第2移送棚23と、各第2搬送台5cとの高低差に起因する荷物9の移動時の衝撃を低減させる。具体的には、第2移送棚23から第2エレベータ装置5に荷物9を移動させるに当たり、各第2昇降装置13では、図10の白色矢印で示すように、第2リンク機構13cが第2昇降台13bを最も上方まで上昇させる。これにより、高さ方向において、第2昇降台13bを第2移送棚23に接近させて、第2昇降台13bと第2移送棚23との高低差を小さくする。
これにより、例えば、第1棚ユニット19aにおいて、第2移送棚23を第1出口17dに向けて移動した荷物9は、第1ゲート装置31aが移動許容状態となるとともに、第2コンベア装置13dが作動することで、第2移送棚23から第2昇降台13bへ移動する。
そして、図11に示すように、各第2昇降装置13では、上方から下方に向かって移動する各第2搬送台5cに合わせて、図11の白色矢印で示すように、第2リンク機構13cが第2昇降台13bを下降させる。これにより、各第2搬送台5cが第2移送棚23よりも下方に遠ざかっても、第2昇降台13bと各第2搬送台5cとの高低差が小さいまま維持される。この状態で、各第2昇降装置13では、第2コンベア装置13dによって、第2昇降台13bから各第2搬送台5cへ荷物9が移動する。
図12に示すように、各第2搬送台5cが第2移送棚23よりも下方に更に遠ざかれば、図12の白色矢印で示すように、各第2昇降装置13では、第2リンク機構13cが第2昇降台13bを更に下降させる。また、第2コンベア装置13dによって、第2昇降台13bから各第2搬送台5cへ荷物9を引き続き移動させる。そして、各第2搬送台5cへの荷物9の移動が完了することにより、荷物9は各第2搬送台5cに載置されて下方に搬送される。また、各第2搬送台5cへの荷物9の移動が完了することにより、各第2昇降装置13では、第2リンク機構13cが第2昇降台13bを再び上昇させて、第2移送棚23に第2昇降台13bを接近させる。
荷物9が載置された各第2搬送台5cが出庫スロープ18に至れば、第2エレベータ装置5では、第2移動装置を作動させて、各第2搬送台5cから出庫スロープ18へ荷物9を移動させる。これにより、荷物9は、出庫スロープ18によって出庫口17hまで案内され、倉庫本体1から出庫される。この倉庫システムにおける他の作用は、実施例1の倉庫システムと同様である。
(実施例3)
図13に示すように、実施例3の倉庫システムでは、第1保持棚12aは、ハウジング17内において、第1入口17aと、第1棚ユニット19aの保管棚22における第1移送棚21との間に配置されている。第2保持棚12bは、ハウジング17内において、第2入口17bと第2棚ユニット19bの第1移送棚21との間に配置されている。第3保持棚12cは、ハウジング17内において、第3入口17cと第3棚ユニット19cの第1移送棚21との間に配置されている。こうして、この倉庫システムでは、各第2昇降装置13は、第1エレベータ装置3と第1移送棚21との間に設けられている。つまり、この倉庫システムでは、第1エレベータ装置3が本発明における「搬送機」に相当しており、各第1搬送台3cが本発明における「搬送台」に相当している。また、第1移送棚21が本発明における「移送路」に相当している。この倉庫システムにおける他の構成は、実施例1の倉庫システムと同様である。
図14〜図17に示すように、この倉庫システムでは、各第2昇降装置13を介して、荷物9が第1エレベータ装置3から第1移送棚21へ移動する。そして、各第2昇降装置13は、各第1搬送台3cと、第1移送棚21との高低差を低減させて、荷物9の移動時の衝撃を低減させる。以下では、第1エレベータ装置3によって搬送された荷物9を第1棚ユニット19aの第1移送棚21に移動させる場合を基に説明する。なお、図14〜図17では、説明を容易にするためハウジング17の図示を省略している。
図14に示すように、第1保持棚12aに設けられた第2昇降装置13では、第2リンク機構13cが第2昇降台13bを最も下方まで下降させる。これにより、第2昇降装置13に対して下方から接近する各第1搬送台3cと、第2昇降台13bとの高低差を小さくする。そして、図15に示すように、各第1搬送台3cが第2昇降装置13よりも上方に移動するにつれて、第2昇降装置13では、図15の白色矢印で示すように、第2リンク機構13cが第2昇降台13bを上昇させる。これにより、高さ方向において、第2昇降台13bを各第1搬送台3cに接近させて、各第1搬送台3cと第2昇降台13bとの高低差を小さいままで維持させる。また、第2昇降台13bの上昇に合わせて、第2コンベア装置13dを作動させることにより、各第1搬送台3cから第2昇降台13bへ荷物9を移動させる。
そして、図16に示すように、各第1搬送台3cが第2昇降装置13よりも更に上方に移動するにつれて、第2昇降装置13では、図16の白色矢印で示すように、第2リンク機構13cが第2昇降台13bを更に上昇させる。これにより、第2昇降台13bと搬送路21bとの高低差が引き続き小さいままで維持される。この際、第2コンベア装置13dにより、各第1搬送台3cから第2昇降台13bへの荷物9の移動が完了する。ここで、第2昇降台13bが最も上昇することにより、第2昇降台13bと第1移送棚21との高低差も小さくなる。一方、各第1搬送台3cは、第2昇降台13b、ひいては、第2昇降装置13から上方に遠ざかる。そして、図17に示すように、荷物9は、第2コンベア装置13dによって、第2昇降台13bから第1移送棚21へ移動する。こうして、第2昇降台13bから第1移送棚21への荷物9の移動が完了する。これにより、第2リンク機構13cは、第2昇降台13bを下降させる。
このように、この倉庫システムでは、各第2昇降装置13は、高さ方向における各第1搬送台3cの移動速度を一定に維持しつつ、第1移送棚21と各第1搬送台3cとの高低差に起因する荷物9の移動時の衝撃を低減させる。このため、この倉庫システムでは、第1エレベータ装置3から第1移送棚21、ひいては倉庫本体1に荷物9が移動する際、第1移送棚21と各第1搬送台3cとの高低差に起因する衝撃によって、各第1搬送台3cから荷物9が落下することを抑制できる。そして、この倉庫システムでは、第1移送棚21と各第1搬送台3cとの高低差に起因する荷物9の移動時の衝撃を低減させるに当たって、各第1搬送台3cを第1移送棚21の近傍で減速させたり、各第1搬送台3cを第1移送棚21の位置で停止させたりする必要がない。なお、倉庫本体1から荷物9を出庫する場合を含め、この倉庫システムにおける他の作用は実施例1の倉庫システムと同様である。
したがって、実施例3の倉庫システムによれば、第1エレベータ装置3による荷物9の上方への搬送効率を向上させつつ、第1移送棚21と第1エレベータ装置3との間で荷物9を安定的に移動可能である。
(実施例4)
図18に示すように、実施例4の倉庫システムは、第1連結コンベア装置45a〜45dを備えている。第1連結コンベア装置45a〜45dのうち、第1連結コンベア装置45a〜45cは、それぞれ第1〜3棚ユニット19a〜19cにおける第1移送棚21と、第1エレベータ装置3との間に設けられている。そして、第1連結コンベア装置45dは、入庫スロープ16と第1エレベータ装置3との間に設けられている。実施例3の倉庫システムと同様、この倉庫システムでは、第1エレベータ装置3が本発明における「搬送機」に相当しており、各第1搬送台3cが本発明における「搬送台」に相当している。また、第1移送棚21が本発明における「移送路」に相当している。
第1連結コンベア装置45a〜45dは、図1に示す作業用コンピュータ7によって制御可能となっている。第1連結コンベア装置45a〜45dは、それぞれ第1〜3ローラ部材451〜453を有している。第1ローラ部材451は、第1連結コンベア装置45a〜45dにおける基端側に位置している。第3ローラ部材453は、第1連結コンベア装置45a〜45dにおける先端側に位置している。ここで、第1連結コンベア装置45a〜45dの基端側とは、第1連結コンベア装置45a〜45dにおける第1移送棚21や入庫スロープ16側を指す。そして、第1連結コンベア装置45a〜45dの先端側とは、基端側の反対、つまり、第1連結コンベア装置45a〜45dにおける第1エレベータ装置3側を指す。第2ローラ部材452は、第1ローラ部材451と第3ローラ部材453との間に位置している。第1ローラ部材451と第2ローラ部材452とは互いに揺動可能に連結されている。また、第2ローラ部材452と第3ローラ部材453とは互いに揺動可能に連結されている。
第1連結コンベア装置45a〜45cは、それぞれ基端側で第1移送棚21に連結されている。これにより、第1連結コンベア装置45a〜45cは、それぞれ先端側が第1エレベータ装置3に向かって延びている。また、第1連結コンベア装置45dは、基端側で入庫スロープ16に連結されており、先端側が第1エレベータ装置3に向かって延びている。
そして、第1連結コンベア装置45a〜45dでは、第1〜3ローラ部材451〜453同士が揺動することにより、図18〜図20に示す第1状態と、図21及び図22に示す第2状態とに変形可能となっている。図18〜図20に示す第1状態では、第1連結コンベア装置45a〜45dにおいて、先端側が基端側よりも下方に位置している。一方、図21及び図22に示す第2状態では、第1連結コンベア装置45a〜45dにおいて、先端側が基端側よりも上方に位置している。第1連結コンベア装置45a〜45dは、自重により、第2状態から第1状態に変形するとともに、第1状態で待機するようになっている。なお、図19〜図22では、説明を容易にするため、ハウジング17の図示を省略している。
また、第1連結コンベア装置45a〜45dの先端側、つまり、第3ローラ部材453における各第1搬送台3c側には、係合爪450が設けられている。係合爪450は、本発明における「第1連結部材」の一例である。係合爪450は、第1連結コンベア装置45a〜45dの先端側から、各第1搬送台3cに向かって鍵爪状に延びている。なお、係合爪450の形状は適宜設計可能である。
また、各第1搬送台3cには、係合爪450と係合可能な被係合部(図示略)が設けられている。さらに、第1エレベータ装置3は、各第1搬送台3cに載置された荷物9を第1連結コンベア装置45a〜45cに向けて移動させる第3移動装置(図示略)を有している。この倉庫システムにおける他の構成は、実施例1の倉庫システムと同様である。
この倉庫システムでは、第1連結コンベア装置45a〜45cによって、荷物9が各第1搬送台3cから第1移送棚21へ移動する。また、第1連結コンベア装置45dによって、荷物9が入庫スロープ16から各第1搬送台3cへ移動する。そして、第1連結コンベア装置45a〜45dは、第1移送棚21や入庫スロープ16と、各第1搬送台3cとの高低差を低減させる。以下では、第1エレベータ装置3によって搬送された荷物9を第1連結コンベア装置45aによって、第1棚ユニット19aの第1移送棚21に移動させる場合を基に、第1連結コンベア装置45aの作用を説明する。
図19に示すように、第1搬送台3cに載置された荷物9は、第1棚ユニット19aに向かって上方に搬送される。この際、上記のように、第1連結コンベア装置45aは、自重によって第1状態で待機している。これにより、第1搬送台3cは、第1連結コンベア装置45aの先端側に下方から接近する。そして、図20に示すように、係合爪450が被係合部に係合することにより、第1連結コンベア装置45aの先端側が第1搬送台3cに連結される。こうして、第1連結コンベア装置45aを介して、第1移送棚21と第1搬送台3cとが連結される。
そして、図21に示すように、第1搬送台3cが上方に移動するにつれて、第1連結コンベア装置45aの先端側も上方に移動し始める。こうして、第1連結コンベア装置45aは、第1状態から第2状態に変形する。このように、第1状態から第2状態に変形する過程において、第1連結コンベア装置45aは、上方に移動する第1搬送台3cと、第1移送棚21との高低差に起因する荷物9の移動時の衝撃を低減させている。そして、この状態で、第1エレベータ装置3は、第3移動装置によって、第1搬送台3cから第1連結コンベア装置45aに向けて荷物9を移動させる。また、第1連結コンベア装置45aは、第1〜3ローラ部材451〜453を作動させて、第1連結コンベア装置45aから第1移送棚21へ荷物9を移動させる。
図22に示すように、第1搬送台3cと連結した第1連結コンベア装置45aは、第1搬送台3cが上方に更に移動することにより、係合爪450と被係合部との係合が解除される。これにより、第1搬送台3cと第1連結コンベア装置45aとの連結が解除され、第1連結コンベア装置45aは、第2状態から第1状態に変形する。なお、第1搬送台3cと第1連結コンベア装置45aとの連結が解除された時点では、第1連結コンベア装置45aから第1移送棚21への荷物9の移動が完了するように、第1連結コンベア装置45aの長さ等が設計されている。
図18に示す第1連結コンベア装置45dも同様に、第1搬送台3cと連結することにより、第1状態から第2状態に変形する。この際、第1連結コンベア装置45dでは、第1〜3ローラ部材451〜453を作動させて、入庫スロープ16から第1搬送台3cへ荷物9を移動させる。これにより、荷物9が第1搬送台3cに載置され、第1搬送台3cによって上方に搬送される。
こうして、この倉庫システムでも、上方に向かって移動する各第1搬送台3cは、第1移送棚21や入庫スロープ16の位置で減速したり、停止したりすることなく、第1連結コンベア装置45a〜45dによって、第1移送棚21や入庫スロープ16との高低差に起因する荷物9の移動時の衝撃を低減させることが可能となっている。
特に、第1連結コンベア装置45a〜45dには、係合爪450が設けられているため、上方に向かって移動する各第1搬送台3cに対して、第1連結コンベア装置45a〜45dが好適に連結可能となっている。また、係合爪450によって、各第1搬送台3cと第1連結コンベア装置45a〜45dとが意図せずに連結を解除することを好適に防止可能となっている。この倉庫システムにおける他の作用は、実施例1の倉庫システムと同様である。
(実施例5)
図23〜図25に示すように、実施例5の倉庫システムは、第2連結コンベア装置47及び待機装置49を備えている。第2連結コンベア装置47及び待機装置49は、第1棚ユニット19aにおける第2移送棚23と、第2エレベータ装置5との間に設けられている。図示を省略するものの、第2連結コンベア装置47及び待機装置49は、第1、2棚ユニット19b、19cにおける第2移送棚23と、第2エレベータ装置5との間や、出庫スロープ18と第2エレベータ装置5との間にも設けられている。実施例1の倉庫システムと同様、この倉庫システムでは、第2エレベータ装置5が本発明における「搬送機」に相当しており、各第2搬送台5cが本発明における「搬送台」に相当している。また、第2移送棚23が本発明における「移送路」に相当している。
第2連結コンベア装置47は、図1に示す作業用コンピュータ7によって制御可能となっている。第2連結コンベア装置47は、第4〜6ローラ部材471〜473を有している。第4ローラ部材471は、第2連結コンベア装置47における基端側に位置している。第6ローラ部材473は、第2連結コンベア装置47における先端側に位置している。ここで、第2連結コンベア装置47の基端側とは、第2連結コンベア装置47における第2移送棚23や出庫スロープ18側を指す。そして、第2連結コンベア装置47の先端側とは、基端側の反対、つまり、第2連結コンベア装置47における第2エレベータ装置5側を指す。第5ローラ部材472は、第4ローラ部材471と第6ローラ部材473との間に位置している。第4ローラ部材471と第5ローラ部材472とは互いに揺動可能に連結されている。また、第5ローラ部材472と第6ローラ部材473とは互いに揺動可能に連結されている。
第2連結コンベア装置47は、基端側で第2移送棚23又は出庫スロープ18に連結されている。これにより、第2連結コンベア装置47は、先端側が第2エレベータ装置5に向かって延びている。そして、第2連結コンベア装置47では、第4〜6ローラ部材471〜473同士が揺動することにより、図25に示す第1状態と、図23及び図24に示す第2状態とに変形可能となっている。
また、第2連結コンベア装置47の先端側、すなわち、第6ローラ部材473における各第2搬送台5c側には、係合機構47aが設けられている。係合機構47aは、本発明における「第2連結部材」の一例である。係合機構47aは、第6ローラ部材473に接続された軸部475と、軸部475に回転可能に設けられた係合部476とで構成されている。係合部476は、鍵爪状をなす3つの係合片を有している。また、各第2搬送台5cには、係合部476と係合可能な被係合部(図示略)が設けられている。なお、係合片の形状を含め、係合機構47aの形状は適宜設計可能である。
待機装置49は、第2連結コンベア装置47を図23及び図24に示す第2状態で待機させる。待機装置49は、滑車49aと、ワイヤ49bと、ウェイト49cとで構成されている。滑車49aは、ハウジング17に回転可能に取り付けられている。ワイヤ49bは、滑車49aに巻き掛けられている。ワイヤ49bは、一端側でウェイト49cと接続している。また、ワイヤ49bは、他端側で第6ローラ部材473と接続している。ウェイト49cは、ワイヤ49bを通じて、第5、6ローラ部材472、473を上方に引き上げることが可能な重さに設定されている。この倉庫システムにおける他の構成は、実施例1の倉庫システムと同様である。
この倉庫システムでは、第2移送棚23と各第2搬送台5cとの間に設けられた第2連結コンベア装置47によって、荷物9が第2移送棚23から各第2搬送台5cへ移動する。また、出庫スロープ18と各第2搬送台5cとの間に設けられた第2連結コンベア装置47によって、荷物9が各第2搬送台5cから出庫スロープ18へ移動する。そして、第2連結コンベア装置47は、第2移送棚23や出庫スロープ18と、各第2搬送台5cとの高低差に起因する荷物9の移動時の衝撃を低減させる。以下では、第1棚ユニット19aの第2移送棚23から各第2搬送台5cへ荷物9を移動させる場合を基に、第2連結コンベア装置47及び待機装置49の作用を説明する。
図23に示すように、第2搬送台5cは、第1棚ユニット19aに向かって上方から下方に移動する。この際、上記のように、第2連結コンベア装置47は、待機装置49によって、第2状態で待機している。これにより、係合機構47aでは、係合部476が第2搬送台5cの下側に位置する。そして、第2搬送台5cが第1棚ユニット19aに向かって更に下方に移動することにより、係合機構47aでは、係合部476が第2搬送台5cと当接する。
これにより、図24に示すように、係合部476はR3方向に回転しつつ、係合片のいずれか1つを通じて、第2搬送台5cの被係合部と係合する。こうして、第2連結コンベア装置47の先端側が第2搬送台5cに連結され、第2連結コンベア装置47を介して、第2移送棚23と第2搬送台5cとが連結される。
そして、第2搬送台5cが下方に移動するにつれて、第2連結コンベア装置47の先端側、つまり、第5、6ローラ部材472、473が下方に移動し始める。これにより、待機装置49では、ワイヤ49bが滑車49aをR4方向に回転させつつ、ウェイト49cを上方に引き上げる。また、第2連結コンベア装置47では、第4〜6ローラ部材471〜473を作動させて、第2移送棚23から第2搬送台5cに向けて荷物9を移動させる。
図25に示すように、第2搬送台5cと連結した第2連結コンベア装置47は、第2搬送台5cが下方に移動する過程で、第2状態から第1状態に変形する。このように、第2状態から第1状態に変形する過程において、第2連結コンベア装置47は、下方に移動する第2搬送台5cと、第2移送棚23との高低差に起因する荷物9の移動時の衝撃を低減させている。そして、第2連結コンベア装置47と連結した第2搬送台5cが更に下方に移動することにより、係合部476と被係合部、すなわち係合機構47aと第2搬送台5cとの係合が解除される。なお、係合機構47aと第2搬送台5cとの係合が解除された際には、第2移送棚23から第2搬送台5cへの荷物9の移動が完了するように、第2連結コンベア装置47の長さ等が設計されている。
また、係合機構47aと第2搬送台5cとの係合が解除されることにより、待機装置49では、ウェイト49cの重量により、滑車49aを介してワイヤ49bの一端側が下方に牽引される。これにより、ワイヤ49bの他端側が第5、6ローラ部材472、473を上方に引き上げる。こうして、第2連結コンベア装置47は、第1状態から第2状態に変形し、第2状態で待機する。なお、第2搬送台5cから出庫スロープ18への荷物9についても、第2連結コンベア装置47が同様に行う。
こうして、この倉庫システムでも、下方に向かって移動する各第2搬送台5cを第2移送棚23や出庫スロープ18の位置で減速したり、停止させたりすることなく、第2連結コンベア装置47によって、第2移送棚23や出庫スロープ18と、各第2搬送台5cと高低差に起因する荷物9の移動時の衝撃を低減させることが可能となっている。
特に、この倉庫システムでは、待機装置49によって、第2連結コンベア装置47を第2状態で待機させることが可能となっている。このため、例えば、自律制御によって第2連結コンベア装置47が能動的に第1状態から第2状態に変形し、第2状態で待機する構成に比べて、第2連結コンベア装置47の構成を簡素化することが可能となっている。また、待機装置49は、滑車49aとワイヤ49bとウェイト49cとで構成されているため、待機装置49の構成も簡素化することが可能となっている。これらにより、この倉庫システムでは、低コスト化が可能となっている。
また、第2連結コンベア装置47には、係合機構47aが設けられているため、下方に向かって移動する各第2搬送台5cに対して、第2連結コンベア装置47が好適に連結可能となっている。また、係合機構47aによって、各第2搬送台5cと第2連結コンベア装置47とが意図せずに連結を解除することを好適に防止可能となっている。この倉庫システムにおける他の作用は、実施例1の倉庫システムと同様である。
(実施例6)
図26に示すように、実施例6の倉庫システムは、中継エレベータ装置51を備えている。中継エレベータ装置51は、本発明における「中継装置」の一例である。また、この倉庫システムでは、第2移送棚23が補助棚23aを有している。さらに、この倉庫システムでは、倉庫本体1に出庫スロープ18が設けられておらず、ハウジング17に出庫口17hが形成されていない。
補助棚23aは、第2移送棚23における左端に設けられており、中継エレベータ装置51に向かって延びている。図27に示すように、補助棚23aには、前方に向かって突出する第1係合部位232が設けられている。第1係合部位232の形状は適宜設計可能である。第1係合部位232を含め、補助棚23aには、第2移送棚23を移動した荷物9が載置される。なお、図27では、説明を容易にするため、荷物9を仮想線で示している。図28についても同様である。
また、この倉庫システムでは、第2エレベータ装置5の各第2搬送台5cには、図28に示す第2係合部位500が設けられている。第2係合部位500は、第1係合部位234と同様、前方に向かって突出する形状をなしている。なお、第2係合部位500の形状は、第1係合部位232の形状に応じて適宜設計可能である。
図26に示すように、中継エレベータ装置51は、倉庫本体1と第2エレベータ装置5との間、すなわち、第2移送棚23と第2エレベータ装置5との間に設けられている。中継エレベータ装置51は、第3基台51aと、第3ガイドチェーン51bと、複数の中継台51cとを有している。第3基台51aは高さ方向に延びている。第3基台51aには、第5作動機構511と第6作動機構512とが設けられている。第5作動機構511は、第3基台51aの上端に配置されている。第6作動機構512は、第3基台51aの下端に配置されている。中継エレベータ装置51は、図1に示す作業用コンピュータ7によって制御可能となっている。
図26に示す第3ガイドチェーン51bは、環状をなしており、第5、6作動機構511、512によって、第3基台51aを高さ方向に周回可能となっている。より具体的には、第3ガイドチェーン51bは、図26の矢印で示すR5方向で第3基台51aを高さ方向に周回する。つまり、第3ガイドチェーン51bは、第2エレベータ装置5における第2ガイドチェーン5bの周回方向とは反対方向で第3基台51aを高さ方向に周回するようになっている。また、第3ガイドチェーン51bは、第2ガイドチェーン5bよりも速い移動速度で第3基台51aを周回する。各中継台51cは、第3ガイドチェーン51bに取り付けられており、左右方向に水平な状態となっている。各中継台51cは、周回移動する第3ガイドチェーン51bによって、第3基台51aを高さ方向に周回可能となっている。この際、各中継台51cは、左右方向に水平な状態を維持しつつ、第3基台51aを高さ方向に周回する。つまり、各中継台51cの周回方向と、第2エレベータ装置5における各第2搬送台5cの周回方向とは反対となっている。また、第3ガイドチェーン51bの移動速度が第2ガイドチェーン5bの移動速度よりも早いため、各中継台51cは、各第2搬送台5cよりも速い速度で第3基台51aを周回する。
図27及び図28に示すように、各中継台51cには、第3係合部位510が設けられている。第3係合部位510は、第1係合部位232及び第2係合部位500と係合可能に、各中継台51cに凹設されている。第3係合部位510は、第1係合部位232及び第2係合部位500の形状に応じて、適宜設計可能である。この倉庫システムにおける他の構成は、実施例1の倉庫システムと同様である。
この倉庫システムでは、中継エレベータ装置51によって、第2移送棚23と、各第2搬送台5cとの高低差を低減させつつ、第2移送棚23から各第2搬送台5cへ荷物9を移動させる。具体的には、第2移送棚23を移動する荷物9は、第1〜3ゲート装置31a〜31cが移動許容状態となることにより、補助棚23aに移動して補助棚23aに載置される。
また、中継エレベータ装置51では、第3ガイドチェーン51bがR5方向で周回することにより、各中継台51cが補助棚23aに対して、下方から接近する。そして、各中継台51cは、第3係合部位510を第1係合部位232に係合させつつ、補助棚23aと高さ方向ですれ違う。こうして、各中継台51cは、補助棚23aに対して上方に移動する。このように、補助棚23aと高さ方向ですれ違う過程において、各中継台51cは、補助棚23aに載置された荷物9を補助棚23aの下方側から受け取る。
そして、各中継台51cは、荷物9を載置した状態でR5方向に周回する。これにより、荷物9を載置した各中継台51cは、第2エレベータ装置5において、R1方向に周回する各第2搬送台5cに対して、上方から接近する。ここで、第3ガイドチェーン51bの移動速度、ひいては各中継台51cの移動速度は、各第2搬送台5cの移動速度よりも早い。このため、各中継台51cは、第3係合部位510を第2係合部位500に係合させつつ、各第2搬送台5cと補助棚23aと高さ方向ですれ違う。換言すれば、各中継台51cは、各第2搬送台5cを追い抜かして、各第2搬送台5cよりも下方に移動する。この際、各中継台51cは、載置されている荷物9を各第2搬送台5cの上方側から各第2搬送台5cに受け渡す。
こうして、各中継台51cから荷物9を受け渡された各第2搬送台5cは、荷物9を載置しつつ、荷物9を下方に搬送する。そして、第2エレベータ装置5の下方において、作業者が各第2搬送台5cから荷物9を受け取ることにより、この倉庫システムでは、荷物9の出庫作業が完了する。
このように、この倉庫システムでも、下方に向かって移動する各第2搬送台5cを第2移送棚23の位置で減速したり、停止させたりすることなく、中継エレベータ装置51によって、第2移送棚23と各第2搬送台5cとの高低差に起因する荷物9の移動時の衝撃を低減させることが可能となっている。
そして、この倉庫システムでは、第2エレベータ装置5では、各第2搬送台5cをR1方向で周回させることで、荷物9を下方側にのみ搬送することができる。これにより、この倉庫システムでは、第2エレベータ装置5による荷物9の搬送効率が高くなっている。この倉庫システムにおける他の作用は、実施例1の倉庫システムと同様である。
以上において、本発明を実施例1〜6に即して説明したが、本発明は上記実施例1〜6に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、実施例1〜6の倉庫システムの構成を組み合わせることによって、倉庫システムを構成しても良い。
また、実施例1の倉庫システムにおいて、各第1昇降装置11を第1エレベータ装置3の各第1搬送台3cにも設けることにより、第1移送棚21や入庫スロープ16と、各第1搬送台3cとの高低差を低減させても良い。
さらに、実施例1の倉庫システムにおいて、第1リンク機構11cに換えて、伸縮ロッド等によって、第1昇降台11bを昇降させても良い。実施例2、3の倉庫システムにおいても同様に、伸縮ロッド等によって、第2昇降台13bを昇降させても良い。
また、実施例4の倉庫システムにおいて、第1連結コンベア装置45a〜45dは、自律制御によって第1状態と第2状態とに変形するとともに、各第1搬送台3cに連結しても良い。実施例5倉庫システムにおける第2連結コンベア装置47についても同様である。
本発明は物流システムに利用可能である。
3…第1エレベータ装置(搬送機)
3c…第1搬送台(搬送台)
5…第2エレベータ装置(搬送機)
5c…第2搬送台(搬送台)
9…荷物(物品)
11…第1昇降装置(衝撃低減手段)
11b…第1昇降台
11c…第1リンク機構(第1移動部材)
11d…第1コンベア装置(第1移動部材)
13…第2昇降装置(衝撃低減手段)
13b…第2昇降台
13c…第2リンク機構(第2移動部材)
13d…第2コンベア装置(第2移動部材)
21…第1移送棚(移送路)
22…保管棚
23…第2移送棚(移送路)
45a〜45d…第1連結コンベア装置(衝撃低減手段)
47…第2連結コンベア装置(衝撃低減手段)
47a…係合機構(第2係合部材)
49…待機装置
51…中継エレベータ装置(衝撃低減手段、中継装置)
51c…中継台
232…第1係合部位
450…係合爪(第1係合部材)
500…第2係合部位
510…第3係合部位

Claims (9)

  1. 物品を保管可能な保管棚と、
    前記保管棚の高さ方向に移動可能な搬送台を有し、前記搬送台によって前記物品を前記高さ方向に搬送する搬送機と、
    前記保管棚に接続して搬送機に向かって延び、前記物品が移動可能な移送路と、
    前記搬送機と前記移送路との間又は前記搬送台に設けられ、前記高さ方向における前記搬送台の移動速度を一定に維持しつつ、前記移送路と前記搬送台との前記高さ方向の高低差に起因する前記物品の移動時の衝撃を低減可能な衝撃低減手段とを備えていることを特徴とする倉庫システム。
  2. 前記衝撃低減手段は、前記搬送台に設けられた第1昇降装置を有し、
    前記第1昇降装置は、前記物品を載置可能な第1昇降台と、
    前記第1昇降台を昇降させつつ、前記第1昇降台を前記高さ方向で前記移送路に接近させる第1移動部材と、
    前記第1昇降台に設けられ、前記移送路と前記第1昇降台との間で前記物品を移動可能な第1移動部材とを有している請求項1記載の倉庫システム。
  3. 前記衝撃低減手段は、前記搬送機と前記移送路との間に設けられた第2昇降装置を有し、
    前記第2昇降装置は、前記物品を載置可能な第2昇降台と、
    前記第2昇降台を昇降させつつ、前記第2昇降台を前記高さ方向で前記搬送台及び移送路に接近させる第2移動部材と、
    前記第2昇降台に設けられ、前記搬送台及び前記移送路と前記第2昇降台との間で前記物品を移動可能な第2移動部材とを有している請求項1記載の倉庫システム。
  4. 前記搬送機は、前記物品を前記高さ方向の上方側に搬送し、
    前記衝撃低減手段は、前記搬送機と前記移送路との間に設けられ、基端側で前記移送路に連結されるとともに先端側が前記搬送機に向かって延び、前記搬送機から前記移送路に前記物品を移動させる第1連結コンベア装置を有し、
    前記第1連結コンベア装置は、前記先端側が前記基端側より下方に位置する第1状態と、前記先端側が前記基端側より上方に位置する第2状態とに変形し、
    前記第1連結コンベア装置は、前記第1状態において、前記移送路よりも下側に位置する前記搬送台に対して前記先端側を連結することにより、前記第1状態から前記第2状態に変形する請求項1記載の倉庫システム。
  5. 前記第1連結コンベア装置の前記先端側には、前記搬送台に連結可能な第1連結部材が設けられている請求項4記載の倉庫システム。
  6. 前記搬送機は、前記物品を前記高さ方向の下方側に搬送し、
    前記衝撃低減手段は、前記搬送機と前記移送路との間に設けられ、基端側で前記移送路に連結されるとともに先端側が前記搬送機に向かって延び、前記移送路から前記搬送機に前記物品を移動させる第2連結コンベア装置を有し、
    前記第2連結コンベア装置は、前記先端側が前記基端側より下方に位置する第1状態と、前記先端側が前記基端側より上方に位置する第2状態とに変形し、
    前記第2連結コンベア装置は、前記第2状態において、前記移送路よりも上側に位置する前記搬送台に対して前記先端側を連結することにより、前記第2状態から前記第1状態に変形する請求項1記載の倉庫システム。
  7. 前記衝撃低減手段は、前記第2連結コンベア装置の前記先端側が前記搬送台に連結されるまでの間、前記第2連結コンベア装置を前記第2状態で待機させる待機装置を有している請求項6記載の倉庫システム。
  8. 前記第2連結コンベア装置の前記先端側には、前記搬送台に連結可能な第2連結部材が設けられている請求項6又は7記載の倉庫システム。
  9. 前記搬送機は、前記物品を前記高さ方向の下方側に搬送し、
    前記移送路には第1係合部位が設けられ、
    前記搬送台には第2係合部位が設けられ、
    前記衝撃低減手段は、前記搬送機と前記移送路との間に設けられ、前記移送路から前記搬送機に前記物品を移動させる中継装置を有し、
    前記中継装置は、前記物品を載置可能であるとともに前記高さ方向に周回移動可能な中継台を有し、
    前記中継台には、前記第1係合部位及び前記第2係合部位と係合可能な第3係合部位が設けられ、
    前記中継台は、前記移送路の下方から前記第3係合部位を前記第1係合部位に係合させつつ前記移送路から前記物品を受け取る一方、前記搬送台の上方から前記第3係合部位を前記第2係合部位に係合させつつ前記搬送台に前記物品を受け渡す請求項1記載の倉庫システム。
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