JP2020120013A - 配線基板及び配線基板の製造方法 - Google Patents

配線基板及び配線基板の製造方法 Download PDF

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Abstract

【解決手段】配線基板は、第1面21及び第1面の反対側に位置する第2面22を含み、第1の弾性係数を有する基材20と、基材の第1面側に位置し、配線基板に搭載される電子部品の電極に接続される配線52と、基材の第1面側に位置し、基材の第1面の法線方向に沿って見た場合に配線基板に搭載される電子部品の端部と配線との境界近傍に少なくとも部分的に重なり、第2の弾性係数を有する保護部材Xと、を備える。【効果】配線の断線を抑制し、配線の耐久性を高めることができる。【選択図】図4

Description

本開示の実施形態は、基材と、基材の第1面側に位置する電子部品及び配線とを備える配線基板に関する。また、本開示の実施形態は、配線基板の製造方法に関する。
近年、伸縮性などの変形性を有する電子デバイスの研究がおこなわれている。例えば特許文献1は、基材と、基材に設けられた配線と、を備え、伸縮性を有する配線基板を開示している。特許文献1においては、予め伸長させた状態の基材に回路を設け、回路を形成した後に基材を弛緩させる、という製造方法を採用している。特許文献1は、基材の伸長状態及び弛緩状態のいずれにおいても基材上の薄膜トランジスタを良好に動作させることを意図している。
特開2007−281406号公報
配線基板は、伸縮などの変形に対する耐性を有する部分だけでなく、変形に起因して破損し易い部分も含む。このため、予め伸長させた状態の基材に回路を設けると、配線基板に破損などの不具合が生じ易くなってしまう。
本開示の実施形態は、このような課題を効果的に解決し得る配線基板及び配線基板の製造方法を提供することを目的とする。
本開示の一実施形態に係る配線基板は、第1面及び前記第1面の反対側に位置する第2面を含み、第1の弾性係数を有する基材と、前記基材の前記第1面側に位置し、配線基板に搭載される電子部品の電極に接続される配線と、前記基材の前記第1面側に位置し、前記基材の前記第1面の法線方向に沿って見た場合に前記配線基板に搭載される前記電子部品の端部と前記配線との境界近傍に少なくとも部分的に重なり、第2の弾性係数を有する保護部材と、を備え、前記配線は、前記基材の前記第1面の面内方向に沿って並ぶ複数の山部及び谷部を含む蛇腹形状部を有し、前記保護部材の少なくとも一部は、前記配線の前記蛇腹形状部のうち、前記配線基板に搭載される前記電子部品の端部と前記配線との前記境界近傍における、前記基材の前記第1面の面内方向に沿って並ぶ複数の山部及び谷部を含む第1蛇腹形状部を、被覆している配線基板である。
本開示の一実施形態による配線基板において、前記境界近傍における前記配線の前記第1蛇腹形状部の山部と谷部の周期は、前記配線の前記蛇腹形状部のうち、前記配線基板に搭載される前記電子部品から前記境界近傍よりも離れた領域における前記配線の第2蛇腹形状部の山部と谷部の周期よりも、小さく若しくは大きくなっていてもよい。
本開示の一実施形態による配線基板において、前記境界近傍における前記配線の前記第1蛇腹形状部の山部と谷部の振幅は、前記配線の前記第2蛇腹形状部の山部と谷部の振幅よりも、小さく若しくは大きくなっていてもよい。
本開示の一実施形態による配線基板において、前記配線の蛇腹形状部は、前記第1面の法線方向に沿って見た場合に前記電子部品と前記基材との間に、設けられていなくてもよい。
本開示の一実施形態による配線基板において、前記境界近傍における前記配線の前記第1蛇腹形状部の山部と谷部の周期は、前記配線の前記蛇腹形状部のうち、前記配線基板に搭載される前記電子部品から前記境界近傍よりも離れた領域における前記配線の第2蛇腹形状部の山部と谷部の周期と、同じであってもよい。
本開示の一実施形態による配線基板において、前記境界近傍における前記配線の前記第1蛇腹形状部の山部と谷部の振幅は、前記配線の前記第2蛇腹形状部の山部と谷部の振幅と、同じであってもよい。
本開示の一実施形態による配線基板において、前記配線の蛇腹形状部は、前記基材と前記配線基板に搭載される前記電子部品との間に位置するとともに、前記第1面の法線方向に沿って見た場合に前記電子部品と前記配線と重なる部分に、前記基材の前記第1面の面内方向に沿って並ぶ複数の山部及び谷部を含む第3蛇腹形状部を、含んでいてもよい。
本開示の一実施形態による配線基板において、前記第1、第2、及び第3蛇腹形状部の山部と谷部の周期は、同じであってもよい。
本開示の一実施形態による配線基板において、前記第1、第2、及び第3蛇腹形状部の山部と谷部の振幅は、同じであってもよい。
本開示の一実施形態による配線基板において、前記保護部材の少なくとも一部は、前記基材と前記配線基板に搭載される前記電子部品との間の領域において、前記第3蛇腹形状部を、被覆していてもよい。
本開示の一実施形態による配線基板において、前記保護部材の少なくとも一部は、前記境界近傍における前記配線の前記第1蛇腹形状部を、直接的に被覆していてもよい。
本開示の一実施形態による配線基板において、前記保護部材は、前記境界近傍における前記配線の前記第1蛇腹形状部、及び、前記境界近傍から離れた領域における前記第2蛇腹形状部の少なくとも一部を、連続的に被覆していてもよい。
本開示の一実施形態による配線基板において、前記保護部材の少なくとも一部は、前記第3蛇腹形状部を、直接的に被覆していてもよい。
本開示の一実施形態による配線基板において、前記基材の前記第1面側に位置し、前記配線に電気的に接続される電極を有する電子部品を更に備えていてもよい。
本開示の一実施形態による配線基板において、前記電子部品は、前記基材の前記第1面側に位置し、第1面及び前記第1面の反対側に位置する第2面を含むチップと、前記チップの少なくとも一部を被覆する補強部材と、を有し、前記保護部材の少なくとも一部は、前記補強部材を介して前記チップを被覆していてもよい。
本開示の一実施形態による配線基板において、前記電子部品は、前記基材の前記第1面側に位置し、第1面及び前記第1面の反対側に位置する第2面を含むチップと、前記チップと前記配線とを電気的に接続する接続端子と、を有し、前記保護部材の少なくとも一部は、前記基材の前記第1面と前記チップの前記第2面との間で、前記接続端子と前記配線との接続部分を、直接的に若しくは間接的に被覆していてもよい。
本開示の一実施形態による配線基板において、前記保護部材の少なくとも一部は、前記電子部品の前記チップと前記接続端子との接続部分を、直接的に若しくは間接的に被覆していてもよい。
本開示の一実施形態による配線基板において、前記電子部品の前記チップのうち前記接続端子と接続されていない前記第1面は、前記保護部材から露出していてもよい。
本開示の一実施形態による配線基板において、前記電子部品は、前記チップの少なくとも一部及び前記接続端子を被覆する補強部材をさらに有するようにしてもよい。
本開示の一実施形態による配線基板において、前記補強部材は、樹脂であるようにしてもよい。
本開示の一実施形態による配線基板において、前記配線と前記基材の前記第1面との間に位置し、前記第1の弾性係数よりも大きい第3の弾性係数を有し、前記配線を支持する支持基板を更に備えるようにしてもよい。
本開示の一実施形態による配線基板において、前記配線は、複数の導電性粒子を含むようにしてもよい。
本開示の一実施形態による配線基板において、前記基材は、シリコーンゴムを含むようにしてもよい。
本開示の一実施形態による配線基板において、前記保護部材は、樹脂で構成されているようにしてもよい。
本開示の一実施形態による配線基板において、前記保護部材は、前記電子部品を前記基材の前記第1面の面内方向に連続して被覆するとともに、前記配線の蛇腹形状部のうち、前記基材の前記第1面の面内方向における、前記電子部品の両方の端部近傍の前記第1蛇腹形状部を、被覆しているようにしてもよい。
本開示の一実施形態による配線基板において、前記配線の前記蛇腹形状部の振幅が1μm以上であるようにしてもよい。
本開示の一実施形態による配線基板において、前記基材の前記第1面の面内方向に沿う引張応力が前記基材に加えられていない第1状態における前記配線の抵抗値を第1抵抗値と称し、前記基材に引張応力を加えて前記基材を前記第1面の面内方向において前記第1状態に比べて30%伸長させた第2状態における前記配線の抵抗値を第2抵抗値と称する場合、前記第1抵抗値に対する、前記第1抵抗値と前記第2抵抗値の差の絶対値の比率が、20%以下であるようにしてもよい。
本開示の一実施形態に係る配線基板の製造方法は、第1面及び前記第1面の反対側に位置する第2面を含み、第1の弾性係数を有する基材に引張応力を加えて、前記基材を伸長させる第1工程と、伸長した状態の前記基材の前記第1面側に配線を設ける第2工程と、前記配線が設けられた前記基材から前記引張応力を取り除く第3工程と、前記基材から前記引張応力を取り除いた後、前記基材の前記第1面側に位置し、前記基材の前記第1面の法線方向に沿って見た場合に前記配線基板に搭載される電子部品の端部と前記配線との境界近傍に少なくとも部分的に重なり、第2の弾性係数を有する保護部材を、設ける第4工程と、を備え、前記配線は、前記基材の前記第1面の面内方向に沿って並ぶ複数の山部及び谷部を含む蛇腹形状部を有し、前記保護部材の少なくとも一部は、前記配線の前記蛇腹形状部のうち、前記配線基板に搭載される前記電子部品の端部と前記配線との前記境界近傍における、前記基材の前記第1面の面内方向に沿って並ぶ複数の山部及び谷部を含む第1蛇腹形状部を、被覆している、配線基板の製造方法である。
本開示の一実施形態による配線基板の製造方法において、前記基材の前記第1面側に前記配線を設けた後であって、前記基材の前記第1面側に前記保護部材を設ける前に、前記配線に電気的に接続される電極を有する電子部品を、前記基材の前記第1面側に設ける電子部品搭載工程を、さらに備えるようにしてもよい。
本開示の一実施形態による配線基板の製造方法において、第1面及び前記第1面の反対側に位置する第2面を含み、前記第1の弾性係数よりも大きい第3の弾性係数を有する支持基板を準備し、前記支持基板の前記第1面に前記配線を設ける支持基板準備工程をさらに備え、前記電子部品搭載工程においては、前記配線が設けられた前記支持基板の前記第1面に、前記配線に電気的に接続される電極を有する電子部品を設け、前記第2工程においては、伸長した状態の前記基材の前記第1面に、前記配線及び前記電子部品が設けられた前記支持基板を、前記支持基板の前記第2面側から接合させるようにしてもよい。
本開示の一実施形態に係る配線基板の製造方法は、第1面及び前記第1面の反対側に位置する第2面を含み、第1の弾性係数を有する基材に引張応力を加えて、前記基材を伸長させる第1工程と、伸長した状態の前記基材の前記第1面側に配線を設ける第2工程と、前記配線が設けられた伸長した状態の前記基材から前記引張応力を取り除く第3工程と、前記基材から前記引張応力を取り除いた後、前記基材の前記第1面側に位置し、前記基材の前記第1面の法線方向に沿って見た場合に前記配線基板に搭載される電子部品の端部と前記配線との境界近傍に少なくとも部分的に重なり、第2の弾性係数を有する保護部材を、設ける第4工程と、を備え、前記配線は、前記基材の前記第1面の面内方向に沿って並ぶ複数の山部及び谷部を含む蛇腹形状部を有し、前記保護部材の少なくとも一部は、前記配線の前記蛇腹形状部のうち、前記配線基板に搭載される前記電子部品の端部と前記配線との前記境界近傍における、前記基材の前記第1面の面内方向に沿って並ぶ複数の山部及び谷部を含む第1蛇腹形状部を、被覆している、配線基板の製造方法である。
本開示の一実施形態による配線基板の製造方法において、前記基材から前記引張応力を取り除いた後であって、前記基材の前記第1面側に前記保護部材を設ける前に、前記配線に電気的に接続される電極を有する電子部品を、前記基材の前記第1面側に設ける電子部品搭載工程を、さらに備えるようにしてもよい。
本開示の一実施形態による配線基板の製造方法において、第1面及び前記第1面の反対側に位置する第2面を含み、前記第1の弾性係数よりも大きい第3の弾性係数を有する支持基板を準備し、前記支持基板の前記第1面に前記配線を設ける支持基板準備工程をさらに備え、前記第2工程においては、伸長した状態の前記基材の前記第1面に、前記配線が設けられた前記支持基板を、前記支持基板の前記第2面側から接合させ、前記電子部品搭載工程においては、前記配線が設けられた前記支持基板の前記第1面に、前記配線に電気的に接続される電極を有する前記電子部品を設けるようにしてもよい。
本開示の一実施形態による配線基板は、
第1面及び前記第1面の反対側に位置する第2面を含み、第1の弾性係数を有する基材と、
前記基材の前記第1面側に位置し、配線基板に搭載される電子部品の電極に接続される配線と、
前記基材の前記第2面側に位置し、前記基材の前記第1面の法線方向に沿って見た場合に前記配線基板に搭載される前記電子部品の端部と前記配線との境界近傍に少なくとも部分的に重なり、第2の弾性係数を有する保護部材と、を備え、
前記配線は、前記基材の前記第1面の面内方向に沿って並ぶ複数の山部及び谷部を含む蛇腹形状部を有し、
前記保護部材の少なくとも一部は、前記基材の前記第1面の法線方向に沿って見た場合に、前記配線の前記蛇腹形状部のうち、前記配線基板に搭載される前記電子部品の端部と前記配線との前記境界近傍における、前記基材の前記第1面の面内方向に沿って並ぶ複数の山部及び谷部を含む第1蛇腹形状部に、重なっている、配線基板。
本開示の一実施形態に係る配線基板の製造方法は、
第1面及び前記第1面の反対側に位置する第2面を含み、第1の弾性係数を有する基材に引張応力を加えて、前記基材を伸長させる第1工程と、
伸長した状態の前記基材の前記第1面側に配線を設ける第2工程と、
前記配線が設けられた前記基材から前記引張応力を取り除く第3工程と、
前記基材から前記引張応力を取り除いた後、前記基材の前記第2面側に位置し、前記基材の前記第1面の法線方向に沿って見た場合に前記配線基板に搭載される電子部品の端部と前記配線との境界近傍に少なくとも部分的に重なり、第2の弾性係数を有する保護部材を、設ける第4工程と、を備え、
前記配線は、前記基材の前記第1面の面内方向に沿って並ぶ複数の山部及び谷部を含む蛇腹形状部を有し、
前記保護部材の少なくとも一部は、前記基材の前記第1面の法線方向に沿って見た場合に、前記配線の前記蛇腹形状部のうち、前記配線基板に搭載される前記電子部品の端部と前記配線との前記境界近傍における、前記基材の前記第1面の面内方向に沿って並ぶ複数の山部及び谷部を含む第1蛇腹形状部に、重なっている、配線基板の製造方法。
本開示の実施形態によれば、基材の伸縮に起因して配線基板に不具合が生じることを抑制することができる。
一実施の形態に係る配線基板を示す断面図である。 一実施の形態に係る配線基板を示す平面図である。 図2の配線基板を線B−Bに沿って切断した場合を示す断面図である。 図1に示す配線基板の配線及びその周辺の構成要素の一例を拡大して示す断面図である。 図1に示す配線基板の配線及びその周辺の構成要素のその他の例を拡大して示す断面図である。 図1に示す配線基板の製造方法を説明するための図である。 第1の変形例に係る配線基板を示す断面図である。 図7に示す配線基板の配線及びその周辺の構成要素の一例を拡大して示す断面図である。 図7に示す配線基板の製造方法を説明するための図である。 一変形例に係る配線基板を示す断面図である。 第2の変形例に係る配線基板の配線及びその周辺の構成要素の一例を拡大して示す断面図である。 図11に示す配線基板の製造方法を説明するための図である。 第3の変形例に係る配線基板の電子部品の一例を示す断面図である。 第4の変形例に係る配線基板の電子部品の一例を示す断面図である。 第5の変形例に係る配線基板の電子部品の一例を示す断面図である。 第6の変形例に係る配線基板の電子部品の一例を示す断面図である。 第7の変形例に係る配線基板の電子部品の一例を示す断面図である。 第8の変形例に係る配線基板の電子部品の一例を示す断面図である。 第9の変形例に係る配線基板の電子部品の一例を示す断面図である。 第10の変形例に係る配線基板の電子部品の一例を示す断面図である。 第11の変形例に係る配線基板の配線及びその周辺の構成要素の一例を拡大して示す断面図である。 図21に示す配線基板の製造方法を説明するための図である。
以下、本開示の実施形態に係る配線基板の構成及びその製造方法について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態は本開示の実施形態の一例であって、本開示はこれらの実施形態に限定して解釈されるものではない。また、本明細書において、「基板」、「基材」、「シート」や「フィルム」など用語は、呼称の違いのみに基づいて、互いから区別されるものではない。例えば、「基材」は、基板、シートやフィルムと呼ばれ得るような部材も含む概念である。更に、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件並びにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」や「直交」等の用語や長さや角度の値等については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。また、本実施形態で参照する図面において、同一部分または同様な機能を有する部分には同一の符号または類似の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する場合がある。また、図面の寸法比率は説明の都合上実際の比率とは異なる場合や、構成の一部が図面から省略される場合がある。
以下、図1乃至図6を参照して、本開示の一実施の形態について説明する。
(配線基板)
まず、本実施の形態に係る配線基板10について説明する。図1は、配線基板10を示す断面図である。この図1に示す断面図は、図2の配線基板10を線A−Aに沿って切断した場合の図である。また、図2は、配線基板10を基材20の第1面21側から見た場合を示す平面図であるが、基材20の第2面22側に位置する保護部材Xは点線で表されている。また、図3は、図2の配線基板10を線B−Bに沿って切断した場合を示す断面図である。
図1に示す配線基板10は、基材20、支持基板40、電子部品51、配線52、保護部材Xを備える。以下、配線基板10の各構成要素について説明する。
〔基材〕
基材20は、伸縮性を有するよう構成された部材である。基材20は、電子部品51及び配線52側に位置する第1面21と、第1面21の反対側に位置する第2面22と、を含む。基材20の厚みは、例えば10mm以下であり、より好ましくは1mm以下である。基材20の厚みを小さくすることにより、基材20の伸縮に要する力を低減することができる。また、基材20の厚みを小さくすることにより、配線基板10を用いた製品全体の厚みを小さくすることができる。これにより、例えば、配線基板10を用いた製品が、人の腕などの身体の一部に取り付けるセンサである場合に、装着感を低減することができる。基材20の厚みは、10μm以上であってもよい。
基材20の伸縮性を表すパラメータの例として、基材20の弾性係数を挙げることができる。基材20の弾性係数は、例えば10MPa以下であり、より好ましくは1MPa以下である。このような弾性係数を有する基材20を用いることにより、配線基板10全体に伸縮性を持たせることができる。以下の説明において、基材20の弾性係数のことを、第1の弾性係数とも称する。基材20の第1の弾性係数は、1kPa以上であってもよい。
基材20の第1の弾性係数を算出する方法としては、基材20のサンプルを用いて、JIS K6251に準拠して引張試験を実施するという方法を採用することができる。また、基材20のサンプルの弾性係数を、ISO14577に準拠してナノインデンテーション法によって測定するという方法を採用することもできる。ナノインデンテーション法において用いる測定器としては、ナノインデンターを用いることができる。基材20のサンプルを準備する方法としては、配線基板10から基材20の一部をサンプルとして取り出す方法や、配線基板10を構成する前の基材20の一部をサンプルとして取り出す方法が考えられる。その他にも、基材20の第1の弾性係数を算出する方法として、基材20を構成する材料を分析し、材料の既存のデータベースに基づいて基材20の第1の弾性係数を算出するという方法を採用することもできる。なお、本願における弾性係数は、25℃の環境下における弾性係数である。
基材20の伸縮性を表すパラメータのその他の例として、基材20の曲げ剛性を挙げることができる。曲げ剛性は、対象となる部材の断面二次モーメントと、対象となる部材を構成する材料の弾性係数との積であり、単位はN・m又はPa・mである。基材20の断面二次モーメントは、配線基板10の伸縮方向に直交する平面によって、基材20のうち配線52と重なっている部分を切断した場合の断面に基づいて算出される。以下の説明において、基材20の曲げ剛性のことを、第1の曲げ剛性とも称する。
基材20を構成する材料の例としては、例えば、エラストマーを挙げることができる。また、基材20の材料として、例えば、織物、編物、不織布などの布を用いることもできる。エラストマーとしては、一般的な熱可塑性エラストマーおよび熱硬化性エラストマーを用いることができ、具体的には、ポリウレタン系エラストマー、スチレン系エラストマー、ニトリル系エラストマー、オレフィン系エラストマー、塩ビ系エラストマー、エステル系エラストマー、アミド系エラストマー、1,2−BR系エラストマー、フッ素系エラストマー、シリコーンゴム、ウレタンゴム、フッ素ゴム、ポリブタジエン、ポリイソブチレン、ポリスチレンブタジエン、ポリクロロプレン等を用いることができる。機械的強度や耐磨耗性を考慮すると、ウレタン系エラストマーを用いることが好ましい。また、基材20がシリコーンを含んでいてもよい。シリコーンは、耐熱性・耐薬品性・難燃性に優れており、基材20の材料として好ましい。
〔保護部材〕
保護部材Xは、基材20の伸縮を制御するために配線基板10に設けられた部材である。図1に示す例において、保護部材Xは、基材20の第1面21側に位置する。
保護部材Xは、例えば、基材20の第1の弾性係数よりも大きい弾性係数を有する。保護部材Xの弾性係数は、例えば1GPa以上であり、より好ましくは10GPa以上である。保護部材Xの弾性係数は、基材20の第1の弾性係数の100倍以上であってもよく、1000倍以上であってもよい。このような保護部材Xを基材20に設けることにより、基材20のうち保護部材Xと重なる部分が伸縮することを抑制することができる。これにより、基材20を、伸縮が生じやすい部分と、伸縮が生じにくい部分とに区画することができる。以下の説明において、保護部材Xの弾性係数のことを、第2の弾性係数とも称する。保護部材Xの第2の弾性係数は、500GPa以下であってもよい。また、保護部材Xの第2の弾性係数は、基材20の第1の弾性係数の500000倍以下であってもよい。なお、「重なる」とは、基材20の第1面21の法線方向に沿って見た場合に2つの構成要素が重なることを意味している。
なお、上述のように、保護部材Xは、基材20の第1の弾性係数よりも大きい弾性係数を有する場合に限られず、伸縮を抑制できれば、基材20の第1の弾性係数よりも、小さくても、若しくは、同じでもよい。保護部材Xの弾性係数が基材20の第1の弾性係数よりも大きければ、当該保護部材Xを薄くでき、保護部材Xの弾性係数が基材20の第1の弾性係数よりも小さければ、当該保護部材Xを厚くすることで、伸縮を抑制することができる。
保護部材Xの第2の弾性係数を算出する方法は、保護部材Xの形態に応じて適宜定められる。例えば、保護部材Xの第2の弾性係数を算出する方法は、上述の基材20の弾性係数を算出する方法と同様であってもよく、異なっていてもよい。後述する支持基板40の弾性係数も同様である。例えば、保護部材X又は支持基板40の弾性係数を算出する方法として、保護部材X又は支持基板40のサンプルを用いて、ASTM D882に準拠して引張試験を実施するという方法を採用することができる。
また、保護部材Xは、基材20の第1の曲げ剛性よりも大きい曲げ剛性を有する。保護部材Xの曲げ剛性は、基材20の第1の曲げ剛性の100倍以上であってもよく、1000倍以上であってもよい。以下の説明において、保護部材Xの曲げ剛性のことを、第2の曲げ剛性とも称する。
保護部材Xは、例えば、硬化性樹脂で構成されている。そして、保護部材Xを構成する材料の具体例としては、一般的な熱可塑性及び熱硬化性のエラストマー、アクリル系、ウレタン系、エポキシ系、ポリエステル系、エポキシ系、ビニルエーテル系、ポリエン・チオール系、シリコーン系等のオリゴマー、ポリマー等を挙げることができる。また、保護部材Xを構成する材料の他の例としては、金属材料を含む金属層を用いてもよい。金属材料の例としては、銅、アルミニウム、ステンレス鋼等を挙げることができる。保護部材Xの厚みは、例えば10μm以上である。
また、保護部材Xを構成する材料として、オリゴマー又はポリマーを用いる場合、保護部材Xは、透明性を有していてもよい。また、保護部材Xは、遮光性、例えば紫外線を遮蔽する特性を有していてもよい。例えば、保護部材Xは黒色であってもよい。また、保護部材Xの色と基材20の色とが同一であってもよい。
なお、保護部材Xと電子部品51及び配線52との位置関係については、後に詳細に説明する。
〔支持基板〕
支持基板40は、基材20よりも低い伸縮性を有するよう構成された板状の部材である。支持基板40は、基材20側に位置する第2面42と、第2面42の反対側に位置する第1面41と、を含む。図1に示す例において、支持基板40は、その第1面41側において電子部品51及び配線52を支持している。また、支持基板40は、その第2面42側において基材20の第1面に接合されている。例えば、基材20と支持基板40との間に、接着剤を含む接着層60が設けられていてもよい。接着層60を構成する材料としては、例えばアクリル系接着剤、シリコーン系接着剤等を用いることができる。接着層60の厚みは、例えば5μm以上且つ200μm以下である。また、図10に示すように、常温接合又は分子接着によって支持基板40の第2面42が基材20の第1面21に接合されていてもよい。この場合、基材20と支持基板40との間に接着層が設けられていなくてもよい。また、基材20の第1面21又は支持基板40の第2面42の一方又は両方に、常温接合、分子接着の接着性を向上させるプライマー層を設けてもよい。
後述するように、支持基板40に接合された基材20から引張応力が取り除かれて基材20が収縮するとき、支持基板40には蛇腹形状部が形成される。支持基板40の特性や寸法は、このような蛇腹形状部が形成され易くなるよう設定されている。例えば、支持基板40は、基材20の第1の弾性係数よりも大きい弾性係数を有する。以下の説明において、支持基板40の弾性係数のことを、第3の弾性係数とも称する。
支持基板40の第3の弾性係数は、例えば100MPa以上であり、より好ましくは1GPa以上である。支持基板40の第3の弾性係数は、基材20の第1の弾性係数の100倍以上であってもよく、1000倍以上であってもよい。また、支持基板40の厚みは、例えば10μm以下であり、より好ましくは5μm以下である。支持基板40の弾性係数を高くしたり、支持基板40の厚みを小さくしたりすることにより、基材20の収縮に伴って支持基板40に蛇腹形状部が形成され易くなる。支持基板40を構成する材料としては、例えば、ポリエチレンナフタレート、ポリイミド、ポリカーボネート、アクリル樹脂、ポリエチレンテレフタラート等を用いることができる。
支持基板40の第3の弾性係数は、基材20の第1の弾性係数の100倍以下であってもよい。支持基板40の第3の弾性係数を算出する方法は、基材20の場合と同様である。また、支持基板40の厚みは、500nm以上であってもよい。
〔電子部品〕
図1に示す例において、電子部品51は、配線52に接続される電極を少なくとも有する。電子部品51は、能動部品であってもよく、受動部品であってもよく、機構部品であってもよい。
電子部品51の例としては、トランジスタ、LSI(Large-Scale Integration)、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)、リレー、LED、OLED、LCDなどの発光素子、センサ、ブザー等の発音部品、振動を発する振動部品、冷却発熱をコントロールするペルチェ素子や電熱線などの冷発熱部品、抵抗器、キャパシタ、インダクタ、圧電素子、スイッチ、コネクタなどを挙げることができる。電子部品51の上述の例のうち、センサが好ましく用いられる。センサとしては、例えば、温度センサ、圧力センサ、光センサ、光電センサ、近接センサ、せん断力センサ、生体センサ、レーザーセンサ、マイクロ波センサ、湿度センサ、歪みセンサ、ジャイロセンサ、加速度センサ、変位センサ、磁気センサ、ガスセンサ、GPSセンサ、超音波センサ、臭いセンサ、脳波センサ、電流センサ、振動センサ、脈波センサ、心電センサ、光度センサ等を挙げることができる。これらのセンサのうち、生体センサが特に好ましい。生体センサは、心拍や脈拍、心電、血圧、体温、血中酸素濃度等の生体情報を測定することができる。
〔配線〕
配線52は、電子部品51の電極に接続された、導電性を有する部材である。例えば図1に示すように、配線52は、基材の第1面21側に位置し、配線52の一端及び他端が、2つの電子部品51の電極にそれぞれ接続されている。図1に示すように、複数の配線52が2つの電子部品51の間に設けられていてもよい。
後述するように、支持基板40に接合された基材20から引張応力が取り除かれて基材20が収縮するとき、配線52は蛇腹状に変形する。この点を考慮し、好ましくは、配線52は、変形に対する耐性を有する構造を備える。例えば、配線52は、ベース材と、ベース材の中に分散された複数の導電性粒子とを有する。この場合、ベース材として、樹脂などの変形可能な材料を用いることにより、基材20の伸縮に応じて配線52も変形することができる。また、変形が生じた場合であっても複数の導電性粒子の間の接触が維持されるように導電性粒子の分布や形状を設定することにより、配線52の導電性を維持することができる。
配線52のベース材を構成する材料としては、例えば、一般的な熱可塑性エラストマーおよび熱硬化性エラストマーを用いることができ、例えば、スチレン系エラストマー、アクリル系エラストマー、オレフィン系エラストマー、ウレタン系エラストマー、シリコーンゴム、ウレタンゴム、フッ素ゴム、ニトリルゴム、ポリブタジエン、ポリクロロプレン等を用いることができる。中でも、ウレタン系、シリコーン系構造を含む樹脂やゴムが、その伸縮性や耐久性などの面から好ましく用いられる。また、配線52の導電性粒子を構成する材料としては、例えば銀、銅、金、ニッケル、パラジウム、白金、カーボン等の粒子を用いることができる。中でも、銀粒子が、価格と導電性の観点から好ましく用いられる。
なお、配線52に求められることは、蛇腹形状部57の解消及び生成を利用して基材20の伸張及び収縮に追従することである。この点を考慮すると、配線52の材料としては、上述のようにそれ自体が変形性や伸縮性を有しているものだけでなく、それ自体は変形性や伸縮性を有していないものも採用可能である。
配線52に用いられ得る、それ自体は伸縮性を有さない材料としては、例えば、金、銀、銅、アルミニウム、白金、クロム等の金属や、これらの金属を含む合金が挙げられる。配線52の材料自体が伸縮性を有さない場合、配線52としては、金属膜を用いることができる。
配線52の厚みは、基材20の伸縮に耐え得る厚みであればよく、配線52の材料等に応じて適宜選択される。
例えば、配線52の材料が伸縮性を有さない場合、配線52の厚みは、25nm以上50μm以下の範囲内とすることができ、50nm以上10μm以下の範囲内であることが好ましく、100nm以上5μm以下の範囲内であることがより好ましい。
また、配線52の材料が伸縮性を有する場合、配線52の厚みは、5μm以上60μm以下の範囲内とすることができ、10μm以上50μm以下の範囲内であることが好ましく、20μm以上40μm以下の範囲内であることがより好ましい。配線52の幅は、例えば50μm以上且つ10mm以下である。
〔配線の構造〕
続いて、配線52の断面構造について、図4を参照して詳細に説明する。図4は、図1に示す配線基板10の配線52及びその周辺の構成要素の一例を拡大して示す断面図である。
図1乃至図3に示すように、配線52の大部分は、保護部材Xと重ならないように配置されている。このため、基材20に収縮などの変形が生じたとき、配線52は、基材20の変形に伴って変形し易い。例えば、伸長させた状態の基材20に配線52を設けた後、基材20を弛緩させると、図4に示すように、蛇腹形状部が生じる。この蛇腹形状部のうち、第1蛇腹形状部571は、基材20の第1面21の法線方向に沿って見た場合に配線基板10に搭載される電子部品51の端部と配線52との境界近傍Zに生じるものである。一方、第2蛇腹形状部572は、電子部品51から境界近傍Zよりも離れた領域における、配線52のうち保護部材Xと重なっていない部分に生じる規則的な形状のものである。
上述のように、配線52は、例えば、図4に示すように、基材20の第1面21の面内方向に沿って並ぶ複数の山部及び谷部を含む第1及び第2蛇腹形状部571、572を有する。なお、例えば、図4に示すように、配線52の蛇腹形状部は、第1面21の法線方向に沿って見た場合に電子部品51と基材20との間に、設けられていない。
また、第1及び第2蛇腹形状部571、572は、基材20の第1面21の法線方向における山部531、532及び谷部551、552を含む。
図4において、符号531、532は、配線52の表面に現れる山部を表し、符号541、542は、配線52の裏面に現れる山部を表す。また、符号551、552は、配線52の表面に現れる谷部を表し、符号561、562は、配線52の裏面に現れる谷部を表す。表面とは、配線52の面のうち基材20から遠い側に位置する面であり、裏面とは、配線52の面のうち基材20に近い側に位置する面である。
また、図4において、符号261、262及び271、272は、基材20の第1面21に現れる山部及び谷部を表す。第1面21に山部261、262及び谷部271、272が現れるように基材20が変形することにより、配線52が蛇腹状に変形して蛇腹形状部を有するようになる。基材20の第1面21の山部261、262が、配線52の第1及び第2蛇腹形状部571、572の山部531、532、541、542に対応し、基材20の第1面21の谷部271、272が、配線52の第1及び第2蛇腹形状部571、572の谷部551、552、561、562に対応している。
第2蛇腹形状部572の山部532、542及び谷部552、562は、基材20の第1面21の面内方向に沿って繰り返し現れる。山部532、542及び谷部552、562が繰り返し現れる周期は、例えば10μm以上且つ100mm以下である。なお、図4では、第2蛇腹形状部572の複数の山部及び谷部が一定の周期で並ぶ例が示されているが、第2蛇腹形状部572の複数の山部及び谷部は、第1面21の面内方向に沿って不規則に並んでいてもよい。
図4において、符号S1は、配線52の表面における第2蛇腹形状部572の振幅を表す。
振幅S1は、例えば1μm以上であり、より好ましくは10μm以上である。振幅S1を10μm以上とすることにより、基材20の伸張に追従して配線52が変形し易くなる。また、振幅S1は、例えば500μm以下であってもよい。
振幅S1は、例えば、配線52の長さ方向における一定の範囲にわたって、第2蛇腹形状部572の隣り合う山部532と谷部552との間の、第1面21の法線方向における距離を測定し、それらの平均を求めることにより算出される。隣り合う山部532と谷部552との間の距離を測定する測定器としては、レーザー顕微鏡などを用いた非接触式の測定器を用いてもよく、接触式の測定器を用いてもよい。また、断面写真などの画像に基づいて、隣り合う山部532と谷部552との間の距離を測定してもよい。
なお、配線52の表面における第1蛇腹形状部571の振幅の算出方法も同様である。また、後述する振幅S2、S3、S4の算出方法も同様である。
図4において、符号S2は、配線52の裏面における第2蛇腹形状部572の振幅を表す。振幅S2は、振幅S1と同様に、例えば1μm以上であり、より好ましくは10μm以上である。また、振幅S2は、例えば500μm以下であってもよい。
図4に示すように、支持基板40、接着層60や基材20の第1面21にも、配線52と同様の蛇腹形状部が形成されていてもよい。図4において、符号S3は、基材20の第1面21における第2蛇腹形状部572の振幅を表す。第1面21における第2蛇腹形状部572は、複数の山部262及び谷部272を含む。振幅S3は、例えば1μm以上であり、より好ましくは10μm以上である。また、振幅S3は、例えば500μm以下であってもよい。
なお、例えば、境界近傍Zにおける配線52の第1蛇腹形状部571の山部531と谷部551の周期は、配線52の蛇腹形状部571、572のうち、配線基板10に搭載される電子部品51から境界近傍Zよりも離れた領域における配線52の第2蛇腹形状部572の山部532と谷部552の周期よりも、小さく若しくは大きくなっている。なお、図4の例では、一例として、境界近傍Zにおける配線52の第1蛇腹形状部571の周期は、配線基板10に搭載される電子部品51から境界近傍Zよりも離れた領域における配線52の第2蛇腹形状部572の山部532と谷部552の周期よりも、小さい場合を示しているが、境界近傍Zにおける配線52の第1蛇腹形状部571の周期が小さいものと大きいものとが混在して、不規則になっていてもよい。
また、例えば、境界近傍Zにおける配線52の第1蛇腹形状部571の山部531と谷部551の振幅は、配線52の第2蛇腹形状部572の山部532と谷部552の振幅よりも、小さく若しくは大きくなっている。なお、図4の例では、一例として、境界近傍Zにおける配線52の第1蛇腹形状部571の振幅は、配線基板10に搭載される電子部品51から境界近傍Zよりも離れた領域における配線52の第2蛇腹形状部572の山部532と谷部552の振幅よりも、大きい場合を示しているが、境界近傍Zにおける配線52の第1蛇腹形状部571の振幅が小さいものと大きいものとが混在して、不規則になってもよい。
この第1蛇腹形状部571は、第2蛇腹形状部572よりも、不規則な形状を有しているため、伸縮すると、当該第1蛇腹形状部571の配線52が断線する可能性がある。
なお、図5は、図1に示す配線基板10の配線52及びその周辺の構成要素のその他の例を拡大して示す断面図である。図5に示すように、基材20の第1面21には蛇腹形状部が形成されていなくてもよい。
次に、図4や図5に示す蛇腹形状部の第2蛇腹形状部572が配線52に形成されていることの利点について説明する。上述のように、基材20は、10MPa以下の弾性係数を有する。このため、配線基板10に引張応力を加えた場合、基材20は、弾性変形によって伸長することができる。ここで、仮に配線52も同様に弾性変形によって伸長すると、配線52の全長が増加し、配線52の断面積が減少するので、配線52の抵抗値が増加してしまう。また、配線52の弾性変形に起因して配線52にクラックなどの破損が生じてしまうことも考えられる。
これに対して、本実施の形態においては、配線52が蛇腹形状部の第2蛇腹形状部572を有している。このため、基材20が伸張する際、配線52は、第2蛇腹形状部572の起伏を低減するように変形することによって、すなわち蛇腹形状を解消することによって、基材20の伸張に追従することができる。このため、基材20の伸張に伴って配線52の全長が増加することや、配線52の断面積が減少することを抑制することができる。このことにより、配線基板10の伸張に起因して配線52の抵抗値が増加することを抑制することができる。また、配線52にクラックなどの破損が生じてしまうことを抑制することができる。
〔保護部材Xの電子部品51及び配線52との位置関係〕
次に、保護部材Xについて、電子部品51及び配線52との位置関係に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、保護部材Xは、基材20の第1面21側に位置する。そして、この保護部材Xは、基材20の第1面21の法線方向に沿って見た場合に電子部品51と少なくとも部分的に重なるように配置されている。好ましくは、保護部材Xは、基材20の第1面21の法線方向に沿って見た場合に電子部品51の全域にわたって電子部品51に重なっている。
そして、保護部材Xの少なくとも一部は、例えば、図1に示すように、境界近傍Zにおける配線52の第1蛇腹形状部571を、直接的に被覆している。なお、保護部材Xの少なくとも一部は、境界近傍Zにおける配線52の第1蛇腹形状部571を、間接的に被覆しているようにしてもよい。そして、保護部材Xは、例えば、図1に示すように、境界近傍Zにおける配線52の第1蛇腹形状部571、及び、境界近傍Zから離れた領域における第2蛇腹形状部572の少なくとも一部を、連続的に被覆している。
特に、保護部材Xは、例えば、図1に示すように、電子部品51を基材20の第1面21の面内方向に連続して被覆するとともに、配線52の蛇腹形状部のうち、基材20の第1面21の面内方向における、電子部品51の両方の端部近傍の第1蛇腹形状部571を、被覆している。
そして、この保護部材Xは、例えば、既述のように、第1の弾性係数よりも大きい第2の弾性係数を有する。
このため、基材20のうち電子部品51と重なる部分、すなわち保護部材Xと重なる部分は、基材20のうち保護部材Xと重ならない部分に比べて変形しにくい。これにより、基材20に引張応力などの力を加えたときや、基材20から引張応力などの力を取り除いたときなどに、基材20のうち電子部品51と重なる部分に変形が生じることを抑制することができる。このことにより、基材20の変形に起因する応力が電子部品51に加わることを抑制することができ、電子部品51が変形したり破損したりしてしまうことを抑制することができる。また、電子部品51と配線52との間の電気接合部が破損してしまうことを抑制することができる。
特に、この保護部材Xは、既述のように、基材20の第1面21の法線方向に沿って見た場合に配線基板10に搭載される電子部品51の端部と配線52との境界近傍Zに少なくとも部分的に重なっている。
より詳しくは、保護部材Xの少なくとも一部は、配線の蛇腹形状部のうち、配線基板10に搭載される電子部品51の端部と配線52との境界近傍Zにおける、基材20の第1面21の面内方向に沿って並ぶ複数の山部及び谷部を含む第1蛇腹形状部571を、直接的に若しくは間接的に被覆している。
このため、伸縮することを前提とする第2蛇腹形状部572よりも、振幅が大きく若しくは小さく、そして、周期が大きく若しくは小さい、すなわち、不規則な第1蛇腹形状部571が、保護部材Xにより被覆されて第1蛇腹形状部571の形状が固定されることとなる。この不規則な第1蛇腹形状部571は、第2蛇腹形状部572よりも、不規則な形状を有しているため、伸縮すると当該第1蛇腹形状部571の配線52が断線する可能性があるが、このように保護部材Xにより被覆されて第1蛇腹形状部571の形状が固定されることにより、第1蛇腹形状部571における配線52の断線を抑制することができ、配線52の耐久性を向上することができる。
(配線基板の製造方法)
以下、図6(a)〜(d)を参照して、配線基板10の製造方法について説明する。
まず、基材20を準備する基材準備工程を実施する。本実施の形態においては、基材準備工程において、図6(a)に示すように、第1面21及び第1面21の反対側に位置する第2面22を含み、第1の弾性係数を有する基材20を準備する。
また、第1面41及び第1面41の反対側に位置する第2面42を含み、第1の弾性係数よりも大きい第3の弾性係数を有する支持基板40を準備し、支持基板40の第1面41に配線を設ける支持基板40を準備する支持基板準備工程を実施する。本実施の形態においては、支持基板準備工程において、図6(b)に示すように、支持基板40の第1面41に電子部品51及び配線52を設ける。配線52を設ける方法としては、例えば、ベース材及び導電性粒子を含む導電性ペーストを支持基板40の第1面41に印刷する方法を採用することができる。
このように、本実施形態においては、基材20の第1面21側に配線52を設けた後であって、基材20の第1面21側に保護部材Xを設ける前に、配線52が設けられた支持基板40の第1面41に、配線52に電気的に接続される電極を有する電子部品51を、基材20の第1面側に設ける電子部品搭載工程を実施する。
続いて、基材20に引張応力Tを加えて基材20を伸長させる第1工程を実施する。基材20の伸張率は、例えば10%以上且つ200%以下である。第1工程は、基材20を加熱した状態で実施してもよく、常温で実施してもよい。基材20を加熱する場合、基材20の温度は例えば50℃以上且つ150℃以下である。
続いて、引張応力Tによって伸長した状態の基材20の第1面21側に、電子部品51及び配線52を設ける第2工程を実施する。本実施の形態の第2工程においては、図6(c)に示すように、伸長した状態の基材20の第1面21に、電子部品51及び配線52が設けられた支持基板40を、支持基板40の第2面42側から接合させる。この際、基材20と支持基板40との間に接着層60を設けてもよい。
その後、基材20から引張応力Tを取り除く第3工程を実施する。これにより、図6(d)において矢印Cで示すように、基材20が収縮し、基材20に接合されている支持基板40及び配線52にも変形が生じる。支持基板40の第3の弾性係数は、基材20の第1の弾性係数よりも大きい。このため、支持基板40及び配線52の変形を、蛇腹形状部の生成として生じさせることができる。
続いて、基材20から引張応力Tを取り除いた後、基材20の第1面21側に位置し、基材20の第1面21の法線方向に沿って見た場合に配線基板10に搭載される電子部品51の端部と配線52との境界近傍Zに少なくとも部分的に重なり、第2の弾性係数を有する保護部材Xを設ける、第4工程を実施する。
なお、既述のように、配線52は、基材20の第1面21の面内方向に沿って並ぶ複数の山部及び谷部を含む蛇腹形状部を有する。
そして、既述の図4、図5に示すように、保護部材Xの少なくとも一部は、配線52の蛇腹形状部のうち、配線基板10に搭載される電子部品51の端部と配線52との境界近傍Zにおける、基材20の第1面21の面内方向に沿って並ぶ複数の山部及び谷部を含む第1蛇腹形状部571を、被覆している。
ここで、配線52の第2蛇腹形状部572によって得られる、配線52の抵抗値に関する効果の一例について説明する。ここでは、基材20の第1面21の面内方向に沿う引張応力が基材20に加えられていない第1状態における配線52の抵抗値を、第1抵抗値と称する。また、基材20に引張応力を加えて基材20を第1面21の面内方向において第1状態に比べて30%伸長させた第2状態における配線52の抵抗値を、第2抵抗値と称する。本実施の形態によれば、配線52に第2蛇腹形状部572を形成することにより、第1抵抗値に対する、第1抵抗値と第2抵抗値の差の絶対値の比率を、20%以下にすることができ、より好ましくは10%以下にすることができ、更に好ましくは5%以下にすることができる。
配線基板10の用途としては、ヘルスケア分野、医療分野、介護分野、エレクトロニクス分野、スポーツ・フィットネス分野、美容分野、モビリティ分野、畜産・ペット分野、アミューズメント分野、ファッション・アパレル分野、セキュリティ分野、ミリタリー分野、流通分野、教育分野、建材・家具・装飾分野、環境エネルギー分野、農林水産分野、ロボット分野などを挙げることができる。例えば、人の腕などの身体の一部に取り付ける製品を、本実施の形態による配線基板10を用いて構成する。配線基板10は伸張することができるので、例えば配線基板10を伸長させた状態で身体に取り付けることにより、配線基板10を身体の一部により密着させることができる。このため、良好な着用感を実現することができる。また、配線基板10が伸張した場合に配線52の抵抗値が低下することを抑制することができるので、配線基板10の良好な電気特性を実現することができる。他にも配線基板10は伸長することができるので、人などの生体に限らず曲面や立体形状に沿わせて設置や組込むことが可能である。それらの製品の一例としては、バイタルセンサ、マスク、補聴器、歯ブラシ、絆創膏、湿布、コンタクトレンズ、義手、義足、義眼、カテーテル、ガーゼ、薬液パック、包帯、ディスポーザブル生体電極、おむつ、家電製品、スポーツウェア、リストバンド、はちまき、手袋、水着、サポーター、ボール、ラケット、薬液浸透美容マスク、電気刺激ダイエット用品、懐炉、自動車内装、シート、インパネ、ベビーカー、ドローン、車椅子、タイヤ、首輪、リード、ハプティクスデバイス、ランチョンマット、帽子、服、メガネ、靴、インソール、靴下、ストッキング、インナーウェア、マフラー、耳あて、鞄、アクセサリー、指輪、付け爪、時計、個人ID認識デバイス、ヘルメット、パッケージ、ICタグ、ペットボトル、文具、書籍、カーペット、ソファ、寝具、照明、ドアノブ、花瓶、ベッド、マットレス、座布団、ワイヤレス給電アンテナ、電池、ビニールハウス、ロボットハンド、ロボット外装を挙げることができる。
なお、上述した実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、必要に応じて図面を参照しながら、変形例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した実施の形態と同様に構成され得る部分について、上述の実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いることとし、重複する説明を省略する。また、上述した実施の形態において得られる作用効果が変形例においても得られることが明らかである場合、その説明を省略することもある。
(第1の変形例)
上述の実施の形態においては、電子部品51及び配線52が、基材20の第1の弾性係数よりも高い第3の弾性係数を有する支持基板40によって支持される例を示したが、これに限られることはない。
図7は、第1の変形例に係る配線基板を示す断面図である。この図7に示すように、電子部品51及び配線52は、基材20の第1面21に設けられていてもよい。
図8は、図7に示す配線基板10の配線52及びその周辺の構成要素の一例を拡大して示す断面図である。本変形例においても、上述の実施の形態の場合と同様に、保護部材Xの少なくとも一部は、配線の蛇腹形状部のうち、配線基板10に搭載される電子部品51の端部と配線52との境界近傍Zにおける、基材20の第1面21の面内方向に沿って並ぶ複数の山部及び谷部を含む第1蛇腹形状部571を、被覆している。
このため、伸縮することを前提とする第2蛇腹形状部572よりも振幅が大きく周期が小さい第1蛇腹形状部571が、保護部材Xにより被覆されて第1蛇腹形状部571の形状が固定されることとなる。この振幅が大きく周期が小さい第1蛇腹形状部571は、第2蛇腹形状部572よりも、不規則な形状を有しているため、伸縮すると当該第1蛇腹形状部571の配線52が断線する可能性があるが、このように保護部材Xにより被覆されて第1蛇腹形状部571の形状が固定されることにより、第1蛇腹形状部571における配線52の断線を抑制することができ、配線52の耐久性を向上することができる。
また、配線52のうち保護部材Xと重なっていない部分には第2蛇腹形状部572が形成されている。このため、基材20の変形に伴って配線52の全長が増加することや、配線52の断面積が減少することを抑制することができる。
図9(a)〜(d)は、図7に示す配線基板10の製造方法を説明するための図である。
まず、図9(a)に示すように、基材20を準備する基材準備工程を実施する。本変形例においては、基材準備工程において、図9(a)に示すように、第1面21及び第1面21の反対側に位置する第2面22を含み、第1の弾性係数を有する基材20を準備する。
続いて、図9(b)に示すように、基材20に引張応力Tを加えて基材20を伸長させる第1工程を実施する。続いて、図9(c)に示すように、引張応力Tによって伸長した状態の基材20の第1面21に、電子部品51及び配線52を設ける第2工程を実施する。
その後、基材20から引張応力Tを取り除く第3工程を実施する。これにより、図9(d)において矢印Cで示すように、基材20が収縮し、基材20に設けられている配線52にも変形が生じる。
続いて、基材20から引張応力Tを取り除いた後、基材20の第1面21側に位置し、基材20の第1面21の法線方向に沿って見た場合に配線基板10に搭載される電子部品51の端部と配線52との境界近傍Zに少なくとも部分的に重なり、第2の弾性係数を有する保護部材Xを設ける、第4工程を実施する。
なお、本変形例においては、保護部材Xは、基材20の第1面21の法線方向に沿って見た場合に配線基板10に搭載される電子部品51の端部と配線52との境界近傍Zに少なくとも部分的に重なっている。
より詳しくは、保護部材Xの少なくとも一部は、配線の蛇腹形状部のうち、配線基板10に搭載される電子部品51の端部と配線52との境界近傍Zにおける、基材20の第1面21の面内方向に沿って並ぶ複数の山部及び谷部を含む第1蛇腹形状部571を、直接的に若しくは間接的に被覆している。
このため、伸縮することを前提とする第2蛇腹形状部572よりも不規則な第1蛇腹形状部571が、保護部材Xにより被覆されて第1蛇腹形状部571の形状が固定されることとなる。
この不規則な第1蛇腹形状部571は、第2蛇腹形状部572よりも、不規則な形状を有しているため、伸縮すると当該第1蛇腹形状部571の配線52が断線する可能性があるが、このように保護部材Xにより被覆されて第1蛇腹形状部571の形状が固定されることにより、第1蛇腹形状部571における配線52の断線を抑制することができ、配線52の耐久性を向上することができる。
(第2の変形例)
上述の実施の形態及び第1の変形例においては、引張応力Tによって伸長した状態の基材20の第1面21側に、電子部品51及び配線52を設けることで、配線基板10を構成する例を示した。この場合、電子部品51の端部と配線52との境界近傍Zでは、蛇腹形状部の形状が不規則になる。しかしながら、これに限られることはなく、引張応力Tによって伸長した状態の基材20の第1面21側に配線52を設け、基材20から引張応力Tを取り除いた後に基材20の第1面21側に電子部品51を設けることで、配線基板10を構成するもよい。この場合、電子部品51の端部と配線52との境界近傍Zでは、蛇腹形状部の形状が規則的になる。
図11は、第2の変形例に係る配線基板10の配線52及びその周辺の構成要素の一例を拡大して示す断面図である。この図11に示すように、引張応力Tによって伸長した状態の基材20の第1面21側に配線52を設け、基材20から引張応力Tを取り除いた後に基材20の第1面21側に電子部品51を設けることで、配線基板10が構成されている。
配線52の蛇腹形状部は、第1及び第2蛇腹形状部571、572に加えて、基材20と配線基板10に搭載される電子部品51との間に位置するとともに、第1面21の法線方向に沿って見た場合に電子部品51と配線52と重なる部分に、基材20の第1面21の面内方向に沿って並ぶ複数の山部及び谷部を含む第3蛇腹形状部573を、さらに含む。
そして、保護部材Xの少なくとも一部は、基材20と配線基板10に搭載される電子部品51との間の領域において、第3蛇腹形状部573を、被覆している。
また、境界近傍Zにおける配線52の第1蛇腹形状部571の山部と谷部の周期は、配線52の蛇腹形状部のうち、配線基板10に搭載される電子部品51から境界近傍Zよりも離れた領域における配線52の第2蛇腹形状部572の山部と谷部の周期と、同じになっている。
また、境界近傍Zにおける配線52の第1蛇腹形状部571の山部と谷部の振幅は、配線52の第2蛇腹形状部572の山部532と谷部552の振幅と、同じになっている。
特に、第1、第2、及び第3蛇腹形状部571、572、573は、基材20から引張応力Tを取り除くときに電子部品51が基材20に設けられていないため、それらの形状が同様になる。すなわち、例えば、図11に示すように、第1、第2、及び第3蛇腹形状部571、572、573の山部と谷部の周期は、同じになっており、第1、第2、及び第3蛇腹形状部571、572、573の山部と谷部の振幅は、同じになっている。
また、保護部材Xの少なくとも一部は、例えば、図11に示すように、第1及び第3蛇腹形状部571、573を、直接的に被覆している。
このように、本変形例においても、配線52が蛇腹形状部の第2蛇腹形状部572を有している。このため、基材20が伸張する際、配線52は、第2蛇腹形状部572の起伏を低減するように変形することによって、すなわち蛇腹形状を解消することによって、基材20の伸張に追従することができる。このため、基材20の伸張に伴って配線52の全長が増加することや、配線52の断面積が減少することを抑制することができる。このことにより、配線基板10の伸張に起因して配線52の抵抗値が増加することを抑制することができる。また、配線52にクラックなどの破損が生じてしまうことを抑制することができる。
また、基材20のうち電子部品51と重なる部分、すなわち保護部材Xと重なる部分は、基材20のうち保護部材Xと重ならない部分に比べて変形しにくい。これにより、基材20に引張応力などの力を加えたときや、基材20から引張応力などの力を取り除いたときなどに、基材20のうち電子部品51と重なる部分に変形が生じることを抑制することができる。このことにより、基材20の変形に起因する応力が電子部品51に加わることを抑制することができ、電子部品51が変形したり破損したりしてしまうことを抑制することができる。また、電子部品51と配線52との間の電気接合部が破損してしまうことを抑制することができる。
特に、第1及び第3蛇腹形状部571、573が、保護部材Xにより被覆されて第1及び第3蛇腹形状部571、573の形状が固定されることとなる。これにより、第1及び第3蛇腹形状部571、573における配線52の断線を抑制することができ、配線52の耐久性を向上することができる。
(配線基板の製造方法)
以下、図12(a)〜(d)を参照して、第2の変形例に係る配線基板10の製造方法について説明する。
まず、基材20を準備する基材準備工程を実施する。本変形例においては、基材準備工程において、図12(a)に示すように、第1面21及び第1面21の反対側に位置する第2面22を含み、第1の弾性係数を有する基材20を準備する。
また、第1面41及び第1面41の反対側に位置する第2面42を含み、第1の弾性係数よりも大きい第3の弾性係数を有する支持基板40を準備し、支持基板40の第1面41に配線を設ける支持基板40を準備する支持基板準備工程を実施する。本実施の形態においては、支持基板準備工程において、図12(b)に示すように、支持基板40の第1面41に配線52を設ける。配線52を設ける方法としては、例えば、ベース材及び導電性粒子を含む導電性ペーストを支持基板40の第1面41に印刷する方法を採用することができる。
続いて、基材20に引張応力Tを加えて、基材20を伸長させる第1工程を実施する。基材20の伸張率は、例えば10%以上且つ200%以下である。第1工程は、基材20を加熱した状態で実施してもよく、常温で実施してもよい。基材20を加熱する場合、基材20の温度は例えば50℃以上且つ150℃以下である。
続いて、引張応力Tによって伸長した状態の基材20の第1面21側に、配線52を設ける第2工程を実施する。本実施の形態の第2工程においては、図12(c)に示すように、伸長した状態の基材20の第1面21に、配線52が設けられた支持基板40を、支持基板40の第2面42側から接合させる。この際、基材20と支持基板40との間に接着層60を設けてもよい。
その後、配線52が設けられた基材20から引張応力Tを取り除く第3工程を実施する。これにより、図12(d)において矢印Cで示すように、基材20が収縮し、基材20に接合されている支持基板40及び配線52にも変形が生じる。支持基板40の第3の弾性係数は、基材20の第1の弾性係数よりも大きい。このため、支持基板40及び配線52の変形を、蛇腹形状部の生成として生じさせることができる。
続いて、基材20から引張応力Tを取り除いた後、基材20の第1面21側に位置し、基材20の第1面21の法線方向に沿って見た場合に配線基板10に搭載される電子部品51の端部と配線52との境界近傍Zに少なくとも部分的に重なり、第2の弾性係数を有する保護部材Xを設ける、第4工程を実施する。
特に、本実施形態においては、基材20から引張応力Tを取り除いた後であって、基材20の第1面21側に保護部材Xを設ける前に、配線52が設けられた支持基板40の第1面41に、配線52に電気的に接続される電極を有する電子部品51を、基材20の第1面側に設ける電子部品搭載工程を実施する。
なお、既述のように、配線52は、基材20の第1面21の面内方向に沿って並ぶ複数の山部及び谷部を含む蛇腹形状部を有する。
そして、既述のように、保護部材Xの少なくとも一部は、配線52の蛇腹形状部のうち、配線基板10に搭載される電子部品51の端部と配線52との境界近傍Zにおける、基材20の第1面21の面内方向に沿って並ぶ複数の山部及び谷部を含む第1及び第3蛇腹形状部571、573を、被覆することとなる。
これにより、本変形例によっても、配線52に第2蛇腹形状部572を形成することにより、応力が加えられたときの配線52の抵抗値の変化を低減することができる。
特に、第1及び第3蛇腹形状部571、573が、保護部材Xにより被覆されて第1及び第3蛇腹形状部571、573の形状が固定されることとなる。これにより、第1及び第3蛇腹形状部571、573における配線52の断線を抑制することができ、配線52の耐久性を向上することができる。
(第3の変形例)
上述の実施の形態及び第1の変形例においては、電子部品51が、配線基板10に実装される前の段階で予めパッケージ化されたものである例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、電子部品51は、電子部品51の構成要素の一部が配線基板10に実装された後、一部の構成要素を封止することによって構成されるものであってもよい。
例えば、図13に示すように、電子部品51は、チップ513と、補強部材515と、を有するようにしてもよい。そして、チップ513は、基材20の第1面21側に位置し、第1面513a及び第1面513aの反対側に位置する第2面513bを含む。
また、補強部材515は、チップ513の少なくとも一部を被覆している。なお、補強部材515は、例えば、ポッティングにより、液状の樹脂を滴下して、チップ513を覆うように形成される。なお、補強部材515としては、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂などの樹脂を用いることができる。
図13に示すように、補強部材515は、チップ513の外縁よりも外側にまで広がるよう設けられる。これにより、基材20の変形に起因する応力がチップ513に加わることを抑制することができ、チップ513が変形したり破損したりしてしまうことを抑制することができる。
そして、保護部材Xの少なくとも一部は、補強部材515を介してチップ513を被覆している。なお、保護部材Xは、例えば、ポッティングにより、液状の樹脂を滴下して、電子部品51を覆うように形成される。
これにより、図13に示すように、保護部材Xは、チップ513の外縁よりも外側にまで広がるよう設けられる。これにより、基材20の変形に起因する応力が電子部品51に加わることを抑制することができ、電子部品51と配線52との間の電気接合部が破損してしまうことを抑制することができる。
(第4の変形例)
上述の第3の変形例では、電子部品51は、チップ513と、補強部材515と、を有する例を説明したが、例えば、図14に示すように、第3の変形例と比較して、接続端子Hをさらに有するようにしてもよい。そして、チップ513は、例えば、図14に示すように、基材20の第1面21側に位置し、第1面513a及び第1面513aの反対側に位置する第2面513bを含む。また、接続端子Hは、例えば、図14に示すように、チップ513と配線52とを電気的に接続するようになっている。この場合、この接続端子Hは、例えば、電子部品51の電極として機能する。この接続端子Hは、はんだや、金、アルミニウム、銅などの導電性の金属を含む。
そして、保護部材Xの少なくとも一部は、基材20の第1面21とチップ513の第2面513bとの間で、接続端子Hと配線52との接続部分を、補強部材515を介して、間接的に被覆している。
本変形例によっても、電子部品51と配線52との間の電気接合部が破損してしまうことを抑制することができる。
(第5の変形例)
上述の第4の変形例では、電子部品51は、チップ513と、補強部材515と、接続端子Hと、を有し、保護部材Xが電子部品51の全体を覆っている例を説明したが、例えば、図15に示すように、第4の変形例と比較して、電子部品51のチップ513のうち接続端子Hと接続されていない第1面513aは、保護部材Xから露出しているようにしてもよい。
本変形例によっても、電子部品51と配線52との間の電気接合部が破損してしまうことを抑制することができる。
(第6の変形例)
上述の第5の変形例では、電子部品51は、チップ513と、補強部材515と、接続端子Hと、を有し、電子部品51のチップ513のうち接続端子Hと接続されていない第1面513aは、保護部材Xから露出している例を説明したが、例えば、図16に示すように、保護部材Xの少なくとも一部は、電子部品51のチップ513と接続端子Hとの接続部分を、補強部材515を介して、間接的に被覆しているようにしてもよい。なお、この図16に示す例では、保護部材Xは、2つの部分に分離されている。
本変形例によっても、電子部品51と配線52との間の電気接合部が破損してしまうことを抑制することができる。
(第7の変形例)
上述の第6の変形例では、保護部材Xの少なくとも一部は、電子部品51のチップ513と接続端子Hとの接続部分を、補強部材515を介して、間接的に被覆している例を説明したが、例えば、図17に示すように、第6の変形例と比較して、補強部材515を形成せずに、保護部材Xの少なくとも一部は、電子部品51のチップ513と接続端子Hとの接続部分を、直接的に被覆しているようにしてもよい。
本変形例によっても、電子部品51と配線52との間の電気接合部が破損してしまうことを抑制することができる。
(第8の変形例)
既述の第2の変形例においては、引張応力Tによって伸長した状態の基材20の第1面21側に配線52を設け、基材20から引張応力Tを取り除いた後に基材20の第1面21側に電子部品51を設ける例を示した。この変形例においても、電子部品51は、電子部品51の構成要素の一部が配線基板10に実装された後、一部の構成要素を封止することによって構成されるものであってもよい。
本第8の変形例では、電子部品51は、引張応力Tによって伸長した状態の基材20の第1面21側に配線52を設け、基材20から引張応力Tを取り除いた後に基材20の第1面21側に設けられる。そして、例えば、図18に示すように、電子部品51は、チップ513と、接続端子Hとを含む。そして、チップ513は、例えば、図18に示すように、基材20の第1面21側に位置し、第1面513a及び第1面513aの反対側に位置する第2面513bを含む。また、接続端子Hは、例えば、図18に示すように、チップ513と配線52とを電気的に接続するようになっている。この場合、この接続端子Hは、例えば、電子部品51の電極として機能する。この接続端子Hは、はんだや、金、アルミニウム、銅などの導電性の金属を含む。
そして、保護部材Xの少なくとも一部は、基材20の第1面21とチップ513の第2面513bとの間で、接続端子Hと配線52との接続部分を、直接的に被覆している。なお、保護部材Xは、例えば、ディスペンサーにより、液状の樹脂を滴下して、電子部品51を覆うように形成される。
本変形例によっても、電子部品51と配線52との間の電気接合部が破損してしまうことを抑制することができる。
(第9の変形例)
上述の第8の変形例では、電子部品51は、チップ513と、接続端子Hと、を有し、保護部材Xが電子部品51の全体を覆っている例を説明したが、例えば、図19に示すように、第8の変形例と比較して、電子部品51のチップ513のうち接続端子Hと接続されていない第1面513aは、保護部材Xから露出しているようにしてもよい。
本変形例によっても、電子部品51と配線52との間の電気接合部が破損してしまうことを抑制することができる。
(第10の変形例)
上述の第9の変形例では、電子部品51のチップ513のうち接続端子Hと接続されていない第1面513aは、保護部材Xから露出している例を説明したが、例えば、図20に示すように、電子部品51のチップ513のうち接続端子Hと接続されていない第1面513aは、保護部材Xから露出するとともに、保護部材Xは、接続端子Hをそれぞれ被覆する部分に分離されているようにしてもよい。
本変形例によっても、電子部品51と配線52との間の電気接合部が破損してしまうことを抑制することができる。
(第11の変形例)
上述の実施の形態及び各変形例においては、保護部材Xが基材20の第1面21側に位置し、当該保護部材Xの少なくとも一部は、配線52の蛇腹形状部のうち、配線基板10に搭載される電子部品51の端部と配線52との境界近傍Zにおける第1蛇腹形状部571を、被覆する例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、保護部材Xが基材20の第2面22側に位置し、当該保護部材Xの少なくとも一部は、基材20の第1面21の法線方向に沿って見た場合に、配線52の蛇腹形状部のうち、配線基板10に搭載される電子部品51の端部と配線52との境界近傍Zにおける、基材20の第1面21の面内方向に沿って並ぶ複数の山部及び谷部を含む第1蛇腹形状部571に、重なっているようにしてもよい。
図21は、第11の変形例に係る配線基板10の配線52及びその周辺の構成要素の一例を拡大して示す断面図である。
本変形例においては、既述のように、保護部材Xは、基材20の第2面22側に位置し、基材20の第1面21の法線方向に沿って見た場合に配線基板10に搭載される電子部品51の端部と配線52との境界近傍Zに少なくとも部分的に重なっている。そして、当該保護部材Xの少なくとも一部は、基材20の第1面21の法線方向に沿って見た場合に、配線52の蛇腹形状部のうち、配線基板10に搭載される電子部品51の端部と配線52との境界近傍Zにおける、基材20の第1面21の面内方向に沿って並ぶ複数の山部及び谷部を含む第1蛇腹形状部571に、重なっている。第一蛇腹形状部571は振幅が小さくても大きくても、周期が大きくても小さくてもよい。
また、基材20のうち電子部品51と重なる部分、すなわち保護部材Xと重なる部分は、基材20のうち保護部材Xと重ならない部分に比べて変形しにくい。これにより、基材20に引張応力などの力を加えたときや、基材20から引張応力などの力を取り除いたときなどに、基材20のうち電子部品51と重なる部分に変形が生じることを抑制することができる。このことにより、基材20の変形に起因する応力が電子部品51に加わることを抑制することができ、電子部品51が変形したり破損したりしてしまうことを抑制することができる。また、電子部品51と配線52との間の電気接合部が破損してしまうことを抑制することができる。
特に、第1蛇腹形状部571が、保護部材Xにより第1蛇腹形状部571の形状が固定されることとなる。これにより、第1蛇腹形状部571における配線52の断線を抑制することができ、配線52の耐久性を向上することができる。
(配線基板の製造方法)
以下、図22(a)〜(d)を参照して、第11の変形例に係る配線基板10の製造方法について説明する。
まず、基材20を準備する基材準備工程を実施する。本変形例においては、基材準備工程において、図22(a)に示すように、第1面21及び第1面21の反対側に位置する第2面22を含み、第1の弾性係数を有する基材20を準備する。
また、第1面41及び第1面41の反対側に位置する第2面42を含み、第1の弾性係数よりも大きい第3の弾性係数を有する支持基板40を準備し、支持基板40の第1面41に配線を設ける支持基板40を準備する支持基板準備工程を実施する。本実施の形態においては、支持基板準備工程において、図22(b)に示すように、支持基板40の第1面41に電子部品51及び配線52を設ける。配線52を設ける方法としては、例えば、ベース材及び導電性粒子を含む導電性ペーストを支持基板40の第1面41に印刷する方法を採用することができる。
続いて、基材20に引張応力Tを加えて基材20を伸長させる第1工程を実施する。基材20の伸張率は、例えば10%以上且つ200%以下である。第1工程は、基材20を加熱した状態で実施してもよく、常温で実施してもよい。基材20を加熱する場合、基材20の温度は例えば50℃以上且つ150℃以下である。
続いて、引張応力Tによって伸長した状態の基材20の第1面21側に、電子部品51及び配線52を設ける第2工程を実施する。本実施の形態の第2工程においては、図22(c)に示すように、伸長した状態の基材20の第1面21に、電子部品51及び配線52が設けられた支持基板40を、支持基板40の第2面42側から接合させる。この際、基材20と支持基板40との間に接着層60を設けてもよい。
その後、基材20から引張応力Tを取り除く第3工程を実施する。これにより、図22(d)において矢印Cで示すように、基材20が収縮し、基材20に接合されている支持基板40及び配線52にも変形が生じる。支持基板40の第3の弾性係数は、基材20の第1の弾性係数よりも大きい。このため、支持基板40及び配線52の変形を、蛇腹形状部の生成として生じさせることができる。
続いて、基材20から引張応力Tを取り除いた後、基材20の第2面22側に位置し、基材20の第1面21の法線方向に沿って見た場合に配線基板10に搭載される電子部品51の端部と配線52との境界近傍Zに少なくとも部分的に重なり、第2の弾性係数を有する保護部材Xを設ける、第4工程を実施する。
なお、既述のように、配線52は、基材20の第1面21の面内方向に沿って並ぶ複数の山部及び谷部を含む蛇腹形状部を有する。
そして、既述のように、当該保護部材Xの少なくとも一部は、基材20の第1面21の法線方向に沿って見た場合に、配線52の蛇腹形状部のうち、配線基板10に搭載される電子部品51の端部と配線52との境界近傍Zにおける、基材20の第1面21の面内方向に沿って並ぶ複数の山部及び谷部を含む第1蛇腹形状部571に、重なることとなる。
これにより、保護部材Xにより、第1蛇腹形状部571の形状が固定されることとなる。これにより、第1蛇腹形状部571における配線52の断線を抑制することができ、配線52の耐久性を向上することができる。
(配線基板の変形例)
上述の実施の形態及び各変形例においては、配線基板10が、基材20の第1面21側に搭載された電子部品51を備える例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、配線基板10は、電子部品51を備えていなくてもよい。例えば、電子部品51が搭載されていない状態の基材20に蛇腹形状部57が生じていてもよい。また、電子部品51が搭載されていない状態の支持基板40が基材20に貼り合されてもよい。また、配線基板10は、電子部品51が搭載されていない状態で出荷されてもよい。
なお、上述した実施の形態に対するいくつかの変形例を説明してきたが、当然に、複数の変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。
10 配線基板
20 基材
21 第1面
22 第2面
40 支持基板
41 第1面
42 第2面
51 電子部品
52 配線
571 第1蛇腹形状部
572 第2蛇腹形状部
573 第3蛇腹形状部
60 接着層
X 保護部材

Claims (35)

  1. 第1面及び前記第1面の反対側に位置する第2面を含み、第1の弾性係数を有する基材と、
    前記基材の前記第1面側に位置し、配線基板に搭載される電子部品の電極に接続される配線と、
    前記基材の前記第1面側に位置し、前記基材の前記第1面の法線方向に沿って見た場合に前記配線基板に搭載される前記電子部品の端部と前記配線との境界近傍に少なくとも部分的に重なり、第2の弾性係数を有する保護部材と、を備え、
    前記配線は、前記基材の前記第1面の面内方向に沿って並ぶ複数の山部及び谷部を含む蛇腹形状部を有し、
    前記保護部材の少なくとも一部は、前記配線の前記蛇腹形状部のうち、前記配線基板に搭載される前記電子部品の端部と前記配線との前記境界近傍における、前記基材の前記第1面の面内方向に沿って並ぶ複数の山部及び谷部を含む第1蛇腹形状部を、被覆している、配線基板。
  2. 第1面及び前記第1面の反対側に位置する第2面を含み、第1の弾性係数を有する基材と、
    前記基材の前記第1面側に位置し、配線基板に搭載される電子部品の電極に接続される配線と、
    前記基材の前記第2面側に位置し、前記基材の前記第1面の法線方向に沿って見た場合に前記配線基板に搭載される前記電子部品の端部と前記配線との境界近傍に少なくとも部分的に重なり、第2の弾性係数を有する保護部材と、を備え、
    前記配線は、前記基材の前記第1面の面内方向に沿って並ぶ複数の山部及び谷部を含む蛇腹形状部を有し、
    前記保護部材の少なくとも一部は、前記基材の前記第1面の法線方向に沿って見た場合に、前記配線の前記蛇腹形状部のうち、前記配線基板に搭載される前記電子部品の端部と前記配線との前記境界近傍における、前記基材の前記第1面の面内方向に沿って並ぶ複数の山部及び谷部を含む第1蛇腹形状部に、重なっている、配線基板。
  3. 前記境界近傍における前記配線の前記第1蛇腹形状部の山部と谷部の周期は、前記配線の前記蛇腹形状部のうち、前記配線基板に搭載される前記電子部品から前記境界近傍よりも離れた領域における前記配線の第2蛇腹形状部の山部と谷部の周期よりも、小さく若しくは大きくなっている、請求項1又は2に記載の配線基板。
  4. 前記境界近傍における前記配線の前記第1蛇腹形状部の山部と谷部の振幅は、前記配線の前記第2蛇腹形状部の山部と谷部の振幅よりも、大きく若しくは小さくなっている、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の配線基板。
  5. 前記配線の蛇腹形状部は、前記第1面の法線方向に沿って見た場合に前記電子部品と前記基材との間に、設けられていない、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の配線基板。
  6. 前記境界近傍における前記配線の前記第1蛇腹形状部の山部と谷部の周期は、前記配線の前記蛇腹形状部のうち、前記配線基板に搭載される前記電子部品から前記境界近傍よりも離れた領域における前記配線の第2蛇腹形状部の山部と谷部の周期と、同じである、請求項1又は2に記載の配線基板。
  7. 前記境界近傍における前記配
    線の前記第1蛇腹形状部の山部と谷部の振幅は、前記配線の前記第2蛇腹形状部の山部と谷部の振幅と、同じである、請求項6に記載の配線基板。
  8. 前記配線の蛇腹形状部は、前記基材と前記配線基板に搭載される前記電子部品との間に位置するとともに、前記第1面の法線方向に沿って見た場合に前記電子部品と前記配線と重なる部分に、前記基材の前記第1面の面内方向に沿って並ぶ複数の山部及び谷部を含む第3蛇腹形状部を、含む、請求項6乃至7のいずれか一項に記載の配線基板。
  9. 前記第1、第2、及び第3蛇腹形状部の山部と谷部の周期は、同じである、請求項6乃至8のいずれか一項に記載の配線基板。
  10. 前記第1、第2、及び第3蛇腹形状部の山部と谷部の振幅は、同じである、請求項6乃至9のいずれか一項に記載の配線基板。
  11. 前記保護部材の少なくとも一部は、前記基材と前記配線基板に搭載される前記電子部品との間の領域において、前記第3蛇腹形状部を、被覆している、請求項6乃至10のいずれか一項に記載の配線基板。
  12. 前記保護部材の少なくとも一部は、前記境界近傍における前記配線の前記第1蛇腹形状部を、直接的に被覆している、請求項1に記載の配線基板。
  13. 前記保護部材は、前記境界近傍における前記配線の前記第1蛇腹形状部、及び、前記境界近傍から離れた領域における前記第2蛇腹形状部の少なくとも一部を、連続的に被覆している、請求項2又は6に記載の配線基板。
  14. 前記保護部材の少なくとも一部は、前記第3蛇腹形状部を、直接的に被覆している、請求項11に記載の配線基板。
  15. 前記基材の前記第1面側に位置し、前記配線に電気的に接続される電極を有する電子部品を更に備える、請求項1乃至14のいずれか一項に記載の配線基板。
  16. 前記電子部品は、前記基材の前記第1面側に位置し、第1面及び前記第1面の反対側に位置する第2面を含むチップと、前記チップの少なくとも一部を被覆する補強部材と、を有し、
    前記保護部材の少なくとも一部は、前記補強部材を介して前記チップを被覆している、請求項15に記載の配線基板。
  17. 前記電子部品は、前記基材の前記第1面側に位置し、第1面及び前記第1面の反対側に位置する第2面を含むチップと、前記チップと前記配線とを電気的に接続する接続端子と、を有し、
    前記保護部材の少なくとも一部は、前記基材の前記第1面と前記チップの前記第2面との間で、前記接続端子と前記配線との接続部分を、直接的に若しくは間接的に被覆している、請求項15に記載の配線基板。
  18. 前記保護部材の少なくとも一部は、前記電子部品の前記チップと前記接続端子との接続部分を、直接的に若しくは間接的に被覆する、請求項17に記載の配線基板。
  19. 前記電子部品の前記チップのうち前記接続端子と接続されていない前記第1面は、前記保護部材から露出している、請求項18に記載の配線基板。
  20. 前記電子部品は、前記チップの少なくとも一部及び前記接続端子を被覆する補強部材をさらに有する、請求項1乃至18のいずれか一項に記載の配線基板。
  21. 前記補強部材は、樹脂である請求項19に記載の配線基板。
  22. 前記配線と前記基材の前記第1面との間に位置し、前記第1の弾性係数よりも大きい第3の弾性係数を有し、前記配線を支持する支持基板を更に備える、請求項1乃至21のいずれか一項に記載の配線基板。
  23. 前記配線は、複数の導電性粒子を含む、請求項1乃至22のいずれか一項に記載の配線基板。
  24. 前記基材は、シリコーンゴムを含む、請求項1乃至23のいずれか一項に記載の配線基板。
  25. 前記保護部材は、樹脂で構成されている、請求項1乃至24のいずれか一項に記載の配線基板。
  26. 前記保護部材は、前記電子部品を前記基材の前記第1面の面内方向に連続して被覆するとともに、前記配線の蛇腹形状部のうち、前記基材の前記第1面の面内方向における、前記電子部品の両方の端部近傍の前記第1蛇腹形状部を、被覆している、請求項1乃至25のいずれか一項に配線基板。
  27. 前記配線の前記蛇腹形状部の振幅が1μm以上である、請求項1乃至26のいずれか一項に記載の配線基板。
  28. 前記基材の前記第1面の面内方向に沿う引張応力が前記基材に加えられていない第1状態における前記配線の抵抗値を第1抵抗値と称し、前記基材に引張応力を加えて前記基材を前記第1面の面内方向において前記第1状態に比べて30%伸長させた第2状態における前記配線の抵抗値を第2抵抗値と称する場合、前記第1抵抗値に対する、前記第1抵抗値と前記第2抵抗値の差の絶対値の比率が、20%以下である、請求項1乃至27のいずれか一項に記載の配線基板。
  29. 配線基板の製造方法であって、
    第1面及び前記第1面の反対側に位置する第2面を含み、第1の弾性係数を有する基材に引張応力を加えて、前記基材を伸長させる第1工程と、
    伸長した状態の前記基材の前記第1面側に配線を設ける第2工程と、
    前記配線が設けられた前記基材から前記引張応力を取り除く第3工程と、
    前記基材から前記引張応力を取り除いた後、前記基材の前記第1面側に位置し、前記基材の前記第1面の法線方向に沿って見た場合に前記配線基板に搭載される電子部品の端部と前記配線との境界近傍に少なくとも部分的に重なり、第2の弾性係数を有する保護部材を、設ける第4工程と、を備え、
    前記配線は、前記基材の前記第1面の面内方向に沿って並ぶ複数の山部及び谷部を含む蛇腹形状部を有し、
    前記保護部材の少なくとも一部は、前記配線の前記蛇腹形状部のうち、前記配線基板に搭載される前記電子部品の端部と前記配線との前記境界近傍における、前記基材の前記第1面の面内方向に沿って並ぶ複数の山部及び谷部を含む第1蛇腹形状部を、被覆している、配線基板の製造方法。
  30. 前記基材の前記第1面側に前記配線を設けた後であって、前記基材の前記第1面側に前記保護部材を設ける前に、前記配線に電気的に接続される電極を有する電子部品を、前記基材の前記第1面側に設ける電子部品搭載工程を、さらに備える、請求項29に記載の配線基板の製造方法。
  31. 第1面及び前記第1面の反対側に位置する第2面を含み、前記第1の弾性係数よりも大きい第3の弾性係数を有する支持基板を準備し、前記支持基板の前記第1面に前記配線を設ける支持基板準備工程をさらに備え、
    前記電子部品搭載工程においては、前記配線が設けられた前記支持基板の前記第1面に、前記配線に電気的に接続される電極を有する電子部品を設け、
    前記第2工程においては、伸長した状態の前記基材の前記第1面に、前記配線及び前記電子部品が設けられた前記支持基板を、前記支持基板の前記第2面側から接合させる、請求項30に記載の配線基板の製造方法。
  32. 配線基板の製造方法であって、
    第1面及び前記第1面の反対側に位置する第2面を含み、第1の弾性係数を有する基材に引張応力を加えて、前記基材を伸長させる第1工程と、
    伸長した状態の前記基材の前記第1面側に配線を設ける第2工程と、
    前記配線が設けられた伸長した状態の前記基材から前記引張応力を取り除く第3工程と、
    前記基材から前記引張応力を取り除いた後、前記基材の前記第1面側に位置し、前記基材の前記第1面の法線方向に沿って見た場合に前記配線基板に搭載される電子部品の端部と前記配線との境界近傍に少なくとも部分的に重なり、第2の弾性係数を有する保護部材を、設ける第4工程と、を備え、
    前記配線は、前記基材の前記第1面の面内方向に沿って並ぶ複数の山部及び谷部を含む蛇腹形状部を有し、
    前記保護部材の少なくとも一部は、前記配線の前記蛇腹形状部のうち、前記配線基板に搭載される前記電子部品の端部と前記配線との前記境界近傍における、前記基材の前記第1面の面内方向に沿って並ぶ複数の山部及び谷部を含む第1蛇腹形状部を、被覆している、配線基板の製造方法。
  33. 前記基材から前記引張応力を取り除いた後であって、前記基材の前記第1面側に前記保護部材を設ける前に、前記配線に電気的に接続される電極を有する電子部品を、前記基材の前記第1面側に設ける電子部品搭載工程を、さらに備える、請求項32に記載の配線基板の製造方法。
  34. 第1面及び前記第1面の反対側に位置する第2面を含み、前記第1の弾性係数よりも大きい第3の弾性係数を有する支持基板を準備し、前記支持基板の前記第1面に前記配線を設ける支持基板準備工程をさらに備え、
    前記第2工程においては、伸長した状態の前記基材の前記第1面に、前記配線が設けられた前記支持基板を、前記支持基板の前記第2面側から接合させ、
    前記電子部品搭載工程においては、前記配線が設けられた前記支持基板の前記第1面に、前記配線に電気的に接続される電極を有する前記電子部品を設ける、請求項33に記載の配線基板の製造方法。
  35. 配線基板の製造方法であって、
    第1面及び前記第1面の反対側に位置する第2面を含み、第1の弾性係数を有する基材に引張応力を加えて、前記基材を伸長させる第1工程と、
    伸長した状態の前記基材の前記第1面側に配線を設ける第2工程と、
    前記配線が設けられた前記基材から前記引張応力を取り除く第3工程と、
    前記基材から前記引張応力を取り除いた後、前記基材の前記第2面側に位置し、前記基材の前記第1面の法線方向に沿って見た場合に前記配線基板に搭載される電子部品の端部と前記配線との境界近傍に少なくとも部分的に重なり、第2の弾性係数を有する保護部材を、設ける第4工程と、を備え、
    前記配線は、前記基材の前記第1面の面内方向に沿って並ぶ複数の山部及び谷部を含む蛇腹形状部を有し、
    前記保護部材の少なくとも一部は、前記基材の前記第1面の法線方向に沿って見た場合に、前記配線の前記蛇腹形状部のうち、前記配線基板に搭載される前記電子部品の端部と前記配線との前記境界近傍における、前記基材の前記第1面の面内方向に沿って並ぶ複数の山部及び谷部を含む第1蛇腹形状部に、重なっている、配線基板の製造方法。
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