JP2020115699A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】筐体と閉塞部材との隙間への液の侵入を抑制できる電力変換装置を提供する。【解決手段】電力変換装置10は、回路基板を収容する収容空間Sを有するとともに、第1壁部21cに貫通孔23が形成された筐体12と、筐体12の第1壁部21cの外面における貫通孔23の開口部23aを閉塞する閉塞部材27と、筐体12の第1壁部21cの外面から突出するとともに、閉塞部材27よりも重力方向(Z方向)の上側に位置する突出部25とを備える。また、電力変換装置10は、筐体12の第1壁部21cの外面に凹設され、重力方向において貫通孔23の開口部23aと突出部25との間に位置する溝26を備える。閉塞部材27は、重力方向において溝26の開口部26dの一部を覆っている。【選択図】図4

Description

本発明は、電力変換装置に関する。
従来から、回路基板を収容する収容空間を有するとともに、側壁に貫通孔が形成された筐体本体部と、筐体の側壁の外面における前記貫通孔の開口部を閉塞する閉塞部材とを備える電力変換装置が知られている。このような電力変換装置は、例えば、車両のエンジンルームに配置される。そして、雨水や塩水等の液が筐体に付着すると、液は筐体を伝って重力方向の下方に向けて流れ、筐体の側壁の外面と閉塞部材との隙間を介して収容空間内に侵入する虞がある。
特許文献1に開示の電力変換装置は、筐体の側壁の外面から突出する突出部を備える。突出部は、閉塞部材であるコネクタよりも重力方向の上側に配置される。この場合、筐体に付着した液は突出部の上面に溜まるため、筐体の側壁と閉塞部材との隙間を介した収容空間内への液の侵入が抑制される。
特開2017−79547号公報
ところが、液の量によっては、突出部の上面に溜まり切らずに溢れて、突出部の先端面を伝って突出部よりも重力方向の下側に流れ出すことがある。流れ出した液は、突出部の下面と閉塞部材の上面との隙間に流れ込み、更に筐体の側壁と閉塞部材との隙間に侵入してしまう。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、筐体と閉塞部材との隙間への液の侵入を抑制できる電力変換装置を提供することにある。
上記問題点を解決するための電力変換装置は、回路基板を収容する収容空間を有するとともに、側壁に貫通孔が形成された筐体と、前記筐体の側壁の外面における前記貫通孔の開口部を閉塞する閉塞部材と、前記筐体の側壁の外面から突出するとともに、前記閉塞部材よりも重力方向の上側に位置する突出部と、を備えた電力変換装置であって、前記筐体の側壁の外面に凹設され、前記重力方向において前記貫通孔の開口部と前記突出部との間に位置する溝を備え、前記閉塞部材は、前記重力方向において前記溝の開口部の一部を覆っていることを要旨とする。
例えば、突出部と閉塞部材との隙間が筐体の側壁と閉塞部材との隙間と直接連通する場合、突出部と閉塞部材との隙間に溜まった液は、筐体の側壁と閉塞部材との隙間に触れるため、筐体の側壁と閉塞部材との隙間に液が侵入しやすい。
これに対し、筐体の側壁の外面には溝が形成され、溝の開口部の一部が閉塞部材によって覆われている構成とすることで、突出部と閉塞部材との隙間は、溝と閉塞部材とによって囲まれた空間を介して筐体の側壁と閉塞部材との隙間と連通する。このため、突出部と閉塞部材との隙間に溜まった液滴は、筐体の側壁と閉塞部材との隙間に触れない。よって、突出部と閉塞部材との隙間に留まった液が、筐体の側壁と閉塞部材との隙間に侵入することを抑制できる。
また、上記電力変換装置について、前記筐体の側壁の外面と前記閉塞部材との間には、前記貫通孔を取り囲むようにして配置されたシール部材が介在するのが好ましい。
筐体の側壁と閉塞部材との間にシール部材を配置することによって、筐体の側壁と閉塞部材との隙間を介して液が収容空間に侵入することを抑制できる。しかしながら、筐体の側壁と閉塞部材との間に侵入した液が塩水である場合、塩水によってシール部材が腐食し、シール機能が低下することがある。よって、筐体の側壁と閉塞部材との隙間への液の侵入を抑制し、シール部材のシール機能の低下を抑制するのが効果的である。
また、上記電力変換装置について、前記筐体の側壁の外面からの前記閉塞部材の突出量は、前記筐体の側壁の外面からの前記突出部の突出量よりも大きいのが好ましい。
これによれば、筐体の側壁の外面からの閉塞部材の突出量が筐体の側壁の外面からの突出部の突出量よりも小さい場合と比較して、電力変換装置を小型化できる。また、筐体の側壁の外面からの閉塞部材の突出量が筐体の側壁の外面からの突出部の突出量よりも大きい構成では、閉塞部材が突出部から溢れた液の受け皿のような状態となる分、突出部と閉塞部材との隙間に液滴が侵入しやすい。よって、筐体と閉塞部材との隙間への液滴の侵入を抑制するのがより効果的である。
本発明によれば、筐体の側壁と閉塞部材との隙間への液滴の侵入を抑制できる。
電力変換装置の斜視図。 電力変換装置の分解斜視図。 電力変換装置の断面図。 実施形態の作用を説明するための一部断面図。 (a),(b)は電力変換装置の比較例を示す一部断面図。 電力変換装置の別例を示す断面図。 電力変換装置の別例を示す断面図。
以下、電力変換装置を具体化した一実施形態を図1〜図4にしたがって説明する。なお、図面において、水平面を、直交するX,Y方向で規定するとともに、重力方向に沿う方向をZ方向で規定している。
図1及び図2に示すように、電力変換装置10は、車載用インバータであって、車載バッテリ等から直流電力を入力して交流電力に変換してモータ等の車載機器に出力する。電力変換装置10は、電力変換回路としてのインバータ回路を有する回路基板11と、回路基板11を収容する筐体12とを備える。なお、車載バッテリ等と電力変換装置10とを接続するコネクタ、及び電力変換装置10とモータ等とを接続するコネクタについては、図示を省略している。電力変換装置10は、例えば、図示しない車両のエンジンルームに配置され、筐体12は、車両の使用環境に晒される。
回路基板11が備えるインバータ回路は、制御回路、半導体素子、平滑コンデンサ、駆動回路(いずれも図示略)等を備える。制御回路・駆動回路を介して半導体素子をオン/オフ制御することにより入力した直流電力を交流電力に変換して出力するようになっている。
筐体12は、有底四角筒状の筐体本体部21と、筐体本体部21の開口部21aを閉塞する長方形状の蓋22とを備える。筐体本体部21は、長方形状の底壁21bと、底壁21bの各縁部から立設する側壁としての第1〜第4壁部21c〜21fとを有する。底壁21b及び蓋22の長手方向はX方向に延び、底壁21b及び蓋22の短手方向はY方向に延びている。第1壁部21cは、底壁21bの一対の短縁部のうち、一方の短縁部から立設し、第2壁部21dは、底壁21bの一対の短縁部のうち、他方の短縁部から立設する。また、第3壁部21eは、底壁21bの一対の長縁部のうち、一方の長縁部から立設し、第4壁部21fは、底壁21bの一対の長縁部のうち、他方の長縁部から立設する。筐体12は、底壁21bと、第1〜第4壁部21c〜21fと、蓋22とによって囲まれた収容空間Sを備える。回路基板11は、収容空間Sに収容されている。また、筐体本体部21と蓋22とはZ方向に重ねられ、蓋22はZ方向の上側、筐体本体部21はZ方向の下側に位置する。
図2及び図3に示すように、筐体本体部21には、第1壁部21cをX方向に貫通する貫通孔23が形成されている。本実施形態の貫通孔23は、Y方向に長軸が延び、Z方向に短軸が延びる楕円形状である。貫通孔23により、筐体12の外部と収容空間Sとが連通される。貫通孔23は、筐体本体部21の第1壁部21cの外面において開口する開口部23aを有する。また、第1壁部21cには、Y方向において貫通孔23の両側に形成された第1取付穴24を有する。各第1取付穴24の内周面には、雌ねじが形成されている。
筐体12は、第1壁部21cの外面からX方向に突出する突出部25を有する。突出部25は、Y方向に延在する四角柱状である。Y方向における突出部25の長さは、貫通孔23の長手方向の寸法よりも長い。突出部25は、貫通孔23の開口部23aよりもZ方向の上側に位置する。突出部25において、Y−Z面に沿う面を先端面25aとし、X−Y面に沿い、かつZ方向において蓋22寄りに位置する面を上面25bとし、X−Y面に沿い、かつZ方向において貫通孔23寄りに位置する面を下面25cとする。第1壁部21cの外面から突出部25の先端面25aまでの距離を、第1壁部21cの外面からの突出部25の突出量L1とする。
筐体12は、第1壁部21cの外面からX方向に凹設された溝26を有する。溝26は、Y方向に延在する。Y方向における溝26の長さは、Y方向における突出部25の長さと同じである。溝26は、Y−Z面に沿う底部26a有する。X方向における第1壁部21cの外面から底部26aまでの寸法Pは、例えば、1mmに設定される。また、溝26は、底部26aと第1壁部21cの外面とをX方向に接続するとともに、Z方向の上側に位置する上側内側面26bと、底部26aと第1壁部21cの外面とをX方向に接続するとともに、Z方向の下側に位置する下側内側面26cとを有する。上側内側面26bは、突出部25の下面25cと面一である。溝26は、筐体本体部21の第1壁部21cの外面において開口する開口部26dを有する。
筐体12は、筐体12の外部から貫通孔23の開口部23aを閉塞する板状の閉塞部材27を備える。閉塞部材27は、長手方向がY方向に延び、短手方向がZ方向に延びる長方形状である。閉塞部材27の長手方向及び短手方向の寸法はそれぞれ、貫通孔23の長手方向及び短手方向の寸法よりも大きい。閉塞部材27には、X方向に貫通するとともにY方向に間隔を空けて並ぶ2つの第2取付孔28が形成されている。2つの第2取付孔28の間隔は、2つの第1取付穴24の間隔と同じである。
閉塞部材27は、第2取付孔28に挿通されたボルト13が筐体本体部21の第1取付穴24に螺合されることにより、筐体本体部21の第1壁部21cに取り付けられる。閉塞部材27において、重力方向の上側に位置する面を上面27aとし、第1壁部21cと対向する面を内面27bとし、内面27bとは反対側の面を外面27cとする。Z方向において、閉塞部材27の上面27aは、溝26の下側内側面26cよりも上側に位置する。つまり、閉塞部材27は、溝26の開口部26dにおけるZ方向下側の一部を覆っている。閉塞部材27の上面27aから突出部25の下面25cまでの寸法Qは、例えば、0.5mmに設定される。また、第1壁部21cの外面から閉塞部材27の外面27cまでの距離を、第1壁部21cの外面からの閉塞部材27の突出量L2とする。閉塞部材27の突出量L2は、突出部25の突出量L1よりも大きい。よって、閉塞部材27の外面27c、突出部25の先端面25a、及び第1壁部21cの外面は、この順でX方向に並んでいる。
筐体本体部21の第1壁部21cの外面と、閉塞部材27の内面27bとの間には、シール部材としての楕円形状のシールリング14が介在している。シールリング14は、第1壁部21cの貫通孔23の開口部23aを取り囲むように配置されている。シールリング14は、筐体本体部21の第1壁部21cの外面と閉塞部材27の内面27bとの隙間をシールすることにより、筐体12の外部から収容空間S内に塩水が侵入することを抑制する。
本実施形態の作用について、図5(a)及び図5(b)に示す比較例と対比しつつ説明する。
筐体12に塩水Wが付着すると、塩水Wは、まず、突出部25の上面25bに溜まる。しかしながら、塩水Wが多量になると、突出部25の上面25bに溜まり切らずに溢れる。溢れた塩水Wは、突出部25の先端面25aを伝って突出部25よりもZ方向の下側に流れ出し、突出部25の下面25cと閉塞部材27の上面27aとの隙間に流れ込む。
ここで、図4に示すように、本実施形態では、突出部25の下面25cと閉塞部材27の上面27aとの隙間は、溝26と閉塞部材27の内面27bとによって囲まれた空間を介して、第1壁部21cの外面と閉塞部材27の内面27bとの隙間と連通している。このため、突出部25の下面25cと閉塞部材27の上面27aとの隙間に溜まった塩水Wは、第1壁部21cの外面と閉塞部材27の内面27bとの隙間に直接触れない。よって、第1壁部21cの外面と閉塞部材27の内面27bとの隙間への塩水Wの侵入が抑制される。なお、突出部25の下面25cと閉塞部材27の上面27aとの隙間に留まった塩水Wは、表面張力により、溝26に流れ込まずに隙間に留まる。
比較例として、図5(a)では、第1壁部21cの外面に溝26が形成されていない場合を示し、図5(b)では、第1壁部21cの外面に溝26が形成されているものの、閉塞部材27が溝26の開口部26dを覆っていない場合を示す。各比較例では、突出部25の下面25cと閉塞部材27の上面27aとの隙間は、第1壁部21cの外面と閉塞部材27の内面27bとの隙間と直接連通する。このため、突出部25の下面25cと閉塞部材27の上面27aとの隙間に溜まった塩水Wは、第1壁部21cの外面と閉塞部材27の内面27bとの隙間に直接触れる。よって、第1壁部21cの外面と閉塞部材27の内面27bとの隙間に塩水Wが侵入しやすい。
本実施形態の効果について説明する。
(1)筐体本体部21の第1壁部21cの外面に凹設された溝26は、重力方向であるZ方向において第1壁部21cの貫通孔23の開口部23aと突出部25との間に位置する。閉塞部材27は、溝26の開口部26dにおけるZ方向下側の一部を覆っている。このため、突出部25の下面25cと閉塞部材27の上面27aとの隙間に溜まった塩水Wは、第1壁部21cの外面と閉塞部材27の内面27bとの隙間に触れない。よって、突出部25の下面25cと閉塞部材27の上面27aとの隙間に留まった塩水Wが、第1壁部21cの外面と閉塞部材27の内面27bとの隙間に侵入することを抑制できる。
(2)第1壁部21cの外面と閉塞部材27の内面27bとの間には、貫通孔23を取り囲むように配置されたシールリング14が介在する。シールリング14は、第1壁部21cの外面と閉塞部材27の内面27bとの隙間をシールし、塩水Wが収容空間Sに侵入することを抑制する。しかしながら、第1壁部21cの外面と閉塞部材27の内面27bとの間に侵入した塩水Wによってシールリング14が腐食し、シール機能が低下することがある。よって、第1壁部21cの外面と閉塞部材27の内面27bとの隙間への塩水Wの侵入を抑制し、シールリング14のシール機能の低下を抑制することが効果的である。
(3)第1壁部21cの外面からの閉塞部材27の突出量L2は、第1壁部21cの外面からの突出部25の突出量L1よりも大きい。このため、第1壁部21cの外面からの閉塞部材27の突出量L2が第1壁部21cの外面からの突出部25の突出量L1よりも小さい場合と比較して、電力変換装置10を小型化できる。また、第1壁部21cの外面からの閉塞部材27の突出量L2が、第1壁部21cの外面からの突出部25の突出量L1よりも大きい構成では、閉塞部材27の上面27aは、突出部25の上面から溢れた塩水Wの受け皿のような状態となる。このため、突出部25の下面25cと閉塞部材27の上面27aとの隙間に塩水Wが侵入しやすい。よって、第1壁部21cの外面と閉塞部材27の内面27bとの隙間への塩水Wの侵入を抑制するのがより効果的である。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
○ 電力変換装置10は、インバータに限定されず、例えば、DC/DCコンバータ等の他の電力変換装置であってもよい。
○ 貫通孔23は、楕円形状に限定されず、円形状であってもよい。
○ 閉塞部材27は、単なる板材に限定されず、貫通孔23を閉塞できるのであれば、例えば、コネクタの一部でもよい。
○ 第1壁部21cの外面から溝26の底部26aまでの寸法Pは、0.3mm以上であれば適宜変更してよい。
○ 閉塞部材27の上面27aから突出部25の下面25cまでの寸法Qは、0〜3mmの範囲で適宜変更してよい。ただし、閉塞部材27は、上面27aが溝26の下側内側面26cよりもZ方向の上側に位置し、溝26の開口部26dの一部を覆っている状態とする。
○ 第1壁部21cの外面からの閉塞部材27の突出量L2は、第1壁部21cの外面からの突出部25の突出量L1と同じ、又は突出量L1よりも小さくてもよい。
○ 閉塞部材27の形状は適宜変更してもよい。
例えば、図6に示すように、閉塞部材27は、内面27bから突出する軸部27dを備えていてもよい。軸部27dは、第1壁部21cの貫通孔23に挿入される。このような構成において、シールリング14は、軸部27dの外周面と、第1壁部21cの貫通孔23の内周面との間に介在していてもよい。
○ 筐体12の構成は適宜変更してもよい。
例えば、図7に示すように、筐体本体部21は、収容空間SをZ方向に区画する区画壁211を備えていてもよい。収容空間Sのうち、Z方向において区画壁211よりも上側に位置する空間を第1の収容空間S1とし、Z方向において区画壁211よりも下側に位置する空間を第2の収容空間S2とする。第1の収容空間S1には、例えば、インバータ回路を有する第1の回路基板11aが収容され、第2の収容空間S2には、例えば、コンバータ回路を有する第2の回路基板11bが収容される。
筐体本体部21は、第2壁部21dをX方向に貫通する孔29と、孔29を囲むように第2壁部21dの外面から突出する筒状のフランジ部30を有する。フランジ部30の内側は、第2壁部21dの孔29と連通している。区画壁211には、X方向に貫通する孔211aが形成されている。孔211aの一端部は、第1壁部21cの貫通孔23と連通し、孔211aの他端部は、第2壁部21dの孔29と連通している。
また、図6と同様、閉塞部材27は、内面27bから突出する軸部27dを備える。軸部27dは、第1壁部21cの貫通孔23の内側に挿入される。シールリング14は、軸部27dの外周面と、第1壁部21cの貫通孔23の内周面との間に介在する。
そして、区画壁211の孔211aの内側と、第2壁部21dの孔29の内側と、フランジ部30の内側とによって、冷却水を流すための流路Rが形成されている。閉塞部材27は、流路Rを流れる冷却水が貫通孔23から流出しないように貫通孔23を閉塞している。流路Rに冷却水を流すことにより、第1の収容空間S1に収容された第1の回路基板11aと、第2の収容空間S2に収容された第2の回路基板11bとが同時に冷却される。
○ 閉塞部材27を筐体本体部21の第1壁部21cに取り付けるためのボルト13の本数は2本に限定されず、適宜変更してよい。
10…電力変換装置、11…回路基板、12…筐体、14…シール部材としてのシールリング、21c〜21f…側壁としての第1〜第4壁部、23…貫通孔、23a…開口部、25…突出部、26…溝、26d…開口部、27…閉塞部材、S…収容空間、L1,L2…突出量。

Claims (3)

  1. 回路基板を収容する収容空間を有するとともに、側壁に貫通孔が形成された筐体と、
    前記筐体の側壁の外面における前記貫通孔の開口部を閉塞する閉塞部材と、
    前記筐体の側壁の外面から突出するとともに、前記閉塞部材よりも重力方向の上側に位置する突出部と、
    を備えた電力変換装置であって、
    前記筐体の側壁の外面に凹設され、前記重力方向において前記貫通孔の開口部と前記突出部との間に位置する溝を備え、
    前記閉塞部材は、前記重力方向において前記溝の開口部の一部を覆っていることを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記筐体の側壁の外面と前記閉塞部材との間には、前記貫通孔を取り囲むようにして配置されたシール部材が介在する請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記筐体の側壁の外面からの前記閉塞部材の突出量は、前記筐体の側壁の外面からの前記突出部の突出量よりも大きい請求項1又は請求項2に記載の電力変換装置。
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