JP6133560B2 - 車載電池ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、車載電池ユニットに関するものである。
自動車等の車両においては、電源装置(バッテリ等)が車室の外に配置されることが多く、電源装置内部への水の浸入を防止するための防水構造が各種提案されている(例えば特許文献1参照)。この場合、電源装置は、例えばエンジンルーム内やフロアパネルの下側に配置される。電源装置の防水構造としては、外装ケースを構成する一対のケース体の間にゴム製のパッキンを取り付けたり、防水構造のコネクタを採用したりして密閉化を行うことが提案されている。
特開2011−103259号公報
しかしながら、車両では、電源装置を車室内に配置することも検討されており、その場合には、電源装置を車室外に配置する場合に比べて、電源装置の内部への水の浸入が生じるおそれが少ない。かかる場合、電源装置に上記のような防水構造を付加することで、必要とされる防水性能に対して余分にコストがかかるといった不都合が生じる。
ただし、車室内に電源装置が配置される場合にあっても、車室内の人が水や飲み物等をこぼしたり、車両ドアから雨水が浸入したりして電源装置に水がかかることが考えられる。そのため、電源装置に対する被水に対しての対策が必要となる。
本発明は、安価な構成としつつ、車両搭載の状態での被水による不都合を抑制することができる車載電池ユニットを提供することを主たる目的とするものである。
以下、上記課題を解決するための手段、及びその作用効果について説明する。
本発明の車載電池ユニット(BU)は、電池部(11)と、上側ケース体(15)及び下側ケース体(14)を有し、それら両ケース体により形成される収容空間内に前記電池部を収容する収容ケース(16)と、前記収容ケースの側面部に設けられ、外部機器との接続が可能な端子部(17,18)と、を備え、車室内における所定の搭載位置に搭載される。そして、前記収容ケースにおいて前記端子部が設けられた側面部の外側に取り付けられる端子カバー(40)を備え、前記端子カバーは、前記端子部の上方に張り出しかつ前記側面部に対向する対向板部(42)を有し、前記収容ケースに取り付けられた状態で前記端子部を覆う構成となっていることを特徴とする。
本発明の車載電池ユニットは、車室内に設置されるものであり、ケース内の電池部を、車載の別の電源機器や、電力供給相手である各種の電気負荷といった外部機器に接続するための端子部を有する。この場合、車室内において人が水や飲み物等をこぼしたりして端子部に水がかかると、電流リークが生じ、電源失陥などの不都合を招くおそれがある。この点、端子部を端子カバーで覆う構成としたため、端子部に対する被水による不都合を抑制できる。また、収容ケースを密閉化するのではなく、端子カバーを取り付けることで被水対策としているため、ケース接合面や端子部(コネクタ)の防水処置が不要となり、構成の簡易化を図ることができる。その結果、安価な構成としつつ、車両搭載の状態での被水による不都合を抑制することができる。
電池ユニットの全体構成を示す斜視図。 電池ユニットにおいて端子カバーを取り外した構成を示す斜視図。 図2のIII−III線断面図。 電池本体の主要な構成を分解して示す分解斜視図。 端子カバーの構成を示す斜視図。 図1のVI−VI線断面図。 電池本体を搭載位置に固定した状態を示す斜視図。 電池本体を搭載位置に固定した状態を示す平面図。 電池ユニットの実際の車両搭載状態を示す断面図。 端子カバーの別の構成を説明する図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態では、車両に搭載される電源システムに具体化した場合を想定しており、本電源システムは、車載の各種電気負荷に電力を供給するための蓄電部(電源部)において充電や放電を逐次制御するものとなっている。車両は、内燃機関であるエンジンと、エンジンやその他各部を制御する車載ECUと、エンジンにより駆動されて発電する発電機(オルタネータ)と、発電機の発電電力により充電される蓄電部とを備えるものであり、特に蓄電部として、鉛蓄電池とリチウムイオン蓄電池とを用いる構成としている。本実施形態では、リチウムイオン蓄電池として機能するLi電池ユニット(以下、単に電池ユニットという)について詳しく説明する。
まずは、電池ユニットBUの全体構成について説明する。なお、以下の説明では便宜上、電池ユニットBUを水平面に設置した状態である図1を基準に、電池ユニットBUの上下方向を規定することとしている。
図1に示すように、電池ユニットBUは、リチウムイオン蓄電池よりなる組電池モジュールを内蔵する電池本体10と、この電池本体10の側方に組み付けられる端子カバー40とを備えている。
電池本体10は、図2〜図4に示すように、複数の単電池を有してなる組電池モジュール11と、組電池モジュール11における充放電の制御等を制御する制御基板12と、組電池モジュール11を上方から拘束する拘束プレート13と、下側ケース体14及び上側ケース体15からなる収容ケース16とを備えている。組電池モジュール11と制御基板12とは、組電池モジュール11が下、制御基板12が上になるように互いに上下に対向配置され、それぞれ下側ケース体14に対して固定されている。そして、下側ケース体14に対して上側ケース体15を上方から組み付けることで、組電池モジュール11や制御基板12が収容ケース16内に収容された状態となっている。
また、電池本体10は、ユニット外部の鉛蓄電池や発電機に対して電気的に接続される端子台17と、車載ECUに対して電気的に接続されるコネクタ18とを有している。これら端子台17及びコネクタ18は、図2に示すように、収容ケース16の一側面に設けられ、電池本体10の外部に露出した状態で設けられている。端子台17及びコネクタ18が、外部機器との接続が可能な「端子部」に相当する。
収容ケース16の下側ケース体14と上側ケース体15とについて説明する。
下側ケース体14は、例えばアルミニウム等の金属材料により成形されており、底板部21と、その底板部21から起立して設けられる立ち壁部22とを有している。底板部21は略四角形状をなしており、その周縁部又は周縁部付近を取り囲んで立ち壁部22が形成されている。底板部21は、組電池モジュール11が載置されるモジュール載置部となっている。
立ち壁部22には、その上端部において組電池モジュール11、制御基板12及び拘束プレート13がそれぞれ固定されるようになっている。この場合、各立ち壁部22の上端部にはネジ孔がそれぞれ形成されており、組電池モジュール11や制御基板12、拘束プレート13を所定位置に組み付けた状態で、固定ネジNによってこれら各部材が固定されている。
一方、上側ケース体15は、下側ケース体14と同様に例えばアルミニウム等の金属材料により形成されるか、もしくは合成樹脂材料により形成されており、制御基板12を上方から覆う天板部25と、天板部25から延びる垂れ壁部26とを有している。天板部25は略四角形状をなしており、その周縁部又は周縁部付近を取り囲んで垂れ壁部26が形成されている。天板部25において、四辺の各側面に設けられる垂れ壁部26のうち1側面には、端子台17やコネクタ18を外部に露出させるための壁無し部27が設けられている。
また、上側ケース体15の天板部25には、その上面に、端子台17やコネクタ18が設けられた側面部に沿って延びる突条部28が設けられている(図2参照)。突条部28は、天板部25から上方に起立する板部よりなり、前記側面部に沿う方向に見て、端子台17やコネクタ18が設けられる配置部の長さよりも大きい長さ寸法を有し、その両端部には、ケース側面に向かって曲折された曲折部28aが連続して設けられている。この突条部28は、天板部25上を図のA方向に水が流れてきた場合に、その水を受け止める受止め部となっており、さらに言えばその水を両側の曲折部28a側(すなわち、端子部が配置されていない部分)に誘導する誘導部でもある。
上下の各ケース体14,15は、下側ケース体14の立ち壁部22がケース内側、上側ケース体15の垂れ壁部26がケース外側となるように内外に重なった状態で組み付けられている(図3参照)。この場合、上側ケース体15は、天板部25の下面側の一部が下側ケース体14における立ち壁部22の上端部に当接した状態で設けられ、かかる状態において上側ケース体15の垂れ壁部26と、立ち壁部22とがケース内外に重なっている(ただし、上側ケース体15における壁無し部27の形成部分を除く)。これにより、電池本体10が水に漬かった状態において、電池外部の水は、立ち壁部22と垂れ壁部26との間の隙間を上方に向けて流れることでケース内空間に浸入することとなり、ケース内空間に水が一気に流れ込むことを防止できる。また、電池本体10が水に漬かりそうになった状態で、電池本体10に対して水がかかったとしても、ケース二重部分の内側である立ち壁部22を水位が超えなければ収容ケース16内に水が浸入することはなく、水位上昇時以外での水浸入を抑制できるようになっている。
次に、組電池モジュール11について説明する。
組電池モジュール11は、複数(本実施形態では5個)の単電池31を有しており、これらの単電池31が所定の配列で電池ケース32に収容されて構成されている。5個の単電池31は、いずれも薄型の直方体状をなすリチウムイオン蓄電池である。図示は省略するが、各単電池31には、単電池31の内部圧力が異常な圧力になった場合に破断し開放される排気弁(安全弁)が設けられている。仮に各単電池31の排気弁が開放された場合には、電池内部から流出するガスや電解液が排気回収部33(図4参照)にて回収され、その回収されたガスや電解液が排出ポート34を介して電池本体10の外部に排出されるようになっている。
次に、制御基板12について説明する。
制御基板12は、全体としてL字状(凹多角形)をなすプリント基板よりなり、その基板面には各種の電子部品が実装されるとともにコネクタ18が固定されている。電子部品には、組電池モジュール11の充放電制御の処理等を実行する制御部としてのCPU(制御演算素子)や、電力制御用半導体素子であるパワー素子としてパワートランジスタ(例えばパワーMOSFETやIGBT)が含まれている。このパワー素子の開閉(オン/オフ)により、組電池モジュール11に対する電力の入出力(すなわち組電池モジュール11の充放電)が制御される。このとき、端子台17を介して電力の入出力が行われる。制御基板12は、その少なくとも一部が組電池モジュール11に対して上下に重なるようにして設けられている。
次に、端子カバー40について説明する。図5は、端子カバー40の構成を2方向から示す斜視図である。図6は、電池本体10に端子カバー40を取り付けた状態を示す断面図であり、これは図1のVI−VI線断面図である。
端子カバー40は、収容ケース16において端子台17やコネクタ18といった端子部が設けられた側面部の外側に取り付けられるようになっており、上側ケース体15の天板部25に対して取り付けられる上面部41と、端子部に対向する対向板部42と、一対の側面部43とを有している。端子カバー40は、収容ケース取付側及び下側が開放された形状となっている。上面部41には、端子カバー40を上側ケース体15の天板部25に固定するための固定具44(図1参照)を挿し入れる孔部45が形成されている。なお、固定具44として、スナップフィット固定具等の着脱自在な固定手段(弾性変形可能な固定手段)を用いることが可能である。
また、上面部41には、収容ケース16において端子部が設けられた側面部と同方向に延びるようにして(すなわち、側面部と同方向を長手方向とする)突出部46が設けられている。この突出部46は、上側ケース体15の天板部25に設けられた突条部28を避けるようにして上方に突出させて設けられており、端子カバー40を収容ケース16に取り付けた状態では、突出部46の長手方向に延びる一方の壁部46aが、突条部28を挟んで端子部とは反対側の位置に存在するようになっている。この壁部46aは、天板部25の上面に当接している。又は、壁部46aは、突条部28の高さ寸法よりも小さい距離で天板部25の上面に近接するものであってもよい。
また、端子カバー40には、突条部28に近接する壁部46aの下端部に連続して対面部47が設けられている。この対面部47は、天板部25の上面に対向し、かつ突条部28の反対側に向けて延びるように設けられている。ただし、対面部47は、突条部28側に向けて延びるように、又は突条部28側及びその反対側の両方に延びるように設けられていてもよい。
収容ケース16において端子部が設けられた側面部と、端子カバー40とにより囲まれた空間が、端子部に接続される電気配線51,52等を湾曲可能に収容する収容空間Sとなっており、その収容空間Sは下方に開放されている。
端子カバー40を収容ケース16に取り付けた状態では、端子カバー40の対向板部42が、端子部の上方に張り出しかつ側面部に対向しており、これにより端子部が上方より覆われている。
図7は、電池本体10を車両の車室内床部Fに設置した状態を示す斜視図であり、図8は同平面図である。また、図9は、電池ユニットBUの実際の車両搭載状態を示す断面図である。なお、図8では、端子カバー40を仮想線で示している。
電池ユニットBU(電池本体10)は、車両の前部座席下方や、搭乗者の足元付近において、車室を形成する車室内床部Fの上に設置されるようになっている。より具体的には、下側ケース体14の底板部21に、下方に延びる脚部55が取り付けられ、その脚部55が床部Fに固定されている。この場合、電池ユニットBU(電池本体10)は、車室内床部Fに対して持ち上げられた状態で設置されている。なお、電池ユニットBUは、下側ケース体14の底板部21が水平になるようにして設置されている。
電池本体10の端子台17、コネクタ18には電気配線51,52がそれぞれ接続されるとともに、排出ポート34には排気ダクト53が接続されている。これら電気配線51,52や排気ダクト53は、収容空間S内で水平方向又は鉛直方向に湾曲された状態で収容されている。この場合、電気配線52や排気ダクト53は、収容ケース16の端面に対して、これに略垂直の方向に接続されており、下方に向けて湾曲されている。
ちなみに、電池ユニットBUの設置場所が車室内であることから、例えばエンジンルームに設置される場合と比較して、車両走行時において水や泥等がかからないようになっている。電池ユニットBUを、前部座席の下方以外に設置することも可能である。例えば、後部座席とトランクルームとの間の空間、運転席と助手席の間の空間などに配置することも可能である。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
車室内において人が水や飲み物等をこぼしたりして電池ユニットBUの端子部に水がかかると、電流リークが生じ、電源失陥などの不都合を招くおそれがある。この点、端子部を端子カバー40で覆う構成としたため、端子部に対する被水による不都合を抑制できる。また、収容ケース16を密閉化するのではなく、端子カバー40を取り付けることで被水対策としているため、ケース接合面や端子部(コネクタ)の防水処置が不要となり、構成の簡易化を図ることができる。その結果、安価な構成としつつ、車両搭載の状態での被水による不都合を抑制することができる。
また、車両に対する電池ユニットBUの組み付け性も良好なものとなっている。つまり、上記構成では、電池本体10に対する電気配線等の結線(接続)を行った後に、端子カバー40を電池本体10に取り付けることができ、組み付け作業性に優れた電池ユニットBUを実現できる。
電池ユニットBUに対して上方から水が落ちてきた場合、その水が上側ケース体15の上面に沿って流れることも考えられる。この点、上側ケース体15の上面に、端子カバー40に対向する部位に突条部28を設けたため、上側ケース体15の上面に沿って水が流れてもその水が突条部28で受け止められ、端子部に水がかかることを抑制できる。
端子カバー40において、突条部28を挟んで端子部とは反対側の位置に、上側ケース体15の上面に当接する(又は突条部28の高さ寸法よりも小さい距離で上側ケース体15の上面に近接する)壁部46aを設けたため、上側ケース体15の上面と端子カバー40とが対向する部分への水の浸入が抑制されるようになっている。この場合、上側ケース体15の上面に突条部28が設けられていることと相俟って、端子部に対する被水を一層好適に抑制できる。つまり、上側ケース体15の上面に水が存在する場合、端子カバー40の壁部46aが存在することで、端子カバー40の外側から内側への水の流れ込みが生じにくくなり、さらに仮に端子カバー40の内側に水が流れ込んでも突条部28によって端子部への被水が抑制される。
壁部46aの下端部に、上側ケース体15の上面に対向する対面部47を設けたため、端子カバー40の外側から内側への水の流れ込みが一層生じにくくなる。
端子カバー40の壁部46aや対面部47によって、上側ケース体15の上面と端子カバー40との間の隙間間隔を調整できる。つまり、被水時において端子カバー40内に浸入する水の量(すなわち水浸入の程度)を制限できる。この場合、上側ケース体15の上面と端子カバー40との対向部分には突条部28が設けられており、この突条部28の高さを超えないような水の量の制限が可能となる。これにより、端子部への水の流れ込みを確実に防止することが可能となる。
収容ケース16において端子部が設けられた側面部と、端子カバー40とにより囲まれた収容空間Sでは、端子部に接続される電気配線51,52が湾曲可能に収容されるようになっており、その湾曲により電気配線51,52の取り回しが容易となっている。つまり、収容ケース16の側面部に対して略垂直に電気配線51,52が接続されるとしても、端子カバー40内における湾曲により配線方向の転換が容易となる。また、電池ユニットBUは車室内床部Fに対して持ち上げられた状態(浮いた状態)で設置され、さらに収容空間Sが下方に開放されているため、収容空間S内で電気配線51,52を下方に向けて湾曲させて、電池ユニットBUの下方での他装置等と接続したりすることが可能となっている。
(他の実施形態)
上記実施形態を例えば次のように変更してもよい。
・端子カバーを図10に示すように構成してもよい。この構成は端子カバーを可動式にするものである。図10では、電池本体60に端子部61が設けられ、端子部61に電気配線62が接続されている。なおこれらの構成は上記実施形態の電池本体10等に準じており、収容ケースに突条部が設けられている構成等も同様である。また、電池本体60の一側面(収容ケースの一側面)には端子カバー64が取り付けられている。端子カバー64は、電池本体60の上面(上側ケース体の上面)に固定されるベース部65と、そのベース部65にヒンジ66を介して取り付けられる対向板部67とを有している。このとき、ベース部65が固定部であり、対向板部67が可動部である。
上記構成では、図10の(a)(b)に示すように、電池本体60に端子カバー64を取り付けたまま対向板部67を回動させることができ、その回動により、外部から端子部61にアクセス可能な状態とアクセス不可能な状態との切替が可能となる。これにより、電池本体60に端子カバー64を取り付けた後でも、端子部61での配線確認や補修作業を容易に実施できることとなる。
・上記実施形態では、突条部28を、上側ケース体15の天板部25において、端子部が設けられた側面部に沿って直線的に延びようにして設けたが(図2参照)、これを一部変更し、突条部28を、その長手方向の中央部ほど端子部から離れるようして、平面視弓形又は三角山形にして設けてもよい。これにより、天板部25上を図のA方向に水が流れてきて、その水が突条部28まで到達した後は、両サイドの曲折部28a側に誘導されやすくなる。したがって、水が突条部28を乗り越えて端子部側に流れる可能性を低減できる。
・電池ユニットBUを、車両のダッシュボード内やトランクルーム内など、車室内の他の場所に設置することも可能である。
・上記実施形態では、電池部として、複数のリチウムイオン蓄電池(単電池)を用いた組電池モジュールを適用したが、これを変更し、ニカド蓄電池や複数のニッケル水素蓄電池など、他の二次電池の組電池モジュールを用いる構成としてもよい。また、電池部が、組電池でなくてもよく、或いは一次電池であってもよい。
・上記実施形態の電池ユニットBUを、内燃機関とモータとの両方を車両走行の駆動源とするハイブリッド車両に適用してもよいし、内燃機関を持たず、モータのみを車両走行の駆動源とする電気車両に適用してもよい。
10…電池本体、11…組電池モジュール(電池部)、14…下側ケース体、15…上側ケース体、16…収容ケース、17…端子台(端子部)、18…コネクタ(端子部)、40…端子カバー、42…対向板部、BU…電池ユニット。

Claims (6)

  1. 電池部(11)と、
    上側ケース体(15)及び下側ケース体(14)を有し、それら両ケース体により形成される収容空間内に前記電池部を収容する収容ケース(16)と、
    前記収容ケースの側面部に設けられ、外部機器との接続が可能な端子部(17,18)と、
    を備え、車室内における所定の搭載位置に搭載される車載電池ユニット(BU)であって、
    前記収容ケースにおいて前記端子部が設けられた側面部の外側に取り付けられる端子カバー(40,64)を備え、
    前記端子カバーは、前記上側ケース体の上面に対向する部分(41)から前記端子部の上方に張り出しかつ前記側面部に対向する対向板部(42,67)を有し、前記収容ケースに取り付けられた状態で、前記端子部と、当該端子部に接続される電気配線(51,52)の前記端子部側の部分とを覆い、かつその覆われた空間が下方に開放される構成となっていることを特徴とする車載電池ユニット。
  2. 記上側ケース体の上面には、前記端子カバーに対向する部位に、前記端子部が設けられた側面部に沿って延びる突条部(28)が設けられている請求項1に記載の車載電池ユニット。
  3. 前記端子カバーには、前記上側ケース体の上面において前記突条部を挟んで前記端子部とは反対側の位置に、前記上側ケース体の上面に当接する、又は前記突条部の高さ寸法よりも小さい距離で前記上側ケース体の上面に近接する壁部(46a)が設けられている請求項2に記載の車載電池ユニット。
  4. 前記壁部の下端部には、前記上側ケース体の上面に対向し、かつ前記突条部側及びその反対側の少なくともいずれかに向けて延びる対面部(47)が設けられている請求項3に記載の車載電池ユニット。
  5. 前記端子カバー(64)は、前記収容ケースに固定される固定部(65)を有し、その固定部に対して前記対向板部が可動の状態で取り付けられている請求項1乃至4のいずれか一項に記載の車載電池ユニット。
  6. 前記所定の搭載位置である車室内床部(F)に対して、前記下側ケース体の下方に設けられた脚部(55)により持ち上げられた状態で設置される車載電池ユニットであり、
    前記収容ケースにおいて前記端子部が設けられた側面部と、前記端子カバーとにより囲まれた空間が、前記端子部に接続される電気配線(51,52)を湾曲可能に収容する収容空間(S)となっており、前記収容空間が下方に開放されている請求項1乃至5のいずれか一項に記載の車載電池ユニット。
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