JP6965820B2 - 蓄電装置の搭載構造 - Google Patents
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Description
本開示は、蓄電装置の搭載構造に関する。
従来の電池パック(蓄電装置)が搭載された車両が開示された文献として、たとえば特開2015−137009号公報(特許文献1)が挙げられる。特許文献1に開示の電池パックが搭載された車両においては、電池パックの被水を抑制するために、フロアパネルと電池パックとの間に防水トレイが設けられている。
しかしながら、特許文献1に開示の構成のように、フロアパネルと電池パックとの間に防水トレイを設けた場合には、部品点数が増加するため、防水トレイの製造コストおよび車両の重量が増加する。
電池パックには、組電池を収容する収容ケースの外部に電圧が印加される電気部品が設けられており、当該電気部品が被水した場合には、電池パックに不具合が生じる場合がある。
本開示は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、本開示の目的は、車両に具備された部材を用いて、収容ケースの外表面に設置された電気部品の被水を抑制することができる蓄電装置の搭載構造を提供することにある。
本開示の蓄電装置は、蓄電モジュール、および上記蓄電モジュールを内部に収容する収容ケースを含む蓄電装置と、上方側に上記収容ケースが配置されるフロア部材と、上記収容ケースの前面に少なくとも対向するように配置された縦壁部と、を備える。上記蓄電装置は、上記縦壁部に対向するように上記収容ケースの外表面に配置された電気部品を含む。上記フロア部材には、上方から見た場合に上記電気部品と重なるように、または上記電気部品の後方に位置するように、上記フロア部材の上面から上方に向けて突出する突起部が設けられている。
一般的に、蓄電モジュールが配置されるフロア部材上には、当該フロア部材の下方側および/または車両室内側から浸入した水等の液体が残留する場合がある。この場合において、車両の速度が急激に変動した場合には、フロア部材上に留まっていた液体が移動し、収容ケースの前面に対向するように設けられた縦壁部に向けて移動する場合がある。
ここで、上記構成の蓄電装置の搭載構造においては、フロア部材には、上方から見た場合に、縦壁部に対向するように収容ケースの外表面に配置された電気部品と重なるようにまたは電気部品の後方に位置するように、フロア部材の上面に突出部が設けられている。
このため、上方から見た場合に電気部品の下方またはその後方において、縦壁部に向けて移動する液体の流動方向が、電気部品を避けるように変更される。これにより、縦壁部に衝突した液体が、電気部品に向けて跳ね返ることを抑制することができる。この結果、車両に具備されたフロア部材の突起部を用いて、収容ケースの外表面に設置された電気部品の被水を抑制することができる。
本開示によれば、車両に具備された部材を用いて、収容ケースの外表面に配置された電気部品の被水を抑制することができる蓄電装置の搭載構造を提供する。
以下、本開示の実施の形態について、図を参照して詳細に説明する。以下に示す実施の形態においては、蓄電装置として電池パックを例示し、当該蓄電装置の搭載構造として、電池パックの搭載構造を例示して説明を行なう。以下に示す実施の形態においては、同一のまたは共通する部分について図中同一の符号を付し、その説明は繰り返さない。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係る電池パックの搭載構造を示す概略斜視図である。図2は、実施の形態1に係る電池パックの搭載構造を示す概略平面図である。なお、図2においては、電池パックの下方に位置する後述のフロア部材の構成が見えるように便宜上のため電池パックを一点鎖線で示している。図3は、実施の形態1に係る電池パックの搭載構造を示す概略断面図である。図3は、図2に示すIII−III線に沿った断面図である。図3においては、便宜上のため、後述する電池パックの収容ケース内に配置された回路基板Cを破線で示している。図1から図3を参照して、実施の形態1に係る電池パックの搭載構造100について説明する。
図1は、実施の形態1に係る電池パックの搭載構造を示す概略斜視図である。図2は、実施の形態1に係る電池パックの搭載構造を示す概略平面図である。なお、図2においては、電池パックの下方に位置する後述のフロア部材の構成が見えるように便宜上のため電池パックを一点鎖線で示している。図3は、実施の形態1に係る電池パックの搭載構造を示す概略断面図である。図3は、図2に示すIII−III線に沿った断面図である。図3においては、便宜上のため、後述する電池パックの収容ケース内に配置された回路基板Cを破線で示している。図1から図3を参照して、実施の形態1に係る電池パックの搭載構造100について説明する。
電池パックの搭載構造100は、エンジンおよびモータジェネレータ(いずれも図示せず)を動力源とするハイブリッド車両に適用することができる。また、電池パックの搭載構造100は、エンジン(内燃機関)を備えない電気自動車に適用することもできる。
図1および図2に示すように、電池パックの搭載構造100が適用される車両1は、左右一対のサイドメンバ2,3、フロントクロスメンバ4、リヤクロスメンバ5、フロア部材60、縦壁部としてのトリム70および蓄電装置としての電池パック10を備える。
左右一対のサイドメンバ2,3は、車両の前後方向に延在する。一対のサイドメンバ2,3は、車両の幅方向における左側および右側に配置されている。
フロントクロスメンバ4およびリヤクロスメンバ5は、車両の幅方向に延在し、一対のサイドメンバ2,3を接続する。フロントクロスメンバ4は、リヤクロスメンバ5よりも車両の前方側に位置する。フロントクロスメンバ4は、リヤクロスメンバ5よりも下方側に位置する。フロントクロスメンバ4の上方には、リヤシート90(図3参照)の前方側が配置される。
フロア部材60は、一対のサイドメンバ2,3上に配置される。フロア部材60は、車両室内の床面を形成する。フロア部材60は、たとえば、フロアパネルと当該フロアパネル上に配置されたフロアサイレンサとを含む。フロア部材60は、フロントクロスメンバ4からリヤクロスメンバ5にかけて、車両の後方側に向かうにつれて上方に向けて湾曲するように設けられている。フロア部材60は、上面60aを有する。上面60aは、電池パック10側に位置する。
電池パック10は、主として、蓄電モジュールとしての組電池20、収容ケース30および電気部品40を含む。組電池20は、複数の単電池を有する。複数の単電池は、たとえば電気的に直列に接続されている。
上記単電池は、たとえば、ニッケル水素電池またはリチウムイオン電池等の二次電池である。単電池は、たとえば、角型形状を有する。なお、単電池は、角型形状に限定されず、円筒型形状であってもよい。二次電池は、液状の電解質を用いるものであってもよいし、固体状の電解質を用いるものであってもよい。
収容ケース30は、内部に組電池20を収容する。収容ケース30は、フロア部材60の上方に配置される。収容ケース30は、フロア部材60に取り付けるための取付部(不図示)を有する。当該取付部が、締結部材(不図示)によってフロア部材60等に固定されることにより、収容ケース30が車両に固定される。
収容ケース30は、たとえば前後方向に互いに対向する前面31および後面32、左右方向に互いに対向する一対の側面33,34、ならびに、上下方向に対向する上面および下面を有する。収容ケース30の下面は、フロア部材60の上面60aに対向する。
収容ケース30は、前面31および後面32が対向する方向(収容ケースの前後方向)と、車両の前後方向とが一致するように車両に固定される。
電気部品40は、たとえばコネクタ等であり、高電圧および/または低電圧が印加される部品である。電気部品40は、たとえば、収容ケース30内に配置された回路基板Cに電気的に接続される。回路基板Cは、配線等によって組電池20と電気的に接続されている。
電気部品40は、収容ケース30の外部に露出するように設けられている。電気部品40は、収容ケース30の外表面に配置されている。電気部品40は、たとえば、収容ケース30の左側の側面33に配置されている。
電気部品40は、トリム70に対向するように配置されている。具体的には、電気部品40は、収容ケース30の前方側に位置する部分のトリム70に対向するように配置されている。
トリム70は、リヤシート90の下方に配置されている。トリム70は、主として車両の幅方向に沿って延在する。トリム70は、少なくとも収容ケース30の前面31に対向するように配置されている。より具体的には、トリム70は、収容ケース30の前面31および一対の側面33,34を囲むように設けられている。トリム70と収容ケース30との間には隙間が設けられている。
トリム70は、第1部分71、第2部分72および第3部分73を有する。第1部分71は、収容ケース30の前面31に対向する。第1部分71は、車両の幅方向に沿って延在する。第2部分72は、収容ケース30の左前方側の角部から収容ケース30の側面33に亘って対向する。第2部分72は、車両の幅方向の外側に向かうにつれて車両の後方側に向けて曲がっている。第3部分73は、収容ケース30の右前方側の角部から収容ケース30の側面34に亘って対向する。第3部分73は、車両の幅方向の外側に向かうにつれて車両の後方側に向けて曲がっている。
図2および図3に示すように、フロア部材60には、凹部61および突起部62が設けられている。凹部61は、上面60aの一部が、下方に向けて凹むことにより形成されている。凹部61は、車両の幅方向に延在する。凹部61は、収容ケース30の下方に位置する。
電池パック10が搭載されるフロアサイレンサ上の空間には、電池パック10の下方のフロア部材60側および車両室内側から水等の液体Lが浸入する場合がある。この場合には、当該液体Lは、凹部61に貯留される。
突起部62は、上方から見た場合に電気部品40と重なるように、フロア部材60の上面60aから上方に向けて突出する。具体的には、突起部62は、前方側に位置する凹部61の上端を追加する水平面から上方に突出する。
図4は、実施の形態1に係る電池パックの搭載構造において、フロア部材上の液体の動きを示す図である。図4を参照して、フロア部材60上の液体の動きについて説明する。
図4に示すように、突起部62は、平面視略三角形形状を有する。より具体的には、突起部62は、上方から見た場合に、車両の前方側に向かうにつれて車両の左側に向けて傾斜する傾斜辺62aを有する。突起部62は、上方から見た場合に、車両の後方側に位置する頂点部P1と、当該頂点部P1よりも車両の前方側に位置する2つの頂点部P2,P3とを有する。
上記凹部61に液体が貯留された状態において、車両が急制動された場合には、図3および図4に示すように、当該液体が慣性力によって矢印AR1方向に沿って前方側に移動する。矢印AR1方向に沿って移動する液体の流動方向は、突起部62によって電気部品40を避けるように変更される。具体的には、矢印AR1方向に沿って移動する液体の流動方向は、突起部62の傾斜辺62aに沿って矢印AR2方向に移動するものと、頂点部P1と頂点部P3とを結ぶ辺に沿って矢印AR3方向に移動するものとに分かれる。
このように、上方から見た場合に電気部品40を避けるように電気部品40の下方で液体の流動方向が変更されることにより、移動した液体が縦壁部としてのトリム70に衝突して、電気部品40に向けて跳ね返ることを抑制することができる。この結果、車両に具備されたフロア部材60の突起部62を用いて、収容ケース30の外表面に設置された電気部品40の被水を抑制することができる。
(比較例)
図5は、比較例における電池パックの搭載構造を示す概略断面図である。図5を参照して、比較例における電池パックの搭載構造100Xについて説明する。
図5は、比較例における電池パックの搭載構造を示す概略断面図である。図5を参照して、比較例における電池パックの搭載構造100Xについて説明する。
図5に示すように、比較例における電池パックの搭載構造100Xは、実施の形態1に係る電池パックの搭載構造100と比較した場合に、実施の形態1に係る突起部62がフロア部材60の上面60aに設けられていない点において相違する。その他の構成については、ほぼ同様である。
比較例においても、凹部61に液体が貯留された状態において車両が急制動された場合には、当該液体が慣性力によって矢印AR1方向に沿って前方に移動する。比較例においては、フロア部材60の上面60aに突起部62が設けられていないため、矢印AR1方向に沿って前方に移動する液体は、電気部品40の下方を通過して電気部品40の前方側に位置するトリム70に衝突する。
電気部品40の前方側に位置するトリム70に衝突した液体は、後方に向けて跳ね返される。この際、跳ね返された液体の一部は、上方側にも飛散し、これにより、電気部品40が被水してしまう。
(実施の形態2)
図6は、実施の形態2に係る電池パックの搭載構造において、フロア部材上の液体の動きを示す図である。図6を参照して、実施の形態2に係る電池パックの搭載構造100Aについて説明する。
図6は、実施の形態2に係る電池パックの搭載構造において、フロア部材上の液体の動きを示す図である。図6を参照して、実施の形態2に係る電池パックの搭載構造100Aについて説明する。
図6に示すように、実施の形態2に係る電池パックの搭載構造100Aは、実施の形態1に係る電池パック10と比較した場合に、電気部品40と突起部62との位置関係が相違する。その他の構成については、ほぼ同様である。
実施の形態2においては、突起部62は、上方から見た場合に、電気部品40の後方に位置する。突起部62は、当該突起部62によって傾斜辺62aに沿うように流動方向が変更されてトリム70に衝突した液体が、車両の幅方向の外側に向かうように跳ね返されるように、構成されている。
このように突起部62が構成されることにより、実施の形態1同様に、電気部品40の被水を抑制することができる。
(実施の形態3)
図7は、実施の形態3に係る電池パックの搭載構造において、フロア部材上の液体の動きを示す図である。図7を参照して、実施の形態3に係る電池パックの搭載構造100Bについて説明する。
図7は、実施の形態3に係る電池パックの搭載構造において、フロア部材上の液体の動きを示す図である。図7を参照して、実施の形態3に係る電池パックの搭載構造100Bについて説明する。
図7に示すように、実施の形態3に係る電池パックの搭載構造100Bは、実施の形態1に係る電池パックの搭載構造100と比較した場合に、電気部品40と突起部62との位置関係が相違する。その他の構成については、ほぼ同様である。
実施の形態3においては、突起部62は、上方から見た場合に、電気部品40の後方に位置する。突起部62の上記傾斜辺62aは、トリム70の第2部分72の内表面に直交するように設けられている。すなわち、突起部62は、当該突起部62によって傾斜辺62aに沿うように流動方向が変更されてトリム70の第2部分72に衝突した液体が、流れてきた方向に戻るように跳ね返されるように、構成されている。
このように突起部62が構成されることにより、実施の形態1同様に、電気部品40の被水を抑制することができる。
(実施の形態4)
図8は、実施の形態4に係る電池パックの搭載構造において、フロア部材上の液体の動きを示す図である。図8を参照して、実施の形態4に係る電池パックの搭載構造100Cについて説明する。
図8は、実施の形態4に係る電池パックの搭載構造において、フロア部材上の液体の動きを示す図である。図8を参照して、実施の形態4に係る電池パックの搭載構造100Cについて説明する。
図8に示すように、実施の形態4に係る電池パックの搭載構造100Cは、実施の形態1に係る電池パックの搭載構造100と比較した場合に、電気部品40と突起部62との位置関係が相違する。その他の構成については、ほぼ同様である。
実施の形態4においては、突起部62は、上方から見た場合に、電気部品40の後方に位置する。実施の形態4においても、実施の形態3同様に、突起部62の上記傾斜辺62aは、トリム70の第2部分72の内表面に直交するように設けられている。この場合においては、頂点部P1における頂角θ1は、実施の形態3と比べて大きくなっており、車両の前後方向に対する第2部分72の小さい方の交差角θ2(傾斜角)は、実施の形態3と比べて小さくなっている。
このように突起部62が構成される場合においても、実施の形態1同様に、電気部品40の被水を抑制することができる。
(実施の形態5)
図9は、実施の形態5に係る電池パックの搭載構造において、フロア部材上の液体の動きを示す図である。図9を参照して、実施の形態5に係る電池パックの搭載構造100Dについて説明する。
図9は、実施の形態5に係る電池パックの搭載構造において、フロア部材上の液体の動きを示す図である。図9を参照して、実施の形態5に係る電池パックの搭載構造100Dについて説明する。
図9に示すように、実施の形態5に係る電池パックの搭載構造100Dは、実施の形態1に係る電池パック10と比較した場合に、電気部品40と突起部62との位置関係が相違する。その他の構成については、ほぼ同様である。
実施の形態5においては、突起部62は、上方から見た場合に、電気部品40の後方に位置する。突起部62は、当該突起部62によって傾斜辺62aに沿うように流動方向が変更された液体が、上方から見た場合に電気部品40の前方側でトリム70に衝突して電気部品40の前方側を通過するように、構成されている。
このように突起部62が構成されることにより、実施の形態1同様に、電気部品40の被水を抑制することができる。
(実施の形態6)
図10は、実施の形態6に係る電池パックの搭載構造において、フロア部材上の液体の動きを示す図である。図10を参照して、実施の形態6に係る電池パックの搭載構造100Eについて説明する。
図10は、実施の形態6に係る電池パックの搭載構造において、フロア部材上の液体の動きを示す図である。図10を参照して、実施の形態6に係る電池パックの搭載構造100Eについて説明する。
図10に示すように、実施の形態6に係る電池パックの搭載構造100Eは、実施の形態1に係る電池パックの搭載構造と比較した場合に、電気部品40と突起部62との位置関係が相違する。その他の構成については、ほぼ同様である。
実施の形態6においては、突起部62は、上方から見た場合に、電気部品40の後方に位置する。突起部62は、当該突起部62によって傾斜辺62aに沿うように流動方向が変更されてトリム70に衝突した液体が、上方から見た場合に突起部62の前方側において当該突起部62と電気部品40との間を通過するように、構成されている。
このように突起部62が構成されることにより、実施の形態1同様に、電気部品40の被水を抑制することができる。
上述した実施の形態1から6においては、電池パック10が単数の組電池20を含む場合を例示して説明したが、組電池20の個数は単数に限定されず、複数であってもよい。
上述した実施の形態1から6においては、収容ケース30の前面31および後面32が対向する方向(収容ケースの前後方向)が、車両の前後方向と平行となる場合を例示して説明したが、これに限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、車両の左右方向と平行となってもよい。この場合には、収容ケース30の前面31または後面32に上記電気部品が配置された場合に、フロア部材60上を左右方向に移動する液体の流れが、突起部62によって分流されることにより、上述同様に電気部品の被水を抑制することができる。
また、収容ケース30の前面31が、車両の後方側を向くように配置されてもよい。この場合には、車両の急発進等により、上記液体が後方側に移動する。この場合において、突起部62によって液体の流動方向が変更されることにより、上述同様に電気部品40の被水を抑制することができる。
上述した実施の形態1から6においては、フロア部材60に凹部61が設けられており、当該凹部61に液体が貯留される場合を例示して説明したが、これに限定されず、液体がフロア部材60の上面60aに残留可能な限り凹部61が設けられていなくてもよい。
上述した実施の形態1から6においては、縦壁部がトリム70によって構成される場合を例示して説明したが、これに限定されず、フロア部材60の上面に残留し移動する液体を跳ね返し可能に、収容ケース20の前面に対向して配置される限り、車両に具備される他の部材によって構成されていてもよい。
上述した実施の形態1から6においては、蓄電装置が、組電池20を備えた電池パック10である場合を例示して説明したが、組電池20に限らずキャパシタ等の蓄電可能な蓄電モジュールを備えたものであれば適宜採用することができる。このような蓄電装置を固定する蓄電装置の搭載構造として、上記の電池パック10を固定する電池パックの搭載構造100を採用することができる。
以上、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
1 車両、2,3 サイドメンバ、4 フロントクロスメンバ、5 リヤクロスメンバ、10 電池パック、20 組電池、30 収容ケース、31 前面、32 後面、33,34 側面、40 電気部品、60 フロア部材、60a 上面、61 凹部、62 突起部、62a 傾斜辺、70 トリム、71 第1部分、72 第2部分、73 第3部分、90 リヤシート、100,100A,100B,100C,100D,100E,100X 電池パックの搭載構造。
Claims (1)
- 蓄電モジュール、および前記蓄電モジュールを内部に収容する収容ケースを含む蓄電装置と、
上方側に前記収容ケースが配置されるフロア部材と、
前記収容ケースの前面に少なくとも対向するように配置された縦壁部と、を備え、
前記蓄電装置は、前記縦壁部に対向するように前記収容ケースの外表面に配置された電気部品を含み、
前記フロア部材には、上方から見た場合に前記電気部品と重なるように、または前記電気部品の後方に位置するように、前記フロア部材の上面から上方に向けて突出する突起部が設けられている、蓄電装置の搭載構造。
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