JP2019117688A - 電池パック - Google Patents

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Abstract

【課題】省スペース化を図りつつ、かつ、電池パックに備えられた電気部品を保護可能な電池パックを提供する。【解決手段】電池パックは、電池を含む電池モジュールを収容する電池ケースと、電気部品を収容する電気部品ケースとを備える。電気部品ケースは、電池ケースの側壁に設けられる。電気部品ケースは、電気部品を支持する支持部材を含む。支持部材は、電気部品を固定する固定部と、電池ケースの側壁と固定部との間に設けられる脆弱部とを有する。脆弱部の剛性は、固定部の剛性よりも低く構成される。【選択図】図1

Description

本開示は、二次電池を含む電池パックに関する。
特開2015−81042号公報(特許文献1)には、外部からの衝撃を吸収する構造を備えた電池パックが開示されている。この電池パックは、電気自動車等の電動車両(以下、単に「車両」ともいう)に搭載され、屈曲部を有する取付部材によって、電池パックの取り付け位置周辺の車両の部品(以下「周辺部品」ともいう)に所定の距離を隔てて取り付けられる。そのため、電池パックと周辺部品との間には所定の空間が設けられる。外部から周辺部品に衝撃が加えられた場合、周辺部品から伝わる衝撃を屈曲部が屈曲することにより吸収する。そして、周辺部品が電池パックと周辺部品との間に設けられた所定の空間に留まることにより、周辺部品と電池パックとの衝突が防がれる。
特開2015−81042号公報 特開2013−193634号公報
近年では、ドライバビリティ向上の観点から、車載の電池モジュールの容量を増加させることが望まれている。その方法の1つとして、電池モジュールに含まれる電池の数を増加させることが考えられる。
しかしながら、特許文献1に開示された電池パックにおいて電池の数を増加させようとすると、電池パックが大型化してしまうため、電池パックと周辺部品との間に上述のような所定の空間を設けることが難くなる。所定の空間を設けられないと、外部から周辺部品に衝撃が加わえられた場合に、電池パックと周辺部品との衝突が起こる可能性が高くなり、電池パックに大きな衝撃が加わえられることが想定される。特に、電池モジュールを収容した電池ケースの外周面に電池モジュールと接続される電気部品(ジャンクションボックス等)を収容した電気部品ケースが設けられる電池パックにおいては、電気部品ケースに大きな衝撃が加わえられると、電気部品が破損することが懸念される。
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、省スペース化を図りつつ、かつ、電池パックに備えられた電気部品を保護可能な電池パックを提供することである。
本開示に係る電池パックは、電池を収容する電池ケースと、電池ケースの外周面に設けられた、電池に接続される電気部品を収容する電気部品ケースとを備える。電気部品ケースは、電気部品を支持する支持部材を含む。支持部材は、電気部品が固定される固定部と、電池ケースと固定部との間に設けられ、固定部よりも剛性が低い脆弱部とを有する。
上記構成によれば、電池ケースの外周面に設けられた電気部品ケースに含まれる支持部材は、電気部品を固定する固定部と、固定部と電池ケースとの間に設けられている脆弱部とを有する。脆弱部の剛性は、固定部の剛性よりも低いため、電気部品ケースに衝撃が加わえられた場合、剛性の低い脆弱部が変形(破損)する。脆弱部が変形することにより衝撃が吸収されるため、固定部に固定された電気部品に加わる衝撃が低減される。また、衝撃を吸収できる構成(脆弱部)を電気部品ケースに設けたことによって、省スペース化を図ることができる。上記の構造を電気部品ケースに備えることによって、省スペース化を図りつつ、電池パックに備えられた電気部品を保護することが可能となる。
本開示によれば、省スペース化を図りつつ、かつ、電池パックに備えられた電気部品を保護可能な電池パックを提供することができる。
本実施の形態に係る電池パックの構成を概略的に示す図である。 図1におけるII−II断面図である。 外部から周辺部品に衝撃が加わえられた場合における比較例と本実施の形態との比較図である。 変形例1に係る電池パックの構成を概略的に示す図である。
以下、本実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
以下に示す実施の形態においては、電池パック1が、電気自動車やハイブリッド自動車などの電動車両に搭載された例について説明する。
<電池パック1の構成>
図1は、本実施の形態に係る電池パック1の構成を概略的に示す図である。電池パック1は、電池モジュール12を収容した電池ケース10と、電池モジュール12と接続されるジャンクションボックス等の電気部品40を収容した電気部品ケース20とを備える。
電池ケース10は、複数個の二次電池(以下、単に「電池」ともいう)11を所定方向に積層した電池モジュール12を収容する。本実施の形態においては、電池11は、車両左右方向に積層される。
電池11は、たとえば、モータジェネレータを駆動するための電力を蓄え、パワーコントロールユニットを通じてモータジェネレータへ電力を供給する(いずれも図示せず)。電池11としては、たとえば、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池などの二次電池が用いられる。なお、電池モジュール12は、1個の電池11で構成されてもよい。
電気部品ケース20は、電池モジュール12(電池11)と接続される電気部品40を収容する。電気部品ケース20は、電気部品40を支持するための支持部材30と、壁部23とを含む。電気部品ケース20は、電池ケース10の外周面に設けられる。本実施の形態においては、電気部品ケース20は、電池ケース10の車両左方側壁(以下、単に「電池ケース10の側壁」ともいう)に電池ケース10と一体的に形成されている。なお、本実施の形態に係る電池パック1においては、電気部品ケース20は、電池ケース10と一体的に形成される例について説明するが、電池パック1は、電気部品ケース20と電池ケース10とが一体的に形成されることに限定されるものではない。電気部品ケース20が電池ケース10に固定されればよく、たとえば、電気部品ケース20は、電池ケース10にボルト等によって締結されてもよい。
電気部品40は、リレーによって電池モジュール12への電力の供給および遮断、電池モジュール12からパワー駆動ユニット(図示せず)への配電等を行なうジャンクションボックスと、電池モジュール12の管理を行なう図示しない電池ECU(Electronic Control Unit)とジャンクションボックスとを接続するハーネスを繋ぐためのコネクタ等を含んでいる。
壁部23は、本体部21と脆弱部22とを有する。脆弱部22の剛性は、本体部21および電池ケース10の側壁の剛性よりも低く構成されている。本体部21は、電気部品40を収容する。脆弱部22は、本体部21と電池ケース10の側壁との間の空間に設けられる。脆弱部22の一端は本体部21に接続され、脆弱部22の他端は電池ケース10の側壁に接続される。図1に示されるように、脆弱部22の他端は、脆弱部22の一端に対して、車両前後方向に広がるように形成されて電池ケース10の側壁に接続される。
上記のように、脆弱部22が形成されることから、脆弱部22の一端と本体部21とが接続される点においては、たとえば、電気部品ケース20に車両左方から衝撃が加えられた場合において、他の箇所と比べて大きな負荷が加えられる。そのため、脆弱部22は、本体部21よりも変形(破損)し易くなっている。換言すると、脆弱部22の剛性は、本体部21の剛性よりも低いものとなっている。
本実施の形態においては、壁部23の脆弱部22は、本体部21と電池ケース10の側壁との間の、車両左右方向における距離d(<b)を有する空間に設けられる。
支持部材30は、電気部品40が固定される固定部31と、電池ケース10と固定部31との間に設けられる脆弱部32とを有する。脆弱部32の剛性は、固定部31および電池ケース10の側壁の剛性よりも低く構成されている。
本実施の形態においては、図1に示されるように、支持部材30はY字の形状を成している。支持部材30の固定部31は、車両左右方向に平行な辺を長辺とする長方形を成し、その一端が壁部23の本体部21に接続されている。脆弱部32はV字の形状を成しており、一端が固定部31の他端に接続され、2つの他端が電池ケース10の側壁の2か所に接続されている。図1に示されるように、脆弱部32の幅は、固定部31の幅よりも小さく形成されている。これによって、脆弱部32の剛性は、固定部31の剛性よりも低いものとなっている。また、脆弱部32の幅は、電池ケース10の側壁の厚みよりも小さく形成されている。これによって、脆弱部32の剛性は、電池ケース10の側壁の剛性よりも低いものとなっている。
また、本実施の形態においては、図1に示されるように、2個の支持部材30によって電気部品40が固定される。なお、支持部材30の数は2個に限定されるものではない。電気部品40を固定できればよく、たとえば、支持部材30は1個でもよいし、3個以上であってもよい。
なお、電池ケース10および電気部品ケース20の材質は、たとえば、樹脂や金属などを用いることができ、特に材質が限定されるものではない。電池ケース10および電気部品ケース20の材質に樹脂を用いる場合は、電磁波を減衰させるための電磁シールドを設ける観点から、電池ケース10および電気部品ケース20の外周を金属ケース等で覆うことが望ましい。
また、支持部材30の材質は、たとえば、アルミニウム、鉄およびマグネシウムの鋳物や樹脂等を用いることができ、特に材質が限定されるものではない。
図2は、図1におけるII−II断面図である。図1および図2に示されるように、電気部品40は、電気部品ケース20の側壁から距離aだけ隔てて固定部31に固定される。また、電気部品40は、電池ケース10の側壁から距離bだけ隔てて固定部31に固定される。
電気部品40を電気部品ケース20の側壁から距離aだけ隔てるのは、図1および図2に矢印で示されたように、電気部品ケース20に車両左方から衝撃が加えられた場合に、電気部品40に衝撃を伝えないようにするためである。また、電気部品40を電気部品ケース20の側壁から距離aだけ隔てるのは、電気部品40の配線や組み付けを行なうためのスペースとするためである。
電気部品40を電池ケース10の側壁から距離bだけ隔てるのは、電気部品40の配線や組み付けを行なうためのスペースとするためである。
本実施の形態においては、支持部材30の脆弱部32は、固定部31と電池ケース10の側壁との間の、車両左右方向における距離c(<b)を有する空間に設けられる。
<比較例と本実施の形態との対比>
近年では、電気自動車等の電動車両の航続距離を伸ばすために様々な検討がなされている。その1つとして、電池モジュールに含まれる電池の数を増加させる方法がある。しかしながら、電池モジュールに含まれる電池の数を増加させると、電池パックが大型化してしまう。電池パックが大型化すると、電池パックと周辺部品との距離が近くなることから、外部から周辺部品に衝撃が加わえられた場合に、電池パックと周辺部品との衝突が起こる可能性が高くなる。それゆえに、外部から周辺部品に衝撃が加わえられた場合に、電池パックに大きな衝撃が加わえられることが想定される。特に、電池パックに収容された電気部品ケースに大きな衝撃が加わえられると、電気部品が破損することが懸念される。
そこで、本実施の形態においては、上述のように、支持部材30および電気部品ケース20の壁部23のそれぞれに脆弱部32,22を設けた。電池パック1に衝撃が加えられた場合に、脆弱部32,22が変形して衝撃を吸収することにより、電気部品40を保護する。また、電気部品40を保護する構造(脆弱部32,22)を電気部品ケース20に設けたことによって、電池パック1の外部に電気部品40を保護する構造を設ける必要がなく、省スペース化を図ることができる。以下、比較例を交えつつ、本実施の形態について説明する。
図3は、外部から周辺部品に衝撃が加わえられた場合における比較例と本実施の形態との比較図である。図3においては、比較例および本実施の形態のそれぞれについて、衝撃が加わる前後の図(衝撃前,衝撃後)が示されている。本実施の形態においては、図1および図2における車両左方から衝撃が加えられた例について説明する。
比較例においては、電池モジュール12Aにはn個の電池11Aが積層されている。周辺部品と電気部品ケース20Aの側壁とは車両左右方向に距離X1を隔てて配置されている。距離X1は、車両左方から規定の衝撃が加えられた場合に、その衝撃によって周辺部品が移動されるであろう距離を考慮して決定される。
以下の図3の説明においては、車両左方から規定の衝撃が加えられた場合を想定する。この場合、周辺部品は、衝撃前の周辺部品位置である位置P1から衝撃後の周辺部品位置である位置P2に移動するものとする。
比較例における支持部材30Aには、脆弱部は設けられていない。また同様に、比較例における電気部品ケース20Aにも脆弱部は設けられていない。
比較例において、車両左方から衝撃が加えられると、周辺部品は、図3に示される位置P1から車両右方に移動される。ここで、電気部品ケース20Aの側壁と周辺部品との間に上記の距離X1を隔てていることによって、周辺部品は、大きな衝撃をもって電気部品ケース20Aの側壁と衝突することなく、位置P2に留まる。これによって、周辺部品が電気部品ケース20Aに大きな衝撃を与えることが防止され、電気部品40Aが保護される。
比較例においては、電気部品40Aの保護を図るためには、周辺部品と電気部品40Aの側壁との間に距離X1を確保しなければならない。そのため、電池パック1の車両左右方向の長さは制約される。ゆえに、電池モジュール12Aの容量を増加させるために、電池モジュール12Aに積層される電池11Aの数を増やすということができない。
本実施の形態においては、電池11を1個追加し、電池モジュール12にはn+1個の電池11が積層されている。図3における本実施の形態の衝撃前の図は、電池11を1個追加したことにより、電池ケース10が距離cだけ大きくなっている。それに伴なって、電池パック1は比較例に比べて、距離cだけ大きくなっている。つまり、周辺部品と電気部品ケース20の側壁(本体部21)との車両左右方向の距離X2は距離X1よりも距離cだけ小さいものとなっている(X2=X1−c)。
本実施の形態において、車両左方から衝撃が加えられると、周辺部品が位置P1から位置P2まで移動される。本実施の形態においては、周辺部品と電気部品40の側壁との間には距離X2(<X1)しか隔てられていないため、比較例とは異なり、周辺部品と電気部品ケース20の側壁とが衝突する。
そこで、本実施の形態においては、支持部材30のうち、電池ケース10が大きくなった距離cの分を脆弱部32として設けた。また、本実施の形態においては、壁部23のうち、距離d(c<d<b)の分を脆弱部22として設けた。
壁部23の脆弱部22の剛性は、壁部23の本体部21の剛性および電池ケース10の側壁の剛性よりも低く構成されている。支持部材30の脆弱部32の剛性は、支持部材30の固定部31の剛性および電池ケース10の側壁の剛性よりも低く構成されている。
これによって、周辺部品と衝突して衝撃を受けた場合、自らよりも剛性の高いものに挟まれた支持部材30の脆弱部32および壁部23の脆弱部22は、衝撃によって変形(破損)する(図3における本実施の形態の衝撃後の図を参照)。脆弱部32,22が変形することによって、電気部品40および電気部品ケース20は、車両右方に移動される。このように、脆弱部32,22が衝撃を吸収することによって、電気部品40に加わる衝撃が低減され、電気部品40の破損が防止される。
さらに、電気部品40と電気部品ケース20の側壁(本体部21)との間は距離aだけ隔てられているため、電気部品ケース20の側壁に加えられた衝撃が電気部品40に伝えられることが抑制される。
また、本実施の形態においては、電気部品ケース20の壁部23にも脆弱部22が設けられた。これによって、周辺部品と電気部品ケース20との衝突による衝撃により、脆弱部22が変形して衝撃が吸収されることで、周辺部品が破損することも防止される。
また、脆弱部32,22を電気部品ケース20に設けたことによって、電池パック1の外部に電気部品40を保護する構造を設けなくてよい。それゆえに、省スペース化を図ることができる。
以上のように、本実施の形態においては、車両左方から電池パック1に衝撃が加えられた場合に、脆弱部32,22が変形して衝撃を吸収することにより、電気部品40を保護する。また、電気部品40を保護する構造(脆弱部32,22)を電気部品ケース20に設けたことによって、電池パック1の外部に電気部品40を保護する構造を設ける必要がなく、省スペース化を図ることができる。
なお、本実施の形態においては、電池11を1個追加し、電池モジュール12にはn+1個の電池11が積層されている例について説明したが、追加する電池11は1個に限られるものではなく2個以上であってもよい。電池11の追加により電池ケース10が大きくなる距離cが距離bを超えない限りにおいて(c<b)、電池11の追加により電池ケース10が大きくなった距離cの分を脆弱部32として設けることにより、上記の説明と同様に、省スペース化を図りつつ、かつ、電池パック1に備えられた電気部品40を保護することができる。
<変形例1>
実施の形態においては、電気部品ケース20が電池ケース10の車両左方側壁に設けられる例について説明したが、電気部品ケース20が設けられる位置は電池ケース10の車両左方側壁に限られない。たとえば、電池ケース10の車両右方側壁であってもよいし、電池ケース10の車両前方側壁、車両後方側壁であってもよい。変形例1においては、一例として、電気部品ケース20が電池ケース10の車両前方側壁に設けられる例について説明する。
図4は、変形例1に係る電池パック1Bの構成を概略的に示す図である。電池パック1Bの構成は、電気部品ケース20が設けられている位置(電池ケース10の車両前方側壁)を除き、実施の形態に係る電池パック1と同様であるため、その説明は繰り返さない。
変形例1においては、車両前方から衝撃が加えられる場合について説明する。変形例1においても、実施の形態と同様に、支持部材30および電気部品ケース20の壁部23には、それぞれ脆弱部32,22が設けられている。車両前方から衝撃が加えられると、実施の形態と同様に、支持部材30の脆弱部32および壁部23の脆弱部22が変形する。脆弱部32,22が変形することによって衝撃が吸収され、電気部品40に加わる衝撃が低減される。ゆえに、電気部品40が保護される。
また、脆弱部32,22を電気部品ケース20に設けたことによって、電池パック1の外部に電気部品40を保護する構造を設けなくてよいため、省スペース化を図ることができる。
<変形例2>
実施の形態および変形例1においては、脆弱部32の形状をV字形状とした例について説明したが、脆弱部32の形状はV字形状に限られるものではない。脆弱部32の形状は、たとえば、長方形であってもよい。この場合においても、たとえば、脆弱部32の幅を固定部31の幅よりも小さく形成することにより、脆弱部32の剛性を固定部31の剛性よりも低く構成してもよい。
また、脆弱部32の剛性を固定部31の剛性よりも低くする方法は、支持部材30の固定部31と脆弱部32とで異なる材質を用いることにより、脆弱部32の剛性を固定部31の剛性よりも低く構成する方法であってもよい。また、脆弱部32に孔を設けることにより、脆弱部32の剛性を固定部31の剛性よりも低く構成する方法であってもよい。これらの場合においても、実施の形態および変形例1と同様の効果を奏することが可能である。
<変形例3>
実施の形態、変形例1および変形例2においては、電気部品ケース20の壁部23にも脆弱部22を設ける例について説明した。しかしながら、電気部品ケース20の壁部23に脆弱部22を設けなくてもよい。つまり、支持部材30にのみ脆弱部32が設けられてもよい。
支持部材30にのみ脆弱部32が設けられる場合においても、電気部品ケース20に衝撃が加えらると、衝撃によって支持部材30の脆弱部32が変形する。脆弱部32が変形することによって衝撃が吸収され、電気部品40に加わる衝撃が低減される。ゆえに、電気部品40が保護される。
<その他の変形例>
実施の形態および変形例1〜3においては、支持部材30の脆弱部32の車両左右方向の距離と、壁部23の脆弱部22の車両左右方向の距離とが異なる距離である例について説明した。しかしながら、これらの距離は異なる距離であることに限られるものではない。たとえば、支持部材30の脆弱部32の車両左右方向の距離と、電気部品ケース20の脆弱部22の車両左右方向の距離とが同じ距離であってもよい(距離c=距離d)。距離cおよび距離dは、距離bよりも小さい範囲内で任意に設定することができる。この場合においても、実施の形態および変形例1と同様の効果を奏することが可能である。
また、実施の形態および変形例1〜3においては、電池11の積層方向は、車両左右方向である例を示した(図1)。また、変形例1においては、電池11の積層方向は、車両前後方向である例を示した(図4)。すなわち、実施の形態および変形例1においては、電池11の長辺が電気部品ケース20と向かい合う方向に電池11が積層された。
上記のような方向に電池11を積層したのは、複数の電池11を直列に接続させた電池モジュール12(電池11)と電気部品40との接続を行なう際に、配線の取り回しの利便性が高くなるためである。
しかしながら、電池11の積層方向は上記のような方向に限られるものではない。たとえば、図1において車両前後方向に電池11を積層してもよいし、図4において車両左右方向に沿って電池11を積層させてもよい。
また、実施の形態および変形例1〜3においては、電池モジュール12の容量を増加させるために、積層する電池11の数を増加させる例について説明した。しかしながら、電池モジュール12の容量を増加させる方法は積層する電池11の数を増加させることに限られるものではない。たとえば、積層される各電池11を大型化することによって電池モジュール12の容量を増加させてもよい。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,1B 電池パック、10 電池ケース、11,11A 電池、12,12A 電池モジュール、20,20A 電気部品ケース、21 本体部、22,32 脆弱部、23 壁部、30 支持部材、31 固定部、40,40A 電気部品。

Claims (1)

  1. 電池を収容する電池ケースと、
    前記電池ケースの外周面に設けられた、前記電池に接続される電気部品を収容する電気部品ケースとを備え、
    前記電気部品ケースは、前記電気部品を支持する支持部材を含み、
    前記支持部材は、
    前記電気部品が固定される固定部と、
    前記電池ケースと前記固定部との間に設けられ、前記固定部よりも剛性が低い脆弱部とを有する、電池パック。
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