JP7132154B2 - 車両 - Google Patents

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    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Description

本開示は、車両に関する。
たとえば、特開2014-107241号公報(特許文献1)には、走行用モータを駆動させるための電池モジュールと、電池モジュールを収容するバッテリケースと、ブラケット部材を介して電池モジュールをバッテリケースに締結するボルトとを備える電動車両が開示されている。
また、特開2012-164431号公報(特許文献2)には、複数のバッテリセルと、複数のバッテリセルを収容するバッテリケースと、複数のバッテリセルを上下から挟持する上部ブラケットおよび下部ブラケットと、上部ブラケットをバッテリケースに固定するボルトとを備える電気自動車が開示されている。
特開2014-107241号公報 特開2012-164431号公報
上述の特許文献1に開示されるように、電池モジュールをバッテリケースにボルト締結した電動車両が知られている。このような電動車両においては、車両の衝突時など、外部から車両に対して過大な衝撃が加わる場面が想定される。このとき、仮にボルトが電池モジュールに向かって移動することがあっても、電池モジュールが適切に保護されることが求められる。
そこで本開示の目的は、上記の課題を解決することであり、外部から過大な衝撃が加わった場合に蓄電モジュールが適切に保護される車両を提供することである。
本開示に従った車両は、蓄電モジュールと、蓄電モジュールの周りに設けられるフレーム体と、フレーム体を締結する締結部材とを備える。蓄電モジュールは、複数の単位蓄電部と、複数の単位蓄電部を一体に保持する保持部材とを有する。締結部材は、水平方向において保持部材と対向するように設けられる。
このように構成された車両によれば、締結部材が水平方向において保持部材と対向するように設けられている。このため、外部から車両に過大な衝撃が加わった場合に、仮に締結部材が蓄電モジュールに向けて移動することがあっても、締結部材を保持部材に衝突させることができる。これにより、締結部材から複数の単位蓄電部に加わる衝撃が抑制されるため、蓄電モジュールを適切に保護することができる。
また好ましくは、締結部材は、水平方向が軸方向となる軸部を有する。軸部は、その軸方向に沿ってフレーム体に対して挿入される。締結部材は、軸部がその軸方向において保持部材と対向するように設けられる。
このように構成された車両によれば、締結部材は、軸部がその軸方向(水平方向)において保持部材と対向するように設けられる。このため、外部から車両に過大な衝撃が加わった場合に、仮に締結部材が蓄電モジュールに向けて移動することがあっても、軸部を保持部材に衝突させることができる。これにより、締結部材から複数の単位蓄電部に加わる衝撃が抑制されるため、蓄電モジュールを適切に保護することができる。また、軸部は、その軸方向(水平方向)に沿ってフレーム体に対して挿入されるため、軸部が挿入されるフレーム体の部位を上下方向に沿って設けることができる。これにより、フレーム体が占める空間が水平方向において小さくなるため、車両上の空間の省スペース化を図ることができる。
また好ましくは、車両は、蓄電モジュールの車両後方側に設けられるラゲッジルームをさらに備える。締結部材は、車両前後方向における蓄電モジュールおよびラゲッジルームの間において、フレーム体を締結する。
このように構成された車両によれば、車両前後方向における蓄電モジュールおよびラゲッジルームの間において、軸部が挿入されるフレーム体の部位を上下方向に沿って設けることができる。これにより、蓄電モジュールの車両後方側の空間の省スペース化が図られるため、ラゲッジルームの容積を増大させることができる。
また好ましくは、フレーム体は、下部フレームと、下部フレームの上方に設けられ、締結部材により下部フレームと締結される上部フレームとを有する。
このように構成された車両によれば、外部から過大な衝撃が加わった場合に、下部フレームおよび上部フレーム同士を締結する締結部材から蓄電モジュールを適切に保護することができる。
また好ましくは、保持部材は、複数の単位蓄電部がそれぞれ挿入される複数の孔が設けられる金属製の板材からなる。
このように構成された車両によれば、金属製の板材からなる保持部材は、高剛性を有する。このため、外部から車両に過大な衝撃が加わった場合に、締結部材を保持部材に衝突させることによって、複数の単位蓄電部に加わる衝撃をより効果的に抑制することができる。
また好ましくは、車両は、複数の蓄電モジュールを備える。複数の蓄電モジュールは、下段側蓄電モジュールと、下段側蓄電モジュールの上方に設けられる上段側蓄電モジュールとを含む。締結部材は、水平方向において、下段側蓄電モジュールが有する保持部材と対向するように設けられる。
このように構成された車両によれば、蓄電モジュールが上下に積層された構造において、外部から車両に過大な衝撃が加わった場合に、特に下段側蓄電モジュールを締結部材から保護することができる。
以上に説明したように、本開示に従えば、外部から過大な衝撃が加わった場合に蓄電モジュールが適切に保護される車両を提供することができる。
本実施の形態における車両を示す側面図である。 図1中の電池パックを示す斜視図である。 図2中の矢印IIIに示す方向に見た電池パックを示す背面図である。 図2中のIV-IV線上の矢視方向に見た電池パックを示す断面図である。 図2中のフレーム体(下部/上部フレーム)を示す分解組み立て図である。 図2中の電池モジュールを示す分解組み立て図である。 図4中の2点鎖線VIIで囲まれた範囲の電池パックを示す断面図である。
本開示の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
図1は、本実施の形態における車両を示す側面図である。図1を参照して、本実施の形態における車両10は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の内燃機関と、充放電可能なバッテリから電力供給されるモータとを動力源とするハイブリッド自動車、外部充電が可能なプラグインハイブリッド自動車、または、電気自動車である。
車両10は、フロアパネル16と、フロントシート11およびリアシート12と、電池パック20とを有する。
フロアパネル16は、車両10の床面を構成する金属製のパネル材である。フロントシート11およびリアシート12は、車両10の車室内に設けられている。フロントシート11およびリアシート12は、フロアパネル16上に設けられている。リアシート12は、フロントシート11の車両後方側に設けられている。
電池パック20は、車両駆動用の電源として設けられている。電池パック20は、リアシート12の車両後方側に設けられている。電池パック20は、フロアパネル16上に設けられている。電池パック20の車両後方側には、荷物を積み込むためのラゲッジルーム18が設けられている。
図2は、図1中の電池パックを示す斜視図である。図3は、図2中の矢印IIIに示す方向に見た電池パックを示す背面図である。図4は、図2中のIV-IV線上の矢視方向に見た電池パックを示す断面図である。
図2から図4を参照して、電池パック20は、複数の電池モジュール21と、フレーム体61とを有する。
フレーム体61は、複数の電池モジュール21の周りに設けられている。フレーム体61は、複数の電池モジュール21を取り囲むように設けられている。フレーム体61は、外部からの衝撃より複数の電池モジュール21を保護するためのカバー体として設けられている。
フレーム体61は、車両本体側のフロアパネル16に締結されている。複数の電池モジュール21は、フレーム体61に搭載されている。複数の電池モジュール21は、フレーム体61によって、車両上の所定位置(フロアパネル16上であって、リアシート12の車両後方側の位置)に保持されている。複数の電池モジュール21は、フレーム体61によって、互いに一体に保持されている。
フレーム体61は、その上面視において、車両前後方向が短手方向となり、車両幅方向が長手方向となる矩形形状を有する。
図5は、図2中のフレーム体(下部/上部フレーム)を示す分解組み立て図である。図2から図5を参照して、フレーム体61は、中空断面を有する複数のフレーム材が組み合わさって構成されている。より具体的には、フレーム体61は、下部フレーム61Lと、上部フレーム61Uと、複数の中間フレーム61Mとを有する。
上部フレーム61Uは、下部フレーム61Lの上方に設けられている。上部フレーム61Uは、後述する複数のボルト81によって、下部フレーム61Lに締結されている。
下部フレーム61Lは、横板部62と、前方縦板部64と、後方縦板部63とを有する。横板部62は、水平方向に平行な板形状を有する。横板部62は、フロアパネル16上に設けられている。横板部62は、フロアパネル16に締結されている。
前方縦板部64は、車両前後方向に直交する板形状を有する。前方縦板部64は、横板部62の前方端から上方に向けて立ち上がっている。後方縦板部63は、車両前後方向に直交する板形状を有する。後方縦板部63は、横板部62の後方端から上方に向けて立ち上がっている。前方縦板部64および後方縦板部63は、車両前後方向において互いに対向して設けられている。上下方向における後方縦板部63の長さは、上下方向における前方縦板部64の長さよりも大きい。
上部フレーム61Uは、横板部66と、後方縦板部67とを有する。横板部66は、水平方向に平行な板形状を有する。横板部66は、横板部62の上方に設けられている。横板部66および横板部62は、上下方向において互いに対向している。
後方縦板部67は、車両前後方向に直交する板形状を有する。後方縦板部67は、横板部66の後方端から上方および下方に向けて延出している。後方縦板部63の上方端および後方縦板部67の下方端は、上下方向において互いに対向している。
中間フレーム61Mは、車両前後方向に直交する板形状を有する。中間フレーム61Mの上方端は、横板部66の前方端に締結されている。中間フレーム61Mの下方端は、横板部62の前方端側において、前方縦板部64の上方端に締結されている。複数の中間フレーム61Mは、車両幅方向に間隔を設けて並んでいる。複数の中間フレーム61Mは、フレーム体61の車両前方側において、横板部66および横板部62の間を支えている。
複数の電池モジュール21は、下段側の電池モジュール21Lと、上段側の電池モジュール21Uとを有する。
電池モジュール21Lは、下部フレーム61Lに搭載されている。電池モジュール21Lは、横板部62に載置されている。電池モジュール21Lは、下部フレーム61L、上部フレーム61Uおよび複数の中間フレーム61Mに囲まれた空間に配置されている。電池モジュール21Lの車両後方側には、下部フレーム61Lの後方縦板部63と、上部フレーム61Uの後方縦板部67とが立設されている。
下部フレーム61Lには、複数の電池モジュール21Lが載置されている。複数の電池モジュール21Lは、車両幅方向に2列に並び、車両前後方向に3列に並び、上下方向に2段に並んで設けられている。
電池モジュール21Uは、上部フレーム61Uに搭載されている。電池モジュール21Uは、横板部66に載置されている。電池モジュール21Uの車両後方側には、上部フレーム61Uの後方縦板部67が立設されている。
上部フレーム61Uには、複数の電池モジュール21Uが載置されている。複数の電池モジュール21Uは、車両幅方向に2列に並び、車両前後方向に2列に並び、上下方向に2段に並んで設けられている。
電池モジュール21Uの数は、電池モジュール21Lの数よりも少ない。なお、電池モジュール21Uおよび電池モジュール21Lの数および配置は、特に限定されず、たとえば、電池モジュール21Uの数が、電池モジュール21Lの数と同じであってもよい。
図6は、図2中の電池モジュールを示す分解組み立て図である。図6を参照して、電池モジュール21は、複数の単電池30と、散熱板51と、カバー36と、複数の正極バスバー板41と、上蓋42と、負極バスバーアセンブリ46と、底板47とを有する。
単電池30は、たとえば、ニッケル水素電池またはリチウムイオン電池等の二次電池である。
単電池30は、円筒形状を有する。複数の単電池30は、単電池30の軸方向が互いに平行となるように、単電池30の軸方向に直交する平面内に並べられている。複数の単電池30は、単電池30の軸方向が上下方向となるように平面的に並べられている。単電池30は、正極端子31と、負極端子32とを有する。正極端子31は、単電池30のその軸方向における上方端に設けられている。負極端子32は、単電池30のその軸方向における下方端に設けられている。
散熱板51は、板形状を有する。散熱板51は、水平面に対して平行に設けられている。散熱板51は、その厚み方向が上下方向となるように設けられている。散熱板51は、その上面視において、車両前後方向が短手方向(図6中の矢印120に示す方向)となり、車両幅方向が長手方向(図6中の矢印110に示す方向)となる矩形形状を有する。
散熱板51は、側面53を有する。側面53は、車両前後方向に直交する平面からなる。側面53は、車両後方を向いている。側面53は、上下方向において一定の幅を有しながら、車両幅方向に沿って帯状に延在している。
散熱板51には、複数の孔52が設けられている。複数の孔52は、互いに間隔を設けて配置されている。孔52は、単電池30の断面形状に対応する円形の開口を有する。孔52は、上下方向において散熱板51を貫通している。複数の単電池30は、それぞれ、複数の孔52に挿入されている。単電池30は、接着剤34により、孔52を規定する散熱板51の内周面に固定されている(後出の図7を参照のこと)。
散熱板51は、金属製である。散熱板51は、高い熱伝導性を有する金属(たとえば、アルミニウム)から形成されている。散熱板51は、複数の単電池30を一体に保持するとともに、複数の単電池30からの熱を逃がす機能を有する。
カバー36は、複数の単電池30を上方から覆うように設けられている。カバー36は、樹脂から形成されている。カバー36には、複数の孔37が形成されている。単電池30の正極端子31は、孔37から突出している。複数の正極バスバー板41は、カバー36の上方に設けられている。各正極バスバー板41は、いくつかのグループごとに単電池30の正極端子31同士を接続している。上蓋42は、複数の正極バスバー板41の上方に取り付けられている。
負極バスバーアセンブリ46は、散熱板51の下方に設けられている。負極バスバーアセンブリ46は、複数の負極バスバー板48を有する。各負極バスバー板48は、いくつかのグループごとに単電池30の負極端子32同士を接続している。正極バスバー板41と、負極バスバー板48とは、接続バスバー(不図示)により、互いに接続されている。
底板47は、負極バスバーアセンブリ46の下方に取り付けられている。底板47は、高い熱伝導性を有する金属(たとえば、アルミニウム)から形成されている。
図7は、図4中の2点鎖線VIIで囲まれた範囲の電池パックを示す断面図である。図7を参照して、下部フレーム61L(後方縦板部63)および上部フレーム61U(後方縦板部67)を挟んで、その車両前方側には、内部空間130が形成され、その車両後方側には、外部空間140が形成されている。内部空間130には、複数の電池モジュール21(21L)が配置されている。
図5および図7を参照して、下部フレーム61Lは、フランジ部71をさらに有する。フランジ部71は、後方縦板部63から上方に向かって延出している。フランジ部71は、後方縦板部63の上方端から後方縦板部67の下方端に向かって延出している。
上部フレーム61Uは、フランジ部76をさらに有する。フランジ部76は、後方縦板部67から下方に向かって延出している。フランジ部76は、後方縦板部67の下方端から後方縦板部63の上方端に向かって延出している。フランジ部76は、外部空間140の側に凹部78を形成している。
フランジ部71およびフランジ部76は、水平方向において互いに重ね合わされている。フランジ部71およびフランジ部76は、車両前後方向において互いに重ね合わされている。フランジ部71は、内部空間130の側に配置され、フランジ部76は、外部空間140の側に配置されている。
フランジ部71には、複数のボルト挿入孔72が設けられている。ボルト挿入孔72は、車両前後方向においてフランジ部71を貫通する貫通孔からなる。複数のボルト挿入孔72は、車両幅方向において互いに間隔を設けて並んでいる。フランジ部76には、複数のボルト挿入孔77が設けられている。ボルト挿入孔77は、車両前後方向においてフランジ部76を貫通する貫通孔からなる。複数のボルト挿入孔77は、車両幅方向において互いに間隔を設けて並んでいる。ボルト挿入孔77は、車両前後方向においてボルト挿入孔72と連続している。
電池パック20は、複数のナット73と、複数のボルト81とをさらに有する。ナット73は、内部空間130に設けられている。ナット73は、フランジ部71に溶接されている。複数のナット73は、それぞれ、複数のボルト挿入孔72に対応する位置に設けられている。なお、ナット73は、フランジ部71に溶接されていなくてもよい。
複数のボルト81は、フレーム体61を締結している。複数のボルト81は、上部フレーム61Uおよび下部フレーム61L同士を締結している。
各ボルト81は、ボルト挿入孔77およびボルト挿入孔72に順に挿通され、ナット73に螺合されている。ボルト81は、フレーム体61(上部フレーム61Uのフランジ部76および下部フレーム61Lのフランジ部71)に対して、外部空間140の側から内部空間130の側に向けて挿入されている。
ボルト81は、軸部82と、頭部83とを有する。軸部82は、中心軸101を中心にして軸状に延びている。軸部82には、中心軸101の軸方向に沿って螺旋状に延びる雄ねじが設けられている。ボルト81のうちの軸部82が、ボルト挿入孔77およびボルト挿入孔72に順に挿通され、ナット73に螺合されている。
頭部83は、軸部82の先端に設けられている。頭部83は、軸部82よりも大きい直径を有する。頭部83は、ワッシャーを介して、外部空間140の側からフランジ部76に当接している。頭部83は、凹部78に収容されている。
軸部82は、その軸方向に沿って、フレーム体61(上部フレーム61Uのフランジ部76および下部フレーム61Lのフランジ部71)に対して挿入されている。軸部82の軸方向(中心軸101の軸方向)は、水平方向である。軸部82の軸方向(中心軸101の軸方向)は、車両前後方向である。
図7を参照して、ボルト81は、水平方向において電池モジュール21(21L)の散熱板51と対向するように設けられている。
ボルト81は、車両前後方向において、散熱板51と対向するように設けられている。電池パック20を車両前後方向に見た場合に、ボルト81の少なくとも一部が、散熱板51の表面(側面53)上に投影される。特に本実施の形態では、電池パック20を車両前後方向に見た場合に、ボルト81の全部が、散熱板51の表面(側面53)上に投影される。
ボルト81は、軸部82がその軸方向において電池モジュール21(21L)の散熱板51と対向するように設けられている。中心軸101を車両前後方向に延長した直線は、電池モジュール21の散熱板51(側面53)に交わる。中心軸101を車両前後方向に延長した直線が散熱板51に交わる位置は、上下方向における散熱板51(側面53)の中心位置である。
なお、中心軸101を車両前後方向に延長した直線が散熱板51に交わる位置は、上下方向における散熱板51(側面53)の中心位置よりも上方寄りであってもよいし、下方寄りであってもよい。
車両10が後方から衝突された場合など、外部から車両10に対して過大な衝撃が加わる場面が想定される。このとき、ボルト81が電池モジュール21(21L)に向かって移動すると、ボルト81が電池モジュール21における単電池30を破損させる可能性がある。
これに対して、ボルト81は、水平方向(車両前後方向)において、電池モジュール21(21L)の散熱板51と対向するように設けられている。このような構成により、ボルト81を高剛性の散熱板51に衝突させることが可能となるため、ボルト81から単電池30に加わる衝撃を抑制することができる。結果、外部から車両10に対して過大な衝撃が加わった場合に、電池モジュール21を適切に保護することができる。
特に本実施の形態では、ボルト81の軸部82の軸方向が水平方向(車両前後方向)となる構成において、軸部82が、水平方向(車両前後方向)において、電池モジュール21(21L)の散熱板51と対向している。このような構成においても、軸部82を散熱板51に衝突させることによって、軸部82の先端により単電池30が破損することをより確実に防ぐことができる。
なお、ボルト81は、車両前後方向において散熱板51と対向する位置に限られず、たとえば、車両幅方向において散熱板51と対向する位置に設けられてもよい。
また、フレーム体61を締結するボルト81は、軸部82の軸方向が水平方向(車両前後方向)となる姿勢に限られず、たとえば、軸部82の軸方向が上下方向となる姿勢により設けられてもよい。但し、この場合、フレーム体61に対するボルト81の挿入を可能とするために、フランジ部71を後方縦板部63の下方端から車両後方側に延出するように設け、フランジ部76を後方縦板部67の下方端から車両後方側に延出するように設け、フランジ部71およびフランジ部76を上下方向において互いに重ね合わせる構成を採用する必要がある。これにより、フレーム体61の後方端の位置が車両後方側に向けて拡大するため、電池パック20の体格が大きくなってしまう。
一方、本実施の形態では、ボルト81の軸部82が水平方向(車両前後方向)に沿ってフレーム体61に対して挿入されるため、フランジ部71およびフランジ部76を上下方向に沿って設けることができる。これにより、フレーム体61の後方端の位置を車両前方側にシフトさせることが可能となるため、電池パック20の体格を小さくすることができる。また、本実施の形態では、電池パック20の車両後方側にラゲッジルーム18が設けられるため、電池パック20の体格の小型化に伴って、ラゲッジルーム18の容積を増大させることもできる。
以上に説明した、本実施の形態における車両10の構造についてまとめて説明すると、車両10は、蓄電モジュールとしての電池モジュール21と、電池モジュール21の周りに設けられるフレーム体61と、フレーム体61を締結する締結部材としてのボルト81とを備える。電池モジュール21は、複数の単位蓄電部としての単電池30と、複数の単電池30を一体に保持する保持部材としての散熱板51とを有する。ボルト81は、水平方向において散熱板51と対向するように設けられる。
このように構成された、本実施の形態における車両10によれば、外部から車両10に過大な衝撃が加わった場合にも、電池モジュール21を適切に保護することができる。
なお、本実施の形態では、本開示における締結部材がボルト81である場合を説明したが、これに限られない。本開示における締結部材は、たとえば、リベットであってもよい。また、本開示におけるフレーム体の形態は、上部フレーム61U、下部フレーム61Lおよび複数の中間フレーム61Mの組み合わせに限られない。たとえば、本開示におけるフレーム体が、単一のフレームから構成されており、そのフレーム体が、本開示における締結部材によって、フロアパネルに設置された取り付けアングルに締結される構成であってもよい。
電池モジュール21においては、円筒形状を有する単電池30に替わって、角型形状を有する電池セルが用いられてもよい。本開示における蓄電モジュールは、二次電池を用いたものに限られず、たとえば、キャパシタを用いたものであってもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本開示は、たとえば、ハイブリッド自動車または電気自動車等に適用される。
10 車両、11 フロントシート、12 リアシート、16 フロアパネル、18 ラゲッジルーム、20 電池パック、21,21L,21U 電池モジュール、30 単電池、31 正極端子、32 負極端子、34 接着剤、36 カバー、37,52 孔、41 正極バスバー板、42 上蓋、46 負極バスバーアセンブリ、47 底板、48 負極バスバー板、51 散熱板、53 側面、61 フレーム体、61L 下部フレーム、61M 中間フレーム、61U 上部フレーム、62,66 横板部、63,67 後方縦板部、64 前方縦板部、71,76 フランジ部、72,77 ボルト挿入孔、73 ナット、78 凹部、81 ボルト、82 軸部、83 頭部、101 中心軸、130 内部空間、140 外部空間。

Claims (5)

  1. 蓄電モジュールと、
    前記蓄電モジュールの周りに設けられるフレーム体と、
    前記フレーム体を締結する締結部材とを備え、
    前記蓄電モジュールは、複数の単位蓄電部と、複数の前記単位蓄電部を一体に保持する保持部材とを有し、
    前記締結部材は、水平方向において前記保持部材と対向するように設けられ
    前記締結部材は、水平方向が軸方向となる軸部を有し、
    前記軸部は、その軸方向に沿って前記フレーム体に対して挿入され、
    前記締結部材は、前記軸部がその軸方向において前記保持部材と対向するように設けられる、車両。
  2. 前記蓄電モジュールの車両後方側に設けられるラゲッジルームをさらに備え、
    前記締結部材は、車両前後方向における前記蓄電モジュールおよび前記ラゲッジルームの間において、前記フレーム体を締結する、請求項に記載の車両。
  3. 前記保持部材は、複数の前記単位蓄電部がそれぞれ挿入される複数の孔が設けられる金属製の板材からなる、請求項1または2に記載の車両。
  4. 蓄電モジュールと、
    前記蓄電モジュールの周りに設けられるフレーム体と、
    前記フレーム体を締結する締結部材とを備え、
    前記蓄電モジュールは、複数の単位蓄電部と、複数の前記単位蓄電部を一体に保持する保持部材とを有し、
    前記締結部材は、水平方向において前記保持部材と対向するように設けられ、
    前記フレーム体は、下部フレームと、前記下部フレームの上方に設けられ、前記締結部材により前記下部フレームと締結される上部フレームとを有する、車両。
  5. 下段側蓄電モジュールと、前記下段側蓄電モジュールの上方に設けられる上段側蓄電モジュールとを含む複数の蓄電モジュールと、
    前記蓄電モジュールの周りに設けられるフレーム体と、
    前記フレーム体を締結する締結部材とを備え、
    前記蓄電モジュールは、複数の単位蓄電部と、複数の前記単位蓄電部を一体に保持する保持部材とを有し、
    前記締結部材は、水平方向において、前記下段側蓄電モジュールが有する前記保持部材と対向するように設けられる、車両。
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