JP5733153B2 - 車載機器の搭載構造 - Google Patents
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Description
サイドメンバにおいて、補強部材の設けられていない部分は補強部材の設けられている部分よりも剛性が低くなるので、衝突時に変形し易く衝撃を吸収し易くなっている。これにより、衝突時は、サイドメンバの補強の設けられていない部分が変形し、衝撃を吸収することができる。
搭載台は、サイドメンバに設けられた補強部材に対して少なくとも一部が車両前後方向に重なるように設けられている、サイドメンバの変形の抑えられる部分に少なくとも一部が車両前後方向に重なるように搭載台が固定されるので、サイドメンバの変形の抑えられる部分に車両前後方向に重ならないように搭載台を固定する場合に比較して、衝突時の搭載台の変形を抑えることができる。
また、搭載台が、サイドメンバの補強部材の固定されている部分、即ち、衝突時にサイドメンバの変形が抑えられる部分に固定されているので、衝突時に、サイドメンバに固定される搭載台が、サイドメンバが変形することに起因して変形することが抑制される。
なお、搭載台は、サイドメンバとの固定部分とエンジンマウントとの固定部分との2箇所で固定されることになる。
なお、エンジンマウント、サイドメンバ、及び補強部材を1箇所で固定することで、エンジンマウント、サイドメンバ、及び補強部材を複数の箇所で固定する場合に比較して部品点数を削減することが出来る。
このため、搭載台の一部分を補強部材に対して車両前後方向に重ねる場合に比較して、衝突時に、搭載台の変形をより効果的に抑えることができる。
サイドメンバの補強部材の設けられている部分は衝突時に変形が抑えられ、ここに固定される搭載台も衝突時に変形が抑えられるので、離脱手段は、ブラケットに取り付けられた車載機器を確実に離脱させることができる。これにより、衝突時、車載機器を車両後方へ確実に移動させることができ、車載機器の損傷を確実に抑えることができる。
請求項2に記載の車載機器の搭載構造は上記構成としたので、部品点数を削減することができる。
請求項3に記載の車載機器の搭載構造は上記構成としたので、車載機器を安定的に固定することができる。
請求項4に記載の車載機器の搭載構造は上記構成としたので、搭載台の変形をより効果的に抑えることができる。
請求項5に記載の車載機器の搭載構造は上記構成としたので、衝突時に車載機器の損傷を確実に抑えることができる。
図1、及び図2から分かるように、本実施形態において、トレイ前部20Fは車両後方側が車両前方側よりも上方となるように全体が若干傾斜している。一方、トレイ後部20Bは、車両後方側が車両前方側よりも上方となるように傾斜しているが、トレイ前部20Fよりも大きく傾斜している、即ち、トレイ後部20Bはトレイ前部20Fよりも傾斜角度が大となっている。
図8(D)に示すように、インバータトレイ20は、トランスアクスル18B、及び左側フロントサイドメンバ16Lの上方に配置されている。
図1に示すように、左側フロントサイドメンバ16Lの補強部材21は、左側フロントサイドメンバ16Lの上壁16Laに沿って配置される上壁部21Aと、左側フロントサイドメンバ16Lの車両幅方向内側の内側縦壁16Lbに沿って配置される縦壁部21Bとを備え、断面形状がL字形状を呈している。
なお、図示は省略するが、右側フロントサイドメンバ16Rの内部にも左側フロントサイドメンバ16Lと同様に補強部材21が接合されている。
したがって、図3に示すように、車両側方から見てインバータトレイ20と補強部材21とは車両前後方向に一部分が重なるように配置されている。
この右側エンジンマウント72Rも、左側エンジンマウント72Lと同様に、振動吸収用の弾性体を介して取り付け部材を備えており、この取り付け部材にエンジン18Aが吊り下げられる格好でボルト等によって固定されている(図8(D)参照。)。
このように、インバータトレイ20は、1箇所目として固定用脚部22を介して左側フロントサイドメンバ16L及び補強部材21に対して固定され、2箇所目として左側エンジンマウント72Lのメンバ側ブラケット72Laを介して左側フロントサイドメンバ16L及び補強部材21に対して固定されるので、インバータトレイ20は車体14に対して安定的、かつ強固に固定されている。
前側突出部34Fに形成された図示しないボルト孔と、固定片部26Cに形成されたボルト孔32とに前側固定ボルト36が挿通され、この前側固定ボルト36にナット(図示省略)が螺合されている。
これにより、インバータ30はその前部において、車幅方向に所定距離だけ離間した2箇所で前側ブラケット26に対し固定されていることになり、ボルト孔32の位置が前側固定位置40Fとなっている。
この切欠48と、インバータトレイ20に形成されたボルト孔(図示省略)とに前側取付ボルト42が挿通され、さらに前側取付ボルト42にナット(図示省略)が螺合されて、前側ブラケット26がインバータトレイ20に取り付けられている(図1〜図3参照。)。
上記したように、切欠48は車両前方側に開放されているので、インバータ30にこのような外力F1が作用すると、切欠48が前側取付ボルト42から外れる(図7参照。)。すなわち、切欠48は、本発明における前側離脱手段46F(図1,2参照。)を構成している。
図2及び図3に示すように、後側突出部34Rに形成された図示しないボルト孔と、固定片部28Cに形成されたボルト孔54とに後側固定ボルト44が挿通され、この後側固定ボルト44が後側ブラケット28のナット60(図6参照)に螺合されている。これにより、インバータ30はその後部において、後側ブラケット28に対し移動不能に固定されていることになる。ボルト孔54の位置は、後側固定位置40Rとなっている。
次に、本実施形態の車載機器の搭載構造12の作用を説明する。
ここで、図2及び図3に示すように、車両前方から外力F1がインバータ30に作用した場合を考える。本実施形態の車載機器の搭載構造12では、インバータトレイ20からより確実に離脱させて、インバータ30を車両後方側へ移動(退避)させることが可能とされている。
上記実施形態では、本発明に係る車載機器として、インバータ30を挙げているが、車載機器はこれに限定されない。インバータ30等の高電圧部品では、外力F1が作用した場合に、その破損を防止すべく、インバータトレイ20から短時間で離脱させて車両後方側へ移動可能とすることが望まれる。すなわち、本発明の車載機器の搭載構造は、このような高電圧部品を車載機器として車体に搭載する場合に、好ましく適用できる。
これにより、インバータトレイ20全体を補強部材21の配置されている領域内に完全に配置することができ、補強部材21の配置されている剛性の高い領域内に、インバータトレイ20の一部分を車両前後方向に重ねて配置する場合に比較して、衝突時に、インバータトレイ20を効果的に保護することができる。
14 車体(車両)
16L 左側フロントサイドメンバ(車体、サイドメンバ)
20 インバータトレイ(搭載台)
21 補強部材
24 固定部(締結部)
26 前側ブラケット(ブラケット)
28 後側ブラケット(ブラケット)
30 インバータ(車載機器)
46R 後側離脱手段(離脱手段)
46F 前側離脱手段(離脱手段)
72L 左側エンジンマウント(エンジンマウント)
Claims (5)
- サイドメンバ上に固定された搭載台と、
前記搭載台に搭載される車載機器と、
前記搭載台に対して少なくとも一部が車両前後方向に重なるように前記サイドメンバの補強用として前記サイドメンバの長手方向中間部に設けられた補強部材と、
を備え、
前記サイドメンバは、前記補強部材が設けられる領域が変形抑制領域とされ、前記補強部材の車両前後方向の前方側の領域が衝撃吸収領域、前記補強部材の車両前後方向の後方側の領域が変形領域とされている、車載機器の搭載構造。 - 前記補強部材は、前記サイドメンバの断面内に配置され、前記搭載台、前記サイドメンバ、及び前記補強部材が共に固定されている、請求項1に記載の車載機器の搭載構造。
- 前記搭載台は、エンジンマウントとの締結部を備え、
前記エンジンマウントは、前記サイドメンバ、及び前記補強部材に固定されている、請求項1または請求項2に記載の車載機器の搭載構造。 - 前記搭載台は前記補強部材の車両前後方向の後端よりも車両前方側に位置し、
前記搭載台の車両前後方向の前端は、前記補強部材の車両前後方向の前端よりも車両後方に位置する、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の車載機器の搭載構造。 - 前記搭載台に固定され、前記車載機器が取り付けられるブラケットと、
前記ブラケットに設けられ、車両前方側からの外力により前記搭載台から前記ブラケットを離脱させる離脱手段と、
を有する請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の車載機器の搭載構造。
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