JP2020113005A - 情報処理方法、情報処理装置、及びプログラム - Google Patents

情報処理方法、情報処理装置、及びプログラム Download PDF

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Kei Otagaki
慶 太田垣
山本 真人
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真人 山本
鈴木 伸明
Nobuaki Suzuki
伸明 鈴木
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Abstract

【課題】店舗が発行したレシートの撮像画像を取得することで、電子決済事業者が撮像画像から取得される情報を有効に活用する。【解決手段】情報処理装置が、ユーザが利用する情報処理装置から、店舗で発行されたレシートの撮像画像と、ユーザのユーザ識別情報とを受信するステップと、撮像画像から取得される情報を示すレシート情報と、ユーザ識別情報とを対応付けるステップと、ユーザ識別情報またはレシート情報が所定の条件を満たす場合に、ユーザ識別情報が示すユーザに特典を付与するステップと、を実行する。【選択図】図8

Description

本開示は、情報処理方法、情報処理装置、及びプログラムに関する。
ユーザが店舗で商品等を購入する際、代金の支払いを証明する領収書が手渡される。この領収書については様々な活用方法が提案されている。例えば、特許文献1には、消費者の客層や消費販売動向などの情報をメーカーがつかむために、電子レシートをデータ管理会社のサーバに送ってポイントを還元することが開示されている。
特開2004−171417号公報
近年、キャッシュレス化が進み、電子決済処理を利用する店舗(加盟店)が増えてきている。電子決済の普及にとって大きな障壁となるのは、店舗側に電子決済処理を利用して加盟店になってもらうことである。現状では、電子決済事業者が、営業リストに基づいて各店舗を回り、店舗との間で契約が成立すると加盟店になるという仕組みが用いられている。ここで、上述したレシートは、消費販売動向等に利活用可能であるが、電子決済事業者にとっては、商品IDなどを含む決済情報を受信することで、消費販売動向等を把握することができるため、レシートは必要なものではなかった。
本開示は、店舗が発行したレシートの撮像画像を取得することで、電子決済事業者が撮像画像から取得される情報を有効に活用することが可能な情報処理方法、情報処理装置およびプログラムを提供することを目的とする。
本開示の一実施形態に係る情報処理方法は、情報処理装置が、ユーザが利用する情報処理装置から、店舗で発行されたレシートの撮像画像と、前記ユーザのユーザ識別情報とを受信するステップと、前記撮像画像から取得される情報を示すレシート情報と、前記ユーザ識別情報とを対応付けるステップと、前記ユーザ識別情報または前記レシート情報が所定の条件を満たす場合に、前記ユーザ識別情報が示すユーザに特典を付与するステップと、を実行する。
図1は、実施形態の一態様に係る通信システムの構成を示す。 図2は、本開示に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す。 図3は、実施形態に係る情報処理装置の機能的な構成を示すブロック図の一例を示す。 図4は、実施形態に係るユーザ管理DBの一例を示す。 図5は、領収書管理DBの一例を示す。 図6は、営業管理DBの一例を示す。 図7は、実施形態に係る通信システム1の処理のシーケンスの一例を示す。 図8は、実施形態に係る画面の遷移例を示す。
<法令遵守>
本明細書に記載の開示は、実施される場合、本開示を実施する各国の法令を遵守のうえで実施される。また、本明細書に記載の開示は、各国の法令を遵守するために必要な、当業者が成し得る全ての変更、置換、変形、改変、および修正をもって実施される。
本開示に係る情報処理方法、情報処理装置、及びプログラムを実施するための形態について、図面を参照して説明する。
<システム構成>
図1は、本開示の一実施形態に係る通信システム1の構成を示す。図1に開示されるように、通信システム1では、ネットワーク130を介してサーバ110A、サーバ110Bと、端末120A、端末120B、端末120Cと、外部システム140が接続される。外部システム140は、限定でなく例として、他の事業者(金融機関、クレジットカード会社など)や他の事業部門によって運営されるサーバなどによって構築される。
本開示において、サーバ110Aと、サーバ110Bとをそれぞれ区別する必要がない場合は、サーバ110Aとサーバ110Bとは、それぞれサーバ110と表現されてもよい。
本開示において、端末120Aと、端末120Bと、端末120Cとをそれぞれ区別する必要がない場合は、端末120Aと端末120Bと端末120Cとは、それぞれ端末120と表現されてもよい。
本開示において、サーバ110と、端末120とをそれぞれ区別する必要がない場合は、サーバ110と端末120とは、それぞれ情報処理装置200と表現されてもよい。なお、ネットワーク130に接続される情報処理装置200の数は限定されない。
サーバ110は、ネットワーク130を介してユーザが利用する端末120に、所定のサービスを提供する。所定のサービスは、限定でなく例として、決済サービス、金融サービス、電子商取引サービス、インスタントメッセンジャーを代表とするSNS(Social Networking Service)、楽曲・動画・書籍などのコンテンツ提供サービス、等を含む。ユーザが端末120を介して所定のサービスを利用することで、サーバ110は1以上の端末120に所定のサービスを提供することができる。
本開示において、決済サービスとは1以上のユーザが金銭または金銭相当物の授受ができるサービスを意味する。限定でなく例として、一次元コード(バーコードなど)、二次元コード(QRコード(登録商標)など)(以下で、一次元コードおよび二次元コードをまとめて「二次元コード等」と総称する。)、近距離無線通信(NFC (Near Field Communication)、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)、Wi-Fi(登録商標)、超音波通信、赤外線通信など)を利用して決済を行うサービスを含む。また、代金の支払いを行うユーザ(支払者)の端末120が二次元コード等を読み取ることで決済を行うことを「ユーザ読取型コード決済」または「MPM(Merchant Presented Mode)」と表現し、支払いを行うユーザの端末120が二次元コード等を表示し、表示された二次元コード等を、代金を請求する店舗側等のユーザ(販売者、請求者)の端末120が読み取ることで決済を行うことを「店舗読取型コード決済」または「CPM(Consumer Presented Mode)」と表現する。なお、MPMおよびCPMは、動的であってもよいし、静的であってもよい。
必要に応じて、ユーザXが利用する端末を端末120Xと表現し、ユーザXまたは端末120Xに対応づけられた、所定のサービスにおけるユーザ情報をユーザ情報Xと表現する。なお、ユーザ情報とは、所定のサービスにおいてユーザが利用するアカウントに対応付けられたユーザの情報である。ユーザ情報は、限定でなく例として、ユーザにより入力される、または、所定のサービスにより付与される、ユーザの名前、ユーザのアイコン画像、ユーザの年齢、ユーザの性別、ユーザの住所、ユーザの趣味趣向、ユーザの識別子などのユーザに対応づけられた情報、ユーザに対応付けられた電子バリュー(電子マネー)の残高情報、ユーザに対応付けられたクレジットカード情報(クレジットカード番号など)を含み、これらのいずれか一つまたは、組み合わせであってもよい。
ネットワーク130は、2以上の情報処理装置200を接続する役割を担う。ネットワーク130は、端末120がサーバ110に接続した後、データを送受信することができるように接続経路を提供する通信網を意味する。
ネットワーク130のうちの1つまたは複数の部分は、有線ネットワークや無線ネットワークであってもよい。ネットワーク130は、限定でなく例として、アドホック・ネットワーク(Ad Hoc Network)、イントラネット、エクストラネット、仮想プライベート・ネットワーク(Virtual Private Network:VPN)、ローカル・エリア・ネットワーク(Local Area Network:LAN)、ワイヤレスLAN(Wireless LAN:WLAN)、広域ネットワーク(Wide Area Network:WAN)、ワイヤレスWAN(Wireless WAN:WWAN)、大都市圏ネットワーク(Metropolitan Area Network:MAN)、インターネットの一部、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Network:PSTN)の一部、携帯電話網、ISDNs(Integrated Service Digital Networks)、無線LANs、LTE(Long Term Evolution)、CDMA(Code Division Multiple Access)、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、衛星通信など、または、これらの2つ以上の組合せを含むことができる。ネットワーク130は、1つまたは複数のネットワーク130を含むことができる。
情報処理装置200は、本開示に記載される機能および方法を実現できる情報処理装置であればどのような情報処理装置であってもよい。
情報処理装置200は、限定ではなく例として、スマートフォン、携帯電話(フィーチャーフォン)、コンピュータ(限定でなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、サーバ装置、メディアコンピュータプラットホーム(限定でなく例として、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダなど)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(限定でなく例として、PDA(Personal Digital Assistant)、電子メールクライアントなど)、ウェアラブル端末(限定でなく例として、メガネ型デバイス、時計型デバイスなど)、他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。
<ハードウェア構成>
図2を用いて、通信システム1に含まれる情報処理装置200のハードウェア構成について説明する。
情報処理装置200は、プロセッサ201と、メモリ202と、ストレージ203と、入出力インタフェース(入出力I/F)204と、通信インタフェース(通信I/F)205とを含む。情報処理装置200のハードウェアの各構成要素は、限定でなく例として、バスBを介して相互に接続される。
情報処理装置200は、プロセッサ201と、メモリ202と、ストレージ203と、入出力I/F204と、通信I/F205との協働により、本開示に記載される機能、および/または、方法を実現する。
プロセッサ201は、ストレージ203に記憶されるプログラムに含まれるコードまたは命令によって実現する機能および方法を実行する。プロセッサ201は、限定でなく例として、中央処理装置(CPU)、MPU(Micro Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、マイクロプロセッサ(microprocessor)、プロセッサコア(processor core)、マルチプロセッサ(multiprocessor)、ASIC(Application-Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等を含み、集積回路(IC(Integrated Circuit)チップ、LSI(Large Scale Integration))等に形成された論理回路(ハードウェア)や専用回路によって各実施形態に開示される各処理を実現してもよい。また、これらの回路は、1または複数の集積回路により実現されてよく、各実施形態に示す複数の処理を1つの集積回路により実現されることとしてもよい。また、LSIは、集積度の違いにより、VLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIなどと呼称されることもある。
メモリ202は、ストレージ203からロードしたプログラムを一時的に記憶し、プロセッサ201に対して作業領域を提供する。メモリ202には、プロセッサ201がプログラムを実行している間に生成される各種データも一時的に格納される。メモリ202は、限定でなく例として、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などを含む。
ストレージ203は、プログラムを記憶する。ストレージ203は、限定でなく例として、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリなどを含む。
通信I/F205は、ネットワーク130を介して各種データの送受信を行う。当該通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信I/F205は、ネットワーク130を介して、他の情報処理装置との通信を実行する機能を有する。通信I/F205は、各種データをプロセッサ201からの指示に従って、他の情報処理装置に送信する。また、通信I/F205は、他の情報処理装置から送信された各種データを受信し、プロセッサ201に伝達する。
入出力I/F204は、情報処理装置200に対する各種操作を入力する入力装置、および、情報処理装置200で処理された処理結果を出力する出力装置を含む。入出力I/F204は、入力装置と出力装置が一体化していてもよいし、入力装置と出力装置とに分離していてもよい。
入力装置は、ユーザからの入力を受け付けて、当該入力に係る情報をプロセッサ201に伝達できる全ての種類の装置のいずれか、または、その組み合わせにより実現される。入力装置は、限定でなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、キーボード等のハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイス、カメラ(画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含む。
出力装置は、プロセッサ201で処理された処理結果を出力することができる全ての種類の装置のいずれか、または、その組み合わせにより実現される。当該処理結果を映像または動画像として出力する場合、出力装置は、フレームバッファに書き込まれた表示データに従って、当該表示データを表示することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。出力装置は、限定でなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、モニタ(限定でなく例として、液晶ディスプレイ、OELD(Organic Electroluminescence Display)など)、ヘッドマウントディスプレイ(HDM:Head Mounted Display)、プロジェクションマッピング、ホログラム、空気中など(真空であってもよい)に画像やテキスト情報等を表示可能な装置、スピーカ(音声出力)、プリンターなどを含む。なお、これらの出力装置は、3Dで表示データを表示可能であってもよい。
本開示の各実施形態のプログラムは、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供されてもよい。 記憶媒体は、「一時的でない有形の媒体」に、プログラムを記憶可能である。プログラムは、限定でなく例として、ソフトウェアプログラムやコンピュータプログラムを含む。
記憶媒体は適切な場合、1つまたは複数の半導体ベースの、または他の集積回路(IC)(限定でなく例として、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、特定用途向けIC(ASIC)など)、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)、ハイブリッド・ハード・ドライブ(HHD)、光ディスク、光ディスクドライブ(ODD)、光磁気ディスク、光磁気ドライブ、フロッピィ・ディスケット、フロッピィ・ディスク・ドライブ(FDD)、磁気テープ、固体ドライブ(SSD)、RAMドライブ、セキュア・デジタル・カードもしくはドライブ、任意の他の適切な記憶媒体、またはこれらの2つ以上の適切な組合せを含むことができる。記憶媒体は、適切な場合、揮発性、不揮発性、または揮発性と不揮発性の組合せでよい。
また、本開示のプログラムは、当該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して、情報処理装置200に提供されてもよい。また、本開示の各実施形態は、プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
なお、本開示のプログラムは、限定でなく例として、JavaScript(登録商標)、Pythonなどのスクリプト言語、C言語、Go言語、Swift Kotlin、Java(登録商標)などを用いて実装される。
情報処理装置200における処理の少なくとも一部は、1以上のコンピュータにより構成されるクラウドコンピューティングにより実現されていてもよい。
情報処理装置200における処理の少なくとも一部を、他の情報処理装置により行う構成としてもよい。この場合、プロセッサ201により実現される各機能部の処理のうち少なくとも一部の処理を、他の情報処理装置で行う構成としてもよい。また、情報処理装置200が端末120の場合は撮像装置を備える。
<その他>
明示的な言及のない限り、本開示の実施形態における判定の構成は必須でなく、判定条件を満たした場合に所定の処理が動作されたり、判定条件を満たさない場合に所定の処理がされたりしてもよい。
本開示では、明記されていない限り、または文脈によって示されない限り、「AおよびBの少なくとも一方」は、「A、B、またはその両方」を意味する。さらに、明記されない限り、または文脈によって示されない限り、「a」、「an」、または「the」は「1つまたは複数」を意味するものとする。したがって、本明細書では、別段に明記されない限り、または文脈によって示されない限り、「an A」または「the A」は「1つまたは複数のA」を意味する。
本開示は、本開示の実施形態および実施例に対して、当業者が成し得る全ての変更、置換、変形、改変、または修正を包含する。また、添付の特許請求の範囲は、本開示の実施形態および実施例に対して、当業者が成し得る全ての変更、置換、変形、改変、または修正を包含する。さらに、本開示は、当業者が成し得る、本開示における実施形態または実施例の1以上の特徴と、本開示における他の実施形態または実施例の1以上の特徴との任意の組合せを包含する。
加えて、特定の機能を実施するように適合される、配置される、能力を有する、構成される、使用可能である、動作可能である、または動作できる装置またはシステムあるいは装置またはシステムの構成要素に対する添付の特許請求の範囲での参照は、その装置、システム、または構成要素がそのように適合される、配置される、能力を有する、構成される、使用可能にされる、動作可能にされる、または動作できる限り、その装置、システム、構成要素またはその特定の機能がアクティベートされ、オンにされ、またはロック解除されているか否かに関わらず、その装置、システム、構成要素を包含する。
本開示は、明示されない限り、いずれの実施形態または実施例を実施するに際して、事前に、または、実施の直前にユーザからの同意を取得してもよい。また、取得する同意は、包括的なものでもよく、都度取得するものでもよい。
<実施形態>
本実施形態は、電子決済を利用するユーザが、電子決済の加盟店ではない店舗で受け取ったレシートの画像を電子決済事業者に送信することで、電子決済事業者はリワードとして特典を付与する実施形態である。また、本実施形態は、電子決済事業者にとっては、ユーザから受信したレシート画像から店舗を特定し、店舗やユーザなどを対応付けておく実施形態である。
本実施形態により、電子決済事業者にとって、電子決済を利用していない店舗のレシートの画像を受信することで、このデータを営業に有効活用することができるようになる。店舗にとっても、電子決済を利用する場合に潜在顧客の数を知ることができ、電子決済を利用する際のメリットを把握しやすい。また、ユーザは、電子決済が利用できなかった店舗のレシートの画像を電子決済事業者に送信することで、特典を得ることができ、さらに、将来的に、その店舗で電子決済が利用可能になることに貢献することができる。
<実施形態の機能構成>
図3を用いてサーバ110および端末120の機能構成を説明する。図3に開示の機能部は、情報処理装置200が備えるプロセッサ201と、メモリ202と、ストレージ203と、入出力I/F204と、通信I/F205との協働により実現される。
(1)サーバの機能構成
サーバ110は、入出力I/F311と、通信I/F312と、制御部313と、記憶部314と、表示制御部315と、通信部316と、レシート処理部317と、特典付与部318と、を有する。なお、各機能部の機能または処理は、実現可能な範囲において、機械学習またはAI(Artificial Intelligence)により実現されてもよい。
入出力I/F311は、例えば、入出力I/F204を用いて実現されうる。また、通信I/F312は、例えば、通信I/F205を用いて実現されうる。制御部313は、プロセッサ201が、記憶部314に格納されているプログラムを読み出して実行することで実現されうる。記憶部314は、メモリ202及び/又はストレージ203を用いて実現されうる。
記憶部314は、本実施形態に係るサーバ110が実行するプログラムと、電子決済事業者により提供される電子決済を利用するユーザのアカウント情報を管理するユーザ管理DB(DataBase)と、受信したレシート(領収書)を管理する領収書管理DBと、営業管理DBとを格納する。なお、各DBは、別のサーバ等に記憶されており、適宜参照することで必要なデータが取得されるようにしてもよい。ここで、電子決済とは、商品またはサービスの代金の決済を、硬貨や紙幣などの現金で支払うのではなく、現金と同じ価値を持つデータの送受によって行う仕組みである。図4〜6は、実施形態に係る各管理DBの一例を示す図である。
図4は、実施形態に係るユーザ管理DBの一例を示す。ユーザ管理DBには、決済事業者により作成された各ユーザのアカウントに関する情報が管理される。決済事業者は、例えば、電子商取引プラットフォームを運営、管理する者であってもよい。「ユーザID」には、サーバ110がユーザを一意に識別するためのユーザ識別情報(ユーザID:Identifier)が含められる。「パスワード」には、ユーザ認証を行うためのパスワードが含められる。「残高」には、ユーザが保有するアカウントの電子マネー(又は電子バリュー)の残高が含められる。
図4に示す例では、残高には、チャージ金額、売上高、ポイント1、ポイント2などが含まれる。この種類は一例であって、これらに限定されるものではない。チャージ金額とは、例えば、ユーザが、自身の銀行口座から、決済事業者により作成されたアカウントの口座へ入金した金額を示す。売上高とは、例えば、ユーザが、電子商取引プラットフォームに商品を出品して販売することで得た収益を示す。ポイント1とは、例えば、ユーザが、売上高を変換して得たポイントであり、電子商取引プラットフォームにおいて利用されるポイントを示す。ポイント2とは、例えば、決済事業者等の他者が付与したポイントであり、電子商取引プラットフォームにおいて利用されるポイントである。
チャージ金額は、ユーザが、決済事業者が提供するアプリケーション内で、自身の銀行口座の情報を入力し、ユーザIDと銀行口座とを対応付け、本人確認が完了した場合に、アカウントの残高に任意の金額をチャージ可能となる。なお、チャージ金額は、銀行口座以外にも、コンビニエンスストアなどでチャージすることも可能である。以下、犯罪による収益の移転防止に関する法律に基づく本人確認を伴う、ユーザIDと銀行口座との対応付けが完了していれば、「銀行接続後」と表現し、本人確認が未完了であれば、「銀行接続前」と表現する。
ポイント1は、銀行接続前に、ユーザが電子商取引プラットフォームにおいて取引するために、売上高が変換された有償のポイントであり、ポイント1は、有効期限が設定されてもよい。有効期限は、例えば6か月である。ポイント1は、銀行接続後であれば、売上高からの出金が可能になるため、新規に敢えてポイント1に変換して保有される必要がない。したがって、銀行接続前に保有されたポイント1は、使用により徐々に減少する。
ポイント2は、決済事業者等の他者が、特典として配布、又は付与する無償のポイントであり、ポイント2は、有効期限が設定されてもよい。ポイントの2の有効期限は、ポイント1の有効期限よりも短く設定されてもよい。
例えば、売上高は、銀行接続前であれば、所定期間内にポイント1に変換されて電子商取引プラットフォームで利用されるが、銀行接続後であれば、例えば残高などの名称に変更され、ポイント1に変換せずにそのまま利用することが可能になる。また、ユーザ管理DBには、図4に示す情報以外にもユーザのメールアドレスや電話番号や住所などが保持されてもよい。
図5は、領収書管理DBの一例を示す。領収書管理DBには、レシートの撮像画像(以下、「レシート画像」とも称す。)から取得される情報(レシート情報)と、ユーザIDとが対応付けられて管理される。撮像画像は、静止画、動画のいずれでもよい。「ユーザID」には、レシート画像を送信したユーザのユーザIDが含められる。「レシート情報」には、レシート画像から取得される情報が含められる。例えば、レシート情報は、店舗を特定する情報である店舗特定情報を含んでもよく、店舗特定情報は、レシートから店舗を特定できる情報であればいずれの情報でもよい。以下では、店舗特定情報として電話番号を用いるが、店舗特定情報は、住所やFAX番号、店舗名や店舗のロゴなどでもよい。
レシート情報は、例えば、ユーザが購入した商品の金額(合計の決済金額や商品ごとの決済金額)、購入された各商品、レシートの識別番号(レシート識別情報)などを含む。その他のレシート情報として、ユーザがクレジットカードを使用していた場合は、ユーザ認証用としての下4桁の数字などを含んでもよい。
図6は、営業管理DBの一例を示す。営業管理DBには、営業に用いられる各店舗の情報が管理される。例えば、「店舗名」には、店舗の名称が含められる。「電話番号」には、店舗の電話番号が含められる。「住所」には、店舗の住所が含められる。「店舗属性」には、店舗の属性、例えば、飲食や雑貨、本屋などの販売する商品のカテゴリ等が含められる。「代表者」には、店舗の代表者名が含められる。「加盟店」には、その店舗が電子決済を利用可能な加盟店であるか否かを示す情報が含められる。「〇」は、加盟店であることを示し、「×」は、加盟店ではないことを示す。「候補フラグ」は、後述する所定の条件を満たし、電子決済の利用について営業を行う候補店であるか否かを示す情報が含められる。「〇」は所定の条件を満たしていることを示し、「−」は既に加盟店であることを示し、「×」は所定の条件を満たしていないことを示す。
図3に戻り、通信I/F312は、端末120からユーザID、レシート画像などを受信し、あるいは、端末120に、サーバ110で付与された特典の特典情報や、エラー表示などを送信する。
入出力I/F311は、決済事業者の管理者等から、所定のデータの入力を受け付けたり、管理画面等の画面情報を出力したりする。
制御部313内の表示制御部315は、電子決済に関するサービスにおいて表示される表示画面などを生成する機能を有する。例えば、表示制御部315は、端末120に対して、店舗の紹介キャンペーンを行う場合に、店舗紹介画面情報を生成し、この画面情報を端末120に送信するよう制御する。
通信部316は、通信I/F312を用いて、データの送受信を制御する機能を有する。例えば、通信部316は、端末120にデータを送信する送信部としての機能と、端末120からデータを受信する受信部としての機能とを有する。
具体的には、通信部316の受信部は、電子決済を利用していない店舗で商品等を購入したユーザが利用する端末120から、商品購入を証明するレシートが撮像されたレシート画像とユーザIDとを受信する。なお、受信されるレシート画像は、このレシート画像から取得される情報でもよい。また、通信部316の送信部は、端末120に、付与された特典を示す特典情報を送信する。
レシート処理部317は、通信部316の受信部がレシート画像やユーザIDを受信した後、レシート画像の解析処理を行う。例えば、レシート処理部317は、レシート画像に対してOCR(Optical Character Recognition)処理を実行し、レシート画像に含まれる文字情報を取得する。文字情報は、店舗を特定する情報(店舗特定情報)を含む。店舗特定情報は、例えば、店舗の電話番号である。レシート処理部317は、その他、OCR処理により、商品や決済金額、住所等の文字情報を取得してもよい。レシート処理部317は、取得した各種情報を、記憶部314に記憶する。
このとき、レシート処理部317は、レシート画像から取得される情報を示すレシート情報と、ユーザIDとを対応付ける処理を実行する。例えば、レシート処理部317は、レシート情報に含まれる店舗特定情報と、ユーザのユーザIDと、レシート画像に含まれる商品に関する情報とを対応付ける。商品に関する情報は、商品情報や決済金額情報などを含む。なお、レシート処理部317は、対応付け処理として、特定された店舗(例えば店舗特定情報)と、レシート画像を送信したユーザのユーザIDとを対応付けてもよいし、特定された店舗と、決済金額などのレシート情報とを対応付けてもよいし、特定された店舗と、ユーザIDと、店舗以外のレシート情報とを対応付けてもよい。対応付ける情報が多いほど、決済事業者は、これらの情報をより有効に活用することができる。
対応付けられた各種情報は、図5に示す領収書管理DBに管理される。図5に示す例では、店舗特定情報はレシート情報に含まれているが、レシート情報とは別の情報として扱われてもよい。
特典付与部318は、ユーザID、または、レシート情報が所定の条件を満たす場合に、ユーザに特典を付与する。例えば、特典は、電子決済や電子商取引プラットフォームで利用可能なポイントや電子バリューなどである。特典付与部318は、通信部316を介して、レシート画像を送信した端末120や、所定の条件を満たした各ユーザが利用する各端末120に、付与された特典を示す特典情報を送信するよう制御する。
これにより、サーバ110は、電子決済を利用していない店舗を、ユーザにより送信されるレシート画像から特定することができる。また、サーバ110は、特定された店舗と、少なくともユーザID等とを対応付けておくことで、対応付けられたユーザIDの数を用いて、その店舗における電子決済の潜在顧客数などを把握することが可能になる。
また、ユーザが電子決済を利用していない店舗を紹介した特典として、サーバ110は、ポイント等をそのユーザに付与することができる。ユーザにとっては、ポイント等を獲得できるので、レシート画像を送信するメリットを知ることができ、レシート画像の送信のモチベーションアップにつなげることができる。
また、レシート処理部317は、レシート画像に含まれる店舗特定情報が示す店舗が既存加盟店でない場合に、対応付け処理を実行するようにしてもよい。既存加盟店とは、電子決済を利用可能にしている店舗であり、加盟店の登録が済んでいる店舗である。
例えば、レシート処理部317は、レシート画像から特定された店舗が、図6に示す加盟店情報において「〇」であれば、その店舗は既に加盟店であるため、対応付け処理を実行する必要はない。また、レシート処理部317は、レシート画像から特定された店舗が、図6に示す加盟店情報において「×」であれば、その店舗はまだ加盟店ではないため、対応付け処理を実行する。
これにより、サーバ110は、レシート画像から特定された店舗が、加盟店であるか否かを判定するため、既に加盟店となっている店舗に対して対応付け処理をしなくて済む。この結果、サーバ110は、領収書管理DBのメモリ量を削減することができる。
また、レシート処理部317は、受信されたレシート画像が、以前に受信されたレシート画像でない場合に、対応付け処理を実行してもよい。例えば、レシート処理部317は、受信されたレシート画像から、このレシートを識別するための識別番号を取得し、領収書管理DBの識別番号に既に記憶されているか否かを判定する。取得された識別番号が、領収書管理DBに既に記憶されている場合は、レシート処理部317は、対応付け処理を実行せず、取得された識別番号が、領収書管理DBに記憶されていない場合は、レシート処理部317は、対応付け処理を実行する。
これにより、サーバ110は、同一のレシートによる対応付け処理を複数回実行せずに済み、ユーザに対して、同一のレシートの送信による複数回の特典付与を防止することができる。
また、特典付与に関する所定の条件は、店舗の電子決済利用化についての様々な条件を含み得る。例えば、以下に所定の条件を説明するが、少なくとも1つの条件が設定されていればよく、また、複数の条件が設定され、1つ、または、複数の条件が満たされる場合に、特典付与部318は、特典を付与するようにしてもよい。
(所定の条件1)
所定の条件1は、レシート情報に含まれる決済金額が、所定の金額条件を満たすことを含む。所定の金額条件は、例えば、決済金額が閾値以上であること、および、所定金額(例えば777円など)であることの少なくとも1つを含む。特典付与部318は、この所定の金額条件を満たしたユーザに特典を付与してもよい。
これにより、小さい金額に分けてレシートを取得することで、多くの特典を得ようとするユーザの行為を防止することができる。また、決済金額が、予め設定された所定金額である場合、ユーザに対して特典を付与することで、ユーザにゲームのような感覚を与えることができる。
(所定の条件2)
所定の条件2は、同一のユーザIDが1または複数の店舗に対応付けられた回数が所定回数以上であることを含む。例えば、ユーザAが、所定回数以上、レシート画像を送信した場合に、特典付与部318は、このユーザAに特典を付与してもよい。
これにより、ユーザは、電子決済が利用できない店舗で発行されたレシートのレシート画像を何度もサーバ110に送信するようになり、サーバ110は、レシート情報などのレシートから取得される情報を蓄積することができる。
(所定の条件3)
所定の条件3は、領収書管理DBに管理されている店舗が加盟店になることを含む。例えば、加盟店Aに対して多くのユーザがレシート画像を送信することで、電子決済事業者の担当者が、加盟店Aに電子決済の利用について営業に行き、加盟店になったとする。このとき、特典付与部318は、この加盟店Aに対応付けられている各ユーザに対して特典を付与してもよい。この場合の特典は、レシート画像の送信時に付与される特典と別であってもよい。
これにより、ユーザは、加盟店になって欲しい店舗を他人に伝えるなどして、加盟店化に貢献することができる。また、ユーザは、ボーナス的な2回目の特典を取得することができるため、店舗の紹介等を積極的に行うことが期待できる。
(所定の条件4)
所定の条件4は、レシート情報に含まれる商品情報が所定の商品を示すこと、または、レシート情報に含まれる店舗の属性情報が所定の属性を示すことを含む。例えば、レシート情報に含まれる商品情報が商品Aを含んでいる場合、または、レシート情報に含まれる店舗属性が、属性Aを含んでいる場合、特典付与部318は特典を付与してもよい。
これにより、レシート情報に基づいて、ユーザに特典を付与することも可能になり、特典付与のバリエーションを増やすことができる。例えば、所定の商品を販売する会社と連携したり、所定の業界と連携して加盟店拡大のキャンペーンを実施したりすることが可能になる。
(所定の条件5)
所定の条件5は、レシート画像を受信したことを含む。例えば、ユーザは、レシート画像を送信し、サーバ110がレシート画像を受信した時点で、特典を取得することができる。
これにより、ユーザはレシート画像を送信するたびに特典が付与されるので、レシート画像の送信に対するモチベーションをユーザに与えることができる。
(所定の条件6)
所定の条件6は、レシート情報に含まれる店舗特定情報が、初めてユーザIDに対応付けられることを含む。所定の条件6は、例えば、レシート画像から特定される店舗が、初めて領収書管理DBに管理される店舗であることを含む。この場合、ユーザは、店舗Aのレシート画像を送信し、サーバ110がレシート画像から店舗Aを特定し、この店舗Aが領収書管理DBに管理されていなければ、特典付与部318は、初めて管理する店舗であると判定し、特典を付与してもよい。
これにより、ユーザは新しい店舗に行って取得したレシートのレシート画像を送信することで特典が付与されるとともに、電子決済事業者は、新たな店舗をユーザにより開拓させることが可能になる。なお、所定の条件の判定は、特典付与部318が行うこととして説明したが、レシート処理部317が行ってもよい。
(特典変更)
また、特典付与部318は、レシート画像から取得される決済金額、ユーザによるレシート画像の送信回数、および店舗に対するレシート画像の受信回数の少なくとも1つに応じて、付与する特典を変更してもよい。例えば、特典付与部318は、決済金額が所定値以上であれば、決済金額に比例するように特典を付与してよい。特典付与部318は、上述した送信回数や受信回数が多いほど、特典を多く付与してもよい。
これにより、サーバ110は、ユーザの行動に応じて適切な特典を付与することができるようになる。
また、店舗ごとに特典が与えられている場合、特典付与部318は、ユーザの数で特典(例えばポイント)を除算した額を、ユーザ一人当たりの特典としてもよく、また、ユーザそれぞれに、店舗に与えられた特典を付与してもよい。
また、特典付与部318は、店舗属性に応じて特典を変更してもよい。例えば、特典付与部318は、所定の業界店舗であれば特典を所定%アップ、特定のエリアの店舗であれば特典を所定%アップ、または戦略的に獲得したい特定の店舗(〇〇美容室、△△店など)であれば特典を所定%アップなどとしてもよい。
また、特典付与部318は、同一の系列店舗でも累積被紹介数が少ないほど、多い特典を付与してもよい。また、特典付与部318は、上述したように、レシート内に記載されている商品が、特定の商品を含む場合に特典をアップするようにしてもよい。これにより、メーカーと組んで加盟店に依存せずに、ユニバーサルな特典キャンペーンの実現が可能になる。
また、特典付与部318は、累積の紹介店舗数に応じて特典を変更してもよい。例えば、特典付与部318は、10店舗紹介(10個のレシート画像を送信)されると、特典の所定%アップや、特典としての所定ポイントをユーザに付与してもよい。
また、特典付与部318は、累積の加入店舗数が所定値に達すると、特典を追加で与えてもよい。例えば、特典付与部318は、5店舗が加盟店に加入することで、特典の所定%アップや、特典としての所定ポイントを付与してもよい。
また、特典付与部318は、店舗毎にレシート画像の送信累積数を参照し、閾値を超えた際のレシート画像の送信者に特典を付与してもよい。例えば、特典付与部318は、店舗Aに対して、1001回目のレシート画像の送信者に特典を付与する。
また、特典付与部318は、特典付与目標数に近い店舗を所定のユーザに紹介するように制御することで、ユーザからユーザへの口コミ等での店舗へ送客を可能にする。例えば、100人のユーザが対応付けられることで特典が付与される場合、特典付与部318は、90人が対応付けられた店舗に対し、所定のユーザにその店舗を紹介する機能を有してもよい。所定のユーザは、例えば、その店舗から所定距離以内にいるユーザや、その店舗をよく利用するユーザなどである。
(加盟店の候補フラグ)
また、レシート処理部317は、同一の店舗に、所定数以上のレシート情報又はユーザIDが対応付けられる場合、この店舗に、加盟店の候補フラグを設定してもよい。例えば、レシート処理部317は、店舗Aに、1000個以上のユーザIDやレシート情報が対応付けられた場合、図6に示す営業管理DBの候補フラグを「〇」にするよう設定変更する。電子決済事業者の担当者が、この営業管理DBを参照し、候補フラグが「〇」になっている店舗に対し、電子決済の利用について営業を行うことができるようになる。
これにより、営業担当者は、所定数以上のレシート画像やユーザIDが対応付けられた店舗への営業を行うことで、この店舗への電子決済の利用に対する潜在的なニーズを説明することができ、営業効率を高めることができる。
(2)端末の機能構成
端末120は、入出力I/F321と、通信I/F322と、制御部323と、記憶部324と、表示制御部325と、通信部326と、撮像部327と、情報取得部328と、を有する。なお、各機能部の機能または処理は、実現可能な範囲において、機械学習またはAI(Artificial Intelligence)により実現されてもよい。
入出力I/F321は、例えば、入出力I/F204を用いて実現されうる。また、通信I/F322は、例えば、通信I/F205を用いて実現されうる。制御部323は、プロセッサ201が、記憶部324に格納されているプログラムを読み出して実行することで実現されうる。記憶部324は、メモリ202及び/又はストレージ203を用いて実現されうる。
入出力I/F321は、所定の画面を表示し、また、端末120の画面に表示されたボタンや、端末120のタッチパネルなどを用いてユーザ操作を受け付けて、ユーザ操作の位置や操作時間などを制御部323に出力する。
通信I/F322は、サーバ110や他の端末120に、ユーザIDやレシート画像などの所定のデータを送信したり、特典情報などの所定のデータを受信したりする。
記憶部324は、本実施形態に係る端末120が実行するプログラムを記憶する。
制御部323内の表示制御部325は、電子決済に関するサービスにおいて表示される表示画面などを表示装置(入出力I/F321)に表示制御する機能を有する。例えば、表示制御部325は、サーバ110から電子決済に関する所定画面(店舗紹介画面、特典表示画面、エラー画面など)の表示要求を受けた場合には、この所定画面を表す画面情報を入出力I/F321に出力するようにする。
通信部326は、通信I/F322を用いて、データの送受信を制御する機能を有する。例えば、通信部326は、サーバ110にデータを送信する送信部としての機能と、サーバ110からデータを受信する受信部としての機能とを有する。
具体的には、通信部326の送信部は、ユーザIDやレシート画像などの所定のデータを送信し、通信部326の受信部は、特典情報などの所定のデータを受信する。
撮像部327は、ユーザの操作に応答して、撮像画像を生成する。例えば、撮像部327は、ユーザが撮影ボタンを押下することに応答して、店舗で発行されたレシートを撮像し、撮像画像(レシート画像)を生成する。
このとき、通信部326の送信部は、レシート画像と、ユーザIDとをサーバ110に送信する。また、後述するように、情報取得部328により、レシート画像から取得されたレシート情報があれば、通信部326の送信部は、レシート情報と、ユーザIDとをサーバ110に送信してもよい。
情報取得部328は、各種情報を取得する。例えば、情報取得部328は、撮像部327により撮像されたレシート画像を取得し、レシート画像からレシート情報を取得してもよい。
また、レシート画像やユーザIDを受信したサーバ110が、対応付けられたレシート情報、または、ユーザIDが所定の条件を満たすと判定すると、サーバ110の通信部(送信部)316は、特典情報を送信し、端末120の通信部(受信部)326は、サーバ110から送信される特典情報を受信する。受信された特典情報は、表示制御部325により画面に表示制御される。
これにより、ユーザは、電子決済が利用されていない店舗での買い物で取得したレシートのレシート画像をサーバ110に送信することで、特典を取得することができ、その特典を把握することができる。
なお、サーバ110によって判定される所定の条件は、上述したとおり様々な条件があるが、例えば、レシート画像から特定される店舗が、初の店舗であることや、レシート情報に含まれる決済金額が、所定の金額条件を満たすことなどである。
また、通信部326の受信部は、レシート情報に関する所定のエラー条件が満たされる場合に、サーバ110からエラー情報を受信してもよい。この場合、表示制御部325は、エラー情報に基づいてエラー画面を表示制御してもよい。
所定のエラー条件は、様々なエラー条件を含み得る。例えば、以下に所定のエラー条件を説明するが、少なくとも1つのエラー条件が設定されていればよく、また、複数の条件が設定され、1つ、または、複数の条件が満たされる場合に、エラー情報が端末120に送信されてもよい。なお、サーバ110のレシート処理部317が、所定のエラー条件の判定を行ってもよい。
(エラー条件1)
エラー条件1は、同一レシート画像または同一レシート情報を複数回受信することを含む。例えば、サーバ110のレシート処理部317は、レシート情報に含まれるレシートの識別番号を用いて、既に管理されているレシートの識別番号であるか否かを判定する。レシートの識別番号が既に管理されていれば、レシート処理部317は、既送信のレシート画像であることを通知するエラー情報を端末120に送信する。
端末120の通信部326は、エラー情報を受信し、表示制御部325は、エラー内容を画面に表示制御する。これにより、ユーザに対して、同一のレシート画像の送信を防止することができる。
(エラー条件2)
エラー条件2は、所定時間内に、同一ユーザから同一店舗のレシート画像を複数回受信することを含む。例えば、サーバ110のレシート処理部317は、5分間以内に、同一のユーザから同一の店舗のレシート画像を複数回受信したか否かを判定する。5分間以内に、同一ユーザから同一店舗のレシート画像を複数回受信していれば、レシート処理部317は、所定時間内の同一店舗のレシート画像の送信が不自然であることを通知するエラー情報を端末120に送信する。
端末120の通信部326は、エラー情報を受信し、表示制御部325は、エラー内容を画面に表示制御する。これにより、ユーザに対して、レジにあるレシートをまとめて取得して、連続的にレシート画像を送信するなどの不正を防止することができる。
(エラー条件3)
エラー条件3は、所定時間内に、同一ユーザから所定回数以上のレシート画像またはレシート情報を受信することを含む。例えば、サーバ110のレシート処理部317は、5分間以内に、同一ユーザから、10回以上のレシート画像またはレシート情報を受信したか否かを判定する。10分間以内に、同一ユーザから10回以上のレシートが送信されていれば、レシート処理部317は、これらのレシート画像の送信が不自然であることを通知するエラー情報を端末120に送信する。
端末120の通信部326は、エラー情報を受信し、表示制御部325は、エラー内容を画面に表示制御する。これにより、ユーザに対して、友達や家族からレシートをまとめて取得して、連続的にレシート画像を送信するなどの不正を防止することができる。
<実施形態の動作処理>
図7を参照し、実施形態に係る通信システム1の処理について説明する。図7は、実施形態に係る通信システム1の処理のシーケンスの一例を示す。図7に示す例では、ユーザ1が端末120Aを利用し、ユーザ2が端末120Bを利用する。
ステップS102で、端末120Aの通信部(送信部)326は、撮像したレシート画像とユーザIDとをサーバ110に送信する。このレシートは1000円の決済金額を含むとする。
ステップS104で、端末120Bの通信部(送信部)326は、撮像したレシート画像とユーザIDとをサーバ110に送信する。このレシートは500円の決済金額を含むとする。
ステップS106で、サーバ110のレシート処理部317は、受信されたレシートに対してOCR処理を実行し、レシートに記載された文字情報を取得する。また、レシート処理部317は、レシート画像から、店舗特定情報、決済金額情報、商品などのレシート情報を取得する。次に、レシート処理部317は、レシート情報と、ユーザIDとを対応付ける。対応付けられた情報は、領収書管理DBに管理される。
ステップS108で、サーバ110の特典付与部108は、所定の条件が満たされる場合に、ユーザA及びユーザBに特典を付与する。この場合の所定の条件は、レシート画像が受信されたことを含む。
ステップS110で、サーバ110の通信部(送信部)316は、付与された特典の特典情報を端末120Aに送信する。
ステップS112で、端末120Aの表示制御部315は、受信された特典情報が示す特典を画面に表示制御する。
ステップS114で、サーバ110の通信部(送信部)316は、付与された特典の特典情報を端末120Bに送信する。
ステップS116で、端末120Bの表示制御部315は、受信された特典情報が示す特典を画面に表示制御する。
ステップS118で、サーバ110の特典付与部318は、レシート画像を送信したユーザのユーザID、または、レシート画像から取得されたレシート情報が、所定の条件を満たすか否かを判定する。所定の条件は、例えば、店舗に対応付けられたレシート画像の数、またはユーザIDの数が所定値以上とする。このとき、特典付与部318は、所定の条件を満たす店舗に、加盟店の候補フラグを「〇」に設定する(図6参照)。
ステップS120で、サーバ110を管理する決済事業者の担当者が、例えば図6に示す営業管理DBを参照し、営業に行く店舗を決定して営業に向かう。このとき、担当者は、図6に示す候補フラグが「〇」になっている店舗から優先的に営業に向かうとよい。図7に示す例では、ユーザ1及び2が送信したレシート画像を発行した店舗が、営業先として決定されたとする。
ステップS122で、営業先の店舗が、電子決済を利用する加盟店として登録される。
ステップS124で、サーバ110の特典付与部318は、営業先の店舗が加盟店登録されたことに応答して、ユーザ1及びユーザ2に特典を付与する。
ステップS126で、サーバ110の通信部(送信部)316は、付与された特典の特典情報を端末120Aに送信する。
ステップS128で、端末120Aの表示制御部315は、受信された特典情報が示す特典を画面に表示制御する。
ステップS130で、サーバ110の通信部(送信部)316は、付与された特典の特典情報を端末120Bに送信する。
ステップS132で、端末120Bの表示制御部315は、受信された特典情報が示す特典を画面に表示制御する。
以上のシーケンスでは、ユーザがレシート画像を送信した時と、店舗が加盟店登録された時との2回にわたって、レシート画像を送信した各ユーザに特典が付与される例を説明した。しかしながら、上記例はあくまでも一例であって、特典が付与されるタイミングは、いずれかの一回でもよい。また、ステップS108〜S116、ステップS120、及びステップS122の処理が省略され、ステップS118の判定処理で、上述した所定の条件1〜6のいずれかが満たされる場合に、ステップS124の特典付与処理が実行されてもよい。
<実施形態の表示態様>
次に、図8を用いて、端末120の表示画面に表示されるユーザインターフェース(UI)について説明する。
図8は、実施形態に係る画面の遷移例を示す。図8に示す店舗紹介キャンペーン画面D10について、端末120の表示制御部325は、図7に示すステップS102や104の前において、サーバ110からのプッシュ通知や、ユーザの操作に応答して、店舗紹介キャンペーン画面D10を表示制御する。
図8に示す店舗紹介キャンペーン画面D10の例では、レシートを撮影して送ることが表示され、撮像装置を起動するためのボタンB10が表示される。ユーザがボタンB10を押下すると、図8に示すレシート撮影画面D12が表示される。
図8に示す例では、ユーザは、例えば、電子決済が利用できなかった店舗で発行されたレシートを端末120に撮像させる。図8に示すレシート撮影画面D12内のボタンB12をユーザが押下すると、撮像部327は、レシート画像を取得する。次に、端末120の通信部(送信部)326は、レシート画像とユーザIDとをサーバ110に送信する。なお、端末120がOCR機能を備える場合、端末120の情報取得部328は、レシート画像に対してOCR処理を実行し、レシート情報を取得してもよい。この場合、端末120の通信部(送信部)326は、レシート情報とユーザIDとをサーバ110に送信する。
図8に示す特典表示画面D14では、レシート画像を送信することで、ユーザが100ポイントを取得したことが通知される。また、ユーザが他の店舗のレシートを持っている場合があるので、続けてレシート画像を送信できるように、「続けて紹介」ボタンB14が画面D14内に表示される。ユーザがボタンB14を押下すると、画面は画面D12に示すレシートを撮影する画面に遷移する。
以上、実施形態によれば、電子決済を利用していない店舗が発行したレシートの撮像画像を取得することで、電子決済事業者が撮像画像から取得される情報を有効に活用することが可能になる。例えば、ユーザは、電子決済を利用していない店舗が発行したレシートの撮像画像をサーバ110に送信することで特典を取得することができ、電子決済事業者は、撮像画像から取得される情報を、加盟店拡大のための営業に用いることができる。
<<第1実施例>>
第1実施例は、レシート画像から商品情報を取得し、この商品情報が示す商品を、電子商取引プラットフォームにおける出品候補リストに含める実施例である。
<<第1実施例の効果>>
第1実施例によれば、レシート画像からユーザが購入した商品を特定し、電子商取引プラットフォームにおけるアプリケーションと連携することで、特定された商品の中から価値のある商品を判定して出品候補リストに入れることで、ユーザの利便性を向上させることができる。
<<第1実施例の構成>>
本実施例に係るシステム構成、情報処理装置のハードウェア構成、並びに、サーバ及び端末の機能構成は、上述した実施形態と同様である。本実施例では、サーバ110の記憶部314は、電子商取引プラットフォームで取引される商品管理DB(不図示)を記憶する。
商品管理DBでは、商品の取引情報も含み、商品がいくらで売買されたかを記憶しておく。これにより価値の高い商品を判定することができる。価値の高い商品とは、例えば頻繁に売買がなされている商品や、売却額が所定額以上の商品などである。商品管理DBの中で、価値の高い商品にはフラグが設定されてもよい。
この場合、レシート処理部317は、ユーザにより購入された商品をレシート画像から特定し、特定された商品が商品管理DBにおいて価値のある商品として管理されているか否かを判定する。レシート処理部317は、電子商取引プラットフォームにおける出品候補リストに、価値が高いと判定された商品を含める。
なお、レシート処理部317は、レシート画像から特定された商品のうち、価値が高い商品を判定するようにしたが、これに限られず、所定条件を満たす商品を抽出し、抽出された商品を出品候補リストに含めるようにしてもよい。
<<第1実施例の動作処理>>
第1実施例に係るサーバ110は、図7に示すステップS106の処理以降で、抽出された商品情報を電子商取引プラットフォームが提供するアプリケーションに受け渡す。このとき、出品候補リストに入れるためのコマンドとともに商品情報を受け渡せばよい。これにより、レシート画像から特定された商品をユーザが保有している可能性は高いため、この商品を出品候補リストに含めることが可能になる。その結果、ユーザは、不要になった商品を迅速に出品することが可能になる。
<<第2実施例>>
第2実施例は、ユーザが家計簿アプリケーションを利用している場合に、レシート画像から取得した商品情報及び金額情報を、家計簿アプリケーションを管理する情報処理装置に送信する実施例である。
<<第2実施例の効果>>
第2実施例によれば、レシート画像から取得した商品情報及び金額情報を、家計簿アプリケーションに渡すことで、レシート画像から取得される情報をさらに有効活用することが可能になる。ユーザは、別のアプリケーションで取得されたレシート画像に含まれる情報を他のアプリケーションに出力することで、アプリケーション間の連携を図ることもできる。
<<第2実施例の構成>>
本実施例に係るシステム構成、情報処理装置のハードウェア構成、並びに、サーバ及び端末の機能構成は、基本的に上述した実施形態と同様であるが、外部システム140が家計簿アプリケーションを管理するとする。
この場合、レシート処理部317は、レシート画像から取得した商品情報及び金額情報を、外部システム140に出力する。これにより、外部システム140は、取得した商品情報及び金額情報を、自身が管理する家計簿アプリケーションに反映させることができる。例えば、サーバ110が、外部システム140の家計簿アプリケーションに係るAPIを利用し、このAPIを介して商品情報と金額情報とを送信すればよい。
<<第2実施例の動作処理>>
第2実施例に係るサーバ110は、図7に示すステップS106の処理以降で、抽出された商品情報及び金額情報を、外部システム140が提供するAPIを介して家計簿アプリケーションに受け渡す。これにより、決済事業者に対して店舗紹介のために送信されたレシート画像を用いて、別の家計簿アプリケーションに有効利用することが可能になる。
<<第3実施例>>
第3実施例は、電子決済を利用していない店舗が発行したレシート画像から取得される情報と、電子決済処理における決済情報から取得される情報とを分けて管理する実施例である。
<<第3実施例の効果>>
第3実施例によれば、電子決済を利用していない店舗において、現金で支払われたレシートのレシート画像から取得される情報(例えば商品情報や金額情報)と、電子決済における決済情報から取得される情報(商品情報や金額情報)とを分けて管理することで、マーケティングなどの分析に活用することができる。例えば、電子決済されやすい商品や、現金で支払われやすい商品などを分析したり、電子決済が利用可能な業界や、電子決済が普及していない業界などを分析したりすることが可能になる。
<<第3実施例の構成>>
本実施例に係るシステム構成、情報処理装置のハードウェア構成、並びに、サーバ及び端末の機能構成は、上述した実施形態と同様である。本実施例では、サーバ110の記憶部314は、電子決済における決済管理DB(不図示)を記憶する。
決済管理DBには、電子決済処理が行われたときに送信される決済情報が管理される。例えば、決済管理DBには、電子決済により購入された商品や、加盟店や、金額などの情報が管理される。
他方、領収書管理DBには、現金やクレジットカードで支払われた商品や、金額や、店舗などの情報が管理される。上述したように、サーバ110の記憶部314は、電子決済による取引情報と、現金などの取引情報とを区別して記憶する。これにより、決済事業者は、電子決済による取引情報と、現金などの取引情報との違いを分析することで、分析結果を電子決済の利用についての営業に活用することができる。例えば、電子決済を利用していない店舗の業態や、電子決済ではない現金等で支払われやすい商品群などを把握することが可能になる。
<<第3実施例の動作処理>>
第3実施例に係るサーバ110は、図7に示す処理と同様の処理を行う。サーバ110は、図7に示す処理とは別に、電子決済における決済情報を取得すると、決済管理DBに決済情報を記憶する。
<<第4実施例>>
第4実施例は、端末120がレシート画像を送信する際に、取得された位置情報を合わせて送信する実施例である。
<<第4実施例の効果>>
第4実施例によれば、レシート画像が撮像されるタイミングで、位置情報も取得され、レシート画像が位置情報とともにサーバ110に送信されるので、レシート画像から取得される住所と位置情報とを比較することができ、ユーザがその店舗にいたことの証明等を行うことができる。
<<第4実施例の構成>>
本実施例に係るシステム構成、情報処理装置のハードウェア構成、並びに、サーバ及び端末の機能構成は、上述した実施形態と同様である。本実施例では、サーバ110のレシート処理部317は、受信された位置情報と、レシート画像から取得された住所とを比較し、両情報が所定距離未満を示せば、レシート画像について領収書管理DBへの登録処理を行い、両情報が所定距離以上であることを示せば、エラー情報を端末120に送信するよう制御する。
端末120の情報取得部328は、位置情報取得部を含む。位置情報取得部は、端末120の現在位置の位置情報を測定する機能を備える。位置情報測定部は、限定でなく例として、GPS(Global Positioning System)を用いて、端末120の現在位置の位置情報として、該端末120の緯度および経度を測定する。なお、位置情報測定部による端末120の位置情報の測定は、端末120の位置情報を測定できれば、どのような方法を用いてもよい。限定でなく例として、位置情報測定部は、IMES(Indoor MEssaging System)、Wi−Fi、RFID(Radio Frequency Identifier)、NFC(Near Field Communication)、BLE(Bluetooth Low Energy)、超音波などの近距離無線通信、LTEやCDMAなどの移動体通信システムなどを利用して、端末120の位置情報を測定してもよい。取得された位置情報は、レシート画像とともにサーバ110に送信される。
<<第4実施例の動作処理>>
第4実施例に係る端末120は、レシート画像が撮像されたタイミングで、位置情報が測定される。よって、ステップS102及びS104において、各端末120の通信部(送信部)326は、レシート画像と、ユーザIDと、位置情報とをサーバ110に送信する。また、端末120は、店舗の位置に関するエラー情報を受信した場合は、表示制御部325によりエラー内容が画面に表示される。
第4実施例に係るサーバ110は、ステップS106にいて、受信した位置情報と、レシート画像から取得された店舗の住所情報とを用いて、両情報が所定距離以内を示すか否かを判定する。レシート処理部317は、住所情報からマップ情報を用いて緯度及び経度などの位置情報を取得してもよいし、他方で、位置情報から住所情報を特定してもよい。両情報が所定距離未満を示せば、サーバ110の通信部(送信部)316は、エラー情報を送信し、両情報が所定距離以上を示せば、その後の処理が続行される。
1 通信システム、100 通信システム、110A サーバ、110B サーバ、120A 端末、120B 端末、120C 端末、130 ネットワーク、200 情報処理装置、201 プロセッサ、202 メモリ、203 ストレージ、204 入出力インタフェース(入出力I/F)、205 通信インタフェース(通信I/F)、311 入出力I/F、312 通信I/F、313 制御部、314 記憶部、315 表示制御部、316 通信部、317 レシート処理部、318 特典付与部、321 入出力I/F、322 通信I/F、323 制御部、324 記憶部、325 表示制御部、326 通信部、327 撮像部、328 情報取得部。

Claims (19)

  1. 情報処理装置が、
    ユーザが利用する情報処理装置から、店舗で発行されたレシートの撮像画像と、前記ユーザのユーザ識別情報とを受信するステップと、
    前記撮像画像から取得される情報を示すレシート情報と、前記ユーザ識別情報とを対応付けるステップと、
    前記ユーザ識別情報または前記レシート情報が所定の条件を満たす場合に、前記ユーザ識別情報が示すユーザに特典を付与するステップと、を実行する情報処理方法。
  2. 前記対応付けるステップは、前記店舗が電子決済を利用可能な加盟店でない場合に、対応付け処理を実行する、
    請求項1に記載の情報処理方法。
  3. 前記対応付けるステップは、前記撮像画像が、以前に受信された撮像画像でない場合に、対応付け処理を実行する、
    請求項1または2に記載の情報処理方法。
  4. 前記所定の条件は、前記レシート情報に含まれる決済金額が、所定の金額条件を満たすことを含む、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理方法。
  5. 前記所定の条件は、同一の前記ユーザ識別情報が1または複数の店舗に対応付けられた回数が所定回数以上であることを含む、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理方法。
  6. 前記所定の条件は、前記レシート情報に含まれる店舗が、電子決済が利用可能な加盟店になることを含む、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理方法。
  7. 前記所定の条件は、前記レシート情報に含まれる商品情報が所定の商品を示すこと、または、前記レシート情報に含まれる店舗の属性情報が所定の属性を示すことを含む、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理方法。
  8. 前記所定の条件は、前記撮像画像を受信したことをさらに含む、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の情報処理方法。
  9. 前記付与ステップは、前記レシート情報に含まれる決済金額、前記ユーザによる撮像画像の送信回数、および前記店舗に対する撮像画像の受信回数の少なくとも1つに応じて、前記特典を変更するステップを含む、
    請求項1から8のいずれか一項に記載の情報処理方法。
  10. 同一の店舗に、所定数以上の前記レシート情報または前記ユーザ識別情報が対応付けられる場合、当該店舗にフラグを設定するステップをさらに含む、
    請求項1から9のいずれか一項に記載の情報処理方法。
  11. 前記レシート情報に含まれる商品情報が示す商品を、電子商取引プラットフォームにおける出品候補リストに含める処理を実行するステップをさらに含む、
    請求項1から10のいずれか一項に記載の情報処理方法。
  12. 前記レシート情報に含まれる商品情報を、前記ユーザが利用する家計簿アプリケーションを管理する情報処理装置に送信するステップをさらに含む、
    請求項1から11のいずれか一項に記載の情報処理方法。
  13. ユーザが利用する情報処理装置から、店舗で発行されたレシートの撮像画像と、前記ユーザのユーザ識別情報とを受信する受信部と、
    前記撮像画像から取得される情報を示すレシート情報と、前記ユーザ識別情報とを対応付けるレシート処理部と、
    前記ユーザ識別情報または前記レシート情報が所定の条件を満たす場合に、前記ユーザ識別情報が示すユーザに特典を付与する付与部と、を備える情報処理装置。
  14. 情報処理装置に、
    ユーザが利用する情報処理装置から、店舗で発行されたレシートの撮像画像と、前記ユーザのユーザ識別情報とを受信するステップと、
    前記撮像画像から取得される情報を示すレシート情報と、前記ユーザ識別情報とを対応付けるステップと、
    前記ユーザ識別情報または前記レシート情報が所定の条件を満たす場合に、前記ユーザ識別情報が示すユーザに特典を付与するステップと、を実行させるプログラム。
  15. 情報処理装置に、
    店舗が発行したレシートを撮像するステップと、
    前記レシートの撮像画像と、前記情報処理装置を利用するユーザのユーザ識別情報とを他の情報処理装置に送信するステップと、
    前記他の情報処理装置において対応付けられた、前記撮像画像から取得される情報を示すレシート情報と前記ユーザ識別情報とにおいて、前記レシート情報または前記ユーザ識別情報に関する所定の条件が満たされる場合に、前記他の情報処理装置から特典情報を受信するステップと、
    受信された前記特典情報が示す特典を表示制御するステップと、を実行させるプログラム。
  16. 前記所定の条件は、前記他の情報処理装置が、前記レシート情報に含まれる店舗特定情報が、初めて前記ユーザIDに対応付けられることを含む、
    請求項15に記載のプログラム。
  17. 前記所定の条件は、前記レシート情報に含まれる決済金額が、所定の金額条件を満たすことを含む、
    請求項15または16に記載のプログラム。
  18. 前記レシート情報に関する所定のエラー条件が満たされる場合に、前記他の情報処理装置からエラー情報を受信するステップをさらに含み、
    前記表示制御するステップは、
    前記エラー情報に基づいてエラー画面を表示制御する、
    請求項15から17のいずれか一項に記載のプログラム。
  19. 前記所定のエラー条件は、前記他の情報処理装置が、同一レシート画像または同一レシート情報を複数回受信すること、所定時間内に同一ユーザから同一店舗のレシート画像またはレシート情報を複数受信すること、および、所定時間内に同一ユーザから所定回数以上のレシート画像またはレシート情報を受信することの少なくとも1つを含む、
    請求項18に記載のプログラム。
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