JP2020101867A - 情報処理方法、情報処理装置、及びプログラム - Google Patents

情報処理方法、情報処理装置、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】容易に入金をさせることができるようにすること。【解決手段】情報処理装置が、店舗においてユーザにより商品が購入される際に現金で支払われた決済の情報を受信する処理と、前記決済の情報と、前記店舗の情報処理端末により出力されるコードに関する情報とを対応付けて記憶する処理と、前記コードに関する情報を前記ユーザの情報処理端末から受信した場合、前記ユーザにより現金で支払われた額と前記商品の代金との差額に基づいた金額を、前記ユーザの残高に加算する処理と、を実行する。【選択図】図4

Description

本開示は、情報処理方法、情報処理装置、及びプログラムに関する。
従来、ユーザのスマートフォン等の端末により、キャッシュレスで決済を行う決済サービスが知られている。この決済サービスにおいて、例えば、コンビニエンスストア等に設置されている、入金のための専用端末を操作して当該ユーザの残高に入金(チャージ)する技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2004−362307号公報
しかしながら、従来技術では、例えば、入金に手間がかかる場合がある。本開示は、容易に入金をさせることができる技術を提供することを目的とする。
本開示の一実施形態に係る情報処理装置は、店舗においてユーザにより商品が購入される際に現金で支払われた決済の情報を受信する処理と、前記決済の情報と、前記店舗の情報処理端末により出力されるコードに関する情報とを対応付けて記憶する処理と、前記コードに関する情報を前記ユーザの情報処理端末から受信した場合、前記ユーザにより現金で支払われた額と前記商品の代金との差額に基づいた金額を、前記ユーザの残高に加算する処理と、を実行する。
本開示の一実施形態に係る通信システムの構成を示す図である。 実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 実施形態に係るサーバ、端末、及びPOS端末の機能的な構成を示すブロック図の一例を示す図である。 実施形態に係る通信システムの処理のシーケンスの一例を示す図である。 実施形態に係る決済情報記憶部に記憶されている決済情報の一例を示す図である。 実施形態に係るユーザ情報記憶部に記憶されているユーザ情報の一例を示す図である。 実施形態に係る事業者情報記憶部に記憶される事業者情報の一例を示す図である。 実施形態に係る二次元コード等の出力の一例について説明する図である。 実施形態に係るサーバの特典判定処理の一例を示すフローチャートである。 実施形態に係る特典情報記憶部に記憶されている決済情報の一例を示す図である。
<法令遵守>
本明細書に記載の開示は、実施される場合、本開示を実施する各国の法令を遵守のうえで実施される。また、本明細書に記載の開示は、各国の法令を遵守するために必要な、当業者が成し得る全ての変更、置換、変形、改変、および修正をもって実施される。
本開示に係る決済サービスにおけるユーザの残高への入金(チャージ)または口座(アカウント)開設等を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
<システム構成>
図1は、本開示の一実施形態に係る通信システム1の構成を示す図である。図1に開示されるように、通信システム1では、ネットワーク130を介してサーバ110A、サーバ110Bと、端末120A、端末120B、端末120Cと、POS端末140A、POS端末140B、POS端末140Cとが接続される。
本開示において、サーバ110Aと、サーバ110Bとをそれぞれ区別する必要がない場合は、サーバ110Aとサーバ110Bとは、それぞれサーバ110と表現されてもよい。
本開示において、端末120Aと、端末120Bと、端末120Cとをそれぞれ区別する必要がない場合は、端末120Aと端末120Bと端末120Cとは、それぞれ端末120(「情報処理端末」の一例。)と表現されてもよい。また、本開示において、POS端末140Aと、POS端末140Bと、POS端末140Cとをそれぞれ区別する必要がない場合は、POS端末140AとPOS端末140BとPOS端末140Cとは、それぞれPOS端末140と表現されてもよい。
本開示において、サーバ110と、端末120と、POS端末140とをそれぞれ区別する必要がない場合は、サーバ110と端末120とPOS端末140とは、それぞれ情報処理装置200と表現されてもよい。なお、ネットワーク130に接続される情報処理装置200の数は図1の例に限定されない。
サーバ110は、ネットワーク130を介してユーザが利用する端末120に、所定のサービスを提供する。所定のサービスは、限定でなく例として、決済サービス、金融サービス、電子商取引サービス、インスタントメッセンジャー等を用いるメッセージングサービスを代表とするSNS(Social Networking Service)、楽曲・動画・書籍などのコンテンツ提供サービス等を含む。ユーザが端末120を介して所定のサービスを利用することで、サーバ110は1以上の端末120に所定のサービスを提供することができる。
POS端末140は、例えば、店舗等に設置されるPOS(Point of sale system)の端末である。なお、POS端末140は、スマートフォン、またはタブレットPC等を少なくとも一部に用いた端末でもよい。POS端末140は、例えば、バーコードリーダにより商品に付加されたバーコードを読み取ること等により、端末120のユーザ(顧客)が購入する商品の代金を入力する操作を店員から受け付ける。
端末120は、例えば、ユーザのスマートフォン等の端末であり、サーバ110により提供される各種サービスを利用する処理を行う。
本開示において、決済サービスとは1以上のユーザが金銭または金銭相当物の授受ができるサービスを意味する。限定でなく例として、一次元コード(バーコードなど)、二次元コード(QRコード(登録商標)など)(以下で、一次元コードおよび二次元コードをまとめて「二次元コード等」と総称する。)、近距離無線通信(NFC (Near Field Communication)、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)、Wi-Fi(登録商標)、超音波通信、赤外線通信など)を利用して決済を行うサービスを含む。また、代金の支払いを行うユーザ(支払者)の端末120が二次元コード等を読み取ることで決済を行うことを「ユーザ読取型コード決済」または「MPM(Merchant Presented Mode)」と表現し、支払いを行うユーザの端末120が二次元コード等を表示し、表示された二次元コード等を、代金を請求する店舗側等のユーザ(販売者、請求者)の端末120が読み取ることで決済を行うことを「店舗読取型コード決済」または「CPM(Consumer Presented Mode)」と表現する。なお、MPMおよびCPMは、動的であってもよいし、静的であってもよい。
必要に応じて、ユーザXが利用する端末を端末120Xと表現し、ユーザXまたは端末120Xに対応づけられた、所定のサービスにおけるユーザ情報をユーザ情報Xと表現する。なお、ユーザ情報とは、所定のサービスにおいてユーザが利用するアカウントに対応付けられたユーザの情報である。ユーザ情報は、限定でなく例として、ユーザにより入力される、または、所定のサービスにより付与される、ユーザの名前、ユーザのアイコン画像、ユーザの年齢、ユーザの性別、ユーザの住所、ユーザの趣味趣向、ユーザの識別子などのユーザに対応づけられた情報、ユーザに対応付けられた電子バリュー(電子マネー)の残高情報、ユーザに対応付けられたクレジットカード情報(クレジットカード番号など)を含み、これらのいずれか一つまたは、組み合わせであってもよい。
ネットワーク130は、2以上の情報処理装置200を接続する役割を担う。ネットワーク130は、端末120がサーバ110に接続した後、データを送受信することができるように接続経路を提供する通信網を意味する。
ネットワーク130のうちの1つまたは複数の部分は、有線ネットワークや無線ネットワークであってもよい。ネットワーク130は、限定でなく例として、アドホック・ネットワーク(Ad Hoc Network)、イントラネット、エクストラネット、仮想プライベート・ネットワーク(Virtual Private Network:VPN)、ローカル・エリア・ネットワーク(Local Area Network:LAN)、ワイヤレスLAN(Wireless LAN:WLAN)、広域ネットワーク(Wide Area Network:WAN)、ワイヤレスWAN(Wireless WAN:WWAN)、大都市圏ネットワーク(Metropolitan Area Network:MAN)、インターネットの一部、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Network:PSTN)の一部、携帯電話網、ISDNs(Integrated Service Digital Networks)、無線LANs、LTE(Long Term Evolution)、CDMA(Code Division Multiple Access)、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、衛星通信など、または、これらの2つ以上の組合せを含むことができる。ネットワーク130は、1つまたは複数のネットワーク130を含むことができる。
情報処理装置200は、本開示に記載される機能および方法を実現できる情報処理装置であればどのような情報処理装置であってもよい。
情報処理装置200は、限定ではなく例として、スマートフォン、携帯電話(フィーチャーフォン)、コンピュータ(限定でなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、サーバ装置、メディアコンピュータプラットホーム(限定でなく例として、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダなど)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(限定でなく例として、PDA(Personal Digital Assistant)、電子メールクライアントなど)、ウェアラブル端末(限定でなく例として、メガネ型デバイス、時計型デバイスなど)、他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。
<ハードウェア構成>
図2を用いて、通信システム1に含まれる情報処理装置200のハードウェア構成について説明する。図2は、実施形態に係る情報処理装置200のハードウェア構成の一例を示す図である。
情報処理装置200は、プロセッサ201と、メモリ202と、ストレージ203と、入出力インタフェース(入出力I/F)204と、通信インタフェース(通信I/F)205とを含む。情報処理装置200のハードウェアの各構成要素は、限定でなく例として、バスBを介して相互に接続される。
情報処理装置200は、プロセッサ201と、メモリ202と、ストレージ203と、入出力I/F204と、通信I/F205との協働により、本開示に記載される機能、および/または、方法を実現する。
プロセッサ201は、ストレージ203に記憶されるプログラムに含まれるコードまたは命令によって実現する機能および方法を実行する。プロセッサ201は、限定でなく例として、中央処理装置(CPU)、MPU(Micro Processing Unit)、GPU(Graphic s Processing Unit)、マイクロプロセッサ(microprocessor)、プロセッサコア(processor core)、マルチプロセッサ(multiprocessor)、ASIC(Application-Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等を含み、集積回路(IC(Integrated Circuit)チップ、LSI(Large Scale Integration))等に形成された論理回路(ハードウェア)や専用回路によって各実施形態に開示される各処理を実現してもよい。また、これらの回路は、1または複数の集積回路により実現されてよく、各実施形態に示す複数の処理を1つの集積回路により実現されることとしてもよい。また、LSIは、集積度の違いにより、VLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIなどと呼称されることもある。
メモリ202は、ストレージ203からロードしたプログラムを一時的に記憶し、プロセッサ201に対して作業領域を提供する。メモリ202には、プロセッサ201がプログラムを実行している間に生成される各種データも一時的に格納される。メモリ202は、限定でなく例として、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などを含む。
ストレージ203は、プログラムを記憶する。ストレージ203は、限定でなく例として、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリなどを含む。
通信I/F205は、ネットワーク130を介して各種データの送受信を行う。当該通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信I/F205は、ネットワーク130を介して、他の情報処理装置との通信を実行する機能を有する。通信I/F205は、各種データをプロセッサ201からの指示に従って、他の情報処理装置に送信する。また、通信I/F205は、他の情報処理装置から送信された各種データを受信し、プロセッサ201に伝達する。
入出力I/F204は、情報処理装置200に対する各種操作を入力する入力装置、および、情報処理装置200で処理された処理結果を出力する出力装置を含む。入出力I/F204は、入力装置と出力装置が一体化していてもよいし、入力装置と出力装置とに分離していてもよい。
入力装置は、ユーザからの入力を受け付けて、当該入力に係る情報をプロセッサ201に伝達できる全ての種類の装置のいずれか、または、その組み合わせにより実現される。入力装置は、限定でなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、キーボード等のハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイス、カメラ(画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含む。
出力装置は、プロセッサ201で処理された処理結果を出力することができる全ての種類の装置のいずれか、または、その組み合わせにより実現される。当該処理結果を映像または動画像として出力する場合、出力装置は、フレームバッファに書き込まれた表示データに従って、当該表示データを表示することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。出力装置は、限定でなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、モニタ(限定でなく例として、液晶ディスプレイ、OELD(Organic Electroluminescence Display)など)、ヘッドマウントディスプレイ(HDM:Head Mounted Display)、プロジェクションマッピング、ホログラム、空気中など(真空であってもよい)に画像やテキスト情報等を表示可能な装置、スピーカ(音声出力)、プリンターなどを含む。なお、これらの出力装置は、3Dで表示データを表示可能であってもよい。
本開示の各実施形態のプログラムは、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供されてもよい。記憶媒体は、「一時的でない有形の媒体」に、プログラムを記憶可能である。プログラムは、限定でなく例として、ソフトウェアプログラムやコンピュータプログラムを含む。
記憶媒体は適切な場合、1つまたは複数の半導体ベースの、または他の集積回路(IC)(限定でなく例として、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、特定用途向けIC(ASIC)など)、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)、ハイブリッド・ハード・ドライブ(HHD)、光ディスク、光ディスクドライブ(ODD)、光磁気ディスク、光磁気ドライブ、フロッピィ・ディスケット、フロッピィ・ディスク・ドライブ(FDD)、磁気テープ、固体ドライブ(SSD)、RAMドライブ、セキュア・デジタル・カードもしくはドライブ、任意の他の適切な記憶媒体、またはこれらの2つ以上の適切な組合せを含むことができる。記憶媒体は、適切な場合、揮発性、不揮発性、または揮発性と不揮発性の組合せでよい。
また、本開示のプログラムは、当該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して、情報処理装置200に提供されてもよい。
また、本開示の各実施形態は、プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
なお、本開示のプログラムは、限定でなく例として、JavaScript(登録商標)、Pythonなどのスクリプト言語、C言語、Go言語、Swift、Kotlin、Java(登録商標)などを用いて実装される。
情報処理装置200における処理の少なくとも一部は、1以上のコンピュータにより構成されるクラウドコンピューティングにより実現されていてもよい。
情報処理装置200における処理の少なくとも一部を、他の情報処理装置により行う構成としてもよい。この場合、プロセッサ201により実現される各機能部の処理のうち少なくとも一部の処理を、他の情報処理装置で行う構成としてもよい。
<その他>
明示的な言及のない限り、本開示の実施形態における判定の構成は必須でなく、判定条件を満たした場合に所定の処理が動作されたり、判定条件を満たさない場合に所定の処理がされたりしてもよい。
本開示では、明記されていない限り、または文脈によって示されない限り、「AおよびBの少なくとも一方」は、「A、B、またはその両方」を意味する。さらに、明記されない限り、または文脈によって示されない限り、「a」、「an」、または「the」は「1つまたは複数」を意味するものとする。したがって、本明細書では、別段に明記されない限り、または文脈によって示されない限り、「an A」または「the A」は「1つまたは複数のA」を意味する。
本開示は、本開示の実施形態および実施例に対して、当業者が成し得る全ての変更、置換、変形、改変、または修正を包含する。また、添付の特許請求の範囲は、本開示の実施形態および実施例に対して、当業者が成し得る全ての変更、置換、変形、改変、または修正を包含する。さらに、本開示は、当業者が成し得る、本開示における実施形態または実施例の1以上の特徴と、本開示における他の実施形態または実施例の1以上の特徴との任意の組合せを包含する。
加えて、特定の機能を実施するように適合される、配置される、能力を有する、構成される、使用可能である、動作可能である、または動作できる装置またはシステムあるいは装置またはシステムの構成要素に対する添付の特許請求の範囲での参照は、その装置、システム、または構成要素がそのように適合される、配置される、能力を有する、構成される、使用可能にされる、動作可能にされる、または動作できる限り、その装置、システム、構成要素またはその特定の機能がアクティベートされ、オンにされ、またはロック解除されているか否かに関わらず、その装置、システム、構成要素を包含する。
本開示は、明示されない限り、いずれの実施形態または実施例を実施するに際して、事前に、または、実施の直前にユーザからの同意を取得してもよい。また、取得する同意は、包括的なものでもよく、都度取得するものでもよい。
<実施形態>
本開示の実施形態は、店舗で商品を購入する際にユーザから支払われた(渡された、預けられた)現金の額と当該商品の代金との差額(釣り銭、お釣り)に基づいて、決済サービスにおけるユーザの残高への入金(チャージ)または口座(アカウント)開設等を行う実施形態である。
実施形態により、例えば、容易に入金をさせることができる。また、例えば、残高へ入金する手間が減少し、結果的に端末120Aやサーバ110の負荷、及び端末120Aとサーバ110間のネットワーク130の負荷を軽減できるという効果が得られる。
<実施形態の機能構成>
図3を用いてサーバ110、端末120、及びPOS端末140の機能構成を説明する。図3は、実施形態に係るサーバ110、端末120、及びPOS端末140の機能的な構成を示すブロック図の一例を示す図である。図3に開示の機能部は、情報処理装置200が備えるプロセッサ201と、メモリ202と、ストレージ203と、入出力I/F204と、通信I/F205との協働により実現される。
(1)サーバの機能構成
サーバ110は、受付部311と、送受信部312と、制御部313と、表示制御部314と、記憶部315とを有する。なお、各機能部の機能または処理は、実現可能な範囲において、機械学習またはAI(Artificial Intelligence)により実現されてもよい。
受付部311は、サーバ110により提供される各種のサービスを運営する事業者からの各種の設定操作等を受け付ける。
送受信部312は、制御部313の指示に従い、端末120とのデータの送受信を行う。なお、送受信部312は、例えば、端末120、及びPOS端末140(以下で端末120等と称する。)からのログイン要求に含まれるID(端末120の場合はユーザID、POS端末140の場合は店舗ID)、及びパスワードにより端末120等のユーザが認証された際、端末120等とのHTTPS等を用いた通信用のセッションを接続する。そして、接続した通信用のセッションのIDに対応付けて、端末120等の通信用のアドレスと、ユーザIDまたは店舗ID等を記憶しておく。そして、接続した通信用のセッションを用いて、端末120等にデータを送信する。
制御部313は、決済サービス、及び金融サービス等のサービスを、端末120のユーザに提供する処理を行う。
表示制御部314は、制御部313の指示に従い、端末120等の表示画面を制御する情報を、送受信部312に送信させる。
記憶部315は、商品の購入した際の決済情報を記憶する決済情報記憶部3151、ユーザの情報を記憶するユーザ情報記憶部3152、商品を販売する店舗の事業者の情報を記憶する事業者情報記憶部3153、ユーザに付与する特典を記憶する特典情報記憶部3154等を有する。各記憶部に記憶される各情報については後述する。
(2)端末の機能構成
端末120は、受付部321と、送受信部322と、制御部323と、表示制御部324と、記憶部325とを有する。なお、各機能部の機能または処理は、実現可能な範囲において、機械学習またはAIにより実現されてもよい。
受付部321は、端末120のユーザからの各種の操作等を受け付ける。
送受信部322は、制御部323の指示に従い、サーバ110等とのデータの送受信を行う。なお、送受信部322は、例えば、サーバ110にログインした際、サーバ110とのHTTPS等を用いた通信用のセッションを接続する。そして、接続した通信用のセッションのIDに対応付けて、サーバ110の通信用のアドレス等を記憶しておく。そして、接続した通信用のセッションを用いて、サーバ110にデータを送信する。
制御部323は、サーバ110により提供される決済サービス等の各種のサービスを利用する処理を行う。
表示制御部324は、制御部323の指示に従い、サーバ110から受信した情報等に基づいて、端末120の表示画面を制御する。
記憶部325は、サーバ110により提供されるサービス等を利用するための情報を記憶する。
(3)POS端末の機能構成
POS端末140は、受付部331と、送受信部332と、制御部333と、表示制御部334と、記憶部335とを有する。なお、各機能部の機能または処理は、実現可能な範囲において、機械学習またはAIにより実現されてもよい。
受付部331は、POS端末140が設置されている店舗の店員等からの各種の操作等を受け付ける。
送受信部332は、制御部333の指示に従い、サーバ110等とのデータの送受信を行う。なお、送受信部332は、例えば、サーバ110にログインした際、サーバ110とのHTTPS等を用いた通信用のセッションを接続する。そして、接続した通信用のセッションのIDに対応付けて、サーバ110の通信用のアドレス等を記憶しておく。そして、接続した通信用のセッションを用いて、サーバ110にデータを送信する。
制御部333は、サーバ110により提供される決済サービス等の各種のサービスを利用する処理を行う。
表示制御部334は、制御部333の指示に従い、サーバ110から受信した情報等に基づいて、POS端末140の表示画面を制御する。
記憶部335は、サーバ110により提供されるサービス等を利用するための情報を記憶する。
<実施形態の処理>
図4から図6を参照し、実施形態に係る通信システム1の処理について説明する。図4は、実施形態に係る通信システム1の処理のシーケンスの一例を示す図である。図5Aは、実施形態に係る決済情報記憶部3151に記憶されている決済情報の一例を示す図である。図5Bは、実施形態に係るユーザ情報記憶部3152に記憶されているユーザ情報の一例を示す図である。図5Cは、実施形態に係る事業者情報記憶部3153に記憶される事業者情報の一例を示す図である。図6は、実施形態に係る二次元コード等の出力の一例について説明する図である。以下で、POS端末140が設置されている店舗を店舗Aとも称する。
ステップS1において、POS端末140は、商品の代金を判定する。ここで、POS端末140は、例えば、端末120のユーザ(顧客)が店舗で商品を購入する際に、レジに運ばれてきた1以上の各商品のバーコードをそれぞれ読み取り、各バーコードに対応付けられた単価の合計値等を代金とする。なお、商品の代金には、消費税等による税額が含まれてもよい。
続いて、POS端末140は、端末120のユーザから店員に支払われた現金の額(受け取り額)を入力する操作を店員から受け付ける(ステップS2)。ここで、例えば、店員は、釣り銭となる金額(ユーザから店員に支払われた現金の額と、商品の代金との差額)の少なくとも一部を、サーバ110により提供される決済サービスの残高に入金することを端末120のユーザに提案し、端末120のユーザから口頭で承諾されてもよい。または、例えば、店員は、端末120のユーザから口頭で、釣り銭となる金額の少なくとも一部を、サーバ110により提供される決済サービスの残高に入金することを要求されるものとしてもよい。
続いて、POS端末140は、店員の操作に応答して、決済情報をサーバ110に送信する(ステップS3)。なお、決済情報には、端末120のユーザから店員に支払われた現金の額の情報と、商品の代金の情報が含まれてもよい。商品の代金の情報には、購入された各商品の消費税額等の情報が含まれてもよい。また、決済情報には、端末120のユーザから店員に支払われた現金の額(受け取り額)と、商品の代金との差額の情報が含まれてもよい。
また、決済情報には、釣り銭となる金額のうち、端末120のユーザへ現金にて返却されない金額の情報が含まれてもよい。これにより、例えば、ユーザは、釣り銭が紙幣と硬貨により渡される額となる場合に、紙幣により渡されない額(硬貨により渡されることとなる額)のみを入金し、紙幣により渡される額は紙幣で受け取ることができる。この場合、例えば、差額が4896円の場合、894円を入金に用い、4千円は紙幣で受け取ることができる。
また、決済情報には、例えば、POS端末140が設置されている店舗の識別情報、または当該店舗の事業者の識別情報である店舗IDが含まれてもよい。なお、サーバ110は、予め店舗IDを用いてサーバ110にログインしているPOS端末140から受信したデータの通信用のセッションのIDに基づいて、POS端末140の店舗IDを取得してもよい。
続いて、サーバ110は、二次元コード等の識別情報であるコードID(QRID、「コードに関する情報」の一例。)を生成(決定)する(ステップS4)。ここで、サーバ110は、コードIDの有効期限(例えば、1月以内、または1年以内等)も決定してもよい。
続いて、サーバ110は、受信した入金要求に基づいて、ユーザに付与する特典を判定し、判定した特典の内容を、特典情報記憶部3154に記憶させる(ステップS5)。なお、ユーザに付与する特典には、受け取り額と代金との差額を残高に入金することも含まれる。サーバ110は、例えば、POS端末140の店舗の事業者から徴収する入金の手数料の少なくとも一部を、特典としてユーザに付与してもよい。また、サーバ110は、例えば、サーバ110の決済サービスを運営する事業者が負担する費用を、特典としてユーザに付与してもよい。また、サーバ110は、例えば、法令等により、店舗での決済の電子データを当局に提出した場合には消費税等の少なくとも一部(例えば、消費税等により徴収した額の半額)が還元される等の場合、還元された額を特典としてユーザに付与してもよい。なお、ステップS5の処理については後述する。
続いて、サーバ110は、受信した決済情報、生成したコードID、判定した特典の特典IDを対応付けて、決済情報記憶部3151に記憶させる(ステップS6)。なお、ポイントは、例えば、サーバ110により提供される決済サービスでの支払いに利用できるデータである。なお、サーバ110は、ポイントに対して設定されている有効期限を経過した場合は、当該ポイントを失効させ、使用出来ないようにしてもよい。
これにより、現金で支払った場合の釣り銭をポイントとして蓄積できるため、キャッシュレス決済を普及させることができ、消費税等の徴収をより適切に行えるようにすることができる。
(決済情報記憶部3151)
図5Aの例では、決済情報記憶部3151には、決済IDに対応付けて、決済日時、店舗ID、受け取り額、代金、差額、コードID、有効期限、及び特典IDが記憶される。
決済IDは、商品の購入のために代金が支払われた決済の識別情報である。決済IDは、サーバ110により決定されてもよいし、POS端末140により決定されてもよい。決済日時は、決済IDに係る決済が行われた日時である。店舗IDは、当該決済が行われた店舗の識別情報、または当該店舗の事業者の識別情報である。受け取り額は、ユーザから店員に支払われた現金の額である。代金は、商品の代金である。差額は、受け取り額と代金との差額である。有効期限は、コードIDの有効期限である。特典IDは、差額を入金したことによりユーザに付与される特典の識別情報である。
なお、サーバ110は、POS端末140から受信した決済情報に基づいて、決済日時、店舗ID、受け取り額、代金、及び差額の項目を記憶する。
続いて、サーバ110は、コードID、コードIDの有効期限、及び特典の情報をPOS端末140に送信する(ステップS7)。なお、サーバ110は、コードIDの代わりに、コードIDを格納した二次元コード等の画像をPOS端末140に送信してもよい。
続いて、POS端末140は、コードIDを格納した二次元コード等の画像、及び特典の情報を出力する(ステップS8)。ここで、POS端末140は、商品の代金の支払いを受けたことを証明するためのレシート(領収書)に、二次元コード等の画像を印刷してもよい。これにより、例えば、ユーザは、端末120を自宅等に置いてきた等のため、代金の支払い時に携帯していない場合、及び端末120のバッテリー残量が少ないため代金の支払い時に端末120を使用できない場合であっても、後から以降の処理を実行させることができる。また、例えば、サーバ110により提供される決済サービスのアカウントを代金の支払い時にユーザが開設していない場合でも、後から以降の処理を実行させることができる。
図6の例では、POS端末140は、レシート601の紙に、店舗名等611、店舗の住所612、決済日時613、各商品の商品名及び単価614、合計額(代金)615、受け取り額616、合計額615と受け取り額616との差額617を印刷している。また、二次元コード等を読み取るとサーバ110により提供される決済サービスの残高に入金されることを示すメッセージ621、残高に入金される額622、入金によりユーザに付加される特典623、入金の有効期限(コードIDの有効期限)624、及び二次元コード等の画像625を印刷している。
なお、POS端末140は、POS端末140の画面に二次元コード等の画像を表示してもよい。
続いて、端末120は、二次元コード等の画像からコードIDを読み取る操作をユーザから受け付ける(ステップS9)。なお、サーバ110は、ステップS7の処理で、コードID等に加え、サーバ110が提供する決済サービス用のアプリケーションをダウンロードするためのURL(Uniform Resource Locator)もPOS端末140に送信してもよい。そして、POS端末140は、ステップS8の処理で、当該URLの情報も二次元コード等の画像に格納してもよい。そして、端末120は、当該決済サービス用のアプリケーション以外のアプリケーションで二次元コード等の画像を読み取った場合は、ユーザの操作に応答して当該URLにアクセスし、当該決済サービス用のアプリケーションをダウンロード、及びインストールできるようにしてもよい。
続いて、端末120は、入金要求をサーバ110に送信する(ステップS10)。なお、入金要求には、読み取ったコードIDが含まれる。また、入金要求には、端末120のユーザのユーザIDが含まれてもよい。なお、サーバ110は、予めユーザIDを用いてサーバ110にログインしている端末120から受信したデータの通信用のセッションのIDに基づいて、端末120のユーザのユーザIDを取得してもよい。
なお、端末120は、ユーザがサーバ110により提供される決済サービスのアカウントを有していない場合、当該アカウントを開設するための入力画面を表示し、ユーザから入力されたユーザに関する情報等、及び口座開設を要求する情報も入金要求に含めてサーバ110に送信してもよい。なお、ユーザに関する情報には、例えば、ユーザの端末120の電話番号、ユーザの氏名、メールアドレス等が含まれてもよい。
また、ユーザが、サーバ110により提供される電子商取引サービス、及びSNS等の決済サービス以外の各種サービスのアカウントをすでに有している場合、ユーザに関する情報には、当該各種サービスにおけるユーザのアカウントIDが含まれてもよい。この場合、サーバ110は、当該アカウントIDに係るアカウントに登録されているユーザの端末120の電話番号等を用いて、決済サービスのアカウントを新規に開設してもよい。
続いて、サーバ110は、コードIDに対応付けられた特典に基づいて、ユーザ情報記憶部3152に記憶されている端末120のユーザの残高に加算する(ステップS11)。ここで、サーバは、決済情報記憶部3151を参照し、端末120から受信した入金要求に含まれるコードIDに対応付けられた特典IDを取得する。そして、特典情報記憶部3154を参照し、当該特典IDに対応付けられた入金額等を、ユーザの残高に加算する。
なお、ユーザが複数回の支払いを行うことで、複数の異なる二次元コード等の画像を取得した場合は、所定期間以内にまとめて複数の異なる二次元コード等の画像を読み取ることがあり得る。この場合、当該複数の異なる二次元コード等のそれぞれに対応づけられた複数の特典を統合してユーザに付与してもよい。
なお、サーバ110は、受信した入金要求に、口座開設を要求する情報、及びユーザに関する情報が含まれる場合、ユーザに関する情報に基づいて、当該ユーザに対する決済サービス用の口座(アカウント)を生成し、当該ユーザのユーザ情報をユーザ情報記憶部3152に記憶させる。これにより、ユーザは、現金による決済時に決済サービスの口座を有していない場合でも、釣り銭を受け取らずに、決済サービスの口座に入金することができる。
(ユーザ情報記憶部3152)
図5Bの例では、ユーザ情報記憶部3152には、ユーザIDに対応付けて、入金額、ポイント、店舗限定ポイント(クーポン)及び個人情報が記憶されている。ユーザIDは、ユーザの識別情報である。入金額は、例えば、銀行、クレジットカード、及び店舗のレジ等を用いてチャージされた金額(入金額)である。ポイントは、例えば、当該ユーザが付与された、代金の支払いに利用可能なポイントである。なお、1ポイントで1円分の支払いができるようにしてもよい。店舗限定ポイント(クーポン)は、POS端末140の店舗の事業者の店舗等でのみ使用できるポイントである。個人情報は、当該ユーザの個人情報であり、例えば、氏名、年齢、住所、性別、電話番号、メールアドレス等の情報が含まれてもよい。図5Bの例では、ユーザAが店舗Aでの決済に利用可能な金額(店舗Aに対する残高)は、入金額が223円、ポイントが100円分、店舗限定ポイントが5745円分であるため、合計6068円である。
なお、サーバ110は、残高のうち、入金額については、ユーザに指定された銀行口座に出金できるようにする、及びATM(Automated/automatic Teller Machine、現金自動預け払い機)等で引き出せるようにすることで、現金化できるようにしてもよい。また、サーバ110は、残高のうち、ポイント、及び店舗限定ポイントを含む各種ポイントについては、現金化できないようにしてもよい。また、サーバ110は、残高のうち、各種ポイントについては、各種ポイントが付与されてから所定期限が経過した等により有効期限を超過した場合は失効(消滅)させるようにしてもよい。
なお、サーバ110は、決済情報記憶部3151を参照し、端末120から受信した入金要求に含まれるコードIDの有効期限を取得する。そして、端末120から入金要求を受信した日時が、当該有効期限よりも後である場合、コードIDが失効していると判断し、端末120にコードIDが失効している旨のメッセージを返信し、処理を終了してもよい。なお、サーバ110は、コードIDの有効期限が経過した場合、コードIDに対応付けられた特典を失効させる。そして、サーバ110は、コードIDに対応付けられた受け取り額と代金との差額を、事業者情報記憶部3153に記憶されているPOS端末140の店舗の事業者等の残高から減算してもよいし、減算しなくともよい。
続いて、サーバ110は、コードIDに対応付けられた金額等を、事業者情報記憶部3153に記憶されているPOS端末140の店舗の事業者等の残高から減算する(ステップS12)。ここで、サーバは、決済情報記憶部3151を参照し、端末120から受信した入金要求に含まれるコードIDに対応付けられた特典IDを取得する。そして、特典情報記憶部3154を参照し、当該特典IDに対応付けられた原資情報に基づいて、POS端末140の店舗の事業者等の残高から減算する。後述する図8の特典情報記憶部3154に記憶されている特典情報の例では、店舗Aの事業者等の残高からX円を減算する。また、税金から還元するための残高から223円を減算する。
(事業者情報記憶部3153)
図5Cの例では、事業者情報記憶部3153には、店舗IDに対応付けて、入金額、及び店舗情報が記憶されている。店舗情報は、店舗に関する情報であり、例えば、店舗の名称、店舗の事業者の名称、店舗の住所等が含まれてもよい。
≪特典判定処理≫
次に、図7、及び図8を参照し、図4のステップS5の、ユーザに付与する特典を判定する処理について説明する。図7は、実施形態に係るサーバ110の特典判定処理の一例を示すフローチャートである。図8は、実施形態に係る特典情報記憶部3154に記憶されている決済情報の一例を示す図である。
ステップS101において、制御部313は、受け取り額と代金との差額に基づいて、特典を判定し、判定した特典を特典情報記憶部3154に記憶させる。
(特典情報記憶部3154)
図8の例では、特典情報記憶部3154には、特典IDに対応付けて、入金額、ポイント、店舗限定ポイント(クーポン)、及び原資情報が記憶されている。原資情報は、各特典の費用を負担する各事業者等と、サーバ110が各事業者から徴収する金額の情報である。入金額、ポイント、及び店舗限定ポイント(クーポン)は、それぞれ特典の一例である。
制御部313は、ステップS101の処理で、例えば、当該差額の所定の割合の特典をユーザに付与してもよい。この場合、制御部313は、差額が5522円であり、当該所定の割合が5%である場合、1円未満の端数を切り捨てた276円分の店舗限定ポイントを、POS端末140の店舗の事業者の原資でユーザに付与してもよい。この場合、制御部313は、図8の特典情報記憶部3154の原資情報に、店舗Aの事業者から276円等を徴収すること示す情報を含めて記憶させる。
なお、POS端末140の店舗の事業者は、店舗の営業を行う際に、予め釣り銭用の現金を用意しておく必要がある。この現金の金額をレジ等に保管するために、例えば、当該金額を銀行に預金した場合に得られる利子を得られないこととなる。また、当該金額を銀行から借りた場合は金利を払う必要がある。また、多額の現金をレジ等に保管することは防犯上も問題がある。また、店員が釣り銭を間違えてユーザに多く渡す等により、店舗の一日の売り上げと現金の出入りが一致しない問題も発生する。ステップS101の処理によれば、POS端末140の店舗の事業者は、このような問題を解決できるとともに、釣り銭となる額の一定割合等を店舗限定ポイントでユーザに付与することにより、ユーザに再度の来店を促すクーポンのような特典を付与することができる。
また、制御部313は、受け取り額と代金との差額のうち、紙幣での釣り銭とならない金額を硬貨で返す場合の硬貨の枚数に基づいて決定したポイント等をユーザに付与してもよい。この場合、制御部313は、例えば、当該差額が1999円の場合、硬貨で返す場合の硬貨の枚数は、500玉1枚、100円玉4枚、50玉1枚、10円玉4枚、5玉1枚、1円玉4枚であるため15枚であるため、1枚当たり1円分として15円分の特典をユーザに付与してもよい。
続いて、制御部313は、受け取り額と代金との差額が入金された回数に基づいて、特典を判定する(ステップS102)。この場合、制御部313は、例えば、各ユーザに対して、所定期間(例えば、1か月)内に所定回数(例えば、5回)まで、一律額(例えば、100円)のポイント等をユーザに付与してもよい。
図8の特典情報記憶部3154の例では、ステップS101、及びステップS102の処理の例で、特典として、100円分のポイントが付与されることが記憶されている。
続いて、制御部313は、購入された商品の代金に基づいて、特典を判定する(ステップS103)。ここで、法令等により、消費税等により徴収した額の一定割合が還元される等の場合、制御部313は、還元される額を入金額またはポイントとしてユーザに付与してもよい。この場合、例えば、消費税が商品の代金の10%、法令等により当局から還元される額が消費税等により徴収した額の半額である場合、制御部313は、商品の代金の5%の額を入金額としてユーザに付与してもよい。この場合、代金が4478円であれば、制御部313は、1円未満の端数を切り捨てた223円を特典として入金額に加算してもよい。図8の特典情報記憶部3154の例では、特典として、223円の入金額が付与(還元)されることが記憶されている。
これにより、ユーザは、現金で支払った場合でも、釣り銭をサーバ110により提供される決済サービスの残高に入金して、決済のデータを電子データとして残すことにより、消費税等の還元を受けられる。そのため、ユーザは、端末120を自宅等に置いてきた等のため、代金の支払い時に携帯していない場合、端末120のバッテリー残量が少ないため代金の支払い時に端末120を使用できない場合、及び、サーバ110により提供される決済サービスのアカウントを代金の支払い時に開設していない場合でも、消費税等の還元を受けることができる。
また、制御部313は、例えば、受け取り額と代金との差額を残高の入金額とせず、当該差額を店舗限定ポイントとしてユーザに付与してもよい。また、制御部313は、代金に対する所定割合(例えば、5%)の額を、POS端末140の店舗の事業者の原資で店舗限定ポイントとしてユーザに付与してもよい。この場合、制御部313は、図8の特典情報記憶部3154の原資情報に、店舗Aの事業者から当該代金に対する所定割合の額等を徴収すること示す情報を含めて記憶させる。この場合、例えば、代金が4478円、差額が5522円の場合、制御部313は、1円未満の端数を切り捨てた5745(=5522+4478×0.05)円分の店舗限定ポイントをユーザに付与してもよい。図8の特典情報記憶部3154の例では、特典として、差額の5522円が入金額としては残高に入金されないものの、店舗Aで使用可能な5745円分の店舗限定ポイントが付与されることが記憶されている。これにより、POS端末140の店舗の事業者は、代金の少なくとも一部と、釣り銭となる額を、ユーザに再度の来店を促すクーポンのようにユーザに付与することができる。また、ユーザは、再度の来店時には、釣り銭で受け取る場合よりも大きな額分のポイントを店舗A等で決済に使用することができる。
続いて、制御部313は、ユーザの登録内容、時期、及び端末120の位置に基づいて、特典を判定し(ステップS104)、処理を終了する。ここで、制御部313は、例えば、口座開設を要求する情報等を含む入金要求を端末120から受信し、口座を新規に開設した日時が所定のキャンペーン期間中である場合、所定額のポイント等をユーザに付与してもよい。
また、制御部313は、入金要求に、決済サービスの口座に入金することができる銀行口座の情報が含まれる場合、所定額のポイント等をユーザに付与してもよい。これにより、例えば、受け取り額と代金との差額を決済サービスの残高に入金するための操作を行う際に、決済サービスをユーザが使用し易くするための設定を行う操作も行うことのインセンティブを与えることができる。
また、制御部313は、POS端末140から決済情報を受信してから所定時間内(例えば、30分以内)に、口座開設を要求する情報等を含む入金要求を端末120から受信した場合、所定額のポイント等をユーザに付与してもよい。なお、所定時間の計測開始契機は決済情報を受信したことに限られない。例えば、決済情報を受信したことに代えて、コードIDを生成したことや、コードIDを送信したことなどであってもよい。これにより、例えば、ユーザに、レジで支払いを終えてからすぐに手続きを行うことのインセンティブを与えることができる。
また、制御部313は、口座開設を要求する情報等を含む入金要求と、端末120の現在の位置情報を端末120から受信し、端末120の現在の位置情報が、POS端末140が設置されている店舗の位置に応じた所定範囲内(例えば、店舗の住所から半径500m以内)である場合、所定額のポイント等をユーザに付与してもよい。これにより、例えば、ユーザに、レジで支払いを終えてからすぐに手続きを行うことのインセンティブを与えることができる。
<第1実施例>
図4の例では、サーバ110がコードIDを生成する例について説明したが、POS端末140がコードIDを生成するようにしてもよい。この場合、POS端末140は、図4のステップS3の処理で、コードIDを生成し、生成したコードIDを決済情報に含めてサーバ110に送信するようにしてもよい。この場合、POS端末140は、日時、及び店舗IDに基づいて、通信システム1で一意なコードIDを生成してもよい。この場合、図4のステップS5、及びステップS7の処理は不要となる。
1 通信システム
110 サーバ
120 端末
130 ネットワーク
140 POS端末
200 情報処理装置
311 受付部
312 送受信部
313 制御部
314 表示制御部
315 記憶部
3151 決済情報記憶部
3152 ユーザ情報記憶部
3153 事業者情報記憶部
3154 特典情報記憶部
321 受付部
322 送受信部
323 制御部
324 表示制御部
325 記憶部
331 受付部
332 送受信部
333 制御部
334 表示制御部
335 記憶部

Claims (10)

  1. 情報処理装置が、
    店舗においてユーザにより商品が購入される際に現金で支払われた決済の情報を受信する処理と、
    前記決済の情報と、前記店舗の情報処理端末により出力されるコードに関する情報とを対応付けて記憶する処理と、
    前記コードに関する情報を前記ユーザの情報処理端末から受信した場合、前記ユーザにより現金で支払われた額と前記商品の代金との差額に基づいた金額を、前記ユーザの残高に加算する処理と、を実行する情報処理方法。
  2. 前記加算する処理は、前記差額と、前記差額に応じた額を前記ユーザの残高に加算する、請求項1に記載の情報処理方法。
  3. 前記情報処理装置が、
    前記差額に応じた額を前記店舗の事業者の残高から減算する処理を実行し、
    前記加算する処理は、前記差額に応じた額を、前記店舗に対応付けられた事業者に対する決済でのみ使用可能なポイントで前記ユーザの残高に加算する、請求項2に記載の情報処理方法。
  4. 前記決済の情報は、前記店舗において前記ユーザにより購入された商品の代金の情報を含み、
    前記加算する処理は、前記代金に応じた額を前記ユーザの残高に加算する、請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理方法。
  5. 前記情報処理装置が、
    前記代金に応じた額を前記店舗の事業者の残高から減算する処理を実行し、
    前記加算する処理は、前記代金に応じた額を、前記店舗に対応付けられた事業者に対する決済でのみ使用可能なポイントで前記ユーザの残高に加算する、請求項4に記載の情報処理方法。
  6. 前記加算する処理は、
    前記コードに関する情報と前記ユーザの情報とを受信した場合、前記ユーザのアカウントを生成し、生成したアカウントの残高に加算する、請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理方法。
  7. 前記加算する処理は、
    前記決済の情報を受信した以降の所定時間内に、前記コードに関する情報を前記ユーザの情報処理端末から受信した場合、前記ユーザの残高に第1額をさらに加算する、請求項6に記載の情報処理方法。
  8. 前記加算する処理は、
    前記ユーザの情報処理端末から受信した位置情報が前記店舗の位置に応じた所定範囲内である場合、前記ユーザの残高に第2額をさらに加算する、請求項6または7に記載の情報処理方法。
  9. 店舗においてユーザにより商品が購入される際に現金で支払われた決済の情報を受信する受信部と、
    前記決済の情報と、前記店舗の情報処理端末により出力されるコードに関する情報とを対応付けて記憶部に記憶させ、
    前記コードに関する情報を前記ユーザの情報処理端末から受信した場合、前記ユーザにより現金で支払われた額と前記商品の代金との差額に基づいた金額を、前記ユーザの残高に加算する制御部と、を有する情報処理装置。
  10. 情報処理装置に、
    店舗においてユーザにより商品が購入される際に現金で支払われた決済の情報を受信する処理と、
    前記決済の情報と、前記店舗の情報処理端末により出力されるコードに関する情報とを対応付けて記憶する処理と、
    前記コードに関する情報を前記ユーザの情報処理端末から受信した場合、前記ユーザにより現金で支払われた額と前記商品の代金との差額に基づいた金額を、前記ユーザの残高に加算する処理と、を実行させるプログラム。
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