JP7144634B1 - 情報処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】特典の付与に伴う送客に対する対価を決定する。【解決手段】決済処理装置1は、ユーザの店舗における商品の購入に対応する決済金額と、ユーザを識別するためのユーザIDとを取得する要求受信部132及び決済用情報受信部134と、取得した決済金額よりも多い、ユーザに対して請求される基準金額を特定し、特定した基準金額から決済金額を減算して得られる差額を算出し、ユーザに請求される基準金額の支払処理が実行されたことを条件に、算出された差額を、取得したユーザIDに関連付けて蓄積する決済処理部135と、ユーザを示すユーザIDに関連付けて蓄積された一以上の差額の合計額が所定の条件を満たすと、ユーザに特典を付与する特典付与部136とを有する。【選択図】図2

Description

本発明は、情報処理方法に関する。
従来、電子通貨を用いた電子決済が普及している(例えば、特許文献1参照)。
特開2021-056777号公報
電子通貨による決済を行う場合、簡単に決済できることから、ユーザが支出額を把握しにくいという問題がある。このため、ユーザの中には、支出を管理しやすくしたいというユーザも存在する。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、ユーザの支出を管理しやすくすることを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に係る情報処理方法は、コンピュータが実行する、ユーザの店舗における商品の購入に対応する決済金額と、前記ユーザを識別するためのユーザ識別情報とを取得するステップと、取得した前記決済金額よりも多い、前記ユーザに対して請求される基準金額を特定するステップと、特定した前記基準金額から前記決済金額を減算して得られる差額を算出するステップと、前記ユーザに請求される基準金額の支払処理が実行されたことを条件に、算出した前記差額を、取得した前記ユーザ識別情報に関連付けて蓄積するステップと、前記ユーザを示す前記ユーザ識別情報に関連付けて蓄積された一以上の前記差額の合計額が所定の条件を満たすと、前記ユーザに特典を付与するステップと、を有する。
前記情報処理方法は、前記コンピュータが実行する、前記ユーザ識別情報と、前記基準金額の算出に用いる単位額である基準単位額とを関連付けて記憶部に記憶させるステップをさらに有し、前記基準金額を特定するステップにおいて、前記コンピュータは、前記ユーザ識別情報に関連付けて前記記憶部に記憶されている前記基準単位額の倍数に対応する金額のうち、前記決済金額以上となる最も小さい金額を前記基準金額と特定してもよい。
前記基準単位額を記憶させるステップにおいて、前記コンピュータは、前記基準単位額を前記ユーザが使用するユーザ端末から受け付けることにより、前記ユーザのユーザ識別情報と、前記基準単位額とを関連付けて前記記憶部に記憶させてもよい。
前記情報処理方法は、前記コンピュータが実行する、前記差額の合計額に対して付与される特典の選択を受け付け、前記ユーザの前記ユーザ識別情報と、受け付けた前記特典を識別するための特典識別情報とを関連付けて記憶部に記憶させるステップをさらに有し、前記記憶部は、前記特典識別情報と、当該特典識別情報が示す特典の内容を示す情報と、当該特典に対応する前記所定の条件を示す条件情報とを関連付けて記憶し、前記特典を付与するステップにおいて、前記コンピュータは、前記ユーザ識別情報に関連付けられている前記特典識別情報に対応する前記条件情報を特定し、前記ユーザ識別情報に関連付けて蓄積された前記差額の合計額が、特定した前記条件情報が示す前記所定の条件を満たすと、前記ユーザに特典を付与してもよい。
前記所定の条件は、前記差額の合計額が所定の金額以上となることであり、前記特典を付与するステップにおいて、前記コンピュータは、前記ユーザ識別情報に関連付けて蓄積された前記差額の合計額が、前記所定の金額以上であることを条件として、前記ユーザに特典を付与してもよい。
前記特典を付与するステップにおいて、前記コンピュータは、前記ユーザ識別情報に関連付けて蓄積された前記差額の合計額が前記所定の金額以上であることを条件として、前記所定の金額に対応する前記特典を前記ユーザに付与してもよい。
前記特典を付与するステップにおいて、前記コンピュータは、前記特典を前記ユーザに付与するとともに、蓄積された前記差額の合計額から、前記特典に対応する金額を差し引いてもよい。
前記蓄積するステップにおいて、前記コンピュータは、前記特典の付与とは異なる用途への利用が制限された前記差額を、取得した前記ユーザ識別情報に関連付けて蓄積してもよい。
前記特典を付与するステップにおいて、前記コンピュータは、前記差額の合計額から差し引かれる金額よりも金銭価値の大きい前記特典を前記ユーザに付与してもよい。
前記特典を付与するステップにおいて、前記コンピュータは、前記ユーザ識別情報に関連付けて蓄積された前記差額の合計額が所定の条件を満たすと、前記ユーザが使用するユーザ端末から前記特典の付与に係る操作を受け付けることなく、前記ユーザに前記特典を付与してもよい。
前記取得するステップにおいて、前記コンピュータは、前記決済金額と、前記ユーザ識別情報と、前記店舗又は前記店舗の運営する事業者を識別するための店舗識別情報とを取得し、前記蓄積するステップにおいて、前記コンピュータは、算出した前記差額を、取得した前記ユーザ識別情報と、取得した前記店舗識別情報とに関連付けて蓄積し、前記ユーザを示す前記ユーザ識別情報及び前記店舗識別情報に関連付けて蓄積された前記差額の合計額が所定の条件を満たすと、前記ユーザに、前記店舗識別情報が示す店舗に対応する前記特典を付与してもよい。
前記情報処理方法は、前記コンピュータが実行する、前記ユーザが使用するユーザ端末から、複数の特典のうちの前記ユーザが選択した特典を示す特典情報を受け付けることにより、前記ユーザに対応する前記ユーザ識別情報と、前記特典情報とを関連付けて記憶部に記憶させるステップをさらに有し、前記特典を付与するステップにおいて、前記コンピュータは、前記ユーザ識別情報に関連付けて蓄積された前記差額の合計額が所定の条件を満たすと、前記ユーザ識別情報に関連付けて前記記憶部に記憶されている前記特典情報が示す特典を前記ユーザに付与してもよい。
前記特典を付与するステップにおいて、前記コンピュータは、前記ユーザを示す前記ユーザ識別情報に関連付けて蓄積された前記差額の合計額が所定の条件を満たすと、複数の特典の中から抽選により選択された特典を前記ユーザに付与してもよい。
前記情報処理方法は、前記コンピュータが実行する、前記ユーザが使用するユーザ端末から、蓄積された前記差額の合計額の取得要求を取得すると、前記ユーザの前記ユーザ識別情報に関連付けられている前記差額の合計額を示す情報を前記ユーザ端末に送信するステップをさらに有してもよい。
前記所定の条件は、前記差額の合計額が所定の金額以上となることであり、前記差額の合計額を示す情報を送信するステップにおいて、前記コンピュータは、前記差額の合計額を示す情報と、前記所定の金額に対する前記差額の合計額の割合を示す情報とを前記ユーザ端末に送信してもよい。
前記決済金額を取得するステップにおいて、前記コンピュータは、所定の決済方法により行われる決済に対応する前記決済金額を取得し、前記蓄積するステップにおいて、前記コンピュータは、前記所定の決済方法により行われる決済に対応する前記決済金額に基づいて算出される前記差額を、取得した前記ユーザ識別情報に関連付けて蓄積してもよい。
前記特典を付与するステップにおいて、前記コンピュータは、前記特典を前記ユーザに付与するとともに、蓄積された前記差額の合計額から、前記特典に対応する金額のうちの一部の金額を差し引き、前記情報処理方法は、前記コンピュータが実行する、前記特典に対応する金額のうちの残りの金額を前記所定の決済方法に係る決済サービスを提供する事業者が負担する金額として特定するステップをさらに有してもよい。
本発明によれば、ユーザの支出を管理しやすくすることができるという効果を奏する。
決済システムの概要を示す図である。 決済処理装置の機能構成を示す図である。 設定情報の一例を示す図である。 差額管理情報の一例を示す図である。 特典管理情報の一例を示す図である。 ユーザ端末の機能構成を示す図である。 店舗端末の機能構成を示す図である。 決済システムの動作シーケンス図である。 MPM方式のコード決済に対応した決済システムの動作シーケンス図である。
[決済システムSの概要]
図1は、決済システムSの概要を示す図である。決済システムSは、ユーザが店舗において商品又はサービスを購入する場合に、ユーザが所持するユーザ端末2又は店舗が使用する店舗端末3から、決済要求を受信したことに応じて決済を行うシステムである。
決済システムSは、情報処理装置としての決済処理装置1と、ユーザ端末2と、店舗端末3とを備える。決済処理装置1は、購入金額の決済を行うサーバである。ユーザ端末2は、ユーザが使用する情報端末であり、例えばスマートフォン、タブレット又はパーソナルコンピュータである。店舗端末3は、例えばPOS端末である。
以下、図1を参照しながら、決済が完了するまでの流れを説明する。なお、以下の説明において、商品又はサービスをまとめて商品という。まず、ユーザは、店舗において商品の購入を行う。決済処理装置1は、所定の決済方式に対応して、ユーザ端末2と店舗端末3との少なくともいずれかから、ユーザを識別するためのユーザIDと、店舗を識別するための店舗IDと、ユーザの店舗における商品の購入に関する決済金額を含む決済情報とを受信する(図1における(1))。ユーザIDは、例えば、決済処理装置1に係る決済サービスを提供する決済事業者がユーザに付与するIDである。店舗IDは、例えば、決済事業者が店舗に付与するIDである。店舗IDは、店舗を識別するものとするが、さらに、店舗の運営者又は店舗の運営する事業者を識別するための情報であってもよい。
所定の決済方式は、例えば、コードを用いた決済方式である。コードを用いた決済方式には、CPM(Consumer Presented Mode)方式の決済方式と、MPM(Merchant Presented Mode)方式の決済方式とが含まれる。CPM方式は、二次元バーコード等の決済用コードをユーザ端末2に表示させ、店舗側で決済用コードが読み込まれたことに応じて決済を行う方式である。MPM方式は、決済用コードが店舗で提示され、ユーザ側で決済用コードが読み込まれたことに応じて決済を行う方式である。以下の説明において、コードを用いた決済方式をコード決済という。
決済処理装置1は、ユーザIDと、店舗IDと、決済情報とを受信すると、決済情報に含まれる決済金額よりも多い、ユーザに対して請求される基準金額を特定する(図1における(2))。基準金額は、基準単位額の倍数に対応する金額のうち、決済金額以上となる最も小さい金額である。決済処理装置1は、特定した基準金額から、受信した決済情報に含まれる決済金額を減算して得られる差額を算出する(図1における(3))。
決済処理装置1は、受信したユーザIDと、店舗IDと、算出した差額と、決済金額とに基づいて決済を行う(図1における(4))。決済処理装置1は、例えば、ユーザIDに関連付けられているユーザの口座の残高から基準金額を差し引くとともに、店舗IDに関連付けられている口座の残高に決済金額を入金する。これにより、商品の購入に伴うユーザの支出は、基準単位額の倍数となることから、ユーザは、支出を管理しやすくなる。
決済処理装置1は、ユーザIDに関連付けて、算出した差額を蓄積する。これにより、決済が行われるたびに差額が算出され、ユーザIDに関連付けられている差額の合計額が増加する。決済処理装置1は、ユーザIDに関連付けて蓄積された差額の合計額が所定の条件を満たすと特典を付与する(図1における(5))。このように、ユーザIDに蓄積された差額に応じて特典が付与されることから、ユーザは、特典が付与されることを目指して差額を蓄積することができる。
以下、決済処理装置1、ユーザ端末2及び店舗端末3の構成の詳細を説明する。なお、以下において、所定の決済方式がCPM方式のコード決済であるものとして説明を行う。
[決済処理装置1の機能構成]
図2は、決済処理装置1の機能構成を示す図である。決済処理装置1は、通信部11と、記憶部12と、制御部13とを有する。
通信部11は、インターネット等のネットワークを介してユーザ端末2及び店舗端末3とデータを送受信するための通信インターフェースである。
記憶部12は、各種のデータを記憶する記憶媒体であり、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、及びハードディスク等を有する。記憶部12は、制御部13が実行するプログラムを記憶する。記憶部12は、制御部13を、設定部131、要求受信部132、トークン送信部133、決済用情報受信部134、決済処理部135、特典付与部136、及び通知部137として機能させる決済用プログラムを記憶する。
また、記憶部12は、ユーザごとの基準単位額を示す設定情報を記憶する。図3は、設定情報の一例を示す図である。図3に示すように、設定情報は、ユーザIDと、基準単位額と、ユーザが指定した特典を識別するための特典IDとを関連付けた情報である。ここで、基準単位額は、10円、50円、100円のように、乗算しても相対的に小さい位の数値が変化しなかったり、小さいくらいの数値の変化が少なかったりする金額である。
また、記憶部12は、差額の合計額を管理するための差額管理情報を記憶する。図4は、差額管理情報の一例を示す図である。図4に示すように、差額管理情報は、ユーザIDと、差額の合計額とを関連付けた情報である。なお、差額管理情報には、ユーザのユーザIDと、当該ユーザに対応する複数の決済それぞれが行われた決済時刻と、複数の決済それぞれにおいて算出された差額とを関連付けた情報である差額明細情報が含まれていてもよい。
また、記憶部12は、蓄積された差額の合計額に対して付与される特典を管理する特典管理情報を記憶する。図5は、特典管理情報の一例を示す図である。図5に示すように、特典管理情報は、特典の特典IDと、特典の内容を示す特典情報と、特典が付与される付与条件を示す条件情報とを関連付けた情報である。
特典は、例えば、店舗において提供される商品、決済後におけるユーザへの所定の払戻額の払い戻し、又はユーザが店舗等で利用可能なポイントである。なお、特典は、店舗における決済に対応する決済金額に対する所定の割引額の割引であってもよい。ここで、条件情報が示す特典が付与される所定の条件は、例えば差額の合計額が所定の金額以上となることである。また、特典は、所定の金額以上の金銭価値を有しているものとする。
例えば、ユーザが特典ID「T001」の特典が付与されることを選択している場合、特典ID「T001」に関連付けられている特典の付与条件は、「差額の合計額≧1000円」である。この場合、当該ユーザに対応して蓄積された差額の合計額が1000円以上となったことに応じて、差額の合計額のうちの1000円と引き換えに、特典として、1000円以上の金銭価値を有する1100ポイントがユーザに付与される。
制御部13は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。制御部13は、記憶部12に記憶された決済用プログラムを実行することにより、設定部131、要求受信部132、トークン送信部133、決済用情報受信部134、決済処理部135、特典付与部136、及び通知部137として機能する。制御部13の各部の動作の詳細については後述する。
[ユーザ端末2の機能構成]
図6は、ユーザ端末2の機能構成を示す図である。ユーザ端末2は、操作部21と、通信部22と、表示部23と、記憶部24と、制御部25とを有する。制御部25は、操作受付部251と、要求送信部252と、コード生成部253と、表示制御部254とを有する。
操作部21は、ユーザの操作を受け付ける操作デバイスであり、例えば表示部23の表面に設けられたタッチパネルである。操作部21は、ユーザがタッチした位置を示す信号を操作受付部251に通知する。
通信部22は、例えば携帯電話網の基地局との間でデータを送受信するための無線通信インターフェースである。通信部22は、決済処理装置1から受信した決済用データである決済用トークン等をコード生成部253に入力する。
表示部23は、各種の情報を表示するディスプレイである。表示部23は、コード生成部253の制御に基づいて、決済用コードを表示する。
記憶部24は、ROM及びRAM等を含む記憶媒体である。記憶部24は、制御部25が実行するプログラムを記憶している。記憶部24は、制御部25を、操作受付部251、要求送信部252、コード生成部253及び表示制御部254として機能させるプログラムを記憶する。また、記憶部24は、決済処理装置1から受信した決済用トークン、及び決済用トークンに基づいて生成された決済用コード等を記憶する。
制御部25は、例えばCPUであり、記憶部24に記憶されたプログラムを実行することにより、操作受付部251、要求送信部252、コード生成部253及び表示制御部254として機能する。
操作受付部251は、操作部21から入力された信号に基づいて、ユーザの操作内容を特定する。操作受付部251は、特定した操作内容が、決済用コードをユーザ端末2に表示させるための操作である場合に、操作内容を要求送信部252に通知する。要求送信部252は、通信部22を介して、ユーザIDと、決済用コードの発行要求とを決済処理装置1に送信する。
コード生成部253は、決済処理装置1から決済用トークンが送信されると、決済用トークンに基づく決済用コードを生成する。コード生成部253は、例えば、予め定められた規則に基づいて決済用コードを生成する。
表示制御部254は、コード生成部253が生成した決済用コードを表示部23に表示させる。表示制御部254は、決済処理装置1から決済が完了したことを示す決済完了情報を受信すると、当該決済完了情報を表示部23に表示させる。
[店舗端末3の機能構成]
図7は、店舗端末3の機能構成を示す図である。店舗端末3は、操作部31と、読取部32と、通信部33と、表示部34と、記憶部35と、制御部36とを有する。
操作部31は、ユーザの操作を受け付ける操作デバイスであり、例えばユーザが購入する商品を選択するためのボタンや、表示部34の表面に設けられたタッチパネルである。
読取部32は、例えば、バーコードリーダ及びカメラであり、ユーザが購入する商品に付されているバーコードや、ユーザ端末2が表示した決済用コードを読み取る。読取部32は、読み取ったバーコード及び決済用コードが示す情報を制御部36に出力する。
通信部33は、例えば決済処理装置1との間でデータを送受信するための通信インターフェースである。通信部33は、制御部36の制御に応じて、決済用トークン、決済情報を含む決済要求を決済処理装置1に送信する。
表示部34は、各種の情報を表示するディスプレイである。表示部34は、例えば、決済金額を表示する。
記憶部35は、ROM及びRAM等を含む記憶媒体である。記憶部35は、制御部36が実行するプログラムを記憶している。記憶部35は、制御部36を、決済用情報生成部361、トークン取得部362、及び決済用情報送信部363として機能させるプログラムを記憶する。また、記憶部35は、商品IDと、商品の価格とを関連付けた商品DBを記憶する。
制御部36は、例えばCPUであり、記憶部35に記憶されたプログラムを実行することにより、決済用情報生成部361、トークン取得部362、及び決済用情報送信部363として機能する。
決済用情報生成部361は、決済対象の一以上の商品を特定し、決済情報を生成する。具体的には、決済用情報生成部361は、操作部31において店員が入力した商品ID又は読取部32が商品に付されたバーコードから読み取った商品IDを取得することにより、取得した商品IDの商品を決済対象の商品と特定する。決済用情報生成部361は、記憶部35に記憶されている商品DBを参照し、取得した商品IDに関連付けられている商品の価格を特定し、特定した商品の価格を集計する。決済用情報生成部361は、操作部31において精算操作を受け付けると、集計した商品の価格を決済金額に決定する。
決済用情報生成部361は、決定した決済金額と、読み取った商品IDと、店舗を識別するための店舗IDと、決済時刻としての現在時刻を示す決済時刻情報とを含む決済情報を生成する。ここで、決済時刻情報は、現在時刻に限らず、例えば、決済用コードが読み取られた時刻を示す時刻情報であってもよい。
トークン取得部362は、読取部32が、ユーザ端末2に表示された決済用コードを読み取ることにより、決済用コードから抽出した情報を、決済用トークンとして取得する。
決済用情報送信部363は、決済用情報生成部361が決済情報を生成し、トークン取得部362が決済用トークンを取得すると、通信部33を介して、決済用トークンと、決済情報とを含む決済要求を決済処理装置1に送信する。
[制御部13の各部の動作]
続いて、制御部13の各部の動作について説明する。
設定部131は、ユーザが使用するユーザ端末2から、基準単位額を受け付ける。例えば、設定部131は、ユーザ端末2から、基準単位額の設定要求を受け付けたことに応じて、複数の基準単位額をユーザ端末2に表示させ、複数の基準単位額のいずれかの選択を受け付ける。設定部131は、ユーザ端末2から基準単位額の選択を受け付けると、ユーザのユーザIDと、受け付けた基準単位額とを関連付けて、設定情報の一部として記憶部12に記憶させる。
また、設定部131は、ユーザ端末2から差額の合計額に対して付与される特典の選択を受け付ける。例えば、設定部131は、ユーザ端末2から、特典の選択要求を受け付けたことに応じて、記憶部12に記憶されている特典管理情報に含まれている複数の特典の内容と、条件情報が示す付与条件とを関連付けてユーザ端末2に表示させ、複数の特典のいずれかの選択を受け付ける。設定部131は、ユーザ端末2から特典の選択を受け付けると、ユーザのユーザIDと、受け付けた特典を識別するための特典IDとを関連付けて記憶部12に記憶させる。このようにすることで、ユーザは、複数の特典の中から自身が希望する特典を、差額の合計額に応じて付与される特典として選択することができる。
要求受信部132は、ユーザ端末2から、ユーザ端末2のユーザのユーザIDと、当該ユーザが店舗で決済するための決済用コードの発行要求とを受信する。
トークン送信部133は、要求受信部132が決済用コードの発行要求を受信すると、当該発行要求とともに受信したユーザIDに対応した決済用コードを生成するための決済用トークンをユーザ端末2に送信する。具体的には、まずトークン送信部133は、要求受信部132が決済用コードの発行要求を受信すると、決済用トークンを生成する。続いて、トークン送信部133は、要求受信部132が受信したユーザIDと、生成した決済用トークンとを関連付けて記憶部12に記憶させる。トークン送信部133は、生成した決済用トークンを、決済用コードの発行要求を送信したユーザ端末2に送信する。
決済用情報受信部134は、トークン送信部133が送信した決済用トークンに基づいてユーザ端末2が表示した決済用コードを読み取った店舗端末3から、所定の決済方式としてのコード決済に対応する、当該決済用コードから抽出された当該決済用トークンと、店舗IDと、ユーザの店舗における商品の購入に関する決済に対応する決済情報とを含む決済要求を受信する。決済情報には、ユーザの店舗における商品の購入に対応する決済金額が含まれている。
決済処理部135は、受信した決済要求に含まれる決済用トークンが記憶部12に記憶されている場合、受信した決済要求に含まれる店舗ID及び決済情報と、決済用トークンに関連付けて記憶部12に記憶されている、ユーザ端末2から受信したユーザIDとに基づいて決済を行う。
具体的には、まず、決済処理部135は、決済用情報受信部134が決済要求を受信すると、当該決済要求に含まれる決済用トークンと一致する決済用トークンが記憶部12に記憶されているか否かを判定する。決済処理部135は、一致する決済用トークンが記憶部12に記憶されていると判定すると、当該決済用トークンに関連付けられて記憶部12に記憶されているユーザIDを特定する。
決済処理部135は、店舗端末3から受信した決済情報に含まれる決済金額よりも多い、特定したユーザIDが示すユーザに対して請求される基準金額を特定する。例えば、決済処理部135は、記憶部12に記憶されている設定情報を参照し、特定したユーザIDに関連付けられている基準単位額を特定する。決済処理部135は、特定した基準単位額の倍数に対応する金額のうち、決済金額以上となる最も小さい金額を基準金額と特定する。
例えば、ユーザに対応する決済金額が473円であり、当該ユーザの基準単位額が100円であったとする。この場合、決済処理部135は、500円を基準金額と特定する。また、決済処理部135は、特定した基準金額から決済金額を減算して得られる差額を算出する。例えば、ユーザに対応する決済金額が473円であり、当該ユーザの基準単位額が100円である場合、決済処理部135は、基準金額としての500円から473円を減算し、27円を差額として算出する。
決済処理部135は、基準金額を特定すると、特定したユーザIDに対応するユーザの電子通貨の口座から基準金額を引き落とす支払処理を実行する。ここで、決済処理部135は、支払処理として、ユーザの電子口座から基準金額を引き落とす処理を実行したが、これに限らない。例えば、支払手段として、電子口座からの引き落としではなく、クレジットカードを用いた支払手段がユーザにより選択されている場合、決済処理部135は、支払処理として、クレジットカード会社に対して、基準金額の支払いの事前承認申請(オーソリゼーション)を行うようにしてもよい。この場合、クレジットカード会社から、承認を受け付けたことを支払処理の完了としてもよい。
決済処理部135は、決済情報に含まれている店舗IDで特定される店舗の口座に、受信した決済要求に含まれる決済金額に対応する金額を入金する処理を実行する。例えば、決済処理部135は、決済金額から決済サービスに対応する決済手数料を差し引いた金額を店舗受取金額として算出し、決済情報に含まれている店舗IDで特定される店舗の口座に、算出した店舗受取金額を入金する処理を実行する。なお、決済処理部135は、所定時間(例えば1カ月)おきに、所定期間(例えば1カ月間)において算出された店舗受取金額を合計し、店舗受取金額の合計額を、店舗IDで特定される店舗の口座にまとめて入金するようにしてもよい。
決済処理部135は、ユーザに請求される基準金額の支払処理が実行されたことを条件に、算出した差額を、特定したユーザIDに関連付けて蓄積する。決済処理部135は、差額管理情報において、特定したユーザIDに関連付けられている差額の合計額に算出した差額を加算することにより、当該差額の合計額を更新する。ここで、決済処理部135は、所定の決済方式であるコード決済に対応する決済金額に基づいて算出される差額を、ユーザIDに関連付けて蓄積させるようにしてもよい。このようにすることで、ユーザは、差額を蓄積させようとして、所定の決済方式により決済を行うこととなる。したがって、決済処理装置1は、ユーザによる所定の決済方式の利用を促進させることができる。
また、決済処理部135は、特典の付与とは異なる用途に対するユーザの利用が制限された差額を、取得したユーザIDに関連付けて蓄積してもよい。例えば、差額の合計額は、特典の付与に対応して差し引かれる以外に、ユーザが利用できないものであってもよい。このようにすることで、蓄積された差額の合計額に代えて特典を得ようとして決済を行うこととなるので、決済処理装置1は、ユーザによる差額が発生する決済の回数を増加させることができる。
決済処理部135は、基準金額をユーザの口座から引き落とす処理、又は店舗受取金額を店舗の口座に入金する処理が完了したことに応じて、決済が完了したことを示す決済完了情報をユーザ端末2及び店舗端末3に通知する。
特典付与部136は、特定したユーザIDに関連付けて蓄積された一以上の差額の合計額が所定の条件を満たすと、当該ユーザIDが示すユーザに特典を付与する。例えば、特典付与部136は、記憶部12に記憶されている特典管理情報及び差額管理情報を参照し、特定したユーザIDに関連付けられている特典IDに対応する条件情報を特定する。そして、特典付与部136は、差額管理情報において、特定したユーザIDに関連付けて蓄積されている差額の合計額が、特定した条件情報が示す所定の条件を満たすと、ユーザに特典を付与する。
具体的には、特典付与部136は、差額の合計額が、所定の条件が示す所定の金額以上であることを条件として、差額管理情報において条件情報に関連付けられている特典の内容が示す、当該所定の金額に対応し、かつ、差額の合計額から差し引かれる金額よりも金銭価値の大きい特典をユーザに付与する。このようにすることで、ユーザは、差額の合計額よりも金銭価値の大きい特典を得ようとして、差額が発生する決済の回数を増加させ、差額の合計額の蓄積額を増加させようとするので、決済事業者や店舗に貢献することができる。
特典付与部136は、差額の合計額が、特定した条件情報が示す所定の条件を満たすと、ユーザ端末2から特典の付与に係る操作を受け付けることなく、ユーザに特典を付与する。このようにすることで、ユーザは、差額の合計額が所定の金額以上となった場合に、自動的に特典の付与を受けることができる。
また、特典付与部136は、差額管理情報において特定した条件情報に関連付けられている特典の内容が、抽選により決定される場合、抽選処理を行うことにより、複数の特典のいずれかを選択する。そして、特典付与部136は、抽選により選択された特典をユーザに付与する。例えば、特定したユーザIDに関連付けられている特典IDが「T003」である場合、特典の内容は、図5に示すように、商品A、B、Cのいずれかからの抽選となる。この場合、特典付与部136は、抽選処理を行うことにより、商品A、B、Cのいずれかを選択し、選択した特典をユーザに付与する。特典付与部136は、ルーレットやくじ引きといった抽選が行われている様子を示す動画をユーザ端末2に表示させるようにしてもよい。
また、特典付与部136は、特定したユーザIDに関連付けて蓄積されている差額の合計額から、特典に対応する金額、すなわち、所定の金額を差し引く。これにより、蓄積されている差額の合計額のうちの所定の金額と、特典との交換が行われることとなる。
なお、特典付与部136は、特定したユーザIDに関連付けて蓄積されている差額の合計額から所定の金額を差し引くこととしたが、これに限らない。特典付与部136は、特定したユーザIDに関連付けて蓄積されている差額の合計額から、所定の金額のうちの一部の金額を差し引いてもよい。そして、特典付与部136は、当該所定の金額のうちの残りの金額を、所定の決済方法に係る決済サービスを提供する事業者が負担する負担金額として特定し、当該負担金額を当該事業者に請求するようにしてもよい。このようにすることで、ユーザIDに関連付けて蓄積されている差額の合計額から差し引かれる金額が少なくなり、ユーザが新たに差額を蓄積して特典を得ようとすることとなる。したがって、決済処理装置1は、ユーザの店舗における商品の購入回数を増加させることができる。
通知部137は、ユーザ端末2から、蓄積された差額の合計額の取得要求を取得すると、ユーザのユーザIDに関連付けられている差額の合計額を示す情報をユーザ端末2に送信する。ここで、差額の合計額の取得要求には、ユーザ端末2のユーザのユーザIDが含まれている。通知部137は、差額の合計額の取得要求を取得すると、記憶部12に記憶されている差額管理情報において、取得要求に含まれているユーザIDに関連付けて記憶されている差額の合計額を特定する。そして、通知部137は、特定した差額の合計額を示す情報をユーザ端末2に送信する。
通知部137は、設定情報及び特典管理情報を参照し、ユーザIDに関連付けられている特典IDに対応する条件情報を特定し、条件情報が示す特典の付与の条件に対応する所定の金額を特定してもよい。そして、通知部137は、特定した差額の合計額と、当該所定の金額に対する差額の合計額の割合を示す情報とをユーザ端末2に送信してもよい。例えば、通知部137は、特定した差額の合計額と、所定の金額に対する差額の合計額の割合を示す情報とを含む、特典が付与されるまでの達成状況を示す画面をユーザ端末2に表示させる。このようにすることで、ユーザは、あとどのくらいで特典が付与されるのかを把握することができる。
[動作シーケンス]
図8は、決済システムSの動作シーケンス図である。なお、本シーケンスに係る処理の前に、設定部131が、ユーザ端末2から、基準単位額と、特典の選択を受け付け、ユーザのユーザIDと、基準単位額と、当該特典の特典IDとを関連付けて設定情報として記憶部12に記憶させているものとする。
まず、商品等を店舗で購入するユーザのユーザ端末2は、決済用コードの表示操作を受け付ける(S1)。要求送信部252は、ユーザIDと、決済用コードの発行要求とを決済処理装置1に送信する(S2)。
決済処理装置1の要求受信部132が、ユーザ端末2から、ユーザIDと、決済用コードの発行要求とを取得すると、トークン送信部133は、決済用トークンを生成する(S3)。トークン送信部133は、ユーザIDと、生成した決済用トークンとを関連付けて記憶部12に記憶させる(S4)。トークン送信部133は、生成した決済用トークンを、決済用コードの発行要求を送信したユーザ端末2に送信する(S5)。
ユーザ端末2のコード生成部253は、決済処理装置1から受信した決済用トークンに基づく決済用コードを生成し、生成した決済用コードを表示部23に表示させる(S6)。ユーザが店舗において、ユーザ端末2に表示された決済用コードを提示し、店舗端末3の読取部32が決済用コードを読み取る(S7)。
また、店舗端末3の決済用情報生成部361は、操作部31において店員が入力した商品ID又は読取部32が商品に付されたバーコードから読み取った商品IDに基づいて商品の価格を特定し、決済金額を算出する(S8)。店舗端末3の決済用情報送信部363は、S8において算出された決済金額を含む決済情報と、店舗IDと、S7において読み取られた決済用コードに含まれている決済用トークンとを含む決済要求を決済処理装置1に送信する(S9)。
決済処理装置1の決済用情報受信部134は、店舗端末3から、決済情報と、決済用トークンとを含む決済要求を受信する。決済処理部135は、記憶部12に記憶されている決済用トークンと、受信した決済用トークンが一致する場合に、ユーザに対応する基準金額と、差額とを算出する(S10)。
続いて、決済処理部135は、決済処理を行う(S11)。具体的には、決済処理部135は、決済用トークンに関連付けられているユーザIDに対応するユーザの口座から基準金額を引き落とす支払処理を実行するとともに、決済要求に含まれている店舗IDで特定される店舗の口座に店舗受取金額を入金する処理を実行する。
続いて、特典付与部136は、決済用トークンに関連付けられているユーザIDに対応する差額の合計額が、特典の付与条件を満たす場合に、ユーザIDが示すユーザに特典を付与する(S12)。具体的には、特典付与部136は、記憶部12に記憶されている特典管理情報及び差額管理情報を参照し、特定したユーザIDに関連付けられている特典IDに対応する条件情報を特定する。そして、特典付与部136は、差額管理情報において、特定したユーザIDに関連付けて蓄積されている差額の合計額が、特定した条件情報が示す所定の条件を満たすと、ユーザに特典を付与する。
続いて、決済処理部135は、決済完了情報をユーザ端末2に送信する(S13)。ここで、決済処理部135は、ユーザに特典が付与された場合に、特典が付与されたことを示す情報を含む決済完了情報をユーザ端末2に送信してもよい。ユーザ端末2の表示制御部254は、決済処理装置1から決済完了情報を受信すると、決済完了情報を表示部23に表示させる(S14)。
[変形例1]
以上の説明においては、決済処理装置1は、ユーザIDに関連付けて差額の総額を蓄積することとしたが、これに限らない。決済処理装置1は、ユーザIDと商品を購入した店舗の店舗IDとに関連付けて差額の総額を蓄積してもよい。
この場合、設定部131は、ユーザ端末2から、店舗の店舗IDと、当該店舗において差額の合計額に対して付与される特典との選択を受け付ける。設定部131は、ユーザ端末2から店舗IDと特典との選択を受け付けると、ユーザのユーザIDと、受け付けた店舗IDと、受け付けた特典を識別するための特典IDとを関連付けて、設定情報の一部として記憶部12に記憶させる。
決済処理部135は、決済要求に含まれる決済金額と、ユーザに対応する基準単位額とに基づいて基準金額を算出するとともに、基準金額から決済金額を減算して差額を算出する。決済処理部135は、算出した差額を、決済要求に含まれる決済用トークンに関連付けて記憶部12に記憶されているユーザIDと、決済要求に含まれる店舗IDとに関連付けて蓄積する。
特典付与部136は、ユーザを示すユーザID及び店舗IDに関連付けて蓄積された差額の合計額が所定の条件を満たすと、当該ユーザに、店舗IDが示す店舗に対応する特典を付与する。例えば、特典付与部136は、記憶部12に記憶されている特典管理情報及び差額管理情報を参照し、特定したユーザID及び決済要求に含まれる店舗IDに関連付けられている特典IDに対応する条件情報を特定する。そして、特典付与部136は、差額管理情報において、当該ユーザID及び店舗IDに関連付けて蓄積されている差額の合計額が、特定した条件情報が示す所定の条件を満たすと、ユーザに特典を付与する。このようにすることで、決済処理装置1は、店舗それぞれに対応する差額を管理し、店舗毎に特典をユーザに付与することができる。
[変形例2]
また、上述の説明において、所定の決済方式が、CPM方式のコード決済である場合を例として説明したが、以下にMPM方式のコード決済を用いた例を簡単に説明する。図9は、MPM方式のコード決済に対応した決済システムSの動作シーケンス図である。
まず、ユーザが店舗において購入する商品を店員に持ち込んだことに応じて、店員は店舗端末3を操作する。店舗端末3は、操作部31において店員が入力した商品ID又は読取部32が商品に付されたバーコードから読み取った商品IDを取得し、当該商品IDに関連付けられている商品の価格を特定することにより、決済金額を算出する。店舗端末3は、決済金額を表示部23に表示させる(S21)。
店舗端末3は、決済用コードの発行要求に係る操作を受け付けると、決済用コードの発行要求と、店舗IDとを決済処理装置1に送信する(S22)。決済処理装置1の要求受信部132が決済用コードの発行要求と、店舗情報とを取得すると、トークン送信部133は、決済用コードを生成するための決済用トークンを生成する(S23)。トークン送信部133は、生成した決済用トークンと、店舗IDとを関連付けて記憶部12に記憶させる(S24)。トークン送信部133は、生成した決済用トークンを、決済用コードの発行要求を送信した店舗端末3に送信する(S25)。
店舗端末3は、決済処理装置1から受信した決済用トークンに基づく決済用コードを生成し、生成した決済用コードを表示部34に表示させる(S26)。ユーザは、ユーザ端末2を操作して、店舗端末3に表示された決済用コードをユーザ端末2に読み取らせる(S27)。
ユーザ端末2は、決済用コードから決済用トークンを抽出すると、ユーザから決済金額の入力を受け付ける(S28)。ユーザ端末2は、決済金額を含む決済情報と、決済用コードから抽出した決済用トークンと、ユーザIDとを含む決済要求を決済処理装置1に送信する(S29)。
決済処理装置1の決済用情報受信部134は、ユーザ端末2から、決済情報と、決済用トークンと、ユーザIDとを含む決済要求を受信する。決済処理部135は、記憶部12に記憶されている決済用トークンと、受信した決済用トークンが一致する場合に、ユーザに対応する基準金額と、差額とを算出する(S30)。
続いて、決済処理部135は、決済処理を行う(S31)。具体的には、決済処理部135は、決済要求に含まれるユーザIDに対応するユーザの口座から基準金額を引き落とす支払処理を実行するとともに、決済要求に含まれている決済用トークンに関連付けられている店舗IDで特定される店舗の口座に店舗受取金額を入金する処理を実行する。
S32からS34までの処理は、S12からS14までの処理と同様であるので説明を省略する。
決済システムSが以上のように動作することで、決済処理装置1は、ユーザ端末2に表示された決済用コードを読み取った店舗端末3から決済情報を受信することにより決済を行う場合と同様に、ユーザIDに対して蓄積された差額の合計額に応じて、当該ユーザIDが示すユーザに特典を付与することができる。
なお、MPM方式のコード決済において、決済時に決済用コードの発行要求が行われるものとしたが、決済時よりも前のタイミングで行われてもよい。この場合、決済用コードの発行要求は、店舗端末3を介して行われてもよいし、郵送や電子メール等により行われてもよい。また、店舗端末3が決済用コードを表示部34に表示させることとしたが、これに限らない。例えば、店員が、紙等に印刷された決済用コードをユーザに提示してもよい。
この場合、ユーザ端末3は、ユーザの操作に応じて、自身に設けられた撮像部により店舗において提示された決済用コードを撮像し、撮像した決済用コードから決済用トークンを抽出するとともに、ユーザから店舗における決済に対応する決済金額の入力を受け付ける。決済用トークンには、決済処理装置1が店舗を識別するために店舗IDが含まれていてもよい。ユーザ端末3は、決済金額の入力を受け付けると、当該決済金額を含む決済情報と、抽出した決済用トークンと、ユーザIDとを含む決済要求を決済処理装置1に送信する。決済処理部135は、決済用情報受信部134が、決済情報と、決済用トークンと、ユーザIDとを含む決済要求をユーザ端末2から受信すると決済処理を実行する。
[変形例3]
また、上述の説明において、所定の決済方式は、コードを用いた決済方式であることとしたが、これに限らない。例えば、決済処理装置1が、ユーザの決済時にユーザIDと、店舗IDと、決済情報とを取得できるものであれば、所定の決済方式は、コード決済を用いた決済方式と異なる、NFC等の近距離無線通信を用いた決済方式、クレジットカード、プリペイドカードを用いた決済方式であってもよい。
[決済システムSによる効果]
以上説明したように、本実施形態に係る決済処理装置1は、ユーザの店舗における商品の購入に対応する決済金額と、ユーザIDとを取得し、当該決済金額よりも多い、ユーザに対して請求される基準金額を特定する、決済処理装置1は、ユーザに請求される基準金額の支払処理が実行されたことを条件に、算出した差額を、取得したユーザIDに関連付けて蓄積し、ユーザIDに関連付けて蓄積された一以上の差額の合計額が所定の条件を満たすと、ユーザに特典を付与する。このようにすることで、決済処理装置1は、ユーザの支出を管理しやすくすることができる。
なお、本発明により、国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)の目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」に貢献することが可能となる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
1 決済処理装置
2 ユーザ端末
3 店舗端末
11 通信部
12 記憶部
13 制御部
21 操作部
22 通信部
23 表示部
24 記憶部
25 制御部
31 操作部
32 読取部
33 通信部
34 表示部
35 記憶部
36 制御部
131 設定部
132 要求受信部
133 トークン送信部
134 決済用情報受信部
135 決済処理部
136 特典付与部
137 通知部
251 操作受付部
252 要求送信部
253 コード生成部
254 表示制御部
361 決済用情報生成部
362 トークン取得部
363 決済用情報送信部
S 決済システム

Claims (17)

  1. コンピュータが実行する、
    ユーザの店舗における商品の購入に対応する決済金額と、前記ユーザを識別するためのユーザ識別情報とを取得するステップと、
    取得した前記決済金額よりも多い、前記ユーザに対して請求される基準金額を特定するステップと、
    特定した前記基準金額から前記決済金額を減算して得られる差額を算出するステップと、
    前記ユーザに請求される基準金額の支払処理が実行されたことを条件に、算出した前記差額を、取得した前記ユーザ識別情報に関連付けて蓄積するステップと、
    前記ユーザを示す前記ユーザ識別情報に関連付けて蓄積された一以上の前記差額の合計額が所定の条件を満たすと、前記ユーザに特典を付与するステップと、
    を有する情報処理方法。
  2. 前記コンピュータが実行する、前記ユーザ識別情報と、前記基準金額の算出に用いる単位額である基準単位額とを関連付けて記憶部に記憶させるステップをさらに有し、
    前記基準金額を特定するステップにおいて、前記コンピュータは、前記ユーザ識別情報に関連付けて前記記憶部に記憶されている前記基準単位額の倍数に対応する金額のうち、前記決済金額以上となる最も小さい金額を前記基準金額と特定する、
    請求項1に記載の情報処理方法。
  3. 前記基準単位額を記憶させるステップにおいて、前記コンピュータは、前記基準単位額を前記ユーザが使用するユーザ端末から受け付けることにより、前記ユーザのユーザ識別情報と、前記基準単位額とを関連付けて前記記憶部に記憶させる、
    請求項2に記載の情報処理方法。
  4. 前記コンピュータが実行する、前記差額の合計額に対して付与される特典の選択を受け付け、前記ユーザの前記ユーザ識別情報と、受け付けた前記特典を識別するための特典識別情報とを関連付けて記憶部に記憶させるステップをさらに有し、
    前記記憶部は、前記特典識別情報と、当該特典識別情報が示す特典の内容を示す情報と、当該特典に対応する前記所定の条件を示す条件情報とを関連付けて記憶し、
    前記特典を付与するステップにおいて、前記コンピュータは、前記ユーザ識別情報に関連付けられている前記特典識別情報に対応する前記条件情報を特定し、前記ユーザ識別情報に関連付けて蓄積された前記差額の合計額が、特定した前記条件情報が示す前記所定の条件を満たすと、前記ユーザに特典を付与する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理方法。
  5. 前記所定の条件は、前記差額の合計額が所定の金額以上となることであり、
    前記特典を付与するステップにおいて、前記コンピュータは、前記ユーザ識別情報に関連付けて蓄積された前記差額の合計額が、前記所定の金額以上であることを条件として、前記ユーザに特典を付与する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の情報処理方法。
  6. 前記特典を付与するステップにおいて、前記コンピュータは、前記ユーザ識別情報に関連付けて蓄積された前記差額の合計額が前記所定の金額以上であることを条件として、前記所定の金額に対応する前記特典を前記ユーザに付与する、
    請求項5に記載の情報処理方法。
  7. 前記特典を付与するステップにおいて、前記コンピュータは、前記特典を前記ユーザに付与するとともに、蓄積された前記差額の合計額から、前記特典に対応する金額を差し引く、
    請求項6に記載の情報処理方法。
  8. 前記蓄積するステップにおいて、前記コンピュータは、前記特典の付与とは異なる用途への利用が制限された前記差額を、取得した前記ユーザ識別情報に関連付けて蓄積する、
    請求項7に記載の情報処理方法。
  9. 前記特典を付与するステップにおいて、前記コンピュータは、前記差額の合計額から差し引かれる金額よりも金銭価値の大きい前記特典を前記ユーザに付与する、
    請求項7又は8に記載の情報処理方法。
  10. 前記特典を付与するステップにおいて、前記コンピュータは、前記ユーザ識別情報に関連付けて蓄積された前記差額の合計額が所定の条件を満たすと、前記ユーザが使用するユーザ端末から前記特典の付与に係る操作を受け付けることなく、前記ユーザに前記特典を付与する、
    請求項1から9のいずれか1項に記載の情報処理方法。
  11. 前記取得するステップにおいて、前記コンピュータは、前記決済金額と、前記ユーザ識別情報と、前記店舗又は前記店舗の運営する事業者を識別するための店舗識別情報とを取得し、
    前記蓄積するステップにおいて、前記コンピュータは、算出した前記差額を、取得した前記ユーザ識別情報と、取得した前記店舗識別情報とに関連付けて蓄積し、
    前記ユーザを示す前記ユーザ識別情報及び前記店舗識別情報に関連付けて蓄積された前記差額の合計額が所定の条件を満たすと、前記ユーザに、前記店舗識別情報が示す店舗に対応する前記特典を付与する、
    請求項1から10のいずれか1項に記載の情報処理方法。
  12. 前記コンピュータが実行する、前記ユーザが使用するユーザ端末から、複数の特典のうちの前記ユーザが選択した特典を示す特典情報を受け付けることにより、前記ユーザに対応する前記ユーザ識別情報と、前記特典情報とを関連付けて記憶部に記憶させるステップをさらに有し、
    前記特典を付与するステップにおいて、前記コンピュータは、前記ユーザ識別情報に関連付けて蓄積された前記差額の合計額が所定の条件を満たすと、前記ユーザ識別情報に関連付けて前記記憶部に記憶されている前記特典情報が示す特典を前記ユーザに付与する、
    請求項1から11のいずれか1項に記載の情報処理方法。
  13. 前記特典を付与するステップにおいて、前記コンピュータは、前記ユーザを示す前記ユーザ識別情報に関連付けて蓄積された前記差額の合計額が所定の条件を満たすと、複数の特典の中から抽選により選択された特典を前記ユーザに付与する、
    請求項1から12のいずれか1項に記載の情報処理方法。
  14. 前記コンピュータが実行する、前記ユーザが使用するユーザ端末から、蓄積された前記差額の合計額の取得要求を取得すると、前記ユーザの前記ユーザ識別情報に関連付けられている前記差額の合計額を示す情報を前記ユーザ端末に送信するステップをさらに有する、
    請求項1から13のいずれか1項に記載の情報処理方法。
  15. 前記所定の条件は、前記差額の合計額が所定の金額以上となることであり、
    前記差額の合計額を示す情報を送信するステップにおいて、前記コンピュータは、前記差額の合計額を示す情報と、前記所定の金額に対する前記差額の合計額の割合を示す情報とを前記ユーザ端末に送信する、
    請求項14に記載の情報処理方法。
  16. 前記決済金額を取得するステップにおいて、前記コンピュータは、所定の決済方法により行われる決済に対応する前記決済金額を取得し、
    前記蓄積するステップにおいて、前記コンピュータは、前記所定の決済方法により行われる決済に対応する前記決済金額に基づいて算出される前記差額を、取得した前記ユーザ識別情報に関連付けて蓄積する、
    請求項1から15のいずれか1項に記載の情報処理方法。
  17. 前記特典を付与するステップにおいて、前記コンピュータは、前記特典を前記ユーザに付与するとともに、蓄積された前記差額の合計額から、前記特典に対応する金額のうちの一部の金額を差し引き、
    前記コンピュータが実行する、前記特典に対応する金額のうちの残りの金額を前記所定の決済方法に係る決済サービスを提供する事業者が負担する金額として特定するステップをさらに有する、
    請求項16に記載の情報処理方法。

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