JP6946249B2 - 特典付与方法、特典付与装置及び特典付与システム - Google Patents

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本発明は、クーポンを利用して決済する場合の決済金額を決定する特典付与方法、特典付与装置及び特典付与システムに関する。
商品を購入する際に、商品の代金の割引を受けるためのクーポンが普及している。クーポンは、消費財の製造業者や小売業者によって発行され、販売促進の一環として小売店等で使用されている。特許文献1には、電子決済のトランザクション中に顧客携帯デバイスから、電子クーポンと消費者識別子を受け取った後、電子クーポンに関する事業者にクーポンの有効性を問い合わせ、有効な場合はクーポンを商品に適用して決済する技術が開示されている。
特表2010−515168号公報
従来の技術では、電子決済のトランザクション中に、店舗端末による電子決済の手続きとクーポン受付の手続きとが混在するため、店舗における決済処理が複雑になるという問題が生じていた。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、クーポンを利用する電子決済の決済処理を簡略化するための技術を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様の特典付与方法は、コンピュータが実行する、ユーザを特定するためのユーザ識別子とクーポンの利用要求とを前記ユーザのユーザ端末から受け付けるステップと、前記ユーザが前記クーポンを利用可能な店舗で決済するための決済用トークンを生成するステップと、前記決済用トークンと前記ユーザ識別子とを関連付けて記憶部に記憶させるステップと、生成した前記決済用トークンを前記ユーザ端末に送信するステップと、前記決済用トークンに基づいて前記ユーザ端末が表示した決済用コードを読み取った店舗端末から、一以上の商品の決済に用いるための決済情報と、前記決済用トークンと、前記一以上の商品のうち前記クーポンによる特典が付与される商品である特典対象商品を特定するための特典対象商品情報と、を受信するステップと、前記店舗端末から受信した前記決済用トークンに基づいて前記記憶部から前記ユーザ識別子を読み出すステップと、受信した前記特典対象商品情報により前記特典対象商品を特定できた場合に、前記ユーザ識別子に対応する前記ユーザに前記クーポンによる特典を付与するするステップと、を有する。
前記特典対象商品情報が示す商品が、前記決済用トークンにより割り引かれる対象となる商品である場合、前記決済情報に含まれる金額から前記決済用トークンにより割り引かれる金額を差し引いた金額を、前記ユーザの決済金額に決定するステップと、前記決済金額を、前記ユーザ識別子で特定される前記ユーザの口座から、前記決済金額を引き落とすステップと、前記決済金額を引き落とすステップの後に、支払い完了の通知を前記ユーザ端末と前記店舗端末とに送信するステップと、をさらに有してもよい。
前記ユーザ識別子で特定される前記ユーザの口座から前記決済金額を引き落とすことができる決済事業者に前記決済金額を送信するステップをさらに有してもよい。
前記特典付与方法は、前記決済事業者が前記ユーザの口座から引き落とすことができる残高が前記決済金額よりも小さい場合、前記ユーザの口座から前記決済金額の一部を引き落とすことができる他の決済事業者に、前記決済金額と前記残高との差額を送信するステップをさらに有してもよい。
前記特典付与方法は、前記決済事業者が前記ユーザの口座から引き落とすことができる残高と、前記他の決済事業者が前記ユーザの口座から引き落とすことができる残高との合計額が前記決済金額よりも大きい場合に、支払い完了の通知を前記ユーザ端末及び前記店舗端末の少なくともいずれかに送信するステップをさらに有してもよい。
前記決済用トークンには、使用可能期限が定められており、前記決済金額を算出するステップにおいて、前記決済情報を取得した日時が前記使用可能期限よりも前であることを条件として、前記決済情報に含まれる金額から、前記決済用トークンにより割り引かれる金額を差し引いた金額を前記決済金額としてもよい。
前記特典付与方法は、前記利用要求を受け付けるステップの後に、前記クーポンを提供している提供者又は前記決済金額を決定する前記コンピュータを管理している事業者に、前記利用要求を送信した前記ユーザ端末に対応する前記ユーザの属性情報を送信するステップをさらに有してもよい。
前記特典付与方法は、前記決済金額を算出するステップの後に、前記クーポンを提供している提供者又は前記決済金額を決定する前記コンピュータを管理している事業者に、前記クーポンを利用した前記ユーザの属性情報を送信するステップをさらに有してもよい。
前記特典付与方法は、同一の前記決済用トークンを用いて購入された商品と、当該商品を購入した複数の前記ユーザの属性情報とを関連付けて記憶するステップをさらに有してもよい。また、前記特典付与方法は、同一の前記決済用トークンを用いて購入された商品と、当該商品が購入された場所とを関連付けて記憶するステップをさらに有してもよい。
本発明の第2の態様の特典付与装置は、ユーザを特定するためのユーザ識別子とクーポンの利用要求とを前記ユーザのユーザ端末から受け付ける要求受付部と、前記ユーザが前記クーポンを利用可能な店舗で決済するための決済用トークンを生成するトークン生成部と、前記決済用トークンと前記ユーザ識別子とを関連付けて記憶部に記憶させる記憶制御部と、生成した前記決済用トークンを前記ユーザ端末に送信し、前記決済用トークンを送信した後に、前記決済用トークンに基づいて前記ユーザ端末が表示した決済用コードを読み取った店舗端末から、一以上の商品の決済に用いるための決済情報と、前記決済用トークンと、前記一以上の商品のうち前記クーポンによる特典が付与される商品である特典対象商品を特定するための特典対象商品情報と、を受信する通信処理部と、前記通信処理部が前記店舗端末から受信した前記決済用トークンに基づいて前記記憶部から前記ユーザ識別子を読み出し、受信した前記特典対象商品情報により前記特典対象商品を特定できた場合に、前記ユーザ識別子に対応する前記ユーザに前記クーポンによる特典を付与する特典付与部と、を有する。
本発明の第3の態様の特典付与システムは、クーポンを利用するユーザのユーザ端末と、前記ユーザ端末と通信可能な特典付与装置と、を備える。前記ユーザ端末は、前記クーポンを利用するための操作を受け付ける操作受付部と、前記操作受付部が前記操作を受け付けた場合に、前記ユーザを特定するためのユーザ識別子と前記クーポンの利用要求とを前記特典付与装置に送信する要求送信部と、前記要求送信部が前記利用要求を送信した後に、前記特典付与装置から受信した、前記ユーザが前記クーポンを利用可能な店舗で決済するための決済用トークンに基づいて決済用コードを作成するコード作成部と、を有する。
前記特典付与装置は、前記ユーザ識別子と前記利用要求とを前記ユーザ端末から受け付ける要求受付部と、前記決済用トークンを生成するトークン生成部と、前記決済用トークンと前記ユーザ識別子とを関連付けて記憶部に記憶させる記憶制御部と、生成した前記決済用トークンを前記ユーザ端末に送信し、前記決済用トークンを送信した後に、前記決済用トークンに基づいて前記ユーザ端末が表示した決済用コードを読み取った店舗端末から、一以上の商品の決済に用いるための決済情報と、前記決済用トークンと、前記一以上の商品のうち前記クーポンによる特典が付与される商品である特典対象商品を特定するための特典対象商品情報と、を受信する通信処理部と、前記通信処理部が前記店舗端末から受信した前記決済用トークンに基づいて前記記憶部から前記ユーザ識別子を読み出し、受信した前記特典対象商品情報により前記特典対象商品を特定できた場合に、前記ユーザ識別子に対応する前記ユーザに前記クーポンによる特典を付与する特典付与部と、を有する。
本発明によれば、クーポンを利用する電子決済の決済処理を簡略化することができるという効果を奏する。
特典付与システムの概要を示す図である。 特典付与装置の機能構成を示す図である。 ユーザ端末の機能構成を示す図である。 記憶部が記憶しているトークン管理データベースの一例を示す図である。 特典付与システムの動作シーケンス図である。 特典付与装置と決済サーバとの間での動作シーケンスの詳細を示す図である。
[特典付与システムSの概要]
図1は、特典付与システムSの概要を示す図である。特典付与システムSは、店舗で商品を購入するユーザにクーポンを発行し、ユーザがクーポンを利用して商品を購入した場合に、クーポンにより割り引いた決済金額を算出することができるシステムである。
特典付与システムSは、特典付与装置1と、ユーザ端末2とを備える。特典付与装置1は、ユーザの決済金額を決定する機能を有するサーバである。ユーザ端末2は、ユーザが使用する情報端末であり、例えばスマートフォン、タブレット又はパーソナルコンピュータである。クーポンを提供する商品の販売事業者は、インターネットを介した広告配信機能等を利用して、ユーザ端末2にクーポンを提供する。クーポンはユーザ端末2が記憶媒体に記憶することができる形式のデータにより構成されており、ユーザは、所望のタイミングで、提供されたクーポンを利用して商品を購入することができる。以下、図1を参照しながら、ユーザが商品を購入し、商品の代金の決済が行われるまでの流れを説明する。
ユーザは、クーポンを使用可能な商品を購入する際に、予めユーザ端末2において受信しておいたクーポンを利用するための操作を行う(図1における(1))。一例として、ユーザが、決済用のアプリケーションソフトウェアを起動してログインID、例えばアプリケーションソフトウェアのユーザID、を入力すると、ユーザ端末2は、ログインIDを決済事業者に送信して、アプリケーションにログインする。そして、ユーザ端末2は、決済事業者のサーバに、利用可能なクーポンを問い合わせる。
決済事業者のサーバは、クーポンIDに関連付けて特典の内容を記憶している。決済事業者のサーバは、ユーザIDに対応するクーポンIDを記憶媒体(例えばハードディスク)から読み出して、読み出したクーポンIDに対応する特典の内容をユーザ端末2に送信する。
ユーザ端末2は、受信したクーポンを表示する。ユーザが、クーポンを選択する操作を行うと、ユーザ端末2は、クーポンを利用することを要求する利用要求を特典付与装置1に送信する。この際、ユーザ端末2は、ユーザを識別するためのユーザ識別子(以下、ユーザIDという)を利用要求とともに送信する(図1における(2))。ユーザIDは、例えばユーザ端末2のSIMカードに記憶された携帯電話番号であるが、特典付与装置1が認識できる形式のデータであれば他のデータであってもよい。
特典付与装置1は、利用要求を受信すると、決済用トークンを生成する(図1における(3))。決済用トークンは、ユーザが店舗で提示する決済用コードをユーザ端末2が作成する際に用いるデータ列である。特典付与装置1は、生成した決済用トークンとユーザIDとを関連付けて記憶媒体に記憶する(図1における(4))。
特典付与装置1は、生成した決済用トークンをユーザ端末2に送信する(図1における(5))。特典付与装置1は、決済用トークンを暗号化した後に、暗号化した決済用トークンをユーザ端末2に送信してもよい。
ユーザ端末2は、受信した決済用トークンに基づいて決済用コードを作成する(図1における(6))。決済用コードは、店舗での精算に用いられる店舗端末3において読み取れるテキスト又は画像であり、ユーザ端末2のユーザが予め銀行口座を登録したり現金を預けたりしている決済事業者に決済要求を送信するために用いられるコードである。決済用コードは、例えばQRコード(登録商標)であるが、店舗での精算に用いられる店舗端末3において読み取れるテキスト又は画像であれば他の形態のデータであってもよい。
ユーザは、店舗のレジで商品の購入代金を精算する際に決済用コードを提示する。そして、例えば店員の操作により、店舗端末3が、ユーザ端末2に表示された決済用コードを読み取る(図1における(7))。
店舗端末3は、ユーザが購入した商品の合計額を示す決済情報と、読み取った決済用コードが示す決済用トークンと、特典対象商品を特定するための特典対象商品情報と、を特典付与装置1に送信する(図1における(8))。特典対象商品情報は、ユーザが店舗で購入した商品のうち、特典が付与される商品(例えばクーポンによる割引を行っている商品や、購入者へのポイントまたは景品付与の対象となる商品)を特定するための情報である。店舗端末3が特典対象商品情報を特典付与装置1に送信することにより、特典付与装置1は、ユーザが、クーポンにより特典が付与される対象となる商品を購入したか否かを判別することができる。
特典付与装置1は、店舗端末3から決済用トークンを受信すると、図1の(4)において決済用トークンに関連付けて記憶しておいたユーザIDを参照することにより、受信した決済用トークンに対応するユーザIDを特定する(図1における(9))。特典付与装置1は、店舗端末3から受信した決済情報が示す決済金額から、決済用トークンに対応するクーポンによる割引額を減額した後の金額を、ユーザの決済金額に決定する(図1における(10))。
特典付与装置1は、決定した決済金額を、ユーザIDに関連付けて決済サーバ4に送信する(図1における(11))。決済サーバ4は、例えばクレジットカード事業者又はプリペイドカード事業者のサーバであり、決済金額が、ユーザが支払い可能な残高の範囲内である場合に決済処理をする(図1における(12))。決済サーバ4は、決済処理が終了すると、決済処理が終了したことを特典付与装置1、ユーザ端末2及び店舗端末3の少なくともいずれかに通知する。
特典付与システムSが以上のように動作することで、ユーザがクーポンを利用する操作をして、ユーザ端末2に表示された決済用コードを提示し、店舗の店員が、例えばQRコードを読み取って決済をする通常の処理をするだけで、ユーザは、クーポンによる特典を受けることができる。
以下、特典付与装置1及びユーザ端末2の構成の詳細を説明する。以下の説明においては、特典の内容が、商品の価格が割り引かれるという場合を例にして説明する。
[特典付与装置1の機能構成]
図2は、特典付与装置1の機能構成を示す図である。特典付与装置1は、通信部11と、記憶部12と、制御部13と、を有する。制御部13は、要求受付部131と、トークン生成部132と、記憶制御部133と、通信処理部134と、特典付与部135とを有する。
通信部11は、インターネット等のネットワークを介してユーザ端末2、店舗端末3及び決済サーバ4とデータを送受信するための通信インターフェースである。通信部11は、ユーザ端末2から受信した利用要求を要求受付部131に通知する。また、通信部11は、通信処理部134から入力された決済用トークンをユーザ端末2に送信し、店舗端末3から受信した決済情報及び決済用トークンを特典付与部135に入力する。また、通信部11は、特典付与部135から入力された決済金額を決済サーバ4に送信する。
記憶部12は、各種のデータを記憶する記憶媒体であり、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、及びハードディスク等を有する。記憶部12は、制御部13が実行するプログラムを記憶する。また、記憶部12は、制御部13が生成した決済用トークンをユーザIDに関連付けて記憶する。
制御部13は、記憶部12に記憶されたプログラムを実行することにより、要求受付部131、トークン生成部132、記憶制御部133、通信処理部134及び特典付与部135として機能する。制御部13の各部の動作の詳細については後述する。
[ユーザ端末2の機能構成]
図3は、ユーザ端末2の機能構成を示す図である。ユーザ端末2は、操作部21と、通信部22と、表示部23と、記憶部24と、制御部25とを有する。制御部25は、操作受付部251と、要求送信部252と、コード作成部253とを有する。
操作部21は、ユーザの操作を受け付ける操作デバイスであり、例えば表示部23の表面に設けられたタッチパネルである。操作部21は、ユーザがタッチした位置を示す信号を操作受付部251に通知する。
通信部22は、例えば携帯電話網の基地局との間でデータを送受信するための無線通信インターフェースである。通信部22は、要求送信部252から入力された利用要求を特典付与装置1に送信する。また、通信部22は、特典付与装置1から受信した決済用トークンをコード作成部253に入力する。
表示部23は、各種の情報を表示するディスプレイである。表示部23は、コード作成部253の制御に基づいて、決済用コードを表示する。
記憶部24は、ROM及びRAM等を含む記憶媒体である。記憶部24は、制御部25が実行するプログラムを記憶している。また、記憶部24は、特典付与装置1から受信した決済用トークン、及び決済用トークンに基づいて生成された決済用コード等を記憶する。
制御部25は、例えばCPUであり、記憶部24に記憶されたプログラムを実行することにより、操作受付部251、要求送信部252及びコード作成部253として機能する。
操作受付部251は、操作部21から入力された信号に基づいて、ユーザの操作内容を特定する。操作受付部251は、特定した操作内容が、クーポンを利用する操作である場合に、操作内容を要求送信部252に通知する。要求送信部252は、操作受付部251が、クーポンを利用する操作を受け付けた場合に、通信部22を介して、クーポンの利用要求を特典付与装置1に送信する。
コード作成部253は、特典付与装置1から決済用トークンが送信されると、決済用トークンに基づく決済用コードを作成する。コード作成部253は、例えば、ユーザが予め契約した決済事業者により定められた規則に基づいて決済用コードを作成する。コード作成部253は、作成した決済用コードを表示部23に表示させる。
[制御部13の各部の動作]
要求受付部131は、通信部11を介して、ユーザIDと利用要求とをユーザ端末2から受け付ける。要求受付部131は、受け付けたユーザID及び利用要求をトークン生成部132に通知する。
トークン生成部132は、ユーザがクーポンを利用可能な店舗で決済するための決済用トークンを生成する。トークン生成部132は、生成した決済用トークン及びユーザIDを記憶制御部133に通知する。トークン生成部132は、決済用トークンを暗号化し、暗号化した暗号化トークンをさらに記憶制御部133に通知してもよい。
記憶制御部133は、トークン生成部132から通知された決済用トークンとユーザIDとを関連付けて記憶部12に記憶させる。図4は、記憶部12が記憶しているトークン管理データベースの一例を示す図である。トークン管理データベースにおいては、ユーザIDと、決済用トークンと、暗号化トークンと、クーポンIDと、特典の内容と、事業者コードとが関連付けられている。事業者コードは、クーポンを提供した事業者を特定するためのコードであり、クーポンの利用状況を事業者に通知するために用いられる。
通信処理部134は、トークン生成部132が生成した決済用トークンをユーザ端末2に送信する。また、通信処理部134は、決済用トークンを送信した後に、決済用トークンに基づいてユーザ端末2が表示した決済用コードを読み取った店舗端末3から、一以上の商品の決済に用いるための決済情報と、決済用トークンと、一以上の商品のうちクーポンにより割り引かれる商品である特典対象商品を特定するための特典対象商品情報と、を受信する。通信処理部134は、受信した決済情報、決済用トークン、及び特典対象商品情報を特典付与部135に通知する。
特典対象商品情報は、店舗端末3が設置されている店舗においてユーザが購入した商品のうち、ユーザ端末2のユーザが提示していないクーポンを含めて何らかのクーポンを用いて割り引かれる商品を特定するための情報である。特典対象商品情報は、例えば「A社のオレンジジュースABC」、「B社のビールBBB」、「C社のアイスクリームXYZ」のように、商品の販売事業者を特定するための事業者識別情報と、商品を特定するための商品識別情報とを含む。店舗端末3は、ユーザが購入しようとする全ての商品の金額を合算した金額を特典付与装置1に送信するが、特典付与装置1は、合算した金額のみを通知された場合、ユーザが購入しようとする商品の中に、決済用トークンにより特典を受けられる商品が含まれているか否かを判定できない。このように、店舗端末3が、特典対象商品情報を特典付与装置1に送信することで、特典付与装置1が、特典が与えられる商品をユーザが購入したか否かを判定できるので、特典付与装置1が適切に特典を付与することができる。
特典付与部135は、通信処理部134が店舗端末3から受信した決済用トークンに基づいて記憶部12からユーザIDを読み出す。具体的には、特典付与部135は、記憶部12に記憶されているトークン管理データベースを参照し、受信した決済用トークンに関連付けられているユーザIDを特定する。通信処理部134が店舗端末3から受信した決済用トークンが暗号化されている場合、特典付与部135は、トークン管理データベースにおいて暗号化コードに関連付けられているユーザIDを特定してもよい。特典付与部135は、暗号化コードを復号することにより決済用トークンを特定し、特定した決済用トークンに基づいてユーザIDを特定してもよい。
特典付与部135は、特典対象商品情報が示す商品が、決済用トークンにより割り引かれる対象となる商品である場合、決済情報に含まれる金額から決済用トークンにより割り引かれる金額を差し引いた金額を、ユーザIDに対応するユーザの決済金額に決定する。例えば、特典対象商品情報として、上記の「A社のオレンジジュースABC」、「B社のビールBBB」、「C社のアイスクリームXYZ」が含まれており、決済用トークンにより割り引かれる商品が「C社のアイスクリームXYZ」であり、割引額が50円であるとする。また、ユーザが店舗で買物をした商品の合計額が3000円であるとする。
この場合、特典付与部135は、特典対象商品情報の中に、決済用トークンにより割り引かれる対象となる商品である「C社のアイスクリームXYZ」が含まれているので、3000円から50円を減算した2950円をユーザの決済金額に決定する。
仮に、ユーザが「C社のアイスクリームXYZ」が割り引かれるクーポンを利用する操作をしたにもかかわらず、ユーザが「C社のアイスクリームXYZ」を購入しなかった場合、特典対象商品情報に「C社のアイスクリームXYZ」を示す情報が含まれない。この場合、特典付与部135は、特典対象商品情報の中に、決済用トークンに対応するクーポンにより特典付与の対象となる商品が含まれないと判定し、決済情報が示す金額を減額することなく、3000円をユーザの決済金額に決定する。
なお、特典対象商品情報に、商品を製造・販売する事業者を特定するための情報が含まれており、特典付与部135は、決済用トークンに関連付けて記憶部12に記憶されている事業者及び商品名と、特典対象商品情報が示す事業者及び商品名とが一致することを条件として、特典を付与することに決定してもよい。
特典付与部135は、ユーザIDで特定されるユーザの口座から決済金額を引き落とすことができる決済事業者の決済サーバ4に、決定した決済金額を送信する。特典付与部135は、決済サーバ4から決済が承認可能であるという通知を受信すると、ユーザ端末2及び店舗端末3の少なくともいずれかに対して、支払いが完了したことを示す通知を送信する。
特典付与部135は、決済事業者がユーザの口座から引き落とすことができる残高が決済金額よりも小さい場合、ユーザの口座から決済金額の一部を引き落とすことができる他の決済事業者に、決済金額と残高との差額を送信してもよい。特典付与部135は、例えば、決済金額を送信した第1の決済サーバ4aから、残高が不足しているという通知を受けた場合、決済金額から残高を減算した差額を決済するように、第2の決済サーバ4bに通知する。
特典付与部135は、第1の決済サーバ4a及び第2の決済サーバ4bからユーザの残高を示す情報を取得してもよい。この場合、特典付与部135は、第1の決済事業者がユーザの口座から引き落とすことができる残高(すなわち第1の決済サーバ4aから通知された残高)と、第2の決済事業者がユーザの口座から引き落とすことができる残高(すなわち第2の決済サーバ4bから通知された残高)との合計額が決済金額よりも大きい場合に、支払い完了の通知をユーザ端末2及び店舗端末3の少なくともいずれかに送信する。
ところで、通信処理部134が決済用トークンをユーザ端末2に送信してからユーザが店舗で買物を完了するまでの時間が長いと、特典付与装置1が、発行した決済用トークンを長時間にわたって管理する必要が生じてしまう。また、ユーザ端末2のユーザが、入手した決済用トークンを第三者に提供してしまうという不正(例えば、第三者のカメラで決済コードを撮影させ、第三者が決済コードを利用可能にするという不正)が行われるおそれもある。そこで、決済用トークンには使用可能期限が定められていてもよい。使用可能期限は、例えば通信処理部134が決済用トークンを発行してから10分である。
この場合、特典付与部135は、決済情報を取得した日時が使用可能期限よりも前であることを条件として、決済情報に含まれる金額から、決済用トークンにより割り引かれる金額を差し引いた金額を決済金額とする。特典付与部135は、決済情報を取得した日時が使用可能期限を過ぎている場合、決済情報に含まれる金額をそのままユーザの決済金額とする。
特典付与部135は、決済情報を取得した日時が使用可能期限を過ぎている場合、ユーザ端末2に対して、使用可能期限を過ぎていることを通知し、決済用トークンの再発行をするための操作画面をユーザ端末2に表示させてもよい。ユーザが再発行の操作をした場合、図1における(1)から(9)までの動作が再度行われる。
なお、ユーザが、使用可能期限が過ぎた決済用トークンを含む決済用コードを店舗で提示しないようにするために、通信処理部134は、使用可能期限から所定の時間より前になると、使用可能期限が近づいていることをユーザ端末2に通知してもよい。例えば、通信処理部134は、ユーザがレジで精算を開始する前に使用可能期限が経過してしまうおそれがあることを認識できるように、使用可能期限から2分前になると、使用可能期限が近づいていることをユーザ端末2に通知する。
[動作シーケンス]
図5は、特典付与システムSの動作シーケンス図である。図5に示すシーケンス図は、ユーザがユーザ端末2においてクーポンを利用する操作をしたところから開始している(S1)。ユーザ端末2は、ユーザがクーポンを利用する操作を受け付けると、利用要求を特典付与装置1に送信する。
特典付与装置1のトークン生成部132は、利用要求を受信すると、決済用トークンを生成し(S2)、生成した決済用トークンをユーザIDに関連付けて記憶部12に記憶させる(S3)。通信処理部134は、トークン生成部132が生成した決済用トークンをユーザ端末2に送信する。
ユーザ端末2のコード作成部253は、特典付与装置1から受信した決済用トークンに基づく決済用コードとしてのQRコードを作成し、作成したQRコードを表示部23に表示させる(S4)。ユーザが店舗において、ユーザ端末2に表示されたQRコードを提示し、店舗端末3がQRコードを読み取ると(S5)、店舗端末3は、ユーザが購入した商品の代金を示す決済情報、QRコードに含まれている決済用トークン、及び特典対象商品情報を特典付与装置1に送信する。
特典付与部135は、店舗端末3から受信した決済情報が示す金額から、決済用トークンに基づいて特定される割引額を減算することにより、ユーザに対する決済金額を決定する(S6)。特典付与部135は、決定した決済金額を決済サーバ4に通知する。決済サーバ4は、受信した決済金額に基づいて決済処理を実行する(S7)。
図6は、特典付与装置1と決済サーバ4との間での動作シーケンスの詳細を示す図である。図6に示すシーケンス図は、特典付与部135がユーザの決済金額を決定し、決済金額を第1の決済サーバ4aに送信した時点から開始している。第1の決済サーバ4aは、ユーザが支払い可能な残高が決済金額以上であるか否かを判定する(S11)。
第1の決済サーバ4aは、残高が決済金額以上であると判定した場合(S11においてYES)、決済金額を決済する処理を実行する(S12)。一方、第1の決済サーバ4aは、残高が決済金額未満であると判定した場合(S11においてNO)、不足している金額を特典付与部135に通知する。ここで、第1の決済サーバ4aは、残高分だけを決済処理してもよい。
特典付与部135は、不足金額の通知を第1の決済サーバ4aから受けると、他の決済サーバである第2の決済サーバ4bに対して、ユーザIDとともに不足金額を通知して決済を要求する。第2の決済サーバ4bは、残高が不足金額以上であるか否かを判定する(S13)。第2の決済サーバ4bは、残高が不足金額以上であると判定した場合(S13においてYES)、不足金額を決済する処理を実行する(S14)。第2の決済サーバ4bは、残高が不足金額未満であると判定した場合(S13においてNO)、残高と不足金額との差額を、さらなる不足金額として特典付与部135に通知する。
特典付与装置1は、決済金額の全額の決済が終了するまで、決済が可能な複数の決済サーバ4に決済を依頼する。特典付与部135は、決済金額の全額の決済が完了した場合、支払いが完了したことをユーザ端末2及び店舗端末3に通知する。特典付与部135は、決済金額の一部の決済が完了しなかった場合、決済をできなかった額をユーザ端末2及び店舗端末3に通知する。ユーザは、ユーザ端末2に通知された金額を確認すると、通知された金額を現金で店員に支払うことができる。
[第1変形例]
以上の説明においては、QRコードを読み取った店舗端末3が送信する特典対象商品情報に、ユーザが購入した商品のうち、クーポンによって割り引かれる可能性がある商品を示す情報が含まれているという場合を例示したが、特典対象商品情報はこれに限らない。決済用トークンに、商品を識別するための商品識別情報が含まれている場合、店舗端末3は、決済用トークンに対応するクーポンによって割り引かれる商品をユーザが購入しようとしているか否かを示す特典対象商品情報を特典付与装置1に送信してもよい。この場合、特典付与部135は、特典対象商品情報が、決済用トークンにより割り引かれる対象となる商品が購入されたことを示していることを条件として、決済情報が示す金額から割引額を減算して決済金額を決定する。
[第2変形例]
特典付与装置1は、同一の決済用トークンを用いて購入された商品と、当該商品を購入した複数のユーザの属性情報とを関連付けて記憶部12に記憶させたり、同一の決済用トークンを用いて購入された商品と、当該商品が購入された場所とを関連付けて記憶部12に記憶させたりしてもよい。この場合、特典付与装置1は、記憶させたこれらの情報を、クーポン提供者に提供したり、これらの情報に基づいて統計分析をした結果をクーポン提供者に提供したりしてもよい。
例えば、要求受付部131は、ユーザ端末2から送信された利用要求を受け付けた後に、ユーザが利用しようとしているクーポンを提供している提供者(例えば、商品の製造・販売事業者)のサーバ、又は特典付与装置1を管理している事業者のサーバに、利用要求を送信したユーザ端末2に対応するユーザの属性情報を送信する。属性情報は、例えば、ユーザの年齢、性別、趣味、職業等のように、ユーザの商品嗜好性に関連し得る特性を示す情報であり、特典付与装置1において、ユーザIDに関連付けて予め記憶されている。通信処理部134が、ユーザが商品を購入した時間、購入場所(店舗識別情報)、又は決済用コードを提示して購入した商品の情報等を店舗端末3から受信し、受信した各種の情報をクーポン提供者に提供してもよい。特典付与装置1がこのような情報をクーポン提供者に提供することにより、クーポン提供者が、どのようなユーザが商品を購入する意欲を有しているかを把握することが可能になる。
また、特典付与部135は、決済金額を算出した後に、クーポンを提供している提供者のサーバ、又は特典付与装置1を管理している事業者のサーバに、クーポンを利用したユーザの属性情報を送信してもよい。要求受付部131及び特典付与部135がこのように動作することで、クーポン提供者又は特典付与装置1を管理している事業者が、クーポンを利用しようとしたユーザのうち、どれくらいの割合のユーザが実際にクーポンを利用して商品を購入しているかを把握することが可能になる。
[第3変形例]
以上の説明においては、特典付与部135が決済金額を決済サーバ4に送信し、決済サーバ4が決済処理を実行する場合を例示したが、決済処理を行う主体は任意である。例えば、特典付与部135は、ユーザIDで特定されるユーザの口座から決済金額を引き落とす決済処理を実行し、決済金額を引き落とす処理を実行した後に、支払い完了の通知をユーザ端末2と店舗端末3とに送信してもよい。このように、特典付与部135が決済処理を行うことで、特典付与部135が決済サーバ4との間でデータを送受信する必要がないので、決済処理に要する時間を短縮することができる。
[第4変形例]
以上の説明においては、ユーザ端末2が、クーポンにより割り引かれる商品を提供している事業者からクーポンを取得する場合を例示したが、ユーザ端末2がクーポンを取得する方法は任意である。例えば、特典付与装置1が、クーポンにより割り引かれる商品を提供している事業者からの要求に応じてクーポンをユーザ端末2に提供する。記憶制御部133は、ユーザIDに関連付けて、ユーザ端末2に送信したクーポンを識別するためのクーポンIDを記憶する。
この場合、通信処理部134は、ユーザ端末2の所在地を示す位置情報を定期的に取得してユーザの所在地を特定し、クーポンを利用可能な店舗のうち、ユーザ端末2の所在地からの距離が所定値以下の店舗を示す情報をユーザ端末2に通知してもよい。特典付与装置1がこのように動作することで、ユーザがクーポンを使用する確率を高めることができる。
[特典付与システムSによる効果]
以上説明したように、特典付与装置1は、ユーザ端末2からクーポンの利用要求を取得すると、当該クーポンに対応する決済用トークンを生成し、生成した決済用トークンをユーザ端末2に送信する。ユーザ端末2は、受信した決済用トークンに基づく決済用コードを作成する。特典付与部135は、決済用コードを読み取った店舗端末3から決済情報、決済用トークン、及び特典対象商品情報を取得すると、決済金額から割引額を減算することにより、ユーザの決済金額を決定する。特典付与装置1及びユーザ端末2がこのように動作することで、店舗の店員は、決済用コードを読み取るだけで精算処理をすることができ、かつユーザ端末2のユーザは、クーポンによる割引を受けることができるので、クーポンを利用する電子決済の決済処理が簡略になる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の分散・統合の具体的な実施の形態は、以上の実施の形態に限られず、その全部又は一部について、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を合わせ持つ。
1 特典付与装置
2 ユーザ端末
3 店舗端末
4 決済サーバ
11 通信部
12 記憶部
13 制御部
21 操作部
22 通信部
23 表示部
24 記憶部
25 制御部
131 要求受付部
132 トークン生成部
133 記憶制御部
134 通信処理部
135 特典付与部
251 操作受付部
252 要求送信部
253 コード作成部

Claims (14)

  1. コンピュータが実行する、
    ユーザを特定するためのユーザ識別子とクーポンの利用要求とを前記ユーザのユーザ端末から受け付けるステップと、
    前記ユーザが前記クーポンを利用可能な店舗で決済するための決済用トークンを生成するステップと、
    前記決済用トークンと前記ユーザ識別子とを関連付けて記憶部に記憶させるステップと、
    生成した前記決済用トークンを前記ユーザ端末に送信するステップと、
    前記決済用トークンに基づいて前記ユーザ端末が表示した決済用コードを読み取った店舗端末から、一以上の商品の決済に用いるための決済情報と、前記決済用トークンと、前記一以上の商品のうち前記クーポンによる特典が付与される商品である特典対象商品を特定するための特典対象商品情報と、を受信するステップと、
    前記店舗端末から受信した前記決済用トークンに基づいて前記記憶部から前記ユーザ識別子を読み出すステップと、
    受信した前記特典対象商品情報により前記特典対象商品を特定できた場合に、前記ユーザ識別子に対応する前記ユーザに前記クーポンによる特典を付与するステップと、
    前記特典対象商品情報が示す商品が、前記決済用トークンにより割り引かれる対象となる商品である場合、前記決済情報に含まれる金額から前記決済用トークンにより割り引かれる金額を差し引いた金額を、前記ユーザの決済金額に決定するステップと、
    前記決済金額を、前記ユーザ識別子で特定される前記ユーザの口座から、前記決済金額を引き落とすステップと、
    前記決済金額を引き落とすステップの後に、支払い完了の通知を前記ユーザ端末と前記店舗端末とに送信するステップと、
    を有する特典付与方法。
  2. 前記クーポンの利用要求を前記ユーザのユーザ端末から受け付けるステップの前に、前記ユーザ端末からユーザIDを受信し、受信した前記ユーザIDに対応するクーポンIDを読み出して、前記クーポンIDに対応する特典の内容を前記ユーザ端末に送信するステップをさらに備える、
    請求項に記載の特典付与方法。
  3. 前記決済用トークンと前記ユーザ識別子とを関連付けて前記記憶部に記憶させるステップは、前記決済用トークンと前記クーポンのIDとを関連付けて前記記憶部に記憶させるステップを含む、
    請求項1または2に記載の特典付与方法。
  4. 前記決済用トークンと前記ユーザ識別子とを関連付けて前記記憶部に記憶させるステップは、前記決済用トークンと前記クーポンを提供した事業者を特定するためのコードとを関連付けて前記記憶部に記憶させるステップを含む、
    請求項1からのいずれかに記載の特典付与方法。
  5. 前記決済用トークンには、使用可能期限が定められており、
    前記決済金額を算出するステップにおいて、前記決済情報を取得した日時が前記使用可能期限よりも前であることを条件として、前記決済情報に含まれる金額から、前記決済用トークンにより割り引かれる金額を差し引いた金額を前記決済金額とする、
    請求項からのいずれか一項に記載の特典付与方法。
  6. 前記利用要求を受け付けるステップの後に、前記クーポンを提供している提供者又は前記決済金額を決定する前記コンピュータを管理している事業者に、前記利用要求を送信した前記ユーザ端末に対応する前記ユーザの属性情報を送信するステップをさらに有する、
    請求項からのいずれか一項に記載の特典付与方法。
  7. 前記決済金額を算出するステップの後に、前記クーポンを提供している提供者又は前記決済金額を決定する前記コンピュータを管理している事業者に、前記クーポンを利用した前記ユーザの属性情報を送信するステップをさらに有する、
    請求項からのいずれか一項に記載の特典付与方法。
  8. 前記特典を付与するステップは、前記決済用トークンに関連付けて前記記憶部に記憶されている事業者及び商品名と、前記特典対象商品情報が示す事業者及び商品名とが一致することを条件として、特典を付与するステップを含む、
    請求項1からのいずれか一項に記載の特典付与方法。
  9. 前記決済用トークンには、使用可能期限が定められている、
    請求項1からのいずれか一項に記載の特典付与方法。
  10. 前記ユーザ端末の所在地を示す位置情報を取得してユーザの所在地を特定するステップと、
    前記クーポンを利用可能な店舗のうち、前記ユーザの所在地からの距離が所定値以下の店舗を示す情報をユーザ端末に通知するステップと、
    をさらに含む、
    請求項1から9のいずれか一項に記載の特典付与方法。
  11. ユーザを特定するためのユーザ識別子とクーポンの利用要求とを前記ユーザのユーザ端末から受け付ける要求受付部と、
    前記ユーザが前記クーポンを利用可能な店舗で決済するための決済用トークンを生成するトークン生成部と、
    前記決済用トークンと前記ユーザ識別子とを関連付けて記憶部に記憶させる記憶制御部と、
    生成した前記決済用トークンを前記ユーザ端末に送信し、前記決済用トークンを送信した後に、前記決済用トークンに基づいて前記ユーザ端末が表示した決済用コードを読み取った店舗端末から、一以上の商品の決済に用いるための決済情報と、前記決済用トークンと、前記一以上の商品のうち前記クーポンによる特典が付与される商品である特典対象商品を特定するための特典対象商品情報と、を受信する通信処理部と、
    前記通信処理部が前記店舗端末から受信した前記決済用トークンに基づいて前記記憶部から前記ユーザ識別子を読み出し、受信した前記特典対象商品情報により前記特典対象商品を特定できた場合に、前記ユーザ識別子に対応する前記ユーザに前記クーポンによる特典を付与する特典付与部と、
    を有し、
    前記特典付与部は、前記特典対象商品情報が示す商品が、前記決済用トークンにより割り引かれる対象となる商品である場合、前記決済情報に含まれる金額から前記決済用トークンにより割り引かれる金額を差し引いた金額を、前記ユーザの決済金額に決定し、前記決済金額を、前記ユーザ識別子で特定される前記ユーザの口座から、前記決済金額を引き落とし、前記決済金額を引き落とした後に、支払い完了の通知を前記ユーザ端末と前記店舗端末とに送信する特典付与装置。
  12. 前記特典付与部は、前記クーポンの利用要求を前記ユーザのユーザ端末から受け付ける前に前記ユーザ端末からユーザIDを受信し、受信した前記ユーザIDに対応するクーポンIDを読み出して、前記クーポンIDに対応する特典の内容を前記ユーザ端末に送信する、
    請求項11に記載の特典付与装置。
  13. 前記記憶制御部は、前記決済用トークンと前記クーポンのIDとを関連付けて前記記憶部に記憶させる、
    請求項11または12に記載の特典付与装置。
  14. クーポンを利用するユーザのユーザ端末と、前記ユーザ端末と通信可能な特典付与装置と、を備え、
    前記ユーザ端末は、
    前記クーポンを利用するための操作を受け付ける操作受付部と、
    前記操作受付部が前記操作を受け付けた場合に、前記ユーザを特定するためのユーザ識別子と前記クーポンの利用要求とを前記特典付与装置に送信する要求送信部と、
    前記要求送信部が前記利用要求を送信した後に、前記特典付与装置から受信した、前記ユーザが前記クーポンを利用可能な店舗で決済するための決済用トークンに基づいて決済用コードを作成するコード作成部と、
    を有し、
    前記特典付与装置は、
    前記ユーザ識別子と前記利用要求とを前記ユーザ端末から受け付ける要求受付部と、
    前記決済用トークンを生成するトークン生成部と、
    前記決済用トークンと前記ユーザ識別子とを関連付けて記憶部に記憶させる記憶制御部と、
    生成した前記決済用トークンを前記ユーザ端末に送信し、前記決済用トークンを送信した後に、前記決済用トークンに基づいて前記ユーザ端末が表示した決済用コードを読み取った店舗端末から、一以上の商品の決済に用いるための決済情報と、前記決済用トークンと、前記一以上の商品のうち前記クーポンによる特典が付与される商品である特典対象商品を特定するための特典対象商品情報と、を受信する通信処理部と、
    前記通信処理部が前記店舗端末から受信した前記決済用トークンに基づいて前記記憶部から前記ユーザ識別子を読み出し、受信した前記特典対象商品情報により前記特典対象商品を特定できた場合に、前記ユーザ識別子に対応する前記ユーザに前記クーポンによる特典を付与する特典付与部と、
    を有し、
    前記特典付与部は、前記特典対象商品情報が示す商品が、前記決済用トークンにより割り引かれる対象となる商品である場合、前記決済情報に含まれる金額から前記決済用トークンにより割り引かれる金額を差し引いた金額を、前記ユーザの決済金額に決定し、前記決済金額を、前記ユーザ識別子で特定される前記ユーザの口座から、前記決済金額を引き落とし、前記決済金額を引き落とした後に、支払い完了の通知を前記ユーザ端末と前記店舗端末とに送信する特典付与システム。
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