JP2018197985A - レシートを用いたプロジェクトのためのレシート解析システム、方法、及びプログラム - Google Patents

レシートを用いたプロジェクトのためのレシート解析システム、方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】レシートを用いるプロジェクトと連携し、プロジェクトのための各種判定を行うとともに、広範且つ有用な購買データを生成するシステム、方法、プログラム等を提供する。
【解決手段】レシートを用いたキャンペーンのためのレシート解析システムであって、紙レシートを撮影したレシート画像から読取されるレシートデータを取得するためのレシートデータ取得部と、レシートデータに含まれる一つ以上の項目に基づいて、少なくとも一つのキャンペーン応募条件を満たすか否かを判定するための判定部と、取得されたレシートデータに関して購買情報を管理するための購買情報管理部と、を含み、購買情報が、レシートデータに含まれる一つの読取商品名に関する一つの商品情報をレシート毎に含む。
【選択図】図2

Description

本発明は、レシートを用いたプロジェクトと連携するシステム、方法等に関する。特に、レシートを用いたキャンペーンにおける各種判定を精度よく行うことができ、キャンペーンを容易に設定することができるシステム等に関する。また、各種プロジェクトとの連携を通して有用な購買データを収集、蓄積することができるシステム、方法、及びプログラムに関する。
メーカー等企業は、商品の購入や認知を促進させる販促活動として、応募者を集め景品や賞金などを提供するキャンペーンをよく実施する。応募のために特定の商品の購入が主な条件となるものを一般にクローズド型キャンペーン、クローズド懸賞、マストバイキャンペーン等という。購買証明として店舗から発行されるレシートが使用される場合がある。
従来、キャンペーン応募のために、キャンペーン商品を購入した際のレシート画像をキャンペーンセンターに送付させるとともに、レシート画像に記載された店舗電話番号や発行年月日時分からユニークなシリアルデータを作成し、重複チェック等を行うキャンペーン応募システムが提案された(特開2010−204861広報:特許文献1)。
POSレジとの通信やキャンペーンシールを用いることなく廉価にキャンペーンを実施するために、サーバがキャンペーン参加のための必要項目を記憶し、受信したレシート画像データの商品名が、カタカナの読み違いや濁音の読み違いがある場合も、キャンペーン対象商品名に60パーセント以上一致したときは該当すると判定するキャンペーン応募システムが提案された(特開2014−186726広報:特許文献2)。
近年、消費の多様化により人々の消費行動の予測が困難になるとともに、POSデータやID−POSデータに留まらない、買物レシート(購買履歴)単位の購買データが求められている。
例えば、店舗に電子レシートシステムを導入し、ユーザが「電子レシートアプリ」を用いてユーザ自身の買物レシート(購買履歴)データをスマートフォンで自己管理できるようにして、ポイントプレゼント等のサービスの提供と引き替えに、ユーザから年齢等の個人情報と購買履歴データの提供を受けようとする試みが行われた。しかしながら、電子レシートシステムの導入にはコストがかかり店舗も限定され、現状、日々発行される膨大な紙レシートを反映するような購買データは得られていない。
また、ユーザが紙レシートをスマートフォンのカメラ等で撮影し、レシート画像をOCR(Optical Character Recognition)処理することで、容易に家計簿を作成するようにした家計簿ウェブアプリケーションが知られている。家計簿ウェブアプリケーションの事業者は、ユーザの同意を得る等してOCRにより読取されたデータを収集し得る。しかしながら紙レシートの内容(商品名、サービス名等)や記載方式は多種多様なパターンを有し、且つOCRは誤読を伴うため、有用な購買データは得られにくい。
従来、消費者が登録するレシートの画像データを入力者端末から受け付け、チェック担当者が利用するチェック担当者端末に対して、消費者の回答データとレシートの画像データとを表示させ、質問データに対する回答データの整合性をレシートの画像を用いて判定させて整合性チェックを行い「商品・サービス種別毎の購買理由を含むデータ」をマーケティングデータ化するマーケティングデータ収集システムが提案された(特開2014−49058公報:特許文献3)。
特開2010−204861広報 特開2014−186726広報 特開2014−49058公報
これまで提案されたキャンペーン応募システムは、レシート画像のOCR処理に適した商品、サービスマスタ等と連携するものではなかった。その結果、応募条件を満たすレシートが非該当とされたり(見逃し)、その逆(過検知)とされるなど、キャンペーン実施者や応募者の満足度を低下させる恐れがあった。
また、「回答の入力」といった作業を要すると、作業者が偏りやすく、十分な購買データが得られなかった。
従って、キャンペーンに関する判定を幅広く、且つ確実に行うことができるシステム、方法が好ましい。また、目的に応じた分析ができるように、紙レシートの記載内容自体を有用なデータとして構築するシステム、方法が好ましい。
上記に鑑みて本発明は、紙レシートを撮影したレシート画像に基づいて、キャンペーンに関する判定を幅広く、且つ確実に行うことができるシステム、方法を提供することを目的とする。紙レシートの多様な記載内容やOCRに伴う誤読に対応し、これらを補うことができるデータベースシステムを提供することを目的とする。
また、目的に応じた分析ができるように、紙レシートの記載内容自体を有用なデータとして構築するシステム、方法を提供することを目的とする。特に、キャンペーン等のプロジェクトと連携して広範な購買データを収集することができ、POSシステム等特定のシステムを導入しない者(例えば、製造業者や広告業者等)でも、マーケティングに必要な情報を得ることができるシステム、方法を提供することを目的とする。
本発明に係る一つの態様は、レシートを用いたキャンペーンのためのレシート解析システムであって、紙レシートを撮影したレシート画像から読取されるレシートデータを取得するためのレシートデータ取得部と、レシートデータに含まれる一つ以上の項目に基づいて、少なくとも一つのキャンペーン応募条件を満たすか否かを判定するための判定部と、取得されたレシートデータに関して購買情報を管理するための購買情報管理部と、を含み、購買情報が、レシートデータに含まれる一つの読取商品名に関する一つの商品の情報をレシート毎に含むことを特徴とする。
本発明によれば、レシートデータに含まれる様々な項目に応じて、様々なキャンペーン応募条件の判定を行うことができる。本システムに関して設定される様々なキャンペーンの応募者のレシートを収集することができ、流通チェーンや地域を横断する広範な購買情報を取得することができる。購買情報はレシートデータに含まれる一つの読取商品名に関する一つの商品の情報をレシート毎に含み、このことにより買い物レシート単位のデータが得られる。「一つの商品」とは購買に係る一単位の商品を指し、例えば、1SKU(Stock Keeping Unit)等に対応し得る。
レシート解析システムはさらにレシートに表記される商品名であるレシート表記商品名と、商品を一意的に識別するユニークコードとを関連付けて成る商品マスタデータベースを含み、一つの商品の情報は、一つの読取商品名に基づいて商品マスタデータベースから抽出される一つのユニークコードを含む。
キャンペーン応募条件が対象商品の購買を含むとき、判定部において、レシートデータに含まれる読取商品名と、対象商品を表す対象レシート表記商品名及び/又は対象キーワードとが比較され、読取商品名が前記対象商品に該当する確度、又は非該当であることが決定されることが好ましい。
マストバイキャンペーン等、対象商品の購買証明にレシートを用いるものについて、対象商品を表す対象レシート表記商品名及び/又は対象キーワードと読取商品名とを比較することで、店舗を限定しないエリア対象キャンペーン等であっても十分な判定を行うことができる。確度が決定されるため、確度に応じた目視などの確実な対応を行うことができる。
さらに購買情報管理部において、読取商品名を、商品を一意的に識別するユニークコードに関連付けるように読取商品名と、ユニークコードに予め関連付けられたレシート表記商品名とが比較され、読取商品名が単一のユニークコードに関連付けられるとき、該単一のユニークコード及び関連付けられたレシート表記商品名を含む購買情報が生成される。
このようにすることで、レシートの統一されない記載やOCRによる読取の不確かさが補正され、キャンペーンに関する判定と連携して各種分析に有用な購買情報を生成することができる。
比較の結果確度が複数存在するとき、最も高い値に決定されてよい。本発明において読取商品名は、互いに同一と見做される複数の読取商品名を含み得る。OCRでは、カタカナや濁音等の読み違いが起こりやすく、互いに読み違えられやすい文字同士を同一の読取結果と見做すことで、決定される確度を向上させ得る。その上で、比較の結果が複数存在するとき、複数の結果のうち最も高い値として確度が決定されることが好ましい。このようにすることでOCRの特性に基づいて確度を十分に向上させることができ、低い確度に対する対応(目視確認等)の負担を低減させ得る。
確度に基づいて目視確認が行われるとき、目視確認により最終的に該当又は非該当とされる目視結果が取得されてよい。このようにすることで、該当か非該当か不明であった読取商品名について補正された購買情報を得ることができる。
比較される対象レシート表記商品名及び/又はレシート表記商品名は、レシートデータに含まれる電話番号から特定される店舗に対応する対象レシート表記商品名及び/又はレシート表記商品名であってよい。このようにすることで、店舗(チェーン)毎に異なるレシートの記載のパターンに対応し精度のよい判定を行うことができる。
さらに、レシート解析システムはユニークコードとカテゴリとを関連付けるカテゴリマスタデータベースを含み、比較の結果、読取商品名が単一のユニークコードに関連付けられるとき、単一のユニークコードのカテゴリが読取商品名のカテゴリに決定され、読取商品名が複数のユニークコードに関連付けられるとき、複数のユニークコードのそれぞれのカテゴリから選択されたカテゴリが読取商品名のカテゴリに決定され得る。
このようにすることで、レシートによるカテゴリを対象としたキャンペーンを容易に設定することができ、また、カテゴリをキーとして購買情報の分析を行うことができる。
本発明の他の態様は、キャンペーンに関してレシートを解析する方法であって、紙レシートを撮影したレシート画像から読取されるレシートデータを取得することと、レシートデータに含まれる一つ以上の項目に基づいて、少なくとも一つのキャンペーン応募条件を満たすか否かを判定することと、取得されたレシートデータに関して購買情報を管理することと、を含み、購買情報が、レシートデータに含まれる一つの読取商品名に関する一つの商品の情報をレシート毎に含む。
本発明に係るもう一つの態様は、レシートを解析する方法であって、紙レシートを撮影したレシート画像から読取されるレシートデータを取得することと、レシートデータに含まれる読取商品名を、商品を一意的に識別するユニークコードに関連付けるように、読取商品名と、ユニークコードに予め関連付けられたレシート表記商品とを比較することと、比較の結果、読取商品名が単一のユニークコードに関連付けられるとき、単一のユニークコードに関連付けられるカテゴリを読取商品名のカテゴリに決定することと、比較の結果、読取商品名が複数のユニークコードに関連付けられるとき、複数のユニークコードのそれぞれに関連付けられるカテゴリから選択されたカテゴリを読取商品名のカテゴリに決定することと、を含む。
本発明に係るさらにもう一つの態様は、上記レシート解析方法をコンピュータに実行させるプログラムである。
本発明によれば、予め生成された各種データベースに基づいて、レシートから抽出されるデータから高精度な判定を行うことができる。キャンペーン実施者は低減されたコストにおいて、目的に応じたキャンペーンを高い自由度で設定することができ、且つ安定した運用を行うことができる。
また、キャンペーンへの応募者や家計簿ウェブアプリケーションの利用者等からレシートに関するデータを幅広くランダムに収集し、膨大且つ有用な購買データを生成することができる。本発明によれば、特定のシステム(POSシステム、電子レシートシステム等)の導入を要することなく、レシート一枚単位の分析、チェーン単位、商品単位等の分析に有用なビッグデータを構築することができる。
図1は本発明に係るレシートデータシステムを概略的に示す。 図2は本発明に係るレシート解析サーバを概略的に示す。 図3Aは本発明の一つの実施形態に係る、レシート解析サーバにおける処理フローを示す。 図3Bは本発明の一つの実施形態に係る、レシート解析サーバにおける処理フローを示す。 図4は本発明に係る一つの実施形態のキャンペーン情報データベースのデータ構造を模式的に示す。 図5は本発明に係る一つの実施形態の商品マスタデータベースのデータ構造を模式的に示す。 図6は本発明に係る一つの実施形態の店舗マスタデータベースのデータ構造を模式的に示す。 図7Aは本発明に係る一つの実施形態のカテゴリマスタデータベースのデータ構造を模式的に示す。 図7Bは本発明に係る他の実施形態のカテゴリマスタデータベースのデータ構造を模式的に示す。 図8は本発明に係る一つの実施形態のキャンペーンレシートデータベースのデータ構造を模式的に示す。 図9は本発明に係る一つの実施形態の判定結果データベースのデータ構造を模式的に示す。 図10は本発明に係る一つの実施形態のレシート(購買)データベースのデータ構造を模式的に示す。 図11Aは、読取商品名がキャンペーン対象商品に該当する確度を説明するための図である。 図11Bは本発明に係る読取商品名の変換セットを説明するための図である。
以下、図面を参照しながら、本発明のさまざまな特徴が、本発明の限定を意図しない好適な実施例とともに説明される。図面は説明の目的で単純化、概略化されている。
図1を参照し、一つの実施形態のレシートデータシステム1は、本発明に係るレシート解析システム100、該システム100とインターネット等の通信ネットワーク2を介して通信を行う一つ以上の外部サーバ40、及びこれらと通信を行うことができる複数のユーザ端末(51、52、53等)を含む。
レシート解析システム100は、ウェブアプリケーション(Web/Ap)サーバ10、データベース(DB)装置を管理するデータベース(DB)サーバ20を含む。それぞれ中央処理装置(CPU)、RAM、ROM、ハードディスクなどを実装し、適切なオペレーティングシステム(OS)の制御の下でプログラミング言語を実行し、各種処理を実行するための機能手段を提供する。サーバに格納されるプログラムは、HTML、JavaScript(登録商標)、ネイティブプログラム(オブジェクトコード)等で構築される。DBサーバ20ではデータベース管理システム(DBMS、RDBMS)が稼動している。サーバ10やサーバ20は、インターネット上で記憶資源や計算資源などの資源をサービスとして提供ないし利用する形態であるクラウドコンピューティングにおけるパブリッククラウド型のサーバから構成されてよく、グループ企業等で広く使用するようにプライベートクラウド型のサーバから構成されてもよい。業務用パソコン(PC)30はコンピュータ装置であってよく、オペレータ等がシステム100の適切な運用のために使用することができる。
外部サーバ40は公知のサーバ装置から構成され、システム100やユーザ端末51、52、53等との間で、プロジェクトに関連する各種データの送受信を行うことができる。例えば、外部サーバ40は、ユーザ端末からのプロジェクトサイトへのアクセスを受けてユーザIDやパスコードを発行し、ユーザ端末のデバイス(カメラ等)にアクセスするなどして、紙レシートを撮影したレシート画像を取得し得る。
ユーザ端末51、52、53は、公知のカメラデバイスやブラウザソフトウェアを搭載する、スマートフォン等の高機能端末やタブレット型高機能端末であってよい。
レシート解析システム100は、外部サーバ40のリクエストを受けて、外部サーバ40が実施するプロジェクトに応じたレシート解析を実行し得る。プロジェクトは、各種キャンペーンや家計簿ウェブサービス等を含み、これらに限定されない。以下では説明の目的のため、レシート解析システム100は、キャンペーンのためのレシート解析を実行するものとする。
図2にレシート解析システム100に係るWeb/Apサーバ10、DBサーバ20のブロック図が示される。
サーバ10は、ネットワークインターフェース(NIC)11を介してネットワーク2から各種情報および要求を受領する。サーバ10は、キャンペーンに関する各種判定を行うために、キャンペーン情報管理部12、マスタ管理部13、レシートデータ取得部14、判定部15、購買情報管理部16等を備える。
DBサーバ20は、キャンペーン情報データベース21、商品等マスタデータベース22、店舗マスタデータベース23、カテゴリマスタデータベース24、キャンペーンレシートデータベース25、判定結果データベース26、及びレシート(購買)データベース27を備える。
キャンペーン情報管理部12は、キャンペーンに関する情報をキャンペーン情報DB21に登録、管理するための電子機器、電子回路及びプログラムから成る。
マスタ管理部13は、商品マスタDB22、店舗マスタDB23、カテゴリマスタDB24等各種マスタDBを登録、管理するための電子機器、電子回路及びプログラムから成る。
レシートデータ取得部14は、公知のOCRエンジンを含んでよく、レシート画像をOCR処理したテキストデータ(レシートデータ)を取得し、キャンペーンレシートDB25に登録、管理するための電子機器、電子回路及びプログラムから成る。
判定部15は、レシートデータ及び各種マスタDB(22、23、24等)に基づいて、キャンペーンの応募に関する判定を実行し、判定結果をDB26に登録、管理するための電子機器、電子回路及びプログラムから成る。
購買情報管理部16は、レシートデータや補正されたデータを含む購買情報をレシート(購買)DB27に登録、管理するための電子機器、電子回路及びプログラムから成る。
サーバ10のデータ処理部17は、RDB20に対するデータの登録や検索、検索結果の作成などを行うことができ、各DBに対するデータ追加、検索結果生成、データ削除、データ更新などの処理を可能とする。サーバ10の各部が取得、作成したデータは、データ処理部17、ストレージインターフェース18を介して各DBに格納される。
図3A乃至図3Bに、レシート解析システム100における一つの実施例の処理フローが示される。
初めに、キャンペーンサーバ40が、ユーザ端末(51、52、53等)との通信によりキャンペーン応募のためのレシート画像を取得し、予め付与されたキャンペーンID、レシート画像を識別するレシートIDとともにサーバ10へ送信する。
サーバ10は受信したレシート画像をOCR処理することにより、レシートデータを取得する(S601)。レシートデータは、サーバ40側、あるいはユーザ端末側で読取されたものを受信してもよい。また、レシートIDはサーバ10側で生成してもよい。
図8に、受信、取得されてキャンペーンレシートDB25に格納されるデータが模式的に示される。キャンペーンID毎にレシートID(イ)、レシート画像(ロ)と、レシート画像から読取される複数の項目のレシートデータ(ハ、ニ、ホ、ヘ、ト、チ等)が格納される。また、例えば、複数枚のレシートの累計的な判定が必要となる等ユーザの特定を必要とするときは、サーバ40から送信されるユーザID(リ)が格納され得る。読取商品名やその金額(数量)はそれぞれ複数存在し得る。
上記のようなレシートデータに基づいてレシートの重複が判定される(S602)。重複判定は、新たに取得されたレシートデータが、すでにキャンペーンレシートDB25に格納されたデータに対して、ユニークであるか否かをチェックすることで行うことができる。例えば、レシートデータの項目のうち、レシート発行日時分秒(ハ)、合計金額(ニ)、合計品目数(ホ)、レシート発行店舗の電話番号(ヘ)の一つ以上が一致するとき重複すると判定され得る。判定結果は判定結果DB26に、キャンペーンのレシートID毎に格納される(図9参照)。
なお、本明細書において、「一致する」とは、100パーセント一致する場合、及び、50パーセント以上、60パーセント以上、70パーセント以上、80パーセント以上、あるいは90パーセント以上の一致により一致と見做される場合を含み得る。
重複すると判定されたレシートは概して、キャンペーンの応募条件を満たさず、購買情報として繰り返し登録することも適切でないため、重複と判定された時点で処理を終了し得る(END)。あるいは、重複と判定した後も、その他の条件の判定処理を続行し得る。
期間の判定は、レシートデータの日付(ハ)とキャンペーン情報DB21の期間を比較して、一致すればOK、しなければNGとなる(S603)。判定結果は判定結果DB26に格納される。
図4に、予め生成されるキャンペーン情報DB21のデータ構造が模式的に示される。キャンペーン情報DB21には、キャンペーンID毎に、キャンペーンの各種条件が登録される。条件として、購買の期間や、購買先の店舗が限定されるときはその電話番号一覧、レシート当たりの合計金額を対象とする場合はその値、対象商品を指定するときは対象商品の名称とそのコード(JAN、EAN、UPCコード等)、対象商品の金額や数量(又はその累計)を指定するときはその値、また、カテゴリを指定するときはそのカテゴリ名称(「飲料」等)、さらに対象カテゴリの金額や数量(又はその累計)を指定するときはその値が含まれる場合がある。条件はこれらのうちの一つ、あるいは組み合わされる複数であってよい。条件はこれらに限定されず、他に設定されてもよい。
条件が対象商品を含むとき、キャンペーン情報DB25はさらに、後述する対象レシート表記商品名、及び/又は対象キーワードを含む。
キャンペーンIDに基づいて、条件が「対象店舗」を含むか否かがチェックされ(S604)、「対象店舗」含む場合、レシートデータの電話番号(ヘ)とキャンペーン情報DB21の対象店舗(電話番号)が比較され、一致すればOK、しなければNGとなる(S605)。判定結果は判定結果DB26に格納される。
キャンペーンIDに基づいて、条件がレシート毎の「合計金額」を含むか否かがチェックされ(S606)、含む場合、レシートデータの合計金額(ニ)とキャンペーン情報DB21の対象合計金額が比較され、条件を満たせばOK、満たさなければNGとなる(S607)。判定結果は判定結果DB26に格納される。
キャンペーンIDに基づいて、条件が「対象商品」を含むか否かチェックされる(S608)。「対象商品」を含む場合、レシートデータの読取商品名(ト)毎に、キャンペーン情報DB21の「対象レシート表記商品名」及び/又は「対象キーワード」との比較が行われる。
一つの実施形態において、「対象レシート表記商品名」は、キャンペーン情報DB21の対象商品コード(JANコード等)に基づいて、本発明に係る商品マスタDB22から抽出される。
図5に商品マスタDB22のデータ構造が模式的に示される。本発明において、商品マスタDB22は、ユニークコード(JANコード等)とレシートに記載された商品名(レシート表記商品名)とを関連付けて成る。
商品マスタDB22は、紙レシート等に基づいて店舗やチェーン毎に予め生成される。例えば、システム100のオペレータは、PC30の所定のアプリケーションプログラムを使用して、紙レシートに記載された店舗(チェーン)毎に、紙レシートに表記された商品名(レシート表記商品名)と、商品(のパッケージ)に付されたバーコード(JANシンボル)のセットから成るリストを入力することができる。レシート表記商品名の入力は、紙レシートを撮影したレシート画像のOCR処理により行われてよく、バーコードはバーコードリーダにより読取されてよい。オペレータはOCRの認識(読取)結果を目視確認し、実際のレシート表記商品名と認識結果が異なる場合は手入力により修正することができる。このような入力リストから商品マスタDB22を生成することができる。
効率よく商品マスタDB22を生成するために、例えば、換金可能なポイント等と引き換えにユーザ端末から撮影されたレシート画像や読取されたバーコードを収集することができる所定のウェブアプリケーションサーバ(図示せず)が用いられてよい。マスタ管理部13が、そのような所定のアプリケーションを動作させる機能を有してもよい。このようにすることで、アプリケーションのユーザから多数のレシート画像やバーコード情報を継続的に受信し得る。システム100のオペレータは、受信したレシート画像から読取された商品名とバーコードとのセットを用いて正確なリストを入力し、商品マスタDB22を生成することができる。
一つの実施形態において、商品マスタDB22におけるユニークコードは、商品がソースマーキングされたJANコード等を持つ場合、当該JANコード等を指す。商品がソースマーキングされない場合は、別途生成されるユニークな品名コード等を指す。
キャンペーン情報DB21の「対象レシート表記商品名」は、キャンペーン情報DB21の「対象商品コード(JANコード等)」をキーとして商品マスタDB22から検索され得る。例えば、店舗を限定しないキャンペーン等では、ユニークコード(JANコード等)にそれぞれ関連付けられた複数の店舗(チェーン)の複数の「レシート表記商品名」が、「対象レシート表記商品名」として登録され得る。
キャンペーン情報DB21の「対象キーワード」は、対象商品の名称に基づいて予め生成、登録され得る。例えば、対象商品の名称は「メーカー」、「ブランド」、「テイスト/フレーバー/カラー」、及び「容量」等の一つ以上を含み得る。このとき、キーワードは、対象商品名に含まれる「メーカー」、「ブランド」、「テイスト/フレーバー/カラー」、及び「容量」等の全て、いずれか一つ、又は任意の複数の組み合わせであり得る。対象キーワードは、平仮名、片仮名、漢字、ローマ字等で生成され得る。
「対象レシート表記商品名」及び/又は「対象キーワード」と読取商品名(ト)とを比較することにより、対象商品に該当する確度、又は非該当であることが決定される(S609)。
図11Aを参照して、確度の決定及び非該当であることの決定が説明される。例えば、JANコードを持つキャンペーン対象商品の名称が「abcdefghijkl」であり、JANコードをキーとして商品マスタDB22から一つの対象レシート表記商品名「defghijk」が抽出されたとする。また、キャンペーン対象商品名称を構成するメーカー、ブランド、及びテイストから、対象キーワード1として「abcdefghi」、対象キーワード2として「defghi」、及び対象キーワード3として「defghijkl」が生成されたとする。レシートデータは、読取商品名1として「dmfgojk」、及び読取商品名2として「pqrsgt」を含むものとする。
確度の決定は、レーベンシュタイン距離に基づいてよい。レーベンシュタイン距離とは、二つの文字列を比較し、片方の文字列をもう片方の文字列に変形するために必要な手順を数値化するものであり、対象レシート表記商品名及び対象キーワードと、読取商品名とがそれぞれ比較される。例えば、「挿入」、「削除」、「置換」の「コスト」をそれぞれ「1」として距離(コスト)が算出される。
図11Aの例において、対象レシート表記商品名と読取商品名1とを比較すると、読取商品名1の「m」を「e」に置換し、「o」を「h」に置換し、「i」を挿入すると一致するので、コストは「3」となる(グレーに色塗りされたマスの数)。同様に、対象キーワード1乃至3に読取商品名1を変形するためのコストはそれぞれ「6」、「3」、「4」となる。なお、対象キーワード1及び2との比較においては、最後の二文字(三角マークを付した文字「j」「k」)は考慮されておらず、このことを示す参考情報(「後」)を含む場合がある。参考情報により確度の精度が推定される場合がある。
なお、図11Bを参照して、OCRの読取結果が「dmfgojk」である場合、OCRで誤読されやすい文字のセットを記憶するOCR変換テーブル(図示せず)に基づいて、互いに同視される複数の読取商品名1のセットが保持され得る。例えば、「d」と「d’」、及び「g」と「g’」が相互に誤読され得る文字のセットであれば、それらを互いに変換してなる文字列は同一の文字列と見做されてよい。例えば、読取結果が「dmfgojk」であり、対象レシート表記商品名が「d’efg’hijk」である場合も、「d’efg’hijk」と「d’mfg’ojk」が比較される結果、コストは「3」となり、OCR特性に基づいてコストを算出することができる。
確度は、コストに基づいて任意の方法で算出され得る。例えば、確度=(読取商品名の文字数−コスト)/読取商品名の文字数×100(%)として算出され得る。図示の例では、読取商品名1の対象レシート表記商品名、及び対象キーワード2についての確度が60パーセント(一の位四捨五入)、対象キーワード1について10パーセント、対象キーワード3について40パーセントとなる。これらのうち最も高い「60パーセント」が、読取商品名1が対象商品に該当する確度に決定され得る。
図11Aを参照して、読取商品名2と対象レシート表記商品名、対象キーワード1、及び対象キーワード3とを比較すると、コスト(グレーに色塗りされたマスの数)が読取商品名の文字数「6」以上となる。このため確度が0パーセント以下となり、「非該当」に決定され得る。対象キーワード2との比較ではコストは「5」であり、確度は「20パーセント」と算出され得る。
判定結果DB26(図9)に格納される確度は、所定のしきい値以上のものであってよい。所定のしきい値未満の確度は、「非該当」に決定されてよい。例えば、しきい値として、40パーセント以上、50パーセント以上、60パーセント以上、70パーセント以上、80パーセント以上、又は90パーセント以上であるときに、「確度」が格納され得、しきい値未満のものは「非該当」とされ得る。あるいは、0パーセントを超える全ての確度が判定結果DB26に格納されてもよい。確度は、上記の方法に限らず任意の方法で決定されてよい。
続いて、キャンペーン情報DB21を参照して、対象商品の金額や数量が条件となるかがチェックされる(S610)。条件となる場合、該当(可能性)商品(「非該当」とされない商品)の金額や数量に基づいて条件を満たす場合はOK、満たさない場合はNGと判定され、判定結果DB26に格納される(26a)(S611)。累計金額の判定のために、金額(数量)がユーザID、レシートID毎に格納されてもよい(26b)(S611)。
図3Bを参照してさらに、キャンペーンがカテゴリを対象とするかどうか、及びレシートデータを購買データとして格納するか否かがチェックされる(S612)。購買データは概して、ユニークなレシートから収集され、従って重複しないと判定されたレシートは有用な購買データとして格納され得る。あるいは、直近の消費動向の分析に役立つように、キャンペーンの「期間」の条件をクリアするものは有用な購買データとして格納され得る。
カテゴリを対象とするキャンペーンである場合、及び/又は応募に係るレシートから購買データを生成する場合、読取商品名からユニークコードを特定するように、商品マスタDB22が参照される(S613)。
商品マスタDB22から効率よく、且つ精度よく特定するために、レシートデータの電話番号(ヘ)から店舗(チェーン)を特定することが好ましい。図6に、電話番号から店舗(チェーン)を特定するための店舗マスタDB23のデータ構造が模式的に示される。店舗マスタDB23は、電話帳データベースを用いて生成されてよく、電話番号とそれぞれの店舗、その地域(住所)、店舗がチェーン店であればそのチェーン、業種カテゴリ(小)(例えば、「眼科」・「歯科」、「うどん店」・「ファミリーレストラン」、「クリーニング」・「美容院」、「コンビニエンスストア」・「スーパー」等)、及び業種カテゴリ(大)(例えば、「医療」、「飲食業」、「生活関連」、「小売業」等)を互いに関連付けて成る。
レシートの電話番号から店舗(チェーン)が特定される場合は、その店舗(チェーン)の商品マスタDB22が参照される。特定されない場合、商品マスタDB22全体が参照され得る。
レシートデータのそれぞれの読取商品名(ト)と、(店舗の)商品マスタDB22のレシート表記商品名とが比較され、最も該当確度が高いレシート表記商品名が決定される。その確度が100パーセントであるとき、あるいは所定のしきい値(例えば、90パーセント、80パーセント、又は70パーセント等)以上であるとき、読取商品名はそのレシート表記商品名に該当するとして、レシート表記商品名に紐づけられた単一のユニークコードが特定され得る(S614)。
図7Aを参照して、本発明に係る商品カテゴリマスタDB24の一つの実施形態のデータ構造24aが模式的に示される。カテゴリマスタDB24は、JICFS分類(分類コード、分類名、分類基準)に準ずる形態で生成され得る。一つの実施形態のカテゴリマスタDB24はJICFS分類の大分類、中分類、小分類、細分類の紐づけを含み、さらに、細分類に本発明に係るユニークコードを紐づけて成る。
本発明によれば、ユニークコードは、JANコード等のソースマーキングされたコードと、ソースマーキングされない商品に関して設定された品名コード等を含む。例えば、JICFS分類の大分類「食品」;中分類「生鮮食品」;小分類「農産」;細分類「その他農産」に関連付けて、「ニンジン」、「キャベツ」、「トマト」等、商品の一般名称に対応する、JANコードとは異なる形式でユニークに生成された「品名コード」がそれぞれ設定され得る。
読取商品名に対して一つのユニークコードが特定されるとき、その読取商品名のカテゴリは、一つのユニークコードに紐づけられるカテゴリ(大分類、中分類、小分類、及び/又は細分類)に決定される(S615)。
該当する(確度が等しい)レシート表記商品名が複数抽出される等、単一のユニークコードが特定されない場合も考えられる。例えば、同じブランド名で様々な形態(テイストや容量等)の商品が展開される場合等は、同一の確度の複数のレシート表記名が抽出され得る。形態が異なっても商品のカテゴリ(例えば、「低カロリー甘味料」等)は共通する場合がある。読取商品名について複数のユニークコードが抽出される場合、複数のユニークコードに共通するカテゴリ、複数のユニークコードの複数のカテゴリのうちの多数のカテゴリ、又は複数のカテゴリから任意に選択されるカテゴリが読取商品名のカテゴリに決定され得る(S616)。
図10に、商品マスタDB22等を参照して生成されるレシート(購買)DB27のデータ構造が模式的に示される(S615、S616)。図10(a)は、ユニークコードが特定されたデータ27aを示し、レシートID毎の商品毎にデータが格納される。読取商品名は該当するレシート表記商品名に適宜補正され、このことによりレシート表記商品名をキーとする検索が容易になる。また、ユニークコードや単一に特定されたカテゴリ(カテゴリ1)、電話番号に基づく店舗に関する情報(地域、住所、チェーン)等が格納される。
図10(b)は、ユニークコードが特定されない場合の暫定的なデータ27bを示し、上記と同様に、レシートID毎の商品毎に得られたデータが格納される。店舗が特定されない場合は電話番号(ヘ)がそのまま格納され得る。データ27bは主にカテゴリ(選択されたカテゴリ2)をキーとする分析に寄与し得る。データ27bは目視確認や適当な調査により順次データ27aに更新され得る。
レシートID毎のレシート表記商品毎にデータが格納されることで、一つのレコードが特定の商品の一度の購買を表す購買データとなり得る。例えば、読取日時から所定の期間毎の所定のユニークコードのレコード数をそれぞれカウントすることで、特定の商品の売れ行きの推移が把握され得る。また、レシートIDをキーとしてマーケットバスケット分析等を行うことができる。適宜検索キーを設定、追加することで、地域ごと、チェーン毎等の分析も可能である。レシートIDに対応するユーザ情報(属性等)を含む場合は、ユーザ属性等に基づく分析も可能となる。レシートDB27の購買データは、例えば、CSVファイルの形態で提供され得る。
キャンペーンがカテゴリを対象にする場合(S617)、保持されたカテゴリ(1又は2)に従って、対象カテゴリに該当するか否かがチェックされ、判定結果がDB26(図9)に格納される(S618)。さらに、カテゴリの金額(数量)条件を含む場合(S619)、カテゴリに該当する商品の金額(数量)、あるいは累計値の条件を満たすか否かが判定され、判定結果DB26(図9)に格納される(S620)。判定結果をレシートID毎にサーバ40へ送信し(S621)、処理を終了し得る。
なお、後続の処理フロー(図示せず)において、レシート解析サーバ100は、キャンペーンサーバ40から目視結果を受信し得る。キャンペーンの実施者は、判定結果を受けて、該当する可能性はあるが確実とはいえない(例えば、確度が100パーセント未満、90パーセント未満、80パーセント未満、70パーセント未満等)の読取商品名について、レシート画像の目視確認を行い、最終的に該当又は非該当を決定することができる。そのような目視結果がレシートID、読取商品名等とともにレシート解析サーバ100へ送信されると、判定結果DB26に格納される(図9参照)。判定時に読取商品名が(単一の)ユニークコードに紐づけられなくても、「該当」の目視結果により紐づけられる場合がある。目視結果を受けて、レシート(購買)DB27のデータ27bがデータ27aに更新され得る(図10)。
上記において、キャンペーンの対象が「商品」であるように説明されたが、商品マスタDB22は、サービスに係るレシート表記名を含む商品/サービスマスタDBであってよく、レシート解析の対象は「商品」の他に「サービス」を含んでよい。または、図7Bに模式的に示されるデータ構造24bのように、店舗マスタDB23(図6)の業種カテゴリ(小)や業種カテゴリ(大)に基づくカテゴリマスタDB24が用いられてもよい。それぞれの業種カテゴリ(小)をサービスの名称コードに関連付けし、例えば、「うどん店」等での購買を対象とするキャンペーンを設定し得る。あるいは、業種カテゴリ(大乃至小)に応じた費目を設定しレシートの合計金額を「医療費」、「外食費」等に関連付けして、家計簿ウェブサービス等に役立てることができる。
上記のように本発明によれば、レシートを用いた多種多様なキャンペーン等のプロジェクトにおいて有効な判定を実行することができる。
また、本発明に係るレシート(購買)DB27によれば、レシート表記商品名やユニークコード、カテゴリ等をキーとして、特定商品やカテゴリの購買の頻度(レコード数)をリアルタイムに把握することができる。本発明に係る判定を用いるプロジェクトと連携することで、膨大なレシートを収集することができ、流通チェーン等を横断する広範な購買データが得られる。本発明によれば、特定の導入システム(POSシステム等)等に依らない、新たなマーケティングプラットフォームの構築に資することができる。
本発明の思想及び態様から離れることなく多くのさまざまな修正が可能であることは当業者の知るところである。したがって、言うまでもなく、本発明の態様は例示に過ぎず、本発明の範囲を限定するものではない。
10 レシート解析サーバ
11 ネットワークインターフェース
12 キャンペーン情報管理部
13 マスタ管理部
14 レシートデータ取得部
15 判定部
16 購買情報管理部
17 データ処理部
18 ストレージインターフェース
20 データベースサーバ
21 キャンペーン情報DB
22 商品マスタDB
23 店舗マスタDB
24 カテゴリマスタDB
25 キャンペーンレシートDB
26 判定結果DB
27 レシート(購買)DB

Claims (11)

  1. レシートを用いたキャンペーンのためのレシート解析システムであって、
    紙レシートを撮影したレシート画像から読取されるレシートデータを取得するためのレシートデータ取得部と、
    前記レシートデータに含まれる一つ以上の項目に基づいて、少なくとも一つのキャンペーン応募条件を満たすか否かを判定するための判定部と、
    前記取得されたレシートデータに関して購買情報を管理するための購買情報管理部と、を含み、
    前記購買情報が、前記レシートデータに含まれる一つの読取商品名に関する一つの商品の情報をレシート毎に含む、レシート解析システム。
  2. さらに、レシートに表記される商品名であるレシート表記商品名と、商品を一意的に識別するユニークコードとを関連付けて成る商品マスタデータベースを含み、
    前記一つの商品の情報が、前記一つの読取商品名に基づいて前記商品マスタデータベースから抽出される一つのユニークコードを含むことを特徴とするレシート解析システム。
  3. 前記キャンペーン応募条件が対象商品の購買を含むとき、前記判定部において、前記レシートデータに含まれる読取商品名と、前記対象商品を表す対象レシート表記商品名及び/又は対象キーワードとが比較され、前記読取商品名が前記対象商品に該当する確度、又は非該当であることが決定される、レシート解析システム。
  4. 前記購買情報管理部において、前記読取商品名を、商品を一意的に識別するユニークコードに関連付けるように、前記読取商品名と、ユニークコードに予め関連付けられたレシート表記商品名とが比較され、前記読取商品名が単一のユニークコードに関連付けられるとき、該単一のユニークコード及び関連付けられたレシート表記商品名を含む購買情報が生成される、請求項1に記載されたレシート解析システム。
  5. 前記確度が前記比較の結果複数存在するとき、最も高い値に決定されることを特徴とする請求項3に記載されたレシート解析システム。
  6. 前記確度に基づいて目視確認が行われるとき、該目視確認により最終的に該当又は非該当とされる目視結果が取得されることを特徴とする請求項1に記載されたレシート解析システム。
  7. 前記対象レシート表記商品名及び/又はレシート表記商品名が、前記レシートデータに含まれる電話番号から特定される店舗の対象レシート表記商品名及び/又はレシート表記商品名であることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載されたレシート解析システム。
  8. さらに、ユニークコードとカテゴリとを関連付けるカテゴリマスタデータベースを含み、
    前記比較の結果、前記読取商品名が単一のユニークコードに関連付けられるとき、前記単一のユニークコードのカテゴリが前記読取商品名のカテゴリに決定され、
    前記比較の結果、前記読取商品名が複数のユニークコードに関連付けられるとき、前記複数のユニークコードのそれぞれのカテゴリから選択されたカテゴリが前記読取商品名のカテゴリに決定されることを特徴とする請求項4に記載されたレシート解析システム。
  9. キャンペーンに関してレシートを解析する方法であって、
    紙レシートを撮影したレシート画像から読取されるレシートデータを取得することと、
    前記レシートデータに含まれる一つ以上の項目に基づいて、少なくとも一つのキャンペーン応募条件を満たすか否かを判定することと、
    前記取得されたレシートデータに関して購買情報を管理することと、を含み、
    前記購買情報が、前記レシートデータに含まれる一つの読取商品名に関する一つの商品の情報をレシート毎に含む、方法。
  10. レシートを解析する方法であって、
    紙レシートを撮影したレシート画像から読取されるレシートデータを取得することと、
    前記レシートデータに含まれる読取商品名を、商品を一意的に識別するユニークコードに関連付けるように、前記読取商品名と、ユニークコードに予め関連付けられたレシート表記商品名とを比較することと、
    前記比較の結果、前記読取商品名が単一のユニークコードに関連付けられるとき、前記単一のユニークコードに関連付けられるカテゴリを前記読取商品名のカテゴリに決定することと、
    前記比較の結果、前記読取商品名が複数のユニークコードに関連付けられるとき、前記複数のユニークコードのそれぞれに関連付けられるカテゴリから選択されるカテゴリを前記読取商品名のカテゴリに決定することと、を含む方法。
  11. 請求項9又は請求項10に記載された方法をコンピュータに実行させるプログラム。
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