JP2004030451A - ポイントサービスシステム、ポイントサービス方法、およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】店舗側或いはキャンヘ゜ーン主催者側の販売促進を図ると共に、顧客側もホ゜イントサーヒ゛スを確実に受けられるようにすること。
【解決手段】本発明のホ゜イントサーヒ゛スシステム10によれば、購入者12によって購入された商品又はサーヒ゛スに基づいて店舗11から送信される購入記録情報aを受信する購入記録情報受信部15と、購入記録情報aとホ゜イントサーヒ゛ス計画bとに基づいて、購入された商品又はサーヒ゛スがホ゜イントサーヒ゛ス計画bの対象である場合には、ホ゜イントサーヒ゛ス計画bと、対応するホ゜イント数情報cとを含んだ識別情報dを店舗11から出力させる識別情報出力部18と、ホ゜イント数情報cを対応する購入者12毎に累積し、累積ホ゜イント数を購入者12毎に関連付けてホ゜イント累積テ゛ータヘ゛ース22に蓄積するホ゜イント累積部21と、累積ホ゜イント数が所定累積ホ゜イント数に達した購入者12に対して、対応するホ゜イントサーヒ゛スを提供する旨を通知するホ゜イントサーヒ゛ス通知部24とを備えてなる。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明のホ゜イントサーヒ゛スシステム10によれば、購入者12によって購入された商品又はサーヒ゛スに基づいて店舗11から送信される購入記録情報aを受信する購入記録情報受信部15と、購入記録情報aとホ゜イントサーヒ゛ス計画bとに基づいて、購入された商品又はサーヒ゛スがホ゜イントサーヒ゛ス計画bの対象である場合には、ホ゜イントサーヒ゛ス計画bと、対応するホ゜イント数情報cとを含んだ識別情報dを店舗11から出力させる識別情報出力部18と、ホ゜イント数情報cを対応する購入者12毎に累積し、累積ホ゜イント数を購入者12毎に関連付けてホ゜イント累積テ゛ータヘ゛ース22に蓄積するホ゜イント累積部21と、累積ホ゜イント数が所定累積ホ゜イント数に達した購入者12に対して、対応するホ゜イントサーヒ゛スを提供する旨を通知するホ゜イントサーヒ゛ス通知部24とを備えてなる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば小売店やコンビニエンスストア等の店舗において購入された商品またはサービスに基づいて累積される累積ポイント数に応じて、購入者に対してポイントサービスを提供するポイントサービスシステム、ポイントサービス方法、およびプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近、商品やサービスの販売促進のために、あるいは商店街の活性化を図るために、特定の商品やサービスに対して、あるいはキャンペーン期間中に購入された商品やサービスに対してポイントサービスが広く実施されている。
【0003】
これは、対象商品や対象サービスの値段に応じたポイントを購入者に対して還元し、購入者は累積ポイントが所定値に到達すると、その累積ポイントに応じて景品を受け取ったり、割引サービスを受けることができるというものである。
【0004】
この種のポイントサービスでは、各店舗では、購入者に対して予め磁気カード等を付与しておき、購入者は、対象商品や対象サービスの料金を支払うときに、この磁気カードを提示する。そして、店舗側では、提示された磁気カードを、磁気情報書込装置に挿入する。この磁気情報書込装置は、キャッスレジスターに連動しており、これによって、この磁気カードには、購入者が購入した金額や内容に応じてポイント数が累積される。
【0005】
あるいは、商品にポイントシールを貼付しておき、購入者がこのポイントシールを所定枚数集め、応募葉書に所定枚数集めたシールを貼付し、キャンペーン主催者側に郵送したり、店舗に持参することによって累積ポイントに応じたサービスを受けることができる。
【0006】
このようなポイントサービスを実施することによって、顧客側としては、商品やサービスを購入することによって、景品や割引を受けることができるというメリットがある。また、キャンペーン主催者側としては、販売を促進することができる。更に、店舗側としても販売を促進することができるのみならず、固定顧客を確保することができるというメリットがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のポイントサービス方法では、以下のような問題がある。
【0008】
すなわち、上述したように磁気カードに累積ポイントを記録するタイプのポイントサービス方法の場合、顧客は、常に磁気カードを携帯しなくてはならない。磁気カードをうっかり持ち忘れてしまった場合には、せっかくキャンペーンの対象商品や対象サービスを購入してもポイントが加算されない。あるいは、紛失した場合には、せっかくこれまで累積したポイントが全ての水の泡に帰してしまうというリスクがある。
【0009】
また、商品に貼付されたポイントシールを集めることによって行うポイントサービス方法の場合、所定の累積ポイントになるまで顧客側でポイントシールを保管しなければならず、管理が面倒である。うっかりして紛失してしまう可能性も高い。
【0010】
このように、従来のポイントサービス方法は、顧客側において意識的に管理する必要性が生じるために、時として面倒くさくなり、せっかく良い試みであるにもかかわらず、その普及に歯止めがかかっているのが現状である。このため、店舗側あるいはキャンペーン主催者側は販売促進が思ったようになされないなど予想したポイントサービスの実施効果を得ることができず、また、顧客側としてもポイントサービスの提供を受ける機会を失う場合が多々あるという問題がある。
【0011】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、顧客が磁気カードを持参したり、あるいはポイントシール等を保管することなくともポイントを累積できるようにし、もって、店舗側あるいはキャンペーン主催者側の販売促進を図ると共に、顧客側もポイントサービスを確実に受けることが可能なポイントサービスシステム、ポイントサービス方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明では、以下のような手段を講じる。
【0013】
すなわち、請求項1の発明は、店舗において購入された商品またはサービスに基づいて累積される累積ポイント数に応じて、購入者に対してポイントサービスを提供するポイントサービスシステムであって、購入記録情報受信手段と、購入記録情報データベースと、識別情報出力手段とを備えている。
【0014】
購入記録情報受信手段は、購入者によって購入された商品またはサービスに基づいて、店舗から送信される購入記録情報を受信し、購入記録情報データベースは、購入記録情報受信手段によって受信された購入記録情報を蓄積する。また、識別情報出力手段は、購入記録情報データベースに蓄積された購入記録情報と、ポイントサービスの対象となる商品またはサービス、対象となる商品またはサービス毎に付与するポイント数、所定累積ポイント数、この所定累積ポイント数に応じて提供するポイントサービスの内容および提供方法について予め立案したポイントサービス計画とに基づいて、店舗において購入された商品またはサービスがポイントサービスの対象である場合には、少なくともポイントサービス計画と、対象である商品またはサービスに対応するポイント数情報とを含んだ識別情報を店舗から出力させる。
【0015】
従って、請求項1の発明のポイントサービスシステムにおいては、以上のような手段を講じることにより、各店舗においてポイントサービス計画の対象である商品またはサービスが購入された場合には、対応するポイント数情報に関連する識別情報を出力することができる。
【0016】
請求項2の発明は、店舗において購入された商品またはサービスに基づいて累積される累積ポイント数に応じて、購入者に対してポイントサービスを提供するポイントサービスシステムであって、購入記録情報受信手段と、購入記録情報データベースと、識別情報出力手段と、識別情報受信手段と、ポイント累積手段と、通知手段とを備えている。
【0017】
購入記録情報受信手段は、購入者によって購入された商品またはサービスに基づいて、店舗から送信される購入記録情報を受信し、購入記録情報データベースは、購入記録情報受信手段によって受信された購入記録情報を蓄積する。また、識別情報出力手段は、購入記録情報データベースに蓄積された購入記録情報と、ポイントサービスの対象となる商品またはサービス、対象となる商品またはサービス毎に付与するポイント数、所定累積ポイント数、この所定累積ポイント数に応じて提供するポイントサービスの内容および提供方法について予め立案したポイントサービス計画とに基づいて、店舗において購入された商品またはサービスがポイントサービスの対象である場合には、少なくともポイントサービス計画と、対象である商品またはサービスに対応するポイント数情報とを含んだ識別情報を店舗から出力させる。
【0018】
一方、識別情報受信手段は、店舗から出力された識別情報に基づいて購入者によって送信されるこの識別情報を受信し、ポイント累積手段は、識別情報受信手段によって受信された識別情報と、識別情報出力手段によって店舗から出力された識別情報とが一致した場合には、両識別情報に含まれているポイント数情報を、対応する購入者毎に累積し、累積ポイント数を、対応する購入者毎に関連付けてポイント累積データベースに蓄積する。さらに、通知手段は、ポイント累積データベースに蓄積された累積ポイント数が、所定累積ポイント数に達した購入者に対して、この所定累積ポイント数に応じたポイントサービスの提供方法に基づき対応するポイントサービスを提供する旨を通知する。
【0019】
従って、請求項2の発明のポイントサービスシステムにおいては、以上のような手段を講じることにより、顧客が磁気カードを持参したり、あるいはポイントシール等を保管することをしなくともポイントを累積することができる。その結果、店舗側あるいはキャンペーン主催者側の販売促進を図ると共に、顧客側もポイントサービスを確実に受けることが可能となる。
【0020】
請求項3の発明は、請求項2の発明のポイントサービスシステムにおいて、店舗は、商品またはサービスを購入した購入者に対してレシートを発行するレシート発行手段を備え、識別情報出力手段は、レシート発行手段から、識別情報を数字情報またはバーコード情報としてレシートに印字させることによって、識別情報を店舗から出力させる。
【0021】
従って、請求項3の発明のポイントサービスシステムは、以上のような手段を講じることにより、店舗に既存のキャッシュレジスタをレシート発行手段として利用することができるので、店舗側に特別な装置を導入することなく容易に実施することが可能となる。
【0022】
請求項4の発明は、請求項3の発明のポイントサービスシステムにおいて、識別情報が数字情報としてレシートに印字された場合には、識別情報受信手段は、購入者によって携帯電話やPDA等の携帯端末から送信される識別情報を受信する。
【0023】
従って、請求項4の発明のポイントサービスシステムにおいては、以上のような手段を講じることにより、購入者が所持している携帯電話等の携帯端末から識別情報を送信するようにしているので、店舗側に特別な装置を導入することなく容易に実施することが可能となる。また、購入者が、特に携帯端末として携帯電話を用いて識別情報の送信を行った場合には、購入者の個人認証を容易に行うことが可能となる。
【0024】
請求項5の発明は、請求項3の発明のポイントサービスシステムにおいて、識別情報がバーコード情報としてレシートに印字された場合には、識別情報受信手段は、購入者によってバーコードリーダーによって読み取られた後に送信された識別情報を受信する。
【0025】
従って、請求項5の発明のポイントサービスシステムは、以上のような手段を講じることにより、店舗側は、安価なバーコードリーダーを導入するのみで容易に実施することが可能となる。
【0026】
請求項6の発明は、請求項2乃至5のうち何れか1項の発明のポイントサービスシステムにおいて、店舗は、購入者によって購入された商品またはサービスに基づく購入記録情報を作成するPOSを備えており、購入記録情報受信手段は、POSによって作成され、店舗から送信される購入記録情報を受信する。
【0027】
従って、請求項6の発明のポイントサービスシステムにおいては、以上のような手段を講じることにより、店舗に既存のPOSを利用することができるので、店舗側に特別な装置を導入することなく容易に実施することが可能となる。
【0028】
請求項7の発明は、請求項2乃至6のうち何れか1項の発明のポイントサービスシステムにおいて、ポイントサービス計画では、複数の商品または複数のサービスまたは商品とサービスとの組み合わせに応じて付与するポイント数を割り増しする。
【0029】
従って、請求項7の発明のポイントサービスシステムにおいては、以上のような手段を講じることにより、ポイントサービス提供側は、よりバラエティに富んだポイントサービスを顧客側に提供することができる。
【0030】
請求項8の発明は、請求項2乃至7のうち何れか1項の発明のポイントサービスシステムにおいて、ポイントサービス計画は、同一種類の商品を提供する複数の提供側、および同一種類のサービスを提供する複数の提供側によって共同して立案されるようにしている。
【0031】
従って、請求項8の発明のポイントサービスシステムにおいては、以上のような手段を講じることにより、同一企業の枠を超えて、例えば競合他社同士が共同して1つのポイントサービスを提供することが可能となる。
【0032】
請求項9の発明は、店舗において購入された商品またはサービスに基づいて累積される累積ポイント数に応じて、購入者に対してポイントサービスを提供するポイントサービス方法であって、まず、ポイントサービスの対象となる商品またはサービス、対象となる商品またはサービス毎に付与するポイント数、所定累積ポイント数、この所定累積ポイント数に応じて提供するポイントサービスの内容および提供方法を定義したポイントサービス計画を予め立案する。次に、店舗において購入者によって購入された商品またはサービスに基づいて、この店舗から送信される購入記録情報を受信して、購入記録情報データベースに蓄積する。
【0033】
そして、購入記録情報データベースに蓄積された購入記録情報と、ポイントサービス計画とに基づいて、店舗において購入された商品またはサービスがポイントサービスの対象である場合には、少なくともポイントサービス計画と、対象である商品またはサービスに対応するポイント数情報とを含んだ識別情報を店舗から出力させ、店舗から出力された識別情報に基づいて購入者によって送信されるこの識別情報を受信し、この受信した識別情報と、店舗から出力させた識別情報とが一致した場合には、両識別情報に含まれているポイント数情報を、対応する購入者毎に累積し、累積ポイント数を、対応する購入者毎に関連付けてポイント累積データベースに蓄積する。
【0034】
更に、ポイント累積データベースに蓄積された累積ポイント数が、所定累積ポイント数に達した購入者に対して、この所定累積ポイント数に応じたポイントサービスの提供方法に基づき、対応するポイントサービスを提供する旨を通知する。
【0035】
従って、請求項9の発明のポイントサービス方法においては、以上のような手段を講じることにより、顧客が磁気カードを持参したり、あるいはポイントシール等を保管しなくともポイントを累積することができる。その結果、店舗側あるいはキャンペーン主催者側の販売促進を図ると共に、顧客側もポイントサービスを確実に受けることが可能となる。
【0036】
請求項10の発明は、店舗において購入された商品またはサービスに基づいて累積される累積ポイント数に応じて、購入者に対してポイントサービスを提供するためのコンピュータ読み取り可能なプログラムであって、購入記録情報受信機能、購入記録情報蓄積機能、第1の判定機能、識別情報出力機能、識別情報受信機能、第2の判定機能、ポイント数累積機能、通知機能とからなる。
【0037】
購入記録情報受信機能は、購入者によって購入された商品またはサービスに基づいて、店舗から送信される購入記録情報を受信し、購入記録情報蓄積機能は、購入記録情報受信機能によって受信された購入記録情報を、購入記録情報データベースに蓄積させる。第1の判定機能は、購入記録情報データベースに蓄積された購入記録情報と、ポイントサービスの対象となる商品またはサービス、対象となる商品またはサービス毎に付与するポイント数、所定累積ポイント数、この所定累積ポイント数に応じて提供するポイントサービスの内容および提供方法について予め立案したポイントサービス計画とに基づいて、店舗において購入された商品またはサービスがポイントサービス計画の対象であるか否かを判定する。
【0038】
識別情報出力機能は、第1の判定機能によって店舗において購入された商品またはサービスがポイントサービスの対象であると判定された場合には、少なくともポイントサービス計画と、対象である商品またはサービスに対応するポイント数情報とを含んだ識別情報を店舗から出力させ、識別情報受信機能は、店舗から出力された識別情報に基づいて購入者によって送信されるこの識別情報を受信する。
【0039】
第2の判定機能は、識別情報受信機能によって受信された識別情報と、識別情報出力機能によって店舗から出力された識別情報とが一致するか否かを判定し、ポイント数累積機能は、第2の判定機能によって両識別情報が一致すると判定された場合には、両識別情報に含まれているポイント数情報を、対応する購入者毎に累積し、累積ポイント数を、対応する購入者毎に関連付けてポイント累積データベースに蓄積する。
【0040】
更に、通知機能は、ポイント累積データベースに蓄積された累積ポイント数が、所定累積ポイント数に達した購入者に対して、この所定累積ポイント数に応じたポイントサービスの提供方法に基づき、対応するポイントサービスを提供する旨を通知する。
【0041】
従って、請求項10の発明のプログラムにおいては、以上のような手段を講じることにより、顧客が磁気カードを持参したり、あるいはポイントシール等を保管することをしなくともポイントを累積することができるようにする。その結果、店舗側あるいはキャンペーン主催者側の販売促進を図ると共に、顧客側もポイントサービスを確実に受けることを可能とする。
【0042】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0043】
本発明の実施の形態を図1から図7を用いて説明する。
【0044】
図1は、本発明の実施の形態に係るポイントサービス方法を適用したポイントサービスシステムの構成例を示す機能ブロック図である。
【0045】
すなわち、本発明の実施の形態に係るポイントサービス方法を適用したポイントサービスシステム10は、例えば磁気ディスク等の記録媒体に記録された、あるいはインターネット等の通信ネットワークを介してダウンロードされたプログラムを読み込み、このプログラムによって動作が制御されるコンピュータによって実現されるものであって、店舗11において購入された商品またはサービスに基づいて累積される累積ポイント数に応じて、購入者12に対してポイントサービスを提供するシステムであって、購入記録情報受信部14と、購入記録情報データベース16と、ポイントサービス計画データベース17と、識別情報出力部18と、識別情報受信部20と、ポイント累積部21と、ポイント累積データベース22と、ポイントサービス通知部24と、ポイントサービス応募受付部25とを備えている。
【0046】
また、店舗11は、POS26と、レシート発行部28と、通信部32とを備えている。なお、入力装置31を備えたバーコードリーダ30も備えていても良い。
【0047】
購入者12が店舗11において商品またはサービスを購入すると、POS26によって、店舗コード、購入年月日時分、購入品目コード、購入個数、値段が記録された購入記録情報aが作成されるようにしている。そして、POS26によって作成された購入記録情報aは、レシート発行部28に出力される他、通信部32によってポイントサービスシステム10の購入記録情報受信部14へと送信されるようにしている。
【0048】
購入記録情報受信部14は、このようにして店舗11から送信される購入記録情報aを受信し、購入記録情報データベース16に格納する。
【0049】
ポイントサービス計画データベース17は、ポイントサービス計画の対象である商品やサービス、対象となる各商品や各サービスにそれぞれ付与するポイント数、所定累積ポイント数に応じて提供するポイントサービスの内容および提供方法、有効期間等を定義したポイントサービス計画情報bを格納している。このポイントサービス計画情報bは、ポイントサービスを提供するポイントサービス提供側9によって決定されるものである。
【0050】
このポイントサービス提供側9とは、通常は、単一の提供者である場合が多い。たとえば、新しい食品xを開発したメーカAが、販売促進のためにこの食品xを購入した場合に所定のポイントを付与する。また、食品xのように単一商品に限らず、食品xと同時に菓子yを購入した場合には、値段に対して割高なポイントを付与するようにすることもできる。更に、競合食品zを販売するライバルメーカBと共同して食品xまたは食品zを購入した場合に所定のポイントを付与したり、あるいは、食品xと食品zとを同時に購入した場合には値段に対して割高なポイントを付与するようにするなど、様々なポイントサービス計画が考えられる。
【0051】
識別情報出力部18は、購入記録情報データベース16に蓄積された購入記録情報aの内容を、ポイントサービス計画データベース17に格納されたポイントサービス計画情報bの内容と比較することによって、店舗11において購入された商品またはサービスが、ポイントサービス計画の対象であるか否かを判定する。そして、店舗11において購入された商品またはサービスが、ポイントサービス計画の対象である場合には、対応するポイントサービス計画情報bに基づいて、この購入された商品またはサービスのポイント数を算出する。そして、この算出結果であるポイント数情報cと、対応するポイントサービス計画情報bとを含む情報である識別情報dを、ポイント累積部21、および購入元の店舗11の通信部32に出力する。
【0052】
このようにして識別情報出力部18から出力された識別情報dは、購入元の店舗11の通信部32によって受信され、レシート発行部28に出力されるようにしている。
【0053】
レシート発行部28は、POS26から出力された購入記録情報aに基づいて、レシートを発行する他、通信部32から識別情報dが出力された場合には、この発行したレシートに、識別情報dをも出力する。識別情報dは、数字情報として印字される場合、あるいはバーコード情報として印字される場合の何れであっても良い。このように識別情報dが印字されたレシートは、購入者12に手渡される。
【0054】
店舗11では、レシート発行部28から発行されたレシートに、識別情報dがバーコード情報として印字されている場合には、バーコードリーダ30によってこのバーコード情報を読み取り、識別情報dを認識する。更に、入力装置31から入力された購入者12のID番号eとともに、識別情報dを通信部32に出力する。通信部32は、識別情報dを、ID番号eとともに識別情報受信部20へと出力する。
【0055】
一方、レシート発行部28から発行されたレシートに、識別情報dが数字情報として印字されている場合には、この数字情報およびID番号eを入力装置31から入力し、通信部32に出力する。通信部32は、識別情報dを、ID番号eとともに識別情報受信部20へと出力する。
【0056】
または、購入者12が自己の携帯電話34から識別情報受信部20へと電話をかけ、識別情報受信部20へこの数字情報を送信する。このように購入者12が携帯電話34から識別情報受信部20へと電話をかける場合、識別情報受信部20は発信元の携帯電話34の電話番号に基づいて購入者12を識別する。
【0057】
あるいは、購入者12が自己の携帯電話34からインターネットを介してポイントサービスシステム10が提供しているWebサーバにアクセスし、携帯電話34の画面上に表示されたWeb画面からこの数字情報を入力し、送信することによって識別情報受信部20へと出力するようにしても良い。なお、このようにWeb画面から数字情報を入力する場合には、ポイントサービスシステム10側で購入者12を識別する必要がある。このため、後述するような登録手続を行い、ID番号eおよびパスワードpを取得しておく。
【0058】
ID番号eは、購入者12を識別するためのものであって、例えば携帯電話34の番号や、任意の番号を用いて、購入者12の氏名、連絡先、住所等のデータとともに予めポイント累積データベース22に登録しておく。また、購入者12は、パスワードpを自ら決定し、同様にポイント累積データベース22に登録しておく。そのようなID番号eおよびパスワードpの登録は、識別情報dを初めて識別情報受信部20へと出力する場合に、店舗11に備えられた入力装置31から購入者12の氏名、連絡先、住所等のデータおよび自ら決定したパスワードpを入力し、これら入力したデータを通信部32から識別情報受信部20へと出力し、更に識別情報受信部20がこの出力されたデータをポイント累積データベース22へと登録したり、購入者12が携帯電話34から識別情報受信部20へと電話をかけ、更に識別情報受信部20がこの電話番号を認識し、認識した電話番号をポイント累積データベース22へと登録することによって行う。あるいは、後述するようにWebサーバにアクセスすることによって行う。
【0059】
識別情報受信部20は、購入者登録の受付、および識別情報dの受付を行う。まず、購入者登録を受け付ける場合の動作について説明する。
【0060】
購入者登録は、入力装置31によって入力されたID番号e、購入者12の氏名、連絡先、住所等のデータを通信部32を介して受信し、この受信したデータをポイント累積データベース22に登録することによって行う。あるいは、購入者12の携帯電話34から送信されたこの携帯電話34の電話番号をID番号eとしてポイント累積データベース22に登録することによって行う。
【0061】
あるいは、購入者12が携帯電話34からインターネットを介してポイントサービスシステム10が提供しているWebサーバにアクセスし、図2(a)、図2(b)、および図2(c)に示すように、氏名、性別、住所、電話番号、生年月日、パスワードといった必要情報を予めポイントサービスシステム10側に送信することによってポイント累積データベース22に登録するようにしてもよい。
【0062】
識別情報dの受付は、バーコードリーダ30によって読み取られた識別情報dと、入力装置31から入力されたID番号eとを、通信部32を介して受信し、受信した識別情報dおよびID番号eをポイント累積部21に出力する。または、購入者12が携帯電話34をかけて通知してきた識別情報dを、この携帯電話34の電話番号とともに受信する。そして、この電話番号をID番号eとして、受信した識別情報dとともにポイント累積部21に出力する。あるいは、購入者12が携帯電話34からインターネットを介してポイントサービスシステム10が提供しているWebサーバにアクセスし、携帯電話34の画面上に表示されたWeb画面から入力されたID番号eと識別番号dとパスワードpとを受信して、受信した識別情報dとID番号eとパスワードpとをポイント累積部21に出力する。
【0063】
ポイント累積部21は、識別情報出力部18から出力された識別情報dと、識別情報受信部20から出力された識別情報dおよびID番号eを取得する。そして、識別情報出力部18から出力された識別情報dと、識別情報受信部20から出力された識別情報dとが一致した場合には、両識別情報dに含まれているポイント数情報cを、ID番号eに関連付けて、ポイント累積データベース22に格納する。
【0064】
ポイント累積データベース22に格納された累積ポイント数は、購入者12が携帯電話34からインターネットを介し、ポイントサービスシステム10が提供しているWebサーバにアクセスし、図2(a)に示すようなメニュー画面から「ポイント照会」を選択し、更に図2(d)に示すようにID番号eおよびパスワードpを入力することによって、図2(e)に示すように確認することも可能である。
【0065】
ポイントサービス通知部24は、ID番号eに関連付けてポイント累積データベース22に蓄積された累積ポイント数のうち、何れかのID番号eに対応する累積ポイント数が、ポイントサービス計画情報bで定義された所定の累積ポイント数に達した場合には、このID番号eに対応する購入者12の携帯電話34に対して、所定累積ポイント数に応じたポイントサービスの提供方法に基づき、対応するポイントサービスを提供する旨を通知する。
【0066】
なお、ポイント累積データベース22には、購入者12の連絡先も記憶されているので、携帯電話34を持っていない購入者12に対しては、この連絡先へ、ダイレクトメール等によって通知するようにしても良い。
【0067】
この通知を受けた購入者12は、携帯電話34によってポイントサービス応募受付部25にポイントサービスを要求する。ポイントサービス応募受付部25は、送信元の電話番号から購入者12のID番号eを識別し、購入者12からポイントサービスの要求があった旨をポイントサービス提供側9に通知する。ポイントサービス提供側9は、この通知を受けると、所定のポイントサービスを、このID番号eに対応する購入者12の住所に郵送する。
【0068】
なお、携帯電話を所有していない購入者12は、一般電話によってポイントサービス応募受付部25に電話をかけ、口頭でポイントサービスを要求する。ポイントサービス応募受付部25では、オペレータが、購入者12のID番号eを確認することによって購入者12であることを認識する。
【0069】
そして、ポイントサービス応募受付部25は、この購入者12のID番号eに関連付けてポイント累積データベース22に格納されている累積ポイントを減じる。
【0070】
次に、以上のように構成した本発明の実施の形態に係るポイントサービス方法を適用したポイントサービスシステムの動作について、図3から図5に示すフローチャート、および図6に示すデータ処理図を用いて説明する。なお、図6中に示すキャンペーンサーバ36は、購入記録情報受信部14、識別情報出力部18、識別情報受信部20、ポイント累積部21、ポイントサービス通知部24、ポイントサービス応募受付部25を備えている。
【0071】
まず、本発明の実施の形態に係るポイントサービス方法を適用したポイントサービスシステム10を用いる場合には、ポイントサービス提供側9が、ポイントサービス計画情報bを決定し、このポイントサービス計画情報bをポイントサービス計画データベース17に格納する(S1)。このポイントサービス計画情報bは、ポイントサービス計画の対象である商品やサービス、対象となる各商品や各サービスにそれぞれ付与するポイント数、所定累積ポイント数に応じて提供するポイントサービスの内容および提供方法、有効期間等を定義した情報である。
【0072】
このように、ポイントサービス計画データベース17にポイントサービス計画情報bが格納されると、ポイントサービスシステム10が利用可能となる。そして、購入者12が店舗11において商品またはサービスを購入すると、POS26によって、店舗コード、購入年月日時分、購入品目コード、購入個数、値段が記録された購入記録情報aが作成される(S2)。
【0073】
ステップS2において作成された購入記録情報aは、レシート発行部28に出力される他、通信部32によってポイントサービスシステム10の購入記録情報受信部14へと送信される(S3)。ステップS3において、店舗11の通信部32から送信された購入記録情報aは、購入記録情報受信部14によって受信され、更に購入記録情報データベース16に格納される(S4)。
【0074】
購入記録情報データベース16に購入記録情報aが格納されると、識別情報出力部18によって、購入記録情報データベース16に蓄積された購入記録情報aの内容が、ポイントサービス計画データベース17に格納されたポイントサービス計画情報bの内容と比較され、店舗11において購入された商品またはサービスが、ポイントサービス計画の対象であるか否かが判定される(S5)。
【0075】
そして、店舗11において購入された商品またはサービスが、ポイントサービス計画の対象である場合(S5:Yes)には、対応するポイントサービス計画情報bに基づいて、この購入された商品またはサービスのポイント数が算出される(S6)。そして、この算出結果であるポイント数情報cと、対応するポイントサービス計画情報bとを加えた情報である識別情報dが、ポイント累積部21、および対応する店舗11の通信部32に出力される(S7)。
【0076】
一方、店舗11において購入された商品またはサービスが、ポイントサービス計画の対象ではない場合(S5:No)には、この購入された商品またはサービスに関するポイント処理は行われず、処理を終了する。
【0077】
ステップS7において識別情報出力部18から店舗11へと出力された識別情報dは、対応する店舗11の通信部32によって受信され、レシート発行部28に出力される(S8)。
【0078】
レシート発行部28では、ステップS3においてPOS26から出力された購入記録情報aに基づいて、レシートが発行される他、ステップS8において通信部32から出力された識別情報dがレシートに出力される(S9)。識別情報dは、数字情報として印字される場合、あるいはバーコード情報として印字される場合の何れであっても良い。このように識別情報dが印字されたレシートは、購入者12に手渡される。
【0079】
店舗11では、レシート発行部28から発行されたレシートに、識別情報dがバーコード情報として印字されている場合(S10:バーコード情報)には、バーコードリーダ30によってこのバーコード情報が読み取られ、識別情報dが認識される(S11)。更に、入力装置31から入力された購入者12のID番号eとともに、認識された識別情報dが通信部32に出力される。通信部32からは、識別情報dが、ID番号eとともに識別情報受信部20へと出力される(S12)。
【0080】
一方、レシート発行部28から発行されたレシートに、識別情報dが数字情報として印字されている場合(S10:数字情報)には、この数字情報およびID番号eが入力装置31から入力され、通信部32に出力される。通信部32からは、識別情報dが、ID番号eとともに識別情報受信部20へと出力される。または、購入者12が自己の携帯電話34から識別情報受信部20へと電話をかけることによって、識別情報受信部20へとこの数字情報が送信される(S13)。このように購入者12が携帯電話34から識別情報受信部20へと電話をかける場合、識別情報受信部20において、発信元の携帯電話34の電話番号がID番号eとして購入者12が識別される(S14)。
【0081】
このようにして識別情報受信部20へと出力された識別情報dおよびID番号eは、更にポイント累積部21へと出力される(S15)。そして、ポイント累積部21では、識別情報出力部18から出力された識別情報dと、識別情報受信部20から出力された識別情報dとが比較される(S16)。そして、両識別情報dが一致した場合(S16:Yes)には、両識別情報dに含まれているポイント数情報cが、ID番号eに関連付けられて、ポイント累積データベース22へ格納される(S17)。
【0082】
一方、両識別情報dが一致しない場合(S16:No)には、この購入された商品またはサービスに関するポイント処理は行われず、処理を終了する。
【0083】
そして、ポイント累積データベース22に蓄積された累積ポイント数のうち、何れかのID番号eに対応する累積ポイント数が、所定の累積ポイント数に達した場合(S18:Yes)には、ポイントサービス通知部24によって、このID番号eに対応する購入者12の携帯電話34に対して、所定累積ポイント数に応じたポイントサービスの提供方法に基づき対応するポイントサービスを提供する旨が通知される。なお、ポイント累積データベース22には、購入者12の連絡先も記憶されているので、携帯電話34を持っていない購入者12に対しては、この連絡先へ、ダイレクトメール等によって通知するようにしても良い(S19)。
【0084】
そして、通知を受けた購入者12が、ステップS18によってなされた通知に基づいて、携帯電話34によってポイントサービス応募受付部25に電話し、ポイントサービスを要求する(S20)と、ポイントサービス応募受付部25では、送信元の電話番号から購入者12のID番号eが認識される(S21)。そして、購入者12からポイントサービスの要求があった旨が、ポイントサービス提供側9に通知される。この通知が、ポイントサービス提供側9になされると、ポイントサービス提供側9から、所定のポイントサービスが、このID番号eに対応する購入者12の住所に郵送される(S22)。
【0085】
そして、ポイントサービス応募受付部25によって、ポイント累積データベース22に格納されているこの購入者12の累積ポイントが減じられる(S23)。
【0086】
なお、上述したように、本発明の実施の形態に係るポイントサービス方法を適用したポイントサービスシステムは、計算機(コンピュータ)に実行させることができるプログラム(ソフトウェア手段)として、例えば磁気ディスク(フロッピー(登録商法)ディスク、ハ一ドディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の記録媒体に格納し、また通信媒体により伝送して頒布することもできる。なお、媒体側に格納されるプログラムには、計算機に実行させるソフトウエア手段(実行プログラムのみならずテーブルやデータ構造も含む)を計算機内に構成させる設定プログラムをも含むものである。本システムを実現する計算機は、記録媒体に記録されたプログラムを読み込み、また場合により設定プログラムによりソフトウエア手段を構築し、このソフトウエア手段によって動作が制御されることにより上述した処理を実行する。
【0087】
上述したように、本発明の実施の形態に係るポイントサービス方法を適用したポイントサービスシステムにおいては、上記のような作用により、顧客が磁気カードを持参したり、あるいはポイントシール等を保管することなくともポイントを累積することができる。
【0088】
その結果、店舗側あるいはキャンペーン主催者側の販売促進を図ると共に、顧客側もポイントサービスを確実に受けることが可能となる。
【0089】
また、複数のサービスや商品の提供側が、共同でキャンペーンを行うことを容易に実現することが可能となる。
【0090】
以上、本発明の好適な実施の形態について、添付図面を参照しながら説明したが、本発明はかかる構成に限定されない。特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0091】
たとえば、図7に示すように、バーコードリーダ30および入力装置31は、必ずしも店舗11に備えられたものに限らず、街頭に設定されたインターネットに接続可能な端末37からキャンペーンサーバ36にアクセスし、この端末37からキャンペーンサーバ36へ必要な情報を送信することによって代用することもできる。したがって、インターネットに接続可能な端末37であれば、自動販売機やネットワーク家電製品であっても良い。
【0092】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、顧客が磁気カードを持参したり、あるいはポイントシール等を保管することなくともポイントを累積することができる。
【0093】
以上により、店舗側あるいはキャンペーン主催者側の販売促進を図ると共に、顧客側もポイントサービスを確実に受けることが可能なポイントサービスシステム、ポイントサービス方法、およびプログラムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るポイントサービス方法を適用したポイントサービスシステムの構成例を示す機能ブロック図
【図2】Web画面イメージ図
【図3】同実施の形態に係るポイントサービス方法を適用したポイントサービスシステムの動作を示すフローチャート
【図4】同実施の形態に係るポイントサービス方法を適用したポイントサービスシステムの動作を示すフローチャート
【図5】同実施の形態に係るポイントサービス方法を適用したポイントサービスシステムの動作を示すフローチャート
【図6】同実施の形態に係るポイントサービス方法を適用したポイントサービスシステムの動作を示すデータ処理図
【図7】同実施の形態に係るポイントサービス方法を適用したポイントサービスシステムの変形例を示す機能ブロック図
【符号の説明】
a…購入記録情報
b…ポイントサービス計画情報
c…ポイント数情報
d…識別情報
p…パスワード
x,z…食品
y…菓子
A,B…メーカ
9…ポイントサービス提供側
10…ポイントサービスシステム
11…店舗
12…購入者
14…購入記録情報受信部
16…購入記録情報データベース
17…ポイントサービス計画データベース
18…識別情報出力部
20…識別情報受信部
21…ポイント累積部
22…ポイント累積データベース
24…ポイントサービス通知部
25…ポイントサービス応募受付部
26…POS
28…レシート発行部
30…バーコードリーダ
31…入力装置
32…通信部
34…携帯電話
36…キャンペーンサーバ
37…街頭端末
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば小売店やコンビニエンスストア等の店舗において購入された商品またはサービスに基づいて累積される累積ポイント数に応じて、購入者に対してポイントサービスを提供するポイントサービスシステム、ポイントサービス方法、およびプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近、商品やサービスの販売促進のために、あるいは商店街の活性化を図るために、特定の商品やサービスに対して、あるいはキャンペーン期間中に購入された商品やサービスに対してポイントサービスが広く実施されている。
【0003】
これは、対象商品や対象サービスの値段に応じたポイントを購入者に対して還元し、購入者は累積ポイントが所定値に到達すると、その累積ポイントに応じて景品を受け取ったり、割引サービスを受けることができるというものである。
【0004】
この種のポイントサービスでは、各店舗では、購入者に対して予め磁気カード等を付与しておき、購入者は、対象商品や対象サービスの料金を支払うときに、この磁気カードを提示する。そして、店舗側では、提示された磁気カードを、磁気情報書込装置に挿入する。この磁気情報書込装置は、キャッスレジスターに連動しており、これによって、この磁気カードには、購入者が購入した金額や内容に応じてポイント数が累積される。
【0005】
あるいは、商品にポイントシールを貼付しておき、購入者がこのポイントシールを所定枚数集め、応募葉書に所定枚数集めたシールを貼付し、キャンペーン主催者側に郵送したり、店舗に持参することによって累積ポイントに応じたサービスを受けることができる。
【0006】
このようなポイントサービスを実施することによって、顧客側としては、商品やサービスを購入することによって、景品や割引を受けることができるというメリットがある。また、キャンペーン主催者側としては、販売を促進することができる。更に、店舗側としても販売を促進することができるのみならず、固定顧客を確保することができるというメリットがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のポイントサービス方法では、以下のような問題がある。
【0008】
すなわち、上述したように磁気カードに累積ポイントを記録するタイプのポイントサービス方法の場合、顧客は、常に磁気カードを携帯しなくてはならない。磁気カードをうっかり持ち忘れてしまった場合には、せっかくキャンペーンの対象商品や対象サービスを購入してもポイントが加算されない。あるいは、紛失した場合には、せっかくこれまで累積したポイントが全ての水の泡に帰してしまうというリスクがある。
【0009】
また、商品に貼付されたポイントシールを集めることによって行うポイントサービス方法の場合、所定の累積ポイントになるまで顧客側でポイントシールを保管しなければならず、管理が面倒である。うっかりして紛失してしまう可能性も高い。
【0010】
このように、従来のポイントサービス方法は、顧客側において意識的に管理する必要性が生じるために、時として面倒くさくなり、せっかく良い試みであるにもかかわらず、その普及に歯止めがかかっているのが現状である。このため、店舗側あるいはキャンペーン主催者側は販売促進が思ったようになされないなど予想したポイントサービスの実施効果を得ることができず、また、顧客側としてもポイントサービスの提供を受ける機会を失う場合が多々あるという問題がある。
【0011】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、顧客が磁気カードを持参したり、あるいはポイントシール等を保管することなくともポイントを累積できるようにし、もって、店舗側あるいはキャンペーン主催者側の販売促進を図ると共に、顧客側もポイントサービスを確実に受けることが可能なポイントサービスシステム、ポイントサービス方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明では、以下のような手段を講じる。
【0013】
すなわち、請求項1の発明は、店舗において購入された商品またはサービスに基づいて累積される累積ポイント数に応じて、購入者に対してポイントサービスを提供するポイントサービスシステムであって、購入記録情報受信手段と、購入記録情報データベースと、識別情報出力手段とを備えている。
【0014】
購入記録情報受信手段は、購入者によって購入された商品またはサービスに基づいて、店舗から送信される購入記録情報を受信し、購入記録情報データベースは、購入記録情報受信手段によって受信された購入記録情報を蓄積する。また、識別情報出力手段は、購入記録情報データベースに蓄積された購入記録情報と、ポイントサービスの対象となる商品またはサービス、対象となる商品またはサービス毎に付与するポイント数、所定累積ポイント数、この所定累積ポイント数に応じて提供するポイントサービスの内容および提供方法について予め立案したポイントサービス計画とに基づいて、店舗において購入された商品またはサービスがポイントサービスの対象である場合には、少なくともポイントサービス計画と、対象である商品またはサービスに対応するポイント数情報とを含んだ識別情報を店舗から出力させる。
【0015】
従って、請求項1の発明のポイントサービスシステムにおいては、以上のような手段を講じることにより、各店舗においてポイントサービス計画の対象である商品またはサービスが購入された場合には、対応するポイント数情報に関連する識別情報を出力することができる。
【0016】
請求項2の発明は、店舗において購入された商品またはサービスに基づいて累積される累積ポイント数に応じて、購入者に対してポイントサービスを提供するポイントサービスシステムであって、購入記録情報受信手段と、購入記録情報データベースと、識別情報出力手段と、識別情報受信手段と、ポイント累積手段と、通知手段とを備えている。
【0017】
購入記録情報受信手段は、購入者によって購入された商品またはサービスに基づいて、店舗から送信される購入記録情報を受信し、購入記録情報データベースは、購入記録情報受信手段によって受信された購入記録情報を蓄積する。また、識別情報出力手段は、購入記録情報データベースに蓄積された購入記録情報と、ポイントサービスの対象となる商品またはサービス、対象となる商品またはサービス毎に付与するポイント数、所定累積ポイント数、この所定累積ポイント数に応じて提供するポイントサービスの内容および提供方法について予め立案したポイントサービス計画とに基づいて、店舗において購入された商品またはサービスがポイントサービスの対象である場合には、少なくともポイントサービス計画と、対象である商品またはサービスに対応するポイント数情報とを含んだ識別情報を店舗から出力させる。
【0018】
一方、識別情報受信手段は、店舗から出力された識別情報に基づいて購入者によって送信されるこの識別情報を受信し、ポイント累積手段は、識別情報受信手段によって受信された識別情報と、識別情報出力手段によって店舗から出力された識別情報とが一致した場合には、両識別情報に含まれているポイント数情報を、対応する購入者毎に累積し、累積ポイント数を、対応する購入者毎に関連付けてポイント累積データベースに蓄積する。さらに、通知手段は、ポイント累積データベースに蓄積された累積ポイント数が、所定累積ポイント数に達した購入者に対して、この所定累積ポイント数に応じたポイントサービスの提供方法に基づき対応するポイントサービスを提供する旨を通知する。
【0019】
従って、請求項2の発明のポイントサービスシステムにおいては、以上のような手段を講じることにより、顧客が磁気カードを持参したり、あるいはポイントシール等を保管することをしなくともポイントを累積することができる。その結果、店舗側あるいはキャンペーン主催者側の販売促進を図ると共に、顧客側もポイントサービスを確実に受けることが可能となる。
【0020】
請求項3の発明は、請求項2の発明のポイントサービスシステムにおいて、店舗は、商品またはサービスを購入した購入者に対してレシートを発行するレシート発行手段を備え、識別情報出力手段は、レシート発行手段から、識別情報を数字情報またはバーコード情報としてレシートに印字させることによって、識別情報を店舗から出力させる。
【0021】
従って、請求項3の発明のポイントサービスシステムは、以上のような手段を講じることにより、店舗に既存のキャッシュレジスタをレシート発行手段として利用することができるので、店舗側に特別な装置を導入することなく容易に実施することが可能となる。
【0022】
請求項4の発明は、請求項3の発明のポイントサービスシステムにおいて、識別情報が数字情報としてレシートに印字された場合には、識別情報受信手段は、購入者によって携帯電話やPDA等の携帯端末から送信される識別情報を受信する。
【0023】
従って、請求項4の発明のポイントサービスシステムにおいては、以上のような手段を講じることにより、購入者が所持している携帯電話等の携帯端末から識別情報を送信するようにしているので、店舗側に特別な装置を導入することなく容易に実施することが可能となる。また、購入者が、特に携帯端末として携帯電話を用いて識別情報の送信を行った場合には、購入者の個人認証を容易に行うことが可能となる。
【0024】
請求項5の発明は、請求項3の発明のポイントサービスシステムにおいて、識別情報がバーコード情報としてレシートに印字された場合には、識別情報受信手段は、購入者によってバーコードリーダーによって読み取られた後に送信された識別情報を受信する。
【0025】
従って、請求項5の発明のポイントサービスシステムは、以上のような手段を講じることにより、店舗側は、安価なバーコードリーダーを導入するのみで容易に実施することが可能となる。
【0026】
請求項6の発明は、請求項2乃至5のうち何れか1項の発明のポイントサービスシステムにおいて、店舗は、購入者によって購入された商品またはサービスに基づく購入記録情報を作成するPOSを備えており、購入記録情報受信手段は、POSによって作成され、店舗から送信される購入記録情報を受信する。
【0027】
従って、請求項6の発明のポイントサービスシステムにおいては、以上のような手段を講じることにより、店舗に既存のPOSを利用することができるので、店舗側に特別な装置を導入することなく容易に実施することが可能となる。
【0028】
請求項7の発明は、請求項2乃至6のうち何れか1項の発明のポイントサービスシステムにおいて、ポイントサービス計画では、複数の商品または複数のサービスまたは商品とサービスとの組み合わせに応じて付与するポイント数を割り増しする。
【0029】
従って、請求項7の発明のポイントサービスシステムにおいては、以上のような手段を講じることにより、ポイントサービス提供側は、よりバラエティに富んだポイントサービスを顧客側に提供することができる。
【0030】
請求項8の発明は、請求項2乃至7のうち何れか1項の発明のポイントサービスシステムにおいて、ポイントサービス計画は、同一種類の商品を提供する複数の提供側、および同一種類のサービスを提供する複数の提供側によって共同して立案されるようにしている。
【0031】
従って、請求項8の発明のポイントサービスシステムにおいては、以上のような手段を講じることにより、同一企業の枠を超えて、例えば競合他社同士が共同して1つのポイントサービスを提供することが可能となる。
【0032】
請求項9の発明は、店舗において購入された商品またはサービスに基づいて累積される累積ポイント数に応じて、購入者に対してポイントサービスを提供するポイントサービス方法であって、まず、ポイントサービスの対象となる商品またはサービス、対象となる商品またはサービス毎に付与するポイント数、所定累積ポイント数、この所定累積ポイント数に応じて提供するポイントサービスの内容および提供方法を定義したポイントサービス計画を予め立案する。次に、店舗において購入者によって購入された商品またはサービスに基づいて、この店舗から送信される購入記録情報を受信して、購入記録情報データベースに蓄積する。
【0033】
そして、購入記録情報データベースに蓄積された購入記録情報と、ポイントサービス計画とに基づいて、店舗において購入された商品またはサービスがポイントサービスの対象である場合には、少なくともポイントサービス計画と、対象である商品またはサービスに対応するポイント数情報とを含んだ識別情報を店舗から出力させ、店舗から出力された識別情報に基づいて購入者によって送信されるこの識別情報を受信し、この受信した識別情報と、店舗から出力させた識別情報とが一致した場合には、両識別情報に含まれているポイント数情報を、対応する購入者毎に累積し、累積ポイント数を、対応する購入者毎に関連付けてポイント累積データベースに蓄積する。
【0034】
更に、ポイント累積データベースに蓄積された累積ポイント数が、所定累積ポイント数に達した購入者に対して、この所定累積ポイント数に応じたポイントサービスの提供方法に基づき、対応するポイントサービスを提供する旨を通知する。
【0035】
従って、請求項9の発明のポイントサービス方法においては、以上のような手段を講じることにより、顧客が磁気カードを持参したり、あるいはポイントシール等を保管しなくともポイントを累積することができる。その結果、店舗側あるいはキャンペーン主催者側の販売促進を図ると共に、顧客側もポイントサービスを確実に受けることが可能となる。
【0036】
請求項10の発明は、店舗において購入された商品またはサービスに基づいて累積される累積ポイント数に応じて、購入者に対してポイントサービスを提供するためのコンピュータ読み取り可能なプログラムであって、購入記録情報受信機能、購入記録情報蓄積機能、第1の判定機能、識別情報出力機能、識別情報受信機能、第2の判定機能、ポイント数累積機能、通知機能とからなる。
【0037】
購入記録情報受信機能は、購入者によって購入された商品またはサービスに基づいて、店舗から送信される購入記録情報を受信し、購入記録情報蓄積機能は、購入記録情報受信機能によって受信された購入記録情報を、購入記録情報データベースに蓄積させる。第1の判定機能は、購入記録情報データベースに蓄積された購入記録情報と、ポイントサービスの対象となる商品またはサービス、対象となる商品またはサービス毎に付与するポイント数、所定累積ポイント数、この所定累積ポイント数に応じて提供するポイントサービスの内容および提供方法について予め立案したポイントサービス計画とに基づいて、店舗において購入された商品またはサービスがポイントサービス計画の対象であるか否かを判定する。
【0038】
識別情報出力機能は、第1の判定機能によって店舗において購入された商品またはサービスがポイントサービスの対象であると判定された場合には、少なくともポイントサービス計画と、対象である商品またはサービスに対応するポイント数情報とを含んだ識別情報を店舗から出力させ、識別情報受信機能は、店舗から出力された識別情報に基づいて購入者によって送信されるこの識別情報を受信する。
【0039】
第2の判定機能は、識別情報受信機能によって受信された識別情報と、識別情報出力機能によって店舗から出力された識別情報とが一致するか否かを判定し、ポイント数累積機能は、第2の判定機能によって両識別情報が一致すると判定された場合には、両識別情報に含まれているポイント数情報を、対応する購入者毎に累積し、累積ポイント数を、対応する購入者毎に関連付けてポイント累積データベースに蓄積する。
【0040】
更に、通知機能は、ポイント累積データベースに蓄積された累積ポイント数が、所定累積ポイント数に達した購入者に対して、この所定累積ポイント数に応じたポイントサービスの提供方法に基づき、対応するポイントサービスを提供する旨を通知する。
【0041】
従って、請求項10の発明のプログラムにおいては、以上のような手段を講じることにより、顧客が磁気カードを持参したり、あるいはポイントシール等を保管することをしなくともポイントを累積することができるようにする。その結果、店舗側あるいはキャンペーン主催者側の販売促進を図ると共に、顧客側もポイントサービスを確実に受けることを可能とする。
【0042】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0043】
本発明の実施の形態を図1から図7を用いて説明する。
【0044】
図1は、本発明の実施の形態に係るポイントサービス方法を適用したポイントサービスシステムの構成例を示す機能ブロック図である。
【0045】
すなわち、本発明の実施の形態に係るポイントサービス方法を適用したポイントサービスシステム10は、例えば磁気ディスク等の記録媒体に記録された、あるいはインターネット等の通信ネットワークを介してダウンロードされたプログラムを読み込み、このプログラムによって動作が制御されるコンピュータによって実現されるものであって、店舗11において購入された商品またはサービスに基づいて累積される累積ポイント数に応じて、購入者12に対してポイントサービスを提供するシステムであって、購入記録情報受信部14と、購入記録情報データベース16と、ポイントサービス計画データベース17と、識別情報出力部18と、識別情報受信部20と、ポイント累積部21と、ポイント累積データベース22と、ポイントサービス通知部24と、ポイントサービス応募受付部25とを備えている。
【0046】
また、店舗11は、POS26と、レシート発行部28と、通信部32とを備えている。なお、入力装置31を備えたバーコードリーダ30も備えていても良い。
【0047】
購入者12が店舗11において商品またはサービスを購入すると、POS26によって、店舗コード、購入年月日時分、購入品目コード、購入個数、値段が記録された購入記録情報aが作成されるようにしている。そして、POS26によって作成された購入記録情報aは、レシート発行部28に出力される他、通信部32によってポイントサービスシステム10の購入記録情報受信部14へと送信されるようにしている。
【0048】
購入記録情報受信部14は、このようにして店舗11から送信される購入記録情報aを受信し、購入記録情報データベース16に格納する。
【0049】
ポイントサービス計画データベース17は、ポイントサービス計画の対象である商品やサービス、対象となる各商品や各サービスにそれぞれ付与するポイント数、所定累積ポイント数に応じて提供するポイントサービスの内容および提供方法、有効期間等を定義したポイントサービス計画情報bを格納している。このポイントサービス計画情報bは、ポイントサービスを提供するポイントサービス提供側9によって決定されるものである。
【0050】
このポイントサービス提供側9とは、通常は、単一の提供者である場合が多い。たとえば、新しい食品xを開発したメーカAが、販売促進のためにこの食品xを購入した場合に所定のポイントを付与する。また、食品xのように単一商品に限らず、食品xと同時に菓子yを購入した場合には、値段に対して割高なポイントを付与するようにすることもできる。更に、競合食品zを販売するライバルメーカBと共同して食品xまたは食品zを購入した場合に所定のポイントを付与したり、あるいは、食品xと食品zとを同時に購入した場合には値段に対して割高なポイントを付与するようにするなど、様々なポイントサービス計画が考えられる。
【0051】
識別情報出力部18は、購入記録情報データベース16に蓄積された購入記録情報aの内容を、ポイントサービス計画データベース17に格納されたポイントサービス計画情報bの内容と比較することによって、店舗11において購入された商品またはサービスが、ポイントサービス計画の対象であるか否かを判定する。そして、店舗11において購入された商品またはサービスが、ポイントサービス計画の対象である場合には、対応するポイントサービス計画情報bに基づいて、この購入された商品またはサービスのポイント数を算出する。そして、この算出結果であるポイント数情報cと、対応するポイントサービス計画情報bとを含む情報である識別情報dを、ポイント累積部21、および購入元の店舗11の通信部32に出力する。
【0052】
このようにして識別情報出力部18から出力された識別情報dは、購入元の店舗11の通信部32によって受信され、レシート発行部28に出力されるようにしている。
【0053】
レシート発行部28は、POS26から出力された購入記録情報aに基づいて、レシートを発行する他、通信部32から識別情報dが出力された場合には、この発行したレシートに、識別情報dをも出力する。識別情報dは、数字情報として印字される場合、あるいはバーコード情報として印字される場合の何れであっても良い。このように識別情報dが印字されたレシートは、購入者12に手渡される。
【0054】
店舗11では、レシート発行部28から発行されたレシートに、識別情報dがバーコード情報として印字されている場合には、バーコードリーダ30によってこのバーコード情報を読み取り、識別情報dを認識する。更に、入力装置31から入力された購入者12のID番号eとともに、識別情報dを通信部32に出力する。通信部32は、識別情報dを、ID番号eとともに識別情報受信部20へと出力する。
【0055】
一方、レシート発行部28から発行されたレシートに、識別情報dが数字情報として印字されている場合には、この数字情報およびID番号eを入力装置31から入力し、通信部32に出力する。通信部32は、識別情報dを、ID番号eとともに識別情報受信部20へと出力する。
【0056】
または、購入者12が自己の携帯電話34から識別情報受信部20へと電話をかけ、識別情報受信部20へこの数字情報を送信する。このように購入者12が携帯電話34から識別情報受信部20へと電話をかける場合、識別情報受信部20は発信元の携帯電話34の電話番号に基づいて購入者12を識別する。
【0057】
あるいは、購入者12が自己の携帯電話34からインターネットを介してポイントサービスシステム10が提供しているWebサーバにアクセスし、携帯電話34の画面上に表示されたWeb画面からこの数字情報を入力し、送信することによって識別情報受信部20へと出力するようにしても良い。なお、このようにWeb画面から数字情報を入力する場合には、ポイントサービスシステム10側で購入者12を識別する必要がある。このため、後述するような登録手続を行い、ID番号eおよびパスワードpを取得しておく。
【0058】
ID番号eは、購入者12を識別するためのものであって、例えば携帯電話34の番号や、任意の番号を用いて、購入者12の氏名、連絡先、住所等のデータとともに予めポイント累積データベース22に登録しておく。また、購入者12は、パスワードpを自ら決定し、同様にポイント累積データベース22に登録しておく。そのようなID番号eおよびパスワードpの登録は、識別情報dを初めて識別情報受信部20へと出力する場合に、店舗11に備えられた入力装置31から購入者12の氏名、連絡先、住所等のデータおよび自ら決定したパスワードpを入力し、これら入力したデータを通信部32から識別情報受信部20へと出力し、更に識別情報受信部20がこの出力されたデータをポイント累積データベース22へと登録したり、購入者12が携帯電話34から識別情報受信部20へと電話をかけ、更に識別情報受信部20がこの電話番号を認識し、認識した電話番号をポイント累積データベース22へと登録することによって行う。あるいは、後述するようにWebサーバにアクセスすることによって行う。
【0059】
識別情報受信部20は、購入者登録の受付、および識別情報dの受付を行う。まず、購入者登録を受け付ける場合の動作について説明する。
【0060】
購入者登録は、入力装置31によって入力されたID番号e、購入者12の氏名、連絡先、住所等のデータを通信部32を介して受信し、この受信したデータをポイント累積データベース22に登録することによって行う。あるいは、購入者12の携帯電話34から送信されたこの携帯電話34の電話番号をID番号eとしてポイント累積データベース22に登録することによって行う。
【0061】
あるいは、購入者12が携帯電話34からインターネットを介してポイントサービスシステム10が提供しているWebサーバにアクセスし、図2(a)、図2(b)、および図2(c)に示すように、氏名、性別、住所、電話番号、生年月日、パスワードといった必要情報を予めポイントサービスシステム10側に送信することによってポイント累積データベース22に登録するようにしてもよい。
【0062】
識別情報dの受付は、バーコードリーダ30によって読み取られた識別情報dと、入力装置31から入力されたID番号eとを、通信部32を介して受信し、受信した識別情報dおよびID番号eをポイント累積部21に出力する。または、購入者12が携帯電話34をかけて通知してきた識別情報dを、この携帯電話34の電話番号とともに受信する。そして、この電話番号をID番号eとして、受信した識別情報dとともにポイント累積部21に出力する。あるいは、購入者12が携帯電話34からインターネットを介してポイントサービスシステム10が提供しているWebサーバにアクセスし、携帯電話34の画面上に表示されたWeb画面から入力されたID番号eと識別番号dとパスワードpとを受信して、受信した識別情報dとID番号eとパスワードpとをポイント累積部21に出力する。
【0063】
ポイント累積部21は、識別情報出力部18から出力された識別情報dと、識別情報受信部20から出力された識別情報dおよびID番号eを取得する。そして、識別情報出力部18から出力された識別情報dと、識別情報受信部20から出力された識別情報dとが一致した場合には、両識別情報dに含まれているポイント数情報cを、ID番号eに関連付けて、ポイント累積データベース22に格納する。
【0064】
ポイント累積データベース22に格納された累積ポイント数は、購入者12が携帯電話34からインターネットを介し、ポイントサービスシステム10が提供しているWebサーバにアクセスし、図2(a)に示すようなメニュー画面から「ポイント照会」を選択し、更に図2(d)に示すようにID番号eおよびパスワードpを入力することによって、図2(e)に示すように確認することも可能である。
【0065】
ポイントサービス通知部24は、ID番号eに関連付けてポイント累積データベース22に蓄積された累積ポイント数のうち、何れかのID番号eに対応する累積ポイント数が、ポイントサービス計画情報bで定義された所定の累積ポイント数に達した場合には、このID番号eに対応する購入者12の携帯電話34に対して、所定累積ポイント数に応じたポイントサービスの提供方法に基づき、対応するポイントサービスを提供する旨を通知する。
【0066】
なお、ポイント累積データベース22には、購入者12の連絡先も記憶されているので、携帯電話34を持っていない購入者12に対しては、この連絡先へ、ダイレクトメール等によって通知するようにしても良い。
【0067】
この通知を受けた購入者12は、携帯電話34によってポイントサービス応募受付部25にポイントサービスを要求する。ポイントサービス応募受付部25は、送信元の電話番号から購入者12のID番号eを識別し、購入者12からポイントサービスの要求があった旨をポイントサービス提供側9に通知する。ポイントサービス提供側9は、この通知を受けると、所定のポイントサービスを、このID番号eに対応する購入者12の住所に郵送する。
【0068】
なお、携帯電話を所有していない購入者12は、一般電話によってポイントサービス応募受付部25に電話をかけ、口頭でポイントサービスを要求する。ポイントサービス応募受付部25では、オペレータが、購入者12のID番号eを確認することによって購入者12であることを認識する。
【0069】
そして、ポイントサービス応募受付部25は、この購入者12のID番号eに関連付けてポイント累積データベース22に格納されている累積ポイントを減じる。
【0070】
次に、以上のように構成した本発明の実施の形態に係るポイントサービス方法を適用したポイントサービスシステムの動作について、図3から図5に示すフローチャート、および図6に示すデータ処理図を用いて説明する。なお、図6中に示すキャンペーンサーバ36は、購入記録情報受信部14、識別情報出力部18、識別情報受信部20、ポイント累積部21、ポイントサービス通知部24、ポイントサービス応募受付部25を備えている。
【0071】
まず、本発明の実施の形態に係るポイントサービス方法を適用したポイントサービスシステム10を用いる場合には、ポイントサービス提供側9が、ポイントサービス計画情報bを決定し、このポイントサービス計画情報bをポイントサービス計画データベース17に格納する(S1)。このポイントサービス計画情報bは、ポイントサービス計画の対象である商品やサービス、対象となる各商品や各サービスにそれぞれ付与するポイント数、所定累積ポイント数に応じて提供するポイントサービスの内容および提供方法、有効期間等を定義した情報である。
【0072】
このように、ポイントサービス計画データベース17にポイントサービス計画情報bが格納されると、ポイントサービスシステム10が利用可能となる。そして、購入者12が店舗11において商品またはサービスを購入すると、POS26によって、店舗コード、購入年月日時分、購入品目コード、購入個数、値段が記録された購入記録情報aが作成される(S2)。
【0073】
ステップS2において作成された購入記録情報aは、レシート発行部28に出力される他、通信部32によってポイントサービスシステム10の購入記録情報受信部14へと送信される(S3)。ステップS3において、店舗11の通信部32から送信された購入記録情報aは、購入記録情報受信部14によって受信され、更に購入記録情報データベース16に格納される(S4)。
【0074】
購入記録情報データベース16に購入記録情報aが格納されると、識別情報出力部18によって、購入記録情報データベース16に蓄積された購入記録情報aの内容が、ポイントサービス計画データベース17に格納されたポイントサービス計画情報bの内容と比較され、店舗11において購入された商品またはサービスが、ポイントサービス計画の対象であるか否かが判定される(S5)。
【0075】
そして、店舗11において購入された商品またはサービスが、ポイントサービス計画の対象である場合(S5:Yes)には、対応するポイントサービス計画情報bに基づいて、この購入された商品またはサービスのポイント数が算出される(S6)。そして、この算出結果であるポイント数情報cと、対応するポイントサービス計画情報bとを加えた情報である識別情報dが、ポイント累積部21、および対応する店舗11の通信部32に出力される(S7)。
【0076】
一方、店舗11において購入された商品またはサービスが、ポイントサービス計画の対象ではない場合(S5:No)には、この購入された商品またはサービスに関するポイント処理は行われず、処理を終了する。
【0077】
ステップS7において識別情報出力部18から店舗11へと出力された識別情報dは、対応する店舗11の通信部32によって受信され、レシート発行部28に出力される(S8)。
【0078】
レシート発行部28では、ステップS3においてPOS26から出力された購入記録情報aに基づいて、レシートが発行される他、ステップS8において通信部32から出力された識別情報dがレシートに出力される(S9)。識別情報dは、数字情報として印字される場合、あるいはバーコード情報として印字される場合の何れであっても良い。このように識別情報dが印字されたレシートは、購入者12に手渡される。
【0079】
店舗11では、レシート発行部28から発行されたレシートに、識別情報dがバーコード情報として印字されている場合(S10:バーコード情報)には、バーコードリーダ30によってこのバーコード情報が読み取られ、識別情報dが認識される(S11)。更に、入力装置31から入力された購入者12のID番号eとともに、認識された識別情報dが通信部32に出力される。通信部32からは、識別情報dが、ID番号eとともに識別情報受信部20へと出力される(S12)。
【0080】
一方、レシート発行部28から発行されたレシートに、識別情報dが数字情報として印字されている場合(S10:数字情報)には、この数字情報およびID番号eが入力装置31から入力され、通信部32に出力される。通信部32からは、識別情報dが、ID番号eとともに識別情報受信部20へと出力される。または、購入者12が自己の携帯電話34から識別情報受信部20へと電話をかけることによって、識別情報受信部20へとこの数字情報が送信される(S13)。このように購入者12が携帯電話34から識別情報受信部20へと電話をかける場合、識別情報受信部20において、発信元の携帯電話34の電話番号がID番号eとして購入者12が識別される(S14)。
【0081】
このようにして識別情報受信部20へと出力された識別情報dおよびID番号eは、更にポイント累積部21へと出力される(S15)。そして、ポイント累積部21では、識別情報出力部18から出力された識別情報dと、識別情報受信部20から出力された識別情報dとが比較される(S16)。そして、両識別情報dが一致した場合(S16:Yes)には、両識別情報dに含まれているポイント数情報cが、ID番号eに関連付けられて、ポイント累積データベース22へ格納される(S17)。
【0082】
一方、両識別情報dが一致しない場合(S16:No)には、この購入された商品またはサービスに関するポイント処理は行われず、処理を終了する。
【0083】
そして、ポイント累積データベース22に蓄積された累積ポイント数のうち、何れかのID番号eに対応する累積ポイント数が、所定の累積ポイント数に達した場合(S18:Yes)には、ポイントサービス通知部24によって、このID番号eに対応する購入者12の携帯電話34に対して、所定累積ポイント数に応じたポイントサービスの提供方法に基づき対応するポイントサービスを提供する旨が通知される。なお、ポイント累積データベース22には、購入者12の連絡先も記憶されているので、携帯電話34を持っていない購入者12に対しては、この連絡先へ、ダイレクトメール等によって通知するようにしても良い(S19)。
【0084】
そして、通知を受けた購入者12が、ステップS18によってなされた通知に基づいて、携帯電話34によってポイントサービス応募受付部25に電話し、ポイントサービスを要求する(S20)と、ポイントサービス応募受付部25では、送信元の電話番号から購入者12のID番号eが認識される(S21)。そして、購入者12からポイントサービスの要求があった旨が、ポイントサービス提供側9に通知される。この通知が、ポイントサービス提供側9になされると、ポイントサービス提供側9から、所定のポイントサービスが、このID番号eに対応する購入者12の住所に郵送される(S22)。
【0085】
そして、ポイントサービス応募受付部25によって、ポイント累積データベース22に格納されているこの購入者12の累積ポイントが減じられる(S23)。
【0086】
なお、上述したように、本発明の実施の形態に係るポイントサービス方法を適用したポイントサービスシステムは、計算機(コンピュータ)に実行させることができるプログラム(ソフトウェア手段)として、例えば磁気ディスク(フロッピー(登録商法)ディスク、ハ一ドディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の記録媒体に格納し、また通信媒体により伝送して頒布することもできる。なお、媒体側に格納されるプログラムには、計算機に実行させるソフトウエア手段(実行プログラムのみならずテーブルやデータ構造も含む)を計算機内に構成させる設定プログラムをも含むものである。本システムを実現する計算機は、記録媒体に記録されたプログラムを読み込み、また場合により設定プログラムによりソフトウエア手段を構築し、このソフトウエア手段によって動作が制御されることにより上述した処理を実行する。
【0087】
上述したように、本発明の実施の形態に係るポイントサービス方法を適用したポイントサービスシステムにおいては、上記のような作用により、顧客が磁気カードを持参したり、あるいはポイントシール等を保管することなくともポイントを累積することができる。
【0088】
その結果、店舗側あるいはキャンペーン主催者側の販売促進を図ると共に、顧客側もポイントサービスを確実に受けることが可能となる。
【0089】
また、複数のサービスや商品の提供側が、共同でキャンペーンを行うことを容易に実現することが可能となる。
【0090】
以上、本発明の好適な実施の形態について、添付図面を参照しながら説明したが、本発明はかかる構成に限定されない。特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0091】
たとえば、図7に示すように、バーコードリーダ30および入力装置31は、必ずしも店舗11に備えられたものに限らず、街頭に設定されたインターネットに接続可能な端末37からキャンペーンサーバ36にアクセスし、この端末37からキャンペーンサーバ36へ必要な情報を送信することによって代用することもできる。したがって、インターネットに接続可能な端末37であれば、自動販売機やネットワーク家電製品であっても良い。
【0092】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、顧客が磁気カードを持参したり、あるいはポイントシール等を保管することなくともポイントを累積することができる。
【0093】
以上により、店舗側あるいはキャンペーン主催者側の販売促進を図ると共に、顧客側もポイントサービスを確実に受けることが可能なポイントサービスシステム、ポイントサービス方法、およびプログラムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るポイントサービス方法を適用したポイントサービスシステムの構成例を示す機能ブロック図
【図2】Web画面イメージ図
【図3】同実施の形態に係るポイントサービス方法を適用したポイントサービスシステムの動作を示すフローチャート
【図4】同実施の形態に係るポイントサービス方法を適用したポイントサービスシステムの動作を示すフローチャート
【図5】同実施の形態に係るポイントサービス方法を適用したポイントサービスシステムの動作を示すフローチャート
【図6】同実施の形態に係るポイントサービス方法を適用したポイントサービスシステムの動作を示すデータ処理図
【図7】同実施の形態に係るポイントサービス方法を適用したポイントサービスシステムの変形例を示す機能ブロック図
【符号の説明】
a…購入記録情報
b…ポイントサービス計画情報
c…ポイント数情報
d…識別情報
p…パスワード
x,z…食品
y…菓子
A,B…メーカ
9…ポイントサービス提供側
10…ポイントサービスシステム
11…店舗
12…購入者
14…購入記録情報受信部
16…購入記録情報データベース
17…ポイントサービス計画データベース
18…識別情報出力部
20…識別情報受信部
21…ポイント累積部
22…ポイント累積データベース
24…ポイントサービス通知部
25…ポイントサービス応募受付部
26…POS
28…レシート発行部
30…バーコードリーダ
31…入力装置
32…通信部
34…携帯電話
36…キャンペーンサーバ
37…街頭端末
Claims (10)
- 店舗において購入された商品またはサービスに基づいて累積される累積ポイント数に応じて、購入者に対してポイントサービスを提供するポイントサービスシステムであって、
前記購入者によって購入された前記商品またはサービスに基づいて、前記店舗から送信される購入記録情報を受信する購入記録情報受信手段と、
前記購入記録情報受信手段によって受信された購入記録情報を蓄積する購入記録情報データベースと、
前記購入記録情報データベースに蓄積された購入記録情報と、前記ポイントサービスの対象となる商品またはサービス、前記対象となる商品またはサービス毎に付与するポイント数、所定累積ポイント数、この所定累積ポイント数に応じて提供するポイントサービスの内容および提供方法について予め立案したポイントサービス計画とに基づいて、前記店舗において購入された商品またはサービスが前記ポイントサービスの対象である場合には、少なくともポイントサービス計画と、前記対象である商品またはサービスに対応するポイント数情報とを含んだ識別情報を前記店舗から出力させる識別情報出力手段と
を備えたポイントサービスシステム。 - 請求項1に記載のポイントサービスシステムにおいて、
前記店舗から出力された識別情報に基づいて送信されるこの識別情報を受信する識別情報受信手段と、
前記識別情報受信手段によって受信された識別情報と、前記識別情報出力手段によって前記店舗から出力された識別情報とが一致した場合には、前記両識別情報に含まれているポイント数情報を、対応する購入者毎に累積し、累積ポイント数を、前記対応する購入者毎に関連付けてポイント累積データベースに蓄積するポイント累積手段と、
前記ポイント累積データベースに蓄積された累積ポイント数が、前記所定累積ポイント数に達した前記購入者に対して、この所定累積ポイント数に応じたポイントサービスの提供方法に基づき対応するポイントサービスを提供する旨を通知する通知手段と
を備えたポイントサービスシステム。 - 請求項2に記載のポイントサービスシステムにおいて、
前記店舗は、前記商品またはサービスを購入した購入者に対してレシートを発行するレシート発行手段を備え、
前記識別情報出力手段は、前記レシート発行手段から、前記識別情報を数字情報またはバーコード情報として前記レシートに印字させることによって、前記識別情報を前記店舗から出力させるようにしたポイントサービスシステム。 - 請求項3に記載のポイントサービスシステムにおいて、
前記識別情報が数字情報として前記レシートに印字された場合には、前記識別情報受信手段は、前記購入者によって携帯端末から送信される識別情報を受信するようにしたポイントサービスシステム。 - 請求項3に記載のポイントサービスシステムにおいて、
前記識別情報がバーコード情報として前記レシートに印字された場合には、前記識別情報受信手段は、前記購入者によってバーコードリーダーによって読み取られた後に送信された識別情報を受信するようにしたポイントサービスシステム。 - 請求項2乃至5のうち何れか1項に記載のポイントサービスシステムにおいて、
前記店舗は、前記購入された前記商品またはサービスに基づく購入記録情報を作成するPOSを備えており、
前記購入記録情報受信手段は、前記POSによって作成され、前記店舗から送信される購入記録情報を受信するようにしたポイントサービスシステム。 - 請求項2乃至6のうち何れか1項に記載のポイントサービスシステムにおいて、
前記ポイントサービス計画では、複数の商品または複数のサービスまたは商品とサービスとの組み合わせに応じて前記付与するポイント数を割り増しするようにしたポイントサービスシステム。 - 請求項2乃至7のうち何れか1項に記載のポイントサービスシステムにおいて、
前記ポイントサービス計画は、同一種類の商品を提供する複数の提供側、および同一種類のサービスを提供する複数の提供側によって共同して立案されるようにしたポイントサービスシステム。 - 店舗において購入された商品またはサービスに基づいて累積される累積ポイント数に応じて、購入者に対してポイントサービスを提供するポイントサービス方法であって、
前記ポイントサービスの対象となる商品またはサービス、前記対象となる商品またはサービス毎に付与するポイント数、所定累積ポイント数、この所定累積ポイント数に応じて提供するポイントサービスの内容および提供方法を定義したポイントサービス計画を予め立案し、
前記店舗において前記購入者によって購入された前記商品またはサービスに基づいて、この店舗から送信される購入記録情報を受信して、購入記録情報データベースに蓄積し、
前記購入記録情報データベースに蓄積された購入記録情報と、前記ポイントサービス計画とに基づいて、前記店舗において購入された商品またはサービスが前記ポイントサービスの対象である場合には、少なくともポイントサービス計画と、前記対象である商品またはサービスに対応するポイント数情報とを含んだ識別情報を前記店舗から出力させ、
前記店舗から出力された識別情報に基づいて前記購入者によって送信されるこの識別情報を受信し、この受信した識別情報と、前記店舗から出力された識別情報とが一致した場合には、前記両識別情報に含まれているポイント数情報を、対応する購入者毎に累積し、累積ポイント数を、前記対応する購入者毎に関連付けてポイント累積データベースに蓄積し、
前記ポイント累積データベースに蓄積された累積ポイント数が、前記所定累積ポイント数に達した前記購入者に対して、この所定累積ポイント数に応じたポイントサービスの提供方法に基づき、対応するポイントサービスを提供する旨を通知するようにしたポイントサービス方法。 - 店舗において購入された商品またはサービスに基づいて累積される累積ポイント数に応じて、購入者に対してポイントサービスを提供するためのコンピュータ読み取り可能なプログラムであって、
前記購入者によって購入された前記商品またはサービスに基づいて、前記店舗から送信される購入記録情報を受信する購入記録情報受信機能、
前記購入記録情報受信機能によって受信された購入記録情報を、購入記録情報データベースに蓄積させる購入記録情報蓄積機能、
前記購入記録情報データベースに蓄積された購入記録情報と、前記ポイントサービスの対象となる商品またはサービス、前記対象となる商品またはサービス毎に付与するポイント数、所定累積ポイント数、この所定累積ポイント数に応じて提供するポイントサービスの内容および提供方法について予め立案したポイントサービス計画とに基づいて、前記店舗において購入された商品またはサービスが前記ポイントサービス計画の対象であるか否かを判定する第1の判定機能、
前記第1の判定機能によって前記店舗において購入された商品またはサービスが前記ポイントサービスの対象であると判定された場合には、少なくともポイントサービス計画と、前記対象である商品またはサービスに対応するポイント数情報とを含んだ識別情報を前記店舗から出力させる識別情報出力機能、
前記店舗から出力された識別情報に基づいて前記購入者によって送信されるこの識別情報を受信する識別情報受信機能、
前記識別情報受信機能によって受信された識別情報と、前記識別情報出力機能によって前記店舗から出力された識別情報とが一致するか否かを判定する第2の判定機能、
前記第2の判定機能によって両識別情報が一致すると判定された場合には、前記両識別情報に含まれているポイント数情報を、対応する購入者毎に累積し、累積ポイント数を、前記対応する購入者毎に関連付けてポイント累積データベースに蓄積するポイント数累積機能、
前記ポイント累積データベースに蓄積された累積ポイント数が、前記所定累積ポイント数に達した前記購入者に対して、この所定累積ポイント数に応じたポイントサービスの提供方法に基づき、対応するポイントサービスを提供する旨を通知する通知機能
をコンピュータに実現させるためのプログラム。
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Legal Events
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