JP2020057179A - ポイント管理システム、ポイント管理装置及び情報処理プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
このようなサービスは、旧来より、スタンプカードにスタンプを捺印する手法により、広く実現されている。また近年は、獲得済みのポイント数を利用者に対して定められた会員コードに関連付けてコンピュータ管理する手法によっても実現されている。
そこで、利用者が獲得済みのポイント数を識別コードに関連付けてサーバにおいて管理しておくとともに、上記の識別コードを表したバーコードをプリントした証票を利用者に渡すことによって、この証票により利用者と特典とを関連付けることも考えられている。つまり、利用者は、新たな取引に際して付与されるポイントを取得済みのポイントに加算したい場合には、前回の取引の際に渡された証票を店員に提示する。サーバは、店員の操作により証票から読み取られた識別コードに関連付けて管理しているポイント数を、証票を提示した利用者の獲得済みのポイント数として、その後の付与ポイント数の加算などを行う。
このため、例えば本来の利用者が廃棄した証票を第三者が拾った場合、当該第三者は、この廃棄された証票を本来の利用者に変わって使用することが可能である。
このような事情から、第三者による証票の利用を防止できることが望まれていた。
図1は本実施形態に係るポイント管理システム100の概略構成と、POS端末10及びポイント管理装置20の要部回路構成とを示すブロック図である。
通信ネットワーク30は、インターネット、VPN(virtual private network)、LAN(local area network)、公衆通信網、移動体通信網などを、単独又は適宜に組み合わせて用いることができる。通信ネットワーク30としては、典型的には、インターネット、VPN及び移動体通信網が組み合わせて用いられる。
入力デバイス15は、操作者による各種の指示を入力する。入力デバイス15としては、タッチセンサ又はキーボードなどの周知のデバイスを、単独又は組み合わせて適用できる。
プリンタ17は、レシート用紙に対して各種の画像をプリントして各種の証票を発行する。証票は、取引レシート及びスタンプカードレシートを含む。
伝送路19は、アドレスバス、データバス及び制御信号線等を含み、接続されている各部の間で授受されるデータや制御信号を伝送する。
伝送路25は、アドレスバス、データバス及び制御信号線等を含み、接続されている各部の間で授受されるデータや制御信号を伝送する。
データレコードDR1は、フィールドF1,F2,F3を少なくとも含む。データレコードDR1は、フィールドF4以降のフィールドを含み得る。
フィールドF11には、関連付けられたポイント口座を一時的に識別するためのポイント管理コードがセットされる。フィールドF12には、付与したポイントの数がセットされる。フィールドF13には、ポイントを付与した日時がセットされる。フィールドF14には、ポイント付与の契機となった取引が行われた店舗を識別する店舗コードがセットされる。
POS端末10が取引の登録及び会計を行うべき動作状態にあるとき、プロセッサ11はメインメモリ12又は補助記憶デバイス13に記憶された情報処理プログラムに基づいて以下に説明する情報処理を実行する。
Act1としてプロセッサ11は、例えば商品リストなどの一取引に関する情報処理において一時的に用いるデータの初期化又は削除などの準備処理を行う。
Act3としてプロセッサ11は、ポイント管理コードが入力されたか否かを確認する。そしてプロセッサ11は、該当の入力がなされていないならばNoと判定し、Act2へと戻る。
かくしてプロセッサ11はAct2及びAct3としては、登録操作が開始されるか、またはポイント管理コードが入力されるのを待ち受ける。
プロセッサ11は、Act2及びAct3の待ち受け状態にあるときに上記のような登録操作が行われたならば、Act2にてYesと判定し、Act4へと進む。
図4及び図5はプロセッサ21による情報処理のフローチャートである。
Act22としてプロセッサ21は、有効性の問い合わせがなされたか否かの確認を行う。そしてプロセッサ21は、該当の問い合わせがなされていないならばNoと判定し、Act21へと戻る。
かくしてプロセッサ21はAct21及びAct22としては、取引内容の通知又は有効性の問い合わせのいずれかが行われるのを待ち受ける。
Act23としてプロセッサ21は、今回通知された取引について、ポイントの付与条件が成立するか否かを確認する。具体的にはプロセッサ21は、通知データに含まれた、取引の内容を表すデータを考慮して、取引について、予め定められたポイントの付与条件が成立するか否かを確認する。付与条件は、本実施形態では、「決済金額500円毎に1ポイントを付与」であるとする。この場合にプロセッサ21は例えば、取引の内容を表すデータに含まれた決済金額が500円以上であるならば、付与条件が成立すると判定する。そしてプロセッサ21はこのような場合にAct23にてYesと判定し、Act24へと進む。ただし付与条件は、例えばポイントサービスの提供者などによって適宜に定められてよい。また付与条件は、複数が定められていてもよい。プロセッサ21は、付与条件が複数定められている場合、これら複数の付与条件の1つでも成立するならば、Act23にてYesと判定する。
スタンプレシートSR1は、画像IM1及びバーコードBC1を含む。画像IM1は、ポイントの獲得状況を、スタンプカードを模して表す。バーコードBC1は、ポイント管理コードを少なくとも含んだバーコードデータを表す。
Act6としてプロセッサ11は、発行指令がなされたか否かを確認する。そしてプロセッサ11は、上記のように通信インタフェース18によって指令データが取り込まれたことに応じて、Yesと判定し、Act7へと進む。
Act8としてプロセッサ11は、指令データに含まれたスタンプレシートデータに基づいて、スタンプレシートをプリントするようプリンタ17を制御する。この制御の下にプリンタ17は、スタンプレシートデータに基づく画像をレシート用紙にプリントする。プリンタ17は、スタンプレシートデータに基づく画像をプリント済みのレシート用紙、すなわちスタンプレシートを、POS端末10の外部に排出する。これにより、スタンプレシートが発行される。スタンプレシートは、店員により買物客に渡されるか、買物客によって取り去られる。
プロセッサ11は、取引レシートのプリントが完了したならば、Act1を経てAct2及びAct3の待受状態に戻り、次の取引に関する処理に備える。
上記のバーコードデータには、ポイント管理コードが含まれる。そこでプロセッサ11は、Act3にてYesと判定し、Act10へと進む。
ポイント管理装置20においてプロセッサ21は、上述のように問い合わせデータが通信インタフェース24によって取り込まれたならば、Act22にてYesと判定し、図5中のAct30へと進む。
Act34としてプロセッサ21は、ポイント管理コードが無効である旨の有効性通知を行う。プロセッサ21は具体的には、例えば有効性の通知であることを表すコマンドと、ポイント管理コードが無効であることを表すデータとを含んだ通知データを生成する。そしてプロセッサ11は、生成した通知データを、通信インタフェース24から、問い合わせ元のPOS端末10に宛てて通信ネットワーク30へと送出する。
Act11としてプロセッサ11は、有効性通知を受領する。つまりプロセッサ11は、通信インタフェース18から通知データを受け取る。
Act13としてプロセッサ11は、バーコードデータに含まれていたポイント管理コードを、有効なポイント管理コードとしてメインメモリ12又は補助記憶デバイス13に保存する。
Act14としてプロセッサ11は、エラー画面を表示デバイス14に表示させる。エラー画面は、操作者が読み取らせたバーコードが表されているスタンプレシートが無効であることを操作者に通知するための画面である。プロセッサ11は、Act13又はAct14を終えると、Act2及びAct3の待受状態に戻る。
かくして操作者は、別に適正なスタンプレシートを有しているならば、そこに表されたバーコードを改めて読み取らせることができる。
そして、有効なポイント管理コードがメインメモリ12又は補助記憶デバイス13に記憶された状態で操作者が登録操作を開始したならば、その後のAct5においてプロセッサ11は、通知データに有効なポイント管理コードを含めることとなる。
そして、このような口座管理データベースDB1の更新後にPOS端末10で発行されるスタンプレシートは、新たなポイント管理コードを含むバーコードデータを表した新たなバーコードが表されることになる。
スタンプレシートSR2は、図6に示すスタンプレシートSR1に表されたバーコードBC1を読み取ったのちの取引に関して2ポイントが加算されたのちに発行されるスタンプレシートの一例である。このためスタンプレシートSR2は、画像IM1に代えて、獲得済みのポイント数が「5」であることを表した画像IM2を含む。またスタンプレシートSR2には、バーコードBC1とは異なるバーコードBC2が表されている。
Act35としてプロセッサ21は、ポイント管理コードの通知があったか否かを確認する。プロセッサ21は、通知データにポイント管理コードが含まれていない場合には、Noと判定し、Act36へと進む。
Act37としてプロセッサ21は、Act26と同様にしてポイント管理コードを決定する。
データレコードDR1にいくつまで履歴データを含めるかは任意であり、POS端末10の設計者などによって予め適宜に定められてよい。例えば、最新のポイント数を管理していればポイントサービスは提供が可能であるから、プロセッサ21は、最新の1つのみの履歴データを含むように口座管理データベースDB1を更新してもよい。この場合、フィールドF2又はフィールドF12を省略してもよい。またフィールドF13,F14も必須ではない。またデータレコードDR1及び履歴データには、別のフィールドを設けて、別の任意のデータをセットしてもよい。
Claims (6)
- 利用者が獲得済みのポイントの数を、当該ポイントを識別するためのポイント管理コードに関連付けて記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されたポイントが関連付けられた前記ポイント管理コードとは異なるポイント管理コードを決定する決定手段と、
前記ポイントを付与する条件が成立し、かつ前記記憶手段に記憶されたポイントが関連付けられた前記ポイント管理コードが指定されない場合に、前記条件の成立に対して付与するポイントの数を、前記決定手段により決定された前記ポイント管理コードに関連付けて前記記憶手段に記憶させる新規登録手段と、
前記条件が成立し、かつ前記記憶手段に記憶されたポイントが関連付けられた前記ポイント管理コードが指定された場合に、当該指定されたポイント管理コードが関連付けられたポイントの数に、前記条件の成立に対して付与するポイントの数を加算して求まるポイントの数を、前記決定手段により決定された前記ポイント管理コードに関連付けて前記記憶手段に記憶させる更新登録手段と、
前記決定手段により決定された前記ポイント管理コードを前記利用者に通知する通知手段と、
を具備したポイント管理システム。 - 前記利用者により指定されたポイント管理コードを入力する入力手段、
をさらに備え、
前記新規登録手段は、前記入力手段により前記ポイント管理コードが入力されない場合を前記ポイント管理コードが指定されない場合とし、
前記更新登録手段は、前記入力手段により入力された前記ポイント管理コードが前記記憶手段に記憶されたポイントに関連付けられている場合を前記ポイント管理コードが指定された場合とする、
請求項1に記載のポイント管理システム。 - 前記通知手段は、
プリント用紙に画像をプリントするプリンタと、
前記ポイント管理コードを光学的に読み取り可能に表したコードシンボルをプリントするための前記プリンタの制御を通知処理として実行する通知処理手段と、
を具備し、
前記入力手段は、
前記コードシンボルを光学的に読み取る読取デバイスと、
前記読取デバイスが読み取った前記コードシンボルが表す前記ポイント管理コードを前記指定されたポイント管理コードとして取得する取得手段と、
を具備する、
請求項2に記載のポイント管理システム。 - 前記プリンタ及び前記読取デバイスを備えた商品販売処理装置と、
前記記憶手段、前記決定手段、前記新規登録手段、前記更新登録手段、前記通知処理手段及び前記取得手段を備えたポイント管理装置と、
を備える請求項3に記載のポイント管理システム。 - 利用者が獲得済みのポイントの数を、当該ポイントを識別するためのポイント管理コードに関連付けて記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されたポイントが関連付けられた前記ポイント管理コードとは異なるポイント管理コードを決定する決定手段と、
前記ポイントを付与する条件が成立し、かつ前記記憶手段に記憶されたポイントが関連付けられた前記ポイント管理コードが指定されない場合に、前記条件の成立に対して付与するポイントの数を、前記決定手段により決定された前記ポイント管理コードに関連付けて前記記憶手段に記憶させる新規登録手段と、
前記条件が成立し、かつ前記記憶手段に記憶されたポイントが関連付けられた前記ポイント管理コードが指定された場合に、当該指定されたポイント管理コードが関連付けられたポイントの数に、前記条件の成立に対して付与するポイントの数を加算して求まるポイントの数を、前記決定手段により決定された前記ポイント管理コードに関連付けて前記記憶手段に記憶させる更新登録手段と、
前記決定手段により決定された前記ポイント管理コードを前記利用者に通知するための通知処理を実行する通知処理手段と、
を具備したポイント管理装置。 - コンピュータを、
利用者が獲得済みのポイントの数を、当該ポイントを識別するためのポイント管理コードに関連付けて記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されたポイントが関連付けられた前記ポイント管理コードとは異なるポイント管理コードを決定する決定手段と、
前記ポイントを付与する条件が成立し、かつ前記記憶手段に記憶されたポイントが関連付けられた前記ポイント管理コードが指定されない場合に、前記条件の成立に対して付与するポイントの数を、前記決定手段により決定された前記ポイント管理コードに関連付けて前記記憶手段に記憶させる新規登録手段と、
前記条件が成立し、かつ前記記憶手段に記憶されたポイントが関連付けられた前記ポイント管理コードが指定された場合に、当該指定されたポイント管理コードが関連付けられたポイントの数に、前記条件の成立に対して付与するポイントの数を加算して求まるポイントの数を、前記決定手段により決定された前記ポイント管理コードに関連付けて前記記憶手段に記憶させる更新登録手段と、
前記決定手段により決定された前記ポイント管理コードを前記利用者に通知するための通知処理を実行する通知処理手段と、
して機能させるための情報処理プログラム。
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