JP2020057180A - ポイント管理システム、ポイント管理装置及び情報処理プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
このようなサービスは、旧来より、スタンプカードにスタンプを捺印する手法により、広く実現されている。また近年は、獲得済みのポイント数を利用者に対して定められた会員コードに関連付けてコンピュータ管理する手法によっても実現されている。
そこで、利用者が獲得済みのポイント数を識別コードに関連付けてサーバにおいて管理しておくとともに、上記の識別コードを表したバーコードをプリントした証票を利用者に渡すことによって、この証票により利用者と特典とを関連付けることも考えられている。つまり、利用者は、新たな取引に際して付与されるポイントを取得済みのポイントに加算したい場合には、前回の取引の際に渡された証票を店員に提示する。サーバは、店員の操作により証票から読み取られた識別コードに関連付けて管理しているポイント数を、証票を提示した利用者の獲得済みのポイント数として、その後の付与ポイント数の加算などを行う。
このような事情から、利用者が証票を所持することを必要とせずに非会員に対するポイントサービスを提供できることが望まれていた。
図1は本実施形態に係るポイント管理システム100の概略構成と、POS端末10及びポイント管理装置20の要部回路構成とを示すブロック図である。
情報端末30は、後述するスタンプページを利用者に閲覧させるための情報処理及び通信を行う端末装置である。情報端末30としては、バーコード読取機能及びブラウザ機能を備えたスマートフォン、タブレット端末、携帯電話装置、あるいはパーソナルコンピュータなどの既存の様々な装置が適用可能である。
通信ネットワーク40は、インターネット、VPN(virtual private network)、LAN(local area network)、公衆通信網、移動体通信網などを、単独又は適宜に組み合わせて用いることができる。通信ネットワーク40としては、典型的には、インターネット、VPN及び移動体通信網が組み合わせて用いられる。
入力デバイス15は、操作者による各種の指示を入力する。入力デバイス15としては、タッチセンサ又はキーボードなどの周知のデバイスを、単独又は組み合わせて適用できる。
プリンタ17は、レシート用紙に対して各種の画像をプリントして各種の証票を発行する。証票は、取引レシート及びスタンプカードレシートを含む。
伝送路19は、アドレスバス、データバス及び制御信号線等を含み、接続されている各部の間で授受されるデータや制御信号を伝送する。
伝送路25は、アドレスバス、データバス及び制御信号線等を含み、接続されている各部の間で授受されるデータや制御信号を伝送する。
データレコードDR1は、フィールドF1,F2,F3,F4,F5を少なくとも含む。データレコードDR1は、フィールドF6以降のフィールドを含み得る。
以上のように口座管理データベースDB1は、利用者が獲得済みのポイントの数を、当該ポイントを識別する識別コードとしてのレシート用コード及び端末用コードと、ウェブページとに関連付けて表す。そしてこのような口座管理データベースDB1を記憶する補助記憶デバイス23は、記憶手段の一例である。
フィールドF11には、付与したポイントの数がセットされる。フィールドF12には、ポイントを付与した日時がセットされる。フィールドF13には、ポイント付与の契機となった取引が行われた店舗を識別する店舗コードがセットされる。
POS端末10が取引の登録及び会計を行うべき動作状態にあるとき、プロセッサ11はメインメモリ12又は補助記憶デバイス13に記憶された情報処理プログラムに基づいて以下に説明する情報処理を実行する。
Act1としてプロセッサ11は、例えば商品リストなどの一取引に関する情報処理において一時的に用いるデータの初期化又は削除などの準備処理を行う。
Act3としてプロセッサ11は、管理コードが入力されたか否かを確認する。そしてプロセッサ11は、該当の入力がなされていないならばNoと判定し、Act2へと戻る。
かくしてプロセッサ11はAct2及びAct3としては、登録操作が開始されるか、または管理コードが入力されるのを待ち受ける。
プロセッサ11は、Act2及びAct3の待ち受け状態にあるときに上記のような登録操作が行われたならば、Act2にてYesと判定し、Act4へと進む。
図4及び図5はプロセッサ21による情報処理のフローチャートである。
Act22としてプロセッサ21は、有効性の問い合わせがなされたか否かの確認を行う。そしてプロセッサ21は、該当の問い合わせがなされていないならばNoと判定し、Act21へと戻る。
かくしてプロセッサ21はAct21及びAct22としては、取引内容の通知又は有効性の問い合わせのいずれかが行われるのを待ち受ける。
Act23としてプロセッサ21は、今回通知された取引について、ポイントの付与条件が成立するか否かを確認する。具体的にはプロセッサ21は、通知データに含まれた、取引の内容を表すデータを考慮して、取引について、予め定められたポイントの付与条件が成立するか否かを確認する。付与条件は、本実施形態では、「決済金額500円毎に1ポイントを付与」であるとする。この場合にプロセッサ21は例えば、取引の内容を表すデータに含まれた決済金額が500円以上であるならば、付与条件が成立すると判定する。そしてプロセッサ21はこのような場合にAct23にてYesと判定し、Act24へと進む。ただし付与条件は、例えばポイントサービスの提供者などによって適宜に定められてよい。また付与条件は、複数が定められていてもよい。プロセッサ21は、付与条件が複数定められている場合、これら複数の付与条件の1つでも成立するならば、Act23にてYesと判定する。
Act29としてプロセッサ21は、スタンプレシートデータを生成する。スタンプレシートデータは、スタンプレシートをPOS端末10で発行させるためのデータである。
スタンプレシートSR1は、画像IM1及びバーコードBC1,BC2を含む。画像IM1は、ポイントの獲得状況を、スタンプカードを模して表す。バーコードBC1は、レシート用コードを少なくとも含んだバーコードデータを表す。バーコードBC2は、URLを少なくとも含んだバーコードデータを表す。
プロセッサ21は、画像IM1及びバーコードBC1を図示のように表した画像データとして、あるいはそのような画像データをPOS端末10で生成可能とするためのデータとしてスタンプレシートデータを生成する。
Act6としてプロセッサ11は、発行指令がなされたか否かを確認する。そしてプロセッサ11は、上記のように通信インタフェース18によって指令データが取り込まれたことに応じて、Yesと判定し、Act7へと進む。
Act8としてプロセッサ11は、指令データに含まれたスタンプレシートデータに基づいて、スタンプレシートをプリントするようプリンタ17を制御する。この制御の下にプリンタ17は、スタンプレシートデータに基づく画像をレシート用紙にプリントする。プリンタ17は、スタンプレシートデータに基づく画像をプリント済みのレシート用紙、すなわちスタンプレシートを、POS端末10の外部に排出する。これにより、スタンプレシートが発行される。スタンプレシートは、店員により買物客に渡されるか、買物客によって取り去られる。かくして情報処理プログラムに基づく情報処理をプロセッサ11が実行することによって、プロセッサ11を中枢部分とするコンピュータは、第1の識別コードとしてのレシート用コードを識別コードとして表した証票としてのスタンプレシートを発行する発行手段として機能する。
プロセッサ11は、取引レシートのプリントが完了したならば、Act1を経てAct2及びAct3の待受状態に戻り、次の取引に関する処理に備える。
あるいは買物客は、自らが所持する情報端末30に、スタンプページを表示させて、店員に提示する。店員は、スタンプページに表されたバーコードを、読取デバイス16に読み取らせる。あるいは、買物客が自ら、スタンプページに表されたバーコードを、読取デバイス16に読み取らせる。そうすると読取デバイス16は、バーコードが表すバーコードデータをプロセッサ11へと通知する。
買物客は、自らが所持する情報端末30に、そのバーコード読取機能を用いてスタンプレシートに表されたバーコードBC2を読み取らせる。そして買物客は情報端末30に、バーコードBC2が表すバーコードデータに含まれたURLで特定されるウェブページへのブラウザ機能を用いたアクセスを指示する。この指示に応じて情報端末30は、通信ネットワーク40を介してポイント管理装置20にアクセスしてスタンプページを要求する。
図7はウェブサーバとしての機能を実現するためのプロセッサ21の情報処理のフローチャートである。
Act42としてプロセッサ21は、合致レコードを口座管理データベースDB1に含まれるデータレコードDR1の中から検索する。合致レコードは、アクセスに用いられたURLがフィールドF4にセットされているデータレコードDR1である。
Act44としてプロセッサ21は、スタンプページデータを生成する。スタンプページデータは、情報端末30にてスタンプページを表示させるためのデータである。そしてスタンプページは、スタンプレシートSR1に表しているのと同様な情報を表したウェブページである。
図8に示すスタンプページは、画像IM2及びバーコードBC3を含む。画像IM2は、ポイントの獲得状況を、スタンプカードを模して表す。プロセッサ21は、上記の合致レコードのフィールドF3にセットされたポイント総数を表すように画像IM2を生成する。バーコードBC3は、端末用コードを少なくとも含んだバーコードデータを表す。プロセッサ21は、上記の合致レコードのフィールドF2にセットされた端末用コードを含めてバーコードデータを生成し、当該バーコードデータを表すバーコードBC3を生成する。
図8に示す画像IM2は、図6に示すスタンプレシートSR1と同じポイント口座に関し、かつ当該ポイント口座に関するポイント総数も変化していない状況における一例である。このため画像IM2は、画像IM1と同様の情報を表している。しかしながらバーコードBC1とバーコードBC2とは、互いに異なるバーコードデータを表し、別々となっている。
Act45としてプロセッサ21は、エラーページデータを生成する。エラーページデータは、情報端末30にてエラーページを表示させるためのデータである。そしてプロセッサ21は、エラーページにおいて、要求のポイント口座が存在せず、スタンプページを表示できないことを表す。
Act46としてプロセッサ21は、スタンプページデータ又はエラーページデータをアクセス元の情報端末30に出力する。そして情報端末30は、スタンプページデータ又はエラーページデータに応じたスタンプページ又はエラーページを表示する。なおプロセッサ21は、いずれかのページデータを送信し終えたならば、Act41の待受状態に戻る。
かくしてプロセッサ21は、情報端末30からウェブアクセスへのアクセスに対して、アクセス先のウェブページに関連付けられたポイントに関連付けて記憶手段としての補助記憶デバイス23に記憶された第2の識別コードとしての端末用コードを識別コードとして情報端末30に通知する。つまり情報処理プログラムに基づく情報処理をプロセッサ21が実行することによって、プロセッサ21を中枢部分とするコンピュータは通知手段として機能する。
Act31としてプロセッサ21は、有効性問い合わせを受領する。つまりプロセッサ11は、通信インタフェース18から問い合わせデータを受け取る。
Act35としてプロセッサ21は、管理コードが無効である旨の有効性通知を行う。プロセッサ21は具体的には、例えば有効性の通知であることを表すコマンドと、管理コードが無効であることを表すデータとを含んだ通知データを生成する。そしてプロセッサ11は、生成した通知データを、通信インタフェース24から、問い合わせ元のPOS端末10に宛てて通信ネットワーク40へと送出する。
Act11としてプロセッサ11は、有効性通知を受領する。つまりプロセッサ11は、通信インタフェース18から通知データを受け取る。
Act13としてプロセッサ11は、バーコードデータに含まれていた管理コードを、有効な管理コードとしてメインメモリ12又は補助記憶デバイス13に保存する。
Act14としてプロセッサ11は、エラー画面を表示デバイス14に表示させる。エラー画面は、操作者が読み取らせたバーコードが表されているスタンプレシート又はスタンプページが無効であることを操作者に通知するための画面である。プロセッサ11は、Act13又はAct14を終えると、Act2及びAct3の待受状態に戻る。
かくして操作者は、必要に応じて、別のスタンプレシート又はスタンプページに表されたバーコードを改めて読み取らせることができる。
そして、有効な管理コードがメインメモリ12又は補助記憶デバイス13に記憶された状態で操作者が登録操作を開始したならば、その後のAct5においてプロセッサ11は、通知データに有効な管理コードを含めることとなる。
プロセッサ21はこののち、通知された管理コードがレシート用コードであるならば、Act28にてNoと判定し、Act29及びAct30を管理コードが通知されなかった場合と同様に実行する。すなわちプロセッサ21は、POS端末10にてスタンプレシートに表されたバーコードBC1が読み取られたのであるならば、再度のスタンプレシートの発行をPOS端末10に指令する。
ところでプロセッサ21は、付与条件が成立しない場合には、Act23にてNoと判定し、Act36へと進む。
Act36としてプロセッサ21は、レシート用コードの通知があったか否かを確認する。プロセッサ21は、通知データに端末用コードが含まれていた場合、あるいは通知データにレシート用コード及び端末用コードのいずれも含まれなかった場合には、Noと判定し、Act37へと進む。
かくしてプロセッサ21は、端末用コードが通知されている場合、あるいは付与条件が成立せず、かつレシート用コード及び端末用コードのいずれも通知されていない場合に、Act37へと進む。
かくして、登録の開始に先立ってスタンプレシート及びスタンプページのいずれからもバーコードBC1,BC3の読み取りが行われなかった場合、あるいはスタンプページからのバーコードBC3の読み取りが行われた場合には、スタンプレシートは発行されない。
Act38としてプロセッサ21は、スタンプレシートデータを生成する。ここで生成するスタンプレシートデータが表すスタンプレシートは、例えば図6に示されたスタンプレシートSR1と同様なスタンプレシートを表す。ただしプロセッサ21は、文字メッセージ「1ポイント付与されました」は、「ポイントは付与されませんでした」などのようなポイントを付与しなかったことを利用者に通知する内容として予め定められた文字メッセージに置き換える。
一方で、スタンプレシートに表す管理コードとしてのレシート用コードと、スタンプページに表す管理コードとしての端末用コードとをそれぞれ区別可能としており、端末用コードを読み取った場合には、スタンプレシートを発行しない。スタンプページの提示によりポイントサービスを利用した利用者は、それ以降においてもポイントサービスの利用にはスタンプページを提示することが多いと思われる。このような利用者にとって、スタンプレシートは不要である。このような必要性の低いスタンプレシートを発行しないことにより、レシート用紙の無駄とスタンプレシートの受け渡しの手間とを省くことが可能である。
スタンプページに表されたバーコードが読み取られた場合でも、新たなスタンプレシートを発行してもよい。この場合にプロセッサ21は例えば、図4中のAct28を行わずに、Act27からAct29へと進むようにする。またプロセッサ21は例えば、Act36では、いずれかの管理コードが通知されているか否かを確認し、レシート用コード及び端末コードのいずれが通知されている場合にもAct38へと進むようにする。
Claims (6)
- 利用者が獲得済みのポイントの数を、当該ポイントを識別する識別コードと、ウェブページとに関連付けて記憶する記憶手段と、
情報端末からのウェブアクセスに対して、アクセス先のウェブページに関連付けて前記記憶手段に記憶された前記ポイントを識別する前記識別コードを前記情報端末に通知する通知手段と、
前記通知手段により前記情報端末に通知された前記識別コードを前記情報端末から取得する取得手段と、
ポイントを付与する条件が成立したことに応じて、前記取得手段により取得された前記識別コードに関連付けて前記記憶手段に記憶されたポイントの数を前記ポイントの付与のために変更する変更手段と、
を具備したポイント管理システム。 - 前記識別コードを表した証票を発行する発行手段、
をさらに備え、
前記取得手段は、前記証票に表された前記識別コードを取得する、
請求項1に記載のポイント管理システム。 - 前記発行手段は、前記取得手段が前記証票に表された前記識別コードを取得した場合には、前記変更手段により前記ポイントの数が変更されたことに応じて前記証票を発行し、前記取得手段が前記情報端末から前記識別コードを取得した場合には、前記変更手段により前記ポイントの数が変更されたことに応じて前記証票を発行しない、
請求項2に記載のポイント管理システム。 - 前記記憶手段は、前記識別コードとして互いに異なる第1及び第2の識別コードを記憶し、
前記通知手段は、前記第1の識別コードを前記情報端末に通知し、
前記発行手段は、前記第2の識別コードを表した前記証票を発行する、
請求項2又は請求項3に記載のポイント管理システム。 - 利用者が獲得済みのポイントの数を、当該ポイントを識別する識別コードと、ウェブページとに関連付けて記憶する記憶手段にアクセス可能で、
情報端末からのウェブアクセスに対して、アクセス先のウェブページに関連付けて前記記憶手段に記憶された前記ポイントを識別する前記識別コードを前記情報端末に通知する通知手段と、
前記通知手段により前記情報端末に通知された前記識別コードを前記情報端末から取得する取得手段と、
ポイントを付与する条件が成立したことに応じて、前記取得手段により取得された前記識別コードに関連付けて前記記憶手段に記憶されたポイントの数を前記ポイントの付与のために変更する変更手段と、
を具備したポイント管理装置。 - 利用者が獲得済みのポイントの数を、当該ポイントを識別する識別コードと、ウェブページとに関連付けて記憶する記憶手段にアクセス可能なポイント管理装置に設けられたコンピュータを、
情報端末からウェブアクセスに対して、アクセス先のウェブページに関連付けて前記記憶手段に記憶された前記ポイントを識別する前記識別コードを前記情報端末に通知する通知手段と、
前記通知手段により前記情報端末に通知された前記識別コードを前記情報端末から取得する取得手段と、
ポイントを付与する条件が成立したことに応じて、前記取得手段により取得された前記識別コードに関連付けて前記記憶手段に記憶されたポイントの数を前記ポイントの付与のために変更する変更手段と、
して機能させるための情報処理プログラム。
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JP2018187078A JP2020057180A (ja) | 2018-10-02 | 2018-10-02 | ポイント管理システム、ポイント管理装置及び情報処理プログラム |
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