JP6223305B2 - 情報処理装置、印字制御装置、サーバ装置、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、印字制御装置、サーバ装置、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6223305B2
JP6223305B2 JP2014179529A JP2014179529A JP6223305B2 JP 6223305 B2 JP6223305 B2 JP 6223305B2 JP 2014179529 A JP2014179529 A JP 2014179529A JP 2014179529 A JP2014179529 A JP 2014179529A JP 6223305 B2 JP6223305 B2 JP 6223305B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electronic receipt
information
receipt information
transaction
counting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014179529A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016053844A (ja
Inventor
杉山 晃一
晃一 杉山
康博 荒井
康博 荒井
剛 五反田
剛 五反田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba TEC Corp
Priority to JP2014179529A priority Critical patent/JP6223305B2/ja
Publication of JP2016053844A publication Critical patent/JP2016053844A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6223305B2 publication Critical patent/JP6223305B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cash Registers Or Receiving Machines (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Description

本発明の実施形態は、情報処理装置、印字制御装置、サーバ装置、及びプログラムに関する。
従来、店舗での商品取引内容を紙のレシートとして消費者に手渡す代わりにその取引内容を電子情報化した電子レシート情報をその消費者が操作する携帯端末などの情報処理装置に配信する電子レシートシステムが知られている。
電子レシートシステムでは、消費者が本サービスの会員の場合、その消費者が店舗に配置されたPOS(Point of Sales)端末で商品取引処理を済ませると、POS端末で紙レシートを出力する代わりに電子レシート情報を生成する。POS端末は、電子レシート情報を一元管理する電子レシート管理サーバへ、生成した電子レシート情報を送信する。よって、その消費者は、携帯端末などの情報処理装置を使用することにより、電子レシート管理サーバで管理されている電子レシート情報の閲覧が可能になる。
ところで、POS端末から電子レシート管理サーバへ電子レシート情報を送信すると、その後、例えば通信経路上においてパケットを紛失するなどの送信障害が発生することがある。また、電子レシート管理サーバ側の不具合により、電子レシート管理サーバにおいて一旦受け取られた電子レシート情報が正常に処理されないことがある。
この場合、電子レシート管理サーバにおいて、POS端末から送ったはずの電子レシート情報の登録抜けや、処理の未更新などの問題が生じることになる。また、消費者が携帯端末などで電子レシート情報を閲覧した際に、電子レシート情報を表示できない、或いは商品取消などの適切な更新処理がなされていないものが表示されるなどの問題が生じることになる。
本発明が解決しようとする課題は、電子レシートシステムにおいて電子レシート情報の抜けのチェックを行うことを可能にする情報処理装置、印字制御装置、サーバ装置、及びプログラムを提供することである。
実施形態の情報処理装置は、一取引の内容を含む電子レシート情報を生成する生成手段と、上記生成手段により生成された上記電子レシート情報の件数を計数する計数手段と、上記計数手段により計数された上記件数と、計数開始時及び計数終了時の取引番号と、含む結果情報を記憶する記憶手段と、上記生成手段により生成された電子レシート情報及び当該電子レシート情報の取引番号と、上記記憶手段により記憶された上記結果情報を、上記結果情報と、上記電子レシート情報と、当該電子レシート情報の取引番号とに基づいて電子レシート情報の抜けをチェックするサーバ装置へ送信する送信手段と、を有する。
実施形態の印字制御装置は、一取引の内容を示す印字データを紙レシートに出力するレシート出力手段と、上記印字データから上記一取引の内容を含む電子レシート情報を生成する生成手段と、上記生成手段により生成された上記電子レシート情報の件数を計数する計数手段と、上記計数手段により計数された上記件数と、計数開始時及び計数終了時の取引番号と、含む結果情報を記憶する記憶手段と、上記生成手段により生成された電子レシート情報及び当該電子レシート情報の取引番号と、上記記憶手段により記憶された上記結果情報を、上記結果情報と、上記電子レシート情報と、当該電子レシート情報の取引番号とに基づいて電子レシート情報の抜けをチェックするサーバ装置へ送信する送信手段と、を有する。
実施形態のサーバ装置は、上記情報処理装置又は上記印字制御装置から送信される上記電子レシート情報及び上記結果情報を受信する受信手段と、上記受信手段により受信された上記電子レシート情報の件数と上記受信手段により受信された上記結果情報に示される電子レシート情報の生成件数と計数開始時及び計数終了時の取引番号とを比較する比較手段と、上記比較手段による比較の結果を記憶する記憶手段と、を有する。
図1は、第1の実施形態に係る電子レシートシステムの全体構成図である。 図2は、POS端末の構成図である。 図3は、抜けチェック用データのデータ構成図である。 図4は、POS端末の機能ブロック図である。 図5は、印字データ処理部の処理フロー図である。 図6は、電子レシート処理部の処理フロー図である。 図7は、抜けチェック用データの内容を例示した図である。 図8は、電子レシート管理サーバの構成図である。 図9は、電子レシート情報の処理件数を示す管理テーブルの構成図である。 図10は、電子レシート管理サーバの機能ブロック図である。 図11は、電子レシート管理サーバの処理フロー図である。 図12は、抜けチェック用データとチェック結果のデータとを示した図である。 図13は、変形例1の電子レシート処理部の処理フロー図である。 図14は、第2の実施形態の電子レシートシステムの全体構成図である。 図15は、POS端末の構成図である。 図16は、印字制御装置の構成図である。 図17は、印字制御装置の機能ブロック図である。 図18は、印字制御装置の処理フロー図である。
(第1の実施形態)
店舗で商品取引の内容を紙のレシートで受け取る代わりにその取引の内容を電子化した電子レシート情報を消費者が操作するユーザ端末(以下、消費者端末と呼ぶ)などで閲覧することを可能にした、電子レシートシステムと呼ばれる仕組みがある。
電子レシートシステムでは、消費者は事前に会員登録を行い、会員を一意に識別するための会員IDを取得する。これにより、消費者は、会員IDにより電子レシートシステムが提供するサービスを享受できる。
電子レシートシステムでは、店舗に配置されたPOS(Point of Sales)端末で消費者との商品取引処理を行う。商品取引処理後は、キャッシャ又は消費者が現金又はカードによる決済処理を行って、一連の取引処理(一取引)を終了する。
また、POS端末は一取引ごとに会員IDを読み取る。POS端末は、会員IDを読み取ると、その一取引の情報を電子化した電子レシート情報を生成する。そして、POS端末は、電子レシート情報を一元管理する電子レシート管理サーバへ、その電子レシート情報を送信する。消費者は、消費者端末を使って電子レシート管理サーバへアクセスすることにより、電子レシート管理サーバに送信された電子レシート情報を閲覧することができる。
図1は、第1の実施形態に係る電子レシートシステムの全体構成図である。
図1に示すように電子レシートシステム1は、電子レシート管理サーバ10と、POS端末11と、消費者端末12とを含むネットワークシステムで構成される。この他、特に図示はしないが、ストアサーバや、本部サーバや、電子レシート管理サーバ10の管理端末などが含まれる。
本例では、POS端末11は、LAN(Local Area Network)やVPN(Virtual Private Network)などのネットワークN1を介して電子レシート管理サーバ10に接続する。
また、消費者端末12は、インターネット網を含むネットワークN2を介して電子レシート管理サーバ10に接続する。
同図に示す実線矢印は主な命令や情報の流れる向きを示している。
POS端末11は、情報処理装置の一態様を示すものである。
POS端末11は、消費者と商品取引処理や、現金又はカードによる決済処理などを行う情報処理装置である。上記商品取引処理は、処理種別として、商品を購入するための「通常処理(以下では、精算処理と呼ぶ)」や、返品のための「返品処理」や、取消のための「取消処理」などに分けられる。POS端末11は、商品取引処理を行うと、最後に処理種別(「精算処理」、「返品処理」、又は「取消処理」)に対する一取引分のレシートを発行する。レシートは、消費者が非会員のときは、一取引分の情報をレシート用紙に印字し、紙レシート(それぞれ、精算レシート、返品レシート、取消レシート)として発行する(S1)。一方、会員のときは一取引分の情報を電子レシート情報(それぞれ、精算レシートの電子レシート情報、返品レシートの電子レシート情報、取消レシートの電子レシート情報)として生成し、電子レシート管理サーバ10に送信するなどして(S2)、電子レシート情報として発行する。取引情報は随時集計するなどして、不図示のストアサーバなどにアップロードする。
本実施形態において、POS端末11は、更に、チェック情報生成手段F1を備えている。
チェック情報生成手段F1は、POS端末11が生成した電子レシート情報の件数を計数する手段と、その計数結果を電子レシート管理サーバ10に送信する手段とを設けるなどして実現する。これにより、POS端末11が送信した電子レシート情報の件数と電子レシート管理サーバ10側で実際に処理された電子レシート情報の件数との数の整合性を電子レシート管理サーバ10側で確認させる。計数結果以外にも、例えば電子レシート情報の取引番号や取引日など、電子レシート管理サーバ10で抜けをチェックすることのできる情報であれば、適宜代用して良い。以下では、電子レシート管理サーバ10で抜けをチェックすることのできるものを「抜けチェック用データ」と称する。
POS端末11は、チェック情報生成手段F1により抜けチェック用データを生成し、それを電子レシート管理サーバ10へ送信する(S3)。電子レシート管理サーバ10において数が一致しない場合に、送信したはずの電子レシート情報に抜けがあるものとして認識される。
POS端末11は、店舗P2にそれぞれ一台又は複数台(図示を省略)が設置されている。なお、店舗P2は、一個所に限らず、複数個所にあって良い。
電子レシート管理サーバ10は、第三者機関の電子レシートセンタP1に設けられている。電子レシート管理サーバ10は、POS端末11で生成された電子レシート情報をデータベースDB1で一元管理するサーバ装置である。電子レシート管理サーバ10は、POS端末11において生成された電子レシート情報を通信ネットワークN1を介して受信し(S2)、その電子レシート情報をデータベースDB1に格納して一元管理する。
電子レシート管理サーバ10は、消費者端末12から電子レシート情報の閲覧要求を受けると、電子レシート情報を要求元の消費者端末12の表示形式にフォーマット変換するなどして、消費者端末12で閲覧できるようにする。
本実施形態において、電子レシート管理サーバ10は、更に、電子レシート情報の抜けをチェックするための手段(チェック手段F2)を備えている。
チェック手段F2は、POS端末11が送信した電子レシート情報と電子レシート管理サーバ10が実際に処理した電子レシート情報との数の整合性を電子レシート管理サーバ10において確認するためのものである。このようなチェック手段F2は、POS端末11から抜けチェック用データを受信する手段、及び抜けチェック用データと実際に処理した電子レシート情報とを比較する手段を設けるなどして実現する。比較の結果、数が一致しない場合に、POS端末11から送信されたはずの電子レシート情報に抜けが生じたものとして処理する。
消費者端末12は、自宅や移動先などにおいて消費者が利用する情報処理装置である。
一例として、携帯電話機、スマートフォン、タブレット端末などの無線通信機能を備えた移動式の情報処理装置が挙げられる。また、パーソナルコンピュータのようにルータに接続してネットワークに接続する固定式の情報処理装置が挙げられる。本実施形態では、一例として、消費者端末12を移動式の情報処理装置として説明する。
消費者端末12は、会員登録により会員IDを取得し、記憶部の所定エリアにその会員IDを記憶して保持する。本例の消費者端末12は、その表示画面に上記会員IDをバーコード表示させることが可能なものとする。
消費者端末12は、通信手段により、携帯電話網やインターネットなどを含む通信ネットワークN2を介して電子レシート管理サーバ10にアクセスする。このアクセスにより、消費者端末12は電子レシート管理サーバ10とHTTP通信を行い、各種の要求を行う。
消費者端末12は、更に、電子レシート情報を表示するためのビューアを備えている。
電子レシート管理サーバ10に対して所望の電子レシート情報を要求すると(S4)、電子レシート管理サーバ10において所望の電子レシート情報が抽出され、所定の表示形式に変換され、電子レシート情報の閲覧が可能になる。消費者端末12は、その電子レシート情報をビューアで表示する(S5)。
次に、電子レシート情報の抜けチェック処理に係る装置について詳しく説明する。
図2は、POS端末11の構成図である。
POS端末11は、主に、制御部110A、記憶部111A、通信I/F112A、バーコード読取部113A、客用バーコード読取部114A、入力部115A、表示部116A、印字部117A、及びリーダライタ部118Aを備えている。各部はバス119Aにより相互接続されている。
制御部110Aは、各種演算やPOS端末11の各部を統括的に制御し、演算処理やデータの入出力制御などを行うコンピュータである。制御部110Aは、CPU(中央演算処理装置)、各種のプログラムやデータを記憶するROM(Read Only Memory)、各種のプログラムを展開したりデータを書き換え自在に記憶したりするワークメモリとしてのRAM(Random Access Memory)、現在の日時を計時するRTC(Real-Time Clock)部等によって構成される。
入力部115Aは、キャッシャによる例えば入力キーを押下するなどの物理的行為を、電気信号に変換し、CPUに電気信号として入力する装置である。例えば、キャッシャが入力キーを押下すると、その入力キーに割り当てられた操作内容をコマンドやデータなどの電気信号としてCPUに入力する。入力キーとしては、一商品が対応付けられた商品キーや、商品コードを入力するための数字キーや、コマンドが割り当てられた命令キーなどがある。命令キーには、例えば締めキーやレジマイナスキーや返品キーなどがある。
バーコード読取部113Aは、赤外線の照射によりバーコードを読み取り、読み取ったバーコードを英数字などの所定のコードに復号する装置である。ここでは、読み取りの対象を、商品タグに付されたバーコードとし、読み取りを終えると商品コードに復号する。
客用バーコード読取部114Aは、赤外線の照射によりバーコードを読み取り、読み取ったバーコードを英数字などの所定のコードに復号する装置である。ここでは、消費者端末12の表示画面に表示された会員ID(identification)を示すバーコード情報を読み取り、数字からなるコードに復号する。
表示部116Aは、液晶ディスプレイなどの表示画面を備え、表示用データを表示画面に表示する表示装置である。表示画面には、キャッシャが入力キーを用いて入力した或いはバーコード読取部113Aで読み取った商品の価格などの商品情報を逐次表示する。また、合計金額や釣銭などの金銭取引情報を表示する。
リーダライタ部118Aは、電子マネー決済やICカード決済を行うカードからカード情報の読み取り/書込みを行う装置である。
印字部117Aは、内蔵式又は着脱式の印字装置を制御するためのコントローラである。印字部117Aは、一取引分の印字データをCPUから受信すると印字用メモリに記憶する。また、印字部117Aは印字装置を制御信号により駆動して、セットされているロール状の用紙(レシート用紙)を順次引き出しながら、用紙にインクの吹き付けや熱転写などの所定の印字手法により印字用メモリの印字データを印字する。印字後は印字用メモリを解放する。また、印字部117Aは、印刷装置の状態を示すステータス情報を保持し、CPUに通知する。
記憶部111Aは、内蔵メモリや着脱式の外部記憶装置(例えばFlashメモリやHDD(Hard Disk Drive)など)である。
記憶部111Aには、主に、店舗コード、レジNoなどの設置位置に関する情報を記憶する記憶領域110a、商品取引時の商品照会などに使用する商品マスタデータなどの商品情報を記憶する記憶領域111a、抜けチェック用データや、抜けチェック用データの生成処理に使用するフラグ(後述する計数開始フラグ)を記憶するチェック情報記憶領域112aなどが設けられている。
記憶部111Aには、更に、商品取引処理プログラム114aや、決済処理プログラム115aや、印字処理プログラム116aや、電子レシート生成処理プログラム117aや、抜けチェック用データ生成プログラム118aや、送受信用プログラム119aなどが記憶されている。
商品取引処理プログラム114aは、商品取引処理を行うためのプログラムである。
決済処理プログラム115aは、決済処理を行うためのプログラムである。
印字処理プログラム116aは、印字データの生成処理や、用紙への印字の実行などを行うプログラムである。
電子レシート生成処理プログラム117aは、電子レシート情報の生成処理を行うプログラムである。
抜けチェック用データ生成プログラム118aは、抜けチェック用データを生成してチェック情報記憶領域112aに保存するなど、抜けチェック用データの生成に関する処理を行うプログラムである。
図3は、抜けチェック用データのデータ構成図の一例を示すものである。
図3に示す抜けチェック用データ30は、「計数開始の取引番号」300と、「件数」301と、「計数終了の取引番号」302とからなる。
「計数開始の取引番号」300には、計数開始以後の最初の計数対象となる電子レシート情報の取引番号が格納される。
「件数」301には、計数開始から計数終了までに計数した電子レシート情報の総件数が格納される。なお、一取引分の電子レシート情報を一件として計数する。
「計数終了の取引番号」302には、計数終了以前の最後の計数対象となる電子レシート情報の取引番号が格納される。
図2の送受信用プログラム119aは電子レシート管理サーバ10との間で所定のプロトコル(HTTP(Hypertext Transfer Protocol)等)でデータ通信を行うためのプログラムを含む。また、不図示の決済センタと通信を行うためのプログラムを含む。
通信I/F112Aは、ネットワークに接続するネットワークインタフェースである。本実施形態では、送受信用プログラム119aの実行により、ネットワークN1に接続して電子レシート管理サーバ10と通信を行う。そして、電子レシート情報の送信や抜けチェック用データの送信などを行う。また、決済センタと通信を行い、決済処理を完了する。
次に、POS端末11の動作を説明する。
POS端末11は、記憶部111Aなどに記憶された各種のプログラムの実行により、印字データ処理部(POSアプリケーション)と、電子レシート処理部(エージェント)として機能する。
図4は、POS端末11の機能ブロック図である。なお、同図には、電子レシート情報の抜けをチェックするための機能を主に示している。
図4に示す印字データ処理部11−1は、主に、客用バーコード読取部114Aから読み取った会員IDの判定処理や商品取引処理などを行い、一取引ごとに印字データを生成する。そして、会員IDの判定結果に基づき印字命令を発行し、上記印字データを紙レシートに出力する。
他方の電子レシート処理部11−2は、生成手段F10として機能し、印字データから電子レシート情報を生成する。また、計数手段F11として機能し、電子レシート情報の件数を計数する。また、保存手段F12として機能し、計数結果を抜けチェック用データとして記憶領域112aに保存する。また、送信手段F13として機能し、生成した電子レシート情報や抜けチェック用データを電子レシート管理サーバ10へ送信する。
図5及び図6は、それぞれ、印字データ処理部11−1及び電子レシート処理部11−2の処理フロー図である。
図5は、印字データ処理部11−1の処理フロー図である。
先ず、一連の商品取引処理を行い、取引情報を生成する(S51)。商品取引処理は、処理の種別ごとに、例えば商品を購入するための「精算処理」や、返品のための「返品処理」や、取消のための「取消処理」などを行う。
例えば、「精算処理」では、商品タグに付されたバーコードのスキャンや各種入力キーの入力操作により取引対象商品の商品コードを一点ずつ読み取る。更に、読み取った商品コードに対応する商品名称や単価などの情報を商品マスタテーブルなどから取得する。全ての取引対象の商品の読み取りが終わったら、金額を集計し、消費税の計算処理等を行って合計額を表示部116Aに表示する。そして、受取額や釣銭などの金銭処理を行う。
この一連の商品取引処理において所定の順序で取得及び生成された、例えば「処理モード」、「取引日」、「取引番号」、「元取引番号」、「店舗コード」、「レジNo」、「商品名称」、「商品単価」、一取引分の「合計額」などを取引情報としてメモリ(制御部110Aのワークメモリなど)で記憶する。
次に、会員IDを読み取って上記メモリに記憶する(S52)。この処理では、客用バーコード読取部114Aを制御して会員IDのバーコード画像を読み取り、客用バーコード読取部114Aでバーコード画像を所定の復号化手順で会員IDに復号化する。そして、その復号化した情報を上記メモリに記憶する。
次に、会員IDか否かを判定する(S53)。例えば会員IDに電子レシートサービスの会員であることを示す値を含めておき、この値を読み取った場合に、会員IDであるとして判定(Yes判定)する。他のIDの場合は値が異なるため、ここで非会員として判定(No判定)される。ステップS52において会員IDを読み取らなかった場合は、上記メモリに会員であることを示す値以外の仮のコードをセットし、ステップS53で非会員として判定する。
ステップS53においてYes判定の場合、取引情報に会員IDを挿入してメモリの取引情報を更新する(S54)。本例では、上記取引情報の所定位置に「SRID」+「会員ID」を挿入する。なお、SRIDは文字列とする。SRIDは、会員であることを識別するための文字記号である。
次に、メモリに記憶されている取引情報に基づいて印字データを生成する(S55)。
ステップS53においてNo判定の場合も、ステップS55の処理に移行する。
次に、印字の実行の有無を判定する(S56)。この判定は、後述する電子レシート処理部11−2からの「実行する」又は「実行しない」を示す指示信号に基づいて印字の実行の有無を判定する。つまり「実行する」の指示信号を受信した場合に、「印字の実行有り」として判定(Yes判定)する。
ステップS56でYes判定の場合、印字部117Aに印字命令を出力する(S57)。これにより、印字部117Aは、一取引分の印字データを印字用メモリにセットし、印字用メモリの印字データを用紙に印字する。
そして、一取引分の印字データを記憶するメモリを解放し(S58)、一取引分の処理を終了する。
ステップS56の判定でNo判定の場合は、ステップS58の処理を行って、一取引分の処理を終了する。
図6は、電子レシート処理部11−2の処理フロー図である。
先ず、図5のステップS55の処理により生成された印字データを上記メモリ(制御部110Aのワークメモリなど)から読み取る(S61)。
次に、印字データを解析し、印字データが会員に対するものであるか否かを判定する(S62)。この判定は、例えば印字データを走査して「SRID」の情報が含まれているか否か調査し、印字データに含まれている場合を会員のものとしてYes判定とする。「SRID」の情報が印字データに含まれていない場合を非会員のものとしてNo判定とする。その他、「SRID」の後に続く「会員ID」により会員又は非会員の判定を行っても良い。
ステップS62でYes判定の場合、続いて、印字データが精算レシートのものであるか否かを判定する(S63)。この判定では、例えば印字データを走査して処理モード(処理の種別)の値を調査し、処理モードの値が「精算処理:0」に設定されている場合に、Yes判定とする。一方、処理モードがその他の値をとる場合をNo判定とする。その他の値としては、「返品処理:1」や「取消処理:2」などがある。
ステップS63でNo判定の場合、計数開始フラグが立っているか否かを判定する(S64)。この判定は、記憶領域112aの計数開始フラグの設定値を読み取り、設定値「1」の場合を、フラグが立っているものとしてYes判定とする。
ステップS64でYes判定の場合、上記印字データに含まれている「取引番号」を読み取り、抜けチェック用データ30の「計数開始の取引番号」300に格納する情報として記憶領域112aに保存する(S65)。本例では、前回保存された情報がある場合、その情報を今回の新しい情報で上書きして更新するものとする。
次に、抜けチェック用データ30の「件数」301に格納する件数情報を記憶領域112aから読み出し、その値を「1」に初期化して上書き保存する(S66)。
ここで、計数開始フラグを落とす(S67)。ステップS67の処理は、記憶領域112aの計数開始フラグの設定値を「1」から「0」に変更することにより行う。
ステップS64でNo判定の場合、上記印字データに含まれている「取引番号」を読み取り、抜けチェック用データ30の「計数終了の取引番号」302に格納する情報として記憶領域112aに保存する(S68)。本例では、前回保存された情報がある場合、その情報を今回の新しい情報で上書きして更新するものとする。従って、「計数終了の取引番号」302に格納する情報は、常に計数を終了する時点の最新の取引番号に維持される。
次に、抜けチェック用データ30の「件数」301に格納する情報を記憶領域112aから読み出し、値をインクリメントして上書き保存する(S69)。
ステップS67、S69の処理後は、ステップS74に移行して、上記印字データから電子レシート情報を生成し、送信メモリにセットする。電子レシート情報は、送信メモリにセットされると、電子レシート管理サーバ10との通信が開始されるなどして、電子レシート管理サーバ10へ順次送信される。
一方、ステップS63でYes判定の場合は次に示す処理を行う。
先ず、計数開始フラグが落ちているか否かを判定する(S70)。この判定は、計数開始フラグの設定値が「0」の場合に、フラグが落ちているものとしてYes判定とする。設定値が「1」の場合には、フラグが立っているものとしてNo判定とする。
ステップS70でYes判定の場合、計数開始フラグを立てる(S71)。
次に、抜けチェック用データを作成する(S72)。この処理では、その時点において記憶領域112aに保存されている、「計数開始の取引番号」300と「件数」301と「計数終了の取引番号」302のそれぞれに対応する情報を読み出し、抜けチェック用データのデータフォーマットに、「計数開始の取引番号」300、「件数」301、「計数終了の取引番号」302のデータとして含める。
次に、ステップS72で生成した抜けチェック用データを送信メモリにセットする(S73)。抜けチェック用データは、送信メモリにセットされると、電子レシート管理サーバ10との通信が開始されるなどして、電子レシート管理サーバ10へ順次送信される。
そして、上記印字データから電子レシート情報を生成し、送信メモリにセットする(S74)。電子レシート情報は、送信メモリにセットされると、電子レシート管理サーバ10との通信が開始されるなどして、電子レシート管理サーバ10へ順次送信される。
なお、ステップS70でNo判定の場合は、ステップS74に移行して、上記印字データから電子レシート情報を生成し、送信メモリにセットする。
ステップS74の処理後は、印字データ処理部11−1に「実行しない」を示す指示信号を通知して(S75)、本処理を終了する。
また、ステップS62でNo判定の場合には、印字データ処理部11−1に「実行する」を示す指示信号を通知して(S76)、本処理を終了する。
図7は、電子レシート管理サーバ10に送信される抜けチェック用データの内容を例示した図である。
図7に示す抜けチェック用データ70は、図3の「計数開始の取引番号」300に対応する情報として「0005」、「件数」301に対応する情報として「4(件)」、「計数終了の取引番号」302に対応する情報として「0009」を含む。
本例では、「件数」の他に計数開始と終了の「取引番号」をチェック用データとして含めている。
図8は、電子レシート管理サーバ10の構成図である。
電子レシート管理サーバ10は、主に、制御部100A、記憶部101A、及び通信I/F102Aを備えている。各部はバス103Aにより相互接続されている。
制御部100Aは、電子レシート管理サーバ10の各部を統括的に制御し、演算処理やデータの入出力制御などを行うコンピュータである。制御部100Aは、CPU、各種のプログラムやデータを記憶するROM、各種のプログラムを展開したりデータを書き換え自在に記憶したりするワークメモリとしてのRAM、現在の日時を計時するRTC部等によって構成される。
記憶部101Aは、例えばHDDやSSD(Solid State Drive)等の補助記憶装置である。
記憶部101Aは、主に、抜けチェック処理用のデータ記憶領域100aや、データベースDB1のデータ記憶領域101aや、それを管理する管理プログラム102aや、抜けチェックプログラム103aや、送受信プログラム104aなどを備えている。
データ記憶領域100aには、POS端末11から受信した抜けチェック用データ(図7参照)や、電子レシート管理サーバ10における抜けチェック処理の結果を示すデータなどが記憶される。
抜けチェックプログラム103aは、受信漏れや登録漏れなどによる電子レシート情報の抜けをチェックするプログラムである。この処理結果は、データ記憶領域100aに保存しておき、所定のタイミングで不図示の管理者端末にメールなどにより送信する。
データベースDB1のデータ記憶領域101aには、電子レシート情報と管理データ(例えば会員IDや、取引番号や、元取引番号や、取引内容や、取引日や、店舗コードや、レジNoなど)とが互いに対応付けて記憶される。
管理プログラム102aは、各種データを管理するためのプログラムである。具体的にはDBMS(DataBase Management System)である。POS端末11や消費者端末12などの外部装置からの要求に基づいて、データベースDB1を検索し、データの抽出・登録・更新・削除などの処理を行う。例えば、POS端末11から電子レシート情報を受信すると、電子レシート情報をデータベースDB1に登録する。また、消費者端末12から所定の電子レシート情報の送信要求を受信すると、データベースDB1を検索して当該電子レシート情報を抽出する。
図9は、データベースDB1に含まれる、電子レシート情報の処理件数を示す管理テーブルの構成図である。
図9に示す管理テーブル90は、「取引番号」900、「元取引番号」901、「処理内容」902などの項目により構成されている。「取引番号」900には、POS端末11から受信され、登録や更新などの処理が行われた電子レシート情報の「取引番号」が格納される。「元取引番号」901には、「精算処理」以外の「返品処理」や「取消処理」などの処理対象となる電子レシート情報の「元取引番号」が格納される。「処理内容」902には、「精算」や「返品」や「取消」など、処理を示す内容が格納される。
送受信プログラム104aは、POS端末11や消費者端末12との間で所定のプロトコル(HTTP(Hypertext Transfer Protocol)等)でデータ通信を行うプログラムを含む。また、管理者端末に向けてメール送信を行うプログラムを含む。
通信I/F102Aは、ネットワークN1、N2に接続し、POS端末11や、消費者端末12や、不図示の管理者端末などと通信するための通信インタフェースである。本実施形態では、送受信プログラム104aなどの実行により、適宜、POS端末11や、消費者端末12や、メール送信のためのSMTP(Internet Message Access Protocol)サーバ(不図示)などと通信を行う。
図10は、電子レシート管理サーバ10の機能ブロック図である。なお、同図には、電子レシート情報の抜けをチェックするための機能を主に示している。
電子レシート管理サーバ10は、各種のプログラムを実行することにより、図10に示すように、受信手段F20として機能し、電子レシート情報及び抜けチェック用データを受信して処理する。また、比較手段F21として機能し、抜けチェック用データと、電子レシート情報の処理件数とを比較する。また、保存手段F22として機能し、その比較結果を記憶領域に保存する。
図11は、POS端末11からの送信データを受信した際に行われる電子レシート管理サーバ10の処理のフロー図である。
先ず、POS端末11から送信されたデータを受信処理する(S110)。この処理では、POS端末11から受信したデータをチェックし、データに含まれる要求処理を解析する。
次に、上記要求処理が、電子レシート情報の登録を要求するものか否かを判定する(S111)。この判定は、受信した電子レシート情報に含まれる処理モードを示す情報から判定する。受信した電子レシート情報に処理モード「精算処理(通常処理):0」が含まれている場合、電子レシート情報の登録を要求するものとしてYesと判定する。その他の処理モード「返品処理:1」や「取消処理:2」が含まれている場合にはNoと判定する。
ステップS111でYes判定の場合、電子レシート情報をデータベースDB1に登録する(S112)。データベースDB1への登録は、DBMSに対してSQL文を発行するなどして電子レシート情報やその管理情報などを新規登録する。管理情報としては、「取引番号」、「元取引番号」、「取引内容」などを管理テーブルに登録する。登録後は、本処理を終了する。
ステップS111でNo判定の場合、電子レシート情報の修正を要求するものか否かを判定する(S113)。受信した電子レシート情報に処理モード「返品処理:1」や「取消処理:2」などが含まれている場合、修正を要求するものとしてYesと判定する。これらの処理モードの値が含まれていない場合にはNoと判定する。なお、処理モード「返品処理:1」を含むものは、返品商品や返品コードなどの返品情報を含む電子レシート情報のことである。ここには「元取引の取引番号」なども含まれている。また、処理モード「取消処理:2」を含むものは、取消商品や取消コードなどの取消情報を含む電子レシート情報のことである。ここには「元取引の取引番号」なども含まれている。このフローでは一例として処理モード「返品処理:1」の場合を説明する。
ステップS113でYes判定の場合、電子レシート情報に含まれている「元取引番号」に対応する電子レシート情報を修正する(S114)。この処理は、電子レシート情報に含まれている「元取引番号」を検索キーにしてデータベースDB1から元取引の電子レシート情報を抽出し、返品対象の商品に取り消し線を付加するなどの修正処理を行う。修正処理後は、データベースDB1の元取引の電子レシート情報を修正処理後の電子レシート情報により更新する。また、管理情報などを登録する(S115)。管理情報としては、「取引番号」、「元取引番号」、「取引内容」などを管理テーブルに登録する。登録後は、本処理を終了する。
なお、本例では、「精算処理:0」以外の処理モードとして「返品処理:1」「取消処理:2」を示し、これらの電子レシート情報を管理テーブルに登録している。しかし、これに限定するものではなく、その他の処理モードがあれば、電子レシート情報に適宜設定し、電子レシート情報として受信するものを全て管理テーブルに登録するものとする。
こうして、本実施形態では、受信又は登録などの処理を行った電子レシート情報の管理情報を管理テーブルで管理する。
次に、抜けチェック処理について説明する。
ステップS113でNo判定の場合、抜けチェック用データを受信したか否かを判定する(S116)。この判定は、例えばデータに抜けチェック用データを示すデータ列などを含めるなどして、これにより判定する。
ステップS116で抜けチェック用データを受信したと判定した場合(Yes判定)、抜けチェック用データを所定の記憶領域に保存する(S117)。
次に、管理テーブルの「取引番号」を検索キーとし、チェック用データに含まれる「計数開始の取引番号」から「計数終了の取引番号」までを範囲とする、降順に並び替えたデータを抽出する(S118)。
次に、ステップS118の抽出データとステップS117で保存した抜けチェック用データとを比較処理し、「返品」や「取消」などの元取引の電子レシートに対する処理を必要とする電子レシート情報の抜けをチェックする(S119)。この比較処理では、抽出データのレコードの数と抜けチェック用データの「件数」の値とを比較し、値が一致する場合は「0」とみなし、値が一致しない場合はその差分を算出する。
そして、ステップS119で算出した結果をデータ記憶領域100aに保存する(S120)。
ステップS116でNo判定の場合は、その他の要求内容の処理を実行する(S121)。
ステップS112、S115、S120、S121の処理を終えた後は、本処理を終了する。
図12は、データ記憶領域100aに保存した抜けチェック用データとチェック結果のデータとを示した図である。
図12には、一例として、二回分のチェック用データとそれぞれについて行ったチェック処理の結果とを一つにまとめた結果情報120を示している。
一回目のチェック用データCK1は、「計数開始の取引番号」300に値「0005」、「件数」に値「4(件)」、「計数終了の取引番号」に値「0009」が設定されている。これは、取引番号「0005」〜「0009」までにPOS端末11から電子レシート情報として送られたものが「4件」あることを示している。連番で送られた場合は5件となるが、その内の1件は電子レシート情報としては作成されず、紙レシートとして発行されたため、4件となっている。「結果」1200に「1」が設定されているので、電子レシート情報として送られたものの内、実際に受信処理されたものは3件であり、1件が抜けたことになる。
二回目のチェック用データCK2は、「計数開始の取引番号」に値「0011」、「件数」に値「5(件)」、「計数終了の取引番号」に値「0020」が設定されている。これは、取引番号「0011」〜「0020」までにPOS端末11から電子レシート情報として送られたものが「5件」あることを示している。「結果」に「0」が設定されているので、実際に受信処理されたものも5件であり、POS端末11からの送信件数と電子レシート管理サーバ10での実際の処理件数が一致したことになる。
以上に示すチェック処理の結果情報120は、一日一回、又は所定タイミングで管理者端末にメール送信されるなどしてから削除される。
チェック処理の結果情報120を受け取った管理者は、件数が一致しないチェック用データCK1の取引番号「0005〜0009」から、抜けのあった電子レシート情報を特定し、電子レシート管理サーバ10において返品処理や取消処理などを行う。例えば、「0005〜0009」の内の実際に処理された取引番号を控え、POS端末11の送信記録と突き合わせることにより抜けのあった電子レシート情報を特定する。
以上のように、本実施形態では、会員の精算レシートからその次の会員の精算レシートまでの、精算レシートを除く電子レシート情報の件数を計数する。そして、会員の精算レシートの処理の度に、それまでに計数されたものがある場合にのみ、それを抜けチェック用データとして電子レシート管理サーバ10へ送信する。これにより、精算レシート以外の取消や返品などの電子レシート情報の抜けを電子レシート管理サーバ10側でチェックできるようになる。更に、電子レシート管理サーバ10に登録されている精算レシートの電子レシート情報において、抜けによる未処理のものを発見し、適切に処理することが可能になる。
本実施形態では、チェック用データとして件数の他、「計数開始」の取引番号と「計数終了」の取引番号を含めるものを示した。これにより、電子レシート管理サーバ10では電子レシート情報の抜けのチェックを行う範囲を取引番号で特定できる。
なお、POS端末11が複数台あり、店舗が複数個所に設けられているなどして、取引番号を重複して使用する運用を行う場合は、チェック範囲を特定するために、その他の情報を付加するなどの変形を行っても良い。例えば、取引日や、店舗コードや、レジ番号や、企業コードなどを付加することが考えられる。
また、チェック用データを件数だけとする変形を行っても良い。この場合も一定の効果は得られる。
また、本実施形態では、精算レシート以外の返品や取消などの電子レシート情報の抜けをチェックする構成を一例として示した。しかし、言うまでもなく、精算レシートの電子レシート情報も含めて抜けをチェックする構成として良い。この場合、会員の電子レシート情報を全て計数し、所定のタイミングで電子レシート管理サーバへ送信する。電子レシート管理サーバは、精算レシートの電子レシート情報も含めて抜けをチェックする。
また、本実施形態では、電子レシート情報を計数したが、電子レシート情報を特定するための一部の情報を収集し、その情報を電子レシート管理サーバへ送信しても良い。例えば電子レシート情報の全ての取引番号を電子レシート管理サーバへ送信する。この場合、電子レシート管理サーバでは、登録されている取引番号との突き合わせの処理を行い、一致しない取引番号が抜けとして示される。
(変形例1)
変形例1では、精算レシートの電子レシート情報を含めた抜けのチェックを行う処理について示す。この処理は、図6に示す電子レシート処理部11−2の変形により実現する。具体的には、抜けチェック用データを電子レシート管理サーバ10へ送信するタイミングを、ステップS63の精算レシートによる判定から他のものによる判定に置き換える。
ここでは、その一例として、非会員であるかの判定に置き換えたものを示す。非会員と判定されたときに、全ての電子レシート情報を対象にした抜けチェック用データを電子レシート管理サーバ10へ送信するものとなる。
図13は、変形例1の電子レシート処理部11−2の処理フロー図である。
先ず、図5のステップS55の処理により生成された印字データを上記メモリ(制御部110Aのワークメモリなど)から読み取る(S131)。
次に、印字データを解析し、印字データが非会員に対するものであるか否かを判定する(S132)。この判定は、例えば印字データを走査して「SRID」の情報が含まれているか否か調査し、印字データに含まれていない場合を非会員のものとしてYes判定とする。「SRID」の情報が印字データに含まれている場合を会員のものとしてNo判定とする。その他、「SRID」の後に続く「会員ID」により会員又は非会員の判定を行っても良い。
ステップS132でNo判定の場合、ステップS133の処理に移行する。ステップS133からステップS138までの処理は、抜けチェック用データとして使用する「計数開始の取引番号」と「計数終了の取引番号」の保存処理、及び「件数」の計数処理である。この処理は、第1の実施形態の図6に示すステップS64からステップS69までの処理に対応するため、ここでの説明は省略する。
ステップS136、S138の処理後は、ステップS139において、上記印字データから電子レシート情報を生成し、送信メモリにセットする。
次に、印字データ処理部11−1に「実行しない」を示す指示信号を通知して(S140)、本処理を終了する。
一方、ステップS132でYes判定の場合、計数開始フラグを立てる(S141)。
次に、抜けチェック用データを作成する(S142)。この処理では、その時点において記憶領域112aに保存されている、「計数開始の取引番号」300と「件数」301と「計数終了の取引番号」302のそれぞれに対応する情報を読み出し、抜けチェック用データのデータフォーマットに含める。
次に、ステップS142で生成した抜けチェック用データを送信メモリにセットする(S143)。抜けチェック用データは、送信メモリにセットされると、電子レシート管理サーバ10との通信が開始されるなどして、電子レシート管理サーバ10へ順次送信される。
そして、印字データ処理部11−1に「実行する」を示す指示信号を通知して(S144)、本処理を終了する。
以上の処理では、非会員の取引処理を行った時に抜けチェック用データを電子レシート管理サーバ10へ送信する。従って、抜けチェック用データは、非会員の取引と次の非会員の取引との間の連続する会員の取引を対象に作成されることになる。
なお、POS端末11が取引番号として連番を発行し、途中でとび番号が発生しないことが保障されている場合は、抜けチェック用データとして「計数開始の取引番号」300と「計数終了の取引番号」302のみを使用し、件数の計数は行わない構成としても良い。つまり、図13のフロー図においてステップS135とS138の処理を省略して良い。この場合、電子レシート管理サーバ10は、「計数開始の取引番号」300が示す取引番号から「計数終了の取引番号」302が示す取引番号までの連続する取引番号において不連続な部分を見つけ、その部分に該当する取引番号を抜けとして処理する。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、抜けチェック用データを、係る情報処理装置の一つであるPOS端末が電子レシート管理サーバへ送信する場合の、電子レシートシステムの態様を示した。
第2の実施形態では、抜けチェック用データを、印字制御装置が電子レシート管理サーバへ送信する電子レシートシステムの態様を示す。
なお、第1の実施形態と共通する部分の説明は、重複を避けるため適宜省略する。
第2の実施形態の電子レシートシステムにおいて、POS(Point of Sales)端末は、店舗内で消費者と商品取引処理を行い、更に現金又はカードによる決済処理を行い、一連の取引処理(一取引)を終了するための装置として設けている。
印字制御装置は、POS端末で行われた商品取引の取引情報をレシート用紙に印字して紙レシートとして発行するための装置である。本実施形態では、更に、取引ごとに会員IDを読み取り、そのときの一取引の情報を電子化して電子レシート情報を生成し、その生成した電子レシート情報を電子レシート管理サーバへ送信するための装置として設ける。
図14は、第2の実施形態の電子レシートシステムの全体構成図である。
図14に示す電子レシートシステム2は、電子レシート管理サーバ10と、POS端末11Dと、消費者端末12、印字制御装置13とを含むネットワークシステムにより構成されている。
POS端末11Dは、店舗P2に設けられた一つ又は複数の情報処理装置である。
POS端末11Dは、レジ機能を有し、消費者が購入を希望する各商品をキャッシャがデータ入力することにより商品取引処理を行う。商品取引処理後は、キャッシャ又は消費者が現金又はカードによる決済処理を行って、一連の取引処理(一取引)を終了する。
POS端末11Dは、一取引を終えると、通信ケーブルK1を介して一取引の取引情報として印字データを印字制御装置13に送信する。
POS端末11Dは、また、POS機能を有し、商品取引処理のデータを集計するなどして、集計情報を不図示の店舗内サーバや本部サーバへ送信する。
印字制御装置13は、POS端末11Dで生成した印字データを通信を介して取得するための通信部を備えている。同図は、POS端末11Dと印字制御装置13とを、その通信部に接続した通信ケーブルK1で繋いだ状態を示している。
印字制御装置13は、印字データを受信すると、会員IDを読み取るなどして、その消費者が会員であるか否かを認識する。そして、会員の場合は、その印字データを電子化して電子レシート情報を生成する。非会員の場合は、印字データを紙レシートに出力して、排出する。
また、印字制御装置13は、電子レシート管理サーバ10にアクセスするためのネットワーク通信部を備えている。印字制御装置13は、ネットワーク通信部を使ってネットワークN1に接続することにより、電子レシート情報「電子レシート情報(S3)」を電子レシート管理サーバ10へ送信する。
本実施形態において、印字制御装置13は、更に、チェック情報生成手段F3を備えている。チェック情報生成手段F3は、印字制御装置13が生成した電子レシート情報の件数を計数する手段と、その計数結果を電子レシート管理サーバ10に送信する手段とを設けるなどして実現する。これにより、印字制御装置13が送信した電子レシート情報の件数と電子レシート管理サーバ10側で実際に処理された電子レシート情報の件数との数の整合性を電子レシート管理サーバ10側で確認させる。計数結果以外にも、例えば電子レシート情報の取引番号や取引日など、電子レシート管理サーバ10で抜けをチェックすることのできる情報であれば、適宜代用して良い。以下においても、第1の実施形態と同様に、電子レシート管理サーバ10で抜けをチェックすることのできるものを「抜けチェック用データ」と称する。
印字制御装置13は、チェック情報生成手段F3により抜けチェック用データを生成し、それを電子レシート管理サーバ10へ送信する(S3)。電子レシート管理サーバ10において数が一致しない場合に、送信したはずの電子レシート情報に抜けがあるものとして認識される。
POS端末11Dは、店舗P2にそれぞれ一台又は複数台(図示を省略)が設置されている。なお、店舗P2は、一箇所に限らず、複数個所あっても良い。
印字制御装置13は、POS端末11Dのそれぞれに1台設けられている。なお、複数のPOS端末11Dに1台設ける構成としても良い。
図15は、POS端末11Dの構成図である。
POS端末11Dは、主に、制御部110A、記憶部111D、通信I/F150D、印字制御装置接続I/F151D、バーコード読取部113A、入力部115D、表示部116A、及びリーダライタ部118Aを備えている。各部はバス119Aにより相互接続されている。
以下では、第1の実施形態におけるPOS端末11の構成(図2参照)と異なるものとして、入力部115D、印字制御装置接続I/F151D、通信I/F150D、及び記憶部111Dについて説明する。その他の部分は第1の実施形態に示すPOS端末11の構成(図2)を参照されたい。
入力部115Dは、キャッシャによる例えば入力キーを押下するなどの物理的行為を、電気信号に変換し、CPUに電気信号として入力する装置である。入力キーとしては、商品キーや、数字キーや、コマンドキーなどがある。本実施形態では、特に、一取引の終了を示すコマンドキーを設ける。このコマンドキーの押下により、取引情報を印字データに変換し、印字データを印字制御装置13へ送信処理するようCPUに指示する。
印字制御装置接続I/F151Dは、印字制御装置13のPOS接続I/Fと通信ケーブルKを介して通信を行うための通信インタフェースである。例えば、RS232CやUSBなどの規格で通信を行う。
通信I/F150Dは、上位装置に接続するためのネットワークインタフェースである。不図示のストアサーバや本部サーバなどにネットワークを通じてアクセスするためのものである。
記憶部111Dには、店舗コード、レジNoなどの設置位置に関する情報の記憶領域1110a、商品取引時の商品照会などに使用する商品マスタデータなどの商品情報の記憶領域111a、各記憶領域110a、111aには、店舗設置時などにおいて所定の情報が適宜設定される。
記憶部111Dには、更に、商品取引処理プログラム114a、決済処理プログラム115a、印字データ生成プログラム150d、送受信用プログラム151dなどが記憶されている。
商品取引処理プログラム114aは、商品取引処理を行うためのプログラムである。
決済処理プログラム115aは、決済処理を行うためのプログラムである。
印字データ生成プログラム150dは、一取引の終了を示すコマンドキーの入力を検出して、取引情報を印字データに変換するプログラムである。
送受信用プログラム151dは、印字制御装置13の状態をチェックし、印字制御装置13に対して印字開始の命令を送信し、印字データの送信を行うプログラムを含む。
また、送受信用プログラム151dは、商品取引データを上位装置に送信する場合、上位装置と通信接続し、上位装置に商品取引データを送信するプログラムを含む。
図16は、印字制御装置13の構成図である。
印字制御装置13は、主に、制御部160、記憶部161、通信I/F162、POS接続I/F163、客用バーコード読取部164、入力部165、表示部166、及び印字部167を備えている。各部はバス168により相互接続されている。
制御部160は、各種演算や印字制御装置13の各部を統括的に制御し、演算処理やデータの入出力制御などを行うコンピュータである。制御部160は、CPU、各種のプログラムやデータを記憶するROM、各種のプログラムを展開したりデータを書き換え自在に記憶したりするワークメモリとしてのRAM、現在の日時を計時するRTC部等によって構成される。
入力部165は、入力キーを押下するなどの物理的行為を、電気信号に変換し、CPUに電気信号として入力する装置である。例えば、入力キーを押下すると、その入力キーに割り当てられた操作内容をコマンドやデータなどの電気信号としてCPUに入力する。入力キーとしては、会員IDを入力するための英数字キーや、設定情報を設定するための設定キーや、コマンドが割り当てられた命令キーなどがある。設定キーとしては、例えば、表示部に表示されるカーソル(選択枠など)を移動するための上下左右への移動キーや、カーソルで指定された項目を決定するための決定キーなどがある。
客用バーコード読取部164は、赤外線の照射によりバーコードを読み取り、読み取ったバーコードを所定のコードに復号する装置である。本実施形態では、バーコードに符号化された会員IDを読み取るための手段として設けている。客用バーコード読取部164は、消費者端末12の表示画面に表示された会員IDを示すバーコード情報を読み取り、所定のコードに復号する。
表示部166は、液晶ディスプレイなどの表示画面を備え、入力情報や予め記憶した所定データを表示画面に表示する表示装置である。表示画面には、特に、設定情報や入力キーで入力した英数字情報などを表示する。
印字部167は、制御部160のメモリに格納した印字データを用紙に出力する印字装置である。印字部167は、制御部160による駆動により、セットされているロール状の用紙を順次引き出しながら、用紙にインクの吹き付けや熱転写などの所定の印字手法によりメモリの印字データを印字する。印字後は印字データが記憶されているメモリを解放する。
記憶部161は、内蔵メモリや着脱式の外部記憶装置(例えばFlashメモリなど)である。
記憶部161には、抜けチェック用データや、抜けチェック用データの生成処理に使用する計数開始フラグを記憶するチェック情報記憶領域160aが設けられている。
記憶部161には、更に、抜けチェック用データ生成プログラム161aや、データ処理プログラム162aや、送受信用プログラム163aなどが記憶されている。
抜けチェック用データ生成プログラム161aは、電子レシート情報の抜けチェック用データを生成してチェック情報記憶領域160aに保存するなど、抜けチェック用データの生成に関する処理を行うプログラムである。
データ処理プログラム162aは、用紙への印字処理や、電子レシート情報の生成処理などを行うプログラムである。
送受信用プログラム163aは、電子レシート管理サーバ10との間で所定のプロトコル(HTTP等)でデータ通信を行うためのプログラムを含む。
また、POS端末11Dとの通信プログラムを含み、POS端末11Dから印字命令を受信すると、POS端末11Dから送信される印字データを制御部160のメモリに格納する。
POS接続I/F163は、POS端末11Dの印字制御装置接続I/F150Dと通信ケーブルKを介して通信を行うための通信インタフェースである。例えば、RS232CやUSBなどの規格で通信を行う。
通信I/F162は、ネットワークに接続するネットワークインタフェースである。本実施形態では、ネットワークN1に接続して電子レシート管理サーバ10に電子レシート情報や抜けチェック用データを送信する。電子レシート管理サーバにおいてデータが受け付けられなかった場合はリトライを行う。
図17は、印字制御装置13の機能ブロック図である。なお、同図には、電子レシート情報の抜けをチェックするための機能を主に示している。
図17に示すように、印字制御装置13には、記憶部に記憶されている所定のプログラムの実行により、印字手段(レシート出力手段)F30として機能し、印字データを紙レシートに出力する。また、生成手段F31として機能し、印字データから電子レシート情報を生成する。また、計数手段F32及び保存手段F33として機能し、チェック用データを生成して記憶領域に保存する。更に、送信手段F34として機能し、生成した電子レシート情報や記憶領域のチェック用データを電子レシート管理サーバ10へ送信する。
図18は、印字制御装置13の処理フロー図である。
先ず、POS端末11Dから印字命令を受信したか否かを判定する(S180)。
この判定では、POS端末11Dから印字命令を受信することにより、Yes判定となる。ステップS180でNo判定の場合は、印字命令を受信するまで待機する。
ステップS180でYes判定の場合、続いて印字データを受信し、印字データを制御部のメモリに格納する(S181)。
次に、会員IDを読み取ってメモリに格納する(S182)。この処理では、例えば客用バーコード読取部を制御して会員IDのバーコード画像を読み取り、そのバーコード画像を所定の復号化手順で会員IDに復号化する。そして、復号化した情報をメモリに格納する。
次に、会員IDか否かを判定する(S183)。例えば会員IDに電子レシートサービスの会員であることを示す値を含めておき、この値を読み取った場合に、会員IDであるとして判定(Yes判定)する。他のIDの場合は値が異なるため、ここで非会員として判定(No判定)される。ステップS182において会員IDを読み取らなかった場合は、上記メモリに会員であることを示す値以外の仮のコードがセットされ、ステップS183で非会員として判定される。
ステップS183において非会員と判定された場合(No判定)、印字データを紙レシートに出力する印字処理を実行する(S184)。
ステップS183において会員であると判定された場合(Yes判定)、続いて、印字データが精算レシートのものであるか否かを判定する(S185)。この判定では、例えば印字データを走査して処理モードの値を調査し、処理モードの値が「精算処理:0」に設定されている場合に、Yes判定とする。一方、処理モードがその他の値をとる場合をNo判定とする。その他の値としては、「返品処理:1」や「取消処理:2」などがある。
ステップS185でNo判定の場合、計数開始フラグが立っているか否かを判定する(S186)。この判定は、記憶領域160aの計数開始フラグの設定値を読み取り、設定値「1」の場合にフラグが立っているものとしてYes判定とする。
ステップS186でYes判定の場合、上記印字データに含まれている「取引番号」を読み取り、抜けチェック用データの「計数開始の取引番号」(図3参照)のための情報として記憶領域160aに保存する(S187)。本例では、前回保存された情報がある場合、その情報を今回の新しい情報で上書きして更新するものとする。
次に、抜けチェック用データの「件数」(図3参照)のための情報を記憶領域160aから読み出し、「1」に初期化して保存する(S188)。
そして、計数開始フラグを落とす(S189)。ステップS189の処理は、記憶領域160aの計数開始フラグの設定値を「1」から「0」に変更することにより行う。
ステップS186でNo判定の場合、上記印字データに含まれている「取引番号」を読み取り、抜けチェック用データの「計数終了の取引番号」(図3参照)のための情報として記憶領域160aに保存する(S190)。本例では、前回保存された情報がある場合、その情報を今回の新しい情報で上書きして更新するものとする。従って、「計数終了の取引番号」(図3参照)のための情報は、常に計数を終了する時点の取引番号に維持されることになる。
次に、抜けチェック用データの「件数」(図3参照)のための情報を記憶領域160aから読み出し、値をインクリメントして保存する(S191)。
ステップS189、S191の処理後は、ステップS196に移行して、上記印字データから電子レシート情報を生成し、送信メモリにセットする。電子レシート情報は、送信メモリにセットされると、電子レシート管理サーバ10との通信が開始されるなどして、電子レシート管理サーバ10へ順次送信される。
一方、ステップS185でYes判定の場合は次に示す処理を行う。
先ず、計数開始フラグが落ちているか否かを判定する(S192)。この判定は、計数開始フラグの設定値が「0」の場合にフラグが落ちているものとしてYes判定とする。設定値が「1」の場合にはフラグが立っているものとしてNo判定とする。
ステップS70でYes判定の場合、計数開始フラグを立てる(S193)。
次に、抜けチェック用データを作成する(S194)。この処理では、その時点において記憶領域160aに保存されている、「計数開始の取引番号」と「件数」と「計数終了の取引番号」のそれぞれに対応する情報を読み出し、抜けチェック用データのデータフォーマットに含める。
次に、ステップS194で生成した抜けチェック用データを送信メモリにセットする(S195)。抜けチェック用データは、送信メモリにセットされると、電子レシート管理サーバ10へ順次送信されることとなる。
そして、上記印字データから電子レシート情報を生成し、送信メモリにセットする(S196)。
なお、ステップS192でNo判定の場合は、ステップS196に移行して、上記印字データから電子レシート情報を生成し、送信メモリにセットする。
ステップS196、S184の処理後は、メモリを解放するなどして(S197)、本処理を終了する。
また、ステップS62でNo判定の場合には、印字データ処理部11−1に「実行する」を示す指示信号を通知して(S76)、本処理を終了する。
以上の各実施形態の電子レシートシステムで使用する各種プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供し、サーバ装置、情報処理装置、又は印字制御装置のフラッシュROMなどに読み込ませて実行してもよい。
また、当該プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。
以上、実施形態の情報処理装置は、一取引の内容を含む電子レシート情報を生成する生成手段と、上記生成手段により生成された上記電子レシート情報の件数を計数する計数手段と、上記計数手段により計数された上記件数と、計数開始時及び計数終了時の取引番号と、含む結果情報を記憶する記憶手段と、上記生成手段により生成された電子レシート情報及び当該電子レシート情報の取引番号と、上記記憶手段により記憶された上記結果情報を、上記結果情報と、上記電子レシート情報と、当該電子レシート情報の取引番号とに基づいて電子レシート情報の抜けをチェックするサーバ装置へ送信する送信手段と、を備える。
また、実施形態の印字制御装置は、一取引の内容を示す印字データを紙レシートに出力するレシート出力手段と、上記印字データから上記一取引の内容を含む電子レシート情報を生成する生成手段と、上記生成手段により生成された上記電子レシート情報の件数を計数する計数手段と、上記計数手段により計数された上記件数と、計数開始時及び計数終了時の取引番号と、含む結果情報を記憶する記憶手段と、上記生成手段により生成された電子レシート情報及び当該電子レシート情報の取引番号と、上記記憶手段により記憶された上記結果情報を、上記結果情報と、上記電子レシート情報と、当該電子レシート情報の取引番号とに基づいて電子レシート情報の抜けをチェックするサーバ装置へ送信する送信手段と、を備える。
また、実施形態のサーバ装置は、上記情報処理装置又は上記印字制御装置から送信される上記電子レシート情報及び上記結果情報を受信する受信手段と、上記受信手段により受信された上記電子レシート情報の件数と上記受信手段により受信された上記結果情報に示される電子レシート情報の生成件数と計数開始時及び計数終了時の取引番号とを比較する比較手段と、上記比較手段による比較の結果を記憶する記憶手段と、を備える。
これにより、電子レシートシステムにおいて電子レシート情報の抜けチェックを行うことが可能になる。
以上の各実施形態において、サーバ装置、情報処理装置、印字制御装置、およびプログラムについていくつかの構成を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 電子レシートシステム
10 電子レシート管理サーバ
11 POS端末
12 消費者端末
DB1 データベース
F1 チェック情報生成手段
F2 チェック手段
N1、N2 通信ネットワーク
S1 紙レシート出力
S2 電子レシート情報送信
S3 抜けチェック用データ送信
S4 閲覧要求
S5 電子レシート情報取得
P1 電子レシートセンタ
P2 店舗
特開2011−90375号公報

Claims (5)

  1. 一取引の内容を含む電子レシート情報を生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成された前記電子レシート情報の件数を計数する計数手段と、
    前記計数手段により計数された前記件数と、計数開始時及び計数終了時の取引番号と、含む結果情報を記憶する記憶手段と、
    前記生成手段により生成された電子レシート情報及び当該電子レシート情報の取引番号と、前記記憶手段により記憶された前記結果情報を、前記結果情報と、前記電子レシート情報と、当該電子レシート情報の取引番号とに基づいて電子レシート情報の抜けをチェックするサーバ装置へ送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記電子レシート情報は、該電子レシート情報の一つの種別である電子精算レシート情報を含み、
    前記計数手段は、第一の電子精算レシート情報と該第一の電子精算レシート情報よりも後の生成の第二の電子精算レシート情報との間に生成された電子レシート情報の件数を計数し、
    前記送信手段は、前記第二の電子精算レシート情報が生成される場合に、前記記憶手段により記憶された前記結果情報を送信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 一取引の内容を示す印字データを紙レシートに出力するレシート出力手段と、
    前記印字データから前記一取引の内容を含む電子レシート情報を生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成された前記電子レシート情報の件数を計数する計数手段と、
    前記計数手段により計数された前記件数と、計数開始時及び計数終了時の取引番号と、含む結果情報を記憶する記憶手段と、
    前記生成手段により生成された電子レシート情報及び当該電子レシート情報の取引番号と、前記記憶手段により記憶された前記結果情報を、前記結果情報と、前記電子レシート情報と、当該電子レシート情報の取引番号とに基づいて電子レシート情報の抜けをチェックするサーバ装置へ送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とする印字制御装置。
  4. 請求項1に記載の情報処理装置又は請求項に記載の印字制御装置から送信される前記電子レシート情報及び前記結果情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された前記電子レシート情報の件数と前記受信手段により受信された前記結果情報に示される電子レシート情報の生成件数と計数開始時及び計数終了時の取引番号とを比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較の結果を記憶する記憶手段と、
    を備えることを特徴とするサーバ装置。
  5. 記憶部を有する情報処理装置を制御するコンピュータを、
    一取引の内容を含む電子レシート情報を生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成された前記電子レシート情報の件数を計数する計数手段と、
    前記計数手段により計数された前記件数と、計数開始時及び計数終了時の取引番号と、含む結果情報を記憶する記憶手段と、
    前記生成手段により生成された電子レシート情報及び当該電子レシート情報の取引番号と、前記記憶手段により記憶された前記結果情報を、前記結果情報と、前記電子レシート情報と、当該電子レシート情報の取引番号とに基づいて電子レシート情報の抜けをチェックするサーバ装置へ送信する送信手段と、
    として機能させるプログラム。
JP2014179529A 2014-09-03 2014-09-03 情報処理装置、印字制御装置、サーバ装置、及びプログラム Active JP6223305B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014179529A JP6223305B2 (ja) 2014-09-03 2014-09-03 情報処理装置、印字制御装置、サーバ装置、及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014179529A JP6223305B2 (ja) 2014-09-03 2014-09-03 情報処理装置、印字制御装置、サーバ装置、及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016053844A JP2016053844A (ja) 2016-04-14
JP6223305B2 true JP6223305B2 (ja) 2017-11-01

Family

ID=55744767

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014179529A Active JP6223305B2 (ja) 2014-09-03 2014-09-03 情報処理装置、印字制御装置、サーバ装置、及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6223305B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6338192B2 (ja) * 2016-04-22 2018-06-06 Necプラットフォームズ株式会社 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
KR101891996B1 (ko) * 2016-12-09 2018-08-28 조용성 무자료거래 유류의 모니터링 시스템
JP6851947B2 (ja) * 2017-10-04 2021-03-31 東芝テック株式会社 電子レシートエージェント及びプログラム
JP6552023B2 (ja) * 2018-12-26 2019-07-31 Necプラットフォームズ株式会社 情報処理システム

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02287795A (ja) * 1989-04-28 1990-11-27 Tokyo Electric Co Ltd 商品販売管理装置
JP5248459B2 (ja) * 2009-10-20 2013-07-31 東芝テック株式会社 電子レシートシステム
JP6064494B2 (ja) * 2012-09-28 2017-01-25 セイコーエプソン株式会社 印刷制御装置および印刷制御装置の制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016053844A (ja) 2016-04-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11126989B2 (en) Receipt data processing device and method for processing receipt data
US20180276642A1 (en) Point-of-sale terminal configured generate a receipt with a security watermark
US20170103623A1 (en) Server and point-of-sale terminal configured for higher throughput processing of returned merchandise
JP6435017B1 (ja) レシートを用いたプロジェクトのためのレシート解析システム、方法、及びプログラム
JP6223305B2 (ja) 情報処理装置、印字制御装置、サーバ装置、及びプログラム
US20150356835A1 (en) Point-of-sale terminal that sets a special display flag in electronic receipt data
JP5744295B1 (ja) Pos端末、印字制御装置、印字制御方法及びプログラム
JP5778728B2 (ja) 商品販売データ処理装置及びプログラム
JP5827287B2 (ja) 電子レシート管理サーバおよびプログラム
JP6263463B2 (ja) 情報処理装置及びプログラム
JP6947890B2 (ja) 電子レシートシステムおよび情報処理方法
JP6690037B2 (ja) 販売データ処理装置、プログラムおよび電子レシートシステム
JP6180344B2 (ja) 買物支援装置及びプログラム
JP6388688B2 (ja) サーバ、プログラムおよびサーバのデータ処理方法
JP2016162160A (ja) 出力制御装置、販売データ処理システム、販売データ処理方法及びプログラム
JP2020017322A (ja) 電子レシート管理サーバ、プログラムおよび電子レシートシステム
JP6461297B2 (ja) 印字制御装置及びプログラム
JP2019071087A (ja) 電子レシート管理サーバおよびプログラム
JP2018045722A (ja) 販売データ処理装置及びプログラム
JP5891212B2 (ja) 商品販売データ処理装置及びプログラム
JP7132307B2 (ja) 商品販売データ処理装置およびプログラム
JP6618585B2 (ja) 電子レシートシステム
JP6410864B2 (ja) 電子レシート発行方法、pos端末及びプログラム
JP6499263B2 (ja) 電子レシート管理サーバ、電子レシートの閲覧方法およびプログラム
JP6162755B2 (ja) 商品販売データ処理装置及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20160201

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160714

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170421

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170509

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170707

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170905

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171003

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6223305

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150