本開示をその実施の形態を示す図面を参照して具体的に説明する。
(第1実施形態)
図1は、情報処理システム100の構成例を示すブロック図である。本実施形態における情報処理システム100は、管理サーバ1、複数の事業者装置2、複数の応募者端末3及び複数の外部サービス提供サーバ4を含む。各装置は、ネットワークNを介して情報の送受信が可能である。ネットワークNは、所謂インターネットである公衆通信網、キャリア事販売業者が提供するキャリアネットワーク、無線通信ネットワーク等を含む。
管理サーバ1は、様々の情報処理、情報の送受信が可能な情報処理装置であり、例えばサーバコンピュータである。管理サーバ1は、キャンペーン支援サービスの提供者によって管理される。事業者装置2それぞれは、通信機能を有する情報処理端末装置であり、例えばパーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット端末等である。事業者装置2それぞれは、例えばキャンペーン支援サービスを享受するキャンペーンの事業者により管理される。事業者装置2は、キャンペーンページを生成する時の端末装置として機能すると共に、当該キャンペーンページをWeb上で公開するためのサーバとして機能する。応募者端末3それぞれは、通信機能を有する情報処理端末装置であり、例えばパーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット端末等である。応募者端末3それぞれは、事業者の運営するキャンペーンの応募者により管理される。
外部サービス提供サーバ4は、各種のウェブサービスを応募者端末3に対して提供するサーバである。外部サービス提供サーバ4は、例えばLINE(登録商標)、Twitter(登録商標)、Facebook(登録商標)、Instagram(登録商標)、Pinterest(登録商標)等のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を提供するSNSサーバである。外部サービス提供サーバ4は、例えばSpotify(登録商標)、Apple Music(登録商標)等の音楽配信サービス、例えばYouTube(登録商標)、Twitch(登録商標)、ツイキャス(登録商標)等の動画配信サービス、例えばはてなブックマーク等のソーシャルブックマークサービス、ウェブブログサービス、メールサービス等を提供するものであってもよい。
管理サーバ1は、事業者装置2を介してキャンペーンページの生成に必要なキャンペーン名称及び開催期間等の基本情報並びに応募条件等を含むキャンペーン情報を受け付け、受け付けたキャンペーン情報に応じて生成されるキャンペーンページ(キャンペーン画面)を事業者装置2へ送信する。事業者は、キャンペーン情報を入力するのみで容易に応募ページを生成することができる。ここでキャンペーンページとは、Web上で公開されるキャンペーンの応募ページであり、キャンペーン内容を応募者へ案内し、応募者からの応募を受け付けるためのWebページを意味する。応募条件とは、キャンペーンへ応募するための条件(応募方法)である。本実施形態における応募条件には、外部サービス提供サーバ4によるサービスとの連携によるものが含まれる。
また管理サーバ1は、応募者に関する応募者情報を応募者端末3を介して取得し、取得した応募者情報を収集・管理する。管理サーバ1は、応募期間終了後、応募者に対する抽選を実行する。このように、情報処理システム100では、管理サーバ1により、キャンペーンページの生成からキャンペーンに関する情報の管理、抽選までを一元管理することで、事業者の作業工数を低減し、容易且つ効率的なキャンペーン運営を支援する。
このような情報処理システム100の構成及び詳細な処理内容について以下に説明する。
図2は、管理サーバ1の構成を示すブロック図である。管理サーバ1は、制御部10、記憶部11及び通信部12を備える。管理サーバ1は複数のコンピュータからなるマルチコンピュータであってもよく、ソフトウェアによって仮想的に構築された仮想マシンであってもよい。
制御部10は、一又は複数のCPU(Central Processing Unit )、GPU(Graphics Processing Unit)等を用いたプロセッサである。制御部10は、内蔵するROM(Read Only Memory)又はRAM(Random Access Memory)等のメモリを用い、各構成部を制御して処理を実行する。
通信部12は、ネットワークNを介した通信を実現するための通信デバイスである。制御部10は、通信部12を介して事業者装置2、応募者端末3及び外部サービス提供サーバ4それぞれとの情報の送受信を行う。
記憶部11は、例えばハードディスク又はSSD(Solid State Drive )等の不揮発性の記憶媒体である。記憶部11には、プログラム1Pを含む制御部10が参照するプログラム及びデータが記憶されている。制御部10は、プログラム1Pを読み出して実行することによって、汎用的なサーバコンピュータを本開示特有の情報処理装置として機能させる。記憶部11は、複数の記憶装置により構成されていてもよく、管理サーバ1に接続された外部記憶装置であってもよい。
記憶部11に記憶されるプログラム1Pは、記録媒体にコンピュータ読み取り可能に記録されている態様であってもよい。記憶部11は、図示しない読出装置によって記録媒体1Aから読み出されたプログラム1Pを記憶する。また、図示しない通信網に接続されている図示しない外部コンピュータからプログラム1Pをダウンロードし、記憶部11に記憶させたものであってもよい。
記憶部11には更に、事業者DB(Data Base:データベース)111、キャンペーンDB112及び応募者DB113が記憶されている。
図3は、事業者DB111のレコードレイアウトを例示する概念図である。事業者DB111は、キャンペーン支援サービスを享受する事業者に関する情報を格納するデータベースである。事業者DB111には、例えば複数の事業者それぞれについて、事業者ID、パスワード、事業者名、事業者装置情報、サイトID及びサイトURL等が関連付けて格納されている。事業者IDは、事業者を識別する識別情報である。事業者装置情報は、事業者の事業者装置2を識別する情報であり、例えばIPアドレス、機器ID、メールアドレス等を含む。サイトIDは、事業者の保有するサイトを識別する識別情報である。サイトURLは、キャンペーンページの張り付け対象となるサイトのURLが格納される。同一事業者が、例えばブランド毎に複数のサイトを保有している場合、同一事業者IDに複数のサイト情報が関連付けて格納される。事業者DB111の情報は、例えば事業者が初めてキャンペーン支援サービスを利用する際に、管理サーバ1にて提供される登録用の画面上において、事業者が事業者装置2で登録操作をすることによって収集される。
図4は、キャンペーンDB112のレコードレイアウトを例示する概念図である。キャンペーンDB112は、キャンペーンに関するキャンペーン情報を格納するデータベースである。キャンペーンDB112には、例えばキャンペーンID、事業者ID、サイトID、基本情報、応募条件、応募点数、応募者入力情報、抽選情報、及びコード情報等が関連付けて格納されている。キャンペーンIDはキャンペーン情報の識別情報である。事業者IDは、キャンペーン情報に係るキャンペーンページを生成する事業者の事業者IDである。サイトIDは、キャンペーンページの張り付け対象となるサイトのサイトIDである。
基本情報は、キャンペーンページを生成するために必要な基本的情報であり、例えばキャンペーン名、キャンペーン開始日時、キャンペーン終了日時、及び詳細情報を含む。キャンペーン名、キャンペーン開始日時及びキャンペーン終了日時は、事業者により設定されるキャンペーンの名称及び開催期間である。詳細情報は、キャンペーンページを生成するための詳細な設定情報であり、例えばキャンペーンに関する説明文、キャンペーンページに使用するトップ画像、利用規約及び表示方法に関する情報等を含む。
応募条件は、キャンペーンへの応募条件(応募方法)である。事業者は、予め設定される複数種類の応募条件からキャンペーン毎に応募条件を選択することができる。応募条件列には、キャンペーン毎の応募条件が格納される。
応募条件の例を以下に列挙する。応募条件の第一例は、SNSにおけるチェックイン、リツイート、フォロー等の所定操作の実行である。応募条件の第二例は、アプリケーションプログラムのダウンロードである。応募条件の第三例は、アプリケーションプログラムにおける登録、コンテンツの閲覧、ダウンロード等の所定操作の実行である。応募条件の第四例は、アンケートの回答である。応募条件の第五例は、音楽配信サービスにおけるコンテンツの閲覧、フォロー、セーブ、ダウンロード、プリアド、プリセーブ(事前予約)等の所定操作の実行である。応募条件の第六例は、画像(例えば商品購入レシートの画像、商品使用を示す画像等)の投稿である。応募条件の第七例は、メールマガジンの受信である。応募条件の第八例は、コンテンツのシェアである。応募条件の第九例は、コンテンツの閲覧である。応募条件の第十例は、外部サービスにおけるアカウント情報による応募である。応募条件の第十一例は、事業者の任意に設定したカスタム条件である。なお応募条件は上記の例に限定されないことはもちろんである。
応募条件にはそれぞれ、当該応募条件に対する応募点数が対応付けて記憶される。応募点数は、応募条件により応募された場合に応募者に付与される応募点数である。応募点数は、キャンペーン毎、応募条件毎に設定可能である。
応募者入力情報は、応募者からキャンペーン応募時に受け付ける入力項目であり、例えば応募者の氏名、メールアドレス、アンケート等を含む。種別は、キャンペーンの種類を区別する情報である。本実施形態では、一例として、キャンペーンは抽選方法に応じて区別され、所定の応募期間経過後に抽選を行う「期間キャンペーン」と、所定の抽選条件(応募条件)を満たす度に抽選を行う「インスタントウィン」とに分けられる。以下の説明において、特に記載が無い限り、「キャンペーン」は「期間キャンペーン」及び「インスタントウィン」の総称を意味する。
抽選情報は、抽選の実行に関する情報であり、例えば必要応募数、当選数、当選確率、当選タイプ及び特典等を含む。当選タイプは、例えばクーポン、複数クーポン、ダウンロード、複数ダウンロード及びリンク等を含む。特典は、当選者へ提供する特典(賞品)に関する情報であり、例えば電子クーポン、ダウンロード等URL、リンク用URL等を含む。コード情報は、生成したキャンペーンページをWebページに追加するための情報である。詳細は後述する。事業者装置2を介してキャンペーンが生成される度、管理サーバ1は事業者装置2から取得した情報をキャンペーンDB112に記憶する。
図5は、応募者DB113のレコードレイアウトを例示する概念図である。応募者DB113は、キャンペーンの応募者に関する応募者情報を格納するデータベースである。事業者DB111には、例えばキャンペーンへの応募毎における、応募者ID、キャンペーンID、氏名、メールアドレス、応募者詳細、応募条件、応募内容、応募場所、応募日時、応募点数、ステータス、及び他サービス情報等が関連付けて格納されている。氏名及びメールアドレスは、キャンペーンに応募した応募者の氏名及びメールアドレスである。応募者詳細は、応募者入力情報の設定項目に応じて応募者から取得した詳細情報を含む。
応募条件は、応募時に用いられた応募条件である。応募者は、予めキャンペーン毎に設定される複数種類の応募条件から選択した応募条件により応募することができる。応募条件列には、応募毎の応募条件が記憶される。応募内容は、応募条件の選択に応じて取得された情報を含む。応募内容には、例えば応募条件がアンケートへの回答であった場合における回答内容、画像投稿であった場合における画像データ、応募条件がキャンペーンのシェアであった場合におけるシェアされたSNS種類等が格納される。
応募場所は、応募者による応募が行われた場所(住所)に関する情報を含む。応募場所は、例えば、応募時における応募者端末3のIPアドレスに基づき特定した位置情報を取得することにより得られる。応募場所は、応募者端末3に備えられるGPS(Global Positioning System)受信装置等の機能を用いて、応募時における応募者端末3の位置情報を取得してもよく、ネットワークNに含まれる複数のアクセスポイント、基地局との通信により特定される位置情報を取得してもよい。
応募日時は、応募者端末3を介して応募者の応募を受け付けた日時である。応募点数は、応募に対する応募点数である。ステータスは、応募状況に関する情報であり、例えば抽選前の応募状況を示す有効及び無効、並びに抽選後の抽選結果を示す当選及び落選等が含まれる。他サービス情報は、外部サービスにおける応募者の情報であり、例えばアカウント情報を含む。応募者端末3を介して応募者からの応募を受け付ける度、管理サーバ1は応募者端末3から取得した情報を応募者DB113に記憶する。また応募に対する抽選を実行する度、管理サーバ1は応募者DB113に記憶する情報を更新する。
事業者DB111、キャンペーンDB112及び応募者DB113の記憶内容は一例であり限定されるものではない。
図6は、事業者装置2の構成を示すブロック図である。事業者装置2は、制御部20、記憶部21、通信部22、表示部23及び操作部24を備える。制御部20は、一又は複数のCPU、GPU等を用いたプロセッサであり、内蔵するROM又はRAM等のメモリを用い、各構成部を制御して処理を実行する。
記憶部21は、例えばフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶媒体である。記憶部21には、プログラム2Pを含む制御部20が参照するプログラム及びデータが記憶されている。記憶部21は、複数の記憶装置により構成されていてもよく、事業者装置2に接続された外部記憶装置であってもよい。記憶部21はまた、事業者装置2を識別し、事業者を特定するための事業者装置装置情報を記憶している。
記憶部21に記憶されるプログラム2Pは、記録媒体にコンピュータ読み取り可能に記録されている態様であってもよい。記憶部21は、図示しない読出装置によって記録媒体2Aから読み出されたプログラム2Pを記憶する。また、図示しない通信網に接続されている図示しない外部コンピュータからプログラム2Pをダウンロードし、記憶部21に記憶させたものであってもよい。プログラム2Pは、管理サーバ1からダウンロードしたスクリプトプログラムを、制御部20がブラウザプログラム上で実行することにより機能するものであってもよい。
通信部22は、ネットワークNを介した通信を実現するための通信デバイスである。制御部20は、通信部22を介して管理サーバ1との間の情報の送受信を行う。
表示部23は、例えば液晶ディスプレイ又は有機EL(electroluminescence )ディスプレイ等のディスプレイ装置である。表示部23は、制御部20からの指示に従って各種の情報を表示する。
操作部24は、ユーザの操作を受け付けるインタフェースである。操作部24は、例えばキーボード、ディスプレイ内蔵のタッチパネルデバイス、スピーカ及びマイクロフォン等である。操作部24は、ユーザからの操作入力を受け付け、操作内容に応じた制御信号を制御部20へ送出する。
図7は、応募者端末3の構成を示すブロック図である。応募者端末3は、当該応募者端末3の各構成部の動作を制御する制御部30、記憶部31、通信部32、表示部33及び操作部34を備える。記憶部31は不揮発性の記憶媒体であり、制御部30が参照するプログラム及びデータを記憶する。記憶部31はまた、例えばSNS又は音楽配信サービス等の外部サービスを利用するためのアプリケーションプログラムを記憶する。応募者端末3のハードウェア構成は事業者装置2と同様であるため、詳細な説明を省略する。
図8及び図9は、キャンペーンページ60の一例を示す模式図である。管理サーバ1は、事業者装置2から取得したキャンペーン情報に基づきキャンペーンページ60を生成し、生成したキャンペーンページ60を応募者端末3へ提供する。応募者端末3の表示部33に表示されるキャンペーンページ60は、図8に示す如く、例えばキャンペーン内容欄601、応募条件表示欄602、応募者情報入力欄603、及び応募状況欄604等を含む。
キャンペーン内容欄601は、キャンペーンの名称、開催期間、特典内容等、キャンペーンの内容を表示する。応募条件表示欄602は、キャンペーンに対する複数の応募条件(応募方法)と、各応募条件に対する応募点数とを対応付けて一覧で表示する。応募者は、応募条件表示欄602に表示される応募条件の中から任意の応募条件を選択し、キャンペーンに応募する。キャンペーンの詳細にもよるが、応募者は応募点数の高い応募条件を選択する程、また複数種類の応募条件により複数回応募する程、より多くの応募点数を獲得することができる。応募点数は、後述する抽選処理の際の判定要素となる。応募者情報入力欄603は、応募者の氏名、メールアドレス等の入力を受け付けるための情報を表示する。応募者は、応募者情報入力欄603を用いて、応募者に関する情報を入力することができる。応募状況欄604は、現在の全応募者からの応募総数及び各応募者の応募点数等の応募状況を表示する。
図8に示す如くキャンペーンページ60が表示されている状態において、応募条件表示欄602に表示される複数の応募条件からいずれかの応募条件が選択された場合、図9に示す如く応募詳細欄605を含むキャンペーンページ60が表示される。図9は、応募条件として、外部サービスFacebookにおけるチェックイン操作が選択された場合の例を示す。
応募詳細欄605は、例えば応募条件に応じた操作を実行するための応募条件詳細情報606と、応募要求を入力するための入力ボタン607(図9の例では、「チェックインしました」と表示されるボタン)とを含む。応募条件詳細情報606に含まれる情報は、応募条件に応じて異なる。図9の例では、応募条件詳細情報606には、チェックイン対象となるFacebookページが含まれる。他の例として、応募条件がアンケートへの回答である場合、応募条件詳細情報606にはアンケート内容及び回答入力欄が含まれる。応募条件が画像投稿である場合、応募条件詳細情報606には画像投稿欄が含まれる。応募条件が他サービスにおけるキャンペーンのシェアである場合、応募条件詳細情報606にはシェア候補となる他サービスに関する情報が含まれる。応募条件が音楽配信サービスにおける事前予約である場合、応募条件詳細情報606には事前予約対象となる音楽コンテンツのURLが含まれる。
応募者端末3の制御部30は、操作部34を介し、入力ボタン607のタップ操作を受け付けることにより、応募条件に応じた応募要求を受け付ける。制御部30はまた、応募者情報入力欄603を介して応募者情報の入力を受け付ける。制御部30は、受け付けた応募者情報、応募要求及び応募条件等を管理サーバ1へ送信する。管理サーバ1は、応募者端末3から受信した応募者情報、応募要求及び応募条件等を応募者DB113に記憶する。
図10及び図11は、キャンペーンページ60の生成方法を説明する説明図である。図10及び図11を用いて、管理サーバ1と事業者装置2との通信によるキャンペーンページ60の生成方法を具体的に説明する。
図10は、事業者装置2の表示部23に表示される受付用画面61の一例を示す図である。管理サーバ1は、キャンペーンページ60の生成要求に応じて事業者装置2へ受付用画面61を提供し、当該受付用画面61を用いて、キャンペーンページ60を生成するためのキャンペーン情報を事業者装置2から受け付ける。事業者は、受付用画面61を利用して事業者装置2の操作部24を操作し、各種の情報を入力する。事業者装置2は、受付用画面61を介して取得したキャンペーン情報を管理サーバ1へ送信する。管理サーバ1は、事業者装置2から受信したキャンペーン情報をキャンペーンDB112に記憶すると共に、事業者装置2から受信したキャンペーン情報に基づきキャンペーンページ60を生成する。
図10に示す如く受付用画面61は、基本情報及び他の基本的な内容を受け付ける基本設定部611、応募条件を受け付ける応募条件部612、応募者情報の入力内容を受け付ける応募者入力情報部613、抽選内容を受け付ける抽選内容部614を含む。基本設定部611、応募条件部612、応募者入力情報部613及び抽選内容部614はそれぞれ、タブの切り替えに応じて、各部に含まれるコンテンツを表示する。
事業者装置2は、図10に示す如く基本設定部611を介して、生成するキャンペーンの名称、タイトル、キャンペーン内容の説明文、キャンペーンの開始日時及び終了日時を含む開催期間、キャンペーンページ用のトップ画像、利用規約等の詳細内容の設定を受け付ける。管理サーバ1は、事業者装置2から受信した情報をキャンペーン内容欄601の所定位置に配置する。
事業者装置2はまた、応募条件部612の選択を受け付け、図11Aに示す如く応募条件部612を含む受付用画面61を表示部23に表示する。応募条件部612は、キャンペーンの応募条件の候補を一覧で表示する。事業者装置2は、応募条件部612を介し応募条件の候補から応募条件の選択を受け付ける。応募条件の候補は、例えば各応募条件に対応付けられる複数の選択可能なアイコンを用いて表示される。所定の応募条件に対応付けられるアイコンには、さらに詳細な応募条件の選択を受け付けるための詳細条件が関連付けられている。図11Aに示す例において、応募条件「Twitter」には、詳細条件(操作内容)として、エントリー、リツイート、ツイート、ハッシュタグ、フォロー、写真選択及びツイート閲覧が対応付けられている。事業者装置2は、例えばTwitterを示すアイコンの選択を受け付け、「Twitter」に対応付けられる詳細条件をさらに選択可能に表示する。事業者装置2は、詳細条件のうちフォローの選択を受け付けることにより、Twitterでのフォローを応募条件として取得する。事業者装置2は、取得(選択)した応募条件を、選択済みの応募条件として応募条件候補の一覧の下側に表示する。なお応募条件の受け付け方法は限定されるものでない。例えば、各応募条件の候補と、チェックボックスとを対応付けて表示し、選択対象となる応募条件に対応するチェックボックスへの入力を受け付けることにより応募条件を受け付けてもよい。
事業者装置2は、図11Bに示す如く詳細受付欄を含む受付用画面61を表示し、選択された応募条件に対する詳細情報を受け付ける。詳細情報には、例えば応募条件に応じたタイトル(説明文)、獲得する応募点数、アイコン設定情報等が含まれる。事業者装置2は、各応募条件に対する応募点数の入力を受け付けることにより、各応募条件に対する応募点数を取得する。応募点数は、後述する抽選処理における当選確率を決定する一要素として機能する。応募点数は、応募条件毎に適宜設定可能である。事業者は、例えば優先的に使用を希望する応募条件に対し、優先的に使用を希望しない応募条件よりも高い応募点数を設定することで、優先的度の高い応募条件へ応募者を誘導することができる。
詳細受付欄を含む受付用画面61は、その他応募条件に応じた詳細情報を受け付ける。例えば応募条件がアンケートの回答である場合、受付用画面61は、アンケートにおける質問内容の入力を受け付けるための詳細受付欄を含む。事業者装置2は、詳細受付欄を介して質問内容の入力を受け付ける。例えば応募条件が音楽配信サービスにおける事前予約である場合、受付用画面61は、事前予約対象となる音楽コンテンツのURL及びリリース日時等の入力を受け付けるための詳細受付欄を含む。事業者装置2は、詳細受付欄を介して音楽コンテンツのURL及びリリース日時等の入力を受け付ける。例えば応募条件がLINEにおける友達追加、ショップカードの取得、タイムラインの閲覧等である場合、受付用画面61は、追加対象となる友達(アカウント)のLINE ID、ショップカードの取得用URL、閲覧対象となるタイムラインに関する投稿者のLINE ID及び投稿ID等の入力を受け付けるための詳細受付欄を含む。事業者装置2は、詳細受付欄を介してLINE ID、ショップカードの取得用URL、LINE ID及び投稿ID等の入力を受け付ける。
事業者装置2は、応募条件部612により取得した情報を管理サーバ1へ送信する。管理サーバ1は、事業者装置2から受信した情報に基づき、図11Cに示す如く応募条件に関するアプリケーションや内容を示すアイコン、条件内容を示す説明文及び応募点数を対応付けた画像を生成し、応募条件表示欄602の所定位置に配置する。
同様に、事業者装置2は応募者入力情報部613及び抽選内容部614を介し各種項目の入力を受け付ける。応募者入力情報部613は、応募者により入力される応募者情報の設定を受け付ける。応募者情報は、例えば氏名及びメールアドレスを基本項目とし、その他事業者の取得を希望する情報(例えば住所、年齢、好きな商品、メール配信有無の設定等)を追加項目とすることができる。各項目は、必須項目又は任意項目に区別することができる。管理サーバ1は、事業者装置2から受信した情報に基づき応募者情報入力欄603を生成する。
抽選内容部614は、後述する抽選処理を実行する場合における抽選内容及び特典(賞品)内容を受け付ける。具体的には、抽選内容部614は、抽選処理を実行するために必要な当選数、当選確率、当選上限数等の設定を受け付ける。抽選内容部614は、応募数何点以上、応募点数何点以上等、当選に必要な抽選条件の設定を受け付けてもよい。特典が電子コンテンツの提供であり、管理サーバ1を介して応募者へ電子コンテンツを提供する場合、抽選内容部614は、特典となる電子コンテンツに関する情報及び当選タイプ等の設定を受け付ける。電子コンテンツの提供に関しては、他の実施形態で詳述する。
事業者装置2は、各項目の入力を受け付けた後、例えば「キャンペーンページを生成する」と表示されたボタンのタップ操作を取得し、管理サーバ1へキャンペーンページ60の生成要求を送信する。管理サーバ1は、事業者装置2から受信したキャンペーン情報に基づきキャンペーンページ60を生成する。具体的には、管理サーバ1は、取得したキャンペーン情報に従い画面テンプレートの各位置にデータを配置することにより、事業者の設計内容に応じたキャンペーンページ60を生成する。管理サーバ1は、生成したキャンペーンページ60のプレビュー画面621aを含む管理画面62を事業者装置2へ提供する。
図12は、事業者装置2の表示部23に表示される管理画面62の第一例を示す模式図である。図12はプレビュー部621を含む管理画面62の例を示す。プレビュー部621は、生成したキャンペーンページ60をプレビューするプレビュー機能を有する。プレビュー部621には、キャンペーンページ60のプレビュー画面621aを表示するプレビュー領域と、キャンペーンページ60に関するコード情報621bを表示するコード領域とが含まれる。コード情報621bは、例えば事業者のホームページ、ECサイト及びブログ等、所定のWebページにキャンペーンページ60を追加する際に使用するコード(タグ)である。コード情報621bは、所定のWebページから管理サーバ1のキャンペーンページ60へリダイレクトするためのリンク情報を含む。プレビュー画面621aは、コード情報621bを使用した場合に表示されるキャンペーンページ60のプレビューである。事業者は、事業者装置2を用いて管理画面62にてキャンペーンページ60を確認後、受信したコード情報621bを所望のHTMLファイル内に埋め込むことにより、Webページ上の所定位置にキャンペーンページ60を表示させることができる。上述の処理により、キャンペーンページ60が生成及び公開される。
図13は、キャンペーンページ60の生成処理の一例を示すフローチャートである。以下の処理は、管理サーバ1の記憶部11に記憶してあるプログラム1Pに従って制御部10によって実行されると共に、事業者装置2の記憶部21に記憶してあるプログラム2Pに従って制御部20によって実行される。例えば事業者が事業者装置2を用いてプログラム2Pを選択し、アカウント情報を用いてログインすると以下の処理が開始される。
事業者装置2の制御部20は、事業者が操作部24を操作することによるキャンペーンページの生成要求を受け付け、受け付けたキャンペーンページ60の生成要求を管理サーバ1へ送信する(ステップS11)。
管理サーバ1の制御部10は、キャンペーンページ60の生成要求を受信する(ステップS12)。制御部10は、キャンペーンページ60を生成するためのキャンペーン情報を受け付けるための受付用画面61を事業者装置2へ送信する(ステップS13)。
事業者装置2の制御部20は、受付用画面61を受信し(ステップS14)、受信した受付用画面61を表示部23に表示する。制御部20は、受付用画面61を利用して、事業者が操作部24を操作することによる基本情報、応募条件、応募者入力情報、抽選内容等を含むキャンペーン情報の設定入力を受け付ける(ステップS15)。事業者は、受付用画面61の基本設定部611、応募条件部612、応募者入力情報部613、及び抽選内容部614を利用して、各種キャンペーン情報を入力する。制御部20は、操作部24を介してキャンペーン情報を取得する。なお、ログインした対象事業者が複数のサイトURLを登録している場合、制御部20は、キャンペーンページ60の対象となるサイトURLの選択を受け付けてもよい。制御部20は、受け付けたキャンペーン情報を管理サーバ1へ送信する(ステップS16)。
管理サーバ1の制御部10は、キャンペーン情報を受信する(ステップS17)。制御部10は、ログインした対象事業者の事業者ID、受信したキャンペーン情報及びキャンペーンIDを対応付けてキャンペーンDB112に記憶する(ステップS18)。制御部10は、キャンペーン情報に基づき、キャンペーンページ60を生成する(ステップS19)。制御部10は、生成したキャンペーンページ60のプレビュー画面621aを含む管理画面62を、事業者IDにて識別される事業者装置2へ送信する(ステップS20)。管理画面62は、キャンペーンページ60のプレビュー画面621aと、生成されたキャンペーンページ60をHTML化するためのコード情報621bとを含む。
事業者装置2の制御部20は、キャンペーンページ60のプレビュー画面621aを含む管理画面62を受信する(ステップS21)。制御部20は、受信した管理画面62を表示部23に表示する(ステップS22)。事業者は、プレビュー画面621aを確認後、所定のWebページにキャンペーンページ60を追加する。具体的には制御部20は、操作部24を介し事業者の操作を受け付け、受信したコード情報621bをHTMLファイル内に埋め込むことにより、所定のWebページ上にキャンペーンページ60を表示させ(ステップS23)、一連の処理を終了する。なお、事業者装置2はキャンペーンページ60の修正要求を受け付けることにより、再度受付用画面61を受信し、生成したキャンペーンページ60の修正を受け付けてもよい。
上述の処理において、管理サーバ1は、事業者が過去に生成したキャンペーンページ60に関する情報を事業者装置2へ送信してもよい。管理サーバ1は、例えば、事業者装置2からキャンペーンページ60の生成要求に関連付けて、過去に生成したキャンペーンページ60を特定するための情報(例えばキャンペーン名)を受け付ける。管理サーバ1は、キャンペーンDB112に記憶する情報に基づき、キャンペーン名に対応するキャンペーン情報を取得し、取得したキャンペーン情報が入力された状態の受付用画面61を事業者装置2へ送信する。事業者は、複数のキャンペーンページ60を生成する際、過去の入力情報を活用することで、より効率的にキャンペーンページ60を生成することができる。
上述の処理によりキャンペーンページ60がWebページ上に公開される。キャンペーンの開催期間内において、管理サーバ1は、キャンペーンページ60を利用して応募者からの応募を受け付ける。図14は、応募者情報の取得処理の一例を示すフローチャートである。例えば応募者端末3の制御部30が、キャンペーンページ60を含むWebページにアクセスすると以下の処理が開始される。
応募者端末3の制御部30は、管理サーバ1から受信したキャンペーンページ60を表示部33に表示させ、キャンペーンページ60を利用して応募者が操作部24を操作することによる応募者情報の入力を受け付ける。応募者は、操作部34を介して、応募者情報入力欄603の各項目に対する応募者情報を入力する。制御部30は、受け付けた応募者情報を管理サーバ1へ送信する(ステップS31)。管理サーバ1の制御部10は、応募者情報を受信する(ステップS32)。
上述の処理において、制御部10は、例えばSNS等の外部サービスと連携し、外部サービスを介したログイン操作により応募者情報を取得してもよい。この場合、制御部10は、応募者の氏名及びメールアドレスに代えて又は加えて外部サービスのアカウント情報を取得する。
制御部30はまた、操作部24を介し、応募者の選択に応じた応募条件による応募要求を受け付け、受け付けた応募条件による応募要求を管理サーバ1へ送信する(ステップS33)。制御部30は、例えば図9に示した応募詳細欄605を含むキャンペーンページ60が表示されている状態で、応募条件詳細情報606(Facebookページ)のタップ操作を受け付け、外部サービス提供サーバ4へアクセスすることによりFacebookページへチェックインする。その後、制御部30は、応募詳細欄605の入力ボタン607のタップ操作を受け付けることにより、応募要求を受け付ける。制御部30は、受け付けた応募要求及び応募条件を管理サーバ1へ送信する。
なお管理サーバ1は、応募条件詳細情報606を表示後、所定時間が経過した場合に入力ボタン607を表示させるものであってもよい。例えば、応募条件が動画コンテンツの閲覧である場合、当該動画の再生時間経過後に入力ボタン607を表示させることで、動画コンテンツの閲覧のない不正な応募を抑制することができる。
管理サーバ1は、応募条件に応じて、例えばAPIを介して外部サービス提供サーバ4にアクセスすることにより、応募者の外部サービスにおけるアカウント情報の取得、外部サービス提供サーバ4を介したコンテンツの送信等を実行させてもよい。
管理サーバ1の制御部10は、応募要求及び応募条件を受信する(ステップS34)。制御部10は、受信した応募者情報を応募者DB113に記憶する(ステップS35)。詳細には、制御部10は、キャンペーンDB112を参照して、応募者情報を受け付けたWebサイトに対応するキャンペーンページ60のキャンペーンIDを特定する。制御部10は、応募者IDに対応付けて、特定したキャンペーンIDと、氏名、メールアドレス及びその他の詳細入力項目を含む応募者情報とを応募者DB113に記憶する。また制御部10は、受信した応募条件、応募条件に応じた応募点数、応募内容、応募場所及び応募日時等の応募状況を記憶する。制御部10は、外部サービスにおけるアカウント情報を取得した場合、当該アカウント情報を応募者DB113に記憶する。
制御部10は、応募が応募条件を満たすか否かを判定する(ステップS36)。制御部10は、例えば外部サービス提供サーバ4の備えるAPI(Application Programming Interface )を介して通信を行うことにより、外部サービスにて所定操作が行われたか否かを判定する。所定操作が行われた場合、制御部10は、応募者による応募が適正である、すなわち応募条件を満たすと判定する。
外部サービスにて所定操作が行われていないことにより、応募条件を満たさないと判定した場合(ステップS36:NO)、制御部10は、応募者DB113のステータスに無効を格納し、一連の処理を終了する。制御部10は処理をステップS37に進め、応募条件を満たさない旨を表示する更新画面情報を生成し、応募者端末3へ送信してもよい。
外部サービスにて所定操作が行われたことにより、応募条件を満たすと判定した場合(ステップS36:YES)、制御部10は、応募者DB113のステータスに有効を格納する。制御部10は、各応募者の応募状況に応じて、キャンペーンページ60の応募状況欄604の応募数、応募点数等を更新した更新画面(キャンペーンページ60)を生成し、生成した更新画面を応募者端末3へ送信する(ステップS37)。
応募者端末3の制御部30は、更新画面を受信する(ステップS38)。制御部30は、受信した更新画面を表示部33に表示し(ステップS39)、一連の処理を終了する。応募者は、更新後のキャンペーンページ60にて、応募時の全応募者の総応募点数及び自身の応募点数等を確認することができる。制御部30は、処理をステップS33に戻し、他の応募条件による応募受け付けを行ってもよい。なお同一応募者による同一キャンペーンへの応募を複数回受け付ける場合、ユーザ名及びメールアドレス等の応募者情報の入力処理は2回目以降省略されてもよい。
事業者は、上述の処理により収集される応募者情報を管理画面62にて閲覧することができる。図15は、管理画面62の出力処理の一例を示すフローチャートである。例えば事業者が事業者装置2を用いてプログラム2Pを選択し、アカウント情報を用いてログインすると以下の処理が開始される。
事業者装置2の制御部20は、事業者が操作部24を操作することによる管理画面要求を受け付け、受け付けた管理画面要求を管理サーバ1へ送信する(ステップS41)。
管理サーバ1の制御部10は、管理画面要求を受信する(ステップS42)。制御部10は、事業者DB111に記憶する情報に基づき、ログインした対象事業者の事業者IDに対応するキャンペーンIDを特定する。同一事業者によりキャンペーンが多数生成されている場合、制御部10は、事業者装置2を介し管理画面要求に関連付けてキャンペーンIDの指定を受け付けることにより、表示対象となるキャンペーンIDを特定してもよい。制御部10は、応募者DB113を参照して、特定したキャンペーンIDに係る応募者情報を抽出し、抽出した応募者情報を一覧で示す応募一覧部622を含む管理画面62を生成する(ステップS43)。制御部10は、生成した管理画面62を、事業者IDにて識別される事業者装置2へ送信する(ステップS44)。
事業者装置2の制御部20は、管理画面62を受信する(ステップS45)。制御部20は、受信した管理画面62を表示部23に表示し(ステップS46)、一連の処理を終了する。
上述の処理において、応募条件を満たすか否かの判定基準は限定されるものではなく、応募条件に応じて適宜設定されてよい。例えば応募条件がアンケートへの回答である場合、管理サーバ1は、回答欄への入力を受け付けたことにより、応募条件を満たすと判定してよい。
応募条件が画像の投稿である場合、管理サーバ1は、例えばアップロードされた画像データを取得たことにより、応募条件を満たすと判定してよい。管理サーバ1は、取得した画像に対する解析処理を実行することにより、画像の適正をさらに判定してもよい。例えば画像が商品の購入に関する領収書(レシート)の画像である場合、管理サーバ1は、公知の画像認識手法により、レシート画像に含まれる商品名、購入数量、購入金額、購入店舗等を抽出する。管理サーバ1は、抽出した情報に基づき、取得したレシート画像が適正な商品購入に係るレシート画像であるか否かを判定する。管理サーバ1は、判定基準となる商品名、購入店舗等の条件を予め取得し、記憶しておく。管理サーバ1は、取得した画像が適正な画像である場合、応募条件を満たすと判定してよい。管理サーバ1は、購入数量、購入金額等が予め設定される閾値以上である場合、応募条件を満たすと判定してもよい。
また、応募条件がキャンペーンのシェアである場合、管理サーバ1は、外部サービス提供サーバ4と連携し、SNS等の外部サービスにて応募者によりシェアが行われたことにより、応募条件を満たすと判定してよい。管理サーバ1は、予め設定されるシェア数を満たすことにより応募条件を満たすと判定してもよい。或いは管理サーバ1は、応募者のシェアを介して他の応募者により応募を受け付けたことにより、応募条件を満たすと判定してよい。この場合、他の応募者による応募が行われる度、シェアを行った応募者の応募点数が加算されることが好ましい。
図16は、事業者装置2の表示部23に表示される管理画面62の第二例を示す模式図である。図16は応募一覧部622を含む管理画面62の例を示す。応募一覧部622は、図16Aに示す如く、事業者により作成されたキャンペーンページ60を介して受け付けた応募内容を一覧で表示する。各応募内容は、応募者名、メールアドレス、応募者詳細、応募条件、応募内容、応募場所、応募日時、応募点数及びステータス等を対応付けて表示する。
図16Aの応募一覧部622に表示される応募者のうちいずれかの応募者の選択を受け付けると、図16Bに示す如く当該応募者の詳細を示す管理画面62が表示される。応募者の詳細を示す管理画面62は、例えば選択された応募者に係る応募者名、メールアドレス、他の外部サービスにおけるアカウント、応募者詳細、応募内容等、表示時点までに事業者により生成された全てのキャンペーンにおいて取得した応募者情報を表示する。また管理画面62は、表示時点までに応募を受け付けたキャンペーン名及び応募数等の応募状況を一覧で表示する。
事業者装置2は、図16Aの管理画面62が表示されている状態で、いずれかの応募者の選択を受け付けると、受け付けた応募者を管理サーバ1へ送信する。管理サーバ1は、事業者装置2から送信された応募者を受信し、受信した応募者について応募者DB113から抽出される応募者情報を表示する管理画面62を生成する。管理サーバ1は、例えば送信対象となる事業者の事業者IDを含む全キャンペーンにおける対象応募者IDに係る応募者情報を抽出してよい。管理サーバ1は、生成した管理画面62を事業者装置2へ提供する。事業者は、管理画面62を用いて、各応募者に関する応募情報及び応募状況を容易に把握することができる。
管理画面62は、上述したプレビュー部621及び応募一覧部622に加え、例えばキャンペーンに対するレポートを表示するレポート部623、及び後述する抽選結果を表示する抽選結果部624等が含まれる。レポート部623は、例えば開催期間中における応募数の日次推移を示すグラフ等を表示する。事業者は、管理画面62を用いて、キャンペーンに関する情報を随時把握することができる。
管理サーバ1は、収集した応募者情報に基づく抽選処理を実行する。図17は、抽選処理の一例を示すフローチャートである。管理サーバ1の制御部10は、例えばキャンペーン種別が期間キャンペーンであるキャンペーンに対し、キャンペーン開催期間が終了した後所定時間が経過したタイミング、又は予め設定される抽選タイミング等にて以下の処理を開始する。
管理サーバ1の制御部10は、応募者DB113を参照し、抽選対象となる応募者IDの応募者情報を抽出する(ステップS51)。抽選対象となる応募者IDは、例えば抽選対象となるキャンペーンのキャンペーンIDに対応付けられる応募者IDのうち、ステータスに有効が記憶される応募者IDである。なお制御部10は、例えば応募数何点以上又は応募点数何点以上等、応募に必要な抽選条件が設定されている場合には、応募者情報の応募条件に基づき、抽選条件を満たす応募者情報のみを抽出する。この場合、制御部10は、各応募者IDに係る複数の応募に対し、各応募条件に応じた応募点数の合計点数を算出する。制御部10は、予め設定される必要応募点数(閾値)と、算出した応募点数の合計点数とを比較し、算出した応募点数の合計点数が必要応募点数(閾値)以上である応募者IDに係る応募者情報のみを抽出する。
制御部10は、キャンペーンDB112に記憶する当選数及び当選確率等に従い、抽出した応募者IDに対して抽選処理を実行する(ステップS52)。制御部10は、応募者IDに対応付けられる応募点数の合計に応じて当選確率を変動させる。具体的には、制御部10は、応募点数の合計が高い程当選確率が高くなるよう、各応募者IDの当選確率に重み付けを行い、抽選処理を実行する。制御部10は、抽選結果を取得し、取得した抽選結果を応募者DB113に記憶する(ステップS53)。制御部10は、当選数に応じた応募者IDを取得し、当選に係る応募者IDのステータスに当選を記憶し、他の応募者IDのステータスに落選を記憶する。制御部10は、当選者の一覧(抽選結果)を示す抽選結果部624を含む管理画面62を生成し、生成した管理画面62を抽選対象であるキャンペーンIDに対応する事業者の事業者装置2へ送信する(ステップS54)。
事業者装置2の制御部20は、抽選結果部624を含む管理画面62を受信する(ステップS55)。制御部20は、受信した抽選結果部624を含む管理画面62を表示部23に表示し(ステップS56)、一連の処理を終了する。なお制御部10は、当選者の応募者端末3へ当選通知を出力してもよい。管理画面62の抽選結果部624には、例えば当選した応募者IDに係る応募者名、メールアドレス、応募者詳細等が一覧で表示される。事業者は、事業者装置2を用いて当選者を確認し、当選者への当選商品の発送等を行う。なお抽選結果部624を含む管理画面情報は、抽選処理後に表示されるものに限定されない。制御部10は、事業者装置2の表示要求に応じて任意のタイミングで抽選結果部624を含む管理画面情報を事業者装置2へ送信してよい。
上述の処理において、管理サーバ1は、抽選処理による抽選結果を仮抽選結果として事業者装置2に送信してもよい。この場合、事業者装置2は管理サーバ1から受信した仮抽選結果に対し、抽選結果部624を介し当選の取消又は修正等を受け付け、受け付け後の確定抽選結果を管理サーバ1へ送信する。管理サーバ1は、事業者装置2から受信した確定抽選結果を応募者DB113に記憶する。
本実施形態によれば、事業者は簡易な入力操作により、容易にキャンペーンページを生成することができる。キャンペーンページは、複数の応募条件から任意の応募条件を組み合わせて設定することができる。例えば外部サービスとの連携による応募条件等、個々にキャンペーンサイトを構築する場合であれば煩雑な環境設定を必要とする応募条件であっても複数設定可能なため、多様なキャンペーンページの生成が容易となる。事業者は、複数の応募条件を設定することで応募率を向上させるともに、応募条件の優先度に応じて応募条件を組み合わせることで、事業内容に即した応募条件の利用を促進することができる。また、多様な応募条件を設定することで、応募者における応募作業を容易にし、応募意欲を向上させ応募率を高めることができる。
また本実施形態によれば、管理サーバ1が応募者情報の管理、外部サービス提供サーバ4との通信等を行うことにより、事業者における効率的なキャンペーンの運営を支援することができる。応募者情報は、過去のキャンペーンに関する応募状況を総合して管理される。応募者情報から得られる応募者の応募傾向や、他の外部サービスの利用状況は、マーケティング情報として活用することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態では、キャンペーン種別がインスタントウィンであるキャンペーンにおける抽選処理方法を説明する。以下の各実施形態では主に第1実施形態との相違点を説明し、第1実施形態と共通する構成については同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
インスタントウィンでは、キャンペーンの開催期間内において、応募者が所定の抽選条件を満たす度、抽選が行われる。応募者は、応募後すぐに抽選結果を確認することができる。インスタントウィンのキャンペーンページ60の作成においては、管理サーバ1は、受付用画面61を用いて、抽選内容に関する詳細情報を事業者装置2から受け付ける。事業者は、受付用画面61の抽選内容部614にて、インスタントウィンの当選タイプ、当選に必要な応募数、応募点数、当選特典の電子コンテンツ、当選数の上限、当選確率、抽選結果の通知画面における説明文等を入力する。
当選タイプは、特典内容に応じて複数種類に分けられる。当選タイプは、例えば同一のクーポンコードを特典とするクーポン、複数のクーポンコードを特典とする複数クーポン、同一コンテンツのダウンロード先URLを特典とするダウンロード、複数コンテンツのダウンロード先URLを特典とするダウンロード、リンク先URLを特典とするリンク等を含む。当選に必要な応募数又は応募点数は、応募者が満たすべき抽選条件に対応する。例えば応募者の応募数又は応募点数が所定値以上となった場合、抽選条件を満たし、抽選が行われる。
電子コンテンツは、当選者に提供される特典であり、例えばクーポンコード、ダウンロード先URL及びリンク先URLを含む。電子コンテンツは、上記の例に限定されものではなく、Webを介して送信可能であればよい。当選数の上限及び当選確率は、特典内容に応じて適宜設定可能である。抽選条件を満たす応募者全てに特典を提供する場合、当選確率は100%が設定される。事業者装置2は、受付用画面61の抽選内容部614を用いて受け付けた抽選条件、特典等の情報を管理サーバ1へ送信する。管理サーバ1は、第1実施形態と同様の処理により、受信した情報をキャンペーンDB112に記憶すると共にキャンペーンページ60を生成する。
図18は、第2実施形態における抽選処理の一例を示すフローチャートである。例えば応募者端末3の制御部30が、キャンペーンページ60を含むWebページにアクセスすると以下の処理が開始される。以下では、応募条件が音楽配信サービスにおけるプリアド又はプリセーブ等の事前予約であり、応募特典が未収録曲のダウンロードサービスである例を説明する。
応募者端末3の制御部30は、キャンペーンページ60を利用して応募者が操作部24を操作することによる応募者情報の入力を受け付け、受け付けた応募者情報を管理サーバ1へ送信する(ステップS61)。管理サーバ1の制御部10は、応募者情報を受信する(ステップS62)。
制御部30はまた、操作部24を介し、応募者の選択に応じた応募条件による応募要求を受け付け、受け付けた応募条件による応募要求を管理サーバ1へ送信する(ステップS63)。
管理サーバ1の制御部10は、応募条件及び応募要求を受信する(ステップS64)。制御部10は、受信した応募者情報を応募者DB113に記憶する(ステップS65)。制御部10は、応募者による応募が応募条件を満たすか否かを判定する(ステップS66)。制御部10は、例えば外部サービス提供サーバ4の備えるAPIを介して通信を行うことにより、音楽配信サービスにてプリアド又はプリセーブが行われたか否かを判定する。
プリアド又はプリセーブが行われていないことにより、応募条件を満たさないと判定した場合(ステップS66:NO)、制御部10は応募者DB113のステータスに無効を格納し、一連の処理を終了する。プリアド又はプリセーブが行われたことにより、応募条件を満たすと判定した場合(ステップS66:YES)、制御部10は、応募者DB113のステータスに有効を格納し、ステップS67の判定処理を進める。
制御部10は、応募者が抽選条件を満たすか否かを判定する(ステップS67)。抽選条件を満たすか否かの判定方法は抽選条件に応じた手法を用いてよい。一例として、制御部10は、応募者DB113に記憶する情報に基づき応募者IDの応募数又は応募点数を取得し、取得した応募数又は応募点数と、予め抽選条件に設定されている閾値との大小関係を判断し、応募者IDの応募数又は応募点数が閾値以上であるか否かを判断する。
応募数又は応募点数が閾値未満であることにより、抽選条件を満たさないと判定した場合(ステップS67:NO)、制御部10は一連の処理を終了する。制御部10は、抽選条件を満たさない旨を表示する画面情報を生成し、応募者端末3へ送信してもよい。
応募者IDの応募数又は応募点数が閾値以上であることにより、抽選条件を満たすと判定した場合(ステップS67:YES)、制御部10は、抽選処理を実行する(ステップS68)。具体的には、制御部10は、キャンペーンDB112に記憶する当選数及び当選確率等に従い、応募者IDに対して抽選処理を実行する。例えば抽選確率が100%の場合、当選上限に達するまで全応募者が当選となる。制御部10は、応募者IDに対する当選又は落選を含む抽選結果を取得し、取得した抽選結果を応募者DB113に記憶する(ステップS69)。
制御部10は、抽選結果を示す結果画面63を生成し、生成した結果画面63を応募者端末3へ送信する(ステップS70)。
応募者端末3の制御部30は、結果画面63を受信する(ステップS71)。制御部30は、受信した結果画面63を表示部33に表示し(ステップS72)、一連の処理を終了する。
図19は、応募者端末3の表示部33に表示される結果画面63の一例を示す模式図である。結果画面63は、キャンペーンページ60の一態様に相当する。図19は、抽選結果が当選であり、当選特典として未収録曲のダウンロードを提供する結果画面63の例を示す。結果画面63には、当選した旨を示す説明文と、当選特典に応じた電子コンテンツに関する情報(ダウンロードボタン)631とが含まれる。図19の例において、管理サーバ1は、未収録曲をダウンロードするためのダウンロードURLのリンク情報を含むダウンロードボタン631により、当選特典である電子コンテンツを応募者端末3へ提供する。管理サーバ1は、抽選結果が当選である場合、キャンペーンDB112を参照し、当選時の説明文及び特典列に記憶される電子コンテンツを含む結果画面63を生成する。電子コンテンツは、ダウンロード用リンク、クーポンコード、特別ページ等への非公開リンク等の態様にて結果画面63内に配される。なお管理サーバ1は、抽選結果が落選である場合、キャンペーンDB112を参照し、落選時の説明文を含む結果画面63を生成する。落選時の説明文を含む結果画面63には、当選特典である電子コンテンツに関する情報631は含まれない。
上述の処理において、結果画面63は電子コンテンツを含むものに限定されない。結果画面63は、抽選結果の当選又は落選を通知するものであり、特典の提供は例えば事業者により行われてもよい。この場合、管理サーバ1は、インスタントウィンによる抽選の実行状況及び抽選結果を示す情報を事業者装置2へ送信してよい。
上記では、事前予約対象となる外部サービス提供サーバ4によるサービスが音楽配信サービスであるを例に説明したが、本実施形態は限定されるものではない。外部サービス提供サーバ4は、例えば映画(動画)、ゲーム、テレビ番組、漫画等の配信サービスを行うものであってもよい。特典の付与対象は、事前予約に限定されず、通常の購入、ダウンロード等であってもよい。
本実施形態によれば、管理サーバ1により、抽選処理から特典の提供までが一元管理される。事業者における抽選結果の管理、特典の配布といった煩雑な処理を低減することができ、事業者の作業負担を低減することができる。
(第3実施形態)
第3実施形態では、キャンペーンにおける応募インターバルを設定する構成を説明する。以下の各実施形態では主に第1実施形態との相違点を説明し、第1実施形態と共通する構成については同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
図20は、第3実施形態におけるキャンペーンページの生成方法を説明する説明図である。管理サーバ1は、事業者装置2からキャンペーン画像の生成要求を受け付け、図20に示す如く受付用画面61を出力する。管理サーバ1は、受付用画面61を用いて、抽選内容に関する詳細情報を事業者装置2から受け付ける。
事業者装置2は、図20Aに示す応募条件部612を含む受付用画面61を表示部23に表示する。事業者装置2は、応募条件部612を介し応募条件の候補から希望する応募条件の選択を受け付ける。以下では、応募条件がレシート応募(画像の投稿)である場合を例に挙げて説明する。事業者装置2は、応募条件の候補一覧の中から、「画像の投稿」に対応するアイコンの選択を受け付け、さらに「画像の投稿」に対応付けられる詳細条件のうちレシートの選択を受け付ける。
事業者装置2は、図20Bに示す如く詳細受付欄を含む受付用画面61を表示し、選択された応募条件に対する詳細情報を受け付ける。詳細情報には、応募インターバルが含まれる。応募インターバルとは、同一の応募条件に対し複数回の応募を受け付ける場合における、応募間隔である。前回の応募から所定の応募インターバルが経過した場合、再度同一の応募条件による応募が可能となる。応募インターバルは、例えば1日、1時間、1週間等であってもよい。応募インターバルは、制限時間を設定しない制限なしを含んでもよい。この場合、同一の応募条件に対し、インターバルを設けることなく複数回の応募受け付けが可能となる。応募インターバルは、応募条件毎に設定可能である。
事業者装置2は、応募条件部612により取得した応募インターバルの選択を管理サーバ1へ送信する。管理サーバ1は、事業者装置2から受信した情報に基づき、図11Cに示す如く、応募インターバル(図20の例では毎日)を対応付けた画像を生成し、応募条件表示欄602の所定位置に配置する。
応募インターバルの設定を含むキャンペーンへの応募者からの応募を受け付けた場合、管理サーバ1は、前回の応募から所定のインターバル期間を経過しているか否かを判定する。管理サーバ1は、応募を受け付けた応募者の応募履歴に基づいて、応募条件に対する前回の応募日時からの経過時間を特定し、特定した経過時間が応募インターバルを超えるか否かを判定する。応募インターバルが経過している場合、管理サーバ1は、有効な応募として受け付け処理を進める。応募インターバルが経過していない場合、管理サーバ1は、無効な応募として、例えば「応募インターバル経過後に再度応募してください」等の応募無効を通知するメッセージを応募者端末3へ送信する。
管理サーバ1は、応募者からの応募受け付け時に、応募インターバルの経過有無を判定してもよい。管理サーバ1は、応募者DB113に記憶する情報に基づいて、応募を受け付けた応募者における、各応募条件に対する応募インターバルの経過有無を判定する。管理サーバ1は、応募インターバルが経過している応募条件をアクティブ状態、応募インターバルが経過していない応募条件を非アクティブ状態として応募状況欄604に表示させたキャンペーンページ60を生成する。管理サーバ1は、生成したキャンペーンページ60を含む画面を応募者端末3へ送信する。このようにして、管理サーバ1は、各応募条件に対し、設定された応募インターバルが経過する度に新たな応募を受け付ける。
本実施形態によれば、同一ユーザによる同一の応募条件を用いた複数回の応募が受け付け可能となる。応募のためのインターバルを任意に設定することができるため、キャンペーン生成の自由度が向上される。
(第4実施形態)
第4実施形態では、同一キャンペーンにおいて複数の当選商品を設定する構成を説明する。以下の各実施形態では主に第1実施形態との相違点を説明し、第1実施形態と共通する構成については同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
図21は、第4実施形態におけるキャンペーンページの生成方法を説明する説明図である。管理サーバ1は、事業者装置2からキャンペーン画像の生成要求を受け付け、図21に示す如く抽選内容部614を含む受付用画面61を出力する。管理サーバ1は、受付用画面61の抽選内容部614を用いて、抽選内容に関する詳細情報を事業者装置2から受け付ける。
抽選内容部614は、キャンペーンにおける特典(賞品)内容を示すタイトルと、当該特典の当選数の設定を受け付ける。抽選内容部614は、複数の特典の設定を受け付け可能であり、各特典に対しそれぞれ当選数、当選確率等を設定することができる。同一のキャンペーンにおいて、各特典に対しそれぞれ異なる応募期間が設定されてもよい。抽選内容部614はさらに、当選時に送信するメールの本文を受け付けるための情報や、第1実施形態にて説明した抽選処理を実行する場合における抽選内容等を受け付けるための情報を含んでもよい。管理サーバ1は、事業者装置2を介し、特典の設定を受け付け、受け付けた特典内容を含むキャンペーン情報をキャンペーンDB112に記憶する。管理サーバ1は、取得したキャンペーン情報に従い、複数の特典を選択可能に表示する特典選択欄を含むキャンペーンページ60を生成する。
キャンペーンの応募者は、キャンペーンの応募時において、キャンペーンページ60上で応募条件を選択するとともに、複数の特典からいずれか1つの特典を選択して応募を行う。応募者端末3は、選択された特典を含む応募要求を管理サーバ1へ送信する。管理サーバ1は、応募要求を受信する。
管理サーバ1は、キャンペーンに対する抽選を実行する場合、特典毎に抽選処理を実行するとよい。抽選タイミングは特典毎に設定されてもよい。管理サーバ1は、特典毎に事業者装置2からの抽選要求を受け付け、特典毎に任意のタイミングにて抽選処理を実行してもよい。
本実施形態によれば、キャンペーンにおける複数の特典が設定可能となるため、キャンペーン生成の自由度が向上される。管理サーバ1は、応募者と希望特典とを対応付けて応募者情報を管理することで、特典毎に効率的に抽選を実行できる。
上記の各実施形態における各フローチャートにて説明した処理において、管理サーバ1の制御部10により実行される処理の一部は、事業者装置2の制御部20又は応募者端末3の制御部30で実行されてもよい。また上記の各実施形態に示したシーケンスは限定されるものではなく、各処理手順は処理内容に矛盾の無い範囲でその順序を変更して実行されてもよく、また並行して複数の処理が実行されてもよい。
今回開示した実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。各実施例にて記載されている技術的特徴は互いに組み合わせることができ、本発明の範囲は、特許請求の範囲内での全ての変更及び特許請求の範囲と均等の範囲が含まれることが意図される。