JP2020111477A - 球状AlN粒子の製造方法、及び、球状AlN粒子 - Google Patents

球状AlN粒子の製造方法、及び、球状AlN粒子 Download PDF

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Abstract

【課題】従来に比べて、球状AlN粒子をより簡便な方法にて、短時間、省エネルギー、及び、低コストで製造することを可能とした球状AlN粒子の製造方法、及び、球状AlN粒子を提供することを目的とする。【解決手段】本発明の球状AlN粒子の製造方法は、Alを含有した原料を、球状に造粒したうえで、窒素雰囲気下にて、燃焼合成反応を起こし、生成熱により、合成反応と焼結反応とを同時に進行させて、球状AlN粒子を生成することを特徴とする。本発明では、前記原料を、平均粒径が、10〜200μmの範囲で球状に造粒することが好ましい。また、前記原料には、希釈材としてのAlNを、45質量%以上85質量%以下含有することが好ましい。【選択図】図1

Description

本発明は、燃焼合成法を用いた球状AlN粒子の製造方法、及び、球状AlN粒子に関する。
窒化アルミニウム(以下、AlNと記す)は、高絶縁性と高熱伝導性を有するため、高熱伝導性基板や絶縁放熱用フィラーなどとして応用されている。近年の半導体素子の小型化、高機能化に伴い、電子部品からの発熱量は増大する傾向にあり、電子部品などにおける放熱部材の性能も更なる向上が求められている。
そのため、従来使用されていたアルミナ(以下、Alと記す)よりも、熱伝導性に優れるAlNへの代替が進んでおり、特に、フィラーの需要は拡大している。
下記特許文献1、2には、AlNの製造方法に関する発明が記載されている。特許文献1では、AlNの微粒子に、酸化イットリウム等の焼結助剤、及び燐酸化物を加えてなるスラリー水溶液を、スプレードライヤにて乾燥させ、更に、1400℃〜2100℃で焼成する。これにより、平均粒子径が10〜200μmのAlN焼結粉を生成している。
特許文献2では、多孔質Al顆粒とカーボンをブレンダーなどの混合装置にて混合し、1450℃〜1900℃の焼成工程Iと、1580〜1900℃の焼成工程IIとを行う。これら焼成工程で、焼結と還元窒化処理を行う。更に、その後、600〜750℃程度の温度範囲内にて酸化処理を行う。以上により、平均粒径が10〜200μmの球状AlN粒子を生成している。
特開2005−104818号公報 特開2016−37438号公報
しかしながら、特許文献1で開示されている球状AlN焼結粉の製造方法は、原料に使用されるAlN微粉末は還元窒化法や直接窒化法で合成され、且つ約1μmまで粉砕された物である。そのAlN微粉末に酸化イットリウム等の焼結助剤を添加し、1400℃〜2100℃の高温の窒素雰囲気下で焼結し、球状のAlN粒子を作製する。そのためAlN微粉末を得るための合成工程とは別に、焼結工程があり、工数が多く複雑である。またAlN微粉末を得るための還元窒化法や直接窒化法の合成法も外部加熱で処理を行うため、製造に時間と費用がかかり、且つ微粉砕にも時間がかかるため非常に高価な物である。加えて、焼結も外部加熱により1400℃〜2100℃の高温で長時間処理をする必要がある。そのため、原料費や工程が複雑化などに加え、高温雰囲気に対応する炉など設備費用などの課題があり、且つエネルギーコスト面にも問題があった。
また、特許文献2で開示されているAlNの製造方法では、還元窒化法を用いているため、安価のAlを利用することで原料コスト削減はできるものの、外部加熱により高温で長時間の焼成処理及び還元させるためカーボンを使用する必要がある。そのため、原料コストが上がる問題がある。また、原料であるAlが残留する問題があり、残留量を減らすために工程が複雑化する。更に、還元剤として添加するカーボンが残留し絶縁性を低下させるため、大気雰囲気中で熱処理を行い除去しなければならない。以上により、特許文献1と同様の課題があった。
また、特許文献1、2の外部加熱による方式では、炉の昇降温の時間や反応処理時間など製造に要するサイクル時間が長く、生産性を低下させる問題がある。更に、特許文献2の製造方法では、複雑な工程や設備を有する必要があり、具体的には、2工程による還元窒化処理を行い、且つ還元窒化処理に一酸化炭素が含まれるガスを使用するため、特別な設備が必要である。このため、生産性が悪く工業的な実施において不利である。
そこで本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、従来に比べて、球状AlN粒子をより簡便な方法にて、短時間、省エネルギー、及び、低コストで製造することを可能とした球状AlN粒子の製造方法、及び、球状AlN粒子を提供することを目的とする。
本発明における球状AlN粒子の製造方法は、Alを含有した原料を、球状に造粒したうえで、窒素雰囲気下にて、燃焼合成反応を起こし、生成熱により、合成反応と焼結反応とを同時に進行させて、球状AlN粒子を生成することを特徴とする。
本発明では、前記原料を、平均粒径が、10〜200μmの範囲で球状に造粒することが好ましい。
本発明では、前記原料に、希釈材としてのAlNを、45質量%以上85質量%以下含有することが好ましい。
本発明では、前記原料に、スラリー溶媒に可溶な金属酸化物である、Y、CaO、Yb、La、及びAlから選択される少なくとも一種類を、焼結助剤として添加することが好ましい。
本発明では、前記焼結助剤を、0.5質量%以上10質量%以下含有することが好ましい。
本発明では、前記原料を敷粉の上に設置するとともに、前記原料の上に前記敷粉を被せることが好ましい。
本発明では、前記原料の下に位置する敷粉を、前記原料の上に位置する敷粉よりも厚くすることが好ましい。
本発明では、前記原料及び前記敷粉を、断熱性に優れた坩堝内に設置することが好ましい。
本発明では、前記原料の層厚を、20mm以上35mm以下にすることが好ましい。
本発明では、前記敷粉には、無機物を用いることが好ましい。
本発明における球状AlN粒子は、真球度が0.8以上であり、AlN含有率が90質量%以上であることを特徴とする。
本発明によれば、合成前の原料を造粒成型することにより粉体密度を上げることができる。そして、自己生成熱により合成反応を進行させる燃焼合成法を応用し、燃焼合成時の生成熱で合成体の焼結を進行させ、球状AlN粒子を製造している。そのため、球状AlN粒子を製造するに際し、外部加熱を必要とせず、短時間で且つ省エネルギー化を実現することができる。また、本発明の球状AlN粒子を製造方法は、還元法ではなく、材料中に絶縁性を阻害する炭素を含まず、したがって、高品質の球状AlN粒子を生成することができる。更に、合成反応による体積膨張と、焼結による体積収縮が同時に進行するため、合成後の体積変化がほとんどなく、原料の造粒成型段階で粒径のコントロールをすることができ、目的の粒径を有する球状AlN粒子を、精度良く得ることができる。
本実施の形態における球状AlN粒子の製造方法を示すフローチャートである。 坩堝内での原料の配置を示す模式図である。 本実施例の球状AlN粒子の走査電子顕微鏡写真を示す。 本実施例の球状AlN粒子のXRD分析結果を示すスペクトル図である。 焼結助剤の有無によるAlN粒子の走査電子顕微鏡写真を示す。
以下、本発明の一実施の形態(以下、「実施の形態」と略記する。)について、詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々変形して実施することができる。
球状AlN粒子は、放熱材料などとして適用される。放熱材料としては、例えば、樹脂やゴムに充填した放熱シートやエポキシ樹脂に充填させた放熱性接着剤等が挙げられる。ところで、放熱材料の熱伝導率を向上させるためには、球状AlN粒子を高充填することが重要である。このとき、マトリクスへの粘度影響を低減させるべく、球状AlN粒子の平均粒径は、数十μm程度が望まれている。
しかしながら、従来のAlN合成技術である、例えば、Al還元窒化法(カーボンとAlの混合粉末を窒素雰囲気中で加熱する)や、直接窒化法(窒素とアルミを直接反応させる)では得られる粒子サイズが数μmの微粒子であり、かつ形状も凹凸の多い多面体であるため、所望の球状AlN粒子を得ることができない。
一方、特開2000−16805号公報では、2〜30気圧の窒素雰囲気中で、平均粒径10μm以上250μm以下の金属アルミニウム(以下、Alと記す)粉末を、燃焼合成反応により窒化させ、AlNを得ている。しかしながら、特開2000−16805号公報によるAlNの製造方法では、合成後のAlNはブロック状であり、AlN粉末を得るためには、粉砕を行わなければならない。このように、粉砕により粒子を得るため、粒子の形状の選択ができず、特に、粉砕粉であるため粒子が破砕された形状であり、角張った形状になりやすい。このように、角張った形状では、これをフィラー材として使用した場合、面抵抗が大きくなり充填率が上げられないという問題がある。
そこで、本発明者は、上記した従来の課題を解決すべく、本実施の形態を完成するに至った。すなわち、本実施の形態は、Alを含有した原料を、球状に造粒したうえで、窒素雰囲気下にて、燃焼合成反応による生成熱により、合成と同時に焼結を行うことで、球状AlN粒子を生成することに特徴的部分がある。
本実施の形態における、球状AlN粒子の製造方法は、燃焼合成を応用したものである。燃焼合成法は、物質の化学反応時に生じる生成熱を利用し、合成体を生成する方法であり、外部加熱を必要としない省エネルギープロセスである。また反応は、高温高速反応であり、短時間での合成体の生成が可能である。
本実施の形態では、Al、希釈材としてのAlN、及び焼結助剤を混合した後、スプレードライヤ、または転動造粒装置にて球状に造粒し、窒素雰囲気下にて、燃焼合成反応を起こし、球状AlN粒子を得ることが好ましい。これにより、所望の平均粒径、真球度、及び安息角等を備えた、球状AlN粒子を精度良く生成することができる。
本実施の形態における球状AlN粒子の製造方法について詳細に説明する。図1は、本実施の形態における球状AlN粒子の製造方法を示すフローチャートである。
<原料の調製工程>
図1のステップST1に示すように、まず、原料の調製を行う。本実施の形態では、原料としてAl、AlN、及び焼結助剤を含有することが好ましい。Alの平均粒径(D50)は、1μm以上20μm以下であることが好ましい。また、AlNは、希釈材として使用する。希釈材は、原料中に占めるAl量を調整するために使用される。AlNの平均粒径(D50)は、0.5μm以上6μm以下であることが好ましい。また、原料中に占める、希釈材としてのAlNの含有量は、45質量%以上85質量%以下であることが好ましい。また、AlNの含有量は、55質量%以上75質量%以下であることがより好ましく、65質量%以上75質量%以下であることが更に好ましく、65質量%以上70質量%以下であることが最も好ましい。
また、焼結助剤としては、金属酸化物を用いることが好ましい。焼結助剤には、例えばY、CaO、Yb、La、及びAlから少なくとも一種類を選択することが好ましい。この中でも特に、Yを選択することが好ましい。焼結助剤の平均粒径(D50)は、0.1μm以上3μm以下であることが好ましく、1μm以下とすることがより好ましい。また、原料中に占める、焼結助剤の含有量は、0.5質量%以上10質量%以下であることが好ましく、2〜4質量%であることがより好ましく、3質量%程度であることが更に好ましい。
ここで、Al、及びAlNの各含有量は、Al、及びAlNを合計した総量を100質量%として調合されることが好ましい。また、焼結助剤の含有量は、Al、AlN及び焼結助剤を合計した総量を100質量%として調合されることが好ましい。
また、Al、AlN、及び焼結助剤の各平均粒径は、例えば、レーザ回折粒度分布測定装置(HORIBA製 LA−950)にて測定することができる。「D50」とは、累積個数が、全粒子数の50%となる粒径を示す。
また、次工程のスラリー製作時に、溶媒に金属酸化物を含む塩類、例えば、硝酸イットリウムなどを溶解させたうえで、焼結助剤の添加及び混合を行ってもよい。このように、本実施の形態では、各原料を上記範囲内で調合することにより、後述する実験結果が示すように、所望の特性を備えた球状AlN粒子を効率的に製造することができる。
上記の混合方法としては、均一に混合が可能な方法を適用する。例えば、公知のブレンダーやボールミル等を適用することができるが、ボールミルを使用することが好ましい。
<造粒工程>
次に、ステップST1にて混合された原料を造粒する(図1のステップST2)。造粒粉は、公知の造粒方法によって得ることができる。具体的には、原料を水や有機溶剤などに分散させたスラリーを、スプレードライヤ等で噴霧乾燥し造粒する方法や、転動造粒などが挙げられる。
ここで、造粒工程の一例を記載すると、スプレードライヤで造粒する場合、スプレードライヤには、例えば、大川原化工機製CL−12型を用いることができる。また、スプレードライヤによる噴霧条件としては、限定されるものではないが、例えば、入り口温度を、80℃以上200℃以下、ディスク回転数を、15000rpm/min以上20000rpm/min以下、スラリー供給速度を、100g/min以上180g/min以下とすることが好ましい。
造粒粉の平均粒径は、10μm以上200μm以下の範囲内であることが好ましく、30μm以上150μm以下の範囲内であることがより好ましく、40μm以上80μm以下の範囲内であることが更に好ましい。
なお、本実施の形態では、上記平均粒径の範囲内に精度良く調整するために、噴霧乾燥により造粒することが好ましい。また、必要に応じて分散剤や結合剤等の有機バインダーを使用することができる。添加量については、公知の範囲内で適量を決定すればよい。
以上により本実施の形態では、Alと、希釈材としてのAlNと、焼結助剤とを含有する、所定の平均粒径を備えた球状の造粒粉を得ることができる。また、造粒粉中に含まれるAl、AlN及び焼結助剤は、上記した所定範囲の含有量を有することが好ましい。
<原料(造粒粉)の設置工程>
続いて、造粒された原料を坩堝へ充填する(図1のステップST3)。図2は、坩堝内での原料の配置を示す模式図である。
図2に示すように、敷粉2を、坩堝1の側面、及び底面に敷き詰める。ここで、坩堝1は、例えば、多孔質黒鉛坩堝である。ただし、坩堝1の材質を限定するものでなく、多孔質黒鉛以外に、BN、Al、AlN、Si等であってもよく、断熱性の高い物である事がより好ましい。
敷粉2の層厚は、5mm以上が好ましい。敷粉2は、限定されるものではないが、無機物であることが好ましい。無機物の中でも窒化物、或いは酸化物であることが好ましい。例えば、窒化物としては、既反応物であるAlN粉や、BN粉を用いることができる。また、酸化物には、Al粉を用いることができる。また、限定されるものではないが、敷粉2の層厚は、20mm以下であることが好ましい。このとき、好ましくは、平均粒径が10μm以上200μm以下の球状AlN粒子を使用する。敷粉2を用いることで、敷粉2の断熱作用により、原料3の外周に燃焼不良(未反応Alが残存)が発生することを防ぎ、更に、反応熱により、坩堝1と原料3が反応することを防ぐことができる。特に、敷粉2の層厚を上記のように規定することで、断熱性を効果的に上げることができ、焼結を促進させることができる。
続いて、図2に示すように、敷粉2の上に造粒粉としての原料3を設置する。このとき、原料3の層厚は、5mm以上50mm以下の範囲内であることが好ましく、20nm以上35nm以下であることがより好ましく、25mm程度の厚さであることが更に好ましい。原料3の層厚が、5mmより薄い場合、発熱量が低くなり燃焼の伝播不良が起こる。また、原料3の層厚が、50mmよりも厚い場合は、合成体の内部温度が高くなり、一次結晶が異常成長し、合成体の真球度が下がるばかりではなく、合成体の強度が低下する。原料3の層厚を、20mm以上35mm以下にすると、燃焼の伝播性により優れ、焼結も良好に進行する。ひいては、真球度及び強度に優れた合成体を得ることができる。
次に、図2に示すように、原料3の上に敷粉2を被せる。これにより、原料3は、その周囲が敷粉2に包まれた状態になる。このとき、原料3の上に被せる敷粉2の厚みを1mm以上とすることが好ましい。また、限定されるものではないが、原料3の上に被せる敷粉2の厚みを20mm以下とすることが好ましい。これにより、断熱性を効果的に上げることができ、焼結を促進させることができる。また、図2に示すように、原料3の下に位置する敷粉2を、原料3の上に位置する敷粉2より厚くすることで、坩堝1との反応を防ぐ効果をより促進させることができる。
以上のようにして、原料3の充填が完了した坩堝1を、燃焼合成炉内に設置する。使用する燃焼合成炉は、設定した加圧雰囲気を一定に保つ機構を有し、且つ真空置換を行える構成であることが好ましい。また、燃焼合成後に、合成体を速やかに冷却するために、炉内雰囲気を冷却するための冷却ジャケット、及びチラーを有していることが好ましい。
そして、図2に示すように、原料3の上面にある敷粉2の一部に穴をあけ、原料3を露出させる。穴の空け方は、既存の方法(例えば、へらで敷粉2を除去)を使用することができる。或いは、原料3の上に敷粉2を被せる際に、予め穴を空けた状態で敷粉2を原料3上に設けてもよい。
次に、図2に示すように、着火用カーボンフォイル4を、露出した原料3の表面に接触させた状態にする。
<窒素置換工程>
続いて、窒素置換を行う(図1のステップST4)。すなわち、炉内を所定圧まで脱気し、その後、窒素置換を行い、窒素加圧雰囲気にする。ここで脱気圧を限定するものではないが、例えば、100Pa以下であり、好ましくは、20Pa以上50Pa以下であり、より好ましくは、5Pa以下である。また、窒素加圧雰囲気の加圧圧力を限定するものではないが、例えば、0.2MPa以上30MPa以下であり、好ましくは、0.4MPa以上0.9MPa以下であり、より好ましくは、0.5MPa程度である。
<燃焼合成工程>
続いて、図2に示すカーボンフォイル4に対し、原料3に着火するまで通電(例えば、50V〜200V)を行い、燃焼合成を開始させる(図1のステップST5)。合成反応は、例えば、数分程度(具体的には、3分〜5分程度)と短時間で終了する。
上記の合成反応時には、合成体温度は、1700℃以上1900℃以下に達している。ここで、本実施の形態では、原料段階で造粒をしているため、原料3の粉末密度が高い。そのため、原料3中に含まれるAlが窒化反応した際に生じる生成熱により、原料3の造粒形状をなぞる形で、合成反応と同時に焼結反応が進行し、緻密な、球状のAlN粒子(合成体)を生成することができる。AlNの焼結温度は、1900℃程度であり、上記の合成体温度に達すると、焼結反応を同時に進行させることができる。更に、原料3に焼結助剤を加え、特に、焼結助剤としてYを加えた場合、より緻密な合成体とすることができる。ここで、図5に示すように、焼結助剤としてYを加えることで、Yを加えていない場合に比べて、AlN粒子は、より緻密な合成体となることがわかる。これは、焼結助剤を加えたほうが、より効果的に、合成反応と同時に焼結反応が進行していることを意味する。
また、希釈材としてのAlNを、原料中に、45質量%以上85質量%以下で含有し、更に好ましくは、65質量%以上75質量%以下含有することで、燃焼合成反応を適切に起こさせることができ、未反応Alを少なくできると共に、真球度に優れた球状AlN粒子を効率良く得ることが可能になる。
また、焼結助剤を、原料中に、0.5質量%以上10質量%以下含有することで、燃焼合成を適切に起こさせることができ、高いAlN純度と真球度に優れた球状AlN粒子を効率良く得ることが可能になる。
<解砕工程及び、分級工程>
合成終了後、炉内圧力を大気圧に戻し、坩堝1を燃焼合成炉から取り出す。次に、坩堝1から取り出した合成体は、一部が凝集しているため、解砕作業を行う(図1のステップST6)。上記の解砕方法としては、例えば、公知のボールミルやハンマーミル等を用いることができ、特に限定するものではないが、ボールミルを用いることが好ましい。また、解砕後に、分級することにより(図1のステップST7)、解砕時に発生した微粉や、燃焼合成時に使用した敷粉2の粉末などを除去することができる。また、篩の目開きを調節することで、球状AlN粒子の平均粒径を、任意に調節できる。
以上、詳述したように、本実施の形態の球状AlN粒子の製造方法では、Alや焼結助剤としてY、CaO、Yb、La、Alなどの金属酸化物を含有した原料をスプレードライヤ、或いは、転動造粒などにより造粒成型する。これにより、合成前の原料の粉体密度を上げることができる。そして、本実施の形態では、燃焼合成反応を起こし、AlN生成時に発生する約1700〜1900℃の生成熱により、合成反応と焼結反応を同時に進行させることができる。
本実施の形態によれば、外部加熱を必要とせず、省エネルギー、且つ、短時間で球状AlN粒子を生成でき、更に、工程を大幅に簡略化することができる。また、本実施の形態では、原料中にカーボン等の還元剤を添加しないため、生成される球状AlN粒子中に絶縁性を下げる不純物が混入する可能性が低く、高品質な球状AlN粒子の製造が可能である。
本実施の形態の球状AlN粒子の製造方法により、平均粒径が10μm以上200μm以下、真球度が0.8以上の球状AlN粒子を得ることができる。また、安息角は、45°以下であることが好ましい。また、AlN単相、或いは、AlNと、金属酸化物及びAlNの化合物との2相構造にでき、AlN含有率が90〜99質量%の高純度の球状AlN粒子を得ることができる。単相構造か、2相構造かは、X線回折チャートにより調べることが可能である。
なお、上記では、解砕工程を行ったが、解砕工程は必須ではなく、燃焼合成工程を経て、所望の平均粒径を有する球状AlN粒子を生成できていれば、解砕工程を行うことは必要としない。すなわち、本実施の形態では、造粒工程の際に、所望の大きさの造粒粉を製造しておくことで、燃焼合成により得られた球状AlN粒子の平均粒子を、造粒粉とほぼ同じ大きさに解砕工程がなくとも調整することができる。これにより、工程を簡素化しつつ、所望の平均粒径を有する球状AlN粒子を精度良く得ることができる。
以下、本発明の効果を明確にするために実施した実施例により、本発明を詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施例によって何ら限定されるものではない。
以下では、希釈材(AlN)の添加量、及び使用する焼結助剤の種類や、Yの適正な添加量の範囲を実験より求めた。また既製品である、古河電子株式会社の球状AlNフィラーとの性能比較試験を行った。
(原料)
実験で使用した原料構成は以下の通りである。
(1)Al粉末・・・ミナルコ製#600F(平均粒径:6μm)
(2)AlN粉末・・・予め燃焼合成法で製作したAlNを振動ボールミルにて、平均粒径(D50)<2.5μmまで粉砕した。
(3)焼結助剤・・・Y、CaO、或いは、Al(いずれも平均粒径(D50)<3μm)を使用した。
(造粒粉)
上記原料を、転動ボールミルで、8時間混合した後、混合粉とエタノールを1:1の割合でスラリー化し、スプレードライヤにて乾燥造粒を行い、平均粒径(D50)<50μmの造粒粉を得た。
(燃焼合成)
上記の造粒粉(原料)を、図2と同様に、坩堝内に配置した。そして、燃焼合成炉のガス圧を0.5MPaとして燃焼合成を行った。そして、得られた合成体を解砕した。解砕は、転動ボールミルにて8時間行った。
(物性評価)
上記に得られた合成体(球状AlN粒子)の物性評価を、下記の方法にて測定した。
(A)真球度・・・走査型電子顕微鏡(日本電子製 FE−SEM JSM−7400F)にて、1000倍の倍率で撮影した。そして、サンプルを100個選び、その長径と短径を測定した。真球度を、短径/長径として求め、その平均値を算出した。
(B)不純物組成の定量・・・X線回折装置(Rigaku製 MinFlex 300)にて、X線回折パターン(Cu Kα)を、走査範囲2θ(回折角度)=20〜70°の範囲で測定した。そして、測定結果により解析を行った。
(C)安息角・・・直径20mmの円形テーブルの上に、目開き250μmの篩とロートを設置し、その篩より球状AlN粒子を落下させ、テーブルの上に円錐形状に積もった角度を測定した。
(D)比表面積・・・BET(カンタクローム製 NOVA−1200e/TO)にて、3点法により求めた。
(E)嵩密度・・・メスシリンダーに球状AlN粒子を、高さ50mlまで振動を与えながら充填し、その重量より求めた。
(F)平均粒径(D50)・・・レーザ回折粒度分布測定装置(HORIBA製 LA−950)にて測定した。
(G)粘度・・・シリコーンオイル(信越化学製 KF−96−20C)に、球状AlN粒子を、45体積%添加し、粘度計(東機産業製 TV−10M)にて測定した。
(H)熱拡散率・・・シリコーンオイル(信越化学製 KF−96−20C)に、球状AlN粒子を、45体積%添加し、熱拡散率測定装置(ai−Phase製 Mobile 1u)にて測定した。
<希釈率の実験>
AlとAlN(希釈材)の混合比を変えて、希釈率の異なる原料(焼結助剤は含有していない)を複数用意し、各合成体の真球度、安息角、及び、嵩密度を測定した。なお、混合比(希釈率)は、AlとAlNの各含有量を合わせて100質量%としたときの割合である。またX線回折にて、未反応Alの定性分析を行った。その実験結果を以下の表1に示す。
表1に示すように、希釈材の添加量を、真球度が高く、未反応Alの少ない65質量%以上75質量%以下であることが好ましいとわかった。ただし、上記の実験は、焼結助剤を添加していないため、焼結助剤の添加をすることで、或いは、外部熱を加えることで、希釈材の添加量を広げることができる。本実施例では、希釈材の添加量を、45質量%以上85質量%以下に設定し、55質量%以上75質量%以下であることがより好ましく、65質量%以上75質量%以下であることが更に好ましく、65質量%以上70質量%以下であることが最も好ましいとした。
<各焼結助剤の効果実験>
次に、金属酸化物であるY、CaO、Alを、焼結助剤として、それぞれ10質量%添加した。その際、Alは35質量%、希釈率であるAlNは55質量%とした。評価方法は、各合成体の真球度、安息角、嵩密度、比表面積、及び、熱拡散率を夫々測定して行った。その結果を表2に示す。
表2に示すように、焼結助剤としてYとCaOを添加したサンプルでは、比表面積が低下し、且つ嵩密度は増加していた。
図3に焼結助剤としてYを添加した球状AlN粒子のSEM画像を示す。粒子の表面は穴のない緻密な状態となっており、比表面積低下の結果と一致することがわかった。また熱拡散率から焼結助剤が拡散率低下へ影響しないことを確認できた。焼結助剤としてAlを用いた場合、YとCaOに比べて、嵩密度は低く、比表面積は大きくなるものの、焼結助剤を含まないサンプルに比べると、嵩密度を大きくでき、且つ比表面積を小さくできることがわかった。上記の実験結果より、Yを焼結助剤として採用することで、大きな効果が得られることがわかった。
<Y添加量の実験>
上記の表2の実験により効果の大きかったYの添加量を異ならせつつ、希釈率は65質量%に固定した原料を複数調整し、各合成体の真球度、安息角、及び嵩密度を測定した。また、X線回折にて定量分析を行い、合成体のAlN純度を調査した。実験結果を以下の表3に示す。
表3に示すように、Yの添加量を3質量%以上10質量%以下とすると嵩密度及び、比表面積の値は、ほとんど変化しないことがわかった。図4に試験No.YA2とYA4のX線回折パターンを示す。Yの添加量に比例して、AlとYの化合物の含有量が増加するため、YA4のほうが、YA2よりもAlN純度は低下することがわかった。また、Yの添加量を10質量%とすると、真球度が低下することがわかった。上記実験結果より、焼結助剤の添加量は、0.5質量%以上10質量%以下が好ましく、2〜4質量%であることがより好ましく、3質量%程度であることが更に好ましいとした。
<性能比較試験>
既製品である古河電子株式会社の球状AlNフィラーFAN−f30、FAN−f80との性能比較試験を行った。本実施品(サンプル名SHS−AlN)の原料の各組成比率は、AlNが62質量%、Alが35質量%、Yが3質量%となるように調整した。比較試験方法は、シリコーンオイル(信越化学製:KF−96−20C)にAlNフィラーを45体積%添加し、それぞれの粘度と熱拡散率を測定した。その結果を表4に示す。
表4に示すように、本実施品は、既製品のサンプルよりも粘度が低く、且つ熱拡散率は高い結果となり、同等以上の性能を示していることがわかった。
<平均粒子径>
続いて、合成された本実施例の球状AlN粒子の平均粒経を合成前後で測定した。合成前の造粒粉の平均粒径が約53μmであり、一方、合成後の球状AlN粒子の平均粒径も約53μmであった。このように、合成前と合成後とでは、平均粒径が、ほぼ同じであった。
本発明の球状AlN粒子は、樹脂封止材に使用される高熱伝導フィラー等に有用である。
1 坩堝
2 敷粉
3 原料
4 カーボンフォイル

Claims (11)

  1. Alを含有した原料を、球状に造粒したうえで、窒素雰囲気下にて、燃焼合成反応を起こし、生成熱により、合成反応と焼結反応とを同時に進行させて、球状AlN粒子を生成することを特徴とする球状AlN粒子の製造方法。
  2. 前記原料を、平均粒径が、10〜200μmの範囲で球状に造粒することを特徴とする請求項1に記載の球状AlN粒子の製造方法。
  3. 前記原料には、希釈材としてのAlNを、45質量%以上85質量%以下含有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の球状AlN粒子の製造方法。
  4. 前記原料に、スラリー溶媒に可溶な金属酸化物である、Y、CaO、Yb、La、及びAlから選択される少なくとも一種類を、焼結助剤として添加することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の球状AlN粒子の製造方法。
  5. 前記焼結助剤を、0.5質量%以上10質量%以下含有することを特徴とする請求項4に記載の球状AlN粒子の製造方法。
  6. 前記原料を敷粉の上に設置するとともに、前記原料の上に前記敷粉を被せることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の球状AlN粒子の製造方法。
  7. 前記原料の下に位置する敷粉を、前記原料の上に位置する敷粉よりも厚くすることを特徴とする請求項6に記載の球状AlN粒子の製造方法。
  8. 前記原料及び前記敷粉を、断熱性に優れた坩堝内に設置することを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の球状AlN粒子の製造方法。
  9. 前記原料の層厚を、20mm以上35mm以下にすることを特徴とする請求項6から請求項8のいずれかに記載の球状AlN粒子の製造方法。
  10. 前記敷粉には、無機物を用いることを特徴とする請求項6から請求項9のいずれかに記載の球状AlN粒子の製造方法。
  11. 真球度が0.8以上であり、AlN含有率が90質量%以上であることを特徴とする球状AlN粒子。




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