JP2020104929A - 真空包装機 - Google Patents

真空包装機 Download PDF

Info

Publication number
JP2020104929A
JP2020104929A JP2018247990A JP2018247990A JP2020104929A JP 2020104929 A JP2020104929 A JP 2020104929A JP 2018247990 A JP2018247990 A JP 2018247990A JP 2018247990 A JP2018247990 A JP 2018247990A JP 2020104929 A JP2020104929 A JP 2020104929A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
packaging bag
packaging
vacuum
chamber cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018247990A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7237579B2 (ja
Inventor
千穂 内山
Chiho Uchiyama
千穂 内山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoshizaki Corp
Original Assignee
Hoshizaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoshizaki Corp filed Critical Hoshizaki Corp
Priority to JP2018247990A priority Critical patent/JP7237579B2/ja
Publication of JP2020104929A publication Critical patent/JP2020104929A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7237579B2 publication Critical patent/JP7237579B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Vacuum Packaging (AREA)

Abstract

【課題】1台の機器で包装袋を脱気した状態及び脱気しない状態で密封できるようにする。【解決手段】真空包装機10は、チャンバベース21の上側をチャンバカバー22により開閉自在に塞ぐことで内部に包装袋を収容する密閉空間が形成されるチャンバ20と、チャンバ20内に設けられて包装袋の開口周縁部を封止して包装袋を密封する封止装置30と、チャンバ20内の密閉空間を脱気して負圧化させる真空ポンプ40とを備え、制御装置50は、チャンバ20内を真空ポンプ40により所定圧力以下まで負圧化させ、チャンバ20内に収容した包装袋を脱気した後で包装袋の開口周縁部を封止装置30によって封止して、包装袋を脱気した状態で密封する第1包装プログラムと、チャンバ20内を所定圧力以下まで負圧化させることなく、チャンバ20内に収容した包装袋を脱気せずに密封する第2包装プログラムを備えている。【選択図】図6

Description

本発明は、チャンバ内を真空ポンプにより脱気して負圧化させ、チャンバ内に収容した包装袋の開口周縁部を封止装置によって封止することにより、包装袋内を脱気した状態にて密封する真空包装機に関する。
下記の特許文献1には食材、調理物等の被包装物を収納した包装袋を真空包装する真空包装機が開示されている。この真空包装機は、ケーシングの上部に設けられたチャンバベースの上側をチャンバカバーにより開閉自在に塞ぐことで内部に包装袋を収容する密閉空間が形成されるチャンバと、チャンバ内に設けられて包装袋の開口周縁部を熱溶着によって封止する加熱封止装置と、ケーシングの下部にチャンバ内を脱気して負圧化させる真空ポンプとを備えている。真空包装機の加熱封止装置はチャンバベースに上下に移動可能に設けられた下側ブロックと、チャンバカバーの下面に設けられた上側ブロックと、下側ブロックの上面に設けられたヒータと、下側ブロックを昇降させる昇降機構とを備えている。
この真空包装機で包装袋を真空包装するときには、チャンバベースの上側に包装袋を載せて、チャンバベースの上面開口をチャンバカバーによって閉じた後で真空包装プログラムを実行させる。真空包装プログラムを実行すると、チャンバ内は真空ポンプによって所定の真空度となるまで脱気され、チャンバ内の包装袋は脱気された後で開口周縁部が下側及び上側ブロックにより挟持された状態でヒータの加熱によって溶着され、包装袋は脱気された状態で密封される。
特開2016−150757号公報
上記の真空包装機の真空包装プログラムは、チャンバ内を真空ポンプによって所定の真空度となるまで脱気して負圧化した後で、包装袋の開口周縁部を加熱封止装置によって封止して、包装袋内を脱気した状態で密封するものである。包装袋に入れる被包装物によっては、包装袋内を脱気した状態で密封する必要のないものもある。しかし、上記の真空包装機の真空包装プログラムは、チャンバ内を真空ポンプによって所定の真空度となるまで脱気して負圧化した後で、包装袋の開口周縁部を加熱封止装置によって封止しているので、チャンバ内及び包装袋内を無駄に脱気することになっていた。また、包装袋を脱気しない状態で包装袋の開口周縁部を熱溶着する加熱封止装置が真空包装機とは別にあるものの、真空包装機と加熱封止装置との両方を保有するにはコストが高くなる問題があった。本発明は、1台の機器で包装袋を脱気した状態及び脱気しない状態で密封できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、ケーシング内に設けられて、チャンバベースの上側をチャンバカバーにより開閉自在に塞ぐことで内部に包装袋を収容する密閉空間が形成されるチャンバと、チャンバ内に設けられて包装袋の開口周縁部を封止して包装袋を密封する封止装置と、ケーシング内に設けられて、チャンバ内の密閉空間を脱気して負圧化させる真空ポンプと、チャンバ内を真空ポンプにより所定圧力以下まで負圧化させ、チャンバ内に収容した包装袋を脱気した後で包装袋の開口周縁部を封止装置によって封止して、包装袋を脱気した状態で密封する第1包装プログラムを有した制御装置とを備えた真空包装機であって、制御装置はチャンバ内を所定圧力以下まで負圧化させることなく、チャンバ内に収容した包装袋を脱気せずに密封する第2包装プログラムを有したことを特徴とする真空包装機を提供するものである。
上記のように構成した真空包装機においては、制御装置は、チャンバ内を真空ポンプにより所定圧力以下まで負圧化させ、チャンバ内に収容した包装袋を脱気した後で包装袋の開口周縁部を封止装置によって封止して、包装袋を脱気した状態で密封する第1包装プログラムと、チャンバ内を所定圧力以下まで負圧化させることなく、チャンバ内に収容した包装袋を脱気せずに密封する第2包装プログラムを有したので、脱気する必要のある包装袋を密封するときには、第1包装プログラムを実行させ、脱気する必要のない包装袋を密封するときに、第2包装プログラムを実行させることで、包装袋を脱気の有無に応じて適切に密封することができるようになった。これによって、包装袋を脱気することなく密封するために用いる封止装置を真空包装機とは別に用意する必要がなくなり、真空包装機だけで包装袋を脱気した状態及び脱気しない状態で密封できるようになった。
上記のように構成した真空包装機の一実施形態においては、チャンバカバーは水平方向の一方の端部がケーシングの水平方向の一方の端部に水平軸線回りに回動可能に軸支されて、チャンバカバーの水平方向の他方の端部を上下に回動させることによってチャンバベースとの間を開閉させるようにしたものであり、封止装置はチャンバベースの水平方向の他方の端部にて上下に移動可能に設けた下側ブロックと、チャンバカバーの下面の他方の端部に設けた上側ブロックとを備え、下側ブロックを上昇させて上側ブロックに押しつけた状態で包装袋の開口周縁部を封止させるものであり、制御装置は、下側ブロックを上昇させて上側ブロックに押し付けてもチャンバカバーが開放されない負圧状態となるように真空ポンプによってチャンバ内を脱気するように制御するのが好ましい。
上記のように構成した真空包装機の他の実施形態においては、チャンバカバーは水平方向の一方の端部がケーシングの水平方向の一方の端部に水平軸線回りに回動可能に軸支されて、チャンバカバーの水平方向の他方の端部を上下に回動させることによってチャンバベースとの間を開閉させるようにしたものであり、封止装置はチャンバベースの水平方向の他方の端部にて上下に移動可能に設けた下側ブロックと、チャンバカバーの下面の他方の端部に設けた上側ブロックとを備え、下側ブロックを上昇させて上側ブロックに押しつけた状態で包装袋の開口周縁部を封止させるものであり、ケーシングまたはチャンバベースの他方の端部には、チャンバカバーの他方の端部に係止してチャンバカバーが開放されないように係止するストッパを設けるのが好ましい。
第1実施形態の真空包装機の斜視図である。 真空包装機の概略図である。 制御装置のブロック図である。 チャンバカバーを開放させる力とチャンバカバーを閉止させるときに要する力を示す概略図である。 第1包装プログラムのフローチャートである。 第2包装プログラムのフローチャートである。 第2実施形態の真空包装機の斜視図である。 第2実施形態の第2包装プログラムのフローチャートである。
以下、本発明の真空包装機の各実施形態を添付図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1及び図2に示したように、第1実施形態の真空包装機10は、ケーシング11の上部に設けられたチャンバ20と、チャンバ20内にて包装袋の開口周縁部を密封する加熱封止装置(封止装置)30と、ケーシング11でチャンバ20の下側となる下部にチャンバ20内を脱気して負圧化させる真空ポンプ40とを備えている。
図1及び図2に示したように、ケーシング11は略直方体形状をし、ケーシング11の上部にはチャンバ20が設けられている。チャンバ20はケーシング11の上部に設けたチャンバベース21とチャンバカバー22とを備えている。チャンバベース21は上面が開口した略直方体形状をした浅い箱形をしている。チャンバカバー22はチャンバベース21の上面開口を開閉自在に塞ぐ耐圧性のアクリル板よりなる。チャンバ20は、チャンバベース21の上側をチャンバカバー22により開閉自在に塞ぐことによって、チャンバベース21とチャンバカバー22との間に包装袋を収容する密閉空間が形成されている。この実施形態のチャンバ20の密閉空間の容積は13Lとなっている。
チャンバカバー22の後端部(水平方向の一方の端部)はケーシング11の後端部に水平軸線回りに回動可能に軸支されており、チャンバカバー22の前端部(水平方向の他方の端部)は上下に回動可能となっている。チャンバカバー22を上側に回動させてチャンバベース21から離間させているときには、チャンバ20は開放された状態となり、チャンバカバー22を下側に回動させてチャンバベース21を閉止させているときには、チャンバ20は密閉されて密閉空間が形成されるようになっている。チャンバカバー22の下面の周部にはシール部材としてゴム製のパッキン23が設けられており、パッキン23はチャンバベース21とチャンバカバー22との間を気密にシールしている。
図2に示したように、ケーシング11の後端部にはガススプリング12が設けられており、ガススプリング12はチャンバカバー22を上側に付勢している。ガススプリング12はチャンバカバー22が軸支されているケーシング11の後端から前方に30mmの位置に配置され、チャンバカバー22を500Nの付勢力によって上側に付勢している。ケーシング11の右側面の前端部(水平方向の他方の端部)にはストッパ13が水平軸線回りに回動可能に設けられており、ストッパ13はチャンバカバー22の上面に係止して、チャンバカバー22をチャンバベース21の上面開口を塞ぐ位置に保持する機能を有している。
図2に示したように、ケーシング11の後部にはリードスイッチ等の近接スイッチ14が設けられており、チャンバカバー22の後部には近接スイッチ14により検知される磁石15が設けられている。チャンバベース21の上面開口を塞ぐようにチャンバカバー22を閉止させているときには、近接スイッチ14は磁石15が接近してオン信号を出力し、チャンバベース21の上面開口を開放させるようにチャンバカバー22を上側に回動させているときには、近接スイッチ14は磁石15が離間したことでオフ信号を出力する。
図1及び図2に示したように、チャンバ20の前端部(水平方向の他方の端部)には加熱封止装置(封止装置)30が設けられている。加熱封止装置30はチャンバ20内に収容した包装袋の開口周縁部を熱溶着によって封止して包装袋を密封するものである。加熱封止装置30は包装袋の開口周縁部を挟持する下側及び上側ブロック31,32とを備えている。下側ブロック31はアルミニウム製の角パイプ部材よりなり、チャンバベース21の前端部に着脱可能かつ上下に移動可能に設けられている。下側ブロック31の上面にはニクロム素材よりなる帯板状のヒータ33が設けられている。上側ブロック32は弾性変形可能なシリコン製のブロック体よりなり、下側ブロック31の上側に対向する位置にて、チャンバカバー22の下面前部に設けられている。
図2に示したように、チャンバベース21の前端部には下側ブロック31を上下に昇降させる左右一対の昇降機構34が設けられている。各昇降機構34はチャンバベース21の前部の底壁を貫通する支持軸35と、支持軸35を上下動させる昇降シリンダ36とを備えている。支持軸35の軸方向の中間部には鍔部37が設けられており、鍔部37は昇降シリンダ36内を上部空間36aと下部空間36bとに気密に仕切っている。昇降シリンダ36の上部空間36aには支持軸35の外周にばね部材38が介装されており、ばね部材38は鍔部37を介して支持軸35を下側に付勢している。昇降機構34はチャンバカバー22が軸支されているケーシング11の後端から前方に460mmの位置に配置されている。また、昇降シリンダ36の直径は75mmとなっており、ばね部材38が鍔部37を下側に付勢する力は50Nとなっている。
図2に示したように、ケーシング11内の下部には真空ポンプ40が設けられており、真空ポンプ40は主としてチャンバ20内を吸引し、チャンバ20内の密閉空間の空気を排気するものである。この実施形態の真空ポンプ40の排気速度は166L/minとなっている。ケーシング11内には真空ポンプ40とチャンバ20とを接続する吸引管(吸引経路)41が設けられており、吸引管41には真空弁42が介装されている。チャンバ20内の空気は真空弁42の開放によって真空ポンプ40に吸引可能となる。吸引管41にはチャンバ20と真空弁42との間に外気を導入する外気導入管43が接続されており、外気導入管43は第1管部43aと、第1管部43aから分岐した第2管部43bとを備えている。第1及び第2管部43a,43bにはこれらを開閉する第1及び第2外気導入弁44,45が介装されている。第1外気導入弁44は第2外気導入弁45より弁口径が大きく形成されており、第1外気導入弁44を開放したときにはチャンバ20内に速く外気が導入され、第2外気導入弁45を開放したときには、チャンバ20内にゆっくりと外気が導入される。
吸引管41には外気導入管43の第1管部43aを介して圧力検出管46が接続されており、圧力検出管46にはチャンバ20の圧力を検出する真空計47が設けられている。チャンバ20内を真空ポンプ40により脱気していないときには、真空計47により検出されるチャンバ20内の圧力は大気圧と同じ100kPa(abs)であり、このときの真空度は0%である。チャンバ20内を真空ポンプ40により脱気して負圧化させ、真空計47により検出されるチャンバ内の圧力が0kPa(abs)であるときには、真空度は100%である。なお、真空計47によって直接検出されるのはチャンバ20内の圧力であるが、以後の説明では、真空計47によって検出された圧力をチャンバ20内の真空度Pに置き換えて説明をする。
吸引管41には真空ポンプ40と真空弁42との間からシリンダ管48が分岐しており、シリンダ管48は昇降シリンダ36の上部空間36bに接続されている。シリンダ管48には三方弁49が介装されており、三方弁49の2つのポートはシリンダ管48の真空ポンプ40側と昇降シリンダ36側に接続され、三方弁49の残る1つのポートは外気側に開放されている。
真空包装機10は制御装置50を備えており、図3に示したように、この制御装置50は近接スイッチ14と、ヒータ33と、真空ポンプ40と、真空弁42と、第1及び第2外気導入弁44,45と、真空計47と、三方弁49と、ケーシング11の前面に設けた操作パネル51とに接続されている。制御装置50はマイクロコンピュータ(図示省略)を有しており、マイクロコンピュータは、バスを介してそれぞれ接続されたCPU、RAM、ROM及びタイマ(いずれも図示省略)を備えている。制御装置50は、包装袋を脱気した状態で密封する第1包装プログラムと、包装袋を脱気せずに密封する第2包装プログラムとをROMに備えている。
第1包装プログラムは、チャンバ20内を真空ポンプ40により所定圧力まで負圧化させ、チャンバ20内に収容した包装袋を脱気した後で包装袋の開口周縁部を加熱封止装置30によって封止して、包装袋を脱気した状態で密封するためのプログラムである。第1包装プログラムでは、包装袋内を脱気するために、真空ポンプ40を5秒間以上作動させるようにして、チャンバ20内を最低でも所定圧力として約66000Pa以下(真空度約35%以上)まで負圧化させている。第2包装プログラムは、チャンバ20内を所定圧力以下まで負圧化させることなく、包装袋の開口周縁部を加熱封止装置30によって封止して、包装袋を脱気することなく密封するプログラムである。
包装袋の開口周縁部を封止するためには、加熱封止装置30の下側ブロック31を上側ブロック32に押しつけるようにして、包装袋の開口周縁部を下側及び上側ブロック31,32で挟持させる必要がある。上側ブロック32はチャンバカバー22の下面に設けられており、下側ブロック31を上昇させたときにチャンバカバー22を閉止させた状態を維持していなければ、包装袋の開口周縁部を下側及び上側ブロック31,32によって挟持させることができない。これに対し、チャンバカバー22はガススプリング12によって開放されるように付勢されているとともに、下側ブロック31を上昇させたときには、チャンバカバー22には下側ブロック31が上側ブロック32に押しつけるときの力が加えられることになる。このため、チャンバ20内で包装袋の開口周縁部を封止させるためには、チャンバ20内を負圧化させることで、チャンバカバー22がチャンバベース21に負圧吸引されるようにして、チャンバカバー22がチャンバベース21から開かないようにする必要がある。
図4に示したように、チャンバベース21の上面開口を塞ぐようにチャンバカバー22を閉止させたときには、チャンバカバー22にはガススプリング12によって上側に回動させる付勢力が付与され、下側ブロック32を上側ブロック31に押しつけるようにした状態では、チャンバカバー22には下側ブロック31が昇降機構34によって上側ブロック32に押しつける力が付与される。このため、第2包装プログラムを実行するときには、ガススプリング12及び昇降機構34によってチャンバカバー22に付与される上向きの力よりも少し大きな吸引力を付与するように真空ポンプ40によってチャンバ20を吸引する必要がある。
図4に示したように、ガススプリング12はチャンバカバー22が軸支されているケーシング11の後端から前方に30mm(図4のd1に示した)で500Nの力によってチャンバカバー22を上側に付勢している。ガススプリング12の付勢力に抗してチャンバカバー22をチャンバベース21に吸引するためには、チャンバカバー22の後端から前方に270mm(図4のd2に示した)離れた水平方向の中央部に力X1で吸引力を付与するする必要があり、力X1は次式から求められる。
500N×0.03m=X1×0.27m
X1=56N
また、下側ブロック31が上側ブロック32を押しつけるときには、1つの昇降機構34が下側ブロック31を上側に持ち上げるときの力Y1は昇降シリンダ36内を真空にしたときにかかる圧力100000Paに昇降シリンダ36内の面積を乗じたうえで、昇降シリンダ36内に介装されたばね部材38が下側に付勢する力50Nを減じて得られる。
Y1=(100000Pa×0.0375m×0.0375m×π)−50N
=391.6N
昇降機構34はケーシング11内に左右一対で配置され、下側ブロック31が一対の昇降機構34によって上側に押し上げられる力Y2は1つの昇降機構34が下側ブロック31を上側に持ち上げるときの力Y1を2倍にして得られる。
Y2=Y1×2=391.6N×2=783.2N
図4に示したように、加熱封止装置30によって包装袋の開口周縁部を封止するときには、下側ブロック31は一対の昇降機構34によってチャンバカバー22が軸支されているケーシング11の後端から前方に460mm(図4のd3に示した)の位置で783.2Nの力によってチャンバカバー22を上側に押し上げている。下側ブロック31によって押し上げている力に抗してチャンバカバー22をチャンバベース21に吸引するためには、チャンバカバー22の後端から前方に270mm(図4のd2に示した)離れた水平方向の中央部に次式で示される力X2で吸引力を付与するする必要があり、力X2は次式から求められる。
783.2N×0.46m=X2×0.27
X2=1334N
ガススプリング12の付勢力に抗してチャンバカバー22をチャンバベース21に吸引するためにチャンバカバー22の中央部に要する下向きの力X1は56Nであり、下側ブロック31が一対の昇降機構34によって持ち上げられるときの力X2に抗してチャンバカバー22をチャンバカバー22に吸引するためにチャンバカバー22の中央部に要する下向きの力は1334Nであり、これらを合算すると、チャンバカバー22をチャンバカバー22に吸引するためにチャンバカバー22の中央部に要する力X1+X2は1390Nとなる。
チャンバカバー22の下面の面積Sは次式に示したように、
S=0.4m×0.46m=0.18mmであり、
チャンバカバー22をチャンバベース21に吸引するのに要する差圧P1は、
P1=1390N÷0.18mm=7722Paであり、
下側及び上側ブロック31,32によって包装袋の開口周縁部を挟持させるためには、チャンバ20内を大気圧である100000PaからP1を減じた圧力Pとする必要があり、圧力Pは、
P=100000Pa−7722Pa=92278Paとなる。
真空ポンプ40によりチャンバ20内を排気する排気速度は166L/minであり、チャンバ20における13Lの密閉空間を大気圧である100000Paから92278Paまで減圧するためにチャンバ20の空気を吸引する時間tは、
t=13L÷166L/min×2.3log(100000÷92278)
=6.29×10−3min
となる。このように、6.29×10−3min以上で真空ポンプ40の最短の作動時間(例えば0.1秒間)であるチャンバカバー吸引時間で真空ポンプ40を作動をさせてチャンバ20内を脱気することで、下側ブロック31を上側ブロック32に押しつけてもチャンバカバー22が開放されないように、チャンバベース21にチャンバカバー22を負圧吸引させることができる。
次ぎに、制御装置50により第1及び第2包装プログラムを実行するときの制御について説明する。第1包装プログラムは包装袋に入れる調理物の温度等に応じてチャンバ20内の真空度及び第1及び第2外気導入弁44,45の開放の仕方等の異なる複数のプログラムが設定されている。第1包装プログラムの一例として、調理物が常温(温度が低い)であるときの包装プログラムを具体的に説明する。第1包装プログラムを実行する前は、真空弁42、第2外気導入弁45が閉止状態となっており、三方弁49の昇降シリンダ36側と外気側とが開放されている(真空ポンプ40側が閉止状態となっている)。食材や調理物等の被包装物を包装袋内に入れ、包装袋の開口周縁部が下側ブロック31の上側に載るように包装袋をチャンバ20内に収容する。操作パネル51を押動操作して調理物が常温であるときの第1包装プログラムを選択し、選択した第1包装プログラムの実行を待機させる。
図5に示したように、制御装置50は、ステップ101において、近接スイッチ14からオン信号が入力されたか否かを判定して、チャンバカバー22が閉じられた否かを判定する。チャンバカバー22が閉じられていないときには、磁石15が近接スイッチ14に接近してないため、近接スイッチ14は制御装置50にオフ信号を出力し、制御装置50はステップ101にて「NO」の判断を繰り返し実行して待機する。チャンバカバー22を閉じて磁石15が近接スイッチ14に接近すると、近接スイッチ14は制御装置50にオン信号を出力し、制御装置50は、ステップ101にて「YES」と判断してステップ102に進める。制御装置50は、ステップ102において、真空弁42を開放させ、第1外気導入弁44を閉止させるとともに真空ポンプ40を作動させると、チャンバ20内は真空ポンプ40によって脱気されて負圧化していく。
制御装置50は、ステップ103において、真空計47によって検出されるチャンバ20内の真空度Pが予め設定された真空度Px以上(所定圧力以下)となったか否かを繰り返し判定する。チャンバ20内の圧力が徐々に低下し、真空計47によって検出されるチャンバ20内の真空度Pが予め設定された真空度Px以上(所定圧力以下)となると、制御装置50は、ステップ103において「YES」と判断してステップ104に進める。制御装置50は、ステップ104において、真空弁42を閉止させてチャンバ20内の脱気を中止してステップ105に進める。
チャンバ20内が所定圧力として設定された真空度Px以上(所定圧力以下)となって包装袋内も脱気されると、制御装置50は、ステップ105において、三方弁49の昇降シリンダ36側と真空ポンプ40側とを開放させる(外気側を閉止状態とする)。昇降シリンダ36の上部空間36bは真空ポンプ40によって負圧化され、支持軸35はばね部材38の付勢力に抗して上昇し、下側ブロック31は上昇する支持軸35によって上昇する。下側ブロック31は上昇する支持軸35によって上側ブロック32に押しつけられ、包装袋の開口周縁部は下側ブロック31と上側ブロック32とによって挟持される。制御装置50は、ステップ106において、ヒータ33に通電させて発熱させると、包装袋の開口周縁部は熱溶着によって閉じられて、包装袋が脱気された状態(真空状態)で密封される。
制御装置50は、ステップ107において、真空ポンプ40の作動を停止させるとともに第1外気導入弁44を開放し、ステップ108において、三方弁49の昇降シリンダ36側と外気側とを開放させる(真空ポンプ40側を閉止状態とする)。チャンバ20内は第1外気導入弁44から導入される外気によって大気圧に戻され、チャンバカバー22は負圧吸引されずにガススプリング12の付勢力によって開放される。また、三方弁49の昇降シリンダ36側と外気側とを開放させたことで、昇降シリンダ36の上部空間36bに外気が導入されて負圧状態が解除され、支持軸35はばね部材38の付勢力によって下降し、下側ブロック31は上側ブロック32から離間し、包装袋の開口周縁部は下側及び上側ブロック31,32から挟持された状態が解除される。このようにして、包装袋は脱気された状態(真空状態)で密封される。
次ぎに第2包装プログラムについて説明する。第2包装プログラムを実行する前も第1包装プログラムを実行するのと同様に、真空弁42、第2外気導入弁45が閉止状態となっており、三方弁49の昇降シリンダ36側と外気側とが開放されている(真空ポンプ40側が閉止状態となっている)。食材や調理物等の被包装物を包装袋内に入れ、包装袋の開口周縁部が下側ブロック31の上側に載るように包装袋をチャンバ20内に収容する。操作パネル51を押動操作して第2包装プログラムを選択し、選択した第2包装プログラムの実行を待機させる。
図6に示したように、制御装置50は、ステップ201において、近接スイッチ14からオン信号が入力されたか否かを判定して、チャンバカバー22が閉じられた否かを判定する。チャンバカバー22が閉じられていないときには、磁石15が近接スイッチ14に接近してないため、近接スイッチ14は制御装置50にオフ信号を出力し、制御装置50はステップ201にて「NO」の判断を繰り返し実行して待機する。チャンバカバー22を閉じて磁石15が近接スイッチ14に接近すると、近接スイッチ14は制御装置50にオン信号を出力し、制御装置50は、ステップ201にて「YES」と判断してステップ202に進める。制御装置50は、ステップ202において、真空弁42を開放させ、第1外気導入弁44を閉止させるとともに、真空ポンプ40を上述したチャンバカバー吸引時間とした0.1秒間作動させると、チャンバカバー22がチャンバベース21に吸引される程度にチャンバ20内は真空ポンプ40によって脱気されて負圧化する。なお、このとき、チャンバ20内は包装袋内が脱気されるほどに負圧化されていない。制御装置50は、ステップ203において、真空弁42を閉止させてチャンバ20内を負圧状態に維持してステップ204に進める。
制御装置50は、ステップ204において、三方弁49を昇降シリンダ36側と真空ポンプ40側とを開放させる(外気側を閉止状態とする)。昇降シリンダ36の上部空間36bは真空ポンプ40によって負圧化され、支持軸35はばね部材38の付勢力に抗して上昇し、下側ブロック31は上昇する支持軸35によって上昇する。下側ブロック31は上昇する支持軸35によって上側ブロック32に押しつけられ、包装袋の開口周縁部は下側ブロック31と上側ブロック32とによって挟持される。制御装置50は、ステップ205において、ヒータ33に通電させて発熱させると、包装袋の開口周縁部は熱溶着によって閉じられて、包装袋が脱気されていない状態で密封される。
制御装置50は、ステップ206において、真空ポンプ40の作動を停止させるとともに第1外気導入弁44を開放し、ステップ207において、三方弁49の昇降シリンダ36側と外気側とを開放させる(真空ポンプ40側を閉止状態とする)。チャンバ20内は第1外気導入弁44から導入される外気によって負圧状態が解除され、チャンバカバー22は負圧吸引されずにガススプリング12の付勢力によって開放される。また、三方弁49の昇降シリンダ36側と外気側とを開放させたことで、昇降シリンダ36の上部空間36bに外気が導入されて負圧状態が解除され、支持軸35はばね部材38の付勢力によって下降し、下側ブロック31は上側ブロック32から離間し、包装袋の開口周縁部は下側及び上側ブロック31,32から挟持された状態が解除される。このようにして、包装袋は脱気されない状態で密封される。
上記のように構成した真空包装機10においては、制御装置50は、チャンバ20内を真空ポンプ40により所定圧力以下まで負圧化させ、チャンバ20内に収容した包装袋を脱気した後で包装袋の開口周縁部を加熱封止装置30によって封止して、包装袋を脱気した状態で密封する第1包装プログラムと、チャンバ20内を所定圧力以下まで負圧化させることなく、チャンバ20内に収容した包装袋を脱気せずに密封する第2包装プログラムを有した。第2包装プログラムを実行するときには、制御装置50は、下側ブロック31を上昇させて上側ブロック32に押し付けてもチャンバカバー22が開放されない負圧状態となるように真空ポンプ40によってチャンバ20内を脱気するように制御している。このように、脱気する必要のある包装袋を密封するときには、第1包装プログラムを実行させ、脱気する必要のない包装袋を密封するときに、第2包装プログラムを実行させることで、包装袋を脱気の有無に応じて適切に密封することができるようになった。特に、第2包装プログラムを実行するときに、チャンバ20内を無駄に所定圧力以下まで負圧化させないので、包装袋を密封する時間を短くすることができるだけでなく、消費電力を低減させることもできた。さらに、包装袋を脱気することなく密封するために、包装袋の開口周縁部を封止するための封止装置を真空包装機10とは別に用意する必要がなくなり、真空包装機10だけで包装袋を脱気した状態及び脱気しない状態で密封できるようになった。
(第2実施形態)
第2実施形態の真空包装機10は、ケーシング11の右側面の前端部(水平方向の他方の端部)に設けられたストッパ13がケーシングの左側面の前端部にも設けられている。具体的には、チャンバカバー22は後端部(水平方向の一方の端部)がケーシング11の後端部(水平方向の一方の端部)に水平軸線回りに回動可能に軸支され、ケーシング11の前端部(水平方向の他方の端部)には左右両側で(水平方向の一方と他方を結ぶ方向と水平方向で直交する直交方向の両側で)チャンバカバー22の前端部に係止してチャンバカバー22が開放されないように係止するストッパ13が設けられている。チャンバカバー22の前端部は左右両側でストッパ13が係止することによって開放されないようになっているので、下側ブロック31を上側ブロック32に押しつけてもチャンバカバー22を閉止させた状態を維持させることができる。このように、第2実施形態の真空包装機10は、第1実施形態の真空包装機10のようにチャンバ20内を真空ポンプ40によって負圧吸引することなく、チャンバカバー22を閉止させた状態を維持させることができるものである。なお、これ以外については第1実施形態の真空包装機10と同様の構成である。
次に、この第2実施形態の真空包装機10の第2包装プログラムについて説明する。第2実施形態の真空包装機10の第2包装プログラムを実行する前も、真空弁42、第2外気導入弁45が閉止状態となっており、三方弁49の昇降シリンダ36側と外気側とが開放されている(真空ポンプ40側を閉止状態となっている)。食材や調理物等の被包装物を包装袋内に入れ、包装袋の開口周縁部が下側ブロック31の上側に載るように包装袋をチャンバ20内に収容する。チャンバカバー22を閉止させた後で、左右両側のストッパ13をチャンバカバー22の上面に係止させて、チャンバカバー22を閉止させた状態を維持させる。操作パネル51を押動操作して第2包装プログラムを選択し、選択した第2包装プログラムの実行を待機させる。
図8に示したように、制御装置50は、ステップ301において、近接スイッチ14からオン信号が入力されたか否かを判定している。チャンバカバー22が閉じられて磁石15が近接スイッチ14に接近して、近接スイッチ14は制御装置50にオン信号を出力していので、制御装置50は、ステップ301にて「YES」と判断してステップ302に進める。制御装置50は、ステップ302において、三方弁49を昇降シリンダ36側と真空ポンプ40側とを開放させ(外気側を閉止状態とする)、真空ポンプ40を作動させる。昇降シリンダ36の上部空間36bは真空ポンプ40によって負圧化され、支持軸35はばね部材38の付勢力に抗して上昇し、下側ブロック31は上昇する支持軸35によって上昇する。下側ブロック31は上昇する支持軸35によって上側ブロック32に押しつけられ、包装袋の開口周縁部は下側ブロック31と上側ブロック32とによって挟持される。制御装置50は、ステップ303において、ヒータ33に通電させて発熱させると、包装袋の開口周縁部は熱溶着によって閉じられて、包装袋が脱気されていない状態で密封される。なお、真空弁42は閉止されているのて、チャンバ20内は脱気されない状態が維持される。
制御装置50は、ステップ304において、真空ポンプ40の作動を停止させ、ステップ305において、三方弁49の昇降シリンダ36側と外気側とを開放させる(真空ポンプ40側を閉止状態とする)。三方弁49の昇降シリンダ36側と外気側とを開放させたことで、昇降シリンダ36の上部空間36bに外気が導入されて負圧状態が解除され、支持軸35はばね部材38の付勢力によって下降し、下側ブロック31は上側ブロック32から離間し、包装袋の開口周縁部は下側及び上側ブロック31,32から挟持された状態が解除される。このようにして、包装袋は脱気されない状態で密封される。
この第2実施形態の真空包装機10でも、脱気する必要のある包装袋を密封するときには、第1包装プログラムを実行させ、脱気する必要のない包装袋を密封するときに、第2包装プログラムを実行させることで、包装袋を脱気の有無に応じて適切に密封することができるようになった。これによって、包装袋を脱気することなく密封するために、包装袋の開口周縁部を封止するための封止装置を真空包装機10とは別に用意する必要がなくなり、真空包装機10だけで包装袋を脱気した状態及び脱気しない状態で密封できるようになった。さらに、第1実施形態の真空包装機10のようにチャンバ20内を真空ポンプ40によって負圧吸引することなく、チャンバカバー22を閉止させた状態を維持させることができるので、チャンバ20内を負圧吸引するのに要する時間と電力を減らすことができた。
上記の実施形態の真空包装機10は、チャンバカバー22は水平方向の一方の端部として後端部がケーシング11の水平方向の一方の端部として後端部に水平軸線回りに回動可能に軸支されて、チャンバカバー22の水平方向の他方の端部として前端部を上下に回動させることによってチャンバベース21との間を開閉させるようにしたものであるが、これに限られるものでなく、チャンバカバー22は水平方向の一方の端部として前端部、左端部または右端部がケーシング11の水平方向の一方の端部として前端部、左端部または右端部に水平軸線回りに回動可能に軸支されて、チャンバカバー22の水平方向の他方の端部として後端部、右端部または左端部を上下に回動させることによってチャンバベース21との間を開閉させるようにしたものであってもよい。また、封止装置30はチャンバベース21の水平方向の他方の端部として前端部にて上下に移動可能に設けた下側ブロック31と、チャンバカバー22の下面の他方の端部として前端部に設けた上側ブロック32とを備え、下側ブロック31を上昇させて上側ブロック32に押しつけた状態で包装袋の開口周縁部を封止させるものであるが、これに限られるものでなく、封止装置30はチャンバベース21の水平方向の他方の端部として後端部、右端部または左端部にて上下に移動可能に設けた下側ブロック31と、チャンバカバー22の下面の他方の端部として後端部、右端部または左端部に設けた上側ブロック32とを備えるようにしたものであってもよい。
10…真空包装機、11…ケーシング、20…チャンバ、21…チャンバベース、22チャンバカバー、30…封止装置(加熱封止装置)、31…下側ブロック、32…上側ブロック、33…ヒータ、34…昇降機構、40…真空ポンプ、50…制御装置。

Claims (3)

  1. ケーシング内に設けられて、チャンバベースの上側をチャンバカバーにより開閉自在に塞ぐことで内部に包装袋を収容する密閉空間が形成されるチャンバと、
    前記チャンバ内に設けられて前記包装袋の開口周縁部を封止して前記包装袋を密封する封止装置と、
    前記ケーシング内に設けられて、前記チャンバ内の密閉空間を脱気して負圧化させる真空ポンプと、
    前記チャンバ内を前記真空ポンプにより所定圧力以下まで負圧化させ、前記チャンバ内に収容した前記包装袋を脱気した後で前記包装袋の開口周縁部を前記封止装置によって封止して、前記包装袋を脱気した状態で密封する第1包装プログラムを有した制御装置とを備えた真空包装機であって、
    前記制御装置は前記チャンバ内を所定圧力以下まで負圧化させることなく、前記チャンバ内に収容した前記包装袋を脱気せずに密封する第2包装プログラムを有したことを特徴とする真空包装機。
  2. 請求項1に記載の真空包装機において、
    前記チャンバカバーは水平方向の一方の端部が前記ケーシングの水平方向の一方の端部に水平軸線回りに回動可能に軸支されて、前記チャンバカバーの水平方向の他方の端部を上下に回動させることによって前記チャンバベースとの間を開閉させるようにしたものであり、
    前記封止装置は前記チャンバベースの水平方向の他方の端部にて上下に移動可能に設けた下側ブロックと、前記チャンバカバーの下面の前記他方の端部に設けた上側ブロックとを備え、前記下側ブロックを上昇させて前記上側ブロックに押しつけた状態で前記包装袋の開口周縁部を封止させるものであり、
    前記制御装置は、前記下側ブロックを上昇させて前記上側ブロックに押し付けても前記チャンバカバーが開放されない負圧状態となるように前記真空ポンプによって前記チャンバ内を脱気するように制御したことを特徴とする真空包装機。
  3. 請求項1に記載の真空包装機において、
    前記チャンバカバーは水平方向の一方の端部が前記ケーシングの水平方向の一方の端部に水平軸線回りに回動可能に軸支されて、前記チャンバカバーの水平方向の他方の端部を上下に回動させることによって前記チャンバベースとの間を開閉させるようにしたものであり、
    前記封止装置は前記チャンバベースの水平方向の他方の端部にて上下に移動可能に設けた下側ブロックと、前記チャンバカバーの下面の前記他方の端部に設けた上側ブロックとを備え、前記下側ブロックを上昇させて前記上側ブロックに押しつけた状態で前記包装袋の開口周縁部を封止させるものであり、
    前記ケーシングまたは前記チャンバベースの前記他方の端部には、前記チャンバカバーの他方の端部に係止して前記チャンバカバーが開放されないように係止するストッパを設けたことを特徴とする真空包装機。
JP2018247990A 2018-12-28 2018-12-28 真空包装機 Active JP7237579B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018247990A JP7237579B2 (ja) 2018-12-28 2018-12-28 真空包装機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018247990A JP7237579B2 (ja) 2018-12-28 2018-12-28 真空包装機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020104929A true JP2020104929A (ja) 2020-07-09
JP7237579B2 JP7237579B2 (ja) 2023-03-13

Family

ID=71448037

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018247990A Active JP7237579B2 (ja) 2018-12-28 2018-12-28 真空包装機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7237579B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05221422A (ja) * 1992-02-04 1993-08-31 Nippon Sanso Kk 袋の開口部の密封装置
JP2002019723A (ja) * 2000-07-10 2002-01-23 Tosei Denki Kk 真空包装機
JP2007106473A (ja) * 2005-10-14 2007-04-26 Yoshikawa Kogyo Co Ltd 包装装置
JP2016150758A (ja) * 2015-02-16 2016-08-22 ホシザキ電機株式会社 真空包装機

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05221422A (ja) * 1992-02-04 1993-08-31 Nippon Sanso Kk 袋の開口部の密封装置
JP2002019723A (ja) * 2000-07-10 2002-01-23 Tosei Denki Kk 真空包装機
JP2007106473A (ja) * 2005-10-14 2007-04-26 Yoshikawa Kogyo Co Ltd 包装装置
JP2016150758A (ja) * 2015-02-16 2016-08-22 ホシザキ電機株式会社 真空包装機

Also Published As

Publication number Publication date
JP7237579B2 (ja) 2023-03-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10988271B2 (en) Vacuum packaging method and vacuum packaging apparatus
JP2013203402A5 (ja)
JP6498955B2 (ja) 真空包装機
JP7237579B2 (ja) 真空包装機
JP6339773B2 (ja) 真空包装機
JP6442319B2 (ja) 真空包装機
JP2018184177A (ja) 包装袋の皺発生防止治具
JP2835475B2 (ja) 真空包装袋整形装置
JP7175089B2 (ja) 真空包装装置および真空包装機の運転方法
JP7356294B2 (ja) 真空包装機
JP6532243B2 (ja) 真空包装機
JP2023068699A (ja) 封止装置
JP2015013666A (ja) 真空包装機
JP2021017287A (ja) 真空包装機
JP7321918B2 (ja) 真空包装機
JP2001163367A (ja) 真空包装装置及びその真空包装方法
JP2015187014A (ja) 真空包装装置、および、真空包装方法
JP2022075380A (ja) 真空包装機
JP7441717B2 (ja) 真空包装機
JP6514907B2 (ja) 真空包装機
JP2024017448A (ja) 包装機
JP7222877B2 (ja) 真空包装機
JP2022075376A (ja) 真空包装機
JP2022006387A (ja) 真空包装機
JP6452436B2 (ja) 真空包装機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210927

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220916

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220927

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221114

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230214

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230301

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7237579

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150